JP5477194B2 - 通信ネットワークの統制管理システムとその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信ネットワークの統制管理システムとその方法に関するものである。
一般に、通信ネットワークの通信設備について障害を管理するにあたり、障害箇所を迅速かつ正確に検出することが求められる。従来、通信ネットワークの障害が発生した場合に、障害監視システムから通報される障害情報に基づいて、自動的にサービスの支障の程度を判断するシステムが提案されている。例えば、通信網の障害監視システムから通信網の運用管理者に自動的に通知される故障情報(発生日時、場所、故障設備、影響停止回線、警報名称など)の組み合わせに、故障の影響度合いに応じた「サービス支障区分」を対応させ、通信網の障害発生の際に、迅速に上記サービス支障区分を判断することにより、保守の即応性判断を助けるようにしたものが知られている。サービス支障区分には、例えば、「極めて重大(critical)」、「重大(major)」、「軽微(minor)」、及び「お知らせ(information)」の各区分を含んでいる。このように、既知の通信網障害監視システムに接続され、通信網に何らかの障害が発生した場合に、そのシステムから、障害に関する情報、すなわち、故障設備の組み合わせ情報と、影響停止回線の組み合わせ情報とを取得するようにしている。その後、これらの情報は、それぞれ、事前に登録された上記パターンと一致するかどうか判定される。一致した場合、そのパターンに対応する、事前に登録されたサービス支障区分が取得され、それが、発生した通信網の障害によってサービスに支障をきたす程度として出力されるようになっている(特許文献1参照。)。
特開2001−285290号公報
しかしながら、係る従来のシステムでは、支障の程度を把握したとしても、中央監視箇所と各保守担当箇所との連絡は、電話やファクシミリにより行うのが中心であり、例えば、故障復旧を要求する必要部署への通報は、中央監視箇所のオペレータが、電話やファクシミリを通じて行うようになっている。このため、突発的な大規模障害や自然災害等の非常時には、中央監視箇所のオペレータは、故障の復旧指示、予定された停止作業の規制、保守担当箇所への情報提供などの統制の指示や通知を行わなければならず、通信ネットワークの統制作業が煩雑で時間を要するという問題がある。また、それぞれの保守担当箇所への統制の指示について内容が異なるため、必要な連絡件数が増大すると、規制の対象となる予定停止作業を抽出するが煩雑になるという問題がある。さらに、すべての保守担当箇所への通信ネットワーク運用状況の周知や情報共有が遅れるため、障害情報を受け取っていない保守担当箇所では、予定されている停止作業をそのまま継続したり、新たに開始してしまう虞がある。このため、ネットワークの健全性維持が確保できなくなる可能性がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、突発的な大規模障害や自然災害等の非常時であっても、迅速かつ効率的に統制を行い通信ネットワークの健全性を確保することができる通信ネットワークの統制管理システムとその方法を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る通信ネットワークの統制管理システムは、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線と設備とを管理運用し、予定された停止作業の計画が予め登録されるとともに外部から通信設備の障害情報が送信されるセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて障害時のネットワーク統制に関する情報を遣り取り可能に接続され保守担当箇所のネットワークの回線と設備とを管理する保守担当箇所端末装置とを備え、保守担当箇所端末装置は、センターサーバからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画に基づく作業の実行に対する統制指示の情報が表示される被作業統制箇所端末装置を含み、センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、センターサーバは、予め登録された予定停止作業計画の単位毎の作業情報に対し、作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与えると判別した場合、実行が予定されている停止作業を抽出し、これら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する統制指示情報を関連付けし、この関連付けされた予定停止作業の実行を担当する被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから前記予定停止作業情報と統制指示情報とを送信して表示させるようにしたものである。
本発明の請求項1に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線と設備とを管理運用し、予定された停止作業の計画が予め登録されるとともに外部から通信設備の障害情報が送信されるセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて障害時のネットワーク統制に関する情報を遣り取り可能に接続され保守担当箇所のネットワークの回線と設備とを管理する保守担当箇所端末装置とを備え、保守担当箇所端末装置は、センターサーバからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画に基づく作業の実行に対する統制指示の情報が表示される被作業統制箇所端末装置を含み、センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、センターサーバは、予め登録された予定停止作業計画の単位毎の作業情報に対し、作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与えると判別した場合、実行が予定されている停止作業を抽出し、これら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する統制指示情報を関連付けし、この関連付けされた予定停止作業の実行を担当する被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから前記予定停止作業情報と統制指示情報とを送信して表示させるようにしたことにより、通信ネットワークの通信設備に障害が発生し、センターサーバに障害情報が送られてくると、すでに登録されている予定停止作業計画の単位毎の作業情報について、作業実行がネットワークの健全性に影響を与えるかどうか判別される。影響を与えると判別されると、センターサーバは作業実行の規制を指示する指示情報を、抽出され、関連付けされた予定停止作業の実行を担当する被作業統制箇所端末装置に予定停止作業の情報とともに送信して表示させる。被作業統制箇所端末装置のオペレータは、表示された予定停止作業の情報と指示情報とにより作業実行の規制の指示を迅速に受け取ることができる。
また、本発明の請求項2に係る通信ネットワークの統制管理システムは、センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害が復旧した旨の復旧情報が送られてくると、センターサーバは、この復旧情報に基づいて、作業実行の統制を指示した予定停止作業情報に対し、この統制されている作業の実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与えないと判別した場合、作業実行の規制が指示された停止作業を抽出し、これら抽出された停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制解除を指示する統制解除指示情報を関連付けするとともに、当該作業実行の規制を指示した被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから当該予定停止作業情報と作業実行の規制を解除する統制解除指示情報とを送信して表示させるようにしたものである。
本発明の請求項2に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害が復旧した旨の復旧情報が送られてくると、センターサーバは、この復旧情報に基づいて、作業実行の統制を指示した予定停止作業情報に対し、この統制されている作業の実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与えないと判別した場合、作業実行の規制が指示された停止作業を抽出し、これら抽出された停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制解除を指示する統制解除指示情報を関連付けするとともに、当該作業実行の規制を指示した被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから当該予定停止作業情報と作業実行の規制を解除する統制解除指示情報とを送信して表示させるようにしたことにより、障害が復旧した復旧情報がセンターサーバに送信されると、センターサーバは、規制を指示した停止作業について健全性に影響を与えるかどうか判別し、影響を与えないと判別されると、規制を指示した停止作業について規制解除の指示を該当する被作業統制箇所端末装置に表示させる。被作業統制箇所端末装置のオペレータは、表示された予定停止作業の情報と規制解除の指示情報とにより作業実行の規制解除の指示を迅速に受け取ることができる。
本発明の請求項3に係る通信ネットワークの統制管理システムは、指示の情報には、任意の指示が含まれ、指示情報には、中央監視箇所オペレータのコメントが含まれるようにしたものである。
本発明の請求項3に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、指示の情報には、任意の指示が含まれ、指示情報には、中央監視箇所オペレータのコメントが含まれるようにしたことにより、多種の統制の指示をきめ細かく被作業統制箇所端末装置に表示させることができる。
本発明の請求項4に係る通信ネットワークの統制管理システムは、センターサーバが、抽出され指示情報が送信された被作業統制箇所端末装置以外の保守担当箇所端末装置に指示の内容を送信し表示させるようにしたものである。
本発明の請求項4に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、センターサーバが、抽出され指示情報が送信された被作業統制箇所端末装置以外の保守担当箇所端末装置に指示の内容を送信し表示させるようにしたことにより、ネットワークの統制状態の情報がすべての保守担当箇所で共有される。
本発明の請求項5に係る通信ネットワークの統制管理システムは、保守担当箇所端末装置がセンターサーバから指示情報を受け取り、前記保守担当箇所端末装置のオペレータが受信した旨の受信確認の情報をセンターサーバに送信すると、センターサーバは、保守担当箇所端末装置からの受信確認情報を収集して、指示情報の到達状況を把握して監視制御端末装置に表示するようにしたものである。
本発明の請求項5に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、保守担当箇所端末装置がセンターサーバから指示情報を受け取り、前記保守担当箇所端末装置のオペレータが受信した旨の受信確認の情報をセンターサーバに送信すると、センターサーバは、保守担当箇所端末装置からの受信確認情報を収集して、指示情報の到達状況を把握して監視制御端末装置に表示するようにしたことにより、受信確認報告の受け取りによりリアルタイムで統制の状況が把握される。
本発明の請求項6に係る通信ネットワークの統制管理システムは、作業に対する規制が、予定された作業の実行開始の規制、規制中の作業の規制解除、実行中の作業の中止による現状復旧、実行中の作業の終了繰り上げ、実行中の作業の中断強制のうちいずれか1を含み、作業に対する規制解除がこれら規制の解除であるようにしたものである。
本発明の請求項6に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、作業に対する規制が、予定された作業の実行開始の規制、規制中の作業の規制解除、実行中の作業の中止による現状復旧、実行中の作業の終了繰り上げ、実行中の作業の中断強制のうちいずれか1を含み、作業に対する規制解除がこれら規制の解除であるようにしたことにより、作業に対して多種の統制指示が被作業統制箇所端末装置に表示され、被作業統制箇所端末装置のオペレータはきめ細かい統制指示を受け取ることができる。
本発明の請求項7に係る通信ネットワークの統制管理システムは、ネットワークの統制が、該当する被作業統制箇所端末装置に対する障害の復旧指示、障害の復旧支援指示、作業実行に対する規制内容の指示、当該規制に対する解除指示、統制対象の作業に対する進捗状況の把握または保守担当箇所端末装置への統制情報の提供のうち少なくとも1を含むようにしたものである。
本発明の請求項7に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、ネットワークの統制が、該当する被作業統制箇所端末装置に対する障害の復旧指示、障害の復旧支援指示、作業実行に対する規制内容の指示、当該規制に対する解除指示、統制対象の作業に対する進捗状況の把握または保守担当箇所端末装置への統制情報の提供のうち少なくとも1を含むようにしたことにより、たとえ、ネットワークの統制内容が多岐にわたっても迅速かつ容易にすべての保守担当箇所端末装置に送信して表示させることができる。
