JP5519041B1 - 端子台の端子カバー取付構造 - Google Patents

端子台の端子カバー取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5519041B1
JP5519041B1 JP2013020418A JP2013020418A JP5519041B1 JP 5519041 B1 JP5519041 B1 JP 5519041B1 JP 2013020418 A JP2013020418 A JP 2013020418A JP 2013020418 A JP2013020418 A JP 2013020418A JP 5519041 B1 JP5519041 B1 JP 5519041B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
terminal cover
terminal block
knob
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013020418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014153080A (ja
Inventor
隆行 岡▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2013020418A priority Critical patent/JP5519041B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5519041B1 publication Critical patent/JP5519041B1/ja
Publication of JP2014153080A publication Critical patent/JP2014153080A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

【課題】端子台に対する端子カバーの着脱を容易にかつ安全に行うことができる端子台の端子カバー取付構造を提供する。
【解決手段】複数の端子が並列して配置される端子台4と、複数の端子を覆うように端子台4に配置される端子カバー5と、端子台4に端子カバー5を締結して固定する締結部材6とを備えた端子台4の端子カバー5の取付構造において、締結部材6は、基端部側に形成され、端子台4に螺合する雄ねじ部と、先端部に形成される、雄ねじ部よりも大径の摘み部と、摘み部の基端部から所定の間隔をおいた位置に径外方向に突設される、摘み部よりも大径の凸部と、摘み部および凸部の間に形成される、摘み部よりも小径の引掛部とで構成され、端子カバー5は、摘み部が後側から前側に向かって挿通される挿通孔と、挿通孔の上側に連設するように、上側の円弧状部を切り欠いて形成され、引掛部に上側から掛止する掛止孔とで構成される連通孔50とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば、電力量計の端子台に配置される複数の端子を覆う端子台の端子カバーの取付構造に関する。
従来より、長期間脱着していない電力量計の端子カバーを取り外す際、端子カバーの裏面のゴム製の絶縁シートが経年劣化によって端子台に張り付いてしまって、端子カバーのねじを緩めても、端子カバーが端子台から取り外れない場合がある。この場合、端子台の張り付いた端子カバーを取り外す手段としては、ドライバーなどの工具の先端を、端子台と端子カバーとの間に差し込んで、端子台から端子カバーを引き離すようにこじ開けている。
また、従来の電力量計の端子台の端子カバーの取付構造としては、例えば、端子台に端子カバーを取り付けるためのねじが、端子カバーから外れないように、端子カバーにねじを保持するようにしたものが知られている(特許文献1)。
特開2010−096693号公報
従来のように、工具を用いて、端子カバーをこじ開ける場合、端子カバーが損傷しないように、かつ、工具の先端が端子に触れないように心配りする必要がある。また、緩めた端子カバーのねじが端子に接触することも考えられるため、作業性がよくない。
また、前記公報の端子台の端子カバー取付構造の場合、緩めたねじが端子カバーに保持されるように構成されていることから、端子に対するねじの接触は回避できるものの、端子台の裏面に固着されたシートが端子台に張り付くことは解消できないため、工具の使用による端子への接触は回避できないという問題が残る。
そこで、本発明は、前記問題を鑑み、緩めた端子カバーのねじによる端子への接触を防止できることに加えて、工具を用いることなく、端子台に対する端子カバーの着脱を容易にかつ安全に行うことができる端子台の端子カバー取付構造を提供することを課題とする。
