JP2003043401A - 光スキャナ駆動回路 - Google Patents

光スキャナ駆動回路

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JP2003043401A
JP2003043401A JP2001228112A JP2001228112A JP2003043401A JP 2003043401 A JP2003043401 A JP 2003043401A JP 2001228112 A JP2001228112 A JP 2001228112A JP 2001228112 A JP2001228112 A JP 2001228112A JP 2003043401 A JP2003043401 A JP 2003043401A
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JP
Japan
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coil
electromotive force
optical scanner
circuit
drive
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JP2001228112A
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Nobuaki Sakai
信明 酒井
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】センサコイルに生ずる相互誘導起電力を除去し
て、高精度に所定の振幅および周波数で動作させること
が可能な光スキャナ駆動回路を提供する。 【解決手段】可動板近傍に配置された磁石と、前記可動
板上に形成された駆動コイル102と、センサコイル1
03を有する光スキャナ1において、駆動コイル102
に少なくとも交流成分を含む電流を供給する電流供給手
段2と、センサコイル103に生じる誘導起電力を検出
する検出手段3と、駆動コイル102に少なくとも交流
成分を含む電流が流れることによりセンサコイル103
に生じる相互誘導起電力を別個に擬似的に生成する相互
誘導起電力生成手段502,503と、検出手段3の出
力から相互誘導起電力生成手段の502,503の出力
を減算処理する減算手段8と、減算手段8の出力に基づ
いて、可動板のねじり振動を制御する制御手段4とを有
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの光を反
射しその反射光を1次元または2次元に走査する光スキ
ャナを駆動する、光スキャナ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光スキャナとして、例えば、特開
平7−175005号公報や特開平10−123449
号公報に開示されたものがある。これらの光スキャナは
半導体製造技術により製作されるものであり、小型、薄
型といった特徴を持っている。以下にその動作原理につ
いて説明する。
【0003】図1は光スキャナの動作原理を説明するた
めの概略構成図である。図1に示すように、光スキャナ
はミラー面101aと平行にコイルパターン(駆動コイ
ル102)が形成されたミラー部101と、ミラー部1
01を振動させるためのばね部104a,104bと、
ミラー部101の近傍に配置された、ミラー部101が
静止状態時のミラー面101aとほぼ平行な磁界を生じ
させるための永久磁石105a,105bとを備えてい
る。ばね部104a,104bは、任意の装置に設置す
るための支持体(不図示)に接続されている。そして、
駆動コイル102に交流電流(周波数f)を流すことに
より、ミラー面101aに垂直な向きにフレミング左手
の法則に従う力を発生させ、ミラー部101を周波数f
で振動させるようになっている。
【0004】このときの振れ角θと発生力Fには、交流
電流IをI0sin(2πft)、磁界の強さをH(磁
束密度B)、コイルの巻き数をN、コイルの面積をS、
真空誘磁率をμ0とすると、次式(1) の関係があり、振れ角θは次式(2)に示す運動方程式を
解くことによって求めることができる。 但し、kはばね部のねじりばね定数であり、光スキャナ
の機械的共振周波数をfcとすると、k=(2πfc2
の関係がある。また、Dは減衰係数、Jは光スキャナの慣
性モーメントである。
【0005】また、振れ角θと交流電流の周波数fとの
関係は、振れ角θが小さいものとしてcosθ≒1と近
似して、上記式(1),(2)より、次式(3) と表すことができる。図2は上記式(3)をプロットした
ものである。図2に示すように、交流電流の周波数fを
機械的共振周波数fcに合わせると最大の振れ角(振動
振幅)が得られる(なお、このとき振れ角は駆動信号
(交流電流)に対し位相が90°遅れる。)。このよう
な理由から、光スキャナの駆動では、駆動信号の周波数
を光スキャナの機械的共振周波数に合わせることが一般
的となっている。
【0006】ところで、上述した光スキャナの駆動を安
定させるためには、光スキャナの振動状態を検出するた
めのセンサが必要となる。そのようなセンサを用いた光
スキャナとしては、例えば、特開平11−242180
号公報に開示されているように、図1の構成に加えて、
ミラー部101に駆動コイル102とは別のコイルパタ
ーン(以下、センサコイル103)を駆動コイル102
と同一の平面上にほぼ同心状に設けて(図3参照)、ミ
ラー部101が振動する際にセンサコイル103が磁界
と鎖交することによって発生する起電力を検出すること
で振動状態を検出するようにした光スキャナが知られて
いる。
【0007】ここで、このような構成の光スキャナにお
ける振動状態の検出方法では、センサコイルに発生する
起電力Vrは、次式(4)で与えられる。 但し、Nsはセンサコイルの巻き数、Bは磁束密度、Ss
はセンサコイルの面積である。
【0008】ここで、光スキャナを機械的共振周波数f
cで駆動する場合を考える。光スキャナヘの駆動信号を
I=I0sin(2πfct)とおくと、光スキャナの振動
は駆動信号に対して位相が90°遅れるので、次式(5) とおくことができる。このとき上記式(4)で表される起
電力Vrは、振れ角θ(θ0)が小さいものとして、次式
(6) と近似することができる。
【0009】これにより、センサコイルに発生する起電
力は、光スキャナの振動に対し位相が90°進むことが
わかる。(なお、コイルの両端の接続を入れ替えれば起
電力の符号が反転し、90°遅れることになるが、以下
この向きで説明する。)。従って、共振周波数駆動時で
は、駆動信号、光スキャナの振動、センサコイルの起電
力(センサ信号)の位相関係は図4に示すようになり、
駆動信号とセンサ信号は位相が一致することになる。
【0010】ここで、上記従来の光スキャナの基本的な
