JP5942225B2 - アクチュエータ及び光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、可動板に設けられたミラーを揺動させる駆動コイルを有するアクチュエータ及び光走査装置に関する。
従来から、内蔵されたミラーを揺動させるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)が知られている。
例えば特許文献1及び特許文献2には、コイルとミラーを備えた揺動可能な可動板と、コイルに磁界を作用させる磁石とを有し、コイルに駆動用の駆動信号を供給して可動板を揺動させる電磁駆動型のMEMSが記載されている。
特開2004−258548号公報 特開2011−90030号公報
上記従来の電磁駆動型のMEMSでは、温度変化等によりコイル抵抗やバネ定数等が変化するため、揺動するミラーの動作に変動が生じる。このためミラーの動作をモニターすることが望まれている。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決すべく成されたものであり、ミラーの動作をモニターすることが可能なアクチュエータ及び光走査装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成すべく、以下の如き構成を採用した。
本発明のアクチュエータは、可動板(123)に設けられたミラー(200)を揺動させる駆動コイル(131〜134、141〜144)を有するアクチュエータであって、
前記ミラー(200)の揺動により生じる誘導起電力を出力する検出用コイル(151〜154)を有する。
また本発明のアクチュエータは、前記可動板(123)を支持する内枠(120)と、トーションバー(121、122)により前記内枠(120)と連結された外枠(110)と、を有し、
前記駆動コイル(131〜134、141〜144)及び前記検出コイル(151〜154)は、
前記可動板(123)と前記内枠(120)とにそれぞれ複数設けられている。
また本発明のアクチュエータは、前記内枠(120)に設けられた駆動コイル(131〜134)において、
前記可動板(123)を挟んで一方の側に配置された第一の駆動コイル(131、132)の巻線の巻方向と、前記可動板(123)を挟んで他方の側に配置された第二の駆動コイル(133、134)の巻線の巻方向と、が逆方向であり、
前記可動板(123)に設けられた駆動コイル(141〜144)において、
前記ミラー(200)を挟んで一方の側に配置された第三の駆動コイル(141、142)の巻線の巻方向と、前記ミラー(200)を挟んで他方の側に配置された第四の駆動コイル(143、144)の巻線の巻方向と、が逆方向であり、
前記内枠(120)に設けられた検出コイル(151、152)において、
前記第一の駆動コイル(131、132)の近傍に配置された第一の検出コイル(151)の巻線の巻方向と、前記第二の駆動コイル(133、134)の近傍に配置された第二の検出コイル(152)の巻線の巻方向と、が逆方向であり、
前記可動板(123)に設けられた検出コイル(153、154)において、
前記第三の駆動コイル(141、142)の近傍に配置された第三の検出コイル(153)の巻線の巻方向と、前記第四の駆動コイル(143、144)の近傍に配置された第四の検出コイル(154)の巻線の巻方向と、が逆方向である。
また本発明のアクチュエータにおいて、前記第一の駆動コイル(131、132)と前記第二の駆動コイル(133、134)は、それぞれ複数の駆動コイルを含み、
前記第一の検出コイル(151)は、前記第一の駆動コイル(131、132)が含む複数の駆動コイルの間に配置され、
前記第二の検出コイル(152)は、前記第二の駆動コイル(133、134)が含む複数の駆動コイルの間に配置される。
また本発明のアクチュエータにおいて、前記第三の駆動コイル(141、142)と前記第四の駆動コイル(143、144)とは、それぞれ複数の駆動コイルを含み、
前記第三の検出コイル(153)は、前記第三の駆動コイル(141、142)が含む一の駆動コイル(141)と、前記第四の駆動コイル(143、144)の含む一の駆動コイル(143)との間に配置されており、
前記第四の検出コイル(154)は、前記第三の駆動コイル(141、142)が含む他の駆動コイル(142)と、前記第四の駆動コイル(143、144)の含む他の駆動コイル(144)との間に配置されている。
