JP5473700B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器に係り、より詳しくは、加熱調理器に設けられたグリル機能やオーブン機能を有する加熱庫の構造に関するものである。
従来のヒータ付高周波加熱装置に、加熱室の上下に上シーズヒータと下シーズヒータとが設けられ、上シーズヒータは陶器製の保持器により加熱室の上壁に保持され、下シーズヒータにはヒートブロックに複数のシーズヒータを埋め込んだ熱板ヒータを用い、上下のシーズヒータの間に被加熱物を配置して加熱調理するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−135255号公報(第3−4頁、図1)
特許文献1の高周波加熱装置は、加熱室内の上下の離れた位置に上シーズヒータと下シーズヒータが設けられており、それぞれ保持部かヒートブロックが必要なので、構造が複雑で多くの部品を必要とするため、製造、組立が面倒であり、これらによりコストアップを招いていた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、構造が簡単で部品数が少なく、製造、組立が容易な加熱庫を備えた加熱調理器を提供することを目的としたものである。
本発明に係る加熱調理器は、グリルに設けられた箱状の加熱庫と、該加熱庫内の少なくとも上下に配設された上ヒータ及び下ヒータを備えたヒータと、前記加熱庫の外部に配設されたコイルと、該コイルに高周波電流を供給する電源回路と、前記上ヒータ及び前記下ヒータのいずれか一方を保持するヒータ保持部と、を有し、前記ヒータは給電部と発熱部とにより閉回路が形成され、前記上ヒータ及び前記下ヒータが一体化され発熱装置を構成し、前記給電部が前記コイルから生じる磁束と鎖交するように前記加熱庫内に前記発熱装置を配設したものである。
本発明によれば、構造が簡単で部品数が少なく、組立、調整が容易でコストを低減することのできる加熱庫を備えた加熱調理器を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器のグリルの加熱庫の模式的断面図である。 図1の正面図である。 図1の加熱庫の背面斜視図である。 図1の発熱装置の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器のグリルの加熱庫の模式的断面図である。 図5の発熱装置の斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る加熱調理器のグリルの加熱庫に設けた発熱装置の斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る加熱調理器のグリルの加熱庫の背面斜視図である。 図8の加熱庫に設けた発熱装置の斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る加熱調理器のグリルの加熱庫の背面斜視図である。 図10の加熱庫に設けた発熱装置の斜視図である。 本発明の実施の形態6に係る加熱調理器のグリルの加熱庫の背面斜視図である。 図12の加熱庫に設けた発熱装置の斜視図である。 本発明の実施の形態7に係る加熱調理器のグリルの加熱庫の背面斜視図である。 図14の加熱庫に設けた発熱装置の斜視図である。 本発明の実施の形態8に係る加熱調理器のグリルの加熱庫に設けた発熱装置の斜視図である。 図16の発熱装置の他の例の発熱装置の斜視図である。 本発明の実施の形態9に係る加熱装置のグリルの加熱庫の背面斜視図である。 図18の加熱庫に設けた発熱装置の斜視図である。 本発明の実施の形態10に係る加熱装置のグリルの加熱庫に設けた発熱装置の斜視図である。 本発明に係る加熱調理器の一例の外観斜視図である。 図21の加熱調理器のグリルの加熱庫の斜視図である。
図21は本発明に係る加熱調理器の一例の外観斜視図、図22は図21のグリルの模式的斜視図である。
両図において、1は上面及び前面が開口された箱状の加熱調理器の本体部で、上面開口部には例えば板ガラスの如き非磁性材からなるトッププレート2が装着されている。3a〜3cはトッププレート2の上面に印刷等によって設けられた調理容器の載置部で、トッププレート2の後部側にはガード5を有する吸気口4a及び排気口4bが設けられている。なお、図示してないが、本体部1内には、トッププレート2の各載置部3a〜3cに対向して、例えば、電磁誘導加熱コイルの如き加熱手段や、これら各加熱手段を制御する制御部などが設けられている。
