JP5489732B2 - 折畳みテーブル - Google Patents

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Description

本発明は、天板が水平となる水平姿勢と天板が起立する起立姿勢とに変更自在な折畳みテーブルに関する。
例えば会議室等において使用するテーブルとして、天板が水平となる水平姿勢と天板が起立する起立姿勢とに変更自在な折畳みテーブルがある(特許文献1等)。図15に示すごとく、かかる折畳みテーブル9は、天板5を水平な水平姿勢Hにして使用される一方、使用しないときには、図16に示すごとく、天板5を跳ね上げて起立させた起立姿勢Sにする。この起立姿勢Sとすることにより、保管時における保管スペースを縮小することができる。特に、複数の折畳みテーブル9を保管する際には、これらを水平方向に重ねて保管することにより、その保管スペースを大幅に縮小することができる。
このような折畳みテーブル9は、複数の脚部61からなる土台部6に対して天板5が回動自在となっている一方で、水平姿勢Hと起立姿勢Sとのそれぞれにおいて、土台部6と天板5とが互いにロックされるよう構成されている。
特許文献1に記載の折畳みテーブル9は、図17〜図19に示すごとく、土台部6が天板5と連結する部分に、土台部6に固定された連結部材92を有し、天板5には連結部材92に係合するストッパー部材94が回動可能に設けてある。そして、連結部材92には複数の係合凹部921、922、923が形成されており、そのうちの一つの係合凹部921がストッパー部材94に設けたロックピン93に係合したとき、図15、図18に示すごとく、折畳みテーブル9は水平姿勢Hにロックされ、他の一つの係合凹部923がロックピン93に係合したとき、図16に示すごとく、折畳みテーブル9は起立姿勢Sにロックされる。
そして、上記連結部材92には、水平姿勢Hにおいて天板5の裏面に当接して天板5を支承する当接受部924が形成されている。これにより、水平姿勢Hにおいては、天板5を連結部材92によって支えている。
特開2009−148367号公報
天板5には、天板5の自重のみならず、天板5への載置物の重量や使用者の体重の一部が荷重として作用することもあり、天板5の耐荷重はより大きいことが好ましい。ところが、特許文献1に記載の折畳みテーブル9は、上述のように水平姿勢Hにおいて天板5を支える連結部材92が、図19に示すごとく、脚部61に固定された一枚の板状体によって構成されている。
そのため、連結部材92を構成する板状体の強度を充分に大きくしないと、天板5への荷重に対して充分な強度を得ることが困難となるおそれがある。その結果、板状体の厚みを厚くしたり、強度の高い材料を用いたりする必要があり、折畳みテーブル9の製造コストの上昇を招くおそれがある。
また、水平姿勢Hや起立姿勢Sにおいて、ストッパー部材94によってこれらの姿勢をロックしたとき、このロック状態は、ストッパー部材94に設けたロックピン93と連結部材92との係合と、連結部材92と天板5の裏面との当接とによって実現するものである。しかし、ロックピン93と連結部材92との係合も、連結部材92と天板5の裏面との当接も、それぞれ一点ずつ存在するだけである。すなわち、ロック状態は、2点支持によって実現されることとなるため、仮にストッパー部材94を1個とすると、水平姿勢Hや起立姿勢Sが不安定となるおそれがある。それゆえ、図17に示すごとく、左右二か所にストッパー部材94を配置して、左右の両方でロックできるようにする必要がある。そのため、部品点数が増えてしまう。
さらに、操作性を考えれば、特に長尺の折畳みテーブル9においては、二つのストッパー部材94を連動させる必要があるため、図17に示すごとく、両者を連結する連動シャフト95を設ける必要がある。ところが、折畳みテーブル9の左右にわたって配される必要のある連動シャフト95は長尺となるため、操作時に捻じれが生じやすい。そうすると、二つのストッパー部材94を連動させて、それぞれのロックピン93を連結部材92に同時に係合させたり解除したりする操作を円滑に行い難くなるおそれがある。
また、上記のごとく、ロックピン93をストッパー部材94に設けた構成の場合、ストッパー部材94の回動軸が連結部材92に対して正確に垂直となっていないと、連結部材92との係合及び解除を円滑に行うことが困難となりやすい。特に、ストッパー部材94は、天板5に対して回動可能に取り付けられるが、通常は、その操作性を確保するために多少の遊びを設けた状態で、取り付けられる。そのため、ストッパー部材94の回動軸が連結部材92に対して垂直となるように設計しておいても、実際にストッパー部材94のロックピン93を連結部材92に係合させる際には、必ずしもストッパー部材94の回動軸を連結部材92に対して正確に垂直にできるとは限らず、若干斜めになることもある。その結果、水平姿勢Hと起立姿勢Sとの切り替えを円滑に行うことが困難となりやすいという問題もある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、水平姿勢における耐荷重性に優れ、水平姿勢と起立姿勢との切り替えを円滑に行うことができ、低コスト化が容易な折畳みテーブルを提供しようとするものである。
本発明は、天板と該天板を搭載する土台部とを有し、上記天板が水平となる水平姿勢と上記天板が起立する起立姿勢とに変更自在な折畳みテーブルにおいて、
