JP5499723B2 - 粒子観察装置 - Google Patents

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本発明は、移動する粒子を観察するための粒子観察装置に関する。
従来、流体の中で微細な粒子(例えば、1μm以下の粒子)を観察するための粒子観察装置及び方法が知られている。非特許文献1には、光源からの光を観察対象の粒子に照射して、粒子により散乱された光によって粒子の暗視野を観察する方法が開示されている。
木倉宏成 他1名、「マイクロスケール微粒子流動計測−暗視野法を用いた強磁性ナノ微粒子の粒径計測と挙動解析」、日本機械学会誌、2008.2、Vol.111、No.1071、p14−17
しかしながら、非特許文献1の技術では、流体中の粒子が移動して、視野から外れてしまうために観察することが難しいといった課題がある。
本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、移動する粒子を容易に観察可能な粒子観察装置を提供することを目的としている。
上記課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、粒子に光を照射する光照射手段と、前記光照射手段らかの光が照射された前記粒子を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された粒子の画像を解析する画像解析手段と、前記粒子を挟んで上下左右の4方向に配置され、電流により磁力線を発生させる4個のコイルを有し、前記磁力線により前記粒子を移動させるための粒子移動手段と、前記画像解析手段によって解析された画像解析情報に含まれる前記粒子の位置情報に基づいて、前記4個のコイルに対して電流を供給し、前記4個のコイルの内の上下方向のコイルで発生した前記磁力線により前記粒子の上下方向の速度をゼロにし左右方向のコイルで発生した前記磁力線により前記粒子の左右方向の速度をゼロにして前記粒子を所望の位置に停止させ、又は、前記4個のコイルの各々のコイルに電流を供給する制御を繰り返し行い前記粒子の回転運動の大きさを制御し前記電流を供給する時間間隔を変えることにより前記粒子の回転速度を制御することにより前記4個のコイルで発生した前記磁力線により前記粒子を観察部で回転させる粒子移動制御手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記粒子は、強磁性体を含むことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記粒子移動手段は、超伝導電磁石を更に有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記粒子移動手段は、前記磁力線発生手段の磁力を補助するための永久磁石を更に有することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記光照射手段は、前記粒子を照射するためのレーザ光を出射するレーザ装置を有することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記光照射手段は、前記レーザ光を広げるためのビームエキスパンダを更に有することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記レーザ装置は、レーザ光をパルス発振することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記レーザ装置は、直線偏光のレーザ光を出射することを特徴とする。
本発明によれば、粒子移動手段は、粒子を挟んで上下左右の4方向に配置され、電流により磁力線を発生させる4個のコイルを有し、磁力線により粒子を移動させる。粒子移動制御手段は、画像解析手段によって解析された画像解析情報に含まれる粒子の位置情報に基づいて、4個のコイルに対して電流を供給し、4個のコイルの内の上下方向のコイルで発生した磁力線により粒子の上下方向の速度をゼロにし左右方向のコイルで発生した磁力線により粒子の左右方向の速度をゼロにして粒子を所望の位置に停止させ、又は、4個のコイルの各々のコイルに電流を供給する制御を繰り返し行い粒子の回転運動の大きさを制御し電流を供給する時間間隔を変えることにより粒子の回転速度を制御することにより4個のコイルで発生した磁力線により粒子を観察部で回転させるので、粒子を正確に所望の位置に停止させることができ、又は回転運動をさせることができる。これにより、本発明は、粒子を撮影可能な領域に移動させつつ、撮像することができる。この結果、本発明は、移動する粒子を容易に観察できる。
