JP2006226263A - 電磁駆動装置およびそれを用いた燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コイルとターミナルとの電気的接続部をヨーク側に曲げる作業を容易にするとともに、ターミナルおよびコイルとヨークとの絶縁不良を防止する電磁駆動装置およびそれを用いた燃料噴射弁を提供する。
【解決手段】 電磁駆動装置のヨーク40、42は互いに磁気的に接続し、コイル44の外周を覆っている。コイル44はスプール50に巻回されている。ターミナル46はスプール50の案内部54に案内され、スプール50に嵌合している。コイル44の一端45はターミナル46の端部47と電気的に接続している。スプール50の周方向両側の側面に突起60が形成されている。ターミナル46の端部47は、突起60に形成されたテーパ面62に係止されるまでヨーク42の周方向端部43側に曲げられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電磁駆動装置およびそれを用いた燃料噴射弁に関する。
従来、特許文献1の燃料噴射弁で用いられているように、ターミナルからコイルに電力を供給し電磁駆動力を発生する電磁駆動装置は各種用途において駆動部として用いられている。例えば図10に示すように、ターミナル200の端部202と、スプール210に巻回された図示しないコイルの一端212とを電気的に接続し、コイルの外周をヨーク220で覆った電磁駆動装置が知られている。図10に示すような構成の電磁駆動装置では、コイルの一端212と接続しているターミナル200の端部202が径方向外側に突出しないように、端部202をヨーク220側に折り曲げている。
特開平10−196486号公報
しかしながら、ターミナル200の端部202をヨーク220側に曲げる曲げ量を調整することは困難である。ヨーク220側への端部202の曲げ量が大きくなると、ターミナル200とヨーク220とが近づき過ぎ、絶縁不良を起こす恐れがある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、コイルとターミナルとの電気的接続部をヨーク側に曲げる作業を容易にするとともに、ターミナルおよびコイルとヨークとの絶縁不良を防止する電磁駆動装置およびそれを用いた燃料噴射弁を提供することを目的とする。
請求項1から7記載の発明では、ターミナルとコイルとが電気的に接続している電気的接続部をストッパが係止し、電気的接続部をヨーク側に曲げる曲げ量をストッパが規制する。この構成によれば、ストッパに当接するまで電気的接続部をヨーク側に曲げればよいので、電気的接続部の曲げ量はストッパの位置によって規制される。したがって、電気的接続部の曲げ量の調整が容易であり、電気的接続部の曲げ作業が容易になる。
また、ターミナルとコイルとが電気的に接続している電気的接続部とヨークとが近づき過ぎることを防止するので、ターミナルおよびコイルとヨークとの絶縁不良を防止できる。
請求項3記載の発明では、コイル、ターミナルおよびヨークを樹脂モールドして樹脂ハウジングを成形するときに、ストッパ側からターミナルとコイルとの電気的接続部に向かう樹脂流れをストッパが遮ることができる。その結果、ヨーク側に向けて曲げられた電気的接続部が曲げ方向と反対側に戻されることを防止できる。
請求項5記載の発明では、ヨーク側に電気的接続部を曲げるときにストッパのテーパ面に電気的接続部が当接する。これにより、電気的接続部とヨークとの間に絶縁不良を起こさない間隔を確保しつつ、電気的接続部は広い範囲でストッパに当接する。その結果、ヨーク側に電気的接続部を曲げるときに電気的接続部が狭い範囲でストッパに係止されることを防止し、電気的接続部に局所的に大きな力が加わることを防止する。これにより、電気的接続部がストッパに係止されるときに電気的接続部が変形することを防止できる。
