JP5531592B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、未定着トナー像を記録材に定着する定着装置および画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置に用いられる定着装置として、複数のロールによって張架されたベルト部材(定着ベルト)によって構成された加熱部材を備えたものが知られている。
例えば特許文献1には、定着ローラおよび加熱ローラに張架された定着ベルト(ベルト部材)と、定着ベルトの外周面に接触して定着ベルトとの間でニップを形成する加圧ローラとを備えた定着装置が記載されている。
特開2003−5566号公報
本発明は、ベルト部材を含むベルトユニットの取り外しおよび取り付けを、容易に行えるようにすることを目的とする。
請求項1記載の発明は、第1の張架部材と、当該第1の張架部材よりも上方に設けられた第2の張架部材と、当該第1の張架部材および当該第2の張架部材に掛け渡されて回転するベルト部材と、当該第1の張架部材の位置決めに用いられる位置決め部材とを備えたベルトユニットと、前記第1の張架部材よりも下方に設けられ、当該第1の張架部材と対向する位置で前記ベルト部材の外周面に圧接することで、当該ベルト部材との間に未定着トナー像を保持した記録材が通過するための定着加圧部を形成する加圧部材と、側方に向かって開口する凹部と当該凹部の下側の端部から下方に向かって傾斜する傾斜部とが形成され、前記加圧部材を回転可能に支持する第1の筐体と、前記第1の筐体に対し閉じる方向に移動する閉動作に伴って前記位置決め部材を押圧することにより前記凹部に前記位置決め部材をはめ込ませ、当該第1の筐体に対し当該閉じる方向とは逆の開く方向に移動する開動作に伴って当該位置決め部材に対する押圧を解除することにより当該位置決め部材を当該凹部から前記傾斜部に沿って移動可能にする第2の筐体と、前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体に対する当該第2の筐体の閉動作に伴って、前記位置決め部材を前記凹部に向けて押し付ける第1の押し付け部材と、前記第2の筐体に弾性部材を介して当該第2の筐体に取り付けられ、前記第1の筐体に対する当該第2の筐体のさらなる閉動作に伴って、前記第1の押し付け部材に代わって前記位置決め部材を前記凹部に向けて押し付ける第2の押し付け部材とを含む定着装置である。
請求項2記載の発明は、第1の張架部材と、当該第1の張架部材よりも上方に設けられた第2の張架部材と、当該第1の張架部材および当該第2の張架部材に掛け渡されて回転するベルト部材と、当該第1の張架部材の位置決めに用いられる位置決め部材とを備えたベルトユニットと、前記第1の張架部材よりも下方に設けられ、当該第1の張架部材と対向する位置で前記ベルト部材の外周面に圧接することで、当該ベルト部材との間に未定着トナー像を保持した記録材が通過するための定着加圧部を形成する加圧部材と、側方に向かって開口する凹部と当該凹部の下側の端部から下方に向かって傾斜する傾斜部とが形成され、前記加圧部材を回転可能に支持する第1の筐体と、前記第1の筐体に対し閉じる方向に移動する閉動作に伴って前記位置決め部材を押圧することにより前記凹部に前記位置決め部材をはめ込ませ、当該第1の筐体に対し当該閉じる方向とは逆の開く方向に移動する開動作に伴って当該位置決め部材に対する押圧を解除することにより当該位置決め部材を当該凹部から前記傾斜部に沿って移動可能にする第2の筐体と、前記ベルトユニットにおいて前記位置決め部材よりも上方に設けられた他の位置決め部材と、前記第1の筐体において前記凹部よりも上方に設けられ、前記他の位置決め部材を上下方向への移動を許容するように受ける受け部とを含む定着装置である
請求項3記載の発明は、前記凹部の上側の端部は、当該凹部に前記位置決め部材がはめ込まれた状態で、前記加圧部材によって前記第1の張架部材にかかる力により、当該位置決め部材が押し付けられるように形成されることを特徴とする請求項1または2記載の定着装置である。
請求項4記載の発明は、記録材上に未定着トナー像を形成するトナー像形成手段と、第1の張架部材と、当該第1の張架部材よりも上方に設けられた第2の張架部材と、当該第1の張架部材および当該第2の張架部材に掛け渡されて回転するベルト部材と、当該第1の張架部材の位置決めに用いられる位置決め部材とを備えたベルトユニットと、当該第1の張架部材よりも下方に設けられ、当該第1の張架部材と対向する位置で当該ベルト部材の外周面に圧接することで、当該ベルト部材との間に前記未定着トナー像を保持した前記記録材が通過するための定着加圧部を形成する加圧部材とを備えた定着手段と、側方に向かって開口する凹部と当該凹部の下側の端部から下方に向かって傾斜する傾斜部とが形成され、前記加圧部材を回転可能に支持する第1の筐体と、前記第1の筐体に対し閉じる方向に移動する閉動作に伴って前記位置決め部材を押圧することにより前記凹部に前記位置決め部材をはめ込ませ、当該第1の筐体に対し当該閉じる方向とは逆の開く方向に移動する開動作に伴って当該位置決め部材に対する押圧を解除することにより当該位置決め部材を当該凹部から前記傾斜部に沿って移動可能にする第2の筐体と、前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体に対する当該第2の筐体の閉動作に伴って、前記位置決め部材を前記凹部に向けて押し付ける第1の押し付け部材と、前記第2の筐体に弾性部材を介して当該第2の筐体に取り付けられ、前記第1の筐体に対する当該第2の筐体のさらなる閉動作に伴って、前記第1の押し付け部材に代わって前記位置決め部材を前記凹部に向けて押し付ける第2の押し付け部材とを有する画像形成装置である。
請求項5記載の発明は、記録材上に未定着トナー像を形成するトナー像形成手段と、第1の張架部材と、当該第1の張架部材よりも上方に設けられた第2の張架部材と、当該第1の張架部材および当該第2の張架部材に掛け渡されて回転するベルト部材と、当該第1の張架部材の位置決めに用いられる位置決め部材とを備えたベルトユニットと、当該第1の張架部材よりも下方に設けられ、当該第1の張架部材と対向する位置で当該ベルト部材の外周面に圧接することで、当該ベルト部材との間に前記未定着トナー像を保持した前記記録材が通過するための定着加圧部を形成する加圧部材とを備えた定着手段と、側方に向かって開口する凹部と当該凹部の下側の端部から下方に向かって傾斜する傾斜部とが形成され、前記加圧部材を回転可能に支持する第1の筐体と、前記第1の筐体に対し閉じる方向に移動する閉動作に伴って前記位置決め部材を押圧することにより前記凹部に前記位置決め部材をはめ込ませ、当該第1の筐体に対し当該閉じる方向とは逆の開く方向に移動する開動作に伴って当該位置決め部材に対する押圧を解除することにより当該位置決め部材を当該凹部から前記傾斜部に沿って移動可能にする第2の筐体と、前記ベルトユニットにおいて前記位置決め部材よりも上方に設けられた他の位置決め部材と、前記第1の筐体において前記凹部よりも上方に設けられ、前記他の位置決め部材を上下方向への移動を許容するように受ける受け部とを有する画像形成装置である