6a,6bは本体部1の前面側に設けられた操作部、10は操作部6a,6bの間に設けたグリルで、前面が開口し、本体部1内に固定された箱状の加熱庫11、ハンドル21aを備えた扉21を有し、加熱庫11内に出し入れ自在に配置された受け皿22及び受け皿22に着脱自在に載置され焼き網23などからなっている。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る加熱調理器のグリルの加熱庫の模式的断面図、図2は図1の正面図、図3は図1の背面斜視図、図4は図1の発熱装置の斜視図である。なお、図にはグリルの扉は省略してある(以下の実施の形態においても同様である)。
加熱庫11は金属板により箱状に形成され、前面側(図1の左側)が開口され、背面板には外方に突出する四角形状の凸部13(この凸部13は、内側からみたときは凹部となるので、以下の説明では内側からみた場合は凹部13aと記す)が設けられている。そして、凸部13の背面側には壁面に密着してコイル14が配設されており、このコイル14は、外部に設けられてコイル14に高周波電流を供給する電源回路15に接続されている。
また、コイル14の外面側には、コイル14及び凸部13を介して導電体31a,32aを覆うようにコ字状の磁性体16a,16bが装着されている。なお、加熱庫11の背面板(又はその外面)は、コイル14から生じる磁束によって誘導加熱されるのを防止するために、セラミックなどの非磁性材12によって形成されている。
22は前面側に図示しない扉21(図1参照)を有し、前面開口部から加熱庫11内に出し入れ可能に設けられた受け皿で、着脱自在に載置された焼き網23の上に例えば魚などの被加熱物24を載せて加熱する際に、被加熱物24から出る油などを受けるようになっている。
30は発熱装置で、本実施の形態に係る発熱装置30を構成するヒータは、従来、一般に使用されていたシーズヒータやラジエントヒータとは異なり、例えば、ステンレス素材からなる単純なパイプ状の金属(以下、金属パイプという)によって構成したもので、この金属パイプからなるヒータに電流を流してジュール熱により発熱させるようにしたものである。
発熱装置30は、このような金属パイプをそれぞれほぼU字状に折り曲げて形成された上ヒータ31と下ヒータ32とを有し、両先端部の間には金属パイプより電気抵抗の低い例えば銅の如き導電材料からなる給電体31a,31bが接続されて、それぞれ閉回路を形成している。また、上ヒータ31の給電体31aの両端部と、下ヒータ32の給電体32aの両端部とは、絶縁材からなる連結体33a,33bによって一体に連結され、加熱庫11の背面に設けた凹部13aに対応した四角形状に形成されている。以下の説明では、給電体31a,32a側を給電部35、U字状の部分を発熱部36という。
そして、この給電部35が加熱庫11の背面に設けた四角形状の凹部13a内に、その給電体31a,31bがコイル14から生じる磁束と鎖交するように嵌合配置され、上ヒータ31又は下ヒータ32の先端部近傍(図には下ヒータ32の場合が示してある)が、加熱庫11の前面側下部の両側壁に設けた、例えばセラミックの如き絶縁材料からなるヒータ保持部18a,18bに保持されている。
このように、上ヒータ31と下ヒータ32とは連結体33a,33bにより連結されて一体化され凹部13aに嵌合されているので、上ヒータ31又は下ヒータ32のいずれか一方をヒータ保持部18a,18bで保持すれば、発熱装置30全体を所定の位置に保持することができる。
次に、上記のように構成した本実施の形態の作用を説明する。
グリル10により被加熱物24を加熱する場合は、扉21のハンドル21aに手を掛けて加熱庫11から受け皿22を引き出し、焼き網23の上に例えば魚の如き被加熱物24を載置し、受け皿22を加熱庫11内に押し込んで、扉21により加熱庫11の前面開口部を閉止する。
ついで、操作部6のグリルスイッチをONして電源回路15に外部電力を供給し、コイル14に高周波電流を流す。これにより、コイル14に生じた磁束による電磁誘導によって、給電部35から発熱部36に誘導電流が流れ、この誘導電流によって発熱部36が発熱し、焼き網23上の被加熱物24を上下から加熱する。
このとき、磁性体16a,16bがコイル14及び上ヒータ31と下ヒータ32の給電体31a,32aを覆うように設けられているので、コイル14から生じる磁束を、上ヒータ31と下ヒータ32の給電体31a,32aと鎖交する方向に強めることができる。
