JP5511138B2 - ポータル装置およびその使用法 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、概して煙蒸装置に関する。本発明は、害虫、昆虫、またはその他の害獣を含む可能性があり、したがって、煙蒸を必要とする任意の種類の大量原料または生産物の煙蒸に使用することができる。
発明の背景
穀物またはその他の農産物のような多くの大量原料生産物は、害虫、寄生虫、昆虫、または、たとえばキクイムシ、シラミ、ダニ、ノミ、またはシロアリのような他の害獣を含む。さらなる処理プロセスにおける重複した取り扱いが必要とならないように、かつ商品が原産地を離れる前に、その場でこのような大量原料を煙蒸して、昆虫および害獣が拡散するのを防止すると好都合である。
当技術分野では、重い不透過性の毛布またはその他の被覆物を原料の上にかけ、その後毛布の下に有毒ガス流を加え、毛布で覆われた商品を煙蒸することを伴う大量原料用の煙蒸装置が公知である。いくつかの用途では、フレーム構造によって支持された可とう性キャノピまたは毛布を使用して煙蒸チャンバを形成することができる。毛布の下で煙蒸を行う現在の方法は、粗雑であり、ガスと大量原料との混合を行うことができないため、昆虫の蔓延を完全に無くすという点では無効であり、効果的な煙蒸に使用されるガスの毒性が極めて高いため、労働衛生の観点から極めて危険である。煙蒸ガス、たとえば臭化メチルが大気に放出されることも、このガスがオゾン層破壊物質であるため、極めて望ましくない。
発明の概要
第1の局面では、本発明は、少なくとも一部に可とう性キャノピが組み込まれた煙蒸チャンバと共に使用され、基礎構造上に取り付けるように適合しており、かつキャノピと基礎構造との間に位置するように構成された煙蒸チャンバポータル装置であって、
中央位置から両縁部の一方まで移動するにつれて高さが低くなるように拡大された中央部分を有する障壁と、
入口管は煙蒸剤流を煙蒸チャンバに進入させ、出口管は煙蒸チャンバから煙蒸剤流を除去することを可能にすることにおいて使用される、気密シールが障壁をわたって維持される一方で障壁全体を貫通するように配置された単一ガス入口管および単一ガス出口管の少なくとも一方と
両縁部の間を障壁の外周に沿って延び、可とう性キャノピと接触して装置とキャノピとの間に気密シールを提供するように適合された密閉表面とを含むポータル装置を提供する。
気密シールを設けると、煙蒸チャンバ内の煙蒸プロセスによる有毒ガスが、処理時に、煙蒸装置のオペレータがポータル装置のそばに立っている間にオペレータに労働衛生上の危険をもたらす危険性が低減する。
一形態では、密封表面は、基礎構造に接合されて密封表面と基礎構造との間に平滑な遷移領域を形成し、遷移領域の所に可とう性キャノピによって気密シールを形成するのを可能にするように構成された外側縁部を有してよい。
密封表面は、概ね弧状であってよい。いくつかの態様では、弧状表面の外側縁部は、平滑遷移領域の所で基礎構造に対して漸近的に先細りまたは湾曲している。
密封表面は、1つまたは複数の重りを収容して可とう性キャノピを密封表面に接触した状態に保持するように構成することができる。密封表面は、概ね平面状であってよい。密封表面は、1つまたは複数の細長い可とう性の重りを収容するように構成することができる。
いくつかの態様では、障壁は立面図で見たときにセグメント型であってよい。
いくつかの態様では、ポータル装置は、密封表面および内側表面を組み込むかまたは支持する外側表面を有する外側部分をさらに含んでよく、障壁は、外側部分の内側表面から垂れ下がる少なくとも1枚のパネルを含む。
一態様では、障壁は、外側部分の内側表面に沿って間隔を置かれた複数のパネルを含んでよい。
上記のパネルまたは各パネルは、基部表面上にパネルを支持するように構成された突起を有してよい。
一態様では、ポータル装置は、障壁の下に配置されたベースを含んでよく、ベースは、変形可能な材料で形成され、障壁と基部表面との間に気密シールを設けるのを助けるように構成される。
ポータル装置の一態様では、密封表面は、ポータル装置と可とう性キャノピとの間に気密シールを設けるのを助けるように変形可能であってよい。
ポータル装置の他の態様では、変形可能な材料のシートを外側部分上に配置することができ、シートの露出された表面は、装置の密封表面を形成することができる。
上述のこれらの態様では、使用される変形可能な材料は、圧縮可能なフォーム層であってよい。
いくつかの態様では、障壁は、1つまたは複数のさらなる煙蒸剤入口または出口を含んでよい。
第2の局面では、本発明は、以下を含む煙蒸組立体を提供する:
a) 少なくとも一部に可とう性キャノピを組み込んだ煙蒸チャンバ、および
b) 基礎構造上に取り付けるように適合しており、かつキャノピと基礎構造との間に位置するように構成されたポータル装置であって、
中央位置から両縁部の一方まで移動するにつれて高さが低くなるような拡大された中央部分を有する障壁と、
障壁内に配置され、煙蒸剤流を煙蒸チャンバに進入させる煙蒸剤ガス入口および障壁内に配置され、煙蒸チャンバから煙蒸剤流を除去するのを可能にする煙蒸剤ガス出口の少なくとも一方と、
該両縁部の間を障壁の外周に沿って延び、可とう性キャノピと接触して該装置と該キャノピとの間に気密シールを提供するように適合された密閉表面とを含むポータル装置。
いくつかの態様では、煙蒸組立体は、全体的に可とう性キャノピで形成することができ、一方、他の態様では、組立体は、少なくとも一部に可とう性キャノピを含む壁部を有する貯蔵庫、小屋、倉庫などを含んでよい。
いくつかの態様では、煙蒸剤入口または出口が、障壁全体を貫通して障壁の各側間の連通を可能にする管を含んでもよい。
第3の局面では、本発明は、少なくとも一部に可とう性キャノピを組み込んだ煙蒸チャンバに煙蒸ガスポートを設置する方法を提供し、ガスポートは基礎構造上に取り付けるように適合しており、かつキャノピと基礎構造との間に位置するように構成されており、
ガスポートが、
中央位置から両縁部の一方まで移動するにつれて高さが低くなるような拡大された中央部分を有する障壁と、
障壁内に配置され、煙蒸剤流を煙蒸チャンバに進入させる煙蒸剤ガス入口および障壁内に配置され、煙蒸チャンバから煙蒸剤流を除去するのを可能にする煙蒸剤ガス出口の少なくとも一方と、
該両縁部の間を障壁の外周に沿って延び、可とう性キャノピと接触して該装置と該キャノピとの間に気密シールを提供するように適合された密閉表面とを含み、
方法は、
可とう性キャノピと基礎構造との間にガスポートを配置する段階、ならびに
可とう性キャノピの下縁部をガスポートの密封表面に接触した状態に保持しその間に気密シールを形成する段階を含む方法を提供する。
一形態では、この方法は、キャノピの下縁部上に重りを配置して下縁部を密封表面に接触した状態に保持する段階をさらに含んでよい。重りの代わりとして、接着剤、クリップ、タイ、またはその他の種類の固定装置をこの目的に使用してよい。
他の形態では、この方法は、