本発明は、可動板(123)に設けられたミラー(200)を揺動させる駆動コイル(131〜134、141〜144)を有するアクチュエータ(100)を有し、前記ミラー(200)に照射された光の反射光を走査させる光走査装置(500)であって、
前記アクチュエータ(100)に設けられた前記ミラー(200)の揺動により生じる誘導起電力を出力する検出コイル(151〜154)と、
前記検出コイル(151〜154)から出力される前記誘導起電力と、前記ミラーの傾斜角度と、誘導起電力との関係を予め理論値として算出した値とを比較して前記駆動コイル(131〜134、141〜144)に供給する駆動信号を制御する制御手段(400)と、を有する。
尚、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、ミラーの動作をモニターすることができる。
アクチュエータの構成の概略を説明する斜視図である。 アクチュエータの平面図である アクチュエータを固定する構成の概略を説明する図である。 アクチュエータの動作を説明する図である。 アクチュエータの駆動を制御する制御回路を説明する図である。 各駆動コイルに供給される駆動信号を説明する図である。 ミラーの傾斜角度と誘導起電力との関係の算出を説明する図である。 ミラーの傾斜角度と誘導起電力を示す図である。 ミラーの傾斜角度と誘導起電力との関係を示す図である。 ミラーの傾斜角度と、センサコイルから出力された誘導起電力とを示す図である。 一層コイルを多層コイルとした場合を示す図である。 各駆動コイルの配置パターンの例を示す図である。 アクチュエータと制御回路が搭載された光走査装置を示す図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1、図2を参照して本実施形態のアクチュエータについて説明する。図1は、アクチュエータの構成の概略を説明する斜視図である。図2は、アクチュエータの平面図である。
本実施形態のアクチュエータ100は、外枠110、内枠120、トーションバー121、122、125、126、可動板123、駆動コイル131、132、133、134、141、142、143、144、動作検出用のセンサコイル151、152、153、154、電極パッドP1,P2,P3,P4、ミラー200、磁界発生部300を有する。
本実施形態のアクチュエータ100では、内枠120と可動板123と各駆動コイルが設けられており、各駆動コイルに駆動信号(交流電圧)を供給して磁界を発生させ、磁気発生部300との間に引力と斥力とを生じさせる。本実施形態では、この引力と斥力により生じるトーションバー121、122、125、126の捻れにより可動板123が揺動し、可動板123に搭載されたミラー200が揺動する。
本実施形態のアクチュエータ100において、内枠120は、トーションバー121、122により外枠110と連結されて支持されている。内枠120内には、トーションバー125、126により可動板123が支持されている。
内枠120には、駆動コイル131、132、133、134が設けられている。駆動コイル131、132、133、134には、図示しない信号線等により駆動信号が供給され、周囲に磁界を発生させる。本実施形態では、駆動コイル131、132の巻線の巻方向と、駆動コイル133、134の巻線の巻方向とを逆にした。本実施形態では、例えば駆動コイル131、132の巻方向を左巻きとした場合、駆動コイル133、134の巻方向は右巻きとなる。
本実施形態では、例えば電極パッドP1と接続された信号線から、駆動コイル131、132、133、134に同様の駆動信号が供給される。
本実施形態の駆動コイル131、132は、内枠120とトーションバー121、122との連結点からX1方向よりに設けられている。また駆動コイル133、134は、内枠120とトーションバー121、122との連結点からX2方向よりに設けられている。本実施形態の駆動コイル131、132、133、134は、それぞれが内枠120の四隅に配置されるようにしても良い。
本実施形態では、駆動コイル131、132、133、134に発生する磁界と、磁界発生部300との間に生じる引力と斥力により、内枠120をY1−Y2方向を軸として揺動させる。
また本実施形態では、可動板123には駆動コイル141、142、143、144が設けられている。駆動コイル141、142、143、144には、図示しない信号線等により駆動信号が供給され、周囲に磁界を発生させる。本実施形態では、駆動コイル141、142の巻線の巻方向と、駆動コイル143、144の巻線の巻方向とを逆にした。本実施形態では、例えば駆動コイル141、142の巻方向を左巻きとした場合、駆動コイル142、143の巻方向は右巻きとなる。
