JP4704287B2 - アンテナ装置および携帯無線機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の周波数帯域に対応したマルチバンドのアンテナ装置、及びこれを用いたマルチバンドの携帯無線機に関する。
近年、例えば携帯電話機など携帯無線機は、小型化が進み、これに伴ってアンテナについても小型のものが求められている。
また、日本国内では900MHz帯を使用するPDC(Personal Digital Cellular)と2GHz帯を使用するCDMA(Code Division Multiple Access)とを併用できる携帯無線機が商品化されており、海外でも900MHz帯を使用するGSM(Global System for Mobile Communications)、1.8GHz帯を使用するDCS(Digital Communication System)、1.9GHz帯を使用するPCS(Personal Communication Services)、2GHz帯を使用するUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)を併用できる携帯無線機などが商品化されている。さらに、日本国内ではCDMA方式において800MHz帯、1.7GHz帯、2GHz帯を使用する携帯無線機も商品化されている。従って、このような携帯無線機のアンテナについてはマルチバンド化が求められている。
従来、携帯無線機のアンテナとしては、例えば特許文献1に開示されているように、第1および第2周波数帯域に対応する第1および第2アンテナ素子を備えたデュアルバンド対応の内蔵アンテナにおいて、第1および第2アンテナ素子がその給電部近傍において互いに離間する方向に延びるように構成されたものが知られている。また、このような構成のアンテナでは、各アンテナ素子のインピーダンス調整を独立に行うことが比較的容易になることが知られている。
また、他のアンテナとしては、例えば特許文献2に開示されているように、アンテナ素子の給電部と開放端部を切り替えるように構成されたものが知られている。また、このような構成のアンテナでは、指向性ダイバーシチおよび偏波ダイバーシチ効果が得られることが知られている。
また、アンテナ素子の給電部と開放端部を切り替えるような切替スイッチとしては、例えば、特許文献3に開示されているように、MEMS(Micro Electro Mechanical System(s))スイッチを用い、導通状態における挿入損失が小さく、遮断状態におけるアイソレーションが高い構成のものが提案されている。
特開2002−185238号公報(第1図) WO2002/039544号公報(第1図) 特開2002−261533号公報(第9図)
しかしながら、特許文献1に開示されている従来の携帯無線機のアンテナにおいて、第1アンテナ素子が、使用する複数の周波数帯域の中で最も低い900MHz帯に対応するためには、その4分の1波長程度の素子長が必要であり、900MHz帯専用の第1アンテナ素子はサイズが大きくなる。
さらに、第2アンテナ素子が1.8GHz帯、1.9GHz帯および2GHz帯に対応するためには、第1アンテナ素子に比べて第2アンテナ素子の対応周波数帯が高いためサイズは小さくなるが、1.8GHz帯乃至2GHz帯の全ての周波数帯域(例えば460MHz)の確保のために、第2アンテナ素子はサイズが大きくなる、あるいは、別のアンテナ素子を追加する必要がある、という問題があった。すなわち、900MHz帯、1.8GHz帯、1.9GHz帯および2GHz帯の全ての周波数帯域に対応するアンテナは、全体のサイズが大きくなる。
また、特許文献2に開示されている従来の携帯無線機のアンテナでは、特許文献3に開示されているMEMSスイッチを用いても、指向性ダイバーシチおよび偏波ダイバーシチ効果が得られるだけであるから、複数の周波数帯域に対応できない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、小型で、かつ、複数の周波数帯域において高いアンテナ性能を有するアンテナ装置及び携帯無線機を提供することを目的とする。
本発明のアンテナ装置は、第1周波数帯域に対応した第1アンテナ素子と、第2周波数帯域に対応した第2アンテナ素子と、前記第1アンテナ素子の一端と前記第2アンテナ素子の一端とを接続するリアクタンス回路と、前記第1アンテナ素子の他端と前記第2アンテナ素子の他端のいずれか一方と接続する給電部と、前記第1アンテナ素子の他端または前記第2アンテナ素子の他端のいずれか一方と前記給電部との間を接続させ、かつ、前記他方のアンテナ素子の他端と前記給電部との間を開放させるように接続切替を行う切替手段と、を備え、前記リアクタンス回路は、前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域の高周波信号を遮断するとともに、前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域とは異なる第3周波数帯域の高周波信号を通過させる構成を有している。この構成により、使用する無線通信の周波数帯域に応じて適当なアンテナ素子を選択できるため、小型で、かつ、複数の周波数帯域において高いアンテナ性能を得ることができる。
