JP5492991B2 - 新規なポストメタロセン型遷移金属化合物 - Google Patents

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Description

本発明は、新規なポストメタロセン型リガンド化合物、前記新規リガンド化合物を含む有機金属化合物、前記有機金属化合物を含む触媒組成物とその製造方法および前記触媒組成物を利用したオレフィン重合体の製造方法に関する。
本願は2009年07月23日に韓国特許庁に提出された韓国特許出願第10−2009−0067395号の出願日の利益を主張し、その内容全体は本明細書に含まれる。
CGC(constrained−geometry catalyst)[MeSi(η−Me)NBu]TiClは、均一相のチーグラナッタオレフィン重合触媒系(メタロセン触媒系)の中では最も一般的であり、代表的な商用化された触媒である。助触媒により活性化されたCGC触媒は、既存のメタロセン触媒に比べて次のような優秀性がある。つまり、(1)高い重合温度でも高い活性度を示しながら高分子量の重合体を生成し、(2)1−ヘキセンおよび1−オクテンのような立体的障害が大きいアルファ−オレフィンの共重合性も非常に優れるという点である。その他にも多様な特性が知らされるに伴って、CGC触媒の誘導体を合成して多様な目的の重合触媒として使用しようとする努力が学界および産業界で活発に行われた(Chem.Rev.2003、103、283)。
一方、日本の三井社ではフェノキシイミンを基本骨格とする4族遷移金属化合物(Ti、Zr)を開発し、ポリエチレンはもちろん、ポリプロピレンの多様な調節、リビング重合など優れた活性と能力を有することを見せた。この触媒の特徴は、既存のメタロセン触媒やCGCの重要な骨格となるシクロペンタジエンリガンドが触媒構造上にないということである。そのため、この触媒は、ポストメタロセン、つまり、メタロセン構造を外れた次世代触媒として脚光を浴び始めた。以降、この触媒はFI触媒と命名され、触媒基本骨格を中心に多様な置換体が変わることによって触媒の活性と効率性などに対して詳しく調査され、現在数多くの文献に引用されている(J.Am.Chem.Soc.2001、123、6847 and 2002、124、3327)。
最近は絵2に示されているように、CGCバックボーンでさらに他のブリッジ、つまり、フェニル基を導入したリガンドを有する触媒がLG化学により開発された(Organometallics、2006、25、5122 and 2008、27、3907)。これら触媒は、現在水準でエチレン/1−オクテン共重合体を作るのに、既存のCGC対比同等以上水準の活性、分子量、1−オクテンの含量などを示している。
Chem.Rev.2003、103、283 J.Am.Chem.Soc.2001、123、6847 and 2002、124、3327 Organometallics、2006、25、5122 and 2008、27、3907
本発明は、前記従来の共重合体製造用触媒の構造の絵2において既存のCGC触媒の根幹をなすシクロペンタジエン(Cp)環から外れる新たな構造を有するリガンドを導入することによって、究極的に次世代ポストメタロセン触媒を開発することに目的がある。
これによる本発明の目的は、ヒドロキノリンを出発物質としてフェニル環一側にアルデヒド基を導入した新たなリガンドとそれから派生する多様なポストメタロセン用多重キレートリガンド化合物を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記リガンドを利用して第4族金属が中心金属をなしている金属化合物を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、前記金属化合物を含む触媒組成物、その製造方法およびそれを利用したオレフィン重合体の製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の第1の側面は、下記化学式1で表される化合物を提供する。
前記化学式1中、
mは、1乃至7の整数であり、
は、水素、重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、シリル基、炭素数7〜20のアルキルアリール基、炭素数7〜20のアリールアルキル基および炭素数4〜20のヘテロ環基からなる群より選択された一つ以上の基で置換された炭素数4〜10のシクロアルキル基;水素、重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、シリル基、炭素数7〜20のアルキルアリール基、炭素数7〜20のアリールアルキル基および炭素数4〜20のヘテロ環基からなる群より選択された一つ以上の基で置換され、異種原子としてO、NまたはSを有する炭素数2〜9のヘテロ環基;水素、重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、シリル基、炭素数7〜20のアルキルアリール基、炭素数7〜20のアリールアルキル基および炭素数4〜20のヘテロ環基からなる群より選択された一つ以上の基で置換された炭素数6〜10のアリール基;または水素、重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、シリル基、炭素数7〜20のアルキルアリール基、炭素数7〜20のアリールアルキル基および炭素数4〜20のヘテロ環基からなる群より選択された一つ以上の基で置換され、異種原子としてO、NまたはSを有する炭素数5〜10のヘテロアリール基であり、前記Rが2個以上の基で置換される場合、互いに隣接する基は脂肪族または芳香族縮合環を形成することができ、
は、互いに同一または異なり、それぞれ独立して水素、重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数4〜20のヘテロ環基、炭素数1〜20のアルコキシ基および炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群より選択され、前記R うちの2個以上は、互いに連結されて脂肪族環または芳香族環を形成することができる。
前記目的を達成するための本発明の第2の側面は、前記化合物をリガンドとして4族遷移金属が配位結合された金属化合物を提供する。
前記目的を達成するための本発明の第3の側面は、前記金属化合物、下記化学式4で表される化合物および下記化学式5で表される化合物を含む触媒組成物を提供する。