ポータル装置および基礎構造の両側面間に平滑な遷移領域を設ける段階、ならびに
キャノピの下縁部を遷移領域に接触した状態に保持してその遷移領域を横切る気密シールを生じさせる段階をさらに含んでよい。
この形態では、この方法は、
キャノピの下縁部上に重りを配置して下縁部を遷移領域に接触した状態に保持する段階をさらに含んでよい。重りの代わりとして、接着剤、クリップ、タイ、またはその他の種類の固定装置をこの目的に使用してよい。
第4の局面では、本発明は、煙蒸チャンバ内に配置された生産物を煙蒸する方法であって、
少なくとも一方が第3の局面による方法を使用して設置される吸気口および排気口を煙蒸チャンバ内に設ける段階、
煙蒸剤導入および抽出装置をポータル装置に動作可能に結合する段階、
吸気口を介した煙蒸チャンバへの煙蒸剤流を提供することによって生産物を煙蒸する段階、ならびに
排気口を介して煙蒸チャンバから煙蒸剤流を抽出する段階を含む方法を提供する。
一態様では、この方法は、
煙蒸剤導入装置および煙蒸剤抽出装置の少なくとも一方用の制御装置を提供する段階、ならびに
制御装置の動作の下で、ポートに導入される煙蒸剤流またはポートから抽出される煙蒸剤流の少なくとも一方を制御する段階をさらに含む。この方法の一形態では、使用される制御装置は、弁組立体であってよい。
一態様では、この方法は、煙蒸剤流を加熱源に直接関連付けて供給する段階をさらに含んでよく、加熱源は煙蒸剤を気体形態に転換するのに使用される。一形態では、使用される加熱源は、使用時に煙蒸チャンバの内側に配置することができる。煙蒸剤に伝達される熱エネルギーは、煙蒸剤が周辺空気よりも高い浮揚性を有するようにするのを助ける。
この方法のいくつかの態様では、煙蒸剤流に使用される供給源は、煙蒸剤容器が取り付けられた自動車のような煙蒸剤の可動供給源である。
一態様では、この方法は、煙蒸チャンバ内で煙蒸剤を分散させる段階をさらに含んでよい。一形態では、煙蒸剤は、煙蒸剤およびガスを循環させるように分散管システムによって煙蒸チャンバ内で分散させることができる。このような構成は、煙蒸剤およびガスが煙蒸チャンバに進入し煙蒸チャンバ内で分散するときに煙蒸剤がより均等にかつ完全に分散するのを可能にする。
一態様では、煙蒸剤流を抽出する段階は、反転ファンを使用することによって実現することができる。
生産物を煙蒸する方法の一態様では、煙蒸剤流を抽出する段階の後で、抽出装置に動作可能に結合された吸収装置を使用して煙蒸剤を吸収することによって、剥離ガスを生産する段階を実施することができ、吸収装置は、煙蒸チャンバから抽出された実質的にすべての煙蒸剤を吸収するように設計される。一形態では、吸収装置は、抽出された煙蒸剤の少なくとも一部が付着する活性炭素を含む吸収ベッドを含んでよい。
有利なことに、このような煙蒸剤吸収段階は、煙蒸剤または煙蒸剤副生成物が大気に逃げるのを防止する。
一態様では、生産物を煙蒸する方法は、剥離ガス流を煙蒸チャンバ内に提供する段階をさらに含んでよい。一構成では、剥離ガスはポータル装置を介して煙蒸チャンバに流入することができる。ただし、他の構成では、剥離ガスは、たとえば可とう性キャノピの他の部分の下に配置されたホースを介して煙蒸チャンバに流入することができる。
一態様では、生産物を煙蒸する方法は、吸気ガス流を煙蒸チャンバの選択された部分に流れるように制御する段階をさらに含んでよい。この一形態では、吸気ガスは、煙蒸剤または置換ガスであってよい。置換ガスは剥離ガスであってよい。
一形態では、流れを制御する段階は、マニフォルドおよび弁組立体を含む流れ制御装置の動作によって実施される。一構成では、マニフォルドは、複数の出口を有してよく、弁組立体は、流れを少なくとも1つの出口を通るように制御するように構成することができる。他の構成では、各出口にはそれぞれの弁組立体を取り付けてよい。
一態様では、この方法は、監視装置を使用して煙蒸チャンバ内の煙蒸剤の濃度を監視する段階をさらに含んでよい。一形態では、監視装置は、ポータル装置の出口に動作可能に結合された煙蒸剤サンプリングおよび検出計量ユニットを含んでよい。
第5の局面において、本発明は、以下を含む煙蒸システムを提供する。
a) 煙蒸チャンバ
b) 煙蒸剤ガス処理装置、および
c) ガス流の方向を定める組立体であって、第1の構成では、第1の入口を介してガス流を煙蒸チャンバから受け取り、そのガス流を第1の出口を介して煙蒸チャンバへ戻るように方向を定め、第2の構成では、ガス流を煙蒸チャンバから第1の入口に受け入れ、その流れを第2の出口を介してガス処理装置まで移動させ、そこからガスが第二の入口を介して組立体に戻り、次いでガスが第1の出口を介して煙蒸チャンバへ戻るように動作可能であり、第1および第2の入口ならびに第1および第2の出口が単一の構造中で流体連通するように配置される組立体を提供する。
煙蒸システムの一形態において、第1の構成では、流れは、第1の入口から単一の流れ拘束装置を介して第1の出口まで移動し、第2の構成では、流れは、第1の入口から2つの流れ拘束装置を介して第1の出口まで移動し、各流れ拘束装置は組立体の一部である。
第6の局面では、本発明は、以下を含む煙蒸システムを提供する。
a) 煙蒸チャンバ
b) ガス抽出装置
c) ガス処理装置
d) ガス循環装置、および
e) ガス抽出装置、ガス処理装置、およびガス循環装置の各々を選択的に流体連通するように動作可能に結合するように構成された組立体であって、
第1の構成において、 煙蒸チャンバからガス抽出装置を介してガス流を受け取るように構成された第1の入口と、
抽出されたガス流を第1の入口からガス循環装置を介してガス供給源まで再循環させるように構成された第1の出口と、
第2の構成において、ガス流を第1の入口からガス処理装置まで移動させるように構成された第2の出口と、
処理装置からガス流を受け取り、かつガス流を第1の出口まで移動させるように構成された第2の入口とを含み、
第1の入口および第2の出口、第2の入口および第1の出口、ならびに第1の入口および第1の出口はそれぞれ、第2、第3、および第1の流れ拘束装置によって分離され、ガス抽出および再循環のみが行われる第1の構成では、第2および第3の流れ拘束装置がどちらも閉鎖されたままであり、第1の流れ拘束装置のみが開放されたままになり、ガス抽出、処理、および再循環が行われる第2の構成では、第2および第3の流れ拘束装置がどちらも開放されたままである組立体を提供する。
煙蒸システムの一形態では、組立体は、第1の流れ拘束装置によって各T継手(T-junction)部分のステム部の所の接合された管の2つのT継手部分を有し、各T継手部分の一方のサイド・アームが第2または第3の流れ拘束装置のいずれかに接合される弁組立体である。
煙蒸システムのいくつかの態様では、流れ拘束装置はそれぞれ蝶弁である。
第7の局面では、本発明は、少なくとも一部に可とう性キャノピを組み込んだ煙蒸チャンバ内で生産物を煙蒸する方法であって、