また、本発明のアンテナ装置は、前記第1アンテナ素子、前記第2アンテナ素子及び前記リアクタンス回路が、前記第3周波数帯域に対応したアンテナ素子として動作する構成を有している。
また、本発明のアンテナ装置は、前記第3周波数帯域が、前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域よりも低い周波数帯域である。この構成により、使用する無線通信の周波数帯域の中で最も低い第3周波数帯域用のアンテナ素子を別個に必要としないため、小型で、かつ、複数の周波数帯域において高いアンテナ性能を得ることができる。
また、本発明のアンテナ装置は、前記第1周波数帯域が、略2GHz帯、前記第2周波数帯域が、略1.8GHz帯、前記第3周波数帯域が、略900MHz帯である 。
また、本発明のアンテナ装置は、第1周波数帯域に対応した第1アンテナ素子と、第2周波数帯域に対応した第2アンテナ素子と、前記第1アンテナ素子の一端と前記第2アンテナ素子の一端とを接続するリアクタンス回路と、前記第1アンテナ素子の他端と前記第2アンテナ素子の他端のいずれか一方と接続する給電部と、前記第1アンテナ素子の他端または前記第2アンテナ素子の他端のいずれか一方と前記給電部との間を接続させ、かつ、前記他方のアンテナ素子の他端と前記給電部との間を開放させるように接続切替を行う切替手段と、を備え、前記リアクタンス回路は、前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域の高周波信号を遮断するとともに、前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域とは異なる第3周波数帯域および第4周波数帯域の高周波信号を通過させる構成を有している。この構成により、使用する無線通信の周波数帯域に応じて適当なアンテナ素子を選択できるため、小型で、かつ、複数の周波数帯域において高いアンテナ性能を得ることができる。
また、本発明のアンテナ装置は、前記第1アンテナ素子、前記第2アンテナ素子及び前記リアクタンス回路が、前記第3周波数帯域および前記第4周波数帯域に対応したアンテナ素子として動作する構成を有している。
また、本発明のアンテナ装置は、前記第3周波数帯域および前記第4周波数帯域が、前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域よりも低い周波数帯域であるである。この構成により、使用する無線通信の周波数帯域の中で比較的低い第3周波数帯域および第4周波数帯域用のアンテナ素子を別個に必要としないため、小型で、かつ、複数の周波数帯域において高いアンテナ性能を得ることができる。
また、本発明のアンテナ装置は、前記第1周波数帯域は前記第2周波数帯域よりも高い周波数帯域であり、前記第3周波数帯域は前記第4周波数帯域よりも高い周波数帯域である。
また、本発明のアンテナ装置は、前記第1周波数帯域が、略2GHz帯、前記第2周波数帯域が、略1.8GHz帯、前記第3周波数帯域が、略900MHz帯、前記第4周波数帯域が、略800MHz帯である。
また、本発明のアンテナ装置は、所定のインピーダンスを有するとともに、前記各アンテナ素子と接続可能な終端素子を有し、前記切替手段は、前記いずれか他方のアンテナ素子の他端を前記終端素子と接続させることによって、前記所定のインピーダンスで終端して、前記いずれか他方のアンテナ素子の他端と前記給電部との間を開放する構成を有している。
また、本発明のアンテナ装置は、前記第1アンテナ素子の他端と前記第2アンテナ素子の他端とが、離隔して配置してある。この構成により、第1、第2のアンテナ素子がグランドパターンから突出するのを最小限に抑えることができるので、アンテナ装置をより小型化することができる。
また、本発明のアンテナ装置は、前記第1アンテナ素子の他端と前記第2アンテナ素子の他端とが、近接して配置してある。この構成により、第1アンテナ素子および第2アンテナ素子と、切替手段あるいは給電部との距離を短縮できる。
また、本発明の携帯無線機は、上記のいずれかに記載のアンテナ装置を搭載した携帯無線機であって、前記アンテナ装置に備えた前記切替手段を、無線通信の周波数帯域に応じて制御する制御手段を有する。この構成により、小型でかつ複数の周波数帯域において高いアンテナ性能が得られる携帯無線機を実現することができる。
また、本発明の携帯無線機は、上記のいずれかに記載のアンテナ装置を搭載した携帯無線機であって、受信品質を検出する検出手段を有し、前記検出手段が受信品質の低下を検出した場合に、前記アンテナ装置に備えた前記切替手段を制御して、前記給電部との間の開放動作を、一方のアンテナ素子の他端から他方のアンテナ素子の他端へ切替える制御手段を有する。この構成により、小型でかつ複数の周波数帯域において高いアンテナ性能が得られる携帯無線機を実現することができる。