[化学式4]
Al(R
上記式中、Rは、それぞれ独立してハロゲンラジカル、またはハロゲンで置換または非置換の炭素数1〜20のヒドロカルビルラジカルであり;
[化学式5]
[L−H][ZAまたは[L][ZA
上記式中、Lは、中性または陽イオン性ルイス酸であり;Hは、水素原子であり;Zは、13族元素であり;Aは、それぞれ独立して1以上の水素原子がハロゲン、炭素数1〜20のヒドロカルビル、アルコキシまたはフェノキシラジカルで置換された炭素数6〜20のアリールまたはアルキルラジカルである。
前記目的を達成するための本発明の第4の側面は、前記触媒組成物の製造方法を提供する。
前記目的を達成するための本発明の第5の側面は、前記触媒組成物を利用したオレフィン重合体の製造方法を提供する。
本発明によれば、活性に優れた特殊ポリオレフィン系ポリマー製造用触媒を提供することができる。
以下、本発明をより具体的に説明する。
本発明の第1の側面は、前記化学式1で表される化合物に関する。
前記化学式における各置換基について詳細に説明する。
前記炭素数1〜20のアルキル基は、直鎖または分枝鎖のアルキル基を含む。
前記炭素数2〜20のアルケニル基は、直鎖または分枝鎖のアルケニル基を含む。
前記シリル基は、トリメチルシリル、トリエチルシリル、トリプロピルシリル、トリブチルシリル、トリヘキシルシリル、トリイソプロピルシリル、トリイソブチルシリル、トリエトキシシリル、トリフェニルシリル、トリス(トリメチルシリル)シリルなどがあるが、これに限定されるのではない。
前記アリール基は、炭素数6〜20であることが好ましく、具体的にフェニル、ナフチル、アントラセニル、ピリジル、ジメチルアニリジル、アニソリルなどがあるが、これに限定されるのではない。
前記アルキルアリール基は、前記アルキル基により置換されたアリール基を意味する。
前記アリールアルキル基は、前記アリール基により置換されたアルキル基を意味する。
前記ハロゲン基は、フルオリン基、塩素基、ブロモ基またはヨード基を意味する。
前記アルキルアミノ基は、前記アルキル基により置換されたアミノ基を意味し、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基などがあるが、これに限定されるのではない。
前記アリールアミノ基は、前記アリール基により置換されたアミノ基を意味し、ジフェニルアミノ基などがあるが、これに限定されるのではない。
前記化学式1で表される化合物は、下記化学式2または化学式3で表される化合物であってもよい。
前記化学式2または化学式3中、
mおよびRは、前記化学式1に定義された通りであり、
nは、1乃至7の整数であり、
n’は、1乃至5の整数であり、
pは、0乃至2+nの整数であり、
p’は、0乃至5+n’の整数であり、
は、互いに同一または異なり、それぞれ独立して重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、シリル基、炭素数7〜20のアルキルアリール基、炭素数7〜20のアリールアルキル基および炭素数4〜20のヘテロ環基からなる群より選択されることが好ましく、2以上のRが互いに連結されて脂肪族または芳香族縮合環を形成することができる。特に、Rは、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基または炭素数6〜20のアリール基であることが好ましく、2以上のRが互いに連結されて脂肪族または芳香族縮合環を形成することができる。
前記化学式1乃至化学式3中、mは、2または3であることが好ましい。また、前記化学式2または化学式3中、nは、2または3であることが好ましい。また、前記化学式2または化学式3中、n’は、1乃至3の整数であることが好ましい。
前記化学式1で表される化合物の具体的な例は、下記構造式のうちの一つで表される化合物であってもよいが、これに限定されるのではない。
前記化学式1で表される化合物の一般的な製造方法は次の通りであるが、これに限定されるのではない。
前記製造方法において、RおよびRは、前記化学式1に定義された通りである。
前記製造方法において、前記化合物7を出発物質として選択的リチウム置換方法を用いて中間物質8を合成した後、DMF(N,N−Dimethylformamide)を注入して化合物9を得ることができる。その後、前記化合物9をR−NHと還流または撹拌により反応させると、化学式1で表される化合物を得ることができる。特に、前記R−NHでRがアリール基である場合は、4A MSを入れた後、一晩還流させて結果物を得ることができ、Rがアルキル基またはアルキルアリール基である場合は、室温で一晩撹拌することによって結果物を得ることができる。
前記方法により製造された化学式1で表される化合物は、Rの種類により金属と2座キレート(NNキレート)を形成することができるリガンド化合物または3座以上のキレート(NNN,NNO、あるいはNNC)を形成することができるリガンド化合物であってもよい。
本発明の第2の側面は、前記化合物をリガンドとして4族遷移金属が配位結合された有機金属化合物に関する。
前記遷移金属としては、Ti、Zr、Hfなどであってもよいが、これに限定されるのではない。
前記金属化合物は、下記構造式のうちの一つで表されてもよいが、これに限定されるのではない。
前記構造式中、
Mは、4族遷移金属であり、
Rは、互いに同一または異なり、それぞれ独立して水素、重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、ベンジル基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数4〜20のヘテロ環基、炭素数1〜20のアルコキシ基および炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群より選択される。
絵4に示すように、本発明による触媒の構造は、リガンドとメタルとの間のモル比が従来の触媒のような2:1であってもよく、これとは異なる1:1であってもよい。このような構造的特徴によって、本発明による触媒は、従来の触媒に比べて遷移金属の含量が同等またはそれ以上になることができる。
前記金属化合物の一般的な製造方法は次の通りであるが、これに限定されるのではない。
まず、化学式1で表されるリガンド一定量と1.05当量の金属前駆体とを混合した後、−75℃〜−80℃、好ましくは約−78℃で適当量のトルエン溶媒を注入して徐々に室温に上げながら6時間乃至2日間かき回す。その後、溶媒を除去したり注入した溶媒の量を分ける場合、溶液相で所望する有機金属化合物を得ることができる。
