JP5521978B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
そして、これらの半導体モジュール921等の電子部品、冷却器93、制御回路基板96は、ケース94に固定され、ケース94内に密封されている。
仮に、単に下蓋941を廃止して、ケース94を、底部のあるケース本体と上蓋とによって構成すれば、シール面を一つにできるが、この場合は、メンテナンス性がさらに低下することとなるし、ケース94の剛性がさらに低下することにもなる。
上記電子部品の少なくとも一部と上記冷却器とは、これらが固定されるフレームと共に一体化されて一つの内部ユニットを構成し、
該内部ユニットは、上記フレームにおいて上記ケース内に固定され、
上記フレームは、上記内部ユニットを構成する上記電子部品、及び、上記冷却器の少なくとも一部を四方から囲むように形成され、
上記フレームは、該フレームの外側を通過する導電ワイヤーが上記ケースに近づく側へ移動することを規制するワイヤー保持部を有することを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
また、本発明の第2の態様は、電力変換回路を構成する複数の電子部品と、少なくとも一部の上記電子部品を冷却する冷却器とを、ケース内に収容してなる電力変換装置であって、
上記電子部品の少なくとも一部と上記冷却器とは、これらが固定されるフレームと共に一体化されて一つの内部ユニットを構成し、
該内部ユニットは、上記フレームにおいて上記ケース内に固定され、
上記フレームは、上記内部ユニットを構成する上記電子部品の少なくとも一部を内側に配置するように形成され、
上記フレームは、該フレームの外側を通過する導電ワイヤーが上記ケースに近づく側へ移動することを規制するワイヤー保持部を有し、
上記内部ユニットは、入出力端子を一端に設けたバスバーを複数本有し、上記複数本のバスバーを保持する絶縁材料からなるバスバー保持部と、上記複数本のバスバーとによって、バスバーアッセンブリが構成され、該バスバーアッセンブリは上記バスバー保持部において上記フレームに固定され、上記導電ワイヤーの一端は上記バスバーに接続されており、
上記フレームは、該フレームの上記バスバーアッセンブリ側の端面から上記バスバーアッセンブリへ向かって突出し、上記ワイヤーを係止するバスバー側突出ワイヤー係止部を備えることを特徴とする電力変換装置にある(請求項4)。
そして、これによって、ケース自体の肉厚を特に大きくしたり、補強リブを形成したりしなくても、充分な剛性を得ることができるため、ケースの材料コストや製造コストを低減することができると共に、その重量を低減することが可能となる。
また、メンテナンス時においても、内部ユニットごとケースから取り出して、ケースの外でメンテナンスを行うことができるため、その作業性を向上させることができる。
なお、高さ方向から見た上記フレームの形状としては、例えば、上記電子部品の少なくとも一部を四方から囲む四角形状、三方から囲むコ字形状、あるいは、間に電子部品を配置した略平行な一対の壁部と両者をつなぐ壁部とからなるH字形状とすることができる。
また、本発明では、導電ワイヤーをワイヤー保持部に保持させて内部ユニットを構成した後で、該内部ユニットをケースに固定するため、導電ワイヤーをケースに固定する場合と比較して、導電ワイヤーの固定作業を行いやすい。
この場合には、導電ワイヤーをフレームの壁部に沿わせる状態で保持することができる。そのため、導電ワイヤーがケース側へ移動することを効果的に防止できる。
この場合には、内部ユニットは上記バスバーアッセンブリを備えるため、複数本のバスバーを個別にフレームに固定する必要がなくなる。そのため、電力変換装置を容易に製造することが可能になる。
