JP5532191B1 - アンテナ装置および通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

アンテナ装置(101)は、互いに対向する第1導体面(11)および第2導体面(12)を備えている。第1導体面(11)と第2導体面(12)とは第1接続導体(21)、第2接続導体(22)およびチップコンデンサ(5)を介して接続されている。第1導体面(11)と第2導体面(12)との間には給電コイル(30)が配置されている。給電コイル(30)は、磁性体コア(30b)とコイル導体(30a)とで構成されていて、コイル導体(30a)は磁性体コア(30b)の周囲を巻回するようなパターンに形成されている。この給電コイル(30)は第1接続導体(21)寄りの位置に配置されて、第1接続導体(21)と磁界結合する。

Description

本発明はHF帯やUHF帯の通信システムに用いられるアンテナ装置および通信端末装置に関する。
携帯電話端末に実装されている近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)などの13.56MHz帯RFIDにおいて、一般的に、RFID用ICチップや整合素子は主にプリント配線板に実装され、アンテナは端末筺体の内側に貼り付けられ、そしてRFID用ICチップとアンテナとはスプリングピンなどを介して電気的に(直流的に)接続される。
一方、最近の携帯電話端末などの無線通信端末は薄型化が進められており、薄型化による強度不足を補うために端末筐体にマグネシウムメッキ加工を施すなど「金属化」する場合が増えてきている。
しかし端末筐体を「金属化」した場合、端末に内蔵するアンテナ周囲の電磁界が金属によって遮蔽されるため、相手側アンテナとの通信ができなくなる、という問題が生じる。
そこで、特許文献1に示されているように、アンテナコイルよりも広い面積の金属板をアンテナコイルに近接(磁界結合)させて、金属板を放射体として利用する構造のアンテナ装置が提案されている。
特開2011−97657号公報
特許文献1に示されているアンテナ構造を採ることによって、アンテナが金属で覆われているにもかかわらず相手側アンテナとの通信が可能となる。ところが、金属板にスリットや開口部を設けることに伴い、機械的強度の低下を考慮する必要があり、製造上の工数が増加する。また、特に金属筐体にスリットや開口を設ける場合、筐体の意匠に制約が生じる。さらには、スリットや開口部付近を回路のグランドに接続することができないので、金属板が部分的に電位変動することもあり、そのことで金属板による電界遮蔽効果が低下するという問題が生じたり、第1導体面および第2導体面が他の高周波回路と干渉するといった懸念も生じたりする。
本発明の目的は、金属板にスリットや開口を設けることなく、金属板(導体面)を放射素子として利用できるようにすることにより、機械的強度の低下の問題、意匠上の制約の問題、電界遮蔽効果の低下の問題を回避し、さらには必要に応じて他の高周波回路との干渉の問題等を抑制できるようにしたアンテナ装置およびそれを備えた通信端末装置を提供することにある。
(1)本発明のアンテナ装置は、
複数の導電性部材を備える電子機器に組み込まれるアンテナ装置であって、
前記複数の導電性部材を接続する接続導体と、前記複数の導電性部材および前記接続導体とともにループ状の電流経路を構成し、且つ前記複数の導電性部材および前記接続導体によるインダクタンスとともに共振回路を構成するキャパシタと、
前記接続導体に対して電磁界結合する給電コイルと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、給電コイルは接続導体に結合して、導電性部材と導電性部材との間が開口として作用するので、導体面にスリットや開口を設けることなく、導電性部材を放射素子として利用できる。また、共振動作により、導電性部材による放射素子と給電コイルとの電力伝送効率が高まる。
(2)前記共振回路の共振周波数は通信信号のキャリア周波数帯内またはキャリア周波数帯近傍であることが好ましい。この構成により、導電性部材による放射素子の放射効率が高まる。
(3)前記複数の導電性部材のうち少なくとも1つは、前記電子機器の筐体の導体部であることが好ましい。この構成により、筺体の導体部を放射素子の一部として兼用できる。
(4)前記複数の導電性部材のうち少なくとも1つは、回路基板に形成されたグランド導体であることが好ましい。この構成により、回路基板のグランド導体を放射素子の一部として兼用できる。
(5)前記複数の導電性部材は、面方向に配置されていることが好ましい。この構成により、ループ状の電流経路を大きく確保でき、放射効率が向上する。
(6)前記複数の導電性部材のうち少なくとも1つは、前記電子機器の筐体内に配置された金属部材(電池パック、液晶パネル等)であることが好ましい。この構成により、放射素子専用の金属部材を設けることなく、アンテナ装置を構成できる。
(7)前記複数の導電性部材は、回路基板に形成されたグランド導体と前記電子機器の筐体の導体部とを含み、前記接続導体は、前記グランド導体と前記筐体の導体部とを接続するグランド接続ピンであることが好ましい。この構成により、グランド接続ピンを接続導体として兼用できる。
(8)前記複数の導電性部材は互いに対向する第1導体面および第2導体面であり、前記接続導体は、前記第1導体面と前記第2導体面とを直接接続する第1接続導体と、前記第1導体面と前記第2導体面とを前記キャパシタを介して接続する第2接続導体とを備えることが好ましい。
(9)前記面方向に配置された複数の導電性部材それぞれは回路基板であり、前記接続導体は、前記回路基板と回路基板とを接続するケーブルであることが好ましい。
(10)前記キャパシタは回路基板に実装されたチップコンデンサであり、且つ前記チップコンデンサは、前記接続導体を兼ねることが好ましい。
(11)前記給電コイルは回路基板に実装されていることが好ましい。これにより、給電コイルの配置が容易となる。
(12)前記給電コイルは、インダクタを形成する導体が形成された複数の絶縁体層と、前記キャパシタを形成する導体が形成された複数の絶縁体層とが積層された積層構造体でであってもよい。この構成では、容量素子を必要としないため、アンテナサイズを大きくすることなく容量を内蔵することができ、回路基板上の省スペース化が可能である。
(13)前記給電コイルと前記接続導体の少なくとも一部とは単一の部品として一体化されていてもよい。この構成では、導電性部材との位置関係を考慮せずに給電コイルを配置できるため、設計自由度が向上する。
(14)前記接続導体は前記給電コイルと磁界結合するコイル状に形成されていることが好ましい。
(15)前記単一の部品にさらに前記キャパシタが一体化されていることが好ましい。
(16)前記単一の部品に、前記給電コイルに接続されるRFICが一体化されていることが好ましい。
(17)通信信号のキャリア周波数はHF帯の周波数であり、前記キャパシタはUHF帯以上の周波数で誘導性を有する素子であることが好ましい。このことにより、UHF帯のアンテナが同じ筐体内に配置されているときに、そのUHF帯のアンテナによる基板電流が給電コイルに影響を受け難くなって、所定のアンテナ特性が得られる。
(18)本発明の通信端末装置は、アンテナ装置と、このアンテナ装置に接続された給電回路とを備え、
複数の導電性部材と、これら複数の導電性部材を接続する接続導体とを備え、