請求項1記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、ベルトユニットの取り外しおよび取り付けを容易に行うことが可能になり、ベルトユニットの取り付けにおいて凹部に対しより確実に位置決め部材をはめ込むことが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、ベルトユニットの取り外しおよび取り付けを容易に行うことが可能になり、ベルトユニットの取り外しおよび取り付けにおいてベルトユニットを安定した状態におくことができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、ベルトユニットが取り付けられた状態において、凹部から位置決め部材が外れるのを抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、ベルトユニットの取り外しおよび取り付けを容易に行うことが可能になり、ベルトユニットの取り付けにおいて凹部に対しより確実に位置決め部材をはめ込むことが可能になる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、ベルトユニットの取り外しおよび取り付けを容易に行うことが可能になり、ベルトユニットの取り外しおよび取り付けにおいてベルトユニットを安定した状態におくことができる
本実施の形態が適用される画像形成装置の構成例を示した図である。 定着ユニットの構成を説明するための断面構成図である。 定着ユニットにおけるベルトユニットの構成を説明するための図である。 画像形成装置に対しベルトユニットを取り付けて位置決めした状態を説明するための図である。 画像形成装置においてベルトユニットを交換するために露出させた状態を説明するための図である。 図4をVI方向からみた上面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成装置の説明>
図1は本実施の形態に係る定着装置(定着ユニット)60が適用される画像形成装置1の構成例を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、所謂「タンデム型」のカラープリンタであり、画像データに基づき画像形成を行う画像形成部10と、画像形成装置1全体の動作制御や例えばパーソナルコンピュータ(PC)等との通信、画像データに対して行う画像処理等を実行する主制御部50と、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行うユーザインターフェース(UI)部90と、を備えている。
<画像形成部の説明>
トナー像形成手段の一例としての画像形成部10は、例えば電子写真方式により画像を形成する機能部であって、並列的に配置される6つの画像形成ユニット11C,11M,11HC,11HM,11Y,11K(以下、「画像形成ユニット11」)を備えている。各画像形成ユニット11は、機能部材として、例えば、静電潜像が形成され、その後に各色トナー像が形成される感光体ドラム12と、感光体ドラム12の表面を予め定められた電位で帯電する帯電器13と、帯電器13により帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光する露光器14と、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を各色トナーにより現像する現像器15と、転写後の感光体ドラム12表面を清掃するクリーナ16と、を備えている。
各画像形成ユニット11の現像器15各々は、各色トナーを貯蔵するトナー容器17C,17M,17HC,17HM,17Y,17K(以下、「トナー容器17」)とトナー搬送路(不図示)で連結されている。そして、トナー搬送路中に設けられた補給用スクリュー(不図示)によりトナー容器17から現像器15に各色トナーが補給されるように構成されている。
画像形成ユニット11各々は、現像器15に収容されるトナーを除いて同じ構成を有しており、それぞれがC(シアン)色、M(マゼンタ)色、HC(高彩度シアン)色、HM(高彩度マゼンタ)色、Y(イエロー)色、K(ブラック)色のトナー像を形成する。ここでのHC色は、シアン色系の色相を有し、C色よりも色調が明るく彩度が相対的に高いシアン色であり、HM色は、マゼンタ色系の色相を有し、M色よりも色調が明るく彩度が相対的に高いマゼンタ色である。
また、画像形成部10は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12に形成された各色トナー像が転写される中間転写ベルト20と、各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト20に転写(一次転写)する一次転写ロール21と、を備えている。さらに、中間転写ベルト20上に重畳して転写された各色トナー像を記録材(記録紙)である用紙に一括転写(二次転写)する二次転写ロール22と、二次転写された各色トナー像を用紙上に定着させる定着手段(定着装置)の一例としての定着ユニット60と、を備えている。
加えて、画像形成部10は、定着ユニット60にて用紙上に定着された各色トナー像を冷却し、用紙上への各色トナー像の定着を促進する冷却ユニット80と、用紙の曲がり(カール)を矯正するカール矯正ユニット85と、を備えている。
なお、本実施の形態の画像形成装置1では、中間転写ベルト20、一次転写ロール21、および二次転写ロール22により転写手段が構成される。また、二次転写ロール22が配置され、中間転写ベルト20上の各色トナー像が用紙に二次転写される領域を、以下、「二次転写領域Tr」という。
<用紙搬送系の説明>
また、画像形成部10は、用紙搬送系として、用紙を収容する複数(本実施の形態では2個)の用紙収容容器40A,40Bと、この用紙収容容器40A,40Bに収容された用紙を繰り出して搬送する繰出しロール41A,41Bと、用紙収容容器40Aからの用紙を搬送する第1搬送路R1と、用紙収容容器40Bからの用紙を搬送する第2搬送路R2と、を備えている。さらに、画像形成部10は、用紙収容容器40Aおよび用紙収容容器40Bからの用紙を二次転写領域Trに向けて搬送する第3搬送路R3と、を備えている。加えて、画像形成部10は、二次転写領域Trにて各色トナー像が転写された用紙を定着ユニット60、冷却ユニット80、およびカール矯正ユニット85を通過するように搬送する第4搬送路R4と、カール矯正ユニット85からの用紙を画像形成装置1の排出部に設けられた用紙積載部44に向けて搬送する第5搬送路R5と、を備えている。
