JP5476457B1 - 換気口カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】換気口から流れる汚れた気流に曝されて外壁が汚れることを防止できる換気口カバーの提供。
【解決手段】換気口カバー1は、建物の外壁4に開口する換気口5の屋外側端末に差し込ませて接続する差込筒2と、差込筒2の開口2aに対向して設けられ、該開口2aに向けて突出する錐形状となっており下端側に換気口5と屋外とを連通する通気開口6を有するドーム部3と、を備える。換気口カバー1がさらに、差込筒2の開口2aからドーム部3の斜面3bに沿って通気開口6に向かう、通気路11の上側を閉塞する整流部7aを備えることで、通気開口6から出される気流11cを外壁4から離間するように流すことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、建物の換気口に取り付ける換気口カバーに関する。
建物の外壁に設けられ、換気口への風雨の侵入を防止する換気口カバーには、換気口に面する平板状の遮蔽部が設けられている場合がある。その場合、換気口から屋外側に向かう気流は遮蔽部にぶつかり、換気口および外壁側に反射するおそれがある。このような気流の一部はその後、外壁に沿って流れるため、汚れた気流が流れた際には外壁を汚すおそれがある。これを防止する方法として、遮蔽部の裏面に換気口に向けて突出する略円錐状の突形状部と、突形状部を上側から覆うカバー部とを備え、突形状部の下方に通風路が形成される換気口カバーの使用が提案されている。この換気口カバーは、換気口から出される気流を突形状部の斜面に沿わせて通風路を通過させ、気流が換気口カバーの外に出た後も斜面の傾斜を保ったまま外壁から離しつつ流そうとするものである(特許文献1参照)。
特開2012―102962号公報
しかし、上記の突形状部を有する換気口カバーを用いると、換気口から出される気流の一部は突形状部の上側の空間、すなわち突形状部、遮蔽部およびカバー部で囲まれた空間内に回り込み、乱流が生じやすくなる。そのため、気流の一部が遮蔽部の傾斜ではなく外壁に沿って流れるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。すなわち、汚れた気流が換気口から出され、それが外壁に沿って流れることによる外壁の汚れをより確実に防止する換気口カバーを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は以下のように構成される。
すなわち、本発明は建物の外壁に開口する換気口の屋外側端末に差し込ませて接続する差込筒と、差込筒の開口に対向して設けられ、該開口に向けて突出する錐形状となっており下端側に換気口と屋外とを連通する通気開口を有するドーム部と、を備えており、差込筒の開口から流れる気流が、ドーム部の斜面に沿って通気開口に向う通気路を形成する換気口カバーについて、差込筒とドーム部の間に形成される前記通気路の上側を閉塞するように設けられ、差込筒からドーム部の斜面に沿って流れて通気開口から出される気流を外壁から離間するように整流する整流部を備える換気口カバーを提供する。
ドーム部のみを設ける換気口カバーは、差込筒の開口から流れる気流がドーム部の下側の傾斜に沿ってスムーズに流れて通気開口を通過し、ドーム部を離れた後もその角度を保ったまま外壁から離間する方向に向けて流れていくものと考えられる。これにより汚れた気流が流れた場合であっても、その気流に外壁が曝されて汚れることを防止するものとしている。
しかしながら、本発明者らの実験に基づく知見によれば、差込筒の開口を通過した気流の一部はドーム部の上側の空間に回り込み、その後、外壁に沿って下降する気流となってしまうことを見出した。したがって、この空間への気流の回り込みを抑制できれば、外壁に沿って下降する気流の発生を防ぐことができると考えられる。
そこで本発明では整流部を設けたものである。この整流部によればドーム部の上側に向かう気流が遮られるため、ドーム部の上側の空間に気流が回り込むことを抑制できる。よってドーム部の斜面に沿って気流が流れるため、整流部が無い場合とは異なり、気流の一部が外壁に沿って流れて外壁が汚れた気流に曝されることを防止することができる。
前記本発明の整流部の下辺が、差込筒の開口における上端とドーム部における頂点部の高さ位置との中間位置から、頂点部の高さ位置までの間に位置するものとすることができる。
