JP5490739B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に関し、特にエンジンから排出される排気ガスを浄化処理するための排気ガス後処理装置を搭載した建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体とにより車体が構成され、上部旋回体の前部側には、掘削作業等を行う作業装置が俯仰動可能に設けられている。
また、上部旋回体は、強固な支持構造体をなす旋回フレームを有し、該旋回フレームの前端側には作業装置が取付けられ、後端側には作業装置との重量バランスをとるカウンタウエイトが着脱可能に取付けられている。そして、旋回フレームには、カウンタウエイトの前側に位置して油圧ポンプを駆動するためのエンジンが搭載されている。
ここで、油圧ショベルのエンジンには、一般的にディーゼルエンジンが用いられている。このディーゼルエンジンは、粒子状物質(PM:Particulate Matter)、窒素酸化物(NOx)等の有害物質を排出するとされている。そこで、油圧ショベルは、エンジンの排気ガス通路の途中に、排気ガスを浄化処理するための排気ガス後処理装置を設ける構成としている。
この排気ガス後処理装置は、排気ガス中の粒子状物質(PM)を捕集して除去するPM捕集フィルタ、窒素酸化物(NOx)を尿素水溶液や選択還元触媒を用いて浄化するNOx浄化器、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)を酸化除去する酸化触媒等の処理機器によって構成されている。
ところで、例えば市街地での掘削作業等に好適に用いられる後方小旋回型の油圧ショベルは、上部旋回体の旋回半径を小さく抑えるため、カウンタウエイトを旋回中心に接近させて配置している。このため、カウンタウエイトの前側に形成される機器収容スペースが狭くなり、この狭隘な機器収容スペース内にエンジン、熱交換装置等の機器類の他に、排気ガス後処理装置を構成するPM捕集フィルタ、NOx浄化器等の処理機器を収容するのは困難である。
これに対し、カウンタウエイトの上面側に凹窪部を設け、カウンタウエイトの前側に配設されたエンジンにPM捕集フィルタを固定すると共に、カウンタウエイトの凹窪部にNOx浄化器を固定する構成とした油圧ショベルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術による油圧ショベルでは、エンジンの排気管がPM捕集フィルタに接続され、PM捕集フィルタとNOx浄化器との間が配管を介して接続されている。そして、エンジンからの排気ガス中に含まれる粒子状物質は、PM捕集フィルタによって捕集され、排気ガス中の窒素酸化物は、NOx浄化器によって浄化される構成となっている。
特開2009−184558号公報
ところで、油圧ショベルを作業現場等に輸送する場合には、通常、重量物である作業装置とカウンタウエイトとを車体(上部旋回体)から取外し、これら作業装置、カウンタウエイト、車体を個別にトレーラ等の輸送車両に積載して作業現場に輸送する方法が採用される。
ここで、作業装置とカウンタウエイトを取外した車体を輸送車両に積載するときには、通常、作業装置とカウンタウエイトを取外した状態で車体のエンジンを作動させ、下部走行体を走行させることにより、輸送車両の荷台まで車体を自走させた後、当該車体を荷台に固定する。
従って、上述した従来技術のように、排気ガス後処理装置を構成するPM捕集フィルタがエンジンに取付けられ、NOx浄化器がカウンタウエイトに取付けられている油圧ショベルでは、車体からカウンタウエイトを取外す前段階で、NOx浄化器をPM捕集フィルタから取外しておく必要がある。
しかし、排気ガス後処理装置を搭載した油圧ショベルは、通常、排気ガス後処理装置を構成する各種の処理機器のうちいずれかがエンジンの排気通路から離脱した場合、即ち、排気ガス後処理装置が適正に機能しないことを検出した場合には、エンジンの作動を許可しない、あるいは警告音を発生するように構成されている。このため、カウンタウエイトを取外した車体を自走させて輸送車両に積載する場合に、その作業が困難になるという問題がある。
また、車体からカウンタウエイトを取外すときには、NOx浄化器をPM捕集フィルタから取外す(エンジンの排気通路から離脱させる)作業が必要となり、車体にカウンタウエイトを取付けるときには、NOx浄化器をPM捕集フィルタに接続する(エンジンの排気通路内に組込む)作業が必要となる。このように、従来技術による油圧ショベルの輸送時には、NOx浄化器をPM捕集フィルタに対して取付けたり、取外したりする煩雑な作業を伴うので、油圧ショベルを作業現場に輸送するときの作業性が低下してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、車体からカウンタウエイトを取外した場合でも、排気ガス後処理装置を適正に機能させることができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、自走可能な車体と、該車体の前部側に設けられた作業装置と、該作業装置との重量バランスをとるため前記車体の後部側に着脱可能に設けられたカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に位置して前記車体に搭載されたエンジンと、該エンジンの排気ガス通路の途中に設けられ排気ガスを浄化処理するため1個の処理機器を用いてまたは複数個の処理機器を接続することにより構成された排気ガス後処理装置とを備えてなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明の特徴は、前記排気ガス後処理装置を構成する少なくとも1個の処理機器は、前記カウンタウエイトを前記車体に取付けたときには当該カウンタウエイトに固定する構成とし、前記エンジンと前記車体とのうちの一方の部材には、前記車体から前記カウンタウエイトを取外したときに前記少なくとも1個の処理機器を支持する処理機器支持部材を設ける構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記処理機器支持部材は、前記エンジンと前記車体とのうち一方の部材に固定される車体側固定部と、該車体側固定部から前記カウンタウエイトに向けて延びるウエイト側固定部とを有し、前記車体から前記カウンタウエイトを取外すときには、前記処理機器支持部材の車体側固定部を前記一方の部材に取付け、前記処理機器支持部材のウエイト側固定部に前記少なくとも1個の処理機器を取付ける構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記カウンタウエイトには、前記車体に前記カウンタウエイトを取付けたときに前記エンジンと前記車体とのうち一方の部材から取外した前記処理機器支持部材を保管する支持部材保管部を設ける構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記エンジンと前記車体とのうち一方の部材と前記処理機器支持部材の車体側固定部との間には、これら両者間に着脱可能に取付けられるスペーサを設け、前記車体から前記カウンタウエイトを取外すときには、前記処理機器支持部材の車体側固定部を前記スペーサを介して前記一方の部材に取付けると共に、前記処理機器支持部材のウエイト側固定部に前記少なくとも1個の処理機器を取付ける構成とし、前記車体に前記カウンタウエイトを取付けるときには、前記スペーサを取外すことにより前記処理機器支持部材の車体側固定部と前記一方の部材との間に隙間を形成し、前記処理機器支持部材のウエイト側固定部を前記少なくとも1個の処理機器と一緒に前記カウンタウエイトに取付ける構成としたことにある。