本発明に係る端子台の端子カバー取付構造は、複数の端子が並列して配置される端子台と、複数の端子を覆うように端子台に配置される端子カバーと、端子台に端子カバーを締結して固定する締結部材とを備えた端子台の端子カバーの取付構造において、前記締結部材は、基端部側に形成され、端子台に螺合する雄ねじ部と、先端部に形成される、雄ねじ部よりも大径の摘み部と、該摘み部の基端部から所定の間隔をおいた位置に径外方向に突設される、摘み部よりも大径の凸部と、摘み部および凸部の間に形成される、摘み部よりも小径の引掛部とで構成され、前記端子カバーは、前記摘み部が後側から前側に向かって挿通される挿通孔と、該挿通孔の上側に連設するように、該上側の円弧状部を切り欠いて形成され、前記引掛部に上側から掛止する掛止孔とで構成される連通孔とを備え、さらに、前記端子カバーは、該端子カバーの裏面に固着される絶縁性のシートであって、前記挿通孔に対応する位置に、十字状の第1切り込み線が上下左右方向に切り込まれて形成される第1切り込み部を有するシートを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、端子カバーを端子台から取り外す場合、端子カバーの掛止孔が、締結部材の引掛部に上側から掛止されている。この状態において、締結部材の雄ねじ部を緩めることにより、連通孔の掛止孔の開口周縁部の裏面に、締結部材の凸部が当接する。そして、締結部材の雄ねじ部をさらに緩めると、締結部材の雄ねじ部の移動に伴って、端子カバーが締結部材の凸部に押されて、端子台から端子カバーが引き離される。この状態で、挿通孔から締結部材の摘み部が抜けるように、端子カバーを少し上に持ち上げて、締結部材の引掛部の掛止孔を離脱させるとともに、挿通孔に締結部材の摘み部を位置させて、端子カバーを手前に引き出す。したがって、端子カバーを端子台から取り外すに際して、ドライバーなどの工具を用いることなく、容易に取り外すことができる。また、締結部材の雄ねじ部を緩めるだけなので、締結部材が端子台から取り外されることはなく、締結部材が端子に接触することはない。
また、端子台に端子カバーを取り付ける場合、締結部材の摘み部が、端子カバーの挿通孔に対して後側から前側に挿通されるように、端子カバーを端子台側に移動させる。そして、端子カバーの挿通孔から締結部材の摘み部が突出した位置(締結部材の凸部が端子カバーの後方に位置した位置)で、端子カバーを少し下降させて、端子カバーの掛止孔の内周面を、締結部材の引掛部の上側の外周面に掛止させる。そうすることで、端子カバーが固定される。したがって、端子カバーを端子台に取り付けるに際して、ドライバーなどの工具を用いることなく、簡単に取り付けることができる。
また、端子カバーの裏面に絶縁性のシートが固着されていたとしても、十字状の第1切り込み線によって形成される第1切り込み部によって、締結部材の摘み部がシートを突き破ることができ、締結部材の摘み部に対する端子カバーの挿通孔の前後方向の挿脱が容易に行われる。
なお、端子カバーは、端子台の複数の端子を覆うように、端子台に配置されることが前提の条件となっている。また、端子カバーの挿通孔に締結部材の摘み部が挿通された状態から、端子カバーの掛止孔に締結部材の摘み部が掛止された状態にする際の、端子カバーの下降距離は、ごくわずかである。このため、端子カバーの挿通孔に締結部材の摘み部が挿通された状態、および、端子カバーの掛止孔に締結部材の引掛部が掛止された状態のいずれにおいても、端子カバーによって、端子台の複数の端子が覆われて保護されるようになっている。したがって、端子カバーによる移動によって、端子が外部に露出することはなく、安全性は確保されている。
また、本発明によれば、前記掛止孔に対応する前記シートの位置に、直線状の第2切り込み線が上下方向に切り込まれて第2切り込み部が形成され、該第2切り込み線が、前記十字状の第1切り込み線のうち、上下方向の第1切り込み線に繋がることが好ましい。
この場合、端子カバーの裏面に絶縁性のシートが固着されていたとしても、上下方向に切り込まれた第2切り込み部の直線状の第2切り込み線が、第1切り込み部の上下方向の第1切り込み線に繋がっているので、締結部材の摘み部が、第1切り込み部の上下方向の第1切り込み線から第2切り込み部の直線状の第2切り込み線を通って移動できるようになるので、締結部材の摘み部に対する端子カバーの掛止孔の上下方向の掛脱が容易に行われる。
また、本発明によれば、前記摘み部は、封印紐状部材の通し孔が形成されるとともに、前記端子カバーは、封印紐状部材の通しリングが形成されるような構成を採用することもできる。
かかる構成によれば、締結部材の摘み部の通し孔と、端子カバーの通しリングとに封印紐状部材が挿通されることで、締結部材を緩める操作ができなくなり、端子カバーが端子台から容易に取り外すことができなくなる。したがって、端子台の複数の端子を保護する上での安全性がより一層確保されることになる。
また、本発明によれば、前記端子台は、単相2線式の電力量計、単相3線式の電力量計および三相3線式の電力量計に垂設される端子台であり、前記連通孔は、単相2線式の電力量計の場合、前記端子カバーの中央部に一つ、単相3線式の電力量計および三相3線式の電力量計の場合、前記端子カバーの両側部に形成されるような構成を採用することもできる。