ポータルがキャノピと基礎構造との間に位置するように構成されるように、基礎構造上に一つまたは複数のガスポータルを取り付け、ポータルが、煙蒸剤流を煙蒸チャンバに進入させる煙蒸剤ガス入口および煙蒸チャンバから煙蒸剤流を除去するのを可能にする煙蒸剤ガス出口の少なくとも一方を有しており、
煙蒸剤導入、抽出、および再循環装置をガスポータルに動作可能に結合する段階、
煙蒸剤導入装置を使用して煙蒸チャンバに煙蒸剤の供給源を導入する段階、
煙蒸剤抽出装置を使用して出口を介して煙蒸チャンバから煙蒸剤流を抽出する段階、
再循環装置を使用して、抽出された煙蒸剤流を入口を介して煙蒸チャンバまで再循環させる段階、
煙蒸区間の終了時に、
煙蒸剤が煙蒸チャンバにさらに導入されるのを防止する段階、
煙蒸剤抽出装置に動作可能に結合した煙蒸吸収装置を提供する段階;
煙蒸剤流を煙蒸剤抽出装置から煙蒸吸収装置に向ける段階、ならびに
煙蒸チャンバから所定量の煙蒸剤が吸収されるまで再循環装置を使用してガス流を煙蒸剤吸収装置から煙蒸チャンバまで再循環させる段階を含む方法を提供する。
この方法の一形態では、煙蒸剤は、煙蒸区間中に煙蒸チャンバに連続的に導入される。
第4または第7の局面では、この方法は、吸収装置の少なくとも一部を洗浄して吸収された煙蒸剤を分解および/または除去する段階をさらに含む。一例では、吸収装置をチオ硫酸ナトリウムなどのスクラビング溶液で洗浄し、臭化メチルの分解によって1つまたは複数の塩、たとえば臭素およびメチルチオ硫酸ナトリウムを生成することができる。
第8の局面では、本発明は、煙蒸チャネル内に配置された生産物を煙蒸する方法であって、
煙蒸チャンバ内に吸気口および排気口を設ける段階、
煙蒸剤流を吸気口を介して煙蒸チャンバに提供することによって生産物を煙蒸する段階、
置換ガス流を煙蒸チャンバの選択された部分に流れるように制御し、煙蒸剤を置換する段階、ならびに
煙蒸剤を排気口を介して煙蒸チャンバから抽出する段階を含む方法を提供する。
第8の局面の方法のいくつかの態様は、第4の局面に定義された置換ガス流を制御する段階を有してもよい。
第8の局面の方法のいくつかの態様では、第3の局面の方法による方法を使用して少なくとも1つのポートが設置される。
発明を実施する方法
図面を参照すると、周囲の地面12の形をした基部表面上に位置する弧状の管継手10の形をしたポータル装置が図1および図1Aに示されている。使用時には、管継手10は、やはり周囲の地面12上に配置された可とう性キャノピテント16の形をした、煙蒸チャンバの可とう性キャノピ側面14に取り付けられている。可とう性キャノピテントを使用して商品を煙蒸することは、例外的な形状およびサイズの商品、たとえばパレット上の商品、場合によっては開放可能な端部扉を有する出荷コンテナ全体を密閉するうえで有用である。気密煙蒸チャンバを形成する際、通常、可とう性キャノピ側面14の最下周囲領域20に沿って配置されたいわゆる「サンド・スネーク」の形をした重りを配置することによって、可とう性キャノピテント16の側面14をそれぞれ周囲の地面12に係合する。サンド・スネーク18は、海砂のような比較的重い材料で満たされた、細長く変形可能なチューブである。
管継手10は、周囲の地面12から上向きに(凸状に)弧状に湾曲し、表面22を有する平面部21を有する。使用時には、この表面22は、数回折り畳みその上にサンド・スネークを配置することができる、可とう性キャノピ側面14の最下周囲領域20に沿って多数のサンド・スネーク18を配置することによって可とう性キャノピ側面14に密封接触する。サンド・スネークは、管継手10の湾曲した平面部21の形状を模倣するように湾曲させることができる。このように、可とう性キャノピ側面14と管継手10の最上表面22との間のシールは、管継手10を使用時に周囲の地面12上で可とう性キャノピ側面14の下縁部の下に配置したときに煙蒸テント16内のガスが逃げることができなくなるように気密性であってよい。
本明細書の文脈内で語「気密」を使用する際、この語は、煙蒸チャンバ内に実質的な量の煙蒸剤を保持するのを可能にする密封構成を、この密封構成がある最小量の煙蒸ガスを放出させる可能性があるという理解の下で、その範囲内に含むが、少量の煙蒸剤の放出量は通常、本発明が実施される特定の国の職業衛生および/または環境放出限界よりも少ない。
図面に示されている管継手10は、矢印1-1の方向で示されているように、正面から見ると概ね弧状である。湾曲平面部21および最上表面22は、管継手10の両縁部領域24、26まで延びており、これらの縁部領域24、26は、表面22と周囲の地面12との間に平滑な遷移部を形成するような形状をしている。図示の態様では、湾曲平面部21の縁部領域24、26は、平滑な遷移領域が全体的に周囲の地面12と連続するように先細りしている。この先細りは、周囲の地面12から漸近的に湾曲する形状であってよい。このような平滑な遷移部はさらに、可とう性キャノピ側面14および管継手10上にサンド・スネーク18を配置するときに可とう性キャノピ側面14と管継手10との間に気密シールを形成するのを容易にする。
管継手10の湾曲平面部21は、図3に示されているように表面22の上方に積み重ねられた1つまたは複数のサンド・スネーク18を安定に支持するのに十分な概ね横方向の幅を有している。概ねセグメント型(すなわち、弦および弦によって範囲を定められた曲線の弧に囲まれた領域)の形をしており、かつ管継手の最外フェーシング(正面)側に配置された垂直方向に向けられた端部パネル28の形をした障壁要素が、湾曲平面部21に接合され湾曲平面部21から垂れ下がっている。端部パネル28には2つの穴30、32が位置しており、各穴にそれぞれ管36、34が位置している。管継手10を可とう性キャノピ側面14と周囲の地面12との間に密封すると、これらの管34、36は、端部パネル28を通じて煙蒸テント内への流体連通アクセスを可能にする。第1の管34は、煙蒸剤とその他のガスとの混合物を煙蒸テント内へ流すのを可能にするために煙蒸剤ガス入口として使用され、第2の管36は、煙蒸剤およびその他のガスを煙蒸テントから除去するのを可能にするために煙蒸ガス出口として使用される。
図面に示されている特定の態様では、管継手10は実際には、やはり概ねセグメント型であり、端部パネル28と外観が似ている垂直方向に向けられた第2のパネル(後部パネル38)を含む障壁要素を有している。第2の(後部)パネル38は、第1の端部(正面)パネル28から間隔を置いて配置され、使用時に、煙蒸テントの内側に面するように配置される。後部パネル38は、管継手10によって収納される管34、36の概ね水平方向の向きを支持するようにも機能する。
したがって、管継手10は、湾曲平面部21、第1の端部パネル28および第2の端部パネル38、ならびに管継手10の下方に配置された周囲の地面12によって形作られた中空コアを有している。端部パネル28、38はそれぞれ、端部パネル28、38および湾曲平面部21を周囲の地面上に支持する(したがって、管継手10を内部に完全に密閉する)ように構成された底板に接合することもできる。ただし、他の態様では、端部パネルは、そこから横方向に突き出て直立位置の管継手10に安定性を与える脚部またはベーサル・ウィングを有してよい。