請求項5の発明は、前記少なくとも1個の処理機器には、前記車体に前記カウンタウエイトを取付けたときに当該カウンタウエイトに取付けられる第1の取付脚部と、該第1の取付脚部とは異なる位置に配置された第2の取付脚部とを設け、前記処理機器支持部材は、前記エンジンと前記カウンタウエイトとの間に前,後方向に延びて配置される支持腕部と、該支持腕部の前,後方向の一側に設けられ前記エンジンと前記車体とのうち前記一方の部材に固定される車体側固定部と、前記支持腕部の前,後方向の他側に設けられ前記少なくとも1個の処理機器の前記第2の取付脚部に固定される処理機器側固定部とを有し、前記車体から前記カウンタウエイトを取外すときには、前記少なくとも1個の処理機器の前記第1の取付脚部を前記カウンタウエイトから取外し、前記第2の取付脚部を前記処理機器支持部材の処理機器側固定部に取付ける構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、建設機械の稼働時に車体にカウンタウエイトを取付けた状態においては、排気ガス後処理装置を構成する処理機器のうち少なくとも1個の処理機器をカウンタウエイトに取付けることができる。一方、建設機械の輸送時等において車体からカウンタウエイトを取外すときには、カウンタウエイトに取付けられていた処理機器を、エンジンと車体とのうち一方の部材に設けた処理機器支持部材によって支持することができる。これにより、車体からカウンタウエイトを取外した状態においても、処理機器がエンジンの排気通路から離脱することがなく、排気ガス後処理装置を常時適正に機能させることができる。
この結果、例えば建設機械の輸送時において、車体からカウンタウエイトを取外した状態においても、エンジンを確実に作動させることにより、建設機械の車体を輸送車両の荷台まで自走させることができる。しかも、車体からカウンタウエイトを取外すときに、処理機器をエンジンの排気通路から離脱させる作業と、車体にカウンタウエイトを取付けるときに、処理機器をエンジンの排気通路内に組込む作業とを不要にできるので、建設機械を作業現場に輸送するときの作業性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、処理機器支持部材の車体側固定部をエンジンと車体とのうち一方の部材に取付けた状態で、処理機器支持部材のウエイト側固定部に処理機器を取付けることにより、カウンタウエイトに取付けられていた処理機器を、処理機器支持部材を介して前記一方の部材に取付けることができる。従って、車体からカウンタウエイトを取外す前段階で、カウンタウエイトから取外した処理機器を前記一方の部材に対して支持することができるので、処理機器をエンジンの排気通路内に組込んだまま、カウンタウエイトのみを車体から取外すことができる。
請求項3の発明によれば、車体にカウンタウエイトを取付け、このカウンタウエイトに処理機器を取付けることにより、処理機器支持部材によって処理機器を支持する必要がなくなった場合でも、カウンタウエイトの支持部材保管部に処理機器支持部材を保管しておくことができる。この結果、処理機器支持部材の紛失を確実に回避することができ、車体からカウンタウエイトを取外すときに、処理機器支持部材を用いて処理機器をエンジンと車体とのうち一方の部材に確実に取付けることができる。
請求項4の発明によれば、エンジンと車体とのうち一方の部材と処理機器支持部材の車体側固定部との間にスペーサを設けた場合には、処理機器支持部材の車体側固定部を前記一方の部材に一体的に取付けることができ、処理機器支持部材の車体側固定部と前記一方の部材との間からスペーサを取外した場合には、処理機器支持部材の車体側固定部を前記一方の部材から切離すことができる。
従って、処理機器支持部材の車体側固定部と前記一方の部材との間にスペーサを設けた状態で、処理機器支持部材のウエイト側固定部に処理機器を取付けることにより、当該処理機器を前記一方の部材に容易に取付けることができる。一方、処理機器支持部材の車体側固定部と前記一方の部材との間からスペーサを取外した状態で、処理機器支持部材のウエイト側固定部を処理機器と一緒にカウンタウエイトに取付けることにより、当該処理機器を前記一方の部材から容易に離脱させてカウンタウエイトに取付けることができる。
請求項5の発明によれば、車体にカウンタウエイトを取付けた状態では、処理機器の第1の取付脚部をカウンタウエイトに取付けることにより、当該処理機器をカウンタウエイトに取付けることができる。一方、車体からカウンタウエイトを取外すときには、処理機器の第1の取付脚部をカウンタウエイトに取付けたまま、処理機器の第2の取付脚部に処理機器支持部材の処理機器側固定部を取付けると共に、処理機器支持部材の車体側固定部を前記一方の部材に取付けることができる。
従って、車体からカウンタウエイトを取外すときに、処理機器を処理機器支持部材を介して前記一方の部材に取付ける作業を、当該処理機器の重量をカウンタウエイトによって支持した状態で行うことができる。この結果、車体からカウンタウエイトを取外すときに、処理機器支持部材を介して処理機器を前記一方の部材に取付ける作業と、車体にカウンタウエイトを取付けるときに、処理機器をカウンタウエイトに取付ける作業とを円滑にかつ安全に行うことができ、その作業性を高めることができる。