第1実施形態による粒子観察装置の全体構成図である。 観察セルの観察部近傍の右側面図である。 コイルから発生する磁力線を説明するための図である。 別のコイルから発生する磁力線を説明するための図である。 コイルに供給する電流を説明する図である。 第2実施形態による粒子観察装置の全体構成図である。 第3実施形態による粒子移動部の概略図である。 第4実施形態による粒子観察装置の全体構成図である。 第5実施形態による粒子観察装置の全体構成図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明による第1実施形態を説明する。図1は、第1実施形態による粒子観察装置の全体構成図である。図2は、観察セルの観察部近傍の右側面図である。図3は、コイルから発生する磁力線を説明するための図である。図4は、別のコイルから発生する磁力線を説明するための図である。図5は、コイルに供給する電流を説明する図である。尚、図1における点線で囲んだ観察部近傍の図は、正面図である。以下の説明において、図1の矢印で示す上下左右を、点線枠内の上下左右方向とする。また、図1の紙面表方向を、点線枠内の前方とする(図2参照)。
第1実施形態による粒子観察装置1は、液体(流体)中の強磁性体の粒子91を観察するためのものである。粒子91の直径は、約1μm以下とする。図1及び図2に示すように、粒子観察装置1は、観察セル2と、光照射部3と、粒子移動部4と、撮像部5と、画像解析装置6と、制御装置7とを備えている。
観察セル2は、観察対象の粒子91とともに、液体92を流すためのものである。観察セル2は、光を透過可能な樹脂またはガラスからなる。図2に示すように、観察セル2は、流入部11と、観察部12と、流出部13とを有する。流入部11、観察部12、及び、流出部13は、一体的に構成されている。流入部11、観察部12、及び、流出部13には、液体の流路が一連に形成されている。粒子91を含む液体92は、流入部11、観察部12、流出部13へと流れる。観察部12は、正面視にて、長方形状に形成されている。
光照射部3は、観察セル2の観察部12の粒子91にシート状のレーザ光Lbを照射するものである。光照射部3は、レーザ装置15と、ビームエキスパンダ16と、反射部材17と、受光素子18とを備えている。尚、レーザ光はシート状ではなく線状のままでもよい。
レーザ装置15は、粒子91を照射するためのレーザ光Laを出射するためのものである。レーザ装置15は、約532nmの波長のレーザ光(緑色光)Laを照射するYAGレーザからなる。レーザ装置15は、直線偏光のレーザ光Laをパルス発振する。尚、レーザ装置15は、円偏光のレーザ光を発振するものでもよく、レーザ光を連続発振するものでもよい。
ビームエキスパンダ16は、線状のレーザ光Laを一方向に広げるためのものである。これにより、レーザ光Laは、左右方向に一定の幅を有するシート状のレーザ光Lbとなって観察部12を照射する。
反射部材17は、右方向に進行するレーザ光Lbを観察部12が配置された下方へと反射するものである。
受光素子18は、観察部12を透過したレーザ光Lbを受光して検出信号を制御装置7へと出力するためのものである。制御装置7は、この検出信号に基づいて、レーザ光Lbのずれを検出して、レーザ装置15の方向を調整する。
粒子移動部4は、磁場によって強磁性体の粒子91を停止または運動させるものである。粒子移動部4は、4組のコイル21、22、23、24及びコイル電源25、26、27、28を備えている。
4個のコイル21〜24は、それぞれ観察セル2の観察部12の上左下右の4方向に配置されている。コイル21〜24は、電流が供給されると、観察部12へと磁力線93を発生させる。具体的には、図3に示すように、コイル21は、上下方向の磁力線93を発生させる。これにより、コイル21に吸引される方向(上向き)の磁力が、強磁性体の粒子91に作用する。また、図4に示すように、コイル22は、左右方向の磁力線93を発生させる。これにより、コイル22に吸引される方向(左向き)の磁力が強磁性体の粒子91に作用する。
4個のコイル電源25〜28は、それぞれ異なるコイル21〜24に接続されている。コイル電源25〜28は、図5に示すパルス波形(正弦波)の電流をコイル21〜24に供給する。尚、電流の波形は任意波形、あるいは直流電流でもよい。ここでは、説明を簡便にするためにパルス波形(正弦波)を用いる。
