JPH0768595B2 - 耐蝕性銅基合金材 - Google Patents

耐蝕性銅基合金材

Info

Publication number
JPH0768595B2
JPH0768595B2 JP3327047A JP32704791A JPH0768595B2 JP H0768595 B2 JPH0768595 B2 JP H0768595B2 JP 3327047 A JP3327047 A JP 3327047A JP 32704791 A JP32704791 A JP 32704791A JP H0768595 B2 JPH0768595 B2 JP H0768595B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper
weight
alloy material
corrosion resistance
based alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3327047A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06108184A (ja
Inventor
壽志 丹
孝博 辻
恵一郎 大石
東輔 助川
義人 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Valve Co Ltd
Original Assignee
Toyo Valve Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Valve Co Ltd filed Critical Toyo Valve Co Ltd
Priority to JP3327047A priority Critical patent/JPH0768595B2/ja
Priority to AU26248/92A priority patent/AU646183B2/en
Priority to DE19924233668 priority patent/DE4233668C2/de
Priority to US08/214,095 priority patent/US5445687A/en
Publication of JPH06108184A publication Critical patent/JPH06108184A/ja
Publication of JPH0768595B2 publication Critical patent/JPH0768595B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C9/00Alloys based on copper
    • C22C9/04Alloys based on copper with zinc as the next major constituent