本実施形態では、例えば電極パッドP2と接続された信号線から、駆動コイル141、142、143、144に同様の駆動信号が供給される。
本実施形態の駆動コイル141、142は、可動板123の四隅に配置されるように設けられる。本実施形態では、駆動コイル141、142、143、144に発生する磁界と、磁界発生部300との間に生じる引力と斥力により、内枠120をX1−X2方向を軸として揺動させる。
以上のように本実施形態のアクチュエータ100では、内枠120をY1−Y2方向を軸として揺動させ、可動板123をX1−X2方向を軸として揺動させることで、可動板123に設けられたミラー200を2軸方向に揺動させる。
また本実施形態のセンサコイル151は、駆動コイル131と駆動コイル132との間に設けられており、センサコイル152は、駆動コイル133と駆動コイル134との間に設けられている。
本実施形態では、内枠120の揺動させることで、センサコイル151、152と磁界発生部300との間に電磁誘導が起こり、センサコイル151、152に電流が流れる。この電流は、内枠120が揺動することで変化する。本実施形態では、センサコイル151、152に流れる電流変化により生じる誘導起電力(逆起電力)を検出することにより、ミラー200のY1−Y2方向の傾きや揺動の速度を検出する。
センサコイル151、152から生じる逆起電力は、例えば電極パッドP3に接続された図示しない信号線等により、アクチュエータ100が搭載される装置本体へ出力されても良い。また本実施形態では、センサコイル151の巻線の巻方向とセンサコイル152の巻線の巻方向とを逆方向とした。本実施形態では、例えばセンサコイル151の巻線の巻方向を左巻とし、センサコイル152の巻線の巻方向を右巻とした。
また本実施形態のセンサコイル153は、駆動コイル141と駆動コイル143との間に設けられており、センサコイル154は、駆動コイル142と駆動コイル144との間に設けられている。
センサコイル153、154も、センサコイル151、152と同様に、可動板123の揺動により生じる逆起電力を検出することにより、ミラー200のX1−X2方向の傾きや揺動の速度を検出する。
センサコイル153、154から生じる逆起電力は、例えば電極パッドP4に接続された図示しない信号線等により、アクチュエータ100が搭載される装置本体へ出力されても良い。また本実施形態では、センサコイル153の巻線の巻方向とセンサコイル154の巻線の巻方向とを逆方向とした。本実施形態では、例えばセンサコイル153の巻線の巻方向を左巻とし、センサコイル154の巻線の巻方向を右巻とした。
本実施形態の磁界発生部300は、例えば永久磁石等により実現される。
図3はアクチュエータを固定する構成の概略を説明する図であり、図3(a)は第一の構成例を示し、図3(b)は第二の構成例を示す。
以下に図3(a)について説明する。図3(a)の例では、磁界発生部300の上に、回路基板310が設けられる。磁界発生部300は、磁石301と、磁石301を保持する磁石ホルダー部302とから構成される。回路基板310は、磁石発生部300の磁石ホルダー部302上に搭載され、磁石301が露出するように開口部303が設けられている。回路基板310上には、例えば各駆動コイルの駆動信号を出力や各センサコイルから出力される検出信号を図示しないアクチュエータ100の制御回路に引き回される信号配線が配設されている。制御回路の詳細は後述する。
回路基板310には、アクチュエータ100を位置決め固定するための段部304が設けられ、この段部304にアクチュエータ100の外枠110が固定される。回路基板310は、磁石301とアクチュエータ100とのスペーサとしても機能する。図3(a)
に示すように回路基板310に設けられた開口部303を設ければ、アクチュエータ100を、ミラー200が大きく傾いた時に磁石と衝突しないように位置決めすることができる。
次に図3(b)について説明する。図3(b)の例では、磁界発生部300の上に回路基板310が配置されているが、回路基板310には開口部303は設けられていない。回路基板310には、例えば各駆動コイルの駆動信号を出力する駆動回路や、各センサコイルから出力される検出信号を検出する検出回路等を含むアクチュエータ100の制御回路が実装されていてもよい。制御回路の詳細は後述する。
回路基板310には、アクチュエータ100を固定するための固定部材320が設けられ、この固定部材320にアクチュエータ100の外枠110が固定されていてもよい。
以下に図4を参照して本実施形態のアクチュエータ100の動作を説明する。図4は、アクチュエータの動作を説明する図である。
