JP2012031754A - 加熱機能付燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フュエルストレーナ等の交換後における燃料加熱性能の向上を図った加熱機能付燃料供給装置を提供する。
【解決手段】エンジンECU20は、ステップS38で現在の燃圧PFが燃圧閾値PFthに到達しているか否かを判定し、この判定がNoであった場合にはステップS34に戻って継続加熱デューティ比Dcをもって燃料加熱ヒータ16の駆動を繰り返す。燃圧PFが次第に上昇して燃圧閾値PFthに達し、ステップS38の判定がYesとなった場合、エンジンECU20は、ステップS39で燃料ポンプ6を停止させた後、ステップS40で燃料加熱ヒータ16を所定の燃圧上昇後デューティ比Dhp(例えば、100%)をもって燃料加熱ヒータ16の駆動を開始する。
【選択図】図7

Description

本発明は、混合燃料エンジン車両等に搭載される加熱機能付燃料供給装置に係り、フュエルストレーナ等の交換後における燃料加熱性能の向上を図る技術に関する。
近年、化石燃料(ガソリンや軽油)の枯渇抑制を主な目的として、例えばガソリンに代替燃料(エタノールやメタノール等)を任意の混合率で混合した混合燃料を用いる混合燃料エンジン車両(flexible fuel vehicle:以下、FFVと記す)が出現している。FFVでは、代替燃料の気化温度が高い(低温域で着火しにくい)ことから、冬季における冷間始動時に燃料加熱ヒータによって燃料の加熱を行うことが一般的である。燃料加熱ヒータは、例えば燃料噴射弁が装着されるデリバリパイプ等(以下、加熱容器と記す)に取り付けられており、冷却水温や代替燃料の混合率に応じてマップ等から通電デューティ比や通電時間が設定される(特許文献1参照)。
燃料加熱ヒータが取り付けられたFFVでは、デリバリパイプ付近の燃料ホース等の交換によって加熱容器に空気が流入した場合、加熱容器内で空気に露出した燃料加熱ヒータに通電される(すなわち、燃料加熱ヒータの空焚きが起こる)ことがある。そして、空焚きが起きた場合、加熱容器内の空気および燃料の過熱(スーパーヒート)によって燃料蒸気が発生し、燃料噴射弁がベーパロックを起こしてエンジンの始動運転が不安定となる、燃料噴射弁や燃料加熱ヒータが高温となって損傷する等の虞があった。そこで、エンジンの始動時に、燃料噴射弁に供給される燃料の圧力(以下、燃圧と記す)の上昇速度やエンジン回転速度の上昇率に基づいて燃料噴射弁内に所定量以上の空気が混入しているか否かを判定し、この判定がYesであった場合、少なくとも燃料噴射弁内の空気が所定量以下になると推定される時間が経過するまで燃料加熱ヒータへの通電を禁止する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開平11−148441号公報 特許第3715195号公報
しかしながら、特許文献2の技術では、燃圧の上昇速度やエンジン回転速度の上昇率に基づいて空気の混入を判定した後に、燃料加熱ヒータの駆動や燃料噴射弁内の空気が所定量以下になる時間を推定したりするため、燃料の温度(燃温)が目標値となるまでに(すなわち、エンジンが始動できるようになるまでに)遅れが生じることが避けられなかった。そこで、本発明者等は、加熱容器に燃圧を検出する燃圧センサを設置し、エンジンの始動時に燃圧センサの検出結果に基づいて燃料加熱ヒータへの通電制御を行うことにより、加熱容器での空焚きを防止する方法を過去に提案した(特願2009−213724号)。この方法では、イグニッションスイッチがオンとなって(燃料ポンプが起動して)所定時間が経過した時点での燃圧を検出し、燃圧が閾値に達していなければ燃料加熱ヒータへの通電を停止する。そして、通電を停止した後において、燃料加熱ヒータの余熱によって燃圧が閾値まで上昇すれば、燃料加熱ヒータへの通電を再開するようにしたため、燃料加熱ヒータの空焚きを効果的に防止しながら、燃料の加熱に要する時間を短縮させることができる。
ところが、この方法を採った場合、フュエルストレーナを交換した直後において、冷間時にエンジンが正常に始動できなくなる問題があった。フュエルストレーナは整備工場で車検時等に交換される定期交換部品であるが、燃料タンクの付近に設置されていることから、その交換が行われた場合にも燃料加熱ヒータは加熱容器内で混合燃料に完全に漬かったままとなる。したがって、フュエルストレーナの交換によって加熱容器内で空焚きが起こることはなく、エンジンの運転が継続されることでフュエルストレーナ内の空気は徐々に燃料噴射弁から排出される。しかしながら、フュエルストレーナの容積が大きいことから、図10に示すように、その交換後には燃料ポンプ起動後の燃圧の上昇が非常に緩やかになり、空焚きが生じたと判定されることによって通電が停止されると、燃料加熱ヒータの余熱によって燃圧が閾値まで上昇することがなく、エンジンの始動が速やかに行えなくなってしまう虞があった。なお、燃圧の低い状態で燃料加熱ヒータによる加熱を継続して行った場合、沸点が低下することで燃料が沸騰してしまい、燃温が目標値まで達しなくなる。