本発明の第1の実施の形態による油圧ショベルを示す側面図である。 旋回フレーム、カウンタウエイト、エンジン、排気ガス後処理装置等を示す平面図である。 図2中のエンジン、PM捕集フィルタ、NOx浄化器、処理機器支持ブラケット等を拡大して示す平面図である。 エンジン、PM捕集フィルタ、NOx浄化器等を図3中の矢示IV−IV方向からみた断面図である。 カウンタウエイトから取外したNOx浄化器を、処理機器支持ブラケットを用いてエンジンに取付ける状態を示す図4と同様な断面図である。 旋回フレームからカウンタウエイトを取外した状態を示す図3と同様な平面図である。 エンジン、PM捕集フィルタ、NOx浄化器、処理機器支持ブラケット等を図6中の矢示VII−VII方向からみた断面図である。 第2の実施の形態による処理機器支持ブラケット、NOx浄化器等を示す図4と同様な断面図である。 処理機器支持ブラケット、NOx浄化器等を、カウンタウエイトを取外した状態で示す断面図である。 第3の実施の形態による処理機器支持ブラケット、PM捕集フィルタ、NOx浄化器等を示す図3と同様な平面図である。 処理機器支持ブラケット、NOx浄化器等を図10中の矢示XI−XI方向からみた断面図である。 エンジンとNOx浄化器とに処理機器支持ブラケットを取付ける状態を示す断面図である。 処理機器支持ブラケットを介してエンジンにNOx浄化器を取付けた状態を示す断面図である。 NOx浄化器を処理機器支持ブラケットを介して旋回フレームに取付けた第1の変形例を示す図6と同様な断面図である。 PM捕集フィルタをカウンタウエイトに取付けた第2の変形例を示す図3と同様な平面図である。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図1ないし図7は本発明の第1の実施の形態を示している。本実施の形態では、排気ガス中の粒子状物質(PM)を捕集して除去するPM捕集フィルタと、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を尿素水溶液、選択還元触媒等を用いて浄化するNOx浄化器とによって構成された排気ガス後処理装置を備えた油圧ショベルを例示している。
図1において、1は建設機械の代表例としての油圧ショベルで、この油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とによって車体が構成されている。また、上部旋回体3の前部側には作業装置4が俯仰動可能に設けられ、該作業装置4を用いて土砂の掘削作業等を行うものである。そして、上部旋回体3は、後述の旋回フレーム5、キャブ6、エンジン9、排気ガス後処理装置21等により構成されている。
5は上部旋回体3のベースとなる旋回フレームを示し、該旋回フレーム5は、強固な支持構造体をなし、旋回装置を介して下部走行体2上に旋回可能に取付けられている。ここで、旋回フレーム5は、図2に示す如く、前,後方向に延びる厚肉な底板5Aと、該底板5A上に立設され、左,右方向に所定の間隔をもって前,後方向に延びた左縦板5B,右縦板5Cと、左縦板5Bから左方向に張出した複数本の左張出しビーム5Dと、右縦板5Cから右方向に張出した複数本の右張出しビーム5Eと、各左張出しビーム5Dの先端に固着され前,後方向に延びた左サイドフレーム5Fと、各右張出しビーム5Eの先端に固着され前,後方向に延びた右サイドフレーム5Gとにより大略構成されている。
そして、旋回フレーム5を構成する左,右の縦板5B,5Cの前端部には、作業装置4のフート部が俯仰動可能に取付けられ、左,右の縦板5B,5Cの後端部には、後述のカウンタウエイト7が取付けられている。また、図4に示すように、左,右の縦板5B,5Cのうちカウンタウエイト7よりも前側となる部位には、前,後方向で対面する複数のエンジン支持脚部5Hが一体に固着して設けられ、これら各エンジン支持脚部5Hには、後述のエンジン9が支持される構成となっている。
6は旋回フレーム5の左前部側に搭載されたキャブ(図1参照)で、該キャブ6は、オペレータの運転室を画成するものである。また、キャブ6の内部には、オペレータが着座する運転席、各種操作レバー(いずれも図示せず)等が配設されている。
7は旋回フレーム5の後端部に取付けられたカウンタウエイトを示し、該カウンタウエイト7は、作業装置4との重量バランスをとるものである。カウンタウエイト7は、図3ないし図6に示すように、後述のエンジン9と対面し左,右方向に延びる矩形状の垂直面となった前面7Aと、円弧状に湾曲しつつ左,右方向に延びる後面7Bと、上面7Cと、下面7Dとを有し、例えば鋳造手段を用いて一体形成されている。
ここで、カウンタウエイト7の下端側には、前面7Aと下面7Dとを後面7Bに向けて切欠くことにより、前面7Aと下面7Dとに開口した左側フレーム取付凹部7E,右側フレーム取付凹部7Fが凹設されている。そして、左,右のフレーム取付凹部7E,7Fを、旋回フレーム5の左,右の縦板5B,5Cの後端部にボルト等を用いて取付けることにより、旋回フレーム5の後端部にカウンタウエイト7が着脱可能に取付けられる構成となっている。
そして、油圧ショベル1をトレーラ等に積載して作業現場に輸送するときには、カウンタウエイト7は、旋回フレーム5から取外すことにより、下部走行体2と上部旋回体3とにより構成される油圧ショベル1の車体とは個別に作業現場まで輸送され、作業現場において再び旋回フレーム5に取付けられる構成となっている。
8はカウンタウエイト7の上面7C側に設けられた凹窪部で、該凹窪部8は、後述のNOx浄化器23を収容するものである。ここで、凹窪部8は、カウンタウエイト7の前面7Aと上面7Cとを切欠くことにより、底面8A、後面8B、左側面8Cおよび右側面8Dによって囲まれた左,右方向に延びる直方体状の凹部として形成され、カウンタウエイト7の前面7Aと上面7Cとに開口している。
一方、底面8Aの左,右方向の中央部には、後述のNOx浄化器23を固定するための4個の中央雌ねじ穴8Eが螺設されている。また、底面8Aと左側面8Cとが交わる左角隅部の近傍部位には、後述の処理機器支持ブラケット26を固定するための2個の左側雌ねじ穴8Fが螺設され、底面8Aと右側面8Dとが交わる右角隅部の近傍部位には、後述の処理機器支持ブラケット26を固定するための2個の右側雌ねじ穴8Gが螺設されている。従って、本実施の形態では、凹窪部8のうち左側雌ねじ穴8Fと右側雌ねじ穴8Gとが、カウンタウエイト7の支持部材保管部を構成している。
9はカウンタウエイト7の前側に位置して旋回フレーム5の後部側に搭載されたエンジンを示し、このエンジン9は、例えばディーゼルエンジンによって構成されている。ここで、エンジン9は、図4等に示すように、旋回フレーム5の後部側に設けられたエンジン支持脚部5Hに、防振マウント部材10を介して弾性的に支持され、全体として左,右方向に延びる横置き状態に配置されている。
そして、エンジン9は後述の油圧ポンプ11を駆動するもので、エンジン9から排出される排気ガスは、排気ガス通路の一部を構成する排気管9Aを通じて後述の排気ガス後処理装置21に導入される構成となっている。また、エンジン9の左側には、当該エンジン9によって回転する冷却ファン9Bが設けられ、エンジン9のうちカウンタウエイト7と対面する部位には、後述の処理機器支持ブラケット26を固定するためのブラケット固定面9Cが設けられ、該ブラケット固定面9Cには、上,下に間隔をもって2個の雌ねじ穴9Dが螺設されている。
11はエンジン9の右側に取付けられた油圧ポンプで、該油圧ポンプ11は、エンジン9によって駆動されることにより、油圧ショベル1に搭載された各種油圧アクチュエータに向けて作動用の圧油を吐出するものである。ここで、油圧ポンプ11は、図4等に示すように、エンジン9にボルト止めされるフランジ部11Aを有し、このフランジ部11Aには、後述の支持台18が取付けられる構成となっている。
