JP2003043402A - 光スキャナ駆動回路 - Google Patents

光スキャナ駆動回路

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JP2003043402A
JP2003043402A JP2001228113A JP2001228113A JP2003043402A JP 2003043402 A JP2003043402 A JP 2003043402A JP 2001228113 A JP2001228113 A JP 2001228113A JP 2001228113 A JP2001228113 A JP 2001228113A JP 2003043402 A JP2003043402 A JP 2003043402A
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vibration
optical scanner
circuit
frequency
movable plate
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JP2001228113A
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Nobuaki Sakai
信明 酒井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光スキャナの振動中心のふらつきを除去するこ
とができ、高精度な振動制御を行うことが可能な光スキ
ャナ駆動回路を提供する。 【解決手段】駆動コイルに交流成分を含む電流を供給
し、可動板を角度振動させる振動駆動手段と、センサコ
イルに生じる誘導起電力を検出する起電力検出手段を備
えた振動検出手段と、前記角度振動の周波数を制御する
振動周波数制御手段401と、前記振動検出手段が出力
する検出信号に基づいて、前記角度振動の振幅を制御す
る第1の振動振幅制御手段403,404,405,4
06,407,402,412と、前記振動検出手段が
出力する検出信号に基づいて、前記角度振動以外の周波
数成分を有する振動状態を制御する第2の振動振幅制御
手段403,410,411,412とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの光を反
射しその反射光を1次元または2次元に走査する光スキ
ャナを駆動する、光スキャナ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光スキャナとして、例えば、US
P−4919500号公報や特開平10−123449
号に開示されたものがある。特に後者の光スキャナは半
導体製造技術により製作され、小型、薄型といった特徴
を持っている。以下にその動作原理について説明する。
【0003】図1は光スキャナの動作原理を説明するた
めの概略構成図である。図1に示すように、光スキャナ
はミラー面101aと平行にコイルパターン(駆動コイ
ル102)が形成されたミラー部101と、ミラー部1
01を振動させるためのばね部104a,104bと、
ミラー部101が静止状態時のミラー面101aとほぼ
平行な磁界を生じさせるためのミラー部101の近傍に
配置された永久磁石105a,105bとを備えてい
る。ばね部104a,104bは、図示省略した、任意
の装置に設置するための支持体に接続されている。そし
て、駆動コイル102に交流電流(周波数f)を流すこ
とにより、ミラー面101aに垂直な向きにフレミング
左手の法則に従う力を発生させ、ミラー部101を周波
数fで振動させるようになっている。
【0004】このときの振れ角θと発生力Fには、交流
電流IをI0sin(2πft)、磁界の強さをH(磁
束密度B)、コイルの巻き数をN、コイルの面積をS、
真空誘磁率をμ0とすると、次式(1) の関係があり、振れ角θは次式(2)に示す運動方程式を
解くことによって求めることができる。 但し、kはばね部のねじりばね定数であり、光スキャナ
の機械的共振周波数をfcとすると、k=(2πfc2
の関係がある。また、Dは減衰係数、Jは光スキャナの慣
性モーメントである。また、振れ角θと交流電流の駆動
周波数fとの関係は、振れ角θが小さいものとして、上
記式(1),(2)より、次式(3) と表すことができる。図2は上記式(3)をプロットした
ものである。図2(a)に示すように、交流電流の周波数
fを機械的共振周波数fcに合わせると最大の振れ角
(振動振幅)が得られる。このような理由から、光スキ
ャナの駆動では、駆動信号の周波数を光スキャナの機械
