JP5471863B2 - ラベル剥離装置及びラベル剥離方法 - Google Patents

ラベル剥離装置及びラベル剥離方法 Download PDF

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Description

本発明は、ラベル剥離装置及びラベル剥離方法に関する。
パソコン(パーソナルコンピュータ)等の電子機器に搭載された電子部品の製造会社名等が印刷されたラベルが、その電子機器の外部筐体に貼付されることがある。また、その他にも、種々の目的で物品の表面にラベルが貼付されることがある。
このようなラベルの貼付作業に、ラベラと称される装置が用いられることがある。ラベラには、帯状台紙上に並べられて仮着されたラベルを剥がし易くするラベル剥離装置が備えられている。ラベル剥離装置は、ラベルの一部を帯状台紙から剥がす。寸法が異なる数種類のラベルが物品に貼付される場合、ラベルの種類毎に帯状台紙が準備され、さらに、帯状台紙の種類毎にラベラが準備されるのが一般的である。
ここで、ラベラが備えるラベル剥離装置の一般的な構成について説明する。ラベルが連続して配置、仮着された帯状台紙は、板状のセパレータが備える搬送面上を連続的に搬送される。そして、帯状台紙は、セパレータの前端部において、ラベルが仮着された面と異なる面側に引っ張られる。すると、ラベルの前端部は、帯状台紙から剥離し、セパレータの上面(搬送面)の延長線上に進む。ラベル剥離装置は、この剥離されたラベルの前端部を検出するセンサを備えている。そして、剥離された状態で前進するラベルの前端部をセンサが検出すると、ラベル剥離装置は、帯状台紙の搬送動作を一旦停止する。このように一部が台紙から剥離された状態のラベルは、ラベラが備える吸着ハンド装置によって完全に剥離され、貼付対象となる物品まで移動される。そして、貼付箇所に供給されて貼付される。
このように、ラベル剥離装置は、ラベルの前端部の一部を剥離する。このとき、吸着ハンド装置によってラベルを完全に剥離するために、ラベルの剥離量を適切に制御する必要がある。例えば、ラベルの寸法に対して剥離量が少なすぎると吸着ハンド装置による完全剥離動作が困難となる。その一方で、ラベルが帯状台紙から完全に剥離し、帯状台紙から脱落してしまうと、吸着ハンド装置による吸着動作が不能となる。そこで、従来は、センサにより剥離されたラベルの前端部を検出したときに、帯状台紙の搬送動作を停止し、剥離量を一定に保っている。すなわち、ラベル前端基準での停止管理が行われている。ラベルの前端部を検出する場合、帯状台紙のラベル仮着面と異なる側にセンサを配置することができ、ラベルの前端部の背後を台紙が存在しない解放空間とした状態で検出を行うことができる。
ところで、単一の帯状台紙上に異なる寸法のラベルが仮着されることがある。例えば、一の物品に複数種のラベルが貼付される場合、その複数種のラベルを、貼付する順番に一の帯状台紙上に仮着しておく形態が考えられる。異なる寸法のラベルが単一の帯状台紙上に仮着された場合に、ラベル前端部の検出に基づいて帯状台紙の搬送動作を停止すると、ラベルの寸法に対する適切な剥離量を確保できないことが想定される。すなわち、センサによる前端検出とする場合、ラベルの剥離量が一定となるが、ラベル進行方向の寸法が大きい(長い)ラベルに対しては剥離量が不足する。一方、ラベル進行方向の寸法が小さい(短い)ラベルの場合は、ラベルが台紙から脱落する。
このような不都合を解消することができると考えられる装置として、例えば、特許文献1に開示されたラベル剥離装置が知られている。特許文献1に開示されたラベル剥離装置が備えるセンサは、ラベルの後端部を検出する。