図2に示されているように、一使用構成では、圧縮可能フォーム40の形をした変形可能な材料の層を(たとえば、接着によって)端部パネル28、38の最下縁部上に付着させ、管継手10と周囲の地面12との間に気密シールを設けるのを助ける。管継手10の重量によってフォーム層40が圧縮され、したがって、フォーム層40は、たとえば、使用時に管継手10を平滑なコンクリートまたはアスファルト・パッドではなく小石で舗装されるかまたは岩石の多い地面に位置させる場合に、使用時に管継手10の下方に煙蒸剤用の逃がし点を形成することができる周囲の地面12の表面の凹凸の大部分に対処することができる。
圧縮可能フォーム42の形をした他の変形可能材料層を管継手10の最上表面22上に(この場合も、たとえば接着によって)付着させ、管継手10と可とう性キャノピ側面14との間に気密シールを設けるのを助ける。サンド・スネーク18の重量によってこのフォーム42を圧縮するのを助けることができ、したがって、フォーム42は、サンド・スネーク18をよりしっかりと配置し、さらに気密シールの安定性を強化することができる。この例では、気密シールは圧縮可能フォーム42の最上面43と可とう性側面14を接合することによって形成される。
他の態様では、ポータル装置の密封表面は、たとえば、端部パネルの形状が同一でないために、弧とは異なる形状および構成であってよい。他の態様では、ポータル装置の端壁は、場合によっては概ね三角形であってよく、密封表面は、ポータル装置が全体的に三角柱の外観を有するように頂点から離れる方向に延びる2つの平坦な平面を含んでよい。
他の態様では、密封表面は、前述のように曲面または平面などであるポータル装置の外側部分上に固定された層であってよい。このような態様では、密封表面層およびそのような層を支持する外側部分は、たとえば、密封表面を粘着材料、またはポータル装置の外側部に可とう性キャノピを接触させ固定するのに十分なVelcro(商標)ストリップで作ることが望ましい場合にいくつかの異なる材料で作ることができる。可とう性キャノピをポータル装置に保持するのにサンド・スネークを使用しない例では、このような固定技術は適切な代替方法であり、縁部領域まで延びる(たとえば、図面の管継手10では、領域24、26まで延びる)ように構成することができる。
他の態様では、ポータル装置の密封表面全体を、サンド・スネークまたはその代わりに使用できる任意の他の種類の重りをしっかりと配置し支持するのに十分な程度に変形することのできる可とう性の弾性材料で作ることができる。たとえば、密封表面は、ゴム材料で作ることができる。いくつかの構成では、端部パネルを木材、プラスチック、または金属で作り、このようなゴム密封表面に接合することができるが、他の態様では、密封表面および端部パネル壁全体を半剛性であるが弾性のゴム材料で、おそらく場合によっては完全に一体に形成された品目として作ることができると考えられる。
これらの態様のうちのどの態様でも、端部パネルを外側部分または密封表面に溶接または接着するか、あるいはその他の方法で取り付けるか、あるいは場合によっては外側部分または密封表面と一体に形成することができる。
他のさらなる態様では、少なくとも2つのそのようなポータル装置を一緒に使用し、遠位テント16の可とう性キャノピ側面14の下方に配置する場合、端部パネル(たとえば、管継手10の端部パネル28)を貫通するように設けられた(管34または36と同様の種類の)単一のガス管があればよい。このような構成では、一方のポータル装置を使用して煙蒸剤をポータル装置の単一のガス(吸気)管を介して煙蒸テント内へ流すのを可能にすることができ、他の離散したポータル装置を使用して煙蒸剤をポータル装置の単一の(排出)管を介して煙蒸テント16から流すのを可能にすることができる。このような構成では、2つの離散したポータル装置を互いに間隔を置いて配置し、たとえば、煙蒸テントの両側に配置することができる。
図面に示されている管継手10は、第1の管34および第2の管36だけでなく他の吸気管および排気管を有してよい。図示の態様では、第3の管44を管継手10を貫通するように位置させ、濃度の高い煙蒸材流を煙蒸剤供給源から直接煙蒸テント16に移動させるのを可能にすることができる。このような構成では、煙蒸剤供給源から気体または液体シリンダあるいは可動送達システム(たとえば、煙蒸剤供給源容器が取り付けられ、場合によっては加熱設備を有する自動車)を介して煙蒸剤を送達することができる。または、煙蒸剤をアクセスラインまたはT継手などのアクセス・ポイントを介して第1の管に導入することができる。いずれの例でも、煙蒸剤吸気管は、項目46で示されているタップおよびホース継手のような外部煙蒸剤ガス供給源との連結を可能にするのに適切なホース連結器または継手を備えることができる。
図面に示されている態様では、(第1の管34内の)吸気流における煙蒸剤流は、(たとえば、臭化メチルの空気ガス分子よりも重いような)煙蒸剤を加熱して気体形態に転換するか、または低温動作環境で煙蒸剤を気体形態に維持するのに使用される加熱源に直接関連している。加熱源は通常、使用時に、煙蒸剤テント16の内側に配置され、分配管(distribution pipe)68に接続されるヒータ48である。多くのヒータは動作時に気密ではないが、この構成は、ヒータ48から煙蒸剤が漏れた場合、煙蒸テント16内にのみ逃げ、煙蒸テント16の外側の環境には逃げないという利点を有している。他の態様では、気密ヒータが利用可能である場合、ヒータを煙蒸テントの外側で煙蒸剤吸気流に直列に配置することができる。
管継手10は、第2の管36だけでなく他の排気管を有してもよい。図面に示されている態様では、監視装置を使用して煙蒸テント内の煙蒸剤の濃度を監視しながら煙蒸剤およびその他のガスの混合物のサンプルを煙蒸テント16から移動させるのを可能にするように第4の管50を管継手10を貫通するように位置させることができる。このような例では、監視装置は、管継手10の第4の管50の外側端部の所に配置された継手52に動作可能に結合された煙蒸剤サンプリングおよび検出計量ユニットを含んでよい。または、煙蒸テント16内のガスの成分を、サイド・ポートまたはT継手のような第2の管36内のアクセス・ポイントを介してサンプリングすることができる。このようなガス・サンプリング・システムは、少量の気体成分を煙蒸テント16から引き出し、煙蒸テント16内に残る煙蒸剤ガスの濃度に関するガス流量計試験ユニット上の読み取り値を送達する。この監視は、煙蒸剤ガスの特定の濃度に達したことを保証するために実施されると共に、オペレータおよび近くに配備されたその他の作業員を職業衛生上の危険にさらさずに煙蒸された生産物を取り出すために管継手10を煙蒸テント16から安全に取り外せるようにするために実施される。