本発明によれば、使用する無線通信の周波数帯域に応じて、最適なアンテナ素子を適宜選択して切替えることができるので、小型でかつ複数の周波数帯域において高いアンテナ性能を有するアンテナ装置およびこれを用いた携帯無線機を提供できる。
以下、本発明の実施の形態のアンテナ装置および携帯無線機について、添付図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置1を示すものであり、このアンテナ装置1は、第1アンテナ素子11と、第2アンテナ素子12と、リアクタンス回路13と、切替手段である高周波スイッチ14と、給電部15(15A、15B)とを備えている。なお、図中、符号16は、接地電位を持つグランドパターンであり、例えば回路基板上の導体パターンで構成されている。
このうち、第1アンテナ素子11は、「第1周波数帯域」とした2GHz帯において4分の1波長程度の電気長を有するものである。一方、第2アンテナ素子12は、「第2周波数帯域」とした1.8GHz帯乃至1.9GHz帯において、第1アンテナ素子11より長い、4分の1波長程度の電気長を有するものである。
リアクタンス回路13は、第1アンテナ素子11の一端と第2アンテナ素子12の一端に接続されており、第1、第2周波数帯域である1.8GHz帯乃至2GHz帯において十分高いインピーダンスを有するとともに、「第3周波数帯域」とした900MHz帯においては十分低いインピーダンスを有するものが用いられる。
このような構成の第1アンテナ素子11と第2アンテナ素子12は、1.8GHz帯乃至2GHz帯ではリアクタンス回路13によって高周波的に遮断される。また、この第1アンテナ素子11と第2アンテナ素子12は、900MHz帯ではリアクタンス回路13を介して高周波的に導通され、その全長が900MHz帯において4分の1波長程度の電気長を有する。これは、2GHz帯の波長(およそ0.15m)と1.8GHz帯の波長(およそ0.17m)の和が900MHz帯の波長(およそ0.33m)に概ね一致するためである。
高周波スイッチ14は、スイッチ14A及びスイッチ14Bで構成されている。これらのスイッチ14A、14Bは、第1アンテナ素子11の他端11Aまたは第2アンテナ素子12の他端12Aのうちいずれか一方を、給電部15Aまたは給電部15Bに接続し、かつ、第1アンテナ素子11の他端11Aまたは第2アンテナ素子12の他端12Aのうちこの給電部15Aまたは15Bと接続しない方を、開放端とする。
次に、図2は、リアクタンス回路13の具体例を示したものであり、同図(A)はインダクタ13A、同図(B)はインダクタ13Aとキャパシタ13Bの並列共振回路である。
本実施形態では、第1、第2周波数帯域である1.8GHz帯乃至2GHz帯において十分高いインピーダンスを有するとともに、第3周波数帯域である900MHz帯においては十分低いインピーダンスとなるように、例えば図2(A)では、インダクタ13Aのインダクタンスを33nHとしている。また、図2(B)では、インダクタ13Aのインダクタンスを15nH、キャパシタ13Bのキャパシタンスを0.5pFに設定する。このように、リアクタンス回路13を、例えば図2(A)のように構成すれば、第3周波数帯域である900MHz帯に比べて、第1、第2周波数帯域である1.8GHz帯乃至2GHz帯においては十分高いインピーダンスを有するといった効果が得られ、同図(B)のように構成すれば、第1、第2周波数帯域である1.8GHz帯乃至2GHz帯において十分高いインピーダンスを有するとともに、第3周波数帯域である900MHz帯においては十分低いインピーダンスを有するといった効果が得られる。
次に、図3は、高周波スイッチ14の具体例を示したものであり、この高周波スイッチ14にPINダイオード14Cおよび14Dを用いているとともに、高周波スイッチ14を制御する制御手段として、制御端子17Aおよび17Bを備えており、一般的なSPDT(Single Pole Double Throw)スイッチで構成されている。
以上のように構成されたアンテナ装置1について、図4(A)、(B)に示すVSWR(Voltage Standing Wave Ratio;電圧定在波比)特性を用いてその動作を説明する。
図3において、まず、高周波スイッチ14の制御手段を構成する制御端子17Aに順バイアスを印加して、高周波スイッチを構成するPINダイオード14Cを導通状態とし、第1アンテナ素子11の端部11Aを給電部15に接続する。一方、制御手段を構成する制御端子17Bには逆バイアスを印加するか接地電位として、高周波スイッチを構成するPINダイオード14Dを遮断状態とし、第2アンテナ素子12の端部12Aを開放端とする(これを、「第1状態」とよぶ)。この第1状態の場合、図4(A)に示すようなVSWR特性を示し、第1アンテナ素子11が、第1周波数帯域である2GHz帯においてモノポールアンテナ素子として動作するとともに、第3周波数帯域である900MHz帯においても第1アンテナ素子11および第2アンテナ素子12がリアクタンス回路13を介してモノポールアンテナ素子として動作する。