また、ヨーク側に電気的接続部を曲げた状態で電気的接続部とストッパのテーパ面とは広い範囲で当接しているので、電気的接続部とストッパのテーパ面との隙間が小さくなる。したがって、電気的接続部とテーパ面との間に他部材が入り込みにくくなる。例えば、樹脂モールドで樹脂ハウジングを形成する場合に、電気的接続部とテーパ面との間に樹脂が入り込みにくくなる。したがって、電気的接続部とテーパ面との間に他部材が入り込み、曲げ方向と反対側に電気的接続部が戻されることを防止できる。
請求項6記載の発明では、電気的接続部の周囲をストッパが覆っているので、電気的接続部と他部材とが接触してストッパ側以外の方向に電気的接続部が力を受け変位することを防止できる。
ところで、燃料噴射弁の燃料噴射を断続する弁部材を電磁駆動装置で往復駆動する場合、電磁駆動装置においてターミナルとコイルとの電気的接続部とヨークとが絶縁不良を起こして導通すると、常にコイルに電流が流れて燃料を噴射し続けたり、弁部材の開閉作動を高精度に制御できなくなることがある。
そこで、請求項7記載の発明では、請求項1から6のいずれか一項記載の電磁駆動装置を燃料噴射弁の駆動部として用い、ターミナルとコイルとの電気的接続部とヨークとの絶縁不良を防止している。これにより、コイルへの通電を高精度に制御し、燃料噴射量を高精度に制御できる。
以下、本発明の複数の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による電磁駆動装置を用いた燃料噴射弁を図4に示す。燃料噴射弁10は、ガソリンエンジン用の燃料噴射弁である。筒状部材12は磁性部材および非磁性部材からなる円筒状に形成されている。筒状部材12の内周側には燃料通路が形成されており、この燃料通路に、弁ボディ20、弁部材22、可動コア24、スプリング26、固定コア30、アジャスティングパイプ32および燃料フィルタ34が収容されている。また、燃料噴射弁10の他の構成部品であるヨーク40、42、コイル44、ターミナル46、スプール50および樹脂ハウジング70は、燃料噴射弁10の電磁駆動装置を構成している。
筒状部材12は、図4において下方の弁ボディ20側から第1磁性部材14、磁気抵抗部材としての非磁性部材16、第2磁性部材18をこの順で有し、一体に形成されている。筒状部材12は、コイル44の内周側に設置され可動コア24および固定コア30の外周を覆っている。第1磁性部材14と非磁性部材16、ならびに非磁性部材16と第2磁性部材18とは溶接により結合している。溶接は例えばレーザ溶接により行う。筒状部材12の第1磁性部材14および第2磁性部材18は、可動コア24、固定コア30およびヨーク40、42と磁気回路を形成している。非磁性部材16は第1磁性部材14と第2磁性部材18との間で磁束が短絡することを防ぐ。筒状部材12の燃料入口側に燃料フィルタ34が収容されている。
弁ボディ20は第1磁性部材14の噴孔側先端の内部に溶接により固定されている。弁ボディ20は弁部材22が着座可能な弁座21を内周壁に有している。カップ状の噴孔プレート19は弁ボディ20の外周壁に溶接により固定されている。噴孔プレート19は薄板状に形成されており、中央部に複数の噴孔19aが形成されている。
弁部材22は有底円筒状の中空であり、弁部材22の底側に当接部23が形成されている。当接部23は弁ボディ20に形成されている弁座21に着座可能である。当接部23が弁座21に着座すると、噴孔19aが閉塞され燃料噴射が遮断される。当接部23の上流側に弁部材22の側壁を貫通する燃料孔22aが複数形成されている。弁部材22内に流入した燃料は、燃料孔22aを内から外に通過し、当接部23と弁座21とが形成する弁部に向かう。
可動コア24は弁部材22に対して弁ボディ20と反対側で溶接等により弁部材22に固定されている。付勢部材としてのスプリング26は、弁部材22が弁座21に着座する方向に可動コア24および弁部材22を付勢している。
固定コア30は円筒状に形成されており、筒状部材12内に収容されている。固定コア30は可動コア24に対し弁ボディ20と反対側に設置され可動コア24と向き合っている。
アジャスティングパイプ32は固定コア30内に圧入され、スプリング26の一端を係止している。アジャスティングパイプ32の圧入量を調整することによりスプリング26の付勢力を調整する。
