JP5568914B2 - ネットワークの作業管理システムとその管理方法 - Google Patents

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本発明は、通信ネットワークの作業管理システムとその管理方法に関し、特に、通信ケーブルおよび通信ネットワークにおけるコンピュータによるネットワークの作業管理システムとその管理方法に関するものである。
一般に、通信ネットワークの通信設備において予め決められた作業計画に基づいて停止作業を行う場合、事前に運用管理システムに予定停止計画(停止日時、停止対象物(例えば、回線と機器))を入力するようになっている。この予定停止計画に従って実際に停止作業を行う際、作業がインターネットプロトコル機器(以下、IP機器と称す。)のポート閉塞またはポート閉塞解除を伴う場合、閉塞または閉塞解除の対象となる機器(例えば、ルータ、スイッチ、伝送装置等)と対象となるポートとを、実作業前に予め紙による資料の中から人力による手作業で選び出し、ピックアップしておく。そして、ピックアップされた機器について、作業日の前に、停止日時、停止対象設備を含む予定停止計画を予め運用管理システムに登録するようにしている。この予定停止作業が、作業予定者の保守担当域と異なる担当外の保守担当域で行われる場合、作業予定者は、当該予定停止作業が行われる地域を担当する保守担当者に、予め、予定停止計画を送り、作業実行の承認を得ておく必要がある。承認を得た予定停止計画は最終的に決定処理を行い、監視制御システムに送られることで当日の作業管理を行う。また、作業予定者は作業当日も作業開始前に作業実行の確認の連絡を行い、監視制御システムにて作業開始の登録を行う。実作業終了後は、作業終了の連絡を行って閉塞解除を依頼し、回線状態を確認した後、監視制御システムに作業終了の登録を行うようになっている。
従来、通信ネットワークを管理運用するシステムとして、予め伝送媒体を含む回線・設備情報がデータ化された設備系データを格納したデータベースに基づいて、この設備系データに連繋させて画面に表示された回線に対し、所望の始端および終端装置の区間の伝送媒体を伝搬路として指定し、指定された伝搬路上の回線を、始・終端側の一方から他方に向かって順次隣接する装置間の単一伝送媒体ごとに構成回線として定義付けして回線登録し、回線登録された構成回線に基づいて回線を管理する回線管理システムが提案されている。従来の回線管理システムでは、複数の装置を伝送媒体でループ状に形成したループ回線を含み、かつ、このループ回線の伝送媒体が存在する伝搬路に対し、ループ回線自体を上記単一の伝送媒体に準じて定義付けして回線構成するようにしている。このため、始端装置および終端装置が変わる毎に、回線の繋がりが多様に変化するループ回線区間の伝送媒体を回線構成に含める必要がなく、指定された伝搬路上にいくらループ回線が存在しようとも、ループ回線が単一の伝送媒体と見なされるので、伝搬路上には単一の通信経路が形成され、ループ回線を含めた回線構成を迅速かつ容易に行うことができ、ループ回線の有無やループ回線の多少に拘わらず回線構成を単純化して回線管理を実現することができるようになっている(特許文献1参照)。
特開2005−65046号公報(第9−12頁、図4、5)
しかしながら、従来のシステムでは、予定され登録された停止作業計画に基づいて、作業当日、実作業を開始すると、設備や回線などの通信設備については、どの保守担当域のどの通信設備が停止するか把握できるものの、実作業時、作業対象通信設備の停止に伴い、通信ネットワークの健全性を確認することができないという問題がある。つまり、実作業を予定している何日か前に、予定された停止作業計画が他の保守担当域の承認を得て登録されたときには、その時点における通信設備の状態に基づいて通信ネットワークの健全性を、すなわち、システム停止の有無を確認することができるものの、時間の経過に伴い設備や回線等の通信設備の状態に変化があると、実作業直前における通信ネットワークの健全性を把握することができないという問題がある。このため、計画時点でシステム停止の可能性があれば、システム停止を避けるための作業計画も準備しなければならず、作業計画決定までに手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、簡素な構成でしかも作業直前に正確かつ迅速にシステム停止の有無を判定し、判定に基づいてリアルタイムでネットワークの健全性を監視し、健全性を確認した上で実際の停止作業にとりかかることができるネットワークの作業管理システムとその管理方法を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係るネットワークの作業管理システムは、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線を管理運用するセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて作業情報を遣り取り可能に接続され各保守担当域のネットワークの回線を管理する端末装置とを備え、停止作業を担当する作業担当端末装置により予め計画された作業日時と作業対象の通信設備との情報を含む作業計画がセンターサーバに送信されると、センターサーバが停止作業開始前に作業対象通信設備について停止情報を設定し、実作業終了後に、作業担当端末装置から作業終了通知がセンターサーバに送信されると停止情報の設定を解除するよう構成されるとともに、通信設備を、センターサーバと通信を通じて通信設備の運用状態について情報を遣り取り可能に接続して構成し、センターサーバに作業担当端末装置から設定された停止作業計画について作業開始の通知が送られてくると、センターサーバは当該作業対象の通信設備に対して通信設備の運用状態の情報を求め、当該作業対象の通信設備から通信設備の運用状態についての情報がセンターサーバに送られてくると、その情報をデータベースに格納し、センターサーバはデータベースに格納された通信設備の運用状態の情報に基づいて、ネットワークのシステム停止の有無を判定し、このシステム停止判定結果を前記作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係るネットワークの作業管理システムでは、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線を管理運用するセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて作業情報を遣り取り可能に接続され各保守担当域のネットワークの回線を管理する端末装置とを備え、停止作業を担当する作業担当端末装置により予め計画された作業日時と作業対象の通信設備との情報を含む作業計画がセンターサーバに送信されると、センターサーバが停止作業開始前に作業対象通信設備について停止情報を設定し、実作業終了後に、作業担当端末装置から作業終了通知がセンターサーバに送信されると停止情報の設定を解除するよう構成されるとともに、通信設備を、センターサーバと通信を通じて通信設備の運用状態について情報を遣り取り可能に接続して構成し、センターサーバに作業担当端末装置から設定された停止作業計画について作業開始の通知が送られてくると、センターサーバは当該作業対象の通信設備に対して通信設備の運用状態の情報を求め、当該作業対象の通信設備から通信設備の運用状態についての情報がセンターサーバに送られてくると、その情報をデータベースに格納し、センターサーバはデータベースに格納された通信設備の運用状態の情報に基づいて、ネットワークのシステム停止の有無を判定し、このシステム停止判定結果を前記作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたことにより、作業開始前に、最新の通信設備の状態に基づいてシステム停止の可能性の有無を把握することができ、停止作業によりネットワークにシステム停止が発生するのを回避することができる。
本発明の請求項2に係るネットワークの作業管理システムは、センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し設備の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った通信設備の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該通信設備の情報と当該通信設備の状態についての回答とをデータベースに格納し、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し回線の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して回線の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った回線の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該回線の情報と回線の状態についての回答とをデータベースに格納し、これらデータベースに格納された通信設備の状態情報と回線の状態情報とのうち少なくともいずれか一方に基づいてシステム停止の有無を判定することを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係るネットワークの作業管理システムでは、センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し設備の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った通信設備の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該通信設備の情報と当該通信設備の状態についての回答とをデータベースに格納し、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し回線の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して回線の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った回線の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該回線の情報と回線の状態についての回答とをデータベースに格納し、これらデータベースに格納された通信設備の状態情報と回線の状態情報とのうち少なくともいずれか一方に基づいてシステム停止の有無を判定するようにしたことにより、システム停止の判定を設備の状態と回線の状態とのうち少なくともいずれか1に基づいて行うので、判定の精度が向上する。また、システム停止の可能性がある場合、作業担当端末装置側で設備の状態や回線の状態を把握して、ネットワークの健全性を把握することができ、オペレータはネットワークの健全性を監視し、健全性を確認した上で、作業を行うことができる。
本発明の請求項3に係るネットワークの作業管理システムは、センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し通信設備の設定状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の設定状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った通信設備の設定状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させ、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し作業対象の通信設備を経由する経路について照会の要求があると、作業担当端末装置から提供された始端設備情報と終端設備情報とに基づいて、当該作業対象通信設備に対して経路の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った経路の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係るネットワークの作業管理システムでは、センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し通信設備の設定状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の設定状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った通信設備の設定状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させ、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し作業対象の通信設備を経由する経路について照会の要求があると、作業担当端末装置から提供された始端設備情報と終端設備情報とに基づいて、当該作業対象通信設備に対して経路の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った経路の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたことにより、システム停止の可能性がある場合、作業担当端末装置側で設備の設定状態や経路の状態を把握して、ネットワークの健全性を把握することができ、オペレータはネットワークの健全性をより細かく監視することができる。
本発明の請求項4に係るネットワークの作業管理システムは、センターサーバに作業計画が入力されると、データベースに格納された通信設備の情報に基づいて、作業対象の通信設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1の候補を抽出し、抽出された候補を作業を担当する作業担当端末装置に表示させ、作業担当端末装置により表示された候補から作業対象の通信設備が選択されると、この選択情報をセンターサーバに送信し、センターサーバは、この選択された情報に基づいて最終的な作業計画を決定し、その決定された最終的な作業計画を作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係るネットワークの作業管理システムでは、センターサーバに作業計画が入力されると、データベースに格納された通信設備の情報に基づいて、作業対象の通信設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1の候補を抽出し、抽出された候補を作業を担当する作業担当端末装置に表示させ、作業担当端末装置により表示された候補から作業対象の通信設備が選択されると、この選択情報をセンターサーバに送信し、センターサーバは、この選択された情報に基づいて最終的な作業計画を決定し、その決定された最終的な作業計画を作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたことにより、人手を介さず停止対象とすべき通信設備の候補が表示されるので、検討する時間を短縮することができ、停止対象とすべき通信設備を決定する作業が迅速化される。
本発明の請求項5に係るネットワークの作業管理システムは、センターサーバに作業日時と作業対象の通信設備との情報が入力されると、データベースに格納された通信設備の情報に基づいて、停止予定通信設備の回線に関連する機器を自らの保守担当域に有し当該作業対象通信設備を管理する端末装置を作業対象設備担当端末装置として抽出し、抽出された作業対象設備担当端末装置に予定された作業日時と作業対象の通信設備との情報を送信し、当該作業対象設備担当端末装置が、予定された作業日時と作業対象の通信設備との情報を受け取ると、この情報に基づいて、停止予定または停止解除予定の通信設備について予定された作業を承認するか否かの判別を行い、その判別結果をセンターサーバに送信し、センターサーバは、作業対象設備担当端末装置から作業について諾否の判別結果を受け取ると、この判別結果に基づいて予定された作業実施の可否を決定するとともに、作業実施の可否の決定を作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係るネットワークの作業管理システムでは、センターサーバに作業日時と作業対象の通信設備との情報が入力されると、データベースに格納された通信設備の情報に基づいて、停止予定通信設備の回線に関連する機器を自らの保守担当域に有し当該作業対象通信設備を管理する端末装置を作業対象設備担当端末装置として抽出し、抽出された作業対象設備担当端末装置に予定された作業日時と作業対象の通信設備との情報を送信し、当該作業対象設備担当端末装置が、予定された作業日時と作業対象の通信設備との情報を受け取ると、この情報に基づいて、停止予定または停止解除予定の通信設備について予定された作業を承認するか否かの判別を行い、その判別結果をセンターサーバに送信し、センターサーバは、作業対象設備担当端末装置から作業について諾否の判別結果を受け取ると、この判別結果に基づいて予定された作業実施の可否を決定するとともに、作業実施の可否の決定を作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたことにより、自らの保守担当域と異なる他の保守担当域で停止作業を行う際、停止作業承認の依頼と承認の通知との遣り取りをセンターサーバと端末装置とを通じて行うので、作業者側と停止作業対象設備を有する被作業者側との間の調整が自動化される。
本発明の請求項6に係るネットワークの作業管理システムは、作業担当端末装置は、表示された作業対象の通信設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1の候補に対し、オペレータにより作業対象とすべき機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1が選択されると、その選択結果をセンターサーバに送信し、センターサーバは、作業担当端末装置から選択結果を受け取ると、この選択結果に基づいて、選択された機器または機器のポート部を作業対象として決定し、この作業対象として決定された機器または機器のポート部を自らの保守担当域に有する作業対象設備担当端末装置を抽出し、抽出された作業対象設備担当端末装置に作業日時の情報とともに作業対象として決定された機器または機器のポート部の情報を送信し、当該作業対象設備担当端末装置が、作業日時の情報と作業対象として決定された機器または機器のポート部の情報とを受け取ると、これら情報を表示して予定された作業を承認するか否かの入力を求め、オペレータにより入力が行われるとその入力結果をセンターサーバに送信し、センターサーバは、作業対象設備担当端末装置から作業実施について諾否の入力結果を受け取ると、この入力結果に基づいて予定された作業実施の可否を決定するとともに、作業実施の可否の決定を作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするものである。
本発明の請求項6に係るネットワークの作業管理システムは、作業担当端末装置は、表示された作業対象の通信設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1の候補に対し、オペレータにより作業対象とすべき機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1が選択されると、その選択結果をセンターサーバに送信し、センターサーバは、作業担当端末装置から選択結果を受け取ると、この選択結果に基づいて、選択された機器または機器のポート部を作業対象として決定し、この作業対象として決定された機器または機器のポート部を自らの保守担当域に有する作業対象設備担当端末装置を抽出し、抽出された作業対象設備担当端末装置に作業日時の情報とともに作業対象として決定された機器または機器のポート部の情報を送信し、当該作業対象設備担当端末装置が、作業日時の情報と作業対象として決定された機器または機器のポート部の情報とを受け取ると、これら情報を表示して予定された作業を承認するか否かの入力を求め、オペレータにより入力が行われるとその入力結果をセンターサーバに送信し、センターサーバは、作業対象設備担当端末装置から作業実施について諾否の入力結果を受け取ると、この入力結果に基づいて予定された作業実施の可否を決定するとともに、作業実施の可否の決定を作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたことにより、停止対象とすべき通信設備を検討する時間を短縮することができ、停止対象とすべき通信設備を決定する作業が迅速化される。また、作業者側と停止作業対象設備を有する被作業者側との間の調整が自動化される。
本発明の請求項7に係るネットワークの作業管理システムは、作業計画が予め計画された停止日時と停止設備との情報を含む停止計画であり、この停止計画に対し、停止作業開始前に、実施が決定された停止作業を最終的な停止計画としてデータベースに登録することを特徴とするものである。
本発明の請求項7に係るネットワークの作業管理システムでは、作業計画が予め計画された停止日時と停止設備との情報を含む停止計画であり、この停止計画に対し、停止作業開始前に、実施が決定された停止作業を最終的な停止計画としてデータベースに登録するようにしたことにより、停止計画を早めに多数作成することができ、計画作成の時間を有効に利用することができる。
本発明の請求項8に係るネットワークの作業管理システムは、データベースには、停止作業日前に最終的な停止計画を登録するとともに、センターサーバは、停止作業日の作業開始前に、登録された最終的な停止計画を、停止作業を承認する判別結果を送信した作業対象設備担当端末装置に送信し、作業対象設備担当端末装置は、センターサーバから登録された最終的な停止計画を受け取ると、登録された停止作業を当日作業として承認するか否かの入力を求め、入力が行われるとその入力結果をセンターサーバに送信し、センターサーバは、作業対象設備担当端末装置から当日の停止作業について諾否の入力結果を受け取ると、この入力結果に基づいて登録された最終的な停止計画実施について開始の可否を作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするものである。
本発明の請求項8に係るネットワークの作業管理システムでは、データベースには、停止作業日前に最終的な停止計画を登録するとともに、センターサーバは、停止作業日の作業開始前に、登録された最終的な停止計画を、停止作業を承認する判別結果を送信した作業対象設備担当端末装置に送信し、作業対象設備担当端末装置は、センターサーバから登録された最終的な停止計画を受け取ると、登録された停止作業を当日作業として承認するか否かの入力を求め、入力が行われるとその入力結果をセンターサーバに送信し、センターサーバは、作業対象設備担当端末装置から当日の停止作業について諾否の入力結果を受け取ると、この入力結果に基づいて登録された最終的な停止計画実施について開始の可否を作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたことにより、最新の通信設備情報に基づいて、停止作業の実施を確認するので、確実性が増す。
本発明の請求項9に係るネットワークの作業管理システムは、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線を管理運用するセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて作業情報を遣り取り可能に接続され各保守担当域のネットワークの回線を管理する端末装置とを備え、停止作業を担当する作業担当端末装置により予め計画された作業日時と作業対象の通信設備との情報を含む作業計画がセンターサーバに送信されると、センターサーバが停止作業開始前に作業対象通信設備について停止情報を設定し、実作業終了後に、作業担当端末装置から作業終了通知がセンターサーバに送信されると停止情報の設定を解除するよう構成されるとともに、通信設備は、インターネットプロトコルを有し、センターサーバからの指令に基づいて、通信設備の状態の情報をセンターサーバに送信する通信設備状態情報送信手段を備え、データベースは、センターサーバにより設定され作業日時と作業対象の通信設備の情報を含む停止作業計画の情報を格納して構成される作業計画データベースと、作業対象の通信設備から通信設備の設備運用状態の情報が送られてくると、その設備運用状態の情報を格納して構成される設備運用状態管理データベースと、作業対象の通信設備から通信設備の回線状態の情報が送られてくると、その回線状態の情報を格納して構成される回線状態管理データベースとを備え、センターサーバは、停止作業の当日、作業担当端末装置から当該停止作業開始の所定時間前に作業開始の通知を受け取ると、作業計画データベースから設定された停止計画情報を取り出し、作業開始情報とこの停止計画情報を外部に出力する当日作業計画管理手段と、当日作業計画管理手段から停止計画情報を受け取ると、当該作業対象の通信設備の情報に基づいて当該作業対象の通信設備に対し設備運用状況の確認を要求し、当該作業対象の通信設備から設備運用状況の回答を得ると、設備運用状態管理データベースにその情報を格納するとともに作業担当端末装置に送信して表示させる設備運用状態管理手段と、当日作業計画管理手段から停止計画情報を受け取ると、当該作業対象の通信設備の情報に基づいて当該作業対象の通信設備に対し回線状況の確認を要求し、当該作業対象の通信設備から回線状況の回答を得ると、回線状態管理データベースにその情報を格納するとともに作業担当端末装置に送信して表示させる回線状態管理手段と、当日作業計画管理手段から作業開始情報を受け取ると、設備運用状態管理データベースと回線状態管理データベースとから設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを求め、これら設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを外部に出力するシステム停止管理手段と、システム停止管理手段から設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とのうち少なくともいずれか一方を受け取ると、当該停止作業によりネットワークのシステム停止があるか否かの判定を行い、このシステム停止判定の結果を作業担当端末装置に送信して表示させるシステム停止判定手段とを備え、当日作業計画管理手段は、作業担当端末装置から作業開始の通知を受け取ると、設備運用状態管理手段と回線状態管理手段とにより当該作業対象の通信設備から設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを設備運用状態管理データベースと回線状態管理データベースとにそれぞれ格納させ、システム停止管理手段がシステム停止判定手段にこれら格納された設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを送出すると、システム停止判定手段が当該停止作業によりネットワークのシステム停止があるか否かの判定を行い、このシステム停止判定の結果を作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当日作業計画管理手段は、作業担当端末装置からの求めに応じて設備運用状態管理手段を通じて設備運用状態の情報を、回線状態管理手段を通じて回線運用状態の情報をそれぞれ作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするものである。