制御駆動方法について簡単に説明する。図3に上述した
センサコイル103を有する光スキャナ1を示す。図3
において、光スキャナ1はミラー面101aと平行に駆
動コイル102およびセンサコイル103が形成された
ミラー部101と、ミラー部101を振動させるための
ばね部104a,104bと、ミラー部101が静止状
態時のミラー面101aとほぼ平行となるような磁界を
生じさせるためのミラー部101の近傍に配置された、
2つの永久磁石105a,105bとを備えている。ば
ね部104a,104bは、任意の装置に設置するため
の支持体(不図示)に接続されている。
【0011】そしてこの光スキャナ1は、図5に示す回
路によって制御される。図5において、図示しないPC
等の操作コントローラより、光スキャナ1の振動振幅
(振れ角)や振動周波数など、光スキャナ1の所望の駆
動条件の指令値であるコントロール信号をコントロール
回路4に供給する。コントロール回路4は、コントロー
ル信号を受けて駆動回路2に駆動指令信号Vdを出力す
る。そして駆動回路2は、駆動指令信号Vdに基づいて
駆動信号(交流電流)を駆動コイル102に出力する。
こうして光スキャナ1は所定の振れ角、振動周波数で振
動することになる。このときセンサコイル103の両端
には、センサコイル103が永久磁石105a,105
bによって生成される磁界と鎖交することにより、起電
力(センサ信号)が発生する。この起電力(センサ信
号)は検出回路3により検出され検出信号Vsとしてコ
ントロール回路4にフィードバックされる。コントロー
ル回路4では、この検出信号Vsを監視し、光スキャナ
1の振動振幅(振れ角)や振動周波数が所定の値から外
れた場合、駆動回路2に出力する駆動指令信号Vdを補
正する。このようにして、光スキャナ1を安定した状態
に制御駆動することができるようになっている。
【0012】次に、上述した駆動回路2、および検出回
路3の一般的な構成を図6に示す。図6に示すように、
駆動回路2は、オペアンプ201と、抵抗素子(R0)
202とで構成され、これらによって駆動指令信号Vd
を駆動信号(交流電流)に変換するようになっている。
ここで、駆動指令信号Vdと駆動信号(交流電流)との
関係は、駆動コイル102に供給する駆動信号をI=I
0sin(2πfct)=I0sin(ωct)とおくと、
次式(7) となる。
【0013】また、検出回路3は、オペアンプ301
と、抵抗素子(R1)302と、抵抗素子(R1)30
3と、抵抗素子(R2)304と、抵抗素子(R2)3
05とで構成され、これらによって起電力(センサ信
号)を検出信号Vsに変換するようになっている。ここ
で、起電力と検出信号Vsとの関係は、起電力をVr、セ
ンサコイルの抵抗値をRsensとおき、センサコイル10
3の自己インダクタンスや配線間容量は無視できるもの
とすると、次式(8) となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光スキャナには次のような問題がある。駆動コイル
に駆動信号(交流電流)Iを供給すると、図7に示すよ
うに、駆動コイルと垂直方向に駆動信号Iに比例した磁
界H1が生じる。このとき、上記従来の光スキャナでは
駆動コイルとセンサコイルとがほぼ同心かつ同一の平面
上に設けられているために、センサコイルに磁界H1
強度変化に起因する起電力(以下、相互誘導起電力)e
rが生じてしまう。この相互誘導起電力erは、駆動コイ
ルとセンサコイルとの相互インダクタンスMと、駆動信
号Iの時間微分に比例し、駆動信号をI=I0sin
(2πfct)=I0sin(ωct)、比例定数をαと
おくと、次式(9)のように表すことができる。
【0015】以上より、実際にセンサコイルに生ずる起
電力(センサ信号)は、上記式(4)で示される起電力Vr
だけでなく上記式(9)で示される相互誘導起電力erとの
和、すなわち(Vr+er)となることがわかる。従っ
て、真の検出信号Vsは、上記式(8)より、次式(10) となり、相互誘導起電力erの項により歪んだ信号とな
ってしまう。これでは光スキャナの振動振幅を高精度に
制御することが困難になる。また、共振周波数駆動時の
駆動信号と、相互誘導起電力erと、真の起電力(セン
サ信号)との位相関係は、図8に示すように、実際の振
動状態とセンサ信号との位相がずれた関係となる。これ
は、光スキャナの振動周波数を高精度に管理することが
難しくなることを意味する。
【0016】そこで、本発明は、上述の問題点を鑑みて
なされたものであり、センサコイルに生ずる相互誘導起
電力を除去して、高精度に所定の振幅および周波数で動
作させることが可能な光スキャナ駆動回路を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本第1の発明による光スキャナ駆動回路は、
任意の部材に設置するための支持体と、少なくとも一方
の面が光の反射面である可動板と、前記支持体と前記可
動板を接続する弾性部材と、前記可動板近傍に所定の間
隔をあけて配置された磁石と、前記可動板上に形成され
た駆動コイルと、前記可動板の、前記駆動コイルとほぼ
同一平面上に形成されたセンサコイルとを有する光スキ
ャナにおいて、前記駆動コイルに少なくとも交流成分を
含む電流を供給する電流供給手段と、前記センサコイル
に生じる誘導起電力を検出する検出手段と、前記駆動コ
イルに少なくとも交流成分を含む電流が流れることによ
って前記センサコイルに生じる相互誘導起電力を前記駆
動コイル及び前記センサコイルとは別個に擬似的に生成
する相互誘導起電力生成手段と、前記検出手段の出力か
ら前記相互誘導起電力生成手段の出力を減算処理する減
算手段と、前記減算手段の出力に基づいて、前記可動板
のねじり振動を制御する制御手段とを有していることを
特徴とする。
【0018】このように構成した本第1の発明によれ
ば、センサコイルに生ずる相互誘導起電力を前記駆動コ
イル及びセンサコイルとは別個に擬似的に生成し、該セ
ンサコイルに生じる誘導起電力からその擬似的に生成さ
れた相互誘導起電力を減算した結果に基づいて可動板の
ねじり振動が制御される。
【0019】また、本第2の発明による光スキャナ駆動
回路は、任意の部材に設置するための支持体と、少なく
とも一方の面が光の反射面である可動板と、前記支持体
と前記可動板を接続する弾性部材と、前記可動板に前記
弾性部材を介して連結された磁石と、前記支持体に設け
られた駆動コイルと、前記支持体に設けられたセンサコ
イルとを有する光スキャナにおいて、前記駆動コイルに
少なくとも交流成分を含む電流を供給する電流供給手段
と、前記センサコイルに生じる誘導起電力を検出する検
出手段と、前記駆動コイルに少なくとも交流成分を含む
電流が流れることによって前記センサコイルに生じる相
互誘導起電力を前記駆動コイル及び前記センサコイルと
は別個に擬似的に生成する相互誘導起電力生成手段と、
