JP5495693B2 - 長大鋼板の製造方法および開先加工装置 - Google Patents

長大鋼板の製造方法および開先加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、圧延鋼板の長辺部を突き合せ溶接して長大鋼板を製造する製造方法、およびこの製造方法において圧延鋼板の長辺部に開先部を形成する開先加工装置に関する。
港湾や人口島の護岸に埋設されてガントリクレーンなどの基礎となる鋼製セル(大型筒状構造物)は、たとえば外径が20〜30m、高さが20〜40mの大きさのものが使用されている。この鋼製セルの胴板(長大鋼板)は、たとえば厚みが8〜40mm、短辺部が4〜5m、長辺部が10〜20mの圧延鋼板を作業台上に複数枚並べ、長辺部や短辺部を突き合せ溶接して胴板を形成し、これら胴板を円弧状に曲げ加工した後、組み立てて溶接し製造している。
従来では、圧延鋼板を突き合せ溶接する場合、特許文献1に示すように、工場等で各圧延鋼板の長辺部や短辺部などのシャー切断エッジをそれぞれ研削、切断加工して整形した後、さらに開先部を形成する。そして、これら圧延鋼板を作業台上に所定のルート間隔をあけて固定し、開先部の溶接をおこなっている。
なお、特許文献2は開先加工装置に関する先行技術を示すもので、ガイドレールに案内されて走行自在な台車に、走行方向の前後位置に円筒形の砥石を回転自在に配置し、鋼板の端面にX型開先部を形成するものである。
特開2008−168319(図1) 実開平6−75647号(図2)
しかし、上記従来の長大鋼板の製造工程では、工場などで、圧延鋼板の接合エッジを整形した後、接合エッジに開先部の形成を行い、さらにこれら圧延鋼板を広い作業台に運んで位置決め固定し、表面の突き合せ先行溶接を行って圧延鋼板を接合し長大鋼板を接合する。そして、長大鋼板を反転した後、溶接部裏面の後行溶接を行って完成している。この場合、多くの作業工程が必要であり、コストと時間がかかるという問題があった。
本発明は上記問題点を解決して、エッジがシャー切断された圧延鋼板を接合して長大鋼板を能率よく製造することができる長大鋼板の製造方法、およびこの製造方法に使用する開先加工装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、シャー切断装置により切断整形された矩形の圧延鋼板の長辺部を突き合せ溶接して、厚みが15mm〜40mm、長さが20m以上、幅が10m以上の長大鋼板を形成する長大鋼板の製造方法であって、
複数枚の圧延鋼板を、切断整形時と同一の姿勢となるように作業台上に配置するとともに、圧延鋼板の長辺部間にルート間隔をあけて固定し、
圧延鋼板上を走行自在な開先加工装置により、ルート間隔に沿って走行させて両長辺部の表面コーナ部をそれぞれ切断除去して開先部を形成し、
作業台上に圧延鋼板が固定された状態で、溶接機により前記開先部を所定方向に先行溶接し複数の圧延鋼板を接合して長大鋼板を形成し、
前記長大鋼板を反転して作業台上に配置した後、前記開先部に施された溶接部の裏面に沿って後行溶接するものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の長大鋼板の製造方法に使用する開先加工装置であって、
圧延鋼板上を走行自在な台車本体と、
当該台車本体に前後方向に設定された台車中心軸上で、左右の圧延鋼板の長辺部の表面コーナ部をそれぞれ切断除去する先行カッタおよび後行カッタを有する開先切断機と、
台車中心軸上で、台車本体の前部に設けられてルート間隔に上方から係合可能なガイドローラを有する前部の台車案内具、および台車本体の後部に設けられて開先部に上方から係合可能なガイドローラを有する後部の台車案内具とを具備し、