撮像部5は、レーザ光Lbが照射された粒子91を撮像するためのものである。撮像部5は、高速撮像可能なCMOSカメラからなる。図2に示すように、撮像部5は、観察部12の中央部の前方に配置されている。尚、図1における撮像部5の位置は便宜上記載しているのであって、実際の位置とは異なる。撮像部5は、シート状のレーザ光Lbが粒子91によってレイリー散乱された光によって観察部12の粒子91の暗視野像を撮像する。撮像部5は、パルス発振されるレーザ光Lbと同期して粒子91を撮像する。即ち、撮像部5は、所定の時間間隔(以下、撮像間隔)TIで粒子91を撮像する。撮像部5は、撮像した粒子91の画像データを画像解析装置6へと出力する。
画像解析装置6は、撮像部5によって撮像されて入力された粒子91の画像データの解析をするとともに、粒子91の画像を表示する。画像解析装置6は、画像を表示する表示部31と、画像解析部32とを備えている。
表示部31は、液晶表示装置等からなる。
画像解析部32は、CPU(central processing unit)等の演算部(図示略)と、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)及びHDD(hard disk drive)等の記憶部(図示略)を有する。画像解析部32は、撮像部5から入力された画像データを解析することによって、粒子91の位置座標PP、変位PD、速度PV、加速度PAを算出する。位置座標PP、変位PD、速度PV、加速度PAが画像解析情報である。具体的には、画像解析部32は、撮像部5から入力された画像データから粒子91の位置座標PPを特定する。尚、画像解析部32は、広がりのある粒子91の重心を算出して、二値化することにより粒子91の位置座標PPを特定する。この後、撮像間隔TI毎に入力される画像データによって粒子91の位置座標PPを特定して、位置座標PPの変位PDを算出する。次に、変位PDと撮像間隔TIから粒子91の速度PVを算出する。そして、速度PVと撮像間隔TIから粒子91の加速度PAを算出する。画像解析部32は、算出した粒子91の位置座標PP、変位PD、速度PV、加速度PAを制御装置7へと出力する。
制御装置7は、粒子観察装置1の制御全般を司るものである。制御装置7は、CPU(central processing unit)等の演算部(図示略)と、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)及びHDD(hard disk drive)等の記憶部(図示略)を有する。制御装置7は、入力部35と、光制御部36と、粒子移動制御部37と、撮像制御部38とを備える。尚、各部35〜38は、プログラム等のソフトウエアによって構成してもよく、回路等のハードウエアによって構成してもよく、それらの組み合わせであってもよい。
入力部35は、ユーザが種々の指示を入力するためのものである。入力部35は、キーボードやマウスを有する。入力部35は、ユーザから入力された指示を光制御部36及び粒子移動制御部37へと入力する。
光制御部36は、光照射部3を制御するためのものである。光制御部36は、指示信号をレーザ装置15へと出力する。これにより、レーザ装置15は、撮像間隔TIでレーザ光Laを出射する。また、初期設定時には、光制御部36には、受光素子18からの検出信号が入力される。この検出信号に基づいて、光制御部36は、レーザ光Lbのずれを算出して、レーザ装置15を制御してレーザ光Lbの出射方向を調整する。尚、光制御部36がレーザ光Lbのずれを表示可能に構成して、レーザ装置15の出射方向は、ユーザが設定するようにしてもよい。
粒子移動制御部37は、粒子91の移動を制御する。粒子移動制御部37には、画像解析部32から粒子91の位置座標PP、変位PD、速度PV、加速度PAが入力される。粒子移動制御部37は、これらの粒子91の位置座標PP、変位PD、速度PV、加速度PAに基づいて、4組のコイル21〜24及びコイル電源25〜28を制御する。これにより、粒子91の移動が制御される。
撮像制御部38は、撮像部5を制御するためのものである。撮像制御部38は、光照射部3のレーザ装置15から発振される周期に同期して、撮像部5に撮像信号を出力する。
(粒子観察装置の動作及び粒子観察方法)
次に、上述した粒子観察装置の動作及び粒子観察方法を説明する。