前記アンテナ装置は、前記複数の導電性部材および前記接続導体とともにループ状の電流経路を構成し、且つ前記複数の導電性部材および前記接続導体によるインダクタンスとともに共振回路を構成するキャパシタと、前記接続導体に対して磁界結合する給電コイルと、を備えて構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、導電性部材の導体面にスリットや開口を設けることなく、導電性部材を放射素子として利用できるので、機械的強度の低下の問題、意匠上の制約の問題、電界遮蔽効果の低下の問題を回避できる。
図1(A)は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の斜視図、図1(B)はアンテナ装置101の側面図である。 図2は給電回路を含めて表したアンテナ装置101の等価回路図である。 図3は第2の実施形態に係るアンテナ装置102の斜視図である。 図4(A)は第3の実施形態に係るアンテナ装置103の斜視図、図4(B)は図4(A)におけるA−A断面図である。 図5(A)は第4の実施形態に係るアンテナ装置104Aの斜視図、図5(B)は第4の実施形態に係る別のアンテナ装置104Bの斜視図である。 図6は第5の実施形態に係るアンテナ装置105の斜視図である。 図7(A)は第6の実施形態に係るアンテナ装置106の斜視図、図7(B)は図7(A)におけるA部分の拡大斜視図である。 図8は第6の実施形態に係る、給電コイル接続導体一体化モジュール40の分解斜視図である。 図9は給電コイル接続導体一体化モジュール40の分解断面図である。 図10は、給電コイル接続導体一体化モジュール40を実装する回路基板の一部を示す図である。 図11は、第7の実施形態に係る給電コイル接続導体一体化モジュール41の分解斜視図である。 図12は、第9の実施形態に係る給電コイルのイメージ図である。 図13はモジュール41の分解断面図である。 図14は、第8の実施形態に係る接続導体一体化モジュール42の分解斜視図である。 図15は、モジュール42の分解断面図である。 図16(A)はモジュール42が実装されたアンテナ装置108の斜視図、図16(B)はモジュール42の実装部の平面図である。 図17(A)は第9の実施形態に係るアンテナ装置の、第1接続導体21に対する結合部の構成を示す図である。図17(B)は給電コイル31の分解斜視図である。 図18は第9の実施形態に係るアンテナ装置109の斜視図である。 図19(A)は第10の実施形態に係るアンテナ装置の第1接続導体および給電コイル部の構成を示す図である。図19(B)は給電コイル接続導体一体化モジュール43の分解斜視図である。 図20は第10の実施形態に係るアンテナ装置110の斜視図である。 図21は、第11の実施形態に係るアンテナ装置111の斜視図である。 図22は、第12の実施形態の別の例に係るアンテナ装置112の斜視図である。 図23は、第13の実施形態に係るアンテナ装置に用いる給電コイル・キャパシタ一体化モジュールの分解斜視図である。 図24(A)は本実施形態に係るアンテナ装置113の斜視図、図24(B)はその給電部の斜視図である。 図25はモジュール50の実装部の平面図である。 図26は、モジュール50とそれに接続される回路の構成を示す図である。 図27は、第14の実施形態に係るアンテナ装置に用いられる、給電コイル・キャパシタ・接続導体一体化モジュール54の分解斜視図である。 図28は第15の実施形態に係る通信端末装置の筐体内部の構造を示す平面図である。 図29は第16の実施形態に係る通信端末装置の筐体内部の構造を示す平面図である。 図30(A)は、図29に示したねじ88およびピン89を通る部分の(上部筐体91の短辺方向における)断面図である。図30(B)は、図29に示した上部筐体91の長辺方向における断面図である。 図31は、2つの筐体91,92を組み合わせた状態での断面図である。 図32は、本実施形態に係る通信端末装置に構成されるアンテナ装置の、給電回路を含めて表した等価回路図である。 図33は第17の実施形態に係る通信端末装置の筐体内部の構造を示す平面図である。 図34は第18の実施形態に係る通信端末装置の筐体内部の構造を示す平面図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。
以降に示す各実施形態のアンテナ装置は、スマートフォンやタブレット端末に代表される通信端末に設けられたHF帯(13.56MHz帯等)高周波信号を送受するためのアンテナ装置である。
《第1の実施形態》
図1(A)は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の斜視図、図1(B)はアンテナ装置101の側面図である。このアンテナ装置101は例えば13.56MHz等のHF帯で用い、通信相手のアンテナと近接型または近傍型で磁界結合するアンテナである。
アンテナ装置101は、互いに対向する第1導体面11および第2導体面12を備えている。これら互いに対向する第1導体面11および第2導体面12は通信端末が本来持っている導電性部材であって、HF帯通信システム用のアンテナとして用意されたものでは無い。また、アンテナ装置101は、第1接続導体21および第2接続導体22を備えている。第1導体面11と第2導体面12との間には給電コイル30が配置されている。この給電コイル30は第1接続導体21寄りの位置に配置されている。給電コイル30は、磁性体コア30bとコイル導体30aとで構成されていて、コイル導体30aは磁性体コア30bの周囲を巻回するようなパターンに形成されている。
第1導体面11は例えば回路基板のグランド導体パターンであり、例えば銅にて構成されている。第2導体面12は例えば筐体の金属部分であり、例えばアルミニウムやマグネシウム、カーボン等にて構成されている。このように、本発明に係る「複数の導電性部材」は通信端末が本来持っている導電性部材である。第1接続導体21はピン端子であり、第1導体面11と第2導体面12を電気的に直接接続する。第2接続導体22はランド22Lに実装されていて、第2導体面12とランド22Lとは第2接続導体22で接続される。ピン端子は、銅等をコア材とし、これに金メッキ等を施したものである。ランド22Lと第1導体面11との間にはチップコンデンサ5が実装されている。この構造により、第1導体面11と第2導体面12はチップコンデンサ5を介して接続される。つまり2つの導電性部材、2つの接続導体、およびチップコンデンサでループ状の電流経路が構成される。この電流経路が、本発明に係る「ループ状の電流経路」に相当する。
図1(A)において、上記ループ状の電極経路のうち、第2接続導体22付近は開放端になるので電圧最大、第1接続導体11は逆に電流最大になる。すなわち、1/2波長のアンテナとして作用する。図1(A)において電流iは、開放端の一方から開放端の他方まで、第1導体面11および第2導体面12を流れる電流を表している。図1(A)において磁束φ1は給電コイル30を通って第1接続導体21と鎖交する磁束を示す。このように給電コイル30と第1接続導体21とが磁界結合することにより、第1接続導体21に電流が誘導される。上記ループ状の電極経路のうち、電流最大となる第1接続導体21付近に給電コイル30を近接させることによって効率的に誘導電流が流れる。そのため、給電コイル30は第1接続導体21付近に配置することが好ましい。
