JP2008296729A - テーブル板の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁面にヒンジを介して上下回動可能に組み付けられたテーブル板と、このテーブル板と壁面との間に連結されテーブル板を支持するシャフトとから構成されており、テーブル板が略水平となる状態でシャフトを保持させることでテーブルが使用状態となる場合であっても、見栄え良くシャフトを保持させることができる支持構造を提供することである。
【解決手段】テーブル板20と、テーブル板20を支持するシャフト40とから構成されたテーブル板20の支持構造であって、シャフト40の自由端42aには、テーブル板20の裏面に形成されたガイド溝31に挿入状態でガイド溝31内を移動可能な曲折部42bが形成されており、シャフト40の曲折部42bをガイド溝31内に挿入したときに、シャフト40の自由端42aと当接するガイド体30の側面には、曲折部42bの移動方向に沿って左右1対の第1のカム面32が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、テーブル板の支持構造に関し、詳しくは、壁面に対して上下方向へ回動可能に組み付けられたテーブル板の支持構造に関する。
この種のテーブルとして、例えば、特許文献1に関する技術が既に知られている。この技術では、テーブルは、その一端が座席のシートバックの背面にヒンジを介して上下回動可能に組み付けられ所望する物品を載置可能なテーブル板と、このテーブル板の裏面に設けられたレール部のガイド溝とシートバックの背面との間に連結されテーブル板を支持するシャフトとから主として構成されている。そして、テーブル板が略水平となる状態でシャフトを保持させてテーブルは使用されている。
特開2002−36930号公報
しかしながら、上述したシャフトの保持は、シートバックの背面に取り付けられたカム部材によって行われている。そのため、テーブル板を略水平の使用状態にしたときにカム部材が露出することとなり、使用者にとって見栄えが悪い状態となっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、壁面にヒンジを介して上下回動可能に組み付けられたテーブル板と、このテーブル板と壁面との間に連結されテーブル板を支持するシャフトとから構成されており、テーブル板が略水平となる状態でシャフトを保持させることでテーブルが使用状態となる場合であっても、見栄え良くシャフトを保持させることができる支持構造を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、壁面に対して上下方向へ回動可能に組み付けられたテーブル板と、壁面とテーブル板の裏面に設けられたガイド体のガイド溝との間に連結されるとともに壁面に対して上下方向へ回動可能に組み付けられテーブル板を支持するシャフトとから構成されており、このテーブル板が略水平となる状態でシャフトの回動を保持させてテーブルを使用するテーブル板の支持構造であって、シャフトは、略コ字状に形成された剛性棒部材であり、壁面に対して上下方向へ回動可能に組み付けられる回動軸部と、この回動軸部の両端に延設された左右1対の支持部とからなっており、この両支持部の自由端には、ガイド溝に挿入され、その挿入状態でガイド溝内を移動可能な曲折部がそれぞれ形成されており、シャフトの両曲折部をガイド溝内に挿入したときに、シャフトの両自由端と当接するガイド体の両側面には、両曲折部の移動方向に沿って左右1対の第1のカム面が形成されており、テーブル板を下方向から略水平となる状態へ回動させていくと、シャフトの両曲折部はガイド溝内をテーブル板の回動支点側の端部へ向けて移動していき、この移動に伴って、シャフトの両自由端はガイド体の第1のカム面に押し圧されながら互いに遠ざかる方向または互いに近づく方向へ撓ませられ、テーブル板が略水平となる状態に到達すると、シャフトの両自由端の撓みが解消され、この撓みの解消に伴って、壁面に対するシャフトの回動は保持されることを特徴とする。
