JP6217615B2 - 燃料タンク - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクに関する。
従来、4輪駆動車等において車両前後方向に配設されるプロペラシャフトを回避するために、タンク底部の車両幅方向中央が車両上方側に凹んだ、いわゆる鞍型の燃料タンクが提案されている。
このような鞍型の燃料タンクは、車幅方向中央部の連結部を挟んで両側に燃料がそれぞれ溜まる第1貯留部と第2貯留部を有している。第1貯留部には、エンジン等に燃料を供給するポンプモジュールが配設されると共に、第1貯留部と第2貯留部の間にはサイフォン管が配設され、両者の間で燃料の移動が可能とされている。
この場合、第1貯留部と第2貯留部の燃料残量を正確に把握するために、燃料計(ゲージ)をそれぞれに設ける。
ところが、第1貯留部と第2貯留部の双方に燃料計を配設するために双方に取付用孔部を設けると、双方の取付用孔部を閉塞するための部品がそれぞれ必要となる。この結果、部品点数が増加すると共にコストがかさんでしまうという不都合がある。
一方、ポンプモジュールが配設される第1貯留部にのみ燃料計を設け、第2貯留部に燃料計を設けない構成も提案されている(特許文献1参照)。この場合、取付用孔部が一つになるので、上記部品点数増加及びコスト増加の問題は解消されるが、正確な燃料残量の把握という観点からは第2貯留部側にも燃料計を設けることが好ましい。
特開2008−128068号公報
そこで、第1貯留部側のみに取付用孔部を設けると共に、第1貯留部、第2貯留部のそれぞれに燃料計を設けることが考えられる。この場合、第1貯留部側の取付用孔部から第2貯留部側に作業者が燃料計を取り付ける際、取付用孔部から燃料計の取付位置を視認できず、取付作業が困難となるという不都合があった。
本発明は上記事実を考慮し、取付用孔部から燃料計の取付位置を視認することが困難な場合でも、燃料計を容易に取り付けられる燃料タンクを提供することを目的とする。
第1の態様による燃料タンクは、内部に燃料が貯留され、上壁に取付用孔部が形成された燃料タンク本体と、前記取付用孔部の車両下方で前記燃料タンク本体の底壁に設置され、前記燃料タンク本体内に貯留された燃料を前記燃料タンク本体の外部に供給するポンプモジュールと、前記燃料タンク本体の内部において、前記ポンプモジュールから離間した位置において燃料を吸引する燃料供給口と、前記燃料供給口と前記ポンプモジュールとを接続する燃料配管と、前記燃料タンク本体の内部において、前記燃料配管の配索経路上で前記燃料供給口側に配置された取付部材と、前記燃料配管に沿って移動可能に前記燃料配管に係合された係合部を有し、燃料の残量を検出するフロートが変位自在に支持され、前記取付部材に装着される燃料計と、を備える。
この燃料タンクでは、燃料タンク本体のポンプモジュールの車両上方には取付用孔部が形成されている。したがって、燃料タンク本体の成形後に取付用孔部から燃料タンク本体の内部に燃料計を挿入し、燃料供給口からポンプモジュールまで接続している燃料配管を燃料計の係合部と係合させる。この後、燃料配管と係合部との係合状態を維持しながら燃料供給口側に燃料計を移動させる。取付部材は、燃料配管の配索経路上の燃料供給口側に配置されているため、燃料配管に案内された燃料計は取付部材に確実に導かれ、取付部材に容易に取り付けることができる。
このように、この燃料タンクでは、燃料タンク本体の取付用孔部からポンプモジュールと離間した位置にある燃料供給口側の取付部材に燃料計を容易に取付可能なため、燃料計を装着するために燃料タンク本体に別の取付用孔部を開口する必要がなくなる。
第2の態様による燃料タンクは、第1の態様による燃料タンクにおいて、燃料タンク本体の底壁の一部が隆起していることにより、燃料タンク本体の底壁が複数の区画に分けられており、前記ポンプモジュールが設置された区画と、前記燃料計が配設される区画が異なっていても良い。