次に、図3において、今度は逆に、高周波スイッチ14の制御端子17Bに順バイアスを印加してPINダイオード14Dを導通状態とし、第2アンテナ素子12の端部12Aを給電部15に接続する。一方、制御端子17Aには逆バイアスを印加するか接地電位としてPINダイオード14Cを遮断状態とし、第1アンテナ素子11の端部11Aを開放端とする(これを、「第2状態」とよぶ)。この第2状態の場合、図4(B)に示すようなVSWR特性を示し、第2アンテナ素子12が第2周波数帯域である1.8GHz帯乃至1.9GHz帯においてモノポールアンテナ素子として動作するとともに、第3周波数帯域である900MHz帯においても第1アンテナ素子11および第2アンテナ素子12がリアクタンス回路13を介してモノポールアンテナ素子として動作する。
このような第1の実施形態のアンテナ装置1によれば、第1状態と第2状態を切り替えることによって、2GHz帯では第1アンテナ素子11が動作するとともに、1.8GHz帯乃至1.9GHz帯では第2アンテナ素子12が動作し、また900MHz帯では第1アンテナ素子11および第2アンテナ素子12がリアクタンス回路13を介して動作する。このため、使用する複数の周波数帯域の中で最も低い900MHz帯専用のアンテナ素子、すなわち最も長い電気長を必要とするアンテナ素子が不要となり、小型化が可能である。また、第1状態、第2状態のいずれの場合であっても、900MHz帯の動作が可能である。
なお、上記の実施形態では、第1周波数帯域が2GHz帯、第2周波数帯域が1.8GHz帯、第3周波数帯域が900MHz帯の場合について述べたが、各周波数帯域は上記に限るものではなく、第3周波数帯域が第1周波数帯域および第2周波数帯域よりも低い周波数帯域であって、特に、第1周波数帯域の波長と第2周波数帯域の波長の和が第3周波数帯域の波長に概ね一致すれば、リアクタンス回路の周波数特性を適宜設定することによって同様の効果が得られる。
また、上記の実施形態では、図1に示すように、第1アンテナ素子11の端部11Aと第2アンテナ素子12の端部12Aが比較的離隔した場合について述べたが、図5に示すアンテナ装置1Aのように、第1アンテナ素子11の端部11Aと第2アンテナ素子12の端部12Aが近接するように構成しても、同様の効果が得られる。なお、第1アンテナ素子11の端部11Aと第2アンテナ素子12の端部12Aが離隔するように構成した場合には、第1アンテナ素子11、第2アンテナ素子12がグランドパターン16から突出するのを最小限に抑えることができるので、アンテナ装置をより小型化することができる。一方、図5に示すアンテナ装置1Aのように、第1アンテナ素子11の端部11Aと第2アンテナ素子12の端部12Aが近接するように構成した場合には、第1アンテナ素子11、第2アンテナ素子12と高周波スイッチ14および給電部15との距離を短縮することができる。
従って、本実施形態によれば、図1乃至図3に示したように、第1アンテナ素子11の端部11Aと第2アンテナ素子12の端部12Aが離隔した場合には、グランドパターン16から第1アンテナ素子11および第2アンテナ素子12が突出する量を抑えることができる。一方、図5に示したように、第1アンテナ素子11の端部11Aと第2アンテナ素子12の端部12Aが近接したアンテナ装置1Aの場合には、第1アンテナ素子11の端部11Aおよび第2アンテナ素子12の端部12Aと、高周波スイッチ14あるいは給電部15との距離を短縮できる。
いずれの場合でも、グランドパターン16に最近接するアンテナ素子とグランドパターン16との間隔を極力離すように(例えば5mm以上)構成することが、アンテナ性能上望ましい。なお、アンテナ素子とグランドパターン16の間隔を例えば15mm離すことで、第3周波数帯域を広げることができ、例えば820MHzから960MHzに拡大できるが、小型化には適さない。
また、第1アンテナ素子11および第2アンテナ素子12の形状は直線状に限るものではなく、例えば、L字形状、ミアンダ形状あるいは適宜の曲線形状であってもよく、またグランドパターン16と同一平面上に形成する必要もない。
また、上記の実施形態では、整合回路を適用しない場合について述べたが、図6に示すアンテナ装置1Bのように、整合回路を適用する場合には、PINダイオード14Cおよび14Dに、それぞれPINダイオード18Aおよび18Bを直列に接続するようにして、その間に整合回路19Aおよび19Bを装荷するように構成すればよい。
