JP6037427B2 - 回路遮断器の取外構造 - Google Patents
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特許文献2、3に開示された、支持部材(52)に操作部材(53)を軸着し、操作部材(53)の係止部(54)でブレーカ(55)の突起(56)を係止し、操作部材(53)を回動し、その押出部(57)でブレーカ(55)の接点(58)を幹線バー(59)から押出すような構成に対して、次のような、操作部材53の係止部54、押出部57、軸部60が早期に破損しやすいこと、幅狭のブレーカ55を複数配列した場合に、操作部材53の間隔が狭くなり、これを回動しにくくなること、ブレーカ55と同数の操作部材53が必要になり、部品点数および組付工数が増え、取外装置51の製作コストが高くつくこと、という課題に鑑みてなされた発明である。特許文献1に開示された、分電盤の幹線バーからブレーカを取外す装置においては、合成樹脂やゴム等の可撓性絶縁材料から構成されているので、破損しにくい等の効果が期待できるものである。
このため、操作部材Dはブレーカ4を幹線バー6から押し出せる程度の太さが要求され、作業者が使用に適した操作部材Dとしてのドライバーを持ち合わせていない場合には取り外し作業が難しくなることが予想される。また、作業に用いるドライバーの太さが異なると挿入量に対する可撓部(17)の外側への変形量が一義的でなくなり、また、挿入孔に対して細いドライバーを用いると案内壁20の側にドライバーを寝せてこじるような操作が必要となり操作が煩雑になる。また、可撓部(17)が上下の分岐ブレーカの相対向する一次側端面4a間に介装されており、該可撓部(17)が外側に変形する動きが視覚的に確認しづらいことから作業者の操作感が低下する可能性がある。
前記押圧部材の操作部は、前記母線の幅方向において両側に接続される各々の回路遮断器寄りに偏った位置に配置されたものである。
前記腕部の根元を回動中心として、押圧部が正面側から底面側に移動可能と形成されたものである。
この回路遮断器の取外構造は、住宅用分電盤のキャビネット内部に取付固定される取付板、該取付板に設けられる母線固定台、該母線固定台に取り付けられる各極の母線、母線に接続される分岐回路遮断器1、及び母線の正面側に配設されて母線と外部との絶縁を図る母線カバー2などが一体のものとなった内器ユニット100に設けられたものである。
前記下部取付板3は金属板を折り曲げ形成することにより構成され、前記上部取付板4は樹脂成型により構成されている。下部取付板3と上部取付板4との取り付けは、下部取付板3に設けた取付孔部に、上部取付板において該取付孔部と対応した位置に設けられた突出部が嵌合することにより行われる。
該ガイド部43の中央部分において母線から遠ざかる方向に開放突設され分岐回路遮断器1の底面側に設けられた凹部と係合して取付面側−正面側の浮き上がりを防止する引掛部44とが形成される。
この載置部42に載置される分岐回路遮断器1は、その外郭を構成する器体の長手方向を電源側−負荷側とするもので、電源側には母線と接続されるプラグイン端子金具を備え、負荷側には負荷回路からの電線が接続される速結端子金具を備え、これら電源側端子と負荷側端子の間に開閉機構を介した電路が形成されるものである。該開閉機構は分岐回路遮断器の器体の外部から開閉機構に連動した操作部13を操作することによって開閉操作できるものである。
上部取付板3から立設した母線固定台41に保持された各極の母線(5a〜5c)には、該母線から分岐回路遮断器の側に延出した分岐線(図3の5a1,5b1,5c1)が設けられており、前記底面側から正面側の方向にかけて、上部取付板4に近い側に一つの分岐線5a1が配置され、該母線5a1よりも正面側に二つの母線5b1及び5c1が同じ高さで分岐回路遮断器の幅方向に配置される。分岐回路遮断器1は、これら分岐線のうち、5a1及び5b1、若しくは5a1及び5c1と接続されて電源が供給される。具体的には、図3において、5a1及び5b1が第一及び第二の電圧極(L1,L2)、5c1が中性極(N)として母線を配設しており、分岐回路遮断器1が分岐線5a1及び5b1と接続される場合は200Vの電圧が供給され、分岐回路遮断器1が5a1及び5c1と接続される場合は100Vが供給される。
母線固定台41の正面側には、母線を覆う母線カバー2が配設される。該母線カバー2は、略平板上に形成された樹脂製のカバーであり、キャビネット前面側から充電部である母線への直接的な接触を防止する絶縁手段として使用される。
母線カバー2は、前記母線の両端長手方向に沿って形成されており、母線固定台への固定は、母線上に設けられたねじ孔に固定ねじ23によってねじ止めされることによって固定される。また、固定ねじを外したときに母線カバーが一度に外れ落ちてしまわないように、端部においては、母線固定台側に設けられた複数のフック411と母線カバー2に設けられた前記フックとの係合孔22とを係合させている。
前記母線カバー2における前記母線の両端長手方向には、前記上部取付板4に載置される夫々の分岐回路遮断器1に対応して回路遮断器の取外装置が並設された状態に一体形成される。該回路遮断器の取外装置は、母線カバー2において分岐回路遮断器1を母線から取外す方向に、前記底面側から正面側にかけて先細り形状となった傾斜部が形成された押圧部211を有する押圧部材21を一体に備えて構成される。