前記開先切断機は、前記先行カッタが、左右一方の圧延鋼板で長辺部に形成される開先面に対して垂直に支持された先行駆動軸の先端部に取り付けられ、前記後行カッタが、左右他方の圧延鋼板で長辺部に形成される開先面に垂直に支持された後行駆動軸の先端部に取り付けられたものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の構成において、
先行カッタおよび後行カッタは、それぞれ外周面に切削チップを有する薄肉円板状に形成されるとともに、先行駆動軸および後行駆動軸に垂直な面に対して外周縁が先端側に突出する凹状の反りが形成されたものである。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の構成において、
台車案内具は、台車本体の台車中心軸上で、基端部が台車本体に水平ピンを介して上下方向に揺動自在に支持された揺動アームと、当該揺動アームの先端部に水平ピンを介して回転自在に支持されたガイドローラと、前記揺動アームを下方に付勢してルート間隔および開先部にそれぞれ係合させる付勢手段とを具備し、
前記ガイドローラは、その外周面が、幅方向の中心から両側に傾斜する山形断面に形成されたものである。
請求項1記載の構成によれば、圧延鋼板のシャー切断エッジである長辺部を、整形することなく、ルート間隔をあけて作業台上に位置決め配置し、開先加工装置により、左右の圧延鋼板で長辺部の表面コーナ部を切断削除して開先部を形成し、作業台上で開先部を形成したままの状態で、溶接機により圧延鋼板の長辺部を先行溶接して長大鋼板を接合し、さらに反転して溶接部の裏面側を後行溶接して長大鋼板を製造する。したがって、シャー切断エッジの長辺部を整形加工することをなく、作業台上で圧延鋼板を一度、ルート間隔をあけて位置決め固定することで、開先加工と先行溶接を連続して行うことができ、工程数を削減して能率よく長大鋼板を製造することができる。
請求項2記載の構成によれば、圧延鋼板上を走行自在な台車本体に、先行カッタと後行カッタとを設けて、ルート間隔に沿って走行させることにより、対峙された長辺部の表面コーナ部をそれぞれ切断除去して一度の走行で開先部を形成することができ、能率よく圧延鋼板の接合作業を行うことができる。
請求項3記載の構成によれば、開先面に垂直な先行駆動軸および後行駆動軸とにそれぞれ取り付けられた先行カッタと後行カッタに、両駆動軸にそれぞれ垂直な面に対して外周縁が駆動軸先端側に突出する凹状の反りを形成したので、台車本体が浮き上がって先行カッタおよび後行カッタの切削深さが一旦浅くなることがあっても、台車本体が元の位置に復帰することで、先行カッタおよび後行カッタに凸状の反りが発生するのが未然に防止され、切削チップにより再度深く切り込んで元の切り込み深さに戻すことができ、正常な開先面の加工が可能となる。
請求項4記載の構成によれば、台車中心軸上で前後に設けた山形断面のガイドローラを、ルート間隔および開先面にそれぞれ係合させることにより、台車本体を、その台車中心軸がルート間隔に一致するように姿勢を保持させることができ、開先面を精度良く形成することができる。
本発明に係る長大鋼板の製造方法の実施例を示し、圧延鋼板のシャー切断エッジの拡大断面図である。 (a),(b)はそれぞれ圧延鋼板の長辺部の変位量を測定した結果を示すグラフで、(a)は第1例の圧延鋼板、(b)は第2例の圧延鋼板を示す。 (a)〜(c)は、鋼製セルの製造手順を説明する斜視図で、(a)は圧延鋼板の搬入作業、(b)は開先加工および溶接作業、(c)は胴板の反転作業を示す。 (d)〜(f)は、鋼製セルの製造手順を説明する斜視図で、(d)は胴板の曲げ加工、(e)は胴板の組立作業、(f)は胴板の組立溶接作業を示す。 長大鋼板の製造に使用する開先加工装置の斜視図である。 