JP5217406B2 - 折り畳み型携帯端末 - Google Patents

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Description

本発明は、折り畳み型携帯端末に関する。
最近の携帯電話機には、地上デジタルテレビ放送の受信機能を搭載したモデルがある。この携帯電話機の地上デジタルテレビ用のアンテナは、ホイップアンテナを用いることが多い。この場合、ユーザは地上デジタルテレビ放送を視聴するために、その都度一々ホイップアンテナを伸ばさなければならならず、終了後はその都度一々ホイップアンテナを縮めなければならないため不便である。また、デザインにおいても、ホイップアンテナが筐体の外観に出るため自由度が少なくなることなどから、地上デジタルテレビ放送受信用のアンテナを内蔵化することが求められている。
地上デジタルテレビ放送受信用のアンテナを筐体内に内蔵化する方法として、例えば、上部筐体の上部プリント基板のGND(グランド)と下部筐体の下部プリント基板のGND(グランド)とを放射素子として利用しダイポールアンテナとして動作させる方法が知られている。
従来の折り畳み型携帯電話機では、第1のアンテナを下部筐体ヒンジ部に実装し、第2のアンテナとして上部プリント基板と下部プリント基板によるダイポールアンテナ(以下筐体ダイポールアンテナ)を実装しているものがある。
図8は、第1のアンテナと第2のアンテナとを同時に使用したときと、第1のアンテナのみを使用したときのアンテナ特性の比較を行った場合の説明図である。
図8において横軸は周波数を示し、縦軸は自由空間放射効率を示している。
ここでは、800MHz帯の筐体開時の特性を示している。
図8に示すように、第1のアンテナと第2のアンテナとを同時に使用した場合、アンテナ特性がほぼ−4dBから−7dBまで劣化してしまうことが分かる。これは、第2のアンテナを動作させるために、上部プリント基板と下部プリント基板とを接続することで、基板上の電流分布に変化が生じ、第1のアンテナの特性が劣化したと考えられる。
第2のアンテナを実装したままで、第1のアンテナの特性劣化を防ぐ方法として、図9に示すような上下接続の切り替え方方法が考えられる。
図9は、上部プリント基板と下部プリント基板との接続切替を行う上下接続切替回路の一例を示す図である。
図9に示す上下接続切替回路を用いた上下接続の切り替え方法は、上部プリント基板と下部プリント基板との接続部に上下接続切替回路を用意し、第1のアンテナ使用時には、PINダイオードをOFFさせ、上部プリント基板と下部プリント基板との接続を切り離す。第2の筐体ダイポールアンテナ使用時には、PINダイオードをONし、上部プリント基板と下部プリント基板とを接続するようにアンテナ選択信号でPINダイオードのON/OFFを制御する。これにより、それぞれのアンテナが十分な特性を確保できるようにすることができる。
また、アンテナ切替技術についての一例が特許文献1〜3に記載されている。
特許文献1の「アンテナ制御方法」は、対象とする周波数帯がそれぞれ異なる複数のアンテナを備え、周波数帯のうちの所定の周波数帯で通信を行う場合、送信系は使用する周波数帯に対応するアンテナのみを使用し、受信系は使用する周波数帯に対応するアンテナと他のアンテナとの合成ダイバーシティを使用するものであり、以下のように動作する。
アンテナ制御方法は、第1のアンテナ、送受信回路は800MHz用、第2のアンテナ、送受信回路は2GHz用である。800MHz帯でcdma 2000 lx EV−DO(以下、EV−DOという)通信を行う場合は各スイッチの切り換えにより、第1のアンテナを送受信共用のメインアンテナ、第2のアンテナを受信専用のサブアンテナとして使用する。メインアンテナである第1のアンテナは800MHz用アンテナであるのでゲインの低下はなく、一方、第2のアンテナは2GHz用であるために800MHzの信号に対する感度は低い。しかし、サブアンテナが存在することによりダイバーシティの効果は期待できる。2GHz帯でEV−DO通信を行う場合は、第2のアンテナをメインアンテナとして、第1のアンテナをサブアンテナとして使用するとしている。