本発明の第3の側面は、前記金属化合物、前記化学式4で表される化合物および前記化学式5で表される化合物を含む触媒組成物に関する。
本発明の第4の側面は、前記金属化合物に前記化学式4で表される第1助触媒を接触させて混合物を製造する段階、および前記金属化合物と第1助触媒との混合物に前記化学式5で表される第2助触媒を接触させる段階を含むことを特徴とする、触媒組成物の製造方法に関する。
前記触媒組成物およびその製造方法において、前記化学式4で表される化合物は、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリプロピルアルミニウム、トリブチルアルミニウム、ジメチルクロロアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリ−s−ブチルアルミニウム、トリシクロペンチルアルミニウム、トリペンチルアルミニウム、トリイソペンチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、エチルジメチルアルミニウム、メチルジエチルアルミニウム、トリフェニルアルミニウム、トリ−p−トリルアルミニウム、ジメチルアルミニウムメトキシドおよびジメチルアルミニウムエトキシドからなる群より選択され得る。
また、前記化学式5で表される化合物の非配位陰イオンである[ZAは、B[C であってもよい。
前記化学式5で表される化合物の例としては、トリメチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリエチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリプロピルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリ(2−ブチル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリウムn−ブチルトリス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリウムベンジルトリス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリウムテトラキス(4−(t−ブチルジメチルシリル)−2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリウムテトラキス(4−(トリイソプロピルシリル)−2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリウムペンタフルオロフェノキシトリス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジエチルアニリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチル−2,4,6−トリメチルアニリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリメチルアンモニウムテトラキス(2,3,4,6−テトラフルオロフェニル)ボレート、トリエチルアンモニウムテトラキス(2,3,4,6−テトラフルオロフェニル)ボレート、トリプロピルアンモニウムテトラキス(2,3,4,6−テトラフルオロフェニル)ボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(2,3,4,6−テトラフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(t−ブチル)アンモニウムテトラキス(2,3,4,6−テトラフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリウムテトラキス(2,3,4,6−テトラフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジエチルアニリウムテトラキス(2,3,4,6−テトラフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチル−2,4,6−トリメチルアニリウムテトラキス(2,3,4,6−テトラフルオロフェニル)ボレート、デシルジメチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ドデシルジメチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テトラデシルジメチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ヘキサデシルジメチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、オクタデシルジメチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、エイコシルジメチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、メチルジデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、メチルジドデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、メチルジテトラデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、メチルジヘキサデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、メチルジオクタデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、メチルジエイコシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリドデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリテトラデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリヘキサデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリオクタデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリエイコシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、デシルジ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ドデシルジ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、オクタデシルジ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジドデシルアニリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N−メチル−N−ドデシルアニリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、メチルジ(ドデシル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなどを例に挙げられ;
ジアルキルアンモニウム塩の場合には、ジ−(i−プロピル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジシクロヘキシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなどを例に挙げられ;
カルボニウム塩の場合には、トロピリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルメチリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ベンゼン(ジアゾニウム)テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなどを例に挙げられる。
特に好ましい助触媒としては、N,N−ジメチルアニリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリブチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジ(オクタデシル)メチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジ(オクタデシル)(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルメチリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トロピリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなどを例に挙げられる。
また、前記金属化合物の遷移金属モル数と前記化学式4で表される化合物のアルミニウムのモル数との比は、1:5乃至1:250であり、前記化学式1で表される化合物の遷移金属モル数と前記化学式5で表される化合物の13族元素との比は、1:1乃至1:5であることが好ましい。遷移金属とアルミニウムとの比が前記範囲である場合に、効果が十分でありながらも、過量のアルキルがむしろ触媒毒として作用して副反応を起こす問題と、多量のアルミニウムが重合体に残留する問題が発生しない。また、遷移金属と13族元素との比が前記範囲である場合、第2条触媒の量が相対的に少ないことから、金属化合物の活性化が完全に行われず生成される触媒組成物の活性度が劣るという問題点が発生しないため、金属化合物の活性化が完全に行われながらも触媒組成物の単価が適切である。
一般に、前記触媒組成物は、−100℃乃至300℃、好ましくは25℃乃至75℃の温度範囲で適した溶媒に成分を混合することによって製造することができる。前記触媒組成物の製造に適した溶媒として、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンなどのような炭化水素系溶媒またはベンゼン、トルエンなどのような芳香族系溶媒が使用され得る。
触媒組成物を使用する前に触媒組成物を別途に製造することもでき、重合される単量体の存在下に触媒組成物を結合させて同一の反応系で製造することもできる。好ましくは、重合反応器に添加する前に適した溶媒中に別途段階で触媒を形成することが好ましい。それぞれの成分を他の順序に添加すると本発明の触媒組成物を得難い。触媒および触媒組成物は水分および酸素に敏感であるため、窒素、アルゴンのような不活性雰囲気に入れて処理することが好ましい。
本発明の第5の側面は、前記触媒組成物と単量体とを接触させることを特徴とする、オレフィン重合体の製造方法に関する。
本発明の触媒組成物を利用した最も好ましい重合工程は、溶液工程であり、またこのような組成物をシリカのような無機担体と共に使用するとスラリーまたは気相工程にも適用可能である。
本発明の触媒組成物は、オレフィン重合工程に適した炭素数5乃至12の脂肪族炭化水素溶媒、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、ノナン、デカン、およびこれらの異性体とトルエン、ベンゼンのような芳香族炭化水素溶媒、ジクロロメタン、クロロベンゼンのような塩素原子で置換された炭化水素溶媒などに溶解したり希釈して注入可能である。ここに使用される溶媒は、少量のアルキルアルミニウムで処理することによって触媒毒として作用する少量の水または空気などを除去して使用することが好ましい。
重合に適した溶媒は、不活性液体である。不活性液体としては、イソブタン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタンおよびその混合物のような炭化水素;ベンゼンおよびトルエンのような芳香族化合物を例に挙げられる。また、単量体または共単量体として作用することができる液体オレフィン、例えば、エチレン、プロピレン、ブタジエン、シクロペンテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ペンテン、1,4−ヘキサジエン、1−オクテン、1−デセン、スチレン、エチリデンノルボルネンなどが含まれ得る。また、前記化合物の混合物も含まれ得る。
前記触媒組成物を使用して重合可能なオレフィン系単量体の例としては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセンおよび1−アイトセン、アルファ−オレフィン、サイクリックオレフィン、ジエンオレフィンおよびトリエンオレフィンからなる群より選択される1以上であっても良い。
