JP5509954B2 - 回路装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、回路装置及び電子機等に関する。
論理回路の消費電力を抑制する技術として、断熱的論理回路が知られている(例えば、特許文献1に記載の技術)。この断熱的論理回路では、電源電圧を変化させることでトランジスターのドレイン損失での電力消費を抑制する。また、CMOSスタティック論理ゲートで構成してダイオードを使わない断熱的論理回路と、電源クロックを生成するスイッチト・キャパシター回路が知られている(例えば、特許文献2に記載の技術)。
特開2002−325031号公報 特開2009−278433号公報
断熱的論理回路にダイオードを使うと、ダイオードで消費される電力が無視できない。また、半導体製造プロセスの微細化により電源電圧が低下しているが、ダイオードによる電圧降下が信号の電圧レベルを低下させ、雑音余裕度を悪化させる。そこで、特許文献2に示された、ダイオードを使わない断熱的回路方式が考えられた。
しかしながら、断熱的論理回路に電源電圧を供給する電源回路が電力回生を行わない場合には、消費電力を十分に抑制できなくなってしまう。すなわち、断熱的論理回路から電源回路に戻された電荷のエネルギーが、電源回路で回生されることなく消費されることで、電源回路における消費電力が増大してしまう。
この点について、本願発明者は、後述の比較例で示すような、2つの独立したコイルとキャパシターにより構成される共振回路を電源回路として用い、その共振回路により電力回生を行う手法の開発を行っている。
しかしながら、この手法では、電源回路LSIの外付け部品としてコイルを2つ実装する必要があるため、実装面積が増大するという課題がある。例えば、断熱的論理回路での電力ロスに対して共振を持続するためには、電源回路を含む論理回路からなるLSI等と比較して同程度の実装面積をもつ高Q値のコイルが2つ必要となってしまう。
本発明の幾つかの態様によれば、実装面積を削減できる回路装置、電子機器及び電源回路等を提供できる。
本発明の一態様は、共振回路を有する電源回路と、論理回路と、を含み、前記共振回路は、第1のコイルと、前記第1のコイルとコア部を共有する第2のコイルと、を有し、前記論理回路は、前記共振回路により生成された電源電圧が供給されることで断熱的回路動作を行う回路装置に関係する。
本発明の一態様によれば、コア部を共有する第1のコイルと第2のコイルを有する共振回路により電源電圧が生成され、その電源電圧が論理回路に供給されて断熱的回路動作が行われる。これにより、回路装置の実装面積の削減等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記コア部は、柱状部を有し、前記第1のコイルは、前記柱状部に巻かれた第1の巻線により構成され、前記第2のコイルは、前記柱状部に巻かれた第2の巻線により構成されてもよい。
このようにすれば、第1の巻線と第2の巻線がコア部の柱状部に巻かれることで、第1のコイルと第2のコイルがコア部を共有できる。
また、本発明の一態様では、前記共振回路は、前記第1のコイルと、前記第2のコイルと、前記コア部と、を有するコイル部と、前記第1のコイルの一端側のノードと前記第2のコイルの一端側のノードとの間に設けられるキャパシターと、を有してもよい。
このようにすれば、コア部を共有する第1のコイルと第2のコイルと、キャパシターとにより共振回路を構成できる。
また、本発明の一態様では、前記コア部は、1つのコアを有し、前記第1のコイルと前記第2のコイルは、前記1つのコアを共有してもよい。
このようにすれば、第1のコイルと第2のコイルが、コア部として1つのコアを共有することができる。但し、本発明では、コア部が複数のコアを含み、第1のコイルと第2のコイルが、その複数のコアが組み合わされたコア部を共有してもよい。
また、本発明の一態様では、前記電源回路は、前記第1のコイルの一端側のノードからの第1の電源電圧と、前記第2のコイルの一端側のノードからの第2の電源電圧を、前記電源電圧として前記論理回路に供給し、前記論理回路は、前記第1の電源電圧と前記第2の電圧が供給されることで前記断熱的回路動作を行ってもよい。
このようにすれば、第1のコイルの一端側のノードから第1の電源電圧を供給し、第2のコイルの一端側のノードから第2の電源電圧を供給できる。
また、本発明の一態様では、前記電源回路が供給する前記第1の電源電圧は、第1の基準電圧を基準電圧として周期的に変化し、前記電源回路が供給する前記第2の電源電圧は、第2の基準電圧を基準電圧として周期的に変化し、前記電源回路は、前記第1の電源電圧と前記第2の電源電圧の電圧差が小さくなっていく第1の期間と大きくなっていく第2の期間を繰り返す前記第1の電源電圧と前記第2の電源電圧を前記共振回路により供給してもよい。
また、本発明の一態様では、前記第2の電源電圧は、前記第1の電源電圧の第1極大値と、前記第1極大値に続く第2極大値の間の期間に極大値となり、前記第1の電源電圧の第1極小値と、前記第1極小値に続く第2極小値の間の期間に極小値となってもよい。
このようにすれば、電圧差が小さくなっていく第1の期間と大きくなっていく第2の期間を周期的に繰り返す第1の電源電圧と第2の電源電圧が共振により供給される。または、第1の電源電圧の極大値の間の期間に極大値となり、第1の電源電圧の極小値の間の期間に極小値となる第2の電源電圧が共振により供給される。これにより、共振回路による電力回生等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記論理回路には、前記第2の期間にエッジを有する入力信号が、入力されてもよい。
このようにすれば、第1の電源電圧と第2の電源電圧の電圧差が大きくなっていく第2の期間にエッジを有する入力信号が、入力されることで、論理回路が断熱的回路動作を行うことができる。
また、本発明の一態様では、前記電源回路が供給する前記第1の電源電圧は、第1の基準電圧を基準電圧とする正弦波であり、前記電源回路が供給する前記第2の電源電圧は、第2の基準電圧を基準電圧とする、前記第1の電源電圧と逆相の正弦波であってもよい。
このようにすれば、電圧差が小さくなっていく第1の期間と大きくなっていく第2の期間を繰り返す第1の電源電圧と第2の電源電圧を供給できる。
また、本発明の一態様では、前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧は、異なる基準電圧であってもよい。