本発明は、上記状況に鑑みなされたものであり、フュエルストレーナ等の交換後における燃料加熱性能の向上を図った加熱機能付燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明の第1の側面では、燃料タンク(2)内の燃料を内燃機関(E)用の燃料噴射弁(4)に供給するための燃料供給路(5)と、前記燃料タンク内または前記燃料供給路に配設された燃料ポンプ(6)と、前記燃料供給路に設置された燃料加熱ヒータ(16)と、前記燃料供給路内の燃圧を検出する燃圧検出手段(35)と、前記燃料供給路の特定構成部品(28)が交換されたか否かを判定する交換判定手段(29)と、前記内燃機関の始動時に燃料を加熱すべき所定の条件が成立した場合に、前記燃料ポンプの駆動と前記燃料加熱ヒータのデューティ駆動とによる燃料の加熱制御を実行する加熱制御手段(22,23)とを有する加熱機能付燃料供給装置であって、前記加熱制御手段は、前記交換判定手段による前記特定構成部品の交換情報に基づいて、前記燃料加熱ヒータを加熱開始時デューティ比で第1所定時間にわたって駆動し、当該第1所定時間が経過した時点での燃圧が所定の燃圧判定閾値に達していない場合、前記加熱開始時デューティ比より小さくかつ前記内燃機関の状態量に基づいて決定される継続加熱デューティ比で前記燃料加熱ヒータを駆動する。
また、本発明の第2の側面では、前記加熱制御手段は、前記継続加熱デューティ比による前記燃料加熱ヒータの駆動と前記燃料ポンプの駆動とを第2所定時間にわたって実行し、前記第2所定時間が経過した時点での燃圧が前記第2所定時間の計時を開始する直前の燃圧よりも高くかつ前記燃圧判定閾値に達していなかった場合には、前記継続加熱デューティ比による前記燃料加熱ヒータの駆動と前記燃料ポンプの駆動とを継続し、前記第2所定時間が経過した時点での燃圧が前記第2所定時間の計時を開始する直前の燃圧よりも低かった場合には、前記燃料加熱ヒータおよび前記燃料ポンプの駆動を中止する。
また、本発明の第3の側面では、前記継続加熱デューティ比は、前記内燃機関の温度が低いほど高く設定される。
また、本発明の第4の側面では、前記特定構成部品が前記燃料供給路の上流側に存在し、前記加熱制御手段は、前記交換判定手段によって前記特定構成部品が交換されたとの判定がなされた場合、前記燃料加熱ヒータを加熱開始時デューティ比で第1所定時間にわたって駆動し、当該第1所定時間が経過した時点での燃圧が所定の燃圧判定閾値に達していなければ、前記加熱開始時デューティ比より小さくかつ前記内燃機関の状態量に基づいて決定される継続加熱デューティ比で前記燃料加熱ヒータを駆動する一方、前記交換判定手段によって前記特定構成部品が交換されていないとの判定がなされた場合、前記燃圧検出手段の検出結果に基づいて前記燃料加熱ヒータが燃料に漬かっているか否かの空焚き判定を行う。
また、本発明の第5の側面では、前記特定構成部品が前記燃料供給路の下流側に存在し、前記加熱制御手段は、前記交換判定手段によって前記特定構成部品が交換されていないとの判定がなされた場合、前記燃料加熱ヒータを加熱開始時デューティ比で第1所定時間にわたって駆動し、当該第1所定時間が経過した時点での燃圧が所定の燃圧判定閾値に達していなければ、前記加熱開始時デューティ比より小さくかつ前記内燃機関の状態量に基づいて決定される継続加熱デューティ比で前記燃料加熱ヒータを駆動する一方、前記交換判定手段によって前記特定構成部品が交換されているとの判定がなされた場合、前記燃圧検出手段の検出結果に基づいて前記燃料加熱ヒータが燃料に漬かっているか否かの空焚き判定を行う。