第1搬送路R1から第5搬送路R5は、それぞれに沿って搬送ロールや搬送ベルトが配置され、送られてくる用紙を順次、搬送する。
<両面搬送系の説明>
また、画像形成部10は、両面搬送系として、定着ユニット60で第1面に各色トナー像が定着された用紙を一旦保持する中間用紙収容容器42と、カール矯正ユニット85からの用紙を中間用紙収容容器42に向けて搬送する第6搬送路R6と、中間用紙収容容器42に収容された用紙を上記の第3搬送路R3に向けて搬送する第7搬送路R7と、を備えている。さらに、画像形成部10は、カール矯正ユニット85の用紙搬送方向下流側に配置され、用紙を用紙積載部44に向けて搬送する第5搬送路R5と中間用紙収容容器42に搬送する第6搬送路R6とに選択的に振り分ける振分機構部43と、中間用紙収容容器42に収容された用紙を繰り出して第7搬送路R7に向けて搬送する繰出しロール45と、を備えている。
<画像形成動作の説明>
次に、本実施の形態に係る画像形成装置1での基本的な画像形成動作について説明する。
画像形成部10の画像形成ユニット11各々は、上記の機能部材を用いた電子写真プロセスによりC色,M色,HC色,HM色,Y色,K色の各色トナー像を形成する。各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像は、一次転写ロール21により中間転写ベルト20上に順に一次転写され、各色トナーが重畳された合成トナー像を形成する。中間転写ベルト20上の合成トナー像は、中間転写ベルト20の移動(矢印方向)に伴って二次転写ロール22が配置された二次転写領域Trに搬送される。
一方、用紙搬送系では、各画像形成ユニット11での画像形成の開始タイミングに合わせて繰出しロール41A、41Bが回転動作し、用紙収容容器40Aおよび用紙収容容器40Bの中から例えばUI部90にて指定された方の用紙が繰出しロール41A,41Bにより繰り出される。繰出しロール41A,41Bにより繰り出された用紙は、第1搬送路R1または第2搬送路R2と、第3搬送路R3とに沿って搬送され、二次転写領域Trに到達する。
二次転写領域Trでは、二次転写ロール22により形成された転写電界によって、中間転写ベルト20上に保持された合成トナー像が用紙に一括して二次転写される。
その後、合成トナー像が転写された用紙は、中間転写ベルト20から分離され、第4搬送路R4に沿って定着ユニット60に搬送される。定着ユニット60に搬送された用紙上の合成トナー像は、定着ユニット60によって定着処理を受けて用紙上に定着される。そして、定着画像が形成された用紙は、冷却ユニット80にて冷却され、カール矯正ユニット85にて用紙の曲がりが矯正される。その後、カール矯正ユニット85を通過した用紙は、振分機構部43により、片面印刷時には第5搬送路R5に導かれて、用紙積載部44に向けて搬送される。
なお、一次転写後に感光体ドラム12に付着しているトナー(一次転写残トナー)、および二次転写後に中間転写ベルト20に付着しているトナー(二次転写残トナー)は、それぞれクリーナ16、およびベルトクリーナ26によって除去される。
一方、両面印刷時には、上述した過程によって用紙の第1面上に定着画像が形成された用紙は、カール矯正ユニット85を通過した後、振分機構部43により第6搬送路R6に導かれ、第6搬送路R6を中間用紙収容容器42に向けて搬送される。そして再び、各画像形成ユニット11による第2面の画像形成の開始タイミングに合わせて繰出しロール45が回転し、中間用紙収容容器42から用紙が繰り出される。繰出しロール45により繰り出された用紙は、第7搬送路R7および第3搬送路R3に沿って搬送され、二次転写領域Trに到達する。
二次転写領域Trでは、第1面の場合と同じく、二次転写ロール22により形成された転写電界によって、中間転写ベルト20上に保持された第2面の各色トナー像が用紙に一括して二次転写される。
そして、両面にトナー像が転写された用紙は、第1面の場合と同じく定着ユニット60にて定着され、冷却ユニット80にて冷却され、さらにはカール矯正ユニット85にて用紙の曲がりが矯正される。その後、カール矯正ユニット85を通過した用紙は、振分機構部43により第5搬送路R5に導かれて、用紙積載部44に向けて搬送される。
このようにして、画像形成装置1での画像形成処理がプリント枚数分のサイクルだけ繰り返し実行される。
<定着ユニットの構成の説明>
次に、本実施の形態の画像形成装置1に用いられる定着ユニット60について説明する。
図2は、本実施の形態の定着ユニット60の構成を説明するための断面構成図である。この定着ユニット60は、用紙を加熱する定着ベルトモジュール61と、定着ベルトモジュール61に設けられた定着ベルト610を外側から張架しながら定着ベルト610を加熱する外部加熱部材の一例としての外部加熱ロール613と、定着ベルトモジュール61に対して接離自在に構成された加圧部材の一例としての加圧ロール62とで主要部が構成されている。
定着ベルトモジュール61は、循環移動するベルト部材の一例としての定着ベルト610と、定着ベルト610を張架しながら回転動作し、定着ベルトモジュール61と加圧ロール62とが圧接(互いに押圧されながら接触)する領域である定着加圧部の一例としてのニップ部Nにて定着ベルト610を内側から加熱する第1の張架部材の一例としての定着ロール611と、定着ベルト610を内側から張架しながら定着ベルト610を加熱する第2の張架部材の一例としての内部加熱ロール612と、を備えている。また、定着ベルトモジュール61は、定着ロール611と内部加熱ロール612との間(ニップ部Nの上流側)で定着ベルト610を張架する張架ロール614と、ニップ部N内の下流側領域であって定着ロール611の近くに配置された剥離部材の一例としての剥離パッド64と、ニップ部Nと外部加熱ロール613との間(ニップ部Nの下流側)において定着ベルト610を張架する張架ロール615と、外部加熱ロール613からの押圧力を受けながら定着ベルト610を支持する支持ロール616と、を備えている。
定着ベルト610は、例えば、ポリイミド樹脂で形成されたベース層と、ベース層の表面側(外周面側)に積層されたシリコーンゴムからなる弾性体層と、さらに弾性体層上に被覆されたPFA(テトラフルオロエチレン−ペルフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)からなる離型層とで構成されている。ここでは、弾性体層は、特にカラー画像に対する画質向上のために設けられたものである。すなわち、定着対象となる用紙に保持されるトナー像は、粉体である各色トナーが積層して形成されている。そのため、ニップ部Nにおいてトナー像の全体に均一に熱を供給するには、用紙上のトナー像の凹凸に倣って定着ベルト610表面が変形することが好ましいからである。