ヨーク40、42は互いに磁気的に接続してコイル44の外周を覆っている。ヨーク40は円筒状に形成されており、第1磁性部材14と磁気的に接続している。ヨーク42は第2磁性部材18と磁気的に接続している。ヨーク42の周方向の一部は、ターミナル46とコイル44との接続箇所との接触を避けるために切り欠かれている(図1参照)。つまり、ヨーク42は周方向の一部に開口を有している。
コイル44を巻回しているスプール50は筒状部材12の外周に取付けられている。樹脂ハウジング70は筒状部材12およびコイル44の外周を覆っている。ターミナル46はコイル44と電気的に接続しており、コイル44に駆動電流を供給する。
筒状部材12の上方から燃料噴射弁10内に流入した燃料は、固定コア30内の燃料通路、可動コア24内の燃料通路、弁部材22内の燃料通路、燃料孔22a、当接部23が弁座21から離座したときに当接部23と弁座21との間に形成される開口を通り、噴孔19aから噴射される。
以上のように構成した燃料噴射弁10において、コイル44への通電がオフされると、スプリング26の付勢力によって弁部材22が図4の下方、つまり閉弁方向に移動して弁部材22の当接部23が弁座21に着座し、噴孔19aが閉塞され燃料噴射が遮断される。
コイル44への通電をオンすると、固定コア30、可動コア24、第1磁性部材14、ヨーク40、42および第2磁性部材18からなる磁気回路を磁束が流れ、固定コア30と可動コア24との間に磁気吸引力が発生する。すると、可動コア24とともに弁部材22はスプリング26の付勢力に抗して固定コア30側に移動し、当接部23が弁座21から離座する。これにより、燃料が噴孔19aから噴射される。
次に、燃料噴射弁10に用いられている電磁駆動装置について説明する。
図1に樹脂ハウジング70を除いた状態の電磁駆動装置を示す。ヨーク42は、前述したように周方向の一部に開口を有している。そして、開口を形成するヨーク42の周方向端部43同士の間で、コイル44の一端45と、ターミナル46の端部47とが電気的に接続している。
図2および図3にスプール50を示す。スプール50は絶縁樹脂材で成形されており、、巻回部51、鍔部52、案内部54、嵌合部56、57および突起60を有している。巻回部51は円筒状に形成されており、外周にコイル44が巻回される。鍔部52は巻回部51の軸方向両端に巻回部51よりも大径の円環状に設けられており、コイル44の巻き崩れを防止する。
案内部54は、断面を円弧状に形成され、軸方向に延びてターミナル46を案内する。案内部54の巻回部51側には、嵌合部56、57が形成されている。嵌合部56は、案内部54の周方向の中央部に設置され、嵌合部56の周方向の両側に嵌合部57が形成されている。案内部54と嵌合部56と2個の嵌合部57とにより嵌合凹部58が2箇所形成されている。2個のターミナル46は、それぞれ嵌合凹部58に嵌合して位置決めされる。嵌合凹部58の幅は径方向外側で狭くなっているので、嵌合凹部58にターミナル46が嵌合した状態でターミナル46が径方向外側に抜けることを防止できる。
案内部54の巻回部51側の周方向両側側面にストッパとして突起60が形成されている。突起60の側方には、ヨーク42側に向けて傾斜するテーパ面62が形成されている。コイル44の一端45と電気的に接続しているターミナル46の端部47は、コイル44の一端45とともにヨーク42側に曲げられ、突起60のテーパ面62に当接している。コイル44の一端45およびターミナル46の端部47は電気的接続部を構成している。ターミナル46の端部47をヨーク42側に曲げるときは、端部47がテーパ面62に当接するまで端部47を曲げる。