このようにすれば、異なる基準電圧を基準電圧として周期的に変化する第1の電源電圧と第2の電源電圧を論理回路に供給できる。
また、本発明の一態様では、前記電源回路は、前記第1のコイルの一端側のノードからの第1の電源電圧と、前記第2のコイルの一端側のノードからの第2の電源電圧を、前記電源電圧として前記論理回路に供給し、前記第2のコイルの一端側のノードに発振継続用のトランジスターが設けられてもよい。
このようにすれば、第2のコイルの一端側のノードに発振継続用のトランジスターが設けられることで、共振回路の発振継続を制御できる。
また、本発明の一態様では、前記第1のコイルの他端側のノードに第1の基準電圧が供給され、前記第2のコイルの他端側のノードに第2の基準電圧が供給され、前記第2の基準電圧は、前記第1の基準電圧より低い電圧であってもよい。
このようにすれば、第1の基準電圧より低い第2の基準電圧が供給される第2のコイルの他端側のノードに、発振継続用のトランジスターを設けることができる。
また、本発明の一態様では、前記電源回路が供給する前記第1の電源電圧は、前記第1の基準電圧を基準電圧として周期的に変化し、前記電源回路が供給する前記第2の電源電圧は、前記第2の基準電圧を基準電圧として周期的に変化し、前記発振継続用のトランジスターのゲート電極には、前記第1の電源電圧及び前記第2の電源電圧の周期のn倍(nは1以上の整数)の周期のパルス電圧が入力されてもよい。
このようにすれば、発振継続用のトランジスターのゲート電極に、第1の電源電圧及び第2の電源電圧の周期のn倍の周期のパルス電圧が入力されることで、共振回路の発振継続の制御を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、上記のいずれかに記載の回路装置を含む電子機器に関係する。
また、本発明の他の態様は、コイル部と、キャパシターと、を有する共振回路を含み、前記コイル部は、第1のコイルと、前記第1のコイルとコアを共有する第2のコイルと、を有し、前記共振回路は、前記コイル部と前記キャパシターの共振により電源電圧を供給する電源回路に関係する。
共振回路の比較例。 比較例の共振回路を含む電源回路の実装例。 本実施形態の共振回路の構成例。 巻線の巻方向についての説明図。 本実施形態の電源回路の実装例。 図6(A)〜図6(C)は、トランスの構成例。 回路装置の構成例。 断熱的論理回路の詳細な構成例。 電源回路の詳細な構成例。 本実施形態の電圧波形例。 共振回路の第1の詳細な構成例。 共振回路の第2の詳細な構成例。 共振回路の第3の詳細な構成例。 共振回路の第4の詳細な構成例。 図15(A)〜図15(C)は、発振制御の電圧波形例及び電流波形例。 基準電圧生成回路の詳細な構成例。 電子機器の構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.比較例
本実施形態では、電源回路が断熱的論理回路に電源電圧を供給し、電源回路は共振回路により電力回生を行う(例えば図7で後述の電源回路100)。このとき、上述のように、2つのコイルとキャパシターにより構成される共振回路により電力回生すると、2つのコイルにより実装面積が増大するという課題がある。この点について、図1、図2に示す本実施形態の比較例を用いて説明する。
図1に、電源回路に用いられる共振回路の比較例を示す。この共振回路は、コイルL1’、L2’(インダクター)、キャパシターC’を含む。そして、この共振回路は、コイルL1’、L2’とキャパシターC’の共振により、キャパシターC’の両端のノードNVP、NVMから逆相の正弦波の電源電圧VP、VMを出力する。例えば、この共振回路を図9に示す共振回路120に適用した場合、図10に示す電源電圧VP、VMを出力する。
図2に、上記比較例の共振回路を含む電源回路の実装例を示す。図2に示すように、電源回路LSI(広義には、電源回路等を集積した集積回路装置)とコイルIND1、IND2が回路基板に実装される。電源回路LSIは、例えば共振回路のキャパシターC’や、基準電圧生成回路、発振制御回路、論理回路を含む。コイルIND1、IND2は、上述のコイルL1’、L2’に対応する外付け部品であり、例えばフェライトコアと巻線により構成される。
このように、上記比較例では2つのコイルIND1、IND2を実装する必要があり、コイルIND1、IND2により実装面積が増大するという課題がある。例えば、コイルIND1、IND2が低Q値である場合、共振を維持するための電力が大きくなり、低電力化の目的が果たせなくなる。そのため、断面積の大きい巻線を使って内部抵抗を小さくした高Q値のコイルを用いる必要があり、巻線の断面積の増大によりコイルIND1、IND2の実装面積が増大してしまう。例えば、断熱的論理回路の電源回路の場合、各コイルIND1、IND2は、電源回路LSIより大きな実装面積となる。
2.本実施形態の構成例
そこで、本実施形態では、相互誘導のあるコイルを用いて共振回路を構成することで電源回路の実装面積を削減する。図3〜図5を用いて、この本実施形態の構成例について説明する。
図3に、本実施形態の共振回路の構成例を示す。この共振回路は、トランスLT(広義には相互誘導のあるコイル)、キャパシターCを含む。そして、トランスLTは、第1のコイルL1(1次側コイル、第1のインダクター)、第2のコイルL2(2次側コイル、第2のインダクター)を含む。この共振回路は、例えば図9で後述する電源回路の共振回路120に適用される。なお、以下では便宜的に、コイルL1、L2をトランスLTと呼ぶが、本実施形態では、コイルL1、L2はトランスである必要はなく、コイルL1、L2の間に相互誘導があればよい。
図3に示すように、コイルL1は、ノードNG1とノードNVPとの間に設けられ、コイルL2は、ノードNG2とノードNVMとの間に設けられる。キャパシターCは、ノードNVPとノードNVMとの間に設けられる。そして、この共振回路は、コイルL1、L2とキャパシターCの共振により、ノードNVPから第1の電源電圧VPを出力し、ノードNVMから第2の電源電圧VMを出力する。例えば、図10等で後述するように、電源電圧VP、VMは基準電圧の異なる逆相の正弦波である。そして、図7等で後述のように、この電源電圧VP、VMは、断熱的論理回路の電源電圧VP、VMとして用いられる。
