JP5496337B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザによるタッチ操作が可能な電子機器に関する。
表示画面上にタッチパネルが配置された電子機器において、ユーザへの操作性向上のために、タッチパネルを振動させることにより、ユーザに触覚を与える技術が知られている。タッチパネルが配置された電子機器においては、画面上に表示されたキーボードをタッチすることによって文字入力を行ういわゆるソフトキーボードが多く用いられる。しかし、ソフトキーボードは、実際のキーボードとは違い凹凸がないので、キーボード上の基準領域(ホームポジション、QWERTYキーボードにおけるF、Jの位置、10キーにおける5の位置)の認識が困難であるという課題があった。この課題を解決するために、特許文献1では、ホームポジションのキーに触れたときとホームポジション以外のキーに触れたときでは別の振動による触覚を提示してユーザにホームポジションの位置を認識させる技術が開示されている。
特表2009ー533762号公報
特許文献1では、ホームポジションのキーに触れたときと、ホームポジション以外のキーに触れたときでは、違う振動による触覚を提示する。しかし、ソフトキーボードの場合は接触により文字入力を行うので、文字入力を意図していないキーに触れた場合でも、そのキーに割り当てられた文字が入力されてしまうことになる。例えば、キーボードのブラインドタッチにおいて、ホームポジションを探すときにキーボードの表面を指で軽くなぞる動作が行われるが、そのようななぞる動作だけでも誤って文字入力がなされてしまうことになる。特許文献1は、ホームポジションを探すときに指でなぞる動作と、キーボードを打鍵し入力する動作とを判別する点については何も開示していない。その為、特許文献1の構成では、ホームポジションを探す動作を行っている間に入力動作がなされてしまい、所望の入力以外の入力が行われてしまうおそれがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ユーザが意図する入力操作を容易に行うことができる電子機器を提供する。
本発明の電子機器は、基準領域と非基準領域とを有する操作領域を表示する表示部と、前記表示部の表示面側に設けられたタッチパネルと、ユーザに対して、前記ユーザの操作状況を知らせる報知部と、前記報知部の動作を制御する制御部と、前記タッチパネル上で前記ユーザが前記基準領域を探す第1操作と、前記操作領域へのキー入力操作である第2操作とを判別する判別部とを備え、前記制御部は、前記判別部の判別結果に基づいて前記報知部の動作を制御することを特徴とする。
ある実施形態によれば、前記報知部は、前記ユーザに対して触覚を提供する触覚提供部である。
ある実施形態によれば、前記触覚提供部は、前記タッチパネルを振動させる振動部である。
ある実施形態によれば、前記第1操作は、前記タッチパネル上での前記ユーザの接触位置が連続的に変化する操作であり、前記第2操作は、前記タッチパネル上での打鍵操作である。
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記第1操作において前記ユーザが前記非基準領域を接触しているときと前記基準領域を接触しているときとで前記振動部の動作を異ならせる。
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記第1操作の間は前記操作領域へのキー入力を無効に設定する。
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記ユーザが前記基準領域を所定時間以上連続して接触した後、前記操作領域へのキー入力を無効から有効に設定する。
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記ユーザが前記基準領域を前記所定時間以上連続して接触した後、前記基準領域への接触が無くなった場合に前記操作領域へのキー入力を無効から有効に設定する。
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記ユーザが前記操作領域を所定時間以上接触しなかった場合、前記操作領域へのキー入力を有効から無効に設定する。
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記第1操作のときと前記第2操作のときとで前記振動部の振動パターンを異ならせる。
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記第1操作において前記ユーザが前記基準領域に接触したときに第1の振動パターンで前記振動部が振動するように制御し、前記制御部は、前記第2操作において前記ユーザが前記操作領域に接触したときに、前記第1の振動パターンとは異なる第2の振動パターンで前記振動部が振動するように制御する。
本発明のプログラムは、タッチパネル上でのユーザの操作状況を前記ユーザに知らせる動作を電子機器に実行させるプログラムであって、前記プログラムは、前記タッチパネル上で前記ユーザが基準領域を探す第1操作と、操作領域へのキー入力操作である第2操作とを判別するステップと、前記判別結果に基づいて前記ユーザに知らせる動作を制御するステップとを前記電子機器に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、タッチパネル上でユーザが基準領域を探す操作と操作領域へのキー入力操作とを判別する。これにより、入力を意図していないキーに触れた場合に誤ってキー入力されてしまうことを防止することができる。また、その判別結果に基づいて報知部の動作を制御することにより、ユーザは現在の操作状況を容易に認識することができる。