そのため、一端がバスバーに接続された導電ワイヤーを、フレームとバスバーアッセンブリとの間において、上記バスバー側突出ワイヤー係止部によって係止できる。それゆえ、導電ワイヤーを複数箇所で保持でき、導電ワイヤーがケース側へ移動することを防止しやすくなる。そのため、製造時に、導電ワイヤーの一部がケース外へ飛び出しにくくなり、ケースと蓋体との間で導電ワイヤーを挟む不具合を防止しやすくなる。また、内部ユニットをケースに固定する際に、ケースの一部に導電ワイヤーが引っ掛かる等の不具合を抑制しやすくなる。
この場合には、導電ワイヤーを、フレームだけでなく、バスバーアッセンブリにおいても係止することができる。そのため、導電ワイヤーをしっかりと係止でき、導電ワイヤーがケース側へ移動することを一層、効果的に防止できる。これにより、導電ワイヤーがケース外へ飛び出しにくくなり、ケースと蓋体との間で導電ワイヤーを挟む不具合を防止しやすくなる。また、内部ユニットをケースに固定する際に、ケースの一部に導電ワイヤーが引っ掛かる等の不具合を抑制しやすくなる。
この場合には、導電ワイヤーの一部がワイヤー用凹部内に存在しているため、フレームとバスバーアッセンブリの間隔が狭い場合でも、導電ワイヤーを無理に折り曲げることなく、導電ワイヤーの通過経路を確保できる。これにより、導電ワイヤーの断線等を防止しやすくなり、電力変換装置の信頼性を向上できる。また、フレームとバスバーアッセンブリを接近させることができるため、電力変換装置を小型化できる。
この場合には、引き回した導電ワイヤーの一部がバスバーアッセンブリの上記内側側面から突出することになるが、その突出した部分が、フレームの壁部から外側へ出ない。そのため、内部ユニットをケースに取り付ける際に、導電ワイヤーがケースの一部に引っかかる不具合を防止できる。
しかし、ユニット固定部を上記制御回路基板の外縁よりも外側に配置しておくことにより、このような不具合を招くおそれがない。
本発明の参考例にかかる電力変換装置につき、図1〜図19を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1に示すごとく、電力変換回路を構成する複数の電子部品(半導体モジュール21、コンデンサ22等)と、少なくとも一部の電子部品(本例においては半導体モジュール21)を冷却する冷却器3とを、ケース4内に収容してなる。
半導体モジュール21と冷却器3とは、これらが固定されるフレーム5と共に一体化されて一つの内部ユニット10を構成している。
内部ユニット10は、ケース4に固定されると共にケース4内に密封されている。
また、ケース4も、例えば、アルミニウム、鉄等の金属又は合金からなる。
なお、図2、図7に示すごとく、支承ピン14を配置する領域付近においては、側方壁部54の内向部542が他の部分よりも内側に突出している。
なお、前後や横などの表現も、同様に便宜的なものであることは言うまでもない。
基板固定部56は、前方壁部52と後方壁部53とのそれぞれから2本ずつ高さ方向Z(上方)へ突出形成されたボスによって構成されている。これらの基板固定部56にはネジ孔が形成されており、4個所の基板固定部56においてビス561によって制御回路基板56をフレーム5に固定してある(図13〜図15)。
コンデンサ固定部57は、前方壁部52と後方壁部53とのそれぞれから2本ずつ、基板固定部56とは反対側の高さ方向Z(下方)へ突出形成されたボスによって構成されている。これらのコンデンサ固定部57にはネジ孔が形成されており、4個所のコンデンサ固定部57においてボルト571によってコンデンサ22をフレーム5に固定してある。
端子台7は、フレーム5における一方の側方壁部54から外方へ突出形成された2本の支持アーム543に、ボルト544によって固定されている。
入出力端子71は、バスバーの一端に形成され、該バスバーの他端がコンデンサ22や半導体モジュール21に接続されている。
フレーム5は、図3、図14、図15に示すごとく、バスバーアッセンブリ72を固定するバスバー固定部58を複数有する。本例においては、バスバー固定部58は3個形成されている。そして、バスバー固定部8のうちの2個は、フレーム5の中央よりも端子台7に近い位置に配置されている。
