JP7440867B2 - 折畳み式卓球台脚部のロック構造 - Google Patents

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Description

本発明は、折畳み式卓球台に係り、特にその脚部のロック構造に関するものである。
折畳み式の卓球台では、特許文献1に示すように天板がその支持脚により水平に支持される拡開状態(使用状態)と、天板が立ち上がると共にその支持脚がその天板裏面に沿って立ち上がるよう折畳まれる折畳み状態とに形成したタイプのものが知られている。
このようなタイプの卓球台では、折畳み状態で保管し、且つ保管場所と設置場所との間で移動するようになっており、勝手に拡開してしまうと危険であることから、ロック構造が備えられているものもあり、このロック構造は、手動によって天板の作動を不能とする仕組みになっている。
実用新案登録第2590594号公報
上記のような仕組みでは、ロック用の特別な手動操作を必要としており、その動作をし忘れた場合には保管中や移動中に天板が勝手に開いてしまう恐れがある。また、拡開状態で使用中に折畳み方向に衝撃が加われば、脚が折畳み方向へ移動すると共に、天板が傾いてしまうおそれがある。
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、拡開動作または折畳み動作が終了すると、拡開状態または折畳み状態で自動的にロックされ、作業者のレバー操作によりロック解除される、新規且つ有用なロック構造を提供することを、その目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、天板と、前記天板の裏面に突設された一対のブラケットと、前記一対のブラケット間で軸架されたシャフトと、前記一対のブラケットの間で前記シャフトに回転可能に軸支された支持脚で構成され、前記支持脚に対して前記天板が拡開方向に回動すると、前記支持脚により前記天板が水平に支持される拡開状態になり、折畳み方向に回動すると、前記支持脚が前記天板の裏面に沿うように折畳まれる折畳み式卓球台脚部のロック構造において、メインロック構造として、前記支持脚側に前記天板の裏面側から立ち上がった姿勢で固定され、前記立ち上がり方向から前記支持脚の接地側にかけて連なる円弧状の摺接縁に前記折畳み状態と拡開状態に各別に対応する二箇所の受け凹部が設けられたメインロックガイドと、前記一対のブラケットの一方のブラケット側に中間部が回動自在に取付けられ、一方側が把持部となり、他方側がフック部材となって前記二箇所の受け凹部に択一的に係合離脱するメインロック凸部を有するメインロックレバーと、前記メインロックレバーに対して、前記メインロック凸部を前記摺接縁に近接する方向に付勢する付勢手段を備え、前記把持部が前記付勢手段による付勢力に抗して前記天板の裏面から起こされると、前記メインロック凸部が前記二箇所の受け凹部の一方の受け凹部から離脱し、前記支持脚に対する前記天板の回動に連動して、前記メインロック凸部が前記摺接縁に沿って摺動し、他方の受け凹部に係合することを特徴とするロック構造である。
請求項2の発明は、請求項1に記載した折畳み式卓球台脚部のロック構造において、サブロック構造として、支持脚側に固定され、シャフトの軸方向に直交する摺接面に折畳み状態と拡開状態の間の中間姿勢状態に対応する受け穴が設けられたサブロックガイドと、天板の裏面側に中間部が回動自在に取付けられ、一方側が把持部となり、他方側がサブロック凸部を有するサブロックレバーと、前記サブロックレバーに対して、前記サブロック凸部を前記摺接面に近接する方向に付勢する付勢手段を備え、前記支持脚に対する前記天板の回動に連動して、前記サブロック凸部が前記摺接面に沿って摺動し、前記受け穴に係合し、前記把持部が前記付勢手段による付勢力に抗して引かれると、前記サブロック凸部が前記受け穴から離脱し、前記支持脚に対する前記天板の回動に再び連動して、前記サブロック凸部が前記摺接面に沿って摺動することを特徴とするロック構造である。