開先加工装置の正面図である。 開先加工装置の平面図である。 開先加工装置の先行カッタ、後行カッタの配置を説明する平面図である。 (a)〜(d)は、先行、後行カッタの回転方向を説明する概略側面図で、(a)は実施例における正転状態を示し、(b)は反転状態を示し、(c)は正転、反転状態を示し、(d)は反転、正転状態を示す。 先行カッタおよび後行カッタによる開先部の切断状態を説明する概略正面図である。 (a)〜(c)は台車案内具を示し、(a)は側面図、(b)は前部の台車案内具のガイドローラの正面図、(c)は後部の台車案内具のガイドローラの正面図である。 (a)〜(d)は、先行、後行カッタの取付状態を示し、(a)は分解斜視図、(b)は正面視の断面図、(c)は側面図、(d)は切削状態の正面視の部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
港湾や人口島の護岸に埋設されてガントリクレーンなどの基礎となる図4(f)に示す鋼製セル(大型筒状構造物)SSは、直径が20〜30m、高さが20〜40mで複数の胴板BPを接合して組み立てられており、本発明に係る長大鋼板の製造方法は、前記胴板BPを製造するものである。
(圧延鋼板)
まず、胴板BPを形成する圧延鋼板MPについて、図1および図2を参照して説明する。
圧延機で製造される圧延鋼板MPは、たとえば厚みが50mm以上ではガス切断機によりミルエッジを切断して整形しているが、厚みが50mm未満ではシャー切断機によりミルエッジを切断して整形している。鋼製セルSSの胴板BPには厚みが15mm〜40mmの圧延鋼板MPが使用されるため、圧延鋼板MPは、シャー切断機により短辺部SEおよび長辺部LEが切断整形されている。シャー切断機は、切断刃の長さがたとえば1.0〜1.5mで、複数回の切断により長辺部LEが整形されている。ここで使用する圧延鋼板MPは、短辺部SEが4〜5m、長辺部が10〜20mのもので、5〜8枚の圧延鋼板MPを、長辺部LEを介して段積み状に接合して高さ(長さ)20〜40m、幅10〜20mの胴板BPを形成し、胴板BPを円弧状に形成した後、4〜8枚の胴板BPを組み立てて、直径が20〜30m、高さが20〜40mの鋼製セルSSを形成する。
これらシャー切断エッジCEは、図1に示すように、シャー垂れσ1と凹みσ2が見られる。また図2(a)(b)に示すように、短辺部SEの両端側コーナ部を結ぶ線を長辺部LEの規準線SLとした時に、長辺部LEには幅方向の僅かな変位量δが見られる。このため、単に長辺部LE−R,Lを突き合わせただけでは、隙間(後述するルート間隔R)の変動が大きくなり、このため、長辺部の整形加工が必要となる。
そこで本発明者等は、長辺部LE−R,Lの変位量δを検出して観察し、同一の圧延機による同一生産ライン(同一ロット)では、圧延機の特性に起因して変位量δが規則的に偏在し、左長辺部LE−Lと右長辺部LE−Rの変位線形がほぼ近似していることに着目した。そして、接合のために圧延鋼板MPを配置する規準として、これら圧延鋼板MPをシャー切断機により切断整形された時と同一の姿勢となるように配置し、それぞれ表面を表に向け、右方の圧延鋼板MPの左長辺部LE−Lと、左方の圧延鋼板MPの右長辺部LE−Rとを突き合せることにより、その隙間の変動を十分に小さくすることができ、開先加工と溶接作業に好適となることを見出した。
