JP5511317B2 - 眼科撮影装置 - Google Patents

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本発明は、被検眼の所定部位を撮影する眼科撮影装置に関する。
従来、眼底カメラ、眼科用OCT、眼科用SLOなどの眼科撮影装置においては、外部に設置されたパソコンを用いて、撮影された被検眼の画像の確認、又は各種観察モードの観察(例えば、ステレオ観察、パノラマ観察、等)が行われる。また、撮影された画像については、装置本体に付属されたモニタ上に表示されるものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−21316号公報
ところで、装置全体の設置面積や設置作業の簡素化を図るべく、装置本体に付属されたモニタ上で、眼底画像の確認及び各種観察モードの観察を行おうとする場合、パソコンのキーボードやマウスに代わる操作部材を設ける必要があるなどの問題がある。
そこで、表示モニタをタッチパネルにするにしても、装置の構成上モニタの大きさがある程度制限されるため、多くの操作をタッチパネルで行うと、モニタ上でのグラフィック表示が多くなってしまい、撮影された眼底画像が見にくくなってしまう。また、表示画面が煩雑になり、誤操作の原因になりうる。
本発明は、上記問題点を鑑み、装置本体での撮影画像の確認及び各種観察モードの観察を好適に行うことができる眼底撮影装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 被検眼を観察するための観察光学系と,被検眼を撮影するための撮影光学系と、を収納する装置本体と、被検眼に対し装置本体を移動させる駆動手段と、を備える眼科撮影装置であって、撮影開始のトリガ信号を発するためのスイッチと、前記装置本体を駆動するために検者によって回転操作される回転操作部と、を有する操作部材と、タッチパネルを有し、所定のグラフィックからなる操作ボタンを表示すると共に、前記観察光学系及び前記撮影光学系によって取得された前記被検眼の画像を表示する表示モニタの前記タッチパネル上に表示する撮影画像を、前記操作部材からの操作信号に基づいて制御する表示制御手段であって、前記撮影画像をタッチパネル上に表示した状態において、前記スイッチからの操作信号に応じて、前記回転操作部からの操作信号に基づく前記タッチパネル上の表示制御を変更する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の眼科撮影装置において、撮影光学系によって撮影された撮影画像を記憶する記憶手段に前記被検眼の撮影画像が複数記憶されている場合、前記回転操作部からの操作信号に基づいて前記タッチパネル上に表示する撮影画像を変更し、前記タッチパネルから操作信号に基づいて、少なくとも撮影画像の要否が設定されることを特徴とする。
(3) (1)又は(2)の眼科撮影装置において、前記スイッチからの操作信号に基づいて前記タッチパネル上に表示された撮影画像を外部出力するか否かを選択する画像処理手段を備え、前記表示制御手段は、前記撮影光学系による撮影直後、該撮影画像をタッチパネル上に表示すると共に、前記回転操作部からの操作信号に基づいて該撮影画像の要否を選択するためのグラフィック表示を制御し、前記スイッチからの操作信号が入力され、前記記憶手段に前記被検眼の撮影画像が複数記憶されている場合、前記回転操作部からの操作信号に基づいて前記タッチパネル上に表示する撮影画像を変更することを特徴とする。
(4) (1)〜(3)のいずれかの眼科撮影装置において、前記表示制御手段は、前記記憶手段に前記被検眼の撮影画像が複数記憶されている場合、複数の撮影画像を前記タッチパネル上に同時に表示すると共に、前記回転操作部からの操作信号に基づいて前記タッチパネル上に表示する前記複数の撮影画像を変更することを特徴とする。
(5) (1)〜(4)のいずれかの眼科撮影装置において、被検者眼に対する撮影部のアライメントずれを検出するための受光素子を有するアライメント検出光学系と、前記受光素子の受光結果に基づいて前記被検者眼に対する前記撮影部のアライメントずれを検出し、該検出結果に基づいて前記撮影部を駆動させて自動アライメントを行う移動制御部であって、ステレオ撮影のための所定の視差量に対応する左右一対のオフセットを加えて前記アライメントずれを検出し、該検出結果に基づき被検眼に対する自動アライメントを作動させて右画像用と左画像の撮影位置に前記撮影部を順次移動させる移動制御部と、を備え、前記表示制御手段は、記憶手段に記憶された左右一対の撮影画像をタッチパネル上に左右に並べて表示してステレオ観察可能とし、前記移動制御部は、左右一対の撮影画像のいずれかに再撮影を行う指令信号が出力されたとき、指令信号が出力された画像に対応する撮影位置に前記撮影部を移動させることを特徴とする。
(6) (1)〜(5)のいずれかの眼科撮影装置において、固視標の呈示位置の変更が可能な固視標呈示光学系を備え、前記固視標呈示光学系による固視標の呈示位置を制御する固視位置制御部を有し、前記表示制御手段は、記憶手段に記憶された固視位置の異なる撮影画像をタッチパネル上でパノラマ画像として表示し、前記固視位置制御部は、前記パノラマ画像を構成する撮影画像のいずれかに再撮影を行う指令信号が出力されたとき、指令信号が出力された画像に対応する固視位置に設定することを特徴とする。