また、図1に示すごとく、ケース4は、上方が開口したケース本体40と、該ケース本体40の開口部を閉塞する蓋体400とからなる。上記ユニット支承部41は、ケース本体40と一体成形されている。
次いで、フレーム5の内側に、図7、図10に示すごとく、複数の半導体モジュール21と複数の冷却管31とを積層してなる積層体11を配置する。なお、この段階より前に、複数の冷却管31は連結管32によって連結されていると共に冷媒導入管331及び冷媒排出管332が接合された冷却器3が既に組み立てられている。積層体11をフレーム5の内側に配置したとき、冷媒導入管331及び冷媒排出管332は、図7に示すごとく、フレーム5に形成した管用凹面522(図2、図6)に載置される。
次いで、加圧部材12の両端部付近を積層方向Xの前方へ、押圧治具によって押し込むことによって、加圧部材12を弾性変形させつつ、積層体11を圧縮する。加圧部材12を所定量変形させた時点で、加圧部材12の両端部とフレーム5の後方壁部53との間に、円柱状の支承ピン14を挿入する。その後、上記押圧治具を後方へ移動させながら加圧部材12から離すことにより、一対の支承ピン14が加圧部材12と後方壁部53との間に挟持された状態となる。この状態は、すなわち、加圧部材12の付勢力によって積層体11が積層方向に所定の圧力によって圧縮された状態でもある。
次いで、バスバー70を樹脂モールドしてなるバスバーアッセンブリ72をフレーム5に取り付けると共に、バスバー70を半導体モジュール21の主電極端子212に溶接する。また、バスバー70における出力端子71U、71V、71Wを端子台7に載置する。バスバーアッセンブリ72は、フレーム5の3箇所のバスバー固定部58において、ボルト581によって固定する。
また、コンデンサ22における一対のコンデンサ端子71P、71Nを端子台7に載置する。
以上により、内部ユニット10が完成する。
すなわち、ケース本体40に形成されたユニット支承部41の上面に、内部ユニット10の外郭を構成するフレーム5のユニット固定部51を載置する。このとき、冷却器3の冷媒導入管331及び冷媒排出管332に取り付けた環状パッキン333を、ケース本体40に形成された凹部44に嵌め込む。
この状態で、ボルト511を、ユニット固定部51に設けた挿通孔に挿通すると共にユニット支承部41に設けたネジ孔にねじ込むことによって、ケース本体40に内部ユニット10を固定する。
以上により、電力変換装置1を完成させる。
上記電力変換装置1においては、電子部品(半導体モジュール21、コンデンサ22等)と冷却器3とをフレーム5に固定し、これらの電子部品と冷却器3とフレーム5とを一体化した一つの内部ユニット10を構成している。そして、該内部ユニット10をケース4内に固定している。そのため、内部ユニット10がケース4の内部において梁の役割を果たし、ケース4の剛性を高めることができる。
そして、これによって、ケース4自体の肉厚を特に大きくしたり、補強リブを形成したりしなくても、充分な剛性を得ることができるため、ケース4の材料コストや製造コストを低減することができると共に、その重量を低減することが可能となる。
また、メンテナンス時においても、内部ユニット10ごとケース4から取り出して、ケース4の外でメンテナンスを行うことができるため、その作業性を向上させることができる。
また、内部ユニット10はケース4内に密封されている。すなわち、フレーム5を含めて内部ユニット10全体をケース4内に密封してあるため、シール面を一箇所とすることができる。
また、フレーム5は、導体からなり、複数の半導体モジュール21を内側に配置するように形成されているため、フレーム5によって、半導体モジュール21から生じる電磁ノイズを遮蔽することができる。ケース4も導体によって構成されているが、フレーム5とケース4とによって、半導体モジュール21の電磁ノイズを二重で遮蔽することができる。