ところで、圧延鋼板MPの表面の一定位置には、予め圧延鋼板MPの製造所記号やロット番号、厚み、幅、長さなどの規格寸法が記載されたテンシルシートTSが記されており、圧延鋼板MPを同一姿勢で並べる場合、前記テンシルシートTSが同一位置(図では左下隅)として圧延鋼板MPの並べることで、切断整形時と同一の姿勢となり、右方に配置した圧延鋼板MPの左長辺部LE−Lと、左方に配置した圧延鋼板MPの右長辺部LE−Rとの隙間の変動を小さくすることができる。もちろん、隙間が異常に小さかった場合には、研削機で長辺部LEを削り落としたり、反対に大きかった場合には、溶接機SWにより長辺部LEに肉盛りして修正してもよいが、上記のように配置することでその修正回数を大幅に削減することができ、作業効率を向上することができる。なお、図2(a)(b)で試験的に計測した圧延鋼板MPは、厚み27mm、幅1.5m、長さ11.6mである。
(鋼板セルの製造方法)
次に鋼板セルSSの製造方法を図3、図4を参照して説明する。
1)図3(a)に示すように、クレーンなどにより複数枚の圧延鋼板MPを作業台(セル定盤)11上に並べる。この時、圧延鋼板MPに記されたテンシルシートTSが同一位置となるように整列配置する。そして隣接する圧延鋼板MPの長辺部LE−L,R間に、サブマージドアーク溶接を行うためのルート間隔R、たとえば1mmをあけて圧延鋼板MPを整列固定する。
2)開先加工装置20を圧延鋼板MP上に配置してルート間隔Rに沿って走行させ、開先加工装置20の前後に配置された先行カッタ装置31Rおよび後行カッタ装置31Rにより、長辺部LE−R,Lの上面コーナ部をそれぞれ斜めに切断除去し、Y型開先部(開先部)12を一度の走行で形成する。もちろん、Y型開先部に替えて、V型開先部やX型開先部を形成することもできる。
3)図3(b)に示すように、溶接機により圧延鋼板MPのY型開先部12を仮付溶接後、サブマージドアーク式の溶接機SWにより、Y型開先部12を所定方向に先行溶接し、圧延鋼板MPを接合して胴板BPを形成する。先行溶接部のフラックスを回収するとともに、グラインダなどにより溶接ビートの余盛り部分のガウジングを行う。
4)図3(c)に示すように、クレーンにより胴板BPを吊り上げて反転し、再度作業台11上に載せる。そして前記先行溶接部の裏面に沿って、当該先行溶接の溶接方向と同一となる方向に後行溶接を行い、溶接歪を軽減する。そして溶接ビートの余盛り部分のガウジングを行う。
5)胴板BPの辺部を切断して整形した後、図4(d)に示すように、クレーンなどにより胴板BPを吊り上げて曲台13に載せ、曲げ加工により湾曲形に成形し、さらに内面に補強部材を取り付ける。
6)図4(e)(f)に示すように、クレーンにより曲げ加工後の複数の胴板BPを吊り上げて起立させ、組台15上に円弧状に配置し、他の胴板BPと接合して鋼板セルSSを製造する。
上記鋼板セルSSの製造方法において、胴板BPを製造する際に、圧延鋼板MPを溶接する長辺部LEを切断整形することなく、圧延鋼板MPを同一姿勢で、かつ長辺部LE間にルート間隔Rをあけて並列固定することにより、ルート間隔Rの変位を少なくして、シャー切断エッジCEである長辺部LEに直接開先加工を行い、さらに姿勢変更することなく連続してY型開先部12を溶接することができる。これにより、従来のように、圧延鋼板MPのシャー切断エッジCEを切断整形して開先加工を施す工場作業の工程を削減することができ、胴板BPの製造時間を大幅に短縮することができる。
また表面の先行溶接と、裏面の後行溶接とを同一方向に溶接することにより、溶接部における内部応力を減少させて良好な接合状態を得ることができる。
(開先加工装置)
次に、胴板の製造で使用した開先加工装置20を図5〜図12を参照して説明する。
この開先加工装置20は、作業台11上に突き合せ溶接する複数枚の圧延鋼板MPを、ルート間隔Rをあけて配置して治具などにより固定した後、鋼板MP上で台車本体21をルート間隔Rに沿って走行させて、台車本体21に搭載された開先切断機23を構成する先行カッタ装置31Fおよび後行カッタ装置31Rにより、長辺部LE−R,Lの表面コーナ部をそれぞれ斜めに切断分離し、Y型開先部12を形成するものである。