本発明の実施形態1に係る電子機器の外観斜視図である。 本発明の実施形態1に係る電子機器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る電子機器の断面図である。 本発明の実施形態1に係る振動部の外観斜視図である。 本発明の実施形態1に係る電子機器の画面表示の一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る電子機器の処理を示すフローチャートである。 (a)および(b)は、本発明の実施形態1に係る振動パターンを示す図である。 本発明の実施形態2に係る電子機器の画面表示の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る電子機器の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る電子機器の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る電子機器の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電子機器の画面表示の一例を示す図である。 本発明の実施形態3に係る電子機器の処理を示すフローチャートである。
(実施形態1)
<構成の説明>
図1、図2、図3を用いて、本実施形態の電子機器10の全体構成を説明する。
図1は、電子機器10の外観を示す斜視図である。図2は、電子機器10の構成を示すブロック図である。
図1および図2に示すように、電子機器10は主として、表示部12と、それを覆うように配置されたタッチパネル11と、タッチパネル11を振動させる振動部13と、振動部13の振動を制御する振動制御部33と、ユーザによるタッチ操作により生じる電子機器10の加速度を測定する加速度センサ16とを備える。
ユーザは、表示部12に表示された内容を指やペンなどによりタッチすることで、電子機器10を操作する。筐体14の中には、回路基板19が配置されており、回路基板19には、マイクロコンピュータ20等の各種電子部品が取り付けられている。
表示部12は、文字や数字、図形、キーボード等を表示する。表示部12には、ユーザが操作可能な領域である操作領域45が含まれている。操作領域45には、例えば、キーボードのような、ユーザからの入力を受け付けるためのものが表示される。ユーザは、表示部12に表示されたキーボードの任意の位置をタッチ操作することにより、文字入力等を行うことができる。操作領域45には、さらに基準領域と非基準領域とが含まれる。これらの詳細については後述する。表示部12として、液晶、有機EL、電子ペーパー、プラズマなどの公知の技術を用いた表示装置を用いることができる。
表示制御部32は、マイクロコンピュータ20によって生成される制御信号に基づいて、表示部12への表示内容を制御する。
タッチパネル11は、表示部12の表示面側に設けられ、少なくとも操作領域45を覆うように表示部12上に配置されている。ユーザは、タッチパネル11上を指やペンなどでタッチ操作することで電子機器10を操作することができる。タッチパネル11は、ユーザのタッチ位置を検知することができる。ユーザのタッチ位置の情報は、タッチパネル制御部31を介してマイクロコンピュータ20に送られる。マイクロコンピュータ20は、ユーザのタッチ位置の情報を用いて後述する各種処理を行う。
タッチパネル11として、例えば、静電式、抵抗膜式、光学式、超音波方電磁式などのタッチパネルを用いることができる。
振動部13は、タッチパネル11を振動させる。振動部13は、ユーザに対して触覚を提供する触覚提供部の一例である。振動制御部33は、振動部13の振動パターンを制御する。振動部13の構成や、振動パターンの詳細については後述する。
カメラ15は、電子機器10に搭載されており、カメラ制御部35により制御される。
外部通信部36は、例えばインターネットや、パーソナルコンピュータ等への通信を可能とする通信手段である。
加速度センサ16は、ユーザによるタッチ操作により生じる電子機器10の加速度を測定する。具体的に説明すると、ユーザがタッチパネル表面を指でなぞるように操作したときは、ユーザの操作により電子機器10に生じる衝撃は小さいため、加速度センサ16により測定される加速度も小さい。一方、ユーザが操作領域45に表示された任意の文字をタッチすることで文字を入力しようとした場合、ユーザの指はタッチパネル11を軽く叩くような動作になる。このような動作のときは、ユーザの操作により電子機器10に生じる衝撃は大きいため、加速度センサ16により測定される加速度も大きい。加速度センサ16は、このようなユーザの操作により発生する加速度を測定することができる。加速度センサ16で測定された加速度は、マイクロコンピュータ20に送られる。マイクロコンピュータ20は、この加速度の大きさに基づいて、振動制御部33に振動パターンに関する制御信号を送る。振動制御部33は、マイクロコンピュータ20からの制御信号に基づいて、加速度の大きさに応じて異なる振動パターンで振動するように、振動部13を振動させる。
加速度センサ16は、ユーザがタッチパネル11上で基準領域を探す第1操作と、操作領域45へのキー入力操作である第2操作とを判別する判別部の一例である。
また、電子機器10は、音声を発生するスピーカ17や、各種電子機器に対して入出力可能な各種入出力部37を備える。