この燃料タンクでは、燃料タンク本体の底壁の一部が隆起していることにより、燃料本体内の底壁が複数の区画に分けられている。この場合、ポンプモジュールが設置された区画に対応する燃料タンク本体の上壁には、燃料タンク本体の燃料を外部に導出するための取付用孔部が形成されている。一方、ポンプモジュールを設置している区画と異なる区画には、当該区画の燃料残量を確認するために燃料計が配設される。この場合、区画間の底壁が隆起しているため、取付用孔部から燃料計の取付位置を作業者が視認することは困難である。しかし、この燃料タンクでは、燃料配管に燃料計の係合部を係合させて燃料計を移動することにより、燃料配管の配索経路上の燃料供給口側に配置された取付部材まで燃料配管をガイドとして燃料計を確実に移動させることができる。したがって、取付部材に燃料計を容易に取り付けることができる。
第3の態様による燃料タンクは、第1の態様又は第2の態様による燃料タンクにおいて、前記取付部材及び前記燃料計のいずれか一方には係止部材が設けられており、前記取付部材及び前記燃料計のいずれか他方には前記係止部材に係止される被係止部材が設けられていても良い。
この燃料タンクでは、取付部材及び燃料計のいずれか一方に係止部材が設けられており、取付部材及び燃料計のいずれか他方に被係止部材が設けられている。したがって、燃料配管によって取付部材まで案内された燃料計の被係止部材又は係止部材と取付部材の係止部材又は係止部材とが係止されるだけで、燃料計を取付部材に固定することができる。すなわち、燃料計の取付作業性に優れる。
第4の態様による燃料タンクは、第1の態様〜第3の態様のいずれか一態様による燃料タンクにおいて、前記取付部材及び前記燃料計のいずれか一方には前記燃料計を位置決めするためのガイド孔部が形成され、前記取付部材及び前記燃料計のいずれか他方には前記ガイド孔部に挿入される凸部が形成されていても良い。
この燃料タンクでは、燃料配管によって取付部材まで案内された燃料計に設けられた凸部を取付部材の孔部に挿入する、あるいは燃料計に設けられた孔部に取付部材の凸部を挿入することにより、取付部材に対して燃料計を容易に位置決めすることができる。
第1の態様による燃料タンクは、上記構成としたので、取付用孔部から取付部材に対する燃料計取付位置が視認できない場合でも、燃料計を容易に装着することができる。
第2の態様による燃料タンクは、上記構成としたので、底壁の一部が隆起していても、取付部材まで燃料計を確実に移動させて取り付けることができる。
第3の態様による燃料タンクは、上記構成としたので、取付部材に対する燃料計の取付作業性に優れる。
第4の態様による燃料タンクは、上記構成としたので、特に取付用孔部から取付部材に対する燃料計の取付位置が確認できない場合でも、燃料計の取付部材に対する取付作業性に優れる。
本発明の一実施形態に係る燃料タンクの概略構成を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係るサブゲージ取付作業における移動開始状態を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係るサブゲージ取付作業における取付状態を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係るサブゲージ取り外し作業状態を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る変形抑制部材とサブゲージの取付前状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る変形抑制部材とサブゲージの係止状態を示す斜視図である。 図6の7−7線断面図である。 本発明の一実施形態に係る変形抑制部材とサブゲージの係止状態の解除を説明するための要部斜視図である。
本発明の一実施形態に係る燃料タンクについて図1〜図8を参照して説明する。以下の説明においては、各図面において、車両上方を矢印UP、車両幅方向を矢印Wで示す。