12はエンジン9の冷却ファン9Bと対面して配置された熱交換器で、該熱交換器12は、例えばラジエータ、オイルクーラ、インタクーラ等により構成されている。ここで、熱交換器12は、エンジン9の作動時に冷却ファン9Bによって発生する冷却風中に冷媒の熱を放出することにより、エンジン冷却水、作動油、過給空気を冷却するものである。
13は油圧ポンプ11の前側に位置して旋回フレーム5の右側に搭載された作動油タンクで、この作動油タンク13は、油圧ショベル1に搭載された各種油圧アクチュエータに供給される作動油を貯えるものである。また、14は作動油タンク13の前側に配置された燃料タンクで、この燃料タンク14は、エンジン9に供給される燃料を貯えるものである。
15はキャブ6とカウンタウエイト7との間に位置して旋回フレーム5上に設けられた建屋カバーで、該建屋カバー15は、旋回フレーム5の左,右のサイドフレーム5F,5G上を前,後方向に延びる左,右の側面板15Aと、これら左,右の側面板15Aの上端部間を水平方向に延びる上面板15Bとにより大略構成され、建屋カバー15の後部側はカウンタウエイト7によって閉塞されている。
これにより、建屋カバー15内には、カウンタウエイト7よりも前側に位置してエンジン室16が画成され、該エンジン室16内には、エンジン9、油圧ポンプ11、熱交換器12、後述のPM捕集フィルタ22等が収容されている。この場合、建屋カバー15の上面板15Bには、エンジン室16に開口する開口部(図示せず)が形成され、この開口部を通じてエンジン9、PM捕集フィルタ22等に対する点検作業を行うことができる構成となっている。
17は建屋カバー15の上面板15B上に設けられたエンジンカバーで、該エンジンカバー17は、下端部が開口した四角形の蓋状に形成され、例えば建屋カバー15の上面板15Bにヒンジ部材を介して支持されている。そして、エンジンカバー17は、建屋カバー15の上面板15Bに設けられた開口部と、カウンタウエイト7に設けられた凹窪部8とを開,閉可能に覆うものである。
18はエンジン9の右側に位置して油圧ポンプ11の上側に設けられた支持台を示し、該支持台18は、図4等に示すように、油圧ポンプ11のフランジ部11Aと一緒にエンジン9に取付けられている。そして、支持台18の上面側には、後述のPM捕集フィルタ22が支持される構成となっている。
次に、エンジン9から排出される排気ガスを浄化処理するための排気ガス後処理装置について説明する。
21はエンジン9の排気管9Aに接続された排気ガス後処理装置を示している。この排気ガス後処理装置21は、排気管9Aと共に排気ガス通路を構成し、エンジン9から排出される排気ガス中の有害物質を除去するものである。ここで、本実施の形態に適用される排気ガス後処理装置21は、支持台18上に取付けられた後述のPM捕集フィルタ22と、カウンタウエイト7の凹窪部8に取付けられた後述のNOx浄化器23との2個の処理機器を、振動吸収管25を介して直列に接続することによって構成されている。
22は排気ガス後処理装置21を構成する2個の処理機器のうちの一方であるPM捕集フィルタを示している。このPM捕集フィルタ22は、円筒状の筒状ケース22Aと、この筒状ケース22A内に設けられたフィルタ本体(図示せず)とにより大略構成され、筒状ケース22A内に導入された排気ガス中の粒子状物質(PM:Particulate Matter)を捕集するものである。
ここで、PM捕集フィルタ22の筒状ケース22Aは、軸中心線が前,後方向に延びた状態で支持台18上に取付けられ、エンジン9、油圧ポンプ11等と共に、建屋カバー15内に収容されている。また、筒状ケース22Aの前端部外周側には、エンジン9の排気管9Aに接続される流入管22Bが設けられている。一方、筒状ケース22Aの後端部には、カウンタウエイト7に向けて後方に突出する流出管22Cが設けられ、この流出管22Cは、後述するNOx浄化器23の流入管23Cに接続されている。
そして、PM捕集フィルタ22は、流入管22Bを通じて筒状ケース22A内に導入された排気ガスに含まれる粒子状物質をフィルタ本体によって捕集し、捕集した粒子状物質を燃焼させて除去するものである。従って、エンジン9の排気管9Aに排出された排気ガスは、PM捕集フィルタ22によって粒子状物質が除去された状態で、流出管22Cを通じて後述のNOx浄化器23に供給されるようになっている。
23は排気ガス後処理装置21を構成する2個の処理機器のうちの他方であるNOx浄化器を示している。このNOx浄化器23は、円筒状の筒状ケース23Aと、この筒状ケース23A内に設けられた選択還元触媒(図示せず)とにより大略構成されている。そして、筒状ケース23Aに接続された後述の流入管23Cには尿素水噴射弁(図示せず)が設けられ、この尿素水噴射弁は、流入管23Cを通じて筒状ケース23A内に導入される排気ガスに向けて尿素水溶液を噴射する。これにより、選択還元触媒は、筒状ケース23A内に導入された排気ガスに含まれる窒素酸化物を、尿素水溶液から生成されたアンモニアにより選択的に還元反応させ、窒素と水に分解するものである。
一方、NOx浄化器23の筒状ケース23Aは、軸中心線が左,右方向に延びた状態でカウンタウエイト7の凹窪部8内に配置されている。この場合、筒状ケース23Aの下面側には取付脚部23Bが設けられ、該取付脚部23Bに挿通された複数のボルト24を凹窪部8の底面8Aに螺設された中央雌ねじ穴8Eに螺合することにより、凹窪部8の底面8A上にNOx浄化器23が固定されている。
そして、筒状ケース23Aの右端部には、PM捕集フィルタ22に向けてL字状に屈曲した流入管23Cが設けられ、該流入管23Cは、振動吸収管25を介してPM捕集フィルタ22の筒状ケース22Aに設けられた流出管22Cに接続されている。また、筒状ケース23Aの左端側上面には上,下方向に延びる流出管23Dが立設され、NOx浄化器23内で浄化された排気ガスは、流出管23Dを通じて外部に排出される。
なお、振動吸収管25は、可撓性を有する蛇腹状のパイプ体からなり、支持台18を介してエンジン9に取付けられたPM捕集フィルタ22に伝わる振動と、カウンタウエイト7の凹窪部8に取付けられたNOx浄化器23に伝わる振動との違いを吸収しつつ、PM捕集フィルタ22の流出管22CとNOx浄化器23の流入管23Cとの間を接続するものである。また、図4に示すように、エンジン9に取付けられたPM捕集フィルタ22と、カウンタウエイト7の凹窪部8に取付けられたNOx浄化器23とは、エンジンカバー17によって開,閉可能に覆われ、NOx浄化器23の流出管23Dは、エンジンカバー17を閉じたときに、当該エンジンカバー17の上方に突出する構成となっている。