また、上記の実施形態では、高周波スイッチ14としてPINダイオード14Cおよび14Dを用いた場合について述べたが、遮断状態においてより高いアイソレーションを確保するために、PINダイオードに替えて、[背景技術]で説明した、同じく高周波スイッチであるMEMS(Micro Electro Mechanical System(s))スイッチを用いてもよい。その場合、リアクタンス回路13は900MHz帯において低インピーダンスであるため、給電部と開放端部を切り替える高周波スイッチには、遮断状態において、少なくとも900MHz帯において高いアイソレーションが確保されることが要求される。
また、上記実施形態では、2つのアンテナ素子を1つのリアクタンス回路13で接続する場合について述べたが、N(N≧3)個のアンテナ素子をN−1個のリアクタンス回路で接続してもよい。例えば図7に示すアンテナ装置1Cのように、3つのアンテナ素子10A、10B、10Cを2つのリアクタンス回路13C、13Dで接続し、より多くの周波数帯域に対応させることも可能である。この場合、所望の周波数帯域によって、各アンテナ素子の素子長およびリアクタンス回路の周波数特性を適宜設定すればよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置及びこのアンテナ装置を搭載した携帯無線機について説明する。なお、図8にアンテナ装置2を、図9にこのアンテナ装置2を搭載した携帯無線機3を示す。本実施形態において、第1の実施形態におけるアンテナ装置1と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8において、本実施形態に係るアンテナ装置2は、第1の実施形態と異なり、第1アンテナ素子11、第2アンテナ素子12、リアクタンス回路13、高周波スイッチ14を、樹脂やセラミックなどの誘電体21の表面および内部に一体化して備えてある。
本実施形態のアンテナ装置2には、インタフェースとしては、給電端子22及び1つ以上の制御端子23の他に、図示外の接地端子や電源端子を有しており、アンテナ装置2内部の高周波スイッチ14周辺には図示外のグランドパターンを有する。なお、これら第1アンテナ素子11、第2アンテナ素子12、リアクタンス回路13は、上記グランドパターンから所定の間隔(例えば5mm以上)を隔てて配置してある。
次に、図9において、図8のアンテナ装置2を搭載した携帯無線機3を示す。
この携帯無線機3には、アンテナ装置2の他に、無線回路31と、制御手段である通信制御装置32とを備えており、第1の実施形態と同様に、通信制御装置32が、無線通信の周波数帯域に応じて、高周波スイッチ14の第1状態と第2状態を切り替える。この無線回路31及び通信制御装置32は、回路基板33にはんだ付けなどにより実装されており、その回路基板33のほぼ全面に、接地電位を持つグランドパターンを有する。
以上のように構成されたアンテナ装置2および携帯無線機3について、その動作を説明する。
アンテナ装置2を携帯無線機3に搭載した状態においては、第1アンテナ素子11、第2アンテナ素子12、リアクタンス回路13はアンテナ装置2内部のグランドパターンおよび回路基板33上のグランドパターンから所定の間隔(例えば5mm以上)が確保されているため、高いアンテナ性能を得ることができる。
また、無線通信の周波数帯域が2GHz(UMTS)帯の場合は高周波スイッチ14を制御して第1状態に、1.8GHz(DCS)帯乃至1.9GHz(PCS)帯の場合は高周波スイッチ14を制御して第2状態にというように、無線通信の周波数帯域に応じてそれぞれ切り替えることで、高いアンテナ性能が得られる状態を選択することができる。
また、900MHz(GSM)帯の場合は、第1状態、第2状態のいずれの状態であっても、高いアンテナ性能が得られる。よって、第1状態において2GHz(UMTS)帯で通信中であっても、切替制御をすることなく900MHz(GSM)帯の受信電界強度を測定することができる。
また、900MHz(GSM)帯、1.8GHz(DCS)、1.9GHz(PCS)帯の3つの無線通信の周波数帯域を切り替える場合には、第2状態を選択すればよく、第1状態に切り替える必要がない。
このように、本発明の第2の実施形態のアンテナ装置2および携帯無線機3によれば、小型で、かつ、複数の周波数帯域において、高いアンテナ性能を確保できる。
なお、この携帯無線機3においてアンテナ装置2を搭載する位置は、ストレート型の携帯無線機であれば、受話部(スピーカ)近傍となる携帯無線機3の筐体上端部あるいは送話部(マイク)近傍となる携帯無線機3の筐体下端部、折畳式の携帯無線機にあっては筐体上端部あるいは下端部の他にヒンジ部近傍とするのが一般的である。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るアンテナ装置について説明する。本実施形態において、基本構成は第1の実施形態に係るアンテナ装置1と同一であり、リアクタンス回路13が、「第3周波数帯域」とした900MHz帯のみならず「第4周波数帯域」とした800MHz帯においても十分低いインピーダンスを有する点が第1の実施形態と相違する。
以上のように構成されたアンテナ装置について、図10(A)、(B)に示すVSWR特性を用いてその動作を説明する。