本発明の第1の側面によれば、特定構成部品の交換によって燃料供給路内に空気が混入しても、内燃機関の状態に応じた適切な加熱度合いをもって燃料加熱ヒータの近傍に存在する燃料を早期に加熱することができ、内燃機関の円滑な始動が実現できるようになる。また、第2の側面によれば、燃料供給路が正常である場合には、燃圧が燃圧判定閾値に達するまで燃料ポンプによる加圧と燃料加熱ヒータによる加熱とが燃料に対して行われ、燃圧や燃温が速やかに上昇する。一方、燃料供給路に洩れが生じている場合には、燃料ポンプと燃料加熱ヒータとの駆動が中止され、燃料の漏洩量を抑制できる。また、第3の側面によれば、内燃機関の状態に応じた適切な加熱度合いをもって燃料を早期に加熱することができる。また、第4の側面によれば、燃料加熱ヒータの近傍に燃料が存在するにもかかわらず空焚きと誤判定されることがなくなり、内燃機関の状態に応じた適切な加熱度合いをもって燃料を早期に加熱することができる。また、第5の側面によれば、燃料供給路の下流側に空気が存在している場合にのみ空焚きと判定されるため、特定構成部品の交換が行われていない場合には、内燃機関の状態に応じた適切な加熱度合いをもって燃料を早期に加熱することができる。
実施形態に係る加熱機能付燃料供給装置の全体概要図である。 実施形態に係る燃料供給ユニットの斜視図である。 実施形態に係る燃料加熱装置の断面図である。 実施形態に係る制御装置のブロック図である。 フュエルストレーナ交換判定処理の手順を示すフローチャートである。 ストレーナ交換時加熱制御の手順を示すフローチャートである。 継続加熱処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態に係るストレーナ交換時加熱制御のタイムチャートである。 実施形態に係る継続加熱デューティ比マップである。 従来の加熱制御の問題点を説明するためのタイムチャートである。
以下、添付図に基づいて、本発明に係る加熱機能付燃料供給装置(以下、単に燃料供給装置と記す)の一実施形態を説明する。
≪実施形態の構成≫
図1に示すように、本実施形態の燃料供給装置1は、直列4気筒混合燃料エンジン(以下、単にエンジンと記す。)Eに対して設けられ、燃料タンク2に貯留された燃料を気筒Cごとに設けられた4つの燃料噴射弁4でエンジンEに供給する。本実施形態では、4つの燃料噴射弁4に対してそれぞれ1つ、計4つの燃料加熱装置14が設けられている。
燃料タンク2の内部(すなわち、燃料タンク2と燃料噴射弁4とを接続する燃料供給路5の上流端)には燃料ポンプ6が設けられており、この燃料ポンプ6により、燃料タンク2に貯留された燃料が汲み上げられ、燃料噴射弁4へ向けて圧送される。燃料供給路5における燃料ポンプ6の下流側には、余剰燃料を燃料タンク2へ還流させることで燃圧を一定に保つプレッシャレギュレータ7と、燃料中の異物(塵埃や錆等)を捕捉するフュエルストレーナ28(燃料加熱装置14よりも燃料供給方向で上流側に存在する特定構成部品)とが設けられている。フュエルストレーナ28にはメンテナンススイッチ29(プッシュオフスイッチ)が付設されており、フュエルストレーナ28が脱着される(正確には、フュエルストレーナ28とメンテナンススイッチ29とが離れる)ことにより、メンテナンススイッチ29から後述するエンジンECU20にメンテナンス信号が出力される。
各燃料加熱装置14および各燃料噴射弁4は、後述する燃料ケース13とともにベース板19によって一体化されて1つの燃料供給ユニット3を構成している。燃料供給ユニット3の上流側には燃料ケース13が設置されており、燃料供給路5がこの燃料ケース13に接続している。
詳細な図示は省略するが、自動車には回動式のイグニッションスイッチ37(図4参照)、およびエンジンEを始動するためのスタータモータ8(図1,図4参照)が設けられている。運転者によってイグニッションスイッチ37がアクセサリポジション(以下、ACCポジションと記す)からイグニッションポジション(以下、IGポジションと記す)に操作されると、エンジンECU(Electronic Control Unit)20(図4参照)が起動するとともに、燃料ポンプ6が駆動される。また、詳細について後述するが、操作者がイグニッションスイッチ37をIGポジションからスタートポジション(以下、STポジションと記す)に回動させる始動操作を行うと、エンジンECU20がバッテリからスタータモータ8への通電を行わせることにより、スタータモータ8が作動してエンジンEを始動させる。
なお、本実施形態では、始動操作は、イグニッションスイッチ37をIGポジションからSTポジションに回動させる方式で行われるが、イグニッションスイッチ37がIGポジションにある状態で、プッシュオン式のスタートボタンを押す方式で行われてもよい。また、本実施形態のエンジンEでは、後述するように最初に行われる第1始動操作に応じて燃料加熱装置14による燃料の加熱が行われ、所定条件下で行われる2回目以降の第2始動操作に応じてスタータモータ8が駆動される。
