JP5482348B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第一実施形態による燃料噴射弁1を示している。燃料噴射弁1は、内燃機関としてのガソリンエンジンに設置され、当該ガソリンエンジンの燃焼室(図示しない)へ燃料を噴射する。尚、かかる適用形態以外にも、例えば燃料噴射弁1は、ガソリンエンジンの燃焼室に連通する吸気通路へ燃料を噴射するものであってもよいし、内燃機関としてのディーゼルエンジンの燃焼室へ燃料を噴射するものであってもよい。
以下、燃料噴射弁1の基本部分について、詳細に説明する。燃料噴射弁1は、弁ハウジング10、固定コア20、可動コア30、弁部材40、弾性部材50、並びに駆動部60を備えている。
次に、第一実施形態の燃料噴射弁1の特徴部分について、詳細に説明する。図2に示すように、径方向外側から電磁コイル62を覆う円筒容器状の樹脂ハウジング63は、スプール61のフランジ部61b,61c(図3も参照)を介して軸方向両側からも当該コイル62を覆っている。これにより、スプール61の内周面61aと磁性パイプ11の外周面11a(各厚肉部15,16の外周面部15a,16a)とが凹部14の軸方向両側にて形成する装着界面(嵌合界面)70,71については、樹脂ハウジング63の軸方向両端部68,69により、それぞれ覆われている。即ち樹脂ハウジング63は、装着界面70,71の軸方向縁部を周方向全域にて覆う端部により、それぞれ覆部68,69を形成しているのである。
図10,11に示すように、本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例である。第二実施形態においてスプール61の内周面61aから径方向内側の円環溝状の凹部14内へと突出する接触突起280は、当該スプール61の周方向に並んで複数設けられ、当該周方向の相互間に隙間部286を形成している。各接触突起280は、第一実施形態の接触突起80と同様な台形の軸方向断面を、有している。これにより各接触突起280は、内側面14aと面接触するテーパ状の外側面280aを形成していると共に、内側面14bとの間に隙間部82を挟む円環帯状の外側面280bを形成している。
図12,13に示すように、本発明の第三実施形態は第一実施形態の変形例である。第三実施形態においてスプール61の内周面61aからは、接触突起80とは別の接触突起380が径方向内側の凹部14内へと突出している。スプール61に対して接触突起380は、接触突起80から軸方向の装着界面70側へ離間した箇所を周方向に連続して延伸する円環突起状に形成されており、軸方向に台形の軸方向断面を有している。かかる円環突起状の接触突起380は、同軸上に位置する円環溝状の凹部14のうち軸方向の装着界面70側の内側面14bに対して、接触突起80とは反対側の外側面380aを接触させている。ここで、本実施形態において外側面380aと内側面14bとは、径方向内側(薄肉部17側)へ向かうに従って凹部14及び接触突起380の各軸方向幅を縮小し且つ互いに補完するテーパ状に形成されることにより、周方向に沿って面接触している。
図14,15に示すように、本発明の第四実施形態は第一実施形態の変形例である。第四実施形態において接触突起480の軸方向幅は、凹部14の軸方向幅と比べて、実質的に同一又は薄肉部17の変形を招かない程度に僅かに大きく設定されている。これにより、円環突起状の接触突起480は、軸方向両側の外側面480a,480bを、円環溝状の凹部14の内側面14a,14bとそれぞれ接触させている。
図16に示すように、本発明の第五実施形態は第一実施形態の変形例である。第五実施形態の円環突起状の接触突起580について、凹部14のテーパ状の内側面14aと接触する外側面580aは、外方へ向かって凸となる円弧形の軸方向断面を有し且つスプール61の径方向内側(薄肉部17側)へ向かうに従って接触突起580の軸方向幅を縮小する湾曲凸面状に、形成されている。これにより、内側面14aに対して外側面580aは、周方向に沿って線接触する形となっている。
図17に示すように、本発明の第六実施形態は第五実施形態の変形例である。第六実施形態において円環溝状の凹部614は、軸方向の短距離界面71側の内側面614aにつき、接触する接触突起580の外側面580aを補完する湾曲凸面状に、形成されている。即ち、内側面614aは、外側面580aに沿って凹となる円弧形の軸方向断面を有し且つ磁性パイプ11の径方向内側(薄肉部17側)へ向かうに従って凹部614の軸方向幅を縮小する湾曲凹面状に、形成されている。これにより、内側面614aに対して外側面580aは、周方向に沿って面接触する形となっている。