図4に示す状態(1)では、駆動コイル131〜134にI1方向に電流が流れるように駆動信号を供給した場合を示し、状態(2)では、駆動コイル131〜134にI2方向に電流が流れるように駆動信号を供給した場合を示す。
本実施形態では、駆動コイル131、132と駆動コイル133、134は、巻線の巻方向が逆である。よって駆動コイル131、132の周りと駆動コイル133、134の周りには、同じI1方向の電流により極性が逆の磁界が生じる。
したがって、駆動コイル131、132と駆動コイル133、134にI1方向の電流が流れると、例えば可動板123の駆動コイル131、132が設けられた側では、磁界発生部300と反発する斥力が生じる。また例えば可動板123の駆動コイル133、134が設けられた側では、磁界発生部300を引き寄せる引力が生じる。したがって可動板123は、駆動コイル131、132側が磁界発生部300から離れ、駆動コイル133、134側が磁界発生部300に近づき、傾斜する。よってミラー200も傾斜する。
また駆動コイル131、132と駆動コイル133、134にI2方向の電流が流れると、例えば可動板123の駆動コイル131、132が設けられた側では、磁界発生部300を引き寄せる引力が生じる。また例えば可動板123の駆動コイル133、134が設けられた側では、磁界発生部300と反発する斥力が生じる。したがって可動板123は、駆動コイル131、132側が磁界発生部300に近づき、駆動コイル133、134側が磁界発生部300から離れ、傾斜する。よってミラー200も傾斜する。
本実施形態では、正負の方向性を持つ交流電圧を駆動信号とすれば、例えば駆動信号が正の電圧のときI1方向に電流が流れ、駆動信号が負の電圧としたときI2方向に電流が流れる。
次に図5を参照して本実施形態のアクチュエータ100の駆動を制御する制御回路について説明する。図5は、アクチュエータの駆動を制御する制御回路を説明する図である。
尚図5では、アクチュエータ100を簡略化し、駆動コイル131〜134とセンサコイル151、152との関係についてのみ示す。
本実施形態の制御回路400は、制御部410、パルス発生器420、駆動信号生成部430、出力取得部440、記憶部450を有する。
本実施形態の制御部410は、出力取得部440がセンサコイル151、152から取得した出力に基づき、パルス生成部420及び駆動信号生成部430を制御する。本実施形態のパルス発生器420は、駆動信号を生成するためのパルス信号を生成する。本実施形態の駆動信号生成部430は、パルス生成部420により生成されたパルス信号に応じた駆動信号を出力する。本実施形態の駆動信号は、交流電圧である。
本実施形態の出力取得部440は、センサコイル151、152から出力される検出信号を取得する。本実施形態の出力取得部440は、例えばセンサコイル151の出力信号とセンサコイル152の出力信号との差分をとった信号を検出信号として出力する。本実施形態では、2つのセンサコイルの出力信号の差分を取ることで、例えばコモンモードノイズや各駆動コイルからの「漏れ」に相当する相互誘導起電力をキャンセルでき、検出信号の少ない検出信号にできる。尚本実施形態では、出力取得部440は、2つのセンサコイルの出力信号を足し合わせて検出信号として出力しても良い。
本実施形態の制御部410は、出力取得部440から出力される検出信号と、記憶部450に格納された比較値とを比較し、その結果からミラー200の動作の状態を把握する。具体的には本実施形態の制御部410は、ミラー200の傾きと、ミラー200が傾くときの速度とを算出する。本実施形態の記憶部450に格納された比較値は、予め用意された理論値である。比較値の詳細は後述する。
本実施形態の制御部410は、ミラー200の傾きと、ミラー200が傾くときの速度とが比較値に近づくように、パルス生成部420及び駆動信号生成部430を制御する。
本実施形態では、以上の構成により、センサコイル151、152から出力される出力信号を用いて駆動コイル131〜134へ供給する駆動信号を制御し、ミラー200のY1−Y2方向を軸とする揺動を制御する。
また本実施形態では、図5に示す構成と同様の構成により、センサコイル153、154から出力される出力信号を用いて駆動コイル141〜144へ供給する駆動信号を制御し、ミラー200のX1−X2方向を軸とする揺動を制御する。尚本実施形態では、駆動コイル131〜134を駆動する制御部410と、駆動コイル141〜144を駆動する制御回路とを有していても良いし、制御部410が駆動コイル131〜134の駆動と駆動コイル141〜144の駆動とを行っても良い。
