JP2006086630A - アンテナ装置及び移動体通信用端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 マルチバンドシステムで使用が可能な広帯域の共振周波数を維持し、かつダイバーシチ受信を可能とすること。
【解決手段】 グランドとなる地板2aの上にリアクタンス素子2cで分割されたアンテナ素子2bを配置して、L型及び逆L型形状をした線状及び板状アンテナを構成する。これによって、2つ以上の周波数帯域で共振する多周波アンテナを実現する。さらに、アンテナ素子2bの端部に配置した切換回路3、4を用いてインピーダンスを制御することにより第3の共振周波数へ切り換える、また、給電部切換回路5a、5bを用いて給電部6a、6bを切り換えることによって第4共振周波数と第5の共振周波数へ切り換える。さらに、切換回路3、4を併用してインピーダンスを制御することで第6の共振周波数へ切り換える。
【選択図】 図3
【解決手段】 グランドとなる地板2aの上にリアクタンス素子2cで分割されたアンテナ素子2bを配置して、L型及び逆L型形状をした線状及び板状アンテナを構成する。これによって、2つ以上の周波数帯域で共振する多周波アンテナを実現する。さらに、アンテナ素子2bの端部に配置した切換回路3、4を用いてインピーダンスを制御することにより第3の共振周波数へ切り換える、また、給電部切換回路5a、5bを用いて給電部6a、6bを切り換えることによって第4共振周波数と第5の共振周波数へ切り換える。さらに、切換回路3、4を併用してインピーダンスを制御することで第6の共振周波数へ切り換える。
【選択図】 図3
Description
本発明は、携帯無線機や携帯電話機などの携帯端末に用いられるアンテナ装置等に関し、特に、広帯域の共振周波数に切り換えることができるアンテナ装置、このアンテナ装置を備えた移動体通信用端末装置に関する。
一般的な携帯電話機は、固定ヘリカルアンテナや収納可能なホイップアンテナなどを備えている。図11は、固定ヘリカルアンテナを備えた従来の携帯電話機の外観斜視図である。図11に示すような固定ヘリカルアンテナ32を備えた携帯電話機31は共振周波数の切り換えを行うことができない。そこで、今日では、共振周波数切換式アンテナを備えた携帯電話機が普及し始めている。このような共振周波数切換式アンテナは、例えば、TDMA(Time Division Multiple Access:時間分割多元接続)/FDD(Frequency Division Duplex:周波数分割復信)方式の電話機に使用される逆F型アンテナであって、グランド板と対向して平板素子が配置された、いわゆるマイクロストリップ構造のアンテナである。このようなアンテナでは、平板素子の周辺部に給電部が設けられていると共に多数のショートピンが配置されている。そして、各ショートピンとグランドとの間にそれぞれスイッチとインピーダンス整合素子が設けられ、制御回路によって各スイッチをON/OFF制御することにより共振周波数の切り換えを行うように構成されている。これによって、所望の共振周波数に切り換えられるアンテナを実現することができる(特許文献1参照)。
特開平10―224142号公報
しかしながら、上記従来のアンテナ装置の構成では、PDC(Personal Digital Cellular)/GSM(Global System for Mobile Communication)/UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)などのマルチバンドシステムに対応させようとする場合は、共振周波数の帯域が広くなるためにアンテナ装置の占有体積がかなり大きくなる。そのため、携帯電話機における電気部品などの実装スペースがなくなったり、あるいは携帯電話機としてのデザイン性を損なったりするおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、PDC/GSM/UMTSシステムなどのマルチバンドシステムで使用が可能な広帯域の共振周波数を維持し、かつダイバーシチ受信を可能とする携帯端末に好適なアンテナ装置及び移動体通信用端末装置を提供することを目的とするものである。
本発明のアンテナ装置は、携帯端末に用いられ、広帯域の共振周波数に切り換えられるアンテナ装置であって、リアクタンス素子によって2つ以上に分割され、少なくとも第1の共振周波数と第2の共振周波数を有するアンテナ素子と、アンテナ素子の所望の部分とグランドとの間を接続/遮断してインピーダンスの制御を行う切換回路とを備え、切換回路が接続動作を行うことにより、アンテナ素子を第3の共振周波数へ切り換える構成を採る。このような構成により、切換回路を用いることによってアンテナ素子のインピーダンスを制御して第3の共振周波数へ切換えることができるので、広帯域な共振周波数が得られる。