的共振周波数に合わせることが一般的となっている。
【0005】ところで、上述した光スキャナの駆動を安
定させるためには、光スキャナの振動状態を検出するた
めのセンサが必要となる。そのようなセンサを用いた光
スキャナとしては、例えば、特開平11−242180
号公報に開示されているように、図1の構成に加えて、
ミラー部101に駆動コイル102とは別のコイルパタ
ーン(以下、センサコイル103)を駆動コイル102
と同一の平面上にほぼ同心状に設けて(図3参照)、ミ
ラー部101が振動する際にセンサコイル103が磁界
と鎖交することによって発生する起電力を検出すること
で振動状態を検出するようにした光スキャナが知られて
いる。
【0006】ここで、このような構成の光スキャナにお
ける振動状態の検出方法では、センサコイルに発生する
起電力Vrは、次式(4)で与えられる。 但し、Nsはセンサコイルの巻き数、Bは磁束密度、Ss
はセンサコイルの面積である。
【0007】ここで、光スキャナを機械的共振周波数f
cで駆動する場合を考える。光スキャナヘの駆動信号を
I=I0sin(2πfct)とおくと、光スキャナの振
動は駆動信号に対して位相が90°遅れるので、次式
(5) とおくことができる。ここでθ0は上記式(3)で与えられ
る定数定数θ0=θ(fc)である。従って、上記式(4)
で表される起電力Vrは、振れ角θ(θ0)が小さいもの
として、次式(6) と近似することができる。
【0008】また、光スキャナを共振周波数より十分低
い任意の周波数fで駆動する場合は、駆動信号をI=I
0sin(2πft)とすると、光スキャナの振動は駆
動信号に対し位相が一致するので、次式(7) とおくことができ、従って上記式(4)で表される起電力
rは、振れ角θ(θ0)が小さいものとして、次式(8) と近似することができる。このように、センサコイルに
発生する起電力Vrを検出すれば光スキャナの振動状態
を知ることができる。
【0009】なお、上述した光スキャナを安定動作させ
るための制御駆動回路は、特開平09−101474号
公報に開示されているものが一般的である。この制御駆
動回路は、光スキャナを常に共振周波数で駆動するため
の周波数追従制御機能(正帰還制御機能)と、所望とす
る振動振幅で安定動作させるための振幅制御機能(負帰
還制御機能)とを有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光スキャナ制御駆動回路には次のような問題があ
る。上述した光スキャナの運動状態は、理論的には、上
記式(5)、あるいは上記式(7)のように単一の周波数の振
動運動となるが、実際には、電気ノイズや機械的な振動
ノイズ、あるいは磁気ノイズの影響で、次式(9)、ある
いは次式(10)に示すような複数の周波数成分を含んだ振
動運動となっている。 これらの式(9)、あるいは式(10)について簡単に説明す
ると、に示す第1項は、図4(a)に示すように、所望
の光スキャナの振動運動に対して振幅変調的なノイズが
乗っている状態を示し、に示す第2項は、図4(b)に
示すように、所望の光スキャナの振動運動に対してその
振動の中心がふらついている状態(交流のオフセットが
乗っている状態)を示している。そして実際の光スキャ
ナの振動運動は、図4(c)のように、との振動が重
畳された状態となっている(なお、本発明では、所望の
光スキャナの振動運動よりも高い周波数のノイズは無視
できるものとして扱っている。なぜなら、図2に示す振
動特性を見ればわかるように、光スキャナの振動運動
は、高い周波数のノイズに対して影響を受けにくいから
である。)。
【0011】ところで、従来の光スキャナ制御駆動回路
では、所望の振動振幅で安定動作させるための振幅制御
を有しているので、に示す振幅変調ノイズは除去する
ことが可能である。しかしながら、に示す振動の中心
のふらつきについては除去できない構成となっており、
これにより高精度に光スキャナを駆動することができな
いといった問題があった。
【0012】そこで、本発明は、上述の問題点を鑑みて
なされたものであり、光スキャナの振動中心のふらつき
を除去することができ、高精度な振動制御を行うことが
可能な光スキャナ駆動回路を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本第1の発明による光スキャナ駆動回路は、
任意の部材に設置するための支持体と、少なくとも一方
の面が光の反射面である可動板と、前記支持体と前記可
動板を接続する弾性部材と、前記可動板近傍に所定の間
隔をあけて配置された磁石と、前記可動板上に形成され
た駆動コイルと、前記可動板の、前記駆動コイルとほぼ