本発明の請求項9に係るネットワークの作業管理システムでは、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線を管理運用するセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて作業情報を遣り取り可能に接続され各保守担当域のネットワークの回線を管理する端末装置とを備え、停止作業を担当する作業担当端末装置により予め計画された作業日時と作業対象の通信設備との情報を含む作業計画がセンターサーバに送信されると、センターサーバが停止作業開始前に作業対象通信設備について停止情報を設定し、実作業終了後に、作業担当端末装置から作業終了通知がセンターサーバに送信されると停止情報の設定を解除するよう構成されるとともに、通信設備は、インターネットプロトコルを有し、センターサーバからの指令に基づいて、通信設備の状態の情報をセンターサーバに送信する通信設備状態情報送信手段を備え、データベースは、センターサーバにより設定され作業日時と作業対象の通信設備の情報を含む停止作業計画の情報を格納して構成される作業計画データベースと、作業対象の通信設備から通信設備の設備運用状態の情報が送られてくると、その設備運用状態の情報を格納して構成される設備運用状態管理データベースと、作業対象の通信設備から通信設備の回線状態の情報が送られてくると、その回線状態の情報を格納して構成される回線状態管理データベースとを備え、センターサーバは、停止作業の当日、作業担当端末装置から当該停止作業開始の所定時間前に作業開始の通知を受け取ると、作業計画データベースから設定された停止計画情報を取り出し、作業開始情報とこの停止計画情報を外部に出力する当日作業計画管理手段と、当日作業計画管理手段から停止計画情報を受け取ると、当該作業対象の通信設備の情報に基づいて当該作業対象の通信設備に対し設備運用状況の確認を要求し、当該作業対象の通信設備から設備運用状況の回答を得ると、設備運用状態管理データベースにその情報を格納するとともに作業担当端末装置に送信して表示させる設備運用状態管理手段と、当日作業計画管理手段から停止計画情報を受け取ると、当該作業対象の通信設備の情報に基づいて当該作業対象の通信設備に対し回線状況の確認を要求し、当該作業対象の通信設備から回線状況の回答を得ると、回線状態管理データベースにその情報を格納するとともに作業担当端末装置に送信して表示させる回線状態管理手段と、当日作業計画管理手段から作業開始情報を受け取ると、設備運用状態管理データベースと回線状態管理データベースとから設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを求め、これら設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを外部に出力するシステム停止管理手段と、システム停止管理手段から設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とのうち少なくともいずれか一方を受け取ると、当該停止作業によりネットワークのシステム停止があるか否かの判定を行い、このシステム停止判定の結果を作業担当端末装置に送信して表示させるシステム停止判定手段とを備え、当日作業計画管理手段は、作業担当端末装置から作業開始の通知を受け取ると、設備運用状態管理手段と回線状態管理手段とにより当該作業対象の通信設備から設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを設備運用状態管理データベースと回線状態管理データベースとにそれぞれ格納させ、システム停止管理手段がシステム停止判定手段にこれら格納された設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを送出すると、システム停止判定手段が当該停止作業によりネットワークのシステム停止があるか否かの判定を行い、このシステム停止判定の結果を作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当日作業計画管理手段は、作業担当端末装置からの求めに応じて設備運用状態管理手段を通じて設備運用状態の情報を、回線状態管理手段を通じて回線運用状態の情報をそれぞれ作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたことにより、システム停止の可能性がある場合、作業担当端末装置側で設備の状態や回線の状態を把握して、ネットワークの健全性を把握することができ、オペレータはネットワークの健全性を監視し、健全性を確認した上で、実際の停止作業を開始することができる。
本発明の請求項10に係るネットワークの作業管理システムは、センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関して通信設備の設定について照会要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の設定状況を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させる設備設定管理手段と、作業担当端末装置から作業対象の通信設備を経由する始端設備情報と終端設備情報とに基づいて作業対象の通信設備に関して経路の照会要求があると、当該作業対象通信設備に対して経路の状況を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させる経路確認手段とを備えていることを特徴とするものである。
本発明の請求項10に係るネットワークの作業管理システムでは、センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関して通信設備の設定について照会要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の設定状況を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させる設備設定管理手段と、作業担当端末装置から作業対象の通信設備を経由する始端設備情報と終端設備情報とに基づいて作業対象の通信設備に関して経路の照会要求があると、当該作業対象通信設備に対して経路の状況を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させる経路確認手段とを備えたことにより、システム停止の可能性がある場合、作業担当端末装置側で設備の設定状態や経路の状態を把握して、ネットワークの健全性を把握することができ、オペレータはネットワークの健全性をより細かく監視することができる。
本発明の請求項11に係るネットワークの作業管理システムは、センターサーバは、制御コマンドを生成する文法が格納された制御コマンド文法データベースと、外部から入力される指令に基づいて制御コマンド文法データベースにより通信設備の状態の情報を要求する通信設備状態情報要求コマンドを生成し、この通信設備状態情報要求コマンドを該当する通信設備に送信する制御コマンド生成手段とを備え、センターサーバは、作業担当端末装置から通信設備の運用状態を確認するよう求める照会要求を受け取ると、当日作業計画管理手段から作業計画データベースにより得られた当該通信設備の情報に基づいて設備運用状態管理手段を通じて制御コマンド生成手段に当該通信設備の運用状態情報を回答するよう当該通信設備に求めるコマンドを生成するよう要求し、制御コマンド生成手段は制御コマンド文法データベースに格納された制御コマンドを生成する文法に基づいて当該通信設備の運用状態を確認して回答するよう求めるコマンドを生成し、このコマンドを対象となる当該通信設備に投入し、当該対象の通信設備がこのコマンドに対する回答結果をセンターサーバに送出すると、設備運用状態管理手段はこの回答結果を設備運用状態管理データベースに格納するとともに、照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させ、作業担当端末装置から回線状態を確認するよう求める照会要求を受け取ると、当日作業計画管理手段から作業計画データベースにより得られた当該回線の情報に基づいて回線状態管理手段を通じて制御コマンド生成手段に当該回線の状態情報を回答するよう対象となる通信設備に求めるコマンドを生成するよう要求し、制御コマンド生成手段は制御コマンド文法データベースに格納された制御コマンドを生成する文法に基づいて当該回線の状態を確認して回答するよう求めるコマンドを生成し、このコマンドを対象となる当該通信設備に投入し、当該対象の通信設備がこのコマンドに対する回答結果をセンターサーバに送出すると、回線状態管理手段はこの回答結果を回線状態管理データベースに格納するとともに、照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするものである。
本発明の請求項11に係るネットワークの作業管理システムでは、センターサーバは、制御コマンドを生成する文法が格納された制御コマンド文法データベースと、外部から入力される指令に基づいて制御コマンド文法データベースにより通信設備の状態の情報を要求する通信設備状態情報要求コマンドを生成し、この通信設備状態情報要求コマンドを該当する通信設備に送信する制御コマンド生成手段とを備え、センターサーバは、作業担当端末装置から通信設備の運用状態を確認するよう求める照会要求を受け取ると、当日作業計画管理手段から作業計画データベースにより得られた当該通信設備の情報に基づいて設備運用状態管理手段を通じて制御コマンド生成手段に当該通信設備の運用状態情報を回答するよう当該通信設備に求めるコマンドを生成するよう要求し、制御コマンド生成手段は制御コマンド文法データベースに格納された制御コマンドを生成する文法に基づいて当該通信設備の運用状態を確認して回答するよう求めるコマンドを生成し、このコマンドを対象となる当該通信設備に投入し、当該対象の通信設備がこのコマンドに対する回答結果をセンターサーバに送出すると、設備運用状態管理手段はこの回答結果を設備運用状態管理データベースに格納するとともに、照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させ、作業担当端末装置から回線状態を確認するよう求める照会要求を受け取ると、当日作業計画管理手段から作業計画データベースにより得られた当該回線の情報に基づいて回線状態管理手段を通じて制御コマンド生成手段に当該回線の状態情報を回答するよう対象となる通信設備に求めるコマンドを生成するよう要求し、制御コマンド生成手段は制御コマンド文法データベースに格納された制御コマンドを生成する文法に基づいて当該回線の状態を確認して回答するよう求めるコマンドを生成し、このコマンドを対象となる当該通信設備に投入し、当該対象の通信設備がこのコマンドに対する回答結果をセンターサーバに送出すると、回線状態管理手段はこの回答結果を回線状態管理データベースに格納するとともに、照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたことにより、オペレータが作業担当端末装置を操作して通信設備の状態を確認する照会要求をセンターサーバ側に送信するだけで、設備の運用状態、回線状態、設備の設定状態、経路の状態のうち少なくともいずれか1を作業担当端末装置に表示させて知ることができる。
本発明の請求項12に係るネットワークの作業管理システムは、データベースには、網構成および局内構成を含む物理回線構成情報と機器および機器内の部位情報を含む装置構成情報と論理回線名および論理回線構成を含む論理回線構成情報とが格納されるよう構成され、センターサーバは、作業担当端末装置から通信設備の停止または停止解除の作業計画が入力されるとこの作業計画を外部に出力し、作業担当端末装置から作業計画の作業対象の通信設備について選択情報が入力されるとこの選択情報に基づいて作業計画を決定する作業計画管理手段と、作業計画管理手段から作業対象の通信設備の情報を受け取ると、受け取った作業対象の通信設備の情報に基づき、データベースから物理回線構成情報と装置構成情報と論理回線構成情報とを抽出して物理網構成図、論理網構成図および局内構成図のうち少なくともいずれか1を描画処理し、これらを作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、抽出された各構成情報と上記作業対象の通信設備の情報とを外部に出力する物理網・論理網・局内構成図描画処理手段と、物理網・論理網・局内構成図描画処理手段から受け取った各構成情報と作業対象の通信設備の情報とに基づいて、作業対象の通信設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1についての候補を抽出し、抽出された候補情報を物理網・論理網・局内構成図描画処理手段に出力する作業対象候補抽出手段とを備え、物理網・論理網・局内構成図描画処理手段は、作業対象候補抽出手段から抽出された候補情報を受け取ると、この候補情報に基づいて、作業担当端末装置に表示される描画処理された各構成図上に候補情報を含ませるとともに、作業担当端末装置は表示された候補情報から作業対象の通信設備が選択されると、選択情報を作業計画管理手段に送信し、作業計画管理手段は選択情報に基づいて最終的な作業計画を決定することを特徴とするものである。
本発明の請求項12に係るネットワークの作業管理システムでは、データベースには、網構成および局内構成を含む物理回線構成情報と機器および機器内の部位情報を含む装置構成情報と論理回線名および論理回線構成を含む論理回線構成情報とが格納されるよう構成され、センターサーバは、作業担当端末装置から通信設備の停止または停止解除の作業計画が入力されるとこの作業計画を外部に出力し、作業担当端末装置から作業計画の作業対象の通信設備について選択情報が入力されるとこの選択情報に基づいて作業計画を決定する作業計画管理手段と、作業計画管理手段から作業対象の通信設備の情報を受け取ると、受け取った作業対象の通信設備の情報に基づき、データベースから物理回線構成情報と装置構成情報と論理回線構成情報とを抽出して物理網構成図、論理網構成図および局内構成図のうち少なくともいずれか1を描画処理し、これらを作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、抽出された各構成情報と上記作業対象の通信設備の情報とを外部に出力する物理網・論理網・局内構成図描画処理手段と、物理網・論理網・局内構成図描画処理手段から受け取った各構成情報と作業対象の通信設備の情報とに基づいて、作業対象の通信設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1についての候補を抽出し、抽出された候補情報を物理網・論理網・局内構成図描画処理手段に出力する作業対象候補抽出手段とを備え、物理網・論理網・局内構成図描画処理手段は、作業対象候補抽出手段から抽出された候補情報を受け取ると、この候補情報に基づいて、作業担当端末装置に表示される描画処理された各構成図上に候補情報を含ませるとともに、作業担当端末装置は表示された候補情報から作業対象の通信設備が選択されると、選択情報を作業計画管理手段に送信し、作業計画管理手段は選択情報に基づいて最終的な作業計画を決定するようにしたことにより、センターサーバに作業担当端末装置から設備の停止または停止解除の作業計画が入力されると、作業計画管理手段はこの作業計画を仮の作業計画として保持するとともに、作業計画情報を物理網・論理網・局内構成図描画処理手段に出力する。物理網・論理網・局内構成図描画処理手段は、受け取った作業対象設備の情報に基づき、データベースから物理回線構成情報と装置構成情報と論理回線構成情報とを抽出して物理網構成図、論理網構成図および局内構成図のうち少なくともいずれか1を描画処理し、これらを作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、抽出された各構成情報と上記作業対象設備の情報とを作業対象候補抽出手段に出力する。作業対象候補抽出手段は、受け取った各構成情報と作業対象設備の情報とに基づいて、作業対象設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1についての候補を抽出し、抽出された候補情報を物理網・論理網・局内構成図描画処理手段に出力する。物理網・論理網・局内構成図描画処理手段は、作業対象候補抽出手段から抽出された候補情報を受け取ると、この候補情報に基づいて、作業担当端末装置に表示される描画処理された各構成図上に候補情報を含ませて表示させる。作業担当端末装置は、オペレータにより表示された候補情報から作業対象設備が選択されると、選択情報を作業計画管理手段に送信する。作業計画管理手段は、作業計画管理手段は選択情報に基づいて最終的な作業計画を決定する。このため、停止対象とすべき通信設備の候補が関連する図面に含まれて表示されることになり、オペレータは、停止対象とすべき通信設備を決定する作業がし易くなる。
本発明の請求項13に係るネットワークの作業管理システムは、データベースには、各保守担当域の通信設備に関連付けされた端末装置の情報が格納され、センターサーバは、作業担当端末装置から通信設備の停止または停止解除の作業計画が入力されると、外部からの承認情報に基づいてこの作業計画を決定する作業計画管理手段と、作業担当端末装置から作業対象の通信設備について機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1を選択する選択情報が入力されると、機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1を決定し決定情報を外部に出力する作業対象設備決定手段と、作業対象設備決定手段から決定情報を受け取ると、この決定情報に基づき、データベースからこの決定された作業対象の通信設備が属する保守担当域を所管する端末装置を抽出し、この作業対象の通信設備を担当する端末装置を特定する情報を外部に出力する作業対象設備担当端末装置抽出手段と、作業対象設備担当端末装置抽出手段から出力された作業対象設備担当端末装置の特定情報を受け取り、この特定情報に基づき、当該作業対象設備担当端末装置に当該決定情報と作業日時情報とを送信し作業実施を承認するか否かの承認要求を行うとともに、この作業対象設備担当端末装置から作業実施の承認の諾否の情報を受け取ると、この諾否情報を作業計画管理手段に出力する承認処理手段とを備えて構成され、作業計画管理手段は、承認処理手段から作業について諾否の判別結果を受け取ると、この判別結果に基づいて予定された作業実施の可否を決定するとともに、作業実施の可否の決定を作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするものである。
本発明の請求項13に係るネットワークの作業管理システムでは、データベースには、各保守担当域の通信設備に関連付けされた端末装置の情報が格納され、センターサーバは、作業担当端末装置から通信設備の停止または停止解除の作業計画が入力されると、外部からの承認情報に基づいてこの作業計画を決定する作業計画管理手段と、作業担当端末装置から作業対象の通信設備について機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1を選択する選択情報が入力されると、機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1を決定し決定情報を外部に出力する作業対象設備決定手段と、作業対象設備決定手段から決定情報を受け取ると、この決定情報に基づき、データベースからこの決定された作業対象の通信設備が属する保守担当域を所管する端末装置を抽出し、この作業対象の通信設備を担当する端末装置を特定する情報を外部に出力する作業対象設備担当端末装置抽出手段と、作業対象設備担当端末装置抽出手段から出力された作業対象設備担当端末装置の特定情報を受け取り、この特定情報に基づき、当該作業対象設備担当端末装置に当該決定情報と作業日時情報とを送信し作業実施を承認するか否かの承認要求を行うとともに、この作業対象設備担当端末装置から作業実施の承認の諾否の情報を受け取ると、この諾否情報を作業計画管理手段に出力する承認処理手段とを備えて構成され、作業計画管理手段は、承認処理手段から作業について諾否の判別結果を受け取ると、この判別結果に基づいて予定された作業実施の可否を決定するとともに、作業実施の可否の決定を作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたことにより、センターサーバに作業担当端末装置から作業計画が入力されると、作業計画管理手段は仮の作業計画として保持するとともに、センターサーバに作業担当端末装置から作業対象設備について機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1を選択する選択情報が入力されると、作業対象設備決定手段は機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1を決定し決定情報を作業対象設備担当端末装置抽出手段に出力する。作業対象設備担当端末装置抽出手段は、決定情報に基づき、データベースからこの決定された作業対象設備が属する保守担当域を所管する端末装置を抽出し、この作業対象設備を担当する端末装置を特定する特定情報を承認処理手段に出力する。承認処理手段は、作業対象設備担当端末装置の特定情報を受け取り、この特定情報に基づき、特定された作業対象設備担当端末装置に当該決定情報と作業日時情報とを送信し作業実施の承認要求を行う。作業対象設備担当端末装置は承認処理手段から当該決定情報と作業日時情報と作業実施の承認要求とを受け取ると、オペレータにより作業の実施を承認するか否かを判別し、作業実施承認諾否情報を承認処理手段に送信する。承認処理手段は、作業対象設備担当端末装置から承認諾否情報を受け取ると、作業計画管理手段に出力する。作業計画管理手段は受け取った承認諾否情報に基づいて、作業承諾の情報の場合、仮の作業計画を最終的な作業計画としてデータベースに登録するとともに、作業承諾の情報を作業担当端末装置に送信して表示させ、作業承諾拒否の情報の場合、仮の作業計画をキャンセルし、作業承諾拒否の情報を作業担当端末装置に送信して表示させる。このため、自らの保守担当域と異なる他の保守担当域で停止作業を行う際、停止作業承認の依頼と承認の通知との遣り取りをセンターサーバと端末装置とを通じて行うので、作業者側と停止作業対象設備を有する被作業者側との間の停止作業に関する調整が自動化される。