前記単量体の具体的な例としては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−アイトセン、ノルボルネン、ノルボルナジエン、エチリデンノルボルネン、フェニルノルボルネン、ビニルノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ブタジエン、1,5−ペンタジエン、1,6−ヘキサジエン、スチレン、アルファ−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、3−クロロメチルスチレンなどがあり、これら単量体を2種以上混合して共重合することもできる。
大部分の重合反応は、前記単量体を利用して0乃至200℃、好ましくは25℃乃至160℃の温度範囲で、大気圧乃至1000psi、好ましくは15psi乃至700psiの圧力範囲で行われ得る。触媒の使用量は、単量体1モル当り10−12乃至10−1モルが好ましく、10−9乃至10−5モルがより好ましい。
特に、本発明の活性化組成物は、90℃以上の高い反応温度でもエチレン、1−オクテンのような立体的障害が大きい単量体を共重合させることができる。したがって、高い分子量を有しながらも、分子量分布が既存のメタロセン触媒で重合された高分子よりも相当に広いため、加工性が向上した生成物を製造することができ、また、触媒を変化させることによって分子量および分子量分布を調節することができる特徴を有する。
より具体的には、前記共重合体を構成する単量体は、エチレンおよびプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、および4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、スチレンおよびエチリデンノルボルネンからなる群より選択された一つ以上の単量体であることが好ましい。
以下、下記の実施例に基づいて本発明をより具体的に説明する。但し、これら実施例は本発明を例示するためのものに過ぎず、本発明がこれに限定されるのではない。
<実施例>
「一晩」という用語は、約12乃至16時間を意味し、「室温」という用語は、20乃至25℃の温度を言う。すべての金属錯体の合成および実験の準備は、乾燥箱技術を用いたり乾燥状態維持ガラス器具を使用して乾燥窒素雰囲気で行われた。使用されたすべての溶媒は、HPLC等級であり、使用前に乾燥された。
<実施例1:(E)−N−((1,2,3,4−tetrahydroquinolin−8−yl)methylene)−2−methylcyclohexanamineの製造>
テトラヒドロキノリノアルデヒド1.06gを17mLのメタノールに溶かした後、2−メチルシクロヘキシルアミン1.3mLを徐々に加えた。一晩室温で撹拌した後、減圧下で溶媒を除去し、再びヘキサンで溶かして濃い溶液を作って冷凍室に保管した。この溶液には2種類の立体異性体生成物が約1.5対1の比率で混合されている。約二日間放置した後、白色の結晶性固体が形成されることを確認した。残りの母液で同じ作業を繰り返して得られた固体を全て集めた後、冷たいメタノールとヘキサンで洗浄し乾燥させて純粋な立体異性体生成物を得た(収率50%)。
1H NMR(500MHz、d−toluene):0.83(d、J=7Hz、3H、CH)、0.95−1.01(m、1H、CH)、1.20−1.29(m、2H、CH)、1.52−1.71(m、8H、CH)、2.09−2.10(m、d−tol)、2.38−2.43(m、1H、CH)、2.51−2.53(m、2H、CH)、3.12−3.13(m、2H、CH)、6.55(t、J=7.5Hz、1H、フェニル)、6.83(d、J=7.5Hz、1H、フェニル)、6.97−7.01(m、1H、フェニル、d−tol)、7.10(s、d−tol)、8.16(s、1H、CH)、9.27(b、1H、NH).
<実施例2:1,2,3,4−tetrahydro−N−((1,2,3,4−tetrahydroquinolin−8−yl)methylene)−naphthalen−1−amineの製造>
テトラヒドロキノリノアルデヒド0.57gを10mLのメタノールに溶かした後、1,2,3,4−テトラヒドロナフチルアミン0.51mLを徐々に加えた。一晩室温で撹拌すると徐々に沈殿物ができる。その後、冷たいメタノールで洗浄しながらろ過すると乳白色の固体をきれいな収得物(0.72g)として得ることができる(収率70%)。
1H NMR(500MHz、d−toluene):1.44−1.48(m、2H、CH)、1.64−1.69(m、1H、CH)、1.83−1.85(m、1H、CH)、1.86−1.96(m、2H、CH)、2.46−2.49(m、2H、CH)、2.60−2.64(m、1H、CH)、2.65−2.69(m、1H、CH)、2.87−2.89(m、1H、CH)、2.92−2.97(m、1H、CH)、4.11−4.13(m、1H、CH)、6.56(t、J=7.5Hz、1H、フェニル)、6.83(d、J=7.5Hz、1H、フェニル)、6.96−7.10(m、5H、フェニル)、8.27(s、1H、CH)、9.20(b、1H、NH).
<実施例3:1,2,3,4−tetrahydro−N−((2−methylindolin−7−yl)methylene)−naphthalen−1−amineの製造>
2−メチルインドリノアルデヒド1.68gを35mLのメタノールに溶かした後、1,2,3,4−テトラヒドロナフチルアミン1.58mLを徐々に加えた。一晩室温で撹拌すると徐々に沈殿物ができる。その後、冷たいメタノールで洗浄しながらろ過すると乳白色の固体をきれいな収得物(2.3g)として得ることができる(収率75%)。この化合物は2種類の構造異性体の混合体として1:0.6の比率で存在する。
1H NMR(500MHz、d−toluene):0.81 and 0.88(d、J=6Hz、3H、CH)、1.65−1.72(m、1H、CH)、1.82−1.86 and 1.87−1.98(m、3H、CH)、2.26−2.31(m、1H、CH)、2.60−2.83(m、3H、CH)、3.59−3.62 and 3.68−3.72(m、1H、CH)、4.16−4.19(m、1H、CH)、6.60−6.64(m、1H、フェニル)、6.89−7.14(m、6H、フェニル)、7.14 and 7.19(b、1H、NH)、8.21(s、1H、CH).