また、本発明のアンテナ装置は、前記発明の構成に加えて、リアクタンス素子によって2つに分割されたアンテナ素子のそれぞれに給電を行う2つの給電部と、2つの給電部における給電状態の変更を行う2つの給電部切換回路とを備え、2つの給電部切換回路がアンテナ素子への給電状態の変更を行うことにより、アンテナ素子を第4の共振周波数及び第5の共振周波数へ切り換える構成を採る。このような構成により、アンテナ素子の端部に配置した給電部切換回路を用いて給電部を変更することで、第4共振周波数及び第5の共振周波数へ切り換えることができるので広帯域な周波数に対応することが可能となる。
また、本発明のアンテナ装置は、前記発明の構成に加えて、給電部切換回路がアンテナ素子への給電点を変更し、かつ切換回路がインピーダンスの制御を行うことにより、アンテナ素子を第6の共振周波数へ切り換える構成を採る。このような構成により、給電部切換回路によってアンテナ素子の給電部を変更し、さらに、アンテナ素子の端部に配置した切換回路を用いてインピーダンスを制御することにより、第6の共振周波数へ切り換えることができるので、さらに広帯域な周波数に対応することが可能となる。
また、本発明のアンテナ装置においては、前記切換回路は、PINダイオード、FETスイッチ、MEMSスイッチ、またはソリットステートスイッチの何れかを備えた構成を採る。このような構成により、汎用性のある電子部品を用いて切換回路を実現することができる。
また、本発明のアンテナ装置においては、アンテナ素子はダイバーシチアンテナによる構成を採る。このような構成により、アンテナ素子を最適な指向方向へ制御することができる。
また、本発明は、前記各発明のアンテナ装置を用いて構成された移動体通信用端末装置である。このような構成により、広帯域かつアンテナ指向性のよい移動体通信用端末装置を実現することができる。
本発明のアンテナ装置によれば、リアクタンス素子により2つ以上に分割され、第1の共振周波数と第2の共振周波数を有する内蔵アンテナに対して、さらに、アンテナ素子の端部に配置された切換回路を用いてインピーダンスの制御を行うことによって、第3の共振周波数へ任意に切り換えることができる。
また、アンテナ素子の端部に配置した給電部切換回路を用いて給電部を変更することによって、第4共振周波数及び第5の共振周波数へ切り換えることができる。さらに、給電部切換回路を用いてアンテナ素子の給電部を変更し、かつ、切換回路を用いてインピーダンスを制御することにより、第6の共振周波数へ切換えることができる。このようにして、必要に応じて切換回路や給電部切換回路を操作することによって広帯域な周波数に対応することが可能となる。また、アンテナ素子をダイバーシチアンテナとして用いることによって指向性を向上させることもできる。
したがって、このようなアンテナ装置を携帯電話機などに用いれば、広帯域かつアンテナ指向性のよい携帯電話機を実現することができる。また、このようなアンテナ装置を移動体通信用端末装置に用いることによって、移動体通信用端末装置の帯域周波数やアンテナ指向性を向上させることもできる。
さらには、このような移動体通信用端末装置を用いて基地局装置と無線通信を行えば、広帯域かつアンテナ指向性のよい通信を行うことができるので、ユーザに対して極めて使い勝手のよい無線通信システムを提供することができる。
本発明のアンテナ装置は、キー操作部を備える本体部と液晶画面を備えるフリップ部とが、回転軸を持つヒンジによって開閉自在な筐体構造を有した携帯電話機などに適用されるアンテナ装置であって、本体部におけるフリップ部寄りの側に、リアクタンス素子によって2つ以上に分割される第1の共振周波数と第2の共振周波数を有する内蔵アンテナを設ける。さらに、その内蔵アンテナの端部に配置した切換回路を用いて整合インピーダンスの制御を行ったり、給電部切換回路を用いで給電状態の変更などを行う。これによって、第3の共振周波数、及び第4、第5、第6の共振周波数へ適宜に切り換えることが可能となるので、広帯域なマルチバンドに対応したアンテナ装置を実現することができる。
以下、図面を用いて、本発明におけるアンテナ装置の実施の形態を詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態で用いる図面において、同一の構成要素は同一の符号を付し、かつ重複する説明は可能な限り省略する。また、以下の実施の形態では、携帯無線機を例にして説明を行う。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1における携帯無線機の外観斜視図である。また、図2は、図1に示す携帯無線機に用いられるL型及び逆L型形状のアンテナ構成図である。さらに、図3は、図2に示すアンテナ部分の詳細な構成図であり、図3(a)はアンテナ部分の概念図、図3(b)は切換回路の部分の詳細図を示す。