定着ロール611は、例えばアルミニウムやSUSで形成された円筒状ロールであり、図示しない駆動モータからの回転駆動力を受けて、図中矢印方向に回転する。そして、定着ロール611の内部に配置された加熱源の一例としての例えば3本のハロゲンヒータ71により、定着ロール611は予め定められた温度(例えば、150℃)に加熱される。
内部加熱ロール612は、例えばアルミニウムやSUSで形成された円筒状ロールである。そして、内部に配置された加熱源の一例としての例えば4本のハロゲンヒータ72により、内部加熱ロール612は予め定められた温度(例えば、190℃)に加熱される。
また、内部加熱ロール612は、その両端部に定着ベルト610を内側から外側に向けて押圧するバネ部材(不図示)が配置され、定着ベルト610全体の張力を例えば15kgfに設定している。
さらには、内部加熱ロール612には、定着ベルト610の片寄り(ベルトウォーク)を制御するための機構(不図示)が設けられている。
剥離パッド64は、例えばSUS等の金属や樹脂等で構成された、断面が円弧形状のブロック部材である。そして、加圧ロール62が定着ベルト610を介して定着ロール611に圧接される領域(以下、「ロールニップ部N1」)の下流側にて、定着ロール611の軸方向全域に亘って固定配置されている。そして、剥離パッド64は、定着ベルト610を介して加圧ロール62を予め定められた幅領域(例えば、定着ベルト610の進行方向に沿って5mmのニップ幅)に亘って予め定められた荷重(例えば、平均10kgf)で均一に押圧するように設置され、ロールニップ部N1に連なる「剥離パッドニップ部N2」を形成している。
次に、外部加熱ロール613は、例えばアルミニウムやSUSを基体とする表面が例えば窒化処理されて構成された円筒状ロールである。そして、内部に配置された例えば3本のハロゲンヒータ73により、外部加熱ロール613は予め定められた温度(例えば、190℃)に加熱される。
このように、本実施の形態の定着ユニット60では、定着ロール611と内部加熱ロール612と外部加熱ロール613とによって定着ベルト610が加熱される構成を採用している。
なお、定着ベルトモジュール61において、外部加熱ロール613を除く、定着ベルト610、定着ロール611、内部加熱ロール612、張架ロール614、張架ロール615、支持ロール616、および剥離パッド64は、画像形成装置1に対し着脱自在に設けられたベルトユニット600を構成している。なお、ベルトユニット600の詳細については後述する。
次に、加圧ロール62は、例えば、アルミニウムやSUSからなる円柱状ロールを基体として、基体側から順に、シリコーンゴムからなる弾性層と、PFAチューブからなる離型層とが積層されて構成されている。そして、加圧ロール62は、定着ベルトモジュール61に接離するように配置され、定着ベルトモジュール61を押圧しながら接触(圧接)するように設定された場合には、定着ベルトモジュール61の定着ロール611が矢印方向へ回転するのに伴い、定着ロール611に従動して矢印方向に回転する。
<定着ユニットでの定着動作についての説明>
続いて、本実施の形態の定着ユニット60での定着動作について説明する。
画像形成装置1の二次転写領域Tr(図1参照)において合成トナー像(未定着トナー像)が静電転写された用紙は、第4搬送路R4(図1参照)に沿って定着ユニット60のニップ部N(図2参照)に向けて搬送される。そして、ニップ部Nを通過する用紙表面の未定着トナー像は、主としてロールニップ部N1に作用する圧力と熱とにより用紙に定着される。
すなわち、本実施の形態の定着ユニット60では、ロールニップ部N1に作用する熱は主に定着ベルト610によって供給される。定着ベルト610は、定着ロール611の内部に配置されたハロゲンヒータ71から定着ロール611を介して供給される熱と、内部加熱ロール612の内部に配置されたハロゲンヒータ72から内部加熱ロール612を介して供給される熱と、外部加熱ロール613の内部に配置されたハロゲンヒータ73から外部加熱ロール613を介して供給される熱とによって加熱される。それにより、定着ロール611だけでなく、内部加熱ロール612および外部加熱ロール613からも熱エネルギーが補給されるので、ロールニップ部N1においては、プロセススピードが高速であっても充分な熱量が確保される。
本実施の形態の定着ユニット60では、直接的な定着部材として機能する定着ベルト610は、極めて熱容量を小さく構成することができる。加えて、定着ベルト610は、熱供給部材である定着ロール611と、内部加熱ロール612および外部加熱ロール613のそれぞれにおいて広いラップ面積(大きなラップ角度)で接触するように構成されている。そのため、定着ベルト610が1回転する短い期間に、定着ロール611や内部加熱ロール612および外部加熱ロール613から充分な熱量が供給されるので、定着ベルト610を必要な定着温度に短時間で復帰させることが可能となる。それにより、ロールニップ部N1においては、予め定められた定着温度が維持される。
その結果、本実施の形態の定着ユニット60では、高速で連続通紙されても定着温度が一定の範囲内に維持される。また、高速での定着動作の開始時に定着温度が落ち込む現象(所謂「温度ドループ現象」)の発生が抑制される。特に、熱容量の大きな厚紙等に対する定着においても、定着温度の維持および温度ドループの発生が抑制され、さらには、紙種に対応させて定着温度を途中で切り替える(定着温度のアップおよびダウンの双方を含む。)必要がある場合にも、定着ベルト610は熱容量が小さいので、ハロゲンヒータ71、さらにはハロゲンヒータ72、ハロゲンヒータ73の出力調整により、温度の切り替えを容易としている。
また、本実施の形態の定着ユニット60は、定着ロール611がアルミニウムやSUS等で形成されたハードロールであり、加圧ロール62が弾性層を被覆したソフトロールである。そのため、ロールニップ部N1では、定着ロール611は殆ど撓まず、加圧ロール62表面が撓むことによって定着ベルト610の進行方向に幅を持ったニップ領域が形成されている。このように、ロールニップ部N1においては、定着ベルト610がラップされている側の定着ロール611が殆ど変形しない。そのため、定着ベルト610は移動速度の変動が抑制されつつロールニップ部N1を通過する。それにより、ロールニップ部N1において定着ベルト610にシワや歪みが生じることが抑制されるので、良質の定着画像が安定的に提供される。
引き続いて、ロールニップ部N1を通過した後には、用紙は剥離パッドニップ部N2に搬送される。剥離パッドニップ部N2は、加圧ロール62に剥離パッド64が押圧されて、定着ベルト610が加圧ロール62に圧接するように構成されている。したがって、ロールニップ部N1は定着ロール611の曲率によって下に凸である湾曲した形状を有するのに対し、剥離パッドニップ部N2は加圧ロール62の曲率によって上に凸である湾曲した形状を有している。