このように、本実施の形態で例示した排気ガス後処理装置21は、エンジン9の排気ガス通路の途中に設けられたPM捕集フィルタ22とNOx浄化器23とにより構成され、PM捕集フィルタ22はエンジン支持台18を介してエンジン9に取付けられ、NOx浄化器23はカウンタウエイト7の凹窪部8に取付けられている。
そして、エンジン9の作動時に排出された排気ガスが、排気管9Aから流入管22Bを通じてPM捕集フィルタ22に導入されると、PM捕集フィルタ22は排気ガス中の粒子状物質を捕集して除去する。そして、粒子状物質が除去された排気ガスが、流出管22C及び流入管23Cを通じてNOx浄化器23に導入されると、NOx浄化器23は、排気ガスに含まれる窒素酸化物を窒素と水に分解して浄化した後、流出管23Dを通じて外部に排出する構成となっている。
この場合、排気ガス後処理装置21は、エンジン9の排気ガス通路内にPM捕集フィルタ22とNOx浄化器23とが組込まれた状態において適正に機能するものであるため、エンジン9の排気ガス通路からPM捕集フィルタ22またはNOx浄化器23が離脱した場合には、例えばエンジン9の始動を許可しない、あるいは警告音を発するといった安全装置が設定されている。
次に、26は本実施の形態に用いられる処理機器支持部材としての2個の処理機器支持ブラケットを示し、該各処理機器支持ブラケット26は、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外したときに、カウンタウエイト7の凹窪部8に取付けられていたNOx浄化器23を、カウンタウエイト7に代えてエンジン9側で支持するものである。
ここで、各処理機器支持ブラケット26は、図5に示すように、L字型に屈曲した厚肉な板体により構成され、エンジン9のブラケット固定面9Cに固定される短尺な車体側固定部26Aと、カウンタウエイト7側(後方)へと延びる長尺なウエイト側固定部26Bとを有している。車体側固定部26Aには、エンジン9の各雌ねじ穴9Dに対応する2個のボルト挿通孔26A1が穿設され、ウエイト側固定部26Bには、NOx浄化器23の取付脚部23Bに対応する2個の雌ねじ孔26B1が螺設されている。
そして、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外すときには、図5に示すように、処理機器支持ブラケット26のボルト挿通孔26A1に挿通したボルト27をエンジン9の雌ねじ穴9Dに螺合することにより、処理機器支持ブラケット26の車体側固定部26Aをエンジン9のブラケット固定面9Cに取付けると共に、カウンタウエイト7から取外したNOx浄化器23の取付脚部23Bに挿通されたボルト24を、処理機器支持ブラケット26の雌ねじ孔26B1に螺合することにより、処理機器支持ブラケット26のウエイト側固定部26BにNOx浄化器23を取付ける。これにより、カウンタウエイト7を取外したときには、NOx浄化器23は、処理機器支持ブラケット26を介してエンジン9に支持されることにより、PM捕集フィルタ22と共にエンジン9の排気ガス通路内に組込まれる構成となっている。
一方、旋回フレーム5にカウンタウエイト7を取付けたときには、図4に示すように、NOx浄化器23は、ボルト24を用いてカウンタウエイト7の凹窪部8に取付けられることにより、PM捕集フィルタ22と共にエンジン9の排気ガス通路内に組込まれるので、処理機器支持ブラケット26は不要となる。この場合には、エンジン9から各処理機器支持ブラケット26を取外した後、各処理機器支持ブラケット26のボルト挿通孔26A1に挿通したボルト27を、カウンタウエイト7の凹窪部8に設けた左,右の雌ねじ穴8F,8Gに螺合することにより、図3および図4に示すように、凹窪部8の左,右の側面8C,8Dの近傍に各処理機器支持ブラケット26を保持する構成となっている。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、この油圧ショベル1は、作業現場内を下部走行体2によって自走し、上部旋回体3を旋回させつつ作業装置4を用いて掘削作業等を行う。
ここで、油圧ショベル1の旋回フレーム5にカウンタウエイト7が取付けられているときには、図3および図4に示すように、PM捕集フィルタ22は支持台18を介してエンジン9に取付けられ、NOx浄化器23は、ボルト24を用いてカウンタウエイト7の凹窪部8に取付けられている。また、エンジン9の排気管9AはPM捕集フィルタ22の流入管22Bに接続され、PM捕集フィルタ22の流出管22Cは、振動吸収管25を介してNOx浄化器23の流入管23Cに接続されている。このとき、2個の処理機器支持ブラケット26は、ボルト挿通孔26A1に挿通したボルト27を、カウンタウエイト7の凹窪部8に設けた左,右の雌ねじ穴8F,8Gに螺合することにより、凹窪部8の左,右の側面8C,8Dの近傍に保管されている。これにより、各処理機器支持ブラケット26の紛失を確実に防止することができる。
この状態で、油圧ショベル1の稼働時にエンジン9の排気管9Aに排出された排気ガスは、流入管22Bを通じてPM捕集フィルタ22に導入され、該PM捕集フィルタ22内で粒子状物質が除去された後、流出管22C及び流入管23Cを通じてNOx浄化器23に導入され、NOx浄化器23内で窒素酸化物が窒素と水に分解される。このようにして、エンジン9から排出された排気ガスは、PM捕集フィルタ22とNOx浄化器23からなる排気ガス後処理装置21によって浄化された後、NOx浄化器23の流出管23Dを通じて外部に排出される。
次に、例えば油圧ショベル1を作業現場に輸送するときに、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外す場合には、例えば図5に示すように、カウンタウエイト7(凹窪部8)にNOx浄化器23を取付けるボルト24を抜取った後、NOx浄化器23の筒状ケース23Aにロープ28を掛回し、このロープ28をクレーン29を用いて吊上げた状態で、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外す。
一方、カウンタウエイト7に保管されている2個の処理機器支持ブラケット26を取外し、これら各処理機器支持ブラケット26のボルト挿通孔26A1に挿通したボルト27をエンジン9の雌ねじ穴9Dに螺合することにより、処理機器支持ブラケット26の車体側固定部26Aをエンジン9のブラケット固定面9Cに取付ける。
次に、PM捕集フィルタ22の流出管22CとNOx浄化器23の流入管23Cとの間を振動吸収管25を介して接続したまま、各処理機器支持ブラケット26のウエイト側固定部26B上にNOx浄化器23を移動させ、NOx浄化器23の取付脚部23Bに挿通したボルト24を処理機器支持ブラケット26の雌ねじ孔26B1に螺合する。これにより、図6および図7に示すように、処理機器支持ブラケット26のウエイト側固定部26B上にNOx浄化器23を取付けることができ、NOx浄化器23を処理機器支持ブラケット26を介してエンジン9によって支持することができる。
