JP5484634B2 - 鍛造性、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れた銅基合金 - Google Patents

鍛造性、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れた銅基合金 Download PDF

Info

Publication number
JP5484634B2
JP5484634B2 JP2013509828A JP2013509828A JP5484634B2 JP 5484634 B2 JP5484634 B2 JP 5484634B2 JP 2013509828 A JP2013509828 A JP 2013509828A JP 2013509828 A JP2013509828 A JP 2013509828A JP 5484634 B2 JP5484634 B2 JP 5484634B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistance
copper
phase
dezincification
based alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013509828A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012140977A1 (ja
Inventor
美治 上坂
正典 奥山
拓也 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAN-ETSU METALS Co.,Ltd.
Original Assignee
SAN-ETSU METALS Co.,Ltd.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAN-ETSU METALS Co.,Ltd. filed Critical SAN-ETSU METALS Co.,Ltd.
Priority to JP2013509828A priority Critical patent/JP5484634B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5484634B2 publication Critical patent/JP5484634B2/ja
Publication of JPWO2012140977A1 publication Critical patent/JPWO2012140977A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C9/00Alloys based on copper
    • C22C9/02Alloys based on copper with tin as the next major constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C9/00Alloys based on copper
    • C22C9/04Alloys based on copper with zinc as the next major constituent
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J1/00Preparing metal stock or similar ancillary operations prior, during or post forging, e.g. heating or cooling
    • B21J1/003Selecting material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J5/00Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C9/00Alloys based on copper
    • C22C9/08Alloys based on copper with lead as the next major constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/08Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of copper or alloys based thereon