第2接続導体22に接続されるチップコンデンサ5によるキャパシタンスと第1導体面11、第1接続導体21、第2接続導体22、および第2導体面12のインダクタンス成分とでLC共振回路が構成されている。このLC共振回路の共振周波数は通信信号のキャリア周波数に相当する。つまり、通信信号のキャリア周波数帯内またはキャリア周波数帯近傍で共振するように、第2接続導体22が接続されるチップコンデンサ5のキャパシタンスが定められている。
図1(B)に表れているように、第1導体面11および第2導体面12に電流が流れることにより、第1導体面11と第2導体面12との開口部に磁束φ2が出入りする。第1導体面11および第2導体面12に流れる電流の経路は第2接続導体22の位置によって固定されるため、第1導体面11および第2導体面12の特に端縁付近に集中する電流を流すことができ、これにより強い磁界を発生させることができる。
このように、第1導体面11および第2導体面12の特に端縁付近に電流が流れることにより、第1導体面11と第2導体面12との開口部が放射部として作用する。したがって、アンテナ装置101は図1(A)中の矢印A方向に指向する。
図2は給電回路を含めて表したアンテナ装置101の等価回路図である。図2においてインダクタL1は給電コイル30に相当し、キャパシタC1は給電コイル30およびRFIC60により生じる容量に相当する。このL1およびC1で給電コイル側の共振回路が構成されている。インダクタL2は第1導体面11、第1接続導体21および第2導体面12のインダクタンスに相当し、キャパシタC2は第2接続導体22に接続される容量に相当する。このL2およびC2で放射素子側の共振回路が構成されている。この2つの共振回路の共振周波数を通信周波数(キャリア周波数)の周波数帯域に合わせることにより、給電側共振回路と放射素子側共振回路との結合度を高め、且つ放射効率を高めることができる。
また、金属筺体にスリットや開口部を設けるとともに、その付近のグランド接続を避ける、といった必要はないので、金属筺体(導電性部材の導体面)に部分的な電位変動が生じることがなく、そのことで導電性部材による電界遮蔽効果が低下するという問題が生じない。
このようにして、給電コイル30の上下面が金属で覆われていても良好な通信特性を得ることができる。
第2接続導体22の容量値はHF帯では所定容量のキャパシタとして作用する。この容量値としては特に限定するものではないが、所定値以上の容量を有する場合には、例えばUHF帯等、このアンテナ装置101の使用周波数より高域で誘導性を示す。そのため、例えばUHF帯において第2接続導体22の接続部は第1接続導体21と同程度の低インピーダンスとなる。このことによって、UHF帯のアンテナが近傍に配置されている場合でも、そのUHF帯のアンテナから見ると、第1接続導体21および第2接続導体22がそれぞれショートピン(グランド接続ピン)として作用し、第1導体面11と第2導体面12とが、第1接続導体21と第2接続導体22とで接続された状態となる。そのため、UHF帯のアンテナにとって、第1導体面11および第2導体面12の全体が電位の安定したグランドとして作用する。すなわち、第2接続導体22が直流的に分離されていることからUHF帯アンテナ特性に対して悪影響を与えることは無い。
なお、図1(A)に示した例では、ピン端子を第1接続導体21として用いたが、幅の狭い金属板などを用い、第1導体面11と第2導体面12とをある程度線状に広がった部分で短絡するようにしてもよい
また、図1(A)、図1(B)に示した例では、第1導体面11と第2導体面12との間に生じる浮遊容量を利用してもよい。
《第2の実施形態》
図3は第2の実施形態に係るアンテナ装置102の斜視図である。第1の実施形態で図1に示したアンテナ装置101と異なるのは、第1接続導体21に対する給電コイル30の位置関係である。図1に示した例では、第2導体面12の一辺と第1導体面11との間に構成される開口面に対してコイル巻回軸が垂直になるように給電コイル30を配置したが、図3のアンテナ装置102では、第2導体面12の一辺と第1導体面11との間に構成される開口面に対してコイル巻回軸が平行になるように給電コイル30を配置している。但し、給電コイル30が第1接続導体21に対して磁界結合する点は第1の実施形態の場合と同じである。図3において磁束φ1は給電コイル30を通って第1接続導体21と鎖交する磁束を示す。このような配置によっても、給電コイル30と第1接続導体21とを磁界結合させることができる。その他の作用については第1の実施形態と同様である。
このように、給電コイル30は第1接続導体21と結合するように配置されていればよく、給電コイル30のコイル巻回軸の向きは図1(A)や図3にも限らない。
《第3の実施形態》
図4(A)は第3の実施形態に係るアンテナ装置103の斜視図、図4(B)は図4(A)におけるA−A断面図である。アンテナ装置103は、互いに対向する第1導体面11および第2導体面12を備えている。第1導体面11と第2導体面12とは第1接続導体21で接続されている。第1導体面11と第2導体面12との間には給電コイル30が配置されている。第1導体面11は例えば回路基板のグランド導体パターンである。第2導体面12は例えば筐体の金属部分である。第2導体面12は例えば筐体の平面部から両側面部に広がった範囲に形成された金属部である。この例では、第2導体面12の端辺と第2導体面12との間に構成される開口面より少し奥まった位置に第1接続導体21が配置されている。第2導体面12の両側面部と第1導体面11との間には浮遊容量22Csが生じる。
図4に示した構造でも、給電コイル30は第1接続導体21と結合し、第1導体面11および第2導体面12に電流iが誘導される。そして、第2導体面12の端辺と第1導体面11との間に構成される開口面が放射面として作用し、アンテナ装置103は矢印A方向を指向する。
このように第1導体面11および第2導体面12は単純な平面である必要はなく、互いに対向する面を備えていればよい。
《第4の実施形態》
図5(A)は第4の実施形態に係るアンテナ装置104Aの斜視図、図5(B)は第4の実施形態に係る別のアンテナ装置104Bの斜視図である。
図5(A)において、第1接続導体21は第2導体面12の角部から第1導体面11の長手方向にずれた位置に配置されている。給電コイル30は第1接続導体21の近傍に配置されている。その他の構成は図1(A)に示したものと同様である。
アンテナ装置104Aは、第1接続導体21および第2接続導体22を対向する2辺、第1導体面11および第2導体面12の一部を残る2辺とする等価的な矩形の開口を構成する。この開口に沿って電流iが流れる。したがって、このアンテナ装置104Aは、上記開口が放射面として作用し、矢印A方向を指向する。
同様に第2接続導体22の位置を変えることによっても上記等価的な開口を変えることができる。このように第1接続導体21および第2接続導体22の位置によって指向性を定めることができる。
図5(B)において、第1接続導体21は第2導体面12の角部から第1導体面11の短手方向にずれた位置に配置されている。給電コイル30は第1接続導体21の近傍に配置されている。第2導体面12の角はピン端子23で第1導体面11に接続されている。その他の構成は図1(A)に示したものと同様である。
このように第1接続導体21および第2接続導体22で挟まれる(第1接続導体21および第2接続導体22を2辺とする)開口部が第1導体面11および第2導体面12の対向領域の角寄りに配置されることで、この角方向へ傾く矢印A方向を指向する。なお、図5(B)の構成を用いることによって、給電コイル30は必ずしも第1導体部の端部付近に実装する必要がないため、給電コイルを実装する位置の自由度が向上する。