先ず、燃料タンク10の全体について図1を参照して説明する。燃料タンク10は、車両幅方向に延在する底壁12と、底壁12の車両幅方向両端部から車両上方に延在する左壁14、右壁16と、左壁14、右壁16の上端同士を結んで車両幅方向に延在する上壁18とを備える燃料タンク本体20を有する。
底壁12は、車両のドライブシャフトを回避するために、車両幅方向中央部が車両上方側に突出した凸部22を有する。すなわち、この燃料タンク10は、いわゆる鞍型の燃料タンクである。
燃料タンク本体20の内部は、この凸部22によって車両幅方向左側の第1貯留部24と右側の第2貯留部26とに分かれている。第1貯留部24を構成する上壁18の部分には、内蔵部品を取り付けるための取付用孔部28が形成されている。この取付用孔部28を閉塞する蓋体30の車両下方には、モジュール32が一体的に形成されており、後述するサブゲージ60から伸びるワイヤハーネス59が接続される。
蓋体30の車両下方の底壁12の上には、燃料Fの残量が少なくなった場合に後述するフィルタ36の周囲の燃料Fの液位を高く維持するためのサブカップ34が配置されている。サブカップ34の内部には、フィルタ36と、フィルタ36の車両上方に配置され燃料タンク本体20からエンジンに燃料Fを供給するための燃料ポンプ38を含むポンプモジュール39が配設されている。ポンプモジュール39から車両上方に延在する燃料供給配管40は、蓋体30を貫通して、燃料タンク本体20の外部まで延在している。
また、サブカップ34の内部には、第2貯留部26から第1貯留部24に燃料Fを移動させるジェットポンプ(不図示)等が配設されている。なお、サブカップ34には、ジェットポンプに後述する燃料配管56を接続させるための接続用孔部42が形成されている。なお、本実施形態では、図示していないジェットポンプやサブカップ34までポンプモジュール39に含むものとする。
さらに、図示していないが、第1貯留部24には第1貯留部24側の燃料Fの液位を検出するために、フロートを備えるメインゲージが設けられている。
第2貯留部26には、樹脂製の燃料タンク本体20の変形を抑制するための変形抑制部材44が底壁12に固定されている。変形抑制部材44は、図5、図6に示すように、内部が空洞とされた円錐台形状に形成されており、上面44Aに円形の孔部46が形成されると共に、外周面44Bの車両下方に周方向の一部が車両下方向端部まで切り欠かれた開口部48が形成されている。また、外周面44Bにおいて、開口部48の車両上方にはサブゲージ60の位置決め用のガイド孔部50が形成されると共に、サブゲージ取付用の一対の略板形状の係止部材52、52が平行に外周面44Bから突出形成されている。係止部材52、52の相互に対向する内側面の先端側には、車両上下方向に延在し内側へ突出した爪部54、54が形成されている。なお、係止部材52、52は可撓性を有する。
この変形抑制部材44の内部には、第2貯留部26から第1貯留部24のサブカップ34内に燃料Fを供給するための燃料配管56の一端である燃料供給口56Aが開口しており、燃料供給口56Aにはフィルタ58が取り付けられている。
なお、燃料配管56は、第2貯留部26側は剛体であり、第1貯留部24側は変形可能とされている。燃料配管56が同一材料から形成されている場合には、例えば第1貯留部24側を蛇腹形状とすることによってそのように構成できる。
一方、この変形抑制部材44に取り付けられるサブゲージ60は、図5に示すように、燃料配管56の挿通用の挿通用孔部62が中央に形成された円形のリング部61と、リング部61に連続して形成された矩形部63とからなる板体を備える。この板体の中央部分には、フロート64が先端に係止された棒状の針金66が板体に対して回転自在に取り付けられている。この針金66の回転量に基づいて図示しないレベルセンサの電気信号がワイヤハーネス59を介して図示しないECU側に伝達されることによって、第2貯留部26側の燃料Fの残量が検出される。
