JP5510424B2 - 電気自動車 - Google Patents

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Description

本発明は、走行用モータを有する電気自動車に関する。本明細書における電気自動車には、ハイブリッド車、燃料電池車も含まれる。
電気自動車は、走行用のモータと、バッテリの直流電力をモータ駆動に適した交流電力に変換するインバータを備える。インバータは、モータを駆動するのに大電流を扱うため発熱量が大きい。即ち、電気自動車は、モータとインバータという少なくとも2つの発熱源を有する。それらの発熱源の温度上昇を抑制するため、それぞれに冷却装置が設けられる。
冷媒には液体(水、LLC、あるいは、オイル)が用いられる。冷媒が漏れると冷却能力が著しく低下する。冷媒の漏れを検知する技術が特許文献1に提案されており、流路が破損したときに冷媒の漏れ量を少なくする技術が特許文献2に提案されている。
特開2008−309134号公報 特開2010−276035号公報
電気自動車の場合、冷媒が漏れたからといって、直ちに車両の機能を全て停止することは好ましくない。冷媒が漏れても可能な限り走行能力を維持できることが望ましい。あるいは、電気自動車の場合、衝突時にはインバータに蓄積されている電荷を放電することが好ましいが、放電のための機能を正常に動作させるためにも、冷媒が漏れても可能な限り車両の機能を維持できることが望ましい。特に、インバータとモータを冷媒が循環する冷却装置の場合、1箇所の液漏れ(冷媒漏れ)で冷却装置全体を止めてしまうのは好ましくない。インバータとモータのいずれか一方で液漏れが生じたとしても他方の冷却は継続できることが好ましい。本明細書は、液漏れが発生した場合であっても冷却機能をできるだけ維持することのできる電気自動車を提供する。
本明細書が開示する電気自動車は、モータと、モータに電力を供給するインバータと、モータとインバータを冷却する冷却システムを備える。冷却システムは、モータとインバータとラジエータの間で冷媒を循環させる冷媒流路を備える。冷媒流路には、複数の液漏れ検知センサと、複数のバルブが設けられている。冷却システムのコントローラは、液漏れ検知センサによって液漏れが検知された箇所を挟む2箇所のバルブを閉じる。この電気自動車は、液漏れ箇所を挟む2箇所のバルブを閉じることによって、液漏れ(冷媒漏れ)を止め、残っている冷媒によって機器(インバータやモータ)の冷却を継続することができる。
液漏れ検知センサは、例えば、冷媒流路に設けられた複数の流量センサで構成される。隣接する2個の流量センサの値が異なれば、その2個の流量センサの間で液漏れ(冷媒漏れ)が発生していることが検知できる。流量センサで液漏れを検知する場合、流量センサとバルブが対になって配置されていることが好ましい。隣接する2個の流量センサの間で液漏れが検出された場合、その2個の流量センサの夫々と対をなすバルブを閉じればよい。即ち、流量センサとバルブで対をなすことで、液漏れを検知可能な箇所の数とバルブの数が最適となる。
液漏れを止めた後に残った冷媒で可能な限り冷却能力を維持するために、コントローラは、2箇所のバルブを閉じた後、冷媒の流れる方向が周期的に反転するように冷媒循環ポンプを駆動するのがよい。一方向に循環せずとも、少しでも冷媒が流れている方が、冷却能力が高い。
冷媒を一時的に貯めておくリザーブタンクが冷媒流路に備えられている場合にはさらに、コントローラは、液漏れが検知された箇所を挟む2箇所のバルブのうち一方のバルブを閉じ、他方のバルブからリザーブタンクに向かって冷媒が流れるように冷媒循環ポンプを駆動し、その後に他方のバルブを閉じるとよい。そのような手順を踏むことによって、液漏れ箇所の付近から冷媒をリザーブタンクへ戻すことができる。
冷却システムにはさらに、閉じた2箇所のバルブを迂回するバイパス流路を備えているとよい。液漏れ箇所を迂回して冷媒を循環させ続けることができるからである。
冷媒を一時的に貯めておくリザーブタンクが冷媒流路に備えられている場合にはさらに、コントローラは、液漏れが検知され、かつ、衝突を示す信号を受信した場合、冷媒がリザーブタンクから、インバータとモータの2個の機器のうちインバータに蓄積された電荷を放電する機器に向かって流れるように冷媒循環ポンプを駆動することも好適である。電荷を放電する機器にできるだけ冷媒を集中させることによって、衝突が検知された直後に電荷を放電する機器の温度上昇を抑制することができる。なお、衝突を示す信号は、例えば、エアバッグシステムに備えられている加速度センサのセンサデータが所定の加速度閾値を超えた場合に出力される。