特開2007−8488号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示されたラベル剥離装置は、帯状台紙上に仮着された状態のラベルの後端部をセンサにて検出するため、簡易なセンサでは、ラベルの後端部の検出が困難となることが想定される。そこで、例えば、カメラを備え、そのカメラによって撮影された画像を解析することによって帯状台紙上に仮着された状態のラベルの後端部を検出することが考えられる。このような構成であると、装置自体が複雑で高価になると考えられる。また、カメラは帯状台紙の仮着面側上方に設置されることになるため、カメラと吸着ハンド装置とが干渉してしまう虞もある。
そこで、本明細書開示の発明は、簡易な手段で、単一の帯状台紙上に仮着された、寸法の異なる複数種のラベルを適切に剥離することを課題とする。
本明細書開示のラベル剥離装置は、右側部分と左側部分とに分割された帯状台紙に仮着されたラベルが搬送される搬送面の前端部に、前記搬送面とは異なる側に折り曲げられる前記右側部分が当接する右側辺縁と前記搬送面とは異なる側に折り曲げられる前記左側部分が当接する左側辺縁とに囲まれ、台紙分離手段によって左右に分離された前記帯状台紙の右側部分と左側部分とに右側後端部と左側後端部とがそれぞれ残置された状態のラベルの後端縁中央部を露出させる溝部が設けられたセパレータと、前記搬送面に沿って前記帯状台紙に仮着されたラベルを搬送するラベル搬送手段と、前記溝部において露出した前記ラベルの後端縁中央部を検出するセンサと、前記センサが前記ラベルの後端縁中央部を検出したときに、前記ラベル搬送手段を停止させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
分割された帯状台紙を、台紙分離手段によって左右に掻き分けるように分離することによって、ラベルの後端縁中央部の背後に台紙が存在しない状態が創出される。これにより、センサによるラベルの後端縁中央部の検出が容易となる。ラベルの後端縁中央部の検出に基づいてラベル搬送手段を停止させることにより、単一の帯状台紙上に寸法の異なる複数種のラベルが仮着されている場合であっても、各ラベルの一部分を適切に剥離することができる。
本明細書開示のラベル剥離装置によれば、セパレータの前端部に設けられた溝部において、帯状台紙が台紙分離手段によって左右に分離される。これにより、帯状台紙の右側部分と左側部分とにラベルの右側後端部と左側後端部とがそれぞれ残置されるとともに、ラベルの後端縁中央部が露出する。この結果、ラベルの後端縁中央部の背後に台紙が存在しない状態で簡易なセンサによる後端縁中央部の検出を行うことができる。
図1は、実施例のラベル剥離装置によって剥離される複数種のラベルが帯状台紙上に仮着された状態を示す模式図である。 図2は、比較例のラベル剥離装置の概略構成を示す説明図である。 図3は、比較例のラベル剥離装置において行われる制御の一例を示すフロー図である。 図4は、比較例のラベル剥離装置の動作を示す説明図である。 図5は、実施例のラベル剥離装置が備える駆動部のブロック図である。 図6は、実施例のラベル剥離装置の概略構成を示す斜視図である。 図7は、実施例のラベル剥離装置の概略構成を示す側面図である。 図8は、吸着可能となった状態のラベルを示す説明図である。 図9は、実施例のラベル剥離装置の動作を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。
まず、図1を参照しつつ、実施例のラベル剥離装置1によって剥離されるラベル2a、2b、2cが仮着された帯状台紙3について説明する。帯状台紙3には、ラベル2a、ラベル2b、ラベル2cが貼付対象物へ貼付される順番に繰り返し並べられている。すなわち、ラベル2a、ラベル2b、ラベル2cの次に再びラベル2aが仮着されている。帯状台紙3は、図1中、矢示4で示す方向に搬送される。ラベル2a、2b、2cの搬送方向の寸法は、ラベル2bの寸法が最も長く、つぎに、ラベル2aの寸法が長い。そして、ラベル2cの寸法が最も短い。
