JP5505882B2 - 用紙供給装置、及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示する技術は、給紙カセット(収納空間)の直上に配置される用紙検出ユニットを備えている。この用紙検出ユニットは、回転軸、回転軸に軸支されたアクチュエータ、回転軸に配置される被検出部材、及び被検出部材の回転を検出する検出センサで構成されている。この特許文献1に開示する技術では、アクチュエータを回転して給紙カセットの用紙に当接させて、用紙残量に応じて回転される被検出部材を検出センサによって検出することで、給紙カセットの用紙残量を検出している。
この画像形成装置では、搬送ユニットの紙詰り処理において、下側搬送手段を上側搬送手段から離間させて、給紙カセット未装着の収納空間に移動させることで、紙詰り用紙の取り除き(除去)を可能にしている。
請求項3に係る発明は、前記収納空間に対峙して配置され、用紙を搬送する搬送ユニットを含んでおり、前記搬送ユニットは、前記搬送ユニットの上側搬送手段を構成する第1搬送手段と、前記搬送ユニットの下側搬送手段を構成する第2搬送手段及び第3搬送手段を備え、前記第2搬送手段は、前記装置本体の幅方向他端側であって前記収納空間の収納位置側に配置され、前記第1搬送手段との間に搬送経路を形成し、前記第3搬送手段は、前記装置本体の幅方向一端側に前記第2搬送手段に連続して配置され、前記第1搬送手段との間に搬送経路を形成するとともに、前記第1搬送手段から離間されて前記収納空間の位置まで移動可能であり、前記第3搬送ユニットが、前記第1搬送手段から離間されて前記収納空間の位置まで移動する時に、前記第2アクチュエータ手段に接触し、この接触に伴って、前記第2アクチュエータ手段が、前記第2付勢手段の付勢力に抗して前記第1アクチュエータ手段に対して相対回転することを特徴とする請求項2記載の用紙供給装置に関する。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3いずれかに記載の用紙供給装置を備えていることを特徴とする画像形成装置に関する。
請求項4に係る発明によれば、請求項1乃至3に係る発明の効果を奏することができる画像形成装置となる。
図1は本発明に係る用紙供給装置が配置される画像形成装置を示す概略図である。図2は図1の用紙収納手段及び用紙検出ユニットを示す斜視図である。図3は図1の用紙収納手段及び用紙検出ユニットを示す拡大側面図である。図4は図1の第2搬送手段及び用紙検出ユニットを示す拡大斜視図である。図5は図1の搬送ユニット及び用紙検出ユニットを示す要部拡大側面図である。図6は図1の第2搬送手段及び用紙検出ユニットを収納空間側から見た斜視図である。図7は図1の用紙検出ユニットを構成する各手段を示した分解斜視図である。図8は図1の用紙検出ユニットを示す図であって、用紙収納手段の未装着における状態を示す斜視図である。図9は図1の用紙検出ユニットを示す図であって、用紙収納手段を装着したときの状態を示す斜視図である。図10は図1の用紙検出ユニットを示す図であって、搬送ユニットの紙詰り処理における状態を示す斜視図である。図11は図1の搬送ユニット、及び用紙検出ユニットの構成を示す拡大図である。図12は図1の搬送ユニット、及び用紙検出ユニットの構成を示す図であって、紙詰り処理において、第3搬送手段を収納空間の処理位置まで回転移動させた状態を示す拡大図である。図13は図12の要部拡大断面図である。
本発明に係る用紙供給装置を備える画像形成装置について、図1〜図3、図11〜図13を参照して説明する。
また、搬送ユニット(3)は、図1及び図3に示すように、第1搬送手段(5)と、第2搬送手段(6)及び第3搬送手段(7)を備えている。
また、第3搬送手段(7)は、図11に示すように、ロックレバー(51)及びロック部材(52)によって第1搬送手段(5)に保持される。
この結果、搬送ユニット(3)は、図12及び図13に示すように、収納空間(Z)の処理位置(B)まで回転移動される。なお、第3搬送手段(7)は、図12及び図13に示すように、ガイド部材及びガイド溝(図示しない)によって回転移動が案内される。