まず、強磁性体の粒子91を含む液体92が、流入部11、観察部12、流出部13の順に観察セル2に流される。この状態で、ユーザが、制御装置7の入力部35を介して開始を選択すると、制御装置7の光制御部36が指示信号を光照射部3のレーザ装置15へと出力する。これにより、レーザ装置15は、レーザ光Laをパルス発振する。レーザ光Laは、ビームエキスパンダ16によって一方向に広げられて、シート状のレーザ光Lbとなる。この後、レーザ光Lbは、反射部材17によって反射されて、観察セル2の観察部12へと進行する。この結果、シート状のレーザ光Lbが、観察部12の中央部を明るく照らす。ここで、レーザ光Lbが観察部12の所望の領域からずれている場合、受光素子18から光制御部36へ入力された検出信号に基づいて、光制御部36がレーザ装置15の位置を調整する。これにより、レーザ光Lbが、観察部12の所望の領域を照らす。
次に、観察部12内の粒子91が、観察部12の中央部の正面に配置された撮像部5によって撮像される。ここで、撮像部5は、粒子91によってレイリー散乱されたレーザ光Lbによって粒子91の暗視野像を撮像する。この撮像動作が、レーザ光Lbのパルス間隔と同じ撮像間隔TI毎に実行される。次に、撮像部5は、撮像した画像データを画像解析装置6の画像解析部32へと出力する。
次に、画像解析装置6では、表示部31に撮像した粒子91の画像を表示するとともに、画像解析部32が画像データを解析する。具体的には、画像解析部32は、各画増データから粒子91の位置座標PPを算出する。次に、画像解析部32は、算出した複数の位置座標PPから粒子91の変位を算出する。画像解析部32は、変位PDと撮像間隔TIとから粒子91の速度PVを算出する。更に、画像解析部32は、速度PVと撮像間隔TIとから粒子91の加速度PAを算出する。この後、画像解析部32は、算出した位置座標PP、変位PD、速度PV、加速度PAを制御装置7の粒子移動制御部37へと出力する。
次に、制御装置7の粒子移動制御部37は、画像解析部32から入力された粒子91の位置座標PP、変位PD、速度PV、加速度PAに基づいて、コイル電源25〜28を介して、コイル21〜24を制御する。具体的には、最初、粒子91は、液体92とともに、上から下へと観察部12の内部を移動している。即ち、粒子91は、下向きの速度を有するので、粒子移動制御部37は、コイル電源25を介して、コイル21に図5に示す正弦波形の電流を供給する。これにより、図3に示すように、磁力線93がコイル21から発生して、上向の磁力が粒子91に作用する。この結果、粒子91の下向きの速度が減速される。ここで、粒子移動制御部37は、電流と減速された加速度とを関連付けて記憶することによって、次回以降にコイル21に供給する電流の大きさを制御する。この後、粒子移動制御部37は、この動作を繰り返すことによって、粒子91の上下方向の速度を「0」にする。同様に、粒子91が右方向の速度を有する場合は、コイル電源26を介して、コイル22に図5に示すパルス波形の電流を供給することによって、粒子91の速度を制御する。これにより、粒子移動制御部37は、観察部12の所望の位置に粒子91を停止させる。
尚、粒子91を停止させることを前提に、粒子移動制御部37の動作を説明したが、粒子91を回転させるように制御してもよい。具体的には、粒子移動制御部37は、コイル21に図5に示す電流を供給した後、所定間隔を開けて、コイル22に電流を供給する。この後、粒子移動制御部37は、更に所定間隔を開けて、コイル23に電流を流した後、コイル24に電流を流す。このように、粒子移動制御部37が、コイル21、22、23、24の順に電流を供給して、繰り返すことによって、粒子91を観察部12の略中心で回転させることができる。更に、粒子移動制御部37は、電流の大きさを変えることによって回転運動の大きさを制御して、電流を供給する時間間隔を変えることによって回転速度を制御する。
また、ユーザが、入力部35によって、粒子91の運動パターンを入力可能に構成してもよい。ここでいう運動パターンは、上述した停止、回転運動の他に、直線運動等も含む。
この後、ユーザが入力部35によって終了指示を入力すると、粒子移動制御部37は上述した処理を終了する。
(第1実施形態による効果)
次に、上述した第1実施形態による効果について説明する。
第1実施形態による粒子観察装置1では、画像解析部32が画像データから粒子91の位置座標PP、変位PD、速度PV、加速度PAを算出して、粒子移動制御部37へと出力する。これにより、粒子移動制御部37は、粒子91の位置座標PP、変位PD、速度PV、加速度PAに基づいて、コイル21〜24を制御している。このため、粒子移動制御部37は、粒子91の運動に対応させて粒子91を制御できるので、粒子91を所望の場所に停止でき、または、回転運動等の運動をさせることができる。この結果、ユーザは、容易に粒子91を観察できる。更に、粒子観察装置1は、粒子91の運動を制御することによって、粒子91を撮像領域に維持できるので、同じ粒子91を長時間観察することができる。