このようにして、カウンタウエイト7に取付けられていたNOx浄化器23を、処理機器支持ブラケット26を用いてエンジン9に取付けることにより、カウンタウエイト7を取外した状態においても、NOx浄化器23をPM捕集フィルタ22と共にエンジン9の排気ガス通路内に組込んでおくことができる。
この結果、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外した場合でも、排気ガス後処理装置21が適正に機能する状態を維持することができ、エンジン9の始動が禁止されたり、警告音が発せられることがない。
従って、カウンタウエイト7を取外した状態でも、エンジン9を作動させることにより、トレーラ等の輸送車両の荷台まで油圧ショベル1を自走させることができるので、油圧ショベル1を積載するときの作業性を高めることができる。また、作業現場に到着した輸送車両の荷台から油圧ショベル1を降ろすときにも、エンジン9を作動させて油圧ショベル1を自走させることができ、その作業性を高めることができる。
次に、作業現場において、油圧ショベル1の旋回フレーム5にカウンタウエイト7を取付けるときには、例えば図5に示すように、NOx浄化器23をロープ28とクレーン29を用いて吊上げた状態で、各処理機器支持ブラケット26のウエイト側固定部26BからNOx浄化器23を取外すと共に、これら各処理機器支持ブラケット26を、エンジン9のブラケット固定面9Cから取外す。
この状態で、旋回フレーム5の左,右の縦板5B,5Cの後端部に、カウンタウエイト7の左,右のフレーム取付凹部7E,7Fをボルト等を用いて締結することにより、旋回フレーム5にカウンタウエイト7を取付ける。これにより、NOx浄化器23の取付脚部23Bが、カウンタウエイト7に設けた凹窪部8の底面8A上に配置され、これら取付脚部23Bに挿通したボルト24を、凹窪部8の中央雌ねじ穴8Eに螺合することにより、図3および図4に示すように、カウンタウエイト7の凹窪部8にNOx浄化器23を取付けることができる。
かくして、本実施の形態によれば、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外すときに、エンジン9に取付けた処理機器支持ブラケット26によってNOx浄化器23を支持することができる。このため、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外した場合でも、PM捕集フィルタ22にNOx浄化器23を接続しておくことができ、排気ガス後処理装置21を常時適正に機能させることができる。
この結果、例えば油圧ショベル1の輸送時において、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外した状態においても、エンジン9を確実に作動させることにより、油圧ショベル1の車体を輸送車両の荷台まで自走させることができ、油圧ショベル1の車体を輸送車両に積載するときの作業性を高めることができる。
しかも、カウンタウエイト7に取付けられたNOx浄化器23を各処理機器支持ブラケット26に取付け換える作業と、各処理機器支持ブラケット26に取付けられたNOx浄化器23をカウンタウエイト7に取付け換える作業とを、PM捕集フィルタ22の流出管22CとNOx浄化器23の流入管23Cとの間を振動吸収管25を介して接続したまま行うことができる。従って、旋回フレーム5に対してカウンタウエイト7を取付け、取外しするときに、PM捕集フィルタ22に対してNOx浄化器23を取付け、取外しする作業を不要にできるので、油圧ショベル1を作業現場に輸送するときの作業性を高めることができる。
次に、図8および図9は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、処理機器支持ブラケットの車体側固定部とエンジンとの間に、スペーサを着脱可能に設けたことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、31は旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外したときにNOx浄化器23をエンジン9に取付ける2個の処理機器支持ブラケットで、該各処理機器支持ブラケット31は、第1の実施の形態に用いた処理機器支持ブラケット26に代えて本実施の形態に用いたものである。ここで、処理機器支持ブラケット31は、L字型に屈曲した厚肉な板体からなり、車体側固定部31Aとウエイト側固定部31Bとを有している。そして、車体側固定部31Aには、エンジン9の各雌ねじ穴9Dに対応する2個のボルト挿通孔31A1が穿設され、ウエイト側固定部31Bには、NOx浄化器23の取付脚部23Bに対応する2個のボルト挿通孔31B1が穿設されている。
ここで、各処理機器支持ブラケット31のウエイト側固定部31Bは、カウンタウエイト7に設けられた凹窪部8の底面8AとNOx浄化器23の取付脚部23Bとの間に配置され、NOx浄化器23の取付脚部23Bと、処理機器支持ブラケット31のボルト挿通孔31B1とに挿通したボルト24が、凹窪部8の中央雌ねじ穴8Eに螺合している。これにより、各処理機器支持ブラケット31のウエイト側固定部31Bは、旋回フレーム5にカウンタウエイト7を取付けた状態では、NOx浄化器23と一緒にカウンタウエイト7の凹窪部8に固定(共締め)されている。この状態で、エンジン9のブラケット固定面9Cと各処理機器支持ブラケット31の車体側固定部31Aとの間には、一定の隙間32が形成されている。
33はスペーサを示し、該スペーサ33は、処理機器支持ブラケット31の車体側固定部31Aとエンジン9のブラケット固定面9Cとの間に着脱可能に取付けられるものである。ここで、スペーサ33は、エンジン9のブラケット固定面9Cと処理機器支持ブラケット31の車体側固定部31Aとの間の隙間32と等しい前,後方向の幅寸法を有し、上,下方向に延びる直方体のブロック状に形成されている。また、スペーサ33には、処理機器支持ブラケット31の車体側固定部31Aに穿設されたボルト挿通孔31A1に対応する2個のボルト挿通孔33Aが穿設されている。
そして、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外すときには、エンジン9のブラケット固定面9Cと処理機器支持ブラケット31の車体側固定部31Aとの間の隙間32内にスペーサ33を配置し、処理機器支持ブラケット31のボルト挿通孔31A1と、スペーサ33のボルト挿通孔33Aとにボルト27を挿通し、このボルト27をエンジン9の雌ねじ孔9Dに螺合することにより、各処理機器支持ブラケット31の車体側固定部31Aを、スペーサ33を介してエンジン9のブラケット固定面9Cに取付ける構成となっている。