つぎに、上記のような帯状台紙3上に仮着されたラベル2a〜2cを比較例のラベル剥離装置100によって剥離する場合について図2乃至図4を参照しつつ説明する。図2は、比較例のラベル剥離装置100の概略構成を示す説明図である。図3は、比較例のラベル剥離装置100において行われる制御の一例を示すフロー図である。図4は、比較例のラベル剥離装置100の動作を示す説明図である。
ラベル剥離装置100は、セパレータ101を備えている。セパレータ101の前端部は図2に示すように搬送面101aに対し鋭角な端面101bを備えている。また、ラベル剥離装置100は、セパレータ101の下側に、モータによって回転駆動される送りローラ102を備えている。さらに、送りローラ102と対向配置された第1回転部材103を備える。第1回転部材103は、送りローラ102に向かって帯状台紙3を押しつける。帯状台紙3は、送りローラ102と第1回転部材103とに挟まれ、送りローラ102が回転したときに、摩擦力より下方に引っ張られて搬送面101a上を移動する。これにより、ラベル2a〜2cが連続的に搬送される。ラベル剥離装置100は、さらに、帯状台紙3をセパレータ101側へ押しつけて当接させ、セパレータ101の端面101bに密着させる第2回転部材104を備えている。ラベル剥離装置100は、ラベル2a〜2cの前端部を検出するセンサ105を備えている。センサ105及び送りローラ102を回転駆動するモータはそれぞれ制御部に接続されており、ラベル剥離装置100は、制御部の指令に基づいてラベル2a〜2cの剥離動作をする。
以上のようなラベル剥離装置100の動作を図3に示したフロー図を参照しつつ説明する。ここでは、ラベル2aを剥離する動作について説明するが、ラベル2b、ラベル2cも同様に剥離される。ステップS1において、送りローラ102の回転を開始する。すると、帯状台紙3の移動、すなわち、ラベル2aの搬送が開始される。帯状台紙3は、ラベル2a〜2cが仮着された面と異なる面側に引っ張られる。このとき、帯状台紙3は、第2回転部材104によってセパレータ101の端面101bに密着させられる。これにより、ラベル2aが、セパレータ101の前端部に到達すると、その前端側が帯状台紙3から剥離する。剥離したラベル2aの前端側は、セパレータ101の搬送面101aの延長線上を進む。
ステップS1に引き続いて行われるステップS2では、センサ105がON状態となったか否かを判断する。すなわち、ラベル2aの前端部がセンサ105の上方に到達したことをセンサ105が検出したか否かを判断する。このステップS2において、YESと判断したときは、ステップS3へ進む。ステップS3では、制御部は、送りローラ102を駆動するモータに指令を発し、送りローラ102を停止する。一方、ステップS2において、NOと判断したときは、再びステップS2の処理を繰り返す。
制御部は、ステップS3において送りローラ102を停止させると、吸着ハンド装置に指令を発し、前端部が帯状台紙3から剥離された状態のラベル2aを吸着する。そして、ラベル2aを帯状台紙3から完全に剥離し、貼付対象となる物品まで移動する。ラベル2aは、その後、貼付箇所に供給されて貼付される。
ラベル2aが吸着ハンド装置によって移動されると、センサ105の出力はOFF状態となる。ステップS3に引き続いて行われるステップS4では、センサ105がOFF状態となったか否かを判断する。ステップS4でYESと判断したときは、再び、ステップS1からの処理を繰り返す。一方、ステップS4でNOと判断したときは、再びステップS4の処理を送り返す。
ラベル剥離装置100は、以上のようにラベル2a〜2cの剥離動作を繰り返し行う。ここで、ラベル剥離装置100による剥離量Lは、すべてのラベル2a〜2cに対して同一である。これは、各ラベルの前端部をセンサ105が検出したか否かによって送りローラ102の稼動を制御しているためである。このため、図4(A)に示すようにラベル2aが剥離した状態となるときには、吸着ハンド装置で吸着するために適切な剥離量が確保されても、図4(B)に示すようにラベル2bが剥離した状態となるときには、剥離量が不足する。また、図4(C)に示すようにラベル2cが剥離した状態となるときには、いわゆるオーバーラン状態となってしまう。