同一平面上に形成されたセンサコイルとを有する光スキ
ャナにおいて、前記駆動コイルに少なくとも交流成分を
含む電流を供給し、前記可動板を所定の角度範囲内で角
度振動させる振動駆動手段と、前記センサコイルに生じ
る誘導起電力を検出し、それに応じた検出信号を出力す
る起電力検出手段を備えた振動検出手段と、前記角度振
動の周波数を制御する振動周波数制御手段と、前記振動
検出手段が出力する検出信号に基づいて、前記角度振動
の振動振幅を制御する第1の振動振幅制御手段と、前記
振動検出手段が出力する検出信号に基づいて、前記角度
振動以外の周波数成分を有する振動状態を制御する第2
の振動振幅制御手段とを有することを特徴とする。
【0014】このように構成した本第1の発明によれ
ば、磁石を可動板近傍に所定の間隔を有するように配置
し、可動板上に形成された駆動コイルに少なくとも交流
成分を含む電流を供給することで、可動板上に形成され
た駆動コイルに力を生じさせることができ、それにより
可動板を角度振動させることができる。また、振動検出
手段は、起電力検出手段が可動板上に形成されたセンサ
コイルに生じる誘導起電力を検出することにより、可動
板の振動状態を検出することができる。また、振動周波
数制御手段は可動板を角度振動させるための周波数を制
御する。そして振動検出手段はその振動状態を検出し、
その検出信号に基づいて、第1の振動振幅制御手段は角
度振動の振動振幅を制御することができる。また、上記
検出信号に基づいて、第2の振動振幅制御手段は可動板
の角度振動以外の周波数成分を有する振動状態を制御す
ることができる。
【0015】また、本第2の発明による光スキャナ駆動
回路は、任意の部材に設置するための支持体と、少なく
とも一方の面が光の反射面である可動板と、前記支持体
と前記可動板を接続する弾性部材と、前記可動板に前記
弾性部材を介して連結された磁石と、前記支持体に設け
られた駆動コイルと、前記支持体に設けられたセンサコ
イルとを有する光スキャナにおいて、前記駆動コイルに
少なくとも交流成分を含む電流を供給し、前記可動板を
所定の角度範囲内で角度振動させる振動駆動手段と、前
記センサコイルに生じる誘導起電力を検出し、それに応
じた検出信号を出力する起電力検出手段を備えた振動検
出手段と、前記角度振動の周波数を制御する振動周波数
制御手段と、前記振動検出手段が出力する検出信号に基
づいて、前記角度振動の振動振幅を制御する第1の振動
振幅制御手段と、前記振動検出手段が出力する検出信号
に基づいて、前記角度振動以外の周波数成分を有する振
動状態を制御する第2の振動振幅制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0016】このように構成した本第2の発明によれ
ば、支持体に設けられた駆動コイルに少なくとも交流成
分を含む電流を供給することで、可動板に弾性部材を介
して連結された磁石に力を生じさせることができ、それ
により可動板を角度振動させることができる。また、振
動検出手段は、起電力検出手段が支持体に設けられたセ
ンサコイルに生じる誘導起電力を検出することにより、
可動板の振動状態を検出することができる。
【0017】また、本第1又は第2の発明では、前記第
2の振動振幅制御手段が、前記角度振動の周波数よりも
低い周波数成分を前記検出信号より抽出するためのロー
パスフィルターと、その出力がゼロとなるよう前記可動
板の振動状態を制御する低周波振動除去手段を備えてい
るのが好ましい。
【0018】このように構成すれば、ローパスフィルタ
ーが可動板の角度振動よりも低い周波数をもつ振動運動
を抽出し、低周波振動除去手段がローパスフィルターの
出力をゼロにするよう制御することで、可動板の角度振
動よりも低い周波数をもつ振動運動を除去することがで
きる。
【0019】また、上記各発明では、前記振動周波数制
御手段が、前記検出信号に基づいて前記可動板を機械的
共振周波数で角度振動させる共振周波数追従制御手段を
備えているのが好ましい。
【0020】このように構成すれば、可動板を、その機
械的共振周波数で角度振動させ続けることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光スキャナ駆動回
路の実施の形態について説明する。図3に示すように、
本発明の駆動回路が適用される光スキャナ1はミラー面
101aと平行にコイルパターン(駆動コイル102)
およびセンサコイル103が形成されたミラー部101
と、ミラー部101を振動させるためのばね部104
a,104bと、ミラー部101の近傍に配置された、
ミラー部101が静止状態時のミラー面101aとほぼ
平行な磁界を生じさせるための2つの永久磁石105