この構成によれば、従来技術と同様に、テーブル板が略水平となる状態でシャフトの回動を保持させてテーブルを使用することができる。このとき、シャフトの回動を保持させるカム面はテーブル板の裏面、すなわち、使用者にとって死角となる位置に設けられている。そのため、シャフトの回動を保持させる支持構造の見栄えを向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のテーブル板の支持構造であって、ガイド体のガイド溝は、テーブル板が略水平となる状態から壁面に対して略平行となる状態までの回動に応じたシャフトの両曲折部の移動を許容可能に形成されており、これら両状態の中間状態において、対応するシャフトの両自由端に生じる撓みが最大となるように、且つ、これら両状態から中間状態への途中状態において、対応するシャフトの両自由端に生じる撓みが増加していくようにカム面が設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、テーブルの収納状態においてもテーブルの使用状態と同様にシャフトの回動状態を保持させることができる。そのため、シャフトの回動を保持するロック部材を必要とすることなく、テーブルを収納状態で保持させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1〜2のいずれか1項に記載のテーブル板の支持構造であって、ガイド体には、テーブル板が略水平となる状態からさらに上方向へ回動したときに対応するシャフトの両曲折部のさらなる移動を許容するガイド溝を有する逃がし体が延設されており、この逃がし体の両側面には、シャフトの両自由端に撓みを生じさせる左右1対の第2のカム面が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、テーブル板が使用状態からさらに上方向へ過剰な負荷を受けた場合でも、シャフトの両自由端はガイド溝内を移動できるため、テーブル板を使用状態からさらに上方向へ回動させることができる。そのため、テーブル板が破損してしまうことがない。このとき、第2のカム面は昇り傾斜となっているため、シャフトの両自由端はカム面に押圧されていき、この両自由端は互いに遠ざかる方向へ撓ませられていく。これにより、テーブル板が使用状態からさらに上方向へ過剰な負荷を受けた場合、その過剰な負荷をシャフトの両自由端の撓み力によって吸収できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
本発明の実施例1を、図1〜9を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るテーブルの後方斜視図である。図2は、図1のテーブル板の裏面を示す図である。図3は、図1のシャフトを示す図である。図4は、図1のテーブルの側面図であり、シャフトの自由端の移動に対応したテーブル板の状態を示す図である。図5は、図4のA−A線断面図である。図6〜9は、図4のテーブル板の各状態に対応した前方斜視図である。なお、これら図6〜9では、テーブルの状態を見易くするため、シートバックの記載を省略している。
まず、本発明の実施例1に係るテーブルの構成を説明する。図1に示すように、テーブルは、主としてテーブル板20とシャフト40とから構成されている。以下に、これら各構成部材であるテーブル板20とシャフト40とを個別に説明していく。
はじめに、テーブル板20を説明する。図2に示すように、テーブル板20は、概略矩形状の板部材であり、例えば、樹脂成形品から成形されている。図1に戻って、テーブル板20の裏面の幅方向における中央には、略コ字状からなる左右1対のガイド体30(30a、30b)が、テーブル板20の幅方向に対して垂直に設けられている。このとき、ガイド体30の略コ字の各自由端が、テーブル板20の裏面と接合するようにガイド体30は設けられている。これにより、テーブル板20の裏面とガイド体30との間にそれぞれ隙が生じることになる。これらの両隙が、後述するガイド溝31(31a、31b)である。
図2に戻って、ガイド体30の左右側面には、その長手方向に対して垂直方向に向けて盛り上がるように左右1対の第1のカム面32(32a、32b)がそれぞれ形成されている。この第1のカム面32について詳述すると、第1のカム面32は、ガイド体30の長手方向において、その中心部とテーブル板20の回動支点側の端部(以下、「収納側端部」と記す)との間、すなわち、図2において、ガイド体30の長手方向における下半分に設けられている。これら中心部と収納側端部とが、カム面32を形成する盛り上がりの両基端となる。以降、これら両基端を、第1の基端33(33a、33b)、第2の基端34(34a、34b)とそれぞれ記す。また、第1のカム面32の盛り上がりの頂上部を第1の頂端35(35a、35b)と記す。