本発明の請求項8に係る通信ネットワークの統制管理システムは、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線と設備とを監視制御端末装置を通じて管理運用し、予定された停止作業の計画が予め登録されるとともに外部から通信設備の障害情報が送信されるセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて障害時のネットワーク統制に関する情報を遣り取り可能に接続され保守担当箇所のネットワークの回線と設備とを管理する保守担当箇所端末装置とを備え、保守担当箇所端末装置は、センターサーバからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画に基づく作業の実行に対する統制指示の内容を表示する被作業統制箇所端末装置を含み、センターサーバは、保守担当箇所端末装置から予定された停止作業の計画が送信されてくると、その停止作業計画の情報を格納して管理する当日作業管理データベースと、ネットワーク全体の回線と設備とを含む通信設備の情報が格納され、入力された障害情報に基づいて障害情報に対応する通信設備の情報を出力する構成管理データベースと、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、この障害情報を構成管理データベースに出力し、当該障害情報と構成管理データベースから受け取った障害情報に対応する通信設備の情報とを出力するとともに、ネットワーク全体の障害情報を収集して管理する故障監視装置と、故障監視装置から出力された障害情報とこの障害情報に対応する通信設備の情報とを受け取り、これら情報から障害情報が予定された作業停止によるものか故障によるものかを判定し、故障の場合、故障の主原因を判定し、故障と判定した判定情報を故障と判定された通信設備を管理する保守担当箇所端末装置に送信して表示させるとともに、この故障判定情報を監視制御端末装置に表示させる故障判定処理手段と、監視制御端末装置に表示された故障の判定結果に対し、オペレータにより作業規制の条件を設定するよう指令を受けると、当日作業管理データベースから当日作業計画のうちまだ作業が開始されていない作業開始前の停止計画とすでに作業が開始された作業開始後の停止計画とを検索して抽出し、これら抽出された停止計画の情報を出力し、監視制御端末装置に表示させる対象作業検索手段と、監視制御端末装置に表示された抽出された停止計画の情報に対して、オペレータにより停止計画の作業に対する規制の指示が入力されると、対象作業検索手段から受け取った抽出された停止計画の情報に基づいて、作業開始前の停止計画と作業開始後の停止計画の作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する指示情報を生成して関連付けし、関連付けされた作業単位毎の作業情報とその作業実行の規制を指示する統制指示情報とを出力し、監視制御端末装置に表示する指示生成手段と、監視制御端末装置に表示された作業単位毎の作業情報とその作業情報に対して関連付けされた指示情報とに対して、オペレータにより指示情報を実行するよう実行の指令が入力されると、指示生成手段から受け取った互いに関連付けされた作業情報と指示情報とに基づいて、統制情報が格納される統制情報データベースと保守担当箇所情報が格納される保守担当箇所データベースとにそれぞれ、関連付けされた作業単位毎の作業情報と統制指示情報とを送出し、保守担当箇所データベースにより該当する作業の通信設備を担当する被作業統制箇所端末装置を特定し、特定された被作業統制箇所端末装置に該当する作業情報とその統制指示情報とを送信して表示させる指示実行手段とを備え、センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、センターサーバは、予め登録された予定停止作業計画の単位毎の作業情報に対し、故障判定情報とこの故障判定情報に関連する停止作業計画の情報とを抽出して作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、判別結果を監視制御端末装置に表示し、表示された判別結果に対し、監視制御端末装置のオペレータが影響を与える停止計画の作業に対して規制の指示を入力すると、指示生成手段によりこれら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する指示情報を関連付けして監視制御端末装置に表示し、表示された作業単位毎の作業情報と関連付けされた指示情報とに対し、監視制御端末装置のオペレータが規制指示内容実行の指令を入力すると、指示実行手段によりこの関連付けされた予定停止作業の実行を担当する予定の被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから前記予定停止作業情報とその作業実行に対する規制の統制指示情報とを送信して表示させるようにしたものである。
本発明の請求項8に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線と設備とを監視制御端末装置を通じて管理運用し、予定された停止作業の計画が予め登録されるとともに外部から通信設備の障害情報が送信されるセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて障害時のネットワーク統制に関する情報を遣り取り可能に接続され保守担当箇所のネットワークの回線と設備とを管理する保守担当箇所端末装置とを備え、保守担当箇所端末装置は、センターサーバからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画に基づく作業の実行に対する統制指示の内容を表示する被作業統制箇所端末装置を含み、センターサーバは、保守担当箇所端末装置から予定された停止作業の計画が送信されてくると、その停止作業計画の情報を格納して管理する当日作業管理データベースと、ネットワーク全体の回線と設備とを含む通信設備の情報が格納され、入力された障害情報に基づいて障害情報に対応する通信設備の情報を出力する構成管理データベースと、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、この障害情報を構成管理データベースに出力し、当該障害情報と構成管理データベースから受け取った障害情報に対応する通信設備の情報とを出力するとともに、ネットワーク全体の障害情報を収集して管理する故障監視装置と、故障監視装置から出力された障害情報とこの障害情報に対応する通信設備の情報とを受け取り、これら情報から障害情報が予定された作業停止によるものか故障によるものかを判定し、故障の場合、故障の主原因を判定し、故障と判定した判定情報を故障と判定された通信設備を管理する保守担当箇所端末装置に送信して表示させるとともに、この故障判定情報を監視制御端末装置に表示させる故障判定処理手段と、監視制御端末装置に表示された故障の判定結果に対し、オペレータにより作業規制の条件を設定するよう指令を受けると、当日作業管理データベースから当日作業計画のうちまだ作業が開始されていない作業開始前の停止計画とすでに作業が開始された作業開始後の停止計画とを検索して抽出し、これら抽出された停止計画の情報を出力し、監視制御端末装置に表示させる対象作業検索手段と、監視制御端末装置に表示された抽出された停止計画の情報に対して、オペレータにより停止計画の作業に対する規制の指示が入力されると、対象作業検索手段から受け取った抽出された停止計画の情報に基づいて、作業開始前の停止計画と作業開始後の停止計画の作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する指示情報を生成して関連付けし、関連付けされた作業単位毎の作業情報とその作業実行の規制を指示する統制指示情報とを出力し、監視制御端末装置に表示する指示生成手段と、監視制御端末装置に表示された作業単位毎の作業情報とその作業情報に対して関連付けされた指示情報とに対して、オペレータにより指示情報を実行するよう実行の指令が入力されると、指示生成手段から受け取った互いに関連付けされた作業情報と指示情報とに基づいて、統制情報が格納される統制情報データベースと保守担当箇所情報が格納される保守担当箇所データベースとにそれぞれ、関連付けされた作業単位毎の作業情報と統制指示情報とを送出し、保守担当箇所データベースにより該当する作業の通信設備を担当する被作業統制箇所端末装置を特定し、特定された被作業統制箇所端末装置に該当する作業情報とその統制指示情報とを送信して表示させる指示実行手段とを備え、センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、センターサーバは、予め登録された予定停止作業計画の単位毎の作業情報に対し、故障判定情報とこの故障判定情報に関連する停止作業計画の情報とを抽出して作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、判別結果を監視制御端末装置に表示し、表示された判別結果に対し、監視制御端末装置のオペレータが影響を与える停止計画の作業に対して規制の指示を入力すると、指示生成手段によりこれら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する指示情報を関連付けして監視制御端末装置に表示し、表示された作業単位毎の作業情報と関連付けされた指示情報とに対し、監視制御端末装置のオペレータが規制指示内容実行の指令を入力すると、指示実行手段によりこの関連付けされた予定停止作業の実行を担当する予定の被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから前記予定停止作業情報とその作業実行に対する規制の統制指示情報とを送信して表示させるようにしたことにより、通信ネットワークの通信設備に障害が発生し、センターサーバに障害情報が送られてくると、すでに登録されている予定停止作業計画の単位毎の作業情報について、作業実行がネットワークの健全性に影響を与えるかどうか判別される。影響を与えると判別されると、センターサーバは作業実行の規制を指示する指示情報を、抽出され、関連付けされた予定停止作業の実行を担当する被作業統制箇所端末装置に予定停止作業の情報とともに送信して表示させる。被作業統制箇所端末装置のオペレータは、表示された予定停止作業の情報と指示情報とにより作業実行の規制の指示を迅速に受け取ることができる。
本発明の請求項9に係る通信ネットワークの統制管理システムは、故障監視装置が、外部から復旧の情報が送られてくると、この復旧情報を構成管理データベースに出力し、当該復旧情報と構成管理データベースから受け取った復旧情報に対応する通信設備の情報とを出力して監視制御端末装置に表示させ、対象作業検索手段は、監視制御端末装置のオペレータから作業実行の規制を解除する対象となる被作業統制箇所の抽出を求められると、復旧情報とそれに対応する通信設備の情報とに基づいて、当日作業管理データベースから該当する停止計画の情報を抽出して出力し、監視制御端末装置に表示させ、指示生成手段は、監視制御端末装置のオペレータから作業に対する規制解除の情報を受け取ると、対象作業検索手段から受け取った抽出された停止計画の情報に基づいて、作業実行の規制を指示する指示情報が関連付けされた作業情報に対し、規制の解除を指示する解除指示情報を生成して関連付けし、関連付けされた作業単位毎の作業情報とその作業実行の規制解除を指示する統制指示情報とを指示実行手段に送出し、指示実行手段は、指示生成手段から受け取った互いに関連付けされた作業情報と規制解除の指示情報とに基づいて、統制情報データベースに作業実行規制解除の情報を送出するとともに、保守担当箇所データベースに作業の規制解除の指示情報を送出し、保守担当箇所データベースにより該当する作業の通信設備を担当する被作業統制箇所端末装置を特定し、特定された被作業統制箇所端末装置に該当する作業の情報と規制解除の統制指示情報とを送信して表示させるようにしたものである。
本発明の請求項9に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、故障監視装置は、外部から復旧の情報が送られてくると、この復旧情報を構成管理データベースに出力し、当該復旧情報と構成管理データベースから受け取った復旧情報に対応する通信設備の情報とを出力して監視制御端末装置に表示させ、対象作業検索手段は、監視制御端末装置のオペレータから作業実行の規制を解除する対象となる被作業統制箇所の抽出を求められると、復旧情報とそれに対応する通信設備の情報とに基づいて、当日作業管理データベースから該当する停止計画の情報を抽出して出力し、監視制御端末装置に表示させ、指示生成手段は、監視制御端末装置のオペレータから作業に対する規制解除の情報を受け取ると、対象作業検索手段から受け取った抽出された停止計画の情報に基づいて、作業実行の規制を指示する指示情報が関連付けされた作業情報に対し、規制の解除を指示する解除指示情報を生成して関連付けし、関連付けされた作業単位毎の作業情報とその作業実行の規制解除を指示する統制指示情報とを指示実行手段に送出し、指示実行手段は、指示生成手段から受け取った互いに関連付けされた作業情報と規制解除の指示情報とに基づいて、統制情報データベースに作業実行規制解除の情報を送出するとともに、保守担当箇所データベースに作業の規制解除の指示情報を送出し、保守担当箇所データベースにより該当する作業の通信設備を担当する被作業統制箇所端末装置を特定し、特定された被作業統制箇所端末装置に該当する作業の情報と規制解除の統制指示情報とを送信して表示させるようにしたことにより、障害が復旧した復旧情報がセンターサーバに送信されると、センターサーバは、規制を指示した停止作業について健全性に影響を与えるかどうか判別し、影響を与えないと判別されると、規制を指示した停止作業について規制解除の指示を該当する被作業統制箇所端末装置に表示させる。被作業統制箇所端末装置のオペレータは、表示された予定停止作業の情報と規制解除の指示情報とにより作業実行の規制解除の指示を迅速に受け取ることができる。
本発明の請求項10に係る通信ネットワークの統制管理システムは、指示実行手段が、監視制御端末装置のオペレータから作業の規制を指示する指令を受け取ると、当日作業管理データベースに格納された規制指示に対応する停止作業計画に統制ステータス情報を付与し、監視制御端末装置のオペレータから作業の規制解除を指示する指令を受け取ると、前記規制指示に対応して停止作業計画に付与された統制ステータス情報を削除するようにしたものである。
本発明の請求項10に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、指示実行手段は、監視制御端末装置のオペレータから作業の規制を指示する指令を受け取ると、当日作業管理データベースに格納された規制指示に対応する停止作業計画に統制ステータス情報を付与し、監視制御端末装置のオペレータから作業の規制解除を指示する指令を受け取ると、前記規制指示に対応して停止作業計画に付与された統制ステータス情報を削除するようにしたことにより、作業について統制を受けているか否かをリアルタイムで確認することができる。
本発明の請求項11に係る通信ネットワークの統制管理システムは、指示生成手段が、監視制御端末装置のオペレータから指示についてのコメントが入力されると、このコメントを統制指示情報に添付するようにしたものである。
本発明の請求項11に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、指示生成手段は、監視制御端末装置のオペレータから指示についてのコメントが入力されると、このコメントを統制指示情報に添付するようにしたことにより、多種の統制の指示をきめ細かく被作業統制箇所端末装置に表示させることができる。
本発明の請求項12に係る通信ネットワークの統制管理システムは、センターサーバが、被作業統制箇所端末装置に送信した統制指示情報を、当該被作業統制箇所端末装置以外の保守担当箇所端末装置に送信して表示させるようにしたものである。
本発明の請求項12に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、センターサーバは、被作業統制箇所端末装置に送信した統制指示情報を、当該被作業統制箇所端末装置以外の保守担当箇所端末装置に送信して表示させるようにしたことにより、ネットワークの統制状態の情報がすべての保守担当箇所で共有される。
本発明の請求項13に係る通信ネットワークの統制管理システムは、センターサーバが、送信した統制指示情報に対して、被作業統制箇所端末装置を含む保守担当箇所端末装置のオペレータから受信を確認した旨の受信確認情報を受け取ると、この受信確認情報を統制情報データベースに格納する受信確認実行手段と、監視制御端末装置のオペレータから作業統制状況の照会を求められると、この照会情報に基づいて統制情報データベースから作業統制情報にそれぞれ対応する受信確認情報を抽出して監視制御端末装置に表示させる作業統制状況検索手段とを備えているようにしたものである。
本発明の請求項13に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、センターサーバは、送信した統制指示情報に対して、被作業統制箇所端末装置を含む保守担当箇所端末装置のオペレータから受信を確認した旨の受信確認情報を受け取ると、この受信確認情報を統制情報データベースに格納する受信確認実行手段と、監視制御端末装置のオペレータから作業統制状況の照会を求められると、この照会情報に基づいて統制情報データベースから作業統制情報にそれぞれ対応する受信確認情報を抽出して監視制御端末装置に表示させる作業統制状況検索手段とを備えたことにより、受信確認報告の受け取りによりリアルタイムで統制情報の到達状況が把握される。