図3は、電子機器10の断面図である。本実施形態の電子機器10では、表示部12、振動部13、回路基板19が、筐体14の中に格納されている。回路基板19には、マイクロコンピュータ20、RAM38、ROM39、各種制御部、電源などが配置されている。
振動部13は、タッチパネルに実装されており、タッチパネル11を振動させることにより、ユーザに触覚を与えることができる。タッチパネル11は筐体14とスペーサ18を介して配置されており、スペーサ18によって、タッチパネル11の振動が、筐体14に伝わりにくいようになっている。スペーサ18は、例えば、シリコンゴムやウレタンゴム等の緩衝部材である。
表示部12は、筐体14の中に配置されており、タッチパネル11は、表示部12を覆うように配置されている。タッチパネル11、振動部13、表示部12は、それぞれ電気的に回路基板に接続されている。
図4を用いて振動部13の構成を説明する。図4は、本実施形態の振動部13の斜視図である。振動部13は、圧電素子21とシム板22とベース23とを備える。シム板22の両側には、圧電素子21が接着されている。シム板22の両端がベース23と接続されており、いわゆる両持ち構成になっている。ベース23は、タッチパネル11と接続されている。
圧電素子21は、チタン酸ジルコン酸鉛等の圧電セラミックやニオブ酸リチウム等の圧電単結晶である。圧電素子21は、振動制御部33からの電圧により、伸縮する。シム板22の両側に貼り付けられた圧電素子21の片方が伸びて、他方が縮むように制御することで、シム板にたわみ振動を発生させることができる。
シム板22は、リン青銅等のバネ部材である。シム板22の振動はベース基板23を通じて、タッチパネル11を振動させ、タッチパネルを操作しているユーザはタッチパネルの振動を感知することができる。
ベース23は、アルミや真鍮等の金属や、PETやPP等のプラスチックである。
振動の周波数、振幅、期間は振動制御部33によって制御される。振動の周波数としては、100〜400Hz程度の周波数が望ましい。
なお、本実施形態では、圧電素子21をシム板22に貼り付けているが、圧電素子21を直接タッチパネル11に貼り付けてもよい。また、スパッタリング等の方法によりタッチパネル11に薄膜の圧電部材を形成して振動部13として用いてもよい。
また、タッチパネル11の上にカバー部材等がある場合は、圧電素子21をカバー部材に貼り付けてもよい。また、圧電素子21の替わりに振動モータを用いてもよい。
<動作の説明>
図5、図6、図7を用いて、文字入力動作について説明する。
図5は、電子機器10の画面表示の一例であり、テンキーを表示している。ユーザは、電子機器10の表示部12に表示されたテンキーにタッチすることで、入力領域46に数字が入力されて表示される。表示部12には、ホームポジションキー41と、一般キー42と、エンターキー43と、終了キー44と、入力領域46が表示されている。操作領域(有効領域)45は、ホームポジションキー41と、一般キー42と、エンターキー43と、終了キー44を含む領域を示す。
ホームポジションキー41は、テンキーの場合は“5”のキーであり、テンキーの中央部のキーである。ユーザは、最初に指をホームポジションキー41の位置に配置した後に、キーボードの打鍵による数字の入力操作を行うことで、キーボードの数字を見なくても、数字入力を行い易くなる。ホームポジションキー41は基準領域の一例であり、一般キー42は非基準領域の一例である。ユーザがホームポジションキー41を指で探す場合、ユーザはタッチパネル11上を指でなぞるように操作する。具体的には、タッチパネル上でのユーザのタッチ位置が連続的に変化する操作である。以下、このような操作を“なぞり操作”と称する。
一般キー42は、数字キーのうちのホームポジションキー41以外のキーである。ユーザは、ホームポジションキー41および一般キー42を打鍵することで、入力領域46に数字を入力することができる。
エンターキー43は、ユーザによる入力内容を確定するためのキーである。数字入力後、ユーザがエンターキー43を打鍵することで、入力領域46に入力された数字が、マイクロコンピュータ20に情報として送信される。その場合には、入力動作は終了し、電子機器10はマイクロコンピュータ20の命令に従う。
終了キー44は、入力操作の終了キーである。ユーザは、数字入力中および数字入力後であっても、終了キー44を打鍵することで、マイクロコンピュータ20に、数字情報を送信することなく、入力動作を終了することができる。
図6は、本実施形態における文字入力の処理の流れを示すフローチャートである。ステップはSと略する。
入力動作がスタートした後、S11において、ユーザによりタッチパネル11がタッチされたかどうかについて判断される。このような判断は、タッチパネル制御部31からの情報に基づいて行われる。タッチされていない場合(S11でNo)には、再度タッチが行われるまで待機する。
S11でユーザによるタッチが有ると判断されると、ユーザによるタッチが、なぞり操作なのか、打鍵操作なのかが判別部の結果に基づいてマイクロコンピュータ20により判断される。本実施形態では、判別部は加速度センサ16であり、表示部12の表示面に垂直な方向の加速度をセンシングし、ある閾値を超えた場合は打鍵操作、それ以下の場合はなぞり操作であるとマイクロコンピュータ20により判断される。
S12で、ユーザによるタッチ操作がなぞり操作であると判断された場合には、S17に進む。S17では、タッチパネル制御部31から、ユーザがなぞっているタッチパネル11上の位置情報が取得され、その位置がホームポジションキー41上にあるか否かがマイクロコンピュータ20により判断される。