a,105bとを備えている。ばね部104a,104
bは、図示省略した、任意の部材を固定するための支持
体に接続されている。そして、駆動コイル102に交流
電流(周波数f)を流すことにより、ミラー面101a
に垂直な向きにフレミング左手の法則に従う力を発生さ
せ、ミラー部101を周波数fで振動させるようになっ
ている。
【0022】図5は本発明の駆動回路が適用される、光
スキャナ1を制御駆動するための回路の概略構成を示す
ブロック図である。図5に示す回路では、図示しないP
C等の操作コントローラにより、光スキャナ1の振動振
幅(振れ角)や振動周波数など、光スキャナ1の所望の
駆動条件を指示するコントロール信号をコントロール回
路4に供給する。コントロール回路4は、コントロール
信号を受けて駆動回路2に駆動指令信号Vdを出力す
る。駆動回路2は、駆動指令信号Vdに基づいて駆動信
号(交流信号)を駆動コイル102に出力する。こうし
て光スキャナ1は所定の振れ角、周波数で振動すること
になる。このとき、センサコイル103の両端には、セ
ンサコイル103が永久磁石105a,105bによっ
て生成される磁界と鎖交することにより、起電力(セン
サ信号)が発生する。この起電力(センサ信号)は、検
出回路3により検出され、検出信号Vsとしてコントロ
ール回路4にフィードバックされる。コントロール回路
4では、この検出信号Vsを監視し、光スキャナ1の振
動振幅(振れ角)や振動周波数が所定の値から外れた場
合には駆動回路2に出力するための駆動指令信号Vd
補正する。このようにして光スキャナ1を安定した状態
に制御駆動することができるようになっている。
【0023】次に、上述した駆動回路2と検出回路3、
およびコントロール回路4の構成例を図6及び図7にそ
れぞれ示す。図6に示すように、駆動回路2は、オペア
ンプ201と、抵抗素子(R0)202とで構成され、
これらによって駆動指令信号Vdを駆動信号(交流信
号)に変換するようになっている。ここで、駆動指令信
号Vdと駆動信号(交流信号)との関係は、駆動コイル
102に供給する駆動信号をI=I0sin(2πft)
とおくと、次式(11) となる。
【0024】また、検出回路3は、オペアンプ301
と、抵抗素子(R1)302と、抵抗素子(R1)30
3と、抵抗素子(R2)304と、抵抗素子(R2)3
05とで構成され、これらによって起電力(センサ信
号)を検出信号Vsに変換するようになっている。ここ
で、起電力と検出信号Vsとの関係は、起電力をVr、セ
ンサコイルの抵抗値をRsensとおき、センサコイル10
3の自己インダクタンスや配線容量等は無視できるもの
として、次式(12) と表すことができる。
【0025】図7は検出回路3が出力した検出信号Vs
に基づいて光スキャナ1の振動振幅、振動周波数を制御
するコントロール回路4の第一実施形態(コントロール
回路4a)を示すブロック図である。本発明では、この
コントロール回路4の回路構成に大きな特徴がある。本
実施形態のコントロール回路4aは、共振周波数追従制
御をしない構成となっており、振動周波数は発振回路4
01によりオープン制御されるようになっている。コン
トロール回路4aは、増幅回路403と、BPF(バン
ドパスフィルター)回路404と、振幅検出回路405
と、引算回路406と、PI回路407と、ゲインコン
トロール回路402と、引算回路412とにより負帰還
ループを構成することで光スキャナ1を所望の振動振幅
(振れ角)で振動させる機能(振動振幅制御機能)を有
している。また、コントロール回路4aは、増幅回路4
03と、LPF(ローパスフィルター)回路410と、
PI回路411と、引算回路412とにより負帰還ルー
プを構成することで光スキャナ1を所望の振動運動以外
の振動を除去する機能(振動中心一定制御機能)を有し
ている。
【0026】図7において、コントロール信号は周波数
指令値と振幅指令値の2つあり、まず周波数指令値が発
振回路401に供給される。発振回路401では、周波
数指令値に示された周波数で所定の振幅をもつ正弦波、
あるいはその正弦波成分を含む矩形波(パルス波)の信
号を生成し、ゲインコントロール回路402に出力す
る。ゲインコントロール回路402では、PI回路40
7から出力される制御信号に基づいて、発振回路401
から出力される正弦波(あるいは正弦波成分を含む矩形
波やパルス波)信号の振幅をコントロールし、その結果
を引算回路412に出力する。
【0027】増幅回路403は、検出信号Vsの信号レ
ベル(信号の振幅)をコントロールし易くするために所
定の倍率で増幅するように構成されており、その結果を
BPF回路404とLPF回路410とに供給するよう