次に、図5、6、および7を参照して、煙蒸テント16に関連する管継手10の動作について詳しく説明する。管継手10は、煙蒸テント16も位置する周囲の地面12上に配置され、テント16は、煙蒸すべき品目または煙蒸すべき各品目の周りに配置される。煙蒸すべきこのような品目の非制限的な例には、ばら積み貨物を保持する1列のパレット(図5および6では全体として品目70として示されている)生産物が積載され扉が開いている(図7では全体として品目100として示されている)出荷コンテナが含まれる。次に、管継手10を煙蒸テント16の可とう性キャノピ側面14に接触させ、可とう性キャノピ側面14の最下周縁領域20を管継手10の最上表面22の所に保持するのに十分なサンド・スネーク18を使用することによって煙蒸テント16の可とう性キャノピ側面14に密封する。可とう性キャノピ側面14は、必要に応じて何回も折り畳むことができる。可とう性キャノピ側面14は、キャノピ側面14が周囲の地面12にも気密に係合すように管継手10の外側縁部の所で先細りの縁部領域24、26上に位置するサンド・スネークによって保持することもできる。
次に、吸気導管52の形をした煙蒸剤導入装置、および抽出ファン56に結合された排気導管54の形をした煙蒸剤抽出装置を、それぞれ吸気管34および排気管36に動作可能に結合する。抽出ファン56は、任意の適切な種類、たとえば反転型または遠心分離型であってよい。次に、抽出ファン56を他の導管58によって、全体として品目60として示されている弁組立体に連結する。弁組立体は、ガス抽出装置54/56および吸気導管52を煙蒸剤処理回路および煙蒸剤再循環回路と結合するように構成されている。弁組立体60は、制御装置として機能して管継手10に導入される煙蒸剤流または管継手10から抽出される煙蒸剤流の少なくとも一方を制御する。導管52、54、58は、一定の形状の金属またはプラスチック管、あるいは可とう性のプラスチックまたはゴム・ホースのような、ガスを搬送することのできる任意の種類の導管であってよい。このような構成は、常に煙蒸ガスの可用性を手動で制御できるようにし、それによって非常に安全な動作手順を維持できるようにする。
図5に示されているような第1の動作構成では、弁組立体60の第1の入口62を他の導管58に結合し、弁組立体60の第1の出口64を吸気導管52に結合する。弁組立体60の第1の入口62および出口64を分離する第1の弁66が開いており、抽出ファン56が作動しているとき、煙蒸剤を含むガス流をそれぞれ排気管36、排気導管54、および抽出ファン56を介して煙蒸テント16から弁組立体60に移動させることができ、そこでガス流をそれぞれ吸気導管52および吸気管34を介して煙蒸テント16に再循環させることができる。
図5に示されているこの第1の動作構成は、煙蒸テント16内に密閉された生産物を煙蒸する流れ構成である。煙蒸剤供給源を上述の第3の管44がもしあればそれを介してこの流れ構成に導入するか、またはアクセス・ポイントを介して第1の(吸気)管34に導入することができる。したがって、煙蒸テント16は、連続的に抽出され再循環させられる所定量の煙蒸剤で満たされる。他の「補充用の」新鮮な煙蒸剤は、連続的または離散的に付加することができる。煙蒸剤再循環流は、煙蒸テント16の内側に配置された分配管68上で吸収管34に直列に位置するヒータ48によって連続的または間欠的に加熱することもできる。
図面に示されているように、煙蒸テント16に配置された分配管68は、全体的に生産物70の周りに配置することによって煙蒸テント16内で煙蒸剤を分散させるように構成されている。他の態様では、煙蒸中の生産物に応じて、煙蒸剤およびガスを循環させる分配管システムを設けることができ、この管システムは、煙蒸剤を生産物の周りに十分に分散させ、煙蒸テントの下部に位置することのみによって空気より重い煙蒸剤ガスの発生率を低下させるのに適した構成および配置のシステムであってよい。他の態様では、煙蒸テント16の内側で煙蒸剤およびガス雰囲気を再循環させる助けとして、様々な種類の再循環ファンを煙蒸テント16の内側に位置させることができる。
所定の煙蒸区間の終了時に、煙蒸剤流を抽出する段階を実施し、次に、吸収装置を動作可能に抽出装置に結合することによって煙蒸剤を吸収する段階を実施することができる。このように、煙蒸テント16は、オペレータが接近する前に安全に煙蒸剤を除去することができる。さらに、煙蒸剤を吸収すると、環境上望ましくない煙蒸剤の大気中への逃げが防止される。
弁組立体の第2の動作構成が図6に示されている(繰り返しを避けるため、かつ参照を容易にするために、本発明のこの代替態様の同様の構成要素および部材は、図5に示されているのと同じ符番で指定されている)。組立体60の第2の出口72は、第4の導管80を介して直列に接続された2つの密封された濾床の形をしたガス吸収装置に第3の導管74を介して接続されている。一態様では、2つの濾床は、抽出された煙蒸剤(一態様では、臭化メチル)が付着する活性炭素を含んでおり、濾床76、78は、煙蒸チャンバから抽出された煙蒸剤ガスの実質的にすべてを吸収する能力を有するように指定されている。濾床は、取り外し可能なカートリッジ形態で存在してよく、複数の直列吸収カートリッジの使用は本発明の範囲内である。
第2の濾床78は、第5の導管82を介して弁組立体60の第2の入口84に接続されている。第2の弁86および第3の弁88はそれぞれ、弁組立体60の第2の出口72および第2の入口84の所に位置している。これらの弁86、88は、煙蒸ガス再循環のみが行われる第1の動作構成の間閉じられたままであることに留意されたい。
最初、(たとえば、第3の管44を介した)任意の新しい煙蒸剤の供給源は、管継手10に流入するのを妨げられている。第2の動作構成では、弁組立体60の第1の弁66が閉じられており、第2の弁86および第3の弁88が開位置にあり、かつ抽出ファン56が作動すると、煙蒸剤を含むガス流を煙蒸テント16からそれぞれ排気管36、排気導管54、および抽出ファン56を介して弁組立体60内に移動させることができ、次いで、それぞれ第2の弁86、第3の導管74、第1のフィルタ・ベッド76、第4の導管80、第2のフィルタ・ベッド78、第5の導管82、および第3の弁88を介して流して組立体60に戻すことによって煙蒸剤ガス流を処理することができる。なお、今や煙蒸剤が除去されているガス流は、それぞれ吸気導管52および吸気管34を介して煙蒸テント16まで再循環させられる。
この第2の動作構成は、煙蒸剤ガス吸収処理用の流れ構成であり、動作流は、監視装置を使用しながら煙蒸テント16から煙蒸剤およびその他のガスの混合物のサンプルが得られたときに、作業員が煙蒸テント16の内部に手を届かせて管継手10を取り外すことができるように煙蒸剤ガス濃度が所定の安全レベルまで低下したことをサンプルが示すまで維持される。
装置の他の動作構成は図7に示されている(繰り返しを避け、かつ参照を容易にするために、本発明のこの代替態様の同様の構成要素および部材は、図6に示されているのと同じ符番で示されている)。この例では、煙蒸テント16は、それぞれ生産物が積載された3つの出荷コンテナ(全体的に品目100として示されている)を囲んでいる。それぞれのコンテナ100の二重端部扉101は開いている。