<実施例4:ジルコニウム触媒Iの製造>
実施例2のリガンド145mgとジルコニウムテトラベンジル231mgをグローブボックスの中でサンプリングしてシュレンクフラスコに入れた。その後、シュレンクフラスコを取り出して−78℃に温度を下げた。温度を維持した状態で12mLのトルエンを徐々に加えた後、漸進的に温度を常温に上げながら6時間撹拌して濃い樺色のトルエン溶液を得た後、溶媒を除去して純粋な生成物を得た(大量合成の際には溶媒を除去せずに計算されたトルエンを注入して生成物をトルエン溶液で得て使用することが便利である。)
1H NMR(500MHz、d−toluene):1.09−1.13(m、1H、CH)、1.50−1.61(m、1H、CH)、1.65−1.75(m、4H、CH)、2.31(d、J=10.5Hz、1H、CHPh)、2.49−2.61(m、6H、CH and CHPh)、2.67(d、J=10.5Hz、1H、CHPh)、3.18−3.24(m、1H、CH)、3.56−3.62(m、1H、CH)、4.30−4.34(m、1H、CH)、6.55−7.23(m、15H、フェニル)、7.97(s、1H、イミンCH)、8.13(d、J=7Hz、1H、フェニル).
<実施例5:ジルコニウム触媒IIの製造>
実施例1のリガンド90mgとジルコニウムテトラベンジル169mgをグローブボックスの中でサンプリングしてシュレンクフラスコに入れた。その後、シュレンクフラスコを取り出して−78℃に温度を下げた。温度を維持した状態で10mLのトルエンを徐々に加えた後、漸進的に温度を常温に上げながら二日間撹拌して濃い樺色のトルエン溶液で生成物溶液を得た(溶媒を完全に除去しても粘性の強いオイル状態で生成物が得られ、以降の取り扱いに困難があり得るため、生成物溶液状態で得ることが便利である。)
1H NMR(500MHz、d−toluene):0.41(d、J=7Hz、3H、CH)、0.83−1.03(m、4H、CH)、1.18−1.31(m、2H、CH)、1.40−1.62(m、5H、CH)、1.83−1.88(m、1H、CH)、2.05−2.12(m、d−tol、CH)、2.47−2.55(m、8H、CH)、3.21−3.25(m、1H、CH)、3.38−3.41(m、1H、CH)、3.79−3.83(m、1H、CH)、6.58(t、J=7.5Hz、1H、フェニル)、6.82−7.12(m、フェニル、d−tol)、8.07(s、1H、CH).
<実施例6:高い圧力のエチレン重合>
2Lのオートクレーブ反応器にヘキサン(1.0L)溶媒を加えた後、反応器温度を100℃に予熱した。25mLの触媒貯蔵タンクにトリイソブチルアルミニウム化合物(125mmol)で処理された触媒化合物(5.0mmol)とトリチルテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート(25mmol)助触媒を順次に添加して満たした。この時、触媒タンクの中にエチレンを30barの圧力になるように加え、高圧のアルゴンを使用して触媒Iを反応器に注入して重合反応を10分間進行した後、残ったエチレンガスを排出させ、生成された高分子溶液を過量のエタノールに加えて沈澱を誘導した。得られた高分子をエタノールおよびアセトンでそれぞれ2〜3回洗浄した後、80℃真空オーブンで12時間以上乾燥した。測定された高分子の重量および特性評価結果を表1に示した。
<実施例7:高い圧力のエチレン重合>
重合温度が120℃であることを除いては、実施例4と同様な条件で実験した。
<実施例8:高い圧力のエチレンと1−オクテンとの共重合>
2Lのオートクレーブ反応器にヘキサン(1.0L)溶媒とヘキサンにより0.8Mに希釈・製造された1−オクテン144mLを加えた後、反応器温度を100℃に予熱した。25mLの触媒貯蔵タンクにトリイソブチルアルミニウム化合物(125mmol)で処理されたチタニウム化合物(5.0mmol)とトリチルテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート(25mmol)助触媒を順次に添加して満たした。この時、触媒タンクの中にエチレンを30barの圧力になるように加え、高圧のアルゴンを使用して触媒を反応器に注入して共重合反応を10分間進行した後、残ったエチレンガスを排出させ、得られた高分子溶液を過量のエタノールに加えて沈澱を誘導した。得られた高分子をエタノールおよびアセトンでそれぞれ2〜3回洗浄した後、80℃真空オーブンで12時間以上乾燥した。測定された高分子の重量および特性評価結果を表1に示した。
<実施例9:高い圧力のエチレン重合>
触媒IIを使用したことを除いては、実施例6と同様な条件で実験した。
<実施例10:エチレン、1−オクテン共重合>
重合温度が120℃であり、触媒IIを使用したことを除いては、実施例8と同様な条件で実験した。
<実施例11:エチレン、1−オクテン共重合>
重合温度が100℃であり、触媒IIを使用したことを除いては、実施例8と同様な条件で実験した。
<比較例1:エチレン、1−オクテン共重合>
ダウ(Dow)社が使用したジルコニウム触媒を使用したことを除いては、実施例8と同様な条件で実験した。
<試験例>
前記実施例および比較例で製造された重合体を下記のような方法で評価し、その結果を下記表1に記載した(下記表1は、エチレン重合およびエチレンと1−オクテン共重合結果を示したものである。)
1.分子量分布(Polydispersity index:PDI)