図1は、本発明の実施の形態1における携帯無線機の外観斜視図である。また、図2は、図1に示す携帯無線機に用いられるL型及び逆L型形状のアンテナ構成図である。さらに、図3は、図2に示すアンテナ部分の詳細な構成図であり、図3(a)はアンテナ部分の概念図、図3(b)は切換回路の部分の詳細図を示す。
図1において、携帯無線機1は、本体部11と液晶画面12を有するフラップ部13とがヒンジ部14によって開閉自在に構成されている。また、本体部11におけるフリップ部13寄りの側には、リアクタンス素子(図示せず)によって2つ以上に分割された第1の共振周波数と第2の共振周波数を有する内蔵アンテナ2が収納されている。また、図2に示すように、内蔵アンテナ2は、グランドとなる地板2aとアンテナ素子2bとによって構成され、アンテナ素子2bのほぼ中央部付近にはスリットが設けられてリアクタンス素子2cが形成されている。
図3(a)において、リアクタンス素子2cの両側のアンテナ素子2bは、それぞれ、対応する切換回路3及び切換回路4によって地板2aに接続/遮断されるように回路構成されている。また、アンテナ素子2bの端部には、アンテナ素子2bの給電部6a及び給電部6bを切り換えるための給電部切換回路5a及び給電部切換回路5bが設けられている。尚、切換回路3は、図3(b)に示すように、アンテナ素子2bに接続するためのショートピン7と、インダクタンス、コンデンサ、抵抗、及びPINダイオードによって構成される共振回路8と、この共振回路8を制御するための制御回路9とを含んだ構成となっている。尚、切換回路3は、PINダイオードの代わりに、FETスイッチ、MEMSスイッチ、ソリットステートスイッチなどを用いてもよい。また、切換回路4についても切換回路3と全く同じ構成である。
すなわち、実施の形態1におけるアンテナ装置は、本体部11のフリップ部13の側に内蔵された内蔵アンテナ2であって、その内蔵アンテナ2は、リアクタンス素子2cによって、第1の共振周波数と第2の共振周波数とを有する2つのアンテナ素子2bに分割されている。さらに、内蔵アンテナ2の端部に配置された切換回路3及び切換回路4を用いてインピーダンスを制御することにより、第3の共振周波数へ切り換えられるように構成されている。また、給電状態の変更を行う2つの給電部切換回路5a、5bを備え、これらの給電部切換回路5a、5bがアンテナ素子2bへの給電状態の変更を行うことにより、アンテナ素子2bを第4の共振周波数及び第5の共振周波数へ切り換えるように構成されている。さらに、給電部切換回路5a、5bがアンテナ素子2bへの給電点を変更し、かつ、切換回路3、4がインピーダンスの制御を行うことにより、アンテナ素子2bを第6の共振周波数へ切り換えるように構成されている。
すなわち、L型及び逆L型の形状をした線状及び板状のアンテナ素子2bに対してリアクタンス素子2cを分割装荷して構成することにより、分割された各々の側のアンテナ素子2bは、広帯域であって2つ以上の周波数帯域(すなわち、第1の共振周波数と第2の共振周波数)で共振する多周波アンテナを実現している。このような多周波アンテナは、インダクタンス装荷型板状逆Lアンテナ(Inductance Load Type PILA:通称、IL−PILA)と呼ばれている。図4は、本発明に適用されるIL−PILAの概略的な構成図である。また、図5は、図4に示すIL−PILAのVSWR特性の一例を示す図である。
図4に示すように、IL−PILAは、2つに分割されたエレメント(つまり、高周波用エレメント素子21と低周波用エレメント素子22)の間にインダクタンス成分23を装荷している。そして、高周波数帯域(例えば、1920MHz〜2170MHz)では、インダクタンス成分23を装荷した以降の部分(つまり、低周波用エレメント素子22の部分)をオープンとみなす。また、低周波数帯域(例えば、約880MHz〜960MHz)では、インダクタンス成分23を装荷した以降の部分(低周波用エレメント素子22の部分)にも電流が流れるように定数を決定する。つまり、インダクタンス成分23は、低周波電流を流すが高周波電流を長さない特性を利用して、高周波数帯域では高周波用エレメント素子21のみの構成とし、低周波数帯域では高周波用エレメント素子21と低周波用エレメント素子22が直列に接続される構成を実現している。このようなIL−PILAの構成にすることにより、図5に示すようなVSWR特性を得て、トリプルバンド対応の2共振アンテナを実現することができる。
