JP5520759B2 - 燃料タンクの固定構造 - Google Patents
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燃料タンクは、中央部に且つ車体前後方向に沿って設けられるセンタトンネルと、このセンタトンネルの一方側に、車体高さ方向が深く形成された深底燃料室と、センタトンネルの他方側に、深底燃料室のタンク底よりも上げ底とした浅底燃料室と、を備え、浅底燃料室の下に確保される空間に、キャニスタ及び排気管が配置され、センタトンネルにプロペラシャフトが配置されるものである。
燃料タンクの下方に、排気管やプロペラシャフトを配置する場合は、樹脂燃料タンクでは、燃料による膨潤や燃料による重みで燃料タンクに垂れ下がりが生ずることがある。従って、燃料タンクの底が排気管やプロペラシャフトに当接しないように、垂れ下がり分を考慮して燃料タンクと、排気管やプロペラシャフトとのクリアランスを設定する必要があった。すなわち、この垂れ下がり分を考慮すると、燃料タンクの燃料の貯留量の減少を招く。
請求項1に係る発明では、樹脂で形成され燃料を貯留する車両用の燃料タンクと、この燃料タンクの下方に配置されて車両前後方向に延びるシャフト若しくは配管と、燃料タンクを車体に固定するタンクバンドと、を備える。
タンクバンドの一部がシャフト若しくは配管と上下方向で重なる位置に配置されたので、燃料タンクの垂れ下がりを防止することができる。この結果、シャフト若しくは配管との隙間を狭めることができ、燃料タンクの容量を稼ぐことができる。
第1貯留部の底面が、第2貯留部の底面よりも下方に配置されるので、このような片鞍型の燃料タンクにおいては、燃料ポンプを設けた貯留部(第1貯留部)に容量の小さい貯留部から燃料が流れ易くなる。
シャフトがプロペラシャフトであった場合には、プロペラシャフトが揺動してもタンクバンドに当たることで、プロペラシャフトが燃料タンクに直接当たることを防ぐことができる。
配管が排気管であった場合には、排気管が高温になった場合にもタンクバンドによって、排気管の直上に位置する燃料タンクの一部に排気管からの放出熱があたることを防ぐことができる。
連通路の下方にプロペラシャフトを配置するとともに、タンクバンドの一部がプロペラシャフトと上下方向で重なる位置に配置した。燃料タンクの連通路は、第1貯留部と第2貯留部に比べて燃料の重量が加わらないので、燃料タンクの垂れが少ないと考えられる。
従って、タンクバンドの一部をプロペラシャフトと上下方向で重なる位置に配置することで、さらに、プロペラシャフトとの隙間を狭めることができ、燃料タンクの容量を稼ぐことができる。
図1〜図6に示すように、車両10の車体フロア構造は、車体前後方向に延出された左右のフロントサイドフレーム11と、左右のフロントサイドフレーム11の後端部11aから車体後方に向けてそれぞれ延出された左右のフロアフレーム12と、左右のフロアフレーム12の車体外側に設けられるとともに車体前後方向に延出された左右のサイドシル13と、左右のサイドシル13に架け渡された後クロスメンバ14と、後クロスメンバ14の左右の端部14a,14aから車体後方に向けて延出された左右のリヤフロアフレーム15と、後クロスメンバ14、左右のフロアフレーム12および左右のリヤフロアフレーム15に載置されたフロアパネル16と、フロアパネル16に載置されるとともに左右のサイドシル13に架け渡された上部前クロスメンバ17と、上部前クロスメンバ17の下部前方で左右のサイドシル13に架け渡され、車両用の燃料タンク23を保持する前クロスメンバ22と、を備えている。
左サイドシル13内に、スライドドア18をスライド自在に案内するレール(ガイドレール)19(図4、図5参照)が設けられている。
図4、図6に示すように、燃料タンク23は、平面視略矩形状に形成され、左右の補強メンバ(フロアフレーム)12,12及び前後のクロスメンバ22,14間には空間25が設けられている。
この燃料タンク23は、後部左端23aから車体後方に延出された給油配管26と、上面(上部)23bから車体後方に延出されたブリーザ管27と、後部右端23cから延出され燃料タンク23の右側を経て車体前方に延出された燃料供給管(不図示)とを備えている。
給油配管26は、給油口(図示せず)から燃料タンク23に連通される給油用の配管である。ブリーザ管27は、燃料タンク23内の内圧を好適に保つための管である。燃料供給管(不図示)は、エンジン(図示せず)に燃料を供給する供給管である。
左フロントサイドフレーム11の後端部11a近傍および左サイドシル13の前端部13aが左アウトリガー34で連結されている(図2、図3も参照)。
右フロントサイドフレーム11の後端部11a近傍および右サイドシル13の前端部13aが右アウトリガー34で連結されている(図2、図3も参照)。
左のレール収納部71は、左サイドシル13から車幅方向内側に張り出されることで、後クロスメンバ14の端部14aに連結されるとともに、左の補強メンバ(フロアフレーム)12の後端部12aに連結されている。
収納部側傾斜部(前傾斜部)71aは、上部前クロスメンバ17に対して傾斜している。