コントローラは、冷媒循環ポンプを少なくとも低回転モードと高回転モードの2通りで動作させることができる場合がある。そのような場合には、コントローラは、液漏れが検知された場合に冷媒循環ポンプを高回転モードで動作させるのがよい。
第1実施例の冷却システムのブロック図である。 第2実施例の冷却システムのブロック図である。
(第1実施例)図1に、第1実施例に係る冷却システム100のブロック図を示す。冷却システム100は、車輪駆動用のモータ15とエンジン(不図示)を備えるハイブリッド車に搭載されている。ハイブリッド車のエンジンとモータ15は、ドライブトレイン14のケース内に配置されている。なお、ドライブトレイン14には、他に、動力分配機構(不図示)が内蔵されている。動力分配機構は、モータ15の出力とエンジンの出力を分配/合成して車軸に伝えるギアセットである。インバータ7が、バッテリ(不図示)の直流電力を交流電力に変換し、モータ15に供給する。インバータ7はまた、制動時にモータ15が発生する回生電力(交流電力)を、バッテリの充電に適した直流電力に変換する機能も有する。
冷却システム100は、インバータ7とモータ15を冷却する。冷却システム100は、インバータ7とモータ15とラジエータ6を一巡する冷媒流路2内に冷媒を循環させて、インバータ7とモータ15を冷却する。ラジエータ6が、車両が走行している間に受ける空気によって冷媒を冷却する。冷媒は、例えばLLCである。LLC(Long Life Coolant)は、ラジエータ液と俗称されている冷媒であり、エチレングリコール等の不凍液である。なお、本実施例のハイブリッド車では、厳密には、冷却システム100の冷媒が直接モータ15を冷却するのではない。モータ15を内蔵したドライブトレイン14には、オイルを冷媒とする独自の冷媒流路16及びポンプ17が備えられている。冷却システム100の冷媒は、オイルクーラ9にてオイルの熱を奪う。即ち、冷却システム100の冷媒は、間接的にモータ15を冷却する。ポンプ17は、電動ポンプであってもよいし、モータあるいはエンジンの回転を利用するものであってもよい。
冷却システム100の冷媒流路2には他に、リザーブタンク8とポンプ10(冷媒循環ポンプ)が備えられている。リザーブタンク8は、冷媒流路2を循環する冷媒を一時的に貯めておくタンクである。ポンプ10は、冷媒を循環させるために備えられている。ポンプ10は電動ポンプである。
冷媒流路2にはさらに、複数のバルブ3a〜3hと、複数の流量センサ4a〜4hが備えられている。バルブ3a〜3hは、ラジエータ6、インバータ7、リザーブタンク8、及び、オイルクーラ9の入り口と出口(冷媒の流れの上流側と下流側)に配置されている。流量センサ4a〜4hも同様に、ラジエータ6、インバータ7、リザーブタンク8、及び、オイルクーラ9の入り口と出口(上流側と下流側)に配置されている。別言すれば、バルブと流量センサの組が、ラジエータ6、インバータ7、リザーブタンク8、及び、オイルクーラ9の入り口と出口(上流側と下流側)に配置されている。以下、バルブ3a〜3hを総称する場合には「バルブ3」と記し、流量センサ4a〜4hを総称する場合には「流量センサ4」と記す。
流量センサ4のセンサデータ(即ち各位置での冷媒の流量)は、冷却システム100を制御するコントローラ12へ送られる。バルブ3は電磁バルブであり、バルブ3の開閉は、コントローラ12によって制御される。コントローラ12は、流量センサ4のセンサデータに基づいてバルブ3やポンプ10を制御する。次に、コントローラ12が実行する処理について説明する。
まず、コントローラ12は定常的には、冷媒の温度(あるいは、インバータ7の温度とモータ15の温度)に応じてポンプ10の出力を調整する。冷媒流路に温度センサ(不図示)が備えられており、冷媒の温度はそのセンサによって計測される。インバータ7の温度は、インバータ7に備えられた温度センサ(不図示)によって計測される。モータ15の温度は、モータ15に備えられた温度センサ(不図示)によって計測される。なお、冷却システム100は、冷媒の温度を一定範囲内に維持するようにポンプ10を制御する。