前記検出手段の出力から前記相互誘導起電力生成手段の
出力を減算処理する減算手段と、前記減算手段の出力に
基づいて、前記可動板のねじり振動を制御する制御手段
とを有していることを特徴とする。
【0020】このように構成した本第2の発明によれ
ば、本第1の発明と同様に、センサコイルに生ずる相互
誘導起電力を前記駆動コイル及びセンサコイルとは別個
に擬似的に生成し、該センサコイルに生じる誘導起電力
からその擬似的に生成された相互誘導起電力を減算した
結果に基づいて可動板のねじり振動が制御される。
【0021】また、本第3の発明による光スキャナ駆動
回路は、本第1の発明において、前記相互誘導起電力生
成手段が、基板に設けられた第一および第二のコイル
と、前記第一のコイルに少なくとも交流成分を含む電流
を供給する第二の電流供給手段と、前記第二のコイルに
生じる誘導起電力を検出する第二の検出手段を有し、前
記減算手段が、前記検出手段の出力と前記第二の検出手
段の出力を減算処理することを特徴とする。
【0022】このように構成した本第3の発明によれ
ば、第一および第二のコイル、第二の電流供給手段、第
二の検出手段によりセンサコイルに生ずる相互誘導起電
力を前記駆動コイル及びセンサコイルとは別個に擬似的
に生成し、該センサコイルに生じる誘導起電力からその
擬似的に生成された相互誘導起電力を減算した結果に基
づいて可動板のねじり振動が制御される。
【0023】また、本第4の発明による光スキャナ駆動
回路は、本第2の発明において、前記相互誘導起電力生
成手段が、前記弾性部材に設けられた第一および第二の
コイルと、前記第一のコイルに少なくとも交流成分を含
む電流を供給する第二の電流供給手段と、前記第二のコ
イルに生じる誘導起電力を検出する第二の検出手段を有
し、前記減算手段が、前記検出手段の出力と前記第二の
検出手段の出力を減算処理することを特徴とする。
【0024】このように構成した本第4の発明によれ
ば、本第3の発明と同様に、第一および第二のコイル、
第二の電流供給手段、第二の検出手段によりセンサコイ
ルに生ずる相互誘導起電力を前記駆動コイル及びセンサ
コイルとは別個に擬似的に生成し、該センサコイルに生
じる誘導起電力からその擬似的に生成された相互誘導起
電力を減算した結果に基づいて可動板のねじり振動が制
御される。
【0025】さらに、本第3又は第4の発明による光ス
キャナ駆動回路では、前記駆動コイルと前記検出コイル
とが成す相互インダクタンスと、前記第一のコイルと前
記第二のコイルとが成す相互インダクタンスとが、ほぼ
等しくなるようにするのが好ましい。
【0026】このように構成すれば、第一および第二の
コイル、第二の電流供給手段、第二の検出手段によりセ
ンサコイルに生ずる相互誘導起電力とほぼ等しい相互誘
導起電力を生成し、該センサコイルに生じる誘導起電力
から第一および第二のコイル、第二の電流供給手段、第
二の検出手段により生成された相互誘導起電力を減算し
た結果に基づいて可動板のねじり振動が制御される。
【0027】加えて、本発明の第3又は第4の発明によ
る光スキャナ駆動回路は、前記第一のコイルが前記駆動
コイルとほぼ同一構造、同形状に形成され、前記第二の
コイルが前記センサコイルとほぼ同一構造、同形状に形
成され、前記第二の電流供給手段が前記電流供給手段と
ほぼ同様に構成され、前記第二の検出手段が、前記検出
手段とほぼ同様に構成されているのが好ましい。
【0028】このように構成すれば、第一および第二の
コイル、第二の電流供給手段、第二の検出手段によりセ
ンサコイルに生ずる相互誘導起電力とほぼ等しい相互誘
導起電力を生成し、該センサコイルに生じる誘導起電力
から第一および第二のコイル、第二の電流供給手段、第
二の検出手段により生成された相互誘導起電力を減算し
た結果に基づいて可動板のねじり振動が制御される。
【0029】さらに、本第5の発明による光スキャナ駆
動回路は、本第3又は第4の発明において、前記第二の
電流供給手段を介して供給するための電流を増減する第
一のゲイン回路と、前記第二の検出手段による出力を増
減する第二のゲイン回路とを有することを特徴とする。
【0030】このように構成した本第5の発明によれ
ば、第一および第二のコイル、第二の電流供給手段、第
二の検出手段、第一および第二のゲイン回路によりセン
サコイルに生ずる相互誘導起電力とほぼ等しい相互誘導
起電力を生成し、該センサコイルに生じる誘導起電力か
ら第一および第二のコイル、第二の電流供給手段、第二
の検出手段、第一および第二のゲイン回路により生成さ
れた相互誘導起電力を減算した結果に基づいて可動板の
ねじり振動が制御される。
【0031】さらに、本第6の発明による光スキャナ駆
動回路は、本第1又は第2の発明において、前記相互誘
導起電力生成手段が、前記駆動コイルに供給される電流
に基づいて、前記センサコイルに生じる相互誘導起電力
を前記駆動コイル及び前記センサコイルとは別個に擬似
的に生成することを特徴とする。
【0032】このように構成した本第6の発明によれ
ば、駆動コイルに供給される電流に基づいて、センサコ
イルに生ずる相互誘導起電力を前記駆動コイル及びセン
サコイルとは別個に擬似的に生成し、該センサコイルに
生じる誘導起電力からその擬似的に生成された相互誘導
起電力を減算した結果に基づいて可動板のねじり振動が
制御される。
【0033】また、本第6の発明による光スキャナ駆動
回路は、前記相互誘導起電力生成手段が、前記駆動コイ
ルに供給される電流に基づいて生成された信号の位相を
シフトする移相手段と、前記駆動コイルに供給される電
流に基づいて生成された信号を増減するゲイン可変手段
を備えているのが好ましい。
【0034】このように構成すれば、駆動コイルに供給
される電流に基づいて生成された信号の位相をシフトす
る移相手段と、駆動コイルに供給される電流に基づいて
生成された信号を増減するゲイン可変手段を備えた相互
誘導起電力生成手段により、センサコイルに生ずる相互
誘導起電力を前記駆動コイル及びセンサコイルとは別個
に擬似的に生成し、該センサコイルに生じる誘導起電力
からその擬似的に生成された相互誘導起電力を減算した
結果に基づいて可動板のねじり振動が制御される。
【0035】また、本第1〜第6の発明による光スキャ
ナ駆動回路はいずれも、前記減算手段の結果に基づいて
前記可動板のねじり振動振幅を連続的に制御する振幅制
御手段と、前記減算手段の結果に基づいて前記可動板の
ねじり振動周波数を連続的に制御する周波数制御手段の
少なくともいずれか一方を備えているのが好ましい。
【0036】このように構成すれば、制御手段により、
可動板のねじり振動の振動振幅、あるいは振動周波数の
少なくともいずれか一方が制御される。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光スキャナ駆動回
路の実施の形態について説明する。第1実施形態 図9は第1実施形態の光スキャナ駆動回路の概略構成を
