JPH0534986Y2 - - Google Patents

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JPH0534986Y2
JPH0534986Y2 JP15852188U JP15852188U JPH0534986Y2 JP H0534986 Y2 JPH0534986 Y2 JP H0534986Y2 JP 15852188 U JP15852188 U JP 15852188U JP 15852188 U JP15852188 U JP 15852188U JP H0534986 Y2 JPH0534986 Y2 JP H0534986Y2
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は自動車の燃料タンクに関する。
(従来の技術) 自動車の燃料タンクは、旋回時などに燃料が遠
心作用を受けて一方側へ偏倚してもその吸込みに
支障がないように、燃料を一時的に貯溜できる旋
回槽が設けられる。
このような燃料タンクとしては例えば実開昭61
−59432号公報に記載されているものがあり、こ
れを第6図を参照して説明する。
この燃料タンク101の本体は金属製のアツパ
タンク103とロアタンク105とがバツフルプ
レート107と共に溶接して形成され、バツフル
プレート107はロアタンクの底壁105aの近
傍に旋回槽109を備えてなる。一方、アツパタ
ンク103の上壁103aに開設された作業窓1
03bを閉塞するカバー111には燃料ゲージユ
ニツト113の本体113aが取付けられ、燃料
液位が低位になるとフロート113bが旋回槽1
09内に臨むようになつている。またカバー11
1には燃料ポンプの吸込み側に連なるサクシヨン
チユーブ115と、エンジンからの戻り燃料を導
くリターンチユーブ119とが取付けられ、サク
シヨンチユーブ115の下端に取付けたストレー
ナ117を旋回槽109の底壁付近に配置してあ
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このような従来の燃料タンクにあつ
ては、燃料吸込み口のストレーナや燃料ゲージユ
ニツトが何れも燃料タンク本体の上壁に取付けら
れるので、燃料の吸込み及び液位測定がタンク上
壁基準となる。このような構造ではタンク本体の
寸法的ばら付きなどによつて上記ストレーナや燃
料ゲージユニツトとタンク底部との関係寸法にも
ばら付きを生じ、燃料の吸い残しが生じたり、残
量検知が不正確になる恐れがある。
特に、樹脂製のタンクはブロー成形で成形する
が、肉厚が不均一になつたり、上壁が外側へ膨ら
み傾向になつたりすることがあり、上記不具合を
招き易くなる恐れがある。
そこでこの考案は、燃料の液位測定等をタンク
底部基準で行ない得る燃料タンクの提供を目的と
する。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) この課題を解決するため、この考案に係る燃料
タンクは、旋回槽をタンク本体の底部に取付け、
この旋回槽に燃料ゲージユニツトを取付る構成と
した。また、燃料ポンプユニツトをも取付ける構
成とした。さらに、燃料ゲージユニツトの取付け
を電気端子コネクタで行なう構成とした。
(作用) この手段によれば、燃料ゲージユニツトが旋回
槽を介してタンク底部基準で配置されるので、タ
ンク本体などに寸法的なばら付きがあつても、こ
れとは関わりなく底部との関係寸法が所期のよう
に保持される。また、ゲージユニツトの取付を電
気端子コネクタで行なうことができる。更に、燃
料ポンプユニツトをも取付けたときはゲージユニ
ツト、ホンプユニツトとの双方の関係寸法が保持
される。
(実施例) 第1図ないし第4図を参照してこの考案の参考
例を説明する。
主に第1図、第2図のように、この参考例に係
る燃料タンク1のタンク本体3は樹脂の成形体で
あつて、その上壁3aには作業窓5が開設され、
底壁3bに固定した樹脂製のホルダ11に樹脂製
の旋回槽15を係止している。ホルダ11は第2
図のように全体として平面U字形を呈して、下フ
ランジ11aと、この下フランジの内側縁から立
上る側壁11bと、この側壁の上縁から内側に向
う上フランジ11cとから形成され、U字形の開
放側を例えば自動車の前方(第1図で右方)へ向
けて下フランジ11aを底壁3b上に溶着してあ
る。
旋回槽15は有底の箱形を呈してその槽本体1
7の上部には後方寄りに傾斜壁17aが形成さ
れ、前方寄りには透窓17bが開設されている。
前記傾斜壁17aにより、燃料の衝突に対する抗
力を弱めることができる。
また旋回槽15は槽本体17の下位にフランジ
19を備えている。このフランジ19は上記溶着