図2に示すように、燃料供給ユニット3は、燃料供給管12と、燃料供給管12の下流端に接続する燃料ケース13と、燃料ケース13に形成された4つの流出口にそれぞれ接続された燃料加熱装置14と、ベース板19を介してそれぞれ燃料加熱装置14の下流側に接続された燃料噴射弁4とを備えている。燃料供給管12、燃料ケース13および燃料加熱装置14は、それぞれ燃料供給路5の一部を構成している。燃料ケース13は、燃料供給管12よりも断面積の大きい扁平な配管であり、内部に燃料を貯めて4つの流出口から均等な圧力で燃料を各燃料加熱装置14に分配する。
ヒータハウジング15は、エンジンに取り付けられた状態においてその軸線Aが水平方向に対して傾斜した略円筒状を呈している。より詳しくは、ヒータハウジング15は、軸方向長さが直径よりも長い長筒状を呈しており、軸線Aが水平面に対して約45度傾斜した状態でエンジンに取り付けられる。そして、ヒータハウジング15の上側の軸端部には、燃料加熱ヒータ16を挿着するための開口15oが形成されている。
図3に示すように、燃料加熱ヒータ16は、開口15oから加熱室18に挿入される態様でヒータハウジング15に取り付けられており、加熱室18に挿入された部分が棒状を呈し、その先端16aが下側となるようにヒータハウジング15の軸線Aに沿って同軸に延在している。そして、発熱部16hが先端16a側に設けられている。なお、発熱部16hは、抵抗が大きく通電により発熱する電熱線を内蔵し、電熱線による発熱を伝達することで比較的大きな熱量を保持して発熱状態となる部位であり、本実施形態では、燃料加熱ヒータ16の先端に設けられた棒状部材の先端側7割〜8割程度がこれに相当する。
したがって、発熱部16hの上方に位置するヒータハウジング15の上壁15uは、円筒の一部をなす湾曲状の壁が傾斜した状態で発熱部16hの上方を覆っている。そして、ヒータハウジング15の上壁15uには、その中心線、即ち軸線Aに直交する各断面におけるヒータハウジング15の最も高い点を結んだ稜線15r上の最上部近傍に、燃料供給管12から加熱室18に燃料を流入させる流入口15aが形成されている。
一方、発熱部16hの下方に位置するヒータハウジング15の下壁15lは、傾斜した円筒の一部をなす湾曲状の筒壁部15ltと、傾斜した円筒の下側軸端部を閉塞する円形状の底壁部15lbとによって構成されている。そして、ヒータハウジング15の下壁15lには、筒壁部15ltの中心線、即ち軸線Aに直交する各断面におけるヒータハウジング15の最も低い点を結んだ谷線15v上の最下部近傍に、加熱室18から燃料噴射弁4に向けて燃料を流出させる流出口15bが形成されている。したがって、流入口15aと流出口15bとは、発熱部16hを挟んで相反する側に配置され、流入口15aは発熱部16hよりも高い位置に設けられ、流出口15bは発熱部16hよりも低い位置に設けられている。
ベース板19には、ヒータハウジング15の流出口15bに整合する位置に貫通孔19aが形成されている。そして、燃料噴射弁4は、その基端側の軸端部に燃料流入口4aが設けられており、この燃料流入口4aが貫通孔10aと整合するように、且つその軸線Bがヒータハウジング15の軸線Aと直交する向きとなるように、ベース板10に取り付けられている。したがって、燃料噴射弁4の軸線Bは、水平面に対して約45度傾斜し、ヒータハウジング15の下壁15lの筒壁部15ltに直交している。各部材がこのような配置とされることで、ヒータハウジング15の流入口15aが燃料噴射弁4の軸線Bに対して上側にオフセットされている。換言すれば、ヒータハウジング15の流入口15aおよび流出口15bがそれぞれ円筒状の壁部に直交するように形成され、流入口15aはヒータハウジング15の軸方向上側に、流出口15bはヒータハウジング15の軸方向下側にそれぞれ配置され、流入口15aおよび流出口15bは、その軸線(燃料流れ方向)が平行に延在し、且つ上下にオフセットしている。
このように構成された燃料加熱装置14によれば、発熱部16hが発熱すると、発熱部16h周辺の燃料が加熱され、暖められた燃料は加熱室18内で上方へ移動する。そして、流入口15aから加熱室18に流入した冷たい燃料は加熱室18内で下方へ移動するため、加熱室18内に還流する対流が発生する。また、ヒータハウジング15の流入口15aは、流入する燃料が対流を促進するように配置され、ヒータハウジング15の流出口15bは、流出する燃料が対流を阻害しないように配置されている。
そして、発熱部16hによって燃料が過熱状態になると、発熱部16h周辺の燃料が気化して気泡となり、気泡は比重差と対流とにより略鉛直に上昇する。そして、ヒータハウジング15が発熱部16hの上方に水平面に対して傾斜する上壁15uを有することにより、略鉛直に上昇してヒータハウジング15の上壁15uに突き当たった気泡は、上壁15uに沿って斜めに上昇する。この際、気泡は、上壁15uにおける稜線15r以外の部位に突き当たったとしても、稜線15rに集められるように上昇する。