本実施形態のアンテナ装置は、図1において、第1状態で第1アンテナ素子11が「第1周波数帯域」とした2GHz帯においてモノポールアンテナ素子として動作し、第2状態で第2アンテナ素子12が「第2周波数帯域」とした1.8GHz帯乃至1.9GHz帯においてモノポールアンテナ素子として動作する点で、第1の実施形態と同様である。
また、本実施形態のアンテナ装置については、第1の実施形態のアンテナ装置1と異なり、第1状態では、「第4周波数帯域」とした800MHz帯においても、第1アンテナ素子11および第2アンテナ素子12がリアクタンス回路13を介してモノポールアンテナ素子として動作する。なお、第2状態での「第3周波数帯域」とした900MHz帯においても、第1アンテナ素子11および第2アンテナ素子12がリアクタンス回路13を介してモノポールアンテナ素子として動作する点は、第1の実施形態のアンテナ装置1と同じである。
このような動作が行えるのは、リアクタンス回路13を介した第1アンテナ素子11および第2アンテナ素子12において、第1アンテナ素子11と第2アンテナ素子12の長さが異なることで、リアクタンス回路13の位置が第1状態と第2状態で非対称となるためである。より具体的には、リアクタンス回路13の位置が比較的給電部寄りの第1状態(図1に示す状態のとき)でのリアクタンス回路13を介した第1アンテナ素子11および第2アンテナ素子12の全電気長に比べて、リアクタンス回路13の位置が比較的開放端寄りの第2状態(図1において、スイッチ14Aがオフで、14Bがオンの状態のとき)での全電気長が短くなるためである。
このように、本発明の第3の実施形態のアンテナ装置1によれば、第1状態と第2状態を切り替えることによって、「第1周波数帯域」とした2GHz帯(図10(A)参照)では第1アンテナ素子11が動作するとともに、「第2周波数帯域」とした1.8GHz帯乃至1.9GHz帯(図10(B))では第2アンテナ素子12が動作する。また「第3周波数帯域」とした900MHz帯(図10(B))および「第4周波数帯域」とした800MHz帯(図10(A))では第1アンテナ素子11および第2アンテナ素子12がリアクタンス回路13を介して動作する。このため、使用する複数の周波数帯域の中で比較的低い900MHz帯および800MHz帯専用のアンテナ素子、すなわち比較的長い電気長を必要とするアンテナ素子が不要となり、小型化が可能である。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態に係るアンテナ装置4について図11を参照して説明する。なお、本実施形態において、第1および第3の実施形態におけるアンテナ装置1と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図11において、本実施形態に係るアンテナ装置4は、高周波スイッチ41(41A、41B)と終端素子42(42A、42B)を備える点で第1の実施形態と異なる。
即ち、第1の実施形態では、高周波スイッチ14(14A、14B)が第1アンテナ素子11の他端11Aまたは第2アンテナ素子の他端12Aを開放端とする場合に、高周波スイッチ14の有する不要なインピーダンスや、第1アンテナ素子11および第2アンテナ素子12と高周波スイッチ14との間の配線パターンによっては、必ずしも開放端とならず、アンテナ性能が低下する場合がある。
これに対して本実施形態に係るアンテナ装置4では、高周波スイッチ41はSPDT(Single Pole Double Throw)であり、第1アンテナ素子11の他端11Aまたは第2アンテナ素子の他端12Aを開放端とする場合に、高周波スイッチ41Aまたは41Bを介して終端素子42Aまたは42Bに接続され、所定のインピーダンスで終端される。
このとき、終端素子42Aおよび42Bは、少なくとも「第3周波数帯域」としての900MHz帯において、または少なくとも「第4周波数帯域」としての800MHz帯において、或いは「第3周波数帯域」としての900MHz帯および「第4周波数帯域」としての800MHz帯において、第1アンテナ素子11の他端11Aまたは第2アンテナ素子の他端12Aが開放端となるインピーダンスに設定する。
このように、本発明の第4の実施形態のアンテナ装置4によれば、第1状態と第2状態を切り替えることによって、小型で、かつ、複数の周波数帯域において、高いアンテナ性能を確保できる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態に係るアンテナ装置及びこのアンテナ装置を搭載した携帯無線機について説明する。ここでは、第2の実施形態で示した図9の携帯無線機に第3の実施形態で示した図10のアンテナ特性を有するアンテナ装置を適用した場合について説明する。なお、本実施形態において、第2、第3の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図9に示す第2の実施形態では、無線通信の周波数帯域に応じて通信制御装置32がアンテナ装置2の高周波スイッチ14の第1状態と第2状態を制御した。これに対し、本実施形態では、無線回路31および通信制御装置32が受信電界強度や誤り率などの受信品質を検出し、しかもその検出した受信品質の低下を検出した場合に第1状態と第2状態とを切り替える点で、第2の実施形態と相違する。