になっている。BPF回路404は、振動周波数成分
(周波数指令値に示された周波数成分)のみを抽出する
バンドパスフィルターで構成されている。なお、BPF
回路404は、高周波ノイズが少ない場合にはHPF回
路(ハイパスフィルター回路)で構成しても同様の効果
が得られる。
【0028】振幅検出回路405は、供給された信号の
振幅値(あるいはRMS値)を検出するための回路であ
り、その結果を引算回路406に出力するようになって
いる。引算回路406は、振幅検出回路405で求めた
振幅値とコントロール信号である振幅指令値との偏差を
求める回路であり、その結果である偏差信号をPI回路
407へ出力するようになっている。PI回路407
は、I回路(積分回路)とP回路(比例回路)とを有し
て構成されており、引算回路406から出力される偏差
信号を所定のゲインで増幅し、その結果である制御信号
をゲインコントロール回路402に出力するようになっ
ている。
【0029】LPF回路410は、所望の振動周波数
(周波数指令値で指示された周波数)よりも低い周波数
成分のみを抽出するローパスフィルターで構成されてい
る。PI回路411は、LPF回路410で抽出された
低周波成分に所定のゲインを施す回路で、I制御回路
(積分回路)とP制御回路(比例回路)を有しており、
そのゲイン特性はPI回路407のような一般的なPI
回路とは異なり、図9(a)に示すように、P制御により
DC成分のゲインを抑えた特性になっている。なぜな
ら、上記式(8)からもわかるように、周波数fがゼロで
あるDC領域ではセンサコイル103に生じる起電力V
rはゼロとなる。すなわち、センサコイル103ではミ
ラー部101のDC的な動作を検出することができない
ため、DC領域のゲインを大きくすることは可動板の振
動制御の精度を低下させる原因になるからである。この
ような観点から、PI回路411を、図9(b)に示すよ
うなゲイン特性、すなわちD制御回路(微分回路)を付
加した回路にするとさらに効果的である。そしてPI回
路411の出力(すなわち制御信号)は引算回路412
に供給される。引算回路412では、ゲインコントロー
ル回路402の出力からPI回路411の出力を引き算
し、その結果を駆動指令信号Vdとして出力する。
【0030】次に、図3,5〜7に示した光スキャナの
制御駆動回路の動作を説明する。光スキャナ1が振動し
ていない初期状態において、コントロール信号である周
波数指令値が発振回路401に供給される。発振回路4
01では、周波数指令値で示された周波数で所定の振幅
をもつ正弦波、あるいはその正弦波成分を含む矩形波
(パルス波)の信号を生成し、ゲインコントロール回路
402に出力する。一方、検出回路3の出力Vsはゼロ
であり、コントロール信号である振幅指令値が引算回路
406に供給されるので、引算回路406の出力がプラ
スになり、PI回路407で生成される制御信号が大き
くなる。その結果、光スキャナ1は周波数指令値により
指示された周波数で振動運動を開始し、検出回路3の出
力V sが振幅指令値に一致するまで(引算回路406の
出力がゼロになるまで)光スキャナ1の振動振幅を増や
そうとする。逆に、検出回路3の出力Vsが振幅指令値
を越えた場合には、ゲインコントロール回路402で
は、発振回路401から出力される正弦波(あるいは矩
形波やパルス波)信号の振幅を減少させ、光スキャナ1
の振動振幅を減らす方向に働く。このようにしてコント
ロール回路4aでは、光スキャナ1を所望の振動振幅で
振動運動させることができる。すなわち、たとえ光スキ
ャナ1の振動振幅が図4(a)に示すようにふらついて
も、それを補正することが可能となっている。
【0031】さてここで、光スキャナ1に、周波数指令
値で示された周波数の振動運動以外に、図4(b)に示す
ような低周波の振動運動が加わったとする。すると、セ
ンサコイル103がその低周波振動を検出し、検出回路
3の出力Vsには、その低周波成分の信号が付加された
ものとなる。これに対し、本実施形態のコントロール回
路4aでは、この低周波成分の信号は、LPF回路41
0により抽出され、PI回路411に供給される。PI
回路411では、この信号を所定のゲインで増幅し、引
算回路412に受け渡す。そして引算回路412では、
光スキャナ1の低周波振動運動を打ち消すために、ゲイ
ンコントロール回路402の出力からPI回路411の
出力を引算する。このようにしてコントロール回路4a
では、光スキャナ1の振動運動に図4(b)のような低周
波振動が加わったとしても、それを補正することが可能
となっている。
【0032】図8はコントロール回路4の第二実施形態
(コントロール回路4b)を示したブロック図である。