本発明の請求項14に係るネットワークの作業管理システムは、データベースには、網構成および局内構成を含む物理回線構成情報と機器内部位情報を含む装置構成情報と論理回線名および論理回線構成を含む論理回線構成情報とが格納されるとともに、各保守担当域の通信設備に関連付けされた端末装置の情報が格納され、センターサーバは、作業計画管理手段と物理網・論理網・局内構成図描画処理手段と作業対象候補抽出手段と作業対象設備決定手段と作業対象設備担当端末装置抽出手段と承認処理手段とを備えて構成され、作業担当端末装置は、表示された作業対象の通信設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1の候補に対し、オペレータにより作業対象とすべき機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1が選択されると、その選択情報をセンターサーバに送信し、作業対象設備決定手段は、作業担当端末装置からこの選択情報を受け取ると、選択情報に基づいて機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1を決定して決定情報を出力し、作業対象設備担当端末装置抽出手段は、この決定情報を受け取ると、この決定情報と作業計画の情報とに基づいて、決定された機器または機器のポート部を自らの保守担当域に有しそれらを管理する作業対象設備担当端末装置を抽出し、承認処理手段は、抽出された作業対象設備担当端末装置の特定情報に基づいて、抽出された作業対象設備担当端末装置に作業日時の情報とともに決定された機器または決定されたポート部を有する機器の決定情報を送信し、当該作業対象設備担当端末装置は、作業日時の情報と決定情報とを受け取ると、これら情報に基づいて、予定された作業の実施を承認するか否かの判別を行い、その判別結果をセンターサーバに送信し、作業計画管理手段は、作業対象設備担当端末装置から承認処理手段を通じて作業実施について諾否の判別結果を受け取ると、この判別結果に基づいて予定された作業実施の可否を決定するとともに、作業実施の可否の決定を作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするものである。
本発明の請求項14に係るネットワークの作業管理システムでは、データベースには、網構成および局内構成を含む物理回線構成情報と機器内部位情報を含む装置構成情報と論理回線名および論理回線構成を含む論理回線構成情報とが格納されるとともに、各保守担当域の通信設備に関連付けされた端末装置の情報が格納され、センターサーバは、作業計画管理手段と物理網・論理網・局内構成図描画処理手段と作業対象候補抽出手段と作業対象設備決定手段と作業対象設備担当端末装置抽出手段と承認処理手段とを備えて構成され、作業担当端末装置は、表示された作業対象の通信設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1の候補に対し、オペレータにより作業対象とすべき機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1が選択されると、その選択情報をセンターサーバに送信し、作業対象設備決定手段は、作業担当端末装置からこの選択情報を受け取ると、選択情報に基づいて機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1を決定して決定情報を出力し、作業対象設備担当端末装置抽出手段は、この決定情報を受け取ると、この決定情報と作業計画の情報とに基づいて、決定された機器または機器のポート部を自らの保守担当域に有しそれらを管理する作業対象設備担当端末装置を抽出し、承認処理手段は、抽出された作業対象設備担当端末装置の特定情報に基づいて、抽出された作業対象設備担当端末装置に作業日時の情報とともに決定された機器または決定されたポート部を有する機器の決定情報を送信し、当該作業対象設備担当端末装置は、作業日時の情報と決定情報とを受け取ると、これら情報に基づいて、予定された作業の実施を承認するか否かの判別を行い、その判別結果をセンターサーバに送信し、作業計画管理手段は、作業対象設備担当端末装置から承認処理手段を通じて作業実施について諾否の判別結果を受け取ると、この判別結果に基づいて予定された作業実施の可否を決定するとともに、作業実施の可否の決定を作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたことにより、センターサーバに作業担当端末装置から設備の停止または停止解除の作業計画が入力されると、作業計画管理手段はこの作業計画を第1の仮の作業計画として保持するとともに、作業計画情報を物理網・論理網・局内構成図描画処理手段に出力する。物理網・論理網・局内構成図描画処理手段は、受け取った作業対象設備の情報に基づき、データベースから物理回線構成情報と装置構成情報と論理回線構成情報とを抽出して物理網構成図、論理網構成図および局内構成図のうち少なくともいずれか1を描画処理し、これらを作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、抽出された各構成情報と上記作業対象設備の情報とを作業対象候補抽出手段に出力する。作業対象候補抽出手段は、受け取った各構成情報と作業対象設備の情報とに基づいて、作業対象設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1についての候補を抽出し、抽出された候補情報を物理網・論理網・局内構成図描画処理手段に出力する。物理網・論理網・局内構成図描画処理手段は、作業対象候補抽出手段から抽出された候補情報を受け取ると、この候補情報に基づいて、作業担当端末装置に表示される描画処理された各構成図上に候補情報を含ませて表示させる。作業担当端末装置は、オペレータにより表示された候補情報から作業対象設備が選択されると、選択情報を作業計画管理手段に送信する。作業計画管理手段は作業担当端末装置から選択情報が入力されるとこの選択情報に基づいて第1の仮の作業計画を候補選択による第2の仮の作業計画として決定し、データベースに登録するとともに、決定された第2の仮の作業計画を作業担当端末に表示させる。センターサーバに作業担当端末装置から抽出された候補情報の作業対象設備について機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1を選択する選択情報が入力されると、作業対象設備決定手段は機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1を決定し決定情報を作業対象設備担当端末装置抽出手段に出力する。作業対象設備担当端末装置抽出手段は、決定情報に基づき、データベースからこの決定された作業対象設備が属する保守担当域を所管する端末装置を抽出し、この作業対象設備を担当する端末装置を特定する特定情報を承認処理手段に出力する。承認処理手段は、作業対象設備担当端末装置の特定情報を受け取り、この特定情報に基づき、特定された作業対象設備担当端末装置に当該決定情報と作業日時情報とを送信し作業実施の承認要求を行う。作業対象設備担当端末装置は承認処理手段から当該決定情報と作業日時情報とを受け取ると、オペレータが作業の実施を承認するか否かを判別し、作業実施承認諾否情報を承認処理手段に送信する。承認処理手段は、作業対象設備担当端末装置から承認諾否情報を受け取ると、作業計画管理手段に出力する。作業計画管理手段は受け取った承認諾否情報に基づいて、作業承諾の情報の場合、第2の仮の作業計画を最終的な作業計画としてデータベースに登録するとともに、作業承諾の情報を作業担当端末装置に送信して表示させ、作業承諾拒否の情報の場合、第2の仮の作業計画をキャンセルし、作業承諾拒否の情報を作業担当端末装置に送信して表示させる。このため、オペレータにより半自動で停止作業対象の候補を選択することができ、停止対象とすべき通信設備を検討する時間を短縮することができ、停止対象とすべき通信設備を決定する作業が迅速化される。また、作業者側と停止作業対象設備を有する被作業者側との間の調整が自動化される。作業者側と被作業者側とに停止作業に関する調整の負担がかからなくなる。
本発明の請求項15に係るネットワークの作業管理システムは、作業計画が予め計画された停止日時と停止設備との情報を含む停止計画であり、作業計画管理手段は、停止作業日前に、データベースに停止計画に対し実施が決定された停止作業を最終的な停止計画として登録し、作業対象設備担当端末装置は、停止作業の当日、停止作業開始の所定時間前に、センターサーバから登録された最終的な停止計画を受け取ると、登録された停止作業を当日作業として承認するか否かの判別を行い、その判別結果を、センターサーバに送信するよう構成するとともに、当日作業計画管理手段を、停止作業の当日、停止作業開始の所定時間前になると、データベースから登録された最終的な停止計画情報を取り出し、この最終的な停止計画情報に基づいて当日の停止作業の対象となる作業対象設備担当端末装置の特定情報を外部に出力するとともに、上記作業対象設備担当端末装置から停止作業当日の停止作業実施について諾否の判別結果を受け取ると、この判別結果に基づいて登録された最終的な停止計画の実施について開始の可否を作業担当端末装置に送信して表示させるよう構成し、センターサーバには、当日作業計画手段から受け取った作業対象設備担当端末装置の特定情報に基づいて、当日の停止作業の対象となる作業対象設備担当端末装置に、最終的な停止計画情報に含まれる停止日時情報と停止対象の通信設備情報とを送信し、当該作業対象設備担当端末装置から停止作業を当日作業として承認するか否かの判別結果を受け取ると、その判別結果を当日作業計画管理手段に出力する当日作業承認処理手段を設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項15に係るネットワークの作業管理システムでは、作業計画が予め計画された停止日時と停止設備との情報を含む停止計画であり、作業計画管理手段は、停止作業日前に、データベースに停止計画に対し実施が決定された停止作業を最終的な停止計画として登録し、作業対象設備担当端末装置は、停止作業の当日、停止作業開始の所定時間前に、センターサーバから登録された最終的な停止計画を受け取ると、登録された停止作業を当日作業として承認するか否かの判別を行い、その判別結果を、センターサーバに送信するよう構成するとともに、当日作業計画管理手段を、停止作業の当日、停止作業開始の所定時間前になると、データベースから登録された最終的な停止計画情報を取り出し、この最終的な停止計画情報に基づいて当日の停止作業の対象となる作業対象設備担当端末装置の特定情報を外部に出力するとともに、上記作業対象設備担当端末装置から停止作業当日の停止作業実施について諾否の判別結果を受け取ると、この判別結果に基づいて登録された最終的な停止計画の実施について開始の可否を作業担当端末装置に送信して表示させるよう構成し、センターサーバには、当日作業計画手段から受け取った作業対象設備担当端末装置の特定情報に基づいて、当日の停止作業の対象となる作業対象設備担当端末装置に、最終的な停止計画情報に含まれる停止日時情報と停止対象の通信設備情報とを送信し、当該作業対象設備担当端末装置から停止作業を当日作業として承認するか否かの判別結果を受け取ると、その判別結果を当日作業計画管理手段に出力する当日作業承認処理手段を設けたことにより、最新の通信設備情報に基づいて、停止作業の実施を停止作業当日に改めて確認することができ、確実性が増す。
本発明の請求項16に係るネットワークの作業管理システムは、停止作業の対象となる通信設備はインターネットプロトコルを有し、ポート部は上記通信設備のIPポートであって、当該通信設備は、ポートを開閉制御する設備側制御手段と、設備側制御手段により制御され実行された結果をセンターサーバに送信する制御情報送信手段とを備え、センターサーバは、通信により通信設備側と情報の遣り取りを行うとともに、作業担当端末装置から通信設備のポートを停止または停止解除を要求する指令を受け取ると、当該通信設備またはポートの情報に基づいて設備側制御手段に当該通信設備のポートの停止または停止解除を実行させ、設備側制御手段により制御され実行された結果を制御情報送信手段から受け取ると、受け取った実行結果を作業担当端末装置に送信して表示させる監視制御システムを備えていることを特徴とするものである。
本発明の請求項16に係るネットワークの作業管理システムでは、停止作業の対象となる通信設備はインターネットプロトコルを有し、ポート部は上記通信設備のIPポートであって、当該通信設備は、ポートを開閉制御する設備側制御手段と、設備側制御手段により制御され実行された結果をセンターサーバに送信する制御情報送信手段とを備え、センターサーバは、通信により通信設備側と情報の遣り取りを行うとともに、作業担当端末装置から通信設備のポートを停止または停止解除を要求する指令を受け取ると、当該通信設備またはポートの情報に基づいて設備側制御手段に当該通信設備のポートの停止または停止解除を実行させ、設備側制御手段により制御され実行された結果を制御情報送信手段から受け取ると、受け取った実行結果を作業担当端末装置に送信して表示させる監視制御システムを備えていることにより、オペレータが作業担当端末装置を操作するだけで、作業対象の機器のポートを開閉する制御が行われ、制御の実行結果も確認することができる。
本発明の請求項17に係るネットワークの作業管理システムは、監視制御システムは、当日作業計画管理手段と当日作業承認処理手段と制御コマンド文法データベースと制御コマンド生成手段とを備えるとともに、制御コマンド生成手段は、外部から入力される指令に基づいて制御コマンド文法データベースにより該当する機器のポートに対する停止または停止解除要求コマンドを生成し、これら停止または停止解除要求コマンドを該当する通信設備に送信するよう構成され、センターサーバは、当日作業計画管理手段が、作業担当端末装置から選択された機器のポートについて停止または停止解除を要求する指令を受け取ると、この指令に基づいて停止または停止解除要求コマンドを生成するよう制御コマンド生成手段に指令し、これら生成された停止または停止解除要求コマンドを制御コマンド生成手段を通じて通信設備の設備側制御手段に送信させ、実行された結果が通信設備の制御情報送信手段から送られてくると、この実行結果を作業担当端末装置に送信して表示させる停止・停止解除制御手段とを備えて構成されることを特徴とするものである。
本発明の請求項17に係るネットワークの作業管理システムでは、監視制御システムは、当日作業計画管理手段と当日作業承認処理手段と制御コマンド文法データベースと制御コマンド生成手段とを備えるとともに、制御コマンド生成手段は、外部から入力される指令に基づいて制御コマンド文法データベースにより該当する機器のポートに対する停止または停止解除要求コマンドを生成し、これら停止または停止解除要求コマンドを該当する通信設備に送信するよう構成され、センターサーバは、当日作業計画管理手段が、作業担当端末装置から選択された機器のポートについて停止または停止解除を要求する指令を受け取ると、この指令に基づいて停止または停止解除要求コマンドを生成するよう制御コマンド生成手段に指令し、これら生成された停止または停止解除要求コマンドを制御コマンド生成手段を通じて通信設備の設備側制御手段に送信させ、実行された結果が通信設備の制御情報送信手段から送られてくると、この実行結果を作業担当端末装置に送信して表示させる停止・停止解除制御手段とを備えて構成されるようにしたことにより、オペレータは作業担当端末装置を通じて、選択された機器のポートについて停止または停止解除の制御を実行し、実行されたかどうかの確認をすることができる。このため、作業を確実かつ迅速に行うことができ、作業ミスの発生を防止することができる。
本発明の請求項18に係るネットワークの作業管理方法は、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線を管理運用するセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて作業情報を遣り取り可能に接続され各保守担当域のネットワークの回線を管理する端末装置とを備え、停止作業を担当する作業担当端末装置により予め計画された作業日時と作業対象の通信設備との情報を含む作業計画がセンターサーバに送信されると、センターサーバが停止作業開始前に作業対象通信設備について停止情報を設定し、実作業終了後に、作業担当端末装置から作業終了通知がセンターサーバに送信されると停止情報の設定を解除するネットワークの作業管理方法であって、通信設備をセンターサーバと通信を通じて通信設備の運用状態について情報を遣り取り可能に接続して構成し、センターサーバに作業担当端末装置から設定された停止作業計画について作業開始の通知が送られてくると、センターサーバは当該作業対象の通信設備に対して通信設備の運用状態の情報を求め、当該作業対象の通信設備から通信設備の運用状態についての情報がセンターサーバに送られてくると、その情報をデータベースに格納し、センターサーバはデータベースに格納された通信設備の運用状態の情報に基づいて、ネットワークのシステム停止の有無を判定し、このシステム停止判定結果を前記作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするものである。
本発明の請求項18に係るネットワークの作業管理方法では、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線を管理運用するセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて作業情報を遣り取り可能に接続され各保守担当域のネットワークの回線を管理する端末装置とを備え、停止作業を担当する作業担当端末装置により予め計画された作業日時と作業対象の通信設備との情報を含む作業計画がセンターサーバに送信されると、センターサーバが停止作業開始前に作業対象通信設備について停止情報を設定し、実作業終了後に、作業担当端末装置から作業終了通知がセンターサーバに送信されると停止情報の設定を解除するネットワークの作業管理方法であって、通信設備をセンターサーバと通信を通じて通信設備の運用状態について情報を遣り取り可能に接続して構成し、センターサーバに作業担当端末装置から設定された停止作業計画について作業開始の通知が送られてくると、センターサーバは当該作業対象の通信設備に対して通信設備の運用状態の情報を求め、当該作業対象の通信設備から通信設備の運用状態についての情報がセンターサーバに送られてくると、その情報をデータベースに格納し、センターサーバはデータベースに格納された通信設備の運用状態の情報に基づいて、ネットワークのシステム停止の有無を判定し、このシステム停止判定結果を前記作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたことにより、作業開始前に、最新の通信設備の状態に基づいてシステム停止の可能性の有無を把握することができるので、停止作業によりネットワークにシステム停止が発生するのを回避することができる。
本発明の請求項19に係るネットワークの作業管理方法は、センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し設備の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った通信設備の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該通信設備の情報と当該通信設備の状態についての回答とをデータベースに格納し、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し回線の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して回線の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った回線の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該回線の情報と回線の状態についての回答とをデータベースに格納し、これらデータベースに格納された通信設備の状態情報と回線の状態情報とのうち少なくともいずれか一方に基づいてシステム停止の有無を判定することを特徴とするものである。
本発明の請求項19に係るネットワークの作業管理方法では、センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し設備の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った通信設備の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該通信設備の情報と当該通信設備の状態についての回答とをデータベースに格納し、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し回線の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して回線の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った回線の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該回線の情報と回線の状態についての回答とをデータベースに格納し、これらデータベースに格納された通信設備の状態情報と回線の状態情報とのうち少なくともいずれか一方に基づいてシステム停止の有無を判定するようにしたことにより、システム停止の判定を設備の状態と回線の状態とのうち少なくともいずれか1に基づいて行うので、判定の精度が向上する。また、システム停止の可能性がある場合、作業担当端末装置側で設備の状態や回線の状態を把握して、ネットワークの健全性を把握することができ、オペレータはネットワークの健全性を監視し、健全性を確認した上で、作業を行うことができる。
本発明の請求項20に係るネットワークの作業管理方法は、センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し通信設備の設定状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の設定状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った通信設備の設定状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させ、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し作業対象の通信設備を経由する経路について照会の要求があると、作業担当端末装置から提供された始端設備情報と終端設備情報とに基づいて、当該作業対象通信設備に対して経路の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った経路の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするものである。
本発明の請求項20に係るネットワークの作業管理方法では、センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し通信設備の設定状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の設定状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った通信設備の設定状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させ、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し作業対象の通信設備を経由する経路について照会の要求があると、作業担当端末装置から提供された始端設備情報と終端設備情報とに基づいて、当該作業対象通信設備に対して経路の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った経路の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたことにより、システム停止の可能性がある場合、作業担当端末装置側で設備の設定状態や経路の状態を把握して、ネットワークの健全性を把握することができ、オペレータはネットワークの健全性をより細かく監視することができる。
本発明の請求項1に係るネットワークの作業管理システムでは、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線を管理運用するセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて作業情報を遣り取り可能に接続され各保守担当域のネットワークの回線を管理する端末装置とを備え、停止作業を担当する作業担当端末装置により予め計画された作業日時と作業対象の通信設備との情報を含む作業計画がセンターサーバに送信されると、センターサーバが停止作業開始前に作業対象通信設備について停止情報を設定し、実作業終了後に、作業担当端末装置から作業終了通知がセンターサーバに送信されると停止情報の設定を解除するよう構成されるとともに、通信設備を、センターサーバと通信を通じて通信設備の運用状態について情報を遣り取り可能に接続して構成し、センターサーバに作業担当端末装置から設定された停止作業計画について作業開始の通知が送られてくると、センターサーバは当該作業対象の通信設備に対して通信設備の運用状態の情報を求め、当該作業対象の通信設備から通信設備の運用状態についての情報がセンターサーバに送られてくると、その情報をデータベースに格納し、センターサーバはデータベースに格納された通信設備の運用状態の情報に基づいて、ネットワークのシステム停止の有無を判定し、このシステム停止判定結果を前記作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたので、作業開始前に、最新の通信設備の状態に基づいてシステム停止の可能性の有無を把握することができ、予め停止作業によるネットワークのシステム停止発生を回避することができる。