そして、稜線15rに沿って上昇した気泡は、加熱室18に溜まることなく、稜線15r上の最上部近傍に形成された流入口15aを通って燃料ケース13に流出する。そのため、燃料加熱装置14の空焚きが防止され、空焚きによる燃料加熱ヒータ16の断線も防止される。なお、燃料ケース13に流出した気泡は、燃料ケース13内の冷たい燃料によって冷却されて液化し、再び燃料加熱装置14に供給された後、燃料噴射弁4によって噴射される。そのため、燃料供給管12に気泡が大量に残留して燃料圧力の上昇を阻害することもない。
そして、ヒータハウジング15の流出口15bが発熱部16hを挟んで流入口15aの反対側に設けられているため、流入口15aから加熱室18に流入した燃料は、流出口15bに向かう途中で発熱部16hによって確実に加熱される。そして、流出口15bが発熱部16hよりも低い位置に設けられているため、加熱室18内で発生した気泡が流出口15bから流出し難くなり、気泡が燃料噴射弁4に供給されることが防止される。
次に、図4を参照して、実施形態に係る燃料供給装置1の機能について説明する。エンジンECU20は、メンテナンス信号を出力するメンテナンススイッチ29、エンジンEの冷却水温TWを検出する水温センサ31、クランク角に基づいてエンジン回転速度NEを検出するクランク角センサ32、排気ガス中に含まれる酸素濃度からエタノールの残留濃度を検出して燃料中に含まれるエタノール濃度KRを把握するためのLAFセンサ33、吸気圧PBAを検出する吸気圧センサ34、上述した燃料加熱ヒータ16へ供給される燃圧PFを検出する燃圧センサ35、バッテリに蓄電されたバッテリチャージ量SOCを検出するバッテリセンサ36等からの検出信号、イグニッションスイッチ37の状態信号が入力する入力インターフェース21と、各センサ等の信号に基づいて、燃料ポンプ6を駆動制御する燃料ポンプ制御部22と、燃料加熱ヒータ16を駆動制御するヒータ制御部23と、燃料噴射弁4を駆動制御する燃料噴射弁制御部24と、スタータモータ8を駆動制御するスタータモータ制御部25と、インストルメントパネルに設けられたプレヒートインジケータ9に対し、プレヒート状態の表示制御を行うプレヒート表示制御部26と、出力インターフェース27とを備えている。
エンジンECU20は、イグニッションスイッチ37がACCポジションからIGポジションに操作されることによって起動する。燃料ポンプ制御部22は、エンジンECU20の起動と同時に燃料ポンプ6の駆動を開始する。
ヒータ制御部23は、イグニッションスイッチ37がIGポジションからSTポジションに切り換えられたことを示す状態信号(以下、始動信号と称する。)が入力すると、より詳細には、イグニッションスイッチ37がACCポジションからIGポジションに移行された後、最初に入力するST信号(以下、第1始動信号と称する。)が入力すると、燃料加熱ヒータ16の駆動を開始する。換言すれば、ヒータ制御部23は、後述する第1始動操作によって生成されたST信号が入力すると、燃料加熱ヒータ16の駆動を開始する。
燃料噴射弁制御部24は、イグニッションスイッチ37がACCポジションからIGポジションに移行された後に入力する始動信号のうち、後述する始動許可フラグFstが設定された後における2回目以降の信号の入力(以下、第2始動操作と記す)と同時に燃料噴射弁4を駆動する。
スタータモータ制御部25は、第2始動信号が入力する間、スタータモータ8を駆動する。プレヒート表示制御部26は、始動許可フラグFstが入力するまでの間、プレヒートインジケータ9のランプを点灯させる。
≪実施形態の作用≫
以下、図5〜図7のフローチャートおよび図8のタイムチャートを参照して、本実施形態の作用を説明する。
<フュエルストレーナ交換判定>
イグニッションスイッチ37がIGポジションからSTポジションに切り換えられると(図8のP1)、エンジンECU20は、図5のフローチャートにその手順を示すフュエルストレーナ交換判定処理を実行する。フュエルストレーナ交換判定処理を開始すると、エンジンECU20は、図5のステップS1でメンテナンススイッチ29からメンテナンス信号が入力したか否かを判定し、この判定がNoであればステップS2において、特許文献2や特願2009−213724号に開示されたように、燃料加熱ヒータ16の空焚き判定を行った後、特許文献1に開示されたように、冷却水温TWや混合燃料のエタノール濃度KRに応じてマップ等から通電デューティ比や通電時間を設定して燃料の加熱を開始する通常時加熱制御を実行する。
<ストレーナ交換時加熱制御>