第二実施形態のコントロール回路4bは、第一実施形態
のコントロール回路4aと異なり、増幅回路403と、
BPF回路404と、移相回路408と、ゲインコント
ロール回路402と、引算回路412とにより正帰還ル
ープを構成することで光スキャナ1をその機械的共振周
波数fcで振動させる機能(共振周波数追従制御機能)
を有している。また、コントロール回路4bは、第一実
施形態のコントロール回路4aと同様に、増幅回路40
3と、BPF回路404と、振幅検出回路405と、引
算回路406と、PI回路407と、ゲインコントロー
ル回路402と、引算回路412とにより負帰還ループ
を構成することで光スキャナ1を所望の振動振幅で振動
させる機能(振動振幅制御機能)を有している。さら
に、コントロール回路4bは、第一実施形態のコントロ
ール回路4aと同様に、増幅回路403と、LPF回路
410と、PI回路411と、引算回路412とにより
負帰還ループを構成することで光スキャナ1を所望の振
動運動以外の振動を除去する機能(振動中心一定制御機
能)を有している。
【0033】移相回路408は、ゲインコントロール回
路402が出力する駆動指令信号V dと、増幅回路40
3に供給される検出信号Vsの位相とが一致するように
(共振周波数で振動するときには両方の信号の位相が一
致するため)位相調整を行う回路であり、BPF回路4
04の出力の位相をシフトしてゲインコントロール回路
402に供給するように構成されている。なお、ここで
行なう位相調整量は、増幅回路403、BPF回路40
4、ゲインコントロール回路402、引算回路412で
の位相のズレ量によって決まる。その他の構成は第一実
施形態と同じであるので説明を省略する。
【0034】次に、図8に示した光スキャナの制御駆動
回路について、第二実施形態に特有の機能である共振周
波数追従制御機能についてのみ動作を説明する。光スキ
ャナ1が振動していない初期状態において、検出回路3
の出力Vsはゼロであり、コントロール信号である振幅
指令値が引算回路406に供給されるので、PI回路4
07で生成される制御信号が大きくなる(負帰還利得が
1以上になる。)。その結果、増幅回路403、BPF
回路404、移相回路408、ゲインコントロール回路
402、引算回路412で構成されるループは発振条件
を満たし、光スキャナ1は共振周波数で振動運動を開始
する。そして、ゲインコントロール回路402は、検出
回路3の出力Vsの振幅値が振幅指令値に一致するまで
(引算回路406の出力がゼロになるまで)光スキャナ
1の振動振幅を増やそうとする。逆に、検出回路3の出
力Vsの振幅値が振幅指令値を越えた場合には、ゲイン
コントロール回路402は、光スキャナ1の振動振幅を
減少させる。このようにしてコントロール回路4bで
は、光スキャナ1を常に共振周波数で駆動することがで
き、かつ振動振幅制御および振動中心安定制御により光
スキャナの振動状態を高精度に制御することができる。
【0035】なお、本発明の光スキャナ駆動回路は、上
記実施形態で用いた光スキャナへの適用に限られるもの
ではなく、別の機構からなる光スキャナへの適用も可能
であり、上記実施形態における光スキャナへ適用した場
合の効果と同様の効果を得ることができる。別の機構か
らなる光スキャナの例としては、例えばUSP−499
0808号やUSP−4919500号公報に開示され
ているものがある。そのような光スキャナの構成例につ
いて以下に図面を用いて説明する。
【0036】図10は本発明の光スキャナ駆動回路を適
用可能な図2に示した実施形態における光スキャナとは
別の機構からなる光スキャナの概略構成図である。図1
0に示す光スキャナ1’は、任意の装置(不図示)に設
置するための保持台111,111に接続されているト
ーションバー104’にミラー113及び永久磁石11
4が直列に設けられており、永久磁石114の近傍には
永久磁石114を取り巻くように駆動コイル102’と
センサコイル103’とが設けられている。ここで、ミ
ラー113のねじり振動の振れ角を検出するためのセン
サコイル103’は、駆動コイル102’と直交するよ
うに設けられている。なお、上記駆動コイル102’及
びセンサコイル103’は、トーションバー104’を
介して回動可能な永久磁石114に対して固定(不動)
され、ここでは、保持台111,111と一体に構成さ
れた不図示の装置の保持部に固定されている。
【0037】次に、図10に示す光スキャナ1’の動作
について簡単に説明する。駆動コイル102’に交流成
分を含む駆動電流が与えられると、駆動コイル102’
と永久磁石114との間にフレミング左手の法則に従う
