JP5497328B2 - タイヤ - Google Patents

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本発明は、タイヤ、特にロードノイズを低減したタイヤに関するものである。
タイヤのトレッドの踏面には、トレッド周方向に延びる周方向溝を複数本配置することによって主に排水性を確保するのが通例である。さらに、近年では、該周方向溝に対して傾斜した向きに延びて、周方向溝にて区画された陸部内に終端させる、周方向サブ溝を配置し、更なる排水性の向上と陸部剛性の確保を所期した、トレッドパターンが提案されている。例えば、特許文献1には、この周方向サブ溝に相当する、傾斜ラグ溝が記載されている。
特開2006−123706号公報
かようなトレッドパターン、すなわちトレッドの周方向に断続して延びる周方向サブ溝を有するタイヤでは、ロードノイズの発生が顕著になることが新たに問題となってきている。
そこで、本発明は、前記の特定トレッドパターンを有するタイヤにおける、ロードノイズの低減を実現する手段を提供しようとするものである。
発明者は、トレッドの周方向に断続して延びる周方向サブ溝を有するタイヤについて、ノイズの発生原因を鋭意究明したところ、トレッド踏面のゴム厚が周方向に不均一であることを解明するに到った。さらに、ゴム厚が周方向に不均一になる原因について検討したところ、前記周方向サブ溝を配置した場合に、その溝容積の周方向分布に偏りがあるために、これが加硫成型時のゴムの流動を阻害し、加硫成型後のトレッドゴム厚が周方向に不均一になる結果、タイヤのユニフォミティが悪化し、ノイズの発生をまねいていることを知見した。
本発明は、以上の知見に基づいてなされたものであり、その要旨構成は、次のとおりである。
(1)トレッドに、その周方向に断続して延びる複数本の周方向サブ溝を、同周方向に隣接する溝相互がトレッド幅方向で部分的に重複する配置の下に有するタイヤにおいて、該周方向サブ溝は、前記重複部分の溝容積を該重複部分以外の溝容積よりも小さくしてなり、前記重複部分の溝壁角度および溝深さのいずれか少なくとも1つが変化することを特徴とするタイヤ。
(2)前記周方向サブ溝の重複部分は、溝幅が先端部に向かって徐々に狭く、かつ少なくとも一方の溝壁角度が変化することを特徴とする前記(1)に記載のタイヤ。
本発明によれば、タイヤのユニフォミティを改善し、ロードノイズの発生を抑制することができる。
本発明に従うタイヤのトレッドパターンを示すトレッドの部分展開図である。 周方向サブ溝の平面形状および断面形状を示す図である。 周方向サブ溝の平面形状および断面形状を示す図である。 周方向サブ溝の平面形状および断面形状を示す図である。 周方向サブ溝の平面形状および断面形状を示す図である。
以下に、本発明のタイヤについて、図面を参照して詳しく説明する。
本発明に従うトレッドパターンの一例を図1に示す。図示のトレッドパターンは、トレッド1を、該トレッドの周方向に延びる2本の周方向溝2aおよび2bとトレッド端Eとによって、3列の陸部列3a、3bおよび3cに区画してなる。また、一方側の陸部列3aには、周方向溝2aとトレッド端Eとの間でトレッド幅方向に延びる横溝4aおよび4bを周方向に交互に配置し、他方側の陸部列3bには、周方向溝2bとトレッド端Eとの間でトレッド幅方向に延びる横溝4cおよびサイプ4dを周方向に交互に配置してある。
残る陸部3bには、周方向溝2aに開口し周方向溝2bに向かって周方向溝に対して傾斜して陸部3b内まで延びる傾斜溝5aと、同様に、周方向溝2bに開口し周方向溝2に向かって周方向溝に対して傾斜して陸部3b内まで延びる傾斜溝5bと、を有する。これら傾斜溝5aおよび5bは、陸部3b内の終端部から延びるサイプ6aおよび6bを介して、それぞれ開口側とは逆側の周方向溝と連絡してなる。
ここで、陸部3bには、さらに、トレッド周方向に断続して延びる複数本の周方向サブ溝7を、同周方向に隣接する溝7相互がトレッド幅方向で部分的に重複する配置の下に有することが肝要である。本発明のタイヤでは、トレッドパターンとして、該周方向サブ溝7を有する以外は、図示例に限定する必要はない。