上記土台部に対して固定されると共に上記天板に対して回動可能に取り付けられ、かつ上記水平姿勢において上記天板の裏面を支承する天板支承部を有する1又は複数の連結部材と、
上記土台部に対する上記天板の回動軸と平行な状態で少なくとも一つの上記連結部材に支持されたロックピンと、
上記天板に対して回動可能に取り付けられると共に上記ロックピンに係合可能な係合凹部を有するストッパー部材とを備え、
少なくとも上記水平姿勢と上記起立姿勢とにおいて上記ロックピンに上記ストッパー部材を係合してこれらの姿勢をロックできるように、上記ロックピンと上記係合凹部との少なくとも一方が2か所以上に設けてあり、
上記連結部材は、上記回動軸に垂直な、互いに固定された一対の側板部を有し、上記ロックピンは上記一対の側板部に両持ち状態で支持されており、
かつ、上記天板支承部は、上記一対の側板部の双方に形成されていることを特徴とする折畳みテーブルにある(請求項1)。
上記折畳みテーブルは、上記連結部材と上記ロックピンと上記ストッパー部材とを備え、上記ロックピンと上記係合凹部との少なくとも一方が2か所以上に設けてある。これにより、上記水平姿勢と上記起立姿勢とにおいて、それぞれの姿勢をロックすることができる。そして、上記連結部材が上記天板支承部を有するため、水平姿勢において連結部材によって上記天板を支承することができる。すなわち、天板の自重や天板に作用する荷重を、上記連結部材が支えることとなる。
ここで、該連結部材は上記一対の側板部を有しており、上記天板支承部は上記一対の側板部の双方に形成されている。それゆえ、上記水平姿勢において、連結部材は、一対の側板部によって上記天板を支承することができる。そのため、その支持強度を充分に大きくすることができる。
そして、これに伴い、連結部材の板厚を特に大きくする必要もなくなり、あるいは連結部材の材料強度を特に高くする必要もなくなるため、製造コストを低減することができる。
また、水平姿勢や起立姿勢において、ストッパー部材によってロックしたとき、このロック状態は、ストッパー部材とロックピンとの係合と、連結部材と天板の裏面との(直接又は間接的な)当接とによって実現するものである。そして、連結部材が2枚の側板部を有するため、連結部材と天板の裏面との当接は少なくとも左右2点において行われる。すなわち、ロック状態は、ストッパー部材とロックピンとの係合と併せて3点支持以上によって実現されることとなり、安定したロック状態を実現することができる。
また、上記ロックピンは、一対の側板部に両持ち状態で支持されている。そのため、上記ストッパー部材をロックピンに係合したときに、その荷重を充分な強度で支えることができ、ロックピンや連結部材が変形するなどの不具合を防ぐことができる。
また、ロックピンをストッパー部材ではなく連結部材に設け、ストッパー部材には係合凹部を設けた構成としている。これにより、ストッパー部材の回動軸が多少傾いても、ロックピンに対してストッパー部材を円滑に係合又は解除しやすくなる。すなわち、逆にロックピンをストッパー部材に設け、連結部材に係合凹部を設けた構成とした場合、ストッパー部材の回動軸が連結部材に対して正確に垂直となっていないと、連結部材との係合及び解除を円滑に行うことが困難となりやすい。これに対して、本発明のように、ロックピンを連結部材に設け、ストッパー部材に係合凹部を設けた構成とすることによって、ストッパー部材の回動軸が連結部材に対して垂直な状態から多少のずれが生じても、ストッパー部材を円滑にロックピンに係合することは可能である。
その結果、水平姿勢と起立姿勢との切り替えを円滑に行いやすい。
以上のごとく、本発明によれば、水平姿勢における耐荷重性に優れ、水平姿勢と起立姿勢との切り替えを円滑に行うことができ、低コスト化が容易な折畳みテーブルを提供することができる。
実施例1における、折畳みテーブルの水平姿勢の側面図。 実施例1における、折畳みテーブルの起立姿勢の側面図。 実施例1における、折畳みテーブルの水平姿勢の正面図。 実施例1における、右側の連結部材周辺の正面図。 実施例1における、左側の連結部材周辺の正面図。 実施例1における、折畳みテーブル上部の水平姿勢の側面図。 実施例1における、折畳みテーブル上部の起立姿勢の側面図。 実施例1における、折畳みテーブル上部の中間姿勢の側面図。 実施例1における、連結部材の斜視図。 実施例1における、一対の裏面固定部材とこれらを連結固定した中央架設部との平面図。 実施例1における、一対の裏面固定部材とこれらに両端部を固定された棚部との底面図。 実施例1における、一対の裏面固定部材とこれを連結固定した中央架設部との平面図。 実施例2における、折畳みテーブルの水平姿勢の側面図。 実施例2における、折畳みテーブルの水平姿勢の背面図。 背景技術における、折畳みテーブルの水平姿勢の側面図。 背景技術における、折畳みテーブルの起立姿勢の側面図。 背景技術における、折畳みテーブルの水平姿勢の正面図。 背景技術における、折畳みテーブル上部の水平姿勢の側面図。 背景技術における、右側の連結部材周辺の正面図。
本発明において、上記各側板部は、前後二個所に上記天板支承部を形成していることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記水平姿勢において、上記連結部材が上記天板をより安定して支承することができる。すなわち、上記各側板部は、前後二個所に上記天板支承部を有することにより、天板の前後方向の傾斜をより確実に規制することができる。