請求項3の発明は、請求項2に記載した折畳み式卓球台脚部のロック構造において、サブロック構造では、受け穴にサブロック凸部が係合すると、折畳み状態から、拡開方向に約15°傾斜した状態で、支持脚に対して天板が回動不能にロックされることを特徴とするロック構造である。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載した折畳み式卓球台脚部のロック構造において、支持脚が天板の端面側に備えられ、別の支持脚が前記端面の反対側に備えられ、前記端面側の支持脚側で構成されたレバー駆動式メインロック構造に対して、前記反対側の支持脚側で構成されたケーブル連結式メインロック構造として、前記支持脚側に前記天板の裏面側から立ち上がった姿勢で固定され、前記立ち上がり方向から前記支持脚の回動支点側にかけて連なる円弧状の摺接縁に前記折畳み状態と拡開状態に各別に対応する二箇所の受け凹部が設けられたメインロックガイドと、前記一対のブラケットの一方のブラケット側に中間部が回動自在に取付けられ、一方側がメインロックレバーに連動結合され、他方側がフック部材となって前記二箇所の受け凹部に択一的に係合離脱するメインロック凸部を有するメインロック従動部と、前記メインロック従動部に対して、前記メインロック凸部を前記摺接縁に近接する方向に付勢する付勢手段を備え、 前記ケーブルが前記メインロックレバーに連動して引かれると、前記メインロック凸部が前記二箇所の受け凹部の一方の受け凹部から離脱し、前記支持脚に対する前記天板の回動に連動して、前記メインロック凸部が前記摺接縁に沿って摺動し、他方の受け凹部に係合することを特徴とするロック構造である。
請求項5の発明は、請求項4に記載した折畳み式卓球台脚部のロック構造において、メインロックレバーのメインロック凸部側に一端側が回動自在に連結され、他端側がブラケットに形成された長穴に沿って移動可能に挿通される軸が設けられたリンク部材と、前記軸に対して一端側が連結され、他端側がメインロック従動部に連結されたケーブルを備え、前記メインロックレバーが起こされると、前記軸の移動により前記ケーブルが連動して引かれることを特徴とするロック構造である。
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかに記載した折畳み式卓球台脚部のロック構造において、左右の天板が分離されるセパレートタイプの折畳み式卓球台に備えられることを特徴とするロック構造である。
本発明の折畳み式卓球台脚部のロック構造によれば、拡開動作または折畳み動作が終了すると、拡開状態または折畳み状態で自動的にロックされ、作業者のレバー操作によりロック解除されるので、作業上の安全性が図れる。
本発明の実施の形態に係る天板の裏面の一部の平面図である。 図1の補助脚側のメインロック構造に係る部分の立体イメージ図である。 図2の一部の分解斜視図である。 図2に対応する部分の平面図である。 図2に対応する部分の側面図である。 図1の主脚側のメインロック構造に係る部分の立体イメージ図である。 図6に対応する部分の平面図である。 図6に対応する部分の側面図である。 図1の天板と補助脚及び主脚とを連結する連結部材を説明するための平面図である。 図1の補助脚側のサブロック構造に係る部分の立体イメージ図である。 図10に対応する部分の平面図である。 図10に対応する部分の側面図である。
本発明の実施の形態に係る折畳み式卓球台脚部のロック構造について、図面にしたがって説明する。
この実施の形態では、卓球台は一対の天板が左右に分かれるセパレートタイプになっており、一対の天板のそれぞれにロック構造が備えられているが、説明の便宜のために、一方の天板側について説明する。図1に示すように、この天板1の裏面3には、支持脚として、左右方向に間隔をあけて2つの補助脚5、5がそれぞれ設けられている。
図1~図5に示すように、天板1の端面2寄りの裏面3には、一対のプレート状のブラケット7、9が板面を互いに平行に間隔をあけて突設されており、板面は左右方向を向いている。この内側を向いた板面の間にはシャフトとしてボルト11が軸架されナットで固定されている。補助脚5には貫通孔が形成されており、そこにホルダー13が内嵌され固定されている。補助脚5は一対のブラケット7、9の間に入り込んで、このホルダー13にボルト11の軸が軸回りに回転可能に挿通されており、補助脚5がボルト11の軸を回転可能に支持した状態になっている。
従って、補助脚5に対して天板1が拡開方向に回動すると、補助脚5により天板1が水平に支持される拡開状態になり、折畳み方向に回動すると、立ち上がった補助脚5に天板1の裏面3が沿ってくる。図2~図5は折畳み状態が図示されている。但し、図2~図4はロック状態で、図5はロック解除された状態を示している。
左右の補助脚5、5と天板1の間に同じ構成のメインロック構造が各別に備えられており、左右の主脚39、39と天板1の間にも同様な構成のメインロック構造が備えられている。
従って、視認の便宜から、右側の補助脚5と左側の主脚39側に備えられたメインロック構造について説明する。