本発明によれば、眼底カメラにおいて、操作性がよく、眼底画像を好適に観察することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る眼科撮影装置の外観構成図である。なお、以下の説明では、被検眼の眼底を撮影する眼底カメラを例にとって説明する。
眼底カメラ(眼科撮影装置)は、基台1と、基台1に対して左右方向(X方向)及び前後(作動距離)方向(Z方向)に移動可能な移動台2と、移動台2に対して3次元方向に移動可能に設けられ後述する光学系を収納する撮影部(装置本体)3と、被検者の顔を支持するために基台1に固設された顔支持ユニット5と、また、本装置には、電動機を有し被検者眼に対して撮影部3を相対移動させる自動移動機構が設けられている。より具体的には、撮影部3は、移動台2に設けられた電動駆動のXYZ駆動部6により、被検者眼Eに対して左右方向、上下方向(Y方向)及び前後方向に移動される。
また、本装置には、操作部材(ジョイスティック4)が設けられており、回転方向及び回転量を検出するエンコーダが内蔵されている。そして、ジョイスティック4の操作によって被検者眼に対して撮影部3を相対的に移動させる手動移動機構が設けられており、ジョイスティック頂部には手動操作によるトリガ信号を発するためのスイッチ4bが備えられている。より具体的には、基台1上で移動台2をXZ方向に摺動させる図示無き摺動機構が設けられており、ジョイスティック4が操作されると、移動台2が基台1上をXZ方向に摺動される。また、回転ノブ4aを回転操作することにより、XYZ駆動部6がY駆動し撮影部3がY方向に移動される。
また、本装置の撮影部3の検者側には、眼底観察像、眼底撮影像、及び前眼部観察像等を表示するモニタ8が設けられている。モニタ8としては、タッチパネルモニタが使用されている。
図2は、撮影部3に収納される光学系及び制御系の概略構成図である。撮影部3には、被検者眼の眼底を撮影するための撮影光学系と撮像素子を有し眼底を観察するための観察光学系とが配置される。なお、図2において、光学系は、照明光学系10、被検者眼の眼底像を撮影する眼底観察・撮影光学系30、アライメント指標投影光学系50、前眼部観察光学系60、固視標呈示光学系70から大別構成されている。
照明光学系10は、観察照明光学系と撮影照明光学系を有する。撮影照明光学系は、フラッシュランプ等の撮影光源14、コンデンサレンズ15、リングスリット17、リレーレンズ18、ミラー19、中心部に黒点を有する黒点板20、リレーレンズ21、孔あきミラー22、対物レンズ25を有する。
また、観察照明光学系は、ハロゲンランプ等の光源11、波長750nm以上の近赤外光を透過する赤外フィルタ12、コンデンサレンズ13、コンデンサレンズ13とリングスリット17との間に配置されたダイクロイックミラー16、リングスリット17から対物レンズ25までの光学系を有する。ダイクロイックミラー16は、光源11からの光を反射し撮影光源14からの光を透過する特性を持つ。
眼底観察・撮影光学系30は、対物レンズ25、孔あきミラー22の開口近傍に位置する撮影絞り31、光軸方向に移動可能なフォーカシングレンズ32、結像レンズ33、眼底撮影時には挿脱機構39により光路から挿脱可能な跳ね上げミラー34を備え、撮影光学系と眼底観察光学系は対物レンズ25と撮影絞り31から結像レンズ33までの光学系を共用する。撮影絞り31は対物レンズ25に関して被検者眼Eの瞳孔と略共役な位置に配置されている。フォーカシングレンズ32は、モータを備える移動機構49により光軸方向に移動される。35は可視域に感度を有する撮影用二次元撮像素子である。跳ね上げミラー34の反射方向の光路には、赤外光反射、可視光透過の特性を有するダイクロイックミラー37、リレーレンズ36、赤外域に感度を有する観察用二次元撮像素子38が配置されている。なお、撮影光学系30は、対物レンズ25を介して40°以上の撮影画角(例えば、45°)にて眼底を撮影する光学系となっている。
また、対物レンズ25と孔あきミラー22の間には、光路分岐部材としての挿脱可能なダイクロイックミラー(波長選択性ミラー)24が斜設されている。ダイクロイックミラー24は、アライメント指標投影光学系50及び前眼部照明光源58の波長光(中心波長940nm)を反射し、眼底観察用照明の波長光の光源波長(中心波長880nm)を含む波長900nm以下を透過する特性を有する。撮影時には、ダイクロイックミラー24は挿脱機構66により連動して跳ね上げられ、光路外に退避する。挿脱機構66は、ソレノイドとカム等により構成することができる。
観察用の光源11を発した光束は、赤外フィルタ12により赤外光束とされ、コンデンサレンズ13、ダイクロイックミラー16により反射されてリングスリット17を照明する。そして、リングスリット17を透過した光は、リレーレンズ18、ミラー19、黒点板20、リレーレンズ21を経て孔あきミラー22に達する。孔あきミラー22で反射された光は、ダイクロイックミラー24を透過し、対物レンズ25により被検者眼Eの瞳孔付近で一旦収束した後、拡散して被検者眼眼底部を照明する。
また、眼底からの反射光は、対物レンズ25、ダイクロイックミラー24、孔あきミラー22の開口部、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、結像レンズ33、跳ね上げミラー34、ダイクロイックミラー37、リレーレンズ36を介して撮像素子38に結像する。なお、撮像素子38の出力は制御部80に入力され、図5に示すようにモニタ8には、撮像素子38によって撮像される被検者眼の眼底観察像が表示される。