以下に図6を参照して本実施形態の制御部410から各駆動コイルに供給される駆動信号について説明する。図6は、各駆動コイルに供給される駆動信号を説明する図である。図6では、駆動信号が振幅1.5Vの交流電圧の場合を例としている。
本実施形態の制御部410において、パルス生成部420により、正パルス制御信号S1と負パルス制御信号S2とを生成し、駆動信号生成部430に出力する。駆動信号生成部430は、正パルス制御信号S1と負パルス制御信号S2とに対応した駆動信号60を生成し、各駆動コイルへ出力する。
本実施形態の駆動信号生成部430では、例えばパルス生成部420から出力される正パルス制御信号S1がイネーブルのとき、印加方向が正の駆動信号を生成する。また駆動信号生成部430では、例えばパルス生成部420から出力される負パルス制御信号S2がイネーブルのとき、印加方向が負の駆動信号を生成する。
本実施形態では、例えば印加方向が正の駆動信号が各駆動コイルに出力される場合に図4の状態(1)となり、印加方向が負の駆動信号が各駆動コイルに出力される場合に図4の状態(2)となっても良い。
また本実施形態では、駆動信号60の振幅が最大及び最小となったとき、ミラー200の傾斜角度が最大となり、駆動信号60の振幅が0となったとき、ミラー200の傾斜角度が0となる。また本実施形態では、駆動信号60の振幅が最大及び最小となったとき、ミラー200が揺動する速度が最も遅くなり、駆動信号60の振幅が0のとき、ミラー200が揺動する速度が最速となる。
具体的には本実施形態では、状態(1)において駆動信号60の振幅が最大となったとき、可動板123の駆動コイル131、132側が磁界発生部300から最も離れ、可動板123の駆動コイル133、134側が磁界発生部300と最も近づく。
また本実施形態では、状態(2)において駆動信号60の振幅が最小となったとき、可動板123の駆動コイル131、132側が磁界発生部300と最も近づき、可動板123の駆動コイル133、134側が磁界発生部300から最も離れる。
本実施形態の制御回路400では、この可動板123の揺動により、各センサコイルに生じる誘導起電力により、ミラー200の傾斜角度を算出する。そして本実施形態の制御回路400は、制御部410が記憶部450に格納された比較値を読み出し、算出したミラー200の傾斜角度と比較値とを比較する。
以下に本実施形態の比較値について説明する。
非共振駆動では、駆動信号が最大および最小の時ミラーの傾斜角度は最大となり、駆動信号が0となったときミラーの傾斜角度は0となる。しかし、このような駆動状態は周波数に強く依存し、共振またはこれに近い周波数での駆動では動作形態が異なる。すなわち、その動作は式2に従い、共振周波数で駆動した場合はΔがπ/2となり、傾斜角度θは駆動信号から位相がπ/2進む。共振に近い状態では位相の進み方はそのときどきで異なる。しかしながら、以上のように振動状態が不明だとしても、駆動周波数が既知であれば式6からその振動状態を知ることができる。すなわち、駆動信号に関わらず、ミラー200の振動振幅が最大および最小の時に検出信号は0で、ミラー200の振動振幅が0の時に検出信号はほぼ最大及び最小になる。
検出信号が0の場合、ミラー200の揺動速度は最も早くなり、検出信号がほぼ最大及び最小の場合、ミラー200の揺動速度は最も遅くなる。
本実施形態では、上記ミラー200の傾斜角度と検出信号(誘導起電力)との関係を予め理論値として計算しておく。
図7は、ミラーの傾斜角度と誘導起電力との関係の算出を説明する図である。図7に示すアクチュエータ70は、可動板71、永久磁石72、駆動コイル81、82、センサコイル91、92を有する。アクチュエータ70において、可動板71の傾斜角度をθとし、駆動コイル81、82に生じる電磁力をFとし、駆動コイル81、82に供給される駆動電流をiとしたとき、傾斜角度θと電磁力Fとの関係は、以下の式1で示される。尚kはアクチュエータ70のバネ定数であり、kは比例定数であり、Vは駆動電圧であり、Rはコイル抵抗である。また可動体123の傾斜角度θは、すなわち可動板123に設けられたミラー(図示せず)の傾斜角度である。
また駆動電流iと傾斜角度θとの関係は、以下の式2で示される。
さらに図7において、可動板71の揺動により生じるセンサコイル91、92と永久磁石72との間のギャップをZとし、可動板71の回転の中心点Oとセンサコイル91、92の中心との距離をLとすると、ギャップZは以下の式3で示される。
また、このときセンサコイル91、92を貫く磁界をBとしたとき、磁界Bは以下の式4に示すように時間変化する。