本実施の形態によれば、発熱装置30を構成する上ヒータ31と下ヒータ32の給電部35を、給電体31a,32aと連結体33とにより一体的に構成して、加熱庫11の背面側に設けた凹部13aに嵌合し、上ヒータ31又は下ヒータ32の先端部近傍を加熱庫11に設けたヒータ保持部18a,18bで保持するようにしたので、構造が簡単で部品数を減らすことができ、製造、組立工数を削減できてコストを低減することのできるグリル10を備えた加熱調理器を得ることができる。
[実施の形態2]
図5は本発明の実施の形態2に係る加熱調理器のグリルの加熱庫の模式的断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分には、同じ符号が付してある。
本実施の形態においては、発熱装置30を、図6に示すように、ほぼU字状の上ヒータ31及び下ヒータ32の両側先端部をほぼL字状に折り曲げて、折り曲げ部の先端部の間に導電材からなる給電体31a,32aを接続してそれぞれ閉回路を形成する。そして、両給電体31a,32aを近付けて両者の間に絶縁物からなる連結体33を挟んで両者を一体に結合し、給電部35を構成する。
また、加熱庫11には、背面板の横方向に一条の凸部13を設け、凸部13の外壁面に密着して電源回路15に接続したコイル14を配設し、コイル14と凸部13を介して導電体31a,32aを覆うように磁性体16を設けたものである。
そして、上記のように構成した発熱装置30の給電部35を加熱庫11の凹部13aに嵌合し、上ヒータ31又は下ヒータ32の先端部近傍をヒータ保持部18に保持させる。
本実施の形態は、実施の形態1の場合とほぼ同様の作用、効果を得ることができるが、さらに、近接して設けた上ヒータ31と下ヒータ32の給電体31a,32aにより1箇所に給電部35を設けたので、構造がより簡単になり、また、磁性体16を1個に減らすことができる。
[実施の形態3]
図7は本発明の実施の形態3に係る加熱調理器のグリルの加熱庫に設けた発熱装置の説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分には、同じ符号が付してある。
本実施の形態に係る発熱装置30は、2本のヒータの一端を給電体31aで接続してほぼ逆U字状の上ヒータ31を形成し、同様にして下ヒータ32を構成する。そして、上ヒータ31の他端と、下ヒータの他端の上下を、上下のヒータ31,32と同じ材料からなる連結体34a,34bでそれぞれ接続して、上ヒータ31と下ヒータ32とを一体化した閉回路を構成したものである。
本実施の形態においては、給電体31a,32aからなる給電部35を加熱庫11の背面に設けた凹部13aに嵌合し、発熱部36の先端部近傍をヒータ保持部18に保持させて加熱庫11内に取り付けられる。なお、この場合、加熱庫11の背面に設ける凹部13aは四角形ではなく、上下二条であってもよい。
本実施の形態によれば、実施の形態1の場合とほぼ同様の効果を得ることができる。
[実施の形態4]
図8は本発明の実施の形態4に係る加熱調理器のグリルに設けた加熱庫の背面斜視図、図9は図8の加熱庫に設けた発熱装置の説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分には、同じ符号が付してある。
本実施の形態に係る発熱装置30は、ほぼU字状に形成された上ヒータ31と下ヒータ32の両端部に直交してそれぞれ短い給電体31a,31b、32a,32bを接続し、給電体31aと32aの先端部、給電体31bと32bの先端部を、上下のヒータ31,32と同じ材料からなる連結体34a,34bでそれぞれ接続して、上ヒータ31と下ヒータ32を一体化した閉回路を構成したものである。
そして、加熱庫11は、このような発熱装置30を設置するために、背面板に設けた凸部13の幅方向の中間部に、連結体34a,34bが嵌入される凹部13aを設けたものである。そして、コイル14と凸部13を介して、給電体31aと31b、32aと32bを覆うように磁性体16a,16b、16c,16dを設けたものである。
本実施の形態の作用、効果は実施の形態1の場合とほぼ同様であるが、給電部35を構成する各給電体31a,31b、32a,32bに対向してそれぞれ磁性体16a,16b、16c,16dを設けたので、給電体31a,31b、32a,32bと鎖交するコイル14から生じる磁束をより強めることができる。
[実施の形態5]
図10は本発明の実施の形態5に係る加熱調理器のグリルに設けた加熱庫の背面斜視図、図11は図10の加熱庫に設けた発熱装置の説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分には、同じ符号を付してある。
本実施の形態に係る発熱装置30は、ほぼU字状に形成した上ヒータ31と下ヒータ32の両端部の上下を、導電材料からなる給電体31a,31bでそれぞれ接続し、上ヒータ31と下ヒータ32を一体化して閉回路を構成し、左右に給電部35を設けたものである。