また、撮影光源14から発した光束は、コンデンサレンズ15を介して、ダイクロイックミラー16を透過した後、眼底観察用の照明光と同様の光路を経て、眼底は可視光により照明される。そして、眼底からの反射光は対物レンズ25、孔あきミラー22の開口部、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、結像レンズ33を経て、二次元撮像素子35に結像する。
なお、制御部80は、撮影開始のトリガ信号が発せられると、挿脱機構39を駆動させることにより跳ね上げミラー34を光路から離脱させ、挿脱機構66を駆動することによりダイクロイックミラー24を光路から離脱させると共に、撮影光源14を発光する。このとき、二次元撮像素子35によって眼底像が撮影され、メモリ85に撮影された画像データが記憶される。
アライメント用指標光束を投影するアライメント指標投影光学系50には、撮影光軸L1を中心として同心円上に45度間隔で赤外光源が複数個配置されており、撮影光軸L1を通る垂直平面を挟んで左右対称に配置された赤外光源51とコリメーティングレンズ52を持つ第1指標投影光学系(0度、及び180)と、第1指標投影光学系とは異なる位置に配置され6つの赤外光源53を持つ第2指標投影光学系とを備える。なお、図2の本図には、便宜上、第1指標投影光学系(0度、及び180度)と、第2指標投影光学系の一部のみ(45度、135度)が図示されている。
被検者眼の前眼部を撮像する前眼部観察(撮影)光学系60は、ダイクロイックミラー24の反射側に、フィールドレンズ61、ミラー62、絞り63、リレーレンズ64、赤外域の感度を持つ二次元撮像素子(受光素子)65を備える。また、二次元撮像素子65はアライメント指標検出用の撮像手段を兼ね、中心波長940nmの赤外光を発する前眼部照明光源58により照明された前眼部とアライメント指標が撮像される。前眼部照明光源58により照明された前眼部は、対物レンズ25、ダイクロイックミラー24及びフィールドレンズ61からリレーレンズ64の光学系を介して二次元撮像素子65により受光される。また、アライメント指標投影光学系50が持つ光源から発せられたアライメント光束は被検者眼角膜に投影され、その角膜反射像は対物レンズ25〜リレーレンズ64を介して二次元撮像素子65に受光(投影)される。二次元撮像素子65の出力は制御部80に入力され、図3に示すようにモニタ8には二次元撮像素子65によって撮像された前眼部像が表示される。なお、前眼部観察光学系60は、被検者眼に対する撮影部3のアライメントずれを検出(検知)するための受光素子(二次元撮像素子65)を有するアライメント検出光学系を兼用する。
被検者眼を固視させるための固視標を呈示する固視標呈示光学系70は、赤色の光源74、開口穴が形成された遮光板71、リレーレンズ75を備え、ダイクロイックミラー37を介して跳ね上げミラー34から対物レンズ25までの観察光学系30の光路を共用する。なお、固視標呈示光学系70は、固視標の呈示位置が可変な構成(図示略)となっており、被検者眼を所定の視線方向に誘導させることができる(例えば、特開2005−95450号公報参照)。よって、周辺撮影を行うことも可能である。もちろん、固視標呈示光学系70は、可視光源(例えば、LED)がドットマトリクス状に配置され、固視位置に応じて点灯されるような構成であってもよい。
二次元撮像素子65、38、35は制御部80に接続されている。制御部80は二次元撮像素子65に撮像された前眼部画像からアライメント指標を検出処理する。また、制御部80はモニタ8に接続され、その表示画像を制御する(例えば、撮像素子38からの出力信号を処理して眼底の観察画像をモニタ8上に表示させる)。また、制御部80には、他に、XYZ駆動部6、移動機構49、挿脱機構39、回転ノブ4a、撮影スイッチ4b、各種のスイッチを持つスイッチ部84、記憶手段としてのメモリ85、各光源等が接続されている。また、本装置は、USB等を介してプリンタ、外部ストレージ、外部インターフェイス等に接続されている。
<自動アライメントモード>
標準撮影(中央撮影)時における自動アライメントの具体例について、以下に説明しておく。制御部80は、リング状に投影された指標像Ma〜Mhによって形成されるリング形状の中心のXY座標を略角膜頂点位置Moとして検出し、撮影部3と被検者眼を所定の位置関係にするために予め撮像素子65上に設定されたXY方向のアライメント基準位置O1(0、0)(例えば、撮像素子65の撮像面と撮影光軸L1との交点)と角膜頂点位置Moとの偏位量Δdを求める(図4参照)。なお、アライメント基準位置O1は、標準撮影に用いるアライメント基準位置である。
そして、制御部80は、この偏位量Δdがアライメント完了の許容範囲A1に入るように、XYZ駆動部6の駆動制御による自動アライメントを作動する。偏位量Δdがアライメント完了の許容範囲A1に入り、その時間が一定時間(例えば、画像処理の10フレーム分又は0.3秒間等)継続しているかにより、XY方向のアライメントの適否を判定する。