ユーザのなぞり位置がホームポジションキー41上にあると判断された場合(S17でYes)は、S18に進む。S18では、振動制御部33が振動部13を制御することで、ユーザに触覚Aを与えられる。ユーザは、タッチしている指から触覚Aを感じることで、指がホームポジションキー41上にあることを認識できる。
ユーザのなぞり位置がホームポジションキー41上にないと判断された場合(S17でNo)には、再度S11へ戻り、タッチ操作の判断を待つ。
一方、S12において、判別部により、ユーザのタッチが打鍵操作であると判断された場合には、S13に進む。S13では、タッチパネル制御部31からの情報に基づいて、ユーザの打鍵位置が操作領域45内にあるか否かがマイクロコンピュータ20により判断される。ユーザが操作領域45以外を打鍵したと判断された場合には、S11に戻り再度タッチが行われるまで待機する。
S13で、ユーザが操作領域45を打鍵したと判断された場合には、S14に進む。S14では振動制御部33が振動部13を制御することで、ユーザに触覚Bが与えられる。ユーザは、タッチしている指から触覚Bを感じることで、文字入力や終了処理を行ったことを認識できる。
その後S15にて、タッチパネル制御部31からの情報に基づいて、入力操作が終了したか否かが判定される。具体的には、ユーザによる打鍵位置が、終了キー44またはエンターキー43であるかが判断される。ユーザによる打鍵位置が終了キー44の場合は入力操作を終了する。一方、ユーザによる打鍵位置がエンターキー43である場合には、入力領域46に入力された情報をマイクロコンピュータ20に送信後、入力操作を終了する。
打鍵位置が、終了キー44およびエンターキー43でない場合(S15でNo)には、S16に進む。S16では、打鍵された位置に表示してある数字を入力領域46に表示する文字入力動作が行われ、S11に戻り、次のタッチ操作まで待機する。
図7は、実施形態1の振動パターンの一例を示す概略図である。
マイクロコンピュータ20の命令により、振動制御部33が、振動部13へ図7(a)に示すような波形の電圧を印加し、タッチパネル11を振動させることで、ユーザに触覚Aを与える。一例として、触覚Aを与えるための電圧は正弦波で、150Hz、70Vrms、2周期である。このときのタッチパネル11上の振幅は、約5μm程度である。また、振動制御部33が、振動部13へ図7(b)に示すような電圧を印加し、タッチパネル11を振動させることで、ユーザに触覚Bを与える。一例として、触覚Bを与えるための電圧は正弦波で、300Hz、100Vrms、4周期である。周波数、電圧、周期数に関しては一例であり、矩形波やのこぎり波などの別の波形、間欠的な波形、連続的に周波数や振幅が変化する波形などでもよい。
なお、本実施形態では、触覚Aを与えるための振動パターンと触覚Bを与えるための振動パターンとは異なる振動パターンとしたが、これに限らない。触覚Aと触覚Bの振動パターンは同じでもよい。
(実施形態2)
以下、実施形態2に係る電子機器について説明する。なお、実施形態2に係る電子機器は、上述の実施形態1に係る電子機器と同様の構成を有しているため、再度の説明を省略し、ここでは実施形態1と異なる点について説明する。
<動作の説明>
図8、図9、図10、図11を用いて、実施形態2に係る電子機器10の文字入力動作について説明する。
図8は、電子機器10の画面表示の一例であり、表示部12にはQWERTYキーが表示されている。ユーザは、電子機器10の表示部12に表示されたQWERTYキーにタッチすることで、入力領域46に文字を入力して表示させる。表示部12には、ホームポジションキー41と、一般キー42と、エンターキー43と、終了キー44と、入力領域46が表示されている。操作領域45は、ホームポジションキー41と、一般キー42と、エンターキー43と、終了キー44を含む領域である。
ホームポジションキー41は、QWERTYキーの場合、“F”のキーと“J”のキーでありQWERTYキーの中央付近の2つのキーである。ユーザは、最初に両手の人差し指をホームポジションキーの位置に配置した後に、キーボードの打鍵による文字の入力操作を行うことで、キーボードの文字を見なくても、文字入力をすることが容易となる。マイクロコンピュータ20は、ユーザがホームポジションキー41を認識したと判断した場合には、入力モードを有効にする。これにより、ユーザの打鍵による文字入力が有効となり、文字入力が受け付けられる。その後、ユーザが一定期間キーボードをタッチしなかった場合には、マイクロコンピュータ20はユーザがホームポジションキー41を認識していないと判断し、入力モードを無効にする。これにより、ユーザの打鍵による文字入力が無効となり、文字入力が受け付けられなくなる。
一般キー42は、文字キーのうちのホームポジションキー41以外のキーである。ユーザは、ホームポジションキー41および一般キー42を打鍵することで、入力領域46に文字を入力することができる。
エンターキー43は、決定キーである。ユーザは文字入力後、エンターキー43を打鍵することで、入力領域46に入力された文字を、マイクロコンピュータ20に情報として送信することができる。その場合には、入力動作は終了し、電子機器10はマイクロコンピュータ20の命令に従う。
終了キー44は、入力操作の終了を行うキーである。ユーザは、文字入力中および文字入力後であっても、終了キー44を打鍵することで、マイクロコンピュータ20に文字情報を送信することなく、入力動作を終了することができる。
図9は、本実施形態における文字入力処理を示すフローチャートである。ステップはSと略する。
入力動作がスタートした後、S21において、ユーザによりタッチパネル11がタッチされたかどうかについて判断される。このような判断は、タッチパネル制御部31からの情報に基づいて行われる。タッチされていない場合(S21でNo)には、S29に進む。S29で、入力モード無効判断処理がなされた後、S21で再度タッチが行われるまで待機する。入力モード無効判断処理については、後述する。
S21でユーザによるタッチが有ると判断されると、S22に進む。S22では、ユーザによるタッチが、なぞり操作なのか打鍵操作なのかが判別部の結果に基づいてマイクロコンピュータ20により判断される。本実施形態では、判別部は、加速度センサ16であり、表示部12の表示面に垂直な方向の加速度をセンシングし、ある閾値を超えた場合は打鍵操作と、それ以下の場合はなぞり操作であるとマイクロコンピュータ20により判断する。
S22で、ユーザによるタッチ操作がなぞり操作であると判断された場合には、S30に進む。S30では、タッチパネル制御部31から、ユーザがなぞっているタッチパネル11上の位置の情報が取得され、その位置がホームポジションキー41上にあるか否かが判断される。
ユーザのなぞり位置がホームポジションキー41上にあると判断された場合(S30でYes)は、S31に進む。S31では、振動制御部33が振動部13を制御することで、ユーザに触覚Aが与えられる。ユーザは、タッチしている指から触覚Aを感じることで、指がホームポジションキー41上にあることを認識できる。その後S32にて、入力モード有効判断処理を行い、S21に戻る。入力モード有効判断処理については、後述する。
ユーザのなぞり位置がホームポジションキー41上にないと判断された場合(S30でNo)には、再度S21へ戻り、タッチ操作の判断を待つ。
一方、S22で判別部により、ユーザのタッチが打鍵操作であると判断された場合には、S23に進む。S23では、タッチパネル制御部31からの情報に基づいて、ユーザの打鍵位置が操作領域45内にあるか否かが判断される。ユーザが操作領域45以外を打鍵したと判断された場合には、S11に戻り再度タッチが行われるまで待機する。
S23で、ユーザが操作領域45を打鍵したと判断された場合には、S24に進む。S24では、タッチパネル制御部31からの情報に基づいて、ユーザによる打鍵位置が、終了キー44またはエンターキー43であるかが判断される。
打鍵位置が、終了キー44またはエンターキー43であると判断された場合には、S25に進む。S25では、振動制御部33が振動部13を制御することで、ユーザに触覚Cが与えられる。ユーザは、タッチしている指から触覚Cを感じることで、終了処理または文字入力確定を行ったことを認識できる。その後、ユーザによる打鍵位置が終了キー44の場合は処理を終了し、ユーザによる打鍵位置がエンターキー43である場合には、入力領域46の入力情報をマイクロコンピュータ20に送信後、処理を終了する。
S24にて、ユーザによる打鍵位置が、終了キー33およびエンターキー43でない場合には、S26にて、入力モードが有効であるかが判断される。入力モードが有効であると判断された場合(S26でYes)には、S27に進む。S27では、振動制御部33が振動部13を制御することで、ユーザに触覚Bが与えられる。ユーザは、タッチしている指から触覚Bを感じることで、文字入力を行ったことが認識できる。そして、S28にて、打鍵された位置に表示してある文字を入力領域46に表示し、S21に戻り次のタッチまで待機する。
S26にて入力モードが有効でないと判断された場合(S26でNO)には、S21にもどって次のタッチまで待機する。
なお、文字入力のために最初に操作領域45(QWERTYキー)を起動して表示したタイミングにおいては、入力モードは無効に設定され、キー入力(文字入力)は無効となっていることが好ましい。これにより、指がホームポジションに到達する前に一般キー42に触れた場合でも文字入力は行われないので、ユーザが意図しない文字入力がなされることを防止することができる。
また、入力モードが有効の状態でも、なぞり操作が行われている期間は文字入力を無効とすることで、文字入力操作の途中で指をホームポジションに戻すなぞり操作を行ったとしても、ユーザが意図しない文字の入力がなされることを防止することができる。
図10は、S32で行われる入力モード有効判断処理を示すフローチャートである。
S41にて、現在の入力モードの有効/無効の判断が行われる。入力モードが有効であるか無効であるかの情報は、RAM39に記憶されている。現在の入力モードが有効である場合(S41でNo)には、入力モード有効判断処理を終了する。
現在の入力モードが無効である場合(S41でYes)には、処理はS42に進む。S42では、すべてのホームポジションキー41がユーザによりタッチされているか否かが判断される。これにより、マイクロコンピュータ20は、ユーザの両人差し指が、QWERYキーのFとJを認識したと判断する。S42にて、ユーザがすべてのホームポジションキー41をタッチしたと判断された場合(S42でYes)には、S43に進む。S42にてすべてのホームポジションキー41をタッチしていないと判断された場合(S42でNo)には、入力モード有効判断処理を終了する。
S43では、RAM39に記憶されているユーザのタッチ位置がホームポジションキー41上にとどまっている時間が、一定時間以上であるかの判断が行われる。一定時間以上とは、おおむね0.1s〜2.0sのことである。ユーザが一定時間以上、ホームポジションキー41にタッチしている場合、マイクロコンピュータ20は、ユーザがホームポジションキー41を認識したと判断する。ユーザのタッチが一定時間以上ホームポジションキー41にとどまっていることを判断するために、S30でホームポジションキー41をタッチし続けている時間をRAM39に記憶しておくのが望ましい。