ここで、コイルL1、L2に付されたドットは、コイルの極性を表す。図4に示すように、コイルL1とL2はコアFR(広義にはコア部、磁心)を共有する。そして、2つのコイルのドットの付された端子に流れる電流の方向が、2つのコイルの磁束が加算される方向になっている。
図5に、上記共振回路を含む本実施形態の回路装置の実装例を示す。図5に示すように、本実施形態では、電源回路LSI(広義には、電源回路等を集積した集積回路装置)とトランスTRNが回路基板に実装される。電源回路LSIは、共振回路のキャパシターCや、ノードNG1とNG2に基準電圧を供給する基準電圧生成回路や、電源回路の励振と発振振幅を制御する発振制御回路や、断熱的論理回路を含む。トランスTRNは、上述のトランスLTに対応する外付け部品であり、例えばフェライトコアと2つの巻線により構成される。
このように、本実施形態の共振回路ではトランスを独立した2つのコイルの代替として用いるため、外付けの実装部品をトランスTRNの1つにできる。そのため、図2等に示す2つのコイルIND1、ICD2を実装する比較例に比べて、実装面積を削減できる。
さて、本実施形態は、2つのコイルの間に相互誘導がある点で上述の比較例と異なる。本実施形態では、この相互誘導を利用して、トランスTRNの体積をコイルIND1、IND2の1個分の体積とほぼ同等にすることができる。この点について、具体的に説明する。
まず、本実施形態の共振回路の共振周波数とQ値を求める。図3に示すように、コイルL1、L2の起電力をv1、v2、電流をi1、i2、抵抗値をr1、r2、インダクタンスをL1、L2、相互インダクタンスをMとする。また、キャパシターCの電流をi、キャパシタンスをCとする。ノードNG1、NG2の電圧をV1、V2とする。このとき、下式(1)〜(3)が成り立つ。ここで、下式(2)、(3)の式変形において、i=−i1=−i2を用いた。
Figure 0005509954
Figure 0005509954
Figure 0005509954
上式(2)、(3)を上式(1)に代入してv1、v2を消去し、時間tで1回微分して整理すると、下式(4)が成り立つ。下式(4)は振動の方程式であり、この振動の共振周波数ω0(共振角周波数)は下式(5)で表され、Q値Qは下式(6)で表される。ここで、下式(5)、(6)において、L=L1+L2=2M、r=r1+r2とした。なお、以下では、相互誘導の磁束漏れが無く、L=L1+L2=2Mが成り立つ場合を例に説明するが、後述するように、本実施形態では完全に磁束漏れが無い場合に限らない。
Figure 0005509954
Figure 0005509954
Figure 0005509954
次に、比較例の共振回路の共振周波数とQ値を求める。図1に示すように、比較例のコイルのインダクタンスをL1’、L2’とし、キャパシターのキャパシタンスをC’とする。コイルに相互誘導が無い場合、上式(5)、(6)においてM=0とすればよいため、共振周波数ω0’は下式(7)で表され、Q値Q’は下式(8)で表される。
Figure 0005509954
Figure 0005509954
上式(5)〜(8)において、ω0=ω0’、Q=Q’が成り立てば、本実施形態の共振回路と比較例の共振回路は等価と考えられる。この場合に、本実施形態と比較例のコイルの巻線の体積について考える。
まず、上式(5)、(7)においてω0=ω0’とすれば、2LC=L’C’が成り立つ。C=C’とすると、L=L’/2である。すなわち、相互誘導がある場合のコイルのインダクタンスは、相互誘導が無い場合のコイルのインダクタンスの1/2でよいことになる。
次に、上式(6)、(8)において、Q=Q’、L=L’/2とすれば、r=r’となる。すなわち、コイルの抵抗値を同じにすれば、同じQ値の共振回路を実現できることになる。
以上より、巻線の線材の長さについては以下のことが言える。2つのコイルのインダクタンスが等しいと仮定すると、L1=L2=L/2、L1’=L2’=L’/2が成り立つ。そうすると、L=L’/2からL1=L1’/2が成り立つ。インダクタンスは巻数の二乗に比例することから、コイルL1の巻数は、コイルL1’の巻数の1/√2となり、コイルL1の線材の長さは、コイルL1’の線材の長さの1/√2となる。
次に、巻線の線材の断面積については以下のことが言える。2つのコイルの抵抗値が等しいと仮定すると、r1=r2=r/2、r1’=r2’=r’/2が成り立つ。そうすると、r=r’からr1=r1’が成り立つ。上述のように線材の長さが1/√2であるから、コイルL1の線材の断面積は、コイルL1’の線材の断面積の1/√2となる。
線材の長さ、断面積ともに1/√2であることから、コイルL1の巻線の体積は、コイルL1’の巻線の体積の1/2となる。同様に、コイルL2の巻線の体積は、コイルL2’の巻線の体積の1/2である。すなわち、本実施形態のトランスの巻線の体積は、比較例のコイルL1’またはL2’の1個分の体積でよいことになる。例えば図6(A)等に示すように、トランスのフェライトコア(磁心)は1個でよいため、このフェライトコアの大きさも、比較例のコイルのフェライトコア1個分の大きさとほぼ同じでよい。
このように、本実施形態の共振回路を比較例の共振回路と等価に構成した場合、本実施形態のトランスの体積を比較例のコイル1個分の体積とほぼ同じにでき、実装面積を削減できる。一般的に、トランスは変圧に用いるものであり、相互誘導があることからインダクターとして用いることは少ないと考えられる。しかしながら、上述のように、本実施形態ではトランスの相互インダクタンスを積極的に用いることで、コイルの体積を削減することができる。
なお、上記では、自己インダクタンスがL1=L2であり、且つ相互誘導の磁束漏れが無い場合について説明した。一般的には、相互インダクタンスMと自己インダクタンスL1、L2には、M=kL1・L2の関係式がある。ここで、kは相互誘導の結合係数であり、0≦k≦1である。上記では、この関係式においてL1=L2、k=1とし、M=L1=L2、L=L1+L2=2Mが成り立つ場合について説明した。但し、本実施形態では、k=1に限定されず、コイルL1とL2に相互誘導があり、0<k≦1であればよい。上述のトランスの体積削減の効果を得るためには、k≧0.9であることが望ましい。また、本実施形態では、L1=L2に限定されず、L1=L2でなくともよい。L1=L2の場合には、電源電圧VP、VMは振幅の等しい正弦波となり、L1=L2でない場合には、電源電圧VP、VMは振幅の異なる正弦波となる。