かかる構成によれば、電力量計の種類によって端子台の幅寸法の異なる場合であっても、端子カバーを容易に着脱できる。すなわち、本発明の端子台の端子カバーの取付構造は、電力量計に好適である。
本発明によれば、緩めた端子カバーのねじによる端子への接触を防止できることに加えて、工具を用いることなく、端子台に対する端子カバーの着脱を容易にかつ安全に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る電力量計を示す正面図。 同実施形態に係る、端子カバーが取り外された電力量計の端子台を示す拡大正面図。 同実施形態に係る電力量計の端子カバーにおける連通孔の掛止孔に、締結部材の凸部が掛止し、電力量計の端子カバーと、締結部材とを封印紐状部材によって封印した状態を示す拡大正面図。 同実施形態に係る電力量計の端子カバーにおける連通孔の拡大図。 同実施形態に係る電力量計の端子台と端子カバーとを締結する締結部材を示す図。 同実施形態に係る電力量計の端子台、締結部材、端子カバーの分解斜視。 (a)は、端子カバーにおける連通孔の掛止孔に、締結部材の凸部が掛止する状態を示す図、(b)は、締結部材を緩めるに伴って、端子カバーが端子台から引き離される状態を示す図、(c)は、連通孔の掛止孔から締結部材の摘み部を離脱させて、端子カバーを取り外す状態を示す図。 他の実施形態に係る電力量計の端子台に端子カバーを取り付ける状態を示す斜視図。
本発明に係る端子台の端子カバー取付構造の一実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。なお、本実施形態においては、電力量計に垂設される端子台の端子カバー取付構造を例にとって説明する。また、電力量計の種類としては、単相2線式、単相3線式、三相3線式があるが、本実施形態においては、単相3線式の電力量計(三相3線式の電力量計)を例にとって説明する。
本実施形態に係る電力量計1は、図1に示すように、略直方体形状の透明樹脂製の筐体2と、該筺体2に収容された電力量計本体3と、筺体2の底面の奥側の外縁に垂設された端子台4と、筺体2の底面および端子台4を覆う端子カバー5とを備えている。
筺体2は、筺体2の縦寸法よりも長い略矩形状の背板(図示せず)に取り付けられている。また、筺体2の正面の上部に、計量値が表示される。
電力量計本体3は、図示していないが、電圧および電流を計測する電圧・電流計測手段と、該電圧値および電流値に基づく計量値、具体的には、現在計測されている現在計量値および所定の日時に確定される計量確定値を表示する表示部と、該表示部を制御して前記計量値を表示させるCPU(Central Processing Unit)(制御手段)と、外部からの指令を前記CPUに供給する指令供給手段とを備えている。
端子台4は、商用電源と負荷装置との間の電線の途中に、上述した電力量計本体3が挿入されるように、入力電線(電源側の電線)および出力電線(負荷側の電線)が接続されている。また、端子台4には、一対の締結部材6,6によって端子カバー5が取り付けられている。そして、端子台4から端子カバー5を取り外すと、図2に示すように、端子台4の左右の両側部には、後述する締結部材6の雄ねじ部60が螺合するねじ孔41,41が形成されている。
また、端子台4から端子カバー5を取り外すと、図2に示すように、端子台4に配置された充電部の端子40,…が露出した状態となる。充電部の端子40,…として、商用電源からの入力電線を、電力量計本体3に接続する入力端子と、負荷装置への出力電線を、電力量計本体に接続する出力端子とがある。
端子カバー5は、図6に示すように、正面が左右方向に細長い矩形状の基板5aと、該基板の両端部から互いに同じ向きに折り曲げられた折曲片5b,5bを有している。そして、基板5aの左右の両側部には、図3および図4に示すように、締結部材6が挿脱かつ掛脱される一対の連通孔(所謂だるま孔)50,50が形成されている。該連通孔50は、後述する締結部材6の摘み部61が後側から前側に向かって挿通される挿通孔50aと、挿通孔50aの上側に連設するように、該上側の円弧状部を切り欠いて形成され、締結部材6の引掛部に上側から掛止する掛止孔50bとで構成されている。
締結部材6は、図5に示すように、基端部側に形成され、端子台4のねじ孔41,41に螺合する雄ねじ部60と、先端部に形成される、雄ねじ部60よりも大径の摘み部61と、該摘み部61の基端部から所定の間隔をおいた位置に径外方向に突設される摘み部よりも大径の凸部62と、摘み部61および凸部62の間に形成される、摘み部61よりも小径の引掛部63とで構成されている。
また、締結部材6の摘み部61は、端子カバー5における連通孔50の挿通孔50aに挿脱でき、かつ、連通孔50の掛止孔50bに掛脱できる円柱状になっている。また、摘み部61は、端子カバー5の挿通孔50aに挿通された状態で、外部に突出する長さを有している。そして、挿通孔50aから外部に突出する摘み部61の長さは、作業者が指で摘める程度の長さに設定されている。また、摘み部61の先端側の端面には、ドライバーの先端が挿入される溝61bが形成されている。