力が生じる。駆動コイル102’は、不図示の装置の保
持部に固定されているので、永久磁石114に対してフ
レミング左手の法則に従う力が加えられ、永久磁石11
4を介してトーションバー104’をねじる動作が行わ
れる。駆動コイル102’には、交流成分を含む駆動電
流が与えられているため、永久磁石114に加えられる
フレミング左手の法則の力の方向は交流成分に応じて切
り替わるので、永久磁石114はトーションバー10
4’を中心にねじり回動運動を開始する。
【0038】図2に示した実施形態の光スキャナ1にお
いては、永久磁石105a,105bを固定し、駆動コ
イル102、センサコイル103が設けられている側を
ねじり振動させていたが、図10に示す光スキャナ1’
では、永久磁石114とミラー113とがトーションバ
ー104’に直列に接続されているので、永久磁石11
4に対して加えられるフレミングの左手の法則の力によ
るトーションバー104’のねじり回動運動にあわせて
ミラー113も永久磁石114と同じ周波数でねじり回
動運動する。このようにして、図10に示す光スキャナ
1’では、駆動コイル102’に駆動電流を流すことで
ミラー113をねじり振動させることができる。また、
永久磁石114がトーションバー104’を中心にねじ
り回動運動するとセンサコイル103’に鎖交する磁界
が変化するので、センサコイル103’にねじり回動運
動の振動振幅に応じた起電力が生じ、それによりミラー
113のねじり振動の振動振幅を検出することができ
る。そして、このような構成の光スキャナ1’の駆動コ
イル102’、センサコイル103’を図2に示した実
施形態における光スキャナ1の駆動コイル102’、セ
ンサコイル103’に対応させて本発明の光スキャナ駆
動回路を用いれば、図2に示した実施形態における光ス
キャナ1へ適用した場合と同様の効果が得られる。
【0039】図11は本発明の光スキャナ駆動回路を適
用可能な図2に示した実施形態及び図10の光スキャナ
とはさらに異なる構成の光スキャナの概略構成図であ
る。この光スキャナ装置1”は、ミラー113及び永久
磁石114とミラー113とが1つの保持台111を隔
てて配置されている点で、ミラー113及び永久磁石1
14とミラー113とが2つの保持台111,111に
挟まれて配置された図10に示した光スキャナ1’と構
成が異なるが、その動作原理は、図10の光スキャナ
1’と同じであり、駆動コイル102’に駆動電流を流
すことでミラー113をねじり振動させることができ
る。また、永久磁石114がトーションバー104’を
中心にねじり回動運動に応じた起電力が生じ、それによ
りミラー113のねじり振動状態を検出することができ
る。そして、図11に示す構成の光スキャナ1”におい
ても、図10に示した構成の光スキャナ1’と同様に、
本発明の光スキャナ駆動回路を用いれば、図2に示した
実施形態における光スキャナ1へ適用した場合と同様の
効果が得られる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、光スキャナの所望の振
動以外の振動運動を除去することができ、高精度な振動
制御が可能となる。その結果、常に安定した光走査が可
能な光スキャナ駆動回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光スキャナの動作原理を説明するための概略構
成図である。
【図2】光スキャナの振動周波数に対する特性を示すグ
ラフであり、(a)は振れ角特性、(b)は位相特性を示して
いる。
【図3】本発明の駆動回路が適用される光スキャナの概
略構成図である。
【図4】光スキャナの振動運動状態を示すグラフであ
り、(a)は光スキャナの振動運動に対して振幅変調的な
ノイズが乗っている状態、(b)は光スキャナの振動運動
に対してその振動の中心がふらついている状態、(c)は
(a)と(b)の振動が重畳された実際の光スキャナの振動状
態を示している。
【図5】本発明の駆動回路が適用される、光スキャナ1
を制御駆動するための回路の概略構成を示すブロック図
である。
【図6】図5の回路における駆動回路2及び検出回路3
の一構成例を示す回路図である。
【図7】図5の回路におけるコントロール回路4の一構
成例を示す回路図である。
【図8】図5の回路におけるコントロール回路4の他の
構成例を示す回路図である。
【図9】図7及び図8の回路にけるPI回路411のゲ
イン特性を示すグラフであり、(a)はP制御回路(比例回
路)とI制御回路(積分回路)とで構成した場合のゲイ
ン特性、(b)はP制御回路とI制御回路とD制御回路(微分
回路)とで構成した場合のゲイン特性を示している。