さて、比較例で上述のように、2つのコイルとキャパシターにより構成される共振回路により断熱的論理回路の電力回生を行う場合、2つのコイルを回路基板に実装する必要があるという課題がある。
この点、本実施形態の回路装置は、図7等に示すように電源回路100と断熱的論理回路200(広義には論理回路)を含む。そして、図9等に示すように、電源回路100は共振回路120を含む。図3等に示すように、共振回路120は、コア部(磁心)を共有する第1のコイルL1と第2のコイルL2を有する。そして、断熱的論理回路200は、共振回路120により生成された電源電圧VP、VMが供給されることで断熱的回路動作を行う。
これにより、コイルL1、L2がコアを共有することで相互誘導が生じ、その相互インダクタンスMにより実装面積を削減できる。具体的には、図3等に示すように、トランスLTの一次側をコイルL1とし、二次側をコイルL2とすることで、コイルL1、L2を1つのトランスLTで実現できる。また、トランスの巻線の体積を、相互誘導が無い場合のコイル1個分の巻線の体積と同じにできるため、比較例のコイル1個分とほぼ同じ実装面積でトランスを実装できる。
また、本実施形態では、共振回路は、トランスLT(広義にはコイル部)とキャパシターCを有する。そして、トランスLTは、第1のコイルL1と、第2のコイルL2と、コア部を有する。キャパシターCは、第1のコイルL1の一端側のノードNVPと第2のコイルL2の一端側のノードNVMとの間に設けられる。
このようにすれば、相互誘導のある2つのコイルL1、L2とキャパシターCにより共振回路を構成できる。そして、ノードNVP、NVMから電源電圧VP、VMを出力し、断熱的論理回路200に供給できる。
また、本実施形態では、コア部は1つのコアを有する。そして、第1のコイルL1と第2のコイルL2は、その1つのコアを共有する。
このように、コイルL1、L2が1つのコアを共有することで、コイルL1、L2の間に相互誘導を生じさせることができる。
なお、本実施形態では、コア部が1つのコアで形成される場合に限定されず、複数の部材により構成されてもよい。すなわち、コイルL1、L2がコア部を共有するとは、コイルL1、L2が実質的にコアを共有していればよいことを意味する。具体的には、一体に形成されたコアに2つの巻線が巻かれて物理的にコアが共有されている場合だけでなく、別体に形成されたコアを接触させてコア部を構成し、磁気回路が形成されることでコアを共有してもよい。例えば、図6(A)等に示すように、コア部がコア本体部520とコア蓋部500により構成されてもよい。
また、本実施形態では、図6(A)等に示すように、コア部は柱状部540を有する。そして、第1のコイルL1は、柱状部540に巻かれた第1の巻線COIL1により構成され、第2のコイルL2は、柱状部540に巻かれた第2の巻線COIL2により構成される。
このようにすれば、コイルL1、L2とコア部によりトランスLT(コイル部)を構成できる。そして、コイルL1、L2を縦に(同軸上に)スタックして設けることができるため、コイル1個分の実装面積でトランスLTを構成できる。
なお、本実施形態のトランスは、図6(A)に示す構成に限定されず、他の形状のコアに巻線が巻かれて構成されてもよい。例えば、図4で上述のように、環状のコアに2つの巻線が巻かれて構成されてもよい。
3.トランス
図6(A)〜(C)に、比較例のコイル1個分の体積とほぼ同じ体積で構成できるトランス(コイル部)の構成例を示す。図6(A)は、トランスの組み立て図であり、図6(B)は、トランスの平面図であり、図6(C)は、トランスの正面図である。
図6(A)に示すように、本実施形態のトランスは、コア蓋部500、ホビン510、コア本体部520、第1の巻線COIL1、第2の巻線COIL2を含む。
コア本体部520は、第1〜第4の支持部531〜534、柱状部540、底部550により構成される。支持部531〜534は、四角形平板状の底部550の4角に設けられる。柱状部540は、底部550の中央部(支持部531〜534の内側)に設けられ、例えば円柱状に形成される。
ホビン510は、巻線COIL1、COIL2を巻き付けるためのものである。ホビン510は、中空円柱の上面と底面が環状平板状に形成された形状である。例えば、巻線COIL1とCOIL2は、同じ断面積と長さの線材でホビン510に密に巻かれ、COIL2は、COIL1の上側に巻かれる。ここで、上側とは、回路基板に実装された場合に回路基板から離れていく方向をいう。
コア蓋部500は、四角形平板状に形成される。コア蓋部500とコア本体部は、フェライト等の磁性体により形成され、コア蓋部500とコア本体部が組み合わされることでトランスのコア部(磁心)を構成する。
図6(B)図6(C)に示すように、トランスの完成体では、巻線COIL1の端子TM1と巻線COIL2の端子TM2が、コア本体部520の側面に露出する。
4.回路装置
図7に、上述の共振回路が適用される本実施形態の回路装置の構成例を示す。この回路装置は、電源回路100、断熱的論理回路200(断熱回路。広義には、論理回路)を含む。なお、本実施形態はこの構成例に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を追加する等の種々の変形実施が可能である。
電源回路100は、第1の電源電圧VP(第1の電源クロック、高電圧側電源電圧)と第2の電源電圧VM(第2の電源クロック、低電圧側電源電圧)を断熱的論理回路に対して供給する。この電源電圧VP、VMは、断熱的論理回路が断熱的回路動作(断熱動作)を行うためのものであり、時間的に変化する電圧である。
より具体的には、電源電圧VP、VMは、異なる基準電圧を基準として周期的に電圧が変化する電圧であり、共振回路(例えばLC共振回路)により生成される。例えば、電源回路100は、クロックCKに基づく周波数(例えばCKと同一周波数)の電源電圧VP、VMを生成する。ここで、クロックCKは、図示しない制御回路等から入力される。あるいは、電源回路100が、図示しないクロック生成回路を含み、そのクロック生成回路からクロックCKが供給されてもよい。自励発振回路により電源電圧VP、VMが生成される場合には、その自励発振回路がクロックCKを生成してもよい。例えば、このクロックCKは、図15等で後述するパルス生成回路VGFに用いられる。