次に、シャフト40を説明する。図3に示すように、シャフト40は、回動軸部41と両支持部42とからなる概略コ字状の棒部材であり、例えば、金属(例えば、SUS)からなる丸棒を折り曲げて成形されている。また、両支持部42の先端である自由端42aには、互いに近づく方向へ向けて曲折部42bがそれぞれ形成されている。
続いて、図1に戻って、上述したテーブル板20とシャフト40とから構成されるテーブルの組み立て方法を説明する。まず、テーブル板20の裏面の一端を、左右1対からなるヒンジ11、11を介して車両(図示しない)の座席のシートバックの背面10の所定の位置に組み付ける。これにより、テーブル板20は、その幅方向を軸方向とする軸心回りの上下方向に回動可能となっている。
次に、シャフト40の回動軸部41を、座金12を介してシートバックの背面10の所定個所に組み付ける。これにより、シャフト40は、テーブル板20の回動と同様に、回動軸部41の軸心回りの上下方向に回動可能となっている。その後、シャフト40の両曲折部42bを互いに遠ざかる方向へ撓ませてテーブル板20の裏面の両ガイド溝31にそれぞれ挿入させる。このようにして、テーブルは組み立てられる。
また、シートバックの背面10には、テーブルの使用状態においてシャフト40の両支持部42を挟持するロック部材13が設けられている。このロック部材13について詳述すると、図5に示すように、ロック部材13は、概略コ字状の弾性部材から構成されており、例えば、板バネから構成されている。この概略コ字状をなす1対の対向片13aの両内面には、シャフト40の両支持部42の外周面を挟持可能な凹部13bがそれぞれ形成されている。そして、テーブルの使用状態において両支持部42が両凹部13bに位置することで、両支持部42が両対向片13aに挟持されることになり、この挟持によってシャフト40はロック状態となる。
続いて、上述したテーブルの動作を説明する。
まず、テーブルを使用する場合、すなわち、テーブルを収納状態から使用状態へと移行させる場合を説明する。収納状態とは、テーブル板20がシートバックの背面10に対して略平行な状態であり、図4の(1)に示す状態および図6に示す状態である。一方、使用状態とは、テーブル板20が略水平な状態であり、図4の(4)に示す状態および図9に示す状態である。この収納状態では、シャフト40の両曲折部42bは、両ガイド溝31内において収納側端部と反対側の端部(以下、「使用側端部」と記す)、すなわち、図2において上端部(図2の(1)に示す状態)に位置している。
使用者は、テーブル板20を上方向へ持ち上げるように回動操作する。すると、この回動操作に伴って、シャフト40も上方向へ回動されるとともに、シャフトの曲折部42bはガイド体30のガイド溝31内をテーブル板20の回動支点側の端部の方向、すなわち、図2において下方向へ移動していく。このとき、シャフト40の両自由端42aは、ガイド体30の両側面に摺動する格好で移動していく。
シャフト40の両自由端42aが第1の基端33に到達(図2の(2)に示す状態)するまでテーブル板20を回動させると(図4の(2)に示す状態および図7に示す状態)、そこからはカム面32が昇り傾斜となっている。これにより、シャフト40の両自由端42aはカム面32に押圧されていき、両自由端42aは互いに遠ざかる方向へ撓ませられていく。そのため、シャフト40の両自由端42aが第1の基端33を過ぎると、テーブル板20を上方向へ回動させるために使用者はシャフト40の両自由端42aを撓ませなければいけない。したがって、使用者にとって大きな力が必要となる。
さらに、シャフト40の両自由端42aが第1の頂端35に到達(図2の(3)に示す状態)するまでテーブル板20を回動させると(図4の(3)に示す状態および図8に示す状態)、そこからはカム面32が降り傾斜となっている。これにより、シャフト40の両自由端42aはカム面32からの押圧が解消されていき、両自由端42aの撓みは解消されていく。このとき、撓みの復元力は、テーブル板20を上方向へ回動させるように作用している。そのため、シャフト40の両自由端42aが頂端35を過ぎると、テーブル板20を上方向へ回動させるために使用者の力は殆ど不要となる。