本発明の請求項9に係るネットワークの作業管理システムでは、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線を管理運用するセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて作業情報を遣り取り可能に接続され各保守担当域のネットワークの回線を管理する端末装置とを備え、停止作業を担当する作業担当端末装置により予め計画された作業日時と作業対象の通信設備との情報を含む作業計画がセンターサーバに送信されると、センターサーバが停止作業開始前に作業対象通信設備について停止情報を設定し、実作業終了後に、作業担当端末装置から作業終了通知がセンターサーバに送信されると停止情報の設定を解除するよう構成されるとともに、通信設備は、インターネットプロトコルを有し、センターサーバからの指令に基づいて、通信設備の状態の情報をセンターサーバに送信する通信設備状態情報送信手段を備え、データベースは、センターサーバにより設定され作業日時と作業対象の通信設備の情報を含む停止作業計画の情報を格納して構成される作業計画データベースと、作業対象の通信設備から通信設備の設備運用状態の情報が送られてくると、その設備運用状態の情報を格納して構成される設備運用状態管理データベースと、作業対象の通信設備から通信設備の回線状態の情報が送られてくると、その回線状態の情報を格納して構成される回線状態管理データベースとを備え、センターサーバは、停止作業の当日、作業担当端末装置から当該停止作業開始の所定時間前に作業開始の通知を受け取ると、作業計画データベースから設定された停止計画情報を取り出し、作業開始情報とこの停止計画情報を外部に出力する当日作業計画管理手段と、当日作業計画管理手段から停止計画情報を受け取ると、当該作業対象の通信設備の情報に基づいて当該作業対象の通信設備に対し設備運用状況の確認を要求し、当該作業対象の通信設備から設備運用状況の回答を得ると、設備運用状態管理データベースにその情報を格納するとともに作業担当端末装置に送信して表示させる設備運用状態管理手段と、当日作業計画管理手段から停止計画情報を受け取ると、当該作業対象の通信設備の情報に基づいて当該作業対象の通信設備に対し回線状況の確認を要求し、当該作業対象の通信設備から回線状況の回答を得ると、回線状態管理データベースにその情報を格納するとともに作業担当端末装置に送信して表示させる回線状態管理手段と、当日作業計画管理手段から作業開始情報を受け取ると、設備運用状態管理データベースと回線状態管理データベースとから設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを求め、これら設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを外部に出力するシステム停止管理手段と、システム停止管理手段から設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とのうち少なくともいずれか一方を受け取ると、当該停止作業によりネットワークのシステム停止があるか否かの判定を行い、このシステム停止判定の結果を作業担当端末装置に送信して表示させるシステム停止判定手段とを備え、当日作業計画管理手段は、作業担当端末装置から作業開始の通知を受け取ると、設備運用状態管理手段と回線状態管理手段とにより当該作業対象の通信設備から設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを設備運用状態管理データベースと回線状態管理データベースとにそれぞれ格納させ、システム停止管理手段がシステム停止判定手段にこれら格納された設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを送出すると、システム停止判定手段が当該停止作業によりネットワークのシステム停止があるか否かの判定を行い、このシステム停止判定の結果を作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当日作業計画管理手段は、作業担当端末装置からの求めに応じて設備運用状態管理手段を通じて設備運用状態の情報を、回線状態管理手段を通じて回線運用状態の情報をそれぞれ作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたので、作業開始前に、最新の通信設備の状態に基づいてシステム停止の可能性の有無を把握することができるので、停止作業によるネットワークのシステム停止発生を回避することができる。また、システム停止の可能性がある場合、作業担当端末装置側で設備の状態や回線の状態を把握して、ネットワークの健全性を把握することができ、オペレータはネットワークの健全性を確認した上で、実際の停止作業を行うことができる。このため、システム停止の判定結果が示されても、作業担当端末装置側のオペレータの判断で停止作業を行うことができ、作業が効率化される。
本発明の請求項18に係るネットワークの作業管理方法では、データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線を管理運用するセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて作業情報を遣り取り可能に接続され各保守担当域のネットワークの回線を管理する端末装置とを備え、停止作業を担当する作業担当端末装置により予め計画された作業日時と作業対象の通信設備との情報を含む作業計画がセンターサーバに送信されると、センターサーバが停止作業開始前に作業対象通信設備について停止情報を設定し、実作業終了後に、作業担当端末装置から作業終了通知がセンターサーバに送信されると停止情報の設定を解除するネットワークの作業管理方法であって、通信設備をセンターサーバと通信を通じて通信設備の運用状態について情報を遣り取り可能に接続して構成し、センターサーバに作業担当端末装置から設定された停止作業計画について作業開始の通知が送られてくると、センターサーバは当該作業対象の通信設備に対して通信設備の運用状態の情報を求め、当該作業対象の通信設備から通信設備の運用状態についての情報がセンターサーバに送られてくると、その情報をデータベースに格納し、センターサーバはデータベースに格納された通信設備の運用状態の情報に基づいて、ネットワークのシステム停止の有無を判定し、このシステム停止判定結果を前記作業担当端末装置に送信して表示させるようにしたので、作業開始前に、最新の通信設備の状態に基づいてシステム停止の可能性の有無を把握することができるので、停止作業によるネットワークのシステム停止発生を回避することができる。
図1は本発明の第1の実施例に係るネットワークの作業管理システムを示すシステム構成図である。(実施例1) 図2は図1のネットワークの作業管理システムの概念説明図である。 図3は図1のネットワークの作業管理システムによる管理方法を時系列に従って説明した説明図であり、図中、IないしIVはそれぞれ、作業当日前工程、作業当日の作業開始前工程、作業当日の回線状態確認および閉塞作業工程および作業当日の実作業中から実作業終了工程を示す。 図4は図1のネットワークの作業管理システムにおける作業対象となる停止予定設備の回線に関連する機器または機器のポート部の候補を抽出する例を示す説明図である。 図5は図4の一例における事業所と回線と回線に関連する機器ならびにポート部の構成を示す説明図である。 図6は図4の一例における事業所と回線と回線に関連する機器ならびにポート部の構成を示す説明図である。 図7は停止作業当日前までに最終的な停止計画を登録する手順を示すフローチャートである。 図8は閉塞候補を抽出する手順を示すフローチャートである。 図9は作業対象設備担当端末装置を特定し作業実施の諾否を求める手順を示すフローチャートである。 図10は本発明の第2の実施例に係るネットワークの作業管理システムのシステム構成図である。(実施例2) 図11は図10のネットワークの作業管理システムの要部の概念説明図である。 図12は図10のネットワークの作業管理システムによる管理方法を時系列に従って説明した説明図であり、図中、IIないしIVはそれぞれ、作業当日の作業開始前工程、作業当日の通信設備運用状態確認並びに閉塞作業工程および作業当日の実作業中から実作業終了工程を示す。 図13は従来の、紙資料の中から人力による手作業で選び出して作成した作業計画を、監視制御システムに登録する例を示す概念説明図である。
実作業開始前にシステム停止判定を行い、停止ありの場合、システム停止の内容を通信設備の状態に基づいて把握し停止作業の効率化を図るという目的を、通信設備をセンターサーバと通信を通じて通信設備の運用状態について情報を遣り取り可能に接続して構成し、センターサーバに作業担当端末装置から設定された停止作業計画について作業開始の通知が送られてくると、センターサーバは当該作業対象の通信設備に対して通信設備の運用状態の情報を求め、当該作業対象設備から通信設備の運用状態についての情報がセンターサーバに送られてくると、その情報をデータベースに格納し、センターサーバはデータベースに格納された通信設備の運用状態の情報に基づいて、ネットワークのシステム停止の有無を判定し、このシステム停止判定結果を前記作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し設備の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して設備の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った設備の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該設備の情報と設備の状態についての回答とをデータベースに格納し、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し回線の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して回線の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った回線の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該回線の情報と回線の状態についての回答とをデータベースに格納し、これらデータベースに格納された設備の状態情報と回線の状態情報とのうち少なくともいずれか一方に基づいてシステム停止の有無を判定するようにしたことにより実現した。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の第1の実施例に係るネットワークの作業管理システムのシステム構成図であり、図2は該システムの概念説明図である。本実施例に係るネットワークの作業管理システムは、図1に示すように、エントリー端末10Aと表示端末10Bとが一体に構成され、予め決められた保守担当域の通信設備12を管理する箇所端末(パーソナルコンピュータ、移動端末も含む。以下、端末装置と称す。)10と、これら端末装置10と通信回線(IP網、専用線網、公衆電話網等を含む)を通じて接続され、情報の遣り取りを行うとともに、通信設備12と通信回線を通じて接続され、通信設備12を制御するとともに、通信設備12の回線状態を問い合わせ可能なセンターサーバ11とを備えて構成される。本実施例でいうネットワークは、通信ネットワークをいう。
センターサーバ11は、監視制御システムとしての役割を果たすようになっている。すなわち、センターサーバ11を通じて、通信ネットワークの運用および保守管理と監視とを行うようになっている。通信設備、すなわち、作業対象は、回線(多重回線を含む。)および機器(光ケーブル、メタルケーブル、メカニカルクロージャ(光接続箱)、伝送装置等)を含む。本実施例では、通信設備12は、インターネットプロトコル機器(例えば、ルータ、スイッチ、伝送装置等のIP機器。以下、機器と称す。)またはIP機器のポート部(ポート)であって、センターサーバ11から送信される制御コマンドにより閉塞制御(停止制御)されたり、閉塞解除制御(停止解除制御)されたりする機器またはその機器の一部(ポート)である。また、通信設備12は、センターサーバ11から制御コマンドが送られてくると、制御コマンドの投入結果をセンターサーバ11に送信するようになっている。さらに、通信設備12は、センターサーバ11から回線状態の情報を要求する問い合わせのコマンドが送られてくると、回線状態の情報をセンターサーバ11に送信するようになっている。
端末装置10は、保守担当者が所定の保守担当域における多数の通信設備12を管理するため設置される。端末装置10には、それぞれの保守担当域におけるネットワーク回線の情報および通信設備の情報が更新可能に格納されている。この端末装置10に、作業担当者が自らの保守担当域に属する通信設備や他の保守担当域に属する通信設備に関して停止作業の予定計画情報(停止予定日時情報Idtと停止予定通信設備情報Imcを含む作業計画情報)PLを立案して入力すると、その予定停止計画情報PLは端末装置10を通じてセンターサーバ11に送信されるようになっている。以下、このように保守担当域に関係なく、停止作業計画情報PLに基づいて停止作業が予定された作業対象の通信設備12をセンターサーバ11を通じて制御する端末装置10を、作業担当端末装置(自支社の箇所端末)10Xという。また、作業担当端末装置10Xを除く端末装置であって、予定停止計画情報PLに記載され停止作業が予定されている通信設備12を自らの保守担当域に有しこの作業対象通信設備12を管理する端末装置10を作業対象設備担当端末装置(他支社の箇所端末)10Yという。これら作業担当端末装置10Xと作業対象設備担当端末装置10Yはそれぞれ固定されたものではなく、予定停止計画情報PLが入力される端末装置10が作業担当端末装置10Xとされ、作業担当端末装置10Xの保守担当域と異なる保守担当域の端末装置10であって、この保守担当域に含まれる作業対象通信設備12を管理する端末装置10が作業対象設備担当端末装置10Yとされるようになっている。
各保守担当域の通信設備12を管理する端末装置10には、所管するエリアにおける通信設備のデータが更新自在に格納され、常に最新のデータをセンターサーバ11とリアルタイムで共有するようになっている。作業担当端末装置10Xは、図2に示すように、ある保守担当域における計画された予定停止の情報、すなわち、停止日時の情報Idtおよび停止設備の情報Imcを予定された変更の可能性のある停止計画情報PLとして作業開始前にセンターサーバ11に送信して入力するようになっている。センターサーバ11は作業計画管理部(作業計画管理手段)21を備え、この作業計画管理部21は、作業担当端末装置10Xから通信制御部20を通じて入力された予定停止計画情報PLに基づいて、その予定停止計画情報PLについて所定の時間で締め切り処理を行い、その作業計画を決定する処理を行うようになっている。
センターサーバ11は、運用管理系システム部11Aと監視制御系システム部11Bとを備えて構成される。運用管理系システム部11Aには、データベースとして構成管理データベース22と作業計画データベース23とが備えられる。構成管理データベース22には、ネットワークの回線情報および通信設備情報とともに、物理回線構成情報、設備構成情報(装置構成情報)および論理回線構成情報が格納されるようになっている。物理回線構成情報は、網構成および局内構成を含み、設備構成情報は、機器および機器内の部位(ポート)情報を含み、論理回線構成情報は、論理回線名および論理回線構成を含む。作業計画データベース23には、ネットワークの回線情報および通信設備情報が格納されるとともに、作業計画管理部21により停止のエントリーが決定された最終的な登録済み停止計画情報PLf、すなわち、停止日時の情報Idt、停止設備の情報Imcが、当該停止設備の閉塞対象機器または閉塞対象ポート部の情報として格納され、実作業終了後、作業担当端末装置10Xから作業計画管理部21を通じて作業終了の情報が送られてくると、停止の設定が解除され、実作業の結果が登録されるようになっている。
センターサーバ11の運用管理系システム部11Aは、作業計画管理部21と、データベース22、23と、物理網・論理網・局内構成図描画部(物理網・論理網・局内構成図描画処理手段)24と、停止予定設備の回線に関連する閉塞対象機器候補または閉塞対象ポート候補を抽出する閉塞対象候補抽出部(作業対象候補抽出手段)25と、作業担当端末装置10Xから送信される選択された閉塞対象機器・閉塞対象ポート情報(または閉塞解除対象機器・閉塞解除対象ポート情報)に基づいて、対象となる機器を決定して対象機器の決定情報を外部に出力する作業対象設備決定部(作業対象設備担当端末装置抽出手段)26と、作業対象設備決定部26から出力された対象機器の決定情報を受け取り、決定された作業対象となる機器の情報に基づいて、この作業対象の機器を自らの保守担当域に有し、この作業対象の機器を管理する端末装置10Y1・・・10Yn(nは任意の整数)を抽出する作業対象設備担当端末装置抽出部(作業対象設備担当端末装置抽出手段)27と、作業対象設備担当端末装置抽出部27により抽出された作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynに対し停止のエントリーが決定された最終的な登録済み停止計画情報PLfに基づいて停止作業実施の承認要求を行うとともに、当該作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynから承認の諾否情報が送られてくると、この諾否情報を作業計画管理部21に送出する承認処理部(承認処理手段)28とを備えて構成される。
作業計画管理部21は、作業担当端末装置10Xから作業対象通信設備12について予定停止計画情報PLが入力されると、この予定停止計画情報PLの停止予定設備の情報Imcを物理網・論理網・局内構成図描画部24に出力するようになっている。また、作業計画管理部21は、停止作業予定日より前に、承認処理部28から作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynから停止作業承認の諾否情報(諾否の判別結果)を受け取ると、この諾否情報に基づいて予定された停止作業実施の可否を決定するとともに、停止作業実施の可否の決定を作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている。作業計画管理部21は、この諾否情報に基づいて予定された停止作業実施を可とする決定を行うと、作業計画データベース23に停止計画に対し実施が決定された停止作業を最終的な停止計画情報PLfとして登録するとともに、この最終的な停止計画情報PLfを作業計画データベース23から後述する当日作業計画管理部30に送出するようになっている。この最終的な停止計画情報PLfには、停止日時の情報と作業対象通信設備の情報とが、すなわち、停止日時の情報Idtと閉塞対象(停止対象)の機器の情報Imc−Cdfまたはポート部の情報p00n−Cdfとの各情報Cdfが含まれる。作業計画管理部21は、実作業終了後に、作業担当端末装置10Xから作業終了の通知がセンターサーバ11に送信されると停止情報PLfの設定を解除するようになっている。
物理網・論理網・局内構成図描画部24は、物理網構成図、論理網構成図および局内構成図を描画処理することができ、これらを通信制御部20を介して作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている。物理網・論理網・局内構成図描画部24は、作業計画部21または閉塞対象候補抽出部25から、入力された設備情報に基づいて構成管理データベース22から物理回線構成情報Phと装置構成情報Apと論理回線構成情報Lgとを抽出して描画処理し、これら描画処理された構成図上に入力された設備情報を反映させて作業担当端末装置10Xに表示させるようになっている。また、物理網・論理網・局内構成図描画部24は、作業計画管理部21から仮の予定停止計画情報PL(停止日時情報Idtと停止予定設備情報Imcとを含む)を受け取ると、閉塞対象候補抽出部25に出力するようになっている。物理網・論理網・局内構成図描画部24は、閉塞対象候補抽出部25から閉塞予定機器またはポート部の候補情報Cd(閉塞予定候補の機器情報Imc−Cdと閉塞予定候補のポート部情報p00n−Cdと停止日時情報Idt)を受け取ると、この候補情報Cdに基づき、構成管理データベース22から候補情報Cdに対応した物理回線構成情報Phと装置構成情報Apと論理回線構成情報Lgを抽出し、抽出された情報に関連付けして候補情報Cdを、作業担当端末装置10Xの上記描画処理された構成図に反映させて表示させるようになっている。以下、停止予定設備の候補情報Cd(Imc−Cd、p00n−Cd、Idt)には常に停止日時情報Idtも添付されるが、その説明については省略し、停止予定設備の候補情報Cdfには停止日時情報Idtも含まれるものとして説明する。ここでいう停止予定設備の情報Imc−Cdとは、例えば、図4ないし図6に示すように、作業担当端末装置10Xで所管していない事業所[X][Y][Z][W]のうち事業所[Y]のルータ装置「A」を停止予定している場合、ルータ装置「A」を指す。
閉塞対象候補抽出部25は、物理網・論理網・局内構成図描画部24から仮の予定停止計画情報PL(停止日時情報Idtと停止予定設備情報Imcとを含む)を受け取ると、物理網・論理網・局内構成図描画部24が構成管理データベース22により抽出した物理回線構成情報Phと装置構成情報Apと論理回線構成情報Lgとに基づいて、停止予定設備の回線に関連する機器またはポート部の候補を抽出し、抽出された閉塞候補の機器またはポート部の候補情報Cdを物理網・論理網・局内構成図描画部24に出力するようになっている。物理網・論理網・局内構成図描画部24は、上述のように、閉塞対象候補抽出部25から閉塞予定機器またはポート部の候補情報Cdを受け取ると、この候補情報Cdに基づき、構成管理データベース22から候補情報Cdに対応した物理回線構成情報Phと装置構成情報Apと論理回線構成情報Lgを抽出し、抽出された情報に関連付けして候補情報Cdを、作業担当端末装置10Xの描画処理された構成図に反映させて表示させる。このため、作業担当端末装置10Xの表示端末10Bには、停止予定通信設備の停止計画情報PLに基づいて表示された物理網構成図、論理網構成図および局内構成図のうちいずれかの構成図上に、停止予定設備Imcの回線に関連する機器またはポート部の候補情報Cdが表示されるようになっている。作業担当端末装置10Xに表示された閉塞対象とすべき機器またはポート部の候補Cdに対し、オペレータが、作業対象とすべき機器またはポート部を選択すると、作業対象設備として選択された機器またはポート部の情報Cdfは、センターサーバ11に送信され、後述する作業対象設備決定部26に送られるようになっている。ここでいう閉塞対象候補抽出部25により抽出された閉塞候補の機器またはポート部の候補情報Cdとは、例えば、図4ないし図6に示すように、停止予定設備の情報Imcが事業所[Y]のルータ装置「A」である場合、停止予定設備Imcの回線に関連する機器の候補は、図4の「(II)閉塞対象候補:回線」に示すように、事業所[W]のルータ装置「C」、事業所[Z]のルータ装置「B」、同じ事業所[Y]のルータ装置「I」となる。そして、停止予定設備Imcの回線に関連する機器のポート部候補は、事業所[W]のルータ装置「C」についてはポート番号p002(以下、C:p002と表記する。)、事業所[Z]のルータ装置「B」についてはポート番号p003(以下、B:p003と表記する。)、同じ事業所[Y]のルータ装置「I」についてはポート番号p001(以下、I:p001と表記する。)となる。また、ポート部候補には、オペレータにより閉塞順序が選択できるよう、閉塞順序選択情報が付されようになっている(図5および図6の閉塞候補を選択する欄参照)。オペレータは、閉塞順序を選択することができるので、作業手順を効率化することができる。
作業対象設備決定部26は、作業担当端末装置10Xから作業対象設備として選択された機器またはポート部の情報を受け取ると、受け取った停止予定設備の選択情報Cdfを作業対象設備として決定し、この選択された作業対象設備情報Cdfを作業対象設備担当端末装置抽出部27に出力するようになっている。作業対象設備担当端末装置抽出部27は、作業対象設備決定部26から選択された作業対象設備情報Cdfを受け取ると、この選択された作業対象設備情報Cdfに基づき、構成管理データベース22からこの停止作業対象設備Cdfが属する保守担当域を所管する端末装置10Y1、10Y2・・・10Ynを抽出し、抽出された作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynの特定情報を承認処理部28に出力するようになっている。
承認処理部28は、受け取った作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynの特定情報に基づき、特定された作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynに、作業担当端末装置10Xにより選択され、それぞれ対応する保守担当域に属する停止作業の対象とすべき通信設備の情報Cdf(機器の情報Imc−Cdf、ポート部の情報p00n−Cdf)と停止日時の情報Idtとを送信し、当該作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynが停止作業の実施を承認するか否かの承認要求を行うようになっている。また、承認処理部28は、この承認要求を行った後、これら作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynから停止作業実施承認の諾否の情報を受け取ると、この諾否情報を作業計画管理部21に出力するようになっている。作業計画管理部21は、上述のように、承認処理部28から停止作業について諾否の判別結果を受け取ると、この判別結果に基づいて予定された停止作業計画情報PLの可否を決定するとともに、停止作業実施の可否の決定を作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている。停止作業の実施が可の場合、最終的な停止計画情報PLfが作業計画管理部21を通じて作業計画データベースに23に登録され、後述する当日作業計画管理部30に出力されるとともに作業担当端末装置10Xに表示される。停止作業の実施が不可の場合、一連の停止作業の処理は終了して仮の停止計画情報PLはキャンセルされ、作業担当のオペレータは、改めて後日の作業計画を練り直す。