なお、上記土台部に対する上記天板の回動軸に直交する水平方向を前後方向とし、上記回動軸に平行な方向を左右方向として説明する。また、上記天板及びこれに付随して回動する部材に関しては、上記水平姿勢にあるときの前後方向を、水平姿勢にないときも前後方向として説明する。
また、上記ロックピンは、上記連結部材における2個所に配設されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記水平姿勢と上記起立姿勢とにおいて上記土台部と上記天板とを確実にロックすることができる。また、連結部材の2個所にロックピンを配置する方が、ロックピンを1個にして係合凹部を2個形成することにより水平姿勢と起立姿勢とをロックできるようにする場合より、設計自由度を向上させることができる。
また、上記連結部材は、一枚の金属板を屈曲して一対の上記側板部を形成していることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記連結部材の強度を充分に確保することができると共に、部品点数の削減及び組立工数の低減を図ることができる。
また、上記ストッパー部材は、一枚の平板状の金属板からなることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上述した「ストッパー部材の回動軸が多少傾いても、ロックピンに対してストッパー部材を円滑に係合又は解除しやすくなる」という効果をより発揮することができる。すなわち、上記ストッパー部材が一枚板の形状であることによって、ストッパー部材が多少傾いても、ストッパー部材と上記ロックピンとの当接状態の偏りが生じ難く、係合及び解除をより円滑に行うことができる。
また、上記ストッパー部材が一枚の平板状の金属板からなるため、部品点数を削減することができると共に、曲げ加工等を行う必要もなく製造工数を削減することができる。
また、上記ロックピンは、上記回動軸と平行な回転軸を中心に上記連結部材に対して回転可能に保持されていることが好ましい(請求項6)。
この場合には、上記ロックピンに上記連結部材を係合する際及び解除する際に、ロックピンが上記回転軸を中心に回転することができる。そのため、ロックピンへの上記ストッパー部材の係合、解除を円滑に行うことができ、上記水平姿勢と上記起立姿勢との切り替えを円滑に行うことができる。
また、上記連結部材は、上記折畳みテーブルの左右2個所に設けてあり、一方の上記連結部材が上記ロックピンを保持していることが好ましい(請求項7)。
この場合には、左右の2個所において天板を土台部に支持すると共に、一方の連結部材においてストッパー部材によって上記水平姿勢と上記起立姿勢とにロックすることができる。そのため、天板をより安定して支持することができると共に円滑に天板を回動させることができ、かつ上記水平姿勢と上記起立姿勢とにおけるロックおよび解除をより円滑に行うことができる。
上述のごとく、本発明の折畳みテーブルは、一対の側板部を有する連結部材とロックピンとストッパー部材とによって、安定したロック状態を実現することができるため、ストッパー部材を1個にしても、水平姿勢や起立姿勢を安定して維持することができる。それゆえ、必ずしも左右二か所にストッパー部材を配置して、左右の両方でロックできるようにする必要はなく、左右の一方のみにストッパー部材を設けることにより、部品点数を削減することができる。
また、上述したごとく、二つのストッパー部材を配置する場合には、特に長尺の折畳みテーブルにおいては、二つのストッパー部材を連動させる必要があるため、両者を連結する連動シャフトを設ける必要がある。ところが、この場合、連動シャフトの捻じれに起因して、二つのストッパー部材をそれぞれロックピンに同時に係合又は解除しにくくなるおそれがある。
しかし、左右の一方のみにストッパー部材を設ければ、これらの不具合の発生の余地をなくすことができ、水平姿勢と起立姿勢との変更を円滑に行うことができる。
また、上記土台部は、左右一対の脚部と、該脚部を互いに連結固定する横設部材とを有し、上記連結部材は、上記横設部材に固定されていることが好ましい(請求項8)。
この場合には、上記土台部の強度を効果的に向上させると共に、上記天板を回動させる際に上記脚部と上記天板との干渉を容易に回避することができる。
また、上記天板の裏面に固定された裏面固定部材を有し、該裏面固定部材に上記連結部材が回動可能に取り付けられていることが好ましい(請求項9)。
この場合には、上記連結部材を、容易に上記天板に対して回動可能に取り付けることができる。
また、上記裏面固定部材は、上記折畳みテーブルの左右2個所に設けてあり、左右一対の上記裏面固定部材に両端部が固定された複数本の直線状の棒状体からなる棚部を有することが好ましい(請求項10)。
この場合には、上記棚部を容易に形成することができる。すなわち、上記棚部は、複数本の直線状の棒状体からなり、これらの棒状体を上記一対の裏面固定部材に固定するだけで、棚部を形成することができる。そのため、棒状体を曲げ加工する必要もなければ、棚部と裏面固定部材との間に他の部材を介在させる必要もないため、部品点数を少なくすることができる。