この構成では、テント16に示されている出荷コンテナを煙蒸する煙蒸プロセスの動作は、図5の動作構成についてすでに説明した動作と同じである。さらに、テント16から煙蒸剤を抽出/吸収するプロセスの動作は、図6の動作構成についてすでに説明した動作と同じである。しかし、ガスをテント16に戻す方法が異なる。
図7を参照すると、フィルタ・ベッド76および78を通過させることによって煙蒸剤が揮散した(または煙蒸剤を除去された)戻りガス流は、弧状管継手10の吸気管34を介してテント16まで再循環するように示されている。他の態様では、揮散したガスは、組立体60からたとえば可とう性キャノピ・テント16の他方の側面領域の下方を延びる戻りホースを介して煙蒸テント16に再び流入することができる。
煙蒸剤が揮散した戻りガス流は有利なことに、煙蒸チャンバの選択された部分に対して制御することができる。図7を参照すると、戻りガス流は、3本の排気管104、106、および108を有する多岐管102の形をしたマニフォルドに吸気管34を介して流入する。排気管104、106、および108はそれぞれ、これらの排気管を通過するガス流の選択された手動制御を可能にするそれぞれの玉弁120、118、116を備えている。他の態様では、そのような制御は、コントローラおよび電子弁などを使用して自動化することができる。
使用時には、煙蒸剤が揮散したガス流を煙蒸テント16の選択された部分内に導くことによって、オペレータは、煙蒸中、および煙蒸区間が終了した後の両方に、手を届かせるのがいくらかより困難な領域において煙蒸剤の置換を行うことができる。ある長さの可とう性ホース110、112、114を3本の排気管104、106、108のそれぞれの端部に取り付けることによって、洗浄ガス流をそれぞれの出荷コンテナ100の内部に導くように制御し、再循環されずに出荷コンテナ内に残っている可能性のある煙蒸剤をより効果的に置換することができる。他の構成では、ノズル、スパージャ、または多孔管のような様々な装置を使用してガス流を煙蒸テント16の内部の任意の選択された部分に対して制御し、所望の結果を得ることができる。このような構成におけるガス流の制御は、任意の種類の手動装置または自動化装置を使用して行うことができる。
他のさらなる態様では、図示の多岐管102を任意の特定の形状および構成の他のマニフォルド、たとえば、任意の数および形状の排気管と交換することができる。各排気管から出たガス流は個々に選択的に制御可能である必要はない。
他のさらなる態様では、置換ガスの供給源が煙蒸テントの洗浄を助ける少なくともある大気吸気口を含んでよいことも理解されたい。
図示されておりかつすでに説明した弁組立体60は、単一の構造と流体連通するように配置された第1の入口62および第2の入口84ならびに第1の出口64および第2の出口72を有している。一形態では、この構造は、第1の弁66によって各T継手部分のステム部の所で接合された管の2つの同様なT継手部分90を含んでおり、各T継手部分の一方のサイド・アームはそれぞれ第2および第3の弁に接合されている。各弁は蝶弁であってよい。ただし、他の弁タイプも許容される。
他の態様では、互いに類似していない部分を使用して弁組立体の構造を形成することができ、かつこれらの部分を接合する他の方法を使用することができる。図4は、互いに向かい合うフランジに配置された穴を通過させたナットおよびボルトによって接合されたT字継手部分を示している。ただし、これは、このような部分を接合する1つの方法に過ぎず、他の方法は、ねじばめ、摩擦ばめ構成要素などを含む。実際、いくつかの態様では、弁組立体を単一の構造要素として鋳造することができる。弁組立体は他の形状に構成することができ、図4の態様に示されている概略的な"H"形状に要件はない。
臭化メチルなどの煙蒸剤ガスは、吸収ベッド・カートリッジの活性炭素に付着し、この炭素は、チオ硫酸ナトリウムなどのスクラビング溶液で定期的に除去し洗浄して煙蒸剤を分解することができる。たとえば、吸収ベッド・カートリッジの内容物をチオ硫酸ナトリウムでスクラビングすると、環境に安全に放出することのできる無毒塩である臭素およびメチルチオ硫酸ナトリウムが生成される。
本発明の他の態様では、煙蒸剤ガスは、煙蒸状況に応じて様々な種類のガスであってよい。たとえば、(臭化メチルの他の)他のハロゲン化アルキル、ホスフィン、スルフラルフルオリド、または二酸化炭素などのガスを煙蒸方法で使用することも本発明の範囲内である。ホスフィンの場合、ガスを濡れた炭素の吸収カートリッジを通過させると、ガスが転換され、炭素の外側表面上にリン酸塩が形成され、このような塩はその後、炭素から洗い流すことができる。スルフラルフルオリドの場合、ガスを、炭酸カルシウムを含む吸収カートリッジを通過させると、ガスが転換され、この場合も安全に処分することのできる様々な硫黄塩が形成される。二酸化炭素を煙蒸剤として使用して害虫などを窒息させる場合、二酸化炭素は、水を含む容器またはカートリッジ内で気泡を生じさせて炭酸を形成することによって煙蒸チャンバから単に除去し、その後廃棄することができる。
本発明は、煙蒸ガスを使用し、その後煙蒸チャンバから抽出することによって除去し、その後その煙蒸剤を、大気に放出される煙蒸剤(または煙蒸剤副生成物)が実質的になくなるように化学的に吸収する方法を教示するものである。このさらなるガス処理には環境および職業衛生上の顕著な理由があり、したがって、上述のような煙蒸プロセスは、人または動物の近くで、あるいは一般に都市部で安全に実施させることができる。可とう性キャノピ側面14を管継手10にしっかりと取り付けることは、処理中に、管継手10が煙蒸テント16に接近する領域のそばに煙蒸装置のオペレータが立っている可能性のある間、煙蒸テント16からの有毒ガスがオペレータに職業衛生上の危険をもたらさないことを意味する。
本出願で説明する吸収プロセスは、排気ガス焼却または希釈プロセスに対する進歩を表す。臭化メチルなどの煙蒸試薬を安全にかつ環境に対して無害であるように使用することのできる煙蒸システムには、世界中で強い関心がもたれている。
本発明のいくつかの好ましい態様をいくらか詳しく説明したが、当業者には、煙蒸装置が少なくとも先行技術に対する以下の利点を有することが明らかになろう。
1. 煙蒸装置は、任意の密閉された空間の可とう性の側壁の下方に位置するようになっており、したがって、製造するのに比較的好都合でありかつ製造するのが簡単である。
2. 煙蒸プロセスは生産物を煙蒸するうえで比較的有効である。
3. 煙蒸装置は、「環境にやさしく」かつ装置による煙蒸および煙蒸剤の吸収において動作が安全である。
熟練したオペレータがこの装置および方法を使用して生産物を効果的に煙蒸することによって、原料を波止場および工場敷地でその場で安全に処理するのが可能になり、昆虫または害獣が環境に逃げ込むか、または汚染された生産物に紛れて国内を輸送される可能性が無くなり、健康、安全、および環境面の利点が改善される。