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Extrusion Of Metal (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅基合金製の熱間加工
材であって、耐蝕性(特に耐脱亜鉛腐蝕性,耐粒界腐蝕
性)、機械的性質及び被削性に優れた耐蝕性銅基合金材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、銅基合金材としては、鍛造用黄
銅棒(JIS C3771),快削黄銅棒(JIS C
3604),ネーバル黄銅棒(JIS C4641),
アルミニウム青銅棒(JIS C6240),高力黄銅
棒(JIS C6783)等が広く使用されている。し
かし、これらの銅基合金材は、何れも、充分な耐蝕性及
び被削性を具備するものではなかった。すなわち、快削
黄銅棒,鍛造用黄銅棒等は、亜鉛の含有量が高いため、
温水,汚染水,海水中で脱亜鉛腐蝕が発生し易いという
難点がある。一方、耐蝕性に優れるとされているネーバ
ル黄銅棒,アルミニウム青銅棒,高力黄銅棒は、被削性
が悪く、しかも耐脱亜鉛腐蝕性や耐脱アルミ腐蝕性が充
分でないという欠点がある。
【0003】そこで、近時、このような銅基合金材にお
ける耐脱亜鉛腐蝕性を改善したものとして、特開昭55
−97443号公報に開示される如く、鍛造用黄銅材料
に微量の燐を添加した銅基合金材(以下「第1従来合金
材」という)、特公昭51−20375号公報に開示さ
れる如く、比較的多量の錫,ニッケルを銅−亜鉛合金に
添加して、耐蝕性を高めるようにした銅基合金材(以下
「第2従来合金材」という)、特公昭60−19403
5号公報に開示される如く、比較的少量の錫,ニッケル
及び微量のアンチモン,燐を銅−亜鉛合金に添加して、
耐蝕性を高めるようにした銅基合金材(以下「第3従来
合金材」という)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1従来合金
材は、微量の燐を添加することによって脱亜鉛腐蝕を抑
制しようとしたものであるが、燐の添加のみではβ相の
混在する状態で充分な耐脱亜鉛腐蝕性を得ることが困難
であり、実用上様々な問題を生じる。
【0005】また、第2従来合金材は、錫及びニッケル
の寄与により耐脱亜鉛腐蝕性の向上を図ったものである
が、錫の添加量が1.2〜2.0重量%と比較的高いた
め、熱間押出工程での温度条件によっては、Snリッチ
のCu−Zn−Sn系の金属間化合物であるγ相が出現
することになる。そして、このようなγ相が出現する
と、合金材の靱性が低下して脆くなり、熱間押出等の熱
間加工時に割れが生じ易くなる。しかも、錫が偏析し易
いために組織の安定化が困難となり、その結果、合金材
の耐蝕性にバラツキを生じ易いといった大きな欠点があ
る。これは、多量のニッケルを添加し且つ極めて狭い温
度範囲で熱間押出を行うことによって或る程度解消でき
るが、このようにすることは、合金材の製造上、作業性
が著しく低下する等の不都合を生じ、品質管理や歩留
(コスト)の点で問題がある。
【0006】一方、第3従来合金材は、錫,ニッケル,
アンチモン,燐の寄与により耐脱亜鉛腐蝕性の向上を図
ったものであり、錫の添加量を少量(0.7〜1.2重
量%)に抑えることにより、第2従来合金材における如
くニッケルを多量に添加せずとも、比較的少量(0.2
〜0.7重量%)のニッケル添加により上記したγ相の
出現を効果的に抑止し得るように工夫されたものであ
る。また、燐,アンチモンを添加することによって、よ
り安定した耐脱亜鉛腐蝕性を確保できるものである。
【0007】しかし、この第3従来合金材にあっては、
鉄の添加量が0.4重量%を超えると、熱間押出工程の
温度条件によっては鉄と添加元素である燐との化合物が
生成して、燐が組織基地中に然程固溶せず、耐脱亜鉛腐
蝕性の低下を招き易いといった問題を生じる。また、上
記化合物の多くが粒界に集積されることから、粒界腐蝕
を生じる。しかも、この化合物によって被削性が低下す
ることになる。
【0008】本発明は、上記した問題を解決して、耐蝕
性(特に耐脱亜鉛腐蝕性,耐粒界腐蝕性)、機械的性質
及び被削性に優れ、しかも製造工程における品質管理が
容易で且つ安価に製造することができる耐蝕性銅基合金
材を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の耐蝕性銅基合金材は、銅61.0重量%以上且つ6
3.0重量%未満、鉛1.0〜3.5重量%、錫0.7
〜1.2重量%、ニッケル0.2〜0.7重量%、鉄
0.03〜0.4重量%、及びアンチモン0.02〜
0.10重量%と燐0.04〜0.15重量%とを合計
で0.08〜0.20重量%含有し且つ残部が亜鉛及び