そのため、ロールニップ部N1において定着ロール611の曲率のもとで加熱加圧された用紙は、剥離パッドニップ部N2において加圧ロール62による相反する方向に向いた曲率に進行方向が変化させられる。その際に、用紙上のトナー像と定着ベルト610表面との間で微小なマイクロスリップが生じる。それによって、トナー像と定着ベルト610との付着力が弱められ、用紙は定着ベルト610から剥離され易い状態が形成される。このように、剥離パッドニップ部N2は、最終の剥離工程で確実に剥離が行なわれるための準備工程にも位置付けられる。
そして、剥離パッドニップ部N2の出口では、定着ベルト610は剥離パッド64に巻き付くように搬送されるので、定着ベルト610の搬送方向はそこで変化する。すなわち、定着ベルト610は剥離パッド64の外側面に沿って移動するため、定着ベルト610の屈曲は大きなものとなる。そのため、剥離パッドニップ部N2内において定着ベルト610との付着力が予め弱められた用紙は、用紙自身が有している紙のコシによって定着ベルト610から分離する。
そして、定着ベルト610から分離された用紙は、剥離パッドニップ部N2の下流側に配置された剥離案内板69により、その進行方向が導かれる。剥離案内板69により案内された用紙は、その後、排紙ガイド78および排紙ベルト79によって冷却ユニット80に向けて搬送され、それにより定着ユニット60での定着処理が完了する。
<ベルトユニットの構成の説明>
図3は、定着ユニット60におけるベルトユニット600の構成を説明するための図である。なお、図3は、ベルトユニット600を図1において手前側からみた側面図を示している。
このベルトユニット600は、定着ロール611、張架ロール614、張架ロール615、および支持ロール616等のロール部材を回転可能に支持するとともに、剥離パッド64等の部材を固定した状態で支持する、SUS等の金属で構成された支持筐体601と、内部加熱ロール612を回転可能に支持する、SUS等の金属で構成されたロール支持部材602とを備えている。ここで、ロール支持部材602は、支持筐体601との間にスライド支持部材603が配置されることにより、内部加熱ロール612の回転軸612a方向にスライド移動(並行移動)自在に支持されている。また、ロール支持部材602は、ロール支持部602aにより内部加熱ロール612の回転軸612aを支持する。それにより、内部加熱ロール612は、ロール支持部602aに支持された回転軸612aと内部加熱ロール612との間に配置されたベアリング(不図示)を介して回転する。
ここで、内部加熱ロール612の回転軸612aを支持するロール支持部602aには、回転軸612aとの摺動抵抗を低減する例えばPFA等の低摩擦材料からなる低摩擦部602bが配置されている。
加えて、支持筐体601には、ロール支持部材602を内部加熱ロール612の回転軸612aに向けて付勢するロール付勢部材604が取り付けられている。ロール付勢部材604は、内部加熱ロール612に対しロール支持部材602を介して外側(図中上方)に向かう力を付与することで、内部加熱ロール612を張架する定着ベルト610に対し、予め決められた張力(テンション)を設定する。
さらに、定着ロール611の回転軸611aは、支持筐体601に設けられた穿孔を貫通して支持筐体601の図中手前側に突出して配置されている。また、穿孔の形成箇所には、図示しないベアリングが設けられており、支持筐体601は、定着ロール611の回転軸611aを回転可能に支持している。
そして、定着ロール611の回転軸611aのうち、支持筐体601よりも外側に突出して配置されている部位には、回転軸611aに対し回転自在な軸受部材605が外装されている。位置決め部材の一例としての軸受部材605は、画像形成装置1に対するベルトユニット600の着脱動作およびその位置決めに使用される。
さらにまた、支持筐体601の内部加熱ロール612側には、図中手前側に突出する保持ピン606が取り付けられている。他の位置決め部材の一例としての保持ピン606は、上述した軸受部材605とともに、画像形成装置1に対するベルトユニット600の着脱動作およびその位置決めに使用される。
なお、支持筐体601およびロール支持部材602は、定着ロール611等に対し図中手前側および図中奥側にそれぞれ設けられており、スライド支持部材603、ロール付勢部材604、軸受部材605、および保持ピン606も、図中手前側および図中奥側にそれぞれ設けられている。
また、図中奥側に突出する定着ロール611の回転軸611aには、画像形成装置1の本体側に設けられた駆動モータ(不図示)から駆動力を受けるためのギア(不図示)が取り付けられている。
<画像形成装置に対するベルトユニットの取り付け構造の説明>
続いて、画像形成装置1に対するベルトユニット600の取り付け構造について説明する。
図4は、画像形成装置1に対しベルトユニット600を取り付けて位置決めした状態を説明するための図である。
また、図5は、画像形成装置1においてベルトユニット600を交換するために露出させた状態を説明するための図である。
さらに、図6は、図4をVI方向からみた上面図である。
本実施の形態の画像形成装置1は、画像形成装置1に対し固定した状態で取り付けられ、定着ユニット60を構成する加圧ロール62を回転可能に支持する本体筐体110と、この本体筐体110に対し、開閉自在に取り付けられた可動筐体120とを備えている。ここで、第1の筐体の一例としての本体筐体110および第2の筐体の一例としての可動筐体120は、下方に設けられた軸100によって回転可能に連結されている。また、本体筐体110および可動筐体120は、軸100よりも上方において図示しないバネにより連結されている。この図示しないバネにより、可動筐体120が本体筐体110に対し軸100を中心に図中時計回り方向に回転しようとするのを規制している。そして、可動筐体120を本体筐体110に対し軸100を中心に図中時計回り方向に回転させることで、ベルトユニット600を外部に露出させ、また、可動筐体120を本体筐体110に対し軸100を中心に図中反時計回り方向に回転させることで、ベルトユニット600を外部から隠蔽させるようになっている。
本体筐体110は、例えば金属板に機械加工を施して得られた2枚の側板を、図中手前側から奥側に向かう部材にて接続したものからなり、これら2枚の側板は、ベルトユニット600の装着部位の手前側および奥側に設けられている。
そして、本体筐体110には、上方に向かって開口し、ベルトユニット600の支持筐体601に取り付けられた保持ピン606を挿入するためのピン受け部111が設けられている。受け部の一例としてのピン受け部111は、保持ピン606の出入口となる上部側の領域では保持ピン606よりわずかに大きな径となり、その奥側となる下部側の領域では、上部側の領域よりも大きい径となるように形成されている。