当業者には、本明細書で説明する発明に、具体的に説明した変形および修正以外の変形および修正を施すことが可能であることが理解されよう。たとえば、本発明は、煙蒸剤として臭化メチルに制限する必要はなく、その代わり、煙蒸手順、したがって害虫、寄生虫、昆虫、または害獣を殺傷するうえで適切なあらゆる物質に拡張される。ポータル装置は、前述の特定の形状または構成部材に制限する必要はない。
すべてのこのような変形および修正は、性質が上記の説明から判定される本発明の範囲内とみなされる。
本明細書内で先行技術の情報を参照する場合、そのような参照は、その情報がオーストラリアまたは任意の他の国で当技術分野における一般常識の一部を形成していることを認めるものではない。
本発明の範囲内の任意の他の形態にかかわらず、次に、添付の図面を参照して、一例としてのみ、本発明の好ましい形態について説明する。
本発明の一態様によるポータル装置の左上面斜視図を示す。ポータル装置は、それと一緒に使用される様々な他の弁および管継手と一緒に示されている。 図1のポータル装置の右上面斜視図を示す。 図1に示されている装置の他の斜視図である。装置は、変形可能な材料の外部層を備えている。 使用時の図1に示されている装置の他の斜視図を示す。装置は、可とう性キャノピと一緒に使用されるように係合されている。 本発明の一態様による弁組立体の斜視概略図を示す。 第1の構成のときに煙蒸剤を使用して生産物を煙蒸し、第2の構成のときに煙蒸剤を吸収する装置の概略流れ図を示す。装置は、本発明の一態様のみによる第1の構成で示されている。 第1の構成のときに煙蒸剤を使用して生産物を煙蒸し、第2の構成のときに煙蒸剤を吸収する装置の概略流れ図を示す。装置は、本発明の一態様のみによる第2の構成で示されている。 マニフォルドおよび弁組立体を使用して置換ガス流を煙蒸チャンバの選択された部分に対して制御するために使用されるときの、図6の装置を示す。 本発明の一態様による図7のマニフォルドおよび弁組立体の上面斜視図である。マニフォルドおよび弁組立体はまた、本発明の一態様によるポータル装置に取り付けられるように示されている。

Claims (42)

  1. 少なくとも一部に可とう性キャノピを組み込んだ煙蒸チャンバに煙蒸ガスポートを設置する方法であって、
    該ガスポートは、
    基礎構造上に取り付けるように適合しており、かつキャノピと基礎構造との間に位置するように配置されており、
    中央位置で最も高くかつ中央位置から両縁部のそれぞれまで移動するにつれて高さが低くな障壁と、
    障壁内に配置され、蒸剤流を煙蒸チャンバに進入させるように配置された煙蒸剤口、および障壁内に配置され、煙蒸チャンバから煙蒸剤流を去するのを可能にするように配置された煙蒸剤口の少なくとも一方
    を含み、
    該障壁、該入口、および該出口が、煙蒸剤または煙蒸剤副生成物が大気に逃げるのを防止しかつ使用時に煙蒸剤または煙蒸剤副生成物を煙蒸チャンバ内に保持するように構成されており、
    該障壁が、該両縁部の間延びるとともに、前記両縁部の間で基礎構造の上方に間隔を置いて、密封表面を有し、該密封表面は、煙蒸剤または煙蒸剤副生成物が大気に逃げるのを防止しかつ使用時に煙蒸剤または煙蒸剤副生成物を煙蒸チャンバ内に保持するために、該ガスポートと該キャノピーとの間にールを提供すべく可とう性キャノピと接触し得るように、上向きに面している、
    ガスポートであり、
    該方法は、
    可とう性キャノピと基礎構造との間にガスポートを配置する段階、ならびに
    煙蒸剤または煙蒸剤副生成物が大気に逃げるのを防止しかつ使用時に煙蒸剤または煙蒸剤副生成物を煙蒸チャンバ内に保持するために、間にシールを形成するように、可とう性キャノピの下縁部をガスポートの密封表面に接触した状態に保持する段階
    を含む方法。
  2. キャノピの下縁部上に重りを配置して下縁部を密封表面に接触した状態に保持する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
  3. ガスポートの両側面と基礎構造間に平滑な遷移領域を設ける段階、ならびに
    キャノピの下縁部を遷移領域に接触した状態に保持して煙蒸剤または煙蒸剤副生成物が大気に逃げるのを防止しかつ使用時に煙蒸剤または煙蒸剤副生成物を煙蒸チャンバ内に保持するその遷移領域を横切るールを形成する段階とをさらに含む、請求項1または2記載の方法。
  4. キャノピの下縁部上に重りを配置して下縁部を遷移領域に接触した状態に保持する段階をさらに含む、請求項3記載の方法。
  5. 煙蒸チャンバ内に配置された生産物を煙蒸する方法であって、以下の各段階を含む方法:
    少なくとも一方のポートが請求項1から4のいずれか一項記載の方法を使用して設置される入口および出口ポートを煙蒸チャンバ内に設ける段階;
    煙蒸剤導入装置および煙蒸剤抽出装置をガスポートに動作可能に結合する段階;
    入口ポートを介した煙蒸チャンバへの煙蒸剤流を提供することによって生産物を煙蒸する段階;ならびに
    出口ポートを介して煙蒸チャンバから煙蒸剤流を抽出する段階。
  6. 煙蒸剤導入装置および煙蒸剤抽出装置の少なくとも一方用の制御装置を設ける段階;ならびに
    制御装置の動作の下で、ポートに導入される煙蒸剤流またはポートから抽出される煙蒸剤流の少なくとも一方を制御する段階をさらに含む、請求項5記載の、生産物を煙蒸する方法。
  7. 使用される制御装置が、弁組立体である、請求項6記載の、生産物を煙蒸する方法。
  8. 煙蒸剤流を加熱源に直接関連付けて供給する段階をさらに含み、加熱源は煙蒸剤を気体形態に転換するのに使用される、請求項5から7のいずれか一項記載の、生産物を煙蒸する方法。
  9. 使用される加熱源が、使用時に煙蒸チャンバの内側に配置される、請求項8記載の、生産物を煙蒸する方法。
  10. 煙蒸剤流に使用される供給源が、煙蒸剤の可動供給源である、請求項8または請求項9記載の、生産物を煙蒸する方法。
  11. 煙蒸チャンバ内で煙蒸剤を分散させる段階をさらに含む、請求項5から10のいずれか一項記載の、生産物を煙蒸する方法。
  12. 煙蒸剤が、煙蒸剤およびガスを循環させるように使用時に生産物の周囲に配置される分散管システムによって煙蒸チャンバ内で分散させられる、請求項11記載の、生産物を煙蒸する方法。
  13. 煙蒸剤流を抽出する段階が、反転ファンを使用することによって実現される、請求項5から12のいずれか一項記載の、生産物を煙蒸する方法。
  14. 煙蒸剤流を抽出する段階の後で、抽出装置に動作可能に結合された吸収装置を使用して煙蒸剤を吸収することによって、剥離ガスを生産する段階が実施され、吸収装置が、煙蒸チャンバから抽出された実質的にすべての煙蒸剤を吸収するように設計される、請求項5から13のいずれか一項記載の、生産物を煙蒸する方法。
  15. 吸収装置が、抽出された煙蒸剤の少なくとも一部が付着する活性炭素を含む吸収ベッドを含む、請求項14記載の、生産物を煙蒸する方法。