本発明の請求項14に係る通信ネットワークの統制管理システムは、センターサーバが、送信した統制指示情報に対して、被作業統制箇所端末装置のオペレータから統制の作業が完了した旨の作業統制の完了情報を受け取ると、この作業統制完了情報を統制情報データベースに格納する統制対応完了実行手段を備えるとともに、作業統制状況検索手段は、監視制御端末装置のオペレータから作業統制状況の照会を求められると、この照会情報に基づいて統制情報データベースから作業統制情報にそれぞれ対応する作業統制完了情報を抽出して監視制御端末装置に表示させるようにしたものである。
本発明の請求項14に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、センターサーバは、送信した統制指示情報に対して、被作業統制箇所端末装置のオペレータから統制の作業が完了した旨の作業統制の完了情報を受け取ると、この作業統制完了情報を統制情報データベースに格納する統制対応完了実行手段を備えるとともに、作業統制状況検索手段は、監視制御端末装置のオペレータから作業統制状況の照会を求められると、この照会情報に基づいて統制情報データベースから作業統制情報にそれぞれ対応する作業統制完了情報を抽出して監視制御端末装置に表示させるようにしたことにより、リアルタイムで統制完了の状況が把握される。
本発明の請求項15に係る通信ネットワークの統制管理システムは、センターサーバが、監視制御端末装置のオペレータから統制対象の作業について、復旧情報に基づいて作業統制を解除する対象となる作業の抽出を求められると、統制情報データベースに格納された作業統制完了情報のうち、作業統制解除対象に合致する作業統制完了情報とそれら作業統制完了情報に応じた統制解除対象の作業とを抽出して監視制御端末装置に表示させる作業統制解除対象抽出手段を備えているようにしたものである。
本発明の請求項15に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、センターサーバは、監視制御端末装置のオペレータから統制対象の作業について、復旧情報に基づいて作業統制を解除する対象となる作業の抽出を求められると、統制情報データベースに格納された作業統制完了情報のうち、作業統制解除対象に合致する作業統制完了情報とそれら作業統制完了情報に応じた統制解除対象の作業とを抽出して監視制御端末装置に表示させる作業統制解除対象抽出手段を備えたことにより、統制解除対象の作業がリアルタイムで迅速に抽出される。
本発明の請求項16に係る通信ネットワークの統制管理システムは、センターサーバが、被作業統制箇所端末装置のオペレータから、自己の保守担当箇所について作業情報の照会を求められると、当日作業管理データベースにより照会内容に合致した作業計画の情報を抽出し、この作業計画の情報を照会のあった被作業統制箇所端末装置に送信して表示させる作業検索手段を備えているようにしたものである。
本発明の請求項16に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、センターサーバは、被作業統制箇所端末装置のオペレータから、自己の保守担当箇所について作業情報の照会を求められると、当日作業管理データベースにより照会内容に合致した作業計画の情報を抽出し、この作業計画の情報を照会のあった被作業統制箇所端末装置に送信して表示させる作業検索手段を備えたことにより、被作業統制箇所端末装置のオペレータは、統制を受けている作業と統制を受けていない作業とを識別することができ、統制を受けていない作業を行うことができる。
本発明の請求項17に係る通信ネットワークの統制管理方法は、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線と設備とを管理運用し、予定された停止作業の計画が予め登録されるとともに外部から通信設備の障害情報が送信されるセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて障害時のネットワーク統制に関する情報を遣り取り可能に接続され保守担当箇所のネットワークの回線と設備とを管理する保守担当箇所端末装置とを備え、保守担当箇所端末装置は、センターサーバからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画に基づく作業の実行に対する統制指示の情報が表示される被作業統制箇所端末装置を含み、センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、センターサーバは、予め登録された予定停止作業計画の単位毎の作業情報に対し、作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与えると判別した場合、実行が予定されている停止作業を抽出し、これら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する統制指示情報を関連付けし、関連付け後、この関連付けされた予定停止作業の実行を担当する被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから前記予定停止作業情報と統制指示情報とを送信して表示させるようにしたものである。
本発明の請求項17に係る通信ネットワークの統制管理方法では、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線と設備とを管理運用し、予定された停止作業の計画が予め登録されるとともに外部から通信設備の障害情報が送信されるセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて障害時のネットワーク統制に関する情報を遣り取り可能に接続され保守担当箇所のネットワークの回線と設備とを管理する保守担当箇所端末装置とを備え、保守担当箇所端末装置は、センターサーバからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画に基づく作業の実行に対する統制指示の情報が表示される被作業統制箇所端末装置を含み、センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、センターサーバは、予め登録された予定停止作業計画の単位毎の作業情報に対し、作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与えると判別した場合、実行が予定されている停止作業を抽出し、これら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する統制指示情報を関連付けし、関連付け後、この関連付けされた予定停止作業の実行を担当する被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから前記予定停止作業情報と統制指示情報とを送信して表示させるようにしたことにより、通信ネットワークの通信設備に障害が発生し、センターサーバに障害情報が送られてくると、すでに登録されている予定停止作業計画の単位毎の作業情報について、作業実行がネットワークの健全性に影響を与えるかどうか判別される。影響を与えると判別されると、センターサーバは作業実行の規制を指示する指示情報を、抽出され、関連付けされた予定停止作業の実行を担当する被作業統制箇所端末装置に予定停止作業の情報とともに送信して表示させる。被作業統制箇所端末装置のオペレータは、表示された予定停止作業の情報と指示情報とにより作業実行の規制の指示を迅速に受け取ることができる。
本発明の請求項1に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線と設備とを管理運用し、予定された停止作業の計画が予め登録されるとともに外部から通信設備の障害情報が送信されるセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて障害時のネットワーク統制に関する情報を遣り取り可能に接続され保守担当箇所のネットワークの回線と設備とを管理する保守担当箇所端末装置とを備え、保守担当箇所端末装置は、センターサーバからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画に基づく作業の実行に対する統制指示の情報が表示される被作業統制箇所端末装置を含み、センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、センターサーバは、予め登録された予定停止作業計画の単位毎の作業情報に対し、作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与えると判別した場合、実行が予定されている停止作業を抽出し、これら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する統制指示情報を関連付けし、この関連付けされた予定停止作業の実行を担当する被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから前記予定停止作業情報と統制指示情報とを送信して表示させるようにしたので、突発的な大規模障害や自然災害等の非常時であっても、少数の人員で迅速かつ効率的に通信ネットワークの健全性を確保することができ、しかも復旧を効率的に行うことができ、迅速化することができる。
本発明の請求項8に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線と設備とを監視制御端末装置を通じて管理運用し、予定された停止作業の計画が予め登録されるとともに外部から通信設備の障害情報が送信されるセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて障害時のネットワーク統制に関する情報を遣り取り可能に接続され保守担当箇所のネットワークの回線と設備とを管理する保守担当箇所端末装置とを備え、保守担当箇所端末装置は、センターサーバからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画に基づく作業の実行に対する統制指示の内容を表示する被作業統制箇所端末装置を含み、センターサーバは、保守担当箇所端末装置から予定された停止作業の計画が送信されてくると、その停止作業計画の情報を格納して管理する当日作業管理データベースと、ネットワーク全体の回線と設備とを含む通信設備の情報が格納され、入力された障害情報に基づいて障害情報に対応する通信設備の情報を出力する構成管理データベースと、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、この障害情報を構成管理データベースに出力し、当該障害情報と構成管理データベースから受け取った障害情報に対応する通信設備の情報とを出力するとともに、ネットワーク全体の障害情報を収集して管理する故障監視装置と、故障監視装置から出力された障害情報とこの障害情報に対応する通信設備の情報とを受け取り、これら情報から障害情報が予定された作業停止によるものか故障によるものかを判定し、故障の場合、故障の主原因を判定し、故障と判定した判定情報を故障と判定された通信設備を管理する保守担当箇所端末装置に送信して表示させるとともに、この故障判定情報を監視制御端末装置に表示させる故障判定処理手段と、監視制御端末装置に表示された故障の判定結果に対し、オペレータにより作業規制の条件を設定するよう指令を受けると、当日作業管理データベースから当日作業計画のうちまだ作業が開始されていない作業開始前の停止計画とすでに作業が開始された作業開始後の停止計画とを検索して抽出し、これら抽出された停止計画の情報を出力し、監視制御端末装置に表示させる対象作業検索手段と、監視制御端末装置に表示された抽出された停止計画の情報に対して、オペレータにより停止計画の作業に対する規制の指示が入力されると、対象作業検索手段から受け取った抽出された停止計画の情報に基づいて、作業開始前の停止計画と作業開始後の停止計画の作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する指示情報を生成して関連付けし、関連付けされた作業単位毎の作業情報とその作業実行の規制を指示する統制指示情報とを出力し、監視制御端末装置に表示する指示生成手段と、監視制御端末装置に表示された作業単位毎の作業情報とその作業情報に対して関連付けされた指示情報とに対して、オペレータにより指示情報を実行するよう実行の指令が入力されると、指示生成手段から受け取った互いに関連付けされた作業情報と指示情報とに基づいて、統制情報が格納される統制情報データベースと保守担当箇所情報が格納される保守担当箇所データベースとにそれぞれ、関連付けされた作業単位毎の作業情報と統制指示情報とを送出し、保守担当箇所データベースにより該当する作業の通信設備を担当する被作業統制箇所端末装置を特定し、特定された被作業統制箇所端末装置に該当する作業情報とその統制指示情報とを送信して表示させる指示実行手段とを備え、センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、センターサーバは、予め登録された予定停止作業計画の単位毎の作業情報に対し、故障判定情報とこの故障判定情報に関連する停止作業計画の情報とを抽出して作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、判別結果を監視制御端末装置に表示し、表示された判別結果に対し、監視制御端末装置のオペレータが影響を与える停止計画の作業に対して規制の指示を入力すると、指示生成手段によりこれら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する指示情報を関連付けして監視制御端末装置に表示し、表示された作業単位毎の作業情報と関連付けされた指示情報とに対し、監視制御端末装置のオペレータが規制指示内容実行の指令を入力すると、指示実行手段によりこの関連付けされた予定停止作業の実行を担当する予定の被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから前記予定停止作業情報とその作業実行に対する規制の統制指示情報とを送信して表示させるようにしたので、予定された停止作業計画に対し、きめ細かい統制を行うことができ、突発的な大規模障害や自然災害等の非常時であっても、少数の人員で迅速かつ効率的に通信ネットワークの健全性を確保することができ、しかも復旧を効率的に行うことができ、迅速化することができる。
本発明の請求項17に係る通信ネットワークの統制管理方法では、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線と設備とを管理運用し、予定された停止作業の計画が予め登録されるとともに外部から通信設備の障害情報が送信されるセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて障害時のネットワーク統制に関する情報を遣り取り可能に接続され保守担当箇所のネットワークの回線と設備とを管理する保守担当箇所端末装置とを備え、保守担当箇所端末装置は、センターサーバからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画に基づく作業の実行に対する統制指示の情報が表示される被作業統制箇所端末装置を含み、センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、センターサーバは、予め登録された予定停止作業計画の単位毎の作業情報に対し、作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与えると判別した場合、実行が予定されている停止作業を抽出し、これら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する統制指示情報を関連付けし、関連付け後、この関連付けされた予定停止作業の実行を担当する被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから前記予定停止作業情報と統制指示情報とを送信して表示させるようにしたので、突発的な大規模障害や自然災害等の非常時であっても、少数の人員で迅速かつ効率的に通信ネットワークの健全性を確保することができ、しかも復旧を効率的に行うことができ、迅速化することができる。