また、粒子観察装置1では、光照射部3がレーザ光Laを広げるビームエキスパンダ16を有するので、レーザ光Lbは観察部12の広い領域を明るくすることができる。この結果、撮像部5は、容易に粒子91を撮像することができる。更に、粒子91が移動していても、レーザ光Lbの照射領域から離脱しにくいので、一度、撮像した粒子91が撮像部5の撮像領域から外れることを抑制できる。
また、粒子観察装置1では、光照射部3のレーザ装置15がレーザ光Laをパルス発振している。そして、撮像制御部38は、撮像部5の撮像間隔TIとレーザ光Laとを同期させることができる。これにより、粒子観察装置1は、不要なレーザ光Lbによる液体92及び粒子91の加熱を抑制できる。
<第2実施形態>
次に、上述した実施形態の一部を変更した第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態による粒子観察装置の全体構成図である。尚、上述した実施形態と同様の構成には、同じ符号を付けて説明を省略する。
図6に示すように、第2実施形態による粒子観察装置1Aの粒子移動部4Aは、粒子91の移動を制御するための超伝導電磁石41と、超伝導電磁石41に電流を供給するためのコイル電源42とを備えている。
超伝導電磁石41は、超伝導コイル43と、冷却部44とを備えている。超伝導コイル43の巻線は、超伝導材料からなる。観察部12は、超伝導コイル43の中空部43aに配置されている。これにより、超伝導コイル43の磁場は、観察部12の内部を上下方向に貫く。冷却部44は、超伝導コイル43を冷却するためのものである。冷却部44の内部には、冷却用の液体ヘリウム、気体のヘリウム、あるいは液体ナトリウム等が貯留されている。
第2実施形態では、観察部12が中空部43aに配置されているため、撮像部5を観察部12の正面に配置することができない。そこで、第2実施形態の撮像部5Aは、観察部12を透過したレーザ光Lbを撮像部5へと反射するための反射部19a、19bを備えている。撮像部5は、反射部19a、19bによって反射されたレーザ光Lbによって粒子91の暗視野像を撮像している。
第2実施形態では、超伝導電磁石41によって粒子91の上下方向の移動を制御している。これにより、第2実施形態は、より強い磁力によって強磁性体のみならず、弱磁性体や反磁性体の粒子91を制御することができる。
<第3実施形態>
次に、上述した実施形態の粒子移動部を変更した第3実施形態について説明する。図7は、第3実施形態による粒子移動部の概略図である。尚、上述した実施形態と同様の構成には、同じ符号を付けて説明を省略する。
第3実施形態による粒子移動部4Bは、4個の永久磁石45、46、47、48を備えている。
4個の永久磁石45〜48は、コイル21〜24の磁力を補助するためのものである。4個の永久磁石45〜48は、4個のコイル21〜24の外側に配置されている。ここで、永久磁石45〜48は、回転可能に構成されている。これにより、永久磁石45〜48は、コイル21〜24の磁力を補強しない場合は、回転される。この結果、永久磁石45〜48の磁力線は、必要な場合のみ観察部12へと作用させることができる。
第3実施形態では、永久磁石45〜48によって、コイル21〜24の磁力を補強しているので、省電力化を実現することができる。
<第4実施形態>
次に、上述した実施形態の粒子移動部を変更した第4実施形態について説明する。図8は、第4実施形態による粒子観察装置の全体構成図である。尚、上述した実施形態と同様の構成には、同じ符号を付けて説明を省略する。
第4実施形態の粒子観察装置1Cの粒子移動部4Cは、帯電された導電性材料からなる粒子91の移動を電場によって制御しつつ、観察するためのものである。
粒子観察装置1Cの粒子移動部4Cは、観察部12の四方に配置された電極51、52、53、54と、電極電源55、56とを備えている。電極電源55は、電極51に正負の電圧を印加する。電極53は、接地されて、グランド電位となっている。電極電源56は、電極52に正負の電圧を印加する。電極54は、接地されて、グランド電位となっている。