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

本発明は、鍛造性、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れた銅基合金に関し、特に継ぎ手、バルブなどの、優れた鍛造性と高い耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性が要求される製品の製造に好適である。
耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れた鍛造用銅基合金としては、特許文献1に0.1〜0.8%のSn、0.01〜0.5%のSiを含有し、Pb:0.3〜3.5%を有する銅基合金が開示されているが鍛造性が未だ不充分であった。
日本国特開2003−247035号公報
近年、継手やバルブなどの中空部を有する製品を中空鍛造で作る場合が多くなってきているが、これに対応するには、熱間変形抵抗が小さく、従来以上に鍛造性に優れた材料が必要になってくる。
しかも、これらの製品には耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れた材料であることが不可欠である。
本発明は、かかる傾向および要請に応えるべくなされたもので、工業的に満足しうる被削性及び強度を有し、且つ優れた鍛造性、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性を有する銅基合金の提供を目的とする。
本発明は上記の目的を達すべく、銅基合金は、第1に、質量%において、Cu:61.0〜63.0%、Pb:1.3〜2.0%、Sn:1.8〜2.8%、Sb:0.05〜0.25%、P:0.04〜0.15で残部がZnと不純物からなり、鍛造性、耐応力腐食割れ及び耐脱亜鉛腐食性に優れたことを特徴とする。
銅基合金は、第2に、質量%において、Cu:61.0〜63.0%、Pb:1.3〜2.0%、Sn:1.8〜2.8%、Sb:0.05〜0.25%、P:0.04〜0.15、更に、Te:0.01〜0.45%、Se:0.02〜0.45%のうち、少なくとも1種の元素を含有し、残部がZnと不純物からなり、鍛造性、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れたことを特徴とする。
本発明は、特許文献1に記載の銅基合金に比較してSn成分の配合割合を高くすることで、鍛造性を改善すると共に、他の成分を調整することで、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性を向上させたものである。
本発明に係る銅基合金は、熱間中空鍛造品等やアプセット率が高くないと成形が難しい熱間鍛造品であっても割れることなく製造が可能で、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性にも優れる。
また、本発明に係る銅基合金は特許文献1の発明とは相違し、Si、Ni等を添加する必要がない。
評価に用いた銅基合金の成分表を示す。 試験片の鍛造性、耐応力腐食割れ性、耐脱亜鉛腐食性及び機械的性質の評価結果を示す。 Sbの添加の影響を評価するのに用いた合金組成を示す。 γ相とα相における成分量の分析結果を示す。 脱亜鉛試験後の顕微鏡写真を示す。 鍛造性の試験方法を示す。 応力腐食割れ試験に用いたサンプル形状とトルク付加おねじを示す。 デシケーターの内に入っているサンプルを示す。 鍛造性の試験結果写真例を示す。
以下、本発明において銅基合金の成分を決定した理由を説明する。
鍛造用黄銅材において、熱間加工時の延性を確保するには、β相の出現が不可欠であるが、鍛造後の金属組織中にα相の他にβ相が混在すると、このβ相を起点に脱亜鉛腐食が発生しやすい。
また、金属組織中に硬くて脆いγ相が出現すると機械的性質の伸びが低下し、結晶粒界に偏析物が多くなると応力腐食割れが出現しやすい。
また、γ相はα相に比較して脱亜鉛腐食が発生しやすい。
Cu成分は、63%(以下全て質量%)を超えると、熱間加工時の変形抵抗が大きくなりすぎ、61%を下回ると、耐脱亜鉛腐食性が低下する。
Pbは被削性を向上させるための添加元素であり、本発明においては被削性を確保するのに、Pb成分を1.3%以上を添加するが、1.8%を超えると、鍛造性が低下する恐れを懸念していたが、追加実験によりPb成分は2.0%まで添加可能であることが分かった。
Sn成分を1.8〜2.8%の範囲にて添加すると熱間鍛造性が改善されるとともに
Sbとの併用でSn単独で得られないとされる耐応力腐食割れが改善する。
本願成分系においてSn成分が1.8%未満では鍛造性が劣り、2.8%を超えると脆くなる。
Fe成分は、本発明において不純物であり、P−Fe化合物が増加してPが消費され、Pの有効添加量が不足し耐脱亜鉛腐食性が低下する。
従って、Fe成分は、0.1%以下、好ましくは、0.05%以下、さらに望ましくは、0.02%以下である。
また、本発明にて、Ni及びSi成分も不純物である。
Ni成分は、0.02%以下が好ましく、Si成分は、0.01%以下が好ましい。
Sb成分は、耐脱亜鉛腐食性を改善するとともに耐応力腐食割れ性を改善するが、Snとの併用にて特に効果がある。
有効に作用するには少なくとも0.05%の添加が必要である。
しかし、Sbは銅合金を非常に脆くさせるので、0.10%が限界であると推定していたが、追加実験により上限は0.25%であることが判明した。
本願発明に係る銅基合金は、鍛造後に室温まで自然冷却するとα相の他にγ相が析出し、約5%以下のβ相が残っている金属組織になっている。
詳細については後述するが、ISO法に準拠して脱亜鉛腐食試験を実施したところ、図5に金属組織写真例を示すようにγ相が脱亜鉛していることが分かった。
そこで、銅合金中の添加成分がα相とγ相でどのような局部的濃度になっているかEPMA分析したところ、Sbはα相よりもγ相に多く存在し、このSbの添加量を増加させるとγ相におけるSbの濃度が高くなり、γ相の脱亜鉛腐食を抑える効果が確認できた。
このことからSb成分は、0.05〜0.25%の範囲がよいことが明らかになった。
また、好ましくはSb成分は0.06%以上、さらに好ましくは0.09%以上で0.25%以下がよい。
これまでにも脱亜鉛腐食の原因の1つにγ相の偏析があると言われており、従来はγ相を小さく分散させる検討は提案されていたようですが、本発明のようにγ相中のSb濃度を高くする方策はなかった。
P成分は、耐脱亜鉛腐食性を向上させる働きがある。また、PはPbの粒界への移動を抑制するため熱間加工性を向上させる。
Pの適正添加量は0.04〜0.15%となる。