また、サブゲージ60の一方の面(以下、「表面」という)60Aには、矩形部63の幅方向両端部から対向する一対のアーム部68、68が突出形成されている。一対のアーム部68、68の外側面には、先端に向かって一段厚みが減少する段差部70、70が形成されている。この段差部70、70は、変形抑制部材44の係止部材52、52の間にアーム部68、68が挿入されることにより、係止部材52、52の爪部54、54に係止されるものである。また、各アーム部68の先端にはそれぞれワイヤハーネス挿通用の孔部72が形成されている。なお、アーム部68、68は、可撓性を有する。
また、サブゲージ60の表面60Aにおいて矩形部63の上端部(リング部61と反対側の端部)にも、結束プレート74が突出形成されている。結束プレート74の先端側には、ワイヤハーネス挿通用の孔部76が形成されている。
さらに、サブゲージ60の表面60Aにおいて、矩形部63のリング部61側には、結束プレート78が突出形成されている。結束プレート78の先端側には、ワイヤハーネス挿通用の孔部80が形成されている。
サブゲージ60の裏面60Bには、図示しないレベルセンサが設けられている。このレベルセンサに接続されている一対のワイヤハーネス59は、サブゲージ60の裏面60Bの上端部から表面60A側に回りこみ、結束プレート74の孔部76に挿通後、1本ずつに分かれて各アーム部68の孔部72に外側から内側へ挿通される。さらに、各ワイヤハーネス59は、結束プレート78の孔部80に挿通されることにより再び一体化されて結束された後、取付用孔部28に取り付けられたモジュール32まで伸びている。
また、サブゲージ60の裏面60Bには、図7に示すように、先端に向かって縮径する円錐台形状の凸部82が形成されている。変形抑制部材44の外周面44Bに設けられたガイド孔部50に凸部82が挿入されることにより、サブゲージ60が変形抑制部材44に位置決めされるものである。
次に、燃料タンク10の作用について説明する。具体的には、燃料タンク10における、変形抑制部材44に対するサブゲージ60の着脱方法を説明する。
燃料タンク本体20の樹脂成形時には、燃料タンク本体20の内部に変形抑制部材44、フィルタ58、燃料配管56、サブカップ34が内蔵部品として取り付けられる。この際、燃料配管56のフィルタ58側と反対側の端部は、サブカップ34の接続用孔部42に仮止めされている。
このように樹脂成形された燃料タンク本体20にサブゲージ60を取り付ける場合には、図2に示すように、作業者は燃料タンク本体20の取付用孔部28から蓋体30を取り外す。続いて、取付用孔部28から燃料タンク本体20の内部に手を挿入して燃料配管56の先端をサブカップ34の接続用孔部42から取り外し、サブゲージ60の挿通用孔部62に挿通する。作業者は、サブゲージ60の挿通用孔部62に燃料配管56を通しながら、燃料配管56に沿ってサブゲージ60を第1貯留部24側から第2貯留部26側に移動させる。
燃料配管56は第1貯留部24から第2貯留部26の燃料供給口56Aまで延在しているため、燃料配管56に案内されたサブゲージ60を、内部に燃料供給口56Aが位置する変形抑制部材44まで確実に移動させることができる(図3参照)。この際、図5、図6に示すように、リング部61に対して矩形部63が車両上方になるようにサブゲージ60を作業者が保持することにより、変形抑制部材44の一対の係止部材52、52の間に矩形部63が挿入される。また、図7に示すように、変形抑制部材44のガイド孔部50にサブゲージ60の凸部82が挿入され、変形抑制部材44に対してサブゲージ60が位置決めされる。この結果、可撓性を有する係止部材52、52を押し広げて爪部54、54間に挿入されたアーム部68、68は、その段差部70が爪部54に係止され、サブゲージ60が変形抑制部材44に装着される(図6、図7参照)。
一方、変形抑制部材44からサブゲージ60を取り外す場合には、図4に示すように、作業者は燃料タンク本体20の取付用孔部28から蓋体30を取り外し、蓋体30と一緒に取り外されたモジュール32とサブゲージ60とを結ぶワイヤハーネス59を引っ張る。
