JP5474755B2 - 建物用ブレース組付け装置及び建物用ブレース組付け方法 - Google Patents

建物用ブレース組付け装置及び建物用ブレース組付け方法 Download PDF

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本発明は、住宅その他の建物の軸組にブレースを組付けるブレース組付け装置に関し、特に、自動的に多種多様な大きさの軸組にブレースを固定することができるブレース組付け装置に関する。
従来より矩形に形成された軸組の枠内に、一対のブレースを互いに交差するようにX字状に組み込んで、建物の耐力壁を形成することで、水平荷重に対して良好な耐力を確保している(例えば特許文献1)。
このようなブレースを組み付ける軸組の枠内には耐力や剛性を確保するために、ブレースの他にも水平に架設する横桟及び鉛直に立設する中柱を設ける場合があり、これら横桟及び中柱とブレースとを互いに干渉しないように横桟及び中柱のブレースが設置される位置にブレースを挿入できる貫通孔が形成されている。
特開2009−197553号公報
軸組にブレースを組付ける工程は、軸組の外形寸法、ブレースの直径、ブレースの長さ等が多品種にわたるため、ブレースの挿入角度や軸組との干渉を避けることが難しく、ロボットを用いて自動化することが困難である。また、前述のように軸組には、横桟や中柱が設けられいるので、ブレースを貫通孔に挿入する必要があり、ブレースの組付け工程を自動化することが困難である。
本発明は、ブレースの組付け工程を自動化することができるブレース組付け装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の建物用ブレース組付け装置は、矩形の枠状に形成されたフレームを具備する軸組を角度自在に支持する軸組支持機構と、ブレースを水平に保持しつつ当該ブレースを長手方向に搬送するブレース搬送機構と、を備えた建物用ブレース組付け装置であって、前記軸組支持機構は、前記フレームの一方の対角線が水平であって、且つ、前記フレームと前記ブレースとが互いに干渉しないように、前記フレームにより形成される面が前記ブレースに対して所定角度をなして前記軸組を保持し、前記ブレース搬送機構は、前記ブレースを搬送し、当該ブレースの両端を前記フレームの角に形成されたブレース溶接用プレートに当接させて保持することを特徴としている。
請求項2に記載の建物用ブレース組付け装置は、前記軸組は、前記フレームに少なくとも1以上架設され、当該フレームの対角線上に挿入孔が形成された中間材をさらに具備し、前記軸組支持機構は、さらに、前記ブレースの延長線上に前記挿入孔が位置するように前記軸組を保持し、前記ブレース搬送機構は、前記ブレースを搬送する際に、前記ブレースを前記挿入孔に通すことを特徴としている。
請求項3に記載の建物用ブレース組付け装置は、前記ブレース搬送機構は、前記ブレースを把持可能な複数の把持部を連設しており、前記ブレースを前記挿入孔に挿入する際に、前記ブレースを把持している前記複数の把持部の内、前記中間材に最も接近した把持部が前記ブレースから離反するとともに、前記ブレースを前記挿入孔内に搬送しつつ当該離反した把持部が前記中間材の上を通過した後再度前記ブレースを把持することを特徴としている。
請求項4に記載の建物用ブレース組付け方法は、予め矩形に形成したフレームの対角線上に長尺なブレースを固定して軸組を形成する建物用ブレース組付け方法であって、前記ブレースを長手方向に搬送可能なブレース搬送機構により、当該ブレースを水平に保持するとともに、前記フレームを角度自在に支持可能な軸組支持機構により、当該フレームの一方の対角線が水平であって、且つ、水平に保持された前記ブレースの延長線と前記フレームとが互いに干渉しないように、前記フレームにより形成される面が前記ブレースに対して所定角度をなして前記軸組を保持し、その後、前記ブレース搬送機構が、前記ブレースを搬送し、当該ブレースの両端を前記フレームの角に形成されたブレース溶接用プレートに当接させて固定することを特徴としている。
請求項5に記載の建物用ブレース組付け方法は、前記フレームに少なくとも1以上架設され、当該フレームの対角線上に挿入孔が形成された中間材を前記フレームに予め固定し、前記軸組支持機構により、さらに、前記ブレースの延長線上に前記挿入孔が位置するように前記軸組を保持し、その後、前記ブレース搬送機構が、前記ブレースを搬送する際に、前記ブレースを前記挿入孔に通すことを特徴としている。