また、本体筐体110には、可動筐体120と対向する側の側方に向かって開口し、ベルトユニット600の軸受部材605をはめ込むための軸受はめ込み部112が設けられている。凹部の一例としての軸受はめ込み部112は、軸受部材605に倣って半円状の開口形状を有しており、その下側の端部には、可動筐体120側に向かって縁の位置が低下するように傾斜して形成された傾斜部113と、傾斜部113に連続し且つ縁の位置が平坦となるように形成された平坦部114とが設けられている。
さらに、本体筐体110は、上方において上下方向に設けられた第1の固定開口115と、加圧ロール62からみて軸100の形成位置よりも遠い側であって、軸100に水平となる位置に設けられた第2の固定開口116とを有している。
一方、可動筐体120は、例えば樹脂成形等によって得られたものからなり、L字状の断面を有している。
そして、可動筐体120には、定着ユニット60を構成する外部加熱ロール613を回転可能に支持する支持部121が設けられている。これにより、外部加熱ロール613は、可動筐体120と一緒に軸100を中心に回転するようになっている。
また、可動筐体120には、図4に示すように、ベルトユニット600を配置した状態で本体筐体110に対して可動筐体120を閉じた際に、本体筐体110の軸受はめ込み部112にはめ込まれた軸受部材605を側方から本体筐体110側に向けて押すことで、軸受部材605を軸受はめ込み部112の縁に押し付ける押し付け部材122が取り付けられている。第2の押し付け部材の一例としての押し付け部材122は、弾性部材の一例としてのバネ123を介して可動筐体120に進退可能に取り付けられている。
さらに、可動筐体120には、図5に示すように、ベルトユニット600を配置した状態で本体筐体110に対して可動筐体120を開き、本体筐体110に設けられた軸受はめ込み部材112から軸受部材605を外した際に、軸受部材605に接触することで、軸受部材605のさらなる移動を規制する規制部124が形成されている。この規制部124は、2つの平坦面を1つの傾斜面で接続した構造を有しており、押し付け部材122に隣接する部位の平坦面の高さは、押し付け部材122の面の高さと同じになっている。また、規制部124は、後述するように、軸受部材605を軸受はめ込み部112に向かって押し付ける第1の押し付け部材としても機能する。
さらにまた、可動筐体120は、上方の端部側に設けられた第1の可動開口125と、下方の端部側に設けられた第2の可動開口126とを有している。
ここで、本実施の形態では、図4に示したように、本体筐体110に対し可動筐体120を閉じた際に、本体筐体110に設けられた第1の固定開口115と可動筐体120に設けられた第1の可動開口125とが重なるようになっている。
一方、本実施の形態では、図5に示したように、本体筐体110に対し可動筐体120を開いた際に、本体筐体110に設けられた第2の固定開口116と可動筐体120に設けられた第2の可動開口126とが重なるようになっている。
そして、画像形成装置1は、例えば図4および図6に示すように本体筐体110に対し可動筐体120を閉じた際に、重なった第1の固定開口115と第1の可動開口125とを貫くことにより、本体筐体110に対し可動筐体120を固定し、且つ、例えば図5に示すように本体筐体110に対し可動筐体120を開いた際に、重なった第2の固定開口116と第2の可動開口126とを貫くことにより、本体筐体110に対し可動筐体120を固定する固定部材130をさらに備えている。この固定部材130は、使用者が手に持って操作するための把持部131と、把持部131に取り付けられるとともに、上述した各開口に挿入可能な固定用ピン132とを有している。
<画像形成装置からのベルトユニットの取り外し手順の説明>
では、図4〜図6を参照しつつ、画像形成装置1からベルトユニット600を取り外す手順について説明する。その際、画像形成装置1は、初期状態において図4に示す状態にあるものとする。なお、画像形成装置1からベルトユニット600を取り外す際には、本体筐体110に対し閉じられた状態にある可動筐体120を開くための開動作が行われる。
まず、本体筐体110に対し可動筐体120を固定している固定部材130が上側から取り外される。これにより、本体筐体110に対し、可動筐体120が軸100を中心として回転可能な状態になる。ただし、可動筐体120は、本体筐体110との間に連結された図示しないバネにより本体筐体110側に引っ張られているため、固定部材130を取り外すだけで、本体筐体110に対し可動筐体120が開放されることはない。
次に、例えば第1の可動開口125を介して、可動筐体120に対し軸100を中心として図中時計回り方向の力が加えられると、可動筐体120は、図示しないバネの引っ張り力に抗して図中時計回り方向に回転し始める。
可動筐体120の図中時計回り方向への回転に伴い、可動筐体120に設けられた押し付け部材122が、本体筐体110に保持されたベルトユニット600に設けられた軸受部材605から離れる方向に移動する。また、可動筐体120に設けられた支持部121に取り付けられた外部加熱ロール613も、ベルトユニット600に設けられた定着ベルト610から離れる。その結果、ベルトユニット600は、軸受部材605が加圧ロール62によって軸受はめ込み部112の上方の縁に押し付けられ、且つ、保持ピン606がピン受け部111に緩くはまった状態で、本体筐体110側に保持される。
その後、本体筐体110に対し、可動筐体120をさらに図中時計回り方向に回転させていくと、可動筐体120に設けられた第2の可動開口126が、本体筐体110に設けられた第2の固定開口116と重なる位置に到達する。その状態で、先ほど取り外しておいた固定部材130を用意し、その固定用ピン132が第2の固定開口116および第2の可動開口126を貫くように側部から差し込む。これにより、図示しないバネの引っ張り力に抗して、本体筐体110に対し可動筐体120が開いた状態で固定される。すなわち、本体筐体110および可動筐体120は、図5に示す状態となる。また、これに伴い、本体筐体110と可動筐体120との間に、ベルトユニット600が露出する。
次に、ベルトユニット600の定着ロール611側(下側)に、可動筐体120側に向かう力を付与すると、ベルトユニット600に設けられた軸受部材605は、本体筐体110の軸受はめ込み部112から外れる側(図中右側)に向けて移動を開始する。このとき、軸受部材605は、軸受はめ込み部112から外れた後、ベルトユニット600が受ける重力により、本体筐体110の傾斜部113に沿って滑り降りてくる。そして、傾斜部113を滑り降りてきた軸受部材605は、その周面の一部が本体筐体110の平坦部114に当たり、且つ、その周面の他の一部が可動筐体120の規制部124に当たることによって停止する。このとき、ベルトユニット600の内部加熱ロール612側(上側)では、本体筐体110に設けられたピン受け部111に保持ピン606がゆるくはめ込まれていることから、軸受部材605が上述したように傾斜部113を滑り降りていくのに伴い、保持ピン606は、ピン受け部111によって横方向への移動が規制された状態で下方に向かって移動していく。つまり、全体的にみて、ベルトユニット600は、保持ピン606を軸として、保持ピン606自体が下方に移動しつつ、図中反時計回り方向に回転していることになる。これにより、ベルトユニット600は、図5に示す状態となる。