さらに可動板71の傾斜角度θだったときにセンサコイル91、92を貫く磁界をφとすると、磁界φは以下の式5で示される。
ここでセンサコイル91、92に生じる誘導起電力をVとすると、誘導起電力Vは以下の式6で示される。
上記の数式にしたがい、ミラーの傾斜角度θと誘導起電力を算出した結果を図8に示す。図8は、ミラーの傾斜角度と誘導起電力を示す図である。
図8の波形85はミラーの傾斜角度θを示し、波形86は誘導起電力Vを示している。傾斜角度θが0となる点では、誘導起電力Vがほぼ最大値となり、傾斜角度θが最大値又は最小値となるとき、誘導起電力Vがほぼ0となることがわかる。
図9は、ミラーの傾斜角度と誘導起電力との関係を示す図である。図9では、ミラーの傾斜角度θと誘導起電力Vとの関係を示す関数90が示されている。
本実施形態の制御回路400において、記憶部450に格納された比較値は、例えばこの関数90を示す式であっても良い。また比較値は、例えば関数90に基づき作成された傾斜角度θと誘導起電力Vとの対応付けを示すテーブルであっても良い。また比較値は、傾斜角度θが0の点と、誘導起電力Vの最大値である点との位相差W1であったとしても良い。
以下に図10を参照して本実施形態の制御回路400による駆動信号の制御を具体的に説明する。
図10は、ミラーの傾斜角度と、センサコイルから出力された誘導起電力とを示す図である。図10は、駆動周波数を130Hzとした場合の例とした。図10の波形101は、例えばアクチュエータ100の駆動コイル131〜134に供給される駆動信号である。尚波形101は、ミラー200の傾斜角度θを示す波形と等価である。
図10の波形102は、例えば出力取得部440によりセンサコイル151、152から取得した出力信号を加算された検出信号である。
本実施形態の制御部410は、例えば波形(駆動信号)101が0の点における波形(誘導起電力)102の値P11と、記憶部450に記憶された傾斜角度θが0のときの誘導起電力Vの値とを比較し、波形101と波形102のずれを算出しても良い。本実施形態の制御部410は、このずれに応じて駆動信号を制御する信号をパルス生成部420へ出力する。
また本実施形態の制御部410は、例えば波形(誘導起電力)102が最大値となる点T1と波形(駆動信号)101が0の点T2との位相差W2を算出し、記憶部450に比較値として記憶された位相差W1と比較して差分を求めても良い。
本実施形態の制御部410は、例えば位相差W1と位相差W2の差分が大きいときは駆動信号の周波数を上げる制御を行い、差分が小さいときは駆動信号の周波数を下げる制御を行う。
尚本実施形態で説明した構成は、駆動コイル141〜144及びセンサコイル153、154に対しても適用される。
以上のように本実施形態では、アクチュエータ100に搭載されたミラー200の動作をモニターすることができ、ミラー200の動作に応じて駆動信号を制御することができる。
本実施形態では、このようにミラー200の動作をモニターできるため、例えば温度変化等により異なるバネ定数kやコイル抵抗Rが変化したとしても、ミラー200の傾斜角度θが所望の角度となるように制御できる。さらに本実施形態では、傾斜角度と誘導起電力の関係は異なるデバイスにおいても保たれるため、デバイス毎に剛性やコイル抵抗などの特性に個体差がある場合でも安定して角度制御できる。
尚本実施形態では、傾斜するミラー200の傾斜角度θを動的に検出する例として説明したが、本実施形態はミラー200の傾斜角度の検出以外にも適用することができる。すなわち本実施形態では、アクチュエータ100に搭載されたミラー200に限らず、振動する可動体の移動速度や位置を検出することができる。
また尚本実施形態では、各センサコイルは、一層のコイルであっても良いし多層のコイルであっても良い。
図11は、一層コイルを多層コイルとした場合を示す図である。本実施形態では、例えば各センサコイルを多層コイルとすることで、各センサコイルに生じる誘導電力を大きくすることができる。よって検出信号のレベルを上げることができる。
尚本実施形態では、駆動コイル131〜134、141〜144を図1、図2に示すように配置したが、各駆動コイルの配置パターンはこれに限定されない。
図12は、各駆動コイルの配置パターンの例を示す図である。
図12(A)に示すアクチュエータ100Aでは、Y1−Y2方向を軸に揺動させる駆動コイル201、202、ミラー200をX1−X2方向を軸に揺動させる駆動コイル203、204を有する。