また、前方壁部52及び後方壁部53は、側方壁部54よりも、壁厚みが大きい。すなわち、図4、図5に示す板厚みt1、t2が、t1>t2である。これにより、加圧部材12の反力を受ける前方壁部52及び後方壁部53の剛性を高めることができると共に、加圧部材12の反力を直接受けない側方壁部54の軽量化を図ることができる。その結果、加圧部材12の反力に対抗するのに必要なフレーム5の剛性を確保しつつ、効果的にフレーム5の軽量化を図ることができる。
また、図5に示すごとく、側方壁部54は、断面略L字状のL型壁部によって構成してあるため、充分な剛性を確保しつつ側方壁部54の軽量化及び材料費の低減を図ることができる。
しかし、ユニット固定部51を制御回路基板6の外縁よりも外側に配置しておくことにより、このような不具合を招くおそれがない。
また、図3、図8に示すごとく、複数のバスバー固定部58のうちの2個は、フレーム5の中央よりも端子台7に近い位置に配置されている。これにより、バスバーアッセンブリ72をフレーム5に安定して固定することができると共に、端子台7に入出力端子71を安定して配置することができる。その結果、入出力端子71と外部端子との安定した接続状態を確保することができる。
次に、本発明の実施例に係る電力変換装置1につき、図20〜図26を用いて説明する。
図20〜図26に示すごとく、本例の電力変換装置1は、電力変換回路を構成する複数の電子部品(半導体モジュール21、コンデンサ22等)と、少なくとも一部の電子部品(本例においては半導体モジュール21)を冷却する冷却器3とを、ケース4内に収容してなる。
電子部品と冷却器3とは、これらが固定されるフレーム5と共に一体化されて一つの内部ユニット10を構成している。また、内部ユニット10は、フレーム5においてケース4内に固定されている。フレーム5は、内部ユニット10を構成する複数の半導体モジュール21を内側に配置するように形成されている。
そして、フレーム5は、該フレーム5の外側を通過する導電ワイヤー15がケース4に近づく側へ移動することを規制するワイヤー保持部59を有する。
以下、詳説する。
導電ワイヤー15は、両端部を除いて樹脂によって被覆された被覆導線からなり、可撓性を有する。そして、導電ワイヤー15は、フレーム5の外側を通過して、制御回路基板6とコンデンサ22とを接続している。
ワイヤー保持部59は、前方壁部52からX方向に突出し、Y方向の一方に折れ曲がる
鉤状でなくても、前方壁部52からX方向に突出し、その先端からY方向の両側に突出する、上記高さ方向から見た形状がT字状であってもよい。さらに、ワイヤー保持部59は、2本の突片を前方壁部52から突出させて、その両端同士が接合された、コ字状(チャンネル形状)であってもよい。つまり、ワイヤー保持部59は、前方壁部52と対向する面を有する形状とすることで、前方壁部52と対向する位置に配設される導電ワイヤー15がワイヤー保持部59よりもケース4内周面側に接近することを抑制している。
また、ワイヤー保持部59は、導電ワイヤー15における制御回路基板6との接続部151と、略同等の横方向Yの位置に配置されている。
その他は、参考例と同様である。
また、本例では、導電ワイヤー15をワイヤー保持部59に保持させて内部ユニット10を構成した後で、該内部ユニット10をケース4に固定するため、導電ワイヤー15をケース4に固定する場合と比較して、導電ワイヤー15の固定作業を行いやすい。
その他、参考例と同様の作用効果を有する。
本例は、フレーム5及びバスバーアッセンブリ72の形状を変更した例である。すなわち、図27〜図29に示すごとく、フレーム5は、まず、実施例1と同様に、壁部(側方壁部54)に形成されたワイヤー保持部59を備える。ワイヤー保持部59は、側方壁部54の外側面に形成されている。そして、ワイヤー保持部59と側方壁部54との間で導電ワイヤー15を保持している。
ワイヤー保持部59は、図29に示すごとく、側方壁部54から突出した第1部分590と、該第1部分590の先端に設けられ、側方壁部54に平行な第2部分591とを備えた鉤状に形成されている。そして、側方壁部54と、第1部分590と、第2部分591とに囲まれた凹状の空間内に導電ワイヤー15を保持している。