図5〜図7に示すように、開先加工装置20は手動により走行させるもので、台車本体21と、台車本体21の幅方向中心を通る台車中心軸CLの両側で左右一対で前後2組が設けられた直進キャスタ(車輪)22と、台車中心軸CL上で円形状の先行カッタ36Fおよび後行カッタ36RによりY型開先部12を形成する開先切断機23と、台車本体21をルート間隔Rに沿って位置決めし案内する前部および後部の台車案内具24F,24Rと、台車本体21の前後に立設されて手動により操向方向および切削速度を操作する門形の操作フレーム25F,25Rと、コントロールボックス26とを具備している。前記直進キャスタ(車輪)22は、それぞれ前後方向に走行するように固定されている。
(開先切断機)
開先切断機23は、前部に配置された先行カッタ装置31Fと、後部に配置された後行カッタ装置31Rからなり、前部に配置された先行カッタ装置31Fが台車中心軸CLから左側に、後部に配置された後行カッタ装置31Rが台車中心軸CLから右側にそれぞれ設置され、左右対称構造に構成されている。
先行カッタ装置31Fは、台車本体21の前部で、かつ右側に配置された圧延鋼板MPの左長辺部LE−Lに形成されるY型開先部12の開先面14Lに対して垂直な先行駆動軸32Fが、傾斜軸受台33Fに軸受を介して回転自在に支持されており、台車本体21に形成された開口部21Fを介して下方に突出された先端部(下端部)に、先行カッタ35Fが取り付けられている。また先行駆動軸32Fの基端部に、傾斜架台34Fに配置された先行駆動モータ(回転駆動装置)35Fの出力軸がカップリングを介して連結されている。
後行カッタ装置31Rは、台車本体21の後部で、かつ左側に配置された圧延鋼板MPの右長辺部LE−Rに形成されるY型開先部12の開先面14Rに対して垂直な後行駆動軸32Rが、傾斜軸受台33Rに軸受を介して回転自在に支持されており、台車本体21に形成された開口部21Rを介して下方に突出された先端部(下端部)に後行カッタ35Rが取り付けられている。また後行駆動軸32Rの基端部に、傾斜架台34Rに配置された後行駆動モータ(回転駆動装置)35Rの出力軸がカップリングを介して連結されている。
27Fは先行カッタ装置31Fの駆動部を覆う安全カバー、27Rは後行カッタ装置31Rの駆動部を覆う安全カバーである。
ここで、実施例のY型開先部12は、図10に示すように、開先角α=70°に設定されているが、α=50°〜80°から選択可能であり、したがって開先面14R,14Lに垂直な先行駆動軸32Fおよび後行駆動軸32Rの傾斜角βは、1/2α=25°〜40°(図10では35°)である。
図12(a)に示すように、先行、後行カッタ36F,36Rは、外周部に多数の切削チップ36cが取り付けられた薄肉円板状に形成されており、先行、後行駆動軸32F,32Rの先端ねじ部32aに、基端側から順に外周受けリング38、先行カッタ36F(後行カッタ36R)、押さえリング37および固定ナット39が取り付けられている。そして外周受けリング38の外径R1は、先行カッタ36F(後行カッタ36R)の外径D1に対して切削代eだけ小さく形成されている。また外周受けリング38の先端側の側面には、中心穴38aの外周部に内径R2で所定深さの円形凹部38bが形成されている。この円形凹部38bの内径R2は、押さえリング37の外径R3がより大きく形成されており、固定ナット39を締め付けることにより、押さえリング37が円形凹部38bに押し込まれて、先行カッタ36F(後行カッタ36R)の中央部が凹む凹状の反りが形成され、先行駆動軸32Fに垂直な面RFに対して外周縁が先行駆動軸32Fの先端側に突出する反り量dは、0.5〜1.5mm程度である。
(先行、後行カッタの反り)
先行、後行カッタ36F,36Rに形成する前記凹状の反りについて説明する。外周面に切削チップ36cを有する薄肉円板状の先行、後行カッタ36F,36Rにより、長辺部LE−R,Lの表面のコーナ部を斜めに切断して開先面14R,14Lを面取り形成する場合、切削部分Cでは、先行、後行カッタ36F,36Rの切削チップ36cが圧延鋼板MPの表面から斜めに切り込み、さらに長辺部LEの端面から送り出される。このような切削状態では、切削途中にたとえば圧延鋼板MPの表面に付着したごみなどに直進キャスタ22が乗り上げて台車本体21が浮き上がると、先行、後行カッタ36F,36Rも同時に浮き上がって開先面14R,14Lの切削深さが一旦浅くなる。この場合、台車本体21が元の位置に復帰しても、図12(d)に仮想線で示すように、開先面14R,14Lの切り残し部分が先行、後行カッタ36F,36Rの外周側面を押して凸状の反りが発生し、先行駆動軸32Fに垂直な面RFに対して外周縁が基端側に押し込まれる。すると、凸状の反りのまま切削が継続されて切削チップ36cが圧延鋼板MPの内部まで切り込まなくなり、開先面14R,14Lの切り込み深さが浅くなって正常な寸法に形成できなくなる。これに対処するために予め先行、後行カッタ36F,36Rに、前記凸状の反りと反対の凹状の反りを形成しておくことにより、台車本体21が浮き上がった後に復帰される時にも、先行、後行カッタ36F,36Rに凸状の反りが発生するのを未然に防止して、切削チップ36cを圧延鋼板MP内に正常に切り込ませ、元の切削深さに復帰させて開先面14R,14Lを精度良く形成することができる。
ここで先行、後行カッタ36F,36Rは、たとえば外径D1=160mmが使用されるが、開先加工装置20の大きさにより外径D1=100mm〜250mmのものを使用することができる。また前後方向に離間距離Lは、少なくとも先行カッタ36Fと後行カッタ36Rとが干渉しない距離が必要であり、20mm〜200mmの範囲から選択される。これは、20mm未満では、先行カッタ36Fの切子が後行カッタ36Rに噛み込むなどの支障が生じたり、交換作業などのメンテナンスがしにくくなるおそれがあるためである。また離間距離Lが200mmを越えると、先行カッタ36Fおよび後行カッタ36Rとルート間隔Rとの位置合わせが難しくなり、台車本体21を精度良く姿勢制御することが困難になるからである。
さらに先行、後行カッタ36F,36Rの回転数は、1500〜3000r.p.m(切削速度は約12.56〜25.12m/sec)であり、これは、回転数が1500r.p.m未満では切削速度が低下して能率が悪く、回転数が3000r.p.mを超えると、先行カッタ36Fと後行カッタ36Rの耐久性が低下して磨耗が激しくなり、また摩擦熱が発生して冷却する必要が生じるからである。
(先行カッタと後行カッタの回転方向)
また図9(a)に示すように、先行カッタ36Fと後行カッタ36Rの回転方向は、台車本体21の走行方向と、切削チップ36cによる円弧状の切り込み方向とが相対する方が、切削チップ36cが圧延鋼板MPを押さえつつ切り込み、切削が安定しやすい。これにより、先行、後行カッタ36F,36Rによる切削力が、それぞれ圧延鋼板MPを作業台11に押し付ける方向に働いて安定し、台車本体21の走行安定性および姿勢安定性が増大させることができる。
図9(b)に示すように、先行カッタ36Fと後行カッタ36Rによる圧延鋼板MPに対する切削チップ36cの切り込み方向と、台車本体21の走行方向とが同一方向である場合、先行、後行カッタ36F,36Rによる切削力が、圧延鋼板MPを作業台11から持ち上げる方向に働いて切削が不安定となり、台車本体21の走行安定性が低下する。
また図9(c)に示すように、先行カッタ36Fの切削チップ36cによる圧延鋼板MPに対する切り込み方向と、台車本体21の走行方向とが相対方向であり、後行カッタ36Rの切削チップ36cの切り込み方向と、台車本体21の走行方向とが同一方向である場合、先行カッタ36Fによる掘削力が圧延鋼板MPを作業台11に押し付ける方向に働き、後行カッタ36Rによる掘削力が圧延鋼板MPを作業台11から持ち上げる方向に働くため、切削が不安定となり、台車本体21の走行安定性が低下する。
さらに図9(d)に示すように、先行カッタ36Fの切削チップ36cによる圧延鋼板MPに対する切り込み後の移動方向と、台車本体21の走行方向とが相対方向であり、後行形カッタ36Rの切削チップ36cによる圧延鋼板MPに対する切り込み後の移動方向と、台車本体21の走行方向とが同一方向の場合、先行カッタ36Fによる掘削力が圧延鋼板MPを作業台11から持ち上げる方向に働き、後の切削位置で後行カッタ36Rによる掘削力が圧延鋼板MPを作業台11に押し付ける方向に働くため、全体として切削が不安定となり、台車本体21の走行安定性が低下する。
(台車案内具)
前部および後部の台車案内具24F,24Rは、台車本体21の台車中心軸CL上で前後位置にそれぞれ取り付けられて前後対称構造に形成されている。すなわち、台車本体21の前部(後部)に取り付けられたブラケット41に、水平ピン42を介して揺動アーム43が上下揺動自在に支持され、この揺動アーム43の遊端部に水平ピン44を介してルート間隔RおよびY型開先部12にそれぞれ係合可能なガイドローラ45が回転自在に支持されている。このガイドローラ45を下方に付勢してルート間隔RおよびY型開先部12にそれぞれ係合させる付勢手段として、ガイドローラ45と揺動アーム43の自重による付勢力が採用されているが、これら自重に加えて、別途ウエイトやばねなどにより揺動アーム43を下方に付勢し、その付勢力を調整可能に構成してもよい。ガイドローラ45は、その外周面が、幅方向の中心から両側に開先角αと同じ尖り角γ=70°で傾斜する山形断面に形成されている。したがって、前部の台車案内具24Fのガイドローラ45をルート間隔Rに係合させ、後部の台車案内具24Rのガイドローラ45をY型開先部12に係合させることにより、台車本体21の台車中心軸CLとルート間隔R(Y型開先部12)とを一致させて、先行カッタ36Fおよび後行カッタ36Rを精度良く位置決めし、Y型開先部12を高精度で形成することができる。
(実施例の効果)
上記開先加工装置20によれば、複数の直進キャスタ22を介して圧延鋼板MP上を走行自在な台車本体21に、台車中心軸CL上に先行カッタ36Fと後行カッタ36Rとを設け、台車本体21をルート間隔Rに沿って走行させることにより、ルート間隔Rをあけて対峙された長辺部LE−R,Lの表面コーナ部を斜めに切断除去して、一時の走行で長辺部LE−R,Lに沿ってY型開先部12を形成することができ、圧延鋼板MPを効率よく接合して胴板BPを形成することができる。
また、先行、後行駆動軸32F,32Rの先端部に取り付けられた先行カッタ36Fと後行カッタ36Rとに、先行、後行駆動軸32F,32Rに垂直な面RFに対して外周縁が先端側に突出する凹状の反りを形成したので、台車本体21が浮き上がって先行カッタ36Fおよび/または後行カッタ36Rの切削深さが浅くなった後で台車本体21が復帰した時に、開先面14R,14Lに残された切削残部により先行カッタ36Fおよび/または後行カッタ36Rが凸状の反りが生じるのを未然に防止することができ、切削チップ36cを深く切り込ませて切削深さを元に戻し、正常な開先面14R,14Lを形成することができる。
さらに、台車本体21の前後で台車中心軸CL上に、ルート間隔RとY型開先部12とにそれぞれ係合する山形断面のガイドローラ45を有する前部および後部の台車案内具24F,24Rを設けたので、台車中心軸CLをルート間隔RおよびY型開先部12に合わせて台車本体21の姿勢を保持することができ、開先面14R,14Lを精度良く切削することができる。
BP 胴板(長大鋼板)
MP 圧延鋼板
SE 短辺部
LE 長辺部
CE シャー切断エッジ
SL 規準線
TS テンシルシート
R ルート間隔
CL 台車中心軸
δ 変位量
α 開先角
11 作業台
12 Y型開先部
14R,14L 開先面
20 開先加工装置
21 台車本体
22 直進キャスタ(車輪)
23 開先切断機
24F,24R 台車案内具
25F,25R 操作フレーム
31F 先行カッタ装置
31R 後行カッタ装置
32F 先行駆動軸
32R 後行駆動軸
35F 先行駆動モータ
35R 後行駆動モータ
36F 先行カッタ
36R 後行カッタ
36c 切削チップ
37 押さえリング
38 外周受けリング
43 揺動アーム
45 ガイドローラ

Claims (4)

  1. シャー切断装置により切断整形された矩形の圧延鋼板の長辺部を突合せ溶接して、厚みが15mm〜40mm、長さが20m以上、幅が10m以上の長大鋼板を形成する長大鋼板の製造方法であって、
    複数枚の圧延鋼板を、切断整形時と同一の姿勢となるように作業台上に配置するとともに、圧延鋼板の長辺部間にルート間隔をあけて固定し、
    圧延鋼板上を走行自在な開先加工装置により、ルート間隔に沿って走行させて両長辺部の表面コーナ部をそれぞれ切断除去して開先部を形成し、
    作業台上に圧延鋼板が固定された状態で、溶接機により前記開先部を所定方向に先行溶接し複数の圧延鋼板を接合して長大鋼板を形成し、
    前記長大鋼板を反転して作業台上に配置した後、前記開先部に施された溶接部の裏面に沿って後行溶接する
    ことを特徴とする長大鋼板の製造方法。
  2. 請求項1記載の長大鋼板の製造方法に使用する開先加工装置であって、
    圧延鋼板上を走行自在な台車本体と、
    当該台車本体に前後方向に設定された台車中心軸上で、左右の圧延鋼板の長辺部の表面コーナ部をそれぞれ切断除去する先行カッタおよび後行カッタを有する開先切断機と、
    台車中心軸上で、台車本体の前部に設けられてルート間隔に上方から係合可能なガイドローラを有する前部の台車案内具、および台車本体の後部に設けられて開先部に上方から係合可能なガイドローラを有する後部の台車案内具とを具備し、
    前記開先切断機は、前記先行カッタが、左右一方の圧延鋼板で長辺部に形成される開先面に対して垂直に支持された先行駆動軸の先端部に取り付けられ、前記後行カッタが、左右他方の圧延鋼板で長辺部に形成される開先面に垂直に支持された後行駆動軸の先端部に取り付けられた
    ことを特徴とする開先加工装置。
  3. 先行カッタおよび後行カッタは、それぞれ外周面に切削チップを有する薄肉円板状に形成されるとともに、先行駆動軸および後行駆動軸に垂直な面に対して外周縁が先端側に突出する凹状の反りが形成された
    ことを特徴とする請求項2記載の開先加工装置。
  4. 前部および後部台車案内具は、台車本体の台車中心軸上で、基端部が台車本体に水平ピンを介して上下方向に揺動自在に支持された揺動アームと、当該揺動アームの先端部に水平ピンを介して回転自在に支持されたガイドローラと、前記揺動アームを下方に付勢してルート間隔および開先部にそれぞれ係合させる付勢手段とを具備し、
    前記ガイドローラは、その外周面が、幅方向の中心から両側に傾斜する山形断面に形成された
    ことを特徴とする請求項2または3記載の開先加工装置。
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