JP3912087B2 - 燃料電池冷却システムおよび電気自動車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池を冷却する冷却システムに関し、特に燃料電池冷却システムの感電防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池は発電に伴い熱を発生する。このため、燃料電池システムでは、燃料電池に冷却水を循環させて、燃料電池の熱をラジエータにて外部に放出し、燃料電池の温度を一定に保つために冷却システムが設けられている。また、燃料電池は発電に伴い電位が発生するので、燃料電池内部を循環する冷却水が導電性である場合(例えばエチレングリコール等の不凍液)には、冷却水が帯電してしまう。このため、冷却水経路において、電荷が冷却水を通じ人体への通電が起こるといった問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような問題を解決するために、冷却水を導電性のエチレングリコールから非イオン水(純水)に変更する、あるいは冷却システム上で燃料電池を電気的に孤立させるといった感電対策が行われている。具体的には、冷却システムを燃料電池側とラジエータ側に2つの冷却経路を設けた2段構成とし、燃料電池側に非イオン水を使用することで通電量をなくす構成が考えられる。
【0004】
しかし、この場合には、純水の純度維持のためにイオン交換樹脂等が必要となり、システムの大型化、メンテナンス等で不利となる。また、純水を用いる場合には氷点下で凍結が起こるため、燃料電池の不作動や膨張に伴うシステム破壊といった問題が発生する。
【0005】
また、燃料電池側に絶縁性のある熱媒体(オイル、パラフルオロカーボン等)を使用することが考えられるが、オイルを用いた場合には、エチレングリコールに比べて粘性が高いことや熱伝導率が低いことから、圧力損失の増加、燃料電池発電部と冷却液との温度差が広がる。このため、熱媒体流量の増加を招き、熱媒体循環ポンプの消費電力が大幅に増加するという問題がある。
【0006】
さらに、冷却経路を2段構成にした場合には、熱媒体循環ポンプが2つ必要となるため、冷却システムにて使用される補機類の消費電力の増加する。このため、燃料電池の出力のうち走行に使用できる割合が低下するという問題がある。
【0007】
本発明は、上記点に鑑み、燃料電池の冷却システムにおいて、簡易な構成により消費電力を増大させることなく、人体への通電を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、燃料電池(10)に循環する熱媒体が通過する熱媒体経路(11)と、熱媒体経路(11)に設けられた放熱器(13)とを備え、熱媒体経路(11)は、任意の箇所で電気的に遮断可能に構成されていることを特徴としている。
【0009】
これにより、冷却水が帯電することで燃料電池(10)、冷却水経路(11)、ボディ(アース)および高電圧系から構成される電気回路は電気的に遮断され、燃料電池の冷却システムで人体に通電が起こることを防止できる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明では、熱媒体経路(11)における燃料電池(10)の上流側の任意の箇所に第1の絶縁バルブ(16)が設けられ、熱媒体経路(11)における燃料電池(10)の下流側の任意の箇所に第2の絶縁バルブ(17)が設けられ、第1、第2の絶縁バルブ(16、17)は、熱媒体経路を閉塞することにより、熱媒体経路を電気的に遮断することができるように構成されていることを特徴としている。
【0011】
このような絶縁バルブ(16、17)を用いることにより、熱媒体経路を電気的に遮断することが可能となる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明では、燃料電池(10)および第1の絶縁バルブ(16)との間と、燃料電池(10)および第2の絶縁バルブ(17)の間は、絶縁材料で覆われていることを特徴としている。
【0013】
これにより、燃料電池(10)と第1、第2の絶縁バルブ(16、17)との間で感電が発生することを防止できる
【0014】
また、請求項4に記載の発明のように、第1、第2の絶縁バルブ(16、17)は、少なくとも熱媒体に接触する部位が絶縁材料から構成することができ、請求項5に記載の発明のように、絶縁材料として樹脂材料を用いることができる。