また、制御部80は、前述のように検出される無限遠の指標像Ma,Meの像間隔aと有限遠の指標像Mh,Mfの像間隔bとの像比率(a/b)を比較することによりZ方向のアライメント偏位量Δdを求める。この場合、制御部80は、撮影部3が作動距離方向にずれた場合に、前述の無限遠指標Ma,Meの間隔がほとんど変化しないのに対して、指標像Mh,Mfの像間隔が変化するという特性を利用して、被検者眼に対する作動距離方向のアライメント偏位量を求める(詳しくは、特開平6−46999号参照)。
また、制御部80は、Z方向についても、XY方向と同様に、Z方向のアライメント基準位置に対する偏位量Δdを求め、その偏位量ΔdがZ方向のアライメント許容範囲A1に入るように、XYZ駆動部6の駆動制御による自動アライメントを作動する。そして、Z方向の偏位量Δdがアライメント完了の許容範囲A1に一定時間入っているかにより、Z方向のアライメントの適否を判定する。
ここで、XYZ方向におけるアライメント偏位量Δdが許容範囲A1に入ったら、駆動部6の駆動を停止させると共に、アライメント完了信号を出力する。なお、アライメント完了後においても、制御部80は、偏位量Δdを随時検出しており、撮影完了前に、偏位量Δdが許容範囲A1を超えた場合、自動アライメントを再開する。すなわち、制御部80は、偏位量Δdが許容範囲A1を満たすように被検者眼に対して撮影部3を追尾させる制御(トラッキング)を行う。
<標準撮影モード>
上記のような構成を持つ眼底カメラにおいて、標準的な撮影を行う際の動作について説明する。撮影の前段階において、モニタ8には、撮像素子65による前眼部像、撮像素子38による眼底像が順次表示される。ここで、検者は、ジョイスティック4を傾倒させると共に、回転ノブ4bを回転させ、被検眼に対するアライメントを行う(自動アライメントを行ってもよい)。そして、所望する眼底像がモニタ8に表示され、検者により撮影スイッチ4bが押されると、制御部80は、撮影開始のトリガ信号を発する。これにより、被検眼の眼底像が撮影され、撮影画像がメモリ85に一時的に記憶される。
標準撮影モード時において、画像撮影直後、制御部80は、モニタ8に撮影画像Pを表示させる。それと同時に図6に示すように、画像の要否を選択するためのグラフィック(M1、M2)(本実施例においてはYES,NOを使用)とそのときに選択中のグラフィック部分を示すためのフレームFをモニタ8の画面上に表示させる。また、制御部80は、左右眼のどちらの眼かを示す左右眼表示標識94、何枚目の画像であるのか識別するための画像識別番号表示96を表示する。
このとき、制御部80は、回転ノブ4a、撮影スイッチ4bからの操作信号に基づく機能を撮影光学系及び駆動部6の制御からモニタ8の表示制御に切り換える。ここで、検者が画像を見て判断し、回転ノブ4aを選択したいグラフィック方向へ回転させると、制御部80に操作信号が入力され、制御部80によりモニタ8に信号が送られ、フレームFが回転ノブ4aの回転方向と同方向へ移動する。例えば、検者から見て、回転ノブ4aを右方向(時計回り)へ回転させると、フレームFは、モニタ8上の右方向のグラフィックM2に移動し、回転ノブ4aを左方向(左回り)へ回転させると、フレームFは、モニタ8上の左方向のグラフィックM1に移動する。検者が撮影画面を見て判断し、フレームFを移動させ、ジョイスティック4の頂部に設けられたスイッチ4bを押すと、制御部80に操作信号が入力され、制御部80により撮影画像の選択処理が実行される。例えば、YESを選択した場合は、制御部80は、モニタ8に表示された撮影画像を選択済みの画像(以下、選択画像)として設定し、次のステップに切り換える。また、NOを選択した場合は、制御部80は、その撮影画像を未選択画像として設定し、再度撮影可能な状態にする。
検者がモニタ8上で撮影画像を良画像と判断し、YESを選択した場合に、制御部80は、画像をメモリ85に保存し、図7に示すような画像表示画面へ切り換え、撮影画像とともに、撮影画像Pが選択画像であることを示すグラフィックM3を表示する。また、検者がNOを選択した場合、制御部80は、画像をメモリ85に保存し、前眼部観察画面又は眼底観察画面に切り換え、再度撮影が行える状態にする。
図7は、画像選択後の画像表示画面の画面例について説明する。図7に示すように、画面上には、撮影画像と、サムネイルアイコン90、画像の要否を変更する選択/解除ボタン91(本実施例では、選択の場合が要画像、選択解除の場合が否画像となる。)、選択した画像をプリンタ、外部ストレージ、外部インターフェイス等へ転送し撮影を終了するための転送終了ボタン92、再度撮影を行いたい場合に前眼部撮影画面に切り換えるための案内表示(戻る→S)93、左右眼表示標識94、画像の拡大縮小を行うための画像拡大縮小ボタン95、画像識別番号表示96が表示されている。なお、サムネイルアイコン90、選択/解除ボタン91、転送終了ボタン92、画像拡大縮小ボタン95は、モニタ8がタッチパネルのため、これらのアイコンに触れることで、これに対応する。また、画像識別番号表示96には、制御部80によって、撮影した順序ごとにそれぞれの画像番号が振り当てられ、その番号が表示されている。なお、案内表示93は、ジョイスティック4の頂部に設けられたスイッチ4b(S)を押すと制御部80が前眼部観察画面に切り換え、再度撮影可能な状態に移行させるということを示している。
ここで、制御部80は、撮影画像Pをモニタ(タッチパネル)8上に表示した状態において、レリーズスイッチ4bからの操作信号に応じて、回転ノブ4aからの操作信号に基づくモニタ8上の表示制御を変更する。