再び、図3に戻り、アンテナ素子2bの端部に配置された切換回路3または切換回路4を用いてインピーダンスを制御することにより、第3の共振周波数及び第4の共振周波数へ切り換える多周波アンテナを実現している。図6は、図4に示すIL−PILAに切換回路3を接続したときの構成図である。また、図7は、図6に示すIL−PILAのVSWR特性の一例を示す図である。図6に示すように、ショートピン7を介して切換回路3を低周波用エレメント素子22に接続し、制御回路9によって共振回路8を制御する。このとき、ショートピン7によって低周波用エレメント素子22の接触位置を変えることによってアンテナ素子2bのアンテナ長を変更させる。これにより、アンテナ素子2bの電気長を変化させることができるので、図7に示すように特定の周波数(例えば、約1710MHz〜1880MHzの範囲)に共振周波数を合わせることができる。
図3に戻って、さらに、アンテナ素子2bの端部に配置した給電部切換回路5a及び給電部切換回路5bを用いて、給電部6a及び給電部6bの給電状態を変更することにより、第4の共振周波数及び第5の共振周波数へ切換える多周波アンテナを実現することもできる。
図8は、図3に示すアンテナ構成においてアンテナ素子の端部に配置した切換回路3、4を動作させない場合と動作させた場合のVSWR特性の一例を示す図であり、図8(a)は切換回路3、4を動作させない場合、図8(b)は切換回路3、4を動作させた場合を示す。何れも横軸に周波数を示し、縦軸にVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)を示している。これらの特性図では、810MHz〜2170MHzにおけるVSWR特性の一例を示している。
VSWRを3以下とした場合は、図8(a)の切換回路3、4を動作させないときは、最初に約880MHz〜960MHzまでの共振周波数が現われ、次に約1920MHz〜2170MHzまでの共振周波数が現れている。しかし、アンテナ素子2bの端部に配置した切換回路3、4を動作させることによってインピーダンスの制御を行うと、図8(b)のように、約1710MHz〜1880MHzまでの共振周波数へ切り換えられる。この結果、3つの周波数帯域で共振する多周波アンテナを実現することができる。
図9は、図3に示すアンテナ構成においてアンテナ素子の端部に配置した給電部切換回路5a、5bを動作させない場合と動作させた場合のVSWR特性の一例を示す図であり、図9(a)は給電部切換回路5a、5bを動作させない場合、図9(b)は給電部切換回路5a、5bを動作させた場合を示す。何れも横軸に周波数を示し縦軸にVSWRを示している。これらの特性図では、810MHz〜2170MHzにおけるVSWR特性の一例を示している。
VSWRを3以下とした場合、図9(a)の給電部切換回路5a、5bを動作させないときは、最初に約880MHz〜960MHzまでの共振周波数が現われ、次に約1920MHz〜2170MHzまでの共振周波数が現われているが、アンテナ素子2bの端部に配置した給電部切換回路5a、5bを動作させることによって給電部が変更され、約810MHz〜890MHzまでの共振周波数と、約1880MHz〜1920MHzまでの共振周波数への切換えが行われる。この結果、4つの周波数帯域で共振する多周波アンテナを実現することができる。
<実施の形態2>
図10は、本発明の実施の形態2においてアンテナ素子に複数個の切換回路を接続したときの構成図である。すなわち、図10の回路構成は、図6に示す実施の形態1のIL−PILAの回路構成に対して切換回路が1個追加されたものである。図6の実施の形態1では低周波用エレメント素子22のみに切換回路3が接続されていたが、図10の実施の形態2では、低周波用エレメント素子22に給電部を追加すると共に高周波用エレメント素子21に切換回路3aを接続している。このようにして切換回路3aを追加することによって、これまでの3つの周波数帯域に加え、さらに3つの周波数帯域において対応が可能となり、合計6つの周波数帯域において周波数共振させるアンテナ装置を実現することができる。
図10は、本発明の実施の形態2においてアンテナ素子に複数個の切換回路を接続したときの構成図である。すなわち、図10の回路構成は、図6に示す実施の形態1のIL−PILAの回路構成に対して切換回路が1個追加されたものである。図6の実施の形態1では低周波用エレメント素子22のみに切換回路3が接続されていたが、図10の実施の形態2では、低周波用エレメント素子22に給電部を追加すると共に高周波用エレメント素子21に切換回路3aを接続している。このようにして切換回路3aを追加することによって、これまでの3つの周波数帯域に加え、さらに3つの周波数帯域において対応が可能となり、合計6つの周波数帯域において周波数共振させるアンテナ装置を実現することができる。