コントローラ12は、全ての流量センサ4のセンサデータを予め定められた周期(制御周期)で取得する。そして、コントローラ12は、隣接している2個の流量センサが計測した流量を比較し、流量に差があれば、その2個の流量センサの間で冷媒が漏れていると判断する。例えば、流量センサ4aと4bが計測した流量に差があれば、コントローラ12は、流量センサ4aと4bの間、即ち、ラジエータ6にて冷媒が漏れていると判断する。また、例えば、流量センサ4cと4dが計測した流量に差があれば、コントローラ12は、流量センサ4cと4dの間、即ち、インバータ7にて冷媒が漏れていると判断する。さらには、例えば、流量センサ4bと4cが計測した流量に差があれば、コントローラ12は、流量センサ4bと4cの間、即ち、冷媒流路2の一部であってラジエータ6とインバータ7をつなぐ区間にて冷媒が漏れていると判断する。即ち、冷却システム100は、隣接する2個の流量センサで液漏れセンサを構成している。
冷媒が漏れていると判断した場合、コントローラ12は、液漏れ箇所を挟む2個のバルブを閉じる。詳しく表現すると、コントローラ12は、隣接している2個の流量センサが計測した流量に差がある場合、その2個の流量センサの夫々と対をなす2個のバルブを閉じる。例えば、流量センサ4aと4bの計測データに差がある場合、コントローラ12は、バルブ3aと3bを閉じる。また、例えば、流量センサ4bと4cの計測データに差がある場合、コントローラ12は、バルブ3bと3cを閉じる。さらに、例えば、流量センサ4cと4dの計測データに差がある場合、コントローラ12は、バルブ3cと3dを閉じる。
コントローラ12は、次いで、冷媒の流れる方向が周期的に反転するようにポンプ10を制御する。具体的には、コントローラ12は、ポンプ10を周期的に正逆回転させる。そうすることで、一部が閉じた冷媒流路2であっても冷媒を動かすことができ、冷却能力の低下をできるだけ補うことができる。
コントローラ12が実行する処理の変形例を説明する。コントローラ12は、液漏れを検知すると、液漏れを検知した2個の流量センサ4の夫々と対をなす2個のバルブのうち一方のバルブをまず閉じる。次いで、他方のバルブからリザーブタンクに向かって冷媒が流れるようにポンプ10を駆動する。例えば、流量センサ4aと4bの間で液漏れが検知された場合(即ち、流量センサ4aと4bが計測した流量に差があった場合)、コントローラ12は、まずバルブ3aを閉じる。次いでコントローラ12は、バルブ3bからリザーブタンク8に向かって冷媒が流れるように、ポンプ10の回転方向を制御する。図1では、冷媒が右回りに流れるようにポンプ10を制御する。コントローラ12は、一定時間(例えば10秒間)、ポンプ10を回転させた後、バルブ3bを閉じる。それからコントローラ12は、ポンプ10を周期的に正逆回転させる。
バルブを閉じる順は、液漏れ箇所を挟む両側のいずれからでもよい。流量センサ4aと4bの間で液漏れが検知された場合、上記の説明では、まずバルブ3aを閉じ、後からバルブ3bを閉じた。コントローラ12は、これとは逆の手順でバルブを閉じてもよい。即ち、流量センサ4aと4bの間で液漏れが検知された場合、コントローラ12は、次の手順を実行してもよい。即ち、コントローラ12は、まずバルブ3bを閉じる。次いでコントローラ12は、バルブ3aからリザーブタンク8に向かって冷媒が流れるように、ポンプ10の回転方向を制御する。図1では、冷媒が左回りに流れるようにポンプ10を制御する。コントローラ12は、一定時間(例えば10秒間)、ポンプ10を回転させた後、バルブ3aを閉じる。それからコントローラ12は、ポンプ10を周期的に正逆回転させる。
一方のバルブを閉めた後にポンプ10を上記のように制御することによって、液漏れ箇所付近の冷媒をリザーブタンク8へ戻すことができる。即ち、液漏れの量を少なくすることができる。液漏れ箇所の両側のバルブを閉めた後にポンプ10を定期的に正逆回転させる際にできるだけ多くの冷媒が残っている方が、冷却能力が良い。
コントローラ12が行う処理のさらに別の態様を説明する。コントローラ12には、上位のコントローラであるHVコントローラ22(ハイブリッド車の全体を統括的に制御するコントローラ)から、車両が衝突した際に信号が送られる。HVコントローラ22は、エアバッグシステムが備える加速度センサ23の信号をモニタしており、加速度の値が所定の閾値を超えたときに、車両が衝突したと判断する。HVコントローラ22は、加速度センサ23のセンサデータに基づき、車両が衝突したと判断したときにその旨を伝える信号をコントローラ12に送る。次に、コントローラ12が、車両が衝突したことを示す信号を受信したときに実行する処理を説明する。