S43にて、ユーザが一定時間以上ホームポジションキー41をタッチしていないと判断された場合(S43でNo)には、入力モード有効判断処理を終了する。
S43にて、ユーザが一定時間以上ホームポジションキー41をタッチしていると判断された場合(S43でYes)には、S44にて入力モードを有効にしてRAM39に入力モードが有効であることを記憶する。そしてS45にてキーボードの色を変更し、視覚的にも入力モードが有効になったことを提示した上で、入力モード有効判断処理を終了する。
なお、視覚の変化以外にも、聴覚や触覚などにより入力モードの変更を提示するとなおよい。
なお、ユーザが一定時間以上ホームポジションキー41をタッチした後、ホームポジションキー41から指を離したときに、入力モードを有効にしてもよい。これにより、入力モードが無効から有効に切り替わるタイミングにおいて触れていたキーの入力が意図せず行われることを防止することができる。
図11は、S29(図9)における入力モード無効判断処理を示すフローチャートである。
S51にて、現在の入力モードの有効/無効の判断が行われる。入力モードが有効であるか無効であるかの情報は、RAM39に記憶されている。現在の入力モードが無効である場合には、入力モード無効判断処理を終了する。
現在の入力モードが有効である場合には、S52に進む。S52では、ユーザが操作領域45にタッチしていない時間が、一定時間以上であるかの判断を行う。ユーザが操作領域45にタッチしていない時間は、RAM39に記憶されている。一定時間以上とは、おおむね1s〜10sのことである。ユーザが一定時間以上、操作領域45にタッチしていない場合、マイクロコンピュータ20は、ユーザがホームポジションキー41の位置を認識していないと判断する。ユーザが一定時間以上、操作領域45にタッチしていないことを判断するために、S21で、操作領域45にユーザがタッチしていない時間をRAM39に記憶しておくのが望ましい。
S52にて、ユーザが操作領域45にタッチしていない時間が、一定時間に満たない場合(S52でNo)には、入力モード無効判断処理を終了する。
S52にて、ユーザが操作領域45にタッチしていない時間が、一定時間以上と判断された場合(S52でYes)には、S53にて入力モードを無効にし、入力モードが無効になったことをRAM39に記憶する。そして、S54にてキーボードの色を変更し、視覚的にも入力モードが無効になったことを提示した上で、入力モード無効判断処理を終了する。
なお、視覚の変化以外にも、聴覚や触覚などにより入力モードの変更を提示してもよい。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る電子機器について説明する。実施形態3の電子機器10は、ユーザがホームポジション(基準領域の一例)を探すためにホームポジション以外のボタン(非基準領域の一例)をタッチしている際にも振動を発生させる点で、実施形態1の電子機器10と異なる。その他の構成や処理は実施形態1の電子機器10と同様であるため、同様の説明の繰り返しは省略する。以下、実施形態1の電子機器10と異なる点について説明する。
図13は、実施形態3の電子機器10の処理を示すフローチャートである。S17において、ユーザがホームポジションをタッチしていない場合(S17でNo)、処理はS19に進む。S19では、振動制御部33が振動部13を制御することで、ユーザに触覚Cが与えられる。S17において、ユーザがホームポジションをタッチした場合(S17でYes)は、実施形態1と同様に触覚Aが与えられる。
ユーザがホームポジションを探すためになぞり操作を行う際に、ホームポジション以外をタッチした場合と、ホームポジションをタッチした場合とで、ユーザは異なる触覚を得ることができる。これにより、ユーザは、自分がホームポジションをタッチしたか否かを知ることができる。また、ユーザがホームポジション以外をタッチした際に触覚Cがユーザに与えられるため、ユーザは自分がホームポジションを探しているということを認識することができる。
触覚Cの振動パターンは適宜設定される。振動パターンを異ならせる場合は、振動の周期や振幅等を変更すればよい。これにより、ユーザが振動を強く感じたり弱く感じたりすることができる。
触覚A、触覚B、触覚Cの振動パターンの組み合わせは、以下のような組み合わせにすることができる。
<パターン1:A=B≠C>
触覚Aの振動パターンと触覚Bの振動パターンは互いに同じ振動パターンであり、かつ、触覚A(=触覚B)の振動パターンと触覚Cの振動パターンを互いに異なる振動パターンにしてもよい。これによりユーザは、自分がホームポジションを探す操作をしていることを認識することができる。
<パターン2:A=C≠B>
触覚Aの振動パターンと触覚Cの振動パターンは互いに同じ振動パターンであり、かつ、触覚A(=触覚C)の振動パターンと触覚Bの振動パターンを互いに異なる振動パターンにしてもよい。これによりユーザは、ホームポジションを探しているのか、文字入力操作をしているのかを認識することができる。
<パターン3:A≠B=C>
触覚Bの振動パターンと触覚Cの振動パターンは互いに同じ振動パターンであり、かつ、触覚B(=触覚C)の振動パターンと触覚Aの振動パターンを互いに異なる振動パターンにしてもよい。これによりユーザは、自分がホームポジションを探し当てたことを認識することができる。
<パターン4:A≠B≠C>