また、摘み部61の突出部位に封印紐状部材8の通し孔61aが形成されている。一方、端子カバー5には、封印紐状部材8の通しリング51が形成されている。そして、図3に示すように、締結部材6の摘み部61の通し孔61aと、端子カバー5の通しリング51とに封印紐状部材8が挿通される。そして、封印紐状部材8の両端部が封印部材9によって挟み込まれることで、締結部材6を緩める操作ができなくなり、端子カバー5が端子台4から容易に取り外すことができなくなる。したがって、端子台4の複数の端子40,…を保護する上での安全性がより一層確保されることになる。
締結部材6の凸部62は、図4に示すように、摘み部61の基端部から所定の間隔Hをおいた位置に径外方向に突設されている。そして、凸部62は、摘み部61の外周面に沿って円環状に形成されている。なお、前記所定の間隔Hとは、摘み部61の基端部および凸部62の互いの対向面の間隔であり、図7(a)に示すように、締結部材6によって端子カバーを取り付けた際に、凸部62が、端子カバー5の掛止孔50bの開口周縁部の後方に位置するように設定されている。また、ここでいう、凸部62とは、円環状だけではなく、端子カバー5の掛止孔50bから抜け出ない大きさを有する円弧状、凸状のものを含むものとする。
締結部材6の引掛部63は、図4に示すように、摘み部61および雄ねじ部60よりも小径に形成されている。そして、上述した摘み部61の基端部および凸部62の互いの対向面の間隔Hは、端子カバー5の厚さ寸法よりもやや大きく設定されている。すなわち、摘み部61の基端部側の端面と凸部62との間隔H2に端子カバー5の連通孔50の掛止孔50bが挿入できるようになっている。
また、端子カバー5の裏面5aには、図6および図7に示すように、絶縁性のシート7が固着されている。そして、図4に示すように、端子カバー5の連通孔50の挿通孔50aに対応するシート7の位置に、十字状の第1切り込み線70a,70bが上下左右方向に切り込まれて第1切り込み部70が形成されている。また、端子カバー5の連通孔50の掛止孔50bに対応するシート7の位置に、直線状の第2切り込み線71aが上下方向に切り込まれて第2切り込み部71が形成されている。そして、第2切り込み線71aが、十字状の第1切り込み線70a,70bのうち、上下方向の第1切り込み線70aに繋がっている。なお、第1切り込み線70bは、左右方向に切り込まれた切り込み線である。
したがって、端子カバー5の裏面5aに絶縁性のシート7が固着されていたとしても、十字状の第1切り込み線70a,70bによって形成される第1切り込み部70によって、締結部材6の摘み部61がシート7を突き破ることができ、締結部材6の摘み部61に対する端子カバー5の挿通孔50aの前後方向の挿脱が容易に行われる。
また、上下方向に切り込まれた第2切り込み部71の直線状の第2切り込み線71aが、第1切り込み部70の上下方向の第1切り込み線70aに繋がっているので、締結部材6の引掛部63が、第1切り込み部70の上下方向の第1切り込み線70aから第2切り込み部71の直線状の第2切り込み線71aを通って移動できるようになるので、締結部材6の引掛部63に対する端子カバー5の掛止孔50bの上下方向の掛脱が容易に行われる。
つぎに使用態様について図7(a)〜(c)を参照して説明する。まず、端子カバー5を端子台4から取り外す場合、図7(a)に示すように、端子カバー5における連通孔50の掛止孔50bが、締結部材6の引掛部63に掛止されている。この状態において、締結部材6を緩めるように、摘み部61を介して操作する。この際、図7(b)の実線に示すように、連通孔50の掛止孔50bの開口周縁部の裏面に、締結部材6の凸部62が当接する。そして、締結部材6をさらに緩めると、図7(b)の鎖線に示すように、締結部材6の雄ねじ部60の移動に伴って、端子カバー5が締結部材6の凸部62に押されて、端子台4から端子カバー5が引き離される。この状態で、図7(c)に示すように、挿通孔50aから締結部材6の摘み部61が抜けるように、端子カバー5を少し上に持ち上げて、締結部材6の引掛部63の掛止孔50bを離脱させるとともに、挿通孔50aに締結部材6の摘み部61を位置させて、端子カバー5を手前に引き出す。この場合、端子カバー5を端子台4から取り外すに際して、ドライバーなどの工具を用いていないため、ドライバーなどの工具の先端が端子40,…に接触することがない。また、工具によって端子カバー5をこじ開けることもないので、端子カバー5が損傷することもない。