《第5の実施形態》
図6は第5の実施形態に係るアンテナ装置105の斜視図である。この例では、給電コイル30が、コイル巻回軸が第1導体面11に対し直交するように配置されている点で、図1に示したアンテナ装置101と異なる。図6において磁束φ1は給電コイル30を通って第1接続導体21と鎖交する磁束を示す。このように給電コイル30と第1接続導体21とが磁界結合することにより、第1接続導体21に電流が誘導され、第1導体面11および第2導体面12に電流iが流れる。その他の作用については第1の実施形態と同様である。
図6に示す例では、第1導体面11の端部近傍に切欠き11Cを設けて、給電コイル30のコイル開口部の少なくとも一部が、その切欠き11Cと重なるように給電コイル30が配置されているので、磁束φ1が切欠き11Cを通るため(第1導体面11に妨げられ難くなるため)、第1接続導体21とより鎖交しやすい。
なお、本実施形態において、第1導体面11側から見たとき、給電コイル30のコイル開口部の少なくとも一部が第1導体面11の縁から飛び出た位置に給電コイル30を配置してもよい。この構造でも、磁束φ1が第1導体面11に妨げられ難くなるため、第1接続導体21とより鎖交しやすくなる。
また、給電コイル30をより第1接続導体21に近接させてもよい。給電コイル30を第1接続導体21に近づけるほど、磁界結合を強くすることができる。また、給電コイル30の下部付近には、コイルを巻回しないコイル非巻回部を設けた構造としてもよい。この場合、磁束φ1はコイル非巻回部を通るため、第1導体面11に妨げられることなく、第1接続導体21とより鎖交しやすくなる。また、コイル非巻回部を設けることで、上述した第1導体面11に切欠きを設けるなどといった、給電コイル30の実装の制約を軽減させることが出来る。特にコイル非巻回部を磁性体層で形成した場合、磁束は通りやすくなるため、非巻回部を小さくすることができる。
《第6の実施形態》
第6の実施形態では、給電コイル内に、第1接続導体21と磁界結合する結合部を備えている。これにより、第1接続導体21に対する位置を考慮することなく給電コイルの配置が可能となる。
図7(A)は第6の実施形態に係るアンテナ装置106の斜視図、図7(B)は図7(A)におけるA部分の拡大斜視図である。
図8は第6の実施形態に係る、給電コイル接続導体一体化モジュール40の分解斜視図である。モジュール40は、複数の磁性体層の積層体で構成されている。図8では、モジュール40が有する複数の磁性体層の一部を図示している。磁性体層311,312,313,314,315には、コイルパターンの一部であるコイル用導体パターン311a,312a,313a,314a,315aがそれぞれ形成されている。
コイル用導体パターン311a,312a,313a,314a,315aは、それぞれループ状であって、ビア導体により導通されて、一つのコイルを形成している。また、磁性体層313には、直線状の結合用導体パターン313bが形成されている。結合用導体パターン313bは、コイル用導体パターン313aの近傍に形成されている。
磁性体層311の下方には、入出力端子310a,310b,310c,310dが形成された非磁性体層310が積層されている。入出力端子310a,310bにはビア導体を介して結合用導体パターン313bが接続されている。入出力端子310cには、コイル用導体パターン311aの一端が接続され、入出力端子310dには、コイル用導体パターン315aの一端が接続されている。すなわち、入出力端子310c,310dは、コイル用導体パターン311a〜315aにより形成されるコイルの入出力端子である。なお磁性体層311,312,313,314,315は必ずしも磁性体である必要はなく、誘電体層であってもよいし、磁性体層と誘電体層とが交互に積層されるような形であってもよい。必要に応じて適宜設計すればよい(以下の実施形態でも同様である)。
図9は給電コイル接続導体一体化モジュール40の分解断面図である。図9に示す磁束φ3は、コイル用導体パターン311a〜315aにより形成されたコイルに電流が流れることで発生する磁束を示す。この磁束φ3により、結合用導体パターン313bに電流が誘導される。これにより、モジュール40内で、コイルと結合用導体パターン313bとが磁界結合する。上述のように、結合用導体パターン313bは第1接続導体21と導通しているため、結果として、モジュール40内の給電コイルと第1接続導体21とが磁界結合する。
図10は、給電コイル接続導体一体化モジュール40を実装する回路基板の一部を示す図である。回路基板には、例えばグランド導体パターンである第1導体面11が形成されている。また、回路基板には、第1導体面11とは非導通なランド21L1,21L2,21L3が形成されている。モジュール40は、入出力端子310aがランド21L1に接続され、入出力端子310bが第1導体面11に接続され、入出力端子310cがランド21L3に接続され、入出力端子310dがランド21L2に接続されるよう実装される。
ランド21L1には、第1接続導体21が接続される。ランド21L2,21L3には、RFIC60が接続される。
このように給電コイル接続導体一体化モジュール40を回路基板に実装することで、モジュール40の結合用導体パターン313b(図8参照)はランド21L1を通じて第1接続導体21と導通する。換言すれば、第1接続導体21は、一方が第2導体面12と直接導通し、他方がランド21L1および結合用導体パターン313bを介して、第1導体面11と導通する。
このように、給電コイルの磁束φ1が第1接続導体21と鎖交するように給電コイルを配置する必要がある上述の実施形態と比べて、本実施形態では、給電コイル接続導体一体化モジュール40の配置の自由度が向上する。また、給電コイルと結合用導体パターンとをモジュール化しているため、モジュール40内の給電コイルと第1接続導体21とをより確実に磁界結合させることができ、アンテナ特性を安定させることができる。
《第7の実施形態》
第7の実施形態では、第6の実施形態とは別の給電コイル接続導体一体化モジュール41の構成について示す。
図11は、第7の実施形態に係る給電コイル接続導体一体化モジュール41の分解斜視図である。図12は、第9の実施形態に係る給電コイルのイメージ図である。モジュール41は、コイル用導体パターン321aが形成された磁性体層321と、結合用導体パターン322aが形成された磁性体層322とが交互に積層された積層構造体である。
各磁性体層321に形成されたコイル用導体パターン321aはビア導体により導通し、一つのコイルL3を構成している。また、各磁性体層322に形成された結合用導体パターン322aも同様に、一つのコイルL4を構成している。このコイルL3,L4は、図12に示すように、同軸上に巻回された構成となる。
モジュール41の最下層には、入出力端子331a,331b,331c,331dが形成された非磁性体層331が積層されている。入出力端子331a,331bには、コイルL4の各端子が接続される。入出力端子331c,331dには、コイルL3の各端子が接続される。すなわち、入出力端子331a,331bはコイルL4の入出力端子、入出力端子331c,331dはコイルL3の入出力端子である。
図13はモジュール41の分解断面図である。図13に示す磁束φ4は、コイルL3に電流が流れることで発生する磁束を示す。この磁束φ4により、コイルL4に電流が誘導される。これにより、モジュール41内で、コイルL3とコイルL4とが磁界結合する。