つぎに、実施例のラベル剥離装置1の概略構成を、図5乃至図7を参照しつつ説明する。ここでは、ラベル2aを剥離する動作について説明するが、ラベル2b、ラベル2cも同様に剥離される。図5は、実施例のラベル剥離装置1が備える駆動部のブロック図である。図6は、実施例のラベル剥離装置1の概略構成を示す斜視図である。本明細書において、前後左右は、説明の都合上、図6に示す方向とする。図7は、実施例のラベル剥離装置1の概略構成を示す側面図である。ラベル剥離装置1は、前端部に設けられた溝部11aと、搬送面11bを備えたセパレータ11、ラベル搬送手段の一例である送りローラ12を備えている。送りローラ12は、モータ13によって回転駆動される。さらに、ラベル剥離装置1は、送りローラ12と対向配置された押し付け回転部材18を備えている。帯状台紙3は、送りローラ12と押し付け回転部材18とに挟まれ、送りローラ12が回転したときに、摩擦力より下方に引っ張られて搬送面11b上を移動する。これにより、ラベル2a〜2cが連続的に搬送される。送りローラ12は、このようにして、搬送面11bに沿って帯状台紙3の表面に仮着されたラベル2a〜2cを搬送する。
ラベル剥離装置1は、溝部11aにおいて露出したラベルの後端縁中央部2a3を検出するセンサ14を備える。センサ14は、セパレータ11の下側に配置され、搬送面11bと異なる側からラベルの後端縁中央部2a3を検出する。センサ14は、物体に向けて照射した波の反射波を測定波として、物体の有無を判別する。すなわち、センサ14は、簡易なもので十分である。また、ラベル剥離装置1は、制御部15を備える。制御部15は、モータ13、センサ14と電気的に接続されており、センサ14の信号に基づいてモータ13の駆動制御を行う。具体的には、制御部15は、センサ14がラベルの後端縁中央部2a3を検出したときに、モータ13を停止させる。
ラベル剥離装置1は、さらに、台紙分離手段の一例である右側回転部材17aと左側回転部材17bとを備えている。右側回転部材17aと左側回転部材17bは、帯状台紙3の右側部分3aと左側部分3bとを分離するように、それぞれ、送りローラ12に対して斜めに配置されている。これにより、右側回転部材17aと左側回転部材17bは、恰も右側部分3aと左側部分3bとを掻き分けるように帯状台紙3を分離することができる。
ここで、セパレータ11について詳細に説明する。セパレータ11は、搬送面11bの前端部に、台紙カッター16を露出させる縦溝11cを備えている。この台紙カッター16により、帯状台紙3は、図8に示すように右側部分3aと左側部分3bとに分割される。台紙カッター16は、帯状台紙3が搬送される際に、帯状台紙3との摩擦力によって回転し、帯状台紙3に切れ込み3cを設ける。なお、この縦溝11c及び台紙カッター16は、予め帯状台紙3に切れ込み3cが設けられている場合には、省略することができる。
セパレータ11は、右側部分3aと左側部分3bとに分割された帯状台紙3の表面に仮着されたラベル2a〜2cが搬送される搬送面11bを備える。搬送面11bの前端部には、搬送面11bとは異なる側に折り曲げられる右側部分3aが当接する右側辺縁11dが設けられている。また、搬送面11bの前端部には、搬送面11bとは異なる側に折り曲げられる左側部分3bが当接する左側辺縁11eが設けられている。溝部11aは、右側辺縁11d及び左側辺縁11eとに囲まれて形成されている。より具体的に、溝部11aは、右側辺縁11d及び左側辺縁11eを一辺とする三角形状を備えている。右側辺縁11dと左側辺縁11eはいわゆるV字形状をなしている。右側辺縁11dにおける端面は、搬送面11bに対し、鋭角に設けられている。同様に、左側辺縁11eにおける端面は、搬送面11bに対し、鋭角に設けられている。