不可避同伴不純物からなる金属組成をなす熱間加工材で
あって、熱処理により実質的にα単相組織となすと共に
結晶粒界に偏在する添加元素を組織全体に均一に分散さ
せてなるものである。
【0010】黄銅の鋳造材,押出材,抽伸材においてα
相が多くなるのは、ニッケル含有量とも関係するが、一
般には、銅含有量が62重量%以上の場合であり、α単
相組織を得るためには銅含有量を63重量%以上とする
必要がある。すなわち、脱亜鉛腐蝕性が主としてα相以
外の相(β相等)組織から発生することを考慮すれば、
耐蝕性及び機械的性質の面からは、銅の配合量を63.
0重量%以上としておく必要がある。しかし、熱間加工
(例えば熱間押出)後に適切な熱処理を施せば、銅含有
量が61.0重量%でも、後述するニッケルとの相乗効
果により安定したα単相組織を得ることが可能である。
一方、銅含有量が増加すると、α相を容易に得ることが
でき且つ耐蝕性を向上させることができる反面、引張強
さや硬さが低下することになり、熱間加工性が悪くな
る。すなわち、優れた熱間加工性が確保されるために
は、熱間加工温度域(例えば、熱間押出では後述する如
く700〜770℃)で多量のβ相が含まれていること
が必要であり、素材を熱間加工時に加熱した場合、素材
の合金組織が「高温で延性の高いβ相」を一定量以上
(一般に50%以上)含む二相組織(α+β相組織)に
変態することが必要であるが、銅の配合量が多量である
と、50%以上のβ相を含む組織変態を得ることが極め
て困難である。勿論、「高温で延性の高いβ相」がどの
程度含まれるかは、銅と他の添加元素との配合比率によ
って決まり、一概に、銅の配合量のみによって決まるも
のではないが、少なくとも、銅の配合量を63.0重量
%以上とした場合には、銅と亜鉛,ニッケル等との配合
比率を如何に設定したとしても、熱間加工温度域で50
%以上のβ相を得ることは困難である。 このように、銅
の配合量を63.0重量%以上とすることは、耐蝕性の
面からは好ましいが、熱間加工性の面からは好ましくな
い点、及び上記した如く、熱処理を施せば、銅含有量が
61.0重量%でもニッケルとの相乗効果により安定し
たα単相組織を得ることが可能である点から、熱間加工
材に熱処理を施すことを条件として、銅の61重量%〜
63重量%未満とした。
【0011】錫は耐蝕性を向上させるために添加され
る。前記した第2従来合金材では錫の含有量を比較的多
く(1.2〜2.0重量%)しているが、本発明者が実
験,研究したところによれば、熱処理により安定したα
相組織が得られる場合、錫の添加量を少なくしても、後
述のニッケル,アンチモン,燐による耐蝕性の向上と相
俟って、充分良好な耐蝕性が得られることが判明した。
しかし、0.7重量%未満であると、顕著な耐蝕性向上
が認められない。また、1.2重量%を超えると、脆い
γ相が出現し易くなる。したがって、錫が高価な金属で
あるという経済性も考慮して、錫の含有量は0.7〜
1.2重量%とした。
【0012】鉛は被削性を向上させるために添加される
が、添加量が1.0重量%未満であると、充分な被削性
が得られない。一方、鉛添加量を多くすると製造工程に
おける熱間押出作業が困難となることから、前記した第
2及び第3従来合金材においては鉛の上限添加量を2.
5重量%に抑えているが、本発明では上記した如く銅の
下限含有量を61.0重量%と低くしているため熱間押
出作業が容易であり、鉛の添加量を2.5重量%以上と
しても、安定して熱間押出材を製造することが可能であ
る。しかし、3.5重量%を超えると、伸び,衝撃値等
が低下することになる。このような理由から、鉛の含有
量は1.0〜3.5重量%とした。
【0013】ニッケルは、錫との相乗効果によって耐蝕
性の向上をもたらし、且つその機械的性質を改善するた
めに添加されるものである。ニッケルは亜鉛当量が負で
あるため、その添加量を増加するに従ってα相組織が多
くなる。したがって、ニッケルを添加することによっ
て、銅含有量を61.0重量%程度に低くしても、β相
の増加を阻止すると共にSnリッチのγ相(Cu−Zn
−Sn系の金属間化合物)の出現を阻止することが可能
である。そして、熱間押出後の熱処理により安定したα
相組織が得られ、耐蝕性、特に耐脱亜鉛腐蝕性が向上す
る。さらに、ニッケルの添加により、安定したα相組織
であるにも拘わらず、機械的強度の高い合金材が得られ
る。而して、このような効果は、ニッケルの添加量が
0.2重量%未満では然程期待できないし、かといって
0.7重量%を超えても、耐蝕性,機械的強度の面で然
程に向上する訳ではなく、寧ろ経済性を勘案すれば問題
がある。このような理由から、ニッケルの含有量は0.
2〜0.7重量%とした。
【0014】アンチモンは、錫,燐の添加と相俟って、
脱亜鉛腐蝕を抑制するために添加される。アンチモン