本発明の第1の実施例に係る通信ネットワークの統制管理システムを示す概念図である。(実施例1) 図1の統制管理システムのシステム構成図である。 停止計画の作業について系統図や経路図を表示させる一例を示すシステム構成図である。
突発的な大規模障害や自然災害等の非常時であってもネットワークの健全性確保を図るという目的を、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線と設備とを管理運用し、予定された停止作業の計画が予め登録されるとともに外部から通信設備の障害情報が送信されるセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて障害時のネットワーク統制に関する情報を遣り取り可能に接続され保守担当箇所のネットワークの回線と設備とを管理する保守担当箇所端末装置とを備えて構成し、保守担当箇所端末装置は、センターサーバからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画に基づく作業の実行に対する統制指示の情報が表示される被作業統制箇所端末装置を含むとともに、センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、センターサーバは、予め登録された予定停止作業計画の単位毎の作業情報に対し、作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与えると判別した場合、実行が予定されている停止作業を抽出し、これら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する統制指示情報を関連付けし、この関連付けされた予定停止作業の実行を担当する被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから前記予定停止作業情報と統制指示情報とを送信して表示させるようにしたことにより実現した。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1、2はそれぞれ、本発明の第1の実施例に係る通信ネットワークの統制管理システムの概念図およびシステム構成図である。本実施例に係る通信ネットワークの統制管理システムは、図1に示すように、エントリー端末と表示端末とが一体に構成され、予め決められた保守担当域のネットワーク回線の通信設備を管理する箇所端末(パーソナルコンピュータ、移動端末も含む。以下、保守担当箇所端末装置と称す。)10と、これら保守担当箇所端末装置10と通信回線(IP網、専用線網、公衆電話網等を含む。)を通じて接続され、情報の遣り取りを行うとともに、データベース21、22、27、28(図2参照)に格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線を管理運用するセンターサーバ11とを備えて構成される。センターサーバ11は、エントリー端末と表示端末とが一体に構成された監視制御端末装置12を備えている。本実施例でいうネットワークは、通信ネットワークをいう。また、通信設備は、電源装置と電源装置により電源供給を受ける通信装置(設備)と通信装置に収容された回線とをいう。
保守担当箇所端末装置10は、通信ネットワーク全体のうち自己の保守担当域(支社)の通信ネットワーク回線の通信設備を管理するようになっている。保守担当箇所端末装置10には、センターサーバ11のオペレータ11Pからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画PLに基づく作業の実行に対する統制指示の情報Infが表示される被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)(nは、被作業統制箇所の数に応じた任意の整数)が含まれる。被作業統制箇所端末装置10A(10A(1)・・・10A(n))は、センターサーバ11のオペレータ11Pからの指令により作業の統制を受ける被作業統制箇所となった保守担当箇所端末装置である。また、保守担当箇所端末装置10には、予定された停止作業計画PLをセンターサーバ11に送信して登録する保守担当箇所端末装置10B(10B(1)・・・10B(m))(mは、予定された停止作業を登録する保守担当箇所の数に応じた任意の整数)が含まれる。さらに、保守担当箇所端末装置10には、センターサーバ11が被作業統制箇所端末装置10Aに送信した統制指示情報Infを、すべての保守担当箇所端末装置10に共有させるため、センターサーバ11のオペレータ11Pからの指令に応じて、センターサーバ11から統制指示の情報Infを送信して表示させる統制情報被提供箇所端末装置10C(10C(1)・・・10C(q))(qは、情報提供を受ける保守担当箇所の数に応じた任意の整数)が含まれる。すなわち、統制情報被提供箇所端末装置10Cは、センターサーバ11から統制指示の情報Infの提供を受け、それを表示することにより情報を共有するようになっている。なお、保守担当箇所端末装置10に含まれる被作業統制箇所端末装置10A、保守担当箇所端末装置10Bおよび統制情報被提供箇所端末装置10Cは互いに重複してもよいが、本実施例では分けて説明する。なお、図3は、制御対象保守担当箇所端末装置、すなわち、被作業統制箇所端末装置10Aにセンターサーバ11から停止計画の作業について系統図や経路図を表示させる一例を示すシステム構成図である。
ネットワークの統制とは、被作業統制箇所端末装置(保守担当箇所端末装置)10Aに対する障害の復旧指示、障害の復旧支援指示、作業実行に対する規制内容指示、当該規制に対する解除指示、一旦送信した指示の解除、統制対象の作業に対する進捗状況の把握または統制情報被提供箇所端末装置(保守担当箇所端末装置)10Cへの統制情報の提供をいう。
センターサーバ11は、保守担当箇所端末装置10Bから予定された停止作業の計画PLが送信されてくると、その停止作業計画の情報PLを格納して管理する当日作業管理データベース21と、ネットワーク全体の回線と通信装置(設備)とを含む通信設備Ecの情報Ecfが格納され、入力された障害情報Trに基づいて障害情報Trに対応する通信設備Ecの情報Ecfを出力する構成管理データベース22と、外部から回線または通信装置のうち少なくともいずれか一方について障害情報Trが送られてくると、この障害情報Trを構成管理データベース22に出力し、当該障害情報Trと構成管理データベース22から受け取った障害情報Trに対応する通信設備Ecの情報Ecfとを外部に出力するとともに、ネットワーク全体の障害情報Tr(1・・・n)を収集して管理する故障監視装置23と、故障監視装置23から出力された障害情報Trとこの障害情報Trに対応する通信設備Ecの情報Ecfとを受け取り、これら情報から障害情報Trが予定された作業停止によるものか故障によるものかを判定し、故障の場合、故障の主原因を判定し、故障と判定した故障判定情報Rf−BDを、保守担当箇所データベース28を通じて故障と判定された通信設備Ecを管理する被作業統制箇所端末装置10Aに送信して表示させるとともに、この故障判定情報Rf−BDをセンターサーバ11の監視制御端末装置12に表示させる故障判定部(故障判定処理手段)24とを備えている。
また、センターサーバ11は、監視制御端末装置12に表示された故障の判定結果Rf−BDに対し、オペレータ11Pにより作業規制(作業統制)の条件を設定するよう指令を受けると、当日作業管理データベース21から当日作業計画のうちまだ作業が開始されていない作業開始前の停止計画PL−bとすでに作業が開始された作業開始後の停止計画PL−aとを検索して抽出し、これら抽出された停止計画の情報PL−b、PL−aを外部と監視制御端末装置12とに送出する統制条件作業検索部(対象作業検索手段)25と、監視制御端末装置12に表示された抽出された停止計画の情報PL−b、PL−aに対して、オペレータ11Pにより停止計画PL−b、PL−aの作業に対する規制の指示が入力されると、統制条件作業検索部25から受け取った抽出された停止計画の情報PL−b、PL−aに基づいて、作業開始前の停止計画PL−bと作業開始後の停止計画PL−aの作業単位毎の作業情報Wf(1・・・n)に作業の実行に対する規制を指示する指示情報(統制指示情報)Infを生成して関連付けし、関連付けされた作業単位毎の作業情報Wfとその作業実行の規制を指示する指示情報(統制指示情報)Infとを外部と監視制御端末装置12とに送出する統制指示生成部(指示生成手段)26A、26Bと、監視制御端末装置12に表示された作業単位毎の作業情報Wf(1・・・n)とその作業情報Wf(1・・・n)に対して関連付けされた指示情報Infとに対して、オペレータ11Pにより指示情報Infを実行するよう実行の指令が入力されると、統制指示生成部26A、26Bから受け取った互いに関連付けされた作業情報Wf(1・・・n)と指示情報Infとに基づいて、統制情報が格納される統制情報データベース27に作業の実行を規制する指示情報Infを送出するとともに、保守担当箇所情報が格納される保守担当箇所データベース28に作業の規制の指示情報Infを送出し、保守担当箇所データベース28により該当する作業の通信設備Ecを担当し、該当する作業の情報Wf(1・・・n)とその規制の指示情報Infとを送信すべき被作業統制箇所端末装置10Aを特定し、特定された被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)に該当する作業の情報Wf(1・・・n)とその規制の指示情報Infとを送信して表示させる作業統制指示実行部(指示実行手段)29とを備えている。
作業に対する統制とは、予定された作業の実行開始の規制、規制中の作業の規制解除、実行中の作業の中止による現状復旧、実行中の作業の終了繰り上げ、実行中の作業の中断強制または指示内容に対する任意のコメントの添付をいう。
ところで、本実施例に係る通信ネットワークの統制管理システムでは、センターサーバ11に、外部から回線または通信装置のうち少なくともいずれか一方について障害情報Trが送られてくると、予め登録された予定停止作業計画PLの単位毎の作業情報Wf(1・・・n)に対し、故障判定情報Rf−BDとこの故障判定情報Rf−BDに関連する停止作業計画の情報PLとを抽出して作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、判別結果Rf−Y、Rf−Nを監視制御端末装置12に表示する影響判定部(影響判定手段)30を備えている。影響判定部30は、構成管理データベース22と故障監視装置23と故障判定部24と統制条件作業検索部25と当日作業管理データベース21とにより構成される。
ネットワークの健全回線確保について影響の有無を判別する条件は、複数ルートで構成される冗長化回線に対し、ある区間について、障害による障害停止ルートと、登録された予定停止作業計画の作業による作業停止ルートと、サービス可能な健全ルートとをそれぞれ抽出して比較判別し、作業停止ルートの有無に関係なく健全ルートが存在する場合、作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えないと判別し、作業停止ルート以外に健全ルートが存在しない場合、予定された作業が実行されるとネットワークの健全回線確保に影響を与えると判別するように設定している。
本実施例に係る通信ネットワークの統制管理システムは、影響判定部30(構成管理データベース22と故障監視装置23と故障判定部24と統制条件作業検索部25と当日作業管理データベース21とにより構成される)により監視制御端末装置12に表示された判別結果Rf−Y(影響あり)、Rf−N(影響なし)に対し、監視制御端末装置12のオペレータ11Pが、影響を与える停止計画の作業Wf(1・・・n)/Rf−Yに対して規制の指示を入力すると、統制指示生成部26A、26Bによりこれら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報Wf(1・・・n)に作業実行の規制を指示する指示情報Infを関連付けして監視制御端末装置12に表示し、表示された作業単位毎の作業情報Wf(1・・・n)/Rf−Yと関連付けされた指示情報Infとに対し、監視制御端末装置12のオペレータ11Pが規制指示内容実行の指令を入力すると、作業統制指示実行部29によりこの関連付けされた予定停止作業の実行を担当する予定の被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)にセンターサーバ11から前記予定停止作業情報Wf(1・・・n)/Rf−Yとその作業実行に対する規制の指示情報Infとを送信して表示させるようになっている。
監視制御端末装置12の画面に表示される予定停止作業情報Wf(1・・・n)/Rf−Y、Wf(1・・・n)/Rf−Nはそれぞれ、停止作業が計画されている個別の作業Wf(1)、Wf(2)、・・・Wf(n)ごとに作業実行がネットワークの健全性確保に影響ありまたは影響なしと表示される。これら影響の有無が表示された作業情報Wfのうち、影響ありと表示された個別の停止作業Wf(1・・・n)/Rf−Yについては作業毎に、作業実行に対する規制の指示情報Infが表示される。規制の指示情報Infは、当日作業計画のうち、抽出された作業開始前の計画PL−bについては作業開始を認めず強制的に作業開始をロックするよう指示する作業の実行開始規制の指示Inf−LKが、当日作業計画のうち、すでに作業が開始された計画PL−aについては、実行中の作業の中止による現状復旧を指示する現状復旧の指示Inf−RS、実行中の作業の終了繰り上げを指示する繰り上げ指示Inf−HU、実行中の作業の中断強制を指示する中断指示Inf−DSCがそれぞれ表示される。
監視制御端末装置12に表示され影響ありと判定された作業情報Wf(1)/Rf−Yについて、オペレータ11Pが監視制御端末装置12を通じて統制指示について個別にコメントC−1を入力すると、統制指示生成部26Aは、当該作業情報Wf(1)/Rf−Yと作業の実行開始規制の指示情報Inf−LKとに統制指示のコメントC−1を関連付けして作業統制情報CTL−1を生成し、作業統制指示実行部29に送出するとともに、監視制御端末装置12に表示するようになっている。オペレータ11Pは、監視制御端末装置12に表示された作業統制情報CTL−1に対して、作業統制指示の実行操作を行う指令を入力することができるようになっている。このとき、表示された作業統制情報CTL−1には、作業情報Wf(1)/Rf−Yと作業の実行開始規制の指示情報Inf−LKとコメントC−1の内容(作業実行の規制内容や任意のコメント(例えば、他の保守担当箇所に対する復旧支援)とが含まれ表示される。このため、オペレータ11Pは、作業統制情報CTL−1の内容(Wf(1)/Rf−Y・Inf−LK・C−1)を確認した上で、作業統制の指示を送ることができるようになっている。