断熱的論理回路200は、電源回路100からの電源電圧VP、VMを受けて、断熱的回路動作を行う。具体的には、断熱的論理回路200は、論理回路のトランジスターのオン抵抗と負荷容量によって決まる時定数よりも十分長い周期(傾き)で変化する電源電圧を用い、論理回路における熱損失を抑制する断熱的充放電を行う。また、断熱的論理回路200は、論理回路の負荷容量(例えばゲート容量や配線容量)に充放電するチャージを、電力を蓄積して回生できる電源回路で回生することで低消費電力化を行う。
より具体的には、断熱的論理回路200の論理回路には、電源電圧VP、VMに同期した入力信号が入力される。例えば、断熱的論理回路200には、上述のクロックCKに同期した信号が入力される。この入力信号の周波数は、例えばクロックCKと同一の周波数や、クロックCKの周波数の整数分の1の周波数であり、例えば1MHz〜10kHzの範囲内の周波数である。
例えば、断熱的論理回路200は、インバーターやNAND回路、NOR回路等の論理ゲート(組み合わせ論理回路)により構成される。また、断熱的論理回路200は、フリップフロップ回路やラッチ回路等の保持回路(記憶回路)を含んでもよい。そして、論理ゲートと保持回路により順序回路が構成されてもよい。なお、断熱的論理回路200は、断熱的回路動作を行う回路のみで構成されてもよく、断熱的回路動作を行う回路と非断熱的回路動作(通常の論理回路動作、CMOS回路動作)を行う回路が混在して構成されてもよい。
5.断熱的論理回路、電源回路
図8〜図10を用いて、上記電源回路100と断熱的論理回路200の詳細な構成例について説明する。
図8に、断熱的論理回路200の詳細な構成例を示す。この構成例は、PMOSトランジスターPM1、PM2(広義には第1導電型トランジスター)、NMOSトランジスターNM1、NM2(広義には第2導電型トランジスター)を含む。なお、以下では、断熱的論理回路200に含まれることができる論理回路のうち、2段のインバーターを例に説明する。但し、本実施形態では、断熱的論理回路200が他の論理回路を含んでもよい。
具体的には、トランジスターPM1とNM1は前段のインバーターを構成し、トランジスターPM2とNM2は後段のインバーターを構成する。すなわち、トランジスターPM1、PM2のソース端子には、第1の電源供給ノードNVPが接続され、トランジスターNM1、NM2のソース端子には、第2の電源供給ノードNVMが接続される。トランジスターPM1、NM1のゲート端子には、入力ノードNVIが接続され、ドレイン端子には、出力ノードNQ1が接続される。トランジスターPM2、NM2のゲート端子には、出力ノードNQ1が接続され、ドレイン端子には、出力ノードNQ2が接続される。そして、電源供給ノードNVP、NVMには、電源回路100からの電源電圧VP、VMが供給される。入力ノードNVIには、入力信号VINが供給される。
なお、図8に示すように、トランジスターPM1、PM2のウェル(または、サブストレート)には、直流電圧VDD(第1の直流電圧)が供給され、トランジスターNM1、NM2のサブストレート(ウェル)には、グランド電圧VSS(第2の直流電圧)が供給される。あるいは、トランジスターPM1、PM2のウェル(バックゲート)には、電源電圧VPが供給されてもよく、トランジスターNM1、NM2のサブストレート(バックゲート)には、電源電圧VMが供給されてもよい。
図9に、電源回路100の詳細な構成例を示す。この構成例は、基準電圧生成回路110、共振回路120を含む。
基準電圧生成回路110は、第1の基準電圧VR1と、第1の基準電圧VR1とは電圧の異なる第2の基準電圧VR2を出力する。この基準電圧VR1、VR2は、周期的に変化する電源電圧VP、VMの基準となる電圧である。例えば、基準電圧生成回路110は、後述するチャージポンプ式の電圧発生回路で構成される。あるいは、基準電圧生成回路110は、ドライバーで構成されてもよい。そして、そのドライバーが、基準電圧VR1、VR2に対応するデューティーでハイレベル(VDD)とローレベル(VSS)を出力することで実効的に(実効値として)基準電圧VR1、VR2を生成してもよい。
共振回路120は、1つの共振回路の共振により第1の電源電圧VP及び第2の電源電圧VMを出力する。具体的には、電源電圧VP、VMは、正弦波、矩形波、台形波、三角波等が周期的に繰り返される電圧波形であり、第3の基準電圧(例えば(VR1+VR2)/2)を基準として線対称な電圧波形である。この共振回路120には、図3で上述の共振回路や、図11〜図14で後述の共振回路が適用される。
図10に、本実施形態の断熱的回路動作の電圧波形例を示す。なお以下では、説明を簡単にするために、VR1=3/4・VDDであり、VR2=1/4・VDDであり、VPとVMが正弦波であり、図8で上述のように断熱的論理回路200が2段のインバーターである場合を例に説明する。
図10のH1に示すように、電源電圧VPとして、3/4・VDDを基準(中心電圧)とする振幅1/4・VDDの正弦波が供給される。H2に示すように、電源電圧VMとして、1/4・VDDを基準とする振幅1/4・VDDの正弦波が供給される。この電源電圧VPの正弦波とVMの正弦波は、位相が180°異なっている(逆相である)。そして、H3に示すように、入力電圧VINとしてローレベル(VSS)が入力された場合には、H4に示すように、前段のインバーターの出力電圧VQ1として電源電圧VPが出力され、H5に示すように、後段のインバーターの出力電圧VQ2として電源電圧VMが出力される。一方、H6に示すように、入力電圧VINとしてハイレベル(VDD)が入力された場合には、H7に示すように、出力電圧VQ1として電源電圧VMが出力され、H8に示すように、出力電圧VQ2として電源電圧VPが出力される。
さて、断熱的論理回路には種々の手法が考えられるが、その手法によっては幾つかの課題がある。
例えば、断熱的論理回路の電源ラインに、論理回路の出力電圧をホールドするためのダイオードを設ける手法がある。しかしながら、この手法では、ダイオードの電圧ドロップによって、出力電圧のハイレベルがVDDまで上昇せず、出力電圧のローレベルがVSSまで下降しないという課題がある。
あるいは、電源回路にスイッチト・キャパシター回路を用い、階段状の電源電圧を断熱的論理回路に供給する手法がある。しかしながら、この手法では、断熱的論理回路から戻るチャージを完全には回生できないため、消費電力が増大するという課題がある。
この点、上記実施形態では、電源回路100は、第1の電源電圧VPと第2の電源電圧VMを断熱的論理回路200に供給する。具体的には、図3等に示すように、電源回路100は、第1のコイルL1の一端側のノードNVPからの第1の電源電圧VMと、第2のコイルL2の一端側のノードNVMからの第2の電源電圧VMを共振回路120により供給する。