このようにして、センターサーバ11の運用管理系システム部11Aでは、停止作業当日の前に、作業担当のオペレータにより作業担当端末装置10Xを通じて予定された停止計画情報PLが入力されると、作業計画部21がこの停止計画情報PLを物理網・論理網・局内構成図描画部24に出力し、物理網・論理網・局内構成図描画部24は、受け取った停止計画情報PLを閉塞対象候補抽出部25に出力する。閉塞対象候補抽出部25は、構成管理データベース22に格納された通信設備の情報に基づいて、停止予定設備の回線に関連する機器またはポート部の候補を抽出し、抽出された候補情報Cdを物理網・論理網・局内構成図描画部24に出力する。物理網・論理網・局内構成図描画部24は、受け取った候補情報Cdに基づいて、作業担当端末10Xの画面上で、停止予定通信設備の停止計画情報PLに基づいて表示された物理網構成図、論理網構成図および局内構成図のうちいずれかの構成図に、停止予定設備Imcの回線に関連する機器またはポート部の候補情報Cdを表示させるようになっている。そして、作業担当のオペレータにより作業担当端末装置10Xを通じて候補情報Cdから作業対象とすべき機器または機器のポート部Cdfが選択されると、その選択された選択情報Cdfがセンターサーバ11の運用管理系システム部11Aに送信される。運用管理系システム部11Aでは、受け取った停止予定設備の選択情報Cdfを作業対象設備として決定するとともに、構成管理データベース22に格納された通信設備の情報に基づいて、作業対象として選択された機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfを自らの保守担当域に有し当該機器Imc−Cdfまたは当該ポート部p00n−Cdfを管理する端末装置10Y1〜10Ynを作業対象設備担当端末装置として抽出し、抽出された作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynにそれぞれの保守担当域毎に予定された停止日時Idtと選択された機器または機器のポート部の情報Cdfを送信して、停止作業実施承認の諾否を求め、作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynから停止作業について諾否の判別結果Ay/nを受け取ると、この判別結果Ay/nに基づいて予定された停止作業実施の可否を最終的に決定するとともに、停止作業実施の可否の決定を作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている。
センターサーバ11の監視制御系システム部11Bは、作業計画データベース(データベース)23と、当日作業計画管理部(当日作業計画管理手段)30と、当日承認処理部(当日承認処理手段)31と、制御コマンド文法データベース(制御コマンド生成手段)32と、制御コマンド生成部(制御コマンド生成手段)33と、回線状態確認部(回線状態確認手段)34と、閉塞・閉塞解除制御部(停止・停止解除制御手段)35とを備えて構成される。
当日作業計画管理部30は、停止作業当日の作業開始所定時間前(本実施例では作業開始t1分前、t1分は、例えば、30分、60分、180分というように、すなわち、t1分前は30分前、1時間前、3時間前というように作業に応じて決定される。)、停止作業当日前に予め作業計画データベース23から受け取った最終的な登録済み停止計画情報PLfに基づいて、この最終的な登録済み停止計画情報PLfとすでに特定されている停止作業の通信設備を管理する作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynの特定情報を当日承認処理部31に出力する。また、当日作業計画管理部30は、上記作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynから当日の停止作業について諾否の判別結果Afy/nを当日承認処理部31を通じて受け取ると、この判別結果Afy/nに基づいて登録された最終的な登録済み停止計画情報PLfによる当日実施について開始の可否を作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている。さらに、当日作業計画管理部30は、作業担当端末装置10Xから作業対象となる機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfに対し回線状態を確認するよう要求する指令を受け取ると、この指令を回線状態確認部34に送出するようになっている。また、当日作業計画管理部30は、作業担当端末装置10Xから作業対象となる機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfについて閉塞(停止)または閉塞解除(停止解除)を要求する指令を受け取ると、この指令を閉塞・閉塞解除制御部35に送出するようになっている。
当日承認処理部31は、当日作業計画管理部30から最終的な登録済み停止計画情報PLfと作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynの特定情報とを受け取ると、この特定情報に基づき、特定された作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynに、最終的な登録済み停止計画情報PLfに基づいて、作業当日の作業対象とすべき機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfの情報Cdfと停止日時の情報Idtを送信し、当該作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynが当日の停止作業実施を承認するか否かの当日承認要求を行うとともに、これら作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynから承認の諾否の情報Afy/nを受け取ると、この当日作業諾否情報Afy/nを当日作業計画管理部30に出力するようになっている。当日作業計画管理部30は、当日承認処理部31から当日の停止作業について諾否の判別結果Afy/nを受け取ると、この判別結果Afy/nに基づいて登録された停止計画情報PLfによる当日作業実施の可否を決定するとともに、当日停止作業開始の可否の決定を作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている。当日停止作業の開始が可の場合、作業担当端末装置10Xを通じて、実作業が開始される。当日停止作業の開始が不可の場合、一連の停止作業の処理は終了し登録された停止計画情報PLfはキャンセルされ、作業担当のオペレータは、改めて後日の作業計画を練り直す。
回線状態確認部34は、作業担当端末装置10Xから当日作業計画管理部30を通じて、回線状態を確認するよう要求する指令を受け取ると、この指令に基づいて制御コマンド生成部33に回線状態情報要求コマンド生成とそのコマンド投入の要求を指令するようになっている。制御コマンド生成部33は、回線状態確認部34からの指令に基づき、制御コマンドを生成する文法が格納された制御コマンド文法データベース32により回線状態情報要求コマンドを生成し、作業対象の機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfに対し、回線状態の確認を要求する情報を送出するようになっている。回線状態確認部34は、作業対象の機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfが回線状態確認要求に応え、回線状態の情報をセンターサーバ11に送ってくると、この回線状態の情報を受け取り、作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている。
閉塞・閉塞解除制御部35は、作業担当端末装置10Xから当日作業計画管理部30を通じて、作業対象の機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfについて閉塞を要求する指令を受け取ると、この指令に基づいて制御コマンド生成部33に閉塞要求コマンドを生成するように指令する。制御コマンド生成部33は、閉塞・閉塞解除制御部35からの指令に基づき、制御コマンド文法データベース32により閉塞要求コマンドを生成し、作業対象の機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfに対し、閉塞を要求する情報を送出するようになっている。閉塞・閉塞解除制御部35は、閉塞要求を受けた作業対象の機器または機器のポート部Cdfから閉塞実行の結果が送信されてくると、その実行結果を作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている。また、閉塞・閉塞解除制御部35は、作業担当端末装置10Xから当日作業計画管理部31を通じて、閉塞中の機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfについて閉塞解除を要求する指令を受け取ると、この指令に基づいて制御コマンド生成部33に閉塞解除要求コマンドを生成するよう指令するようになっている。制御コマンド生成部33は、閉塞・閉塞解除制御部35からの指令に基づき、制御コマンド文法データベース32により閉塞解除要求コマンドを生成し、閉塞中の機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfに対し、閉塞解除を要求する情報を送出するようになっている。閉塞・閉塞解除制御部35は、閉塞解除要求を受けた閉塞中の機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfから閉塞解除実行の結果が送信されてくると、その実行結果を作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている。以下、閉塞対象(停止対象)となるのは、機器(IP機器)Imc−CdfまたはIP機器のポート部p00n−Cdfのうち少なくともいずれか一方であればよい。
次に、本発明に係るネットワークの作業管理方法について、上記実施例に係るネットワークの作業管理システムの作用に基づいて説明する。
まず、当日作業前に、作業担当者は作業担当端末装置10Xを通じて、仮の予定停止計画情報PLをセンターサーバ11に送信し、閉塞予定候補の絞り込みを行う。
すなわち、図2および図3に示すように、ネットワークの回線について将来の停止作業を予定している作業担当者は、自らの保守担当域を所管する端末装置、すなわち、作業担当端末装置10Xを通じて、事前に仮の予定停止計画情報PLをセンターサーバ11に送信すると(図2のA−1参照)、この予定停止計画情報PLはセンターサーバ11の作業計画管理部21に入力される。次に、作業計画管理部21が、この予定停止計画情報PLのうち停止予定設備の情報Imcを物理網・論理網・局内構成図描画部24に送出すると(図2のA−2参照)、物理網・論理網・局内構成図描画部24は、入力された停止予定設備の情報Imcに基づいて、構成管理データベース22から物理回線構成情報Phと装置構成情報Apと論理回線構成情報Lgとを抽出する(図2のA−3参照)。そして、物理網・論理網・局内構成図描画部24は、これら抽出された物理回線構成情報Ph、装置構成情報Apおよび論理回線構成情報Lgとに基づいて網構成図や装置構成図などの構成図を描画処理して作業担当端末装置10Xに表示させる。また、物理網・論理網・局内構成図描画部24は作業計画管理部21から受け取った停止予定設備の情報Imcを閉塞対象候補抽出部25に送出する(図2のA−4参照)。閉塞対象候補抽出部25は、物理網・論理網・局内構成図描画部24から受け取った停止予定設備の情報Imcに基づいて、停止予定設備Imc(例えば、図4に示すルータ装置「A」)の回線に関連する機器とそのポート部の候補を抽出し、抽出された停止予定設備Imcの回線に関連する機器(例えば、図4に示すルータ装置「C」、「B」、「I」)とそのポート部(例えば、図4に示す「C:p002」、「A:p001」、「B:p003」、「A:p002」、「I:p001」、「A:p003」で、「機器:p00n」(nは自然数)で表す。)の候補情報Cdを物理網・論理網・局内構成図描画部24に出力する(図2のA−5、図5および図6参照)。物理網・論理網・局内構成図描画部24は、閉塞対象候補抽出部25から受け取った抽出された閉塞予定の機器とそのポート部の候補情報Cdに基づいて、作業担当端末装置10Xに表示させ描画処理されている構成図にこれら候補情報Cdを反映させる(図2のA−6参照)。
次に、作業担当端末装置10Xのオペレータにより閉塞予定候補のうち停止作業対象とすべき通信設備を選択し、選択された候補情報Cdfに基づいて、その候補の属する保守担当域の作業対象設備担当端末装置10Ynを特定し、特定された作業対象設備担当端末装置10Ynに停止作業の承認を求める。
すなわち、作業担当端末装置10Xでは、閉塞予定の候補情報Cdが反映された物理網構成図、論理網構成図および局内構成図が表示されると、オペレータは、閉塞作業の対応を調整し、この候補の中から閉塞作業の対象とすべき機器Imc−Cdf(例えば、図4に示すルータ装置「A」と「C」)とそのポート部p00n−Cdf(例えば、図4に示すルータ装置「C」のポート部p002「C:p002」とルータ装置「A」のポート部p001「A:p001」)を選択する。オペレータが閉塞作業の対象とすべき機器Imc−Cdfのポート部p00n−Cdfを選択すると、これら選択された閉塞作業の対象とすべき機器Imc−Cdfとそのポート部p00n−Cdfの情報Cdfは作業対象設備決定部26に送信される(図2のA−7参照)。作業対象設備決定部26は、作業担当端末装置10Xから作業対象設備として選択された機器Imc−Cdfとそのポート部p00n−Cdfの情報Cdfを受け取ると、受け取った停止予定設備の情報Cdfを作業対象設備として仮決定し、この作業対象設備情報Cdfを作業対象設備担当端末装置抽出部27に出力する(図2のA−8参照)。作業対象設備担当端末装置抽出部27は、作業対象設備決定部26から作業対象設備情報Cdfを受け取ると、この作業対象設備情報Cdfに基づき、構成管理データベース22からこの停止作業対象設備Cdfが属する保守担当域を所管する端末装置10Y1、10Y2・・・10Ynを抽出し、抽出された作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynを特定する特定情報を承認処理部28に出力する。承認処理部28は、受け取った作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynの特定情報に基づき、特定された作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynに、それぞれ対応する保守担当域に属する選択された停止作業の対象とすべき機器Imc−Cdfとそのポート部p00n−Cdfの情報Cdfと停止日時の情報Idtを送信し、該当する作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynが停止作業の実施を承認するか否かの承認要求を行う(図2のA−9参照)。
次に、特定された作業対象設備担当端末装置10Ynから受け取った停止作業の諾否情報Ay/nを、作業担当端末装置10Xに知らせ、作業当日前までに最終的な停止計画情報PLfを登録する。
作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynは、承認処理部28から停止作業承認の諾否を求められると、これら該当する作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynのオペレータは、自らが管理する通信設備について、停止作業の実施を承認するかどうか、内容を確認して閉塞作業の対応を調整し、承認の諾否情報Ay/nを承認処理部28に送信する(図2のA−10参照)。承認処理部28は該当する作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynのすべてから承認の諾否情報Ay/nを受け取ると、これら諾否情報Ay/nを作業計画管理部21に出力する(図2のA−11参照)。作業計画管理部21は、諾否情報Ay/nを受け取ると、この諾否情報Ay/nに基づいて予定された停止作業実施の可否を決定するとともに、停止作業実施の可否の決定の情報(実施可:Ay、実施不可:An)を作業担当端末装置10Xに送信して表示させる。
すなわち、作業計画管理部21は、承認処理部28からの判別結果Ay/nに基づいて予定された停止作業の実施を決定すると、この停止作業を最終的な停止計画情報PLfとして停止のエントリーを最終的に決定する。つまり、作業計画管理部21は、この予定停止計画情報PLについて所定の時間で締め切り処理を行ってその作業計画を決定する処理を行い、停止のエントリーが決定された最終的な停止計画情報PLf(停止日時の情報Idtと停止予定設備の情報Imc−Cdfとそのポート部p00n−Cdfの情報Cdf)を作業計画データベース23に格納させて登録する(図2のA−12、図3の作業当日前工程Iおよび図7参照)。逆に、作業計画管理部21が、承認処理部28からの判別結果Ay/nに基づいて予定された停止作業PLの不実施を決定すると、その不実施の結果Anを作業担当端末装置10Xに送信して表示させるとともに、一連の処理を終了し停止作業計画PLはキャンセルされる。作業担当端末装置10Xは不実施の結果Anが送られてくると、停止作業PLについての作業計画を破棄し、作業担当のオペレータは改めて作業計画を練り直す。以上の工程(A−1〜A−12)は、作業当日前までに行われる。作業当日前までに予め該当する作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynすべてから承認を受けた最終的な停止計画情報PLfが登録されると、作業当日を待つ。なお、最終的な停止計画情報PLfの登録は、作業担当者自らの保守担当域(自支社の担当域、本実施例の場合、作業担当端末装置10Xが所管する保守担当域)に属する通信設備12であろうと、他の保守担当域(他支社の担当域、本実施例の場合、作業対象設備担当端末装置10Ynが所管する保守担当域)に属する通信設備12であろうと関係なく行われる。すなわち、承認処理部28による停止作業承認要求は、停止作業対象に作業担当端末装置10Xが所管する保守担当域に属する通信設備12が含まれている場合、作業担当端末装置10Xにも停止作業承認要求が行われる。
作業当日は、作業開始の所定時間前に、すでに特定されている作業対象設備担当端末装置10Ynに当日の停止作業の承認を再度求め、承認を得る。
作業当日、当日作業計画管理部30は、作業開始の所定時間前(本実施例では、作業開始のt1分以上前)に、最終的な停止計画情報PLfが登録されてから作業当日までの間に、停止作業に対する状況の変化があったかどうかの確認を行う。すなわち、当日作業計画管理部30は、作業開始のt1分前になると、作業計画データベース23から最終的な登録済み停止計画情報PLfを取り出し(図2のB−1、図3の作業当日の作業開始前工程II参照)、作業計画データベース23より得た停止日時の情報Idtと停止予定設備の情報Imc−Cdfとその閉塞対象ポート部p00n−Cdfの情報Cdfと、当日の停止作業の通信設備を管理する作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynを特定する特定情報とを当日承認処理部31に送出する。当日承認処理部31は、受け取った各情報に基づき、特定された作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynに、作業当日の作業対象とすべき機器とポート部の情報Cdfと停止日時の情報Idtを送信し、当該作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynが当日の停止作業実施を承認するか否かの当日承認要求を行う(図2のB−2参照)。作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynは、当日承認処理部31から当日の停止作業承認の諾否を求める情報が送られてきて、該当するその当日停止作業承認の諾否を求める情報を表示すると、これら該当する作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynのオペレータが、自らが所管する通信設備について、当日停止作業を承認するかどうか、内容を確認し、承認の諾否情報Afy/nを当日承認処理部31に送信する。そして、当日承認処理部31は、これら該当する作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynすべてから承認の諾否情報Afy/nを受け取ると(図2のB−3参照)、この当日作業諾否情報Afy/nを当日作業計画管理部30に出力する(図2のB−4参照)。当日作業計画管理部30は、当日承認処理部31から当日作業諾否情報Afy/nを受け取ると、この諾否の判別結果Afy/nに基づいて登録された停止作業計画PLfによる当日作業実施または当日作業不実施を決定するとともに、当日停止作業実施の可否の決定(当日停止作業実施可:Afy、当日停止作業実施不可:Afn)を作業担当端末装置10Xに送信して表示させる。
すなわち、当日作業計画管理部30は、当日承認処理部31からの判別結果Afy/nに基づいて登録された停止計画情報PLfによる当日実施を決定すると、この停止計画情報PLfについて当日作業が開始可能である旨の通知Afyを作業担当端末装置10Xに送信して表示させる(図2のB−5参照)。他方、当日作業計画管理部30は、当日承認処理部31からの判別結果Afy/nに基づいて最終的な停止計画情報PLfによる当日不実施を決定すると、その当日不実施の結果Afnを作業担当端末装置10Xに送信して表示させるとともに、一連の処理を終了し登録された停止計画情報PLfをキャンセルする。作業担当端末装置10Xは当日不実施の結果Afnが送られてくると、予定された停止計画情報PLfによる作業計画を破棄し、作業担当のオペレータは新たに作業計画を練り直す。
作業対象設備担当端末装置10Ynから当日の停止作業実施の承認を得れば、回線状態を確認して閉塞制御を実行し、さらに、その閉塞制御実行後の回線状態を確認し、異常がなければ実作業を開始する。
作業担当端末装置10Xのオペレータは、当日作業計画管理部30から停止計画情報PLfによる当日作業実施が開始可能である旨の通知Afyを受け取ると、サーバ11に予定時刻をもって作業を開始する旨の通知を送信する(図2のC−1参照)。また、作業担当端末装置10Xのオペレータは、サーバ11に作業を開始する旨の通知を送信すると、次に、サーバ11に回線状態の確認を求める(図2のC−2および図3の作業当日の回線状態確認および閉塞作業工程III参照)。
当日作業計画管理部30は、作業担当端末装置10Xから回線状態の確認要求を受け取ると、回線状態確認部34に回線状態の確認が必要な機器とそのポート部の情報Cdf(停止予定設備の情報Imc−Cdfとそのポート部p00n−Cdfの情報Cdf)を送出する(図2のC−3参照)。回線状態確認部34は、この情報Cdfを受け取ると、この情報Cdfに基づいて、制御コマンド生成部33に回線状態確認用のコマンドの生成要求とそのコマンド投入の要求を行う(図2のC−4参照)。制御コマンド生成部33は、回線状態確認用のコマンドの生成要求とそのコマンド投入の要求とを受け取ると、制御コマンド文法データベース32の情報に基づいて、回線状態確認コマンドを生成し、この回線状態確認コマンドを対象となる機器Imc−Cdfとポート部p00n−Cdfに通信制御部20を介して投入する(図2のC−5参照)。
通信設備12のうち、対象となる機器Imc−Cdfとポート部p00n−Cdfに回線状態確認コマンドが投入されると、対象となる機器Imc−Cdfとポート部p00n−Cdf、すなわち、作業対象となる通信設備12は、回線状態を確認し、回線状態確認コマンドの投入結果Rcnf1をサーバ11に送信する(図2のC−6参照)。回線状態確認部34は、作業対象となる通信設備12から回線状態を確認する回線状態結果Rcnf1を受け取ると、この回線状態結果Rcnf1を作業担当端末装置10Xに送信して表示させる(図2のC−7参照)。作業担当端末装置10Xのオペレータは、表示された作業対象となる通信設備12の回線状態結果Rcnf1から回線状態が確認された通信設備12について、サーバ11に閉塞制御実行の要求を行う(図2のC−8参照)。閉塞制御実行の要求は、作業対象となる通信設備12が作業担当者自らの保守担当域(自支社の担当域)に属する通信設備12であろうと、他の保守担当域(他支社の担当域)に属する通信設備12であろうと関係なく行われる。