また、直線状の棒状体の両端部を一対の裏面固定部材に固定することにより、棚部(棒状体)が補強材の役割を果たすこととなり、折畳みテーブルの強度を向上させることができる。
さらに、棚部に複数本の直線状の棒状体を用いることによって、棚部の左右全体にわたって、棚部の載置面を水平に形成することができ、書類等を収納しやすくなる。
また、上記裏面固定部材は、上記折畳みテーブルの左右2個所に設けてあり、上記天板の前後方向にその長手方向を向けて配置した長尺部材であって、上記裏面固定部材の前後方向の中央部において左右の上記裏面固定部材を連結固定する中央架設部材を備えることが好ましい(請求項11)。
この場合には、一対の上記裏面固定部材の相対的な位置関係を効果的に固定することができ、折畳みテーブルの強度を効果的に向上させることができる。特に、上記裏面固定部材の前後方向の中央部において左右の上記裏面固定部材を連結固定することにより、裏面固定部材の端部において固定するよりも、中央架設部材と裏面固定部材との接合部に大きな力がかかり難いため、一対の裏面固定部材を安定して固定することができる。
また、上記中央架設部材を設けることによって、裏面固定部材の前後両端に架設部材を設ける必要がないため、天板の前後部分において、裏面側のスペースを大きくすることができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる折畳みテーブルにつき、図1〜図12を用いて説明する。
本例においては、会議室等において使用される左右方向に長い会議机としての折畳みテーブル1について説明する。この折畳みテーブル1は、通常、使用者が折畳みテーブル1における前後方向の一方に座って使用されるものであるため、折畳みテーブル1における使用者側を後方、その反対側を前方とし、この使用者を基準に左方及び右方を定義して説明する。
本例の折畳みテーブル1は、図1〜図3に示すごとく、天板5と該天板5を搭載する土台部6とを有する。そして、天板5が水平となる水平姿勢H(図1)と天板5が起立する起立姿勢S(図2)とに変更自在となっている。
上記折畳みテーブル1は、土台部6に対して固定されると共に天板5に対して回動可能に取り付けられた左右2個の連結部材2を有する。各連結部材2は、図4〜図6に示すごとく、水平姿勢Hにおいて天板5の裏面を支承する天板支承部21を有する。
一方(右側)の連結部材2には、図4、図6〜図8に示すごとく、土台部6に対する天板5の回動軸(第1支持ピン521)と平行な状態でロックピン3が支持されている。
また、折畳みテーブル1は、天板5に対して回動可能に取り付けられると共にロックピン3に係合可能な係合凹部41を有するストッパー部材4を備えている。
少なくとも水平姿勢Hと起立姿勢Sとにおいてロックピン3にストッパー部材4を係合してこれらの姿勢をロックできるように、図6〜図9に示すごとく、ロックピン3(31、32)は連結部材2における2か所に設けてある。
連結部材2は、図9に示すごとく、回動軸に垂直な、互いに固定された一対の側板部22を有する。図4、図6に示すごとく、ロックピン3は一対の側板部22に両持ち状態で支持されている。
そして、図4、図5、図9に示すごとく、天板支承部21は、上記一対の側板部22の双方に形成されている。また、各側板部22は、前後二個所に天板支承部21を形成している。すなわち、連結部材2は、前後左右の4個所に天板支承部21を有し、これら4個の天板支承部21は同一平面上に形成されている。
また、一対の側板部22における前端部分には、図7に示すように起立姿勢Sにおいて天板5の裏面を支承する前方支承部25を有する。
図3に示すごとく、連結部材2は、折畳みテーブル1の左右2個所に設けてあり、一方の連結部材2がロックピン3を保持している。
土台部6は、左右一対の脚部61と、該脚部61を互いに連結固定する横設部材62とを有する。そして、連結部材2は横設部材62に固定されている。
横設部材62は、左右に長尺であると共に断面略長方形の角パイプ状の金属部材である。この横設部材62は、その両端において左右の脚部61に溶接固定されている。また、左右の脚部61の内側において、一対の連結部材2が横設部材62に溶接固定されている。連結部材2は、図9に示すごとく、略矩形状の嵌合凹部24を有しており、該嵌合凹部24に横設部材62を嵌合させるように配置した状態(図6参照)で、横設部材62の3つの面に溶接されている。
脚部61の下端部は、図1に示すごとく、前後方向に延びたベース部材63に固定され、該ベース部材63の下面には、2個のキャスター64が前後に2個配設されている。ま脚部61は、ベース部材63に対して傾斜しており、上端部が下端部よりも後方に位置している。また脚部61の下端部はベース部材63の前端部付近に固定されている。
また、脚部61の上端部における後面側には、ゴム製又は樹脂製の緩衝材65が取り付けられている。この緩衝材65は、折畳みテーブル1を起立姿勢Sにして前後方向に複数台重ね合わせて収納する際に、他方の折畳みテーブル1の天板5の上面に当接することにより、天板5の上面に損傷を与えることを防ぐものである。
また、天板5の裏面に裏面固定部材51が固定されており、該裏面固定部材51に連結部材2が回動可能に取り付けられている。裏面固定部材51は、図1、図10に示すごとく、天板5の前後方向にその長手方向を向けて配置した長尺部材である。そして、図4、図5に示すごとく、裏面固定部材51は、天板5の裏面に当接して固定される天井板部511と、該天井板部511の左右端部から下方へ垂下する一対の垂下板部512、513とを有する。