は、化学的活性度の高い元素であるため、組織基地中に
固溶するのみならず、鉛含有の黄銅においては鉛にも或
る程度固溶する。したがって、アンチモンの有効添加量
は、かかる固溶量を勘案して設定しなければならない。
本発明者の実験,研究によれば、鉛含有の黄銅では、耐
脱亜鉛腐蝕に関して有効に作用するためにはアンチモン
を少なくとも0.02重量%添加する必要がある。一
方、アンチモンの添加量が0.10重量%を超えると、
脆くなり、特に熱間加工性を阻害することになる。した
がって、アンチモンの単独添加で耐蝕性の向上を図る場
合には却って工業的有用性を損なう虞れが強い。このよ
うな点から、錫,燐,鉛との相互関係を考慮して、アン
チモンの含有量は、0.02〜0.10重量%とした。
【0015】燐は、上述した如く錫,アンチモンの添加
と相俟って、脱亜鉛腐蝕を抑制するために添加される。
燐は、アンチモンと同様に化学的活性度の高い元素であ
り、鉄と容易に化合物を形成して、耐蝕性に影響を与え
る。析出した或いは未固溶の鉄と燐とが化合物を生成し
て耐蝕性が向上する反面、燐が鉄により消費されるた
め、本来の燐添加による効果が低下する。したがって、
鉄による燐の消費分を勘案して、燐の適正添加量を決定
する必要がある。また、燐の添加量が多い場合は、粒界
への偏析が生じ、そのために延性が低下すると共に却っ
て粒界腐蝕感受性が高くなる。本発明者が実験,研究し
たところによると、前記した第3従来合金材における鉄
含有量(0.1〜1.0重量%)が上限値側である場
合、燐を0.2重量%以上添加しないと、燐が優先的に
鉄と化合物を形成するため、燐は組織基地中に殆ど固溶
しない。燐の添加量が0.2重量%以上となると、粒界
腐蝕感受性を高め、化合物も粒界に析出して、耐蝕性を
劣化させる。このため、後述する如くに鉄の含有量を少
量に制限し、錫,アンチモンとの相互関係において燐の
配合適正範囲を0.04〜0.15重量%とした。
【0016】また、上記したアンチモン及び燐は共に粒
界に偏析し易い性質を有するものであるから、両者の合
計添加量が0.20重量%を超えると、延性が低下し、
特に熱間加工性を阻害することになる。一方、これらと
錫との相互作用によって、より安定した耐蝕性を確保す
るためには、アンチモン及び燐の合計添加量を0.08
重量%以上としておく必要がある。したがって、アンチ
モン及び燐は、合計添加量が0.08〜0.20重量%
の範囲で添加させるのである。
【0017】鉄は合金の結晶を微細化させ、これによっ
て強度を高める機能がある。但し、鉄の添加量が少ない
と、かかる機能は充分に発揮されない。ところで、上述
の燐も鉄と同等に或いはそれ以上に結晶粒の微細化機能
を有するものであるから、鉄との相乗作用によって結晶
粒の微細化,機械的性質の向上に寄与する。このような
燐と鉄との相乗効果は、鉄の添加量が0.03重量%未
満では充分に発揮されない。一方、本発明者の実験,研
究によれば、耐蝕性に悪影響を与える未固溶或いは析出
した鉄は、前述した如く、燐との化合物を形成し、耐蝕
性に及ぼす鉄の影響を著しく減少せしめることができ
る。しかし、鉄の添加量が0.4重量%を超えると、燐
−鉄化合物量が増加して、燐が消費され、組織基地への
燐の有効添加量が不足して、目的の耐蝕性を得ることが
できない。さらに、その化合物が粒界に堆積する確率が
高くなるため、粒界腐蝕感受性が増大する。また、鉄−
燐化合物量が増加すると、被削性も低下する。このよう
な耐蝕性の向上、機械的性質の向上、被削性の維持及び
経済性を考慮して、鉄の含有量は0.03〜0.4重量
%とした。
【0018】ところで、銅の配合量を63.0重量%未
満としておくと、高温条件下(熱間押出は、通常、70
0〜770℃の高温条件下で行われる)で50%以上の
β相を含む二相組織(α+β相組織)に容易に変態する
ことができ、その結果、複雑な形状(例えば、後述する
ような六角棒状)の熱間加工が可能となるような優れた
熱間加工性が発揮されることになるが、熱間加工材が室
温まで冷却されたときには、加工材が非平衡状の結晶組
織となってβ相が残留することになり、同時に、主とし
て結晶粒界で添加元素つまり亜鉛,錫,鉄,ニッケル,
アンチモン,燐(特に、錫,アンチモン,燐)の局部的
な偏在が生じる。このようなβ相の存在は熱間加工性を
向上させる上では必要なものであるが、その一方で、耐
蝕性(耐脱亜鉛腐食性,耐粒界腐食性)を低下させる原
因となる。かかるβ相の残留は、その量が極く僅かであ
っても、耐蝕性に大きな影響を与え、耐蝕性を著しく低
下させる。しかも、この耐蝕性の低下の程度は、上記し
た結晶粒界における添加元素の偏在によって、更に大き
くなる。
【0019】本発明では、押出材の如き熱間加工材を熱
処理(焼鈍)しておくことによって、残留するβ相を消
滅させ、粒界での元素の局部的な偏在を解消し、粒内及