そして、この状態で、ベルトユニット600が、図中上側から上方に向けて引き抜かれる。このとき、ベルトユニット600に設けられた軸受部材605は本体筐体110の軸受はめ込み部112から外れており、また、ベルトユニット600に設けられた保持ピン606は本体筐体110のピン受け部111によって上方への移動を規制されていないことから、画像形成装置1からベルトユニット600を取り外すことができる。
<画像形成装置へのベルトユニットの取り付け手順の説明>
続いて、図4〜図6を参照しつつ、画像形成装置1にベルトユニット600を取り付ける手順について説明する。その際、画像形成装置1は、初期状態において図5に示す状態にあり、しかも、ベルトユニット600が取り外されているものとする。なお、画像形成装置1にベルトユニット600を取り付ける際には、本体筐体110に対し開かれた状態にある可動筐体120を閉じるための閉動作が行われる。
まず、本体筐体110と可動筐体120とによって形成されている開口部に、図中上部側から下方に向けてベルトユニット600を挿入していく。このとき、ベルトユニット600の内部加熱ロール612側(上側)に設けられた保持ピン606は、本体筐体110に設けられたピン受け部111に上方から挿入される。また、ベルトユニット600の定着ロール611側(下側)は、軸受部材605の周面の一部が本体筐体110の平坦部114に当たり、且つ、その周面の他の一部が可動筐体120の規制部124に当たる位置まで移動して停止する。
次に、本体筐体110に対し、可動筐体120を固定している固定部材130が、側方から取り外される。これにより、本体筐体110に対し、可動筐体120が軸100を中心として回転可能な状態になる。ここで、可動筐体120は、本体筐体110との間に連結された図示しないバネにより本体筐体110側に引っ張られているため、本体筐体110に対し閉じる方向(図中反時計回り方向)に移動しようとする。
すると、可動筐体120に取り付けられた規制部124が、図示しないバネから受ける力により、ベルトユニット600に設けられた軸受部材605を、本体筐体110に設けられた軸受はめ込み部112側に向けて押すようになる。これに伴い、ベルトユニット600の軸受部材605は、本体筐体110に設けられた平坦部114および傾斜部113をすべりながら移動することになり、定着ロール611側が本体筐体110に向かって移動していく。
その後、可動筐体120に対し軸100を中心として図中反時計回り方向の力が加えられると、可動筐体120はさらに図中反時計回り方向に回転していく。すると、可動筐体120の回転に伴い、ベルトユニット600の軸受部材605には、規制部124に代わって、押し付け部材122が突き当たるようになる。これに伴い、ベルトユニット600の軸受部材605は、バネ123および押し付け部材122により押されながら、傾斜部113を昇っていき、軸受はめ込み部112にはまり込んでいく。
その際、ベルトユニット600では、まず、剥離パッド64と接する側の定着ベルト610が加圧ロール62に突き当たり、軸受部材605が本体筐体110の軸受はめ込み部112にはまり込んでいくのにつれて、さらに定着ロール611と接する側の定着ベルト610が加圧ロール62に突き当たるようになる。このとき、ベルトユニット600の内部加熱ロール612側(上側)では、本体筐体110に設けられたピン受け部111に保持ピン606がゆるくはめ込まれていることから、軸受部材605が上述したように傾斜部113を滑り昇っていくのに伴い、保持ピン606は、ピン受け部111によって横方向への移動が規制された状態で上方に向かって移動していく。つまり、全体的にみて、ベルトユニット600は、保持ピン606を軸として、保持ピン606自体が上方に移動しつつ、図中時計回り方向に回転していることになる。
また、可動筐体120が図中反時計回り方向に回転するのに伴い、可動筐体120に設けられた支持部121に取り付けられた外部加熱ロール613が、ベルトユニット600に設けられた定着ベルト610に接触するようになる。
その後、可動筐体120をさらに反時計回り方向に回転させることにより、本体筐体110に対して可動筐体120が閉じた状態となる。このとき、ベルトユニット600に設けられた軸受部材605は、可動筐体120に設けられた押し付け部材122によって押されることにより、本体筐体110の軸受はめ込み部112にはめ込まれた状態となる。また、本体筐体110に対して可動筐体120を閉じることにより、可動筐体120に設けられた第1の可動開口125が、本体筐体110に設けられた第1の固定開口115と重なる位置に到達する。その状態で、先ほど取り外しておいた固定部材130を用意し、その固定用ピン132が第1の固定開口115および第1の可動開口125を貫くように上部から差し込む。これにより、本体筐体110に対し可動筐体120が閉じた状態で固定される。また、これに伴い、本体筐体110と可動筐体120とによって、本体筐体110に設けられた加圧ロール62に対してベルトユニット600が位置決めされ、且つ、ベルトユニット600に対して可動筐体120に設けられた外部加熱ロール613が位置決めされる。すなわち、ベルトユニット600、加圧ロール62および外部加熱ロール613は図4に示す状態となって定着ユニット60を構成する。
ここで、図4に示すように、画像形成装置1にベルトユニット600を取り付けた状態において、ベルトユニット600に設けられた定着ロール611は、加圧ロール62から、加圧ロール62の回転中心から定着ロール611の回転中心に向かう方向の力を受ける。ここで、定着ロール611の軸方向両端に設けられた軸受部材605は、本体筐体110に設けられた軸受はめ込み部112にはめ込まれており、軸受はめ込み部112は、加圧ロール62から定着ロール611が受ける力の方向に対向する位置まで延びて形成されている。このため、加圧ロール62から定着ロール611が受ける力によって、本体筐体110から軸受部材605が外れないようになっている。
1…画像形成装置、10…画像形成部、60…定着ユニット、61…定着ベルトモジュール、600…ベルトユニット、601…支持筐体、602…ロール支持部材、603…スライド支持部材、604…ロール付勢部材、605…軸受部材、606…保持ピン、610…定着ベルト、611…定着ロール、612…内部加熱ロール、612a…回転軸、613…外部加熱ロール、62…加圧ロール、64…剥離パッド、100…軸、110…本体筐体、111…ピン受け部、112…軸受はめ込み部、113…傾斜部、114…平坦部、120…可動筐体、121…支持部、122…押し付け部材、123…バネ、124…規制部、130…固定部材