請求項6に記載の建物用ブレース組付け方法は、前記ブレース搬送機構は、前記ブレースを把持可能な複数の把持部を連設しており、当該ブレース搬送機構が、前記ブレースを前記挿入孔に挿入する際に、前記ブレースを把持している前記複数の把持部の内、前記中間材に最も接近した把持部が前記ブレースから離反するとともに、前記ブレースを前記挿入孔内に搬送しつつ当該離反した把持部が前記中間材の上を通過した後再度前記ブレースを把持することを特徴としている。
請求項1に記載の建物用ブレース組付け装置によると、軸組支持機構が、フレームの一方の対角線が水平であって、且つ、フレームとブレースとが互いに干渉しないように、フレームにより形成される面がブレースに対して所定角度をなして、フレームを保持するので、ブレースを水平方向に搬送することでブレースを軸組に組み付けることができる。したがって、軸組の外形寸法、ブレースの直径、ブレースの長さ等の要素が異なっても、ブレースの挿入方向を一定にすることができ、ブレース搬送機構を比較的容易に制御することができるので、多様な外形寸法の軸組に多様な直径及び長さのブレースを組み付ける工程を自動化することができる。
請求項2に記載の建物用ブレース組付け装置によると、フレームに少なくとも1以上架設される中間材の挿入孔がブレースの延長線上に位置するように軸組保持機構によりフレームが保持されるので、ブレース搬送機構が水平に保持したブレースを長手方向に搬送することにより、中間材に形成された挿入孔にブレースを挿入することができ、ブレース搬送機構を比較的容易に制御することができるので、フレームに中間材が架設される場合であっても、多様な外形寸法の軸組に多様な直径及び長さのブレースを組み付ける工程を自動化することができる。
請求項3に記載の建物用ブレース組付け装置によると、ブレース搬送機構が備える複数の把持部が、ブレースを挿入孔に挿入する際に、中間材に最も接近した把持部がブレースから離反するとともに、ブレースを挿入孔内に搬送しつつ離反した把持部が中間材の上を通過した後再度ブレースを把持するので、挿入孔にブレースを挿入して軸組にブレースを組み付けることができる。
請求項4に記載の建物用ブレース組付け方法によると、ブレースを水平に保持し、フレームの対角線が水平であって、且つ、このブレースの延長線と前記フレームとが互いに干渉しないように、前記フレームにより形成される面が前記ブレースに対して所定角度をなして前記フレームを保持しているので、ブレースを水平方向に搬送することでブレースを軸組に組み付けることができる。したがって、軸組の外形寸法、ブレースの直径、ブレースの長さ等の要素が異なっても、ブレースの挿入方向を一定にすることができ、ブレース搬送機構を比較的容易に制御することができるので、多様な外形寸法の軸組に多様な直径及び長さのブレースを組み付ける工程を自動化することができる。
請求項5に記載の建物用ブレース組付け方法によると、フレームに少なくとも1以上の中間材が架設されており、この中間材の挿入孔がブレースの延長線上に位置するように軸組保持機構によりフレームが保持されるので、ブレース搬送機構が水平に保持したブレースを長手方向に搬送することにより、中間材に形成された挿入孔にブレースを挿入することができ、ブレース搬送機構を比較的容易に制御することができるので、フレームに中間材が架設される場合であっても、多様な外形寸法の軸組に多様な直径及び長さのブレースを組み付ける工程を自動化することができる。
請求項6に記載の建物用ブレース組付け方法によると、ブレース搬送機構が備える複数の把持部が、ブレースを挿入孔に挿入する際に、中間材に最も接近した把持部がブレースから離反するとともに、ブレースを挿入孔内に搬送しつつ離反した把持部が中間材の上を通過した後再度ブレースを把持するので、挿入孔にブレースを挿入して軸組にブレースを組み付けることができる。
ブレースを組付けた軸組を示す正面図。 建物用ブレース組付け装置を用いてブレース及び軸組を保持している状態を示す図。 ブレース搬送装置の把持部の動作を説明する図。 ブレースを挿入する際のXY面における軸組の角度を説明する図。 ブレースを挿入する際のブレース及び軸組の状態を説明する図。 ブレースを挿入する際のXZ面における軸組の角度を説明する図。 ブレースを中間材の挿入孔に挿入する前の状態を示す図。 把持部をブレースから離反させた状態を説明する図。 ブレースを挿入孔に挿入しつつ、把持部が中間材上を通過する状態を説明する図。 中間材上を通過した把持部が再度ブレースを把持する状態を説明する図。