より具体的には、第1の電源電圧VPは、第1の基準電圧VR1を基準電圧として周期的に変化し、第2の電源電圧VMは、第2の基準電圧VR2を基準電圧として周期的に変化する。そして、電源回路100は、電源電圧VPとVMの電圧差が小さくなっていく第1の期間T1と大きくなっていく第2の期間T2を繰り返す。ここで、図10に示すように、期間T1は、電源電圧VPとVMの差分電圧が最大値(例えばVDD)から最小値(例えば0V)まで変化する期間である。また、期間T2は、例えば電源電圧VPとVMの差分電圧が最小値(例えば0V)から最大値(例えばVDD)まで変化する期間である。
本実施形態によれば、電圧差が小さくなっていく第1の期間と大きくなっていく第2の期間を繰り返す電源電圧VP、VMが供給されることで、断熱的論理回路の断熱的回路動作を実現できる。また、共振により電源電圧VP、VMが供給されることで、電源回路による電力回生を行うことができる。
また、本実施形態では、第1の基準電圧VR1と第2の基準電圧VR2は、異なる基準電圧である。
このようにすれば、断熱的論理回路の電源供給ノードのダイオード(能動素子)を省略できる。すなわち、論理回路の出力ノードには、基準電圧VR1またはVR2を基準とする電源電圧が出力されるため、ダイオードが無くとも出力論理レベルを確定できる。
また、本実施形態では、図10に示すように、第1の電源電圧VPの第1極大値H11と、第1極大値H11に続く第2極大値H12との間の期間(例えばT3)に、第2の電源電圧VMが極大値H13となる。そして、第1の電源電圧VPの第1極小値H14と、第1極小値H14に続く第2極小値H15の間の期間(例えばT4)に、第2の電源電圧VMが極小値H16となる。
このようにすれば、期間T1(例えばH11からH14までの期間)において電源電圧VPとVMの電圧差が小さくなっていき、期間T2(例えばH14からH12までの期間)において電源電圧VPとVMの電圧差が大きくなっていく。
また、本実施形態では、断熱的論理回路200には、第2の期間T2にエッジを有する入力信号SINが入力される。
このようにすれば、チャージの回収期間(例えば図10に示すT1)にエッジが入力されないため、電力ロスを小さくできる。
より具体的には、断熱的論理回路200には、第1の電源電圧VPと第2の電源電圧VMの電圧差が最小となるタイミングにエッジを有する入力信号が入力される。
このようにすれば、入力信号の論理レベルが変化した際に出力電圧が変化しないため、断熱的論理回路の断熱的回路動作を実現できる。例えば、図10のH9に示すように、電源電圧VPとVMの電圧差が最小(VP=VM=VDD/2)となるタイミングで、H10に示すように、入力電圧VIAが変化する。そのため、H11に示すように、出力ノードNQ1の電圧が滑らかに変化し、論理回路が断熱的に動作できる。
なお、本実施形態では、断熱的論理回路200には、電源電圧VPとVMの最小電圧差が所定の電圧(例えば、VR1−VR2)より小さい期間にエッジを有する入力信号が、入力されてもよい。
6.共振回路の詳細な構成例
図11〜図14に、トランスとキャパシターにより構成される共振回路の詳細な構成例を示す。
図11に、共振回路の第1の詳細な構成例を示す。この共振回路は、第1の基準電圧生成回路RG1、第2の基準電圧生成回路RG2、トランスLT、キャパシターC、N型トランジスターMA(広義には第1導電型トランジスター)、キャパシターCA、抵抗素子RA、バイアス電圧生成回路RGAを含む。なお以下では、図3等で説明した構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
トランジスターMA、キャパシターCA、抵抗素子RA、バイアス電圧生成回路RGAは、共振回路の励振制御及び発振振幅制御を行う。具体的には、バイアス電圧生成回路RGAが、所定閾値より高い電圧から低い電圧に出力電圧を変化させると、トランジスターMAの相互コンダクタンスgmは大きな値から小さな値に変化する。そして、バイアス電圧生成回路RGAの電圧を制御して、トランスLTとキャパシターCAと抵抗素子RAによりトランジスターMAのゲート電圧に適当な帰還をかけ、発振継続させる。
図12に、共振回路の第2の詳細な構成例を示す。この共振回路は、第1の基準電圧生成回路RG1、第2の基準電圧生成回路RG2、トランスLT、キャパシターC、N型トランジスターMB、キャパシターCB、抵抗素子RB、バイアス電圧生成回路RGBを含む。
第1の詳細な構成例と同様に、トランジスターMB、キャパシターCB、抵抗素子RB、バイアス電圧生成回路RGBが、共振回路の励振制御及び発振振幅制御を行う。この第2の詳細な構成例は、基準電圧が1/4・VDDである第2の出力電圧VM側のコイルL2が駆動される点で、第1の詳細な構成例と異なる。
図13に、共振回路の第3の詳細な構成例を示す。この共振回路は、第1の基準電圧生成回路RG1、第2の基準電圧生成回路RG2、トランスLT、キャパシターC、第1、第2のN型トランジスターME1、ME2、第1、第2のキャパシターCE1、CE2、第1、第2の抵抗素子RE1、RE2、バイアス電圧生成回路RGEを含む。
トランジスターME1、ME2、キャパシターCE1、CE2、抵抗素子RE1、RE2、バイアス電圧生成回路RGEは、マルチバイブレーターを構成し、自励発振する。具体的には、トランジスターME1、キャパシターCE1、抵抗素子RE1による帰還と、トランジスターME2、キャパシターCE2、抵抗素子RE2による帰還がクロスカップリングされる。そして、トランジスターME1とME2が交互にドレイン電流を駆動することで、発振を行う。
図14に、共振回路の第4の詳細な構成例を示す。この共振回路は、第1の基準電圧生成回路RG1、第2の基準電圧生成回路RG2、トランスLT、キャパシターC、N型トランジスターMF、パルス電圧生成回路VGFを含む。
この第4の詳細な構成例では、トランジスターMF、パルス電圧生成回路VGFが、励振制御や発振継続制御、発振振幅制御を行う。具体的には、図15(A)に示すように、パルス電圧生成回路VGFが、共振回路の共振周期と同じ周期のパルス電圧を出力する。図15(B)に示すように、トランジスターMFが、そのパルス電圧を受けてパルス状のドレイン電流を出力し、コイルL2を駆動する。そして、図15(C)に示すように、正弦波の出力電圧VP、VMが出力される。