すなわち、右のレール収納部71は、右サイドシル13および上部前クロスメンバ17の端部17bの連結部73から右フロアフレーム12の後端部12aに向けて傾斜状に延出された収納部側傾斜部(前傾斜部)71aと、後クロスメンバ14の端部14aから右サイドシル13に向けて車体後方に傾斜状に延出された後傾斜部71bとを有している。
レール19は、ロアレール袋体75の上部75aに設けられている。このロアレール袋体75の上部75aは、左のレール収納部71の上部71dに設けられている。
この状態で、レール19が左のレール収納部71の後傾斜部71bに沿って設けられている(図4参照)。
このように、左後傾斜部71bに沿ってレール19が設けられることで、レール19で左後傾斜部71bが補強されている。
第1タンク溝47と第2タンク溝48とは、車体前後方向に平行に形成される。
第2貯留部42の上面42bには第2マウントラバー37,37が設けられ、第1タンク溝47に第1のタンクバンド45が通され、マウントラバー37,37の下に設けられた第2タンク溝48に第2のタンクバンド46が通されたので、第2のタンクバンド46によってマウントラバー37,37を圧縮させることで、燃料タンク23の底面41aとシャフト32や配管31との距離を確保することができる。
燃料タンク213は樹脂製であるので車体廻りの外気温の上昇などにより、二点差線B1で示されたように、燃料タンク213に垂れが発生する可能性がある。そこで、この燃料タンク213の垂れを考慮してプロペラシャフト222と燃料タンク213との距離H1を設定する必要がある。
タンクバンド46が、タンクバンド46の幅方向の中心線C1と、シャフト32若しくは配管31の中心線C2とが上下方向で重なるように配置されたので、なお一層、燃料タンク23の垂れ下がりを防止することができる。この結果、シャフト32若しくは配管31との隙間を狭めることができ、燃料タンク23の容量を稼ぐことができる。
第1貯留部41の底面41aが、第2貯留部42の底面42aよりも下方に配置されるので、このような片鞍型の燃料タンク23においては、燃料ポンプ35を設けた貯留部(第1貯留部41)に容量の小さい貯留部(第2貯留部42)から燃料が流れ易くなる。
シャフトがプロペラシャフト32であった場合には、プロペラシャフト32が揺動してもタンクバンドに当たることで、プロペラシャフト32が燃料タンク23に直接当たることを防ぐことができる。
配管が排気管31であった場合には、排気管31が高温になった場合にもタンクバンドによって、排気管31の直上に位置する燃料タンク23の一部に排気管31からの放出熱があたることを防ぐことができる。
図10に示された実施例2の燃料タンクの固定構造では、横断面で鞍型(両鞍型)の車両用の燃料タンク113が用いられたので、燃料の貯留量の増加を図ることができる。
従って、タンクバンド(第2のタンクバンド)126の全部若しくは一部をプロペラシャフト112と上下方向で重なる位置に配置することで、さらに、プロペラシャフト112との隙間を狭めることができ、燃料タンク113の容量を稼ぐことができる。
第1タンク溝147と第2タンク溝148とは、車体後方に向けて開口するハ字状に形成される。
Claims (7)
- 樹脂で形成され燃料を貯留する車両用の燃料タンクと、この燃料タンクの下方に配置されて車両前後方向に延びるシャフト若しくは配管と、前記燃料タンクを車体に固定するタンクバンドと、を備えた燃料タンクの固定構造において、
前記タンクバンドは、
該タンクバンドの一部が前記シャフト若しくは前記配管と上下方向で重なるよう、
前記シャフト若しくは前記配管の直上に、且つ前記シャフト若しくは前記配管の軸線方向に沿って配置されたことを特徴とする燃料タンクの固定構造。 - 前記タンクバンドは、該タンクバンドの幅方向の中心線と、前記シャフト若しくは前記配管の中心線とが上下方向で重なるように配置されたことを特徴とする請求項1記載の燃料タンクの固定構造。
- 前記燃料タンクは、燃料を貯留するための第1及び第2貯留部と、前記第1及貯留部に設けられ、車両のエンジンに燃料を供給するための燃料ポンプと、を有し、
前記第1貯留部の底面は、前記第2貯留部の底面よりも下方に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の燃料タンクの固定構造。 - 前記シャフトは、前記エンジンの駆動力を伝達するプロペラシャフトであり、前記配管は、前記エンジンからの排気ガスを排出する排気管であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の燃料タンクの固定構造。
- 前記タンクバンドは、前記プロペラシャフト及び前記排気管のうちの上方に配置された一方の上に設けられることを特徴とする請求項4に記載の燃料タンクの固定構造。
- 前記タンクバンドは、該タンクバンドの一部が前記プロペラシャフト及び前記排気管の両方に重なる位置に配置されたことを特徴とする請求項4に記載の燃料タンクの固定構造。
- 前記燃料タンクは、燃料を貯留するための第1及び第2貯留部と、前記第1貯留部と前記第2貯留部を連通するための連通路を有し、
前記連通路の下方に前記プロペラシャフトを配置するとともに、前記タンクバンドの一部が前記プロペラシャフトと上下方向で重なる位置に配置したことを特徴とする請求項4記載の燃料タンクの固定構造。
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