されたホルダ11の上フランジ11cとタンク本
体の底壁3bとの間に挿入でき、かつフランジ側
面がホルダの側壁11b内面とほぼ適合し得る形
状に作られている。そしてフランジ19の上面に
は複数のラツチ爪21を配設し、ホルダ11の上
フランジ11cにはこれらラツチ爪との対応位置
にラツチ穴23を開設してある。ラツチ爪21は
第3図に示したように、適度な弾性を有する樹脂
で作られた基台22と一体成形され、基台22を
フランジ19に埋め込んでラツチ爪21を斜め前
方へ立上らせてある。このラツチ爪21は基台2
2に形成した凹部a内に押し込むことができる。
したがつてフランジ19を前方からホルダ11に
挿入してこのホルダの側壁11bに突き当てると
ラツチ爪21がラツチ穴23に係入して旋回槽1
5が係止される。
前記槽本体17の一側面には斜め後方へ向う溝
形の凹部25が形成され、第4図の旋回槽底面図
に示したように、この凹部25はフランジ19に
形成した切欠部27を通つてこのフランジの下面
に通じている。ホルダ11の側壁11bには切欠
部27に通じる透窓29を開設してある。また槽
本体17の下面には、凹部25に続いてこの槽本
体17の後側をめぐつたのち他方の側面側に至つ
て槽本体17内へ開放された溝31を形成してあ
る。したがつて透窓29、切欠部27、凹部2
5、溝31とにより旋回槽15の内外に通じる燃
料通路35が形成されている。
このような旋回槽15には、まず凹部25に燃
料のリターンチユーブユニツト41が装着され、
この旋回槽15を前記作業窓5からタンク本体3
内に挿入して前述したごとくホルダ11に係止さ
せる。
リターンチユーブユニツト41は第2図に示し
たように、下方を斜めに屈曲したチユーブ43
と、このチユーブの下端部に係合したノズル45
と、同上端部に接続した可撓性ホース47とを有
する。そしてチユーブ43を前記凹部25内に配
してクリツプ49により凹部25の係止溝25a
に固定し、この状態でノズル45を、第4図に示
したように前記溝31内に配装して後方に指向さ
せてある。すなわちこれによつてエジエクタ50
が構成される。
次に作業窓5から燃料ポンプユニツト55と燃
料ゲージユニツト75とを挿入してそれぞれ次の
ようにして槽本体17に係着する。
燃料ポンプユニツト55は、第2図に示すよう
に、燃料ポンプ57と、サクシヨンチユーブ59
と、ストレーナ61との一体構成体からなり、燃
料ポンプ57をバンド65を用いて偏平Cチヤン
ネル形のポンプブラケツト67に着脱可能に締結
してある。一方、槽本体17の前壁にはチヤンネ
ル状の突条17cが斜め下後向き形成され、この
突条にはガイドレール71を嵌装してある。そし
て燃料ポンプユニツト55が締結されたポンプブ
ラケツト67をガイドレール71に挿入して、第
1図に示したように、ストレーナ61を槽本体1
7の底壁に接触ないしは近接させて配置する。ポ
ンプブラケツト67はその上端部から延出したフ
ツク69を有し、このフツクを上記突条に形成し
た爪73に引掛けることにより、このポンプブラ
ケツト67を係止している。
前記燃料ゲージユニツト75は、第2図に示す
ように、ゲージ本体77と、本体77にアーム7
9を介してこのアームのピボツト支軸79aによ
り支承したフロート81とから構成され、槽本体
17の上壁にはユニツト75を取付けるためのブ
ラケツト83を立設してある。そして本体77に
形成した凸条77aをブラケツト83に形成した
凹溝83aに係合させて上下の位置決めをなし、
この状態で両者77,83を例えばバンドテープ
を用いて結合する。符号85は本体77から導出
されたリード線を示す。
第5図は燃料ゲージユニツト75のこの考案の
実施例に係る装着態様を示したもので、この例で
は上記リード線85を電気端子コネクタ87を介
して導出するようにしている。
すなわち、電気端子コネクタ87の一方の端子
ブロツク、例えば雄がわの端子ブロツク88を本
体77と一体に形成し、これに対する雌がわの端
子ブロツク89を槽本体17の上壁に一体形成し
て、この端子ブロツク89からリード線85を引
出してある。
この構成によれば端子ブロツク88に挿入する
だけで燃料ゲージユニツト75を係着できるの
で、作業窓5を介しての取付作業が極めて容易に
なる。
以上のようにして各ユニツト41,55,75
等の係着が終つたならば、あるいは係着に先立つ
て、リターンチユーブ43の前記ホース47と燃
料ポンプ57のフイールドホース58、およびゲ
ージ本体77からの前記リード線85と燃料ポン
プ57の電源用リード線63とを、それぞれ第1
図に示すごとくアダプタカバー7に接続し、この
アダプタカバーをユニオンナツト9を用いて作業
窓5に気密に締結する。
そして、燃料ポンプユニツト55の燃料吸込み