発振継続時には、上記パルス状のドレイン電流により、電源回路100や断熱的論理回路200の電力ロスが補われる。すなわち、上記パルス電圧として、電源回路100や断熱的論理回路200の電力ロスを補うために必要なパルス幅の電圧が供給される。発振の立ち上げ時には、例えば発振継続時のパルス幅よりも広い幅のパルス電圧が供給される。
なお、図15(A)〜図15(C)では、パルス電圧の周期が共振回路の共振周期と同じ場合について説明したが、本実施形態では、パルス電圧の周期が共振回路の共振周期の2以上の整数倍であってもよい。
以上の本実施形態では、第2のコイルL2の一端側のノードNVMに発振継続用のトランジスター(例えば、図12に示すMB、図14に示すMF)が設けられる。
このようにすれば、発振継続用のトランジスターが、そのドレイン電流によりコイルL2を駆動することで、共振回路の発振を継続する制御を行うことができる。
また、本実施形態では、第1のコイルL1の他端側のノードNG1に第1の基準電圧VR1=3/4・VDDが供給され、第2のコイルL2の他端側のノードNG2に第2の基準電圧VR2=1/4・VDDが供給される。第2の基準電圧VR2は、第1の基準電圧VR1より低い電圧である。
このようにすれば、出力電圧VP、VMの振幅制御を容易にできる。すなわち、発振継続用のトランジスターを第1の基準電圧VR1側に設けた場合、発振継続用のトランジスターがオンすると、出力電圧VPが下限電圧VDD/2を下回る可能性がある。一方、発振継続用のトランジスターを第2の基準電圧VR2側に設けた場合、発振継続用のトランジスターがオンしても、出力電圧VMが下限電圧VSSを下回らないため、発振振幅の制御が容易になる。
また、本実施形態では、図14等に示すように、発振継続用のトランジスターMFのゲート電極には、電源電圧VP及びVMの周期のn倍(nは1以上の整数)の周期のパルス電圧が入力される。
このようにすれば、発振継続用のトランジスターMFにパルス状のドレイン電流が流れ、そのドレイン電流によりコイルL2が駆動されることで、発振継続を制御できる。また、パルス電圧がゲート電極に印加されることで、トランジスターMFがスイッチング動作を行う。これにより、帰還回路等によりゲート電極に中間電圧が印加され、アナログ的に発振制御される場合に比べて、発振制御の消費電力を抑制できる。
ここで、パルス電圧(パルス電流)とは、矩形波やピーク状の電圧波形(電流波形)であり、例えばハイアクティブの場合にハイレベルのデューティーが0.5より小さい電圧波形である。発振継続時には、電力ロス分を補うためのパルス幅でよいため、さらにデューティーが小さい電圧波形でよい。例えば、デューティー0.1や、さらに小さいデューティーの電圧波形でよい。
7.基準電圧生成回路
図16に、基準電圧VR1=3/4・VDD、VR2=1/4・VDDを出力するチャージポンプ式の基準電圧生成回路の詳細な構成例を示す。この構成例は、PMOSトランジスターPMD1〜PMD11(広義には第1導電型トランジスター)、NMOSトランジスターNMD1〜NMD4(広義には第2導電型トランジスター)、キャパシターCD1〜CD6、CQ1〜CQ3を含む。なお以下では、説明を簡単にするために、キャパシターの容量値がCD1=CD2、CD3=CD4、CD5=CD6である場合を例に説明する。
この基準電圧生成回路には、図示しない制御回路等からのクロックP1、P2、N1、N2が供給される。クロックP1とP2は逆相の(論理レベルが反転した)クロックであ
る。また、クロックN1、N2は、例えばクロックP2、P1と同一のクロックである。
そして、クロックP1がローレベルのときトランジスターPMD1、PMD2がオンされ、トランジスターPMD3、PMD4、NMD1がオフされる。このとき、キャパシターCD1、CD2は、VDDとVSSの間でチャージされる。クロックP1がハイレベルのとき、PMD1、PMD2がオフされ、PMD3、PMD4、NMD1がオンされ、キャパシターCD1、CD2とCQ1との間でチャージ分配される。そして、ノードNQD1に電圧VQD1=1/2・VDDが出力される。
同様に、キャパシターCD3とCD4が、VDDと1/2・VDDの間でチャージされ、キャパシターCD3、CD4とCQ2との間でチャージ分配されることで、ノードNQD2に基準電圧VQD2=3/4・VDDが出力される。また、キャパシターCD5とCD6が、1/2・VDDとVSSの間でチャージされ、キャパシターCD5、CD6とCQ3との間でチャージ分配されることで、ノードNQD3に基準電圧VQD3=1/4・VDDが出力される。
8.電子機器
図17に、本実施形態の回路装置が適用できる電子機器の構成例を示す。この電子機器は、集積回路装置400、マイクロコントローラー410(ホスト、回路装置)、アンテナ430、センサー440、検出回路450、A/D変換器460(A/D変換回路)、記憶部470、操作部480を含む。本実施形態の電子機器の適用例としては、例えば、温度・湿度計、脈拍計、歩数計等を想定できる。
センサー440は、例えば温度センサー、湿度センサー、ジャイロセンサー、加速度センサー、フォトセンサー、圧力センサー等の電子機器の用途に応じたセンサーで構成される。検出回路450は、センサー440からの出力信号(センサー信号)を増幅し、フィルターによりノイズを除去する。A/D変換器460は、増幅された信号をデジタル信号に変換して集積回路装置400へ出力する。集積回路装置400は、センサー440からの出力信号を処理し、処理後の信号をアンテナ430から無線送信する。マイクロコントローラー410は、本実施例の電源回路を含み、断熱的論理回路等で構成され、デジタル信号処理を行ったり、記憶部470に記憶された設定情報や操作部480からの信号に基づいて電子機器の制御処理を行う。マイクロコントローラー410は、本電子機器のデジタル処理の主要部分であり、断熱的論理回路方式により、低電力化が図られる。記憶部470は、例えばフラッシュメモリーなどで構成され、設定情報や検出したデータ等を記憶する。操作部480は、例えばキーパッド等で構成され、ユーザーが電子機器を操作するために用いられる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語(コイル部、第1の直流電圧、第2の直流電圧等)と共に記載された用語(トランス、VDD、VSS等)は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また共振回路、電源回路、断熱的論理回路、回路装置、電子機器等の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定に限定されず、種々の変形実施が可能である。