当日作業計画管理部30は、作業担当端末装置10Xから閉塞制御実行の要求が送られてくると、閉塞・閉塞解除制御部35に閉塞制御を実行する対象となる機器とそのポート部の情報Cdfを送出する(図2のC−9参照)。閉塞・閉塞解除制御部35は、当日作業計画管理部30から閉塞制御の対象となる機器とそのポート部の情報Cdfを受け取ると、この情報Cdfに基づいて、制御コマンド生成部33に閉塞制御用のコマンドの生成要求とそのコマンド投入の要求を行う(図2のC−10参照)。制御コマンド生成部33は、閉塞制御用のコマンドの生成要求とそのコマンド投入の要求とを受け取ると、制御コマンド文法データベース32の情報に基づいて、閉塞制御コマンドを生成し、この閉塞制御コマンドを対象となる機器Imc−Cdfとポート部p00n−Cdfとに通信制御部20を介して投入する(図2のC−11参照)。対象となる機器Imc−Cdfとポート部p00n−Cdfとに閉塞制御コマンドが投入されると、対象となる機器Imc−Cdfとポート部p00n−Cdfは、閉塞され、閉塞制御コマンドの投入結果Rcnf2をサーバ11に送信する(図2のC−12参照)。閉塞・閉塞解除制御部35は、作業対象となる通信設備12から閉塞制御を確認する閉塞制御コマンドの投入結果Rcnf2を受け取ると、この閉塞制御コマンドの投入結果Rcnf2を作業担当端末装置10Xに送信して表示させる(図2のC−13参照)。作業担当端末装置10Xのオペレータは、表示された作業対象となる通信設備12の閉塞制御コマンドの投入結果Rcnf2から閉塞制御が実行されたかどうか確認する。
次に、作業担当端末装置10Xのオペレータは、表示された閉塞制御コマンドの投入結果Rcnf2から閉塞制御が実行されたかどうか確認すると、再度、閉塞実行後の回線状態を確認する。つまり、作業担当端末装置10Xのオペレータは、閉塞制御実行の確認後、サーバ11に回線状態の確認を求め(図2のC−14参照)、サーバ11の当日作業計画管理部30は、回線状態の確認要求を受け取ると、回線状態確認部34に閉塞制御実行後の、回線状態の確認が必要な機器とポート部の情報Cdf−off(閉塞制御実行後の設備の情報Imc−Cdf−offとポート部p00n−Cdf−offの情報Cdf−off)を送出し(図2のC−15参照)、回線状態確認部34は、回線状態の確認が必要な機器とポート部の情報Cdf−offを受け取ると、この情報Cdf−offに基づいて、制御コマンド生成部33に回線状態確認用のコマンドの生成要求とそのコマンド投入の要求を行う(図2のC−16参照)。制御コマンド生成部33は、回線状態確認部34から回線状態確認用のコマンドの生成要求とそのコマンド投入の要求とを受け取ると、制御コマンド文法データベース32の情報に基づいて、回線状態確認コマンドを生成し、この回線状態確認コマンドを対象となる機器Imc−Cdf−offとポート部p00n−Cdf−offに通信制御部20を介して投入し(図2のC−17参照)、対象となる機器Imc−Cdf−offとポート部p00n−Cdf−offとに回線状態確認コマンドが投入されると、対象となる機器Imc−Cdf−offとポート部p00n−Cdf−offは、回線状態を確認し、回線状態確認コマンドの投入結果Rcnf3をサーバ11に送信する(図2のC−18参照)。回線状態確認部34は、閉塞制御された通信設備12から回線状態を確認する回線状態結果Rcnf3を受け取ると、この回線状態結果Rcnf3を作業担当端末装置10Xに送信して表示させる(図2のC−19参照)。こうして、作業担当のオペレータは、作業担当端末装置10Xを通じて、閉塞制御実行後の回線状態を確認することができ、異常がなければ、工事作業者に実作業の許可を与える。工事作業者は作業担当のオペレータの許可により実作業を開始する。
次に、作業担当端末装置10Xのオペレータは、実作業終了前に、作業対象設備担当端末装置10Ynに閉塞解除の事前承認を求め、実作業終了後、閉塞解除を行い、回線の復旧を確認し、停止作業を終了する。
まず、作業担当端末装置10Xのオペレータは、実作業終了の所定時間前(本実施例では、実作業終了予定t1分前)に、作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynに対し閉塞中のポート部p00n−Cdf−offについて閉塞解除の事前承認を求める。つまり、上述した図2のB−2〜B−5の工程を繰り返して閉塞解除承認の諾否を求める。実作業終了予定のt1分前、作業担当のオペレータは、作業担当端末装置10Xを通じて、サーバ11に閉塞解除承認の依頼を行う(図3の作業当日の実作業中から実作業終了工程IV参照)。当日作業計画管理部30は、作業担当端末装置10Xから閉塞解除承認の諾否請求の依頼を受けると、作業計画データベース23から閉塞対象であって実作業中に閉塞制御された状態の機器Imc−Cdf−offとポート部p00n−Cdf−offとの情報Cdf−offを抽出して、当日承認処理部31に送出し、当日承認処理部31は、実作業中で、閉塞制御状態の通信設備を管理する作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynを特定し、この特定情報に基づき、特定された作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynに、実作業中、閉塞制御状態の機器Imc−Cdf−offと閉塞制御状態のポート部p00n−Cdf−offとの情報Cdf−offと停止日時の情報Idt(実作業終了予定時間)を送信し、当該作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynが閉塞解除を承認するか否かの閉塞解除承認要求を行う(図2のB−2参照)。作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynは、当日承認処理部31から閉塞解除承認の諾否を求める情報が送られてきて、該当するその閉塞解除承認の諾否を求める情報を表示すると、これら該当する作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynのオペレータが、自らが所管する通信設備について、閉塞解除を承認するかどうか、内容を確認し、承認の諾否情報Afy/nを当日承認処理部31に送信する。そして、当日承認処理部31は、これら作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynから承認の諾否の情報Afy/nを受け取ると(図2のB−3参照)、この当日作業諾否情報Afy/nを当日作業計画管理部30に出力し(図2のB−4参照)、当日作業計画管理部30は、当日承認処理部31から閉塞解除諾否情報Afy/nを受け取ると、この諾否の判別結果Afy/nに基づいて閉塞解除承認または不承認を決定するとともに、閉塞解除の承認または不承認の決定Afy、Afnを作業担当端末装置10Xに送信して表示させる(図2のB−5参照)。不承認の決定Afnの場合、承認が得られるまでB−2〜B−5の工程を繰り返す。
作業担当端末装置10Xのオペレータは、当日作業計画管理部30から実作業中で、閉塞制御状態の機器Imc−Cdf−offとそのポート部p00n−Cdf−offを管理する作業対象設備担当端末装置10Y1〜10Ynすべてから承認を得た旨の通知を受け取ると、実作業終了確認後、上述した図2のC−2〜C−19の工程を繰り返して、閉塞制御状態のポート部p00n−Cdf−offに対し、回線状態確認の指令、回線状態確認後閉塞解除の指令、閉塞解除後回線状態確認の指令を順に送り、閉塞解除後回線状態を確認すると、回線復旧と見なし、作業終了通知をサーバ11の作業計画管理部21に送信し、登録された停止計画情報PLfによる実作業完了を伝える。作業計画管理部21は、作業計画データベース23に作業完了を登録して全作業を終了する。
閉塞制御状態の通信設備Imc−Cdf−offと閉塞制御状態のポート部p00n−Cdf−offの閉塞解除は、閉塞制御と同様の手順で行われる。すなわち、作業担当端末装置10Xのオペレータは、サーバ11に回線状態の確認を求め(図2のC−2および図3の作業当日の実作業中から実作業終了工程IV参照)、回線状態結果Rcnf1を得ると(図2のC−7参照)、作業担当端末装置10Xのオペレータは、表示された閉塞解除の対象となる通信設備12の回線状態結果Rcnf1から回線状態が確認された通信設備12について、サーバ11に閉塞解除制御実行の要求を行う(図2のC−8参照)。当日作業計画管理部30は、閉塞解除制御実行の要求が送られてくると、閉塞・閉塞解除制御部35に閉塞解除制御を実行する対象となる機器とポート部の情報Cdf−offを送出し(図2のC−9参照)、閉塞・閉塞解除制御部35は、この情報Cdf−offを受け取ると、この情報Cdf−offに基づいて、制御コマンド生成部33に閉塞解除制御用のコマンドの生成要求とそのコマンド投入の要求を行い(図2のC−10参照)、制御コマンド生成部33は、これらの要求を受け取ると、制御コマンド文法データベース32の情報に基づいて、閉塞解除制御コマンドを生成し、この閉塞解除制御コマンドを対象となる機器Imc−Cdf−offとポート部p00n−Cdf−offに投入する(図2のC−11参照)。対象となる機器Imc−Cdf−offとポート部p00n−Cdf−offに閉塞解除制御コマンドが投入されると、機器Imc−Cdf−offとそのポート部p00n−Cdf−offは閉塞解除され、閉塞解除制御コマンドの投入結果Rcnf2をサーバ11に送信する(図2のC−12参照)。閉塞・閉塞解除制御部35は、閉塞解除制御コマンドの投入結果Rcnf2を受け取ると、この投入結果Rcnf2を作業担当端末装置10Xに送信して表示させ(図2のC−13参照)、作業担当端末装置10Xのオペレータは、表示された作業対象となる通信設備12の閉塞解除制御コマンドの投入結果Rcnf2から閉塞解除制御が実行されたかどうか確認する。
次に、作業担当端末装置10Xのオペレータは、表示された閉塞解除制御コマンドの投入結果Rcnf2から閉塞制御が実行されたかどうか確認すると、再度、閉塞解除実行後の回線状態を確認する。こうして、作業担当端末装置10Xのオペレータは、回線状態を確認する回線状態結果Rcnf3を受け取ると、閉塞解除制御実行後の回線状態を確認することができ、異常がなければ、工事作業者に回線の復旧と実作業完了を知らせる。
このように、上記実施例に係るネットワークの作業管理方法では、人手を介さず停止対象とすべき通信設備の候補が表示されるので、検討する時間を短縮することができ、停止対象とすべき通信設備を決定する作業が迅速化される。また、自らの保守担当域と異なる他の保守担当域で停止作業を行う際、停止作業承認の依頼と承認の通知との遣り取りをセンターサーバと端末装置とを通じて行うので、作業者側と停止作業対象設備を有する被作業者側との間の調整が自動化される。
次に、本発明の第2の実施例に係るネットワークの作業管理システムについて説明する。本実施例に係るネットワークの作業管理システムは、前記第1の実施例に係るネットワークの作業管理システムでは、作業担当端末装置10Xのオペレータが、サーバ11に作業を開始する旨の通知を送信すると(図2のC−1参照)、サーバ11に回線状態の確認を求め(図2のC−2、C−14および図3の作業当日の回線状態確認および閉塞作業工程III参照)、サーバ11は、回線状態確認部34と制御コマンド生成部33とを通じて通信設備12から回線状態を確認する回線状態結果Rcnf1(Rcnf3)を受け取ると、この回線状態結果Rcnf1(Rcnf3)を作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっているのに対し(図2のC−7、C−19参照)、本発明の第2の実施例に係るネットワークの作業管理システムでは、作業担当端末装置10Xのオペレータが、サーバ(センターサーバ)111に作業を開始する旨の通知S−prを送信すると、サーバ111は、作業計画データベース23からのデータに基づいて作業対象の通信設備112にネットワークの運用状態、すなわち、通信設備の設備運用状態、回線状態等の情報を応答するよう求め、作業対象の通信設備112から得られた情報に基づいてシステム停止の可能性を判定し、判定結果を作業開始の通知S−prを送ってきた作業担当端末装置10Xに送信して表示させるとともに、判定結果を入手した作業担当端末装置10Xのオペレータがサーバ111に設備の状態や回線の状態の確認を求めると、サーバ111はそれら設備の運用状態や回線状態の情報I−ap、I−cbを送信して表示させるようにした点が異なっている。係る構成とすることにより、判定結果に基づいて通信設備停止実行の前後のタイミングで、あるいは、通信設備停止解除実行の前後のタイミングで、リアルタイムでネットワークの健全性を監視することができ、健全性を確認した上で実作業にとりかかることができるようになっている。なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
すなわち、第1の実施例に係るネットワークの作業管理システムでは、図1および図2に示すように、センターサーバ11は運用管理系システム部11Aと監視制御系システム部11Bとを備え、監視制御系システム部11Bが、作業計画データベース23と、当日作業計画管理部30と、当日承認処理部31と、制御コマンド文法データベース32と、制御コマンド生成部33と、回線状態確認部34と、閉塞・閉塞解除制御部35とを備えて構成されるのに対し、第2の実施例に係るサーバ111は、図10および図11に示すように、運用管理系システム部11Aと監視制御系システム部111Bとを備えて構成される点が異なっている。第2の実施例に係るネットワークの作業管理システムの監視制御系システム部111Bは、作業計画データベース(データベース)23と、当日作業計画管理部(当日作業計画管理手段)130と、制御コマンド文法データベース(制御コマンド生成手段)132と、制御コマンド生成部(制御コマンド生成手段)133と、閉塞・閉塞解除制御部(停止・停止解除制御手段)135と、設備運用状態管理部(設備運用状態管理手段)140と、設備運用状態管理データベース141と、回線状態管理部(回線状態管理手段)142と、回線状態管理データベース143と、システム停止管理部(システム停止管理手段)144と、システム停止判定部(システム停止判定手段)145と、設備設定管理部(設備設定管理手段)146と、経路確認部(経路確認手段)147とを備えて構成される。通信設備112は、インターネットプロトコルを有し、サーバ111からの指令に基づいて、通信設備112の状態の情報をサーバ111に送信する通信設備状態情報送信部(通信設備状態情報送信手段)112Aを備えている。
当日作業計画管理部130は、第1の実施例の当日作業計画管理部30の構成に加え、作業担当端末装置10Xから、停止作業の当日、最終的な登録済み停止計画情報PLf(Idt,Imc)に基づいて、当該停止作業開始の所定時間t2(t2は例えば、30分、60分等)前に作業開始の通知S−prを受け取ると(図11のD−1参照)、作業計画データベース23から登録された停止計画情報PLfを取り出し、作業開始の通知情報S−prとこの停止計画情報PLfを、システム停止管理部144に出力するようになっている(図11のD−2参照)。また、当日作業計画管理部130は、作業担当端末装置10Xから設備運用状態の情報(通信設備の状態の情報)を要求する照会要求RQ1を受け取ると(図11のD−5参照)、その照会要求RQ1を停止計画情報PLfとともに設備運用状態管理部140に送出するようになっている(図11のD−6参照)。さらに当日作業計画管理部130は、作業担当端末装置10Xから回線状態の情報(通信設備の状態の情報)を要求する照会要求RQ2を受け取ると(図11のD−11参照)、その照会要求RQ2を停止計画情報PLfとともに回線状態管理部142に送出するようになっている(図11のD−12参照)。また、当日作業計画管理部130は、作業担当端末装置10Xから作業対象となる機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfについて閉塞(停止)または閉塞解除(停止解除)を要求する指令RQ3、RQ4を受け取ると(図11のD−27参照)、この指令RQ3、RQ4を閉塞・閉塞解除制御部135に送出するようになっている(図11のD−28参照)。さらに、当日作業計画管理部130は、作業担当端末装置10Xからシステム停止判定の照会要求RQ7を受け取ると(図11のE−1参照)、作業計画データベース23から取り出された停止計画情報PLfを取り出し、システム停止判定要求の照会要求情報RQ7とをシステム停止管理部144に出力するようになっている(図11のE−2参照)。
制御コマンド生成部133は、当日作業計画管理部130から設備運用状態管理部140を通じて設備運用状態の情報を要求する照会要求RQ1が送られてくると(図11のD−7参照)、制御コマンドを生成する文法が格納された制御コマンド文法データベース132により設備運用状態の情報を要求する通信設備状態情報要求コマンドを生成し、この通信設備状態情報要求コマンドを該当する通信設備112に投入するようになっている(図11のD−8参照)。また、制御コマンド生成部133は、当日作業計画管理部130から回線状態管理部142を通じて回線状態の情報を要求する照会要求RQ2が送られてくると(図11のD−13参照)、制御コマンド文法データベース132により回線状態の情報を要求する回線状態情報要求コマンドを生成し、この回線状態情報要求コマンドを該当する通信設備112に投入するようになっている(図11のD−14参照)。さらに、制御コマンド生成部133は、作業担当端末装置10Xから設備設定管理部146を通じて作業対象の通信設備に関して設備の設定について照会要求RQ5を受け取ると(図11のD−18参照)、当該作業対象通信設備112に対して設備の設定状況を回答するよう求める設備設定状況情報要求コマンドを生成し、この設備設定状況情報要求コマンドを該当する通信設備112に投入するようになっている(図11のD−19参照)。また、制御コマンド生成部133は、作業担当端末装置10Xから経路確認部147を通じて作業対象設備を経由する始端設備情報と終端設備情報とに基づいて作業対象の通信設備に関して経路の照会要求RQ6を受け取ると(図11のD−23参照)、当該作業対象通信設備112に対して経路の状況を回答するよう求める経路情報要求コマンドを生成し、この経路情報要求コマンドを該当する通信設備112に投入するようになっている(図11のD−24参照)。さらに、制御コマンド生成部133は、閉塞・閉塞解除制御部135から作業対象通信設備112に対する閉塞要求の指令を受け取ると(図11のD−29参照)、当該作業対象通信設備112に対して閉塞制御のコマンドを生成し、この閉塞制御コマンドを該当する通信設備112に投入するようになっている(図11のD−30参照)。また、制御コマンド生成部133は、閉塞・閉塞解除制御部135から作業対象通信設備112に対する閉塞解除要求の指令を受け取ると(図11のD−29参照)、当該作業対象通信設備112に対して閉塞解除制御のコマンドを生成し、この閉塞解除制御コマンドを該当する通信設備112に投入するようになっている(図11のD−30参照)。
閉塞・閉塞解除制御部135は、作業担当端末装置10Xから当日作業計画管理部130を通じて作業対象となる機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfについて閉塞(停止)を要求する指令RQ3を受け取ると(図11のD−28参照)、この指令RQ3に基づいて制御コマンド生成部133に閉塞要求コマンドを生成するように指令するとともに(図11のD−29参照)、当日作業計画管理部130を通じて閉塞解除(停止解除)を要求する指令RQ4を受け取ると(図11のD−28参照)、この指令RQ4に基づいて制御コマンド生成部133に閉塞解除要求コマンドを生成するよう指令するようになっている(図11のD−29参照)。また、閉塞・閉塞解除制御部135は、作業対象の通信設備112が制御コマンド生成部133から閉塞制御コマンドを受け取り、閉塞制御コマンドの投入結果、すなわち、閉塞実行の結果Rcnf2−cをサーバ111に返信すると(図11のD−31参照)、この閉塞実行の結果を作業担当端末装置10Xに送信して表示させるとともに、設備運用状態管理データベース141と回線状態管理データベース143とに格納させるようになっている(図11のD−32参照)。さらに、閉塞・閉塞解除制御部135は、作業対象の通信設備112が制御コマンド生成部133から閉塞解除制御コマンドを受け取り、閉塞解除制御コマンドの投入結果、すなわち、閉塞解除実行の結果Rcnf2−rをサーバ111に返信すると(図11のD−31参照)、この閉塞解除実行の結果を作業担当端末装置10Xに送信して表示させるとともに、設備運用状態管理データベース141と回線状態管理データベース143とに格納させるようになっている(図11のD−32参照)。
設備運用状態管理部140は、作業担当端末装置10Xからの設備運用状態情報を要求する照会要求RQ1に基づいて当日作業計画管理部130を通じて作業計画データベース23から作業対象設備情報を受け取ると(図11のD−6参照)、制御コマンド生成部133に通信設備状態情報要求コマンドを生成するよう要求するようになっている(図11のD−7参照)。また、設備運用状態管理部140は、通信設備112が制御コマンド生成部133から受け取った通信設備状態情報要求コマンドに基づいて通信設備状態の情報I−apをサーバ111に送信すると、その通信設備状態の情報I−apを設備運用状態管理データベース141に書き込むとともに照会要求RQ1のあった作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている(図11のD−10参照)。
回線状態管理部142は、作業担当端末装置10Xからの回線状態情報を要求する照会要求RQ2に基づいて当日作業計画管理部130を通じて作業計画データベース23から作業対象回線情報を受け取ると(図11のD−12参照)、制御コマンド生成部133に回線状態情報要求コマンドを生成するよう要求するようになっている(図11のD−13参照)。また、回線状態管理部142は、通信設備112が制御コマンド生成部133から受け取った回線状態情報要求コマンドに基づいて回線状態の情報I−cbをサーバ111に送信すると、その回線状態の情報I−cbを回線状態管理データベース143に書き込むとともに照会要求RQ2のあった作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている(図11のD−16参照)。
ところで、第2の実施例に係るネットワークの作業管理システムでは、システム停止管理部144は、作業担当端末装置10Xから作業開始の通知情報S−prまたは照会要求RQ7を当日作業計画管理部130を通じて受け取ると、設備運用状態管理部140の設備運用状態管理データベース141と回線状態管理部142の回線状態管理データベース143とにそれぞれ設備運用状態の情報I−apと回線状態の情報I−cbとを要求し(図11のD−2、E−2参照)、設備運用状態管理データベース141と回線状態管理データベース143とからそれぞれ設備運用状態の情報I−apと回線状態の情報I−cbとを受け取ると、当日作業計画管理部130を通じて作業計画データベース23から取り出した登録済み停止計画情報PLfとこれら設備運用状態の情報I−apと回線状態の情報I−cbとをシステム停止判定部145に送出するようになっている(図11のD−3、E−3参照)。システム停止判定部145は、システム停止管理部144から停止計画情報PLfと設備運用状態の情報I−apと回線状態の情報I−cbとを受け取ると、これら停止計画情報PLfと設備運用状態の情報I−apと回線状態の情報I−cbとに基づいてネットワークのシステム停止判定を行い、その判定結果がシステム停止の可能性ありの判定結果SD−yの場合、このシステム停止の可能性ありの判定結果SD−yを作業開始通知S−prをサーバ111に送信してきた作業担当端末装置10Xに送信して音声で通報をおこなうとともに表示させるようになっている(図11のD−4参照)。システム停止判定部145は、ネットワークのシステム停止判定の結果がシステム停止の可能性なしの判定結果SD−nの場合も、この判定結果SD−nを当該作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている。
設備設定管理部146は、作業担当端末装置10Xから作業対象設備の設備設定状態の情報を要求する照会要求RQ5が送信されてくると(図11のD−17参照)、制御コマンド生成部133に設備設定状態の情報要求コマンドを生成するよう要求するようになっている(図11のD−18参照)。また、設備設定管理部146は、通信設備112が制御コマンド生成部133から受け取った設備設定状態情報要求コマンドに基づいて設備設定状態の情報I−setをサーバ111に送信すると(図11のD−20参照)、その通信設備状態の情報I−setを照会要求RQ5のあった作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている(図11のD−21参照)。経路確認部147は、作業担当端末装置10Xから作業対象通信設備に対して始端設備情報と終端設備情報とを特定して、経路の状態を照会するよう要求する照会要求RQ6が送信されてくると(図11のD−22参照)、制御コマンド生成部133に回線の経路状態情報要求コマンドを生成するよう要求するようになっている(図11のD−23参照)。また、経路確認部147は、通信設備112が制御コマンド生成部133から受け取った経路状態情報要求コマンドに基づいて経路状態の情報I−pathをサーバ111に送信すると(図11のD−25参照)、その経路状態の情報I−pathを照会要求RQ6のあった作業担当端末装置10Xに送信して表示させるようになっている(図11のD−26参照)。