コントローラ12は、衝突を示す信号を受信すると、流量センサ4のセンサデータを集めて、液漏れの有無をチェックする。液漏れを検知すると、コントローラ12は、液漏れ箇所の両側のバルブを閉めるとともに、上位のコントローラであるHVコントローラ22に、液漏れ箇所のデータを送信する。車両が衝突した際、HVコントローラ22は、インバータ7に残った電荷を放出する処理を行う。このとき、放電には、インバータ7使う方法と、モータ15を使う方法がある。インバータ7を使う方法とは、例えばスイッチング素子をランダムに動作させ、モータ15が回転しないようにしながら、スイッチングロスによって電気エネルギを散逸させる。モータ15を使う方法とは、インバータ7にモータ15を回転させるようなスイッチング動作を行なわせ、モータ15の回転ロスによって電気エネルギを散逸させる。モータ15を用いる場合には、車輪に一定のブレーキを加えつつ、モータ15を駆動することも好適である。インバータ7を使う場合には、インバータ7の発熱をできるだけ抑えることが好ましく、モータ15を使う場合には(この場合はインバータも用いるが)モータ15の発熱をできるだけ抑えることが好ましい。そこで、HVコントローラ22は、放電手段として、インバータ7とモータ15のいずれを用いるかをコントローラ12に通知する。コントローラ12は、冷媒をリザーブタンク8から、インバータ7とモータ15のうち放電手段に指定された機器に送る方向にポンプ10を駆動する。
例えば、コントローラ12は、衝突を示す信号を受信したときに、流量センサ4aと4bの間で液漏れが生じていることを検知したとする。コントローラ12は、バルブ3aと3bを閉じ、バルブ3aと3bの間で液漏れが発生したことをHVコントローラ22に通知する。例えば、コントローラ12は、HVコントローラ22より、インバータ7を放電手段として用いる旨の信号を受信したら、リザーブタンク8からインバータ7へ向かって冷媒が流れるように、即ち、図1において左回りに冷媒が流れるようにポンプ10を制御する。あるいは、コントローラ12がHVコントローラ22からモータ15を放電手段として用いる旨の信号を受信したら、リザーブタンク8からモータ15へ向かって冷媒が流れるように、即ち、図1において右回りに冷媒が流れるようにポンプ10を制御する。
上記の処理により、衝突した際、冷却システム100は、放電手段として選択されたデバイス(インバータ7あるいはモータ15)にできるだけ冷媒を送る。そのような処理によって、放電に使われるデバイスをできるだけ冷却することができる。
(第2実施例)図2に、第2実施例の冷却システム200のブロック図を示す。第2実施例の冷却システム200は、第1実施例の冷却システム100に加え、三方弁31a〜31fと、バイパス流路32a、32b、及び、32cを備える。三方弁31a〜31fは、コントローラ12によって制御され、ラジエータ6、インバータ7、リザーブタンク8、及び、オイルクーラ9を一巡する冷媒流路(図1の冷媒流路と同じ流路)と、その一部をバイパスする流路とを切り換える。
バイパス流路32aは、ラジエータ6(バルブ3aと3bを結ぶ流路部分)を迂回する流路である。コントローラ12は、三方弁31aと31bを制御することによって、ラジエータ6を通過する流路とバイパス流路32aを切り換えることができる。バイパス流路32bは、インバータ7(バルブ3cと3dを結ぶ流路部分)を迂回する流路である。コントローラ12は、三方弁31cと31dを制御することによって、インバータ7を通過する流路とバイパス流路32bを切り換えることができる。バイパス流路32cは、オイルクーラ9(バルブ3gと3hを結ぶ流路部分)を迂回する流路である。コントローラ12は、三方弁31eと31fを制御することによって、オイルクーラ9を通過する流路とバイパス流路32cを切り換えることができる。
コントローラ12は、流量センサ4aと4bの間、流量センサ4cと4dの間、或いは、流量センサ4gと4hの間、のいずれかで液漏れを検知した場合、対応するバルブを閉じるとともに、冷媒が液漏れした区間をバイパスする流路(バイパス流路)を通るように三方弁31を制御する。バイパス流路を備えることによって、一部で液漏れが発生してしても、冷媒の循環を維持することができる。