触覚Aの振動パターンと触覚Bの振動パターンと触覚Cの振動パターンの全てが互いに異なる振動パターンであってもよい。これによりユーザは、自分がどのような操作をしているのかを認識することができる。
<実施形態のまとめ>
以上のとおり、本発明の実施形態に係る電子機器10は、表示部12と、タッチパネル11と、振動部13と、振動制御部33と、加速度センサ16とを備える。
表示部12は、基準領域の一例であるホームポジションキー41と非基準領域の一例である一般キー42とを有する操作領域45を表示する。
タッチパネル11は、少なくとも操作領域45を覆うように配置されている。
振動部13は、報知部の一例であり、ユーザに対してユーザの操作状況を知らせる。
振動制御部33は制御部の一例であり、振動部13を制御する。
加速度センサ16は、判別部の一例であり、ユーザがタッチパネル11上で基準領域を探す第1操作と、操作領域45へのキー入力操作である第2操作とを判別する。
そして、振動制御部33は、加速度センサ16により検出される結果に基づいて、振動部13を制御する。
このような構成を備える電子機器10においては、加速度センサ16によりユーザの操作が判別され、それに応じた振動がユーザに与えられる。そのため、ユーザは、自らがどのような操作を行ったか、あるいは、自らの操作が電子機器10に認識されたかを知ることができる。その結果、ユーザは、電子機器10への入力を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る電子機器10は、表示部12と、タッチパネル11と、タッチパネル制御部31と、制御部の一例であるマイクロコンピュータ20とを備える。
表示部12は、基準領域の一例であるホームポジションキー41と非基準領域の一例である一般キー42とを有する操作領域45を表示する。
タッチパネル11は、少なくとも操作領域45を覆うように配置されている。
タッチパネル制御部31は、ユーザが基準領域の一例であるホームポジションキー41に接触したか、非基準領域の一例である一般キー42に接触したかを判別することができる。
そして、ユーザがホームポジション41に接触した場合、マイクロコンピュータ20は、ユーザによるタッチパネル11への入力を有効にする。
電子機器10がこのような構成を備えることにより、ユーザがホームポジション41を探す操作を行った際に、誤って電子機器10にキー入力されてしまうことを防ぐことができる。したがって、ユーザは、電子機器10への入力を容易に行うことができる。
上述した電子機器10の動作は、ハードウエアによって実現されてもよいしソフトウエアによって実現されてもよい。そのような制御動作を実行させるプログラムは、例えばマイクロコンピュータ20の内蔵メモリやROM38に記憶される。また、そのようなコンピュータプログラムは、それが記録された記録媒体(光ディスク、半導体メモリ等)から電気機器10へインストールしてもよいし、インターネット等の電気通信回線を介してダウンロードしてもよい。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態として、実施形態1から3を例示したが、本発明はこれらに限定されない。例えば、以下のような実施形態も本発明に含まれる。
報知部は、振動部13に限らない。例えば、報知部は、スピーカ17であり、音声によってユーザに情報を知らせる構成であってもよい。また、報知部は、光によりユーザに情報を知らせる構成であってもよい。このような構成は、例えば表示制御部32が表示部12を制御することで実現できる。また、報知部は、熱や電気ショックでユーザに情報を知らせる構成であってもよい。
図12は、電子機器10の画面表示の一例であり、カーナビ、カーラジオ等の操作キーを示している。ユーザは、電子機器10の表示部12に表示された操作キーにタッチすることで、カーナビ、カーラジオを操作できる。表示部12には、ホームポジションキー41と、一般キー42と、エンターキー43と、終了キー44が表示されている。操作領域は、ホームポジションキー41と、一般キー42と、エンターキー43と、終了キー44を含む領域を示す。
ユーザは、タッチパネルを見ることなく、ホームポジションキー41をなぞり操作により探し、そこからの相対位置により各種操作キーの位置を推測し、打鍵操作により一般キーを選択することで、音楽や映像情報の再生、停止、音量アップ、ダウン、チャンネルの変更などができる。
判別部は、加速度センサ16に限らない。例えば、振動部13は圧電素子21を含む振動子であることを利用して、圧電素子21の振動を、圧電効果により電圧に変換し振動制御部33へその電圧を供給することもできる。振動制御部33に電圧検知機能を追加することで、ユーザの打鍵操作が振動部13により電圧に変換され、振動制御部33へ出力される。振動部13から振動制御部33に出力された電圧の情報に基づいてマイクロコンピュータ20はユーザが打鍵操作を行ったことを認識することができる。
また、ユーザによる操作が、打鍵操作であるかなぞり操作であるかの判別は、タッチパネル制御部31によっても行うことができる。例えば、タッチパネル11が抵抗膜式である場合、上下層の接触面積は抵抗値によって認識可能であるので、その接触面積の時間変化の割合から、なぞり操作であるか打鍵操作であるかを判断できる。
タッチパネル11が静電容量方式の場合も、ユーザの指のタッチパネル11への接触面積、およびユーザの指がタッチパネル11に近づいたかどうかは、静電容量の変化により認識可能である。その静電容量の変化により、なぞり操作であるか打鍵操作であるかを判断できる。つまり、なぞり操作である場合は、静電容量の変化が小さく、打鍵操作の場合には、静電容量の変化が大きい。