示すブロック図である。本実施形態の光スキャナ駆動回
路は、図5に示した従来の光スキャナ駆動回路の構成に
加えて、ダミースキャナ5を駆動するダミー駆動回路6
と、ダミースキャナ5の駆動状態を検出するダミースキ
ャナ検出回路7と、減算回路8とを備えて構成されてい
る。
【0038】図9に示す光スキャナ1、駆動回路2、検
出回路3は、図2および図4に示した従来技術で説明し
たものとほぼ同様に構成されている。ダミースキャナ5
は、図10に示すように基板501と、ダミー駆動コイ
ル502と、ダミーセンサコイル503とを有して構成
されている。このダミースキャナ5は、光スキャナ1の
可動板部(ミラー部101、駆動コイル102、センサ
コイル103、ばね部104a,104bで構成された
部分)と製造プロセス形状及び構造が同じものが望まし
いが、少なくとも次の条件を満たしたものであれば良
い。それは、基板501が、一般的な電気回路基板のよ
うに電気的絶縁体で形成されたものであること、及び、
ダミー駆動コイル502とダミーセンサコイル503と
の相互誘導作用による相互インダクタンスが、駆動コイ
ル102とセンサコイル103との相互誘導作用による
相互インダクタンスと同じであることである。
【0039】但し、ダミースキャナ5は、図3に示すよ
うなミラー部101の近傍に配置された、ミラー部10
1が静止状態時のミラー面101aとほぼ平行な磁界を
生じさせるための2つの永久磁石105a,105bに
相当する永久磁石を備えていない点で、図2に示す光ス
キャナ1と構成が異なる。
【0040】ダミー駆動回路6は、ダミー駆動コイル5
02に電流を供給する回路であり、図11に示すよう
に、オペアンプ601と、抵抗素子(R0)602とで
構成されている。オペアンプ601と抵抗素子(R0)
602は、図6に示した駆動回路2のオペアンプ201
と抵抗素子(R0)202と、それぞれ同等のもので構
成されている。従って、図9に示すダミー駆動回路6に
駆動回路2と同じ駆動指令信号V dが入力されると、ダ
ミー駆動回路6は、駆動回路2が駆動コイル102に供
給する駆動信号(交流電流)と同じ駆動信号(交流電
流)をダミー駆動コイル502に供給する。
【0041】また、ダミー検出回路7は、ダミーセンサ
コイル503に生じる起電力を検出する回路であり、図
11に示すように、オペアンプ701と、抵抗素子(R
1)702と、抵抗素子(R1)703と、抵抗素子
(R2)704と、抵抗素子(R2)705とで構成さ
れている。これらは、図6に示した検出回路3のオペア
ンプ301と、抵抗素子(R1)302と、抵抗素子
(R1)303と、抵抗素子(R2)304と、抵抗素
子(R2)305と、それぞれ同等に構成されている。
従って、ダミーセンサコイル503にセンサコイル10
3に生じる起電力と同じ起電力が生成されたときに、ダ
ミー検出回路7は、検出回路3が出力する検出信号と同じ
検出信号を出力する。
【0042】図9に示す減算回路8は、検出回路3の出
力からダミー検出回路7の出力を減算するように構成さ
れている。コントロール回路4は、減算回路8の出力に
基づいて光スキャナ1の振動振幅および振動周波数を制
御する制御回路である(詳細は後述する)。
【0043】次に、図9に示した回路ブロックの信号の
流れを説明する。図示しないPC等の操作コントローラ
より、光スキャナ1の振動振幅(振れ角)や振動周波数
など、光スキャナ1の所望の駆動条件の指令値であるコ
ントロール信号をコントロール回路4に供給する。コン
トロール回路4は、コントロール信号を受けて駆動回路
2に駆動指令信号Vdを出力する。駆動回路2は、駆動
指令信号Vdに基づいて駆動信号(交流電流)を駆動コ
イル102に供給する。こうして光スキャナ1は所定の
振れ角、振動周波数で振動することになる。このとき、
センサコイル103の両端には、センサコイル103が
永久磁石105aおよび105bによって生成される磁
界と鎖交することにより生じる起電力が誘導される。さ
らに、センサコイル103の両端には、駆動コイル10
2に交流電流を流すことにより生じる相互誘導起電力が
誘導される。これらの起電力は、検出回路3により検出
信号Vsとなって出力され、減算回路8に供給される。
【0044】一方、コントロール回路4は、駆動回路2
に供給する駆動指令信号Vdと同じ信号をダミー駆動回
路6にも供給する。ダミー駆動回路6は、駆動指令信号
dに基づいて、駆動回路2が駆動コイル102に供給
する駆動信号(交流電流)と同じ信号をダミー駆動コイ
ル502に供給する。このときダミーセンサコイル50
3の両端には、ダミー駆動コイル502に交流電流を流
すことにより生じる相互誘導起電力のみが誘導される。
この相互誘導起電力erは、センサコイル103の両端
に生じる相互誘導起電力erと同じ起電力となる。この
相互誘導起電力erは、ダミー検出回路7により検出信
号Vnとなって出力され、減算回路8に供給される。
【0045】減算回路8では、検出回路3が出力した検
出信号Vsからダミー検出回路7が出力した検出信号Vn
を引算し、その結果Vsnをコントロール回路4に供給
する。このVsnは、センサコイル103が永久磁石1
05aおよび105bにより生成される磁界と鎖交する
ことによって生じる起電力のみを示す信号となる。従っ
て、光スキャナ1を高精度に制御することを妨げる要因
となる相互誘導起電力erを除去できたことになる。そ
してコントロール回路4では、この減算信号Vsnを監
視し、光スキャナ1の振動振幅(振れ角)や振動周波数
が所定の値から外れた場合には駆動指令信号Vdを補正
する。このようにして、光スキャナ1を高精度に制御す
ることが可能となる。
【0046】次に、コントロール回路4について具体的
に説明する。図12はコントロール回路4の一構成例を
示したコントロール回路4aのブロック図である。この
コントロール回路4aにおいて、コントロール信号は周
波数指令値と振幅指令値の2つあり、まず周波数指令値
が発振回路401に供給される。発振回路401は、周
波数指令値に示された周波数で所定の振幅をもつ正弦波
信号、あるいはその正弦波成分を含む矩形波(パルス
波)を生成し、ゲインコントロール回路402に出力す
るように構成されている。ゲインコントロール回路40
2は、後述するPI回路407から出力される制御信号
に基づいて、発振回路401から出力される正弦波信号
(あるいは正弦波成分)の振幅をコントロールして、駆
動指令信号Vdを出力するように構成されている。
【0047】一方、減算回路8から出力されたVsn
増幅回路403に供給されると、増幅回路403では、
信号Vsnノ振幅をコントロールし易くするために所定
の倍率で増幅し、フィルター回路404に出力する。フ
ィルター回路404は、振動周波数成分(周波数指令値
に示された周波数成分)のみを抽出するバンドパスフィ
ルターで構成されており、ノイズ成分除去の役割を果た
している。なお、フィルター回路404は、バンドパス