【0015】
また、請求項6に記載の発明では、第1の絶縁バルブ(16)は、熱媒体経路(11)における燃料電池(10)の熱媒体流入部近傍に設けられ、第2の絶縁バルブ(17)は、熱媒体経路(11)における燃料電池(10)の熱媒体流出部近傍に配置されていることを特徴としている。
【0016】
これにより、システム全体の体格を小さくすることができる。
【0017】
また、請求項7に記載の発明では、熱媒体経路(11)には、放熱器(15)と並列的に、熱媒体を放熱器(13)をバイパスさせるバイパス経路(15)が設けられており、第1、第2の絶縁バルブ(16、17)の少なくとも一方は、熱媒体経路(11)とバイパス経路(15)との接続部に配置されているとともに、熱媒体が放熱器(13)とバイパス経路(15)とに流れる割合を調整可能に構成されていることを特徴としている。
【0018】
これにより、絶縁バルブに絶縁以外の機能として、流量制御機能を持たせることができる。
【0019】
また、請求項8に記載の発明では、熱媒体経路(11)に、燃料電池(10)と並列的に第2の放熱器(20)が設けられ、第2の放熱器は、第1、第2の絶縁バルブ(16、17)が熱媒体経路(11)を閉塞した際に燃料電池(10)を循環する熱媒体が循環可能な位置に配置されていることを特徴としている。
【0020】
これにより、絶縁バルブ(16、17)により熱媒体経路を閉塞している場合でも、燃料電池(10)を冷却することが可能となり、燃料電池(10)を発電効率の高い所定温度に調整することができる。
【0021】
また、請求項9に記載の発明では、第2の放熱器(20)は、絶縁材料で覆われていることを特徴としている。これにより、第2の放熱器(20)より感電することを防止できる。
【0022】
また、請求項10に記載の発明では、熱媒体経路(11)には、熱媒体を第2の放熱器(20)をバイパスさせる第2のバイパス経路(23)と、熱媒体が第2の放熱器(20)と第2のバイパス経路(23)とに流れる割合を調整する流量制御バルブ(24)とを備えることを特徴としている。
【0023】
これにより、絶縁バルブ(16、17)により熱媒体経路を閉塞している場合でも、燃料電池(10)の冷却量を調整することが可能となり、燃料電池(10)を発電効率の高い所定温度に調整することができる。
【0024】
また、請求項11に記載の発明では、第1、第2の閉塞バルブ(16、17)を閉塞した際に、熱媒体が燃料電池(10)を循環可能な閉ループが形成され、閉ループの任意の箇所に、熱媒体を加熱する加熱手段(25)が設けられていることを特徴としている。
【0025】
これにより、低温環境下において、燃料電池(10)の温度上昇を促進することができ、発電効率を向上させることができる。
【0026】
また、請求項12に記載の発明では、請求項1ないし11のいずれか1つに記載の燃料電池冷却システムを搭載し、燃料電池を駆動源とする電気自動車であって、走行停止時に熱媒体経路(11)を電気的に遮断することを特徴としている。
【0027】
これにより、走行停止時に人体への通電が発生することを防止できる。また、走行時には、絶縁バルブ(16、17)を開放することにより、放熱器(13)にて燃料電池の冷却が可能となる。
【0028】
また、請求項13に記載の発明では、請求項1ないし11のいずれか1つに記載の燃料電池冷却システムを搭載し、燃料電池を駆動源とする電気自動車であって、衝突を検出する衝突検出センサを備え、衝突検出センサにより衝突が検出された場合には、熱媒体経路(11)を電気的に遮断することを特徴としている。
【0029】
これにより、車両が衝突した際に、熱媒体漏れおよび熱媒体を経由して発生する感電を防止することができる。
【0030】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を適用した第1実施形態を図1に基づいて説明する。本実施形態は、本発明の冷却システムを備えた燃料電池システムを電気自動車に適用したものである。図1は、本第1実施形態の燃料電池冷却システムの構成を示している。本第1実施形態の燃料電池システムには、図1に示す燃料電池10、冷却システム11〜17、制御部100が設けられ、さらに図示しない空気供給装置、水素供給装置、インバータ、2次電池等が設けられている。
