JP5493013B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの始動時に燃料の加熱が可能な自動二輪車に関する。
近年、ガソリンとアルコールとの混合燃料を利用可能なエンジンを備えた車両が開発されている。混合燃料中のアルコールはガソリンに比べて気化しにくいため、燃料中のアルコール濃度が高いほど、エンジンの始動特性が悪化する。特に、低温環境下ではエンジンの始動特性がより悪化する傾向にある。
そのため、低温始動時に燃料配管内の燃料を加熱することにより低温始動特性を向上させる始動装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−274825号公報
上記の特許文献1の始動装置においては、ヒータにより燃料配管内の燃料が加熱される。冷却水の温度、およびエンジンの停止からエンジンの再始動までの放置時間に基づいて、ヒータによる燃料の加熱度合いが決定される。それにより、始動時の燃料の過加熱が防止される。
しかしながら、自動二輪車では、自動四輪車と異なる種々の状況で燃料配管内の燃料不足が発生する。燃料配管内に燃料が不足する状態でヒータが作動すると、燃料配管内の燃料が過加熱される。この場合、燃料配管内にベーパが発生することにより、要求される量の燃料の供給が不可能になりやすい。また、燃料の温度が要求される温度よりも上昇することにより、燃料の温度の制御性が悪化する。
本発明の目的は、燃料の過加熱を防止しつつエンジンの始動特性を向上させることが可能な自動二輪車を提供することである。
(1)本発明の一局面に従う自動二輪車は、前輪および後輪を支持する本体部と、本体部に設けられるエンジンと、エンジンに設けられる燃料噴射装置と、本体部に設けられる燃料タンクと、燃料タンク内に吸い込み口を有し、燃料タンク内の燃料を燃料配管を通して燃料噴射装置に供給する燃料ポンプと、燃料配管内の燃料を加熱する燃料加熱装置と、本体部の傾斜を検出する傾斜検出部と、燃料加熱装置を制御する制御部とを備え、制御部は、傾斜検出部の検出結果に基づいて、燃料ポンプの吸い込み口に燃料が存在する第1の状態と燃料ポンプの吸い込み口の燃料が不足する第2の状態とを検出し、第2の状態を検出した場合に燃料加熱装置の作動を禁止するものである。
その自動二輪車においては、燃料タンク内の燃料が燃料ポンプにより燃料タンク内の吸い込み口から吸い込まれ、燃料配管を通して燃料噴射装置に供給される。燃料配管内の燃料は燃料加熱装置により加熱される。それにより、エンジンの始動特性が向上する。
本体部が傾斜することにより燃料ポンプの吸い込み口の燃料が不足する場合がある。この場合には、燃料配管内の燃料に空気が混入し、燃料配管内の燃料の量が少なくなる可能性がある。この自動二輪車においては、本体部の傾斜が傾斜検出部により検出される。傾斜検出部の検出結果に基づいて、燃料ポンプの吸い込み口に燃料が存在する第1の状態と燃料ポンプの吸い込み口の燃料が不足する第2の状態とが制御部により検出される。第2の状態が検出された場合には、制御部により燃料加熱装置の作動が禁止される。それにより、燃料配管内の燃料が加熱されない。
これらの結果、燃料の過加熱を防止しつつエンジンの始動特性を向上させることが可能となる。
(2)制御部は、第2の状態から第1の状態への移行を検出した場合に、第1の状態への移行後に燃料噴射装置から予め定められた量の燃料が噴射されたか否かを判定し、予め定められた量の燃料が噴射されるまで燃料加熱装置の作動を禁止してもよい。
第2の状態では、燃料ポンプの吸い込み口の燃料が不足する。自動二輪車が第2の状態から第1の状態へ移行した場合、吸い込み口から燃料配管内に空気が吸い込まれている可能性がある。この場合、燃料噴射装置から予め定められた量の燃料が噴射されることにより、燃料配管内の空気が排出される。したがって、第1の状態への移行後に燃料噴射装置から予め定められた量の燃料が噴射されるまで燃料加熱装置の作動が禁止される。それにより、燃料配管内の燃料が過加熱されることを確実に防止することができる。