例えば、本実施形態の携帯無線機を手で保持した場合や、本実施形態の携帯無線機を机の上に置いた場合は、所定の誘電率の媒質がアンテナ素子に近接することになり、共振周波数が低下する。即ち、無線通信の周波数帯域が「第4周波数帯域」として800MHz帯であって、通信制御装置32が第1状態を選択中の図10(A)に示すVSWRの状態で手や指がアンテナ素子に近接すると、共振周波数は例えば100MHz程度低下した700MHz帯に変化し、VSWRが劣化するのでアンテナ性能が劣化する。そこで、本実施形態の携帯無線機では、無線回路31および通信制御装置32がこれを検出すると、第1状態から第2状態に切り替える。これにより、手や指がアンテナ素子に近接していない場合の共振周波数を900MHz帯に設定することで、手や指がアンテナ素子に近接した場合に共振周波数が100MHz程度低下して、「第4周波数帯域」の800MHz帯に共振周波数が得られ、VSWRの劣化によるアンテナ性能の劣化を抑えることができる。
このように、本発明の第5の実施形態のアンテナ装置および携帯無線機によれば、小型で、かつ、複数の周波数帯域において、高いアンテナ性能を確保できる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。
本発明のアンテナ装置および携帯無線機は、使用する無線通信の周波数帯域に応じて、最適なアンテナ素子を選択して切替えることができるので、小型でかつ複数の周波数帯域において高いアンテナ性能を発揮できる効果を有し、マルチバンドアンテナ装置およびマルチバンド携帯無線機等として有用である。
本発明の第1の実施形態(及び第3の実施形態)に係るアンテナ装置の構成図 (A)、(B)は、それぞれ、そのアンテナ装置のリアクタンス回路の具体例を示す説明図 そのアンテナ装置の高周波スイッチの具体例を示す回路図 (A)は本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の第1状態におけるVSWR特性を示すグラフ (B)は本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の第2状態におけるVSWR特性を示すグラフ そのアンテナ装置の変形例を示す構成図 そのアンテナ装置の別の変形例を示す構成図 そのアンテナ装置の応用例を示す構成図 本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置の構成図 その第2の実施形態に係るアンテナ装置を備えた本発明の実施形態に係る携帯無線機の構成図 (A)は本発明の第3実施形態に係るアンテナ装置の第1状態におけるVSWR特性を示すグラフ (B)は本発明の第3実施形態に係るアンテナ装置の第2状態におけるVSWR特性を示すグラフ 本発明の第4の実施形態に係るアンテナ装置の構成図
符号の説明
1 アンテナ装置(第1、第3の実施形態)
1A、1B、1C アンテナ装置
10A、10B、10C アンテナ素子
11 第1アンテナ素子
11A 端部
12 第2アンテナ素子
12A 端部
13 リアクタンス回路
13A インダクタ
13B キャパシタ
13C、13D リアクタンス回路
14 高周波スイッチ(切替手段)
14A、14B スイッチ
14C、14D PINダイオード
15、15A、15B 給電部
16 グランドパターン
17A、17B 制御端子(制御手段)
18A、18B PINダイオード
19A、19B 整合回路
2 アンテナ装置(第2の実施形態)
21 誘電体
22 給電端子
23 制御端子
3 携帯無線機
31 無線回路
32 通信制御装置(制御手段)
33 回路基板
41 高周波スイッチ(切替手段)
41A、41B スイッチ
42A、42B 終端素子

Claims (14)

  1. 第1周波数帯域に対応した第1アンテナ素子と、
    第2周波数帯域に対応した第2アンテナ素子と、
    前記第1アンテナ素子の一端と前記第2アンテナ素子の一端とを接続するリアクタンス回路と、
    前記第1アンテナ素子の他端と前記第2アンテナ素子の他端のいずれか一方と接続する給電部と、
    前記第1アンテナ素子の他端または前記第2アンテナ素子の他端のいずれか一方と前記給電部との間を接続させ、かつ、前記他方のアンテナ素子の他端と前記給電部との間を開放させるように接続切替を行う切替手段と、
    を備え、
    前記リアクタンス回路は、前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域の高周波信号を遮断するとともに、前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域とは異なる第3周波数帯域の高周波信号を通過させるアンテナ装置。