監視制御端末装置12に表示された作業統制情報CTL−1について、オペレータ11Pが監視制御端末装置12を通じて作業統制指示の実行を入力すると、作業統制指示実行部29は、この指令を受け付け、統制情報データベース27と当日作業管理データベース21とに作業統制の実行処理情報を送出するようになっている。統制情報データベース27は、作業統制指示実行部29から受け取った作業統制情報CTR−1を格納し、作業統制情報を管理する。すなわち、外部からの照会に対し、作業統制情報の送信の確認、外部に送信した作業統制情報に対して応答された受信情報の収集による作業統制の状況把握、作業統制の完了状況把握などができるようになっている。作業統制指示実行部29から当日作業管理データベース21に作業統制情報CTL−1が送出されると、統制の対象となった作業計画PLに対し、統制ステータス情報(統制状態情報)が付与されるとともに、作業開始がロックされた作業計画、すなわち、作業実行開始規制の指示情報Inf−LKが関連付けされた作業計画PLに対して、作業の開始が行えないように、被作業統制箇所端末装置10Aからの作業内容の照会時、作業開始規制の対象となっている作業計画PL−LKである旨表示させるようになっている。また、作業統制指示実行部29は、作業統制情報CTR−1を保守担当箇所データベース28に送出するようになっている。保守担当箇所データベース28は作業統制情報CTR−1を受け取ると、作業統制情報CTR−1の送り先となる被作業統制箇所端末装置10Aを検索し、該当する被作業統制箇所端末装置10A(1)に作業統制情報CTR−1を送出し、表示させるようになっている。
規制の指示情報Infのうち、実行中の作業の中止による現状復旧を指示する現状復旧の指示Inf−RS、実行中の作業の終了繰り上げを指示する繰り上げ指示Inf−HU、実行中の作業の中断強制の中断指示Inf−DSCのいずれかが関連付けされた停止計画の作業Wf(1・・・n)/Rf−Yについても上述と同様に、オペレータ11Pは、監視制御端末装置12を通じて統制指示について個別のコメントC−nを入力すると、統制指示生成部26Bは、当該作業情報Wf(n)/Rf−Yと指示情報Inf−RS、Inf−HUまたはInf−DSCとに統制指示の内容にコメントC−nを関連付けして作業統制情報CTL−n(Wf(n)/Rf−Y・Inf−RS(−HU、−DSC)・C−n)を生成し、作業統制指示実行部29に送出するとともに、監視制御端末装置12に表示するようになっている。オペレータ11Pは、監視制御端末装置12に表示された作業統制情報CTL−nに対して、作業統制指示の実行を指令すると、作業統制指示実行部29が、統制情報データベース27と当日作業管理データベース21とに作業統制情報CTL−nを送出するようになっている。統制情報データベース27には、作業統制情報CTR−nが格納され、当日作業管理データベース21には、統制の対象となった作業計画PLに対し、統制ステータス情報が付与されるとともに、指示情報Inf−RS、Inf−HUまたはInf−DSCが関連付けされた作業計画PLの情報に対して、それぞれの指示内容(現状復旧の指示、終了繰り上げ指示、実行作業の中断強制指示)に応じて被作業統制箇所端末装置10Aからの作業内容の照会時、作業規制の対象となっている作業計画である旨表示させるようになっている。作業統制指示実行部29は、作業統制情報CTR−nを保守担当箇所データベース28に送出し、保守担当箇所データベース28は作業統制情報CTR−nを受け取ると、作業統制情報CTR−nの送り先となる被作業統制箇所端末装置10Aを検索し、該当する被作業統制箇所端末装置10A(n)に作業統制情報CTR−nを送出し、表示させるようになっている。
被作業統制箇所端末装置10Aは、予定されている当日作業についてセンターサーバ11に作業内容を照会できるようになっている。被作業統制箇所端末装置10Aのオペレータ10A・Pが被作業統制箇所端末装置10Aを通じて自己の保守担当箇所について作業の照会をセンターサーバ11に送信すると、センターサーバ11の作業検索部(作業検索手段)41が照会情報を受け取り、当日作業管理データベース21に対して該当する作業計画を検索し、当日作業管理データベース21が照会内容に合致した作業計画PLの情報を作業検索部41に送出すると、作業検索部41はこの作業計画PLの情報を照会のあった被作業統制箇所端末装置10Aに送信して表示させるようになっている。
被作業統制箇所端末装置10Aがセンターサーバ11から作業統制情報CTL−1、CTL−nを受け取ると、この作業統制情報CTL−1、CTL−nは被作業統制箇所端末装置10Aに表示される。被作業統制箇所端末装置10Aのオペレータ10A・Pは、画面に表示された作業統制情報CTL−1、CTL−nを確認すると、受信を確認した旨の操作を行うようになっている。オペレータ10A・Pが被作業統制箇所端末装置10Aを通じて受信確認の情報RCPをセンターサーバ11に送信すると、センターサーバ11の受信確認実行部(受信確認実行手段)42が受信確認情報(統制情報受信確認情報)RCPを受け取り、統制情報データベース27に送出し、統制情報データベース27は作業統制情報CTL−1〜CTL−nについての受信確認情報CTL−1RCP〜CTL−nRCPを格納するようになっている。
一方、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、該当する被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)に送信した後、送信した作業統制情報CTL−1〜CTL−nを該当する被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)が確実に受け取ったかどうか確認できるようになっている。オペレータ11Pが、監視制御端末装置12の画面を通じて、作業統制の状況を確認する旨の操作を行うと、統制状況確認の照会情報がセンターサーバ11の作業統制状況検索部(作業統制状況検索手段)43に送出され、作業統制状況検索部43は、この照会情報に基づいて統制情報データベース27により検索処理を行うようになっている。統制情報データベース27により作業統制情報CTL−1〜CTL−nにそれぞれ対応する受信確認情報CTL−1RCP〜CTL−nRCPが抽出されると、作業統制状況検索部43は受け取った受信確認情報CTL−1RCP〜CTL−nRCPを監視制御端末装置12に表示させるようになっている。こうして、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、送信した作業統制情報CTL−1〜CTL−nを該当する被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)が確実に受け取ったかどうか、すなわち、作業統制の状況が確認できるようになっている。
また、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、該当する被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)に送信して、作業統制の状況を確認すると、送信した作業統制情報CTL−1〜CTL−nを被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)以外の統制情報被提供箇所端末装置(保守担当箇所端末装置)10Cにも送信して情報を共有させるとともに、情報を共有しているかどうか確認することができるようになっている。オペレータ11Pが、監視制御端末装置12の画面を通じて、統制情報を通知する旨の操作を行うと、統制情報通知の情報がセンターサーバ11の統制情報通報実行部(統制情報通知実行手段)44に送出される。統制情報通報実行部44は、通知指令情報を統制情報データベース27に送出し、統制情報データベース27から格納された作業統制情報CTL−1〜CTL−nを受け取ると、この受け取った作業統制情報CTL−1〜CTL−nと通知指令情報とを保守担当箇所データベース28に送出するようになっている。保守担当箇所データベース28が、通知指令情報に基づいて情報を共有すべき統制情報被提供箇所端末装置10Cを特定すると、統制情報通報実行部44は、送り先が特定された統制情報被提供箇所端末装置10Cに作業統制情報CTL−1〜CTL−nを送信するようになっている。
統制情報被提供箇所端末装置10Cがセンターサーバ11から作業統制情報CTL−1〜CTL−nを受け取ると、この作業統制情報CTL−1〜CTL−nは統制情報被提供箇所端末装置10Cに表示される。統制情報被提供箇所端末装置10Cのオペレータ10C・Pは、画面に表示された作業統制情報CTL−1〜CTL−nを確認すると、受信を確認した旨の操作を行うようになっている。オペレータ10C・Pが統制情報被提供箇所端末装置10Cを通じて受信確認の情報(共有情報受信確認情報)rcpをセンターサーバ11に送信すると、センターサーバ11の受信確認実行部42が受信確認情報rcpを受け取って統制情報データベース27に送出し、統制情報データベース27は作業統制情報CTL−1〜CTL−nについての受信確認情報CTL−1rcp〜CTL−nrcpを格納するようになっている。
一方、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、情報を共有するための作業統制情報CTL−1〜CTL−nを該当する統制情報被提供箇所端末装置10C(1・・・q)に送信した後、送信した共有用の作業統制情報CTL−1〜CTL−nを該当する統制情報被提供箇所端末装置10C(1・・・q)が確実に受け取ったかどうか確認できるようになっている。オペレータ11Pが、監視制御端末装置12の画面を通じて、共有情報の受信状況を確認する旨の操作を行うと、共有情報受信確認の照会情報がセンターサーバ11の統制情報確認状況検索部(統制情報確認状況検索手段)45に送出される。統制情報確認状況検索部45は、この照会情報に基づいて統制情報データベース27により検索処理を行うようになっている。統制情報データベース27により共有用の作業統制情報CTL−1〜CTL−nにそれぞれ対応する受信確認情報CTL−1rcp〜CTL−nrcpが抽出されると、統制情報確認状況検索部45は受け取った受信確認情報CTL−1rcp〜CTL−nrcpを監視制御端末装置12に表示させるようになっている。こうして、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、送信した情報を共有するための作業統制情報CTL−1〜CTL−nを該当する統制情報被提供箇所端末装置10C(1・・・q)が確実に受け取ったかどうか、すなわち、統制情報の状況が確認できるようになっている。
作業統制情報CTL−1、CTL−nを受け取り、受信確認の情報RCPをセンターサーバ11に送信した被作業統制箇所端末装置10Aでは、当該保守担当箇所で統制情報CTL−1、CTL−nに基づいた作業の統制(すなわち、停止作業の実行開始規制、現状復旧、終了繰り上げ、実行作業の中断強制)が完了すると、被作業統制箇所端末装置10Aのオペレータ10A・Pは、作業統制が完了した旨の操作を行うようになっている。オペレータ10A・Pが、被作業統制箇所端末装置10Aを通じて作業統制完了の情報FINをセンターサーバ11に送信すると、センターサーバ11の統制対応完了実行部(統制対応完了実行手段)46は、作業統制完了情報FINを受け取り、統制情報データベース27に送出し、統制情報データベース27は作業統制情報CTL−1〜CTL−nについての作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINを格納するようになっている。
監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、送信した作業統制情報CTL−1〜CTL−nを該当する被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)が確実に受け取ったかどうかを、画面に表示された受信確認情報CTL−1RCP〜CTL−nRCPにより確認すると、次に、送信した作業統制情報CTL−1〜CTL−nに基づいて作業の統制が完了したかどうか確認できるようになっている。オペレータ11Pが、監視制御端末装置12の画面を通じて、作業統制の完了を確認する旨の操作を行うと、作業統制完了確認の照会情報がセンターサーバ11の作業統制状況検索部43に送出され、作業統制状況検索部43は、この照会情報に基づいて統制情報データベース27により検索処理を行うようになっている。統制情報データベース27により作業統制情報CTL−1〜CTL−nにそれぞれ対応する作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINが抽出されると、作業統制状況検索部43は受け取った作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINを監視制御端末装置12に表示させるようになっている。こうして、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、送信した作業統制情報CTL−1〜CTL−nに基づいて該当する被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)の保守担当箇所で作業統制が完了したかどうか、すなわち、作業統制の状況が確認できるようになっている。
こうして、監視制御端末装置12のオペレータ11Pが作業統制状況の確認を一元的にリアルタイムで続けてゆくと、時間の経過に伴い、作業統制による通信ネットワークの健全性確保や復旧作業の進捗状況により、センターサーバ11には、ネットワークの設備情報について新たな情報も入ってくることになる。このため、監視制御端末装置12に表示される作業統制状況に対し、オペレータ11Pは、作業統制の解除を行うことができるようになっている。監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、監視制御端末装置12の画面を通じて、作業統制を解除する対象となる作業の抽出を求める旨の操作を行うと、作業統制解除対象抽出要求の情報がセンターサーバ11の作業統制解除対象抽出部(作業統制解除対象抽出手段)47に送出される。作業統制解除対象抽出部47は、作業統制解除対象抽出要求の情報を統制情報データベース27に送出し、統制情報データベース27に格納された作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINのうち、作業統制解除対象に合致する作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINとそれら作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINに応じた統制解除対象の作業を抽出して監視制御端末装置12に表示させるようになっている。オペレータ11Pは、表示された作業統制解除対象の作業Wf(1・・・n)/Rf−Yについて、統制解除対象の作業が、作業の実行開始規制の指示情報Inf−LKと統制指示のコメントC−1とが関連付けされた作業統制情報CTL−1の作業情報Wf(1)/Rf−Yである場合、監視制御端末装置12を通じて統制解除の指示とコメントR−C−1を入力すると、統制指示生成部26Aは、当該作業情報Wf(1)/Rf−Yと作業の実行開始規制の指示情報Inf−LKとに統制解除の指示のコメントR−C−1を関連付けして作業統制解除情報R−CTL−1を生成し、作業統制指示実行部29に送出するとともに、監視制御端末装置12に表示するようになっている。オペレータ11Pは、監視制御端末装置12に表示された作業統制解除情報R−CTL−1に対して、作業統制解除指示の実行操作を行う指令を入力することができるようになっている。このとき、表示された作業統制解除情報R−CTL−1には、作業情報Wf(1)/Rf−Yと作業の実行開始規制の指示情報Inf−LKと解除のコメントR−C−1の内容(作業実行の規制解除内容や任意のコメント)とが含まれ表示される。このため、オペレータ11Pは、作業統制解除情報R−CTL−1の内容(Wf(1)/Rf−Y・Inf−LK・R−C−1)を確認した上で、作業統制解除の指示を送ることができるようになっている。