そして、加熱庫11の背面板に設けた凹部13a内に給電部35を嵌合し、コイル14及び凸部13を介して給電体31a,31bを覆うように磁性体16a,16bを設けたものである。
本実施の形態の作用、効果は、実施の形態1の場合とほぼ同様である。
[実施の形態6]
図12は本発明の実施の形態6に係る加熱調理器のグリルに設けた加熱庫の背面図、図13は図12の加熱庫に設けた発熱装置の説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分には、これと同じ符号を付してある。
本実施の形態に係る発熱装置30は、ほぼU字状に形成した上ヒータ31と下ヒータ32の両端部を僅かなすき間を隔てて互いに内側に折り曲げ、上ヒータ31と下ヒータ32の折り曲げ部の上下を、導電材料からなる給電体31a,31bで接続して、上ヒータ31と下ヒータ32を一体化した閉回路を形成し、幅方向の中央部付近に給電部35を形成したものである。
そして、加熱庫11はこのような発熱装置30の給電部35を嵌入するために、幅方向が短い四角形状の凸部13を設け、その上にほぼ円形コイル14を設置し、コイル14及び凸部13を介して給電体31a,31bを覆うように磁性体16a,16bを設けたものである。
本実施の形態の作用、効果は実施の形態1の場合とほぼ同様であるが、さらに、発熱装置30の給電部35を幅方向の中央部付近に近接して設けたので、コイル14を小さくすることができ、これに伴って材料費を節減することができる。
[実施の形態7]
図14は本発明の実施の形態7に係る加熱調理器のグリルに設けた加熱庫の背面図、図15は図14の加熱庫に設けた発熱装置の説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分には、同じ符号が付してある。
本実施の形態に係る発熱装置30は、ほぼJ字状に曲げ加工した上ヒータ31と下ヒータ32とを有し、上ヒータ31の一端と下ヒータ32の他端とを、導電材料からなるほぼL字状の給電体31aで接続すると共に、下ヒータ32の一端と上ヒータ31の他端とを同様の給電体32aで接続して閉回路を形成したもので、ほぼL字状の給電体31a,32aにより輪を画くような大きな給電部35が形成される。なお給電体31a,32aは上下のヒータ31,32の連結部の役も果している。
また、加熱庫11の背面板には、内側の凹部13aに発熱装置30の給電部が嵌合する矩形状の大きな凸部13が設けられており、凸部13の背面側にはほぼ楕円形状のコイル14が設置されている。
そして、コイル14及び凸部13を介して、L字状の給電体31aを覆うように磁性体16a,16bが設けられており、同様に給電体32aを覆うように磁性体16c,16dが設けられている。
本実施の形態の作用、効果は実施の形態1の場合とほぼ同様であるが、さらに、発熱装置30の給電部35を加熱庫11の背面側に輪を画くように設置し、これに対応してコイル14及び磁性体16a〜16dを設けたので、コイル14から発生する磁束をより効率よく給電部35と鎖交させることができる。
また、より長い発熱部36が設けられているので、加熱庫11内を早く加熱することができる。
[実施の形態8]
図16は本発明の実施の形態8に係る加熱調理器の加熱庫に設けた発熱装置の説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分には、同じ符号が付してある。
本実施の形態に係る発熱装置30は、1本のヒータ素材をほぼコ字状に折り曲げて上ヒータ31を形成し、その両端部を下方に折り曲げたのちさらに上ヒータ31と平行に折り曲げて、先端部を上ヒータ31より後方まで延設して下ヒータ32を形成したものである。
そして、下ヒータ32の左右の両端部の間に、導電材料からなる給電体32aを接続して閉回路を形成したもので、給電部35は横方向に1本の給電体32aで形成されている。なお、上ヒータ31と下ヒータ32の先端部を、上下のヒータ31a,32aと同じ材料からなる連結体34a,34bで上下方向に接続して形成してもよい。
図17は本実施の形態に係る発熱装置30の他の例を示すもので、本例においては、1本のヒータ素材をほぼコ字状に折り曲げて上ヒータ31を形成し、上ヒータ31の一端を他端より短くして下方に折り曲げたのち、上ヒータ31と平行に折り曲げてほぼコ字状の下ヒータ32を形成し、延設した他端の先端部の間に導電材料からなる給電体31aを接続して閉回路を形成したもので、給電部35は縦方向の1本の給電体31aで形成されている。なお、上ヒータ31の一端と下ヒータ32の一端を、上下のヒータ31,32と同じ材料からなる連結体34で接続してもよい。