そして、シャフト40の両自由端42aが第2の基端34に到達(図2の(4)に示す状態)すると、シャフト40の両自由端42aの撓みは完全に解消され、テーブル板20は使用状態(図4の(4)に示す状態および図9に示す状態)となる。このとき、シャフト40の両自由端42aは、カム面32によって戻る動きを規制された状態となっている。これにより、シャフト40の回動状態が保持されることになり、結果としてテーブル板20の使用状態が保持される。このとき、既に説明したロック部材13によってシャフト40の両支持部42はロック状態となっている。そのため、テーブル板20の使用状態において、ガタが生じることがない。
次に、テーブルを収納する場合を説明する。この場合、使用者は上述した操作と逆の操作を行うことになる。使用者は、テーブル板20を下方向へ押し下げるように回動操作する。すると、この回動操作に伴って、シャフト40も下方向へ回動されるとともに、シャフトの曲折部42bはガイド体30のガイド溝31内を収納側端部の方向、すなわち、図2において上方向へ移動していく。
このとき、シャフト40の両自由端42aが頂端35に到達するまでの間は、上述したテーブルの使用操作の説明のうち、シャフト40の両自由端42aが第1の基端33から頂端35に到達するまでの間の説明と同様に、テーブル板20を下方向へ回動させるために使用者にとって大きな力が必要となる。この記載からも明らかなように、テーブル板20の積載荷重が、この大きな力より小さければテーブルは使用状態に保持され、逆に、この大きな力より大きければテーブルの使用状態は解除されてしまう。
さらに、シャフト40の両自由端42aが第1の頂端35を過ぎて第1の基端33に到達するまでの間は、上述したテーブル使用操作の説明のうち、シャフト40の両自由端42aが第1の頂端35から第2の基端34に到達するまでの間の説明と同様に、テーブル板20を下方向へ回動させるために力は殆ど不要となる。そして、シャフト40の両自由端42aが第1の頂端35を過ぎて収納側端部に到達するまでの間は、テーブル板20は自重によって下方向へ回動していく。このようにしてテーブル収納状態へと戻される。
本発明の実施例1に係るテーブルは、上述したように構成されている。この構成によれば、従来技術と同様に、テーブル板20が略水平となる状態でシャフト40の回動を保持させてテーブルを使用することができる。このとき、シャフト40の回動を保持させるカム面32はテーブル板20の裏面、すなわち、使用者にとって死角となる位置に設けられている。そのため、シャフト40の回動を保持させる支持構造の見栄えを向上させることができる。
(実施例2)
本発明の実施例2を、図10〜11を用いて説明する。
図10は、本発明の実施例2に係るテーブル板の裏面を示す図である。図11は、本発明の実施例2に係るテーブルの側面図であり、シャフトの自由端の移動に対応したテーブル板の状態を示す図である。なお、以下の説明にあたって実施例1の説明と同一もしくは均等な構成の部材には、図面において同一符号を付すことで重複する説明は省略する。このことは、後述する実施例3以降においても同様である。
この実施例2は、既に説明した実施例1と比較すると、テーブル板20の裏面に設けられたガイド体30の側面に形成の第1のカム面32の形状が相違する。図10からも明らかなように、この実施例2では、ガイド体30の左右側面の全てが第1のカム面32となっている。この第1のカム面32を詳述すると、第1の基端33は、ガイド体30の収納側端部に形成されている。また、第1の頂端35は、ガイド体30の長手方向の中心部に形成されている。なお、第2の基端34は、実施例1の説明と同じ位置に設けられている。そして、実施例1と同様に、シャフト40の両自由端42a、は第1の基端33(図10の(1)に示す状態)〜第1の頂端35(図10の(2)に示す状態)〜第2の基端34(図10の(3)に示す状態)へと往復動作可能となっている。
本発明の実施例2に係るテーブルは、上述したように構成されている。この構成によれば、実施例1の説明と同様にテーブル板20を上下回動させてテーブルを使用することができる(図11の(1)、(2)、(3)に示す状態)。また、この構成によれば、テーブルの収納状態においてもテーブルの使用状態と同様にシャフト40の回動状態を保持させることができる。そのため、シャフト40の回動を保持するロック部材を必要とすることなく、テーブルを収納状態で保持させることができる。
(実施例3)
本発明の実施例3を、図12〜14を用いて説明する。