  2. 前記第1アンテナ素子、前記第2アンテナ素子及び前記リアクタンス回路は、前記第3周波数帯域に対応したアンテナ素子として動作する請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第3周波数帯域は、前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域よりも低い周波数帯域である請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1周波数帯域は、略2GHz帯、
    前記第2周波数帯域は、略1.8GHz帯、
    前記第3周波数帯域は、略900MHz帯である請求項1から3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 第1周波数帯域に対応した第1アンテナ素子と、
    第2周波数帯域に対応した第2アンテナ素子と、
    前記第1アンテナ素子の一端と前記第2アンテナ素子の一端とを接続するリアクタンス回路と、
    前記第1アンテナ素子の他端と前記第2アンテナ素子の他端のいずれか一方と接続する給電部と、
    前記第1アンテナ素子の他端または前記第2アンテナ素子の他端のいずれか一方と前記給電部との間を接続させ、かつ、前記他方のアンテナ素子の他端と前記給電部との間を開放させるように接続切替を行う切替手段と、
    を備え、
    前記リアクタンス回路は、前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域の高周波信号を遮断するとともに、前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域とは異なる第3周波数帯域および第4周波数帯域の高周波信号を通過させるアンテナ装置。
  6. 前記第1アンテナ素子、前記第2アンテナ素子及び前記リアクタンス回路は、前記第3周波数帯域および前記第4周波数帯域に対応したアンテナ素子として動作する請求項5に記載のアンテナ装置。
  7. 前記第3周波数帯域および前記第4周波数帯域は、前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域よりも低い周波数帯域である請求項5又は6に記載のアンテナ装置。
  8. 前記第1周波数帯域は前記第2周波数帯域よりも高い周波数帯域であり、
    前記第3周波数帯域は前記第4周波数帯域よりも高い周波数帯域である請求項5から7のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  9. 前記第1周波数帯域は、略2GHz帯、
    前記第2周波数帯域は、略1.8GHz帯、
    前記第3周波数帯域は、略900MHz帯、
    前記第4周波数帯域は、略800MHz帯である請求項5から8のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  10. 所定のインピーダンスを有するとともに、前記各アンテナ素子と接続可能な終端素子を有し、
    前記切替手段は、前記いずれか他方のアンテナ素子の他端を前記終端素子と接続させることによって、前記所定のインピーダンスで終端して、前記いずれか他方のアンテナ素子の他端と前記給電部との間を開放する請求項1から9のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  11. 前記第1アンテナ素子の他端と前記第2アンテナ素子の他端とは、離隔して配置してある請求項1から10のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  12. 前記第1アンテナ素子の他端と前記第2アンテナ素子の他端とは、近接して配置してある請求項1から10のいずれかに記載のアンテナ装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のアンテナ装置を搭載した携帯無線機であって、
    前記アンテナ装置に備えた前記切替手段を無線通信の周波数帯域に応じて制御する制御手段を有する携帯無線機。
  14. 請求項1から12のいずれか1項に記載のアンテナ装置を搭載した携帯無線機であって、
    受信品質を検出する検出手段を有し、
    前記検出手段が受信品質の低下を検出した場合に、前記アンテナ装置に備えた前記切替手段を制御して、前記第1アンテナ素子の他端または前記第2アンテナ素子の他端のいずれか一方と前記給電部との接続動作、および前記他方のアンテナ素子の他端の開放動作を一方のアンテナ素子から他方のアンテナ素子へ切替える制御手段を有する携帯無線機。
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