一対の垂下板部512、513は、図12に示すごとく、中央部分において他の部分よりも更に下方まで垂下した中央垂下部514、515を有する。
この裏面固定部材51における天井板部511と一対の垂下板部512、513との間の空間に、図4、図5に示すごとく、連結部材2の一部が配置されている。そして、一対の垂下板部512、513には、連結部材2を回動可能に支持する第1支持ピン521と、ストッパー部材4を回動可能に支持する第2支持ピン522とが、両持ち状態で支持されている。
また、水平姿勢Hにおいては、連結部材2の天板支承部21が裏面固定部材51の天井板部511の下面に当接する。
図9に示すごとく、連結部材2は、一枚の金属板を屈曲して一対の側板部22を形成している。すなわち、一枚の金属板を所定の外形に切断したうえで、断面略コ字状に曲げ加工してある。これにより、互いに平行な一対の側板部22とこれらを連結する背板部23とによって、連結部材2が構成される。
一方、図4に示すごとく、ストッパー部材4は、一枚の平板状の金属板からなる。図6〜図8に示すごとく、ストッパー部材4は、2個所に係合凹部41(411、412)を有している。ストッパー部材4は、側方(ストッパー部材4の主面に対する法線方向)から見たときの全体形状が略L字状になっており、その屈曲部付近において第2支持ピン522によって支持されている。この屈曲部を挟んで一方側に上記2個の係合凹部41(411、412)が形成され、他方側にハンドル部42が形成されている。ハンドル部42の先端は樹脂性の把手部421に覆われている。
また、ストッパー部材4は、図示しないバネ部材によって、係合凹部41の開口側へ向かうように第2支持ピン522を中心に回動する方向へ付勢されている。
また、ロックピン3は、土台部6に対する天板5の回動軸(第1支持ピン521)と平行な回転軸を中心に連結部材2に対して回転可能に保持されている。
図11に示すごとく、裏面固定部材51は、折畳みテーブル1の左右2個所に設けてある。そして、折畳みテーブル1は、左右一対の裏面固定部材51に両端部が固定された3本の直線状の棒状体531からなる棚部53を有する。
棒状体531の左右両端部は、裏面固定部材51における一方の垂下板部512の中央垂下部514の下端部に溶接固定されている。図4、図5、図12に示すごとく、棒状体531が固定されていない中央垂下部515は、棒状体531が固定された中央垂下部514よりも下方へ垂下しており、棒状体531の下面よりもさらに下方へ垂下している。
また、棚部53を構成する3本の棒状体531は、左右の中央部において、下面側に溶接された補強部材532によって互いに連結固定されている。
また、図10に示すごとく、折畳みテーブル1は、裏面固定部材51の前後方向の中央部において左右の裏面固定部材51を連結固定する中央架設部材54を備えている。中央架設部材54は、左右に長尺であると共に断面略長方形の角パイプ状の金属部材である。この中央架設部材54は、その両端において左右の裏面固定部材51に溶接固定されている。
また、中央架設部材54の上面は、裏面固定部材51の上面と同一平面上に形成され、これらは天板5の裏面に当接している。
次に、水平姿勢Hと起立姿勢Sとの切り替え作業について説明する。
まず、折畳みテーブル1の使用時には、折畳みテーブル1は、図1、図6に示す水平姿勢Hにある。この状態においては、天板5は連結部材2の天板支承部21の上に水平に配置されている。そして、ストッパー部材4は、2個の係合凹部41のうち、先端側に形成された係合凹部411を、連結部材2の2個のロックピン3のうち下方に配置されたロックピン31に係合させている。そして、上記バネ部材によって、ストッパー部材4はロックピン31に向って付勢されているため、この係合状態は保持されている。
この水平姿勢Hから、起立姿勢Sへ切り替える際には、まずストッパー部材4をロックピン31から解除する必要がある。そこで、使用者が、上記バネ部材の付勢力に抗して、ストッパー部材4のハンドル部42における把手部421を上方へ押し上げる。これにより、ストッパー部材4は、第2支持ピン522を中心に回動して、係合凹部411がロックピン31から解除される。このとき、係合凹部411の内周端とロックピン31との間に接触抵抗があるが、ロックピン31が裏面固定部材51に対して回転(自転)することによって、円滑にストッパー部材4がロックピン31から解除される。
バネ部材の付勢力に抗してストッパー部材4をロックピン31から解除した状態を維持しながら、天板5を前方へ跳ね上げるようにして、土台部6に対して天板5を、第1支持ピン521を中心にして回動させる。これにより、折畳みテーブル1を、図2、図7に示す起立姿勢Sにする。このとき、天板5の裏面に設けた裏面固定部材51の天井板部511が連結部材2の前方支承部25に当接させる。また、天板5は脚部61と平行となる。
そして、ストッパー部材4を上記バネ部材の付勢方向へ回動させ、先端側の係合凹部411を、連結部材2に設けた2個のロックピン3のうち上方に配置されたロックピン32に係合させる。このときも、係合凹部411の内周端とロックピン32との間に接触抵抗があるが、ロックピン31が裏面固定部材51に対して回転(自転)することによって、円滑にストッパー部材4がロックピン32に係合される。そして、上記バネ部材によって、ストッパー部材4がロックピン32に向って付勢されているため、この係合状態は保持される。