実施例にて説明した技術についての留意点を述べる。上記したいずれのケースであっても、液漏れを検知した場合コントローラ12は、ポンプ10を最大出力で駆動する。別言すれば、コントローラ12は、ポンプ10を少なくとも低回転モードと高回転モードの2通りで動作させることができ、液漏れが検知された場合にはポンプ10を高回転モードで動作させる。
コントローラ12は、定期的(例えば1秒毎に)に流量センサ4のセンサデータを取得し、液漏れの有無をチェックしてもよいし、車両が衝突したことを示す信号が入力されたときに、液漏れの有無をチェックしてもよい。後者の場合は、別言すれば、コントローラ12は、車両に加わる加速度が所定の閾値加速度を超えた場合に上記した処理を実行する、と表現することができる。
上記した実施形態では、コントローラ12は、液漏れが発生した箇所を挟む2箇所のバルブを閉める際、一方のバルブを閉じ、他方のバルブからリザーブタンク8へ冷媒が向かうようにポンプ10を制御し、その後に他方のバルブを閉じた。コントローラ12は他方のバルブを閉めた後にさらに、他方のバルブに近いバルブからリザーブタンク8に近いバルブの順に、バルブを順次閉じることも好適である。
第2実施例のバイパス流路32a〜32cは、図2の経路に限られない。例えば、2個の機器(例えばラジエータ6とインバータ7)を同時に迂回するバイパス流路が設けられていてもよい。
実施例の冷却システム100、200は、インバータ7とモータ15が冷却対象であった。本明細書が開示する技術は、インバータとモータの他にさらに別のデバイスを冷却対象とするものであってもよい。例えば、冷却システムは、インバータ、モータ、さらにバッテリを一巡し、それらを冷却する冷媒流路を有していてもよい。あるいは、別の冷却システムは、インバータ、モータ、さらにエンジンを一巡し、それらを冷却する冷媒流路を有していてもよい。
実施例の冷却システムは、2箇所のバルブを閉じることで、液漏れが検知された箇所を、ポンプ(及び冷却対象のデバイス)から隔離する。別言すれば、コントローラは、液漏れ箇所を、冷媒循環ポンプを含む冷媒流路部分から隔離するように、液漏れ箇所を挟む2箇所のバルブを閉じる。なお、閉じるバルブは、液漏れが検知された箇所の両側で隣接する2箇所が好ましいが、そうでなくともよい。例えば、液漏れが検知された箇所とその箇所に最も近いバルブの双方を挟む2箇所のバルブを閉じてもよい。
実施例の冷却システム100、200は、車輪駆動用のモータとエンジンを備えるハイブリッド車に搭載される。本明細書が開示する技術は、エンジンを有さず、モータのみで走行する電気自動車に適用することも好適である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:冷媒流路
3a−3h:バルブ
4a−4h:流量センサ(液漏れセンサ)
6:ラジエータ
7:インバータ
8:リザーブタンク
9:オイルクーラ
10:ポンプ
12:コントローラ
14:ドライブトレイン
15:モータ
16:冷媒流路
17:ポンプ
22:HVコントローラ
23:加速度センサ
31a−31f:三方弁
32a−32c:バイパス流路
100、200:冷却システム

Claims (2)

  1. モータと、
    モータに電力を供給するインバータと、
    モータとインバータとラジエータの間で冷媒を循環させる冷媒流路と、
    冷媒流路に設けられている複数の液漏れ検知センサと、
    冷媒流路に設けられている複数のバルブと、
    液漏れ検知センサによって液漏れが検知された箇所を挟む2箇所のバルブを閉じるコントローラと、
    を備えており、
    コントローラは、2箇所のバルブを閉じた後、冷媒の流れる方向が周期的に反転するように冷媒循環ポンプを駆動することを特徴とする電気自動車。
  2. コントローラは、冷媒循環ポンプを少なくとも低回転モードと高回転モードの2通りで動作させることができ、液漏れが検知された場合に冷媒循環ポンプを高回転モードで動作させることを特徴とする請求項1に記載の電気自動車。
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