JP5514614B2 - Led素子検査テーピング装置。 - Google Patents
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Description
しかし前記した半導体発光ディバイスは製作時の結晶構造の乱れによって微妙に発光時の輝度と色調が異なっており、同じランクの輝度と色調を持ったLED素子20を一度の生産工程で多数製作することは困難である。
最初はウエハリング91によって提供される各半導体発光ディバイス911に直接触針92を接触させて電通して発光させる。このときの各半導体発光ディバイス911の発光をカメラ93で撮像し輝度と色調を測定する。
そこで現状では図1の(1)のようにリードフレーム21にLED素子20が足204を介して固着された状態で量産化されている。これを図1の(2)のように打ち抜きして、各LED素子20毎に輝度と色調を測定して指定された分類仕様にランク分けしてストックし、同一ランクの製品を一巻のテープにテーピングして出荷している。
ランク分けされたLED素子20は、容器やビン等にランク分けされた状態で指定量に達するまで保管される。指定された分類仕様にランク分けされたLED素子20が指定量に達したところでテーピング作業が行われ、一巻のテープとして出荷される。
従って違うランクのLED素子20は在庫となってしまい歩留まりが悪く、経営を圧迫する。
望ましくは必要なとき必要な量だけ、指定された分類仕様にランク分けされて小片になったLED素子20をリードフレーム21から打ち抜きし、すぐにテーピングして傷を付けず、埃がつかないようにすることが望ましい。
不要なLED素子20はリードフレーム21に貼着した状態で残し、在庫すれば傷が付きにくく管理しやすくなる。
各リードフレーム21毎に指定された分類仕様に近い輝度と色調を目指してLED素子20を製作すれば、一定ランクに製品が集まりストックの量を減らすことができる。
更には前記制御手段は前記リードフレーム押し出し作業機においてバーコードが読み取れなかった場合、各作業機を作業させ、前記バーコードが読み取られた場合、前記輝度検査作業機、前記色調検査作業機、前記印字作業機の作業を省略するように制御するようにしたLED素子検査テーピング装置、
そして前記複数の作業機は更にリードフレーム収納作業機を備えていることを特徴とし、
前記印字作業機は前記バーコードを前記リードフレームの所定位置に印字することを特徴とするLED素子検査テーピング装置を提供するものである。
更に外観検査部50によってLED素子20の外観検査も行われるので打ち抜き部45によって打ち抜き時の欠けや傷を検査し、不良品をなくすことができる。
本発明にかかる方法であればLED素子20がかき回されたり振動を与えたりして互いに接触することが無いので傷や欠け折損が発生せず、整列時の不良品が出ない。
その結果必要なときに必要な量の設定条件に適合するランクのLED素子20をテーピングして出荷することができる。
前述したように本発明の全ての制御手段は制御部2によって制御されている。
以上のように構成されたLED素子検査テーピング装置の本体1の実施例を以下詳細に記述する。
次に設定条件に適合するランクのLED素子20を打ち抜き部45によって打ち抜き、外観検査部50で外観検査した後テーピング部60でLED素子20をテーピングしてテープ巻取りリール60に巻き取り、リードフレーム21からLED素子20をテーピングして一括出荷することができる装置を提案するものである。
半導体ディバイス205はパッケージ202とシール203によって密封され埃などに触れないように保護されている。
このことによりスライド部70の上をリードフレーム21がX1方向にスライダ71の動きと共に移送され、其々の作業台であるXYテーブル301.351,401,451の上で停止し測定作業や印字作業及び打ち抜き作業、収納作業が行われるようになっている。
シリンダ253によって指定高さに上下動するリードフレーム供給箱251は停止した位置で押し出しアーム561がX1方向に移動することによって、リードフレーム供給箱251に収納されているリードフレーム21がスライド部701に押し出され、印字読み取り部55の印字読み取りカメラ551に、あらかじめ印字部40によって印字されたバーコードが読み取れる位置までリードフレーム21を押し出す。