本実施の形態においては、給電部35は1箇所にあるだけなので発熱装置30の構造が簡単であり、また、加熱庫11の背面板に設ける凸部13は、給電部に対応させて図16の場合は横方向に一条、図17の場合は縦方向に一条設ければよく、この凸部13に沿ってコイル14及び磁性体16を設ければよいので加熱庫11の構造も簡単になり、製造、組立が容易でコストを低減することができる。
[実施の形態9]
図18は本発明の実施の形態9に係る加熱調理器の加熱庫の背面図、図19は図18の加熱庫に設けた発熱装置の説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分には、同じ符号が付してある。
実施の形態1〜8においては、加熱庫11に設けたコイル14の電磁誘導によって生じる誘導電流を発熱装置30に流して、発熱部36を発熱させる場合を示したが、本実施の形態は、上ヒータ31と下ヒータ32のいずれか一方、例えば下ヒータ32を上記のように誘導電流によって発熱させ、他方のヒータ、したがって上ヒータ31には電源回路15から直接給電して発熱させるようにしたものである。
本実施の形態の発熱装置30は、ほぼコ字状に折り曲げられて両端部に端子部37が設けられた上ヒータ31と、ほぼコ字状に折り曲げられ、両端部の間に導電材からなる給電体32aが接続されてほぼコ字状に形成された下ヒータ32とを有し、上ヒータ31と下ヒータ32の後端部の両側を絶縁材からなる連結体33a,33bで連結して一体化したものである。
上記のように構成した発熱装置30は、その後部側を加熱庫11の背面板に設けた長方形の凹部13aに嵌合すると共に、上ヒータ31に設けた端子部36を凸部13から突出させて電源回路15に接続する。そして、コイル14及び凸部13を介して下ヒータ32の給電体32aを覆うように磁性体16を取り付けたものである。
本実施の形態の作用、効果は、上ヒータ31に電源回路15から直接給電する以外は、実施の形態1の場合とほぼ同様である。
[実施の形態10]
図20は本発明の実施の形態10に係る加熱調理器の加熱庫に設けた発熱装置の説明図である。なお、実施の形態1と同じ機能の部分には、これと同じ符号を付してある。
本実施の形態に係る発熱装置30は、上ヒータ31と下ヒータ32及び左右一対の側面ヒータ38,39を、給電体31aと31b、32aと32bで接続して一体化し、閉回路を構成したものである。
すなわち、ほぼコ字状の上ヒータ31及び下ヒータ32と、ほぼW字状の左右の側面ヒータ38,39とを有し、上ヒータ31と下ヒータ32の端部と、側面ヒータ38と39の端部とを、導電材からなる給電体31aと31b、32aと32bでそれぞれ接続して一体化し、閉回路を形成したもので、上下にそれぞれ2箇所、計4箇所に設けた給電体31a,31b、32a,32bにより給電部35が形成されている。なお、左右の側面ヒータ38,39上下は、上ヒータ31と下ヒータ32を兼ねている。
本実施の形態においては、加熱庫11の背面板に設けた矩形状の凹部13a内に給電部35を嵌合し、凸部13の外壁に設けたコイル14と凸部13を介して、各給電体31a,31b、32a,32bを覆うようにそれぞれ磁性体16を設ければよい。
本実施の形態の作用、効果は実施の形態1の場合とほぼ同様であるが、さらに、上下のヒータ31,32に加えて左右の側面ヒータ38,39を設けたので、加熱庫11を短時間で高温にできると共に、被加熱物24を四面から加熱することができるので、焼きむらを防止することができる。
上記の説明では、発熱装置30を構成する発熱部36に金属パイプからなるヒータを用いた場合を示したが、金属パイプに代えて金属棒を用いてもよい。また、図21の加熱調理器に本発明を実施した場合を示したが、例えば、流し台への組み込み式加熱調理器など、他の構造の加熱調理器にも本発明を実施することができる。
1 調理器本体、2 トッププレート、10 グリル、11 加熱庫、13 凸部、13a 凹部、14 コイル、15 電源回路、16 磁性体、18 ヒータ保持部、21 扉、22 受け皿、23 焼き網、24 被加熱物、30 発熱装置、31 上ヒータ、32 下ヒータ、31a,32a 給電体、33,34 連結体、35 給電部、36 発熱部、37 端子部、38,39 側面ヒータ。

Claims (8)

  1. グリルに設けられた箱状の加熱庫と、該加熱庫内の少なくとも上下に配設された上ヒータ及び下ヒータを備えたヒータと、前記加熱庫の外部に配設されたコイルと、該コイルに高周波電流を供給する電源回路と、前記上ヒータ及び前記下ヒータのいずれか一方を保持するヒータ保持部と、を有し、