フィルターで構成するのが最も望ましいが、ノイズの状
況次第では、ローパスフィルターやハイパスフィルタ
ー、あるいはフィルターなしであっても同様の効果が得
られる。また、増幅回路403とフィルター回路404
の順序を入れ替えても同様の役割を果たすことができ
る。そして、フィルター回路404によりノイズ除去さ
れた信号Vsnは振幅検出回路405に供給される。
【0048】振幅検出回路405は、信号Vsnの振幅
値(あるいはRMS値)を検出し、引算回路406に出
力するように構成されている。引算回路406は、供給
される信号Vsnの振幅値と、もう1つのコントロール
信号である振幅指令値との偏差を求め、その結果である
偏差信号をPI回路407へ出力するように構成されて
いる。PI回路407は、I回路(積分回路)とP回路
(比例回路)とを有して構成されており、引算回路40
6から出力される偏差信号の周波数成分に応じて所定の
ゲインで増幅し、その結果である制御信号をゲインコン
トロール回路402に出力するようになっている。
【0049】次に、このコントロール回路4aの動作を
説明する。光スキャナ1が振動していない初期状態にお
いて、コントロール信号である周波数指令値(本説明で
は共振周波数とする)が出力されると、発振回路401
は駆動指令信号を出力する。出力された駆動指令信号
は、ゲインコントロール回路402を介して駆動回路2
に供給される。同時に、初期状態では信号Vsnはゼロ
であり、第2のコントロール信号である振幅指令値が引
算回路406に供給されるので、引算回路406の出力
がプラスになり、PI回路407で生成される制御信号
は大きくなる。従ってゲインコントロール回路402で
は、駆動指令信号の振幅を大きくしようとする。このよ
うにして光スキャナ1はコントロール信号(周波数指令
値で指示された周波数)で振動を開始する。そしてPI
回路407と、ゲインコントロール回路402とで構成
される振幅制御部は、引算回路406の出力がゼロにな
るまで、即ち、減算回路8からの出力信号Vsnが振幅
指令値に一致するまで駆動指令信号Vdの振幅を増やそ
うとする方向に働く。逆に、信号Vsnが振幅指令値を
超えた場合には、引算回路406の出力がマイナスにな
り、PI回路407と、ゲインコントロール回路402
とで構成される振幅制御部は駆動指令信号Vdの振幅を
減らす方向に働く。このようにしてコントロール回路4
aでは、光スキャナ1の振動振幅を所定の値に保つよう
制御することができる。
【0050】図13はコントロール回路4の他の構成例
を示したコントロール回路4bのブロック図である。図
13において、コントロール回路4bは、図12に示す
コントロール回路4aの構成から、不図示の操作コント
ローラに接続された発振回路401の代わりにフィルタ
ー回路404と接続する移相回路408を備えている点
で、コントロール回路4aと異なる。なお、コントロー
ル回路4b中のゲインコントロール回路402、増幅回
路403、フィルター回路404、振幅検出回路40
5、引算回路406、PI回路407は図12に示すコ
ントロール回路4aのものと同等の働きを持つように構
成されている。
【0051】移相回路408は、ゲインコントロール回
路402が出力する駆動指令信号V dと、増幅回路40
3に供給される信号Vsnの位相とが一致するように
(共振周波数で振動するときには、両方の信号の位相が
一致するため)位相調整を行なう回路であり、フィルタ
ー回路404の出力の位相をずらしてゲインコントロー
ル回路402に供給するように構成されている。なお、
ここで行なう位相調整量は、増幅回路403、フィルタ
ー回路404、ゲインコントロール回路402での位相
のズレ量によって決まる。
【0052】このように構成されたコントロール回路4
bでは、増幅回路403と、フィルター回路404と、
移相回路408と、ゲインコントロール回路402とに
より正帰還がかかり、また、初期状態では、図12で示
したコントロール回路4aと同様に、PI回路407
と、ゲインコントロール回路402とで構成される振幅
制御部により負帰還のループ利得が1以上になるため発
振を開始する。すなわち光スキャナ1が共振周波数で振
動することになると同時に振幅制御部により振動振幅も
制御される。このようにしてコントロール回路4bで
は、光スキャナ1の振動周波数を機械的共振周波数に追
従するよう制御し、さらに振動振幅が所定の値を保つよ
う制御することができる。
【0053】従って、第1実施形態の光スキャナ駆動回
路によれば、光スキャナ1を高精度に振幅制御、あるい
は振幅・周波数制御することが可能となる。
【0054】ところで、上述した本発明の光スキャナ駆
動回路には次の2つの課題が残されている。第一に、従
来のものを含めて上述したような光スキャナは電流駆動
であるために消費電力が大きくなりがちだということで
ある。第1実施形態の光スキャナ駆動回路を用いた光ス
キャナの場合、光スキャナに流す電流とダミースキャナ
に流す電流との2倍の電力を消費することになる。第二
に、半導体プロセスを用いて製作されたマイクロスキャ
ナの場合は、駆動効率が良く消費電力も小さくなるが、
その反面、相互誘導起電力も小さくなり、ダミースキャ
ナを用いて高精度に相互誘導起電力を除去することが困
難になる。そこで、次に、消費電力低減、あるいはS/
Nの向上を目的として構成された、本発明の第2実施形
態による光スキャナ駆動回路について説明する。
【0055】第2実施形態 図14は第2実施形態の光スキャナ駆動回路の概略構成
を示したブロック図である。第2実施形態の光スキャナ
駆動回路は、図9に示した第1実施形態の光スキャナ駆
動回路の構成に加えて、第1ゲイン回路9と、第2ゲイ
ン回路10とを設けて構成されている。なお、図14に
おいて、光スキャナ1、駆動回路2、検出回路3、コン
トロール回路4、ダミースキャナ5、ダミー駆動回路
6、ダミー検出回路7、減算回路8は図9の第1実施形
態で説明したものと同様に構成されている。
【0056】第1ゲイン回路9は、駆動指令信号Vd
1/N倍にするように構成されており、その結果はダミ
ー駆動回路6に供給されるようになっている。なお、こ
こでNは、正の実数としておく。第2ゲイン回路10
は、ダミー検出回路7の出力信号VnをN倍にするよう
に構成されており、その結果は減算回路8に供給される
ようになっている。
【0057】次に、図14に示した第2実施形態の光ス
キャナ駆動回路の回路ブロックの信号の流れを説明す
る。コントロール回路4から駆動指令信号Vdが出力さ
れると、第1ゲイン回路9によりダミー駆動回路6に供
給される信号の値はVd/Nとなり、ダミー駆動コイル
502に供給される駆動信号(交流電流)は信号レベル
が1/Nとなる。そして、その結果、ダミーセンサコイ
ル503に誘導される相互誘導起電力erも1/Nとな
る。なぜなら、上記式(9)で示したように、相互誘導起