【0032】
燃料電池(FCスタック)10は、水素と酸素との電気化学反応を利用して電力を発生するものである。本第1実施形態では燃料電池10として固体高分子電解質型燃料電池を用いており、基本単位となる単セルが複数積層されて構成されている。燃料電池10では、水素および空気(酸素)が供給されることにより、以下の水素と酸素の電気化学反応が起こり、電気エネルギが発生する。
(水素極側)H2→2H++2e-
(酸素極側)2H++1/2O2 +2e-→H2
燃料電池10は、図示しないインバータや2次電池等の電気機器に電力を供給するように構成されている。インバータは、燃料電池10から供給された直流電流を交流電流に変換して図示しない走行用モータに供給してモータを駆動する。
【0033】
燃料電池10の酸素極(正極)側には空気供給装置(例えばコンプレッサ)から空気(酸素)が供給され、水素極(負極)側には水素供給装置(例えば水素改質装置)より水素が供給されるように構成されている。
【0034】
燃料電池10は、所定温度(70〜80℃)にて作動させたときに発電効率が最もよくなる。このため、燃料電池システムには、燃料電池10を所定温度に保持するために、冷却システム11〜17が設けられている。
【0035】
燃料電池10には冷却水経路(熱媒体経路)11が接続されており、冷却水(熱媒体)が冷却水経路11を介して燃料電池10に循環する。冷却水経路11には、冷却水を循環させるための循環ポンプ12が設けられている。冷却水としては、一般的な不凍液(本第1実施形態ではエチレングリコール)を用いることができる。エチレングリコールは導電性であるため、燃料電池10の発電に伴い帯電する。このように冷却水が帯電した場合には、燃料電池10と冷却水経路11とから電気回路が形成されたのと同様の状態となる。
【0036】
冷却水経路11には、ラジエータ(放熱器)13が設けられている。燃料電池10の熱は、冷却水を介してラジエータ13にて外部に放出される。ラジエータ13には、ラジエータファン14が設けられている。また、冷却水経路11には、冷却水をラジエータ13をバイパスさせるためのバイパス経路15が設けられている。循環ポンプ12による冷却水循環流量、ラジエータファン14の回転数をそれぞれ制御することにより、冷却水の冷却量を制御することができる。
【0037】
冷却水経路11には、2つの絶縁バルブ16、17が設けられ、それぞれ燃料電池10の上流側および下流側に配置されている。絶縁バルブ16、17は、絶縁性を有し、冷却水の流路を遮断して内部の液の漏れ量を充分小さくすることができればよい。なお、絶縁バルブ16、17は、冷却水経路11の任意の箇所に配置することができる。
【0038】
本第1実施形態では、絶縁バルブ16、17は、ハウジングや弁体等を樹脂材料で形成した絶縁構造のバルブを用いている。また、電磁式バルブを採用し、開閉応答性を確保している。なお、絶縁バルブ16、17は、少なくとも冷却水に接触する部位が絶縁材料にて構成されていればよい。
【0039】
このような構成の絶縁バルブ16、17を閉じることで、冷却水経路11では冷却水の流れが遮断されるとともに、バルブ16、17の上流側と下流側は電気的に遮断される。これにより、燃料電池10と冷却水経路11とから形成される電気回路が絶縁バルブ16、17で遮断される。
【0040】
2つの絶縁バルブ16、17を閉塞した状態でも、2つの絶縁バルブ16、17に挟まれた位置にある冷却水経路11および燃料電池10に人が接触した場合には、人体への通電が起こる。このため、冷却水経路11における燃料電池10と2つの絶縁バルブ16、17との間と、バイパス経路15は、人体と電気的に遮断された状態で配置している。例えば、これらの部位を車両空間内における人が触れることのできない位置に配置するか、あるいは、これらの部位全体を絶縁材料(例えば樹脂材料)で覆うことで人体との接触を回避することができ、人体と電気的に遮断することができる。
【0041】
また、本第1実施形態の燃料電池システムでは、各種制御を行う制御部100が設けられている。制御部100は、循環ポンプ12、ラジエータファン14、絶縁バルブ16、17に制御信号を出力するように構成されている。
【0042】
次に、燃料電池システムの作動について説明する。以下の制御は所定間隔で繰り返し行われる。
【0043】