第4実施形態では、粒子移動制御部37が、電極電源55を介して、電極51に電圧を印加することによって、電極51と電極53との間に上下方向の電場を発生させる。これにより、粒子移動制御部37は、粒子91の上下方向の移動を制御する。更に、粒子移動制御部37は、電極51の電圧の正負を制御することにより、上方向または下方向の何れかに粒子91の移動を制御する。また、粒子移動制御部37は、電極電源56を介して、電極52に電圧を印加することによって、電極52と電極54との間に左右方向の電場を発生させる。これにより、粒子移動制御部37は、粒子91の左右方向の移動を制御する。更に、粒子移動制御部37は、電極52の電圧の正負を制御することにより、左方向または右方向の何れかに粒子91の移動を制御する。
第4実施形態による粒子観察装置1Cは、電場によって導電性の粒子91の移動を制御することができる。これにより、粒子観察装置1Cは、導電性の粒子91の移動を制御しつつ、観察することができる。更に、粒子観察装置1Cは、粒子移動制御部37によって電極51(52)に印加する電圧の正負を制御することにより、粒子91の移動を上方向または下方向(左方向または右方向)の何れかに制御できる。これにより、粒子観察装置1Cは、電極電源55(56)の数を減らして、構成の簡略化を実現できる。
<第5実施形態>
次に、上述した第4実施形態の一部を変更した第5実施形態について説明する。図9は、第5実施形態による粒子観察装置の全体構成図である。尚、上述した実施形態と同様の構成には、同じ符号を付けて説明を省略する。
第5実施形態による粒子観察装置1Dの粒子移動部4Dは、レーザ光により近接場光を発生させて粒子91の運動の一部を制御する近接場光発生部60を更に備えている。近接場光発生部60は、レーザ装置61と、光ファイバ62と、接続部材63と、光ファイバ64とを備えている。なお、光ファイバによる導光は偏光成分を乱す要因になるため、光ファイバを使わずに直接粒子にレーザ光を照射してもよい。
レーザ装置61は、観察対象の粒子91の直径よりも波長の大きいレーザ光を照射するものである。レーザ装置61は、粒子移動制御部37と指示信号を入力可能に接続されている。
光ファイバ62は、レーザ装置61から照射されたレーザ光を接続部材63まで導光させる。光ファイバ62は、レーザ装置61と観察部12の側面の一部との間に配置されている。
接続部材63は、光ファイバ62と光ファイバ64とを接続するものである。接続部材63は、観察部12の側面に取り付けられている。接続部材63には、光ファイバ62の一端と光ファイバ64の一端とが接続されている。
光ファイバ64は、光ファイバ62によって導光したレーザ光を観察部12の中心部へと導光させるものである。
第5実施形態による粒子観察装置1Dでは、まず、粒子移動制御部37が、電極51〜54によって粒子91を光ファイバ64の他端部の近傍に停止させる。この後、粒子移動制御部37は、レーザ装置61に指示信号を入力する。レーザ装置61は、レーザ光を照射する。レーザ光は、光ファイバ62、接続部材63、光ファイバ64を順に導光して、光ファイバ64の他端から出射される。レーザ光が、その波長よりも小さい直径(1μm以下)の粒子91に照射されると、レーザ光は、粒子91の周りに近接場光を生じさせる。ここで、近接場光は、粒子91の外周から粒子91の直径程度の領域まで広がる。複数の粒子91が、この近接場光の領域内にあると、粒子91と粒子91との間に静電的(あるいは熱的)な相互作用力が発生する。これにより、粒子移動制御部37は、粒子91の位置を徴小領域で制御することができる。この状態で、撮像部5は、粒子91を撮像する。ここで、撮像部5は、光照射部3から照射されたレーザ光Lbと、光ファイバ64から出射されたレーザ光の散乱光によって粒子91を撮像することになる。
尚、近接場光は、照射するレーザ光の偏光によって相互作用力の向きや大きさを制御することができる。具体的には、レーザ光が直線偏光の場合、直線偏光の向きを偏光子や波長板によって変えることによって、近接場光の向きを変えることができる。レーザ光を直線偏光と円偏光とで切り替えてもよい。また、レーザ光の出力を変えることによって、近接場光の大きさを変えることができる。
以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。以下、上記実施形態を一部変更した変更形態について説明する。
上述した実施形態の構成の形状、材質、数値、配置等は適宜変更可能である。また、上述した実施形態を組み合わせてもよい。
上述した実施形態では、観察部を照射する光源としてレーザ装置を適用したが、白色光源等の他の光源を採用してもよい。
上述した実施形態では、光照射部にレンズを設けなかったが、複数のレンズによって光を集光させて観察部に照射するように構成してもよい。また、レンズ以外の光学的構成を光照射部に設けてもよい。