び粒界での元素濃度分布を均一化させることにより、
含有量を63重量%未満としたにも拘わらず、飛躍的に
耐粒界腐蝕性を含めた耐蝕性を高めることができ、同時
に、粒界で錫,アンチモン,燐の濃度が高くなることに
よる延性の低下を防止することができるようにしたので
ある。なお、本発明者が実験,研究したところによる
と、焼鈍温度が600℃を超えるとβ相の消滅は却って
困難となり、逆に、500℃未満であると粒界での元素
の局部的な偏在の解消及びβ相消滅に多くの時間を要す
ることが判明した。さらに、焼鈍時間が30分未満では
上記焼鈍効果が然程発揮されない。逆に、3時間を超え
ても上記焼鈍効果は殆ど変わらず、経済的に無駄であ
る。したがって、熱間加工材の熱処理は500〜600
℃,30分間〜3時間の条件で行うのがよい。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。実
施例として、表1に示す組成の銅基合金材料からなる約
750℃の鋳塊(径220mm,長さ500mmのビレ
ット)を、実操業押出機(2100t直接押出機)によ
、20mm径の棒状に熱間押出した後、550℃,3
0分の条件で熱処理つまり焼鈍して、本発明に係る銅基
合金材No.1及びNo.2を得た。さらに、表1に示
す組成の銅基合金材料からなる約750℃の鋳塊(径2
20mm,長さ500mmのビレット)を実操業押出機
(2100t直接押出機)により六角棒状(角部を僅か
に円弧状とした、一辺長さ18mmの断面六角形状のも
の)に熱間押出した後、550℃,30分の条件で熱処
理して、本発明に係る銅基合金材No.3〜No.12
を得た。また、比較例として、表1に示す組成の銅基合
金材料を上記銅基合金材No.1及びNo.2における
と同一条件で20mm径の棒状に熱間押出して、上記と
同一条件で熱処理した銅基合金材No.13と、熱処理
をしない銅基合金材No.14〜No.20を得た。
らに、比較例として、表1に示す組成の銅基合金材料を
上記銅基合金材No.3〜No.12におけると同一条
件で同一の六角棒状に熱間押出して、熱処理をしない銅
基合金材No.22〜No.26を得た。なお、比較例
の銅基合金材において、No.14は熱処理をしない点
を除いて、No.1と同一のものである。また、No.
15は「JIS H3250」にいう快削黄銅棒(C3
607)に、No.16は「JIS H3250」にい
う鍛造用黄銅棒(C3771)に、No.17は「JI
S H3250」にいうネーバル黄銅棒(C4641)
に、No.18は「JIS H3250」にいう高力黄
銅棒(C6782)に、No.19は前記第1従来合金
材に、No.0は前記第2従来合金材に、又No.
は前記第3従来合金材に、夫々相当するものである。
また、比較例の銅基合金材No.13及びNo.22〜
No.26は、合金組成上、銅の配合量が63重量%以
上となっている点を除いて、本発明の範囲に含まれるも
のである。
【0021】
【表1】
【0022】そして、銅基合金材No.1及びNo.2
並びにNo.14〜No.21について、各々、機械的
性質(引張強さ,伸び,硬さ)及び被削性に関して試験
したところ、表2に示す如き結果が得られた。なお、被
削性については、所謂ドリルテスト値をもって評価し
た。このドリルテスト値は、基準試料に対する穿孔時間
の比率を示したものであり、その値が大きい程被削性に
優れることになる。
【0023】
【表2】
【0024】表2に示す試験結果から明らかなように、
本発明に係る銅基合金材No.1及びNo.2は、何れ
も、耐蝕性を向上させるものの伸びを減少させる性質を
有する錫,燐,アンチモン等の元素を比較的多く含有し
ているにも拘らず、これらが組織基地中に均一に固溶し
ているために伸びがあり、且つ鉛を含有しているために
被削性が極めて良好である。
【0025】さらに、上記各銅基合金材No.1及びN
o.2並びにNo.14〜No.21について、「IS
O 6509」及び「JBMAT−303(日本伸銅協
会技術標準)」に夫々定める方法により脱亜鉛腐蝕試験
を行ったところ、表3に示す如き結果(脱亜鉛腐蝕深さ
(最大値)及び腐蝕形態)が得られた。
【0026】すなわち、「ISO 6509」による脱
亜鉛腐蝕試験にあっては、各銅基合金材No.1及びN
o.2並びにNo.14〜No.21から得た試料を、
暴露試料表面が押出材,抽伸材の押出し方向に対して直
角となるようにしてフェノール樹脂材に埋込み、試料表
面をエメリー紙により1200番まで研磨した後、これ
を純水中で超音波洗浄して乾燥した。かくして得られた
被腐蝕試験試料を、1.0%の塩化第2銅2水和塩(C
uCl2 ・2H2O)の水溶液(12.7g/l)中に
浸漬し、75℃の温度条件下で24時間保持した後、水
溶液中から取出して、脱亜鉛,粒界腐蝕の進行状態を顕