図5のステップS1の判定がYesであった場合、エンジンECU20は、ステップS3に進み、図6のフローチャートにその手順を示すストレーナ交換時加熱制御を実行する。ストレーナ交換時加熱制御を開始すると、エンジンECU20は、図6のステップS11で燃料ポンプ6を所定の駆動継続時間(例えば、3sec)をもって起動した後、ステップS12で冷却水温TWが水温判定閾値TWth(例えば、15℃)以下であるか否かを判定する。そして、ステップS12の判定がNoであった場合、エンジンECU20は、燃温TFが十分に高いとみなされることから、ステップS13で初期値0の始動許可フラグFstを1とする。これにより、運転者が第2始動操作を行うことでスタータモータ8が駆動され、エンジンEが始動する。
冷却水温TWが水温判定閾値TWth以下で、ステップS12の判定がYesとなった場合、エンジンECU20は、ステップS14で混合燃料のエタノール濃度KRが濃度判定閾値KRth(例えば、50%)以上であるか否かを判定する。そして、ステップS14の判定がNoであった場合、エンジンECU20は、混合燃料の着火温度が十分に低いことから、ステップS13で初期値0の始動許可フラグFstを1とする。これにより、運転者が第2始動操作を行うことでスタータモータ8が駆動され、エンジンEが始動する。
一方、ステップS14の判定もYesであった場合(すなわち、請求項1において、始動時に燃料を加熱すべき所定の条件が成立した場合)、エンジンECU20は、ステップS15で加熱開始時デューティ比Dst(例えば、100%)をもって燃料加熱ヒータ16の駆動を開始した後、ステップS16で第1待機タイマT1を起動する。次に、エンジンECU20は、ステップS17において第1待機タイマT1の値が所定の待機時間T1m(請求項1における第1所定時間:例えば、2sec)に達したか否かを判定し、この判定がNoである間はステップS17の判定を繰り返す。
待機時間T1mが経過してステップS17の判定がYesになると(図8のP2)、エンジンECU20は、ステップS18で燃圧センサ35によって現時点の燃圧PFを検出した後、ステップS19で燃圧PF(請求項1において、第1所定時間が経過した時点での燃圧)が所定の燃圧閾値PFth(例えば、400KPa)に達しているか否かを判定する。フュエルストレーナ28の交換が行われたにもかかわらず、燃料供給路5への空気の混入が殆ど無かった場合、燃圧PFが急速に立ち上がってステップS19の判定がYesとなるため、エンジンECU20は、ステップS20で冷却水温TWやエタノール濃度KR、通電電力に基づいて図示しないマップから始動用加熱デューティ比Dsを設定し、ステップS21でこの始動用加熱デューティ比Dsをもって燃料加熱ヒータ16を駆動する。
次に、エンジンECU20は、ステップS22で第2待機タイマT2を起動した後、ステップS23において第2待機タイマT2の値が所定の待機時間T2m(例えば、5sec)に達したか否かを判定し、この判定がNoである間はステップS23の判定を繰り返す。待機時間T2mが経過してステップS23の判定がYesになると、燃温TFが目標燃温TFtgtよりも高くなることから、エンジンECU20は、ステップS13で始動許可フラグFstを1とする。これにより、運転者が第2始動操作を行うことでスタータモータ8が駆動され、エンジンEが始動する。
<継続加熱処理>
フュエルストレーナ28の交換が行われた場合、通常はステップS19の判定がNoとなるため、エンジンECU20は、ステップS24で図7のフローチャートにその手順を示す継続加熱処理に移行する。継続加熱処理を開始すると、エンジンECU20は、図7のステップS31で燃料ポンプ6を起動した後、ステップS32で冷却水温TWに基づいて図9の継続加熱デューティ比マップから継続加熱デューティ比Dcを設定した後、ステップS33でこの継続加熱デューティ比Dcをもって燃料加熱ヒータ16を駆動する。本実施形態では、加熱開始時デューティ比Dstが100%であるのに対し、継続加熱デューティ比Dcは、加熱開始時デューティ比Dstより小さくなるように、図9に示す通り100%以下の値に設定されている。なお、加熱開始時デューティ比Dstや継続加熱デューティ比Dcの値は、本実施形態での例示に限るものではなく、例えば、加熱開始時デューティ比Dstを冷却水温TWに応じて変化させ、その際の継続加熱デューティ比Dcを加熱開始時デューティ比Dstより小さく設定するようにしてもよい。