まず、燃料電池システムを搭載している車両が停止中か否かを判定する。これは、例えば燃料電池10がアイドリング状態が、車速が0km/hであることによって判定できる。停車中には、人が車体に触れることで、感電しやすい状況にあるといえる。そこで、車両が停止中である場合には、燃料電池10の発電状態を検出する。燃料電池10が発電状態である場合には、絶縁バルブ16、17を閉塞する。
【0044】
絶縁バルブ16、17を閉塞することで、冷却水は燃料電池10とバイパス経路15を循環し、小さな冷却水閉回路が形成される。このとき、冷却水はラジエータ13に循環しなくなるが、車両停止時には燃料電池10の発熱量は小さいため、燃料電池10の冷却に対して影響は小さいと考えられる。
【0045】
冷却水経路11における絶縁バルブ16、17の上流側と下流側は電気的に遮断されるので、2つの絶縁バルブ16、17に挟まれた燃料電池10は電気的に孤立する。従って、冷却水経路11に帯電した冷却水が流れることで燃料電池10と冷却水経路11とから形成される電気回路は、絶縁バルブ16、17にて遮断されることになる。これにより、燃料電池の冷却システムで人体に通電が起こることを防止できる。
【0046】
車両が走行状態になった場合には、絶縁バルブ16、17を開放する。これにより、冷却水がラジエータ13に流れ、燃料電池10で発生した熱を大気に放出することができ、燃料電池10を冷却することができる。
【0047】
以上のように、冷却水経路11に絶縁バルブ16、17を設けるという簡易な構成により、消費動力を増大させることもなく、燃料電池の冷却システムで人体に通電が起こることを防止できる。
【0048】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図2に基づいて説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態に比較して、絶縁バルブの位置が異なるものである。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0049】
図2は、本第2実施形態の燃料電池冷却システムの構成を示している。図2に示すように、本第2実施形態の絶縁バルブ16、17は、冷却水経路11における燃料電池10の冷却水入口近傍および冷却水出口近傍に設けられている。
【0050】
このような構成により、絶縁バルブ16、17で挟まれる部位を極力小さくすることができ、人体との電気的な遮断が必要な部位を小さくすることができる。これにより、絶縁に必要なカバー等を減らすことが可能となり、システム全体の体格を小さくすることができる。
【0051】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図3に基づいて説明する。本第3実施形態は、上記第1実施形態に比較して、絶縁バルブの構成が異なるものである。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0052】
図3は、本第3実施形態の燃料電池冷却システムの構成を示している。図3に示すように、第1の絶縁バルブ16は冷却水経路11とバイパス経路15との接続点に配置されている。絶縁バルブは、冷却水経路11とバイパス経路15の2つの接続点の少なくとも一方に設けられていればよく、双方に設けてもよい。
【0053】
第1の絶縁バルブ16は三方切替弁であり、開度を調整することにより、バイパス経路15に流れる冷却水の割合を制御できる。また、冷却水経路11におけるラジエータ13の下流側と燃料電池10の下流側に、冷却水温度を検出するための温度センサ18、19が設けられている。
【0054】
本第3実施形態の冷却システムでは、燃料電池10の温度を所定温度に制御するために、温度センサ18、19により検出した水温に基づいて、第1の絶縁バルブ16の開度を決定する。これにより、ラジエータ13を通過した冷却水とバイパス経路15を通過した冷却水の混合割合を制御して、燃料電池10の温度を微調整することができる。
【0055】
以上のように、絶縁バルブに流量制御機能を持たせ、ラジエータ13およびバイパス経路15に流れる冷却水の割合を制御することができる。
【0056】