また、給紙カセット(15)には、図2に示すように、取手(19)が形成されている。この取手(19)は、図2に示すように、給紙カセット(15)の一端(15A)に配置されている。
帯電器(22)は、図1に示すように、感光体ドラム(a)に接触して、帯電バイアスによって感光体ドラム(21)を負極性の電位に帯電する。また、クリーニングローラ(23)は、図1に示すように、感光体ドラム(a)に接触して、感光体ドラム(21)の残存トナーを除去する。
これら各現像ユニット(13M)、(13S)、(13Y)、(13B)の現像ローラ(26)は、図1に示すように、各感光体ユニット(21)の感光体ドラム(a)に各色のトナー(マゼンダ、シアン、イエロー、ブラック)を付着する。
これにより、マゼンダ用の感光体ユニット(21)の感光体ドラム(a)には、静電潜像に対してマゼンダトナー像が形成される。
この間、感光体ドラム(a)のマゼンダトナー像は、図1に示すように、一次転写ローラ(27)に印加される一次転写バイアスによって中間転写ベルト(24)に一次転写される。
この間、画像形成装置(X)は、図1に示すように、給紙カセット(15)の用紙をピックアップローラ(17)によって搬送経路(29)に送り出し、搬送経路(29)の下流側の中間転写ベルト(24)及び二次転写ローラ(28)間に搬送する。
また、給紙トレイ(10)から挿入(手差し)される用紙は、図1に示すように、搬送ユニット(3)によって搬送経路(29)まで搬送され、この搬送経路(29)から中間転写ベルト(24)及び二次転写ローラ(28)に搬送される。そして、用紙は、図1に示すように、中間転写ベルト(24)及び二次転写ローラ(28)でフルカラートナー像が転写され、定着部(14)でトナー像が定着されて、排出トレイ(HT)に排出される。
用紙検出ユニット(16)の具体的構成を、図2〜図8を参照して説明する。なお、図8において、コイルバネ(34)及び付勢手段(38:コイルバネ)を省略して示している。
また、図1〜図3において、給紙カセット(15)を収納空間(Z)の収納位置(A)側に向けて挿入すると、この挿入動作に基づいて、給紙カセット(15)は、図2及び図3に示すように、第1アクチュエータ手段(31)に当接して、第1アクチュエータ手段(31)を初期位置(C)から第2搬送手段(6)側の退避位置(D)まで回転させる。
また、コイルバネ(34)は、図7に示すように、第1アクチュエータ手段(32)が初期位置(C)に位置するように第1アクチュエータ手段(32)を付勢している。
また、回転軸体(35)には、図7及び図8に示すように、第2アクチュエータ手段(32)が装着されており、第2アクチュエータ手段(32)は回転軸体(35)に対して回転自在に配置されている。
検出手段(36)は、図6に示すように、第2アクチュエータ手段(32)が待機位置(E)に位置すると、被検出部材(39)によって検出センサ(40)の検出光を遮光している。これにより、検出手段(36)は、図6に示すように、回転軸体(35)に軸支される第2アクチュエータ手段(32)の位置を検出している。
この付勢手段(38)は、図7に示すように、第2アクチュエータ手段(32)が待機位置(E)に位置するように第2アクチュエータ手段(32)を付勢している。
この状態において、第2アクチュエータ手段(32)及び回転軸体(35)は、図7に示す付勢手段(38)によって一体化され、一体として回転される。
また、用紙検出ユニット(16)は、図7及び図8に示すように、第1アクチュエータ手段(31)が初期位置(C)の場合、付勢手段(38:コイルバネ)により回転軸体(35)を付勢することによって、第2アクチュエータ手段(32)を待機位置(E)に保持する。即ち、付勢手段(38)は、回転軸体(35)を付勢することによって、第2アクチュエータ手段(32)を待機位置(E)に保持している。
次に、用紙供給装置(Y)及び搬送ユニット(3)の具体的動作を、図1〜図13を参照して説明する。
なお、図8〜図10において、コイルバネ(34)及び付勢手段(38:コイルバネ)を省略して示している。
給紙カセット(15)を収納空間(A)に挿入して、装置本体(2)に装着する動作を説明する。なお、説明の便宜上、第1アクチュエータ手段(31)は、図4、図5及び図8に示すように、初期位置(C)に位置され、第2アクチュエータ手段(32)は、図4、図5及び図8に示すように、待機位置(F)に保持しているものとして説明する。