ゲル透過クロマトグラフィー(GPC:Gel Permeation Chromatography)を利用して数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)を測定した後、重量平均分子量を数平均分子量で割って計算した。
2.融点(Tm)
温度を200℃まで上げた後、5分間その温度で維持し、その後30℃まで下げ、再び温度を上げてDSC(Differential Scanning Calorimeter、TA社製)曲線の頂点を溶融点とした。この時、温度の上昇と下降速度は10℃/minであり、融点は2番目に温度が上昇する区間で測定した結果を用いた。
前記表1を参照すると、実施例6乃至8で製造されたエチレン重合体は、比較例1で製造されたエチレン重合体に比べて算出量が同等以上であり、広い分子量分布を有しながら重量平均分子量が比較例1よりはるかに高かった。一方、実施例9乃至11で製造されたエチレン重合体およびエチレン/オクテン共重合体は、分子量分布が狭くなりながら分子量もある程度減少する特徴を示した。特に、実施例8と11で製造されたエチレン/オクテン共重合体は、比較例1対比7倍程度の活性増加を示し、融点は少し低くなる傾向を示し、重量平均分子量と分子量分布は使用する触媒の種類により調節可能であることを示した。

Claims (19)

  1. 下記化学式1で表される化合物:
    前記化学式1中、
    mは、1乃至7の整数であり、
    は、水素、重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、シリル基、炭素数7〜20のアルキルアリール基、炭素数7〜20のアリールアルキル基および炭素数4〜20のヘテロ環基からなる群より選択された一つ以上の基で置換された炭素数4〜10のシクロアルキル基;水素、重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、シリル基、炭素数7〜20のアルキルアリール基、炭素数7〜20のアリールアルキル基および炭素数4〜20のヘテロ環基からなる群より選択された一つ以上の基で置換され、異種原子としてO、NまたはSを有する炭素数2〜9のヘテロ環基;水素、重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、シリル基、炭素数7〜20のアルキルアリール基、炭素数7〜20のアリールアルキル基および炭素数4〜20のヘテロ環基からなる群より選択された一つ以上の基で置換された炭素数6〜10のアリール基;または水素、重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、シリル基、炭素数7〜20のアルキルアリール基、炭素数7〜20のアリールアルキル基および炭素数4〜20のヘテロ環基からなる群より選択された一つ以上の基で置換され、異種原子としてO、NまたはSを有する炭素数5〜10のヘテロアリール基であり、前記Rが2個以上の基で置換される場合、互いに隣接する基は脂肪族または芳香族縮合環を形成することができ、
    は、互いに同一または異なり、それぞれ独立して水素、重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数4〜20のヘテロ環基、炭素数1〜20のアルコキシ基および炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群より選択され、前記Rのうちの2個以上は、互いに連結されて脂肪族環または芳香族環を形成することができる。
  2. 前記化合物は、下記化学式2または化学式3で表されることを特徴とする、請求項1に記載の化合物:
    前記化学式2または化学式3中、
    mおよびRは、前記化学式1に定義された通りであり、
    nは、1乃至7の整数であり、
    n’は、1乃至5の整数であり、
    pは、0乃至2+nの整数であり、
    p’は、0乃至5+n’の整数であり、
    は,互いに同一または異なり、それぞれ独立して重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、シリル基、炭素数7〜20のアルキルアリール基、炭素数7〜20のアリールアルキル基および炭素数4〜20のヘテロ環基からなる群より選択され、2以上のRが互いに連結されて脂肪族または芳香族縮合環を形成することができる。
  3. mは、2または3であることを特徴とする、請求項2に記載の化合物。
  4. nは、2または3であることを特徴とする、請求項2に記載の化合物。
  5. n’は、1乃至3の整数であることを特徴とする、請求項2に記載の化合物。
  6. は、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基または炭素数6〜20のアリール基であり、2以上のRが互いに連結されて脂肪族または芳香族縮合環を形成することができることを特徴とする、請求項2に記載の化合物。
  7. 前記化合物は、下記構造式のうちの一つで表されることを特徴とする、請求項1に記載の化合物:
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の化合物をリガンドとして4族遷移金属が配位結合された、金属化合物。
  9. 前記遷移金属は、Ti、ZrおよびHfからなる群より選択されることを特徴とする、請求項8に記載の金属化合物。
  10. 前記金属化合物は、下記構造式のうちの一つで表されることを特徴とする、請求項8に記載の金属化合物:
    前記構造式中、
    Mは、4族遷移金属であり、
    Rは、互いに同一または異なり、それぞれ独立して水素、重水素、ハロゲン基、ニトリル基、アセチレン基、アミン基、アミド基、エステル基、ケトン基、ベンジル基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数4〜20のヘテロ環基、炭素数1〜20のアルコキシ基および炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群より選択される。
  11. 請求項8に記載の金属化合物、下記化学式4で表される化合物および下記化学式5で表される化合物を含むオレフィン重合用触媒組成物:
    [化学式4]
    Al(R
    上記式中、Rは、それぞれ独立してハロゲンラジカル、またはハロゲンで置換または非置換の炭素数1〜20のヒドロカルビルラジカルであり;
    [化学式5]
    [L−H][ZAまたは[L][ZA
    上記式中、Lは、中性または陽イオン性ルイス酸であり;Hは、水素原子であり;Zは、13族元素であり;Aは、それぞれ独立して1以上の水素原子がハロゲン、炭素数1〜20のヒドロカルビル、アルコキシまたはフェノキシラジカルで置換された炭素数6〜20のアリールまたはアルキルラジカルである。
  12. 前記化学式4で表される化合物は、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリプロピルアルミニウム、トリブチルアルミニウム、ジメチルクロロアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリ−s−ブチルアルミニウム、トリシクロペンチルアルミニウム、トリペンチルアルミニウム、トリイソペンチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、エチルジメチルアルミニウム、メチルジエチルアルミニウム、トリフェニルアルミニウム、トリ−p−トリルアルミニウム、ジメチルアルミニウムメトキシドおよびジメチルアルミニウムエトキシドからなる群より選択されることを特徴とする、請求項11に記載のオレフィン重合用触媒組成物。
  13. 前記化学式5で表される化合物の非配位陰イオンである[ZAは、B[C であることを特徴とする、請求項11に記載のオレフィン重合用触媒組成物。
  14. 請求項8に記載の金属化合物に下記化学式4で表される第1助触媒を接触させて混合物を製造する段階;および
    前記金属化合物と第1助触媒との混合物に下記化学式5で表される第2助触媒を接触させる段階
    を含むことを特徴とする、オレフィン重合用触媒組成物の製造方法:
    [化学式4]
    Al(R
    上記式中、Rは、それぞれ独立してハロゲンラジカル、またはハロゲンで置換または非置換の炭素数1〜20のヒドロカルビルラジカルであり;
    [化学式5]
    [L−H][ZAまたは[L][ZA
    上記式中、Lは、中性または陽イオン性ルイス酸であり;Hは、水素原子であり;Zは、13族元素であり;Aは、それぞれ独立して1以上の水素原子がハロゲン、炭素数1〜20のヒドロカルビル、アルコキシまたはフェノキシラジカルで置換された炭素数6〜20のアリールまたはアルキルラジカルである。
  15. 前記金属化合物の遷移金属モル数と前記化学式4で表される化合物のアルミニウムのモル数との比は、1:5乃至1:250であり、前記化学式1で表される化合物の遷移金属モル数と前記化学式5で表される化合物の13族元素との比は、1:1乃至1:5であることを特徴とする、請求項14に記載のオレフィン重合用触媒組成物の製造方法。
  16. 前記化学式4で表される化合物は、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリプロピルアルミニウム、トリブチルアルミニウム、ジメチルクロロアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリ−s−ブチルアルミニウム、トリシクロペンチルアルミニウム、トリペンチルアルミニウム、トリイソペンチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、エチルジメチルアルミニウム、メチルジエチルアルミニウム、トリフェニルアルミニウム、トリ−p−トリルアルミニウム、ジメチルアルミニウムメトキシドおよびジメチルアルミニウムエトキシドからなる群より選択されることを特徴とする、請求項14に記載のオレフィン重合用触媒組成物の製造方法。
  17. 前記化学式5で表される化合物の非配位陰イオンである[ZAはB[C であることを特徴とする、請求項14に記載のオレフィン重合用触媒組成物の製造方法。
  18. 請求項11に記載のオレフィン重合用触媒組成物と単量体とを接触させることを特徴とする、オレフィン重合体の製造方法。
  19. 前記単量体は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセンおよび1−アイトセンサイクリックオレフィン、ジエンオレフィンおよびトリエンオレフィンからなる群より選択される1以上であることを特徴とする、請求項18に記載のオレフィン重合体の製造方法。
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