【図10】本発明の光スキャナ駆動回路を適用可能な図
2に示した実施形態における光スキャナとは別の機構か
らなる光スキャナの概略構成図である。
【図11】本発明の光スキャナ駆動回路を適用可能な図
2に示した実施形態における光スキャナ及び図10の光
スキャナとはさらに異なる構成の光スキャナの概略構成
図である。
【符号の説明】
1,1’,1” 光スキャナ 2 駆動回路 3 検出回路 4 コントロール回路 101 ミラー部 101a ミラー面 102,102’ 駆動コイル 103,103’ センサコイル 104a,104b ばね部 104’ トーションバー 113 ミラー 105a,105b,114 永久磁石 201,301 オペアンプ 202,302,303,304,305 抵
抗素子 401 発振回路 402 ゲインコントロール回路 403 増幅回路 404 BPF回路 405 振幅検出回路 406 引算回路 407 PI回路 408 移相回路 410 LPF回路 411 PI回路 412 引算回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の部材に設置するための支持体と、
    少なくとも一方の面が光の反射面である可動板と、前記
    支持体と前記可動板を接続する弾性部材と、前記可動板
    近傍に所定の間隔をあけて配置された磁石と、前記可動
    板上に形成された駆動コイルと、前記可動板の、前記駆
    動コイルとほぼ同一平面上に形成されたセンサコイルと
    を有する光スキャナにおいて、 前記駆動コイルに少なくとも交流成分を含む電流を供給
    し、前記可動板を所定の角度範囲内で角度振動させる振
    動駆動手段と、 前記センサコイルに生じる誘導起電力を検出し、それに
    応じた検出信号を出力する起電力検出手段を備えた振動
    検出手段と、 前記角度振動の周波数を制御する振動周波数制御手段
    と、 前記振動検出手段が出力する検出信号に基づいて、前記
    角度振動の振動振幅を制御する第1の振動振幅制御手段
    と、 前記振動検出手段が出力する検出信号に基づいて、前記
    角度振動以外の周波数成分を有する振動状態を制御する
    第2の振動振幅制御手段とを有することを特徴とする光
    スキャナ駆動回路。
  2. 【請求項2】 任意の部材に設置するための支持体と、
    少なくとも一方の面が光の反射面である可動板と、前記
    支持体と前記可動板を接続する弾性部材と、前記可動板
    に前記弾性部材を介して連結された磁石と、前記支持体
    に設けられた駆動コイルと、前記支持体に設けられたセ
    ンサコイルとを有する光スキャナにおいて、 前記駆動コイルに少なくとも交流成分を含む電流を供給
    し、前記可動板を所定の角度範囲内で角度振動させる振
    動駆動手段と、 前記センサコイルに生じる誘導起電力を検出し、それに
    応じた検出信号を出力する起電力検出手段を備えた振動
    検出手段と、 前記角度振動の周波数を制御する振動周波数制御手段
    と、 前記振動検出手段が出力する検出信号に基づいて、前記
    角度振動の振動振幅を制御する第1の振動振幅制御手段
    と、 前記振動検出手段が出力する検出信号に基づいて、前記
    角度振動以外の周波数成分を有する振動状態を制御する
    第2の振動振幅制御手段とを有することを特徴とする光
    スキャナ駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の振動振幅制御手段が、前記角
    度振動の周波数よりも低い周波数成分を前記検出信号よ
    り抽出するためのローパスフィルターと、その出力がゼ
    ロとなるよう前記可動板の振動状態を制御する低周波振
    動除去手段を備えていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の光スキャナ駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記振動周波数制御手段が、前記検出信
    号に基づいて前記可動板を機械的共振周波数で角度振動
    させる共振周波数追従制御手段を備えていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の光スキャナ駆動
    回路。
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Cited By (3)

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