そして、ターミナル46の端部47をヨーク42側に曲げ、図1のように組み付けられたコイル44、ターミナル46およびスプール50を図5に示すように成形型72に設置し、ゲート74から樹脂を注入して樹脂ハウジング70を形成する。樹脂ハウジング70を成形するときのスライド76の位置が図5に示すように、スプール50の軸方向、ならびにターミナル46側の2方向であるため、樹脂を注入するゲート74の位置はスプール50の案内部54に対しターミナル46の反対側、つまりターミナル46の端部47をヨーク42に向けて曲げる側になる。このため、ゲート74から注入された樹脂は、突起60に対してターミナル46の端部47と反対側から端部47に向けて流れ込んでくる。しかし、端部47をヨーク42に曲げる側、つまりゲート74側に突起60が設置されているので、ゲート74から注入された樹脂流れは突起60に遮られて迂回し、曲げ方向とは反対の元に戻る方向に端部47を押す流れとならない。したがって、ターミナル46の端部47が樹脂ハウジング70の表面側に押されることを防止する。
また、ターミナル46の端部47とテーパ面62とが当接している範囲が広いので、ターミナル46の端部47とテーパ面62との間に形成される隙間は小さい。その結果、ターミナル46の端部47とテーパ面62との間に樹脂が入り込みにくいので、ターミナル46の端部47が樹脂ハウジング70の表面側に押されることを防止する。
このように、ターミナル46の端部47が曲げ方向と反対側に戻されることを防止するので、端部47と接続しているコイル44にテンションが掛かることを防止できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図6〜図9に示す。第2実施形態では、スプール80に設けたストッパとしての突起82の形状が第1実施形態と異なる以外の電磁駆動装置、および電磁駆動装置を用いた燃料噴射弁の構成は第1実施形態と実質的に同一であり、同一部分には同一符号を付す。
図8および図9に示すように、ストッパとしての突起82には、第1実施形態と同様にヨーク42側に向けて傾斜するテーパ面83が形成されている。そして、このテーパ面83を囲むように、軸方向両側およびヨーク42側に、遮蔽部84、85が形成されている。
図6および図7に示すように、コイル44の一端45と電気的に接続しているターミナル46の端部47は、遮蔽部84、85に囲まれたテーパ面83に当接するまでヨーク42側に曲げられている。そして、テーパ面83に当接した状態で、端部47の周囲を遮蔽部84、85が覆っている。
この構成によれば、樹脂ハウジング70を成形するときの端部47に向かう樹脂流れが遮蔽部84、85により遮られ迂回される。さらに、ターミナル46の端部47とテーパ面83とが当接している範囲が広いので、ターミナル46の端部47とテーパ面83との間に形成される隙間は小さい。その結果、ターミナル46の端部47とテーパ面83との間に樹脂が入り込みにくい。したがって、ターミナル46の端部47が樹脂ハウジング70の表面側に押されることを防止する。また、端部47の軸方向両側を遮蔽部84が覆っているので、樹脂流れにより端部47が軸方向に変位することを防止する。
以上説明したように、上記複数の実施形態では、コイル44と電気的に接続するターミナル46の端部47をストッパとしての突起に係止されるまでヨーク42側に曲げるので、端部47の曲げ量をストッパで規制できる。したがって、コイル44とターミナル46との電気的接続部である端部47の曲げ作業が容易である。
また、ターミナル46の端部47はストッパに係止されストッパよりもヨーク42側に近づかない。これにより、ターミナル46の端部47とヨーク42とが近づき過ぎることにより絶縁不良を起こすことを防止できる。そして、上記複数の電磁駆動装置を駆動部として用いた燃料噴射弁においては、コイル44およびターミナル46とヨーク42との絶縁不良を防止することにより、コイル44への通電制御不良を防止できる。したがって、燃料を噴射し続けたり、弁部材22の開閉タイミングのずれによる噴射量の制御不良を防止し、燃料噴射量を高精度に制御できる。
また、樹脂モールドにより樹脂ハウジング70を成形するときに、ターミナル46の端部の曲げ方向と反対側に向かう樹脂流れをストッパが遮るので、端部47が曲げ方向と反対側に変位することを防止し、樹脂ハウジング70の表面側に端部47が露出することを防止できる。さらに、ターミナル46の端部の曲げ方向と反対側、第2実施形態ではさらに軸方向側に向かう樹脂流れをストッパが遮り端部47の変位を防止するので、端部47とともにコイル44の一端45が変位し、コイル44にテンションが加わることを防止できる。