図18に示すように、本発明の第七実施形態は第一実施形態の変形例である。第七実施形態において接触突起780の内径は、薄肉部17の外周面となる凹部14の底面14cの外径に対し、実質的に同一又は薄肉部17の変形を招かない程度に僅かに小さく設定されている。これにより接触突起780は、薄肉部17に嵌合して径方向に位置決めされているのである。尚、これ以外の点については、第一実施形態の接触突起80と同様の形状又はその変形例が採用可能である。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
Claims (13)
- 内燃機関への燃料噴射を弁部材の往復移動により断続する燃料噴射弁であって、
磁性材よりなり、外周面から凹む凹部の径方向内側に薄肉部を形成する筒状の磁性パイプと、
前記磁性パイプ内に収容され、前記燃料噴射を断続するために前記弁部材と共に往復移動する可動コアと、
前記磁性パイプ内に固定され、前記薄肉部の径方向内側において前記可動コアと対向する固定コアと、
内周面が前記凹部の軸方向両側にて前記磁性パイプの前記外周面に装着される筒状のスプールと、
前記スプールに巻回され、前記可動コアを前記固定コアへ吸引するための通電により、前記磁性パイプと前記両コア間とを通過する磁束を発生する電磁コイルと、
樹脂成形材よりなり、前記磁性パイプと前記スプールとの装着界面並びに前記電磁コイルを覆う樹脂ハウジングと、
前記スプールから径方向内側へ突出し、前記凹部内に隙間部を残した状態で、当該凹部のうち軸方向の片側又は両側にある内側面と接触する接触突起と、
を備えることを特徴とする燃料噴射弁。 - 前記凹部の軸方向両側にて前記スプールの前記内周面が前記磁性パイプの前記外周面に装着されてなる装着界面のうち、それら各装着界面を覆う前記樹脂ハウジングの覆部から前記凹部までの距離が短い方の前記装着界面を、短距離界面と定義したとき、
前記接触突起は、前記スプールにおける前記接触突起の軸方向両側のうち、前記短距離界面側にて前記凹部と接触することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。 - 前記接触突起は、前記磁性パイプの軸方向において前記凹部との間に前記隙間部を挟むことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射弁。
- 前記スプールにおいて前記隙間部の軸方向両側に設けられる前記接触突起は、それぞれ前記凹部と接触することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射弁。
- 前記接触突起は、前記磁性パイプの径方向において前記薄肉部と嵌合することを特徴とする請求項3又は4に記載の燃料噴射弁。
- 前記接触突起は、前記磁性パイプの径方向において前記凹部との間に前記隙間部を挟むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記接触突起は、前記磁性パイプの径方向において前記凹部との間に前記隙間部を挟み、
前記接触突起は、前記スプールにおける前記接触突起の軸方向両側にて前記凹部と接触することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射弁。 - 前記スプールにおいて周方向に連続した環状の前記接触突起は、前記磁性パイプにおいて周方向に連続した環状の前記凹部と接触することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記スプールにおいて周方向に並んで設けられる前記接触突起は、前記磁性パイプにおいて周方向に連続した環状の前記凹部と接触することにより、相互間に当該凹部内の前記隙間部を形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記接触突起は、前記磁性パイプの周方向に沿って前記凹部に面接触することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記接触突起は、前記磁性パイプの周方向に沿って前記凹部に線接触することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記可動コアは、前記薄肉部に対し径方向内側にて摺動することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記固定コアは、前記薄肉部の径方向内側に圧入されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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