本実施の形態による油圧ショベルは上述の如き処理機器支持ブラケット31とスペーサ33とを有するもので、図8に示すように、旋回フレーム5にカウンタウエイト7を取付けるときには、各処理機器支持ブラケット31のウエイト側固定部31Bを、NOx浄化器23と一緒にカウンタウエイト7の凹窪部8に共締めする。これにより、エンジン9のブラケット固定面9Cと各処理機器支持ブラケット31の車体側固定部31Aとの間に隙間32を確保した状態で、NOx浄化器23をカウンタウエイト7の凹窪部8に取付けることができる。
一方、図9に示すように、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外すときには、エンジン9のブラケット固定面9Cと処理機器支持ブラケット31の車体側固定部31Aとの間の隙間32内にスペーサ33を配置した状態で、ボルト27を用いて処理機器支持ブラケット31の車体側固定部31Aをエンジン9のブラケット固定面9Cに固定する。その後、処理機器支持ブラケット31のウエイト側固定部31Bをカウンタウエイト7の凹窪部8に固定するボルト24を、凹窪部8の中央雌ねじ穴8Eから抜取り、処理機器支持ブラケット31のウエイト側固定部31Bの下面側に突出したボルト24の先端側にナット34を螺合する。
これにより、各処理機器支持ブラケット31の車体側固定部31Aを、スペーサ33を介してエンジン9のブラケット固定面9Cに取付けると共に、各処理機器支持ブラケット31のウエイト側固定部31Bに、NOx浄化器23を取付けることができ、エンジン9に対し、各処理機器支持ブラケット31を用いてNOx浄化器23を支持することができる。
しかも、本実施の形態においては、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外すときには、スペーサ33を介して各処理機器支持ブラケット31の車体側固定部31Aをエンジン9に取付けることにより、NOx浄化器23を各処理機器支持ブラケット31によって支持した状態で、当該NOx浄化器23をカウンタウエイト7から取外すことができる。これにより、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外すときに、NOx浄化器23の重量を各処理機器支持ブラケット31によって支えることができるので、例えばクレーン等を用いてNOx浄化器23を吊上げる作業を不要にでき、旋回フレーム5に対してカウンタウエイト7を取付け、取外しするときの作業性を高めることができる。
次に、図10ないし図13は本発明の第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、処理機器にカウンタウエイトに取付けられる第1の取付脚部と、該第1の取付脚部とは異なる位置に配置された第2の取付脚部とを設けたことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、41は本実施の形態によるNOx浄化器を示し、このNOx浄化器41は、上述した第1の実施の形態によるNOx浄化器23と同様に、円筒状の筒状ケース41Aと、この筒状ケース41A内に設けられた尿素水噴射弁、選択還元触媒(いずれも図示せず)とにより大略構成されている。また、筒状ケース41Aの右端部には、振動吸収管25を介してPM捕集フィルタ22流出管22Cに接続される流入管41Bが設けられ、筒状ケース41Aの左端側上面には、NOx浄化器41内で浄化された排気ガスを排出する流出管41Cが立設されている。
ここで、筒状ケース41Aの下面側には第1の取付脚部41Dが設けられ、該第1の取付脚部41Dに挿通されたボルト24を、カウンタウエイト7の凹窪部8に螺合することにより、凹窪部8の底面8A上にNOx浄化器41が固定されている。一方、筒状ケース41Aの上面側には第2の取付脚部41Eが設けられ、該第2の取付脚部41Eは、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外すときに、後述する処理機器支持ブラケット42に取付けられるものである。
42は旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外したときにNOx浄化器41をエンジン9に取付ける2個の処理機器支持ブラケットで、該各処理機器支持ブラケット42は、エンジン9とカウンタウエイト7との間に前,後方向に延びて配置される細長い平板状の支持腕部42Aと、該支持腕部42Aの前,後方向の一側(前端側)に設けられた車体側固定部42Bと、支持腕部42Aの前,後方向の他側(後端側)に設けられた処理機器側固定部としての2個の雌ねじ孔42Cとにより構成されている(図12参照)。
この場合、処理機器支持ブラケット42の車体側固定部42Bは、逆U字型に屈曲した一対の枠体からなり、この車体側固定部42Bの上端部は支持腕部42Aの前端側に固定され、車体側固定部42Bの下端部は、ボルト43を用いてエンジン9の上面側に取付けられる構成となっている。また、処理機器支持ブラケット42の後端側に設けられた雌ねじ孔42Cは、NOx浄化器41の第2の取付脚部41Eに対応する位置に設けられ、この第2の取付脚部41Eに挿通したボルト44を雌ねじ孔42Cに螺合することにより、処理機器支持ブラケット42の後端側に、NOx浄化器41が取付けられる構成となっている。
本実施の形態による油圧ショベルは上述の如きNOx浄化器41と処理機器支持ブラケット42とを有するもので、図12に示すように、旋回フレーム5にカウンタウエイト7を取付けるときには、NOx浄化器41の第1の取付脚部41Dを、カウンタウエイト7に設けた凹窪部8の底面8A上にボルト24を用いて取付けることができる。
一方、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外すときには、図12に示すように、処理機器支持ブラケット42を構成する車体側固定部42Bの下端部を、ボルト43を用いてエンジン9の上面側に固定すると共に、NOx浄化器41の第2の取付脚部41Eに挿通したボルト44を、処理機器支持ブラケット42の支持腕部42Aに螺設した雌ねじ孔に螺合する。これにより、NOx浄化器41の第2の取付脚部41Eを、処理機器支持ブラケット42を介してエンジン9に取付けることができる。
この状態で、NOx浄化器41の第1の取付脚部41Dからボルト24を抜取り、カウンタウエイト7の凹窪部8からNOx浄化器41を切離した状態で、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外す。これにより、NOx浄化器41を、エンジン9に対し処理機器支持ブラケット42を介して支持することができる。