このとき、第2アクチュエータ手段(32)は、図7及び図8に示すように、付勢手段(38)の付勢力により、回転軸体(35)と一体化されている。従って、第2アクチュエータ手段(32)は、図8に示す待機位置(E)から図9に示す検出位置(F)側へ回転される。この回転は、第2アクチュエータ手段(32)の自重によって行われ、待機位置(E)から検出位置(F)側へ自然落下するように回転される。
給紙カセット(15)の用紙がなくなると、利用者は、図1及び図2に示すように、給紙カセット(15)を収納空間(Z)から引出して、装置本体(2)から取外す。これにより、給紙カセット(15)が未装着となる。
この給紙カセット(15)の取外し動作に基づいて、第1アクチュエータ手段(31)は、図7に示すコイルバネ(34)のバネ力(付勢力)によって、図9に示す退避位置(D)から図8に示す初期位置(B)側へ回転され、初期位置(B)に復帰される。
このとき、支持軸体(33)も、図9に示す退避位置(D)から図8に示す初期位置(B)側に回転され、第1突起部材(41)が回転軸体(35)の第2突起部材(43)に当接されるので、回転軸体(35)は、図9に示す検出位置(F)から図8に示す待機位置(E)側へ回転される。
そうすると、コイルバネ(34)は、第2アクチュエータ手段(35)を図9に示す検出位置(F)から図8に示す待機位置(E)まで復帰させるに十分なバネ力(付勢力)にすることが有用である。
画像形成装置(X)は、図1に示すように、搬送ユニット(3)の搬送経路(8)に紙が詰まると、利用者に紙詰りを報知する。
これにより、第2アクチュエータ手段(31)も、図9に示す検出位置(F)から図8に示す待機位置(E)に復帰され、付勢手段(38)による付勢力によって、回転軸体(35)と一体にされ、図8に示す待機位置(E)から図9に示す検出位置(F)側への回転が不能な状態にされている。
第3搬送手段(7)の接触によって、第2アクチュエータ手段(32)は、図12及び図13に示すように、待機位置(E)から検出位置(F)側へ回転されるような押付け力を第3搬送手段(7)から受けることになる。
このとき、回転軸体(35)は、図7及び図8に示すように、待機位置(E)から検出位置(F)側への回転が不能にされている。
このとき、第2アクチュエータ手段(32)も、図12及び図13に示すように、第3搬送手段(3)の回転移動に追従するように、図8及び図11に示す待機位置(E)、検出位置(F)から図10、図12及び図13に示す退避位置(J)まで回転移動されることになる。また、第2アクチュエータ手段(32)の回転により、付勢手段(38)は、第2アクチュエータ手段(32)を待機位置(E)側へ付勢するような付勢力(バネ力)を有する。
これにより、利用者は、第1搬送手段(5)又は第3搬送手段(7)に存在する紙詰り用紙を取り除く(除去)ことができる。
そして、第3搬送手段(7)を第1搬送手段(5)に押付けると、第3搬送手段(7)は、図11に示すように、ロック部材(52)によって第1搬送手段(5)にロックされて保持される。
そうすると、第1アクチュエータ手段(31)を付勢するコイルバネ(34:付勢手段)の付勢力(バネ力)は、付勢手段(38)の付勢力(バネ力)より大きくして、付勢手段(38)の付勢力の影響を受けることなく、第1アクチュエータ手段(31)を初期位置(C)に維持(保持)することが有用である。
また、回転軸体(35)の被検出部材(39)の回転角を十分に取れないときでも、回転軸体(35)に対して第2アクチュエータ手段(32)を回転させるので、被検出部材(39)が破損することもない。
Y 用紙供給装置
Z 収納空間
A 収納位置
C 初期位置
D 退避位置
E 待機位置
F 検出位置
J 退避位置
2 装置本体
3 搬送ユニット
5 第1搬送手段
6 第2搬送手段
7 第3搬送手段
15 用紙収納手段(給紙カセット)
16 用紙検出ユニット
31 第1アクチュエータ手段
32 第2アクチュエータ手段
35 回転軸体
36 検出手段
37 回転制限手段
38 付勢手段(コイルバネ)
Claims (4)
- 装置本体と、
前記装置本体に形成される収納空間と、