通信設備112の通信設備状態情報送信部112Aは、制御コマンド生成部133から閉塞制御コマンドを受け取ると(図11のD−30参照)、閉塞を実行し、閉塞制御コマンドの投入結果、すなわち、閉塞実行の結果Rcnf2−cをサーバ111に送信するようになっている(図11のD−31参照)。また、通信設備状態情報送信部112Aは、制御コマンド生成部133から閉塞解除制御コマンドを受け取ると(図11のD−30参照)、閉塞の解除を実行し、閉塞解除制御コマンドの投入結果、すなわち、閉塞解除実行の結果Rcnf2−rをサーバ111に送信するようになっている(図11のD−31参照)。さらに、通信設備状態情報送信部112Aは、制御コマンド生成部133から通信設備状態情報要求コマンドを受け取ると(図11のD−8参照)、この通信設備状態情報要求コマンドに基づいて通信設備状態の情報I−apをサーバ111に送信するようになっている(図11のD−9参照)。また、通信設備状態情報送信部112Aは、制御コマンド生成部133から回線状態情報要求コマンドを受け取ると(図11のD−14参照)、この回線状態情報要求コマンドに基づいて回線状態の情報I−cbをサーバ111に送信するようになっている(図11のD−15参照)。さらに、通信設備状態情報送信部112Aは、制御コマンド生成部133から設備設定状況情報要求コマンドを受け取ると(図11のD−19参照)、この設備設定状況情報要求コマンドに基づいて設備の設定状態の情報I−setをサーバ111に送信するようになっている(図11のD−20参照)。また、通信設備状態情報送信部112Aは、制御コマンド生成部133から経路情報要求コマンドを受け取ると(図11のD−24参照)、この経路情報要求コマンドに基づいて経路状態の情報I−pathをサーバ111に送信するようになっている(図11のD−25参照)。
次に、本発明の第2の実施例に係るネットワークの作業管理方法について、上記第2の実施例に係るネットワークの作業管理システムの作用に基づいて説明する。
まず、当日作業前に、作業担当者が作業担当端末装置10Xを通じて、作業対象設備担当端末装置10Yから承認を受け登録された停止計画情報PLfについて、サーバ111に予定時刻をもって作業を開始する旨の通知S−prを所定時間t2前に送信すると(図11のD−1および図12の作業当日の作業開始前工程II参照)、サーバ111の当日作業計画管理部130は作業担当端末装置10Xからの通知S−prを受け取る。当日作業計画管理部130は通知S−prを受け取ると、作業計画データベース23から登録された停止計画情報PLfを取り出し、作業開始の通知情報S−prとこの停止計画情報PLfをシステム停止管理部144に送出する。システム停止管理部144は、当日作業計画管理部130から作業開始の情報S−prおよび停止計画情報PLfを、設備運用状態管理部140の設備運用状態管理データベース141から設備運用状態の情報I−apを、回線状態管理部142の回線状態管理データベース143から回線状態の情報I−cbをそれぞれ受け取ると(図11のD−2および図12の作業当日の通信設備状態確認および閉塞作業工程III参照)、これら停止計画情報PLfと設備運用状態の情報I−apと回線状態の情報I−cbとをシステム停止判定部145に送出する(図11のD−3参照)。システム停止判定部145は、これら停止計画情報PLfと設備運用状態の情報I−apと回線状態の情報I−cbとに基づいてネットワークのシステム停止判定を行い、その判定結果がシステム停止の可能性ありの判定結果SD−yの場合、このシステム停止の判定結果SD−yを作業開始通知S−prをサーバ111に送信してきた作業担当端末装置10Xに送信して音声通報するとともに表示させる(図11のD−4参照)。判定結果がシステム停止の可能性なしの判定結果SD−nの場合も、このシステム停止の判定結果SD−nを作業開始通知S−prをサーバ111に送信してきた作業担当端末装置10Xに送信して表示させる。
作業開始通知S−prをサーバ111に送信してこれから作業を開始しようとしている作業担当端末装置10Xのオペレータは、システム停止の可能性ありの判定結果SD−yを表示端末10Bで確認すると、システム停止の可能性がどういう理由によるものか、照会要求RQ1・RQ2、RQ5・RQ6を行い、作業対象の通信設備の設備運用状態、回線状態、設備の設定状態、始端設備−終端設備の指定に基づく経路状態を確認しつつ、停止計画情報PLfに基づく停止作業について、通信設備112に対し閉塞実行または閉塞解除実行を行うことができるようになっている。
すなわち、作業担当端末装置10Xのオペレータは、サーバ111からシステム停止の可能性ありの判定結果SD−yを受け取ると、設備運用状態情報を要求する照会要求RQ1をサーバ111に送信し、設備運用状態の確認を求める。サーバ111の当日作業計画管理部130は、作業担当端末装置10Xから照会要求RQ1を受け取ると(図11のD−5参照)、状態確認が必要な設備の情報を作業担当端末装置10Xに提供するため、作業計画データベース23から取り出した停止計画情報PLfを設備運用状態管理部140に送出する(図11のD−6参照)。設備運用状態管理部140は、停止計画情報PLfに基づいて制御コマンド生成部133に通信設備状態情報要求コマンドを生成して投入するよう要求し(図11のD−7参照)、制御コマンド生成部133は生成した通信設備状態情報要求コマンドを該当する通信設備112に投入する(図11のD−8参照)。通信設備112はサーバ111から通信設備状態情報要求コマンドを受け取ると、通信設備状態情報送信部112Aにより通信設備状態情報要求コマンドに基づいて通信設備状態の情報I−apをサーバ111に送信する。サーバ111が設備運用状態の情報I−apを受け取ると(図11のD−9参照)、設備運用状態管理部140は受け取った通信設備の状態の情報I−apを照会要求RQ1のあった作業担当端末装置10Xに送信して表示させるとともに設備運用状態管理データベース141に書き込む(図11のD−10参照)。このため、作業担当端末装置10Xには、通信設備状態の情報I−apが表示されるので、作業担当端末装置10Xのオペレータは、設備の運用状態からシステム停止の理由となる状況を把握し、ネットワークの健全性を確認して作業を開始することができる。
同様に、作業担当端末装置10Xにシステム停止の可能性ありの判定結果SD−yが表示されると、オペレータは、照会要求RQ2をサーバ111に送信し、回線状態の確認を求めることもできる。すなわち、作業担当端末装置10Xのオペレータは、回線状態情報を要求する照会要求RQ2をサーバ111に送信し、回線状態の確認を求める。サーバ111の当日作業計画管理部130は、作業担当端末装置10Xから照会要求RQ2を受け取ると(図11のD−11参照)、状態確認が必要な回線の情報を作業担当端末装置10Xに提供するため、作業計画データベース23から取り出した停止計画情報PLfを回線状態管理部142に送出する(図11のD−12参照)。回線状態管理部142は、停止計画情報PLfに基づいて制御コマンド生成部133に回線状態情報要求コマンドを生成して投入するよう要求し(図11のD−13参照)、制御コマンド生成部133は生成した回線状態情報要求コマンドを該当する通信設備112に投入する(図11のD−14参照)。通信設備112はサーバ111から回線状態情報要求コマンドを受け取ると、通信設備状態情報送信部112Aにより回線状態情報要求コマンドに基づいて回線状態の情報I−cbをサーバ111に送信する。サーバ111が回線状態の情報I−cbを受け取ると(図11のD−15参照)、回線状態管理部142は受け取った回線状態の情報I−cbを照会要求RQ2のあった作業担当端末装置10Xに送信して表示させるとともに回線状態管理データベース143に書き込む(図11のD−16参照)。このため、作業担当端末装置10Xには回線状態の情報I−cbが表示されるので、作業担当端末装置10Xのオペレータは、回線状態からシステム停止の理由となる状況を把握し、ネットワークの健全性を確認して作業を開始することができる。
設備運用状態管理部140の設備運用状態管理データベース141と回線状態管理部142の回線状態管理データベース143とにはそれぞれ、通信設備状態情報I−apと回線状態情報I−cbとが照会の度に格納されるので、システム停止管理部144は、登録された停止計画情報PLfに加えてリアルタイムで最新の情報を参照してシステム停止判定部145にシステムの停止判定を行わせることができ、システム停止判定の精度が向上する。
さらに、作業担当端末装置10Xのオペレータは、サーバ111から通信設備状態の情報I−apや回線状態の情報I−cbを受け取ると、これらの情報I−ap、I−cbに基づいて、より具体的に設備の設定状態や、作業対象設備を経由する始端設備と終端設備を抽出させて経路を確認することができるようになっている。設備の設定状態を確認する場合、作業担当端末装置10Xのオペレータは、画面端末10Bに表示された通信設備状態情報I−apや回線状態情報I−cbにより、ある設備について設定状態の確認を求める照会要求RQ5をサーバ111に送信すると(図11のD−17参照)、設備設定管理部146は、受け取った設備の情報に基づいて、制御コマンド生成部133に設備設定状態情報要求コマンドを生成するよう要求し(図11のD−18参照)、制御コマンド生成部133は生成した設備設定状態情報要求コマンドを該当する通信設備112に投入する(図11のD−19参照)。通信設備112はサーバ111から設備設定状態情報要求コマンドを受け取ると、通信設備状態情報送信部112Aにより設備設定状態情報要求コマンドに基づいて設備の設定状態の情報I−setをサーバ111に送信する。サーバ111が設定状態の情報I−setを受け取ると(図11のD−20参照)、設備設定管理部146は受け取った設備設定状態の情報I−setを照会要求RQ5のあった作業担当端末装置10Xに送信して表示させる(図11のD−21参照)。このため、作業担当端末装置10Xには設備の設定状態の情報I−setが表示されるので、作業担当端末装置10Xのオペレータは、設備の設定状態からシステム停止の理由となる状況(ネットワークの健全性)を把握することができ、それを確認して作業を開始することができる。
また、作業担当端末装置10Xのオペレータは、経路の状態を確認する場合、画面端末10Bに表示された通信設備状態情報I−apや回線状態情報I−cbにより、ある作業対象設備を経由する始端設備の情報と終端設備との情報を入力し、経路状態の確認を求める照会要求RQ6をサーバ111に送信すると(図11のD−22参照)、経路確認部147は、受け取った始端設備の情報と終端設備の情報とに基づいて、制御コマンド生成部133に経路状態情報要求コマンドを生成するよう要求し(図11のD−23参照)、制御コマンド生成部133は生成した経路状態情報要求コマンドを該当する通信設備112に投入する(図11のD−24参照)。通信設備112はサーバ111から経路状態情報要求コマンドを受け取ると、通信設備状態情報送信部112Aにより経路状態情報要求コマンドに基づいて経路の状態情報I−pathをサーバ111に送信する。サーバ111が経路の状態情報I−pathを受け取ると(図11のD−25参照)、経路確認部147は受け取った経路の状態情報I−pathを照会要求RQ6のあった作業担当端末装置10Xに送信して表示させる(図11のD−26参照)。このため、作業担当端末装置10Xには作業対象設備を経由する経路の状態情報I−pathが表示されるので、作業担当端末装置10Xのオペレータは、経路の状態からシステム停止の理由となる状況(ネットワークの健全性)を把握することができ、それを確認して作業を開始することができる。
さらに、作業担当端末装置10Xのオペレータは、表示された各種情報I−ap、I−cb、I−set、I−pathを確認し問題がなければ、作業対象となる機器Imc−Cdfまたはポート部p00n−Cdfについて閉塞制御の実行を要求する指令RQ3をサーバ111に送信する(図11のD−27参照)。当日作業計画管理部130は作業計画データベース23から停止計画情報PLfを取り出して必要な通信設備の情報を指令RQ3の情報とともに閉塞・閉塞解除制御部135に送出する(図11のD−28参照)。閉塞・閉塞解除制御部135は、閉塞対象となる機器Imc−Cdfのポート部p00n−Cdfについて制御コマンド生成部133に対して閉塞制御のコマンドを生成して投入するよう要求し(図11のD−29参照)、制御コマンド生成部133は受け取った通信設備の情報に基づいて生成した閉塞制御コマンドを該当する通信設備112に投入する(図11のD−30参照)。閉塞制御コマンドを受け取った通信設備112は、通信設備状態情報送信部112Aが、作業対象となる機器Imc−Cdfのポート部p00n−Cdfについて閉塞を実行し、閉塞制御コマンドの投入結果、すなわち、閉塞実行の結果Rcnf2−cをサーバ111に送信する(図11のD−31参照)。サーバ111は閉塞実行の結果Rcnf2−cを受け取ると、閉塞・閉塞解除制御部135がこの閉塞実行の結果Rcnf2−cを作業担当端末装置10Xに送信して表示させるとともに、設備運用状態管理データベース141と回線状態管理データベース143とに格納させる(図11のD−32参照)。
閉塞実行の結果Rcnf2−cが作業担当端末装置10Xに表示されると、次に、作業担当端末装置10Xのオペレータは、再び、照会要求RQ1、RQ2、RQ5、RQ6をサーバ111に送信し、上述と同様の過程(図11のD−5〜D−26参照)を経て閉塞実行後の通信設備状態情報I−apや回線状態情報I−cb、設備設定状態情報I−setや経路状態情報I−pathを確認する。通信設備閉塞実行後のこれら各種情報I−ap、I−cb、I−set、I−pathを確認し異常や問題がなければ、すなわち、実作業開始前に、閉塞実行のシミュレーションを行ってネットワークの健全性に問題がなければ、作業担当端末装置10Xのオペレータはサーバ111に対して作業開始を要求し、実作業を開始する(図12の工程IIIのSTART参照)。
実作業が終了する所定時間t1前になると、サーバ111は閉塞解除の承認を作業対象設備担当端末装置10Yから得る(第1の実施例における図3の作業当日の実作業中から実作業終了工程IVのB−1〜B−5参照、図12の作業当日の実作業中から実作業終了工程IV参照)。そして、作業担当端末装置10Xのオペレータは、実作業が終了すると(図12の工程IVのFINISH参照)、閉塞解除制御の実行を要求する指令RQ4をサーバ111に送信する(図11のD−27参照)。当日作業計画管理部130は作業計画データベース23から必要な通信設備の情報を指令RQ4の情報とともに閉塞・閉塞解除制御部135に送出する(図11のD−28参照)。閉塞・閉塞解除制御部135は、閉塞解除対象となる機器Imc−Cdfのポート部p00n−Cdfについて制御コマンド生成部133に対して閉塞解除制御のコマンドを生成して投入するよう要求し(図11のD−29参照)、制御コマンド生成部133は受け取った通信設備の情報に基づいて生成した閉塞解除制御コマンドを該当する通信設備112に投入する(図11のD−30参照)。閉塞解除制御コマンドを受け取った通信設備112は、通信設備状態情報送信部112Aが、作業対象となる機器Imc−Cdfのポート部p00n−Cdfについて閉塞解除を実行し、閉塞解除制御コマンドの投入結果、すなわち、閉塞実行の結果Rcnf2−rをサーバ111に送信する(図11のD−31参照)。サーバ111は閉塞解除実行の結果Rcnf2−rを受け取ると、閉塞・閉塞解除制御部135がこの閉塞解除実行の結果Rcnf2−rを作業担当端末装置10Xに送信して表示させるとともに、設備運用状態管理データベース141と回線状態管理データベース143とに格納させる(図11のD−32参照)。
作業担当端末装置10Xのオペレータは、サーバ111の閉塞・閉塞解除制御部135から受け取り画像端末10Bに表示された閉塞解除実行の結果Rcnf2−rを確認すると、その時点でのシステムの健全性を確認するため、サーバ111にシステム停止判定の照会要求RQ7を送信する(図11のE−1参照)。サーバ111の当日作業計画管理部130は作業担当端末装置10Xからの照会要求RQ7を受け取ると、作業計画データベース23から取り出された停止計画情報PLfと、システム停止判定要求の照会要求情報RQ7とをシステム停止管理部144に送出する。システム停止管理部144は当日作業計画管理部130より照会要求の情報を受け取ると、閉塞解除実行の結果Rcnf2−rがそれぞれ格納された設備運用状態管理データベース141から現時点での設備運用状態の情報I−apを、回線状態管理データベース143から現時点での回線状態の情報I−cbとをそれぞれ受け取ると(図11のE−2参照)、これら設備運用状態の情報I−apと回線状態の情報I−cbとをシステム停止判定部145に送出する(図11のE−3参照)。システム停止判定部145は、これら現時点での設備運用状態の情報I−apと回線状態の情報I−cbとに基づいてネットワークのシステム停止判定を行い、その判定結果がシステム停止の可能性ありの判定結果SD−yの場合、このシステム停止の判定結果SD−yを照会要求RQ7をサーバ111に送信してきた作業担当端末装置10Xに送信して音声通報するとともに表示させる(図11のE−4参照)。作業担当端末装置10Xは、システム停止の可能性ありの判定結果SD−yを受け取ると、照会要求RQ1〜RQ2、RQ5〜RQ6をサーバ111に送信し、通信設備状態の情報I−apや回線状態の情報I−cb、設備の設定状態の情報I−setや作業対象設備を経由する経路の状態情報I−pathを入手することができ(図11のD−5〜D−26参照)、作業担当端末装置10Xのオペレータは、設備の設定状態からシステム停止の理由となる状況(ネットワークの健全性)を把握することができ、それを確認して停止計画に基づいた作業を終了することができる(図12のE−5参照)。
このように、第2の実施例に係るネットワークの管理作業システムとその方法では、作業担当端末装置10Xのオペレータは、システム停止の可能性ありの判定結果を受け取ってもネットワークの通信設備の運用状態を把握することができるので、システム停止を避けて停止作業を実行することができる。また、システム停止の判定も通信設備の運用状態や閉塞実行または閉塞解除の情報も反映させた最新の情報に基づいて行われるので、リアルタイムの情報に基づいて判定が行われ精度が向上する。
なお、上記実施例では、作業対象となる通信設備12の閉塞制御および閉塞解除制御を機器Imcとポート部p00nについて行うようにしているが、これに限られるものではなく、機器Imc(ルータ、スイッチ、伝送装置等のIP機器)自体を停止または停止解除するようにしてもよいし、機器Imcと他の機器のポート部p00nとの両者を停止または停止解除するようにしてもよいことはいうまでもない。また、作業対象設備担当端末装置抽出手段が、作業担当端末装置10Xにより作業対象候補の中から選択された機器またはポート部の選択結果に基づいて、作業対象設備担当端末装置10Yを抽出するようにしているがこれに限られるものではなく、作業計画管理部21に作業担当端末装置10Xから停止計画PLが入力されると、この停止計画PLに基づいて、構成管理データベース22から停止計画PLに含まれる停止予定設備を保守担当域に有する作業対象設備担当端末装置10Yを抽出するようにしてもよい。この場合、停止計画PLのうち、当該作業対象設備担当端末装置10Yに関する情報も添付して送信するようにしてもよい。さらに、物理網・論理網・局内構成図描画部24は、物理網構成図、論理網構成図および局内構成図を描画処理するようにしているが、これに限られるものではなく、物理網構成図、論理網構成図および局内構成図のうち少なくともいずれか1を描画処理するようにしてもよい。また、上記実施例では、作業担当端末装置10Xを所定の保守担当域を所管する端末装置としているが、これに限られるものではなく、保守担当域を有していない端末装置であってもよいことはいうまでもない。さらに、上記実施例では、オペレータが、ポート部の候補に対してマニュアルで閉塞順序を選択することができるようにしているがこれに限られるものではなく、階層の位に応じて、閉塞候補の閉塞順序を決定する閉塞順位決定手段を設けるようにしてもよい。また、上記実施例のネットワークは、通信ネットワークについて述べているが、これに限られるものではなく、ネットワーク一般について適用可能であることはいうまでもない。
さらに、上記第2の実施例では、データベース141、143に格納された設備の状態情報I−apと回線の状態情報I−cbとの両方の情報に基づいてシステム停止の有無を判定するようにしているがこれに限られるものではなく、これら情報I−ap、I−cbのうち少なくともいずれか一方に基づいてシステム停止の有無を判定するようにしてもよい。
上記実施例では、通信ネットワーク機器の閉塞作業や作業管理について述べているが、これに限られるものではなく、一般のネットワーク機器の閉塞作業や作業管理についても適用できる。
10(10X、10Y) 端末装置
10X 作業担当端末装置
22、23、141、143 データベース
111 サーバ(センターサーバ)
112 通信設備
PL 作業計画
PLf 最終的な作業計画
S−pr 作業開始の通知
I−ap、I−cb 通信設備の運用状態の情報
SD−y システム停止判定結果

Claims (20)

  1. データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線を管理運用するセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて作業情報を遣り取り可能に接続され各保守担当域のネットワークの回線を管理する端末装置とを備え、
    停止作業を担当する作業担当端末装置により予め計画された作業日時と作業対象の通信設備との情報を含む作業計画がセンターサーバに送信されると、センターサーバが停止作業開始前に作業対象通信設備について停止情報を設定し、実作業終了後に、作業担当端末装置から作業終了通知がセンターサーバに送信されると停止情報の設定を解除するよう構成されるとともに、
    通信設備を、センターサーバと通信を通じて通信設備の運用状態について情報を遣り取り可能に接続して構成し、
    センターサーバに作業担当端末装置から設定された停止作業計画について作業開始の通知が送られてくると、センターサーバは当該作業対象の通信設備に対して通信設備の運用状態の情報を求め、当該作業対象の通信設備から通信設備の運用状態についての情報がセンターサーバに送られてくると、その情報をデータベースに格納し、センターサーバはデータベースに格納された通信設備の運用状態の情報に基づいて、ネットワークのシステム停止の有無を判定し、このシステム停止判定結果を前記作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするネットワークの作業管理システム。
  2. センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し設備の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った通信設備の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該通信設備の情報と当該通信設備の状態についての回答とをデータベースに格納し、
    作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し回線の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して回線の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った回線の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該回線の情報と回線の状態についての回答とをデータベースに格納し、
    これらデータベースに格納された通信設備の状態情報と回線の状態情報とのうち少なくともいずれか一方に基づいてシステム停止の有無を判定することを特徴とする請求項1に記載のネットワークの作業管理システム。
  3. センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し通信設備の設定状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の設定状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った通信設備の設定状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させ、
    作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し作業対象の通信設備を経由する経路について照会の要求があると、作業担当端末装置から提供された始端設備情報と終端設備情報とに基づいて、当該作業対象通信設備に対して経路の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った経路の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とする請求項1または2に記載のネットワークの作業管理システム。