補助脚5側では、ホルダー13の軸方向両端側が補助脚5から突出しており、ブラケット7側にプレート状のメインロックガイド15が固定され外フランジ状に一体化している。このメインロックガイド15は、ほぼ1/4円になっており、円弧状の縁が摺接縁15aになっている。この摺接縁15aの両端側がそれぞれ内方に向かってU字状に切り欠かれて受け凹部15b、15cになっている。
メインロックガイド15は板面が左右方向を向いて裏面3から立ち上がった姿勢になっており、摺接縁15aは立ち上がり方向から補助脚5の接地側、すなわち後方に向かって下がり勾配で連なっている。
メインロックレバーは細長いプレート状の把持部17を備える。この把持部17は中間部が略U字状に湾曲しており、それぞれ、左右の補助脚5、5に向かっている。
把持部17の両端部にはそれぞれプレート状のフック部材19の一端部が固定されて連なっている。
ブラケット7は前側すなわち天板1の端面2側に、上方すなわち裏面3から離れる方向に向かって大きく突出した突出部分があり、その突出部分にフック部材19の長さ方向中間部が回動自在に軸支されている。フック部材19はブラケット7の外面側で重なり合い、ブラケット7の内面側に突出した回動軸19aにはトーションバネ20の環状部分が巻き掛けられており、一方のアーム20aはブラケット7の内面から突出した係止突起7aに係止されている。このトーションバネ20によって、フック部材19は矢印に示す方向に付勢されている。
フック部材19はL字状になっており、後側に上方に突出した突出部分がある。この後側にはブラケット7の内面側に向かって円柱状のメインロック凸部19bが突設されている。このメインロック凸部19bは受け凹部15b、15cの凹底部に遊嵌される。また、突出部分の突出端寄りにもブラケット7の内面側に向かってピン19cが突設されている。
符号21はリンク部材を示し、このリンク部材21の一端部はピン19cを介してフック部材19と回動自在に結合されている。ブラケット7は後側に上方に向かって小さく突出した突出部分があり、その突出部分には前後方向に延びる長穴7bが形成されている。リンク部材21の他端側は屈曲されてブラケット7の突出部分の外面側に回り込んでおり、他端部には丸穴21aが形成されている。符号23は長方形のプレートを垂直に折り曲げたL形の連結金具を示し、この連結金具23の一片部には丸穴23aが形成されている。連結金具23をブラケット7の内面側に配置し、座金25も併用し、ボルト27とナット29で締結すると、ナット29の軸が長穴7b内を擦動可能に一体化される。
連結金具23は、他片部にケーブル取付金具31が固定されている。このケーブル取付金具31には、ケーブル33の一端が止着されている。ケーブル33は後方に向かって延びている。
ブラケット7の後端部は垂直に折り曲げられて折曲げ片がブラケット7の内面側に延びており、そこには筒状のケーブルガイド35がねじ止めされることで取付けられている。ケーブル33はこのケーブルガイド35を挿通して後方に延びており、ケーブルガイド35より後方ではカバー37に収納されている。
図6~図8に示すように、主脚39も、補助脚5と同様に、一対のブラケット41、43が突設されており、ボルト45、ナット46、ホルダー47を備えて、主脚39がボルト45の軸を回転可能に支持した状態になっている。ナット46はブラケット43の後側の上方に小さく突出した突出部分にくるようにボルト45の位置が設定されている。
ホルダー47にはメインロックガイド15と同様にメインロックガイド49が固定されて一体化している。但し、メインロックガイド49の摺接縁49aは前方に向かって下がり勾配で連なっており、受け凹部49bはブラケット43の中間の凹部分に位置している。
ブラケット43の前側すなわち天板1の端面2側に、上方に大きく突出した突出部分があり、その前端部の上側には折曲げ片が連なっている。この折曲げ片は垂直に折り曲げられてブラケット43の外面側に延びており、そこには筒状のケーブルガイド35が取付けられている。ケーブル33はこのケーブルガイド35を挿通して後方に延びている。
符号51はプレート状のフック部材を示し、このフック部材51の下端部がブラケット43の前後方向中間で凹状になった部分の下部に回動自在に軸支されている。フック部材51はブラケット43の外面側で重なり合い、ブラケット43の外面側に突出した回動軸53にはトーションバネ55の環状部分が巻き掛けられており、一方のアーム55aはブラケット43の底面に係止されており、他方のアーム55bはフック部材51に係止されている。このトーションバネ55によって、フック部材51は矢印に示す方向に付勢されている。