また、バスバーアッセンブリ72のバスバー保持部750には、フレーム5へ向かって突出し、導電ワイヤー15を係止するフレーム側突出ワイヤー係止部595が形成されている。
このように、バスバー700と制御回路基板6とを導電ワイヤー15で接続することにより、制御回路基板6においてバスバー700の電位を測定し、半導体モジュール21の制御に利用している。
また、図28に示すごとく、制御回路基板6の板厚方向から見た場合に、バスバーアッセンブリ72の側面の一部は、フレーム5の壁部(前方壁部52)よりも内側に位置する内側側面720となっている。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
このようにすると、ワイヤー保持部59とバスバー側突出ワイヤー係止部594とを使って、複数箇所において導電ワイヤー15を保持できるため、導電ワイヤー15がケース4側へ移動することを防止しやすくなる。そのため、電力変換装置1の製造時に、導電ワイヤー15の一部がケース4外へ飛び出しにくくなり、ケース4と蓋体400との間で導電ワイヤー15を挟む不具合を防止しやすくなる。また、内部ユニット10をケース4に固定する際に、ケース4の一部に導電ワイヤー15が引っ掛かる不具合を抑制しやすくなる。
このようにすると、導電ワイヤー15を、フレーム5だけでなく、バスバーアッセンブリ72においても係止することができる。そのため、導電ワイヤー15をしっかりと係止でき、導電ワイヤー15がケース4側へ移動することを一層、効果的に防止できる。これにより、導電ワイヤー15がケース4外へ飛び出しにくくなり、ケース4と蓋体400との間で導電ワイヤー15を挟む不具合を防止しやすくなる。また、内部ユニット10をケース4に固定する際に、ケース4の一部に導電ワイヤー15が引っ掛かる不具合を抑制しやすくなる。
このようにすると、フレーム5とバスバーアッセンブリ72の間隔が狭い場合でも、導電ワイヤー15を無理に折り曲げることなく、導電ワイヤー15の通過経路を確保できる。これにより、導電ワイヤー15の断線等を防止しやすくなり、電力変換装置1の信頼性を向上できる。また、フレーム5とバスバーアッセンブリ72を接近させることができるため、電力変換装置1を小型化できる。
このようにすると、導電ワイヤー15の一部155がフレーム5の壁部(前方壁部52)から外側に突出しないため、内部ユニット10をケース4に取り付ける際に、導電ワイヤー15の一部155がケース4の一部に引っかかる不具合を防止できる。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
本例は、フレーム5の形状を変更した例である。図30〜図32に示すごとく、本例のフレーム5は、実施例1と同様に、ワイヤー保持部59を備える。また、バスバーアッセンブリ72の側面には、導電ワイヤー15を係止するための側面ワイヤー係止部596が形成されている。
ワイヤー保持部59は、図31、図32に示すごとく、側方壁部54から突出した第1部分590と、該第1部分590の先端に設けられ、側方壁部54に平行な第2部分591とを備えた鉤状に形成されている。そして、側方壁部54と、第1部分590と、第2部分591とによって囲まれた凹状の空間内に、導電ワイヤー15を保持している。
本例では、ワイヤー保持部59と側面ワイヤー係止部596とによって、導電ワイヤー15を保持している。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
10 内部ユニット
11 積層体
21 半導体モジュール
22 コンデンサ
3 冷却器
31 冷却管
4 ケース
5 フレーム
6 制御回路基板
7 端子台
Claims (7)
- 電力変換回路を構成する複数の電子部品と、少なくとも一部の上記電子部品を冷却する冷却器とを、ケース内に収容してなる電力変換装置であって、
上記電子部品の少なくとも一部と上記冷却器とは、これらが固定されるフレームと共に一体化されて一つの内部ユニットを構成し、
該内部ユニットは、上記フレームにおいて上記ケース内に固定され、