より具体的には、制御部80は、レリーズスイッチ4bからの操作信号が入力され、撮影画像が複数枚あった場合、制御部80は、回転ノブ4aからの操作信号に基づいて、モニタ8に表示される撮影画像を一枚毎にスクロールさせる。
すなわち、検者が回転ノブ4aを回転させれば、制御部80は、モニタ8の表示画像を他の撮影画像に順次変更する。例えば、回転ノブ4aが右方向に所定量回転される毎に、新しい番号の撮影画像が順次表示され、回転ノブ4bが左方向に所定量回転される毎に、古い番号の撮影が順次表示される。これにより、表示画像の前後の番号の画像へ移動できる。
検者は、回転ノブ4bを回転させながら、各撮影画像を順にモニタ8上で確認し、選択/解除ボタン91を用いて、再度、その要否を判断する。選択画像が表示された状態でボタン91がタッチされると、グラフィックM3が画面上から消去されると共に、選択状態が解除され、未選択画像に変更される。また、未選択画像が表示された状態でボタン91がタッチされると、グラフィックM3が画面上に表示され、選択画像に変更される。
上記のようにして、撮影画像の選択後、転送終了ボタン92が押されると、制御部80は、選択画像を外部に転送し、撮影を終了させる。
以上のような構成とすれば、撮影前と撮影後における主要操作をジョイスティック4にて行うことができるため、撮影動作、撮影画像の選択動作、転送動作までをスムーズに行うことができる。
さらに、撮影後のモニタ8の表示制御をジョイスティック4とタッチパネルとで組み合わせることにより、タッチパネルで全操作を行う構成に比べて画面上でのボタン類の数を少なくでき、表示画面を簡素化できる。
また、撮影画像がモニタ8上に表示された状態において、回転ノブ4aからの操作信号に基づくモニタ8の表示制御がレリーズスイッチ4bからの操作信号に基づいて変更されることにより、タッチパネルの操作量を減らすことができると共に、ジョイスティック4のスイッチ数を減らすことができる。なお、上記説明においては、撮影画像の要否を選択するためのグラフィックの制御と、撮影画像のスクロール制御と、で変更するものとしたが、これに限るものではなく、種々の変容が可能である。例えば、撮影画像の要否を選択するためのグラフィックの制御と、撮影画像の拡大・縮小の制御と、レリーズスイッチ4bからの操作に応じて変更するようにしてもよい。
上記本実施形態では、回転ノブ4aの操作により、画面上の撮影画像を左右にスクロールし、前後画像への移動を行っているが、タッチパネルだけを使用する場合、前後画像へ移動するために、画面上に新たに例えば矢印記号等の表示をする必要があり、画面上が混雑してしまう。そのため、ジョイスティック4の操作とタッチパネルを組み合わせることにより、画面上に多くのタッチパネル用ボタン類を配置する必要がなくなり、ボタン類により撮影画像が見辛くなることがなく、モニタ8上で撮影画像をより見やすく観察することができる。
以下に、図7の表示画面における他の機能について説明する。画面上には、サムネイルアイコン90が表示されており、サムネイルアイコン90を選択すると、制御部80は、図8に示すようなサムネイル画像表示画面へと切り換える。
サムネイル画像表示画面上には、番号順に撮影画像が所定数並べられている。このとき、表示された数より多くの撮影画像が保存されている場合、すべての撮影画像が画面上に表示されない。そこで、検者が回転ノブ4aを回転させると、制御部80は、その操作信号に基づいて、モニタ8に表示される撮影画像を所定枚(例えば、2枚)毎にスクロールさせる(変更する)。例えば、検者が回転ノブ4aを右方向へ所定量回転させる毎に、古い識別番号の撮影画像が新しい識別番号の撮影画像に順に更新される。また、回転ノブ4aを左方向へ所定量回転させる毎に、新しい識別番号の撮影画像が古い識別番号の撮影画像に順に更新される。
なお、サムネイル画像表示画面においては、表示された撮影画像にタッチされると、撮影画像がフレームF2等で囲まれ、ボタン91により画像の要否が決定される。なお、他の動作については、図7と同様である。
<ステレオ撮影モード>
自動アライメントを利用して立体撮影を行う場合について説明する。なお、固視標位置は、標準位置(略中央位置)に設定してある。なお、立体撮影は、通常、被検眼に対する標準撮影後に行われる。
図9はステレオ撮影モードの表示画面である。撮影の前段階において、モニタ8には、撮像素子65による前眼部像、撮像素子38による眼底像が順次表示される。
制御部80は、所定の視差量に対応する左右一対(鼻側、耳側で一対)のオフセットを加えてアライメントずれを検出し、その検出結果に基づき被検眼に対する自動アライメントを作動させて右画像用と左画像の撮影位置に撮影部3を順次移動させる。標準位置に対するアライメント基準位置のシフト量ΔPがオフセット量に対応する(図10参照)。そして、制御部80は、アライメント基準位置O1と頂点位置Moとのアライメント偏位量に対し、シフト量ΔPが差し引かれるようにオフセットを掛けた上で、アライメント偏位量Δdを検出する。なお、図6において基準位置ORから基準位置O1までの距離が右側の眼底画像を撮影するために設定されたオフセット量であり、基準位置OLから基準位置O1までの距離が左側の眼底画像を撮影するために設定されたオフセット量である。