電力erは、ダミー駆動コイル502に流れる電流に比
例するからである。この相互誘導起電力erは、ダミー
検出回路7により検出信号Vn/Nとなって出力され、
第2ゲイン回路10によってN倍されて、減算回路8に
供給される。
【0058】従って、第2実施形態の光スキャナ駆動回
路によれば、第1ゲイン回路9及び第2ゲイン回路10
においてNの値を、1≪Nとなるように設定すれば、減
算回路8に供給される相互誘導起電力を示す信号Vs
変えることなく、ダミー駆動コイル502に流す電流を
1/Nに減らすことでき、消費電力の低減に効果があ
る。また、0<N<1となるようNを設定すれば、消費
電力の低減効果はなくなるが、ダミー駆動回路6からダ
ミー検出回路7までの信号レベルを大きくすることがで
き、高精度に相互誘導起電力を除去することができ、S
/Nの向上に効果がある。
【0059】なお、上記第1および第2実施形態におけ
るダミー駆動コイルとダミーセンサコイルとの相互イン
ダクタンスMと同じ相互インダクタンスであれば、ダミ
ー駆動コイル、ダミーセンサコイルの代わりにトランス
を用いてそれぞれダミー駆動トランス、ダミーセンサト
ランスとしてダミースキャナ5を構成してもよい。
【0060】第3実施形態 図15は第3実施形態の光スキャナ駆動回路の概略構成
を示すブロック図である。第3実施形態の光スキャナ駆
動回路は、図5に示した従来の光スキャナ駆動回路の構
成に加えて、相互誘導成分生成回路11と、減算回路8
とを備えて構成されている。
【0061】図15に示す光スキャナ1、駆動回路2、
検出回路3は、図3および図4に示した従来技術で説明
したものとほぼ同様に構成されている。相互誘導成分生
成回路11は、図16に示すように、移相器1101と
ゲイン回路1102とを有して構成されている。移相器
1101は、入力された信号の位相を90°進ませるよ
うに構成されている。移相器1101としては、カット
オフ周波数で90°位相が進む2次のハイパスフィルタ
ーで構成するのが設計上望ましいが、3次以上のハイパ
スフィルターや、反転回路と2次以上のローパスフィル
ターとを組み合わせて構成しても代用可能である。ゲイ
ン回路1102は、移相器1101の信号レベルを増減
する回路である。ゲイン回路1102としては、抵抗素
子の交換や可変抵抗器などで簡単にゲインを変えられる
ように構成するのが望ましいが、プログラマブル可変増
幅ICなどで構成しても代用可能である。
【0062】減算回路8は、検出回路3の出力から相互
誘導成分生成回路11の出力を減算するように構成され
ている。コントロール回路4は、減算回路8の出力に基
づいて光スキャナ1の振動振幅および振動周波数を制御
する制御回路である。なお、コントロール回路4の具体
的構成及び動作は、図12又は図13に示した第1形態
のコントロール回路4と同様である。
【0063】次に、図15に示した回路ブロックの信号
の流れを説明する。図示しないPC等の操作コントロー
ラより、光スキャナ1の振動振幅(振れ角)や振動周波
数など、光スキャナ1の所望の駆動条件の指令値である
コントロール信号をコントロール回路4に供給する。コ
ントロール回路4は、コントロール信号を受けて、駆動
回路2に駆動指令信号Vdを出力する。駆動回路2は、
駆動指令信号Vdに基づいて駆動信号(交流電流)を駆
動コイル102に供給する。こうして光スキャナ1は所
定の振れ角、振動周波数で振動することになる。このと
きセンサコイル103の両端には、センサコイル103
が永久磁石105aおよび105bにより生成される磁
界と鎖交することにより生じる起電力が誘導される。さ
らに、センサコイル103の両端には、駆動コイル10
2に交流電流を流すことにより生じる相互誘導起電力e
rが誘導される。これらの起電力は、検出回路3により
検出信号Vsとなって出力され、減算回路8に供給され
る。
【0064】一方、コントロール回路4は、駆動回路2
に供給する駆動指令信号Vdと同じ信号を相互誘導成分
生成回路11の移相器1101にも供給する。移相器1
101は、駆動指令信号Vdの位相を90°進ませた信
号Vpをゲイン回路1102に供給する。この駆動指令
信号Vdの位相を90°進ませた信号Vpは、上記式(7)
よりVd=R00sin(ωct)とすると、定数をAと
おいて、次式(11) と表すことができる。ここで、定数Aは、ハイパスフィ
ルター等で位相をシフトさせた時に生じる信号レベルの
変化で決まる値である。例えば、2次のハイパスフィル
ターの場合はカットオフ周波数で3dB減少するのでA
の値は約0.708となる。そしてこの信号Vpは、ゲ
イン回路1102に供給される。ゲイン回路1102で
は、Vpの信号レベルをゲイン(N倍)する。このN
は、信号Vpを、次式(12)で示されるVnつまり上記式(10)のVrの項をとったものと一致させる
よう設定するもので、次式(13) となる。そして、ゲイン回路1102は、Vpの信号レ
ベルをN倍にゲインした値Vn(=N・Vp)を減算回路
8に供給する。
【0065】減算回路8では、検出回路3が出力した検
出信号Vsからゲイン回路1102が出力した信号Vn
引算し、その結果Vsnをコントロール回路4に供給す
る。このVsnは、センサコイル103が永久磁石10
5aおよび105bにより生成される磁界と鎖交するこ
とによって生じる起電力のみを示す信号である。従っ
て、光スキャナ1を高精度に制御することを妨げる要因
となる相互誘導起電力を除去できたことになる。そして
コントロール回路4では、この減算信号Vsnを監視
し、光スキャナ1の振動振幅(振れ角)や振動周波数が
所定の値から外れた場合には駆動指令信号Vdを補正す
る。このようにして、光スキャナ1を高精度に制御する
ことが可能となる。なお、本実施形態では、移相器11
01とゲイン回路1102とを入れ替えても同様の効果
を得ることができる。
【0066】従って、第3実施形態の光スキャナ駆動回
路によれば、光スキャナ1を高精度に振幅制御、あるい
は振幅・周波数制御することが可能となる。
【0067】なお、本発明の光スキャナ駆動回路は、上
述した第1〜第3実施形態で用いた光スキャナへの適用
に限られるものではなく、別の機構からなる光スキャナ
への適用も可能であり、第1〜第3実施形態における光
スキャナへ適用した場合の効果と同様の効果を得ること
ができる。別の機構からなる光スキャナの例としては、
例えばUSP−4990808号やUSP−49195
00号公報に開示されているものがある。そのような光
スキャナの構成例について以下に図面を用いて説明す
る。
【0068】図17は本発明の光スキャナ駆動回路を適
用可能な上記実施形態における光スキャナとは別の機構
からなる光スキャナの概略構成図である。図17に示す
光スキャナ1’は、任意の装置(不図示)に設置するた
めの保持台111,111に接続されているトーション
バー104’にミラー113及び永久磁石114が直列
に設けられており、永久磁石114の近傍には永久磁石