図12は、本発明の実施例3に係るテーブル板の裏面を示す図である。図13は、本発明の実施例3に係るテーブルの側面図であり、シャフトの自由端の移動に対応したテーブル板の状態を示す図である。図14は、図13のB−B線断面図である。
この実施例3は、既に説明した実施例2と比較すると、テーブル板20の裏面に設けられたガイド体30の側面に形成の第1のカム面32の形状が相違する。図12からも明らかなように、この実施例3のガイド体30には、テーブル板20が略水平状態からさらに上方向へ回動した場合でも、シャフト40の両曲折部42bの移動を許容するガイド溝31を有する逃がし体36(36a、36b)が延設されている。そして、逃がし体36の左右側面には、シャフト40の両自由端42aに撓みを生じさせる左右1対の第2のカム面37(37a、37b)が第1のカム面32から延設される格好で形成されている。この第2のカム面37の盛り上がりの頂上部を第2の頂端38(38a、38b)と記す。
そして、実施例2と同様に、シャフト40の両自由端42aは、第1の基端33(図12の(1)に示す状態)〜第1の頂端35(図12の(2)に示す状態)〜第2の基端34(図12の(3)に示す状態)〜第2の頂端38(図12の(4)に示す状態)へと往復動作可能となっている。
本発明の実施例3に係るテーブルは、上述したように構成されている。この構成によれば、実施例2と同様にテーブル板20を上下回動させてテーブルを使用することができる(図13の(1)、(2)、(3)に示す状態)。また、この構成によれば、テーブル板20が使用状態からさらに上方向へ過剰な負荷を受けた場合でも、シャフト40の両自由端42aは第2の基端34(図12の(3)に示す状態)から第2の頂端38(図12の(4)に示す状態)へと移動できるため、テーブル板20を使用状態からさらに上方向へ回動させることができる。そのため、テーブル板20が破損してしまうことがない。
このとき、第2のカム面37は昇り傾斜となっているため、シャフト40の両自由端42aはカム面32に押圧されていき、この両自由端42aは互いに遠ざかる方向へ撓ませられていく。これにより、テーブル板20が使用状態からさらに上方向へ過剰な負荷を受けた場合、その過剰な負荷をシャフト40の両自由端42aの撓み力によって吸収できる。もちろん、この過剰な負荷が解消されると、テーブル板20は、その自重とともにシャフト40の両自由端42aの撓みの復元力によって下方向へと回動していき使用状態へと戻される。
また、このとき、図14からも明らかなように、シャフト40の両支持部42は、ロック部材13の両凹部13bから脱落する格好で対向片13aの基端側へ向けて移動していく。このように、テーブル板20が使用状態からさらに上方向へ過剰な負荷を受けた場合、対向片13aは互いに遠ざかる方向へ撓むことができるため、ロック部材13が破損してしまうことがない。例えば、ロック部材がシャフト40の回動を完全にロックしてしまうタイプの構成であれば、テーブル板20が使用状態からさらに上方向へ過剰な負荷を受けた場合、ロック部材が破損してしまうといった事態が発生する。しかし、このタイプのロック部材であれば、破損してしまうといった事態が生じることはない。
(実施例4)
本発明の実施例4を、図15〜16を用いて説明する。
図15は、本発明の実施例4に係るテーブル板の裏面を示す図である。図16は、本発明の実施例4に係るシャフトを示す図である。
この実施例4は、既に説明した実施例1と比較すると、テーブル板20の裏面に設けられたガイド体30に形成された第1のカム面32の形成部位が相違する。すなわち、実施例1では、ガイド体30の側面のうち、外面側の側面に第1のカム面32が形成されていた。これに対し、図15からも明らかなように、この実施例4では、ガイド体30の側面のうち、内面側の側面に第1のカム面32が形成されている。そして、内面側に形成された第1のカム面32に対応するように、シャフト40の両曲折部42bは、互いに遠ざかる方向へ向けて形成されている(図16参照)。
本発明の実施例4に係るテーブルは、上述したように構成されている。この構成によれば、実施例1と同様にテーブル板20を上下回動させてテーブルを使用することができる。また、この実施例4のように第1のカム面32が内面側に形成されている場合でも、既に説明した実施例2および実施例3の構成を追加することができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