これにより、図8に示すように、サブゲージ60の結束プレート74と結束プレート78の間のワイヤハーネス59にも張力が作用し、この張力によって孔部72にワイヤハーネス59が挿通されているアーム部68の先端が内側に撓む(アーム部68が真っ直ぐ伸びた状態(図8、二点鎖線部分参照)から内側に曲がった状態(図8、実線部分参照)に変化する)。この結果、アーム部68、68の段差部70、70と係止部材52、52の爪部54、54との係止状態が解除される。
この結果、ワイヤハーネス59に作用する張力によってサブゲージ60が変形抑制部材44から離間し、燃料配管56に案内されて第1貯留部24側に移動する。そこで、燃料配管56の先端をサブゲージ60の挿通用孔部62から取り外せば、サブゲージ60を燃料タンク本体20の取付用孔部28から取り出すことができる。
本実施形態に係る燃料タンク10は、いわゆる鞍型であり、第1貯留部24側に設けられた取付用孔部28から第2貯留部26側のサブゲージ60の取付位置を視認することが困難である。しかしながら、作業者はサブゲージ60の挿通用孔部62に燃料配管56を通しながら、換言すれば燃料配管56をガイドとしてサブゲージ60を第2貯留部26側に移動させるだけで、変形抑制部材44までサブゲージ60を確実に移動させることができる。
また、リング部61に対して矩形部63を車両上方にするようにサブゲージ60を保持しながら燃料配管56に沿ってサブゲージ60を移動させることによって、作業者が視認できない状態でもサブゲージ60の矩形部63を変形抑制部材44の係止部材52、52の間に容易に挿入できる。この際、サブゲージ60の凸部82を変形抑制部材44のガイド孔部50に挿入することによって、変形抑制部材44に対してサブゲージ60を容易に位置決めすることができる。したがって、作業者が視認できない状態でも、変形抑制部材44に対してサブゲージ60を容易に取り付けることができる。
また、サブゲージ60を変形抑制部材44から取り外す場合にも、作業者が燃料タンク本体20の取付用孔部28から蓋体30を取り外し、ワイヤハーネス59を引っ張るだけで、変形抑制部材44からサブゲージ60を取り外すことができる。続けて、作業者がワイヤハーネス59を引っ張るだけで、第2貯留部26側から第1貯留部24側までサブゲージ60を移動させることができる。すなわち、本実施形態の鞍型の燃料タンク10のように、作業者が燃料タンク本体20の取付用孔部28からサブゲージ60の取付位置を視認することが困難な場合でも、容易に取り外し可能である。
さらに、サブゲージ60の挿通用孔部62に燃料配管56を挿通しながらサブゲージ60を移動させるため、サブゲージ60の板体から平行に延びる針金66やその先端に係止されたフロート64が移動中に燃料配管56と干渉することを防止できる。
このように、本実施形態の燃料タンク10では、サブゲージ60に燃料配管56の挿通用孔部62を設けたため、第1貯留部24側に設けられた取付用孔部28から第2貯留部26の変形抑制部材44にサブゲージ60を容易に着脱することができる。したがって、サブゲージ60の取付用に第2貯留部26に孔部を形成する必要がなくなり、部品点数の抑制およびコストダウンを達成することができる。
また、第2貯留部26にもサブゲージ60を配設できるため、第1貯留部24のメインゲージと合わせて、燃料タンク10内の残存燃料の量を正確に把握することができる。
なお、本実施形態では、鞍型の燃料タンクについて説明したが、これに限定するものではない。例えば、偏平な燃料タンクにおいて、ポンプモジュール用の取付用孔部28から離間した位置にポンプモジュール39側に燃料Fを供給する燃料供給口が設けられ、燃料供給口とポンプモジュール間を結ぶ燃料配管がある場合には、本実施形態のように燃料配管に沿ってサブゲージ60を取り付ける構成とすることができる。
また、サブゲージ60を変形抑制部材44から取り外すための手段としてワイヤハーネス59を用いたが、これに限定するものではない。変形抑制部材44に固定されたサブゲージ60から第1貯留部24側に延在する紐状のものであれば良い。ただし、サブゲージ設置時に用いられるワイヤハーネス59を用いれば、部品点数削減という点で優れる。