図10に示した回路基板に対し、モジュール41を実装した際、モジュール41は、入出力端子331aがランド21L1に接続され、入出力端子331bが第1導体面11に接続され、入出力端子331cがランド21L3に接続され、入出力端子331dがランド21L2に接続されるよう実装される。これにより、モジュール41のコイルL4と第1接続導体21との直列回路が、第1導体面11および第2導体面12の間に接続された構成となる。
なお、図11の例では、給電コイル用導体パターンと結合用導体パターンは交互に配置されているが、必ずしも交互に配置される必要はない。また、層の材料についても上記構造に限定されない。両導体パターンの結合量やその他の要因に応じて適宜設計すればよい。
《第8の実施形態》
第8の実施形態では、第6および第7の実施形態に係る接続導体一体化モジュールの別の例を示す。第6および第7の実施形態では、給電コイルのコイル巻回軸が積層方向となっているのに対し、第8の実施形態では、コイル巻回軸が積層方向に直交する点で相違する。
図14は、第8の実施形態に係る接続導体一体化モジュールの分解斜視図である。接続導体一体化モジュール42は、コイルパターンの一部であるコイル用導体パターン341aが形成された非磁性体層341と、複数の磁性体層343と、コイルパターンの一部であるコイル用導体パターン342aが形成された磁性体層342とを有し、複数の磁性体層343が非磁性体層341と磁性体層342に挟まれた積層構造となっている。複数の磁性体層343の側面には、図示しないが、非磁性体層341、磁性体層342のコイル用導体パターン341a,342aを接続する側面ビア導体が形成されている。
コイル用導体パターン341a,342aは、コイル巻回軸が積層方向に直交する方向となるよう、非磁性体層341、磁性体層342に形成されている。
非磁性体層341の下面には、結合用電極パターン344aが形成された非磁性体層344が積層されている。結合用電極パターン344aは、矩形状であって、その長手方向が、コイル用導体パターン341a,342aにより形成されるコイルのコイル巻回軸と直交している。
非磁性体層344の下面には、入出力端子345a,345b,345c,345dが形成された非磁性体層345がさらに積層されている。入出力端子345a,345dには、コイル用導体パターン341a,342aにより形成されるコイルの各端子が接続される。すなわち、入出力端子345a,345dはコイルの入出力端子である。
図15は、モジュール42の分解断面図である。図15に示す磁束φ5は、コイル用導体パターン341a,342aにより形成されるコイルに電流が流れることで発生する磁束を示す。この磁束φ5により、結合用電極パターン344aに電流が誘導される。これにより、モジュール42内で、コイル用導体パターン341a,342aにより形成されるコイルと結合用電極パターン344aとが磁界結合する。そして、第6および第7の実施形態で説明したように、結合用電極パターン344aが第1接続導体21と導通するようモジュール42を実装すると、モジュール42と第1接続導体21とが磁界結合する。
図16(A)は上記モジュール42が実装されたアンテナ装置108の斜視図、図16(B)はモジュール42の実装部の平面図である。モジュール42の入出力端子345a,345dは、RFIC60およびキャパシタC1が接続されているランドに接続される。入出力端子345bは第1導体面11に接続され、入出力端子345cは第1接続導体21が実装されるランドに接続される。
なお、図14においては、複数の磁性体層343として2つの磁性体層が配置されている。この2つの磁性体層のうち上側の磁性体層(コイル用導体パターン341aの直上に配置される磁性体層以外の磁性体層)は、非磁性体層によって置換されてもよい。
また、非磁性体層344が磁性体層によって置換されてもよい。この場合には、給電コイル30と結合用電極パターン344aとを、より強く磁界結合させることができる。また、非磁性体層344を磁性体層によって置換することにより、インダクタンス値を大きくすることができる。
さらに、非磁性体層341,344が磁性体層によって置換されてもよいし、磁性体層342,343が非磁性体層によって置換されてもよい。これらの層の磁性・非磁性は、目的に応じて適宜選択される。
《第9の実施形態》
図17(A)は第9の実施形態に係るアンテナ装置の、第1接続導体21に対する結合部の構成を示す図である。図17(B)は給電コイル31の分解斜視図である。
本実施形態では、給電コイル31は、第1導体面11と第2導体面12とを接続する第1接続導体21の周囲に巻回されたコイルを有している。このコイルに電流が流れることで磁束が生じ、それにより、第1接続導体21に電流が誘導される。これにより、給電コイル31と第1接続導体21とは磁界結合する。
図17(B)に表れているように、給電コイル31は、複数の磁性体層340〜345にコイル用導体パターン340a〜345aが形成されている。層間はビア導体により接続されている。磁性体層340の下面には入出力端子が形成されている(図17(B)においては分離して表している。)。
図18は第9の実施形態に係るアンテナ装置109の斜視図である。上記給電コイル31は、第1接続導体21が給電コイル31に挿通されるように配置されている。第2接続導体22部分の構成は第1の実施形態で示したものと同じである。
《第10の実施形態》
図19(A)は第10の実施形態に係るアンテナ装置の第1接続導体および給電コイル部の構成を示す図である。図19(B)は給電コイル接続導体一体化モジュール43の分解斜視図である。
本実施形態では、給電コイル接続導体一体化モジュール43は、コイルL6と結合用電極345bとが一体化されている。モジュール43の上部に、ピン端子である第1接続導体21が配置される。その状態で、結合用電極345bは第1接続導体21と接続される。
図19(B)に表れているように、モジュール43は、複数の磁性体層340〜345にコイル用導体パターン340a〜344aおよびピン端子実装電極345mが形成されている。層間はビア導体により接続されている。磁性体層340の下面には入出力端子が形成されている(図19(B)においては分離して表している。)。ピン端子21は電極345mに接続される。
図20は第10の実施形態に係るアンテナ装置110の斜視図である。上記モジュール43は、第1接続導体21と結合用電極345bとの直列回路が第1導体面11と第2導体面12との間に接続されるように配置されている。第2接続導体22部分の構成は第1の実施形態で示したものと同じである。
なお、図19(B)のコイル用導体パターン344aとピン端子実装電極345mとの間を磁気シールドするために磁性体層344と345との間にさらに磁性体層を介在させてもよい。このことで、コイル用導体パターン340a〜344aによる磁束を遮蔽して、ピン端子実装電極345mに渦電流が誘導されるのを抑制できる。
《第11の実施形態》
図21は、第11の実施形態に係るアンテナ装置111の斜視図である。この例では、第1導体面11は一部に切欠きパターンを有し、その部分に、第1導体面11とは非導通のランド21Lが設けられている。第1接続導体21は、第1端が第2導体面12に接続し、第2端がランド21Lに接続している。第1導体面11とランド1121Lとは、チップコンデンサ5により接続されている。すなわち、第1導体面11と第2導体面12とは、第1接続導体21、ランド21Lおよびチップコンデンサ5を介して導通している。