Te成分は、切削性が向上するが、0.01%以上で効果があり、添加量相応の効果を得る点、及び経済性の点から0.45%を上限とした。
Se成分は、切削性が向上するが、材料単価が高価であるため、極力抑えるのがよい。
また、熱間加工性が悪くなるので0.45%以下が望ましい。
従ってSe成分を添加する場合は、0.02〜0.45%の範囲が好ましい。
図1に示すような各種合金組成の鋳塊(外径60mm、長さ80mmの円柱形状)を熱間(600〜620℃)で外径22mmの丸棒状に押出加工し、その後、常温まで空冷することによって銅基合金材を得た。
図1の表中、発明合金と表示した欄の成分は本発明の実施例に該当し、比較例と表現したもののうち、No.21〜23及びNo.25,26は、合金成分のうち1つ以上の成分が本発明の範囲から外れ、No.24は市販材からサンプリングしたものである。
<評価試験>
(1)鍛造試験
上記で得られた銅基合金材を長さ22mmに切断し、図6に示す試験方法にて鍛造性を評価した。
図6にてアプセット率(%)={(22−h)/22}×100の値が大きい方が厳しい試験方法となる。
本発明においては、鍛造の難しい製品を念頭においているので、アプセット率60〜90%にて鍛造性を評価した。
鍛造温度は700,750,800℃の3条件とした。
鍛造機はメカニカルプレス250トンを使用した。
評価としては、アプセット率80%で、上記3種類の温度の中で最も鍛造性の良い温度での品物を選び、割れが生じていないものを○、部分的に割れが認められたものを△、全体に割れが見られたものを×とした。
図9(a)に示した写真は、発明合金No.1の例で、(b)は比較例No.22の例を示し、鍛造温度800℃で、上からアプセット率:70%、80%、90%である。
(2)応力腐食割試験
外径が22mmの銅基合金材を長さ78mmに切断し、熱間鍛造を行なって図7(a)に示す形状に仕上げた。
めねじ部の外径が25mmで内側のネジは1/2インチのテーパーめねじとした。
これに図7(b)に示すようなシールテープを巻いた1/2インチテーパーおねじの継手を60N・mのトルクでねじ込み、アンモニア濃度14%のアンモニア水を入れたデシケータ内に24時間放置し、試験を行なった。
図8に試験状態を示す。
24時間経過後にデシケータ内から各供試材を取り出して希硝酸で洗浄した後に、目視確認により割れ有無の評価を行なった。
割れの発生がないものを「○」、割れの発生が認められたものを「×」とした。
(3)耐脱亜鉛腐食試験
ISO法に準拠して、試験材を75±3℃のCuCl・2HOの12.7g/l溶液に24時間浸漬し、脱亜鉛腐食深さを測定し、以下の基準により評価した。
脱亜鉛深さ100μm以下のものは合格(○)、脱亜鉛深さが100μmを超えるものは不合格(×)とした。
(4)機械的性質
図1に示すような各種合金組成の鋳塊(外径60mm、長さ80mmの円柱形状)を熱間(600〜620℃)で外径10mmの丸棒状に押出加工し、その後、常温まで空冷することによって銅基合金材を得た。
これを平行部の径が7mm、標点距離は25ミリになるように機械加工して引っ張り試験を行ない、0.2%耐力、引張強さ、破断伸びを測定した。
ここで、引張強さが370N/mm以上、破断伸びが15%以上を判定基準とした。
両方を満足する場合を◎、1項目を満足する場合を○、両方とも満足できない場合を×と判定した。
図1の化学成分と図2の評価結果を検討する。
本発明に係る実施例のNo.1〜10は、Pb:1.3〜2.0%,Sn:1.8〜2.8%,Sb:0.05〜0.25%,P:0.04〜0.15%の範囲であるので、鍛造性、耐応力腐食割れ性、耐脱亜鉛腐食性及び機械的性質のいずれにおいても実用上、問題がなかった。
発明合金No.6〜No.10は追加的に試作評価したものである。
合金No.6は、Pb成分量が1.97%,Sb成分量が0.22%であったが、図2の表に示すように鍛造性、耐応力腐食割れ性、耐脱亜鉛腐食性及び機械的性質のいずれの品質も基準をクリアーしていた。
合金No.7〜No.10は、Sbの量を順次増加させたものである。
合金No.10は、Sb:0.144%添加のものよりやや脆くなり、機械的性質がやや低下したものの、その他の特性には変化がなかった。
銅合金組織中のSbの挙動については、後述する。
これに対して、比較例No.21はSb成分が0.01%と本発明の範囲、0.05%より少ないので耐応力腐食割れ性が特に劣っていた。
比較例No.22はCu:63.1%と63.0%を超え、Pbも2.09%と2.0%を超えているので特に鍛造性が劣っていた。
比較例No.23はPbが本発明の範囲を超え、Snが本発明の範囲以下なので鍛造性、耐応力腐食割れ性が特に劣っていた。
比較例No.24の市販材は本発明合金より、機械的性質以外の全ての品質項目で劣っていた。
比較例No.25は、Pbが本発明の範囲を超えているので鍛造性がやや劣っていた。
比較例No.26は、Pbが本発明の範囲を超え、SnとSbが本発明の範囲以下なので、鍛造性と耐応力腐食割れ性が劣っていた。
Sbの添加効果を確認すべく、次のような試験・評価を実施した。
図3の表に示した成分の合金組成の鋳塊(外径60mm、長さ80mmの円柱形状)を熱間(600〜630℃)で外径17ミリの丸棒状に押出加工し、その後、常温まで空冷することによって銅基合金材を得た。
押出加工における熱間条件は、鍛造に近い。
一方、金属組織は押出方向に析出物が細長くなる。
よって、押出加工材の方が鍛造材よりも脱亜鉛腐食試験条件が過酷である。
そこで、最も脱亜鉛しやすい方向である押出方向に垂直な面を暴露面として、ISO法に準拠して、試験材を75±3℃のCuCl・2HOの12.7g/L溶液に24時間浸漬し、最大脱亜鉛深さ(単位:μm)を求めた。
Sbの添加量が高くなるにつれて耐脱亜鉛腐食性は良くなるが、0.15%以上になると改善効果に変化が見られない。
そこで、機械的特性を考慮して上限を0.25%とした。
Sbの添加量を多くすることで耐脱亜鉛腐食性がよくなる理由を調査すべく、EPMAによる微小部分の定量分析を実施し、その結果を図4に示す。
Sbの添加量を増すと、α相中のSb量に変化は見られないがγ相中のSbが増えている。
このことから、γ相中にSbが移動し、脱亜鉛腐食を抑えていることがわかった。
しかし、γ相中のSbが0.9%を超えると効果は変わらないようである。
また、γ相中のSb成分量に着目すると、γ相中のSb成分量は0.6〜1.3%の範囲が好ましいことになる。
本発明に係る銅基合金は、鍛造性,耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れるから、配管継手,バルブ類のみならず、各種鍛造製品に適用できる。