部であるストレーナ61および燃料ゲージユニツ
ト75における燃料液位検知の基準部である前記
ピボツト支軸79aの各々と、タンク本体3の底
壁3bとの相対位置関係がタンク本体の寸法誤差
などに係わりなく、底部基準で所期のように再現
される。また旋回槽は底壁3bのほぼ中央部に設
けられることから、上記ピボツト支軸79aもま
たこの中央部付近に配置される結果、液面が前後
に傾斜してもフロート81をほぼ平均燃料レベル
のところに浮上させることができる。これより自
動車の旋回や登降坂に際しても燃料計の針振れが
抑制される。
また、リターンチユーブユニツト41へ戻され
てきた燃料がノズル45から噴出すると、第4図
の矢線で示したごとく、前記エジエクタ49の噴
射作用によりタンク本体3内の燃料が前記燃料通
路35を通つて旋回槽15内へ積極的に導入され
るので、特に低燃料レベル時でも旋回槽15内の
液位を確保し自動車の旋回などを継続しても吸込
み燃料が途切れることはない。
重量物であるポンプユニツト55等を燃料タン
クの上壁に吊下げる等の構成としないため、これ
らの支持構造が簡素化されてコストダウンを図る
ことができる。
車両の衝突等によつて、旋回槽15に一定以上
の負荷が働くと、ラツチ爪21が破壊し、旋回槽
15が燃料ポンプユニツト55、ゲージユニツト
75を備えたままホルダ11から外れ、燃料タン
ク1の亀裂発生を防止することができる。従つて
以後も燃料の吸込みとおよその液位測定はでき、
そのまま走行することは可能である。ラツチ爪2
1を交換すれば、再び所期の状態を得ることがで
きる。
尚、実施例は樹脂製の燃料タンクについてのも
のであるが、金属製のものについても同様にして
適用し得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の構成によれ
ば、燃料ゲージユニツトがタンク本体の底部基準
で設けられるので、これらのユニツトとタンク底
部との関係寸法のばらつきが僅少になる結果、燃
料の残量液位検知を正確に行ない得る。しかも、
ゲージユニツトの取付けを電気端子コネクタで行
なうため、特別な支持を必要とすることなく、構
造が簡単になる。燃料ポンプユニツトをも取付け
た場合には、吸残しが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る燃料タンクの
断面説明図、第2図は第1図の要部分解斜視図、
第3図は第2図の要部拡大断面図、第4図は第2
図を矢線のようにみた拡大底面図、第5図はこ
の考案の別の実施例に係る燃料タンクの要部斜視
図、第6図は従来例に係る燃料タンクの断面説明
図である。 1……燃料タンク、3……タンク本体、15…
…旋回槽、55……燃料ポンプユニツト、75…
…燃料ゲージユニツト、87……電気端子コネク
タ、88,89……端子ブロツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 旋回槽をタンク本体の底部に取付け、この旋
    回槽に燃料ゲージユニツトを取付けた燃料タン
    クであつて、前記燃料ゲージユニツトの取付け
    を、旋回槽に固定した一方の端子ブロツクと、
    燃料ゲージユニツトに形成した他方の端子ブロ
    ツクとを係合させてなる電気端子コネクタで行
    なうことを特徴とする燃料タンク。 (2) 前記旋回槽に燃料ポンプユニツトを取付けた
    ことを特徴とする請求項(1)記載の燃料タンク。
JP15852188U 1988-12-07 1988-12-07 Expired - Lifetime JPH0534986Y2 (ja)

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JP15852188U JPH0534986Y2 (ja) 1988-12-07 1988-12-07

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JP15852188U JPH0534986Y2 (ja) 1988-12-07 1988-12-07

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JPH0278422U JPH0278422U (ja) 1990-06-15
JPH0534986Y2 true JPH0534986Y2 (ja) 1993-09-06

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JPH0278422U (ja) 1990-06-15

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