前記収納空間に向けて挿入動作することで前記装置本体に装着され、用紙を収納する用紙収納手段と、
前記装置本体に配置され、前記装置本体に装着される前記用紙収納手段の用紙残量を検出する用紙検出ユニットと、を備え、
前記用紙収納手段に収納されている用紙を前記装置本体内へ送り出す用紙供給装置であって、
前記用紙検出ユニットは、
前記用紙収納手段が前記収納空間に装着されていない状態で前記収納空間に突出した初期位置から、前記用紙収納手段の挿入動作に基づいて、前記収納空間から退避する退避位置まで回転される第1アクチュエータ手段と、
前記第1アクチュエータ手段を前記初期位置に付勢する第1付勢手段と、
用紙幅方向に延在し、前記第1アクチュエータ手段を前記装置本体に対して回動自在に支持する支持軸体と、
前記第1アクチュエータ手段の回転に連動し、前記第1アクチュエータ手段が初期位置にあるとき、前記収納空間から退避する待機位置にあり、前記第1アクチュエータ手段の退避位置への移動に伴い、前記収納空間に突出する検出位置に移動し、前記収納手段に収納された用紙の上面に当接する第2アクチュエータ手段と、
前記第2アクチュエータ手段の位置を検出する検出手段と、
前記装置本体に設けられ、前記支持軸体の軸線上に延在し、前記第2アクチュエータ手段を前記装置本体に対して回転自在に支持する回転軸体と、
前記支持軸体の端部に半径方向に突出する第1突起と、前記回転軸体の端部に半径方向に突出する第2突起を有し、前記第1突起と前記第2突起が、互いに係合して両軸体の相対回転を規制し、前記第1アクチュエータ手段と前記回転軸体との成す角を規定する回転制限手段と、
前記第2アクチュエータ手段と前記回転軸体の間に設けられ、前記第2アクチュエータ手段を前記回転軸体に対して一体回転可能に付勢する第2付勢手段とを含み、
前記第2アクチュエータ手段は、前記第2付勢手段の付勢力に抗して、前記回転軸体に対して相対回転可能である
ことを特徴とする用紙供給装置。 - 前記相対回転の方向が、前記第2アクチュエータ手段が前記待機位置側から前記検出位置側へと回転する方向であることを特徴とする請求項1記載の用紙供給装置。
- 前記収納空間に対峙して配置され、用紙を搬送する搬送ユニットを含んでおり、
前記搬送ユニットは、前記搬送ユニットの上側搬送手段を構成する第1搬送手段と、前記搬送ユニットの下側搬送手段を構成する第2搬送手段及び第3搬送手段を備え、
前記第2搬送手段は、前記装置本体の幅方向他端側であって前記収納空間の収納位置側に配置され、前記第1搬送手段との間に搬送経路を形成し、
前記第3搬送手段は、前記装置本体の幅方向一端側に前記第2搬送手段に連続して配置され、前記第1搬送手段との間に搬送経路を形成するとともに、前記第1搬送手段から離間されて前記収納空間の位置まで移動可能であり、
前記第3搬送ユニットが、前記第1搬送手段から離間されて前記収納空間の位置まで移動する時に、前記第2アクチュエータ手段に接触し、この接触に伴って、前記第2アクチュエータ手段が、前記第2付勢手段の付勢力に抗して前記第1アクチュエータ手段に対して相対回転することを特徴とする請求項2記載の用紙供給装置。 - 請求項1乃至3いずれかに記載の用紙供給装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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JP2010076259A JP5505882B2 (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | 用紙供給装置、及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010076259A Active JP5505882B2 (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | 用紙供給装置、及び画像形成装置 |
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2010
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