図示の各周方向サブ溝7は、トレッド周方向へ緩やかに蛇行してS字状に延びる形状になるが、例えばジグザグ状であったり直線状である等、全体の形状は図示例に限定されない。図1に示すように、トレッド周方向に隣接する周方向サブ溝7相互がトレッド幅方向で部分的に重複する重複部分Wを有する配置であればよい。
特に、周方向サブ溝7の溝容積について、前記重複部分Wの溝容積を該重複部分W以外の部分、図1の例において非重複部分Sの溝容積よりも小さくすることが重要になる。なお、重複部分Wおよび非重複部分Sの溝容積とは、それぞれの部分における単位長さ当たりの平均溝容積である。
すなわち、周方向サブ溝7を配置した陸部3bにおいて、重複部分Wおよび非重複部分Sにおけるネガティブ比(対象溝は周方向サブ溝7に限定)は、非重複部分Sに比し重複部分Wで大きくなる。これをタイヤの加硫成型に使用するモールドに置き換えると、モールドにおいて溝形成を担う金型凸部の占める割合が、非重複部分Sに比し重複部分Wで高くなる。この金型凸部は加硫成型時、ゴムの流動を妨げる堰の如く作用するから、重複部分Wでは当然ゴムの流動が非重複部分Sより制限されることになる。すると、重複部分Wと非重複部分Sとの間でゴムの流動に差異が生じる結果、加硫成型後のタイヤにおける重複部分Wでのトレッドゴムの厚さ(以下、単にゴム厚という)が非重複部分Sでのゴム厚より厚くなる。
そこで、周方向サブ溝7の溝容積を、非重複部分Sよりも重複部分Wで小さくし、加硫成型時のゴムの流動を、これら部分間で均等化することによって、加硫成型後のタイヤにおける重複部分Wと非重複部分Sとの間にゴム厚差が生じるのを回避し、周方向のゴム厚のばらつきを抑制する。
また、重複部分Wの溝容積を非重複部分Sの溝容積より小さくするには、溝幅、溝壁角度および溝深さのいずれか少なくとも1つを変化させることが好ましいが、特には、溝壁角度および溝深さのいずれか少なくとも1つを変化させることが肝要である。
具体的には、図2(a)に示す重複部分の等分3点位置における溝断面形状を図2(b)〜(d)に示すように、周方向サブ溝7の重複部分Wにおいて、先端に向かって溝幅を漸減(t1<t2<t3)する。または、図3(a)に示す重複部分の等分3点位置における溝断面形状を図3(b)〜(d)に示すように、周方向サブ溝7の重複部分Wにおいて、先端に向かって溝幅を減少(t1=t2<t3)する。これら場合、図2(a)および図3(a)のC−C断面における溝幅が非重複部分Sの溝幅とほぼ同等である。そして、溝幅を変化させる場合、少なくとも一方の溝壁角度を図示のように変化させることが好ましい。
さらに、図4(a)〜(d)に示すように、溝壁角度、すなわち溝の開口縁における法線に対する溝壁の角度を、例えばα>β>γと変化させてもよく、図5(a)〜(d)に示すように、溝深さを例えばD1<D2<D3と変化させてもよい。
図1に示したトレッドパターンを有する発明タイヤを、サイズ215/45 R17にて試作した。また、図1に示したトレッドパターンにおいて、周方向サブ溝を溝相互の重複部分の溝容積を該重複部分以外の溝容積と同等とした比較タイヤも試作した。これら試作タイヤについて、ユニフォミティおよびノイズ特性を調査したところ、発明タイヤは比較タイヤよりも。ユニフォミティが均一であり、かつノイズ特性も良好であった。
1 トレッド
2a、2b 周方向溝
3a、3b、3c 陸部列
4a、4b、4c 横溝
4d サイプ
5a、5b 傾斜溝
6a、6b サイプ
7 周方向サブ溝
E トレッド端

Claims (2)

  1. トレッドに、その周方向に断続して延びる複数本の周方向サブ溝を、同周方向に隣接する溝相互がトレッド幅方向で部分的に重複する配置の下に有するタイヤにおいて、該周方向サブ溝は、前記重複部分の溝容積を該重複部分以外の溝容積よりも小さくしてなり、前記重複部分の溝壁角度および溝深さのいずれか少なくとも1つが変化することを特徴とするタイヤ。
  2. 前記周方向サブ溝の重複部分は、溝幅が先端部に向かって徐々に狭く、かつ少なくとも一方の溝壁角度が変化することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
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