微鏡写真に撮って、その腐蝕形態を判定すると共に、そ
の脱亜鉛腐蝕深さの最大値を測定した。なお、上記顕微
鏡写真のうち、代表的な事例(合金材No.1,No.
2,No.13,No.14,No.16,No.1
7,No.20,No.21)に関するものについて、
図1〜図8に示した。
【0027】また、「JBMAT−303」による脱亜
鉛腐蝕試験にあっては、CO2 ,O2 ,N2 の混合ガス
(混合比は、10(CO2 ):20(O2 ):70(N
2 ))を飽和させた60℃,1000mmlのNaCl
(0.5Mol)及びNaCO3 (0.005Mol)
の水溶液(PH:6.5〜7.0)中において、上記し
た被腐蝕試験試料に1mA/cm2 の直流電流を印加し
て、24時間定電流アノード分極した後、その脱亜鉛腐
蝕深さの最大値を測定し、腐蝕形態を判定した。
【0028】
【表3】
【0029】表3の試験結果から明らかなように、本発
明に係る銅基合金材No.1及びNo.は、何れも、
脱亜鉛腐蝕深さ(最大値)が0.03mm以下であり、銅
含有量を63重量%以上とした比較例銅基合金材No.
3と同等の耐蝕性を有し、他の比較例銅基合金材No.
14〜No.21に比して、耐脱亜鉛腐蝕性,耐粒界
腐蝕性に極めて優れるものであることが理解される。な
お、銅基合金材No.1及びNo.2は、錫の含有量が
比較的少ないことから、錫の偏析等が生じ難く、その結
果、熱処理条件の僅かな差異によって耐蝕性等が大きく
変動することがなく、熱処理工程の管理が容易になり且
つ耐蝕性のバラツキも殆ど皆無であることが確認され
た。
【0030】 さらに、六角棒状の熱間押出材である銅基
合金材No.3〜No.12及びNo.22〜No.2
6については、上記したと同一の手法により「ISO
6509」の脱亜鉛腐蝕試験を行って、その脱亜鉛腐蝕
深さの最大値及び平均値を測 定すると共に、その腐蝕形
態を判定した。特に、本発明に係る銅基合金材No.3
〜No.12については、熱処理による効果を確認する
ために、室温まで冷却された熱処理前の熱間押出材から
採取した試料についても、脱亜鉛腐蝕深さの最大値及び
平均値を測定すると共に腐蝕形態を判定した。その結果
は、表4に示す通りであった。
【0031】
【表4】
【0032】 表4から理解されるように、熱処理をしな
い場合、銅含有量が63重量%未満である銅基合金材N
o.3〜No.10と銅含有量が63重量%以上である
銅基合金材No.22〜No.26とでは、これらが何
れも銅以外の組成が本発明で特定する組成範囲内である
にも拘わらず耐蝕性に大きな差がある。すなわち、後
の銅基合金材No.22〜No.26は優れた耐蝕性を
有するが、これに比して、前者の銅基合金材No.3〜
No.10は、前述したβ相の残留と添加元素の偏在に
より、耐蝕性が著しく劣る。
【0033】 しかし、熱処理を行った本発明に係る銅基
合金材No.3〜No.10については耐蝕性が極めて
向上しており、表4から理解されるように、銅含有量を
63重量%以上とした銅基合金材No.22〜No.2
6に比しても耐蝕性が大幅に向上している。このことか
ら、熱処理により、残留するβ相が消失させて実質的に
α単相組織となすと共に結晶粒界に偏在する添加元素が
組織全体に均一に分散させ得て、銅含有量が63重量%
未満である銅基合金材であっても、熱間加工後に適切な
熱処理を施すことによって、耐蝕性を飛躍的に向上させ
うることが理解される。
【0034】 また、銅基合金材No.3〜No.12及
びNo.22〜No.26については、熱間押出後の表
面形態から熱間加工性つまり熱間押出性を判定した。そ
の結果は、次の通りであった。すなわち、銅含有量を6
3重量%以上とした比較例銅基合金材No.22〜N
o.26については、図9に示す如く、角部に蛇腹状の
亀裂(通称「ザラ」)が生じ、熱間押出性が頗る悪いこ
とが確認された。この亀裂は、銅含有量が63重量%に
比して大きい値をとるもの程顕著に現れ、63重量%な
いしこれに近い値をとるもの(No.25及びNo.2
6)については僅かであった。一方、銅含有量を63重
量%未満とした本発明に係る銅基合金材No.3〜N
o.12については、何れも平滑な表面形態をなしてお
り、熱間押出性に優れることが確認された。このことか
ら、銅含有量を63重量%以上とした場合には六角棒状
等の熱間加工材を得ることが困難であるが、銅含有量を
63重量%未満としておくことによって、複雑な形状の
ものでも良品質の熱間加工材を得ることができることが
理解される。なお、表4に示す熱間加工性(熱間押出
性)については、その判定を亀裂の程度及び有無によっ
て行い、顕著な亀裂が生じている場合を×、僅かな亀裂
が生じている場合を△、亀裂が全く生じておらず、平滑