図21のアンテナ装置111では、第2導体面12の一辺と第1導体面11との間に構成される開口面に対してコイル巻回軸が平行になるように給電コイル30を配置している。
また、第2導体面12は、3箇所で第3接続導体24により第1導体面11にそれぞれ接地されている。第3接続導体24は、第1接続導体21が設けられた角部を除く、第2導体面12の各角部近傍に接続されている。
図1に示した例では、第1接続導体21および第2導体面12のインダクタンス成分と、第2接続導体22のキャパシタとでLC共振回路が構成されている。これに対し、第11の実施形態では、第1接続導体21側にチップコンデンサ5を設けて、LC共振回路が構成されている。このように、チップコンデンサ5および給電コイル30などの部品を一か所に集めることで、部品が散在することを防止でき、省スペース化を実現できる。
《第12の実施形態》
図22は、第12の実施形態の別の例に係るアンテナ装置112の斜視図である。この例では、第3接続導体24にチップインダクタ6を付加している。すなわち、第1導体面11と第2導体面12とは、第3接続導体24、ランド24Lおよびチップインダクタ6を介して導通している。このチップインダクタ6のインダクタンスは、LC共振回路が通信信号のキャリア周波数帯内またはキャリア周波数帯近傍で共振するように定められる。これにより、共振周波数の調整が可能となる。
《第13の実施形態》
図23は、第13の実施形態に係るアンテナ装置に用いる給電コイル・キャパシタ一体化モジュールの分解斜視図である。第13の実施形態に係る給電コイル・キャパシタ一体化モジュール50は、給電コイルとキャパシタとを有している。具体的には、図23に示すように、モジュール50は、コイルパターンの一部であるコイル用導体パターン341aが形成された非磁性体層341と、複数の磁性体層343と、コイルパターンの一部であるコイル用導体パターン342aが形成された磁性体層342とを有し、複数の磁性体層343が非磁性体層341と磁性体層342とに挟まれた積層構造となっている。
また、複数の磁性体層343のうち、コイル巻回中心部に位置する二つには、積層方向に対向してキャパシタを構成するための平面導体パターン343a,343bが形成されている。コイルパターンから発生する磁界は、コイル用導体パターン341a,342a付近が最も強く、巻回中心部に向かうに従って強度は弱くなる。このため、巻回中心部付近にキャパシタを形成しても、アンテナ特性にあまり影響を与えることはない。
非磁性体層341の下側には入出力端子346a,346b,346c,346dが形成された非磁性体層346が積層されている。入出力端子346a,346cには、コイルパターンの端部それぞれが接続されている。すなわち、入出力端子346a,346はコイルの入出力端子となる。また、入出力端子346bには、平面導体パターン343bが接続され、入出力端子346dには、平面導体パターン343aが接続されている。すなわち、入出力端子346b,346dは、キャパシタの入出力端子である。
非磁性体層341、磁性体層342、複数の磁性体層343、非磁性体層346は、すべて磁性体層であってもよい。その結果、大きなインダクタンス値を得ることができる。但し、複数の磁性体層343を非磁性体層にすることにより、コイルパターンに平面導体パターン343a、343bの影響が及ぼされにくくすることができる。
図24(A)は本実施形態に係るアンテナ装置113の斜視図、図24(B)はその給電部の斜視図である。また、図25はモジュール50の実装部の平面図である。さらに、図26は、モジュール50とそれに接続される回路の構成を示す図である。
図26において、インダクタL2a,L2b,L2c,L2dは第1接続導体21、第2接続導体22、第1導体面11および第2導体面12によるインダクタンス成分に相当し、キャパシタC2はチップコンデンサ5のキャパシタンスに相当する。モジュール50内のインダクタL7は、図23に示したコイルパターンによるインダクタであり、モジュール50内のキャパシタCは、図23に示したキャパシタである。
図25に表れているように、回路基板には、グランド導体パターンである第1導体面11と、ランド21L1,21L2,21L3が形成されている。モジュール50は、その入出力端子346aがランド21L3と、入出力端子346bが第1導体面11と、入出力端子346cがランド21L2と、入出力端子346dがランド21L1とそれぞれ導通するように実装される。ランド21L2,21L3にはRFIC60が接続される。ランド21L1には、第1接続導体(ピン)21が実装される。
このように、給電コイルとキャパシタが一体化されたモジュールを用いることで部品点数が削減され、実装スペースも縮小化できる。
なお、モジュール50に形成するキャパシタは、積層方向に形成してもよいし、積層方向に直交する方向、すなわち、各層の面に沿った方向に形成してもよい。また、モジュール50には、キャパシタを複数設けてもよい。
《第14の実施形態》
図27は、第14の実施形態に係るアンテナ装置に用いられる、給電コイル・キャパシタ・接続導体一体化モジュール54の分解斜視図である。このモジュール54は、平面導体パターン343a,343bが形成された磁性体層343が、コイルパターンの一部であるコイル用導体パターン341a,342aが形成された非磁性体層341,磁性体層342の下側に積層された構成である。すなわち、モジュール54のコイルと、実装面側の第1導体面(11)との間にキャパシタを配置することで、第1導体面(11)からコイルまでの距離を稼ぐことができるため、第1導体面(11)による影響を軽減することができる。
また、非磁性体層341,磁性体層342の間の磁性体層343の一つには、ミアンダライン状に形成された電極パターン343cが形成されている。電極パターン343cは、図示しない側面ビアを介して、一端が平面導体パターン343bに導通し、他端が入出力端子346bに導通している。平面導体パターン343aは、入出力端子346dに導通している。
これにより、入出力端子346b,346dの間に、平面導体パターン343a,343bにより形成されるキャパシタと、電極パターン343cにより形成されるインダクタとによるLC直列共振回路が接続された構成となる。電極パターン343cにより形成されるインダクタにより、第1接続導体21および第2導体面12のインダクタンス成分を補うことができ、通信信号のキャリア周波数帯内またはキャリア周波数帯近傍で共振するLC共振回路を実現できる。
なお、複数の磁性体層343を非磁性体層によって置換してもよいし、非磁性体層341、346を磁性体層によって置換してもよい。
《第15の実施形態》
図28は第15の実施形態に係る通信端末装置の筐体内部の構造を示す平面図である。上部筐体91の内部には回路基板71,72、バッテリーパック83等が収められている。回路基板71には通信回路を備えたRFIC60、給電コイル30等が実装されている。この回路基板71にはUHF帯アンテナ81、カメラモジュール76等も搭載されている。また、回路基板72にはUHF帯アンテナ82等が搭載されている。回路基板71上の回路と回路基板72上の回路とは同軸ケーブル84を介して接続されている。
回路基板71に形成されているグランド導体は第1導体面として作用する。下部筐体92は樹脂製であるが、その内面に金属膜による第2導体面12が形成されている。第2導体面12には開口12Aが形成されている。開口12Aに対応する筐体の部分にも開口が形成されていて、この部分にカメラモジュール76のレンズが光学的に露出するように配置されている。