Claims (3)

  1. 質量%において、Cu:61.0〜63.0%、Pb:1.3〜2.0%、Sn:1.8〜2.8%、Sb:0.05〜0.25%、P:0.04〜0.15%で残部がZnと不純物からなり、熱間加工後の金属組織γ相中のSb成分濃度がα相中の当該濃度より高くなり、鍛造性、耐応力腐食割れ及び耐脱亜鉛腐食性に優れたことを特徴とする銅基合金。
  2. 質量%において、Cu:61.0〜63.0%、Pb:1.3〜2.0%、Sn:1.8〜2.8%、Sb:0.05〜0.25%、P:0.04〜0.15%、更に、Te:0.01〜0.45%、Se:0.02〜0.45%のうち、少なくとも1種の元素を含有し、残部がZnと不純物からなり、熱間加工後の金属組織γ相中のSb成分濃度がα相中の当該濃度より高くなり、鍛造性、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れたことを特徴とする銅基合金。
  3. 銅基合金に添加した際のSb:0.05〜0.25%よりもγ相中のSb濃度の方が高くなっていることを特徴とする請求項1又は2記載の銅基合金。
JP2013509828A 2011-04-13 2012-03-08 鍛造性、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れた銅基合金 Active JP5484634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013509828A JP5484634B2 (ja) 2011-04-13 2012-03-08 鍛造性、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れた銅基合金