な表面形態をなしている場合を○とした。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解されるよう
に、本発明によれば、実用的な形状に熱間加工された良
品質の銅基合金材であって、耐蝕性(特に、耐脱亜鉛腐
蝕性,耐粒界腐蝕性),機械的性質,被削性の何れにお
いても極めて優れた銅基合金材を提供することができる
から、銅基合金材の用途を大幅に拡大することができ
。しかも、製造工程における熱間押出作業,温度管理
が容易で、製造歩留りが良く、常に、安定した品質の製
品を安価に提供できる。そして、本発明の銅基合金材
は、温水,汚染水,海水等に対する耐蝕性に優れ、しか
も被削性,機械的強度に優れるものであるから、バルブ
部品(弁体,弁棒等),機械部品,船舶用部品,電気部
品,シャフト,ポンプ軸,ブッシュ,管状部材,板状部
材等に好適に使用され、その用途は極めて広範なもので
ある。さらに、アルミニウム,シリコン,マンガン等を
含まないため、削屑等の加工屑を青銅鋳物等の材料とし
て再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】「ISO 6509」による脱亜脱亜鉛腐蝕試
験後における銅基合金材No.1の暴露面に対する直角
断面の金属組織を200倍に拡大して示す顕微鏡写真で
ある。
【図2】同試験後における銅基合金材No.2の暴露面
に対する直角断面の金属組織を200倍に拡大して示す
顕微鏡写真である。
【図3】同試験後における銅基合金材No.3の暴露面
に対する直角断面の金属組織を200倍に拡大して示す
顕微鏡写真である。
【図4】同試験後における銅基合金材No.4の暴露面
に対する直角断面の金属組織を200倍に拡大して示す
顕微鏡写真である。
【図5】同試験後における銅基合金材No.6の暴露面
に対する直角断面の金属組織を100倍に拡大して示す
顕微鏡写真である。
【図6】同試験後における銅基合金材No.7の暴露面
に対する直角断面の金属組織を100倍に拡大して示す
顕微鏡写真である。
【図7】同試験後における銅基合金材No.10の暴露
面に対する直角断面の金属組織を200倍に拡大して示
す顕微鏡写真である。
【図8】同試験後における銅基合金材No.11の暴露
面に対する直角断面の金属組織を200倍に拡大して示
す顕微鏡写真である。
【図9】 六角棒状に熱間押出して得られた銅基合金材の
表面形態を示す斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 恵一郎 大阪府堺市三宝町8丁374番地 三宝伸銅 工業株式会社内 (72)発明者 助川 東輔 長野県諏訪市湖岸通り5丁目11番90号 東 洋バルヴ株式会社 諏訪工場内 (72)発明者 下田 義人 長野県諏訪市湖岸通り5丁目11番90号 東 洋バルヴ株式会社 諏訪工場内 (56)参考文献 特開 昭60−194035(JP,A) 特開 平3−31437(JP,A) 特開 昭60−245754(JP,A) 特開 昭57−85949(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅61.0重量%以上且つ63.0重量
    未満、鉛1.0〜3.5重量%、錫0.7〜1.2重
    量%、ニッケル0.2〜0.7重量%、鉄0.03〜
    0.4重量%、及びアンチモン0.02〜0.10重量
    %と燐0.04〜0.15重量%とを合計で0.08〜
    0.20重量%含有し且つ残部が亜鉛及び不可避同伴不
    純物からなる金属組成をなす熱間加工材であって、熱処
    理により実質的にα単相組織となすと共に結晶粒界に偏
    在する添加元素を組織全体に均一に分散させてなる耐蝕
    性銅基合金材。
JP3327047A 1991-11-14 1991-11-14 耐蝕性銅基合金材 Expired - Fee Related JPH0768595B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3327047A JPH0768595B2 (ja) 1991-11-14 1991-11-14 耐蝕性銅基合金材
AU26248/92A AU646183B2 (en) 1991-11-14 1992-10-06 Corrosion-resistant copper-based alloy
DE19924233668 DE4233668C2 (de) 1991-11-14 1992-10-07 Korrosionsfeste Legierung auf Kupferbasis
US08/214,095 US5445687A (en) 1991-11-14 1994-03-17 Hot working material of corrosion resistant copper-based alloy