図12(B)に示すアクチュエータ100Bでは、Y1−Y2方向を軸に揺動させる駆動コイル201、202、ミラー200をX1−X2方向を軸に揺動させる駆動コイル203A、203B、204A、204Bを有する。
図12(C)に示すアクチュエータ100Bでは、Y1−Y2方向を軸に揺動させる駆動コイル201A、201B、201C、202A、202B、202C、ミラー200をX1−X2方向を軸に揺動させる駆動コイル203A、203B、204A、204Bを有する。
また本実施形態の圧電アクチュエータ100と制御回路400は、例えばプロジェクタ等の光走査装置に搭載されても良い。図13は、アクチュエータと制御回路が搭載された光走査装置を示す図である。
本実施形態の光走査装置500は、画像データ格納部510と、画像処理部520と、発光部530とを有する。画像処理部520は、画像データ格納部510に格納された画像データを書込データとする。制御回路400は、書込データに基づきアクチュエータ100のミラー200を揺動させる。発光部530は、発光素子等により実現され、書込データに従ってミラー200へ光を照射する。
本実施形態の光走査装置500は、発光部530から照射された光を揺動するミラー200で反射させ、画像を映像として照射する。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 アクチュエータ
110 外枠
120 内枠
131〜134、141〜144 駆動コイル
151〜154 センサコイル
200 ミラー
300 磁界発生部
400 制御回路
410 制御部
420 パルス生成部
430 駆動信号生成部
440 出力取得部
450 記憶部
500 光走査装置

Claims (5)

  1. 可動板に設けられたミラーを揺動させる駆動コイルを有するアクチュエータであって、
    前記ミラーの揺動により生じる誘導起電力を出力する検出コイルと、
    前記可動板を支持する内枠と、
    トーションバーにより前記内枠と連結された外枠と、を有し、
    前記駆動コイル及び前記検出コイルは、
    前記可動板と前記内枠とにそれぞれ複数設けられているアクチュエータ。
  2. 前記内枠に設けられた駆動コイルにおいて、
    前記可動板を挟んで一方の側に配置された第一の駆動コイルの巻線の巻方向と、前記可動板を挟んで他方の側に配置された第二の駆動コイルの巻線の巻方向と、が逆方向であり、
    前記可動板に設けられた駆動コイルにおいて、
    前記ミラーを挟んで一方の側に配置された第三の駆動コイルの巻線の巻方向と、前記ミラーを挟んで他方の側に配置された第四の駆動コイルの巻線の巻方向と、が逆方向であり、
    前記内枠に設けられた検出コイルにおいて、
    前記第一の駆動コイルの近傍に配置された第一の検出コイルの巻線の巻方向と、前記第二の駆動コイルの近傍に配置された第二の検出コイルの巻線の巻方向と、が逆方向であり、
    前記可動板に設けられた検出コイルにおいて、
    前記第三の駆動コイルの近傍に配置された第三の検出コイルの巻線の巻方向と、前記第四の駆動コイルの近傍に配置された第四の検出コイルの巻線の巻方向と、が逆方向である請求項記載のアクチュエータ。
  3. 前記第一の駆動コイルと前記第二の駆動コイルは、それぞれ複数の駆動コイルを含み、
    前記第一の検出コイルは、前記第一の駆動コイルが含む複数の駆動コイルの間に配置され、
    前記第二の検出コイルは、前記第二の駆動コイルが含む複数の駆動コイルの間に配置される請求項記載のアクチュエータ。
  4. 前記第三の駆動コイルと前記第四の駆動コイルとは、それぞれ複数の駆動コイルを含み、
    前記第三の検出コイルは、前記第三の駆動コイルが含む一の駆動コイルと、前記第四の駆動コイルの含む一の駆動コイルとの間に配置されており、
    前記第四の検出コイルは、前記第三の駆動コイルが含む他の駆動コイルと、前記第四の駆動コイルの含む他の駆動コイルとの間に配置されている請求項2又は3記載のアクチュエータ。
  5. 可動板に設けられたミラーを揺動させる駆動コイルを有するアクチュエータを有し、前記ミラーに照射された光の反射光を走査させる光走査装置であって、
    前記アクチュエータに設けられた前記ミラーの揺動により生じる誘導起電力を出力する検出コイルと、
    前記検出コイルから出力される前記誘導起電力と、前記ミラーの傾斜角度と、誘導起電力との関係を予め理論値として算出した値と、を比較して前記駆動コイルに供給する駆動信号を制御する制御手段と、を有する光走査装置。
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