反対に、起立姿勢Sから水平姿勢Hへ切り替える場合には、上記と逆の操作をすることとなる。
また、水平姿勢Hから起立姿勢Sへ切り替える際、あるいは起立姿勢Sから水平姿勢Hへ切り替える際、その途中の中間姿勢M(図8)において一旦、土台部6と天板5とをロックすることもできる。
すなわち、図8に示すごとく、天板5を水平姿勢Hと起立姿勢Sとの中間の角度位置において静止させる。このとき、ストッパー部材4に設けた2個の係合凹部41のうち、第2支持ピン522に近い側の係合凹部412を、連結部材2の上側のロックピン32に係合させる。
この中間姿勢Mにおいてもロックできるようにすることで、水平姿勢Hから起立姿勢Sへ、あるいは起立姿勢Sから水平姿勢Hへ、一気に天板5が回動することを防いで、折畳みテーブル1への衝撃を抑制することができる。
なお、水平姿勢Hと中間姿勢Mとの間、及び中間姿勢Mと起立姿勢Sとの間の状態においても、ストッパー部材4における2つの係合凹部41以外の前端面43を、2つのロックピン3(31、32)のいずれかに当接させながら、天板5を回動させることができる。すなわち、係合凹部41をロックピン3(31、32)から解除するときのみハンドル部42によって強制的にストッパー部材4を回動させ、その後、天板5を少し回動させた時点でハンドル部42を離すことにより、バネ部材による付勢力によってストッパー部材4は、前端面43が適度な押圧力でロックピン3に当接する。この状態で天板5を回動させることにより、ロックピン3が自転しながらストッパー部材4の前端面43に沿って相対的に移動し、何れかの係合凹部41へ係合されることにより、水平姿勢H、中間姿勢M、或いは起立姿勢Sにてロックされる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記折畳みテーブル1は、連結部材2とロックピン3とストッパー部材4とを備え、ロックピン3が2か所に設けてある。これにより、水平姿勢Hと起立姿勢Sとにおいて、それぞれの姿勢をロックすることができる。そして、連結部材2が天板支承部21を有するため、図4〜図6に示すごとく、水平姿勢Hにおいて連結部材2によって天板5を支承することができる。すなわち、天板5の自重や天板5に作用する荷重を、連結部材2が支えることとなる。
ここで、連結部材2は一対の側板部22を有しており、天板支承部21は一対の側板部22の双方に形成されている。それゆえ、水平姿勢Hにおいて、連結部材2は、一対の側板部22によって天板5を支承することができる。そのため、その支持強度を充分に大きくすることができる。
そして、これに伴い、連結部材2の板厚を特に大きくする必要もなくなり、あるいは連結部材2の材料強度を特に高くする必要もなくなるため、製造コストを低減することができる。
また、水平姿勢Hや起立姿勢Sにおいて、ストッパー部材4によってロックしたとき、このロック状態は、ストッパー部材4とロックピン3との係合と、連結部材2と天板5の裏面(裏面固定部材51の天井板部511)との当接とによって実現するものである。そして、連結部材2が2枚の側板部22を有するため、連結部材2と天板5の裏面との当接は少なくとも左右2点(水平姿勢Hにおいては前後左右4点、起立姿勢Sにおいては左右2点)において行われる。すなわち、ロック状態は、ストッパー部材4とロックピン3との係合と合わせて3点支持以上(水平姿勢Hにおいては5点支持、起立姿勢Sにおいては3点支持)によって実現されることとなり、安定したロック状態を実現することができる。
また、ロックピン3は、一対の側板部22に両持ち状態で支持されている。そのため、ストッパー部材4をロックピン3に係合したときに、その荷重を充分な強度で支えることができ、ロックピン3や連結部材2が変形するなどの不具合を防ぐことができる。
また、ロックピン3をストッパー部材4ではなく連結部材2に設け、ストッパー部材4には係合凹部41を設けた構成としている。これにより、ストッパー部材4の回動軸が多少傾いても、ロックピン3に対してストッパー部材4を円滑に係合又は解除しやすくなる。すなわち、逆にロックピンをストッパー部材に設け、連結部材に係合凹部を設けた構成とした場合、ストッパー部材の回動軸が連結部材に対して正確に垂直となっていないと、連結部材との係合及び解除を円滑に行うことが困難となりやすい。これに対して、本発明のように、ロックピン3を連結部材2に設け、ストッパー部材4に係合凹部41を設けた構成とすることによって、ストッパー部材4の回動軸が連結部材2に対して垂直な状態から多少のずれが生じても、ストッパー部材4を円滑にロックピン3に係合することは可能である。
その結果、水平姿勢Hと起立姿勢Sとの切り替えを円滑に行いやすい。
各側板部22は、前後二個所に天板支承部21を形成している。そのため、水平姿勢Hにおいて、連結部材2が天板5をより安定して支承することができる。すなわち、上記各側板部22は、前後二個所に天板支承部21を有することにより、天板5の前後方向の傾斜をより確実に規制することができる。