Claims (5)

  1. 第1の張架部材と、当該第1の張架部材よりも上方に設けられた第2の張架部材と、当該第1の張架部材および当該第2の張架部材に掛け渡されて回転するベルト部材と、当該第1の張架部材の位置決めに用いられる位置決め部材とを備えたベルトユニットと、
    前記第1の張架部材よりも下方に設けられ、当該第1の張架部材と対向する位置で前記ベルト部材の外周面に圧接することで、当該ベルト部材との間に未定着トナー像を保持した記録材が通過するための定着加圧部を形成する加圧部材と、
    側方に向かって開口する凹部と当該凹部の下側の端部から下方に向かって傾斜する傾斜部とが形成され、前記加圧部材を回転可能に支持する第1の筐体と、
    前記第1の筐体に対し閉じる方向に移動する閉動作に伴って前記位置決め部材を押圧することにより前記凹部に前記位置決め部材をはめ込ませ、当該第1の筐体に対し当該閉じる方向とは逆の開く方向に移動する開動作に伴って当該位置決め部材に対する押圧を解除することにより当該位置決め部材を当該凹部から前記傾斜部に沿って移動可能にする第2の筐体と、
    前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体に対する当該第2の筐体の閉動作に伴って、前記位置決め部材を前記凹部に向けて押し付ける第1の押し付け部材と、
    前記第2の筐体に弾性部材を介して当該第2の筐体に取り付けられ、前記第1の筐体に対する当該第2の筐体のさらなる閉動作に伴って、前記第1の押し付け部材に代わって前記位置決め部材を前記凹部に向けて押し付ける第2の押し付け部材と
    を含む定着装置。
  2. 第1の張架部材と、当該第1の張架部材よりも上方に設けられた第2の張架部材と、当該第1の張架部材および当該第2の張架部材に掛け渡されて回転するベルト部材と、当該第1の張架部材の位置決めに用いられる位置決め部材とを備えたベルトユニットと、
    前記第1の張架部材よりも下方に設けられ、当該第1の張架部材と対向する位置で前記ベルト部材の外周面に圧接することで、当該ベルト部材との間に未定着トナー像を保持した記録材が通過するための定着加圧部を形成する加圧部材と、
    側方に向かって開口する凹部と当該凹部の下側の端部から下方に向かって傾斜する傾斜部とが形成され、前記加圧部材を回転可能に支持する第1の筐体と、
    前記第1の筐体に対し閉じる方向に移動する閉動作に伴って前記位置決め部材を押圧することにより前記凹部に前記位置決め部材をはめ込ませ、当該第1の筐体に対し当該閉じる方向とは逆の開く方向に移動する開動作に伴って当該位置決め部材に対する押圧を解除することにより当該位置決め部材を当該凹部から前記傾斜部に沿って移動可能にする第2の筐体と、
    前記ベルトユニットにおいて前記位置決め部材よりも上方に設けられた他の位置決め部材と、
    前記第1の筐体において前記凹部よりも上方に設けられ、前記他の位置決め部材を上下方向への移動を許容するように受ける受け部と
    を含む定着装置。
  3. 前記凹部の上側の端部は、当該凹部に前記位置決め部材がはめ込まれた状態で、前記加圧部材によって前記第1の張架部材にかかる力により、当該位置決め部材が押し付けられるように形成されることを特徴とする請求項1または2記載の定着装置。
  4. 記録材上に未定着トナー像を形成するトナー像形成手段と、
    第1の張架部材と、当該第1の張架部材よりも上方に設けられた第2の張架部材と、当該第1の張架部材および当該第2の張架部材に掛け渡されて回転するベルト部材と、当該第1の張架部材の位置決めに用いられる位置決め部材とを備えたベルトユニットと、当該第1の張架部材よりも下方に設けられ、当該第1の張架部材と対向する位置で当該ベルト部材の外周面に圧接することで、当該ベルト部材との間に前記未定着トナー像を保持した前記記録材が通過するための定着加圧部を形成する加圧部材とを備えた定着手段と、
    側方に向かって開口する凹部と当該凹部の下側の端部から下方に向かって傾斜する傾斜部とが形成され、前記加圧部材を回転可能に支持する第1の筐体と、
    前記第1の筐体に対し閉じる方向に移動する閉動作に伴って前記位置決め部材を押圧することにより前記凹部に前記位置決め部材をはめ込ませ、当該第1の筐体に対し当該閉じる方向とは逆の開く方向に移動する開動作に伴って当該位置決め部材に対する押圧を解除することにより当該位置決め部材を当該凹部から前記傾斜部に沿って移動可能にする第2の筐体と、
    前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体に対する当該第2の筐体の閉動作に伴って、前記位置決め部材を前記凹部に向けて押し付ける第1の押し付け部材と、
    前記第2の筐体に弾性部材を介して当該第2の筐体に取り付けられ、前記第1の筐体に対する当該第2の筐体のさらなる閉動作に伴って、前記第1の押し付け部材に代わって前記位置決め部材を前記凹部に向けて押し付ける第2の押し付け部材と
    を有する画像形成装置。
  5. 記録材上に未定着トナー像を形成するトナー像形成手段と、
    第1の張架部材と、当該第1の張架部材よりも上方に設けられた第2の張架部材と、当該第1の張架部材および当該第2の張架部材に掛け渡されて回転するベルト部材と、当該第1の張架部材の位置決めに用いられる位置決め部材とを備えたベルトユニットと、当該第1の張架部材よりも下方に設けられ、当該第1の張架部材と対向する位置で当該ベルト部材の外周面に圧接することで、当該ベルト部材との間に前記未定着トナー像を保持した前記記録材が通過するための定着加圧部を形成する加圧部材とを備えた定着手段と、
    側方に向かって開口する凹部と当該凹部の下側の端部から下方に向かって傾斜する傾斜部とが形成され、前記加圧部材を回転可能に支持する第1の筐体と、
    前記第1の筐体に対し閉じる方向に移動する閉動作に伴って前記位置決め部材を押圧することにより前記凹部に前記位置決め部材をはめ込ませ、当該第1の筐体に対し当該閉じる方向とは逆の開く方向に移動する開動作に伴って当該位置決め部材に対する押圧を解除することにより当該位置決め部材を当該凹部から前記傾斜部に沿って移動可能にする第2の筐体と、
    前記ベルトユニットにおいて前記位置決め部材よりも上方に設けられた他の位置決め部材と、
    前記第1の筐体において前記凹部よりも上方に設けられ、前記他の位置決め部材を上下方向への移動を許容するように受ける受け部と
    を有する画像形成装置。
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