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図4に基づいて説明する。本第4実施形態は、上記第1実施形態に比較して、サブラジエータを設けた点が異なるものである。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0057】
燃料電池10は、アイドリング程度の発電でも熱を発生するため、この熱を廃棄することが望ましい。そこで、本第4実施形態では、絶縁バルブを閉塞している場合でも燃料電池10を冷却できるように、ラジエータ13とは別にサブラジエータを設けている。
【0058】
図4は、本第4実施形態の燃料電池冷却システムの構成を示している。図4に示すように、本第4実施形態の冷却水経路11にはサブラジエータ(放熱器)20が接続されている。サブラジエータ20は、燃料電池10と並列に配置されており、ラジエータファン21を備えている。冷却水経路11とサブラジエータ21の2つの接続点には、それぞれ絶縁バルブ16、17が設けられている。絶縁バルブ16、17は、弁開度の調整可能な三方弁として構成されている。
【0059】
サブラジエータ20は、2つの絶縁バルブ16、17で挟まれた燃料電池10側の他の部位と同様に、人が接触できない部位に配置されるか、絶縁材料(例えば樹脂材料)で覆われることにより、人体から絶縁された状態で配置される。また、サブラジエータ20は、アイドリング時の燃料電池10を冷却できればよいので、主たるラジエータ13に比較して小型のものでよい。
【0060】
また、燃料電池10の上流側と下流側に、冷却水温度を検出するための温度センサ22、19が設けられている。上流側温度センサ22では、燃料電池10に流入する冷却水温度を検出する。下流側温度センサ19では、燃料電池10から流出した冷却水温度を検出することで、燃料電池温度を間接的に検出する。
【0061】
次に、本第4実施形態の燃料電池システムの作動を説明する。
【0062】
まず、車両が停止中であって、燃料電池10が発電である場合には、絶縁バルブ16、17を閉塞する。次に、温度センサ19により燃料電池10を通過した冷却水の温度を検出する。この冷却水温度が所定温度を超えている場合には、ラジエータファン21を作動させる。循環ポンプ12による冷却水循環量およびラジエータファン21の回転数を調整することにより、冷却水温度を調整でき、燃料電池10の温度を調整することができる。
【0063】
以上のように、サブラジエータ20を設けることで、絶縁バルブ16、17を閉塞している場合でも、燃料電池10を冷却することが可能となり、燃料電池10を発電効率の高い所定温度に調整することができる。
【0064】
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について図5、図6に基づいて説明する。本第5実施形態は、上記第4実施形態に比較してサブラジエータをバイパスするバイパス経路を設けた点が異なるものである。上記第4実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0065】
図5は、本第5実施形態の燃料電池冷却システムの構成を示している。図5に示すように、冷却水経路11には、冷却水をサブラジエータ20をバイパスさせるバイパス経路23が設けられている。また、冷却水経路11とバイパス経路23との接続点には、流量調整バルブ24が設けられている。流量調整バルブ24により、サブラジエータ20とバイパス通路23に流れる冷却水の割合を調整することができる。
【0066】
次に、本第5実施形態の燃料電池システムの作動を図6に基づいて説明する。図6は、本第5実施形態の燃料電池の作動を示すフローチャートである。
【0067】
まず、車両が停止中であって、燃料電池10が発電である場合には、絶縁バルブ16、17を閉塞する(ステップS10、11)。次に、温度センサ19により燃料電池10を通過した冷却水の温度を検出する(ステップS12)。この冷却水温度が所定温度を超えている場合には、燃料電池10の冷却制御を行う(ステップS13)。
【0068】
燃料電池10を所定温度(70〜80℃程度)に制御するために、温度センサ19で検出した水温に基づいて、燃料電池10の流入する冷却水の目標水温を算出する。次に、冷却水目標温度を達成できるように、冷却水循環量、ラジエータファン回転数に加え、サブラジエータ20とバイパス通路23に流れる冷却水の割合を調整することで、燃料電池10の温度を調整する(ステップS14)。これにより、冷却水がサブラジエータ20にて冷却され(ステップS15)、燃料電池10の温度を所定温度に調整することができる。