整流部の下辺が仮に上記中間位置よりも上にくるものとすると、整流部の下部に開けられた通気孔が過剰に広くなり、上述のようにドーム部の上側の空間に気流が回り込みやすくなってしまう。その一方で、整流部の下辺が頂点部の高さ位置よりも下にくるものとすると、通気孔が狭くなりすぎ、換気口カバーの圧力損失が過剰に大きくなるおそれがある。よって、整流部の下辺が、差込筒の開口における上端とドーム部における頂点部の高さ位置との中間から、頂点部の高さ位置までの間に位置するものとすることで気流を外壁から効率よく離間させるとともに、換気口カバーの圧力損失を抑制することができる。
前記本発明は差込筒の前方を覆うフード部を備えており、フード部は裏面にドーム部が位置する正面部と、正面部と連結しドーム部の上側に設けられる外周面部とを有するものとすることができる。
フード部が、裏面にドーム部が位置する正面部を有することで、例えば正面部を平板状にすることで、建物の美観を損なわないデザインの換気口カバーとすることができる。またドーム部の上側に外周面部を設けることで上側から換気口への風雨の浸入を防止することができる。さらに外周面部により、差込筒の開口から流れる気流が換気口カバーの上側に向かうことを抑制することで、汚れた気流が上昇して軒下天井が汚れることを防止することができる。
前記本発明は、ドーム部とフード部における外周面部の内側とを固定する固定部を有するものとすることができる。ドーム部が外周面部に対して固定されることで、正面部にネジ穴などを有さず美観が保たれた換気口カバーとすることができる。また例えばドーム部に固定部を設け、スポット溶接などにより固定することで、外周面部にネジ穴を設けてドーム部と外周面部とがネジ止めされる場合よりもさらに美観に優れた換気口カバーとすることができる。
前記本発明は、外周枠を有し上側に整流部を設けたフェイスをさらに備えており、フード部における外周面部の差込筒側の端部に固定代を設けてあり、該固定代をフェイスの外周枠に対して複数点で固定するものとすることができる。よってドーム部を備えて重いフード部を、支脚を取り付けることなく差込筒で確実に保持することができるため、部品点数の増加を抑え、また美観を損なわない換気口カバーとすることができる。
前記本発明のドーム部が、フード部内に溜まった水を排出するためのドレン穴を有するものとすることができる。よって、フード部内に浸入した雨水や結露により生じた水を効率よくフード部の外に排出することができる。
本発明の換気口カバーによれば、ドーム部の斜面に沿って壁から離れる気流の流れを作ることができるため、換気口から流れた汚れた気流に曝されて外壁が汚れることを防止することができる。
第1実施形態の換気口カバーを示す斜視図である。 図1の換気口カバーの設置状態を示す説明図である。 図1中矢示SA−SA線に沿う断面図である。 図3の矢示A方向から見た整流板の下辺の位置を示す説明図である。 分図(a)は整流板を有する換気口カバー内の気流を、分図(b)は整流板を有さない換気口カバー内の気流を示すそれぞれの説明図である。 整流板を有する換気口カバーを用いた場合の気流を示す写真図である。 整流板を有さない換気口カバーを用いた場合の気流を示す写真図である。 第2実施形態の換気口カバーを示す図3相当の断面図である。 第3実施形態の換気口カバーを示す図3相当の断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。以下の各実施形態で共通する構成については、同一の符号を付して重複説明を省略する。
第1実施形態〔図1〜図7〕:
本発明の換気口カバー1は図1〜3で示すように差込筒2、ドーム部3を備え、差込筒2は建物の外壁4に開口する換気口5の屋外側端末に接続される。またドーム部3は、差込筒2の開口2aに対向して設けられ、該開口2aに向けて突出する無底の略円錐形状となっている。ドーム部3の下側には換気口5と屋外とを連通する通気開口6が設けられており、換気口5から差込筒2を通過して開口2aから排出された空気11aが通気開口6へと向かう通気路11が形成される。また、この通気路11の上側を閉塞するように、「整流部」として平板状の整流板7aが設けられる。
(差込筒)
差込筒2は円筒状であり、建物の外壁4に設けられる換気口5に屋外側から差し込むことで取り付けることができる。差込筒2の開口2aには外周側に向けて外向きフランジ2bが設けられており、外向きフランジ2bには後述する取付枠8がネジN1などで固定されている。差込筒2は建物の内外を連通しており、換気口5に浸入した気流11aは差込筒2を通過することができる。
(ドーム部)
ドーム部3は差込筒2の開口2aに対向して設けられ、外周縁から中心部にかけて該開口2aに向けて突出する略円錐状に形成される。ドーム部3の頂点部3aはドーム部3の上下および左右方向の中間位置となるように設けられている。また、換気口カバー1は換気口5の屋外側端末の前方に設けられるフード部9を備えており、フード部9は円板状の正面部9aと略半円筒状の外周面部9bとで形成される。正面部9aは外周面部9bと、外周縁における上側の略半分において連結している。ドーム部3は正面部9aと外周面部9bの裏面に対してそれぞれスポット溶接などで固定されており、ドーム部3の外径と正面部9aの外径はほぼ等しく形成されている。ドーム部3はフード部9に対する固定部P1〜P3を有しており、ドーム部3の左右両側と下側に1つずつ、合計3つが設けられている。その内、左右両側の固定部P1、P3はフード部9の外周面部9bに、下側の固定部P2は正面部9aにそれぞれ固定されている。またドーム部3の下端に設けられる固定部P2には、フード部9やドーム部3に溜まった雨水や結露水を排出するドレン穴10が設けられている。
フード部9の外周面部9bはドーム部3の上側を覆うように設けられており、ドーム部3の下側には換気口5と屋外とを連通する通気開口6が形成されている。
ドーム部3の前後方向の長さL1と外周面部9bの前後方向の長さL2はほぼ同じ長さで形成される。L1をL2より長くしすぎるとドーム部3の頂点部3aが差込筒2の開口2aに入り込み、差込筒2の通気路11を閉塞して圧力損失を大きくしてしまうおそれがある。その一方でL2をL1よりも長くしすぎると、換気口カバー1を建物の外壁4に取り付けた際にフード部9が外壁4から外側に大きく飛び出し、美観を損ねるおそれがある。よってL1をL2とほぼ同じ長さとすることで、ドーム部3と差込筒2の開口2aとの間に通気に適した間隔を設けて圧力損失を抑えつつ、美観を保つことができる。
また従来の、ドーム部3のみを有し整流板7aを有さない換気口カバーでは、ドーム部3と開口2aの間に通気路11を形成するために、ドーム部3と開口2aとの間に十分に間隔を開ける必要がある。しかし、本実施形態の換気口カバー1ではフェイス7の内周側であって整流板7aの下部に通気孔7bが設けられており、通気孔7bから流れた気流11bをドーム部3の下側の斜面3bに受け流すために、ドーム部3の頂点部3aをフェイス7に近接させる。よってL1とL2の長さをほぼ等しくし、またこれらを短くすることができるため、よりコンパクトな換気口カバー1とすることができる。
(フェイスおよび整流板)
フード部9にはフェイス7が取り付けられている。フェイス7はリング状で、内周側の上部を閉塞する整流板7aを有しており、フェイス7の下端には図示しないドレン穴が設けられている。フェイス7は後述のとおり取付枠8に対して前側から取り付けられており、両者はネジN2などで固定されている。
整流板7aは平板の略半円形状であり、換気口カバー1を換気口5に取り付けた状態で外壁4と平行するように設けられている。また整流板7aの下辺7fは水平面と平行であり、図4で示すようにフェイス7を固定した取付枠8を差込筒2に取り付けた状態で、整流板7aの下辺7fが差込筒2の開口2aにおける上端2c側の4分の1程度に当たる位置W1から2分の1程度に当たる位置W2の間の範囲Wに位置するように設けられる。
フェイス7の内周側であって整流板7aの下部には通気孔7bが開けられており、差込筒2の内外を連通する。またフェイス7には通気孔7bを覆うメッシュ7eが設けられており、通気を保ちつつ通気孔7bを通じて差込筒2、換気口5内へ異物が侵入することを防止することができる。メッシュ7eはフェイス7における通気孔7bの周縁に対してスポット溶接などにより固定されている。
(構造の説明)
フード部9の内側には差込筒2の開口2aと対向してドーム部3が設けられている。ドーム部3は左右両端の固定部P1、P3でフード部9の外周面部9bの内側に対して固定されており、下端の固定部P2で正面部9aに対してスポット溶接などで固定されている。また、フェイス7の周縁にはフード部9側とは反対側に向けて「外周枠」としてのフランジ7cが設けられている。フランジ7cにおける左右両側の計2か所には段部7dがそれぞれ設けられており、フェイス7における段部7dよりも上側の略半分は下側の略半分と比べてわずかに小径となっている。この上側の略半分がフード部9の外周面部9bに外接し、段部7dによって位置決めされている。フランジ7cにおける上側の略半分は、外周面部9bの内側に対して複数の固定部Sにおいてスポット溶接などにより固定されている。
また、通気孔7bを覆うようにメッシュ7eが取り付けられており、通気孔7bの周縁に対してスポット溶接などにより固定されている。以上のように、フード部9、ドーム部3、フェイス7およびメッシュ7eは一体のユニットとして組み付けられている。
差込筒2の開口2aに設けられた外向きフランジ2bにはリング状の取付枠8がネジN1により固定されている。取付枠8の周縁にはフランジ8aが設けられており、取付枠8の外径はフェイス7の外径よりもわずかに大径である。
取付枠8は前述のユニットのフェイス7側に取り付けられ、取付枠8のフランジ8aとフェイス7のフランジ7cとが左右両側でネジN2により固定されている。
このようにして換気口カバー1が組み立てられている。
(作用および効果の説明)
以下、本実施形態の換気口カバー1の使用方法、作用および効果について図5〜図7に基づき説明する。なお、図5において矢印は気流を表す。
建物の屋内側から換気口5を通って差込筒2に浸入した気流11aは、図5(a)で示すように整流板7aを避けてフェイス7に設けられた通気孔7bを通過する。整流板7aにおける下辺7fとドーム部3における頂点部3aが近接するため、気流11aは下辺7fの近傍に位置するドーム部3の下側の斜面3bに受け流され、この斜面3bに沿って通気開口6に向かって流れる気流11bを形成する。その後、通気開口6から出された気流11cは斜面3bの角度を保ったまま建物の外壁4から離れる。
ここで、本発明者らは整流板7aを有する本実施形態の換気口カバー1と、整流板7aを有さない点のみが異なる換気口カバーについて、換気口カバーから出された気流を可視化する実験を行った。実験は換気口カバーの外径を159mm、流出風量を180m/hとして、白煙発生装置(フォグジェネレータ)を使用して行った。整流板7aを有する換気口カバーによる気流を図6で、整流板7aを有さない換気口カバーによる気流を図7で示す。整流板7aを有する換気口カバー1では、図6で示すようにほとんどの気流11cが外壁4から離れながら流れることが確認された。これに対し、整流板7aを有さない換気口カバーでは、図7で示すように差込筒2から出された気流11eの一部が外壁4に沿って流れた。
また先に述べたとおり、整流板7aは、下辺7fが差込筒2の開口2aにおける上端2c側の4分の1程度の位置W1から2分の1程度の位置W2までの間の範囲Wに位置するように設けられる。この整流板7aにより、ドーム部3の上側、すなわちドーム部3、フード部9の正面部9aおよび外周面部9bと整流板7aに囲まれた空間12に入り込む気流11dが生じることを抑制し、通気孔7bを通過した気流11bをスムーズにドーム部3の下側の斜面3bに沿って流れさせることができる。
これに対し、図5(b)で示すように整流板7aを有さなかったり、あるいは整流板7aを有していてもW1よりも上に下辺7fが位置する場合にはドーム部3、フード部9の正面部9a、外周面部9bおよび整流板7aに挟まれた空間12に入り込む気流11dが生じやすくなる。すると、この部分に気流11dが回り込み、外壁4に沿って流れる気流11eが生じやすくなってしまう。また、ドーム部3における下側の斜面3bに沿って流れる気流11bも、やがて気流11eに巻き込まれ、外壁4からは離間し難くなると考えられる。その一方で、整流板7aの下辺7fがW2よりも下にくるものとすると、通気孔7bが過度に狭められて換気口カバー1の圧力損失が大きくなってしまう。よって、整流板7aの下辺7fがW1からW2までの間の範囲Wに位置するものとすることで、気流11bをドーム部3の下側の斜面3bに沿わせて外壁4から効率よく離間させるとともに、換気口カバー1の圧力損失を抑制することができる。
またドーム部3の上側にフード部9の外周面部9bを設けているため、通気孔7bから出る気流11bが換気口カバー1の上側へ上昇し、例えば換気口5の上側にある図示しない軒下天井を汚すことを防止することができる。
以上のように、本実施形態における換気口カバー1によれば、換気口5から出される気流11bをドーム部3の斜面3bに沿わせて流すことにより、外壁4が汚れることを防止することができる。