(他の実施形態)
上記複数の実施形態では、スプールに設けたストッパとしての突起に、ヨーク42側に向けて傾斜するテーパ面を設けたが、コイル44と電気的に接続するターミナル46の端部47をヨーク42側に曲げる曲げ量を規制するためなら、ストッパにテーパ面を設けない構成でもよい。また、ターミナル46の端部47の曲げ量を規制するストッパは、スプール自体ではなく、スプールに設置したストッパ部品でもよい。
また、上記実施形態では、燃料噴射弁の電磁駆動装置として本発明の電磁駆動装置を用いたが、燃料噴射弁に限らず、どのような用途に本発明の電磁駆動装置を適用してもよい。
(A)は樹脂ハウジングを除いた本発明の第1実施形態による電磁駆動装置を示す説明図であり、(B)は(A)のB方向矢視図である。 (A)は第1実施形態によるスプールを示す斜視図であり、(B)は(A)のB方向矢視図である。 (A)は図2の(B)のIII方向矢視図であり、(B)は(A)のB方向矢視図である。 第1実施形態による燃料噴射弁を示す断面図である。 (A)は(B)のB方向矢視図であり、(B)は樹脂ハウジングのモールド工程を示す説明図である。 (A)は樹脂ハウジングを除いた本発明の第2実施形態による電磁駆動装置を示す説明図であり、(B)は(A)のB線部分の拡大図である。 (A)は図6の(A)のVII方向矢視図であり、(B)は(A)のB線部分の拡大図である。 (A)は第2実施形態によるスプールを示す斜視図であり、(B)は(A)のB方向矢視図である。 (A)は図8の(B)のIX方向矢視図であり、(B)は(A)のB方向矢視図である。 従来の電磁駆動装置を示す説明図である。
符号の説明
10 燃料噴射弁、19a 噴孔、22 弁部材、24 可動コア、30 固定コア、40、42 ヨーク、43 周方向端部、44 コイル、45 一端(電気的接続部)、46 ターミナル、47 端部(電気的接続部)、50、80 スプール、60、82 突起(ストッパ)、62、83 テーパ面、84、85 遮蔽部

Claims (7)

  1. コイルと、
    前記コイルと電気的に接続しているターミナルと、
    前記コイルの外周の少なくとも一部を覆うヨークと、
    を備え、前記コイルと前記ターミナルとの電気的接続部を前記ヨーク側に曲げる電磁駆動装置において、
    前記電気的接続部を係止し、前記電気的接続部の前記ヨーク側への曲げ量を規制するストッパを備えることを特徴とする電磁駆動装置。
  2. 前記ヨークは周方向の一部に開口を有し、前記電気的接続部は前記開口の周方向端部に向けて曲がられていることを特徴とする請求項1記載の電磁駆動装置。
  3. 前記コイル、前記ターミナルおよび前記ヨークを樹脂モールドした樹脂ハウジングをさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載の電磁駆動装置。
  4. 前記コイルを巻回するスプールをさらに備え、前記ストッパは前記スプールの側面に設けられた突起であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の電磁駆動装置。
  5. 前記ストッパには、前記ヨーク側に前記電気的接続部を曲げるときに前記電気的接続部が当接するテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の電磁駆動装置。
  6. 前記ストッパは、前記電気的接続部の周囲を覆っていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の電磁駆動装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項記載の電磁駆動装置と、
    固定コアと、
    前記電磁駆動装置が発生する磁気吸引力により前記固定コア側に吸引される可動コアと、
    前記可動コアとともに往復移動し燃料噴射を断続する弁部材と、
    を備えることを特徴とする燃料噴射弁。
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