一方のステレオ画像(ステレオ1:右画像)の撮影を行う場合、上記自動アライメント制御によって、撮影部3が標準位置から右方向に移動されていき、撮影部3が右画像での撮影位置に達したことが検知されると、アライメント完了信号が出力される。検者は、アライメント指標(電子ワーキングドット)ALがレチクルLTの中心にあることを確認し、検者は、レリーズスイッチ4bを押して撮影を行う。これをトリガとして、制御部80は、撮影動作を開始し、撮影された眼底画像を立体観察用の右画像としてメモリ75に記憶させる。
検者により、ステレオ1の撮影が行われると、制御部80により図6のような1枚画像表示画面へ切り換えられ、上記と同様に、画像の要否が選択される。例えば、YESを選択した場合は、制御部80は、モニタ8に表示された撮影画像を選択済みの画像(以下、選択画像)として設定し、他方のステレオ画像(ステレオ2:左画像)を撮影するステップに移行される。また、NOを選択した場合は、制御部80は、その撮影画像を未選択画像として設定し、再度、ステレオ撮影可能状態にする。
他方のステレオ画像の撮影を行う場合、上記自動アライメント制御によって、撮影部3が一方のステレオ画像の撮影位置から左方向に移動されていき、撮影部3が左画像での撮影位置に達したことが検知されると、アライメント完了信号が出力される。
そして、検者は、アライメント指標(電子ワーキングドット)ALがレチクルLTの中心にあることを確認し、検者は、レリーズスイッチ4bを押して撮影を行う。これをトリガとして、制御部80は、撮影動作を開始し、撮影された眼底画像を立体観察用の左画像としてメモリ85に記憶させる。
検者により、ステレオ2の撮影が行われると、制御部80により図6のような1枚画像表示画面へ切り換えられ、ステレオ1のときと同様に、画像の要否が選択される。YESが選択された場合、同一被検眼に対して所定の視差量を持つ左右一対の眼底画像が取得されたことになる。ここで、制御部80は、自動的に設定された眼底の場所、倍率でステレオ画像を作製し、ステレオ画像表示画面に切り換えられる。図11に示すように、ステレオ画像表示画面においては、上記で撮影したステレオ1とステレオ2の画像が表示される。ステレオ画像表示画面切り換え時には、それぞれの画像は、検者によって良画像と判断されたものを表示している。ここで、複数枚の画像を撮影している場合、検者は、これらの中より撮影画像を変更することができる。まず、検者は、変更を行う画像をタッチする。検者がタッチを行うと、図11に示すように、制御部80は、検者が選択した撮影画像がわかるようにフレームF3を撮影画像を囲むように表示させる。そして、検者がジョイスティック4の回転ノブ4aを回転させれば、上記標準撮影時の時と同様にして、モニタ8の表示画像がスクロールされる。
また、再度撮影画像を取り直したい場合、上記と同様に、検者が再度取り直しを行いたい画像をタッチすると、制御部80により、フレームF3が画像を囲んで表示される。そして、検者がジョイスティック4の頂部に設けられたスイッチ4b(S)を押すと、制御部80により、選択された側の前眼部観察画面に切り換わり、再度撮影が可能な状態にする。
ここで、スイッチ4bが押され、再撮影を行う場合、制御部80は、アライメント検出結果に基づいて、タッチされたステレオ画像に対応する撮影位置に撮影部3を再度移動させ、撮影開始のトリガを待機する。これにより、再撮影をスムーズに行うことができる。
また、他の機能としては、ステレオ画像表示画面上に表示されている画像拡大縮小ボタン95を押すと、制御部80は、両側画像を同時に拡大、縮小させ、表示させる。そして、両側の画像を決定し、転送終了ボタン92を選択すると、制御部80により、両側の画像とステレオ画像がプリンタ、外部ストレージ、外部インターフェイスに転送され、撮影が終了される。
また、ステレオ画像表示画面上では、1枚画像表示アイコン98とサムネイルアイコン90が表示されており、検者がそれらをタッチすることで、制御部80により、上記標準撮影時で示したような、1枚画像表示画面、サムネイル画像表示画面のそれぞれの表示画面へ切り換えられる。これらの画像表示画面においては、上記に示したような、標準撮影時と同様の操作をすることができる。ステレオ撮影モード時においては、切り換え後、それぞれの表示画面上で、さらに、ステレオアイコン99が表示され、それをタッチすることで、制御部80により、再度、ステレオ画像表示画面に切り換えられる。例えば、図12に示すように、ステレオ撮影モード時には、1枚画像表示画面上においては、サムネイルアイコン90とステレオアイコン99が表示され、どちらの表示画面にも切り換えることが可能となっている。
<パノラマ撮影モード>
パノラマ撮影モードに設定された場合、固視位置が順次変更され、異なる撮影位置における眼底像が順次取得され、結果的に眼底の全体像が取得される。図13はパノラマ撮影モードにおける表示画面を示す図である。
パノラマ撮影モードにおいて、初めに、検者により、第1の固視位置での撮影が行われると、制御部80により1枚画像表示画面へ切り換えられ、上記と同様に図6に示すような、画像の要否が選択される。ここで、YESが選択されると、制御部80により、次の固視位置の撮影へと切り換えられる。例えば、図13に示したような番号順に撮影が行われていく。NOが選択された場合、制御部80は、画像をメモリ85に保存し、前眼部観察画面に切り換え、再度同じ固視灯位置で撮影が行える状態にする。検者がすべての固視灯位置での撮影画像を良画像とした場合、制御部80により、図14に示すようなパノラマ画像表示画面へと切り換えられる。