特許文献2の「携帯無線機」は、放射素子として作動する2つの基板と、2つの基板を接続する給電線路と、により構成されるダイポールアンテナを装備し、給電線路に接続された無線回路を備えた携帯無線機であって、各基板を、アンテナ長方向に少なくとも2つの分離基板部に分離してそれぞれ形成すると共に、各基板ごとに、分離基板部間を電気的に接続/切断する接続/切断手段を分離基板部間にそれぞれ備えたものであり、以下のように動作する。
携帯無線機は、携帯無線機を構成する2つの基板がダイポールアンテナの放射素子として作動し、無線通信が実現できる。そして、各基板をアンテナ長方向にそれぞれ2つ以上に分離して形成しており、かつ、これらの接続/切断が可能なよう構成しているため、各基板の分離基板部間を接続あるいは切断することで、ダイポールアンテナとして作動する基板の長さ、つまり、アンテナの全長を変更することができる。従って、少なくとも2通りの無線通信周波数にて利用可能となり、携帯無線機の利便性の向上を図りつつ、構成の簡易化、デザインの制約の抑制を図ることができるとしている。
特許文献3の「折畳み式携帯無線機」は、第1の筐体と第2の筐体とをヒンジ部で連結して、開閉自在な機構を有する折畳み式の携帯無線機であって、第2の筺体下部に設けられた第3のアンテナ素子と、第3給電部の幅方向において離間して対向する位置に、導電性の放熱シートと一体化された無給電素子をGNDに接地し、第3のアンテナ素子と無給電素子の開放端での結合により、広帯域化を図るものであり、以下のように動作する。
折畳み式携帯無線機は、下筐体の下部に配置されたアンテナの広帯域化が図れ、かつ、下筐体の下部および上部に配置されたアンテナの待受け時の性能(特に、金属板上でのアンテナ利得)の向上が図れる。更に、本アンテナは省スペースで具現化できるとともに、他部品と共用するため、折畳み式携帯無線機を小型、かつ、薄型化することができるとともに、コストダウンも図れるとしている。
特開2005−347791号公報 特開2007−74366号公報 特開2007−288561号公報
しかしながら、テレビ視聴機能の付いた折り畳み型携帯電話機で、通信用にヒンジ部にアンテナを実装し、テレビ用に筐体ダイポールアンテナを実装した場合を考えると、上記図8に示す方法では、通信用のアンテナとテレビ用のアンテナを同時に使用することができないという問題が発生する。
また、特許文献1〜3に記載の技術では装置が複雑になってしまう。
そこで本発明は、簡単な構造で第1の周波数帯で用いられるンテナと第2の周波数帯で用いられる筐体ダイポールアンテナの両方のアンテナ特性を同時に確保することが可能な構成を提供することを目的とする。
本発明の装置は、上部プリント基板を内蔵した上部筐体と、下部プリント基板を内蔵した下部筐体とをヒンジ部で連結した折り畳み型携帯端末において、第1周波数帯で用いられる第1のアンテナと、第2周波数帯で用いられ、上部プリント基板と下部プリント基板とを導電性のヒンジ部を介して接続したダイポールアンテナからなる第2のアンテナとを備え、上部プリント基板と下部プリント基板との接続部に第1周波数帯においてインピーダンスが高くなるインピーダンス素子を挿入したことを特徴とする。


本発明によれば、第1周波数帯で用いられる第1のアンテナと、第2周波数帯で用いられ、上部プリント基板と下部プリント基板とを導電性のヒンジ部を介して接続したダイポールアンテナからなる第2のアンテナとを備え、上部プリント基板と下部プリント基板との接続部に第1周波数帯への影響を排除するインピーダンス素子を挿入したことにより、直列共振回路の共振周波数を第2の周波数に合わせることで、第2の周波数においてインピーダンスが低くなるので、上部プリント基板と下部プリント基板とを高周波で接続状態にすることができる。このようにすることで、上部プリント基板と下部プリント基板とを用いた筐体ダイポールアンテナを動作させることができる。並列共振回路は、共振周波数を第2周波数帯に合わせることで、インピーダンスが高くなるため、上部プリント基板と下部プリント基板との接続が第1周波帯では非接続状態にみせることができる。この結果、簡単な構造で第1の周波数帯で用いられるアンテナと第2の周波数帯で用いられる筐体ダイポールアンテナの両方のアンテナ特性を同時に確保することが可能となる。
以下に、図面を用いて本発明の実施の形態について説明を行う。本実施の形態では折り畳み型携帯電話機の場合について説明する。
図1は、本発明に係る折り畳み型携帯電話機の構成を示す透視図である。
図1に示す折り畳み型携帯電話機は、上部筐体5と、下部筐体6と、端部が上部筐体5及び下部筐体6に接続され開閉する機構を有するヒンジ部7と、フレキシブル基板(例えば、ポリイミド基板)からなる上下基板接続部10と、下部筐体6のヒンジ部7の近傍に配置された第1周波数帯用のアンテナ11とで構成されている。
なお、上部筐体5には、上部プリント基板8や表示部12などが収納され、下部筐体6には下部プリント基板9や電池13などが収納され、ヒンジ部7には、導通をとることが可能な材質(例えば、ステンレス)からなるヒンジユニット4と、上下プリント基板8、9の接続部を通すためのサポート金具(図示せず)が収納されている。
また、本携帯電話機は、上部プリント基板8とヒンジユニット4とを接続する上部接続金具(例えば、銀メッキ銅板、もしくはステンレス板)2と、下部プリント基板9とヒンジユニット4とを接続する下部接続金具(例えば、銀メッキ銅板、もしくはステンレス板)3とを有している。また、本携帯電話機は、WCDMAの通信機能と地上デジタルテレビ放送の視聴機能を有しており、通信用の周波数は2GHz帯(例えば、1920MHz〜2170MHz)を用いることとする。なお、地上デジタルテレビ放送の周波数は例えば、470MHz〜770MHzである。
図2は、図1に示した折り畳み型携帯電話機に用いられるヒンジ部周囲の構成を示した図である。
上部接続金具2と上部プリント基板8との間と、下部接続金具3と下部プリント基板9との間にインピーダンス素子1a、1bをそれぞれ配置している。上部プリント基板8と下部プリント基板9とを一対(図1では上下)の接続金具2、3とヒンジユニット4とを介して接続することでダイポールアンテナとして動作させている。
ここで、インピーダンス素子1a、1bは、上下の接続部(上部プリント基板8及び下部プリント基板9との接続部)に配置することが重要である。これは、ヒンジユニット4が上部プリント基板8および下部プリント基板9と接続しないように、宙に浮いた状態にすることで、アンテナ11に対して、ヒンジユニット4をGNDに見せないようにする(上部接続金具2と下部接続金具3とが1枚の連続した金属板の場合と比較して上部接続金具2と下部接続金具3とヒンジ部7との合計の見かけ上のインピーダンスを大きくする)ためである。このように構成することで、筐体ダイポールアンテナを構成しない場合と同じ条件を実現できる。
次にインピーダンス素子の動作について説明を行う。
図3は、本発明に係る折り畳み型携帯電話機に用いられるダイポールアンテナの構成を示す図であり、図4は、本発明に係る折り畳み型携帯電話機に用いられるインピーダンス素子の一実施例の構成を示している。
本インピーダンス素子は1a、1b、チップコンデンサとチップコイルとを用いた直列共振回路と並列共振回路とを組み合わせた共振回路で構成されている。直列共振回路の共振周波数を地上デジタルテレビ放送の周波数に合わせることで、地上デジタルテレビ放送の周波数においてインピーダンスが低くなるので、上部プリント基板8と下部プリント基板9とを高周波では接続状態にすることができる。このように構成することで、上部プリント基板8と下部プリント基板9とを用いた筐体ダイポールアンテナを動作させることができる。
並列共振回路は、共振周波数を2GHz帯に合わせることで、通信用の周波数においては、インピーダンスが高くなるため、上部プリント基板8と下部プリント基板9との接続が高周波では非接続状態にすることができる。
図5は、図4に示したインピーダンス素子のインピーダンスの一例を示したスミスチャートである。
図中のインピーダンス軌跡は400MHzから2300MHzまでの計算値であり、菱形印で示した範囲が地上デジタルテレビ放送の周波数帯(470MHz〜770MHz)であり、丸印で示した範囲がWCDMAの周波数帯(2GHz帯:1920MHz〜2170MHz)を示している。
図5によると、菱形印はスミスチャートのSHORT付近に調整されており、インピーダンスが低くなっていることが分かり、丸印はスミスチャートのOPEN付近に調整されており、インピーダンスが高くなっていることが分かる。これは、地上デジタルテレビ放送の周波数帯域は高周波的には導通、WCDMAの2GHz帯では高周波的には非導通になっていることを意味している。
このように、接続金具2、3とプリント基板8、9との間にインピーダンス素子1a、1bを配置することで、ヒンジ部に実装したアンテナと筐体ダイポールアンテナとの両方のアンテナ特性を同時に確保することができる。
図6は、本発明に係る折り畳み型携帯電話機に用いられるインピーダンス素子の他の実施の形態を示す構成図である。
図6に示す、第2の実施の形態では、通信用のアンテナは2GHz帯(1920MHz〜2170MHz)と800MHz帯(830MHz〜885MHz)との2つの周波数帯で動作することを想定している。その他の携帯電話機の構成要素は、図1、図2に示す第1の実施の形態と同様の構成となっている。
第2の実施の形態に示すインピーダンス素子は、直列共振回路と2つの並列共振回路とを組み合わせて共振回路を構成している。直列共振回路は地上デジタルテレビ放送の周波数帯域に共振周波数を合わせる。この直列共振回路と並列に置いたコンデンサでの組み合わせで、800MHz帯に共振周波数を合わせた並列共振回路を構成する。もう1つの並列共振回路は2GHz帯に共振周波数を合わせる。
図7は、図6に示したインピーダンス素子のインピーダンスの一例を示したスミスチャートである。
図7中のインピーダンス軌跡は400MHzから2300MHzまでの計算値であり、菱形印で示した範囲が地上デジタルテレビ放送の周波数帯(470MHz〜770MHz)であり、丸印で示した範囲がWCDMAの周波数帯(2GHz帯:1920MHz〜2170MHz)であり、×印で示した範囲がWCDMAの周波数帯(800MHz帯:830MHz〜885MHz)を示している。
図7によると、菱形印はスミスチャートのSHORT付近に調整されており、インピーダンスが低くなっていることが分かり、丸印と×印はスミスチャートのOPEN付近に調整されており、インピーダンスが高くなっていることが分かる。これは、地上デジタルテレビ放送の周波数帯域では高周波的には導通になり、WCDMAの2GHz帯と800MHz帯とでは高周波的に非導通になっていることを意味している。
このように、接続金具2、3とプリント基板8、9との間にインピーダンス素子1a、1bを配置することで、ヒンジ部4に実装したアンテナと筐体ダイポールアンテナとの両方のアンテナ特性を同時に確保することができる。
なお、これまで、インピーダンス素子の条件として、通信用のアンテナの帯域においてインピーダンスを高くし、筐体ダイポールアンテナの帯域においてインピーダンスを低くすることを説明したが、必ずこのように調整を行うとは限らない。携帯電話機の部品の実装条件や、アンテナの配置、筐体ダイポールアンテナ構成のための上下接続方法、インピーダンス素子の実装位置などの要因により、インピーダンス素子の構成は適宜、調整する必要がある。筐体ダイポールアンテナが、通信用のアンテナの性能を落とさないようにインピーダンス素子を調整することが重要である。