次に、エンジンECU20は、ステップS34で燃圧センサ35によって検出した現時点の燃圧PFを第1燃圧PFa(請求項2において、第2所定時間の計時を開始する直前の燃圧)として記憶した後、ステップS35で第3待機タイマT3を起動する。次に、エンジンECU20は、ステップS36において第3待機タイマT3の値が所定の待機時間T3m(請求項2における第2所定時間:例えば、3sec)に達したか否かを判定し、この判定がNoである間はステップS36の判定を繰り返す。待機時間T3mが経過してステップS36の判定がYesになると、エンジンECU20は、ステップS37で燃圧センサ35によって検出した現時点の燃圧PFを第2燃圧PFb(請求項2において、第2所定時間が経過した時点での燃圧)として記憶した後、ステップS38で第2燃圧PFbが第1燃圧PFaより高いか否かを判定する。そして、ステップS38の判定がNoであった場合(すなわち、燃料加熱ヒータ16による加熱を行っているにもかかわらず、燃圧PFが低下している場合)、エンジンECU20は、燃料供給路5に洩れが発生しているおそれが高いため、ステップS39で燃料ポンプ6および燃料加熱ヒータ16の駆動を中止して制御を停止する。なお、この際に、インストルメントパネル等に設けられた警告灯の点灯や警告ブザーの吹鳴を行わせるようにしてもよい。
燃圧PFが上昇しており、ステップS38の判定がYesになった場合、エンジンECU20は、ステップS40で第2燃圧PFbが前述の燃圧閾値PFthに到達しているか否かを判定し、この判定がNoであった場合にはステップS34に戻って第3待機タイマT3の再起動からの処理を繰り返す。
燃圧PFが次第に上昇して第2燃圧PFbが燃圧閾値PFthに達し、ステップS40の判定がYesとなった場合(図8のP3)、エンジンECU20は、ステップS41で燃料ポンプ6を停止させた後、ステップS42で燃料加熱ヒータ16を所定の燃圧上昇後デューティ比Dhp(例えば、100%)をもって燃料加熱ヒータ16の駆動を開始した後、ステップS43で第4待機タイマT4を起動する。次に、エンジンECU20は、ステップS44において第4待機タイマT4の値が所定の待機時間T4m(例えば、5sec)に達したか否かを判定し、この判定がNoである間はステップS44の判定を繰り返す。待機時間T4mが経過してステップS44の判定がYesになると(図8のP4)、燃温TFが目標燃温TFtgtよりも高くなることから、エンジンECU20は、ステップS45で燃料加熱ヒータ16の駆動を停止させた後、ステップS46で始動許可フラグFstを1とする。これにより、運転者が第2始動操作を行うことでスタータモータ8が駆動され、エンジンEが始動する。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態の加熱機能付燃料供給装置は、エタノールを含む混合燃料を使用するFFVに適用したものであるが、メタノールや軽油等、他の成分を含む混合燃料を使用するFFVにも適用可能であり、エンジンの形式も直列4気筒に限られるものではない。
また、上記実施形態では、燃料加熱ヒータが設置される構成部品よりも燃料供給方向で上流側の特定構成部品としてフュエルストレーナを挙げたが、例えば、燃料ポンプやプレッシャレギュレータ等を上流側の特定構成部品としてもよい。なお、特定構成部品が燃料加熱ヒータが設置される構成部品を含む燃料供給方向で下流側に存在する構成部品である場合(すなわち、特定構成部品が燃料供給管や燃料ケース等がヒータハウジングに溶着されて構成される燃料配管や、燃料噴射弁等であった場合)、特定構成部品が交換されていると判定された際に、燃圧検出手段の検出結果に基づいて燃料加熱ヒータが燃料に漬かっているか否かの空焚き判定を行うようにしてもよい。また、上記実施形態では、エンジンECUは、特定構成部品の交換をメンテナンススイッチからのメンテナンス信号に基づいて認識するものとしたが、例えば、サービスツール等を用いて整備作業者が交換データを入力するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、イグニッションスイッチがSTポジションになった時点で燃料加熱ヒータへの通電を開始しているが、ACCポジションからIGポジションになった時点で燃料加熱ヒータへの通電を開始するようにしてもよい。また、上記実施形態では、クランキングが許可された後の始動操作を第2始動操作とし、操作者による第2始動操作をスタータモータの始動条件にしているが、第1始動操作に応じ、例えばプレヒートに要する所定時間が経過した時にクランキングを開始するような形態であってもよい。また、上記実施形態では、イグニッションスイッチで全ての操作を行っているが、燃料加熱ヒータ用のスイッチとスタータモータ用のスイッチとを別途設けてもよい。その他、各装置の具体的構成や制御の具体的手順等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。