XYテーブル301,351,401,451の4つは同様の構造をしている。リードフレーム押さえ蓋33,38,48の3つとも同じ構造をしている。XYテーブル401の場合は下から突き上げる作業が無い、更に上からレーザー光等で印字しなくてはならないので、リードフレーム押さえ蓋は取り付けられていない。
4つのXYテーブル301,351,401,451にはY方向移動台452とX方向移動台453がとりつれられており、作業範囲内を移動することができるようになっている。
上記輝度測定の状態は図4に図示されるようにXYテーブル301が輝度測定カメラ32と輝度突き上げ端子31の間に移動した状態になって全てのLED素子20を発行させて測定される。
そしてリードフレーム押さえ蓋33を上昇させてリードフレーム21を開放する。
以上のようにリードフレーム21の全てのLED素子20を測定したのち、測定データをマップデータにして記憶部3に記憶し、バーコード化し制御部2で認識して制御できるようになっている。
XYテーブル451上に移送されたリードフレーム21は、リードフレーム押さえ蓋48によってXYテーブル451間に挟まれて固定される。そして図4のように吸着ヘッド591と打ち抜きアーム46の間に移動する。
同時にLED素子20は吸着ヘッド591に吸着保持される。
吸着ヘッド591はLED素子20を吸着保持してヘッドモータ593の駆動によってヘッドねじ軸594を回転してX1方向に移動し外観検査台51上にLED素子20を移送する。
外観検査で良好なLED素子20と判断されたものは吸着ヘッド592によってテーピング部60に移送される。外観検査結果が悪い場合はテーピング部60に移送される前に吸着ヘッド592による吸着保持を開放され、途中の廃棄箱(図示しない)に放擲され廃棄される。
また、本実施例では吸着ヘッドを使用したが形状に応じて把持タイプのヘッドを私用してもよい。
この時の状態をテーピング確認カメラ64によってテープ66の所定位置にLED素子20が載置されたことが確認され、テープが自動送りされる。
本実施例では吸着ヘッド591と592の距離は打ち抜きアーム46と外観検査台51と同じ距離で、更に外観検査台51とテーピング確認カメラ64直下の載置位置も同じ距離である。したがって一組の吸着ヘッド591と592で打ち抜きアーム46から外観検査台51を経てテーピング確認カメラ64直下の載置位置にLED素子20を移送することができる。
次に接着テープ巻きだしリール63から巻きだされた接着テープ67によってLED素子20は密封される。LED素子の密封作業はテープ接着部65で行われテープに密封されたLED素子20がテープ巻取りリール61に巻き取られ出荷される。
不要なランクのLED素子20はリードフレーム21に固着させたままリードフレーム収納箱252に収納し保管することができる。
そしてリードフレーム21はリードフレーム収納箱252に収納される。
リードフレーム収納箱252は多数のリードフレーム21を積み重ねるようにして収納できるので場所をとらず、一括管理できる。 リードフレーム収納箱252とリードフレーム供給箱251は共通で使いまわすことができるので効率的である。
同一ランクの輝度と色調のランク分けは測定してすぐにテーピングするのでランク分けの間違いがない。ストック中もバーコードなどで識別されたリードフレーム21にLED素子20を搭載したまま保管するので間違いや破損を防止し不良品の排出を防止することができる。
更に外観検査部50によってLED素子20の外観検査も行われるので打ち抜き部45によって打ち抜き時の欠けや傷を検査し、不良品をなくすことができる。
本発明にかかる方法であればLED素子20がかき回されたり振動を与えたりして互いに接触することが無いので傷や欠け折損が発生せず、整列時の不良品が出ない。
また、本発明に係る装置ではLED素子20の打ち抜き後に外観検査部50で外観検査するので、打ち抜き時にLED素子20に欠けを生じたり傷を生じた場合は不良品として排除される。
その結果必要なときに必要な量の設定条件に適合するランクのLED素子20をテーピングして出荷することができる。
本体
2
制御部
3
記憶部
20
LED素子
201
電極
202
パッケージ