図14に示すように、パノラマ画像表示画面においては、上記で撮影した7つの固視位置に対応する眼底画像がそれぞれ表示される。パノラマ画像表示画面切り換え時には、それぞれの画像は、選択画像として設定された眼底像が表示される。ここで、複数枚の画像を撮影している場合、検者は、これらの中より撮影画像を変更することができる。まず、検者は、変更を行う画像をタッチする。検者がタッチを行うと、図14に示すように、制御部80は、検者が選択した箇所の撮影画像がわかるようにフレームF4を撮影画像を囲むように表示させる。そして、検者がジョイスティック4の回転ノブ4aを回転させれば、同一の固視位置にて取得された他の画像に変更される。
また、再度撮影画像を取り直したい場合、上記と同様に、検者が再度取り直しを行いたい画像をタッチすると、制御部80により、フレームF4が画像を囲んで表示される。そして、検者がジョイスティック4の頂部に設けられたスイッチ4b(S)を押すと、制御部80により、前眼部観察画面に切り換えられ、固視標呈示光学系70により選択された箇所の固視位置が設定され、再度撮影が可能な状態にされる。そして、検者により、撮影が行われ、YESが選択されると、制御部80によりパノラマ画像表示画面に切り換えられ、最新の画像へと変更される。
他の機能としてはは、パノラマ画像表示画面上に表示されている画像拡大縮小ボタン95を押すと、制御部80により、パノラマ画像全体の拡大、縮小が行われ、表示される。そして、すべての画像を決定し、転送終了ボタン92を選択すると、制御部80により、7つの固視灯位置での撮影画像とパノラマ画像がプリンタ、外部ストレージ、外部インターフェイスに転送され、撮影が終了される。
また、パノラマ画像表示画面上では、1枚画像表示アイコン98とサムネイルアイコン90が表示されており、検者がそれらをタッチすることで、制御部80により、上記標準撮影時で示したような、1枚画像表示画面、サムネイル画像表示画面のそれぞれの表示画面へ切り換えられる。これらの画像表示画面においては、上記に示したような、標準撮影時と同様の操作をすることができる。パノラマ撮影モード時においては、切り換え後、それぞれの表示画面上で、さらに、パノラマアイコン99が表示され、それをタッチすることで、制御部80により、再度、パノラマ画像表示画面に切り換えられる。例えば、図15に示すように、パノラマ撮影モード時には、1枚画像表示画面上においては、サムネイルアイコン90とパノラマアイコン99が表示され、どちらの表示画面にも切り換えることが可能となっている。
<両眼画像表示>
また、検者がジョイスティック4を検者側に引き、撮影部3を検者側一杯に動かすと、図示なき検者側検出センサーが入り、検者側検出センサーより制御部80に信号が出される。信号を受け取ると制御部80は、図16に示すような両眼画像表示に切り換える。両眼画像表示画面には、撮影眼を示す表示100、撮影モードを示す表示101(図16の表示では、標準、S、パノに相当)、撮影位置を示す表示102(図16では、S表記の横の数字に相当)、固視灯位置を示した表示103(図16では、パノの横の数字に相当)、矢印アイコン104が表示されており、撮影眼、撮影モード、撮影位置、固視灯位置ごとに、それぞれの撮影画像が順に揃えて表示されている。
検者が矢印アイコン104を押すと、制御部80により画面がスクロールされ、表示されていない保存画像への切り換えができる。そして、検者が画像をタッチすると、選択した画像を変更することができる。例えば、図16の左眼のパノラマ2に示すように、検者が変更を行いたい画像をタッチすると、制御部80は、検者が選択した箇所の撮影画像がわかるようにフレームF5を撮影画像を囲むように表示させる。そして、検者がジョイスティック4の回転ノブ4aを回転させれば、上記標準撮影時の時と同様にして、制御部80に操作信号が入力され、制御部80によりモニタ8に信号が送られ、モニタ8のパノラマ2の表示画像がスクロールされ、表示画像の前後の番号の画像へ移動させられ、表示画像が変更される。
なお、検者が使用したい操作方法を任意に選択できるように、ジョイスティック4の操作とタッチパネルでの操作をどちらでも行えるような構成にしてもよい。
なお、本実施例においては、選択画像と未選択画像がわかるようにグラフィックを用いて行ったが、これに限るものではなく、例えば、選択画像または否選択画像の背景の色を変える等、画像が判別できるような表示であればかまわない。
なお、本実施例において、両眼画像表示の際に矢印アイコン104を用いて、表示されていない保存画像への切り換えを行っていたがこれに限るものではなく、例えばジョイスティック4の頂部に設けられたスイッチ4b(S)の押す回数に応じて、制御部80によって左眼、右眼、両眼のいずれかが順に選択され、その選択状態下でジョイスティック4の回転ノブ4aを回転させれば、制御部80により、その時に選択中の眼において次の画像へスクロールされ、表示されていない保存画像への切り換えられるという構成にしてもかまわない。