1 燃料供給装置
2 燃料タンク
3 燃料供給ユニット
4 燃料噴射弁
5 燃料供給路
6 燃料ポンプ
14 燃料加熱装置
16 燃料加熱ヒータ
20 エンジンECU(加熱制御手段)
28 フュエルストレーナ(特定構成部品)
29 メンテナンススイッチ(交換判定手段)
31 水温センサ
35 燃圧センサ(燃圧検出手段)
37 イグニッションスイッチ
E エンジン

Claims (5)

  1. 燃料タンク内の燃料を内燃機関用の燃料噴射弁に供給するための燃料供給路と、
    前記燃料タンク内または前記燃料供給路に配設された燃料ポンプと、
    前記燃料供給路に設置された燃料加熱ヒータと、
    前記燃料供給路内の燃圧を検出する燃圧検出手段と、
    前記燃料供給路の特定構成部品が交換されたか否かを判定する交換判定手段と、
    前記内燃機関の始動時に燃料を加熱すべき所定の条件が成立した場合に、前記燃料ポンプの駆動と前記燃料加熱ヒータのデューティ駆動とによる燃料の加熱制御を実行する加熱制御手段と
    を有する加熱機能付燃料供給装置であって、
    前記加熱制御手段は、前記交換判定手段による前記特定構成部品の交換情報に基づいて、前記燃料加熱ヒータを加熱開始時デューティ比で第1所定時間にわたって駆動し、当該第1所定時間が経過した時点での燃圧が所定の燃圧判定閾値に達していない場合、前記加熱開始時デューティ比より小さくかつ前記内燃機関の状態量に基づいて決定される継続加熱デューティ比で前記燃料加熱ヒータを駆動することを特徴とする加熱機能付燃料供給装置。
  2. 前記加熱制御手段は、前記継続加熱デューティ比による前記燃料加熱ヒータの駆動と前記燃料ポンプの駆動とを第2所定時間にわたって実行し、
    前記第2所定時間が経過した時点での燃圧が前記第2所定時間の計時を開始する直前の燃圧よりも高くかつ前記燃圧判定閾値に達していなかった場合には、前記継続加熱デューティ比による前記燃料加熱ヒータの駆動と前記燃料ポンプの駆動とを継続し、
    前記第2所定時間が経過した時点での燃圧が前記第2所定時間の計時を開始する直前の燃圧よりも低かった場合には、前記燃料加熱ヒータおよび前記燃料ポンプの駆動を中止することを特徴とする、請求項1に記載された加熱機能付燃料供給装置。
  3. 前記継続加熱デューティ比は、前記内燃機関の温度が低いほど高く設定されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載された加熱機能付燃料供給装置。
  4. 前記特定構成部品は、前記燃料加熱ヒータが設置される構成部品よりも燃料供給方向で上流側に存在し、
    前記加熱制御手段は、
    前記交換判定手段によって前記特定構成部品が交換されたとの判定がなされた場合、前記燃料加熱ヒータを加熱開始時デューティ比で第1所定時間にわたって駆動し、当該第1所定時間が経過した時点での燃圧が所定の燃圧判定閾値に達していなければ、前記加熱開始時デューティ比より小さくかつ前記内燃機関の状態量に基づいて決定される継続加熱デューティ比で前記燃料加熱ヒータを駆動する一方、
    前記交換判定手段によって前記特定構成部品が交換されていないとの判定がなされた場合、前記燃圧検出手段の検出結果に基づいて前記燃料加熱ヒータが燃料に漬かっているか否かの空焚き判定を行うことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載された加熱機能付燃料供給装置。
  5. 前記特定構成部品は、前記燃料加熱ヒータが設置される構成部品よりも燃料供給方向で下流側に存在し、
    前記加熱制御手段は、
    前記交換判定手段によって前記特定構成部品が交換されていないとの判定がなされた場合、前記燃料加熱ヒータを加熱開始時デューティ比で第1所定時間にわたって駆動し、当該第1所定時間が経過した時点での燃圧が所定の燃圧判定閾値に達していなければ、前記加熱開始時デューティ比より小さくかつ前記内燃機関の状態量に基づいて決定される継続加熱デューティ比で前記燃料加熱ヒータを駆動する一方、
    前記交換判定手段によって前記特定構成部品が交換されているとの判定がなされた場合、前記燃圧検出手段の検出結果に基づいて前記燃料加熱ヒータが燃料に漬かっているか否かの空焚き判定を行うことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載された加熱機能付燃料供給装置。
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