監視制御端末装置12に表示された作業統制解除情報R−CTL−1について、オペレータ11Pが監視制御端末装置12を通じて作業統制解除指示の実行操作を入力すると、作業統制指示実行部29は、この解除の指令を受け付け、統制情報データベース27と当日作業管理データベース21とに作業統制の実行処理情報を送出するようになっている。統制情報データベース27は、作業統制指示実行部29から受け取った作業統制解除情報R−CTR−1を格納して作業統制情報を管理する。作業統制指示実行部29が統制解除の指令を受け付け、当日作業管理データベース21に作業統制解除情報R−CTL−1が送出されると、統制解除の対象となった作業計画PLに対し、すでに付与されていた統制ステータス情報(統制状態情報)を削除するとともに、被作業統制箇所端末装置10Aからの作業内容の照会時、作業開始がロックされた作業計画PL−LKに対して、作業実行の規制が解除された、すなわち、作業開始のロックが解除された規制解除作業計画R−PL−LKである旨表示させるようになっている。また、作業統制指示実行部29は、作業統制解除情報R−CTR−1を保守担当箇所データベース28に送出するようになっている。保守担当箇所データベース28は作業統制解除情報R−CTR−1を受け取ると、作業統制解除情報R−CTR−1の送り先となる被作業統制箇所端末装置10Aを検索し、該当する被作業統制箇所端末装置10A(1)に作業統制解除情報R−CTR−1を送出し、表示させるようになっている。被作業統制箇所端末装置10A(1)のオペレータ10A・Pは、作業統制解除情報R−CTR−1を受け取ると、受信確認の操作を行い、受信確認情報をセンターサーバ11の受信確認実行部42に送出するようになっている。このため、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、作業統制解除についても統制状況を確認できるようになっている。
一方、オペレータ11Pは、表示された作業統制解除対象の作業Wf(1・・・n)/Rf−Yについて、統制解除対象の作業が、作業が開始された計画PL−aについての、現状復旧の指示Inf−RS、繰り上げ指示Inf−HUまたは中断指示Inf−DSCのうちいずれかであり、これら作業の規制の指示情報Inf−RS、Inf−HU、Inf−DSCと統制指示のコメントC−nとが関連付けされた作業統制情報CTL−nの作業情報Wf(n)/Rf−Yである場合、監視制御端末装置12を通じて統制解除指示のコメントR−C−nを入力すると、統制指示生成部26Bは、当該作業情報Wf(n)/Rf−Yと作業の規制指示情報Inf−RS、Inf−HU、Inf−DSCとに統制解除指示のコメントR−C−nを関連付けして作業統制解除情報R−CTL−nを生成し、作業統制指示実行部29に送出するとともに、監視制御端末装置12に表示するようになっている。オペレータ11Pは、監視制御端末装置12に表示された作業統制解除情報R−CTL−nに対して、作業統制解除指示の実行操作を行うと、表示された作業統制解除情報R−CTL−nには、作業情報Wf(n)/Rf−Yと作業の規制指示情報Inf−RS、Inf−HU、Inf−DSCと解除のコメントR−C−nの内容(作業実行の規制解除内容や任意のコメント(例えば、他の保守担当箇所に対する復旧支援))とが含まれ表示される。このため、オペレータ11Pは、作業統制解除情報R−CTL−nの内容(Wf(n)/Rf−Y・Inf−RS(HU、DSC)・R−C−n)を確認した上で、作業統制解除の指示を送ることができるようになっている。
監視制御端末装置12に表示された作業統制解除情報R−CTL−nについて、オペレータ11Pが監視制御端末装置12を通じて作業統制解除指示の実行操作を入力すると、上述のように、作業統制指示実行部29は、この解除の指令を受け付け、統制情報データベース27と当日作業管理データベース21とに作業統制の実行処理情報を送出する。統制情報データベース27は、作業統制指示実行部29から受け取った作業統制解除情報R−CTR−nを格納する。作業統制指示実行部29が統制解除の指令を受け付け、当日作業管理データベース21に作業統制解除情報R−CTL−nが送出されると、統制解除の対象となった作業計画PLに対し、すでに付与されていた統制ステータス情報(統制状態情報)を削除するとともに、被作業統制箇所端末装置10Aからの作業内容の照会時、統制を受けた作業計画PL−RS、PL−HU、PL−DSCに対して、作業実行の規制が解除された規制解除作業計画R−PL−RS、R−PL−HU、R−PL−DSCである旨表示させるようになっている。また、作業統制指示実行部29は、作業統制解除情報R−CTR−nを保守担当箇所データベース28に送出するようになっている。保守担当箇所データベース28は作業統制解除情報R−CTR−nを受け取ると、作業統制解除情報R−CTR−nの送り先となる被作業統制箇所端末装置10Aを検索し、該当する被作業統制箇所端末装置10A(n)に作業統制解除情報R−CTR−nを送出し、表示させるようになっている。被作業統制箇所端末装置10A(n)のオペレータ10A・Pは、作業統制解除情報R−CTR−nを受け取ると、受信確認の操作を行い、受信確認情報をセンターサーバ11の受信確認実行部42に送出するようになっている。このため、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、作業統制解除についても統制状況を確認できるようになっている。
次に、本発明に係る通信ネットワークの統制管理方法について、上記実施例に係る通信ネットワークの統制管理システムの作用に基づいて説明する。本実施例に係る通信ネットワークの統制管理方法は、図2に示すように、まず、保守担当箇所端末装置10Bからセンターサーバ11に予定された停止作業の計画PLが送信されてくると、当日作業管理データベース21に停止作業計画の情報PLが格納される(図2の「1−1」参照)。
次に、通信ネットワークの通信設備Ecに障害が発生し、通信設備Ecからセンターサーバ11側の故障監視装置23に障害情報Trが送信されてくると(「2−1」参照)、故障監視装置23は、この障害情報Trを構成管理データベース22に出力し、構成管理データベース22に障害情報Trに対応する通信設備Ecの情報Ecfを抽出させて(「2−2」参照)、故障情報Trと抽出された通信設備Ecの情報Ecfとを故障判定部24に出力する(「2−4」参照)。故障判定部24は、これら情報から障害情報Trが予定された作業停止によるものか故障によるものかを判定し(「2−5」参照)、故障の場合、故障の主原因を判定し、故障と判定した故障判定情報Rf−BDを、保守担当箇所データベース28を通じて故障と判定された通信設備Ecを管理する被作業統制箇所端末装置10Aに送信して表示させるとともに、この故障判定情報Rf−BDをセンターサーバ11に送信し(「2−6」参照)、監視制御端末装置12に表示させる。
センターサーバ11の監視制御端末装置12に表示されたネットワークの状態表示画面に、故障判定部24から送出された故障判定情報Rf−BDが反映されて表示されると、センターサーバ11側のオペレータ11Pは、表示された故障判定情報Rf−BDに対し、予定された停止作業の実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与える停止計画がある場合、当日作業計画のうちまだ作業が開始されていない作業開始前の停止計画があるかどうか、すでに作業が開始された作業開始後の停止計画があるかどうかについて抽出する条件を設定するため、監視制御端末装置12を通じて抽出条件設定の指令を入力する(「3−1」参照)。統制条件作業検索部25は条件設定の指令を受け取ると、当日作業管理データベース21に故障と判定された通信設備Ecの情報Ecfを含む故障判定情報Rf−BDと抽出条件とを送出し(「3−2」、「3−3」参照)、当日作業管理データベース21は抽出条件に基づいて、当日作業計画のうちまだ作業が開始されていない作業開始前の停止計画PL−bか、または、すでに作業が開始された作業開始後の停止計画PL−aのうちいずれかを予定停止作業単位毎Wf(1)・・・Wf(n)に抽出し、統制条件作業検索部25に送出する(「3−4」参照)。統制条件作業検索部25は、抽出された単位毎の停止作業Wf(1・・・n)に対し、停止作業の実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与える停止計画がある場合、これら停止計画の情報PL−bまたはPL−aを統制指示生成部26A、26Bに送出するとともに(「3−5」参照)、情報監視制御端末装置12に送出して表示させる。監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、表示された停止計画の作業情報が、当日作業計画のうちまだ作業が開始されていない作業開始前の停止計画の情報PL−bである場合、作業実行の開始をロックする統制指示とこの統制指示についてのコメントとを監視制御端末装置12を通じて統制指示生成部26Aに送出する(「3−6」参照)。統制指示生成部26Aは、当該作業情報Wf(1)/Rf−Yと作業の実行開始規制の指示情報Inf−LKとに統制指示のコメントC−1を関連付けして作業統制情報CTL−1(Wf(1)/Rf−Y・Inf−LK・C−1)を生成し、作業統制指示実行部29に送出するとともに(「3−10」参照)、監視制御端末装置12に表示する(「3−7」参照)。
監視制御端末装置12に表示された停止計画の作業情報が、当日作業計画のうちすでに作業が開始された作業開始後の停止計画の情報PL−aである場合、オペレータ11Pは、作業統制の指示、すなわち、実行中の作業の中止による現状復旧を指示する現状復旧の指示、実行中の作業の終了繰り上げを指示する繰り上げ指示、実行中の作業の中断強制を指示する中断指示のうちいずれかとこの統制指示についてのコメントとを監視制御端末装置12を通じて統制指示生成部26Bに送出する(「3−8」参照)。統制指示生成部26Bは、当該作業情報Wf(n)/Rf−Yと作業統制の指示情報Inf−RS(Inf−HU、Inf−DSC)とに統制指示のコメントC−nを関連付けして作業統制情報CTL−n(Wf(n)/Rf−Y・Inf−RS(−HU、−DSC)・C−n)を生成し、作業統制指示実行部29に送出するとともに(「3−10」参照)、監視制御端末装置12に表示する(「3−9」参照)。こうして、オペレータ11Pは、監視制御端末装置12の画面上で作業の統制情報CTL−1〜CTL−nの内容を確認できるようになっている。
監視制御端末装置12の画面上に統制情報CTL−1〜CTL−nが表示されると、次に、オペレータ11Pは、作業統制情報CTL−1〜CTL−nに基づいて作業統制の指示を行うことになる。オペレータ11Pが、作業統制の指示実行の操作を行うと(「4−1」参照)、作業統制指示実行部29は、作業統制の指示を受け付け(「4−2」参照)、作業統制情報CTL−1〜CTL−nと統制状況(受信確認情報CTL−1RCP〜CTL−nRCP)とを統制情報データベース27と当日作業管理データベース21と保守担当箇所データベース28にそれぞれ送出する(「4−3」、「4−4」、「4−5」参照)。当日作業管理データベース21では、作業統制情報CTL−1〜CTL−nを受け取ると(「4−4」参照)、統制の対象となった作業計画PL(PL−b、PL−a)に対し、統制ステータス情報(統制状態情報PL−LK、PL−RS、PL−HU、PL−DSC)が付与されるとともに、作業開始がロックされた作業計画の場合、作業実行開始規制の指示情報Inf−LKが関連付けされた作業計画PLに対して、作業の開始が行えないように、被作業統制箇所端末装置10Aからの作業内容の照会時、作業開始規制の対象となっている作業計画PL−LKである旨表示させ、同様に、他の統制指示(現状復旧の指示、作業終了繰り上げ指示、中断強制指示)の作業計画の場合も、被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)からの作業内容の照会時、現状復旧の指示が出ている作業計画PL−RS、作業終了繰り上げ指示が出ている作業計画PL−HU、中断強制の指示が出ている作業計画PL−DSCである旨それぞれ表示させるようになっている。保守担当箇所データベース28では、作業統制指示実行部29から作業統制情報CTL−1〜CTL−nを受け取ると(「4−5」、「4−6」参照)、該当する作業の通信設備Ecに基づいて、この通信設備Ecを保守担当箇所に有する被作業統制箇所端末装置10A(1)・・・10A(n)を特定し、この特定された被作業統制箇所端末装置10A(1)・・・10A(n)に作業統制情報CTL−1〜CTL−nと統制状況(受信確認情報CTL−1RCP〜CTL−nRCP)とを送信して表示させる(「4−7」参照)。
一方、被作業統制箇所端末装置10A(1)・・・10A(n)では、オペレータ10A・Pは、作業統制情報CTL−1〜CTL−n受信の有無に関係なく、予定されている当日作業についてセンターサーバ11に作業内容を照会できる。オペレータ10A・Pが予定停止計画の当日作業について、被作業統制箇所端末装置10Aを通じて自己の保守担当箇所について作業の照会をセンターサーバ11に送信すると(「5−1」参照)、作業検索部41は照会情報を受け取り(「5−2」参照)、当日作業管理データベース21に対して該当する当日作業計画を検索させ(「5−3」参照)、当日作業管理データベース21が照会内容に合致した作業計画PLについて、作業検索部41に送出すると(「5−4」参照)、作業検索部41はこの作業計画PLの情報を被作業統制箇所端末装置10Aに送信して表示させる(「5−5」参照)。この当日作業の照会前に、作業統制情報CTL−1〜CTL−nが当日作業管理データベース21に格納され、検索された作業計画PLに統制ステータス情報PL−LK、PL−RS、PL−HU、PL−DSCが付与されていると、当日作業管理データベース21は、照会のあった当日作業の計画PLについて統制ステータス情報PL−LK、PL−RS、PL−HU、PL−DSCを添付して作業検索部41に送出し(「5−4」参照)、作業検索部41はこの作業計画PLの情報PL−LK、PL−RS、PL−HU、PL−DSCを照会のあった被作業統制箇所端末装置10Aに送信して表示させる(「5−5」参照)。
センターサーバ11の作業統制指示実行部29から保守担当箇所データベース28を通じて作業統制情報CTL−1〜CTL−nが被作業統制箇所端末装置10Aに送信され(「4−7」参照)、オペレータ10A・Pが被作業統制箇所端末装置10Aに表示された作業統制情報CTL−1〜CTL−nを確認すると、オペレータ10A・Pは、被作業統制箇所端末装置10Aを通じて受信を確認した旨の操作を行う。受信確認の情報RCPがセンターサーバ11に送信されると(「6−1」参照)、受信確認実行部42は、受信確認情報CTL−1RCP〜CTL−nRCPを受け取り(「6−2」参照)、統制情報データベース27に送出して格納させる(「6−3」参照)。
一方、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、該当する被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)に作業統制情報CTL−1〜CTL−nを送信した後、送信した作業統制情報CTL−1〜CTL−nを該当する被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)が確実に受け取ったかどうか統制状況を確認することになる。オペレータ11Pが、監視制御端末装置12の画面を通じて、作業統制の状況を確認する旨の操作を行うと、統制状況確認の照会情報が作業統制状況検索部43に送出される(「6−4」参照)。作業統制状況検索部43は、この照会情報に基づいて統制情報データベース27に作業統制情報CTL−1〜CTL−nとそれにそれぞれ対応する受信確認情報CTL−1RCP〜CTL−nRCPを抽出させ(「6−5」、「6−6」参照)、抽出された受信確認情報CTL−1RCP〜CTL−nRCPを作業統制状況検索部43が受け取ると(「6−7」参照)、この受信確認情報CTL−1RCP〜CTL−nRCPを監視制御端末装置12に表示させる(「6−8」参照)。こうして、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、送信した作業統制情報CTL−1〜CTL−nを該当する被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)が確実に受け取ったかどうか、すなわち、作業統制の状況が確認できるようになっている。この作業統制状況の情報CTL−1RCP〜CTL−nRCPは、作業統制情報CTL−1〜CTL−nを送信する際に、同様の工程で送信可能になっている(「4−1」、「4−2」、「4−5」、「4−6」、「4−7」参照)。