(3)自動二輪車は、本体部を地面に対して傾斜状態で支持するサイドスタンドと、サイドスタンドが接地状態であるか非接地状態であるかを検出するサイドスタンド状態検出部と、燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料残量検出部とをさらに備え、制御部は、サイドスタンド状態検出部により接地状態が検出されかつ燃料残量検出部により検出される燃料残量が予め定められた第1のしきい値以下である場合を第2の状態として検出し、サイドスタンド状態検出部により非接地状態が検出されかつ燃料残量検出部により検出される燃料残量が予め定められた第2のしきい値以下である場合を第2の状態として検出してもよい。
サイドスタンドが接地状態にある場合には燃料タンクが本体部とともに傾斜する。したがって、サイドスタンドが接地状態である場合とサイドスタンドが非接地状態である場合とで、燃料ポンプの吸い込み口に燃料が存在するか不足するかの状態が異なる。そこで、サイドスタンドの接地状態では、燃料タンク内の燃料残量が第1のしきい値以下である場合が第2の状態として検出され、サイドスタンドの非接地状態では、燃料タンク内の燃料残量が第2のしきい値以下である場合が第2の状態として検出される。それにより、サイドスタンドの接地状態および非接地状態に応じて燃料ポンプの吸い込み口に燃料が存在するか不足するかが正確に判定される。その結果、燃料配管内の燃料が過加熱されることを確実に防止することができる。
(4)自動二輪車は、自動二輪車の転倒を検出する転倒検出部をさらに備え、制御部は、転倒検出部により転倒が検出された場合を第2の状態として検出してもよい。
自動二輪車が転倒している場合には、燃料タンクが横向きとなるので、燃料ポンプの吸い込み口の燃料が不足する可能性がある。そこで、転倒が検出された場合が第2の状態として検出される。それにより、自動二輪車が転倒している場合に、燃料配管内の燃料が過加熱されることを確実に防止することができる。
(5)自動二輪車は、燃料噴射装置から噴射される燃料の周囲の温度を検出する周囲温度検出部をさらに備え、制御部は、周囲温度検出部により検出される温度が予め定められた温度以上の場合に燃料加熱装置の作動を禁止し、周囲温度検出部により検出される温度が予め定められた温度よりも低くかつ第1の状態を検出した場合に燃料加熱装置の作動を許可してもよい。
この場合、燃料噴射装置から噴射される燃料の周囲の温度が予め定められた温度以上の場合には燃料配管内の燃料が加熱されない。また、燃料噴射装置から噴射される燃料の周囲の温度が予め定められた温度よりも低くかつ燃料ポンプの吸い込み口に燃料が存在する場合に燃料配管内の燃料が加熱される。それにより、燃料の過加熱を確実に防止しつつエンジンの始動特性を向上させることが可能となる。
(6)周囲温度検出部は、周囲の温度としてエンジンの温度およびエンジンに吸入される空気の温度の少なくとも一方を検出してもよい。
この場合、エンジンの温度またはエンジンに吸入される空気の温度が予め定められた温度以上の場合には燃料配管内の燃料が加熱されない。それにより、エンジン内に噴射された燃料の温度が過度に高くなることを防止することができる。
本発明によれば、燃料の過加熱を防止しつつエンジンの始動特性を向上させることが可能となる。
図1は本実施の形態に係る自動二輪車を示す概略側面図である。 図2は図1の自動二輪車の一部の拡大図である。 図3は燃料タンクの内部の構成を示す断面図である。 図4は燃料タンクの内部の構成を示す断面図である。 図5は燃料タンクの内部の構成を示す断面図である。 図6は図1の自動二輪車の制御系の構成を示すブロック図である。 図7はメインスイッチがオンされた後のECUによる燃料加熱装置の制御動作を示すフローチャートである。 図8は図7の燃料加熱禁止判定処理を示すフローチャートである。 図9は図8の燃料残量判定処理を示すフローチャートである。 図10は図8の加熱復帰処理を示すフローチャートである。 図11は図8の加熱禁止処理を示すフローチャートである。
(1)自動二輪車の概略構成
図1は本実施の形態に係る自動二輪車を示す概略側面図である。図2は図1の自動二輪車の一部の拡大図である。
図1の自動二輪車1においては、本体フレーム101の前端にヘッドパイプ102が設けられる。ヘッドパイプ102にフロントフォーク103が取り付けられる。この状態で、フロントフォーク103は、ヘッドパイプ102の軸心を中心として所定の角度範囲内で回転可能となっている。フロントフォーク103の下端に前輪104が回転可能に支持される。ヘッドパイプ102の上端にはハンドル105が設けられる。