第2実施形態〔図8〕:
第1実施形態の換気口カバー1では整流板7aが、換気口カバー1を換気口5に取り付けた状態で外壁4と平行になるように設けられている。これに対し第2実施形態の換気口カバー13の整流板7gは、図8で示すように上側から下側に向かうにつれてドーム部3方向に傾斜している。このような整流板7gとすることで、差込筒2内の気流11aが整流板7gに反射しにくくなり、気流11aを整流板7gの傾斜に沿わせて通気孔7bに誘導し、効率よく流すことができる。
第3実施形態〔図9〕:
前記各実施形態の換気口カバー1、13では、ドーム部3の上側、すなわちドーム部3、フード部9の正面部9aおよび外周面部9b、整流板7aで囲まれた空間12は中空となっている。これに対し、第3実施形態の換気口カバー14では「整流部」として、空間12に発泡体などの充填材12aを充填している。よって、気流11aがドーム部3の上部の空間12に回り込むことをより確実に防止し、外壁4に沿う気流11eが生じて外壁4が汚れることを防ぐことができる。また、発泡体を充填材12aとして用いることで、雨粒が換気口カバー14に当たった際に生じる雨音などの低減効果を発揮する換気口カバー14とすることができる。
第3実施形態の変形例:
上記の第3実施形態の換気口カバー14では、ドーム部3の上部の空間12に充填材12aを充填する例を挙げた。しかし「整流部」として、空間12の下部であって、整流板7aの下辺7fの高さ位置付近に水平面と平行する閉塞板を設けても良い。こうすることで空間12に入り込む気流11dが生じることを防止することができる。
また、上記の第3実施形態の換気口カバー14では整流板7aを有する例を挙げたが、整流板7aを有さないものとしても良い。整流板7aを有さず充填材12aのみを有する場合であっても充填材12aが「整流部」として機能し、ドーム部3の上側に回り込むことを防止することができる。
1 換気口カバー
2 差込筒
2a 開口
2b 外向きフランジ
2c 上端
3 ドーム部
3a 頂点部
3b 斜面
4 外壁
5 換気口
6 通気開口
7 フェイス
7a 整流板(第1実施形態)
7b 通気孔
7c フランジ(フェイス)
7d 段部
7e メッシュ
7f 下辺
7g 整流板(第2実施形態)
8 取付枠
8a フランジ(取付枠)
9 フード部
9a 正面部
9b 外周面部
10 ドレン穴
11 通気路
11a〜11e 気流
12 空間
12a 充填材
13 第2実施形態の換気口カバー
14 第3実施形態の換気口カバー
N1 ネジ
N2 ネジ
P1〜P3 固定部
L1 ドーム部の前後方向の長さ
L2 外周面部の前後方向の長さ
S 固定部
W,W1〜W2 整流板における下辺の位置

Claims (6)

  1. 建物の外壁に開口する換気口の屋外側端末に差し込ませて接続する差込筒と、
    差込筒の開口に対向して設けられ、該開口に向けて突出する錐形状となっており下端側に換気口と屋外とを連通する通気開口を有するドーム部と、を備えており、
    差込筒の開口から流れる気流が、ドーム部の斜面に沿って通気開口に向かう通気路を形成する換気口カバーにおいて、
    差込筒とドーム部の間に形成される前記通気路の上側を閉塞するように設けられ、差込筒からドーム部の斜面に沿って流れて通気開口から出される気流を外壁から離間するように整流する整流部を備えることを特徴とする換気口カバー。
  2. 整流部の下辺が、差込筒の開口における上端とドーム部における頂点部の高さ位置との中間位置から、頂点部の高さ位置までの間に位置する請求項1記載の換気口カバー。
  3. 差込筒の前方を覆うフード部を備えており、フード部は裏面にドーム部が位置する正面部と、正面部と連結しドーム部の上側に設けられる外周面部とを有する請求項1または請求項2記載の換気口カバー。
  4. ドーム部とフード部における外周面部の内側とを固定する固定部を有する請求項3記載の換気口カバー。
  5. 外周枠を有し上側に整流部を設けたフェイスをさらに備えており、フード部における外周面部の差込筒側の端部に固定代を設けてあり、該固定代をフェイスの外周枠に対して複数点で固定する請求項3または請求項4記載の換気口カバー。
  6. ドーム部とフード部の間に溜まった水を排出するドレン穴を有する請求項3〜請求項5何れか1項記載の換気口カバー。
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