フック部材51の上端部にはケーブル33の他端部が止着されている。ケーブル33はこのように両端部が止着されており、バネ付勢により緊張状態にある。
フック部材51の長さ方向中間部の内面からは円柱状のメインロック凸部51aが突設されている。このメインロック凸部51aは受け凹部49b、49cの凹底部に遊嵌される。
メインロック構造は上記のように構成されており、1つの把持部17が左右両側の補助脚5、5のメインロック構造の一部として共用されている。
把持部17がバネ付勢に抗して天板1の裏面3から起こされると、すなわちレバー駆動されると、フック部材19が回動してメインロック凸部19bが受け凹部15bから離脱して、折畳み状態のロックが解除される。
その後に、天板1が拡開方向に動作すると、補助脚5、5は後述する連結部材40等を介して天板1と連結されているので、補助脚5に対する天板1の回動に連動してメインロック凸部19bが摺接縁15aに沿って摺動し、完全な拡開状態になると、メインロック凸部19bが受け凹部15cに係合して、拡開状態にロックされる。
また、フック部材19が回動すると、リンク部材21を介して連結されたケーブル33が前側に引っ張られる。これによって、フック部材51が回動してメインロック凸部51aが受け凹部49bから離脱して、折畳み状態のロックが解除される。
その後に、天板1が拡開方向に動作すると、主脚39、39は後述する連結部材40等を介して天板1と連結されているので、主脚39に対する天板1の回動に連動してメインロック凸部51aが摺接縁49aに沿って摺動し、完全な拡開状態になると、メインロック凸部51aが受け凹部49cに係合して、拡開状態にロックされる。
上記したように、レバー駆動により、一対の補助脚5、5、一対の主脚39、39の折畳み状態に対するロックが解除され、拡開状態に至ると自動的にロックされる。同様に、レバー駆動により、一対の補助脚5、5、一対の主脚39、39の拡開状態に対するロックが解除され、折畳み状態に至ると自動的にロックされる。
図9において符号40はパイプ材によって構成される連結部材を示し、連結部材40は天板1の幅方向へ真っすぐに延びる直管部40aと、この直管部40aの両端部に対し一端部が連結された延長部40b、40bからなる(図9においては、一対ある延長部40b、40bの一方側だけを示す)。
図9(C)に示すように直管部40aにはピン42の大径部42aがねじ止めされ、小径部42bは直管部40aの端部から突出している。この小径部42bに対し延長部40bが回動自在に嵌められている。延長部40bの基端部が湾曲して、主脚39、39に向かって延びている。一対の延長部40b、40bはブラケット38、38を介して主脚39、39にそれぞれ回動自在に取付けられている。すなわち、図9(B)に示すように、ブラケット38、38が主脚39、39に固定され、ブラケット38、38に延長部40b、40bがボルト44、44を支点として回動自在に支持されている。また、直管部40aは補助脚5、5に溶接され固定されている。
従って、主脚39、39と補助脚5、5は天板1と共に折畳み状態と拡開状態との間で動作することが可能となる。
一方の補助脚5には、サブロック構造も備えられている。
図2、図4、図10~図12に示すように、ホルダー13はブラケット9側の突出部分にプレート状のサブロックガイド57が固定され外フランジ状に一体化している。このサブロックガイド57には受け穴57aが形成され、ブラケット9に対向する面が摺接面57bになっている。この摺接面57bはボルト11の軸方向と直交している。また、ブラケット9には穴が形成され、この穴にプランジャー58が取付けられている。プランジャー58には軸59が摺動自在に挿通されている。この軸59のブラケット9の内面に突出した先端部がサブロック凸部59aになっている。
サブロックレバー61は天板1の裏面3に突設されたブラケット63に取付けられている。サブロックレバー61では、ケーブル取付け部61aにケーブル62の一端部が止着されており、把持部61bが前方に引かれると、ケーブル取付け部61aと共にケーブル62が連動して引かれるようになっている。サブロックレバー61の把持部61bは、メインロックレバーの把持部17と同じように天板1の端面2側にある。
符号65はプレート状のブラケットを示し、このブラケット65は裏面3に重ね合されている。3つのブラケット9、63、65を結ぶと描かれるL字形の中間角部の位置にブラケット65がある。