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011089373 2011-04-13
JP2011089373 2011-04-13
PCT/JP2012/055916 WO2012140977A1 (ja) 2011-04-13 2012-03-08 鍛造性、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れた銅基合金
JP2013509828A JP5484634B2 (ja) 2011-04-13 2012-03-08 鍛造性、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れた銅基合金

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5484634B2 true JP5484634B2 (ja) 2014-05-07
JPWO2012140977A1 JPWO2012140977A1 (ja) 2014-07-28

Family

ID=47009159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013509828A Active JP5484634B2 (ja) 2011-04-13 2012-03-08 鍛造性、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れた銅基合金

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5484634B2 (ja)
KR (1) KR101832289B1 (ja)
WO (1) WO2012140977A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2013340034B2 (en) * 2012-10-31 2018-03-22 Kitz Corporation Brass alloy and processed part and wetted part
DE112014002690T5 (de) * 2013-06-05 2016-02-25 San-Etsu Metals Co., Ltd. Kupferlegierung
SE1450094A1 (sv) 2014-01-30 2015-07-31 Arsenikfri mässing med förbättrad avzinkningshärdighet och skärbarhet
JP6304915B1 (ja) * 2016-05-25 2018-04-04 三菱伸銅株式会社 黄銅合金熱間加工品及び黄銅合金熱間加工品の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005281800A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Kitz Corp 銅基合金とこの合金を用いた鋳塊・製品

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0768595B2 (ja) * 1991-11-14 1995-07-26 三宝伸銅工業株式会社 耐蝕性銅基合金材
JP3903297B2 (ja) * 2000-06-30 2007-04-11 Dowaホールディングス株式会社 耐脱亜鉛性銅基合金
EP1777305B1 (en) * 2004-08-10 2010-09-22 Mitsubishi Shindoh Co., Ltd. Copper-base alloy casting with refined crystal grains

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005281800A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Kitz Corp 銅基合金とこの合金を用いた鋳塊・製品

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2012140977A1 (ja) 2014-07-28
WO2012140977A1 (ja) 2012-10-18
KR101832289B1 (ko) 2018-02-26
KR20140045933A (ko) 2014-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3966896B2 (ja) 黄銅材
JP2004244672A (ja) 耐脱亜鉛性に優れた銅基合金
CA2850053C (en) Leadless free-cutting copper alloy and method for producing the same
JP5135491B2 (ja) 耐圧耐食性銅合金、ろう付け構造体、及びろう付け構造体の製造方法
WO2014117684A1 (zh) 一种热成型性能优异的无铅易切削耐蚀黄铜合金
JP6795872B1 (ja) 快削性銅合金、及び、快削性銅合金の製造方法
JP6850985B1 (ja) 快削性銅合金、及び、快削性銅合金の製造方法
JP5484634B2 (ja) 鍛造性、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れた銅基合金
JP4266039B2 (ja) 無鉛快削性黄銅合金の製造方法
JP4620963B2 (ja) 黄銅およびその製造方法ならびにこれを用いた部品
JP5143948B1 (ja) 熱間加工用無鉛黄銅合金
JP5953432B2 (ja) 銅基合金
JP6304915B1 (ja) 黄銅合金熱間加工品及び黄銅合金熱間加工品の製造方法
JP5513247B2 (ja) 鍛造性と耐応力腐食割れ性に優れた鉛レス銅基合金
JP6796355B1 (ja) 快削性銅合金、及び、快削性銅合金の製造方法
JP6470062B2 (ja) ろう付け用高強度被加工アルミニウム合金材およびネジ強度に優れるコネクタ材
JP4184357B2 (ja) 無鉛快削性黄銅合金及びその製造方法
JP2011225989A (ja) 銅合金管
JP2022190708A (ja) 耐応力腐食割れ性に優れた黄銅合金
KR20240085468A (ko) 열간 가공성이 우수한 실리콘계 무연 황동 합금
JP2006083443A (ja) 熱間加工性および被削性に優れた黄銅材料
JP6000300B2 (ja) 鋳造用無鉛快削青銅合金

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5484634

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250