<総括>
以上説明したように、従来より、GSMシステムなどのデュアルバンドに対応した携帯電話機に内蔵の小型アンテナ装置は多く存在するが、これらをGSM/PDC/UMTSなどのマルチバンドシステムに対応させようとした場合、従来のアンテナ装置では占有体積が大きくなったり、携帯端末のデザイン性を損ねたり、あるいは、電気部品などの実装が難しかった、しかし、本発明のアンテナ装置により、上記従来の課題を解決して、マルチバンドシステムに対応して、広帯域で使用できる携帯端末に好適な内蔵小型アンテナを提供することが可能となる。さらに、アンテナ装置をダイバーシチアンテナの構成にすることによってアンテナ指向性を一段と向上させることができる。
以上説明したように、従来より、GSMシステムなどのデュアルバンドに対応した携帯電話機に内蔵の小型アンテナ装置は多く存在するが、これらをGSM/PDC/UMTSなどのマルチバンドシステムに対応させようとした場合、従来のアンテナ装置では占有体積が大きくなったり、携帯端末のデザイン性を損ねたり、あるいは、電気部品などの実装が難しかった、しかし、本発明のアンテナ装置により、上記従来の課題を解決して、マルチバンドシステムに対応して、広帯域で使用できる携帯端末に好適な内蔵小型アンテナを提供することが可能となる。さらに、アンテナ装置をダイバーシチアンテナの構成にすることによってアンテナ指向性を一段と向上させることができる。
本発明のアンテナ装置は携帯電話機に限らずあらゆる移動体通信用端末装置に利用することもできる。
1 携帯無線機
2 内蔵アンテナ
2a 地板
2b アンテナ素子
2c リアクタンス素子
3、3a、4 切換回路
5a、5b 給電部切換回路
6a、6b 給電部
7、7a ショートピン
8、8a 共振回路
9、9a 制御回路
11 本体部
12 液晶画面
13 フラップ部
14 ヒンジ部
21 高周波用エレメント素子
22 低周波用エレメント素子
23 インダクタンス成分
2 内蔵アンテナ
2a 地板
2b アンテナ素子
2c リアクタンス素子
3、3a、4 切換回路
5a、5b 給電部切換回路
6a、6b 給電部
7、7a ショートピン
8、8a 共振回路
9、9a 制御回路
11 本体部
12 液晶画面
13 フラップ部
14 ヒンジ部
21 高周波用エレメント素子
22 低周波用エレメント素子
23 インダクタンス成分
Claims (6)
- 携帯端末に用いられ、広帯域の共振周波数に切り換えられるアンテナ装置であって、
リアクタンス素子によって2つ以上に分割され、少なくとも第1の共振周波数と第2の
共振周波数を有するアンテナ素子と、
前記アンテナ素子の所望の部分とグランドとの間を接続/遮断してインピーダンスの制御を行う切換回路とを備え、
前記切換回路が接続動作を行うことにより、前記アンテナ素子を第3の共振周波数へ切
り換えることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記リアクタンス素子によって2つに分割された前記アンテナ素子のそれぞれに給電を
行う2つの給電部と、
前記2つの給電部における給電状態の変更を行う2つの給電部切換回路とを備え、
前記2つの給電部切換回路が前記アンテナ素子への給電状態の変更を行うことにより、
前記アンテナ素子を第4の共振周波数及び第5の共振周波数へ切り換えることを特徴と
する請求項1に記載のアンテナ装置。 - 前記給電部切換回路が前記アンテナ素子への給電点を変更し、かつ前記切換回路がイン
ピーダンスの制御を行うことにより、前記アンテナ素子を第6の共振周波数へ切り換えることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。 - 前記切換回路は、PINダイオード、FETスイッチ、MEMSスイッチ、またはソリ
ットステートスイッチの何れかを備えた構成となっていることを特徴とする請求項1乃至
請求項3の何れかに記載のアンテナ装置。 - 前記アンテナ素子はダイバーシチアンテナによって構成されていることを特徴とする請
求項1乃至請求項4の何れかに記載のアンテナ装置。 - 請求項1乃至請求項5の何れかに記載のアンテナ装置を備えることを特徴とする移動体通信用端末装置。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070816 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090525 |