以下、本発明の建物用ブレース組付け装置1の最良の実施形態について、各図を参照しつつ説明する。建物用ブレース組付け装置1は、軸組2を所定位置及び所定角度に支持する軸組支持機構3と、ブレース4を支持し、所定の挿入方向に搬送するブレース搬送機構5と、を備えている。ここで、軸組支持機構3に支持される軸組2は、図1に示すように、開口が内側を向くように配置したリップ溝形鋼を溶接して長辺と短辺とを有する矩形枠状に形成されたフレーム21と、このフレーム21の内側に水平方向に架設される横桟22b及び鉛直方向にフレーム21の内側に立設される中柱22aといった中間材22を溶接して形成している。これらの中間材22には、フレーム21が形成する矩形の対角線上にそれぞれ挿入孔23が形成されている。そしてこの軸組2は、屋外側となる一方の面に図示しない外装材を組み付けて、建物の外壁を形成する。また、軸組2の4隅には、それぞれブレース4を溶接して固定するためのブレース溶接用プレート24が取付けられている。ブレース4は、丸鋼により形成され端部に右螺子が形成された長材41と、端部に左螺子が形成された短材42とを、両端に右螺子及び左螺子の雌螺子が形成されたターンバックル43により連結したものであり、軸組2のフレーム21が形成する矩形の対角線上にそれぞれ設けられる。
軸組支持機構3は、例えば図2に示すように、軸組2を両側から挟んで空中に角度自在に支持するマテリアルハンドリングロボットである。この軸組支持機構3の動作は、図示しないコンピュータにより制御されており、予め入力されている建物の設計図面などにより特定される軸組2の形状に基づいて、軸組2を所定の位置及び角度に支持するものである。
また、ブレース搬送機構5は、種々の角度に変更することができるアーム51と、このアーム51の先端に取付けられたレール52と、このレール52にスライド自在に取付けられ、ブレース4を把持可能な複数の把持部53と、を備えたマテリアルハンドリングロボットである。把持部53は、例えば、図3(A)に示すように、レール52から延びる伸縮部53aと、伸縮部53aの先端に形成された両側からブレース4を挟持することができる爪部53bを備えており、この爪部53bは、図3(B)に示すように、両側に開いてブレース4を開放することができるとともに、図3(C)に示すように、ブレース4を開放した後に伸縮部53aが縮退してブレース4から離反することができる。これらブレース搬送機構5の各部の動作も、図示しないコンピュータにより制御されており、予め入力されている建物の設計図面などにより特定される軸組2の形状、及びブレース4の寸法に基づいて制御されている。
次に軸組支持機構3の制御について図4、図5、及び図6を参照しつつ説明する。軸組支持機構3は、生産ラインで組み立てられて搬送された軸組2を両側から挟んで持ち上げ、図4に示すように、軸組2のフレーム21が形成する矩形の一方の対角線が水平にであって、図5に示すように、フレーム21とブレース4とが互いに干渉しないように、フレーム21により形成される面がブレース4に対して所定角度をなして保持する。なお、図示の都合上、図4及び図5は軸組支持機構3及びブレース搬送機構5の記載を省略して、軸組2及びブレース4のみを記載している。また、図6は、図を解り易くするために、他の図とは異なる角度及び形状でブレース4及び軸組2の一部を記載している。
具体的には、制御コンピュータが予めブレース4を挿入するラインであるブレース挿入線Bを水平なX軸として定め、このX軸に対して垂直であって、且つ、互いに垂直な2線をY軸及びZ軸として定める。そして、軸組2のフレーム21が構成する矩形の各辺のうち、長辺の長さa及び短辺の長さbを予め入力されている建物の設計図面などから導き出して、数式1に当てはめることにより、求められる角度θをXY面におけるX軸に対する軸組2のフレーム21の長辺の旋回角度として決定する。
(数式1)
tanθ=b/a
そして、次に、図6に示すように、ブレース4の直径P、フレーム21と中間材22との間の距離L、中間材22表面から挿入孔23までの厚さQを設計図面などから導き出し、XZ面においてフレーム21が形成する面に垂直な線をブレース4上に示した場合の長さを未知数Wとした場合に、数式2及び数式3に当てはめることによりXZ面におけるX軸に対するフレーム21が形成する面の角度θを決定する。そして、これら決定されたθ及びθに基づいて、軸組支持機構3により、軸組2を回転させてブレース4を挿入する際の姿勢に制御する。