このように、本実施の形態においては、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外すときに、予めNOx浄化器41の第2の取付脚部41Eを、各処理機器支持ブラケット42を介してエンジン9に取付けることができる。この結果、NOx浄化器41の重量を各処理機器支持ブラケット42によって確実に支えた状態で、NOx浄化器41をカウンタウエイト7から取外すことができるので、旋回フレーム5に対してカウンタウエイト7を取付け、取外しするときの作業性を一層高めることができる。
なお、上述した第1の実施の形態では、エンジン9のうちカウンタウエイト7と対面する部位にブラケット固定面9Cを設け、このブラケット固定面9Cに処理機器支持ブラケット26の車体側固定部26Aを取付ける場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば図14に示す第1の変形例のように、処理機器支持ブラケット26′の車体側固定部26A′を、旋回フレーム5のエンジン支持脚部5Hに取付ける構成としてもよい。このことは、第2,第3の実施の形態についても同様である。
また、上述した第1の実施の形態では、PM捕集フィルタ22とNOx浄化器23との2個の処理機器を直列に接続して構成された排気ガス後処理装置21を例に挙げて説明している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばPM捕集フィルタ22とNOx浄化器23とのうちいずれか一方からなる1個の処理機器によって構成された排気ガス後処理装置にも適用することができる。
即ち、例えば図15に示す第2の変形例のように、PM捕集フィルタ22のみをカウンタウエイト7の凹窪部8に取付け、旋回フレーム5からカウンタウエイト7を取外すときには、処理機器支持ブラケット26をエンジン9に取付け、この処理機器支持ブラケット26を介してPM捕集フィルタ22をエンジン9に対して支持する構成としてもよい。このことは、第2,第3の実施の形態についても同様である。
また、PM捕集フィルタ22と、NOx浄化器23と、酸化触媒等の他の処理機器との3個以上の処理機器を接続して構成された排気ガス後処理装置にも適用することができる。この場合には、例えばエンジン9にPM捕集フィルタ22を取付け、カウンタウエイト7にNOx浄化器23と酸化触媒等の他の処理機器とを取付けることができる。
さらに、上述した各実施の形態では、排気ガス後処理装置21を油圧ショベル1に搭載した場合を例示したが、本発明はこれに限らず、例えばホイールローダ、油圧クレーン等のエンジンを搭載した他の建設機械に広く適用することができる。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
4 作業装置
7 カウンタウエイト
9 エンジン
9A 排気管
21 排気ガス後処理装置
22 PM捕集フィルタ(処理機器)
23,41 NOx浄化器(処理機器)
26,31,42,26′ 処理機器支持ブラケット(処理機器支持部材)
26A,31A,26A′ 車体側固定部
26B,31B ウエイト側固定部
32 隙間
33 スペーサ
41D 第1の取付脚部
41E 第2の取付脚部
42A 支持腕部
42B 車体側固定部
42C 雌ねじ孔(処理機器側固定部)

Claims (5)

  1. 自走可能な車体と、該車体の前部側に設けられた作業装置と、該作業装置との重量バランスをとるため前記車体の後部側に着脱可能に設けられたカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に位置して前記車体に搭載されたエンジンと、該エンジンの排気ガス通路の途中に設けられ排気ガスを浄化処理するため1個の処理機器を用いてまたは複数個の処理機器を接続することにより構成された排気ガス後処理装置とを備えてなる建設機械において、
    前記排気ガス後処理装置を構成する少なくとも1個の処理機器は、前記カウンタウエイトを前記車体に取付けたときには当該カウンタウエイトに固定する構成とし、
    前記エンジンと前記車体とのうちの一方の部材には、前記車体から前記カウンタウエイトを取外したときに前記少なくとも1個の処理機器を支持する処理機器支持部材を設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記処理機器支持部材は、前記エンジンと前記車体とのうち一方の部材に固定される車体側固定部と、該車体側固定部から前記カウンタウエイトに向けて延びるウエイト側固定部とを有し、
    前記車体から前記カウンタウエイトを取外すときには、前記処理機器支持部材の車体側固定部を前記一方の部材に取付け、前記処理機器支持部材のウエイト側固定部に前記少なくとも1個の処理機器を取付ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記カウンタウエイトには、前記車体に前記カウンタウエイトを取付けたときに前記エンジンと前記車体とのうち一方の部材から取外した前記処理機器支持部材を保管する支持部材保管部を設ける構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前記エンジンと前記車体とのうち一方の部材と前記処理機器支持部材の車体側固定部との間には、これら両者間に着脱可能に取付けられるスペーサを設け、
    前記車体から前記カウンタウエイトを取外すときには、前記処理機器支持部材の車体側固定部を前記スペーサを介して前記一方の部材に取付けると共に、前記処理機器支持部材のウエイト側固定部に前記少なくとも1個の処理機器を取付ける構成とし、
    前記車体に前記カウンタウエイトを取付けるときには、前記スペーサを取外すことにより前記処理機器支持部材の車体側固定部と前記一方の部材との間に隙間を形成し、前記処理機器支持部材のウエイト側固定部を前記少なくとも1個の処理機器と一緒に前記カウンタウエイトに取付ける構成としてなる請求項2に記載の建設機械。
  5. 前記少なくとも1個の処理機器には、前記車体に前記カウンタウエイトを取付けたときに当該カウンタウエイトに取付けられる第1の取付脚部と、該第1の取付脚部とは異なる位置に配置された第2の取付脚部とを設け、
    前記処理機器支持部材は、前記エンジンと前記カウンタウエイトとの間に前,後方向に延びて配置される支持腕部と、該支持腕部の前,後方向の一側に設けられ前記エンジンと前記車体とのうち前記一方の部材に固定される車体側固定部と、前記支持腕部の前,後方向の他側に設けられ前記少なくとも1個の処理機器の前記第2の取付脚部に固定される処理機器側固定部とを有し、
    前記車体から前記カウンタウエイトを取外すときには、前記少なくとも1個の処理機器の前記第1の取付脚部を前記カウンタウエイトから取外し、前記第2の取付脚部を前記処理機器支持部材の処理機器側固定部に取付ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
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