JP5491366B2 - 燃料供給装置 - Google Patents
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また、車両走行時に発生する燃料の揺動による燃料波の衝撃が開閉弁保護部材によって緩和されるため、燃料供給性能の低下を回避でき、安定した燃料供給性能を維持できる。さらには、頻繁に発生する燃料の揺動によって開閉弁が破損するのを回避できる。
また、本発明によれば、従来の鞍型燃料タンクの形状を変更することなく、上記の効果を奏する燃料供給装置を簡易且つ安価に提供できる。
また、カバー部がベースプレート部に係合する構成であるため、カバー部の位置ずれを回避でき、上記の各効果が確実に発揮される。
また、この発明では、第1燃料貯留部には開閉弁保護部材が設けられていないが、第1燃料貯留部には燃料ポンプが設置されているため、車両走行時に発生する燃料の揺動による燃料波が、この燃料ポンプに衝突することによってその衝撃が緩和される。即ち、この発明によれば、第2燃料貯留部にのみ開閉弁保護部材を設けることにより、必要最低限の燃料供給性能を確保しつつ、コストを削減できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料供給装置1の構成を示す断面図であり、より詳しくは、燃料供給装置1の車幅方向に沿った断面図である。図2は、燃料供給装置1の構成を示す平面図である。図2において、「Fr」は車両前方を表し、「Rr」は車両後方を表している。
図7は、開閉弁保護部材70により保護されていない開閉弁60をサブタンク部18に組み付けするときの様子と、組み付け後に燃料Fの揺動が発生したときの様子を示す断面模式図である。図8は、開閉弁保護部材70により保護された開閉弁60をサブタンク部18に組み付けするときの様子と、組み付け後に燃料Fの揺動が発生したときの様子を示す断面模式図である。
また、組み付け後の車両走行時において、車両が傾いて燃料Fの揺動が発生した場合には、開閉弁60は燃料波による衝撃を直接受けるため、破損するおそれがある。
なお、組み付け作業時には、開閉弁60は、サイフォン管40を接続したままの状態でタンク内に挿入される。また、図8に示す開閉弁保護部材70の向きを逆にして、サブタンク部18に設置してもよい。
先ず、メインタンク部16のみに燃料Fが貯留されている状態(例えば、工場出荷時等)で、エンジンの始動が行われた場合について説明する。
この場合、先ず、燃料ポンプモジュール20の燃料ポンプ22が駆動され、メインタンク部16に貯留されている燃料Fは、汲み上げ用ジェットポンプにより吸引される。吸引された燃料Fは、プレッシャレギュレータ26からエンジンに供給される。
これに対して、フロート部材630よりも軽量な蓋部612は、サイフォン管40からの液圧によって支軸616を支点にして上方にフロート部材630とは独立して揺動する。このため、基台開口部610が開放され、サイフォン管40から基台開口部610を介して、メインタンク部16側の燃料Fがサブタンク部18側に移送される。このとき、開閉弁保護部材70のカバー部74には複数の孔75が形成されているため、サイフォン管40によるサイフォン機能の発揮が阻害されることがない。
(1)本実施形態では、サブタンク部18の底部18aに、開閉弁60を収容して保護する開閉弁保護部材70を設ける。これにより、開閉弁60をサブタンク部18の底部18aに設置する組み付け作業時に、開口部21の端部や燃料タンク10の内壁、あるいは燃料タンク10内に設置されたフロートバルブ30(特に、突出部30a)等の機能部品等に開閉弁60が直接接触するのを回避でき、開閉弁60が破損するのを回避できる。
また、車両走行時に発生する燃料Fの揺動による燃料波の衝撃が開閉弁保護部材70によって緩和されるため、燃料供給性能の低下を回避でき、安定した燃料供給性能を維持できる。さらには、頻繁に発生する燃料Fの揺動によって開閉弁60が破損するのを回避できる。
また、本実施形態によれば、従来の鞍型燃料タンクの形状を変更することなく、上記の効果を奏する燃料供給装置1を簡易且つ安価に提供できる。
また、カバー部74がベースプレート部72に係合する構成であるため、カバー部74の位置ずれを回避でき、上記の各効果が確実に発揮される。
また本実施形態では、メインタンク部16には開閉弁保護部材70が設けられていないが、メインタンク部16には燃料ポンプモジュール20が設置されているため、車両走行時に発生する燃料Fの揺動による燃料波が、この燃料ポンプモジュール20に衝突することによってその衝撃が緩和される。即ち、本実施形態によれば、サブタンク部18にのみ開閉弁保護部材70を設けることにより、必要最低限の燃料供給性能を確保しつつ、コストを削減できる。
また、開閉弁保護部材70の形状や配置の向きについては、上記実施形態の効果が阻害されない範囲で、適宜変更可能である。
10…燃料タンク
16…メインタンク部(第1燃料貯留部)
18…サブタンク部(第2燃料貯留部)
16a,18a…底部
20…燃料ポンプモジュール(燃料ポンプ)
21…開口部
40…サイフォン管(燃料移送管)
41,42…開放端
50,60…開閉弁
70…開閉弁保護部材
72…ベースプレート部
73…係合片(係合部)
74…カバー部
75…孔
76…切り欠き部
77…係合スリット(被係合部)
611…L字状の通路(閉断面)
Claims (6)
- 第1燃料貯留部及び第2燃料貯留部が形成された燃料タンクと、
前記第1燃料貯留部及び前記第2燃料貯留部に亘って設けられ、これら第1燃料貯留部及び第2燃料貯留部のうちの一方から他方へ燃料を移送する燃料移送管と、
前記燃料移送管の両開放端に設けられ、前記第1燃料貯留部に貯留されている燃料量及び前記第2燃料貯留部に貯留されている燃料量に応じて前記燃料移送管の両開放端を開閉する開閉弁と、を備える燃料供給装置であって、
前記第1燃料貯留部及び前記第2燃料貯留部のうち少なくとも一方の底部に設けられ、前記開閉弁を収容して保護する開閉弁保護部材を備え、
前記開閉弁保護部材は、前記開閉弁を下方から支持し且つ上方に延出する係合部を備えるベースプレート部と、前記ベースプレート部の係合部に着脱可能に係合する被係合部を備えるカバー部と、を備えることを特徴とする燃料供給装置。 - 前記ベースプレート部の上部には基台部が配置され、前記基台部は一端に前記燃料移送管に接続するジョイント部を備え、他端側に前記開閉弁が設けられ、
前記基台部と前記ベースプレート部との間には、L字状の通路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。 - 前記カバー部は、燃料を通すために形成された複数の孔を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料供給装置。
- 前記カバー部は、下面が開放され且つ上面及び四方を囲む側面を有する箱状に形成されるとともに、四方の側面のそれぞれに少なくとも1つずつ前記孔が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料供給装置。
- 前記カバー部は、前記燃料移送管を通すために形成された切り欠き部を備えることを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の燃料供給装置。
- 前記第1燃料貯留部は、燃料ポンプが設けられているとともに、少なくとも前記燃料ポンプを前記燃料タンク内に挿入して設置するために形成された開口部を備え、
前記開閉弁保護部材は、前記第2燃料貯留部の底部にのみ設けられていることを特徴とする請求項1から5いずれか1項に記載の燃料供給装置。
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