つぎに、端子台4に端子カバー5を取り付ける場合、締結部材6の摘み部61が、端子カバー5における連通孔50の挿通孔50aに対して後側から前側に挿通されるように、端子カバー5を端子台4側に移動させる。そして、連通孔50の挿通孔50aから締結部材6の摘み部61が突出した位置(締結部材6の凸部62が端子カバー5の後方に位置した位置)で、端子カバー5を少し下降させて、連通孔50の掛止孔50bの内周面を、締結部材6の引掛部63の外周面の上側に掛止させる(図7(b)参照)。その後、締結部材6を締め付けると、締結部材6の凸部62が端子カバー5から離間して連通孔50の後方に位置するとともに、締結部材6の摘み部6の基端部側の端面が端子カバー5の表面に当接する(図7(a)参照)。そうすることで、端子カバー5が固定される。この場合も、端子カバー5を端子台4に取り付けるに際して、ドライバーなどの工具を用いることなく、簡単に取り付けることができる。
なお、端子カバー5は、端子台4の複数の端子40,…を覆うように、端子台4に配置されることが前提の条件となっている。また、端子カバー5の挿通孔50aに、締結部材6の摘み部61が挿通された状態から、端子カバー5の掛止孔50bに、締結部材6の引掛部63が掛止された状態にする際の、端子カバー5の下降距離は、ごくわずかであるため、端子カバー5の挿通孔50aに、締結部材6の摘み部61が挿通された状態、および、端子カバー5の掛止孔50bに、締結部材6の引掛部63が掛止された状態のいずれにおいても、端子カバー5によって、端子台4の複数の端子40,…が覆われて保護されるようになっている。したがって、端子カバー5による移動によって、複数の端子40,…が外部に露出することはなく、安全性は確保されている。
このように、本実施形態に係る端子台の端子カバー取付構造によれば、緩めた端子カバー5の締結部材6による端子40への接触を防止できることに加えて、工具を用いることなく、端子台4に対する端子カバー5の着脱を容易にかつ安全に行うことができる。
なお、本発明に係る端子台の端子カバー取付構造は、前記実施の形態に限定することなく種々変更することができる。
例えば、前記実施形態の場合、単相3線式の電力量計および三相3線式の電力量計の場合を例にとって説明したが、本発明は、単相2線式の電力量計の場合にも適用できる。この場合、図8に示すように、端子カバー5の連通孔50は、端子カバー5の中央部に一つ形成される。したがって、本発明は、電力量計1の種類によって端子台4の幅寸法の異なる場合であっても、端子カバー5を容易に着脱できる。すなわち、本発明の端子台の端子カバーの取付構造は、電力量計に好適である。
1…電力量計、2…筺体、3…電力量計本体、4…端子台、40…端子、41…ねじ孔、5…端子カバー、50…連通孔、50a…挿通孔,50b…掛止孔、51…通しリング、6…締結部材、60…雄ねじ部、61…摘み部、61a…通し孔、61b,61b…溝、62…凸部、63…引掛部、7…絶縁性のシート、70…第1切り込み部、70a,70b…第1切り込み線、71…第2切り込み部、71a…第2切り込み線、8…封印紐状部材、9…封印部

Claims (4)

  1. 複数の端子が並列して配置される端子台と、複数の端子を覆うように端子台に配置される端子カバーと、端子台に端子カバーを締結して固定する締結部材とを備えた端子台の端子カバーの取付構造において、
    前記締結部材は、基端部側に形成され、端子台に螺合する雄ねじ部と、先端部に形成される、雄ねじ部よりも大径の摘み部と、該摘み部の基端部から所定の間隔をおいた位置に径外方向に突設される、摘み部よりも大径の凸部と、摘み部および凸部の間に形成される、摘み部よりも小径の引掛部とで構成され、
    前記端子カバーは、前記摘み部が後側から前側に向かって挿通される挿通孔と、該挿通孔の上側に連設するように、該上側の円弧状部を切り欠いて形成され、前記引掛部に上側から掛止する掛止孔とで構成される連通孔とを備え
    さらに、前記端子カバーは、該端子カバーの裏面に固着される絶縁性のシートであって、前記挿通孔に対応する位置に、十字状の第1切り込み線が上下左右方向に切り込まれて形成される第1切り込み部を有するシートを備えることを特徴とする端子台の端子カバーの取付構造。
  2. 前記掛止孔に対応する前記シートの位置に、直線状の第2切り込み線が上下方向に切り込まれて第2切り込み部が形成され、該第2切り込み線が、前記十字状の第1切り込み線のうち、上下方向の第1切り込み線に繋がることを特徴とする請求項に記載の端子台の端子カバーの取付構造。
  3. 前記摘み部は、封印紐状部材の通し孔が形成されるとともに、前記端子カバーは、封印紐状部材の通しリングが形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の端子台の端子カバーの取付構造。
  4. 前記端子台は、単相2線式の電力量計、単相3線式の電力量計および三相3線式の電力量計に垂設される端子台であり、前記連通孔は、単相2線式の電力量計の場合、前記端子カバーの中央部に一つ、単相3線式の電力量計および三相3線式の電力量計の場合、前記端子カバーの両側部に形成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の端子台の端子カバーの取付構造。