このブラケット65から上面に突設された回動軸65aにトーションバネ67の環状部分が遊嵌され、その上にプレート状の中継部材69が回動自在に支持されている。この中継部材69はL字形になっており、その両端部は垂直に折り曲げられている。そして、中間部が回動軸65aに回動自在に支持されている。トーションバネ67の一方のアーム67aがブラケット65から突設された係止凸部65bに係止され、他方のアーム67bは中継部材69に係止されて、矢印に示す方向に付勢されている。
中継部材69の一方の折曲げ片は上方に向かって高く立ち上がっており、ケーブル62の他端部が止着されている。
他方の折曲げ片は下方に向かって低く垂下されており、当該他方の折曲げ片側の中継部材69にアーム67bが係止されている。この当該他方の折曲げ片側の中継部材69の縁部はプレート状の連結部材71に形成された溝71aに嵌り込んで固定されている。
この連結部材71はリング73を介してプランジャー58と連結されている。バネ付勢により中継部材69は矢印に示す方向に付勢され、ケーブル62は緊張状態にある。また、プランジャー58はサブロックガイド57に向かって進行してサブロック凸部59aがサブロックガイド57の摺接面57bに当接した状態にある。
サブロック構造は上記のように構成されており、天板1が拡開方向に動作すると、サブロック凸部59aがサブロックガイド57の摺接面57b上を摺動し、天板1が約15°傾斜したときには受け穴57aに嵌込み係合して、拡開途中の中間姿勢状態にロックされる。
把持部61bが前方に引かれると、中継部材69がバネ付勢に抗して回動するので、連結部材71が軸59を後退させる方向に移動する。従って、軸59が後退してサブロック凸部59aは受け穴57aから離脱する。これにより、天板1は再び動作可能になる。
このように、天板1を拡開するときに15°まで傾斜すると、すなわち中間姿勢状態に至ると一旦ロックされるので、メインロックレバーの把持部17を強い力で起こしても、天板1が勢いよく拡開するのが阻止される。サブロック構造は、一方の補助脚5側にのみ備えられているが、十分なロック機能を発揮する。
上記したように、三段階でロック機能が働き、メインロック機能は1つのレバー操作で補助脚5、5、主脚39、39のロック状態を同時に解除できる。また、サブロック機能は天板1が折畳み状態から急速に拡開状態になるのを阻止でき、レバー操作でそのロック状態を解除できる。
把持部17、61bは、端面2から35cm以内に設けられており、操作し易くなっている。
従って、作業上の安全性が確保できる。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、卓球台はセパレートタイプに限定されず、内折りタイプでもこのロック構造は適用可能である。
1…天板 2…端面 3…裏面 5…補助脚 7…ブラケット
7a…係止突起 7b…長穴 9…ブラケット 11…ボルト 13…ホルダー
15…メインロックガイド 15a…摺接縁 15b、15c…受け凹部
17…把持部 19…フック部材 19a…回動軸
19b…メインロック凸部 19c…ピン 20…トーションバネ
20a…アーム 21…リンク部材 21a…丸穴 23…連結金具
23a…丸穴 25…座金 27…ボルト 29…ナット
31…ケーブル取付金具 33…ケーブル 35…ケーブルガイド
37…カバー 38…ブラケット 39…主脚 40…連結部材
40a…直管部 40b…延長部 41…ブラケット 42…ピン 42a…大径部
42b…小径部 43…ブラケット 44…ボルト 45…ボルト
46…ナット 47…ホルダー 49…メインロックガイド 49a…摺接縁
49b、49c…受け凹部 51…フック部材 51a…メインロック凸部
53…回動軸 55…トーションバネ 55a、55b…アーム
57…サブロックガイド 57a…受け穴 57b…摺接面
58…プランジャー 59…軸 59a…サブロック凸部
61…サブロックレバー 61a…ケーブル取付け部 61b…把持部
62…ケーブル 63…ブラケット 65…ブラケット
65a…回動軸 65b…係止凸部 67…トーションバネ
67a、67b…アーム 69…中継部材 71…連結部材
71a…溝 73…リング

Claims (6)

  1. 天板と、前記天板の裏面に突設された一対のブラケットと、前記一対のブラケット間で軸架されたシャフトと、前記一対のブラケットの間で前記シャフトに回転可能に軸支された支持脚で構成され、前記支持脚に対して前記天板が拡開方向に回動すると、前記支持脚により前記天板が水平に支持される拡開状態になり、折畳み方向に回動すると、前記支持脚が前記天板の裏面に沿うように折畳まれる折畳み式卓球台脚部のロック構造において、
    メインロック構造として、