また、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、作業統制の状況を確認すると、送信した作業統制情報CTL−1〜CTL−nを被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)以外の統制情報被提供箇所端末装置(保守担当箇所端末装置)10Cにも送信して情報を共有させるとともに、情報を共有しているかどうか確認することになる。オペレータ11Pが、監視制御端末装置12の画面を通じて、統制情報を通知する旨の操作を行うと、統制情報通知の情報が統制情報通報実行部44に送出される(「7−1」参照)。統制情報通報実行部44は、通知指令情報を統制情報データベース27に送出して格納させるとともに(「7−3」参照)、統制情報データベース27から格納された作業統制情報CTL−1〜CTL−nを受け取ると、この受け取った作業統制情報CTL−1〜CTL−nと通知指令情報とを保守担当箇所データベース28に送出する(「7−4」参照)。保守担当箇所データベース28は、作業統制情報CTL−1〜CTL−nと通知指令情報とに基づいて情報を共有すべき統制情報被提供箇所端末装置10Cを特定し(「7−5」参照)、送り先が特定された統制情報被提供箇所端末装置10C(1・・・q)に作業統制情報CTL−1〜CTL−nを送信する(「7−6」参照)。
統制情報被提供箇所端末装置10Cは、作業統制情報CTL−1〜CTL−nを受け取ると、この作業統制情報CTL−1〜CTL−nは統制情報被提供箇所端末装置10Cに表示される。統制情報被提供箇所端末装置10Cのオペレータ10C・Pは、画面に表示された作業統制情報CTL−1〜CTL−nを確認すると、受信を確認した旨の操作を行い、統制情報被提供箇所端末装置10Cを通じて共有情報受信確認の情報rcpをセンターサーバ11に送信する(「7−7」参照)。センターサーバ11の受信確認実行部42は、この受信確認情報rcpを受け取ると(「7−8」参照)、統制情報データベース27に送出して格納させる(「7−9」参照)。
次に、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、情報共有のための作業統制情報CTL−1〜CTL−nを該当する統制情報被提供箇所端末装置10C(1・・・q)に送信した後、送信した作業統制情報CTL−1〜CTL−nを該当する統制情報被提供箇所端末装置10C(1・・・q)が確実に受け取ったかどうか情報共有の統制状況を確認することになる。オペレータ11Pが、監視制御端末装置12の画面を通じて、共有情報の受信状況を確認する旨の操作を行うと、共有情報受信確認の照会情報が統制情報確認状況検索部に送出される(「7−10」参照)。統制情報確認状況検索部45は、この照会情報に基づいて統制情報データベース27に作業統制情報CTL−1〜CTL−nとそれにそれぞれ対応する受信確認情報CTL−1rcp〜CTL−nrcpを抽出させ(「7−11」、「7−12」参照)、抽出された共有情報受信確認情報CTL−1rcp〜CTL−nrcpを統制情報確認状況検索部45が受け取ると、この共有情報受信確認情報CTL−1rcp〜CTL−nrcpを監視制御端末装置12に表示させる(「7−14」参照)。こうして、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、送信した情報を共有するための作業統制情報CTL−1〜CTL−nを該当する統制情報被提供箇所端末装置10C(1・・・q)が確実に受け取ったかどうか、すなわち、情報共有について統制状況が確認できるようになっている。
被作業統制箇所端末装置10Aの保守担当箇所では、作業統制情報CTL−1〜CTL−nを受け取り(「4−7」参照)、受信確認の操作を行うと(「6−1」参照)、作業統制情報CTL−1〜CTL−nの指示やコメントに基づいて作業の統制を作業員が行う。そして、自己の保守担当箇所で作業統制が完了すると、被作業統制箇所端末装置10Aのオペレータ10A・Pは、作業統制完了の通知をセンターサーバ11に送り、統制状況の表示に反映させることになる。被作業統制箇所端末装置10Aのオペレータ10A・Pは、自己の保守担当箇所で作業統制が完了すると、被作業統制箇所端末装置10Aを通じて作業統制が完了した旨の操作を行い、作業統制完了の情報FINをセンターサーバ11に送信する(「8−1」参照)。統制対応完了実行部46は、作業統制完了情報FINを受け取ると(「8−2」参照)、統制情報データベース27に送出し(「8−3」参照)、統制情報データベース27は作業統制情報CTL−1〜CTL−nについての作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINを格納する。
一方、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、該当する被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)に作業統制情報CTL−1〜CTL−nを送信し、受信を確認した後(「6−8」参照)、送信した作業統制情報CTL−1〜CTL−nに基づいて作業の統制が完了したかどうか統制状況を確認することになる。監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、監視制御端末装置12の画面を通じて、作業統制の完了を確認する旨の操作を行い、作業統制完了確認の照会情報が作業統制状況検索部43に送出されると(「8−4」参照)、作業統制状況検索部43は、この照会情報に基づいて統制情報データベース27に検索処理を行わせ(「8−5」、「8−6」参照)、統制情報データベース27から作業統制情報CTL−1〜CTL−nにそれぞれ対応する作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINが抽出されると、抽出された作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINを作業統制状況検索部43に送出する(「8−7」参照)。作業統制状況検索部43は受け取った作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINを監視制御端末装置12に送出し表示させる(「8−8」参照)。こうして、監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、送信した作業統制情報CTL−1〜CTL−nに基づいて該当する被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)の保守担当箇所で作業統制が完了したかどうか、すなわち、作業統制の状況が確認できるようになっている。
復旧作業の進捗により、故障した通信設備Ecに対し復旧の情報が得られると、監視制御端末装置12に表示される作業統制状況に対し、オペレータ11Pは、作業統制の解除を行うことになる。監視制御端末装置12のオペレータ11Pは、復旧情報に基づいて統制対象の作業について、作業統制を解除する対象となる作業の抽出を求める旨の操作を行うと(「9−1」参照)、作業統制解除対象抽出要求の情報が作業統制解除対象抽出部(47に送出される。作業統制解除対象抽出部47は、作業統制解除対象抽出要求の情報を統制情報データベース27に送出し(「9−2」、「9−3」参照)、統制情報データベース27は格納された作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINのうち、作業統制解除対象に合致する作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINとそれら作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINに応じた統制解除対象の作業とを抽出して作業統制解除対象抽出部47に送出する(「9−4」参照)。作業統制解除対象抽出部47はこれら作業統制解除対象に合致する作業統制完了情報CTL−1FIN〜CTL−nFINとそれらに応じた統制解除対象の作業(Wf(1)/Rf−Y・Inf−LK・C−1)、(Wf(n)/Rf−Y・Inf−RS(−HU、−DSC)・C−n)とを監視制御端末装置12に表示させる。オペレータ11Pは、表示された停止計画の作業情報が、当日作業計画のうちまだ作業が開始されていない作業開始前の停止計画の情報PL−bである場合、作業統制解除の指示とこの統制解除の指示についてのコメントとを監視制御端末装置12を通じて統制指示生成部26Aに送出する(「9−5」、(「9−6」参照)。統制指示生成部26Aは、当該作業情報Wf(1)/Rf−Yと作業の実行開始規制の指示情報Inf−LKとに統制解除指示とコメントR−C−1を関連付けして作業統制解除情報R−CTL−1(Wf(1)/Rf−Y・Inf−LK・R−C−1)を生成し、作業統制指示実行部29に送出するとともに(「9−8」参照)、監視制御端末装置12に表示する。
監視制御端末装置12に表示された停止計画の作業情報が、当日作業計画のうちすでに作業が開始された作業開始後の停止計画の情報PL−aである場合、オペレータ11Pは、作業統制の指示、すなわち、実行中の作業の中止による現状復旧を指示する現状復旧の指示、実行中の作業の終了繰り上げを指示する繰り上げ指示、実行中の作業の中断強制を指示する中断指示のうちいずれかの統制指示に対して作業統制解除の指示とコメントR−C−nとを監視制御端末装置12を通じて統制指示生成部26Bに送出する(「9−5」、「9−7」参照)。統制指示生成部26Bは、当該作業情報Wf(n)/Rf−Yと作業統制の指示情報Inf−RS(Inf−HU、Inf−DSC)とに統制解除の指示とコメントR−C−nを関連付けして作業統制解除情報R−CTL−n(Wf(n)/Rf−Y・Inf−RS(−HU、−DSC)・R−C−n)を生成し、作業統制指示実行部29に送出するとともに(「9−8」参照)、監視制御端末装置12に表示する。
監視制御端末装置12の画面上に統制解除情報R−CTL−1〜R−CTL−nが表示されると、次に、オペレータ11Pは、作業統制解除情報R−CTL−1〜R−CTL−nに基づいて作業統制解除の指示を行うことになる。オペレータ11Pが、作業統制解除の指示実行の操作を行うと(「10−1」参照)、作業統制指示実行部29は、作業統制解除の指示を受け付け(「10−2」参照)、作業統制解除情報R−CTL−1〜R−CTL−nと統制状況(統制解除受信確認情報R−CTL−1RCP〜R−CTL−nRCP)とを統制情報データベース27と当日作業管理データベース21と保守担当箇所データベース28にそれぞれ送出する(「10−3」、「10−4」、「10−5」参照)。当日作業管理データベース21では、作業統制解除情報R−CTL−1〜R−CTL−nを受け取ると、統制解除の対象となった作業計画PL(PL−b、PL−a)に対し、付与された統制ステータス情報PL−LK、PL−RS、PL−HU、PL−DSCを削除し、作業開始がロックされた作業計画の場合、作業実行開始規制の指示情報Inf−LKが関連付けされた作業計画PLに対して、開始ロックが解除されるように、被作業統制箇所端末装置10Aからの作業内容の照会時、統制解除の対象となっている作業計画R−PL−LKである旨表示させ、同様に、他の統制指示(現状復旧の指示、作業終了繰り上げ指示、中断強制指示)の作業計画の場合も、被作業統制箇所端末装置10A(1・・・n)からの作業内容の照会時、統制解除の作業計画R−PL−RS、R−PL−HU、R−PL−DSCである旨それぞれ表示させる(「10−4」参照)。保守担当箇所データベース28では、作業統制指示実行部29から作業統制解除情報R−CTL−1〜R−CTL−nを受け取ると(「10−6」参照)、該当する作業の通信設備Ecに基づいて、この通信設備Ecを保守担当箇所に有する被作業統制箇所端末装置10A(1)・・・10A(n)を特定し、この特定された被作業統制箇所端末装置10A(1)・・・10A(n)に作業統制解除情報R−CTL−1〜R−CTL−nと統制状況(統制解除受信確認情報R−CTL−1RCP〜R−CTL−nRCP)とを送信して表示させる(「10−7」参照)。こうして、作業統制解除の際も、作業統制の場合と同じように、統制解除の指示を送信してはその受信の確認を求め、統制解除について統制状況を監視制御端末装置12のオペレータ11Pが把握できるようになっている。
このように本実施例に係る通信ネットワークの統制管理システムとその統制管理方法では、突発的な大規模障害や自然災害等の非常時であっても、少数の人員で迅速かつ効率的に通信ネットワークの健全性を確保することができ、しかも復旧を効率的に行うことができ、迅速化することができる
なお、影響の有無判別の条件を、複数ルートで構成される冗長化回線に対し、ある区間について、障害による障害停止ルートと、登録された予定停止作業計画の作業による作業停止ルートと、サービス可能な健全ルートとをそれぞれ抽出して比較判別し、作業停止ルートの有無に関係なく健全ルートが存在する場合、作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えず、作業停止ルート以外に健全ルートが存在しない場合、作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えると設定しているが、これに限られるものではなく、複数ルートで構成される冗長化回線に対し、ある区間について、登録された予定停止作業計画の作業による作業停止ルートが存在しない場合、障害による障害停止ルートとサービス可能な健全ルートとをそれぞれ抽出して比較判別し、健全ルートが存在する場合、影響なしと判別し、健全ルートが存在しない場合、影響ありと判別するようにし、復旧または復旧支援を行うべき保守担当箇所を抽出する際、センターサーバが受け取った障害情報に基づいて影響ありと判別された保守担当箇所を復旧の対象とし、復旧対象の保守担当箇所端末装置(復旧箇所端末装置)に復旧の指示を行うようにしてもよい。
11 センターサーバ
10 保守担当箇所端末装置
10A 被作業統制箇所端末装置(保守担当箇所端末装置)
10B 保守担当箇所端末装置
10C 統制情報被提供箇所端末装置(保守担当箇所端末装置)
22 構成管理データベース(データベース)
Ec 通信設備
Ecf 通信設備の情報
Tr 障害情報
PL 予定停止作業計画
CTL−1〜n 統制指示情報
Wf(1〜n) 作業情報
PL−a、b 予定停止作業情報

Claims (17)

  1. データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線と設備とを管理運用し、予定された停止作業の計画が予め登録されるとともに外部から通信設備の障害情報が送信されるセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて障害時のネットワーク統制に関する情報を遣り取り可能に接続され保守担当箇所のネットワークの回線と設備とを管理する保守担当箇所端末装置とを備え、