また、ロックピン3は、連結部材2における2個所に配設されている。そのため、水平姿勢Hと起立姿勢Sとにおいて土台部6と天板5とを確実にロックすることができる。また、連結部材2の2個所にロックピン3を配置する方が、ロックピンを1個にして係合凹部を2個形成することにより水平姿勢Hと起立姿勢Sとをロックできるようにする場合より、設計自由度を向上させることができる。
また、連結部材2は、一枚の金属板を屈曲して一対の側板部22を形成している。これにより、連結部材2の強度を充分に確保することができると共に、部品点数の削減及び組立工数の低減を図ることができる。
また、ストッパー部材4は、一枚の平板状の金属板からなるため、上述した「ストッパー部材4が多少傾いても、ロックピン3に対してストッパー部材4を円滑に係合又は解除しやすくなる」という効果をより発揮することができる。すなわち、ストッパー部材4が一枚板の形状であることによって、ストッパー部材4の回動軸が多少傾いても、ストッパー部材4とロックピン3との当接状態の偏りが生じ難く、係合及び解除をより円滑に行うことができる。
また、ストッパー部材4が一枚の平板状の金属板からなるため、部品点数を削減することができると共に、曲げ加工等を行う必要もなく製造工数を削減することができる。
また、ロックピン3は連結部材2に対して回転可能に保持されている。これにより、ロックピン3に連結部材2を係合する際及び解除する際に、ロックピン3が回転軸を中心に回転することができる。そのため、ロックピン3へのストッパー部材4の係合、解除を円滑に行うことができ、水平姿勢Hと起立姿勢Sとの切り替えを円滑に行うことができる。
また、連結部材2は、折畳みテーブル1の左右2個所に設けてあり、一方の連結部材2がロックピン3を保持している。これにより、左右の2個所において天板5を土台部6に支持すると共に、一方の連結部材2においてストッパー部材4によって水平姿勢Hと起立姿勢Sとにロックすることができる。そのため、天板5をより安定して支持することができると共に円滑に天板5を回動させることができ、かつ水平姿勢Hと起立姿勢Sとにおけるロックおよび解除をより円滑に行うことができる。
上述のごとく、本発明の折畳みテーブル1は、一対の側板部22を有する連結部材2とロックピン3とストッパー部材4とによって、安定したロック状態を実現することができるため、ストッパー部材4を1個にしても、水平姿勢Hや起立姿勢Sを安定して維持することができる。それゆえ、必ずしも左右二か所にストッパー部材4を配置して、左右の両方でロックできるようにする必要はなく、左右の一方のみにストッパー部材4を設けることにより、部品点数を削減することができる。
また、上述のごとく、二つのストッパー部材を配置する場合には、特に長尺の折畳みテーブルにおいては、二つのストッパー部材を連動させる必要があるため、両者を連結する連動シャフト(図17における符号95参照)を設ける必要がある。ところが、折畳みテーブルの左右にわたって配される必要のある連動シャフトは長尺となるため、操作時に捻じれが生じやすい。そうすると、二つのストッパー部材を連動させて、それぞれをロックピンに同時に係合または解除しにくくなるおそれがある。
しかし、左右の一方のみにストッパー部材を設ければ、これらの不具合の発生の余地をなくすことができ、水平姿勢Hと起立姿勢Sとの変更を円滑に行うことができる。
また、図3に示すごとく、土台部6は、左右一対の脚部61と、該脚部61を互いに連結固定する横設部材62とを有し、連結部材2は横設部材62に固定されている。そのため、土台部6の強度を効果的に向上させると共に、天板5を回動させる際に脚部61と天板5との干渉を容易に回避することができる。
また、図3、図11に示すごとく、折畳みテーブル1は、左右一対の裏面固定部材51に両端部が固定された複数本の直線状の棒状体531からなる棚部53を有する。この棚部53は、容易に形成することができる。すなわち、棚部53は、複数本の直線状の棒状体531からなり、これらの棒状体531を一対の裏面固定部材51に固定するだけで、棚部53を形成することができる。そのため、棒状体531を曲げ加工する必要もなければ、棚部53と裏面固定部材51との間に他の部材を介在させる必要もないため、部品点数を少なくすることができる。
また、直線状の棒状体531の両端部を一対の裏面固定部材51に固定することにより、棚部53(棒状体531)が補強材の役割を果たすこととなり、折畳みテーブル1の強度を向上させることができる。
さらに、棚部53に複数本の直線状の棒状体531を用いることによって、棚部53の左右全体にわたって、棚部53の載置面を水平に形成することができ、書類等を収納しやすくなる。
また、図10に示すごとく、折畳みテーブル1は中央架設部材54を備えるため、一対の裏面固定部材51の相対的な位置関係を効果的に固定することができ、折畳みテーブル1の強度を効果的に向上させることができる。特に、裏面固定部材51の前後方向の中央部において左右の裏面固定部材51を連結固定することにより、裏面固定部材51の端部において固定するよりも、中央架設部材54と裏面固定部材51との接合部に大きな力がかかり難いため、一対の裏面固定部材51を安定して固定することができる。
また、中央架設部材54を設けることによって、裏面固定部材51の前後両端に架設部材を設ける必要がないため、天板5の前後部分において、裏面側のスペースを大きくすることができる。