回路基板71にはピン端子による第1接続導体21および第2接続導体22が設けられている。その他にピン端子23も設けられている。上部筐体91に下部筐体92を被せることによって、これらのピン端子が第2導体面12に当接して電気的に導通する。
給電コイル30にはRFIC60が接続されている。給電コイル30は第1接続導体21の近傍に配置されていて、第1接続導体21と磁界結合する。
《第16の実施形態》
図29は第16の実施形態に係る通信端末装置の筐体内部の構造を示す平面図である。金属筐体である上部筐体91の内部には回路基板71,72,73、バッテリーパック83等が収められている。回路基板71には通信回路を備えたRFIC60、給電コイル30等が実装されている。回路基板72,73にはUHF帯アンテナ82,81等が搭載されている。通信端末装置の下面側となる下部筐体92は樹脂製である。下部筐体92にはカメラモジュールの対向位置に開口12Aが形成されている。下部筐体92の内面に金属膜14が形成されているが、図28に示した例とは異なり、金属膜14はループ状電流経路の一部ではない。
バッテリーパック83内にはバッテリ本体83B、過充電/放電保護回路が備えられている。この過充電/放電保護回路のグランド導体G2および電極G3間にチップコンデンサ5が実装されている。
バッテリーパック83はケーブル85を介して回路基板71に接続されている。このケーブルの線路にはグランド接続用の線路を含む。バッテリーパック83の電極G3は金属板87およびねじ88を介して上部筐体91に接続されている。また、回路基板71のグランド導体はピン89を介して上部筐体91に接続されている。
図30(A)は、図29に示したねじ88およびピン89を通る部分の(上部筐体91の短辺方向における)断面図である。図30(B)は、図29に示した上部筐体91の長辺方向における断面図である。
図30(A)に表れているように、回路基板71のグランド導体G1、ケーブル85、バッテリーパック内のグランド導体G2、チップコンデンサ5、電極G3、金属板87、上部筐体91およびピン89で、ループ状の電流経路が構成されている。
図29中の破線の楕円は磁束ループを表している。給電コイル30とケーブル85とは近接配置されていて、給電コイル30はケーブル85と磁界結合する。そのため、図30(A)に示したループ状の電流経路に共振電流が流れる。これにより、図30(B)に示すように、ループ状電流経路のループ面を磁束φが通ることになる。
図31は、2つの筐体91,92を組み合わせた状態での断面図である。下部筐体92側が通信端末装置の下面側であり、通信相手側のアンテナANTと近接させることにより、上記ループ状の電流経路はアンテナANTと磁界結合する。
図32は、本実施形態に係る通信端末装置に構成されるアンテナ装置の、給電回路を含めて表した等価回路図である。図32においてインダクタL1は給電コイル30に相当し、キャパシタC1は給電コイル30およびRFIC60により生じる容量に相当する。このL1およびC1で給電コイル側の共振回路が構成されている。
インダクタL21はケーブル85に相当し、インダクタL22はグランド導体G2、インダクタL23は電極G3にそれぞれ相当する。インダクタL24は金属板87、インダクタL25は上部筐体91、インダクタL26はピン89にそれぞれ相当する。さらにインダクタL27は電極G1に相当する。キャパシタC2はチップコンデンサ5に相当する。これらインダクタL21〜L27およびキャパシタC2で共振回路が構成されている。この2つの共振回路の共振周波数を通信周波数の周波数帯域に合わせることにより、給電側共振回路と放射素子側共振回路との結合度を高め、且つ放射効率を高めることができる。
《第17の実施形態》
図33は第17の実施形態に係る通信端末装置の筐体内部の構造を示す平面図である。金属筐体である上部筐体91の内部には回路基板71,72,73、バッテリーパック83等が収められている。回路基板71には通信回路を備えたRFIC60、給電コイル30等が実装されている。回路基板72,73にはUHF帯アンテナ82,81等が搭載されている。通信端末装置の下面側となる下部筐体92は樹脂製であり、カメラモジュールの対向位置に開口12Aが形成されている。下部筐体92の内面に金属膜14が形成されているが、金属膜14はループ状電流経路の一部ではない。
バッテリーパック83内にはバッテリ本体83B、過充電/放電保護回路が備えられている。この過充電/放電保護回路のグランド導体G2および電極G3間にチップコンデンサ5が実装されている。
バッテリーパック83のバッテリ本体83Bと過充電/放電保護回路との間にケーブル86が接続されている。このケーブル86は、過充電/放電保護回路側の電極G3とバッテリーパック83の電極とを接続する線路を含む。バッテリーパック83の電極は金属板87およびねじ88を介して上部筐体91に接続されている。また、回路基板71のグランド導体はピン89を介して上部筐体91に接続されている。
図33において、回路基板71のグランド導体、ケーブル85、バッテリーパック内のグランド導体G2、チップコンデンサ5、電極G3、バッテリ本体83B、金属板87、上部筐体91およびピン89で、ループ状の電流経路が構成されている。
図33中の破線の楕円は磁束ループを表している。給電コイル30とケーブル85とは近接配置されていて、給電コイル30はケーブル85と磁界結合する。そのため、上記ループ状電流経路のループ面を磁束が通るアンテナ装置として作用する。
《第18の実施形態》
図34は第18の実施形態に係る通信端末装置の筐体内部の構造を示す平面図である。金属筐体である上部筐体91の内部には回路基板71,72,73、バッテリーパック83等が収められている。回路基板71には通信回路を備えたRFIC60、給電コイル30等が実装されている。回路基板72,73にはUHF帯アンテナ82,81等が搭載されている。通信端末装置の下面側となる下部筐体92は樹脂製であり、カメラモジュールの対向位置に開口12Aが形成されている。下部筐体92の内面に金属膜14が形成されているが、金属膜14はループ状電流経路の一部ではない。
回路基板71には、グランド導体と電極G4との間にチップコンデンサ5が実装されている。回路基板71のグランド導体はねじ90を介して上部筐体91に接続されている。
図34において、回路基板71のグランド導体、チップコンデンサ5、電極G4、ねじ88、上部筐体91およびねじ90で、ループ状の電流経路が構成されている。
図34中の破線の楕円は磁束ループを表している。給電コイル30とチップコンデンサ5とは近接配置されていて、給電コイル30はチップコンデンサ5と磁界結合する。そのため、上記ループ状電流経路のループ面を磁束が通るアンテナ装置として作用する。
以上の各実施形態は例示であって、本発明はこれらの実施形態に限るものではない。給電コイル30とRFIC60とは一体化されてモジュール化されていてもよい。この構成により、RFICと給電コイルとの電気的な導通を回路基板などの基板の配線で行う必要がなく、また、実装スペースの自由度が高まる。
また、以上に示した各実施形態では、矩形ヘリカル状のコイル導体を備えた給電コイルを用いたが、スパイラル状の導体パターンを備えた給電コイルを設けてもよい。
また、本発明に係る第1導体面と第2導体面は、その一方が回路基板に形成されたグランド導体や電池パックであることに限らない。また、一方が筐体の金属部であることに限らない。例えば、シールドケース、シールド板、LCDパネル等を第1導体面または第2導体面として利用してもよい。