〔発明の効果〕
上部プリント基板と下部プリント基板とによるダイポールアンテナを構成した場合において、上下の接続部にインピーダンス素子を配置することで、ヒンジ部に実装したアンテナと筐体ダイポールアンテナとの両方のアンテナ特性を同時に確保することができる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
例えば、本発明を折り畳み型のPDA(Personal Digital Assistant)に適用してもよい。
本発明に係る折り畳み型携帯電話機の構成を示す透視図である。 図1に示した折り畳み型携帯電話機に用いられるヒンジ部周囲の構成を示した図である。 本発明に係る折り畳み型携帯電話機に用いられるダイポールアンテナの構成を示す図である。 本発明に係る折り畳み型携帯電話機に用いられるインピーダンス素子の一実施例の構成を示す図である。 図4に示したインピーダンス素子のインピーダンスの一例を示したスミスチャートである。 本発明に係る折り畳み型携帯電話機に用いられるインピーダンス素子の他の実施の形態を示す構成図である。 図6に示したインピーダンス素子のインピーダンスの一例を示したスミスチャートである。 第1のアンテナと第2のアンテナとを同時に使用したときと、第1のアンテナのみを使用したときのアンテナ特性の比較を行った場合の説明図である。 上部プリント基板と下部プリント基板との接続切替を行う上下接続切替回路の一例を示す図である。
符号の説明
1a、1b インピーダンス素子
2 上部接続金具
3 下部接続金具
4 ヒンジユニット
5 上部筐体
6 下部筐体
7 ヒンジ部
8 上部プリント基板
9 下部プリント基板
10 上下接続基板
11 アンテナ
12 表示部
13 電池

Claims (6)

  1. 上部プリント基板を内蔵した上部筐体と、下部プリント基板を内蔵した下部筐体とをヒンジ部で連結した折り畳み型携帯端末において、
    第1周波数帯で用いられる第1のアンテナと、第2周波数帯で用いられ、前記上部プリント基板と前記下部プリント基板とを導電性のヒンジ部を介して接続したダイポールアンテナからなる第2のアンテナとを備え、前記上部プリント基板と前記下部プリント基板との接続部に前記第1周波数帯においてインピーダンスが高くなるインピーダンス素子を挿入したことを特徴とする折り畳み型携帯端末。
  2. 前記インピーダンス素子は、前記上部プリント基板及び前記下部プリント基板のアースパターンにそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1記載の折り畳み型携帯端末。
  3. 前記インピーダンス素子は、直列共振回路と並列共振回路とを直列接続したものであることを特徴とする請求項2記載の折り畳み型携帯端末。
  4. 前記インピーダンス素子は、直列共振回路を含む並列共振回路と並列共振回路とを直列接続したものであることを特徴とする請求項2記載の折り畳み型携帯端末。
  5. 前記インピーダンス素子は、前記上部プリント基板に設けられ前記上部プリント基板と前記ヒンジ部との間の電気的な接続部分に介設される上部プリント基板側のインピーダンス素子と、前記下部プリント基板に設けられ前記下部プリント基板と前記ヒンジ部との間の電気的な接続部分に介設される下部プリント基板側のインピーダンス素子とを含み、
    前記上部プリント基板側のインピーダンス素子と前記ヒンジ部との間、前記下部プリント基板側のインピーダンス素子と前記ヒンジ部との間をそれぞれ金具で接続したことを特徴とする請求項3または4記載の折り畳み型携帯端末。
  6. 前記直列共振回路及び前記並列共振回路は、チップコンデンサ及びチップコイルで構成されていることを特徴とする請求項3または4または5記載の折り畳み型携帯端末。
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