図8は、吸着可能となった状態のラベルを示す説明図である。帯状台紙3が右側回転部材17aと左側回転部材17bとによって左右に分離されることにより、ラベル2aの右側後端部2a1と左側後端部2a2は、図8に示すように、右側部分3aと左側部分3bとにそれぞれ残置された状態となる。溝部11aは、このような状態のラベルの後端縁中央部2a3を露出させる。なお、図8は、ラベル2aの場合について示しているが、ラベル2b、ラベル2cの場合も同様である。すなわち、寸法が異なるラベル2a〜2cに対しても、ラベルの一部を帯状台紙3上に残置し、吸着ハンド装置による吸着搬送が可能な状態とすることができる。なお、ラベル2a〜2cが剥離された後の帯状台紙3は、回収され、廃棄処分等とすることができる。
以上のようなラベル剥離装置1の動作について、説明する。ラベル剥離装置1の基本的な制御は、図3にフロー図の一例を示した比較例のラベル剥離装置100と共通するものでよい。ただし、比較例において、センサが検出するのは、ラベル2a〜2cの前端部であるが、実施例においてセンサ14が検出するのは、ラベルの後端縁中央部2a3であり、この点において、両者は異なる。
まず、制御部15の指令に基づいてモータ13が稼動状態となると、送りローラ12が回転駆動される。これにより、帯状台紙3は、ラベル2a〜2cが仮着された面と異なる面側に引っ張られ、搬送面11b上を移動する。このとき、帯状台紙3は、台紙カッター16と接触する。これにより、右側部分3aと左側部分3bとに分割する切れ込み3cが帯状台紙3に設けられる。
このように切れ込み3cが設けられた状態の帯状台紙3が、下方に引き込まれるとき、右側部分3aは右側辺縁11dへ当接し、左側部分3bは、左側辺縁11eへ当接する。このとき、右側部分3aは、右側回転部材17aにより、右側に開くようにして送りローラ12へ押しつけられる。左側部分3bは、左側回転部材17bにより左側に開くようにして送りローラ12に押しつけられる。これにより、右側部分3aは右側辺縁11dに密着し、左側部分3bは左側辺縁11eに密着し、ラベル2aが、セパレータ11の前端部に到達すると、その前端側が帯状台紙3から剥離する。剥離したラベル2aの前端側は、セパレータ11の搬送面11bの延長線上を進む。
このとき、帯状台紙3は、右側部分3aと左側部分3bとに分離されるため、溝部11aにおいて、ラベルの後端縁中央部2a3が露出する。すなわち、ラベルの後端縁中央部2a3の背後に帯状台紙3が存在しない解放空間が形成される。
制御部15は、センサ14がON状態となったか否かを判断する。すなわち、露出したラベルの後端縁中央部2a3がセンサ14の上方に到達したことをセンサ14が検出したか否かを判断する。そして、ラベルの後端縁中央部2a3がセンサ14の上方に到達したと判断したときは、制御部15は、モータ13に指令を発し、送りローラ12を停止する。なお、この時点で、ラベル2aの右側後端部2a1は右側部分3aに残置し、左側後端部2a2は左側部分3bに残置しているので、ラベル2aが帯状台紙3から完全に脱落してしまうことはない。
制御部は、送りローラ12を停止させると、吸着ハンド装置に指令を発し、前端部が帯状台紙3から剥離された状態のラベル2aを吸着する。そして、ラベル2aを帯状台紙3から完全に剥離し、貼付対象となる物品まで移動する。ラベル2aは、その後、貼付箇所に供給されて貼付される。
ラベル2aが吸着ハンド装置によって移動されると、センサ14の出力はOFF状態となる。そして、ラベル2b、ラベル2cに対し同様の処理を行う。ラベル2b、2cに対してもセンサ14がラベルの後端縁中央部を検出することによって送りローラ12を停止させる。このため、ラベル進行方向の寸法が異なる場合であっても吸着ハンド装置による完全剥離を行うための十分な剥離量を確保することができる。なお、ラベル2cの剥離が完了すると、再びラベル2aから同様の処理が繰り返されることになる。