203
シール
204
足
205
半導体発光ディバイス
21
リードフレーム
211
スライド穴
251
リードフレーム供給箱
252
リードフレーム収納箱
253
シリンダ
254
シリンダ
30
輝度測定部
301 XYテーブル
31
輝度突き上げ端子
32
輝度測定カメラ
33
リードフレーム押さえ蓋
35
色調測定部
351 XYテーブル
36
色調突き上げ端子
37
色調測定カメラ
38
リードフレーム押さえ蓋
40
印字部
401 XYテーブル
41
印字ボックス
45
打ち抜き部
451
XYテーブル
452
Y方向移動台
453
X方向移動台
46
打ち抜きアーム
48 リードフレーム押さえ蓋
50
外観検査部
51
外観検査台
52
外観検査カメラ
55
印字読み取り部
551
印字読み取りカメラ
56
押し出し部
561
押し出しアーム
591
吸着ヘッド
592
吸着ヘッド
593
ヘッドモータ
594
ヘッドねじ軸
60
テーピング部
61
テープ巻取りリール
62
テープ巻きだしリール
63 接着テープ巻きだしリール
64
テーピング確認カメラ
65
テープ接着部
66
テープ
67
接着テープ
70
スライド部
701
スライド部
702
スライド部
703
スライド部
704
スライド部
71
スライダ
711
スライダ
712
スライダ
713
スライダ
714
スライダ
715
スライダ
719 スライダシリンダ
72
スライダモータ
721 スライドピン
73
スライダねじ軸
90
半導体ディバイス製造装置
91
ウエハリング
911 半導体発光ディバイス
92
触針
93
カメラ
94
トレイ
95
蛍光体封入ヘッド
96
カメラ
97
ヘッド
Claims (5)
- 線上に配置された複数の作業機と、
前記作業機が配置された線上に設置された複数の作業台と、
前記作業台を前記作業機の作業位置に移送する移送手段とからなるリードフレーム上のLED素子を検査して記憶部に記憶しテーピングするLED検査テーピング装置において、
前記複数の作業機は
前記リードフレームの各LED素子の輝度を測定して各LED素子毎のデータを記憶部に記憶する輝度検査作業機と、
前記リードフレームの各LED素子の色調を測定して各LED素子毎のデータを記憶部に記憶する色調検査作業機と、
前記リードフレームに前記輝度検査作業機と前記色調検査作業機で各LED素子毎のデータを記憶部に記憶して作成したマップデータと照合する為のバーコードを印字する印字作業機と、
前記記憶部に記憶された前記マップデータに基づいて設定条件に適合するLED素子のみを打ち抜いてピックアップする打ち抜き作業機と、
前記打ち抜き作業機でピックアップされたLED素子をテーピングするテーピング作業機、
を制御する制御手段とからなり、
前記制御手段は前記輝度検査作業機及び前記色調検査作業機により測定され前記記憶部に記憶された前記LED素子毎の輝度データ及び色調データに基づいて各LED素子の特性毎に複数段階に分類した種別データを形成し前記印字作業機に前記バーコードを印字させる制御を行うことを特徴とするLED素子検査テーピング装置。
- 前記複数の作業機には更にリードフレーム押し出し作業機を備え、
前記作業手段は前記バーコードに記録された輝度及び色調に基づいて設定条件に適合する種別毎の打ち抜き、テーピングを各種作業機に作業させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のLED素子検査テーピング装置。
- 前記制御手段は前記リードフレーム押し出し作業機においてバーコードが読み取れなかった場合、各作業機を作業させ、
前記バーコードが読み取られた場合、前記輝度検査作業機、前記色調検査作業機、前記印字作業機の作業を省略するように制御するようにしたことを特徴とする請求項2記載のLED素子検査テーピング装置。
- 前記複数の作業機は更にリードフレーム収納作業機を備えていることを特徴とする請求項2記載のLED素子検査テーピング装置。
- 前記印字作業機は前記バーコードを前記リードフレームの所定位置に印字することを特徴とする請求項1に記載のLED素子検査テーピング装置。
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