実施形態1から3では、電子機器の一例としてタブレット型の情報端末機器を用いて説明したが、本発明の電子機器はこれには限らない。例えば、携帯電話、PDA、ゲーム機、カーナビゲーション、ATMなど、タッチパネルを備える電子機器に本発明は適用される。
実施形態1から3では、タッチパネルとして表示部12の表示面の全面を覆うものを例示したが、これには限らない。例えば、表示面の中央部のみにタッチパネル機能を有し、周辺部はタッチパネル機能を有する部分が覆っていない状態でもよい。要するに、少なくとも表示部の入力操作領域を覆うものであればよい。
実施形態1から3では、タッチパネル11と表示部12は別体となっていたが、これには限定されない。例えば、タッチパネル11が表示部12に接着されていてもよい。あるいは、表示部12がタッチ位置を検出する機能を有していてもよい。要するに、タッチ位置を検出することができればよい。
実施形態1から3では、タッチパネル11を振動させていたが、これに限定されない。例えば、タッチパネル11の外側にカバーガラスが配置されている場合は、これを振動させてもよい。要するに、ユーザが接触する部材を振動させることができればよい。
本発明は、例えばユーザによるタッチ操作が可能な電子機器に有用である。
10 電子機器
11 タッチパネル
12 表示部
13 振動部
14 筐体
15 カメラ
16 加速度センサ
17 スピーカ
18 スペーサ
19 回路基板
20 マイクロコンピュータ
21 圧電素子
22 シム板

Claims (11)

  1. 基準領域と非基準領域とを有する操作領域を表示する表示部と、
    前記表示部の表示面側に設けられたタッチパネルと、
    ユーザに対して、前記ユーザの操作状況を知らせる報知部と、
    前記報知部の動作を制御する制御部と、
    前記タッチパネル上で前記ユーザが前記基準領域を探す第1操作と、前記操作領域へのキー入力操作である第2操作とを判別する判別部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記判別部の判別結果に基づいて前記報知部の動作を制御し
    前記制御部は、前記第1操作の間は、前記基準領域および前記非基準領域の両方へのキー入力を無効に設定し、
    前記制御部は、前記ユーザが前記基準領域を所定時間以上連続して接触した後、前記基準領域および前記非基準領域の両方へのキー入力を無効から有効に設定する、電子機器。
  2. 前記報知部は、前記ユーザに対して触覚を提供する触覚提供部である、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記触覚提供部は、前記タッチパネルを振動させる振動部である、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第1操作は、前記タッチパネル上での前記ユーザの接触位置が連続的に変化する操作であり、
    前記第2操作は、前記タッチパネル上での打鍵操作である、請求項1から3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 前記制御部は、前記第1操作において前記ユーザが前記非基準領域を接触しているときと前記基準領域を接触しているときとで前記振動部の動作を異ならせる、請求項3または4に記載の電子機器。
  6. 前記制御部は、前記ユーザが前記基準領域を前記所定時間以上連続して接触した後、前記基準領域への接触が無くなった場合に前記操作領域へのキー入力を無効から有効に設定する、請求項に記載の電子機器。
  7. 前記制御部は、前記ユーザが前記操作領域を所定時間以上接触しなかった場合、前記操作領域へのキー入力を有効から無効に設定する、請求項1または6に記載の電子機器。
  8. 前記制御部は、前記第1操作のときと前記第2操作のときとで前記振動部の振動パターンを異ならせる、請求項3に記載の電子機器。
  9. 前記制御部は、前記第1操作において前記ユーザが前記基準領域に接触したときに第1の振動パターンで前記振動部が振動するように制御し、
    前記制御部は、前記第2操作において前記ユーザが前記操作領域に接触したときに、前記第1の振動パターンとは異なる第2の振動パターンで前記振動部が振動するように制御する、請求項に記載の電子機器。
  10. 前記表示部には複数の前記基準領域が表示され、
    前記制御部は、前記ユーザが前記複数の基準領域の全てを所定時間以上連続して接触した後、前記複数の基準領域および前記非基準領域の両方へのキー入力を無効から有効に設定する、請求項1から9のいずれかに記載の電子機器。
  11. タッチパネル上でのユーザの操作状況を前記ユーザに知らせる動作を電子機器に実行させるプログラムであって、
    前記プログラムは、
    前記タッチパネル上で前記ユーザが基準領域を探す第1操作と、操作領域へのキー入力操作である第2操作とを判別するステップと、
    前記判別結果に基づいて前記ユーザに知らせる動作を制御するステップと、
    前記第1操作の間は、前記基準領域および前記非基準領域の両方へのキー入力を無効に設定するステップと、
    前記ユーザが前記基準領域を所定時間以上連続して接触した後、前記基準領域および前記非基準領域の両方へのキー入力を無効から有効に設定するステップと
    を前記電子機器に実行させるプログラム。
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