前記押圧部材21は、母線及び分岐回路遮断器1の電源端子側の近傍正面側に配置される。より詳しくは、分岐回路遮断器1の電源端子側と正面側とで形成される器体の縁部の正面側に前記押圧部211が対向配置されるよう設けられる。
即ち、図1において1aを操作対象となる分岐回路遮断器としたときに、分岐回路遮断器1bの側から腕部212が延出されて、
その先端部分に、分岐回路遮断器1を母線から取外す方向に前記底面側から正面側にかけて先細り形状となった傾斜部が形成された押圧部211が、分岐回路遮断器1aの電源端子側と正面側とで形成される器体の縁部の正面側に対向配置されるよう押圧部材が設けられている。
そして、該押圧部材21は、腕部212の根元を回動中心として、押圧部211が正面側から底面側に移動可能として形成されている。
このような回路遮断器の取外構造を操作するにあたり、まず、内器ユニットに分岐回路遮断器1を取付ける場合について説明を行なう。まず、図2、図3において、分岐回路遮断器1のロックレバー16が分岐回路遮断器の底面側から突出しない状態にしておき、分岐回路遮断器1を上部取付板4のガイド部43の間に載置する。この状態である程度分岐回路遮断器の幅方向の振れが抑制される。
次に、回路遮断器の取外構造を操作して、分岐回路遮断器1を内器ユニットから取外す場合について説明を行なう。まず、ロックレバー16の指掛部161を正面側に引き上げ、ロックレバー16と下部取付板3との係合を解除する。ロックレバー16と下部取付板3との係合を解除した場合、分岐回路遮断器1が母線から遠ざかる方向に移動する規制が解除される。この状態においては、プラグイン端子が母線を挟み込む力によって、分岐回路遮断器1が母線から遠ざかる方向への規制が保たれている。
本実施形態においては、正面側から底面側への変位量と、母線から分岐回路遮断器が遠ざかる方向の変位量とが1対1になるよう正面側から底面側の方向に対して略45度の角度を持たせて構成している。
測定者は、電圧測定を行なう場合、電圧測定器具により測定を行なう。電圧測定器具は電圧計などを用いるが、通常は測定端子(テストリード)を備えている。該テストリードを分岐回路遮断器が接続される極(L1極とL2極、又はL1局1とN極)に接続することにより分岐回路遮断器に供給される電圧を測定することができる。分岐回路遮断器のプラグイン端子11bは、母線の分岐線のうち、5b1(L2極)又は5c1(N極)と選択的に接続され、プラグイン端子11aは、母線の分岐線5a1と接続されるから、これらプラグイン端子間の電圧を測定することにより分岐回路遮断器に供給される電圧の測定を行なうことができる。
1 分岐回路遮断器
11 電源側プラグイン端子
12 負荷端子
13 正面側
14 底面側
16 ロックレバー
2 母線カバー
21 押圧部材
212 腕部
213 操作部
22 孔部
23 固定ねじ
24 凹部
3 下部取付板
4 上部取付板
411 フック
41 母線固定台
42 載置部
43 ガイド部
44 引掛部
Claims (5)
- プラグイン端子金具が設けられたプラグインタイプの回路遮断器を
分電盤の母線に接続された状態から取外すための回路遮断器の取外構造であって、
回路遮断器の外郭を構成する器体の母線に近い側を電源端子側とし、母線から離れる側を負荷端子側とし、前記器体に設けられた操作部の側を正面側とし、前記母線が設けられた取付板への取付面側を底面側としたとき、
前記母線及び前記器体の電源端子側近傍正面側に、
回路遮断器を母線から取外す方向に先細り形状となった傾斜部が形成された押圧部を有する押圧部材を備えるとともに、前記押圧部の正面側に、該押圧部材を押圧するための操作部を形成し、該操作部を操作することにより該押圧部材を正面側から底面側へ移動させていくと、
前記押圧部の先細り形状となった傾斜部が、回路遮断器の電源端子側と正面側とで形成される器体の縁部に当接するとともに、該傾斜部と該縁部とが摺動して回路遮断器が母線から外れる方向に押出されることにより、
回路遮断器が母線から取り外された状態となることを特徴とする回路遮断器の取外構造。 - 前記押圧部材は、前記母線の正面側に配設され該母線との絶縁を図る母線カバーに一体形成されたことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器の取外構造。
- 回路遮断器が母線の両端長手方向に対し直角方向となる母線の幅方向の両側から接続される分電盤において、
前記押圧部材の操作部は、前記母線の幅方向において両側に接続される各々の回路遮断器寄りに偏った位置に配置されることを特徴とする請求項2記載の回路遮断器の取外構造。 - 前記押圧部材は、取外操作対象となる回路遮断器と母線を挟んで対向する回路遮断器の側から延出される腕部の先端に前記押圧部及び前記操作部が形成され、
前記腕部の根元を回動中心として、押圧部が正面側から底面側に移動可能と形成されることを特徴とする請求項3記載の回路遮断器の取外構造。 - 前記押圧部材の操作部は、前記母線の幅方向において両側に接続される各々の回路遮断器の器体の前記母線の両端長手方向における中央部に形成されることを特徴とする請求項4記載の回路遮断器の取外構造。
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2012
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