  16. 剥離ガス流を煙蒸チャンバ内に提供する段階をさらに含む、請求項14または請求項15記載の、生産物を煙蒸する方法。
  17. 剥離ガスはガスポートを介して煙蒸チャンバに流入する、請求項16記載の、生産物を煙蒸する方法。
  18. 蒸チャンバの選択された部分への吸気ガスの流れを制御する段階をさらに含む、請求項5から17のいずれか一項記載の、生産物を煙蒸する方法。
  19. 吸気ガスが、煙蒸剤または置換ガスである、請求項14に従属するときの、請求項18記載の、生産物を煙蒸する方法。
  20. 置換ガスは剥離ガスである、請求項19記載の、生産物を煙蒸する方法。
  21. 流れを制御する段階が、マニフォルドおよび弁組立体を含む流れ制御装置の動作による、請求項18から20のいずれか一項記載の、生産物を煙蒸する方法。
  22. マニフォルドが、複数の出口を有し、弁組立体は、流れを少なくとも1つの出口を通るように制御するように構成される、請求項21記載の、生産物を煙蒸する方法。
  23. 監視装置を使用して煙蒸チャンバ内の煙蒸剤の濃度を監視する段階をさらに含む、請求項5から22のいずれか一項記載の、生産物を煙蒸する方法。
  24. 監視装置が、ガスポートの出口に動作可能に結合された煙蒸剤サンプリングおよび検出計量ユニットを含む、請求項23記載の、生産物を煙蒸する方法。
  25. 少なくとも一部に可とう性キャノピが組み込まれた煙蒸チャンバと共に使用され、基礎構造上に取り付けるように適合しており、かつキャノピと基礎構造との間に位置するように構成された煙蒸チャンバポータル装置であって、
    中央位置から両縁部の一方まで移動するにつれて高さが低くなるような拡大された中央部分を有する障壁と、
    ールが障壁わたって維持される一方で障壁全体を貫通するように配置された単一ガス入口管および単一ガス出口管の少なくとも一方であって、使用時に、該入口管は煙蒸剤流を煙蒸チャンバに進入させ、該出口管は煙蒸チャンバから煙蒸剤流を除去することを可能にし、該障壁、該入口、および該出口が煙蒸剤または煙蒸剤副生成物が大気に逃げるのを防止するように構成されるとともに、煙蒸剤および煙蒸剤副生成物を煙蒸チャンバ内に保持するように構成される、単一ガス入口管および単一ガス出口管の少なくとも一方と
    該両縁部の間延びるとともに両縁部の間で基礎構造の上方に間隔を置いて、密封表面を有する、障壁であって、該密封表面が、煙蒸剤または煙蒸剤副生成物が大気に逃げるのを防止するとともに、使用時煙蒸剤または煙蒸剤副生成物を煙蒸チャンバ内に保持するために、該装置と該キャノピとの間にールを提供すべく可とう性キャノビと接触し得るように上向きも面している、障壁
    を含むポータル装置。
  26. 密封表面が、煙蒸剤または煙蒸剤副生成物が大気に逃げるのを防止するとともに、使用時に煙蒸剤または煙蒸剤副生成物を煙蒸チャンバ内に保持するために、基礎構造に接合されて密封表面と基礎構造との間に平滑な遷移領域を形成し、該遷移領域の所に可とう性キャノピによってールを形成するのを可能にするように構成された外側縁部を有する、請求項25記載のポータル装置。
  27. 密封表面が、概ね弧状である、請求項25または26記載のポータル装置。
  28. 弧状表面の外側縁部が、平滑遷移領域の所で基礎構造に対して漸近的に先細りまたは湾曲している、請求項27記載のポータル装置。
  29. 密封表面が、1つまたは複数の重りを収容して可とう性キャノピを密封表面に接触した状態に保持するように構成される、請求項25から28のいずれか一項に記載のポータル装置。
  30. 密封表面が、概ね平面状である、請求項29記載のポータル装置。
  31. 密封表面が、1つまたは複数の細長い可とう性の重りを収容するように構成される、請求項29または請求項30記載のポータル装置。
  32. 障壁が、立面図で見たときにセグメント型である、請求項25から31のいずれか一項記載のポータル装置。
  33. ポータル装置が、密封表面および内側表面を組み込むかまたは支持する外側表面を有する外側部分をさらに含み、障壁は、外側部分の内側表面から垂れ下がる少なくとも1枚のパネルを含む、請求項25から32のいずれか一項記載のポータル装置。
  34. 障壁が、外側部分の内側表面に沿って間隔を置かれた複数のパネルを含む、請求項33記載のポータル装置。
  35. 各パネルが、基部表面上にパネルを支持するように構成された突起を有する、請求項33または請求項34記載のポータル装置。
  36. 障壁の下に配置されたベースをさらに含んでよく、ベースが、変形可能な材料で形成され、煙蒸剤または煙蒸剤副生成物が大気に逃げるのを防止するとともに、使用時に煙蒸剤または煙蒸剤副生成物を煙蒸チャンバ内に保持するために、障壁と基部表面との間にールを設けるのを助けるように構成される、請求項25から35のいずれか一項に記載のポータル装置。
  37. 密封表面が、煙蒸剤または煙蒸剤副生成物が大気に逃げるのを防止するとともに、使用時に煙蒸剤または煙蒸剤副生成物を煙蒸チャンバ内に保持するために、ポータル装置と可とう性キャノピとの間にールを設けるのを助けるように変形可能である、請求項25から36のいずれか一項記載のポータル装置。
  38. 変形可能な材料のシートは外側部分上に配置され、該シートの露出された表面が、装置の密封表面を形成する、請求項33に従属するときの、請求項37記載のポータル装置。
  39. 変形可能な材料が、圧縮可能なフォーム層である、請求項36または請求項38記載のポータル装置。
  40. 障壁が、1つまたは複数のさらなる煙蒸剤入口または煙蒸剤出口を含む、請求項25から39のいずれか一項記載のポータル装置。
  41. a) 少なくとも一部に可とう性キャノピを組み込んだ煙蒸チャンバ、および
    b) 基礎構造上に取り付けるように適合しており、かつキャノピと基礎構造との間に位置するように構成されたポータル装置であって、
    中央部分で最も高く、中央部分から両縁部のそれぞれに移動するにつれて高さが低くなる壁と、
    障壁内に配置され、煙蒸剤流を煙蒸チャンバに進入させるように構成された煙蒸剤ガス入口、および障壁内に配置され、煙蒸チャンバから煙蒸剤流を除去するのを可能にするように構成された煙蒸剤ガス出口の少なくとも一方と、
    該両縁部の間延び、両縁部の間で基礎構造から上向きに配置され、煙蒸剤または煙蒸剤副生成物が大気に逃げるのを防止するとともに、使用時に煙蒸剤または煙蒸剤副生成物を煙蒸チャンバ内に保持するために、可とう性キャノピと接触して該装置と該キャノピとの間にールを提供するように構成された密封表面と
    を含む、装置
    を含む煙蒸組立体。
  42. 煙蒸剤入口または煙蒸剤出口が、障壁全体を貫通して障壁の各側間の連通を可能にする管を含む、請求項41の煙蒸組立体。
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