以上のごとく、本例によれば、水平姿勢における耐荷重性に優れ、水平姿勢と起立姿勢との切り替えを円滑に行うことができ、低コスト化が容易な折畳みテーブルを提供することができる。
(実施例2)
本例は、図13、図14に示すごとく、土台部6の前面に幕板11を取り付けた折畳みテーブル1の例である。
幕板11は、横設部材62に固定されている。すなわち、横設部材62に設けたボルト挿通穴621(図4、図5参照)にボルトを挿通すると共に、該ボルトを、幕板11に裏面側から埋設した雌ネジ部にねじ込むことによって、幕板11を横設部材62に固定してある。ボルト挿通穴621は、連結部材2を固定した部位においてそれぞれ上下2個所ずつ設けてある。そして、連結部材2の背板部23には、ボルト挿通穴621に開口する開口部231が形成されている(図4、図5参照)。
幕板11は、脚部61に平行な状態で一対の脚部61の間に配設されている。
また、幕板11は、図14に示すごとく、略長方形状に形成されているが、上辺の左右の角部に、切欠部111を設けてある。この切欠部111を設けることにより、起立姿勢Sとしたときに、幕板11が裏面固定部材51の垂下板部513に干渉することを防いでいる。
その他は、実施例1と同様の構成を有し、同様の作用効果を奏することができる。
1 折畳みテーブル
2 連結部材
21 天板支承部
22 側板部
3、31、32 ロックピン
4 ストッパー部材
41、411、412 係合凹部
5 天板
6 土台部
H 水平姿勢
S 起立姿勢

Claims (11)

  1. 天板と該天板を搭載する土台部とを有し、上記天板が水平となる水平姿勢と上記天板が起立する起立姿勢とに変更自在な折畳みテーブルにおいて、
    上記土台部に対して固定されると共に上記天板に対して回動可能に取り付けられ、かつ上記水平姿勢において上記天板の裏面を支承する天板支承部を有する1又は複数の連結部材と、
    上記土台部に対する上記天板の回動軸と平行な状態で少なくとも一つの上記連結部材に支持されたロックピンと、
    上記天板に対して回動可能に取り付けられると共に上記ロックピンに係合可能な係合凹部を有するストッパー部材とを備え、
    少なくとも上記水平姿勢と上記起立姿勢とにおいて上記ロックピンに上記ストッパー部材を係合してこれらの姿勢をロックできるように、上記ロックピンと上記係合凹部との少なくとも一方が2か所以上に設けてあり、
    上記連結部材は、上記回動軸に垂直な、互いに固定された一対の側板部を有し、上記ロックピンは上記一対の側板部に両持ち状態で支持されており、
    かつ、上記天板支承部は、上記一対の側板部の双方に形成されていることを特徴とする折畳みテーブル。
  2. 請求項1に記載の折畳みテーブルにおいて、上記各側板部は、前後二個所に上記天板支承部を形成していることを特徴とする折畳みテーブル。
  3. 請求項1又は2に記載の折畳みテーブルにおいて、上記ロックピンは、上記連結部材における2個所に配設されていることを特徴とする折畳みテーブル。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の折畳みテーブルにおいて、上記連結部材は、一枚の金属板を屈曲して一対の上記側板部を形成していることを特徴とする折畳みテーブル。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の折畳みテーブルにおいて、上記ストッパー部材は、一枚の平板状の金属板からなることを特徴とする折畳みテーブル。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の折畳みテーブルにおいて、上記ロックピンは、上記回動軸と平行な回転軸を中心に上記連結部材に対して回転可能に保持されていることを特徴とする折畳みテーブル。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の折畳みテーブルにおいて、上記連結部材は、上記折畳みテーブルの左右2個所に設けてあり、一方の上記連結部材が上記ロックピンを保持していることを特徴とする折畳みテーブル。
  8. 請求項1〜7に記載の折畳みテーブルにおいて、上記土台部は、左右一対の脚部と、該脚部を互いに連結固定する横設部材とを有し、上記連結部材は、上記横設部材に固定されていることを特徴とする折畳みテーブル。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の折畳みテーブルにおいて、上記天板の裏面に固定された裏面固定部材を有し、該裏面固定部材に上記連結部材が回動可能に取り付けられていることを特徴とする折畳みテーブル。
  10. 請求項9に記載の折畳みテーブルにおいて、上記裏面固定部材は、上記折畳みテーブルの左右2個所に設けてあり、左右一対の上記裏面固定部材に両端部が固定された複数本の直線状の棒状体からなる棚部を有することを特徴とする折畳みテーブル。
  11. 請求項9又は10に記載の折畳みテーブルにおいて、上記裏面固定部材は、上記折畳みテーブルの左右2個所に設けてあり、上記天板の前後方向にその長手方向を向けて配置した長尺部材であって、上記裏面固定部材の前後方向の中央部において左右の上記裏面固定部材を連結固定する中央架設部材を備えることを特徴とする折畳みテーブル。
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