さらに、本実施形態では、変形抑制部材44の内部に燃料配管56の燃料供給口56Aが位置するため、燃料配管56に沿って移動してきたサブゲージ60が確実に変形抑制部材44に案内される構成であったが、これに限定されるものではない。変形抑制部材44は、燃料配管56の配索経路上で燃料供給口56A側に配設されていれば良い。すなわち、燃料配管56を挿通用孔部62に挿通した状態でサブゲージ60を取付可能な位置に変形抑制部材44が配置されていれば良い。
また、本実施形態では、サブゲージ60のリング部61の挿通用孔部62に燃料配管56を通すことで、サブゲージ60と燃料配管56を係合させたが、これに限定するものではない。すなわち、燃料配管56に係合できる係合部がサブゲージ60に形成されていれば、その形状等を特に限定するものではない。
さらに、サブゲージ60が取り付けられるのは、変形抑制部材44に限定されず、第2貯留部26に配設される他の部材でも良い。
また、本実施形態では、変形抑制部材44の係止部材52、52の間にサブゲージ60のアーム部68、68(被係止部材)が係止される構成であったが、サブゲージ60に設けられた係止部材に、変形抑制部材の被係止部材が係止される構成でも良い。
さらに、本実施形態では、サブゲージ60の凸部82が変形抑制部材44にガイド孔部50に挿入れさて変形抑制部材44に対してサブゲージ60が位置決めされたが、サブゲージ60の孔部に変形抑制部材44の凸部が挿入されて変形抑制部材44に対してサブゲージ60が位置決めされる構成でも良い。
また、燃料配管56の一端は、燃料タンク10の樹脂成形後、サブゲージ60の取付前までサブカップ34の接続用孔部42に仮止めされている構成としたが、これに限定するものではない。例えば、燃料配管56の一端は、第1貯留部24の底壁12上に載置しているだけでも良い。
10 燃料ポンプ
12 底壁
18 上壁
20 燃料タンク本体
28 取付用孔部
39 ポンプモジュール
44 変形抑制部材(取付部材)
50 ガイド孔部
52 係止部材
56 燃料配管
56A 燃料供給口
60 サブゲージ(燃料計)
61 リング部(係合部)
64 フロート
68 アーム部(被係止部材)
82 凸部

Claims (4)

  1. 内部に燃料が貯留され、上壁に取付用孔部が形成された燃料タンク本体と、
    前記取付用孔部の車両下方で前記燃料タンク本体の底壁に設置され、前記燃料タンク本体内に貯留された燃料を前記燃料タンク本体の外部に供給するポンプモジュールと、
    前記燃料タンク本体の内部において、前記ポンプモジュールから離間した位置において燃料を吸引する燃料供給口と、
    前記燃料供給口と前記ポンプモジュールとを接続する燃料配管と、
    前記燃料タンク本体の内部において、前記燃料配管の配索経路上で前記燃料供給口側に配置された取付部材と、
    前記燃料配管に沿って移動可能に前記燃料配管に係合された係合部を有し、燃料の残量を検出するフロートが変位自在に支持され、前記取付部材に装着される燃料計と、
    を備える燃料タンク。
  2. 燃料タンク本体の底壁の一部が隆起していることにより、燃料タンク本体の底壁が複数の区画に分けられており、前記ポンプモジュールが設置された区画と、前記燃料計が配設される区画が異なる請求項1記載の燃料タンク。
  3. 前記取付部材及び前記燃料計のいずれか一方には係止部材が設けられており、前記取付部材及び前記燃料計のいずれか他方には前記係止部材に係止される被係止部材が設けられている請求項1又は2記載の燃料タンク。
  4. 前記取付部材及び前記燃料計のいずれか一方には前記燃料計を位置決めするためのガイド孔部が形成され、前記取付部材及び前記燃料計のいずれか他方には前記ガイド孔部に挿入される凸部が形成されている請求項1〜3のいずれか1項記載の燃料タンク。
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