JP2013020418A 2013-02-05 2013-02-05 端子台の端子カバー取付構造 Active JP5519041B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013020418A JP5519041B1 (ja) 2013-02-05 2013-02-05 端子台の端子カバー取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013020418A JP5519041B1 (ja) 2013-02-05 2013-02-05 端子台の端子カバー取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5519041B1 true JP5519041B1 (ja) 2014-06-11
JP2014153080A JP2014153080A (ja) 2014-08-25

Family

ID=51031292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013020418A Active JP5519041B1 (ja) 2013-02-05 2013-02-05 端子台の端子カバー取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5519041B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6477926B2 (ja) * 2016-02-03 2019-03-06 三菱電機株式会社 封印構造および電力量計
KR102298149B1 (ko) * 2020-05-29 2021-09-07 한국전력공사 전력량계 보호장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61143089U (ja) * 1985-02-25 1986-09-04
JP2008111679A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Chugoku Electric Power Co Inc:The 端子カバーの取付構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61143089U (ja) * 1985-02-25 1986-09-04
JP2008111679A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Chugoku Electric Power Co Inc:The 端子カバーの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014153080A (ja) 2014-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8570026B2 (en) Multimeter having clamping means for test probe
JP5519041B1 (ja) 端子台の端子カバー取付構造
JP2009266480A (ja) 回路遮断器の端子カバー
JP2006300877A (ja) 測定用アダプタ
JP2007170998A (ja) 電力量計
JPH076595Y2 (ja) 電磁接触器
JP5339357B2 (ja) 住宅用分電盤
JP6270188B2 (ja) 回路遮断器の取外構造
JP6450525B2 (ja) 電力量計
JP2010135078A (ja) 小型据置端子
TWM463923U (zh) 電源線總成
JP2007278948A (ja) 電力量計端子カバー
JP6037427B2 (ja) 回路遮断器の取外構造
JP2007159252A (ja) チェックターミナル
JP5979659B2 (ja) 回路遮断器のハンドルロック部材
JP5095641B2 (ja) テスタ
JP2001066330A (ja) 電力量計
JP2006345644A (ja) 分電盤
JP2004327347A (ja) 電源プラグ一体型電子機器、電源プラグ一体型電子機器用設置補助具、及び、電源プラグ一体型電子機器の壁面設置方法
JP6112533B2 (ja) 回路遮断器の取外構造
JP2013024767A (ja) 配電機器の端子カバー
JP5489347B2 (ja) 回路遮断器
JP6026681B1 (ja) 高圧用電力量計
JP3762883B2 (ja) 電子式電力量計
JP2006292442A (ja) 電子式電力量計及び電子式電力量計用の引抜部材

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5519041

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250