各実施例では、テーブル板20とシャフト40を壁面に組み付ける例として、シートバックの背面10に組み付ける構成を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、車両のインストルメントパネルの内面に組みつけても構わない。
図1は、本発明の実施例1に係るテーブルの後方斜視図である。 図2は、図1のテーブル板の裏面を示す図である。 図3は、図1のシャフトを示す図である。 図4は、図1のテーブルの側面図であり、シャフトの自由端の移動に対応したテーブル板の状態を示す図である。 図5は、図4のA−A線断面図である。 図6は、図4のテーブル板の(1)の状態に対応した前方斜視図である。 図7は、図4のテーブル板の(2)の状態に対応した前方斜視図である。 図8は、図4のテーブル板の(3)の状態に対応した前方斜視図である。 図9は、図4のテーブル板の(4)の状態に対応した前方斜視図である。 図10は、本発明の実施例2に係るテーブル板の裏面を示す図である。 図11は、本発明の実施例2に係るテーブルの側面図であり、シャフトの自由端の移動に対応したテーブル板の状態を示す図である。 図12は、本発明の実施例3に係るテーブル板の裏面を示す図である。 図13は、本発明の実施例3に係るテーブルの側面図であり、シャフトの自由端の移動に対応したテーブル板の状態を示す図である。 図14は、図13のB−B線断面図である。 図15は、本発明の実施例4に係るテーブル板の裏面を示す図である。 図16は、本発明の実施例4に係るシャフトを示す図である。
符号の説明
10 シートバックの背面(壁面)
20 テーブル板
30 ガイド体
31 ガイド溝
32 第1のカム面
36 逃がし体
37 第2のカム面
40 シャフト
41 回動軸部
42 支持部
42a 自由端
42b 曲折部

Claims (3)

  1. 壁面に対して上下方向へ回動可能に組み付けられたテーブル板と、壁面とテーブル板の裏面に設けられたガイド体のガイド溝との間に連結されるとともに壁面に対して上下方向へ回動可能に組み付けられテーブル板を支持するシャフトとから構成されており、このテーブル板が略水平となる状態でシャフトの回動を保持させてテーブルを使用するテーブル板の支持構造であって、
    シャフトは、略コ字状に形成された剛性棒部材であり、壁面に対して上下方向へ回動可能に組み付けられる回動軸部と、この回動軸部の両端に延設された左右1対の支持部とからなっており、
    この両支持部の自由端には、ガイド溝に挿入され、その挿入状態でガイド溝内を移動可能な曲折部がそれぞれ形成されており、
    シャフトの両曲折部をガイド溝内に挿入したときに、シャフトの両自由端と当接するガイド体の両側面には、両曲折部の移動方向に沿って左右1対の第1のカム面が形成されており、
    テーブル板を下方向から略水平となる状態へ回動させていくと、シャフトの両曲折部はガイド溝内をテーブル板の回動支点側の端部へ向けて移動していき、
    この移動に伴って、シャフトの両自由端はガイド体の第1のカム面に押し圧されながら互いに遠ざかる方向または互いに近づく方向へ撓ませられ、
    テーブル板が略水平となる状態に到達すると、シャフトの両自由端の撓みが解消され、
    この撓みの解消に伴って、壁面に対するシャフトの回動は保持されることを特徴とするテーブル板の支持構造。
  2. 請求項1に記載のテーブル板の支持構造であって、
    ガイド体のガイド溝は、テーブル板が略水平となる状態から壁面に対して略平行となる状態までの回動に応じたシャフトの両曲折部の移動を許容可能に形成されており、
    これら両状態の中間状態において、対応するシャフトの両自由端に生じる撓みが最大となるように、且つ、これら両状態から中間状態への途中状態において、対応するシャフトの両自由端に生じる撓みが増加していくようにカム面が設定されていることを特徴とするテーブル板の支持構造。
  3. 請求項1〜2のいずれか1項に記載のテーブル板の支持構造であって、
    ガイド体には、テーブル板が略水平となる状態からさらに上方向へ回動したときに対応するシャフトの両曲折部のさらなる移動を許容するガイド溝を有する逃がし体が延設されており、この逃がし体の両側面には、シャフトの両自由端に撓みを生じさせる左右1対の第2のカム面が形成されていることを特徴とするテーブル板の支持構造。



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