上記フレームは、上記内部ユニットを構成する上記電子部品、及び、上記冷却器の少なくとも一部を四方から囲むように形成され、
上記フレームは、該フレームの外側を通過する導電ワイヤーが上記ケースに近づく側へ移動することを規制するワイヤー保持部を有することを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1において、上記ワイヤー保持部は、上記フレームを構成する壁部の外側面に形成されていることを特徴とする電力変換装置。
- 請求項1または請求項2おいて、上記内部ユニットは、入出力端子を一端に設けたバスバーを複数本有し、上記複数本のバスバーを保持する絶縁材料からなるバスバー保持部と、上記複数本のバスバーとによって、バスバーアッセンブリが構成され、該バスバーアッセンブリは上記バスバー保持部において上記フレームに固定され、上記導電ワイヤーの一端は上記バスバーに接続されていることを特徴とする電力変換装置。
- 電力変換回路を構成する複数の電子部品と、少なくとも一部の上記電子部品を冷却する冷却器とを、ケース内に収容してなる電力変換装置であって、
上記電子部品の少なくとも一部と上記冷却器とは、これらが固定されるフレームと共に一体化されて一つの内部ユニットを構成し、
該内部ユニットは、上記フレームにおいて上記ケース内に固定され、
上記フレームは、上記内部ユニットを構成する上記電子部品の少なくとも一部を内側に配置するように形成され、
上記フレームは、該フレームの外側を通過する導電ワイヤーが上記ケースに近づく側へ移動することを規制するワイヤー保持部を有し、
上記内部ユニットは、入出力端子を一端に設けたバスバーを複数本有し、上記複数本のバスバーを保持する絶縁材料からなるバスバー保持部と、上記複数本のバスバーとによって、バスバーアッセンブリが構成され、該バスバーアッセンブリは上記バスバー保持部において上記フレームに固定され、上記導電ワイヤーの一端は上記バスバーに接続されており、
上記フレームは、該フレームの上記バスバーアッセンブリ側の端面から上記バスバーアッセンブリへ向かって突出し、上記ワイヤーを係止するバスバー側突出ワイヤー係止部を備えることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項4において、上記バスバーアッセンブリの上記バスバー保持部には、上記フレームへ向かって突出し、上記ワイヤーを係止するフレーム側突出ワイヤー係止部が形成されていることを特徴とする電力変換装置。
- 請求項5において、上記バスバーアッセンブリの上記バスバー保持部には、少なくとも上記フレーム側に開口したワイヤー用凹部が形成されており、該ワイヤー用凹部内に上記フレーム側突出ワイヤー係止部が形成され、上記導電ワイヤーの一部は上記ワイヤー用凹部内に存在していることを特徴とする電力変換装置。
- 請求項5または請求項6において、上記内部ユニットは、スイッチング素子を内蔵し上記フレーム内に固定された複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを制御する制御回路基板とを上記電子部品として備え、該制御回路基板は上記フレームに固定され、上記フレームは、上記制御回路基板と上記バスバーアッセンブリとの間に介在しており、上記バスバーは、上記バスバーアッセンブリの、上記フレーム側とは反対側の主面に設けられ、該導電ワイヤーの他端は上記制御回路基板に接続され、上記制御回路基板の板厚方向から見た場合に、上記バスバーアッセンブリの側面の一部は、上記フレームの壁部よりも内側に位置する内側側面となっており、上記ワイヤー保持部と、上記バスバー側突出ワイヤー係止部と、上記フレーム側突出ワイヤー係止部とを用いて、上記導電ワイヤーの一部が、上記フレームの壁部と上記内側側面との間に位置するように、該導電ワイヤーを保持していることを特徴とする電力変換装置。
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