また、図1等には、板状の第2導体面12を示しているが、第2導体面12の形状はこれに限らない。第2導体面12は、第1接続導体21を介して第2接続導体22と接続し、第1導体面11と第2導体面12との開口部に沿った電流が流れる形状であればよく、例えば、開口部に沿った方向を長手方向とする細長い形状であってもよい。また、例えば、MID(Molded Interconnect Device)などのように、プラスチックケースにメッキで導体を描画したもの、またはワイヤを用いてもよい。
i…電流
ANT…アンテナ
C,C1,C2…キャパシタ
G1,G2…グランド導体
G3,G4…電極
5…チップコンデンサ
6…チップインダクタ
11…第1導体面
11C…切欠き
11L…ランド
12…第2導体面
12A…開口
14…金属膜
21…第1接続導体
21L…ランド
21L1,21L2,21L3…ランド
22…第2接続導体
22Cs…浮遊容量
22L…ランド
23…ピン端子
24…第3接続導体
24L…ランド
30.31…給電コイル
30a…コイル導体
30b…磁性体コア
40〜43…給電コイルと接続導体との一体化モジュール
50…給電コイルとキャパシタとの一体化モジュール
54…給電コイル、キャパシタおよび接続導体の一体化モジュール
60…RFIC
71,72,73…回路基板
76…カメラモジュール
81,82…UHF帯アンテナ
83…バッテリーパック
83B…バッテリ本体
84…同軸ケーブル
85,86…ケーブル
87…金属板
88,90…ねじ
89…ピン
91…上部筐体
92…下部筐体
104A,104B…アンテナ装置
101〜103,105,106,108〜113…アンテナ装置
310…非磁性体層
310a,310b,310c,310d…入出力端子
311,312,313,314,315…磁性体層
311a,312a,313a,314a,315a…コイル用導体パターン
313…磁性体層
313b…結合用導体パターン
321…磁性体層
321a…コイル用導体パターン
322…磁性体層
322a…結合用導体パターン
331…非磁性体層
331a,331b,331c,331d…入出力端子
340…磁性体層
340a…コイル用導体パターン
341…非磁性体層
341a,342a…コイル用導体パターン
342.343…磁性体層
343a,343b…平面導体パターン
343c…電極パターン
344…非磁性体層
344a…結合用電極パターン
345…非磁性体層
345m…ピン端子実装電極
345a,345b,345c,345d…入出力端子
340b…結合用電極
346…非磁性体層
346a,346b,346c,346d…入出力端子

Claims (18)

  1. 複数の導電性部材を備える電子機器に組み込まれるアンテナ装置であって、
    前記複数の導電性部材を接続する接続導体と、前記複数の導電性部材および前記接続導体とともにループ状の電流経路を構成し、且つ前記複数の導電性部材および前記接続導体によるインダクタンスとともに共振回路を構成するキャパシタと、
    前記接続導体に対して磁界結合する給電コイルと、を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記共振回路の共振周波数は通信信号のキャリア周波数帯内またはキャリア周波数帯近傍である、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記複数の導電性部材のうち少なくとも1つは、前記電子機器の筐体の導体部である、請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記複数の導電性部材のうち少なくとも1つは、回路基板に形成されたグランド導体である、請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記複数の導電性部材は、面方向に配置されている、請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  6. 前記複数の導電性部材のうち少なくとも1つは、前記電子機器の筐体内に配置された金属部材である、請求項1〜5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. 前記複数の導電性部材は、回路基板に形成されたグランド導体と前記電子機器の筐体の導体部とを含み、前記接続導体は、前記グランド導体と前記筐体の導体部とを接続するグランド接続ピンである、請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  8. 前記複数の導電性部材は互いに対向する第1導体面および第2導体面であり、前記接続導体は、前記第1導体面と前記第2導体面とを直接接続する第1接続導体と、前記第1導体面と前記第2導体面とを前記キャパシタを介して接続する第2接続導体とを備える、請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  9. 前記面方向に配置された複数の導電性部材それぞれは回路基板であり、
    前記接続導体は、前記回路基板と回路基板とを接続するケーブルである、請求項5に記載のアンテナ装置。
  10. 前記キャパシタは回路基板に実装されたチップコンデンサであり、且つ前記チップコンデンサは、前記接続導体を兼ねる、請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  11. 前記給電コイルは回路基板に実装されている、請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  12. 前記給電コイルは、インダクタを形成する導体が形成された複数の絶縁体層と、前記キャパシタを形成する導体が形成された複数の絶縁体層とが積層された積層構造体である、請求項1〜11のいずれかに記載のアンテナ装置。
  13. 前記給電コイルと前記接続導体の少なくとも一部とは単一の部品として一体化されている、請求項11または12に記載のアンテナ装置。
  14. 前記接続導体は前記給電コイルと磁界結合するコイル状に形成されている、請求項13に記載のアンテナ装置。
  15. 前記単一の部品にさらに前記キャパシタが一体化されている、請求項13または14に記載のアンテナ装置。
  16. 前記単一の部品に、前記給電コイルに接続されるRFICが一体化されている、請求項13〜15のいずれかに記載のアンテナ装置。
  17. 通信信号のキャリア周波数はHF帯の周波数であり、前記キャパシタはUHF帯以上の周波数で誘導性を有する素子である、請求項に記載のアンテナ装置。
  18. アンテナ装置と、このアンテナ装置に接続された給電回路とを備えた通信端末装置において、
    複数の導電性部材と、これら複数の導電性部材を接続する接続導体とを備え、
    前記アンテナ装置は、前記複数の導電性部材および前記接続導体とともにループ状の電流経路を構成し、且つ前記複数の導電性部材および前記接続導体によるインダクタンスとともに共振回路を構成するキャパシタと、前記接続導体に対して磁界結合する給電コイルと、を備えて構成されたことを特徴とする、通信端末装置。
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