本体フレーム101から後方に延びるように本体フレーム101にリアアーム106が接続される。リアアーム106は、後輪ドリブンスプロケット107および後輪108を回転可能に保持する。後輪ドリブンスプロケット107には、チェーン109が取り付けられる。
本体フレーム101の中央部には、エンジン110が設けられる。エンジン110の吸気ポートおよび排気ポートには、それぞれ吸気管111および排気管112が取り付けられる。
本体フレーム101の下端部にはサイドスタンド120の一端が軸120aを中心として回転可能に取り付けられる。サイドスタンド120は、運転者の操作により先端が地面から離れる略水平な状態(以下、非接地状態と呼ぶ)と先端が地面に接触する略垂直な状態(以下、接地状態と呼ぶ)とに切り替えられる。サイドスタンド120が接地状態にある場合には、自動二輪車1は地面に対して傾斜した状態となる。
エンジン110の上部には燃料タンク130が設けられ、燃料タンク130の後方にはシート121が設けられる。
図2に示すように、吸気管111の上流にエアクリーナ113が設けられる。また、吸気管111には、燃料噴射装置115が取り付けられる。燃料タンク130内には、燃料ポンプ131が設けられる。燃料ポンプ131は、燃料配管132および燃料加熱装置114を通して燃料噴射装置115に接続される。燃料加熱装置114は燃料配管132内の燃料を加熱可能に取り付けられる。排気管112の下流端には、マフラー116が取り付けられる。
シート121の下部には、ECU(Electronic Control Unit;電子制御ユニット)150が設けられる。
エンジン110の側面には、エンジン110の温度を検出するエンジン温度センサSE1が取り付けられる。吸気管111には、エンジン110に吸入される空気の温度を検出する吸気温度センサSE2が取り付けられる。シート121には、自動二輪車1が転倒しているか否かを検出する転倒センサSE3が取り付けられる。燃料タンク130内には、燃料タンク130内の燃料の残留を検出する燃料残量センサSE4が取り付けられる。排気管112には、エンジン110から排出される気体中の酸素の濃度を検出する酸素センサSE5が取り付けられる。また、サイドスタンド120の軸120aには、サイドスタンドスイッチSWが取り付けられる。サイドスタンドスイッチSWは、サイドスタンド120が接地状態と非接地状態とに切り替わることによりオンおよびオフする。
以下、自動二輪車1の本体フレーム101、ヘッドパイプ102、前輪104および後輪108の中心を通る面を対称面と呼ぶ。自動二輪車1の対称面が重力方向に平行である場合に自動二輪車1が垂直状態にあるといい、自動二輪車1の対称面が重力方向に平行でない場合に自動二輪車1が傾斜状態にあるという。
サイドスタンド120が非接地状態である場合に自動二輪車1が垂直状態にあるとし、サイドスタンド120が接地状態である場合に自動二輪車1が傾斜状態にあるとする。
(2)燃料タンク130の内部の構成
図3、図4および図5は燃料タンク130の内部の構成を示す断面図である。図3および図4は自動二輪車1の前後方向に垂直な縦断面を示し、図5は自動二輪車1の前後方向に平行な縦断面を示す。また、図3は自動二輪車1が垂直状態にある場合の燃料タンク130の内部の状態を示し、図4は自動二輪車1が転倒している場合の燃料タンク130の内部の状態を示す。図3〜図5において、自動二輪車1の前後方向を矢印FWで示し、重力方向に平行な方向を矢印Zで示す。
図3および図4に示すように、燃料タンク130の内部には、燃料ポンプ131、燃料フィルタ133および燃料残量センサSE4が設けられる。燃料タンク130内には燃料FLが充填される。本実施の形態では、燃料FLとして、ガソリンとアルコールとの混合燃料が使用される。
図3および図5に示すように、燃料ポンプ131の吸い込み口134は、燃料タンク130の下部に配置される。図3および図4に示すように、燃料ポンプ131の排出口135には、図2の燃料配管132が取り付けられる。燃料FLは、燃料フィルタ133を通して吸い込み口134から燃料ポンプ131内に吸い込まれる。燃料ポンプ131は、燃料FLを排出口135から図2の燃料配管132を通して燃料噴射装置115に供給する。
燃料残量センサSE4は、浮きを有し、燃料タンク130内の燃料FLの液面レベルを燃料残量として検出する。
図3に示すように、自動二輪車1が垂直状態にある場合には、燃料タンク130の下部の燃料FLは吸い込み口134から燃料ポンプ131に吸い込まれる。一方、図4に示すように、自動二輪車1が転倒している場合には、燃料タンク130の下部の燃料FLは吸い込み口134から燃料ポンプ131に吸い込まれない。この場合、空気が吸い込み口134から燃料ポンプ131に吸い込まれ、燃料配管132内および燃料噴射装置115内の燃料に空気が混入する。このような状態で燃料加熱装置114が作動した場合には、燃料配管132内の燃料の量が少なくなっているので、燃料配管132内の燃料が過加熱される可能性がある。
また、サイドスタンド120が接地状態にありかつ燃料タンク130内の燃料FLが少ない場合には、燃料タンク130の下部の燃料FLは吸い込み口134から燃料ポンプ131に吸い込まれない。さらに、サイドスタンド120が非接地状態で自動二輪車1が垂直状態でありかつ燃料タンク130内の燃料FLがさらに少ない場合には、燃料タンク130の下部の燃料FLは吸い込み口134から燃料ポンプ131に吸い込まれない。これらの場合にも、自動二輪車1が転倒している場合と同様に、空気が吸い込み口134から燃料ポンプ131に吸い込まれ、燃料配管132内および燃料噴射装置115内の燃料に空気が混入する。
(3)自動二輪車の制御系の構成
図6は図1の自動二輪車1の制御系の構成を示すブロック図である。図6に示すように、ECU150は、I/F(インターフェース)501,505、CPU(中央演算処理装置)502、ROM(リードオンリメモリ)503およびRAM(ランダムアクセスメモリ)504を含む。
エンジン温度センサSE1、吸気温度センサSE2、転倒センサSE3、燃料残量センサSE4および酸素センサSE5の検出値およびサイドスタンドスイッチSWの状態はECU150のI/F501を介してCPU502に与えられる。
ECU150のROM503には、後述する制御動作を行うためのプログラムが記憶される。CPU502は、ROM503に記憶された制御動作プログラムをRAM504上で実行することにより制御動作を行う。それにより、CPU502は、エンジン温度センサSE1、吸気温度センサSE2、転倒センサSE3および燃料残量センサSE4の検出値ならびにサイドスタンドスイッチSWの状態に基づいて燃料加熱装置114を制御する。また、CPU502は、酸素センサSE5の検出値に基づいてエンジン110内の混合気の空燃比が理論空燃比になるように燃料噴射装置115を制御する。
(4)燃料加熱装置の制御動作
図7はメインスイッチがオンされた後のECU150による燃料加熱装置114の制御動作を示すフローチャートである。
以下の処理では、ECU150のCPU502は、運転者がメインスイッチをオンした後、燃料加熱装置114を駆動すべきか否かを判定し、判定結果に基づいて燃料加熱装置114を駆動するかまたは駆動しない。一方、運転者は、メインスイッチをオンした後、任意のタイミングでスタータスイッチをオンする。スタータスイッチがオンされると、燃料噴射装置115からの燃料の噴射が開始される。
ECU150のRAM504には、予めエンジン温度しきい値および吸気温度しきい値が記憶される。
メインスイッチがオンされた後、CPU502は、エンジン温度センサSE1の検出値を取得することによりエンジン110の温度を検出する(ステップS1)。次に、CPU502は、検出されたエンジン110の温度がRAM504に記憶されたエンジン温度しきい値よりも低いか否かを判定する(ステップS2)。
検出されたエンジン110の温度がエンジン温度しきい値よりも低い場合には、CPU502は、吸気温度センサSE2の検出値を取得することにより吸気温度を検出する(ステップS3)。次に、CPU502は、検出された吸気温度がRAM504に記憶された吸気温度しきい値よりも低いか否かを判定する(ステップS4)。
検出された吸気温度が吸気温度しきい値よりも低い場合には、CPU502は燃料加熱条件が成立していると判定する(ステップS5)。この場合、CPU502は燃料加熱禁止判定処理を行う(ステップS6)。燃料加熱禁止判定処理の詳細については後述する。燃料加熱禁止判定処理の結果はRAM504に記憶される。
その後、CPU502は、RAM504に記憶された燃料加熱禁止判定処理の結果が加熱許可であるか否かを判定する(ステップS7)。燃料加熱禁止判定処理の結果が加熱許可である場合には、CPU502は燃料加熱条件が成立しかつ加熱が許可されていると判定する(ステップS8)。この場合、CPU502は燃料加熱装置114を駆動する(ステップS9)。その後、CPU502はステップS1の処理に戻る。
一方、ステップS2で検出されたエンジン110の温度がエンジン温度しきい値以上の場合、およびステップS4で検出された吸気温度が吸気温度しきい値以上の場合には、CPU502は、燃料加熱条件が未成立であると判定する(ステップS10)。この場合、CPU502は燃料加熱装置114を駆動せずに(ステップS11)、ステップS1の処理に戻る。
また、ステップS7で燃料加熱禁止判定処理の結果が加熱禁止である場合には、CPU502は燃料加熱装置114を駆動せずに(ステップS11)、ステップS1の処理に戻る。
上記のように、燃料加熱条件は、エンジン110の温度がエンジン温度しきい値よりも低くかつ吸気温度が吸気温度しきい値よりも低い場合に成立し、その他の場合に不成立となる。燃料加熱条件が成立しかつ燃料加熱禁止判定処理の結果が加熱許可である場合に燃料加熱装置114が作動する。それにより、燃料配管132内の燃料FLが加熱される。
一方、燃料加熱条件が未成立である場合または燃料加熱禁止判定処理の結果が加熱禁止である場合には、燃料加熱装置114は作動しない。それにより、燃料配管132内の燃料FLが加熱されない。
図8は図7の燃料加熱禁止判定処理を示すフローチャートである。
CPU502は、転倒センサSE3の検出値を取得する(ステップS21)。CPU502は、転倒センサSE3の検出値に基づいて自動二輪車1が転倒しているか否かを判定する(ステップS22)。
自動二輪車1が転倒していない場合には、CPU502は、燃料残量判定処理を行う(ステップS23)。燃料残量判定処理では、燃料残量判定結果として許可または禁止がRAM504に記憶される。燃料タンク130内の燃料FLの残量が所定値以下の場合には、燃料残量判定結果は禁止となる。一方、燃料タンク130内の燃料FLの残量が所定値よりも多い場合には、燃料残量判定結果は許可となる。燃料残量判定処理の詳細については後述する。
その後、CPU502は、RAM504に記憶された燃料残量判定結果が許可であるか否かを判定する(ステップS24)。燃料残量判定結果が許可である場合には、CPU502は、加熱復帰処理を行う(ステップS25)。加熱復帰処理では、加熱復帰処理状態として実施済または実施中がRAM504に記憶される。燃料加熱禁止判定処理の結果(ステップS27,S28)が加熱禁止から加熱許可に復帰する際には、燃料噴射装置115から一定量の燃料が噴射される。一定量の燃料の噴射中には加熱復帰処理状態が実施中となり、一定量の燃料の噴射の完了後には加熱復帰処理状態が実施済となる。加熱復帰処理の詳細については後述する。
その後、CPU502は、RAM504に記憶される加熱復帰処理状態が実施済であるか否かを判定する(ステップS26)。RAM504に記憶される加熱復帰処理状態が実施済である場合には、CPU502は燃料加熱禁止判定処理の結果として加熱許可をRAM504に記憶し(ステップS27)、図7のステップS7の処理に進む。
ステップS22で自動二輪車1が転倒している場合およびステップS24で燃料残量判定結果が禁止の場合には、CPU502は加熱禁止処理を行う(ステップS28)。加熱禁止処理では、加熱復帰処理状態として実施中がRAM504に記憶される。加熱禁止処理の詳細については後述する。
その後、CPU502は、燃料加熱禁止判定処理の結果として禁止をRAM504に記憶し(ステップS29)、図7のステップS7の処理に進む。
ステップS26で加熱復帰処理状態が実施中の場合には、CPU502は燃料加熱禁止判定処理の結果として禁止をRAM504に記憶し(ステップS29)、図7のステップS7の処理に進む。
図9は図8の燃料残量判定処理を示すフローチャートである。後述する第1および第2のしきい値がROM503またはRAM504に予め記憶される。
まず、CPU502は、燃料残量センサSE4の検出値を取得することにより燃料タンク130内の燃料残量を検出する(ステップS31)。次に、CPU502は、サイドスタンドスイッチSWの状態を取得することによりサイドスタンド120の状態を検出し(ステップS32)、サイドスタンド120が接地状態であるか否かを判定(ステップS33)する。
サイドスタンド120が接地状態である場合には、CPU502は検出された燃料残量が第1のしきい値よりも多いか否かを判定する(ステップS34)。第1のしきい値はROM503またはRAM504に予め記憶される。
燃料残量が第1のしきい値よりも多い場合には、CPU502は燃料残量判定結果として許可をRAM504に記憶する(ステップS35)。一方、燃料残量が第1のしきい値以下の場合には、CPU502は燃料残量判定結果として禁止をRAM504に記憶する(ステップS37)。
ステップS33でサイドスタンド120が非接地状態である場合には、CPU502は検出された燃料残量が第2のしきい値よりも多いか否かを判定する(ステップS36)。
燃料残量が第2のしきい値よりも多い場合には、CPU502は燃料残量判定結果として許可をRAM504に記憶する(ステップS35)。一方、燃料残量が第1のしきい値以下の場合には、CPU502は燃料残量判定結果として禁止をRAM504に記憶する(ステップS37)。
上記の第1のしきい値は、サイドスタンド120が接地状態でありかつ燃料タンク130内の燃料FLの液面レベルが吸い込み口134の上端にある場合の燃料残量センサSE4の検出値よりも一定の余裕度分大きく設定される。
上記の第2のしきい値は、サイドスタンド120が非接地状態で自動二輪車1が垂直状態でありかつ燃料タンク130内の燃料FLの液面レベルが吸い込み口134の上端にある場合の燃料残量センサSE4の検出値よりも一定の余裕度分大きく設定される。
このように、第1および第2のしきい値が設定されることにより、自動二輪車1が垂直状態にあるか傾斜状態にあるかにかかわらず、燃料タンク130内の燃料FLの液面レベルが吸い込み口134よりも上にあるか否かが判定される。それにより、燃料配管132または燃料噴射装置115内の燃料に空気が混入する可能性があるか否かが判定される。
図10は図8の加熱復帰処理を示すフローチャートである。RAM504には、加熱復帰噴射量カウンタ値が記憶される。CPU502は、加熱復帰噴射量カウンタ値をクリアした後、燃料噴射装置115から噴射された燃料の量を積算し、積算結果をカウント加熱復帰噴射量カウンタ値としてRAM504に記憶する。また、後述する加熱復帰噴射量がROM503またはRAM504に予め記憶される。
まず、CPU502は、RAM504から加熱復帰処理状態を読み込み(ステップS41)、読み込んだ加熱復帰処理状態が実施中であるか否かを判定する(ステップS42)。
加熱復帰処理状態が実施中である場合には、加熱復帰噴射量カウンタ値が加熱復帰噴射量以上であるか否かを判定する(ステップS43)。
ここで、加熱復帰噴射量は、燃料配管132および燃料加熱装置114内の燃料に混入した空気を燃料噴射装置115から排出させるために必要な燃料の噴射量である。
加熱復帰噴射量カウンタ値が加熱復帰噴射量以上である場合には、CPU502は加熱復帰処理状態として実施済をRAM504に記憶し(ステップS44)、図8のステップS26に進む。一方、加熱復帰噴射量カウンタ値が加熱復帰噴射量よりも少ない場合には、CPU502は加熱復帰処理状態として実施中をRAM504に記憶し(ステップS45)、図8のステップS26に進む。
ステップS42で加熱復帰処理状態が実施済である場合には、CPU502は加熱復帰処理状態として実施済をRAM504に記憶し(ステップS44)、図8のステップS26に進む。
図11は図8の加熱禁止処理を示すフローチャートである。CPU502は、RAM504に記憶された加熱復帰噴射量カウンタ値をクリアする(ステップS51)。上記のように、CPU502は、加熱復帰噴射量カウンタ値をクリアした後、燃料噴射装置115から噴射された燃料の量を積算し、積算結果をカウント加熱復帰噴射量カウンタ値としてRAM504に記憶する。次に、CPU502は、加熱復帰処理状態として実施中をRAM504に記憶し(ステップS52)、図8のステップS29の処理に進む。
(5)実施の形態の効果
上記のように、本実施の形態に係る自動二輪車1においては、燃料加熱条件が成立しかつ燃料加熱禁止判定処理の結果が加熱許可である場合に、燃料配管132内の燃料が燃料加熱装置114により加熱される。それにより、エンジン110の始動特性が向上する。
また、自動二輪車1が転倒している場合には、燃料加熱禁止判定処理の結果が加熱禁止となる。それにより、燃料加熱装置114が作動しないので、燃料配管132内の燃料が加熱されない。
また、自動二輪車1が転倒していない場合には、サイドスタンド120の接地状態で燃料タンク130内の燃料残量が第1のしきい値以下である場合に燃料残量判定結果が禁止となり、サイドスタンド120の非接地状態で燃料タンク130内の燃料残量が第2のしきい値以下である場合に燃料残量判定結果が禁止となる。それにより、燃料加熱禁止判定処理の結果が加熱禁止となり、燃料加熱装置114が作動しない。したがって、燃料配管132内の燃料が加熱されない。この場合、サイドスタンド120の接地状態および非接地状態に応じて燃料ポンプ131の吸い込み口134に燃料が存在するか不足するかが正確に判定される。
さらに、自動二輪車1が転倒した後に自動二輪車1が起立されてサイドスタンド120が接地状態になりかつ燃料タンク130内の燃料残量が第1のしきい値よりも多い場合には、燃料残量判定結果が禁止から許可に復帰する。また、自動二輪車1が転倒した後に自動二輪車1が垂直状態に起立されかつ燃料タンク130内の燃料残量が第2のしきい値よりも多い場合にも、燃料残量判定結果が禁止から許可に復帰する。さらに、サイドスタンド120が接地状態でありかつ燃料タンク130内の燃料残量が第1のしきい値以下である状態からサイドスタンド120が非接地状態になりかつ燃料タンク130内の燃料残量が第2のしきい値よりも多い場合にも、燃料残量判定結果が禁止から許可に復帰する。これらの場合には、燃料噴射装置115から加熱復帰噴射量の燃料が噴射されるまで、燃料加熱禁止判定処理の結果が加熱禁止となる。それにより、燃料配管132内の燃料に空気が混入した状態で燃料加熱装置114により燃料配管132内の燃料が加熱されることを防止することができる。
また、エンジン110の温度がエンジン温度しきい値以上の場合または吸気温度が吸気温度しきい値以上の場合には、燃料加熱条件が未成立となる。それにより、エンジン110内に噴射された燃料の温度が過度に高くなることを防止することができる。
これらの結果、エンジン110の始動特性を向上させるとともに燃料配管132内の燃料が過加熱されることを確実に防止することができる。
(6)他の実施の形態
上記実施の形態では、自動二輪車1の傾斜が自動二輪車1の転倒の有無およびサイドスタンド120の状態に基づいて検出されるが、これに限定されない。例えば、自動二輪車1の傾斜が自動二輪車1の転倒の有無のみに基づいて検出されてもよく、自動二輪車1の傾斜がサイドスタンド120の状態のみに基づいて検出されてもよい。
また、自動二輪車1の傾斜が加速度センサ等の他の検出部により検出され、その検出結果に基づいて燃料加熱装置114が制御されてもよい。
さらに、上記実施の形態では、燃料加熱条件および燃料加熱禁止判定処理の結果に基づいて燃料加熱装置114が制御されるが、これに限定されない。燃料加熱条件が判定されることなく、燃料加熱禁止判定処理の結果に基づいて燃料加熱装置114が制御されてもよい。
また、上記実施の形態では、エンジン110の温度および吸気温度に基づいて燃料加熱条件が判定されるが、これに限定されない。例えば、排気温度等の他の温度に基づいて燃料加熱条件が判定されてもよい。
(7)請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、本体フレーム101が本体部の例であり、エンジン110がエンジンの例であり、燃料噴射装置115が燃料噴射装置の例であり、燃料タンク130が燃料タンクの例であり、吸い込み口134が吸い込み口の例であり、燃料ポンプ131が燃料ポンプの例であり、サイドスタンド120または転倒センサSE3が傾斜検出部の例であり、ECU150が制御部の例である。
また、加熱復帰噴射量が予め定められた量の例であり、サイドスタンド120がサイドスタンドの例であり、サイドスタンドスイッチSWがサイドスタンド状態検出部の例であり、燃料残量センサSE4が燃料残量検出部の例であり、転倒センサSE3が転倒検出部の例であり、エンジン温度センサSE1または吸気温度センサSE2が周囲温度検出部の例であり、エンジン110の温度または吸気温度が燃料噴射装置により噴射された燃料の周囲の温度の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、燃料を加熱する機能を有する自動二輪車に利用することができる。

Claims (6)

  1. 前輪および後輪を支持する本体部と、
    前記本体部に設けられるエンジンと、
    前記エンジンに設けられる燃料噴射装置と、
    前記本体部に設けられる燃料タンクと、
    前記燃料タンク内に吸い込み口を有し、前記燃料タンク内の燃料を燃料配管を通して前記燃料噴射装置に供給する燃料ポンプと、
    前記燃料配管内の燃料を加熱する燃料加熱装置と、
    前記本体部の傾斜を検出する傾斜検出部と、
    前記燃料加熱装置を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記傾斜検出部の検出結果に基づいて、前記燃料ポンプの前記吸い込み口に燃料が存在する第1の状態と前記燃料ポンプの前記吸い込み口の燃料が不足する第2の状態とを検出し、前記第2の状態を検出した場合に前記燃料加熱装置の作動を禁止する、自動二輪車。
  2. 前記制御部は、
    前記第2の状態から前記第1の状態への移行を検出した場合に、前記第1の状態への移行後に前記燃料加熱装置から予め定められた量の燃料が噴射されたか否かを判定し、予め定められた量の燃料が噴射されるまで前記燃料加熱装置の作動を禁止する、請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記本体部を地面に対して傾斜状態で支持するサイドスタンドと、
    前記サイドスタンドが接地状態であるか非接地状態であるかを検出するサイドスタンド状態検出部と、
    前記燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料残量検出部とをさらに備え、
    前記制御部は、
    前記サイドスタンド状態検出部により前記接地状態が検出されかつ前記燃料残量検出部により検出される燃料残量が予め定められた第1のしきい値以下である場合を前記第2の状態として検出し、前記サイドスタンド状態検出部により前記非接地状態が検出されかつ前記燃料残量検出部により検出される燃料残量が予め定められた第2のしきい値以下である場合を前記第2の状態として検出する、請求項1記載の自動二輪車。
  4. 前記自動二輪車の転倒を検出する転倒検出部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記転倒検出部により転倒が検出された場合を前記第2の状態として検出する、請求項1記載の自動二輪車。
  5. 前記燃料噴射装置から噴射される燃料の周囲の温度を検出する周囲温度検出部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記周囲温度検出部により検出される温度が予め定められた温度以上の場合に前記燃料加熱装置の作動を禁止し、前記周囲温度検出部により検出される温度が予め定められた温度よりも低くかつ前記第1の状態を検出した場合に前記燃料加熱装置の作動を許可する、請求項1記載の自動二輪車。
  6. 前記周囲温度検出部は、前記周囲の温度として前記エンジンの温度および前記エンジンに吸入される空気の温度の少なくとも一方を検出する、請求項1記載の自動二輪車。
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