(数式2)
cosθ=P/W
(数式3)
cosθ=L/√(L+(W+Q)
このように軸組2の姿勢を制御することで、軸組2の外形寸法やブレース4の直径及び長さが変わっても、ブレース挿入線Bは変更することなく水平に保たれるので、ブレース搬送機構5の制御を簡単にすることができる。
一方、ブレース4の挿入工程においては、予め生産ライン上で丸鋼により形成された長材41と短材42とをターンバックル43により連結して予めブレース4を形成し、図示しない所定のパレットに載置しておく。そしてブレース搬送機構5の複数の把持部53が、パレットに載置されているブレース4を挟んで把持し、ブレース搬送機構5のアーム51がそのまま持ち上げる。そして、図2に示すように、予め設定されている水平なブレース挿入線B(X軸)にブレース4を移動させる。このときブレース搬送機構5のレール52は、ブレース挿入線Bに対して平行に配置される。そして、図7(A)(B)に示すように、把持部53をレール52に対してスライドさせて、軸組支持機構3に支持されている軸組2に向かってブレース4を搬送する。ブレース4を軸組2に向かって搬送すると、ブレース4の先端が横桟22b又は中柱22a等の中間材22に形成された挿入孔23に挿入されることになる。そして、このまま挿入しつづけると把持部53が中間材22に干渉するので、図8(A)(B)に示すように、中間材22に最も近接する把持部53の爪部53bを開いてブレース4を開放し、伸縮部53aを縮退させてブレース4から離反させ、この把持部53が中間材22と干渉しないようにする。そして図9(A)(B)に示すように把持部53をさらにスライドさせて、中間材22の上を通過させた後、図10(A)(B)に示すように、把持部53の伸縮部53aを再び伸長させてブレース4に接近させ、爪部53bでブレース4を挟んで把持する。把持部53が再度ブレース4を把持すると、さらにフレーム21に沿ってスライドし、図10(B)に示すように、次に中間材22に近接する把持部53がブレース4を開放し、ブレース4から離反する。
複数の把持部53が中間材22に接近する毎に接近する把持部53がそれぞれ上記の動作を行うことで、中間材22と干渉することなく、ブレース4を所定位置まで搬送することができる。そしてブレース4の両端が軸組2のフレーム21の各隅にそれぞれ近接する位置まで、ブレース4を搬送すると、そのままブレース4を保持し、軸組2を僅かに回転させて軸組2のフレーム21の各隅に形成されたブレース溶接用プレート24にブレース4の両端をそれぞれ当接させる。そして、その状態を保持しつつ、図示しない仮溶接用ロボットによりブレース4の両端をブレース溶接用プレート24にそれぞれ仮溶接する。
以上のようにして、1本目のブレース4を軸組2に仮固定すると、同様の動作を繰り返して、2本目のブレース4を軸組2のフレーム21が形成する矩形の他方の対角線上に固定する動作を行う。具体的には制御コンピュータが1本目のブレース4と同様にθを決定する。そして、前述したように設計図面からブレース4の直径P、フレーム21と中間材22との間の距離L、中間材22表面から挿入孔23までの厚さQを導き出すとともに、一本目のブレース4の位置に関する情報も導き出し、これらに基づいてθを決定する。そして、これら決定されたθ及びθに基づいて、軸組支持機構3により、軸組2を回転させてブレース4を挿入する際の姿勢に制御する。また、ブレース搬送機構5も1本目のブレース4と同様の動作を行い2本目のブレース4も仮溶接する。そして、2本のブレース4の仮溶接が完了すると、ブレース4が仮溶接された軸組2を本溶接工程に搬送する。
以上のように、本実施形態の建物用ブレース組付け装置1によると、軸組2の外形寸法、ブレース4の直径、ブレース4の長さ等の要素が異なっても、ブレース挿入線Bを変化させずに、軸組2を支持する角度を変化させることができるので、軸組2にブレース4を組み付ける工程を比較的容易に自動化することができる。しかも、複数の把持部53が、ブレース4を挿入孔23に挿入する際に、中間材22に最も接近した把持部53がブレース4から離反するとともに、ブレース4を挿入孔23内に搬送しつつ離反した把持部53が中間材22の上を通過した後再度ブレース4を把持するので、中間材22と干渉することなくブレース4を挿入孔23に挿入して組み付けることができる。