    前記支持脚側に前記天板の裏面側から立ち上がった姿勢で固定され、前記立ち上がり方向から前記支持脚の接地側にかけて連なる円弧状の摺接縁に前記折畳み状態と拡開状態に各別に対応する二箇所の受け凹部が設けられたメインロックガイドと、
    前記一対のブラケットの一方のブラケット側に中間部が回動自在に取付けられ、一方側が把持部となり、他方側がフック部材となって前記二箇所の受け凹部に択一的に係合離脱するメインロック凸部を有するメインロックレバーと、
    前記メインロックレバーに対して、前記メインロック凸部を前記摺接縁に近接する方向に付勢する付勢手段を備え、
    前記把持部が前記付勢手段による付勢力に抗して前記天板の裏面から起こされると、前記メインロック凸部が前記二箇所の受け凹部の一方の受け凹部から離脱し、前記支持脚に対する前記天板の回動に連動して、前記メインロック凸部が前記摺接縁に沿って摺動し、他方の受け凹部に係合することを特徴とするロック構造。
  2. 請求項1に記載した折畳み式卓球台脚部のロック構造において、
    サブロック構造として、
    支持脚側に固定され、シャフトの軸方向に直交する摺接面に折畳み状態と拡開状態の間の中間姿勢状態に対応する受け穴が設けられたサブロックガイドと、
    天板の裏面側に中間部が回動自在に取付けられ、一方側が把持部となり、他方側がサブロック凸部を有するサブロックレバーと、
    前記サブロックレバーに対して、前記サブロック凸部を前記摺接面に近接する方向に付勢する付勢手段を備え、
    前記支持脚に対する前記天板の回動に連動して、前記サブロック凸部が前記摺接面に沿って摺動し、前記受け穴に係合し、前記把持部が前記付勢手段による付勢力に抗して引かれると、前記サブロック凸部が前記受け穴から離脱し、前記支持脚に対する前記天板の回動に再び連動して、前記サブロック凸部が前記摺接面に沿って摺動することを特徴とするロック構造。
  3. 請求項2に記載した折畳み式卓球台脚部のロック構造において、
    サブロック構造では、受け穴にサブロック凸部が係合すると、折畳み状態から、拡開方向に約15°傾斜した状態で、支持脚に対して天板が回動不能にロックされることを特徴とするロック構造。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載した折畳み式卓球台脚部のロック構造において、
    支持脚が天板の端面側に備えられ、別の支持脚が前記端面の反対側に備えられ、前記端面側の支持脚側で構成されたレバー駆動式メインロック構造に対して、
    前記反対側の支持脚側で構成されたケーブル連結式メインロック構造として、
    前記支持脚側に前記天板の裏面側から立ち上がった姿勢で固定され、前記立ち上がり方向から前記支持脚の回動支点側にかけて連なる円弧状の摺接縁に前記折畳み状態と拡開状態に各別に対応する二箇所の受け凹部が設けられたメインロックガイドと、
    前記一対のブラケットの一方のブラケット側に中間部が回動自在に取付けられ、一方側がメインロックレバーに連動結合され、他方側がフック部材となって前記二箇所の受け凹部に択一的に係合離脱するメインロック凸部を有するメインロック従動部と、
    前記メインロック従動部に対して、前記メインロック凸部を前記摺接縁に近接する方向に付勢する付勢手段を備え、
    前記ケーブルが前記メインロックレバーに連動して引かれると、前記メインロック凸部が前記二箇所の受け凹部の一方の受け凹部から離脱し、前記支持脚に対する前記天板の回動に連動して、前記メインロック凸部が前記摺接縁に沿って摺動し、他方の受け凹部に係合することを特徴とするロック構造。
  5. 請求項4に記載した折畳み式卓球台脚部のロック構造において、
    メインロックレバーのメインロック凸部側に一端側が回動自在に連結され、他端側がブラケットに形成された長穴に沿って移動可能に挿通される軸が設けられたリンク部材と、
    前記軸に対して一端側が連結され、他端側がメインロック従動部に連結されたケーブルを備え、
    前記メインロックレバーが起こされると、前記軸の移動により前記ケーブルが連動して引かれることを特徴とするロック構造。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載した折畳み式卓球台脚部のロック構造において、
    左右の天板が分離されるセパレートタイプの折畳み式卓球台に備えられることを特徴とするロック構造。
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