114を取り巻くように駆動コイル102’とセンサコ
イル103’とが設けられている。ここで、ミラー11
3のねじり振動の振れ角を検出するためのセンサコイル
103’は、駆動コイル102’と直交するように設け
られている。なお、上記駆動コイル102’及びセンサ
コイル103’は、トーションバー104’を介して回
動可能な永久磁石114に対して固定(不動)され、こ
こでは、保持台111,111と一体に構成された不図
示の装置の保持部に固定されている。
【0069】次に、図17に示す光スキャナ1’の動作
について簡単に説明する。駆動コイル102’に交流成
分を含む駆動電流が与えられると、駆動コイル102’
と永久磁石114との間にフレミング左手の法則に従う
力が生じる。駆動コイル102’は、不図示の装置の保
持部に固定されているので、永久磁石114に対してフ
レミング左手の法則に従う力が加えられ、永久磁石11
4を介してトーションバー104’をねじる動作が行わ
れる。駆動コイル102’には、交流成分を含む駆動電
流が与えられているため、永久磁石114に加えられる
フレミング左手の法則の力の方向は交流成分に応じて切
り替わるので、永久磁石114はトーションバー10
4’を中心にねじり回動運動を開始する。
【0070】第1〜第3実施形態の光スキャナ1におい
ては、永久磁石105a,105bを固定し、駆動コイ
ル102、センサコイル103が設けられている側をね
じり振動させていたが、図17に示す光スキャナ1’で
は、永久磁石114とミラー113とがトーションバー
104’に直列に接続されているので、永久磁石114
に対して加えられるフレミングの左手の法則の力による
トーションバー104’のねじり回動運動にあわせてミ
ラー113も永久磁石114と同じ周波数でねじり回動
運動する。このようにして、図17に示す光スキャナ
1’では、駆動コイル102’に駆動電流を流すことで
ミラー113をねじり振動させることができる。また、
永久磁石114がトーションバー104’を中心にねじ
り回動運動するとセンサコイル103’に鎖交する磁界
が変化するので、センサコイル103’にねじり回動運
動の振動振幅に応じた起電力が生じ、それによりミラー
113のねじり振動の振動振幅を検出することができ
る。そして、このような構成の光スキャナ1’の駆動コ
イル102’、センサコイル103’を第1〜第3実施
形態における光スキャナ1の駆動コイル102’、セン
サコイル103’に対応させ、第1及び第2実施形態に
対応させる場合は図17に示す構成から磁石114を除
いた構成の光スキャナをダミースキャナとして図17の
構成に加えて本発明の光スキャナ駆動回路を用いれば、
第1〜第3実施形態における光スキャナ1へ適用した場
合と同様の効果が得られる。
【0071】図18は本発明の光スキャナ駆動回路を適
用可能な第1〜第3実施形態及び図17の光スキャナと
はさらに異なる構成の光スキャナの概略構成図である。
この光スキャナ装置1”は、ミラー113及び永久磁石
114とミラー113とが1つの保持台111を隔てて
配置されている点で、ミラー113及び永久磁石114
とミラー113とが2つの保持台111,111に挟ま
れて配置された図17に示した光スキャナ1’と構成が
異なるが、その動作原理は、図17の光スキャナ1’と
同じであり、駆動コイル102’に駆動電流を流すこと
でミラー113をねじり振動させることができる。ま
た、永久磁石114がトーションバー104’を中心に
ねじり回動運動に応じた起電力が生じ、それによりミラ
ー113のねじり振動状態を検出することができる。そ
して、図18に示す構成の光スキャナ1”においても、
図17に示した構成の光スキャナ1’と同様に、本発明
の光スキャナ駆動回路を用いれば、第1〜第3実施形態
における光スキャナ1へ適用した場合と同様の効果が得
られる。
【0072】以上説明したように、本発明の光スキャナ
駆動回路は、特許請求の範囲に記載された特徴の他に下
記に示すような特徴も備えている。
【0073】(1)前記駆動コイルと前記検出コイルと
の相互インダクタンスと、前記第一のコイルと前記第二
のコイルとの相互インダクタンスとが、ほぼ等しくなる
ようにしたことを特徴とする請求項3又は4に記載の光
スキャナ駆動回路。
【0074】(2)前記第一のコイルが前記駆動コイル
とほぼ同一構造、同形状に形成され、前記第二のコイル
が前記センサコイルとほぼ同一構造、同形状に形成さ
れ、前記第二の電流供給手段が前記電流供給手段とほぼ
同様に構成され、前記第二の検出手段が、前記検出手段
とほぼ同様に構成されていることを特徴とする上記
(1)に記載の光スキャナ駆動回路。
【0075】(3)前記相互誘導起電力生成手段が、前
記駆動コイルに供給される電流に基づいて生成された信
号の位相をシフトする移相手段と、前記駆動コイルに供
給される電流に基づいて生成された信号を増減するゲイ
ン可変手段を備えていることを特徴とする請求項6に記
載の光スキャナ駆動回路。
【0076】(4)前記制御手段が、前記減算手段の結
果に基づいて前記可動板のねじり振動振幅を連続的に制
御する振幅制御手段と、前記減算手段の結果に基づいて
前記可動板のねじり振動周波数を連続的に制御する周波
数制御手段の少なくともいずれか一方を備えていること
を特徴とする請求項1〜6、上記(1)〜(3)のいず
れかに記載の光スキャナ駆動回路。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、センサコイルに生じる
相互誘導起電力を除去することができ、従って高精度に
振動状態を制御することが可能な光スキャナ駆動回路を
提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】光スキャナの動作原理を説明するための概略構
成図である。
【図2】光スキャナの振動周波数に対する特性を示すグ
ラフであり、(a)は振れ角特性、(b)は位相特性を示して
いる。
【図3】センサコイルを有する光スキャナの概略構成図
である。
【図4】共進周波数駆動時における駆動信号、光スキャ
ナの駆動、センサコイルの起電力(センサ信号)の位相
関係を示すグラフであり、(a)は駆動信号、(b)は光スキ
ャナの駆動、(c)はセンサ信号を示している。
【図5】従来の光スキャナ駆動回路の概略構成図であ
る。
【図6】図5の回路における駆動回路2、および検出回
路3の一般的な構成例を示す回路図である。
【図7】図3に示す光スキャナの駆動コイルに駆動信号
を供給したときの状態説明図である。
【図8】共進周波数駆動時における駆動信号、相互誘導
起電力、真の起電力(センサ信号)の位相関係を示すグ
ラフであり、(a)は駆動信号、(b)は相互誘導起電力、
(c)は真のセンサ信号を示している。
【図9】第1実施形態の光スキャナ駆動回路の概略構成
を示すブロック図である。
【図10】第1実施形態に用いるダミースキャナの概略
構成図である。