100 電源回路、110 基準電圧生成回路、120 共振回路、
200 断熱的論理回路、400 集積回路装置、410 マイクロコントローラー、
430 アンテナ、440 センサー、450 検出回路、460 A/D変換器、
470 記憶部、480 操作部、
500 コア蓋部、510 ホビン、520 コア本体部、531〜534 支持部、
540 柱状部、550 底部、
C キャパシター、CK クロック、COIL1 第1の巻線、
COIL2 第2の巻線、FR コア、L1 第1のコイル、L2 第2のコイル、
LSI 電源回路、LT トランス、M 相互インダクタンス、
ω0,ω0’ 共振周波数、Q,Q’ Q値、RG1 第1の基準電圧生成回路、
RG2 第2の基準電圧生成回路、SIN 入力信号、T1 第1の期間、
T2 第2の期間、VP 第1の電源電圧、VM 第2の電源電圧、
VR1 第1の基準電圧、VR2 第2の基準電圧

Claims (12)

  1. 共振回路を有する電源回路と、
    論理回路と、
    を含み、
    前記共振回路は、
    第1のコイルと、
    前記第1のコイルとコア部を共有する第2のコイルと、
    を有し、
    前記電源回路は、
    前記第1のコイルの一端側のノードからの第1の電源電圧と、前記第2のコイルの一端側のノードからの第2の電源電圧を、前記論理回路に供給し、
    前記第1のコイルの他端側のノードに第1の基準電圧が供給され、
    前記第2のコイルの他端側のノードに、前記第1の基準電圧より低い第2の基準電圧が供給され、
    前記論理回路は、
    前記共振回路により生成された前記第1の電源電圧及び前記第2の電源電圧が供給されることで断熱的回路動作を行うことを特徴とする回路装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1のコイルの一端側のノードまたは前記第2のコイルの一端側のノードに発振継続用のトランジスターが設けられることを特徴とする回路装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記電源回路が供給する前記第1の電源電圧は、
    前記第1の基準電圧を基準電圧として周期的に変化し、
    前記電源回路が供給する前記第2の電源電圧は、
    前記第2の基準電圧を基準電圧として周期的に変化し、
    前記発振継続用のトランジスターのゲート電極には、前記第1の電源電圧及び前記第2の電源電圧の周期のn倍(nは1以上の整数)の周期のパルス電圧が入力されることを特徴とする回路装置。
  4. 共振回路を有する電源回路と、
    論理回路と、
    を含み、
    前記共振回路は、
    第1のコイルと、
    前記第1のコイルとコア部を共有する第2のコイルと、
    を有し、
    前記電源回路は、
    前記第1のコイルの一端側のノードからの第1の電源電圧と、前記第2のコイルの一端側のノードからの第2の電源電圧を、前記論理回路に供給し、
    前記第1の電源電圧は、第1の基準電圧を基準電圧として周期的に変化し、
    前記第2の電源電圧は、前記第1の基準電圧とは異なる基準電圧である第2の基準電圧を基準電圧として周期的に変化し、
    前記論理回路は、
    前記共振回路により生成された前記第1の電源電圧及び前記第2の電源電圧が供給されることで断熱的回路動作を行うことを特徴とする回路装置。
  5. 請求項4において、
    前記電源回路は、
    前記第1の電源電圧と前記第2の電源電圧の電圧差が小さくなっていく第1の期間と大きくなっていく第2の期間を繰り返す前記第1の電源電圧と前記第2の電源電圧を前記共振回路により供給することを特徴とする回路装置。
  6. 請求項において、
    記第1の電源電圧と前記第2の電源電圧は、
    前記第1の電源電圧と前記第2の電源電圧の電圧差が小さくなっていく第1の期間と大きくなっていく第2の期間を繰り返し、
    前記第2の電源電圧は、
    前記第1の電源電圧の第1極大値と、前記第1極大値に続く第2極大値の間の期間に極大値となり、前記第1の電源電圧の第1極小値と、前記第1極小値に続く第2極小値の間の期間に極小値となることを特徴とする回路装置。
  7. 請求項4乃至6のいずれかにおいて、
    前記論理回路には、
    前記第2の期間にエッジを有する入力信号が、入力されることを特徴とする回路装置。
  8. 請求項において、
    前記電源回路が供給する前記第1の電源電圧は、
    前記第1の基準電圧を基準電圧とする正弦波であり、
    前記電源回路が供給する前記第2の電源電圧は、
    前記第2の基準電圧を基準電圧とする、前記第1の電源電圧と逆相の正弦波であることを特徴とする回路装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    前記コア部は、
    柱状部を有し、
    前記第1のコイルは、
    前記柱状部に巻かれた第1の巻線により構成され、
    前記第2のコイルは、
    前記柱状部に巻かれた第2の巻線により構成されることを特徴とする回路装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    前記共振回路は、
    前記第1のコイルと、前記第2のコイルと、前記コア部と、を有するコイル部と、
    前記第1のコイルの一端側のノードと前記第2のコイルの一端側のノードとの間に設けられるキャパシターと、
    を有することを特徴とする回路装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記コア部は、
    1つのコアを有し、
    前記第1のコイルと前記第2のコイルは、
    前記1つのコアを共有することを特徴とする回路装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の回路装置を含むことを特徴とする電子機器。
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