    保守担当箇所端末装置は、センターサーバからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画に基づく作業の実行に対する統制指示の情報が表示される被作業統制箇所端末装置を含み、
    センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、センターサーバは、予め登録された予定停止作業計画の単位毎の作業情報に対し、作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与えると判別した場合、実行が予定されている停止作業を抽出し、これら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する統制指示情報を関連付けし、この関連付けされた予定停止作業の実行を担当する被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから前記予定停止作業情報と統制指示情報とを送信して表示させることを特徴とする通信ネットワークの統制管理システム。
  2. センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害が復旧した旨の復旧情報が送られてくると、センターサーバは、この復旧情報に基づいて、作業実行の統制を指示した予定停止作業情報に対し、この統制されている作業の実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与えないと判別した場合、作業実行の規制が指示された停止作業を抽出し、これら抽出された停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制解除を指示する統制解除指示情報を関連付けするとともに、当該作業実行の規制を指示した被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから当該予定停止作業情報と作業実行の規制を解除する統制解除指示情報とを送信して表示させることを特徴とする請求項1に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  3. 指示の情報には、任意の指示が含まれ、指示情報には、中央監視箇所オペレータのコメントが含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  4. センターサーバは、抽出され指示情報が送信された被作業統制箇所端末装置以外の保守担当箇所端末装置に指示の内容を送信し表示させることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  5. 保守担当箇所端末装置がセンターサーバから指示情報を受け取り、前記保守担当箇所端末装置のオペレータが受信した旨の受信確認の情報をセンターサーバに送信すると、センターサーバは、保守担当箇所端末装置からの受信確認情報を収集して、指示情報の到達状況を把握して監視制御端末装置に表示することを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  6. 作業に対する規制は、予定された作業の実行開始の規制、規制中の作業の規制解除、実行中の作業の中止による現状復旧、実行中の作業の終了繰り上げ、実行中の作業の中断強制のうちいずれか1を含み、作業に対する規制解除がこれら規制の解除であることを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  7. ネットワークの統制は、該当する被作業統制箇所端末装置に対する障害の復旧指示、障害の復旧支援指示、作業実行に対する規制内容の指示、当該規制に対する解除指示、統制対象の作業に対する進捗状況の把握または保守担当箇所端末装置への統制情報の提供のうち少なくとも1を含むことを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  8. データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線と設備とを監視制御端末装置を通じて管理運用し、予定された停止作業の計画が予め登録されるとともに外部から通信設備の障害情報が送信されるセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて障害時のネットワーク統制に関する情報を遣り取り可能に接続され保守担当箇所のネットワークの回線と設備とを管理する保守担当箇所端末装置とを備え、
    保守担当箇所端末装置は、センターサーバからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画に基づく作業の実行に対する統制指示の内容を表示する被作業統制箇所端末装置を含み、
    センターサーバは、
    保守担当箇所端末装置から予定された停止作業の計画が送信されてくると、その停止作業計画の情報を格納して管理する当日作業管理データベースと、
    ネットワーク全体の回線と設備とを含む通信設備の情報が格納され、入力された障害情報に基づいて障害情報に対応する通信設備の情報を出力する構成管理データベースと、
    外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、この障害情報を構成管理データベースに出力し、当該障害情報と構成管理データベースから受け取った障害情報に対応する通信設備の情報とを出力するとともに、ネットワーク全体の障害情報を収集して管理する故障監視装置と、
    故障監視装置から出力された障害情報とこの障害情報に対応する通信設備の情報とを受け取り、これら情報から障害情報が予定された作業停止によるものか故障によるものかを判定し、故障の場合、故障の主原因を判定し、故障と判定した判定情報を故障と判定された通信設備を管理する保守担当箇所端末装置に送信して表示させるとともに、この故障判定情報を監視制御端末装置に表示させる故障判定処理手段と、
    監視制御端末装置に表示された故障の判定結果に対し、オペレータにより作業規制の条件を設定するよう指令を受けると、当日作業管理データベースから当日作業計画のうちまだ作業が開始されていない作業開始前の停止計画とすでに作業が開始された作業開始後の停止計画とを検索して抽出し、これら抽出された停止計画の情報を出力し、監視制御端末装置に表示させる対象作業検索手段と、
    監視制御端末装置に表示された抽出された停止計画の情報に対して、オペレータにより停止計画の作業に対する規制の指示が入力されると、対象作業検索手段から受け取った抽出された停止計画の情報に基づいて、作業開始前の停止計画と作業開始後の停止計画の作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する指示情報を生成して関連付けし、関連付けされた作業単位毎の作業情報とその作業実行の規制を指示する統制指示情報とを出力し、監視制御端末装置に表示する指示生成手段と、
    監視制御端末装置に表示された作業単位毎の作業情報とその作業情報に対して関連付けされた指示情報とに対して、オペレータにより指示情報を実行するよう実行の指令が入力されると、指示生成手段から受け取った互いに関連付けされた作業情報と指示情報とに基づいて、統制情報が格納される統制情報データベースと保守担当箇所情報が格納される保守担当箇所データベースとにそれぞれ、関連付けされた作業単位毎の作業情報と統制指示情報とを送出し、保守担当箇所データベースにより該当する作業の通信設備を担当する被作業統制箇所端末装置を特定し、特定された被作業統制箇所端末装置に該当する作業情報とその統制指示情報とを送信して表示させる指示実行手段とを備え、
    センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、センターサーバは、予め登録された予定停止作業計画の単位毎の作業情報に対し、故障判定情報とこの故障判定情報に関連する停止作業計画の情報とを抽出して作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、判別結果を監視制御端末装置に表示し、表示された判別結果に対し、監視制御端末装置のオペレータが影響を与える停止計画の作業に対して規制の指示を入力すると、指示生成手段によりこれら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する指示情報を関連付けして監視制御端末装置に表示し、表示された作業単位毎の作業情報と関連付けされた指示情報とに対し、監視制御端末装置のオペレータが規制指示内容実行の指令を入力すると、指示実行手段によりこの関連付けされた予定停止作業の実行を担当する予定の被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから前記予定停止作業情報とその作業実行に対する規制の統制指示情報とを送信して表示させることを特徴とする通信ネットワークの統制管理システム。
  9. 故障監視装置は、外部から復旧の情報が送られてくると、この復旧情報を構成管理データベースに出力し、当該復旧情報と構成管理データベースから受け取った復旧情報に対応する通信設備の情報とを出力して監視制御端末装置に表示させ、
    対象作業検索手段は、監視制御端末装置のオペレータから作業実行の規制を解除する対象となる被作業統制箇所の抽出を求められると、復旧情報とそれに対応する通信設備の情報とに基づいて、当日作業管理データベースから該当する停止計画の情報を抽出して出力し、監視制御端末装置に表示させ、
    指示生成手段は、監視制御端末装置のオペレータから作業に対する規制解除の情報を受け取ると、対象作業検索手段から受け取った抽出された停止計画の情報に基づいて、作業実行の規制を指示する指示情報が関連付けされた作業情報に対し、規制の解除を指示する解除指示情報を生成して関連付けし、関連付けされた作業単位毎の作業情報とその作業実行の規制解除を指示する統制指示情報とを指示実行手段に送出し、
    指示実行手段は、指示生成手段から受け取った互いに関連付けされた作業情報と規制解除の指示情報とに基づいて、統制情報データベースに作業実行規制解除の情報を送出するとともに、保守担当箇所データベースに作業の規制解除の指示情報を送出し、保守担当箇所データベースにより該当する作業の通信設備を担当する被作業統制箇所端末装置を特定し、特定された被作業統制箇所端末装置に該当する作業の情報と規制解除の統制指示情報とを送信して表示させることを特徴とする請求項8に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  10. 指示実行手段は、監視制御端末装置のオペレータから作業の規制を指示する指令を受け取ると、当日作業管理データベースに格納された規制指示に対応する停止作業計画に統制ステータス情報を付与し、監視制御端末装置のオペレータから作業の規制解除を指示する指令を受け取ると、前記規制指示に対応して停止作業計画に付与された統制ステータス情報を削除することを特徴とする請求項9に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  11. 指示生成手段は、監視制御端末装置のオペレータから指示についてのコメントが入力されると、このコメントを統制指示情報に添付することを特徴とする請求項8ないし10のうちいずれか1に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  12. センターサーバは、被作業統制箇所端末装置に送信した統制指示情報を、当該被作業統制箇所端末装置以外の保守担当箇所端末装置に送信して表示させることを特徴とする請求項8ないし11のうちいずれか1に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  13. センターサーバは、送信した統制指示情報に対して、被作業統制箇所端末装置を含む保守担当箇所端末装置のオペレータから受信を確認した旨の受信確認情報を受け取ると、この受信確認情報を統制情報データベースに格納する受信確認実行手段と、監視制御端末装置のオペレータから作業統制状況の照会を求められると、この照会情報に基づいて統制情報データベースから作業統制情報にそれぞれ対応する受信確認情報を抽出して監視制御端末装置に表示させる作業統制状況検索手段とを備えていることを特徴とする請求項8ないし12のうちいずれか1に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  14. センターサーバは、送信した統制指示情報に対して、被作業統制箇所端末装置のオペレータから統制の作業が完了した旨の作業統制の完了情報を受け取ると、この作業統制完了情報を統制情報データベースに格納する統制対応完了実行手段を備えるとともに、作業統制状況検索手段は、監視制御端末装置のオペレータから作業統制状況の照会を求められると、この照会情報に基づいて統制情報データベースから作業統制情報にそれぞれ対応する作業統制完了情報を抽出して監視制御端末装置に表示させることを特徴とする請求項13に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  15. センターサーバは、監視制御端末装置のオペレータから統制対象の作業について、復旧情報に基づいて作業統制を解除する対象となる作業の抽出を求められると、統制情報データベースに格納された作業統制完了情報のうち、作業統制解除対象に合致する作業統制完了情報とそれら作業統制完了情報に応じた統制解除対象の作業とを抽出して監視制御端末装置に表示させる作業統制解除対象抽出手段を備えていることを特徴とする請求項9に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  16. センターサーバは、被作業統制箇所端末装置のオペレータから、自己の保守担当箇所について作業情報の照会を求められると、当日作業管理データベースにより照会内容に合致した作業計画の情報を抽出し、この作業計画の情報を照会のあった被作業統制箇所端末装置に送信して表示させる作業検索手段を備えていることを特徴とする請求項8ないし15のうちいずれ1に記載の通信ネットワークの統制管理システム。
  17. データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線と設備とを管理運用し、予定された停止作業の計画が予め登録されるとともに外部から通信設備の障害情報が送信されるセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて障害時のネットワーク統制に関する情報を遣り取り可能に接続され保守担当箇所のネットワークの回線と設備とを管理する保守担当箇所端末装置とを備え、
    保守担当箇所端末装置は、センターサーバからの指令に応じて、保守担当箇所のネットワークについて予定停止作業計画に基づく作業の実行に対する統制指示の情報が表示される被作業統制箇所端末装置を含み、
    センターサーバに、外部から回線または設備のうち少なくともいずれか一方について障害情報が送られてくると、センターサーバは、予め登録された予定停止作業計画の単位毎の作業情報に対し、作業実行がネットワークの健全回線確保に影響を与えるか否かを判別し、影響を与えると判別した場合、実行が予定されている停止作業を抽出し、これら抽出された予定停止作業単位毎の作業情報に作業実行の規制を指示する統制指示情報を関連付けし、関連付け後、この関連付けされた予定停止作業の実行を担当する被作業統制箇所端末装置を抽出し、抽出された被作業統制箇所端末装置にセンターサーバから前記予定停止作業情報と統制指示情報とを送信して表示させることを特徴とする通信ネットワークの統制管理方法。
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