  4. センターサーバに作業計画が入力されると、データベースに格納された通信設備の情報に基づいて、作業対象の通信設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1の候補を抽出し、抽出された候補を作業を担当する作業担当端末装置に表示させ、作業担当端末装置により表示された候補から作業対象の通信設備が選択されると、この選択情報をセンターサーバに送信し、センターサーバは、この選択された情報に基づいて最終的な作業計画を決定し、その決定された最終的な作業計画を作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1に記載のネットワークの作業管理システム。
  5. センターサーバに作業日時と作業対象の通信設備との情報が入力されると、データベースに格納された通信設備の情報に基づいて、停止予定通信設備の回線に関連する機器を自らの保守担当域に有し当該作業対象通信設備を管理する端末装置を作業対象設備担当端末装置として抽出し、抽出された作業対象設備担当端末装置に予定された作業日時と作業対象の通信設備との情報を送信し、
    当該作業対象設備担当端末装置が、予定された作業日時と作業対象の通信設備との情報を受け取ると、この情報に基づいて、停止予定または停止解除予定の通信設備について予定された作業を承認するか否かの判別を行い、その判別結果をセンターサーバに送信し、
    センターサーバは、作業対象設備担当端末装置から作業について諾否の判別結果を受け取ると、この判別結果に基づいて予定された作業実施の可否を決定するとともに、作業実施の可否の決定を作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とする請求項4に記載のネットワークの作業管理システム。
  6. 作業担当端末装置は、表示された作業対象の通信設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1の候補に対し、オペレータにより作業対象とすべき機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1が選択されると、その選択結果をセンターサーバに送信し、
    センターサーバは、作業担当端末装置から選択結果を受け取ると、この選択結果に基づいて、選択された機器または機器のポート部を作業対象として決定し、この作業対象として決定された機器または機器のポート部を自らの保守担当域に有する作業対象設備担当端末装置を抽出し、抽出された作業対象設備担当端末装置に作業日時の情報とともに作業対象として決定された機器または機器のポート部の情報を送信し、
    当該作業対象設備担当端末装置が、作業日時の情報と作業対象として決定された機器または機器のポート部の情報とを受け取ると、これら情報を表示して予定された作業を承認するか否かの入力を求め、オペレータにより入力が行われるとその入力結果をセンターサーバに送信し、
    センターサーバは、作業対象設備担当端末装置から作業実施について諾否の入力結果を受け取ると、この入力結果に基づいて予定された作業実施の可否を決定するとともに、作業実施の可否の決定を作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とする請求項5に記載のネットワークの作業管理システム。
  7. 作業計画が予め計画された停止日時と停止設備との情報を含む停止計画であり、この停止計画に対し、停止作業開始前に、実施が決定された停止作業を最終的な停止計画としてデータベースに登録することを特徴とする請求項6に記載のネットワークの作業管理システム。
  8. データベースには、停止作業日前に最終的な停止計画を登録するとともに、
    センターサーバは、停止作業日の作業開始前に、登録された最終的な停止計画を、停止作業を承認する判別結果を送信した作業対象設備担当端末装置に送信し、
    作業対象設備担当端末装置は、センターサーバから登録された最終的な停止計画を受け取ると、登録された停止作業を当日作業として承認するか否かの入力を求め、入力が行われるとその入力結果をセンターサーバに送信し、
    センターサーバは、作業対象設備担当端末装置から当日の停止作業について諾否の入力結果を受け取ると、この入力結果に基づいて登録された最終的な停止計画実施について開始の可否を作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とする請求項7に記載のネットワークの作業管理システム。
  9. データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線を管理運用するセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて作業情報を遣り取り可能に接続され各保守担当域のネットワークの回線を管理する端末装置とを備え、
    停止作業を担当する作業担当端末装置により予め計画された作業日時と作業対象の通信設備との情報を含む作業計画がセンターサーバに送信されると、センターサーバが停止作業開始前に作業対象通信設備について停止情報を設定し、実作業終了後に、作業担当端末装置から作業終了通知がセンターサーバに送信されると停止情報の設定を解除するよう構成されるとともに、
    通信設備は、インターネットプロトコルを有し、センターサーバからの指令に基づいて、通信設備の状態の情報をセンターサーバに送信する通信設備状態情報送信手段を備え、
    データベースは、センターサーバにより設定され作業日時と作業対象の通信設備の情報を含む停止作業計画の情報を格納して構成される作業計画データベースと、
    作業対象の通信設備から通信設備の設備運用状態の情報が送られてくると、その設備運用状態の情報を格納して構成される設備運用状態管理データベースと、
    作業対象の通信設備から通信設備の回線状態の情報が送られてくると、その回線状態の情報を格納して構成される回線状態管理データベースとを備え、
    センターサーバは、停止作業の当日、作業担当端末装置から当該停止作業開始の所定時間前に作業開始の通知を受け取ると、作業計画データベースから設定された停止計画情報を取り出し、作業開始情報とこの停止計画情報を外部に出力する当日作業計画管理手段と、
    当日作業計画管理手段から停止計画情報を受け取ると、当該作業対象の通信設備の情報に基づいて当該作業対象の通信設備に対し設備運用状況の確認を要求し、当該作業対象の通信設備から設備運用状況の回答を得ると、設備運用状態管理データベースにその情報を格納するとともに作業担当端末装置に送信して表示させる設備運用状態管理手段と、
    当日作業計画管理手段から停止計画情報を受け取ると、当該作業対象の通信設備の情報に基づいて当該作業対象の通信設備に対し回線状況の確認を要求し、当該作業対象の通信設備から回線状況の回答を得ると、回線状態管理データベースにその情報を格納するとともに作業担当端末装置に送信して表示させる回線状態管理手段と、
    当日作業計画管理手段から作業開始情報を受け取ると、設備運用状態管理データベースと回線状態管理データベースとから設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを求め、これら設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを外部に出力するシステム停止管理手段と、
    システム停止管理手段から設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とのうち少なくともいずれか一方を受け取ると、当該停止作業によりネットワークのシステム停止があるか否かの判定を行い、このシステム停止判定の結果を作業担当端末装置に送信して表示させるシステム停止判定手段とを備え、
    当日作業計画管理手段は、作業担当端末装置から作業開始の通知を受け取ると、設備運用状態管理手段と回線状態管理手段とにより当該作業対象の通信設備から設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを設備運用状態管理データベースと回線状態管理データベースとにそれぞれ格納させ、システム停止管理手段がシステム停止判定手段にこれら格納された設備運用状態の情報と回線運用状態の情報とを送出すると、システム停止判定手段が当該停止作業によりネットワークのシステム停止があるか否かの判定を行い、このシステム停止判定の結果を作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、
    当日作業計画管理手段は、作業担当端末装置からの求めに応じて設備運用状態管理手段を通じて設備運用状態の情報を、回線状態管理手段を通じて回線運用状態の情報をそれぞれ作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするネットワークの作業管理システム。
  10. センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関して通信設備の設定について照会要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の設定状況を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させる設備設定管理手段と、
    作業担当端末装置から作業対象の通信設備を経由する始端設備情報と終端設備情報とに基づいて作業対象の通信設備に関して経路の照会要求があると、当該作業対象通信設備に対して経路の状況を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させる経路確認手段とを備えていることを特徴とする請求項9に記載のネットワークの作業管理システム。
  11. センターサーバは、制御コマンドを生成する文法が格納された制御コマンド文法データベースと、外部から入力される指令に基づいて制御コマンド文法データベースにより通信設備の状態の情報を要求する通信設備状態情報要求コマンドを生成し、この通信設備状態情報要求コマンドを該当する通信設備に送信する制御コマンド生成手段とを備え、
    センターサーバは、作業担当端末装置から通信設備の運用状態を確認するよう求める照会要求を受け取ると、当日作業計画管理手段から作業計画データベースにより得られた当該通信設備の情報に基づいて設備運用状態管理手段を通じて制御コマンド生成手段に当該通信設備の運用状態情報を回答するよう当該通信設備に求めるコマンドを生成するよう要求し、制御コマンド生成手段は制御コマンド文法データベースに格納された制御コマンドを生成する文法に基づいて当該通信設備の運用状態を確認して回答するよう求めるコマンドを生成し、このコマンドを対象となる当該通信設備に投入し、当該対象の通信設備がこのコマンドに対する回答結果をセンターサーバに送出すると、設備運用状態管理手段はこの回答結果を設備運用状態管理データベースに格納するとともに、照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させ、
    作業担当端末装置から回線状態を確認するよう求める照会要求を受け取ると、当日作業計画管理手段から作業計画データベースにより得られた当該回線の情報に基づいて回線状態管理手段を通じて制御コマンド生成手段に当該回線の状態情報を回答するよう対象となる通信設備に求めるコマンドを生成するよう要求し、制御コマンド生成手段は制御コマンド文法データベースに格納された制御コマンドを生成する文法に基づいて当該回線の状態を確認して回答するよう求めるコマンドを生成し、このコマンドを対象となる当該通信設備に投入し、当該対象の通信設備がこのコマンドに対する回答結果をセンターサーバに送出すると、回線状態管理手段はこの回答結果を回線状態管理データベースに格納するとともに、照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とする請求項9または10に記載のネットワークの作業管理システム。
  12. データベースには、網構成および局内構成を含む物理回線構成情報と機器および機器内の部位情報を含む装置構成情報と論理回線名および論理回線構成を含む論理回線構成情報とが格納されるよう構成され、
    センターサーバは、作業担当端末装置から通信設備の停止または停止解除の作業計画が入力されるとこの作業計画を外部に出力し、作業担当端末装置から作業計画の作業対象の通信設備について選択情報が入力されるとこの選択情報に基づいて作業計画を決定する作業計画管理手段と、
    作業計画管理手段から作業対象の通信設備の情報を受け取ると、受け取った作業対象の通信設備の情報に基づき、データベースから物理回線構成情報と装置構成情報と論理回線構成情報とを抽出して物理網構成図、論理網構成図および局内構成図のうち少なくともいずれか1を描画処理し、これらを作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、抽出された各構成情報と上記作業対象の通信設備の情報とを外部に出力する物理網・論理網・局内構成図描画処理手段と、
    物理網・論理網・局内構成図描画処理手段から受け取った各構成情報と作業対象の通信設備の情報とに基づいて、作業対象の通信設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1についての候補を抽出し、抽出された候補情報を物理網・論理網・局内構成図描画処理手段に出力する作業対象候補抽出手段とを備え、
    物理網・論理網・局内構成図描画処理手段は、作業対象候補抽出手段から抽出された候補情報を受け取ると、この候補情報に基づいて、作業担当端末装置に表示される描画処理された各構成図上に候補情報を含ませるとともに、作業担当端末装置は表示された候補情報から作業対象の通信設備が選択されると、選択情報を作業計画管理手段に送信し、作業計画管理手段は選択情報に基づいて最終的な作業計画を決定することを特徴とする請求項11に記載のネットワークの作業管理システム。
  13. データベースには、各保守担当域の通信設備に関連付けされた端末装置の情報が格納され、
    センターサーバは、作業担当端末装置から通信設備の停止または停止解除の作業計画が入力されると、外部からの承認情報に基づいてこの作業計画を決定する作業計画管理手段と、
    作業担当端末装置から作業対象の通信設備について機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1を選択する選択情報が入力されると、機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1を決定し決定情報を外部に出力する作業対象設備決定手段と、
    作業対象設備決定手段から決定情報を受け取ると、この決定情報に基づき、データベースからこの決定された作業対象の通信設備が属する保守担当域を所管する端末装置を抽出し、この作業対象の通信設備を担当する端末装置を特定する情報を外部に出力する作業対象設備担当端末装置抽出手段と、
    作業対象設備担当端末装置抽出手段から出力された作業対象設備担当端末装置の特定情報を受け取り、この特定情報に基づき、当該作業対象設備担当端末装置に当該決定情報と作業日時情報とを送信し作業実施を承認するか否かの承認要求を行うとともに、この作業対象設備担当端末装置から作業実施の承認の諾否の情報を受け取ると、この諾否情報を作業計画管理手段に出力する承認処理手段とを備えて構成され、
    作業計画管理手段は、承認処理手段から作業について諾否の判別結果を受け取ると、この判別結果に基づいて予定された作業実施の可否を決定するとともに、作業実施の可否の決定を作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とする請求項12に記載のネットワークの作業管理システム。
  14. データベースには、網構成および局内構成を含む物理回線構成情報と機器内部位情報を含む装置構成情報と論理回線名および論理回線構成を含む論理回線構成情報とが格納されるとともに、各保守担当域の通信設備に関連付けされた端末装置の情報が格納され、
    センターサーバは、作業計画管理手段と物理網・論理網・局内構成図描画処理手段と作業対象候補抽出手段と作業対象設備決定手段と作業対象設備担当端末装置抽出手段と承認処理手段とを備えて構成され、
    作業担当端末装置は、表示された作業対象の通信設備の回線に関連する機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1の候補に対し、オペレータにより作業対象とすべき機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1が選択されると、その選択情報をセンターサーバに送信し、
    作業対象設備決定手段は、作業担当端末装置からこの選択情報を受け取ると、選択情報に基づいて機器または機器のポート部のうち少なくともいずれか1を決定して決定情報を出力し、
    作業対象設備担当端末装置抽出手段は、この決定情報を受け取ると、この決定情報と作業計画の情報とに基づいて、決定された機器または機器のポート部を自らの保守担当域に有しそれらを管理する作業対象設備担当端末装置を抽出し、
    承認処理手段は、抽出された作業対象設備担当端末装置の特定情報に基づいて、抽出された作業対象設備担当端末装置に作業日時の情報とともに決定された機器または決定されたポート部を有する機器の決定情報を送信し、
    当該作業対象設備担当端末装置は、作業日時の情報と決定情報とを受け取ると、これら情報に基づいて、予定された作業の実施を承認するか否かの判別を行い、その判別結果をセンターサーバに送信し、
    作業計画管理手段は、作業対象設備担当端末装置から承認処理手段を通じて作業実施について諾否の判別結果を受け取ると、この判別結果に基づいて予定された作業実施の可否を決定するとともに、作業実施の可否の決定を作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とする請求項13に記載のネットワークの作業管理システム。
  15. 作業計画が予め計画された停止日時と停止設備との情報を含む停止計画であり、
    作業計画管理手段は、停止作業日前に、データベースに停止計画に対し実施が決定された停止作業を最終的な停止計画として登録し、
    作業対象設備担当端末装置は、停止作業の当日、停止作業開始の所定時間前に、センターサーバから登録された最終的な停止計画を受け取ると、登録された停止作業を当日作業として承認するか否かの判別を行い、その判別結果を、センターサーバに送信するよう構成するとともに、
    当日作業計画管理手段を、停止作業の当日、停止作業開始の所定時間前になると、データベースから登録された最終的な停止計画情報を取り出し、この最終的な停止計画情報に基づいて当日の停止作業の対象となる作業対象設備担当端末装置の特定情報を外部に出力するとともに、上記作業対象設備担当端末装置から停止作業当日の停止作業実施について諾否の判別結果を受け取ると、この判別結果に基づいて登録された最終的な停止計画の実施について開始の可否を作業担当端末装置に送信して表示させるよう構成し、
    センターサーバには、当日作業計画手段から受け取った作業対象設備担当端末装置の特定情報に基づいて、当日の停止作業の対象となる作業対象設備担当端末装置に、最終的な停止計画情報に含まれる停止日時情報と停止対象の通信設備情報とを送信し、当該作業対象設備担当端末装置から停止作業を当日作業として承認するか否かの判別結果を受け取ると、その判別結果を当日作業計画管理手段に出力する当日作業承認処理手段を設けたことを特徴とする請求項14に記載のネットワークの作業管理システム。
  16. 停止作業の対象となる通信設備はインターネットプロトコルを有し、ポート部は上記通信設備のIPポートであって、
    当該通信設備は、ポートを開閉制御する設備側制御手段と、設備側制御手段により制御され実行された結果をセンターサーバに送信する制御情報送信手段とを備え、
    センターサーバは、通信により通信設備側と情報の遣り取りを行うとともに、作業担当端末装置から通信設備のポートを停止または停止解除を要求する指令を受け取ると、当該通信設備またはポートの情報に基づいて設備側制御手段に当該通信設備のポートの停止または停止解除を実行させ、設備側制御手段により制御され実行された結果を制御情報送信手段から受け取ると、受け取った実行結果を作業担当端末装置に送信して表示させる監視制御システムを備えていることを特徴とする請求項15に記載のネットワークの作業管理システム。
  17. 監視制御システムは、当日作業計画管理手段と当日作業承認処理手段と制御コマンド文法データベースと制御コマンド生成手段とを備えるとともに、
    制御コマンド生成手段は、外部から入力される指令に基づいて制御コマンド文法データベースにより該当する機器のポートに対する停止または停止解除要求コマンドを生成し、これら停止または停止解除要求コマンドを該当する通信設備に送信するよう構成され、
    センターサーバは、当日作業計画管理手段が、作業担当端末装置から選択された機器またはポートについて停止または停止解除を要求する指令を受け取ると、この指令に基づいて停止または停止解除要求コマンドを生成するよう制御コマンド生成手段に指令し、これら生成された停止または停止解除要求コマンドを制御コマンド生成手段を通じて通信設備の設備側制御手段に送信させ、実行された結果が通信設備の制御情報送信手段から送られてくると、この実行結果を作業担当端末装置に送信して表示させる停止・停止解除制御手段とを備えて構成されることを特徴とする請求項16に記載のネットワークの作業管理システム。
  18. データベースに格納された通信設備の情報に基づいてネットワーク全体の回線を管理運用するセンターサーバと、このセンターサーバと通信を通じて作業情報を遣り取り可能に接続され各保守担当域のネットワークの回線を管理する端末装置とを備え、
    停止作業を担当する作業担当端末装置により予め計画された作業日時と作業対象の通信設備との情報を含む作業計画がセンターサーバに送信されると、センターサーバが停止作業開始前に作業対象通信設備について停止情報を設定し、実作業終了後に、作業担当端末装置から作業終了通知がセンターサーバに送信されると停止情報の設定を解除するネットワークの作業管理方法であって、
    通信設備をセンターサーバと通信を通じて通信設備の運用状態について情報を遣り取り可能に接続して構成し、
    センターサーバに作業担当端末装置から設定された停止作業計画について作業開始の通知が送られてくると、センターサーバは当該作業対象の通信設備に対して通信設備の運用状態の情報を求め、当該作業対象の通信設備から通信設備の運用状態についての情報がセンターサーバに送られてくると、その情報をデータベースに格納し、センターサーバはデータベースに格納された通信設備の運用状態の情報に基づいて、ネットワークのシステム停止の有無を判定し、このシステム停止判定結果を前記作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とするネットワークの作業管理方法。
  19. センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し設備の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った通信設備の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該通信設備の情報と当該通信設備の状態についての回答とをデータベースに格納し、
    作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し回線の状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して回線の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った回線の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させるとともに、当該回線の情報と回線の状態についての回答とをデータベースに格納し、
    これらデータベースに格納された通信設備の状態情報と回線の状態情報とのうち少なくともいずれか一方に基づいてシステム停止の有無を判定することを特徴とする請求項18に記載のネットワークの作業管理方法。
  20. センターサーバは、作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し通信設備の設定状態について照会の要求があると、当該作業対象通信設備に対して通信設備の設定状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った通信設備の設定状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させ、
    作業担当端末装置から作業対象の通信設備に関し作業対象の通信設備を経由する経路について照会の要求があると、作業担当端末装置から提供された始端設備情報と終端設備情報とに基づいて、当該作業対象通信設備に対して経路の状態を回答するよう求め、当該作業対象通信設備から受け取った経路の状態についての回答を照会要求のあった作業担当端末装置に送信して表示させることを特徴とする請求項18または19に記載のネットワークの作業管理方法。
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