したがって、様々な寸法の軸組2に様々な径や長さのブレース4を、建物用ブレース組付け装置1の設定などを変更することなしに組み付けることができるので、必要な形状の軸組2を受注後に出荷順に生産することができ、ブレース4を取付けた軸組2の在庫を減らし、効率的な生産を行うことができる。
なお、本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本発明に係る建物用ブレース組付け装置1は、建物の耐力壁を構成する軸組2を生産するための建物用ブレース組付け装置1として、好適に用いることができる。
1 建物用ブレース組付け装置
2 軸組
3 軸組支持機構
4 ブレース
5 ブレース搬送機構
21 フレーム
22 中間材
23 挿入孔
53 把持部

Claims (6)

  1. 矩形の枠状に形成されたフレームを角度自在に支持する軸組支持機構と、
    ブレースを水平に保持しつつ当該ブレースを長手方向に搬送するブレース搬送機構と、を備えた建物用ブレース組付け装置であって、
    前記軸組支持機構は、前記フレームの一方の対角線が水平であって、且つ、前記フレームと前記ブレースとが互いに干渉しないように、前記フレームにより形成される面が前記ブレースに対して所定角度をなして前記フレームを保持し、
    前記ブレース搬送機構は、前記ブレースを搬送し、当該ブレースの両端を前記フレームの角に形成されたブレース溶接用プレートに当接させて保持することを特徴とする建物用ブレース組付け装置。
  2. 前記フレームには、少なくとも1以上の中間材が架設され、当該中間材は前記フレームの対角線上に挿入孔が形成されたものであって、
    前記軸組支持機構は、さらに、前記ブレースの延長線上に前記挿入孔が位置するように前記フレームを保持し、
    前記ブレース搬送機構は、前記ブレースを搬送する際に、前記ブレースを前記挿入孔に通すことを特徴とする請求項1に記載の建物用ブレース組付け装置。
  3. 前記ブレース搬送機構は、前記ブレースを把持可能な複数の把持部を連設しており、
    前記ブレースを前記挿入孔に挿入する際に、前記ブレースを把持している前記複数の把持部の内、前記中間材に最も接近した把持部が前記ブレースから離反するとともに、
    前記ブレースを前記挿入孔内に搬送しつつ当該離反した把持部が前記中間材の上を通過した後再度前記ブレースを把持することを特徴とする請求項2に記載の建物用ブレース組付け装置。
  4. 予め矩形に形成したフレームの対角線上に長尺なブレースを固定するブレースの組付け方法であって、
    前記ブレースを長手方向に搬送可能なブレース搬送機構により、当該ブレースを水平に保持するとともに、
    前記フレームを角度自在に支持可能な軸組支持機構により、当該フレームの一方の対角線が水平であって、且つ、水平に保持された前記ブレースの延長線と前記フレームとが互いに干渉しないように、前記フレームにより形成される面が前記ブレースに対して所定角度をなして前記フレームを保持し、
    その後、前記ブレース搬送機構が、前記ブレースを搬送し、当該ブレースの両端を前記フレームの角に形成されたブレース溶接用プレートに当接させて固定することを特徴とする建物用ブレース組付け方法。
  5. 前記フレームに少なくとも1以上架設され、当該フレームの対角線上に挿入孔が形成された中間材を前記フレームに予め固定し、
    前記軸組支持機構により、さらに、前記ブレースの延長線上に前記挿入孔が位置するように前記フレームを保持し、
    その後、前記ブレース搬送機構が、前記ブレースを搬送する際に、前記ブレースを前記挿入孔に通すことを特徴とする請求項4に記載の建物用ブレース組付け方法。
  6. 前記ブレース搬送機構は、前記ブレースを把持可能な複数の把持部を連設しており、
    当該ブレース搬送機構が、前記ブレースを前記挿入孔に挿入する際に、
    前記ブレースを把持している前記複数の把持部の内、前記中間材に最も接近した把持部が前記ブレースから離反するとともに、
    前記ブレースを前記挿入孔内に搬送しつつ当該離反した把持部が前記中間材の上を通過した後再度前記ブレースを把持することを特徴とする請求項5に記載の建物用ブレース組付け方法。
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