【0069】
また、温度センサ22により検出したサブラジエータ20を通過した冷却水とバイパス経路23を通過した冷却水とが混合された水温と、目標水温との誤差を算出し、この誤差に基づいてフィードバック制御を行うように構成することができる。これにより、燃料電池10の温度を効率のよい発電を行うことのできる所定温度に早期に収束させることができる。
【0070】
また、温度センサ19にて検出した冷却水温度が所定温度(70〜80℃)に比較して充分低い場合には、すべての冷却水がバイパス経路23側に流れるように流路調整バルブ24を調整することができる。これにより、燃料電池10温度を早期に昇温させることができ、発電効率を向上させることができる。
【0071】
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について図7に基づいて説明する。本第6実施形態は、上記第5実施形態に比較してヒータが設けられている点が異なるものである。上記第5実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0072】
図7は、本第6実施形態の燃料電池冷却システムの構成を示している。図7に示すように、本第6実施形態のバイパス経路23には、冷却水を加熱するためのヒータ(加熱手段)25が設けられている。ヒータ25として、例えば電気式ヒータあるいは燃焼式ヒータを用いることができる。なお、ヒータ25は、絶縁バルブ16、17が冷却水経路11を遮断している際に、燃料電池10を通過した冷却水が循環することができる閉ループのいずれの箇所に配置してもよい。
【0073】
このような構成により、低温環境下(例えば−30〜0℃)において、ヒータ25の必要熱量を算出し、ヒータ25により冷却水を加熱することで、燃料電池10の温度上昇を促進することができ、発電効率を向上させることができる。
【0074】
ヒータ25の必要熱量は、温度センサ18、19、22により検出した水温と目標水温(例えば5℃、もしくは最適温度である70〜80℃)との差、冷却水や燃料電池10の熱容量を用いて算出することができる。
【0075】
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、車両停止時に絶縁バルブ16、17を閉塞するように構成したが、これに限らず、車両走行中に絶縁バルブ16、17を閉塞するように構成してもよい。
【0076】
また、上記実施形態では、絶縁バルブ16、17を樹脂から構成したが、これに限らず、例えばセラミック等で構成してもよい。
【0077】
また、車両衝突を検出できる衝突検知センサ(例えばエアバッグセンサ)を用い、衝突を検出した場合に、絶縁バルブ16、17を閉塞するとともに循環ポンプ12による冷却水の循環を停止させるように構成することができる。これにより、冷却水漏れおよび冷却水を経由して発生する感電を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の燃料電池冷却システムの構成を示す概念図である。
【図2】第2実施形態の燃料電池冷却システムの構成を示す概念図である。
【図3】第3実施形態の燃料電池冷却システムの構成を示す概念図である。
【図4】第4実施形態の燃料電池冷却システムの構成を示す概念図である。
【図5】第5実施形態の燃料電池冷却システムの構成を示す概念図である。
【図6】第5実施形態の燃料電池冷却システムの作動を示すフローチャートである。
【図7】第6実施形態の燃料電池冷却システムの構成を示す概念図である。
【符号の説明】
10…燃料電池、11…冷却水経路、12…循環ポンプ、13…ラジエータ、14…ラジエータファン、15…バイパス経路、16、17…絶縁バルブ、18、19、22…温度センサ、20…サブラジエータ、21…ラジエータファン、25…ヒータ、100…制御部。

Claims (13)

  1. 燃料電池(10)に循環する熱媒体が通過する熱媒体経路(11)と、
    前記熱媒体経路(11)に設けられた放熱器(13)とを備え、
    前記熱媒体経路(11)は、任意の箇所で電気的に遮断可能に構成されていることを特徴とする燃料電池冷却システム。