【図11】図9の回路におけるダミー駆動回路及びダミ
ー検出回路の一構成例を示す回路図である。
【図12】図9の回路におけるコントロール回路4の一
構成例を示すコントロール回路4aのブロック図であ
る。
【図13】図9の回路におけるコントロール回路4の他
の構成例であるコントロール回路4bのブロック図であ
る。
【図14】第2実施形態の光スキャナ駆動回路の概略構
成を示すブロック図である。
【図15】第3実施形態の光スキャナ駆動回路の概略構
成を示すブロック図である。
【図16】図15の回路における相互誘導成分生成回路
の概略構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の光スキャナ駆動回路を適用可能な第
1〜第3実施形態における光スキャナとは別の機構から
なる光スキャナの概略構成図である。
【図18】本発明の光スキャナ駆動回路を適用可能な第
1〜第3実施形態及び図17の光スキャナとはさらに異
なる構成の光スキャナの概略構成図である。
【符号の説明】
1,1’,1” 光スキャナ 2 駆動回路 3 検出回路 4,4a,4b コントロール回路 5 ダミースキャナ 6 ダミー駆動回路 7 ダミー検出回路 8 減算回路 9 第1ゲイン回路 10 第2ゲイン回路 11 相互誘導成分生成回路 101 ミラー部 101a ミラー面 102,102’ 駆動コイル 103,103’ センサコイル 104a,104b ばね部 104’ トーションバー 105a,105b,114 永久磁石 111 保持台 113 ミラー 201,301 オペアンプ 202,302,303,304,305 抵
抗素子 401 発振回路 402 ゲインコントロール回路 403 増幅回路 404 フィルター回路 405 振幅検出回路 406 引算回路 407 PI回路 408 移相回路 502 ダミー駆動コイル 503 ダミーセンサコイル 1101 移相器 1102 ゲイン回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の部材に設置するための支持体と、
    少なくとも一方の面が光の反射面である可動板と、前記
    支持体と前記可動板を接続する弾性部材と、前記可動板
    近傍に所定の間隔をあけて配置された磁石と、前記可動
    板上に形成された駆動コイルと、前記可動板の、前記駆
    動コイルとほぼ同一平面上に形成されたセンサコイルと
    を有する光スキャナにおいて、 前記駆動コイルに少なくとも交流成分を含む電流を供給
    する電流供給手段と、 前記センサコイルに生じる誘導起電力を検出する検出手
    段と、 前記駆動コイルに少なくとも交流成分を含む電流が流れ
    ることによって前記センサコイルに生じる相互誘導起電
    力を前記駆動コイル及び前記センサコイルとは別個に擬
    似的に生成する相互誘導起電力生成手段と、 前記検出手段の出力から前記相互誘導起電力生成手段の
    出力を減算処理する減算手段と、 前記減算手段の出力に基づいて、前記可動板のねじり振
    動を制御する制御手段とを有していることを特徴とする
    光スキャナ駆動回路。
  2. 【請求項2】 任意の部材に設置するための支持体と、
    少なくとも一方の面が光の反射面である可動板と、前記
    支持体と前記可動板を接続する弾性部材と、前記可動板
    に前記弾性部材を介して連結された磁石と、前記支持体
    に設けられた駆動コイルと、前記支持体に設けられたセ
    ンサコイルとを有する光スキャナにおいて、 前記駆動コイルに少なくとも交流成分を含む電流を供給
    する電流供給手段と、 前記センサコイルに生じる誘導起電力を検出する検出手
    段と、 前記駆動コイルに少なくとも交流成分を含む電流が流れ
    ることによって前記センサコイルに生じる相互誘導起電
    力を前記駆動コイル及び前記センサコイルとは別個に擬
    似的に生成する相互誘導起電力生成手段と、 前記検出手段の出力から前記相互誘導起電力生成手段の
    出力を減算処理する減算手段と、 前記減算手段の出力に基づいて、前記可動板のねじり振
    動を制御する制御手段とを有していることを特徴とする
    光スキャナ駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記相互誘導起電力生成手段が、基板に
    設けられた第一および第二のコイルと、前記第一のコイ
    ルに少なくとも交流成分を含む電流を供給する第二の電
    流供給手段と、前記第二のコイルに生じる誘導起電力を
    検出する第二の検出手段を有し、 前記減算手段が、前記検出手段の出力と前記第二の検出
    手段の出力を減算処理することを特徴とする請求項1に
    記載の光スキャナ駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記相互誘導起電力生成手段が、前記弾
    性部材に設けられた第一および第二のコイルと、前記第
    一のコイルに少なくとも交流成分を含む電流を供給する
    第二の電流供給手段と、前記第二のコイルに生じる誘導
    起電力を検出する第二の検出手段を有し、前記減算手段
    が、前記検出手段の出力と前記第二の検出手段の出力を
    減算処理することを特徴とする請求項2に記載の光スキ
    ャナ駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記第二の電流供給手段を介して供給す
    るための電流を増減する第一のゲイン回路と、 前記第二の検出手段による出力を増減する第二のゲイン
    回路とを有することを特徴とする請求項3又は4に記載
    の光スキャナ駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記相互誘導起電力生成手段が、前記駆
    動コイルに供給される電流に基づいて、前記センサコイ
    ルに生じる相互誘導起電力を前記駆動コイル及び前記セ
    ンサコイルとは別個に擬似的に生成することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の光スキャナ駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008116922A (ja) * 2006-09-14 2008-05-22 Optiscan Pty Ltd 光ファイバ走査装置
JP2008539465A (ja) * 2005-04-28 2008-11-13 シンボル テクノロジーズ, インコーポレイテッド 電気光学的読取り機および画像投影機におけるスキャンミラーの運動をモニタすること

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