本実施形態に係る眼底撮影システムを構成する眼底カメラの外観構成図である。 撮影部に収納される光学系及び制御系の概略構成図である。 前眼部観察画面を示す図である。 標準撮影におけるアライメントずれの検出手法について説明する図である。 眼底観察画面を示す図である。 撮影後に切り換えられる画像選択画面図である。 標準撮影モード時における1枚画像表示画面図である。 サムネイル画像表示画面図である。 STEREO1の前眼部観察画面である。 ステレオ撮影におけるアライメントずれの検出手法について説明する図である。 ステレオ画像表示画面図である。 ステレオ撮影モード時における1枚画像表示画面図である。 パノラマ撮影モード時における前眼部観察画面図である。 パノラマ画像表示画面図である。 パノラマ撮影モード時における1枚画像表示画面図である。 両眼画像表示画面図である。
3 撮影部
4 ジョイティック
4a 回転ノブ
4b スイッチ
6 駆動部
8 モニタ
10 照明光学系
30 眼底観察・撮影光学系
50 アライメント指標投影光学系
60 前眼部観察光学系
70 固視標呈示光学系
80 制御部
85 メモリ

Claims (6)

  1. 被検眼を観察するための観察光学系と,被検眼を撮影するための撮影光学系と、を収納する装置本体と、
    被検眼に対し装置本体を移動させる駆動手段と、
    を備える眼科撮影装置であって、
    撮影開始のトリガ信号を発するためのスイッチと、前記装置本体を駆動するために検者によって回転操作される回転操作部と、を有する操作部材と、
    タッチパネルを有し、所定のグラフィックからなる操作ボタンを表示すると共に、前記観察光学系及び前記撮影光学系によって取得された前記被検眼の画像を表示する表示モニタの前記タッチパネル上に表示する撮影画像を前記操作部材からの操作信号に基づいて制御する表示制御手段であって、
    前記撮影画像をタッチパネル上に表示した状態において、前記スイッチからの操作信号に応じて、前記回転操作部からの操作信号に基づく前記タッチパネル上の表示制御を変更する表示制御手段と、を備えることを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 請求項の眼科撮影装置において、前記撮影光学系によって撮影された撮影画像を記憶する記憶手段に前記被検眼の撮影画像が複数記憶されている場合、前記回転操作部からの操作信号に基づいて前記タッチパネル上に表示する撮影画像を変更し、前記タッチパネルから操作信号に基づいて、少なくとも撮影画像の要否が設定されることを特徴とする眼科撮影装置。
  3. 請求項1又は2の眼科撮影装置において、前記スイッチからの操作信号に基づいて前記タッチパネル上に表示された撮影画像を外部出力するか否かを選択する画像処理手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記撮影光学系による撮影直後、該撮影画像をタッチパネル上に表示すると共に、前記回転操作部からの操作信号に基づいて該撮影画像の要否を選択するためのグラフィック表示を制御し、前記スイッチからの操作信号が入力され、前記記憶手段に前記被検眼の撮影画像が複数記憶されている場合、前記回転操作部からの操作信号に基づいて前記タッチパネル上に表示する撮影画像を変更することを特徴とする眼科撮影装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかの眼科撮影装置において、前記表示制御手段は、前記記憶手段に前記被検眼の撮影画像が複数記憶されている場合、複数の撮影画像を前記タッチパネル上に同時に表示すると共に、前記回転操作部からの操作信号に基づいて前記タッチパネル上に表示する前記複数の撮影画像を変更することを特徴とする眼科撮影装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの眼科撮影装置において、
    被検者眼に対する撮影部のアライメントずれを検出するための受光素子を有するアライメント検出光学系と、
    前記受光素子の受光結果に基づいて前記被検者眼に対する前記撮影部のアライメントずれを検出し、該検出結果に基づいて前記撮影部を駆動させて自動アライメントを行う移動制御部であって、ステレオ撮影のための所定の視差量に対応する左右一対のオフセットを加えて前記アライメントずれを検出し、該検出結果に基づき被検眼に対する自動アライメントを作動させて右画像用と左画像の撮影位置に前記撮影部を順次移動させる移動制御部と、を備え、
    前記表示制御手段は、記憶手段に記憶された左右一対の撮影画像をタッチパネル上に左右に並べて表示してステレオ観察可能とし、
    前記移動制御部は、左右一対の撮影画像のいずれかに再撮影を行う指令信号が出力されたとき、指令信号が出力された画像に対応する撮影位置に前記撮影部を移動させることを特徴とする眼科撮影装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかの眼科撮影装置において、
    固視標の呈示位置の変更が可能な固視標呈示光学系を備え、
    前記固視標呈示光学系による固視標の呈示位置を制御する固視位置制御部を有し、
    前記表示制御手段は、記憶手段に記憶された固視位置の異なる撮影画像をタッチパネル上でパノラマ画像として表示し、
    前記固視位置制御部は、前記パノラマ画像を構成する撮影画像のいずれかに再撮影を行う指令信号が出力されたとき、指令信号が出力された画像に対応する固視位置に設定することを特徴とする眼科撮影装置。
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