ラベル剥離方法の特徴をまとめると、以下の如くである。このラベル剥離方法は、実施例のラベル剥離装置1を用いることによって実現することができるが、実施例とは異なる他の装置を用いて実施することもできる。
右側部分3aと左側部分3bとに分割された帯状台紙3の表面に仮着されたラベル2a〜2cをラベル搬送手段、例えば送りローラ12によって、セパレータ11の搬送面11bに沿って搬送させる。これとともに、右側部分3aと左側部分3bとをそれぞれ搬送面11bの前端部に設けられた溝部11aの右側辺縁11dと左側辺縁11eにそれぞれ当接させつつ右側部分3aと左側部分3bとを分離させる。そして、分離された帯状台紙3の右側部分3aと左側部分3bとに右側後端部2a1と左側後端部2a2とがそれぞれ残置された状態のラベル2aの後端縁中央部2a3を溝部11aに露出させる。そして、露出したラベルの後端縁中央部2a3をセンサ14が検出することにより、前送りローラ12を停止させる。
これにより、ラベル2aを、吸着ハンド装置により吸着可能な状態とすることができる。同様の方法で、ラベル2b、ラベル2cの剥離も行うことができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1…ラベル剥離装置 2a、2b、2c…ラベル
2a1…右側後端部 2a2…左側後端部
2a3…ラベルの後端縁中央部 3…帯状台紙
3a…右側部分 3b…左側部分
3c…切れ込み 11…セパレータ
11a…溝部 11b…搬送面
11c…縦溝 11d…右側辺縁
11e…左側辺縁 12…送りローラ
13…モータ 14…センサ
15…制御部 16…台紙カッター
17a…右側回転部材 17b…左側回転部材
18…押し付け回転部材

Claims (4)

  1. 右側部分と左側部分とに分割された帯状台紙に仮着されたラベルが搬送される搬送面の前端部に、前記搬送面とは異なる側に折り曲げられる前記右側部分が当接する右側辺縁と前記搬送面とは異なる側に折り曲げられる前記左側部分が当接する左側辺縁とに囲まれ、台紙分離手段によって左右に分離された前記帯状台紙の右側部分と左側部分とに右側後端部と左側後端部とがそれぞれ残置された状態のラベルの後端縁中央部を露出させる溝部が設けられたセパレータと、
    前記搬送面に沿って前記帯状台紙に仮着されたラベルを搬送するラベル搬送手段と、
    前記溝部において露出した前記ラベルの後端縁中央部を検出するセンサと、
    前記センサが前記ラベルの後端縁中央部を検出したときに、前記ラベル搬送手段を停止させる制御部と、
    を備えたことを特徴とするラベル剥離装置。
  2. 前記センサは、前記搬送面と異なる側から前記ラベルの後端縁中央部を検出することを特徴とした請求項1記載のラベル剥離装置。
  3. 前記溝部は、前記右側辺縁及び左側辺縁を一辺とする三角形状を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のラベル剥離装置。
  4. 右側部分と左側部分とに分割された帯状台紙の表面に仮着されたラベルをラベル搬送手段によって、セパレータの搬送面に沿って搬送させるとともに、
    前記右側部分と前記左側部分とをそれぞれ前記搬送面の前端部に設けられた溝部の右側辺縁と左側辺縁にそれぞれ当接させつつ右側部分と左側部分とを分離させ、分離された前記帯状台紙の右側部分と左側部分とに右側後端部と左側後端部とがそれぞれ残置された状態のラベルの後端縁中央部を前記溝部に露出させ、
    露出したラベルの後端縁中央部をセンサが検出することにより、前記ラベル搬送手段を停止させることを特徴とするラベル剥離方法。
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