JP5476340B2 - 画像読取装置、画像読取システム - Google Patents

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Description

本発明は、認証機能を有し、原稿を読み取る読取部を含む複合機、複写機、FAX装置等の画像読取装置や、画像読取装置と情報処理装置を含む画像読取システムに関する。
一般に、複合機、複写機、FAX装置等の画像形成装置は、画像読取装置を含む。そして、画像読取装置を用いて原稿を読み取ることで得られた画像データを用いた印刷や、コンピューター等への画像データの送信や、画像データのHDD等への蓄積がなされる。特に、複合機は多機能であるため、スキャンを行う場合でも複数の設定を行う必要があり、簡易にスキャンできるとは言い難い場合がある。そこで、この点に関し、特許文献1に記載されるような技術が存在する。
具体的に、特許文献1には、例えば、スキャン送信設定を遠隔的に登録できる画像入力装置に、遠隔的にスキャン送信設定を行うための情報処理装置であって、既存の文書データと前記画像入力装置とを関連づける関連づけ手段と、前記画像入力装置に関連づけられた前記文書データから、スキャン設定を抽出する抽出手段と、記憶手段において前記文書データの保存された場所をスキャンデータの保存場所として設定する設定手段と、抽出された前記スキャン設定および設定された前記保存場所を、前記画像入力装置に登録されるスキャン送信設定として前記画像入力装置に送信する手段とを備える情報処理装置が記載されている。この構成により、クライアントコンピュータで動作するアプリケーションを操作し、スキャンデータの保存場所とスキャン設定とを画像入力装置に簡単な操作で登録できるようにしようとする(特許文献1:請求項1、段落[0010]等参照)。
特開2010−021896号公報
複合機などの画像読取装置には、操作パネルが設けられる。そして、第三者による不正な利用を防ぎ、各使用者の使用実態を集計する等の目的で、使用者の認証(使用者の特定)を行う画像読取装置が存在する。認証では、例えば、使用者は、操作パネルに、ユーザー名やユーザーIDやパスワード等の使用者を識別するための識別情報を入力する。そして、画像読取装置側は、予め記憶する認証用の情報の一部と操作パネルに入力された識別情報が合致したとき、使用者が認証できたと判断し、ログイン状態となる。ログイン状態では、操作パネルは、設定やジョブの実行を受け付ける。言い換えると、ログインしなければ、例えば、スキャンの設定やスキャンの実行指示を行えない。
そして、各使用者はログイン状態となれば、自己の所望するスキャンを行うため各種の設定を行う。例えば、使用者は、スキャンにより得られた画像データの格納先や送信先(宛先)や、スキャンでの解像度や、読み取りでのカラー設定等の各種設定を行う。
このように、使用者の認証を行う複合機のような画像読取装置では、操作パネルに対して、多種の入力を行って初めてスキャンを行える状態となる。しかし、ログインのための入力やスキャンの設定にある程度長い時間を要するので、画像読取装置を使用したい他の使用者は、待つ必要がある。更には、操作パネルに搭載される表示部(例えば、液晶パネル)に、スキャン実行結果のプレビュー画像を表示するものも存在する。このプレビュー画像の表示は、設定の正しさを確認する点で有用であるが、スキャンの設定開始から実行開始指示を入力するまでの時間を長引かせる要因となる。
そのため、従来、ログイン入力の開始からスキャン実行開始を指示するまで、多くの入力が必要であり、プレビュー画像の確認時間などを含めると、待ち時間が長くなる。そのため、画像読取装置の稼働率やオフィスでの生産性が低下しているという問題がある。
ここで、特許文献1記載の発明によれば、予め情報処理装置でスキャンデータの保存場所とスキャン設定を登録できるようにすることで、複合機のような画像読取装置でのスキャンの設定に要する時間の短縮化を図れる可能性がある。しかし、特許文献1記載の技術の場合でも、画像読取装置を利用する場合、ログインのための入力(認証を受ける入力)を操作パネルに行う必要となることがある。又、登録した設定を呼び出す入力も必要となる。又、登録した設定に誤りや設定内容の追加、変更したい場合、再度、情報処理装置で設定を行うか、あるいは、画像読取装置で設定を行う必要がある。又、プレビュー画像を確認する場合もある。
そのため、特許文献1記載の発明でも、スキャンの設定は簡易化されるものの、スキャンを行うにはある程度の入力を要するという問題がある。又、設定のやり直し等により、次の使用者の待ち時間は、長くなることがある。従って、画像読取装置の稼働率が低下し、オフィスでの生産性が低下の点で問題が残り、上記の問題を解決できない。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ログアウト状態でも簡易にスキャン可能とすることで、ログイン入力の開始からスキャン実行開始を指示するまでの時間を大幅に短縮し、画像読取装置の稼働率を向上させ、オフィスでの生産性を高めることを課題とする。
上記課題解決のため、請求項1に係る画像読取装置は、原稿の読み取りを行って画像データを生成する読取部と、ログアウトスキャンにより生成された原稿の画像データを記憶するために予め設定された記憶領域である共有領域を含む記憶部と、ログアウト状態ではジョブ開始指示を受け付けないとともに、使用者を識別して認証するための識別情報の入力を受け付け、使用者を認証できたときログイン状態となり、前記ログイン状態では画像読取装置の機能を利用するための設定入力と機能の実行入力を受け付け、予め定められた条件が満たされると前記ログアウト状態となり、又、前記読取部のスキャンの実行指示を受け付けるためのスキャン開始キーを含む操作部と、外部の情報処理装置と通信を行うための通信部を有し、前記読取部は、前記ログアウト状態で前記スキャン開始キーが押されたとき、原稿の読み取りを行って画像データを生成するログアウトスキャンを行い、前記記憶部は、前記共有領域に前記ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶し、前記通信部を介した外部の情報処理装置からの前記共有領域に記憶された画像データへのアクセスを受け付けることとした。
この構成によれば、読取部は、ログアウト状態でスキャン開始キーが押されたとき、原稿の読み取りを行って画像データを生成するログアウトスキャンを行い、記憶部は、共有領域にログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶する。これにより、ログアウト状態でもログインのための入力や記憶先や設定先などの各種設定を操作部に入力すること無しに、スキャン開始キーを押すだけでスキャンを開始することができる。又、読取部により得られた原稿の画像データは、共有領域に記憶されるので、使用者を特定したり、記憶先や設定先を設定する必要もない。従って、使用前の認証を行う(ログインする必要がある)画像読取装置であっても、スキャン開始キーのワンタッチ動作のみでスキャンを開始でき、画像読取装置の操作部に対する入力の作業時間を最短化することができる。そのため、画像読取装置を使用したい次の使用者の待ち時間が極めて短くなり、画像読取装置の稼働率が向上し、オフィスでの生産性が高まる。又、この構成によれば、記憶部は、通信部を介した外部の情報処理装置からの共有領域に記憶された画像データへのアクセスを許可する。これにより、ログアウトスキャンを行った使用者は、ログアウトスキャンにより得られた画像データを自己の情報処理装置に取り込むことができる。言い換えると、画像読取装置で送信先を設定し、自己の情報処理装置にログアウトスキャンにより得られた画像データを送信するといった入力、設定作業を画像読取装置で行わずに済む。従って、画像読取装置の前での入力、設定作業を行う時間を減らすことができ、画像読取装置の稼働率が向上し、オフィスでの生産性が高まる。
又、請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記読取部は、原稿の両面を読み取りを行うための両面読取機構を有し、前記ログアウトスキャンでは、前記両面読取機構を用いて原稿の両面の読み取りを行って、原稿の両面の画像データを生成し、前記記憶部は、生成された原稿の両面の画像データを前記共有領域に記憶することとした。
両面読取可能な画像読取装置では、ログアウト状態でスキャン開始キーが押されたとき、原稿の両面読取を行いたい使用者もいる。そこで、この構成によれば、ログアウトスキャンでは、両面読取機構を用いて原稿の両面の読み取りを行って、原稿の両面の画像データを生成し、記憶部は、生成された原稿の両面の画像データを共有領域に記憶する。これにより、ログアウト状態でもスキャン開始キーを押すだけで、複雑な設定を行うことなく原稿の両面読取を行うことができる。
又、請求項3に係る発明は、請求項2の発明において、画像データに対して画像処理を行う画像処理部を含み、前記操作部は、前記記憶部に記憶された両面の画像データのうち、何れか1方の面のページを除去する入力を受け付け、前記画像処理部は、前記記憶部に記憶された両面の画像データから、前記操作部に除去すると入力された面のページを一括して除去した画像データを生成することとした。
本発明の両面読取可能な画像読取装置では、ログアウト状態でスキャン開始キーが押されたとき原稿の両面読取がなされるが、片面のみの読み取りを行いたい使用者もいる。そこで、この構成によれば、操作部は、記憶部に記憶された両面の画像データのうち、何れか1方の面のページを除去する入力を受け付け、画像処理部は、記憶部に記憶された両面の画像データから、操作部に除去すると入力された面のページを一括して除去した画像データを生成する。これにより、原稿の両面読取で得られた画像データのうち、一方の面を指定するだけで、原稿の片面のみを読み取った画像データを得ることができる。従って、複雑な操作を行うことなく、片面のみの画像データを得ることができ、使いやすい画像読取装置を提供することができる。
又、請求項に係る発明は、請求項の発明において、前記画像処理部は、前記ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部に記憶するとき画像データに対して、前記ログイン状態で前記読取部が生成した画像データに対して施す複数種の画像処理のうち実行すると情報が復元できない予め定められた種類の画像処理を行わず、前記記憶部は、予め定められた種類の画像処理が施されていない画像データを前記共有領域に記憶することとした。
この構成によれば、画像処理部は、ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部に記憶するとき、画像データに対して、ログイン状態での読取部が生成した画像データに対して施す複数種の画像処理のうち、実行すると情報が復元できない予め定められた種類の画像処理を行わず、記憶部は、予め定められた種類の画像処理が施されていない画像データを共有領域に記憶する。これにより、ログアウトスキャンにより得られた画像データを再加工可能な状態で記憶させることができる。従って、使用者は、ログアウトスキャンで得られた画像データを所望の状態に加工できる。
又、請求項に係る発明は、請求項の発明において、前記読取部は、カラーの画像データを生成し、前記画像処理部は、前記ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部に記憶するとき、画像データに対してグレー又は白黒2値の画像データとする画像処理を行わないこととした。
カラーの画像データを一度グレーや白黒2値の画像データに変換すると、カラーの情報は失われ、元に戻すことはできない。そこで、この構成によれば、読取部は、カラーの画像データを生成し、画像処理部は、ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部に記憶するとき画像データに対してグレー又は白黒2値の画像データとする画像処理を行わない。これにより、ログアウトスキャンでも、カラーの画像データを所望する使用者に対し、カラーの画像データを提供することができる。尚、グレーや白黒2値の画像データを所望する使用者は、カラーの画像データを変換すればよい。
又、請求項に係る発明は、請求項又はの発明において、前記画像処理部は、前記ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部に記憶するとき、画像データに対してズームの画像処理を行わないこととした。
画像データに対して拡大、縮小の画像処理を施すと、元に戻すことはできないことがある。そこで、この構成によれば、画像処理部は、ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部に記憶するとき、画像データに対して、ズームの画像処理を行わない。これにより、使用者が後に画像処理を施せるように、使用者に対してオリジナルの画像データを提供することができる。
又、請求項に係る発明は、請求項乃至の発明において、前記画像処理部は、前記ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部に記憶するとき、画像データに対してフィルターをかける画像処理を行わないこととした。
画像データに対してフィルター処理(例えば、微分フィルターや積分フィルターなど)を施すと、元の画像データに戻すことはできない。そこで、この構成によれば、画像処理部は、ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部に記憶するとき、画像データに対して、フィルターをかける画像処理を行わない。これにより、使用者が後に画像処理を施せるように、使用者に対してオリジナルの画像データを提供することができる。
又、請求項に係る発明は、請求項3乃至の発明において、前記操作部は、グレー又は白黒2値への色変換処理、ズーム処理、フィルター処理の何れか1つ又は複数を含む画像処理を行う指示入力を受け付け、前記画像処理部は、前記記憶部に記憶された画像データに対して、前記操作部に指示入力された内容で画像処理を施すこととした。
この構成によれば、画像処理部は、記憶部に記憶され、ログアウトスキャンにより生成された画像データに対して、操作部に指示入力された内容で画像処理を施す。これにより、使用者がログアウトスキャンの後、例えば、誰も画像読取装置を利用していないときなどに、ログアウトスキャンされたデータに対して画像処理を施すことができる。
又、請求項に係る発明は、請求項1乃至の発明において、前記読取部は、前記操作部に設けられるキーの押下に応じ、原稿の片面を読み取るか、原稿の両面を読み取るかを切り替えることとした。
スキャンする面数が多いので、片面よりも両面を読み取る方が読取開始から完了までの時間が長くなることがある。読取時間の長短は、生産性に影響がある。又、使用者は片面のみの読取を希望する場合もある。この構成によれば、読取部は、操作部のスキャン開始キーが押され続けた時間に応じ、又は、ログアウト状態でスキャンのモードを設定するために操作部に設けられるモード設定キーの押下に応じ、原稿の片面を読み取るか、原稿の両面を読み取るかを切り替える。これにより、生産性の向上を図りつつ、使用者の意図に沿ったログアウトスキャンを行えるようにすることができる。
又、請求項10に係る発明は、請求項1乃至の発明において、前記読取部は、前記操作部に設けられるキーの押下に応じ、読み取りでの解像度を切り替えることとした。
解像度が高いほど、読取開始から完了までの時間が長くなる。読取時間の長短は、生産性に影響がある。又、使用者は低解像度での読取で十分と考えている場合もある。そこで、この構成によれば、読取部は、操作部のスキャン開始キーが押され続けた時間に応じ、又は、ログアウト状態でスキャンのモードを設定するために操作部に設けられるモード設定キーの押下に応じ、読み取りでの解像度を切り替えるこれにより、生産性の向上を図りつつ、使用者の意図に沿ったログアウトスキャンを行えるようにすることができる。
又、請求項12に係る画像読取システムは、画像読取装置と、前記画像読取装置と通信可能に接続された情報処理装置とを含み、前記画像読取装置は、画像データを生成する読取部と、画像データを記憶するとともに、ログアウトスキャンにより生成された原稿の画像データを記憶するために予め設定された記憶領域である共有領域を含む記憶部と、ログアウト状態ではジョブ開始指示を受け付けないとともにログインを行うための認証情報の入力を受け付け、使用者を認証できたときログイン状態となり、前記ログイン状態では画像読取装置の機能を利用するための設定入力と機能の実行入力を受け付け、予め定められた条件が満たされると前記ログアウト状態となり、又、前記読取部のスキャンの実行指示を受け付けるためのスキャン開始キーを含む操作部と、外部の情報処理装置と通信を行うための通信部を有し、を有し、前記読取部は、前記ログアウト状態で前記スキャン開始キーが押されたとき、原稿の読み取りを行って画像データを生成するログアウトスキャンを行い、前記記憶部は、前記共有領域に前記ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶し、前記通信部を介した前記情報処理装置からの前記共有領域に記憶された画像データへのアクセスを受け付け、前記情報処理装置は、前記共有領域に記憶された画像データを取得し、取得した画像データに対し、画像処理を行うこととした。
この構成によれば、上記の画像読取装置と同様に、使用前の認証を行う(ログインする必要がある)画像読取装置であっても、スキャン開始キーのワンタッチ動作のみでスキャンを開始でき、画像読取装置の操作部に対する認証を受けるための入力などの作業時間を最短化することができる。又、ログアウトスキャンを行った使用者は、ログアウトスキャンにより得られた画像データを自己の情報処理装置に取り込み、各種の画像処理を情報処理装置で行うことができる。
上述したように、本発明によれば、ログアウト状態でも簡易にスキャン可能とする。これにより、ログイン入力の開始から各種設定を行った後にスキャン実行開始を指示するまでの時間を極めて短くすることができる。これにより、稼働率を向上させ、オフィスでの生産性を高めた画像読取装置を提供することができる。
複合機の概略構成を示す正面視模型的断面図である。 読取部の一例を示す模型的断面図である。 複合機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 読取部での原稿読取の流れの一例を説明するためのブロック図である。 操作パネルの一例を示す平面図である。 操作パネルの構成の一例を示すブロック図である。 使用者登録画面の一例を示す説明図である。 ソフトキーボード画面の一例を示す説明図である。 操作パネルでのログイン画面の一例を示す説明図である。 ログアウト状態でのスキャンの流れの一例を示すフローチャートである。 共有フォルダ画面の一例を示す説明図である。 画像処理設定画面の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図12を用いて説明する。本説明では、画像読取装置として複合機100を例に挙げて説明する。言い換えると、複合機100が画像読取装置に相当する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(複合機100の概要)
まず、図1を用いて、本発明の実施形態に係る複合機100の概要を説明する。図1は複合機100の概略構成を示す正面視模型的断面図である。
図1に示すように、本実施形態の複合機100は、上方に読取部101が配される。読取部101は画像読取部1と原稿搬送部2(両面読取機構に相当)を含む。画像読取部1は、搬送読取用コンタクトガラス11a又は載置読取用コンタクトガラス11b上面に向け光を照射し、反射光に基づき原稿の表面を読み取り、画像データを生成する。原稿搬送部2は、画像読取部1の上方に設けられ、画像読取部1に対し上下方向に開閉し、搬送読取用コンタクトガラス11aに向けて原稿を搬送し、原稿の裏面を読み取り、画像データを生成する。尚、読取部101の詳細は後述する。
又、図1に破線で示すように、画像読取部1の正面側に操作パネル3(操作部に相当)が設けられる。操作パネル3は、使用者による各種設定入力を受け付ける。尚、操作パネル3の詳細は後述する。
そして、図1に示すように、本実施形態の複合機100は、本体内部に給紙部4a、搬送路4b、画像形成部5a、中間転写部5b、定着部5c等を備える。複合機100本体内の複数の給紙部4aは、それぞれ、各サイズ(例えば、A4、B4等のA型、B型用紙等)、各種用紙(例えば、コピー用紙、再生紙、厚紙等)を複数枚収容する。印刷をおこなうとき、いずれかの給紙部4aの給紙ローラー41が回転し、搬送路4bに用紙を1枚ずつ送り込む。
搬送路4bは、装置内で用紙を搬送する通路である。そして、搬送路4bには、用紙の案内のためのガイド板や、用紙搬送時に回転駆動する搬送ローラー対42(図1おいて、上方から42a、42b、42cの計3つ)や、搬送される用紙を画像形成部5aの手前で待機させ、形成されたトナー像の転写タイミングに合わせ用紙を送り出すレジストローラー対43等が設けられる。又、定着完了後の用紙を排出トレイ44に排出する排出ローラー対45も設けられる。
尚、搬送路4bの一種として、定着部5cの下流とレジストローラー対42の上流を接続する両面搬送路4cが設けられる。両面印刷の時、排出ローラー対45は、片面印刷済みの用紙を一旦排出トレイ44方向に搬送した後、逆回転して用紙を両面搬送路4cに向けて搬送するスイッチバック動作を行う。又、両面搬送路4cには、レジストローラー対42方向に用紙を搬送する両面排出ローラー対46が複数設けられる(図1おいて、上方から46a、46b、46cの計3つを例示)。又、排出ローラー対45方向と両面搬送路4c方向の分岐点には、用紙の搬送方向をガイドするために回動する切替弁47が設けられる。排出ローラー対45や切替弁47により、片面印刷済の用紙は、表裏逆転された後、レジストローラー対42に向けて搬送される。そして、未印刷の面に印刷を行うことで、用紙の両面に対して印刷を行うことができる。
画像形成部5aは、複数の画像形成ユニット50(ブラック用の50Bk、イエロー用の50Y、シアン用の50C、マゼンタ用の50M)と露光装置51を含む。露光装置51は、画像読取部1で読み取られた画像データ等に基づき、レーザ光を点消灯しつつ出力し、各感光体ドラムを走査露光する。画像形成ユニット50は、回転駆動可能に支持された感光体ドラムや、感光体ドラムの周囲に配設された帯電装置、現像装置、清掃装置等を備える。そして、各画像形成ユニット50と露光装置51によって、感光体ドラムの周面上にトナー像が形成される。
中間転写部5bは、各画像形成ユニット50からトナー像の1次転写を受け、シートに2次転写を行う。中間転写部5bは、各1次転写ローラー52Bk〜52M、中間転写ベルト53、駆動ローラー54、複数の従動ローラー55a、55b、2次転写ローラー56、ベルト清掃装置57等で構成される。各1次転写ローラー52Bk〜52Mは、対応する感光体ドラムと無端状の中間転写ベルト53を挟み込む。各1次転写ローラー52Bk〜52Mには、転写用電圧が印加され、トナー像は中間転写ベルト53に転写される。
中間転写ベルト53は、駆動ローラー54、各1次転写ローラー52Bk〜52M等に張架される。中間転写ベルト53は、モーター等の駆動機構(不図示)に接続される駆動ローラー54の回転駆動により周回する。駆動ローラー54と2次転写ローラー56は、中間転写ベルト53を挟み込む。各画像形成ユニット50で形成されたトナー像(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色)は、順次、ずれなく重畳して中間転写ベルト53に1次転写された後、所定の電圧を印加された2次転写ローラー56により、シートに転写される。
定着部5cは、用紙に転写されたトナー像を定着させる。定着部5cは、主として、発熱体を内蔵する加熱ローラー58とこれに圧接する加圧ローラー59からなる。用紙が、加熱ローラー58と加圧ローラー59のニップを通過すると、トナーが溶融・加熱され、トナー像が用紙に定着する。定着部5cからの排出用紙は排出トレイ44に送られる。
(読取部101の構成)
次に、図2を用いて、実施形態に係る読取部101の一例を説明する。図2は、読取部101の一例を示す模型的断面図である。
上述のように、読取部101は、画像読取部1と原稿搬送部2を含む。そこで、まず、画像読取部1を説明する。図1や図2に示すように、画像読取部1は、箱形の筐体を有する。そして、画像読取部1の上面左側に、図2の紙面に垂直な方向でのび、透明板状の搬送読取用コンタクトガラス11aが配される。そして、画像読取部1の上面右側に、紙面に垂直な方向でのび、透明板状の載置読取用コンタクトガラス11bが配される。書籍等の原稿を1枚ずつ読み取る場合、原稿搬送部2を持ち上げ、読取面を下向きにして、原稿が載置される。
又、図2に示すように、画像読取部1の筐体内に、第1移動枠131、第2移動枠132、ワイヤ141、巻取ドラム142、レンズ15と、原稿に光を照射する第1光源16(例えば、LEDや蛍光管)と、原稿に照射された光が入射され、1ライン毎に原稿を読み取り、画像データを生成するための第1イメージセンサー12等が配される。第1イメージセンサー12は、例えば、ライン状に光電変換素子を並べたCCD(Charge Coupled Device)で構成され、原稿の反射光を元に、1ライン毎に原稿の表面を読み取る。
第1光源16から発せられ、搬送読取用コンタクトガラス11a上の原稿や、載置読取用コンタクトガラス11b上の原稿に当たり反射された反射光は、第1ミラー171、第2ミラー172、第3ミラー173による反射でレンズ15に導かれる。レンズ15は、反射光を集光し、第1イメージセンサー12に入射する。第1イメージセンサー12は、カラーでの読み取りに対応し、例えば、複数の受光素子を並べたR、G、Bの3色のラインセンサを含む。そして、第1イメージセンサー12は、反射光を画像濃度に応じたアナログの電気信号に変換する。この原稿の主走査方向(原稿搬送方向と垂直な方向)にライン単位で読取が行われ、ライン単位の読取を副走査方向(原稿搬送方向)に連続して繰り返し行って、1枚の原稿の表面が読み取られる。
そして、第1移動枠131は、上方に光を照射する第1光源16を、下方に第1ミラー171を支持する。尚、第1光源16、各ミラーは、図2の紙面垂直方向に延びる形状である。第2移動枠132は、上方に第2ミラー172を、下方で第3ミラー173を支持する。又、第1移動枠131は第2移動枠132の上方に配される。又、この第1移動枠131及び第2移動枠132には複数本のワイヤ141が取り付けられ(図2では、便宜上1本のみ図示)る。ワイヤ141の他端は巻取ドラム142に接続され、巻取モーター14(図4参照)を駆動源として、巻取ドラム142が正逆回転し、第1移動枠131と第2移動枠132は水平方向に自在に移動する。
ここで、原稿の表面の読取動作を説明しておく。まず、原稿搬送部2により搬送される原稿の表面読取や、両面同時読取の場合、巻取モーター14が駆動した後、第1移動枠131と第2移動枠132は、搬送読取用コンタクトガラス11aの下方位置(読み取り位置)に固定される。そして、通過する原稿に対し、第1光源16は光を照射する。そして、第1イメージセンサー12の各画素が反射光に応じたアナログの電気信号を出力する。
一方、載置読取用コンタクトガラス11b上に載置された原稿を読み取る場合、第1移動枠131及び第2移動枠132を巻取ドラム142やワイヤ141等により、ホームポジションから図2の右方向に水平に移動させ、走査動作を、順次原稿端部まで連続的に行うことで、原稿全体が読み取られ、原稿画像がアナログの電気信号に変換される。
次に、原稿搬送部2から説明する。原稿搬送部2は、読み取りを行う原稿を1枚ずつ、自動的に連続して読み取り位置(後述の搬送読取用コンタクトガラス11a)に搬送する。原稿搬送部2は、原稿搬送方向上流側から順に、原稿トレイ22、原稿供給ローラー23、原稿搬送路24、複数の原稿搬送ローラー対25、原稿排出ローラー対26、原稿排出トレイ27等を備える。又、原稿搬送部2は、図2の紙面奥側を支点として画像読取部1に上下方向に開閉自在に取り付けられ、画像読取部1の各コンタクトガラスを上方から押さえるカバーとして機能する。
読み取りを行う複数枚の原稿は、表面を上に向けた状態で、原稿トレイ22に載置される。そして、原稿供給ローラー23は、原稿トレイ22に載置された原稿のうち最上位の原稿に当接する。例えば、スタートキー34の押下等、原稿読取を行う旨の入力が複合機100に入力されると、原稿供給ローラー23は、原稿搬送路24に原稿を1枚ずつ送り出す。
送り出された原稿は、複数の原稿搬送ローラー対25やガイドに導かれ、画像読取部1上面に設けられた搬送読取用コンタクトガラス11aの上面を通過する。この通過の際、画像読取部1が読取を行う。そして、読取が完了した原稿は、原稿排出ローラー対26から原稿排出トレイ27に排出される(原稿搬送経路を2点鎖線で図示)。尚、上記の各回転体(原稿供給ローラー23、原稿搬送ローラー対25、原稿排出ローラー対26)は、原稿搬送モーター28(図4参照)を駆動源として回転する。
そして、原稿搬送部2には、例えば、原稿排出ローラー対26の近傍で原稿搬送方向上流側に、搬送される原稿の裏面を読み取る第2イメージセンサー21(両面読取機構に相当)が設けられる。第2イメージセンサー21は、CIS(Contact Image Sensor、密着イメージセンサ)方式のイメージセンサーである。又、例えば、第2イメージセンサー21は、カラーでの読み取りに対応し、例えば、複数の受光素子を並べたR、G、Bの3色のラインセンサを含む。又、第2イメージセンサー21は、原稿の裏面に光を照射する第2光源29(例えば、LEDや蛍光管、図4参照)や、原稿の反射光を導くレンズなども含む。
原稿搬送に伴い、第2イメージセンサー21は、原稿の裏面の主走査方向(原稿搬送方向と垂直な方向)でのライン単位の読取を行う。第2イメージセンサー21は、反射光を画像濃度に応じたアナログの電気信号に変換する。ライン単位の読取を副走査方向(原稿搬送方向)に連続して繰り返し行って、1枚の原稿の裏面が読み取られる。従って、原稿搬送部2や第2イメージセンサー21が原稿の両面を読み取るための両面読取機構として動作する。
尚、本実施形態の読取部101は、原稿搬送部2に第2イメージセンサー21を設けて原稿の両面をほぼ同時に読み取る。しかし、第2イメージセンサー21を設けず、原稿排出ローラー対26にスイッチバック動作を行わせ、再度、原稿を搬送読取用コンタクトガラス11aよりも上流側に原稿を送り込む再合流用原稿搬送路を設けて、第1イメージセンサー12が裏面側も読み取りを行う構成としてもよい。この場合、原稿排出ローラー対26や再合流用原稿搬送路が両面読取機構として動作する。
(複合機100のハードウェア構成)
次に、図3に基づき本発明の実施形態に係る複合機100のハードウェア構成の一例を説明する。図3は複合機100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
複合機100には、全体制御を司り、複合機100内の各部の制御や通信制御が画像処理を行う主制御部6が設けられる。そして、主制御部6には、中央演算処理装置としてCPU61が設けられる。又、ROM62(Read Only Memory)やRAM63(Random Access Memory)やHDD64(Hard disk drive)や、その他フラッシュROM等の不揮発性と揮発性の記憶装置からなる記憶部65が、主制御部6に設けられる(主制御部6外でもよい)。
記憶部65は、複合機100を制御するためのプログラム、データ等を記憶する。主制御部6は、記憶部65のプログラムやデータを利用して、各部を制御し、印刷やデータの送信を行わせる。又、記憶部65(例えば、HDD64)は、読取部101の読み取りに基づく画像データを記憶、蓄積することができる。
又、主制御部6には、読取部101の読み取りにより得られた画像データや記憶部65に記憶された画像データに対し、画像処理を行う画像処理部7が設けられる。例えば、画像処理部7は、ASICやFPGAなどの画像処理専用の集積回路やメモリーを含む。画像処理部7は、各種補正処理(γ補正処理等)やシェーディング補正等の補正画像処理や、濃度変換処理や、拡大縮小処理や、回転処理や、データ形式変換、ページを削除する処理や、各種フィルター処理など、印刷や外部への画像データ送信のための各種画像処理を行える。尚、画像処理部7は、その他の画像処理(例えば、枠消し処理)等を行うこともできるが、公知の画像処理を行えるものとして説明を割愛する。
又、複合機100には、外部のコンピューター200(情報処理装置に相当)やFAX装置300と画像データの送受信を行う通信部8が設けられる。通信部8は、コンピューター200やFAX装置300から印刷を行う画像データや印刷での設定データを受信する(プリンター、FAX機能)。又、通信部8は、読取部101での原稿読取に基づき生成され記憶部65に記憶された画像データをコンピューター200やFAX装置300に送信できる(送信機能)。又、主制御部6は、操作パネル3と通信可能に接続される。操作パネル3での入力内容やジョブの実行指示は、主制御部6に伝達される。
又、主制御部6は、画像形成や各種回転体を回転させるモーター等のON/OFF等を行い、印刷を制御するエンジン制御部5dと通信可能に接続される。尚、エンジン制御部5dを設けず、主制御部6が代わりに印刷制御を行っても良い。そして、エンジン制御部5dは、給紙部4a、搬送路4b、両面搬送路4c、画像形成部5a、中間転写部5b、定着部5c等と接続される。主制御部6は、印刷の際、エンジン制御部5dに、操作パネル3での設定に応じて、印刷内容の指示を与える。エンジン制御部5dは、主制御部6の指示に基づき、各部の動作制御を行う。
又、主制御部6は、画像読取部1、原稿搬送部2とも通信可能に接続される。コピーや画像データ送信などのため、原稿読取の実行時、主制御部6は、画像読取部1、原稿搬送部2に対して動作指示を与える。これにより画像読取部1(両面読取のときは原稿搬送部2も)は原稿読取を行う。そして、主制御部6は、例えば、原稿の画像データを受け取り、画像データを画像処理部7に処理させ、処理後の画像データに基づき、エンジン制御部5dに印刷を行わせたり(コピー)や、通信部8に画像データの送信を行わせたり(送信機能)、記憶部65のHDD64に記憶させたりする(ボックス機能)。
(読取部101での原稿読取の流れ)
次に、図4に基づき、実施形態に係る読取部101での原稿読取の流れの一例を説明する。図4は読取部101での原稿読取の流れの一例を説明するためのブロック図である。
上述したように、本実施形態の読取部101は、画像読取部1と原稿搬送部2を含む。そして、画像読取部1には、画像読取部1の動作の制御を行う読取制御部10が設けられる。一方、原稿搬送部2には、原稿搬送部2の動作の制御を行う原稿搬送制御部20が設けられる。
まず、画像読取部1での原稿読取の流れを説明する。読取制御部10は、主制御部6や原稿搬送制御部20と通信可能に接続される。そして、主制御部6からの指示、信号を受け、画像読取部1内の部材の動作制御を行う。
例えば、読取制御部10は、中央演算処理装置としてのCPUや、制御用のプログラムやデータを記憶する記憶装置としてのROM、RAMを含む基板である。主制御部6から原稿の読取指示があったとき、読取制御部10は、巻取モーター14を駆動させ、巻取ドラム142を回転させ、第1移動枠131や第2移動枠132を読み取りに応じた位置に移動させる。
又、そして、画像読取部1には、原稿の表面の読み取りに関し、第1光源16、第1イメージセンサー12、第1AFE18(Analog Front End)、画像メモリー19などが設けられる。
原稿読取(表面読取)の指示を主制御部6から受けたとき、画像読取部1は、第1光源16を点灯させる。そして、第1イメージセンサー12は、原稿の表面を読み取る。尚、第1イメージセンサー12は、1200dpiや600dpiや300dpiなど複数の読取解像度を有し、何れかの解像度で読み取りを行うことができる。第1イメージセンサー12の各受光素子(光電変換素子)が出力するアナログ信号は、第1AFE18に入力される。第1AFE18は、例えば、アナログ信号の増幅器や、AGC(Auto Gain Control、自動ゲイン調整)回路や、第1イメージセンサー12から出力される奇数番目と偶数番目の信号の特性の差異を補正するODD/EVEN補正回路や、各種補正、調整回路で整えられたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換回路などを含む。第1AFE18によってディジタル信号に変換された画像データは、画像メモリー19に入力される。
次に、原稿搬送部2側での原稿読取動作を説明する。原稿搬送制御部20は、上述の主制御部6や読取制御部10と接続され、主制御部6や読取制御部10からの指示、信号を受け原稿搬送部2に設けられた部材の動作制御を行う。
原稿搬送制御部20は、例えば、中央演算処理装置としてのCPUや、制御用のプログラムやデータを記憶する記憶装置としてのROM、RAMを含む基板である。例えば、主原稿トレイ22に載置された原稿の制御部5から原稿の読取指示があった場合、原稿搬送モーター28を駆動させ、原稿供給ローラー23や原稿搬送ローラー対25等を回転させる。
尚、原稿トレイ22には、原稿トレイ22への原稿を載置するための原稿検知センサー201が設けられる(図2等参照)。原稿検知センサー201は、例えば、光センサーであり、原稿が載置されているときと載置されていないときでは、出力が変化する。そして、原稿検知センサー201の出力は、原稿搬送制御部20に入力される。原稿搬送制御部20は、原稿検知センサー201の出力(例えば、HighかLowか)に基づき、原稿トレイ22に原稿が載置されているか否かを認識する。
又、操作パネル3で両面読取の指示があった場合など、両面読取を行うとき、主制御部6は、原稿搬送制御部20に原稿の裏面読取を指示する。そして、原稿搬送部2には原稿の裏面を読み取るため第2光源29、第2イメージセンサー21、第2AFE20a(Analog Front End)などが設けられる。
裏面読取の指示を主制御部6から受けたとき、原稿搬送制御部20は、第2光源29を点灯させる。そして、第2イメージセンサー21は、通過する原稿の裏面を読み取る。尚、第2メージセンサーも、1200dpiや600dpiや300dpiなど複数の読取解像度を有し、何れかの解像度で読み取りを行うことができる。第2イメージセンサー21は、各受光素子(光電変換素子)のアナログ信号を出力し、第2AFE20aに入力する。第2AFE20aは、例えば、アナログ信号の増幅器や、AGC(Auto Gain Control、自動ゲイン調整)回路や、第2イメージセンサー21から出力される奇数番目と偶数番目の信号の特性の差異を補正するODD/EVEN補正回路や、各種補正、調整回路で整えられたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換回路などを含む。尚、第2AFE20aは、第1AFE18と同様の処理を行うが、第1イメージセンサー12と第2イメージセンサー21は、イメージセンサーの種類が異なるので、各処理でのパラメータが異なる。第2AFE20aによってディジタル信号に変換された画像データは、画像メモリー19に入力される。
又、例えば、画像メモリー19は、DRAMである。画像メモリー19は、生成された画像データを記憶部65に向けて出力する。そして、画像データは、例えば、主制御部6のRAM63に一時的に蓄えられ、本体側の画像処理部7が別途画像処理を行った後、印刷のため露光装置51(コピーの場合)や送信(スキャン送信の場合)に出力されたり、記憶部65(例えば、HDD64)に記憶される。尚、読取部101側に、別途、1又は複数の画像処理部を設け、原稿読取に関する画像処理は、読取部101内で行うようにしてもよい。
(操作パネル3の構成)
次に、図1、図5及び図6に基づき、本発明の実施形態に係る複合機100の操作パネル3の一例を説明する。図5は、操作パネル3の一例を示す平面図である。図6は、操作パネル3の構成の一例を示すブロック図である。
まず、図1に破線で示すように、操作パネル3は、複合機100の正面上方に設けられる。そして、図5、図6に示すように、操作パネル3は、複合機100の状態や各種メッセージを表示する液晶表示部31を備える。又、液晶表示部31は、機能の選択や選択した機能での設定値を設定するためのキーを1又は複数表示できる。
そして、図5、図6にしめすように、液晶表示部31の上面にタッチパネル部32(例えば、抵抗膜方式)が設けられる。タッチパネル部32は、液晶表示部31で押された部分の位置、座標を検出するためのものである。尚、タッチパネル部32としては、抵抗膜方式の他、表面弾性波方式、赤外線方式、静電容量方式等、各方式のものを採用でき特に制限はない。
尚、操作パネル3は、印刷部数等、数字入力用のテンキー部33や、コピーやスキャン等のデータ送信の開始を指示するためのスタートキー34、ログイン状態でのログアウトを直接指示するログアウトキー35も備える。又、使用や設定を行う機能(図5ではコピー、プリンター、スキャン、FAXを例示)を選択するために押される機能選択キー群36(コピーキーやボックスキーなど)も設けられる。このように、操作パネル3には、入力、設定用のハードキーが設けられる。
又、図6に示すように、操作パネル3内には、表示制御部30、機能の選択画面や選択した機能の設定値の設定画面や表示する各種メッセージ等の各種データを記憶するメモリー37等が設けられる。表示制御部30は、スタートキー34、テンキー部33、機能選択キー群36、スキャン開始キーK7等の操作パネル3に設けられるキーと接続され、押されたキーを認識する。
又、表示制御部30は、液晶表示部31の表示を制御する。例えば、液晶表示部31に表示させる画面、画像のデータは、メモリー37に記憶される(記憶部65に画面、画像のデータを記憶させ、通信により表示制御部30が画像のデータを受けても良い)。表示制御部30は、メモリー37に記憶された画面、画像のデータに基づき、液晶表示部31の表示を制御する。例えば、表示制御部30は、使用者の操作、入力に応じて液晶表示部31の表示切り替えさせる。
又、表示制御部30は、タッチパネル部32と接続される。タッチパネル部32に抵抗膜を用いている場合、抵抗膜からの出力電圧は、押下位置により変化する。表示制御部30は、タッチパネル部32の出力電圧に基づき、液晶表示部31のうち、押下された位置(座標)を認識する。表示制御部30は、液晶表示部31に現在表示させている画面、画像のデータと座標から、液晶表示部31に表示されるキーの内、いずれのキーが押下されたかを認識する。これにより、使用者は、液晶表示部31に表示されるキーを押して、での表示とタッチパネル部32で複合機100の各機能の選択や設定値の設定やモード選択等を行うことができる。
(使用者情報の登録)
次に、図7、図8を用いて、複合機100の使用者の登録の一例を説明する。図7は、使用者登録画面S1の一例を示す説明図である。図8は、ソフトキーボード画面S2の一例を示す説明図である。
本実施形態では、操作パネル3で使用者の認証(特定)を行うが、そのためには、予め使用者を登録しておく必要がある。そして、予め登録された使用者の情報が認証を行うための認証情報として用いられる。
操作パネル3に対して予め定められた入力を行うと、図7に示すように、使用者登録画面S1が表示される。この使用者登録画面S1は、例えば、複合機100の管理者など、権限を有する者だけが開くことができる。
そして、管理者等は、使用者登録画面S1で新規キーK1を押すと、新規に、複合機100の使用者を登録することができる。例えば、登録内容(項目)としては、「ユーザ名」、「ユーザ(カナ)」、「ログインユーザ名」、「ログインパスワード」、「アクセスレベル」、「所属部門」、「メールアドレス」、「ネットワークアドレス」(例えば、IPアドレス)等がある(更に多くの項目を登録可能としても良い。)。尚、登録されていない項目については、その内容が表示されない(例えば、図7では、「ユーザ(カナ)」の項目)。
そして、各項目に関し、変更キーK2(K2a〜K2h)が設けられる。例えば、いずれかの変更キーK2が押されると、表示制御部30は、図8に示すようなソフトキーボード画面S2を液晶表示部31に表示させる。このソフトキーボード画面S2では数字、文字等の入力を行うことができる。例えば、ソフトキーボード画面S2を表示するための画像データは、メモリー37に記憶される。そして、使用者は、ソフトキーボード画面S2として表示されたキーを押して、文字等を入力できる。例えば、図8に示すように、ソフトキーボード画面S2には、アルファベット、記号、数字等の入力キーが含められる。又、「全角ひらがな」と表示されたキーや、「かな漢字」と表示されたキーを押すと、液晶表示部31は、各入力キーをかな文字が表示されたキーに入れ替えて表示を行う。これにより、日本語(かな、漢字等)の文字入力を行うこともできる。そして、入力された文字列は、入力文字表示欄S21に表示される。
このように、新規の複合機100の使用者登録や、既に登録されている者の変更登録を行うことができる。使用者登録画面S1でなされた入力内容は、登録キーK3が押されると、認証情報として、メモリー37に記憶される(記憶部65でもよい)。
(複合機100における認証)
次に、図9を用いて、実施形態に係る複合機100での認証(ログイン)の一例を説明する。図9は、操作パネル3でのログイン画面S3の一例を示す説明図である。
まず、主制御部6は、基本的に、複合機100を使用不可状態(ログアウト状態)とする。又、操作パネル3は、ログアウト状態では、ジョブ開始指示などを受け付けない。例えば、ログアウト状態では、スタートキー34が押されても、操作パネル3は無視し、主制御部6は、その動作指示入力を無視し、原稿読取や印刷は行われない。又、外部のコンピューター200から画像データの送信があっても、主制御部6は、受信した画像データを記憶部65等に一時的に保存しても印刷は行わない。
一方、使用可能な者との認証が得られると、操作パネル3は、ログイン状態となり、主制御部6は、実行指示があれば、各部を制御してジョブを実行させる。又、操作パネル3は、ジョブ(コピーやスキャンや送信等)での機能の選択や、設定値の設定や、ジョブ実行開始の指示を受け付ける。
本実施形態の複合機100では、使用者は、コピーや送信先を指定してスキャンをするとき、操作パネル3に入力を行って認証を受け、ログインする。ログインするには、図9に示すように、使用者は、ログイン画面S3でユーザ名(ユーザIDでもよい)やログイン用のパスワード等の使用者を識別するための情報(識別情報)を入力する。ログイン画面S3は、複合機100がログアウト状態のとき、液晶表示部31に表示される。
例えば、使用者がログインユーザ名キーK4やログインパスワードキーK5を押すと、表示制御部30は、図8に示したソフトキーボード画面S2を液晶表示部31に表示させる。そして、使用者は、予め登録された自己のログインユーザ名とログインパスワードを入力する。そして、表示制御部30は、入力結果をログインユーザ名表示欄S31と、ログインパスワード表示欄S32に表示させる。尚、例えば、ログインパスワード表示欄S32に表示される文字は、パスワードの文字数分の「*」等であり、パスワード自体は表示されない。
使用者は、ログインユーザ名やログインパスワードの入力(識別情報の入力)が完了すると、ログインキーK6を押す。ログインキーK6が押されたと表示制御部30が認識すると、認証作業がなされる。例えば、表示制御部30は、メモリー37内の認証情報と入力された識別情報を比較し、認証情報に識別情報と一致する部分があるか(一致する使用者がいるか)否かを確認する。一致する使用者がいれば、表示制御部30は、主制御部6に複合機100を使用させても良い旨のデータや使用者に関するデータを送信する。又、表示制御部30は、操作パネル3のロックを解除し、ログイン状態となり、各種機能の設定やジョブ開始の指示があれば、受け付ける。
又、例えば、認証は、主制御部6や記憶部65を使用して行われても良い。この場合、複合機100の使用者の認証情報は、予め記憶部65に記憶させていてもよい。そして、ログインキーK6が押されると、入力された識別情報が表示制御部30から主制御部6に送られる。主制御部6は、記憶部65内の認証情報と、受け取った識別情報を比較し、認証情報に識別情報と一致する部分があるか(一致する使用者がいるか)否か確認する。一致すれば、主制御部6は、複合機100を使用可能状態として良いと認識し、表示制御部30に複合機100を使用させても良い旨のデータや使用者を特定する情報(例えば、ユーザ名)を送信する。これにより、表示制御部30はロックを解除し、操作パネル3はログイン状態となり、複写等の各種機能の設定やジョブ開始の指示があれば、受け付ける。
そして、複合機100の使用後、ログイン状態のままであれば、誰でも複合機100を使用できてしまう。そのため、複合機100が、ログイン状態が維持されると、情報セキュリティ上、問題がある。そこで、複合機100や操作パネル3は、使用された後ログアウト状態となる。
使用者は、ログアウトキー35を押すことで、ログイン状態からログアウト状態に遷移すべき指示を与えることができる。あるいは、例えば、表示制御部30は、ジョブ完了後、操作パネル3への入力がないまま、予め定められた移行時間(例えば、1分、操作パネル3で設定可能)経過したかを計時する。そして、操作パネル3への入力が無い状態が予め定められた移行時間続くと、表示制御部30は、ログイン画面S3を表示し、操作パネル3をログアウト状態とする。又、表示制御部30は、主制御部6にログアウト状態となった旨のデータを送信する。
(ログアウト状態でのスキャン)
次に、図9を用いて、本実施形態の複合機100でのログアウト状態でのスキャン(ログアウトスキャン)の概要を説明する。
従来、スキャンを行うとき、使用者は、ログインし、スキャンしたデータの記憶先(例えば、コンピューター200のアドレスや、複合機100の記憶部65のHDD64に設けられたフォルダ等)や、読み取りでの解像度や、カラーや白黒等の読み取りでのカラーの設定など、各種の設定を行ってから、スタートキー34などを押して、スキャンのジョブの実行指示を行う。
しかし、このような従来のスキャンでは、ログインのための識別情報の入力や各種設定入力が必須であり、原稿をセットし、識別情報の入力開始からスキャンを行うまで、ある程度の時間を要している。
そのため、設定中の使用者の次に複合機100を利用したい使用者は、ログイン入力→各種設定入力→ジョブの実行開始(スタートキー34押下)の間、待つ必要があり、待ち時間が生ずる。更には、先の使用者に識別情報の入力ミスや、設定ミスによるジョブのやり直し等があれば、使用者の待ち時間は更に長くなってしまう。
このように、スキャン等のジョブを実行するまでに必須の複合機100の前での作業(操作パネル3での入力作業)が多いため、複合機100(画像読取装置)の稼働率や、オフィスでの生産性を一定以上には、高めることができない。そこで、本実施形態では、ログアウトでの簡易な操作に基づくスキャンを実現し、使用者の待ち時間を減らし、画像読取装置の稼働率や、オフィスでの生産性を高める。
次に、具体的なログアウト状態でのスキャンを図9を用いて説明する。本実施形態の複合機100では、ログアウト状態で表示されるログイン画面S3に、ログアウト状態でのスキャン(ログアウトスキャン)の実行を指示するためのスキャン開始キーK7が設けられる。
使用者は、原稿を原稿搬送部2や載置読取用コンタクトガラス11bに原稿をセットした状態でスキャン開始キーK7を押すことで、ログアウト状態でも原稿の読み取りを複合機100(読取部101)に行わせることができる。スキャン開始キーK7が押されると、表示制御部30は、主制御部6に向けてスキャン開始キーK7が押された旨を示すデータを送信する。これを受けて、主制御部6は、読取部101に原稿の読み取りを行わせる。例えば、原稿搬送部2は原稿トレイ22に載置された原稿を搬送し、第1イメージセンサー12や第2イメージセンサー21が原稿の読み取りを行う。
そして、ログアウトスキャンにより生成された原稿の画像データは、複合機100のHDD64に予め設定された共有フォルダ66(共有領域に相当)に記憶される。共有フォルダ66は、外部のコンピューター200から通信部8を介してアクセス可能である。そのため、外部のコンピューター200から複合機100のHDD64にアクセスし、共有フォルダ66に記憶された原稿の画像データに対する操作が可能である。例えば、共有フォルダ66に記憶された画像データのコンピューター200への取り込み(ダウンロード)や、共有フォルダ66に記憶された画像データの削除をコンピューター200で実行できる。
又、ログイン画面S3には、スキャン開始キーK7に付随して、両面キーK8、片面キーK9、高解像度キーK10、低解像度キーK11が設けられる。
本実施形態の読取部101は、原稿搬送部2を用いて、原稿の両面の読み取りを行うことができる。一方、両面読取は、片面読取に比べ、読み取りを行う面が多く、画像データのサイズも大きくなる。そのため、両面読取の方が、片面読取よりも原稿の読み取りに時間を要することがあり、両面で読み取るか、片面で読み取るかは、複合機100の生産性、稼働率に係わる。そこで、スキャン開始キーK7を押す前に、両面キーK8、片面キーK9を押して、ログアウトスキャンでの読み取りを行う面を指定できる。
両面キーK8は、原稿の両面を読み取ってログアウトスキャンを行うときに押す。一方、片面キーK9は、原稿の片面(表面)のみを読み取ってログアウトスキャンを行うときに押す。これにより、読取部101は、使用者の所望する態様で原稿の読み取りを行える。尚、スキャン開始キーK7が押されたとき、両面キーK8、片面キーK9のいずれも押されていない場合、読取部101は、原稿の両面の読み取りを行う。言い換えると、ログアウトスキャンでのデフォルトの設定は、両面の読み取りである。
又、高解像度での読み取りは、低解像度の場合にくらべ、走査数が多くなり、画像データのサイズも大きくなる。そのため、高解像度での読取の方が、低解像度での読取よりも原稿の読み取りに時間を要することがある。そのため、読み取りでの解像度は、複合機100の生産性、稼働率に係わる。そこで、スキャン開始キーK7を押す前に、高解像度キーK10、低解像度キーK11を押して、ログアウトスキャンでの解像度を指定できる。
高解像度キーK10は、高い方の解像度で原稿を読み取ってログアウトスキャンを行うときに押す。例えば、高解像度での読み取りでは、第1イメージセンサー12や第2イメージセンサー21は、600dpiで原稿を読み取り、読取部101は、600dpiの画像データを生成する。一方、片面キーK9は、低い方の解像度で原稿を読み取ってログアウトスキャンを行うときに押す。例えば、低解像度での読み取りでは、第1イメージセンサー12や第2イメージセンサー21は、300dpiで原稿を読み取り、読取部101は、300dpiの画像データを生成する。これにより、読取部101は、使用者の所望する解像度で原稿の読み取りを行える。尚、600dpiや300dpiは例示である。又、各イメージセンサーが備える読取モード(読取解像度)にあわせて、更に複数の解像度での読み取りの設定を行えるようにしてもよい。
尚、スキャン開始キーK7が押されたとき、高解像度キーK10、低解像度キーK11のいずれも押されていない場合、読取部101は、高解像度で読み取りを行う。言い換えると、ログアウトスキャンでのデフォルトの設定は、高解像度である。
又、上記の説明では、スキャン開始キーK7や、両面キーK8、片面キーK9、高解像度キーK10、低解像度キーK11を液晶表示部31に表示されるソフトキーとして説明したが、上記の各キーを操作パネル3にハードキーとして設けても良い。又、スキャン開始キーK7に付随して4つのキー(両面キーK8、片面キーK9、高解像度キーK10、低解像度キーK11)を設ける例を説明したが、長押しに対応する等により、読み取りの設定値を設定するためのキーの数を減らしても良い。
(ログアウトスキャンの流れ)
次に、図10を用いて、ログアウトスキャンでの処理の流れを説明する。図10は、ログアウト状態でのスキャンの流れの一例を示すフローチャートである。
まず、図10のスタートは、ログアウト状態でスキャン開始キーK7が押された時点である。ログアウト状態でスキャン開始キーK7が押されると、表示制御部30は、ログイン画面S3での設定内容に基づき、両面で読み取りを行うか片面で読み取りで行うか、及び、高解像度で読み取りを行うか低解像度で読み取りを行うか、といったログアウトスキャンの設定内容を確認する(ステップ♯1)。そして、表示制御部30は、主制御部6にログアウトスキャンでの設定内容を示すデータを伝える(ステップ♯2)。
表示制御部30からの通知を受けて、主制御部6は、読取部101に対して設定に合わせた原稿の読み取りを指示する(ステップ♯3)。
例えば、両面読取を行う設定であれば、主制御部6は、原稿搬送部2の原稿搬送制御部20に、ログアウトスキャンである旨を通知するとともに、原稿の搬送と第2イメージセンサー21による原稿の裏面の読取の指示を与える。又、主制御部6は、画像読取部1の読取制御部10に、ログアウトスキャンである旨を通知するとともに、第1イメージセンサー12による原稿の表面読取の指示を与える。又、主制御部6は、原稿搬送制御部20や読取制御部10に、読み取りでの解像度を指示する旨のデータ等、読み取りでの設定データ等を送信する。
又、片面読取を行う設定であれば、主制御部6は、原稿トレイ22に原稿が載せられていれば(例えば、原稿検知センサー201で検知)、原稿搬送制御部20に、ログアウトスキャンである旨を通知するとともに、原稿の搬送の指示を与える。尚、原稿トレイ22に原稿が載せられていなければ(原稿検知センサー201で原稿トレイ22への原稿の載置を検知できなければ)、主制御部6は、原稿搬送制御部20に原稿搬送の指示を与えない。又、主制御部6は、読取制御部10に、ログアウトスキャンである旨を通知するとともに、第1イメージセンサー12による原稿の表面読取の指示を与える。又、主制御部6は、原稿搬送制御部20や読取制御部10に、読み取りでの解像度を指示する旨のデータ等、読み取りでの設定データ等を送信する。
これらの指示を受け、読取部101(原稿搬送部2や画像読取部1)は、ログアウトスキャンでの設定合わせ、原稿の読み取りを行う(ステップ♯4)。そして、第1AFE18や第2AFE20aにより、各イメージセンサーの読み取りに基づく画像データが生成される(ステップ♯5)。
そして、画像処理部7は、ログアウトスキャンでは、生成された画像データに対して予め定められた種類の画像処理のみを行う(ステップ♯6)。そして、記憶部65(HDD64)は、共有領域(共有フォルダ66)にログアウトスキャンにより得られた画像データを記憶する(ステップ♯7→エンド)。
画像処理の中には、一度実行すると元に復元できないものがある。復元できない画像処理を行うと、使用者が利用するときに所望の画像データを得られない場合が生ずる。そこで、ログアウトスキャンでは、後の画像データの利用のために、画像処理部7は、復元できない画像処理を行わない(予め定められた種類の画像処理のみを行う)。具体的には、画像処理部7は、例えば、色変換やズームやフィルターの画像処理を行わない。一方、例えば、画像処理部7は、γ補正やシェーディング補正などの画質を補正し、高める画像処理を行うと定められる。
例えば、コピーや画像データの送信などの通常のスキャンでは、操作パネル3での設定に応じて、画像データに対し、各種画像処理が行われる。例えば、白黒2値での読み取りやグレースケールでの読取が指示された場合、白黒でコピーを行う場合、FAX送信を行う場合など画像処理部7は、ジョブの種類や操作パネル3での設定に応じて、各イメージセンサーで読み取りで得られたカラーの画像データを変換して、白黒2値やグレースケールの画像データを自動的に生成する。
一方、ログアウトスキャンで得られた画像データをどのように用いるかログアウトスキャンの時点では不明である。そして、白黒2値やグレースケールの画像データを生成すると、使用者がカラーの画像データの印刷や送信を行いたくても、カラー画像への復元はできない。そこで、本実施形態のログアウトスキャンでは、カラーの画像データのままで記憶とするため、画像処理部7は、ログアウトスキャンにより生成された画像データに対し、白黒2値やグレースケールの画像データへの変換を行わない。
又、例えば、コピーや画像データの送信などの通常のスキャンでは、原稿のサイズや読み取りで得られる画像データのサイズにあわせ、操作パネル3での設定に応じて、あるいは自動的に、ズーム(拡大・縮小)の画像処理部7が行われる。例えば、A4の原稿を読み取って2in1の集約印刷を行う場合などでは、画像処理部7は、各イメージセンサーで読み取りで得られた画像データを縮小する。
一方、ログアウトスキャンで得られた画像データをどのように(どのサイズで)用いるかログアウトスキャンの時点では不明である。そして、拡大、縮小を行った画像データは、元の画像データへの復元はできない。そこで、本実施形態のログアウトスキャンでは、読み取りのときの画像データのサイズのままで記憶するため、画像処理部7は、ログアウトスキャンにより生成された画像データに対し、ズームの画像処理を行わない。
又、例えば、コピーや画像データの送信などの通常のスキャンでは、原稿の種類(文字原稿や写真原稿)にあわせ、操作パネル3での設定に応じて、あるいは自動的に、フィルターの画像処理が行われることがある。例えば、文字原稿の場合、エッジ(濃淡が急激に変化している部分)を強調し、鮮やかさを出すため、画像データに対して、微分フィルターの画像処理がなされることが多い。一方、写真原稿の場合、色が滑らかに変化するように(美しいグラデーションとなるように)、平滑化し、画像データに対して、隣接する画素間の濃度差を減らす積分フィルターの画像処理がなされることが多い。
一方、ログアウトスキャンで得られた画像データをどのように加工すべきかは、原稿の種類の設定のないログアウトスキャンの時点では不明である。そして、フィルターの画像処理を行った画像データは、元の画像データへの復元はできない。そこで、本実施形態のログアウトスキャンでは、読み取りのときの画像データのサイズのままで記憶するため、画像処理部7は、ログアウトスキャンにより生成された画像データに対し、ズームの画像処理を行わない。
このように、本実施形態の複合機100では、画像処理部7は、ログアウトスキャンで得られた画像データに対し、通常のスキャン(ログアウトスキャンでないスキャン)でなされる画像処理のうち、予め定められた種類の画像処理を行わない。これにより、使用者は、再利用しやすい画像データを得ることができる。
(ログアウトスキャンで得られた画像データの利用)
次に、図11及び図12を用いて、本実施形態の複合機100のログアウトスキャンで得られた画像データの利用について説明する。図11は、共有フォルダ画面S4の一例を示す説明図である。図12は、画像処理設定画面S5の一例を示す説明図である。
上述のように、複合機100の記憶部65(例えば、HDD64)には、共有の記憶領域(共有フォルダ66)が設けられる。そして、本実施形態の複合機100でログアウトスキャンにより得られた画像データは、共有フォルダ66に記憶される。
外部のコンピューター200から複合機100の通信部8を介して、共有フォルダ66にアクセスすることにより、各コンピューター200は、ログアウトスキャンにより得られた画像データをダウンロードすることができる。又、操作パネル3を操作して、ログアウトスキャンにより得られた画像データを用いてジョブを行うことができる。
例えば、図11は、操作パネル3で共有フォルダ66を開いたときに表示される共有フォルダ画面S4の一例である。本実施形態の複合機100は、読取部101の読み取りで得られた画像データを記憶部65のHDD64に記憶、蓄積させておく機能(ボックス機能)を有する。記憶部65のHDD64の一部の記憶領域は、画像データ記憶用に割り当てられている。このボックス機能で割り当てられる記憶領域の1種として、共有フォルダ66用の記憶領域がHDD64に設けられる。
そして、使用者が共有フォルダ66内の画像データを用いるとき、操作パネル3を操作して共有フォルダ画面S4を表示させる。例えば、使用者は、ボックスキーを押し、液晶表示部31に表示されたフォルダの一覧から共有フォルダ66を選択する。これにより、図11に示すような共有フォルダ画面S4が表示される。
共有フォルダ画面S4には、共有フォルダ66に記憶された画像データを一覧として表示する一覧表示リストS41が設けられる。一覧表示リストS41には、共有フォルダ66に記憶されたデータ名や記憶された日時等が表示される。尚、ログアウトスキャンの場合、画像データは、例えば、スキャンされた日時に基づくデータ名が自動的に付された上で、記憶部65に記憶される。
そして、一覧表示リストS41の左端部分には、チェックボックスCBが設けられる。使用者はチェックボックスCBを押して用いる画像データを指定することができる。又、一覧表示リストS41の下方には、共有フォルダ66に蓄積された画像データに対して操作を行うためのキーが複数表示される。例えば、キーとして画像処理キーK12が設けられる。
ここで、上述のように、本実施形態の複合機100では、ログアウトスキャンでは、デフォルトで原稿の両面の読み取りが行われる。又、ログアウトスキャンでは、一部の画像処理はなされない状態で記憶部65に記憶される。
そこで、本実施形態の共有フォルダ画面S4では、実施されなかった画像処理のうち、使用者が所望する画像処理を行えるように、画像処理キーK12が設けられる。例えば、画像処理キーK12が押されると、表示制御部30は、図12に示すように、画像処理設定画面S5を液晶表示部31に表示させる。
画像処理設定画面S5には、奇数ページ削除キーK13や偶数ページ削除キーK14が設けられる。奇数ページ削除キーK13は、両面読取で得られた画像データのうち、奇数ページを削除するときに押される。又、偶数ページ削除キーK14は、両面読取で得られた画像データのうち、偶数ページを削除するときに押される。
画像処理設定画面S5の実行キーK15が押されたとき、奇数ページ削除キーK13や偶数ページ削除キーK14が押されていれば(選択されていれば)、表示制御部30は、対象となる画像データ名と奇数ページ又は偶数ページを削除すべき旨を主制御部6に通知する。この通知を受け、主制御部6は、画像処理部7に対象となる画像データから、奇数ページ又は偶数ページを削除させる。
又、画像処理設定画面S5には、カラー変換用の変換無しキーK16、グレーキーK17、白黒2値キーK18が設けられる。変換無しキーK16は、ログアウトスキャンで得られた画像データをカラーのままとするときに押される。グレーキーK17は、ログアウトスキャンで得られた画像データをグレースケールとするときに押される。又、白黒2値キーK18は、ログアウトスキャンで得られた画像データを白黒2値とするときに押される。
画像処理設定画面S5の実行キーK15が押されたとき、変換無しキーK16、グレーキーK17、白黒2値キーK18のうち、押された(選択された)キーに応じて、表示制御部30は、対象となる画像データ名と画像データの色の形式(カラー、グレースケール、白黒2値)を主制御部6に通知する。この通知を受け、主制御部6は、グレースケールや白黒2値とすべきとき、対象となるカラーの画像データを変換する処理を画像処理部7に行わせる。
又、画像処理設定画面S5には、ズーム処理を行うためのズーム設定欄S51が設けられる。使用者は、ズーム処理を行うとき、所望の倍率をテンキー部33等を用いて入力する。
画像処理設定画面S5の実行キーK15が押されたとき、ズーム設定欄S51に倍率が入力されていれば、表示制御部30は、対象となる画像データ名とズーム処理での倍率を主制御部6に通知する。この通知を受け、主制御部6は、対象となる画像データのズーム処理を画像処理部7に行わせる。
又、画像処理設定画面S5には、原稿の画質に応じた画像処理を行うため文字原稿キーK19や写真原稿キーK20が設けられる。文字原稿キーK19は、ログアウトスキャンで読み取った原稿が文字原稿のときに押される。写真原稿キーK20は、ログアウトスキャンで読み取った原稿が写真原稿のときに押される。
画像処理設定画面S5の実行キーK15が押されたとき、押された(選択された)文字原稿キーK19、写真原稿キーK20に応じて、表示制御部30は、対象となる画像データ名と原稿の種類を主制御部6に通知する。この通知を受け、主制御部6は、文字原稿の場合、対象となるカラーの画像データに微分フィルター(エッジ強調化)の画像処理を画像処理部7に行わせる。又、主制御部6は、写真原稿の場合、対象となるカラーの画像データに積分フィルター(平滑化)の画像処理を画像処理部7に行わせる。
このように、画像処理設定画面S5では、ログアウトスキャンにより得られた画像データに対し、使用者が所望する画像処理を施して、使用者が所望する状態に画像データを加工することができる。
又、図11に示すように、共有フォルダ画面S4には、削除キーK21、印刷キーK22、送信キーK23などが設けられる。
削除キーK21は、共有フォルダ66に記憶される画像データのうち、選択した(チェックを入れた)画像データを削除するときに押される。削除キーK21が押されると、表示制御部30は、主制御部6に向けてチェックが入れられた画像データを記憶部65から削除すべき旨を通知する。この通知を受けて、主制御部6は、チェックが入れられた画像データを記憶部65から削除する。これにより不要な画像データを共有フォルダ66から削除することができる。
又、印刷キーK22は、共有フォルダ66に記憶される画像データのうち、選択した(チェックを入れた)画像データを印刷するときに押される。印刷キーK22が押されると、例えば、表示制御部30は、印刷に関して設定用の画面(不図示)などを表示する。そして、例えば、スタートキー34が押されると、表示制御部30は、チェックが入れられた画像データに基づく印刷を行うべき旨や、印刷での設定内容を主制御部6に通知する。この通知を受けて、主制御部6は、チェックが入れられた画像データに基づき、エンジン制御部5dに印刷を行わせる。このとき、必要に応じて画像処理部7が画像データの画像処理を行う。これにより、ログアウトスキャンにより得られた画像データに基づき印刷を行わせることができる。
又、送信キーK23は、共有フォルダ66に記憶される画像データのうち、選択した(チェックを入れた)画像データを送信するときに押される。送信キーK23が押されると、例えば、表示制御部30は、送信先のアドレス(宛先)を設定するための画面(不図示)などを表示する。そして、例えば、スタートキー34が押されると、表示制御部30は、チェックが入れられた画像データに基づき送信を行うべき旨や送信での各種設定(例えば、宛先のアドレス)を主制御部6に通知する。この通知を受けて、主制御部6は、チェックが入れられた画像データに基づき、通信部8から画像データの送信を行わせる。このとき、必要に応じて画像処理部7が画像データの画像処理を行う。これにより、ログアウトスキャンにより得られた画像データに基づき画像データの送信を行わせることができる。
尚、印刷キーK22や送信キーK23が押されたとき、表示制御部30は、図12に示すような画像処理設定画面S5を液晶表示部31に表示させてもよい。これにより、行われていない画像処理について、使用者に画像処理の設定を行わせることができる。
又、図12に示すような画像処理設定画面S5は、ログアウトスキャンの画像データを複合機100からダウンロードしたコンピューター200のディスプレイに表示されても良い。例えば、複合機100を利用するためのドライバプログラムに、画像処理のプログラムや、画像処理設定画面S5の画像データを含めておく。そして、コンピューター200で、複合機100と同様に、奇数ページや偶数ページの一括削除や、色変換や、ズームや、原稿画質に応じたフィルター処理といった画像処理を行えるようにしてもよい。従って、コンピューター200(情報処理装置)と複合機100により画像読取システム400が構成されているともいえる。
このようにして、本実施形態の画像読取装置(複合機100)は、原稿の読み取りを行って画像データを生成する読取部101と、共有の記憶領域である共有領域(共有フォルダ66)を含む記憶部65と、ログアウト状態では使用者を識別して認証するための識別情報の入力を受け付け、使用者を認証できたときログイン状態となり、ログイン状態では画像読取装置の機能を利用するための設定入力と機能の実行入力を受け付け、予め定められた条件が満たされるとログアウト状態となり、又、読取部101のスキャンの実行指示を受け付けるためのスキャン開始キーK7を含む操作部(操作パネル3)と、を有し、読取部101は、ログアウト状態でスキャン開始キーK7が押されたとき、原稿の読み取りを行って画像データを生成するログアウトスキャンを行い、記憶部65は、共有領域にログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶する。これにより、ログアウト状態でもログインのための入力や記憶先や設定先などの各種設定を操作部に入力すること無しに、スキャン開始キーK7を押すだけでスキャンを開始することができる。又、読取部101により得られた原稿の画像データは、共有領域に記憶されるので、使用者を特定したり、記憶先や設定先を設定する必要もない。従って、使用前の認証を行う(ログインする必要がある)画像読取装置であっても、スキャン開始キーK7のワンタッチ動作のみでスキャンを開始でき、画像読取装置の操作部に対する入力の作業時間を最短化することができる。そのため、画像読取装置を使用したい次の使用者の待ち時間が極めて短くなり、画像読取装置の稼働率が向上し、オフィスでの生産性が高まる。
又、両面読取可能な画像読取装置(複合機100)では、ログアウト状態でスキャン開始キーK7が押されたとき、原稿の両面読取を行いたい使用者もいる。そこで、画像読取装置の読取部101は、原稿の両面を読み取りを行うための両面読取機構(原稿搬送部2、第2イメージセンサー21等)を有し、ログアウトスキャンでは、両面読取機構を用いて原稿の両面の読み取りを行って、原稿の両面の画像データを生成し、記憶部65は、生成された原稿の両面の画像データを共有領域(共有フォルダ66)に記憶する。これにより、ログアウト状態でもスキャン開始キーK7を押すだけで、複雑な設定を行うことなく原稿の両面読取を行うことができる。
又、本発明の両面読取可能な画像読取装置(複合機100)では、ログアウト状態でスキャン開始キーK7が押されたとき原稿の両面読取がなされるが、片面のみの読み取りを行いたい使用者もいる。そこで、画像データに対して画像処理を行う画像処理部7を含み、操作部(操作パネル3)は、記憶部65に記憶された両面の画像データのうち、何れか1方の面のページを除去する入力を受け付け、画像処理部7は、記憶部65に記憶された両面の画像データから、操作部に除去すると入力された面のページを一括して除去した画像データを生成する。これにより、原稿の両面読取で得られた画像データのうち、一方の面を指定するだけで、原稿の片面のみを読み取った画像データを得ることができる。従って、複雑な操作を行うことなく、片面のみの画像データを得ることができ、使いやすい画像読取装置を提供することができる。
又、画像読取装置(複合機100)は、外部の情報処理装置(コンピューター200)と通信を行うための通信部8を有し、記憶部65は、通信部8を介した外部の情報処理装置からの共有領域(共有フォルダ66)に記憶された画像データへのアクセスを受け付ける。これにより、ログアウトスキャンを行った使用者は、ログアウトスキャンにより得られた画像データを自己の情報処理装置に取り込むことができる。言い換えると、画像読取装置で送信先を設定し、自己の情報処理装置にログアウトスキャンにより得られた画像データを送信するといった入力、設定作業を画像読取装置で行わずに済む。従って、画像読取装置の前での入力、設定作業を行う時間を減らすことができ、画像読取装置の稼働率が向上し、オフィスでの生産性が高まる。
又、画像処理部7は、ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部65に記憶するとき、画像データに対して、ログイン状態で読取部101が生成した画像データに対して施す複数種の画像処理のうち実行すると情報が復元できない予め定められた種類の画像処理を行わず、記憶部65は、予め定められた種類の画像処理が施されていない画像データを共有領域(共有フォルダ66)に記憶する。これにより、ログアウトスキャンにより得られた画像データを再加工可能な状態で記憶させることができる。従って、使用者は、ログアウトスキャンで得られた画像データを所望の状態に加工できる。
又、カラーの画像データを一度グレーや白黒2値の画像データに変換すると、カラーの情報は失われ、元に戻すことはできない。そこで、読取部101は、カラーの画像データを生成し、画像処理部7は、ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部65に記憶するとき、画像データに対してグレー又は白黒2値の画像データとする画像処理を行わない。これにより、ログアウトスキャンでも、カラーの画像データを所望する使用者に対し、カラーの画像データを提供することができる。尚、グレーや白黒2値の画像データを所望する使用者は、カラーの画像データを変換すればよい。
又、画像データに対して拡大、縮小の画像処理を施すと、元に戻すことはできないことがある。そこで、画像処理部7は、ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部65に記憶するとき、画像データに対してズームの画像処理を行わない。これにより、使用者が後に画像処理を施せるように、使用者に対してオリジナルの画像データを提供することができる。
又、画像データに対してフィルター処理(例えば、微分フィルターや積分フィルターなど)を施すと、元の画像データに戻すことはできない。そこで、画像処理部7は、ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部65に記憶するとき、画像データに対して、フィルターをかける画像処理を行わない。
この構成によれば、画像処理部7は、ログアウトスキャンにより生成された画像データに対して、フィルターをかける画像処理を行わない。これにより、使用者が後に画像処理を施せるように、使用者に対してオリジナルの画像データを提供することができる。
又、操作部(操作パネル3)は、グレー又は白黒2値への色変換処理、ズーム処理、フィルター処理の何れか1つ又は複数を含む画像処理を行う指示入力を受け付け、画像処理部7は、記憶部65に記憶された画像データに対して、操作部に指示入力された内容で画像処理を施す。これにより、使用者がログアウトスキャンの後、例えば、誰も画像読取装置(複合機100)を利用していないときなどに、ログアウトスキャンされたデータに対して画像処理を施すことができる。
又、スキャンする面数が多いので、片面よりも両面を読み取る方が読取開始から完了までの時間が長くなることがある。読取時間の長短は、生産性に影響がある。又、使用者は片面のみの読取を希望する場合もある。そこで、読取部101は、操作部(操作パネル3)に設けられるキーの押下に応じ、原稿の片面を読み取るか、原稿の両面を読み取るかを切り替える。これにより、生産性の向上を図りつつ、使用者の意図に沿ったログアウトスキャンを行えるようにすることができる。
又、解像度が高いほど、読取開始から完了までの時間が長くなる。読取時間の長短は、生産性に影響がある。又、使用者は低解像度での読取で十分と考えている場合もある。そこで、読取部101は、操作部(操作パネル3)に設けられるキーの押下に応じ、読み取りでの解像度を切り替える。これにより、生産性の向上を図りつつ、使用者の意図に沿ったログアウトスキャンを行えるようにすることができる。
又、本発明は、画像読取システム400の発明と捉えることもできる。具体的に、画像読取システム400は、画像読取装置(複合機100)と、画像読取装置と通信可能に接続された情報処理装置(コンピューター200)とを含み、画像読取装置は、画像データを生成する読取部101と、画像データを記憶するとともに、共有の記憶領域である共有領域(共有フォルダ66)を含む記憶部65と、ログアウト状態ではログインを行うための認証情報の入力を受け付け、使用者を認証できたときログイン状態となり、ログイン状態では画像読取装置の機能を利用するための設定入力と機能の実行入力を受け付け、予め定められた条件が満たされるとログアウト状態となり、又、読取部101のスキャンの実行指示を受け付けるためのスキャン開始キーK7を含む操作部(操作パネル3)と、を有し、読取部101は、ログアウト状態でスキャン開始キーK7が押されたとき、原稿の読み取りを行って画像データを生成するログアウトスキャンを行い、記憶部65は、共有領域にログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶し、情報処理装置は、共有領域に記憶された画像データを取得し、取得した画像データに対し、画像処理を行う。この構成によれば、上記の画像読取装置(複合機100)と同様に、使用前の認証を行う(ログインする必要がある)画像読取装置であっても、スキャン開始キーK7のワンタッチ動作のみでスキャンを開始でき、画像読取装置の操作部(操作パネル3)に対する認証を受けるための入力などの作業時間を最短化することができる。又、ログアウトスキャンを行った使用者は、ログアウトスキャンにより得られた画像データを自己の情報処理装置(コンピューター200)に取り込み、各種の画像処理を情報処理装置で行うことができる。
又、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、認証機能を備えた画像形成装置に利用可能である。
100 複合機(画像読取装置) 200 コンピューター(情報処理装置)
400 画像読取システム 101 読取部
1 画像読取部 2 原稿搬送部(両面読取機構)
21 第2イメージセンサー(両面読取機構)
3 操作パネル(操作部) 64 HDD
65 記憶部 66 共有フォルダ(共有領域)
7 画像処理部 8 通信部
K7 スキャン開始キー

Claims (11)

  1. 原稿の読み取りを行って画像データを生成する読取部と、
    ログアウトスキャンにより生成された原稿の画像データを記憶するために予め設定された記憶領域である共有領域を含む記憶部と、
    ログアウト状態ではジョブ開始指示を受け付けないとともに、使用者を識別して認証するための識別情報の入力を受け付け、使用者を認証できたときログイン状態となり、前記ログイン状態では画像読取装置の機能を利用するための設定入力と機能の実行入力を受け付け、予め定められた条件が満たされると前記ログアウト状態となり、又、前記読取部のスキャンの実行指示を受け付けるためのスキャン開始キーを含む操作部と、
    外部の情報処理装置と通信を行うための通信部を有し、
    前記読取部は、前記ログアウト状態で前記スキャン開始キーが押されたとき、原稿の読み取りを行って画像データを生成するログアウトスキャンを行い、
    前記記憶部は、前記共有領域に前記ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶し、前記通信部を介した外部の情報処理装置からの前記共有領域に記憶された画像データへのアクセスを受け付けることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記読取部は、原稿の両面を読み取りを行うための両面読取機構を有し、前記ログアウトスキャンでは、前記両面読取機構を用いて原稿の両面の読み取りを行って、原稿の両面の画像データを生成し、
    前記記憶部は、生成された原稿の両面の画像データを前記共有領域に記憶することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 画像データに対して画像処理を行う画像処理部を含み、
    前記操作部は、前記記憶部に記憶された両面の画像データのうち、何れか1方の面のページを除去する入力を受け付け、
    前記画像処理部は、前記記憶部に記憶された両面の画像データから、前記操作部に除去すると入力された面のページを一括して除去した画像データを生成することを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記画像処理部は、前記ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部に記憶するとき画像データに対して、前記ログイン状態で前記読取部が生成した画像データに対して施す複数種の画像処理のうち実行すると情報が復元できない予め定められた種類の画像処理を行わず、
    前記記憶部は、予め定められた種類の画像処理が施されていない画像データを前記共有領域に記憶することを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  5. 前記読取部は、カラーの画像データを生成し、
    前記画像処理部は、前記ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部に記憶するとき、画像データに対してグレー又は白黒2値の画像データとする画像処理を行わないことを特徴とする請求項記載の画像読取装置
  6. 前記画像処理部は、前記ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部に記憶するとき、画像データに対してズームの画像処理を行わないことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像読取装置
  7. 前記画像処理部は、前記ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶部に記憶するとき、画像データに対してフィルターをかける画像処理を行わないことを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記操作部は、グレー又は白黒2値への色変換処理、ズーム処理、フィルター処理の何れか1つ又は複数を含む画像処理を行う指示入力を受け付け、
    前記画像処理部は、前記記憶部に記憶された画像データに対して、前記操作部に指示入力された内容で画像処理を施すことを特徴とする請求項3乃至の何れか1項に記載の画像読取装置。
  9. 前記読取部は、前記操作部に設けられるキーの押下に応じ、原稿の片面を読み取るか、原稿の両面を読み取るかを切り替えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像読取装置。
  10. 前記読取部は、前記操作部に設けられるキーの押下に応じ、読み取りでの解像度を切り替えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像読取装置。
  11. 画像読取装置と、前記画像読取装置と通信可能に接続された情報処理装置とを含み、
    前記画像読取装置は、
    画像データを生成する読取部と、
    画像データを記憶するとともに、ログアウトスキャンにより生成された原稿の画像データを記憶するために予め設定された記憶領域である共有領域を含む記憶部と、
    ログアウト状態ではジョブ開始指示を受け付けないとともにログインを行うための認証情報の入力を受け付け、使用者を認証できたときログイン状態となり、前記ログイン状態では画像読取装置の機能を利用するための設定入力と機能の実行入力を受け付け、予め定められた条件が満たされると前記ログアウト状態となり、又、前記読取部のスキャンの実行指示を受け付けるためのスキャン開始キーを含む操作部と、
    外部の情報処理装置と通信を行うための通信部を有し、を有し、
    前記読取部は、前記ログアウト状態で前記スキャン開始キーが押されたとき、原稿の読み取りを行って画像データを生成するログアウトスキャンを行い、
    前記記憶部は、前記共有領域に前記ログアウトスキャンにより生成された画像データを記憶し、前記通信部を介した前記情報処理装置からの前記共有領域に記憶された画像データへのアクセスを受け付け、
    前記情報処理装置は、前記共有領域に記憶された画像データを取得し、取得した画像データに対し、画像処理を行うことを特徴とする画像読取システム。
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