  2. 前記熱媒体経路(11)における前記燃料電池(10)の上流側の任意の箇所に第1の絶縁バルブ(16)が設けられ、前記熱媒体経路(11)における前記燃料電池(10)の下流側の任意の箇所に第2の絶縁バルブ(17)が設けられ、
    前記第1、第2の絶縁バルブ(16、17)は、前記熱媒体経路を閉塞することにより、前記熱媒体経路を電気的に遮断することができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池冷却システム。
  3. 前記熱媒体経路(11)における、前記燃料電池(10)および前記第1の絶縁バルブ(16)との間と、前記燃料電池(10)および前記第2の絶縁バルブ(17)の間は、絶縁材料で覆われていることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池冷却システム。
  4. 前記第1、第2の絶縁バルブ(16、17)は、少なくとも前記熱媒体に接触する部位が絶縁材料から構成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の燃料電池冷却システム。
  5. 前記絶縁材料は樹脂材料であることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池冷却システム。
  6. 前記第1の絶縁バルブ(16)は、前記熱媒体経路(11)における前記燃料電池(10)の熱媒体流入部近傍に設けられ、前記第2の絶縁バルブ(17)は、前記熱媒体経路(11)における前記燃料電池(10)の熱媒体流出部近傍に配置されていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載の燃料電池冷却システム。
  7. 前記熱媒体経路(11)には、前記放熱器(13)と並列的に、前記熱媒体を前記放熱器(13)をバイパスさせるバイパス経路(15)が設けられており、
    前記第1、第2の絶縁バルブ(16、17)の少なくとも一方は、前記熱媒体経路(11)と前記バイパス経路(15)との接続部に配置されているとともに、前記熱媒体が前記放熱器(13)と前記バイパス経路(15)とに流れる割合を調整可能に構成されていることを特徴とする請求項ないし5のいずれか1つに記載の燃料電池冷却システム。
  8. 前記熱媒体経路(11)に、前記燃料電池(10)と並列的に第2の放熱器(20)が設けられ、
    前記第2の放熱器は、前記第1、第2の絶縁バルブ(16、17)が前記熱媒体経路(11)を閉塞した際に前記燃料電池(10)を循環する前記熱媒体が循環可能な位置に配置されていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載の燃料電池冷却システム。
  9. 前記第2の放熱器(20)は、絶縁材料で覆われていることを特徴とする請求項8に記載の燃料電池冷却システム。
  10. 前記熱媒体経路(11)には、前記熱媒体を前記第2の放熱器(20)をバイパスさせる第2のバイパス経路(23)と、
    前記熱媒体が前記第2の放熱器(20)と前記第2のバイパス経路(23)とに流れる割合を調整する流量制御バルブ(24)とを備えることを特徴とする請求項7に記載の燃料電池冷却システム。
  11. 前記第1、第2の閉塞バルブ(16、17)を閉塞した際に、前記熱媒体が前記燃料電池(10)を循環可能な閉ループが形成され、
    前記閉ループの任意の箇所に、前記熱媒体を加熱する加熱手段(25)が設けられていることを特徴とする請求項2ないし10のいずれか1つに記載の燃料電池冷却システム。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1つに記載の燃料電池冷却システムを搭載し、前記燃料電池を駆動源とする電気自動車であって、
    走行停止時に前記熱媒体経路(11)を電気的に遮断することを特徴とする電気自動車。
  13. 請求項1ないし11のいずれか1つに記載の燃料電池冷却システムを搭載し、前記燃料電池を駆動源とする電気自動車であって、
    衝突を検出する衝突検出センサを備え、
    前記衝突検出センサにより衝突が検出された場合には、前記熱媒体経路(11)を電気的に遮断することを特徴とする電気自動車。
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