上述した実施形態では、1個の撮像部により粒子を撮像したが、複数の撮像部によって異なる方向から粒子を撮像してもよい。これにより、粒子の3次元的な運動を観察できる。
上述した実施形態では、観察対象の粒子の直径を1μm以下としたが、1μm以上の粒子観察用の装置に本発明を適用してもよい。この場合、粒子によるレーザ光の散乱は、粒子径と使用するレーザ光の波長との関係でレイリー散乱ではなく、ミー散乱等になる場合もある。
上述した実施形態では、強磁性体または導電性材料からなる粒子を観察対象としたが、強磁性体または導電性材料を含む粒子を観察対象としてもよい。
上述した実施形態では、コイル等を磁力線発生手段として適用したが、C型磁石、超伝導磁石等の他の磁力線発生手段を適用してもよい。
1、1A、1C、1D 粒子観察装置
2 観察セル
3 光照射部(光照射手段)
4、4A、4B、4C、4D 粒子移動部(粒子移動手段)
5、5A 撮像部
6 画像解析装置
7 制御装置
11 流入部
12 観察部
13 流出部
15 レーザ装置
16 ビームエキスパンダ
17 反射部材
18 受光素子
19a、19b 反射部
21〜24 コイル(磁力線発生手段)
25〜28 コイル電源
31 表示部
32 画像解析部(画像解析手段)
35 入力部
36 光制御部
37 粒子移動制御部(粒子移動制御手段)
38 撮像制御部
41 超伝導電磁石
42 コイル電源
43 超伝導コイル
43a 中空部
44 冷却部
45 永久磁石
51〜54 電極(電場発生手段)
55、56 電極電源
60 近接場光発生部
61 レーザ装置
62 光ファイバ
63 接続部材
64 光ファイバ
91 粒子
92 液体
93 磁力線
La、Lb レーザ光
PP 位置座標
PD 変位
PV 速度
PA 加速度
TI 撮像間隔

Claims (8)

  1. 粒子に光を照射する光照射手段と、
    前記光照射手段らかの光が照射された前記粒子を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された粒子の画像を解析する画像解析手段と、
    前記粒子を挟んで上下左右の4方向に配置され、電流により磁力線を発生させる4個のコイルを有し、前記磁力線により前記粒子を移動させるための粒子移動手段と、
    前記画像解析手段によって解析された画像解析情報に含まれる前記粒子の位置情報に基づいて、前記4個のコイルに対して電流を供給し、前記4個のコイルの内の上下方向のコイルで発生した前記磁力線により前記粒子の上下方向の速度をゼロにし左右方向のコイルで発生した前記磁力線により前記粒子の左右方向の速度をゼロにして前記粒子を所望の位置に停止させ、又は、前記4個のコイルの各々のコイルに電流を供給する制御を繰り返し行い前記粒子の回転運動の大きさを制御し前記電流を供給する時間間隔を変えることにより前記粒子の回転速度を制御することにより前記4個のコイルで発生した前記磁力線により前記粒子を観察部で回転させる粒子移動制御手段とを備えることを特徴とする粒子観察装置。
  2. 前記粒子は、強磁性体を含むことを特徴とする請求項1に記載の粒子観察装置。
  3. 前記粒子移動手段は、超伝導電磁石を更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粒子観察装置。
  4. 前記粒子移動手段は、前記磁力線発生手段の磁力を補助するための永久磁石を更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粒子観察装置。
  5. 前記光照射手段は、前記粒子を照射するためのレーザ光を出射するレーザ装置を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の粒子観察装置。
  6. 前記光照射手段は、前記レーザ光を広げるためのビームエキスパンダを更に有することを特徴とする請求項5に記載の粒子観察装置。
  7. 前記レーザ装置は、レーザ光をパルス発振することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の粒子観察装置。
  8. 前記レーザ装置は、直線偏光のレーザ光を出射することを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の粒子観察装置。
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