    前記ヒータは給電部と発熱部とにより閉回路が形成され、前記上ヒータ及び前記下ヒータが一体化され発熱装置を構成し、前記給電部が前記コイルから生じる磁束と鎖交するように前記加熱庫内に前記発熱装置を配設したことを特徴とする加熱調理器。
  2. グリルに設けられた箱状の加熱庫と、該加熱庫内の少なくとも上下に配設されたヒータと、前記加熱庫の外部に配設されたコイルと、該コイルに高周波電流を供給する電源回路とを有し、
    前記ヒータは給電部と発熱部とにより閉回路が形成されて一体化された発熱装置を、前記給電部が前記コイルから生じる磁束と鎖交するように前記加熱庫内に配設し
    上ヒータ及び下ヒータと一対の側面ヒータとを有し、前記上ヒータ及び下ヒータの端部と前記一対の側面ヒータの端部とをそれぞれ導電材で接続して閉回路が形成され、前記導電材を給電部とする発熱装置を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  3. グリルに設けられた箱状の加熱庫と、該加熱庫内の少なくとも上下に配設されたヒータと、前記加熱庫の外部に配設されたコイルと、該コイルに高周波電流を供給する電源回路とを有し、
    前記ヒータは給電部と発熱部とにより閉回路が形成されて一体化された発熱装置を、前記給電部が前記コイルから生じる磁束と鎖交するように前記加熱庫内に配設し
    前記加熱庫の背面板に凸部を設けて該凸部の外面に前記コイルを配設し、前記加熱庫内において前記発熱装置の給電部を前記凸部で形成された凹部内に嵌合し、前記発熱部の先端部付近の上下又はいずれか一方を、前記加熱庫に設けたヒータ保持部により保持したことを特徴とする加熱調理器。
  4. 前記給電部と発熱部とにより閉回路が形成された上下のヒータの給電部を、絶縁物を介して一体化した発熱装置を備えたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  5. 前記上下のヒータを1本のヒータ素材を曲げ加工して形成し、該上下のヒータの両端部を導電材で接続して閉回路が形成され、前記導電材を給電部とする発熱装置を備えたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  6. グリルに設けられた箱状の加熱庫と、該加熱庫内に配設された上ヒータ及び下ヒータと、前記加熱庫の外部に配設されたコイルと、外部電源に接続され前記コイルに高周波電流を供給する回路を含む電源回路と、前記上ヒータ及び前記下ヒータのいずれか一方を保持するヒータ保持部と、を有し、
    前記上ヒータと下ヒータのいずれか一方のヒータをほぼコ字状に形成して両端部に端子部を設け、他方のヒータをほぼU字状に形成して両端部の間に導電材を接続して給電部を形成し、該給電部側において前記上ヒータと前記下ヒータとを絶縁材で接続し一体化して発熱装置を構成し、
    該発熱装置の一方のヒータの端子部を前記電源回路に接続し、他方のヒータの給電部を前記コイルから生じる磁束と鎖交するように前記加熱庫内に配設したことを特徴とする加熱調理器。
  7. グリルに設けられた箱状の加熱庫と、該加熱庫内に配設された上ヒータ及び下ヒータと、前記加熱庫の外部に配設されたコイルと、外部電源に接続され前記コイルに高周波電流を供給する回路を含む電源回路とを有し、
    前記上ヒータと下ヒータのいずれか一方のヒータをほぼコ字状に形成して両端部に端子部を設け、他方のヒータをほぼU字状に形成して両端部の間に導電材を接続して給電部を形成し、該給電部側において上下のヒータを絶縁材で接続し一体化して発熱装置を構成し、
    該発熱装置の一方のヒータの端子部を前記電源回路に接続し、他方のヒータの給電部を前記コイルから生じる磁束と鎖交するように前記加熱庫内に配設し
    前記加熱庫の背面板に凸部を設けて該凸部の外面に前記コイルを配設し、前記加熱庫内において前記発熱装置の給電部を前記凸部で形成された凹部内に嵌合し、前記発熱部の先端部付近の上下又はいずれか一方を、前記加熱庫に設けたヒータ保持部により保持したことを特徴とする加熱調理器。
  8. 前記コイルの側面に、該コイルから生じる磁束が前記ヒータと鎖交する方向に強まるように磁性体を配設したことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の加熱調理器。
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