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3327047A JPH0768595B2 (ja) 1991-11-14 1991-11-14 耐蝕性銅基合金材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06108184A JPH06108184A (ja) 1994-04-19
JPH0768595B2 true JPH0768595B2 (ja) 1995-07-26

Family

ID=18194718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3327047A Expired - Fee Related JPH0768595B2 (ja) 1991-11-14 1991-11-14 耐蝕性銅基合金材

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPH0768595B2 (ja)
AU (1) AU646183B2 (ja)
DE (1) DE4233668C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999022039A1 (fr) * 1997-10-24 1999-05-06 Toto, Ltd. Matiere de laiton, tuyau en laiton et leur procede de production

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5507885A (en) * 1994-01-17 1996-04-16 Kitz Corporation Copper-based alloy
CA2265812A1 (en) * 1996-09-09 1998-03-12 Toto Ltd. Copper alloy and method of manufacturing same
DE69828062T2 (de) * 1997-04-08 2005-11-24 Kitz Corp. Kupferbasislegierung mit hervorragender korrosions- und spannungsrisskorrosionsbeständigkeit und verfahren zu eren herstellung
JP4190260B2 (ja) * 2001-12-12 2008-12-03 日本パーカライジング株式会社 鉛含有銅合金の表面処理方法及びその銅合金製接水部材
JP4522736B2 (ja) * 2004-03-30 2010-08-11 株式会社キッツ 金型鋳造用銅基合金とこの合金を用いた鋳塊・製品
JP5484634B2 (ja) * 2011-04-13 2014-05-07 サンエツ金属株式会社 鍛造性、耐応力腐食割れ性及び耐脱亜鉛腐食性に優れた銅基合金
DE102012002450A1 (de) * 2011-08-13 2013-02-14 Wieland-Werke Ag Verwendung einer Kupferlegierung
CN103114220B (zh) * 2013-02-01 2015-01-21 路达(厦门)工业有限公司 一种热成型性能优异的无铅易切削耐蚀黄铜合金
SE1450094A1 (sv) 2014-01-30 2015-07-31 Arsenikfri mässing med förbättrad avzinkningshärdighet och skärbarhet

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4101317A (en) * 1972-10-03 1978-07-18 Toyo Valve Co., Ltd. Copper alloys with improved corrosion resistance and machinability
JPS60194035A (ja) * 1984-03-16 1985-10-02 Sanpo Shindo Kogyo Kk 耐食性銅基合金
JPS60245754A (ja) * 1984-05-22 1985-12-05 Nippon Mining Co Ltd 高力高導電銅合金
US4605532A (en) * 1984-08-31 1986-08-12 Olin Corporation Copper alloys having an improved combination of strength and conductivity
SE8800931D0 (sv) * 1988-03-16 1988-03-16 Tour & Andersson Ab Messingslegering och sett att framstella densamma
JPH0331437A (ja) * 1989-06-27 1991-02-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 耐熱性と耐摩耗性に優れた摺動通電用銅合金とその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999022039A1 (fr) * 1997-10-24 1999-05-06 Toto, Ltd. Matiere de laiton, tuyau en laiton et leur procede de production

Also Published As

Publication number Publication date
AU646183B2 (en) 1994-02-10
DE4233668C2 (de) 1994-08-11
DE4233668A1 (de) 1993-05-19
AU2624892A (en) 1993-06-03
JPH06108184A (ja) 1994-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101211206B1 (ko) 극소량의 납을 포함하는 쾌삭성 구리 합금
JP3903297B2 (ja) 耐脱亜鉛性銅基合金
EP1777305B1 (en) Copper-base alloy casting with refined crystal grains
JP3966896B2 (ja) 黄銅材
EP1759026B1 (de) Korrosionsbeständige kupferlegierung mit magnesium und deren verwendung
JPH0768595B2 (ja) 耐蝕性銅基合金材
JP2019504209A (ja) 鋳造用の低コストで鉛非含有の脱亜鉛耐性黄銅合金
JP2000239765A (ja) 金型鋳造用若しくは砂型鋳造用無鉛耐食性黄銅合金又は金型鋳物若しくは砂型鋳物並びに連続鋳造用無鉛耐食性黄銅合金又は連続鋳造鋳物
KR101002603B1 (ko) 내식성이 우수한 황동합금 및 그 제조방법
JP3824944B2 (ja) 耐応力腐食割れ性および耐脱亜鉛性に優れた銅合金およびその製造方法
US20050039827A1 (en) Copper alloy having excellent corrosion cracking resistance and dezincing resistance, and method for producing same
JPS6158540B2 (ja)
US5445687A (en) Hot working material of corrosion resistant copper-based alloy
JP5062829B2 (ja) 黄銅材料及び黄銅材料の製造方法
JPS639573B2 (ja)
JP3319482B2 (ja) 耐蝕性銅基合金材
JP2841270B2 (ja) 耐食性及び熱間加工性に優れた銅基合金並びに該合金を用いたバルブ部品
EP1508625A1 (en) Copper alloy having excellent corrosion cracking resistance and dezincing resistance, and method for producing same
US2178580A (en) Magnesium alloy
KR100834201B1 (ko) 결정립이 미세화된 구리기합금주물
KR20120042483A (ko) 납 함량이 적은 내식 황동 합금
JP2841269B2 (ja) 耐食性及び被削性に優れた銅基合金並びに該合金を用いたバルブ部品
JPH0372699B2 (ja)
JP3483773B2 (ja) 耐食性及び熱間加工性に優れた銅基合金を用いた温水関連機器、電気・機械部品
JP3732305B2 (ja) 耐食性及び熱間加工性並びに耐応力腐食割れ性に優れた銅基合金とその銅基合金の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070726

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 15

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 15

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees