JP5471132B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートをモータにより車両の前後方向に移動させる車両用シートスライド装置に関するものである。
一般に、駆動側であるモータを回転して従動側である車両用シートを車両の上下方向に移動させる車両用シートリフタ装置には、車両用シートに大きな負荷が掛かったときにモータが逆転しないようにブレーキ装置が備えられている。例えば、特許文献1には、ブレーキ装置としてコイルバネの特性を利用したカップラ装置が開示されている。このカップラ装置は、駆動部材、従動部材、小径のコイルバネ及び大径のコイルバネを備えており、これらがケース内に収納された構成となっている。駆動部材が回転するときは、小径のコイルバネは拡径してケース内壁から離間し、大径のコイルバネは縮径してケース外壁から離間する。よって、各コイルバネとケースとの間には抵抗は発生せず、駆動部材の回転により従動部材が回転するようになっている。一方、従動部材が回転するときは、小径のコイルバネ及び大径のコイルバネの一方がケース内壁及びケース外壁の一方に当接する。よって、各コイルバネとケースとの間には抵抗が発生し、従動部材の回転により駆動部材は回転しないようになっている。即ち、車両用シートに大きな負荷が掛かってもモータは逆転せずにブレーキが掛かった状態にすることができる。
特開昭59−117922号公報(段落、図)
一般に、車両用シートを車両の前後方向に移動させる車両用シートスライド装置のレールは、前方が若干高くなるように傾斜させて車両フロアに設置されている。これは、子供等の小柄な乗員が乗車する場合は車両用シートを前方に移動させるが、このとき乗員のアイポイントを高くして視界を確保するためである。この傾斜により、車両用シートをモータにより車両の前後方向に移動させる車両用シートスライド装置では、乗員の体重分で、車両用シートの前方移動時には移動速度が遅くなり、後方移動時には移動速度が速くなる傾向にある。レールの傾斜を上る必要がある前方移動時よりも、レールの傾斜を下ればよい後方移動時の方が加速が付いて移動速度が増加し、モータの回転も高速になる。
モータの回転が高速になると、モータ自体の作動音の増加、ギヤ軸等の擦れ音の増加、ギヤ等の噛み合い振動の増加等に繋がり、一般的に後方移動時の作動音が前方移動時の作動音よりも大きくなって音色差を生じさせる。このように、車両用シートの前方移動時の作動特性と後方移動時の作動特性に差が生じることになる。上記の従来のカップラ装置を車両用シートスライド装置に適用した場合、車両用シートに大きな負荷が掛かってもモータは逆転せずにブレーキが掛かった状態にするブレーキ装置として機能させることは可能であるが車両用シートの前方移動時の移動速度と後方移動時の移動速度との速度差を無くすことはできず、車両用シートの前方移動時の作動音と後方移動時の作動音との音色差を低減することはできない。よって、車両用シートの前方移動時の作動特性と後方移動時の作動特性に差が生じることになる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、車両用シートの前後方移動時の移動速度を一定にして前後方移動時の作動音の音色差を低減し、前後方移動時に差が無い作動特性を確保することができる車両用シートスライド装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、水平面に対して長手方向に傾斜した状態で車両フロアに固定される左右一対のロアレールと、該ロアレールに摺動自在に支持され車両用シートを支持する左右一対のアッパレールと、該アッパレールを前記ロアレールに対して摺動させる際の駆動力を発生するモータと、該モータの駆動力を前記アッパレールに伝達する伝達機構と、前記伝達機構に組み込まれ、前記アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するときは前記伝達機構に付与する摺動抵抗を増加し、前記アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するときは前記伝達機構に付与する摺動抵抗を減少する摺動抵抗付与手段と、を備え、前記伝達機構は、前記ロアレール及び前記アッパレールの一方のレールに夫々回転自在に支持されたスクリュシャフトと、該スクリュシャフトに螺合され前記ロアレール及び前記アッパレールの他方のレールに固定されたナット部材と、を備え、前記摺動抵抗付与手段は、前記スクリュシャフトが支持される前記レールに固定された被摺動部材と、該被摺動部材に圧接され且つ前記スクリュシャフトが係合されており、前記アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するように前記スクリュシャフトが回転するときは、該スクリュシャフトと一体回転して前記被摺動部材に対する圧接力を高くすることにより摺動抵抗を増加し、前記アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するように前記スクリュシャフトが回転するときは、該スクリュシャフトと一体回転して前記被摺動部材に対する圧接力を低くすることにより摺動抵抗を減少する摺動部材と、を備えていることである。
請求項に係る発明の構成上の特徴は、請求項において、前記ロアレール及び前記アッパレールと、それらレール内に配設された前記スクリュシャフト及び前記ナット部材と、前記摺動抵抗付与手段とを含んでトラックユニットが構成され、前記スクリュシャフト、前記ナット部材、及び前記摺動抵抗付与手段は、前記ロアレールと前記アッパレールとによって囲まれた空間内に配設されることである。
請求項に係る発明の構成上の特徴は、請求項1又は2において、前記摺動抵抗付与手段は、左右一対の該スクリュシャフトに夫々配設されていることである。
請求項に係る発明の構成上の特徴は、水平面に対して長手方向に傾斜した状態で車両フロアに固定される左右一対のロアレールと、該ロアレールに摺動自在に支持され車両用シートを支持する左右一対のアッパレールと、該アッパレールを前記ロアレールに対して摺動させる際の駆動力を発生するモータと、該モータの駆動力を前記アッパレールに伝達する伝達機構と、前記伝達機構に組み込まれ、前記アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するときは前記伝達機構に付与する摺動抵抗を増加し、前記アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するときは前記伝達機構に付与する摺動抵抗を減少する摺動抵抗付与手段と、を備え、前記伝達機構は、前記ロアレール及び前記アッパレールの一方のレールに夫々回転自在に支持されたスクリュシャフトと、該スクリュシャフトに螺合され前記ロアレール及び前記アッパレールの他方のレールに固定されたナット部材と、ハウジングに支承され、前記モータの出力軸に回転連結された駆動減速ギヤ機構と、ケーシングに支承され、前記スクリュシャフトに回転連結された方向変換ギヤ機構と、前記駆動減速ギヤ機構の出力ギヤを貫通して配置され該出力ギヤと一体回転するように連結されると共に両端が前記方向変換ギヤ機構の入力ギヤに連結された伝達シャフトと、前記スクリュシャフトが支持される前記レールに固定されると共に前記ハウジング及び前記左右一対のケーシングを支持するリインフォースブラケットと、を備え、前記摺動抵抗付与手段は、前記リインフォースブラケットに固定された被摺動部材と、該被摺動部材に圧接され且つ前記伝達シャフトが係合されており、前記アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するように前記伝達シャフトが回転するときは、該伝達シャフトと一体回転して前記被摺動部材に対する圧接力を高くすることにより摺動抵抗を増加し、前記アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するように前記伝達シャフトが回転するときは、該伝達シャフトと一体回転して前記被摺動部材に対する圧接力を低くすることにより摺動抵抗を減少する摺動部材と、を備えていることである。
請求項に係る発明の構成上の特徴は、請求項において、前記駆動減速ギヤ機構と、前記方向変換ギヤ機構と、前記伝達シャフトと、前記リインフォースブラケットと、前記摺動抵抗付与手段とを含んで動力伝達ユニットが構成され、前記駆動減速ギヤ機構、前記伝達シャフト、及び前記摺動抵抗付与手段は、前記リインフォースブラケットに被覆された状態で配設されることである。
請求項に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至5の何れか一項において、前記摺動部材は、前記被摺動部材の内周面に圧接されたコイルバネと、該コイルバネの内周に挿入され、且つ前記スクリュシャフト又は前記伝達シャフトが係合されており、前記コイルバネの一端が係止された係止部が設けられたブッシュと、を備え、前記アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するように前記スクリュシャフト又は前記伝達シャフトが回転するときは、前記ブッシュが前記スクリュシャフト又は前記伝達シャフトと一体回転して前記コイルバネに対し拡径方向の力を作用し、前記被摺動部材の内周面に対する前記コイルバネの外周部の圧接力を高くし、前記アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するように前記スクリュシャフト又は前記伝達シャフトが回転するときは、前記ブッシュが前記スクリュシャフト又は前記伝達シャフトと一体回転して前記コイルバネに対し縮径方向の力を作用し、前記被摺動部材の内周面に対する前記コイルバネの外周部の圧接力を低くすることである。
請求項に係る発明の構成上の特徴は、請求項において、前記ブッシュには、前記コイルバネの他端が前記ブッシュに対して所定角度相対回転したときに前記コイルバネの他端に当接する当接部が設けられており、前記ブッシュが前記スクリュシャフト又は前記伝達シャフトと一体で所定角度回転した後は前記コイルバネも含めて一体で回転することである。
請求項1に係る発明によれば、摺動抵抗付与手段がモータの駆動力を伝達する伝達機構に組み込まれているので、アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するときは伝達機構に付与する摺動抵抗を増加し、アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するときは伝達機構に付与する摺動抵抗を減少することができる。よって、アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するときの速度と下る方向に摺動するときの速度とが同一になるように摺動抵抗の増加量及び減少量を設定することにより該摺動時に発生する作動音の音色差を低減することができ、アッパレールが傾斜を上る方向及び下る方向に摺動するときに差が無い作動特性を確保することができる。
そして、アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するようにスクリュシャフトが回転すると、摺動部材が被摺動部材に対する圧接力を当初よりも高くして摺動抵抗を増加する。アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するようにスクリュシャフトが回転すると、摺動部材が被摺動部材に対する圧接力を当初よりも低くして摺動抵抗を減少する。よって、圧接力を調整することでアッパレールが傾斜を上る方向及び下る方向に摺動するときの速度を一定にすることができる。
請求項に係る発明においては、スクリュシャフト、ナット部材、及び摺動抵抗付与手段をロアレール及びアッパレールの内部に配置することにより、スクリュシャフト、ナット部材、及び摺動抵抗付与手段がどちらかのレール内に収まるため、車両用シートスライド装置自体をコンパクトに構成できる。
請求項に係る発明によれば、摺動抵抗付与手段を左右一対のスクリュシャフトに配置しているので、左右一対のアッパレールの摺動バランスを良好に保つことができる。
請求項に係る発明によれば、アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するように伝達シャフトが回転すると、摺動部材が被摺動部材に対する圧接力を当初よりも高くして摺動抵抗を増加する。アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するように伝達シャフトが回転すると、摺動部材が被摺動部材に対する圧接力を当初よりも低くして摺動抵抗を減少する。よって、圧接力を調整することでアッパレールが傾斜を上る方向及び下る方向に摺動するときの速度を一定にすることができる。また、摺動抵抗付与手段を伝達シャフトに配置する場合は1つで済むため、左右一対のスクリュシャフトに2つ配置する場合と比べて部品コストや組立コスト等を低減することができる。
請求項に係る発明によれば、リインフォースブラケットによって駆動減速ギヤ機構、伝達シャフト、及び摺動抵抗付与手段を囲むことにより、駆動減速ギヤ機構、伝達シャフト、及び摺動抵抗付与手段の回転を妨げる外乱による影響を少なくできる。特に、伝達シャフトは車両用シートの下部といった乗員に極めて近接する位置に配設されている上に回転する部材なので、外部からの回転への干渉が生じないようにすることで安全性の向上及び伝達機能の作動保証が可能になる。従って、リインフォースブラケットの形状としては、車両用シートの前後方向のうち伝達シャフトが近接する側を覆う形態にすることが望ましい。更に、リインフォースブラケットの形状を駆動減速ギヤ機構、伝達シャフト、及び摺動抵抗付与手段を囲う形態にすることで曲げ剛性が高くなって一方のレールにおける左右の軸ずれの発生をより効果的に防止できる。
請求項に係る発明によれば、アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するようにスクリュシャフト又は伝達シャフトが回転すると、ブッシュもスクリュシャフト又は伝達シャフトと一体で同方向に回転する。このとき、コイルバネも引き摺られて同方向に回転してコイルバネに対し拡径方向の力が作用するので、被摺動部材の内周面に対するコイルバネの外周部の圧接力が当初よりも高くなって摺動抵抗が増加する。アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するようにスクリュシャフト又は伝達シャフトが回転すると、ブッシュもスクリュシャフト又は伝達シャフトと一体で同方向に回転する。このとき、コイルバネも引き摺られて同方向に回転してコイルバネに対し縮径方向の力が作用するので、被摺動部材に対するコイルバネの外周部の圧接力が当初よりも低くなって摺動抵抗が減少する。よって、コイルバネの圧接力を調整することでアッパレールが傾斜を上る方向及び下る方向に摺動するときの速度を一定にすることができる。
請求項に係る発明によれば、ブッシュが回転してコイルバネに対し拡径方向の力が作用することにより、被摺動部材の内周面から外れて該内周面を圧接していないコイルバネの一部が拡径すると、被摺動部材の内周面に対するコイルバネの残部の外周部の圧接力が当初よりも高くなって摺動抵抗が増加する。そして、コイルバネの他端部がブッシュに対し所定角度相対回転するとブッシュの当接部がコイルバネの他端部と当接するので、その後はコイルバネはブッシュと一体で回転する。即ち、ボックスの内周面に対するコイルバネの外周部の圧接力は、無制限に高くなることはなく所定の大きさまでしか高くならない。よって、コイルバネの外周部とボックスの内周面との間に生じる摺動抵抗は所定の大きさまで増加した状態で維持されることになり、摺動抵抗が過度に増加してモータが回転停止するような事態を防止することができる。ブッシュが先程とは逆方向に回転してコイルバネに対し縮径方向の力が作用することにより、コイルバネが縮径すると、被摺動部材の内周面に対するコイルバネの外周部の圧接力が低くなって摺動抵抗が減少する。そして、コイルバネの他端部がブッシュに対し所定角度相対回転するとブッシュの当接部がコイルバネの他端部と当接するので、その後はコイルバネはブッシュと一体で回転する。即ち、ボックスの内周面に対するコイルバネの外周部の圧接力を当初よりも低くした状態で維持することができる。よって、コイルバネの外周部とボックスの内周面との間に生じる摺動抵抗は所定の大きさまで減少した状態で維持されることになる。

本発明の第1の実施の形態に係る車両用シートスライド装置を示す斜視図である。 図1に示す車両用シートスライド装置のレール部分の分解斜視図である。 図1に示す車両用シートスライド装置の駆動部分の分解斜視図である。 図2に示す摺動抵抗付与装置の分解斜視図である。 図2に示す摺動抵抗付与装置の軸線方向の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用シートスライド装置の駆動部分の分解斜視図である。 図6に示す摺動抵抗付与装置の分解斜視図である。 図6に示す摺動抵抗付与装置の軸線方向の断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る車両用シートスライド装置を、自動車の前席シートに搭載される車両用シートスライド装置に具体化した場合について、図1〜図5に従って説明する。なお、本明細書中において使用する「前後、左右(幅)、上下」の方向は車両のそれを基準として記述する。
図1に示すように、車両用シートスライド装置1は、左右一対のロアレール2と左右一対のアッパレール3とモータ4と伝達機構5と左右一対の摺動抵抗付与装置(本発明の「摺動抵抗付与手段」に相当する)8とを有する。ロアレール2は、図1及び図2に示すように、ロアレール本体部21とフロア固定部22とを有する。ロアレール本体部21は、前後方向に延在する長尺状の部材であり、その断面外形が略U字形状を呈しており、両側壁211の上端に両側壁211から内側に折り返すように屈曲してなるフランジ部212を有している。フロア固定部22は、ロアレール本体部21の前後両端の下方にリベット(図示略)によって取り付けられている。前方のフロア固定部22の高さは後方のフロア固定部22の高さよりも高くなるように形成されており、ロアレール2は、このフロア固定部22を介して車両フロア(図示略)に前方から後方に向かって下る傾斜を持って固定される。
アッパレール3は、図1及び図2に示すように、アッパレール本体部31とシート固定部32とブラケット固定部33とを有する。アッパレール本体部31は、前後方向に延在する長尺状の部材であり、その断面外形が略逆U字形状を呈しており、両側壁311の下端に両側壁311から外側に折り返すように屈曲してなるフランジ部312を有している。アッパレール本体部31の長尺方向と直交する方向での断面形状は、ロアレール本体部21の側壁211及びフランジ部212にて形成される空間内にフランジ部312が係合可能な形態になっており、アッパレール本体部31及びロアレール本体部21は、フランジ部312及びフランジ部212がボール(図示略)を介して互いに係合し、長手方向に相対移動可能に組み付けられている。
即ち、ロアレール本体部21のフランジ部212及びアッパレール本体部31のフランジ部312は、上下左右方向には相対移動を規制され、前後方向には相対移動可能にボールを介して係合しているので、アッパレール本体部31はロアレール本体部21内で前後方向に摺動可能に支持されている。アッパレール本体部31は、ロアレール本体部21内で前方に摺動するときは傾斜を上る方向に摺動し、後方に摺動するときは傾斜を下る方向に摺動する。シート固定部32は、アッパレール本体部31の前後両端側の上方にネジ止めされており、車両用シート(図示略)がこのシート固定部32を介してアッパレール3に固定される。ブラケット固定部33は、アッパレール本体部31の前端にネジ止めされており、後述するリインフォースブラケット56を固定するための貫通孔331を有する。
伝達機構5は、図1に示すように、左右一対のスクリュシャフト51と左右一対のナット部材52と駆動減速ギヤ機構53と左右一対の方向変換ギヤ機構54と伝達シャフト55とリインフォースブラケット56とを有する。スクリュシャフト51は、図2に示すように、先端部にスプライン51aが設けられ、このスプライン51aから所定距離隔てた位置から後端部の手前までの間の外周部分にネジ部51bが設けられ、後端部にネジ部51bの谷径と同径の軸部51cが設けられている。スクリュシャフト51は、スプライン51aがアッパレール本体部31の前端から突出するように、アッパレール本体部31の内部に前後方向に延在するように配置される。そして、スクリュシャフト51は、前端部側が保持部材511に回動自在に支承され、後端部側がナット部材52に螺合される。保持部材511は、一体形成されているボルト511aをアッパレール本体部31の上面に穿設されたボルト穴31aから突き出して保持ナット511bで締結することによりアッパレール本体部31に固定される。なお、スクリュシャフト51の保持部材511とナット部材52との間には、後述する摺動抵抗付与装置8が貫装されている。
ナット部材52は、図2に示すように、ロアレール本体部21の内部に固定され、スクリュシャフト51のネジ部51bが螺合される。ナット部材52の台座521にはメネジ521aが穿設されており、ロアレール本体部21の底面に穿設されたネジ穴21aを介してメネジ521aに螺合するオネジ521bによりナット部材52はロアレール本体部21に固定される。スクリュシャフト51が回転すると、ロアレール本体部21に固定されたナット部材52との間の軸方向における相対位置が変化し、スクリュシャフト51が前後方向に移動する。その結果、スクリュシャフト51を支持しているアッパレール本体部31も前後方向に摺動する。
駆動減速ギヤ機構53は、図3に示すように、モータ4からウォーム等の入力ギヤ(図示略)に入力される回転動力を減速してホイール等の出力ギヤ531から伝達シャフト55に伝達する機構である。具体的にはモータ4が固定されているハウジング532にモータ4によって回転駆動される入力ギヤと該入力ギヤと噛合する出力ギヤ531とがハウジング532内に収容されて回転可能に支承されている。駆動減速ギヤ機構53は、伝達シャフト55における幅方向の一方寄りに位置している。出力ギヤ531には、伝達シャフト55が相対回転を規制されて貫通している。ハウジング532は、後述するリインフォースブラケット56に弾性域を有するダンパー565を介して固定される。
方向変換ギヤ機構54は、図1及び図3に示すように、左右のアッパレール3にそれぞれ固設され、伝達シャフト55から入力ギヤ(図示略)に入力される回転動力を出力ギヤ(図示略)からスクリュシャフト51に伝達する機構である。即ち、方向変換ギヤ機構54は、伝達シャフト55から入力される回転動力の回転方向を、前後方向に延びるスクリュシャフト51の回転方向に変換する機構である。具体的には入力ギヤ及び出力ギヤとしてネジ歯車が採用されており、入力ギヤ及び出力ギヤはケーシング541内に収容され、回転軸線が直角で互いに噛合するように回転可能に支承されている。入力ギヤには、伝達シャフト55に対して回転方向では係合し且つ幅方向では位置を規制するために、回転中心に伝達シャフト55が嵌合可能な六角形の有底の孔が形成されている。出力ギヤには、スクリュシャフト51の前端がスプライン嵌合されている。
伝達シャフト55は、左右一対のアッパレール本体部31に固設された方向変換ギヤ機構54の間を概ね渡設できる長さをもつ断面形状が六角形の軸である。伝達シャフト55は、駆動減速ギヤ機構53の出力ギヤ531と一体回転し、両端部で方向変換ギヤ機構54に回転動力を伝達する。
リインフォースブラケット56は、図3に示すように、駆動減速ギヤ機構53及び左右一対の方向変換ギヤ機構54の上方に位置してそれらを支承固定する。リインフォースブラケット56は、リインフォースブラケット基部561とその前後方向に2つのサイドフランジ562とを有し、前後方向における断面形状が幅広の略逆U字形状に形成されて伝達シャフト55を囲んでいる。リインフォースブラケット56は、方向変換ギヤ機構54を支承固定すると共にアッパレール3に固定される固定部563と、駆動減速ギヤ機構53を支承固定する抱囲部564とを有する。
摺動抵抗付与装置8は、図4及び図5に示すように、ボックス(本発明の「被摺動部材」に相当する)81とコイルバネ(本発明の「摺動部材」に相当する)82とブッシュ(本発明の「摺動部材」に相当する)83とを有する。ボックス81は、四角柱状に形成されており、スクリュシャフト51が貫装される貫通孔が穿設されている。この貫通孔は、小径の孔811と中径の孔812と大径の孔813がこの順で連通するように穿設されている。小径の孔811は、その内周面がスクリュシャフト51の外周部と干渉しないように、小径の孔811の径はスクリュシャフト51の外径よりも若干大径に形成されている。
中径の孔812には後述するコイルバネ82が嵌入されるが、中径の孔812の内周面812aがコイルバネ82の外周部82aと隙間無く若干干渉するように、中径の孔812の径はコイルバネ82の外径よりも若干小径に形成されている。これにより、コイルバネ82の外周部82aは中径の孔812の内周面812aと圧接した状態となる。大径の孔813には後述するブッシュ83の大径部831が挿入されるが、大径の孔813の内周面がブッシュ83の大径部831の外周面と干渉しないように、大径の孔813の径は大径部831の外径よりも若干大径に形成されている。ボックス81の軸線方向と直交する方向の幅は、アッパレール本体部31の側壁312間の幅と同一となるように形成されており、ボックス81はアッパレール3内にて隙間無く収納される。
コイルバネ82の巻線は、アッパレール3が後方移動、即ち傾斜を下る方向に移動するときのスクリュシャフト51の回転方向、例えば前方側から見たときの時計回り方向とは逆方向、即ち前方側から見たときの反時計回り方向に巻回されている。コイルバネ82の両端部821,822は、軸線方向外側に略直角に折り曲げられている。コイルバネ82の内周にはブッシュ83の小径部832が挿入されるが、コイルバネ82の内周部82bがブッシュ83の小径部832の外周面832cと所定の隙間を持つように、コイルバネ82の内径は小径部832の外径よりも大径に形成されている。なお、詳細は後述するがコイルバネ82の外周部82aと中径の孔812の内周面812aとの間で摺動抵抗を発生するので、コイルバネ82の長さを調節することにより発生する摺動抵抗の大きさも調節することができる。
ブッシュ83は、円筒状の大径部831と、この大径部831と一体的に形成された円筒状の小径部832とを有する。大径部831の小径部832側の端面には、コイルバネ82の一端部821が挿入されて係止される係止孔831aが穿設されている。小径部832の先端側周面には、ブッシュ83が所定角度回転したときにコイルバネ82の他端部822と当接可能な2つの当接部832a,832bが180度隔てて突設されている。コイルバネ82をブッシュ83の小径部832に挿入し、コイルバネ82の一端部821をブッシュ83の係止孔831aに挿入して係止したとき、コイルバネ82の他端部822はブッシュ83の当接部832a,832b間の円周上において当接部832a,832bから離間して位置決めされる。本実施形態においてブッシュ83には、複数の係止孔831aが穿設されている。より詳しくは、ブッシュ83には、4つの係止孔831aが等間隔に穿設されている。詳細は後述するがブッシュ83に対するコイルバネ82の他端部822の相対回転角度によって摺動抵抗の大きさが決定されるため、コイルバネ82の一端部821を挿入・係止させる係止孔831aを変更することにより、該摺動抵抗を変更することが可能となる。よって、コイルバネ82を変更することなく、所望の大きさの摺動抵抗となる相対回転角度に応じた係止孔831aを選択することが可能となる。なおブッシュ83には、必ずしも複数の係止孔831aが設けられている必要はなく、一つの係止孔831aが設けられていてもよい。
ブッシュ83の中心には、スクリュシャフト51が螺合されるメネジ部833が穿設されている。ブッシュ83はスクリュシャフト51と一体回転可能なようにスクリュシャフト51に固設される。例えば、メネジ部833をスクリュシャフト51のネジ部51bの先端部側の不完全ネジ部51dに達するまで螺合して締結することにより、ブッシュ83をスクリュシャフト51に固設することができる。なお、ブッシュ83の中心にメネジ部833を設けずにスクリュシャフト51が貫装可能な貫通孔を設け、ブッシュ83とスクリュシャフト51とをピン結合して固設するようにしてもよい。なお、本実施形態において、ロアレール2、アッパレール3、スクリュシャフト51、ナット部材52、摺動抵抗付与装置8等が、本発明におけるトラックユニットに相当する。
上記のように構成された車両用シートスライド装置1では、以下のように車両用シートの前後方向の移動が行われる。まず、モータ4を駆動させ、モータ4の回転が駆動減速ギヤ機構53により減速される。そして、駆動減速ギヤ機構53の出力ギヤを貫通している伝達シャフト55に回転が伝達される。伝達シャフト55が回転すると、連結されている左右の方向変換ギヤ機構54の入力ギヤが回転される。方向変換ギヤ機構54により、左右方向に延びる軸の回転が前後方向に延びる軸の回転に変換されて、方向変換ギヤ機構54の出力ギヤに出力される。このとき、駆動減速ギヤ機構53、左右の方向変換ギヤ機構54及びアッパレール本体部31が剛性の高いリインフォースブラケット56にて一体化されているので、左右の方向変換ギヤ機構54の間での軸ずれの発生が抑制される。
そして、方向変換ギヤ機構54の出力ギヤに連結しているスクリュシャフト51が回転すると、スクリュシャフト51のネジ部51bとナット部材52との間での相対回転が軸方向における相対位置の変化に変換される。ナット部材52がロアレール2に固定されているので、ナット部材52に対してスクリュシャフト51は相対的に前後方向に移動する。結果、アッパレール3がロアレール2に対して摺動する。
スクリュシャフト51がアッパレール3を後方に摺動、即ち傾斜を下る方向に摺動させるように回転すると、ブッシュ83もスクリュシャフト51と一体で同方向に回転する。このとき、コイルバネ82の外周部82aはボックス81の中径の孔812の内周面812aに圧接されていると共に、コイルバネ82の一端部821はブッシュ83の係止孔831aに係止されているため、コイルバネ82も引き摺られて同方向に回転する。そして、コイルバネ82は該回転方向とは逆方向、例えば前方側から見たときの時計回り方向に巻回されているためコイルバネ82には拡径方向の力が作用する。よって、コイルバネ82の一部(一端部821側の2巻部分)は拡径し、ボックス81の中径の孔812の内周面812aに対するコイルバネ82の残部の外周部82aの圧接力が当初よりも高くなって摺動抵抗が増加する。
そして、コイルバネ82の他端部822がブッシュ83に対して所定角度相対回転するとブッシュ83の当接部832aがコイルバネ82の他端部822と当接するので、その後はコイルバネ82はブッシュ83と一体で回転する。即ち、ボックス81の中径の孔812の内周面812aに対するコイルバネ82の外周部82aの圧接力は、無制限に高くなることはなく所定の大きさまでしか高くならない。よって、コイルバネ82の外周部82aとボックス81の中径の孔812の内周面812aとの間に生じる摺動抵抗は所定の大きさまで増加した状態で維持されることになり、摺動抵抗が過度に増加してモータ4が回転停止するような事態を防止することができる。アッパレール3は、増加した摺動抵抗が掛かった状態で傾斜を下る方向に摺動することになり、モータ4の回転は遅くなる。このとき、摺動抵抗付与装置8は、左右一対のスクリュシャフト51に配置されているので、左右一対のアッパレール3の摺動バランスを良好に保つことができる。
スクリュシャフト51がアッパレール3を前方に摺動、即ち傾斜を上る方向に摺動させるように回転すると、ブッシュ83もスクリュシャフト51と一体で同方向に回転する。このとき、コイルバネ82の外周部82aはボックス81の中径の孔812の内周面812aに圧接されていると共に、コイルバネ82の一端部821はブッシュ83の係止孔831aに係止されているため、コイルバネ82も引き摺られて同方向に回転する。そして、コイルバネ82は該回転方向に巻回されているためコイルバネ82には縮径方向の力が作用する。コイルバネ82の内周部82bとブッシュ83の小径部832の外周面832cとの間には隙間があるためコイルバネ82は縮径し、ボックス81の中径の孔812の内周面812aに対するコイルバネ82の外周部82aの圧接力が低くなって摺動抵抗が減少する。
そして、ブッシュ83が所定角度回転するとブッシュ83の当接部832bがコイルバネ82の他端部822と当接するので、その後はコイルバネ82はブッシュ83と一体で回転する。即ち、ボックス81の中径の孔812の内周面812aに対するコイルバネ82の外周部82aの圧接力は、当初よりも低くなった状態で維持される。よって、コイルバネ82の外周部82aとボックス81の中径の孔812の内周面812aとの間に生じる摺動抵抗は所定の大きさまで減少した状態で維持されることになる。アッパレール3は、減少した摺動抵抗が掛かった状態で傾斜を上る方向に摺動することになり、モータ4の回転は速くなる。このとき、摺動抵抗付与装置8は、左右一対のスクリュシャフト51に配置されているので、左右一対のアッパレール3の摺動バランスを良好に保つことができる。
以上により、車両用シートが車両フロアに対して後方に移動、即ち傾斜を下る方向に移動するときは大きな摺動抵抗が発生し、車両用シートが車両フロアに対して前方に移動、即ち傾斜を上る方向に移動するときは小さな摺動抵抗しか発生しないので、車両用シートの後方移動時の移動速度と前方移動時の移動速度とを同一に設定することができる。よって、車両用シートの前後方向移動時の速度差が無くなるので、前方移動時の作動音と後方移動時の作動音との音色差を低減することができ、車両用シートの前後向移動時に差が無い作動特性を確保することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る車両用シートスライド装置ついて図6〜図8に基いて説明する。第1の実施形態と同じ構成部分には同一の参照番号を付して説明を省略し、異なる構成部分のみ説明する。第1の実施形態の摺動抵抗付与装置8は、スクリュシャフト51に配置されていたが、第2の実施形態の摺動抵抗付与装置9は、伝達シャフト55に配置されている。よって、摺動抵抗付与装置9は、ボックス81とコイルバネ82とは、第1の実施形態の摺動抵抗付与装置8のものと同一であるが、ブッシュ93が異なる構成となっている。
このブッシュ93の大径部831、小径部832、係止孔831a及び当接部832a,832bは第1の実施形態のブッシュ83と同一構成であるが、ブッシュ93の中心に穿設されている貫通穴933の軸線方向と直交する断面形状が伝達シャフト55の軸線方向と直交する断面形状である六角形状に形成されている点で異なる構成となっている。よって、伝達シャフト55の回転時にブッシュ93は一体で回転する。このような構成の摺動抵抗付与装置9によっても第1の実施形態の摺動抵抗付与装置8と同様の原理で、アッパレール3が後方に移動、即ち傾斜を下る方向に摺動するように伝達シャフト55が回転するときは大きな摺動抵抗を付与するように作用し、アッパレール3が前方に移動、即ち傾斜を下る方向に摺動するように伝達シャフト55が回転するときは小さな摺動抵抗を付与するように作用する。なお、本実施形態において、駆動減速ギヤ機構53、方向変換ギヤ機構54、伝達シャフト55、リインフォースブラケット56、摺動抵抗付与装置9等が、本発明における動力伝達ユニットに相当する。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、アッパレールを一方のレールとしロアレールを他方のレールとして、スクリュシャフトをアッパレールに、ナット部材をロアレールに取り付けたが、それらを入れ替えて、ロアレールを一方のレールとしアッパレールを他方のレールとして、スクリュシャフトをロアレールに、ナット部材をアッパレールに取り付ける構成の車両用シートスライド装置にすることもできる。
また、摺動抵抗付与装置8,9の被摺動部材としてボックス81、摺動部材としてコイルバネ82とブッシュ83,93の組み合わせで構成したが、被摺動部材に対し摺動部材が摺動抵抗を付与できる構成であれば別部材で構成してもよい。また、摺動抵抗付与装置8,9は、モータ4の始動から短時間で摺動抵抗を一定値まで増加・減少させる構成としたが、ワンウエイクラッチを介してモータ4の始動時に摺動抵抗をオン・オフの形で付与する構成にしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1:車両用シートスライド装置、2:ロアレール、21:ロアレール本体部、22:フロア固定部、3:アッパレール、31:アッパレール本体部、32:シート固定部、33:ブラケット固定部、4:モータ、5:伝達機構、51:スクリュシャフト、52:ナット部材、53:駆動減速ギヤ機構、54:方向変換ギヤ機構、55:伝達シャフト、56:リインフォースブラケット、8,9:摺動抵抗付与装置(摺動抵抗付与手段)、81:ボックス(被摺動部材)、82:コイルバネ(摺動部材)、83,93:ブッシュ(摺動部材)。

Claims (7)

  1. 水平面に対して長手方向に傾斜した状態で車両フロアに固定される左右一対のロアレールと、
    該ロアレールに摺動自在に支持され車両用シートを支持する左右一対のアッパレールと、
    該アッパレールを前記ロアレールに対して摺動させる際の駆動力を発生するモータと、
    該モータの駆動力を前記アッパレールに伝達する伝達機構と、
    記伝達機構に組み込まれ、前記アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するときは前記伝達機構に付与する摺動抵抗を増加し、前記アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するときは前記伝達機構に付与する摺動抵抗を減少する摺動抵抗付与手段と、を備え、
    前記伝達機構は、
    前記ロアレール及び前記アッパレールの一方のレールに夫々回転自在に支持されたスクリュシャフトと、
    該スクリュシャフトに螺合され前記ロアレール及び前記アッパレールの他方のレールに固定されたナット部材と、を備え、
    前記摺動抵抗付与手段は、
    前記スクリュシャフトが支持される前記レールに固定された被摺動部材と、
    該被摺動部材に圧接され且つ前記スクリュシャフトが係合されており、前記アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するように前記スクリュシャフトが回転するときは、該スクリュシャフトと一体回転して前記被摺動部材に対する圧接力を高くすることにより摺動抵抗を増加し、前記アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するように前記スクリュシャフトが回転するときは、該スクリュシャフトと一体回転して前記被摺動部材に対する圧接力を低くすることにより摺動抵抗を減少する摺動部材と、を備えていることを特徴とする車両用シートスライド装置。
  2. 前記ロアレール及び前記アッパレールと、それらレール内に配設された前記スクリュシャフト及び前記ナット部材と、前記摺動抵抗付与手段とを含んでトラックユニットが構成され、
    前記スクリュシャフト、前記ナット部材、及び前記摺動抵抗付与手段は、前記ロアレールと前記アッパレールとによって囲まれた空間内に配設されることを特徴とする請求項に記載の車両用シートスライド装置。
  3. 前記摺動抵抗付与手段は、左右一対の該スクリュシャフトに夫々配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シートスライド装置。
  4. 水平面に対して長手方向に傾斜した状態で車両フロアに固定される左右一対のロアレールと、
    該ロアレールに摺動自在に支持され車両用シートを支持する左右一対のアッパレールと、
    該アッパレールを前記ロアレールに対して摺動させる際の駆動力を発生するモータと、
    該モータの駆動力を前記アッパレールに伝達する伝達機構と、
    前記伝達機構に組み込まれ、前記アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するときは前記伝達機構に付与する摺動抵抗を増加し、前記アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するときは前記伝達機構に付与する摺動抵抗を減少する摺動抵抗付与手段と、を備え、
    前記伝達機構は、
    前記ロアレール及び前記アッパレールの一方のレールに夫々回転自在に支持されたスクリュシャフトと、
    該スクリュシャフトに螺合され前記ロアレール及び前記アッパレールの他方のレールに固定されたナット部材と、
    ハウジングに支承され、前記モータの出力軸に回転連結された駆動減速ギヤ機構と、
    ケーシングに支承され、前記スクリュシャフトに回転連結された方向変換ギヤ機構と、
    前記駆動減速ギヤ機構の出力ギヤを貫通して配置され該出力ギヤと一体回転するように連結されると共に両端が前記方向変換ギヤ機構の入力ギヤに連結された伝達シャフトと、
    前記スクリュシャフトが支持される前記レールに固定されると共に前記ハウジング及び前記左右一対のケーシングを支持するリインフォースブラケットと、を備え、
    前記摺動抵抗付与手段は、
    前記リインフォースブラケットに固定された被摺動部材と、
    該被摺動部材に圧接され且つ前記伝達シャフトが係合されており、前記アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するように前記伝達シャフトが回転するときは、該伝達シャフトと一体回転して前記被摺動部材に対する圧接力を高くすることにより摺動抵抗を増加し、前記アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するように前記伝達シャフトが回転するときは、該伝達シャフトと一体回転して前記被摺動部材に対する圧接力を低くすることにより摺動抵抗を減少する摺動部材と、を備えていることを特徴とする車両用シートスライド装置。
  5. 前記駆動減速ギヤ機構と、前記方向変換ギヤ機構と、前記伝達シャフトと、前記リインフォースブラケットと、前記摺動抵抗付与手段とを含んで動力伝達ユニットが構成され、
    前記駆動減速ギヤ機構、前記伝達シャフト、及び前記摺動抵抗付与手段は、前記リインフォースブラケットに被覆された状態で配設されることを特徴とする請求項に記載の車両用シートスライド装置。
  6. 前記摺動部材は、
    前記被摺動部材の内周面に圧接されたコイルバネと、
    該コイルバネの内周に挿入され、且つ前記スクリュシャフト又は前記伝達シャフトが係合されており、前記コイルバネの一端が係止された係止部が設けられたブッシュと、を備え、
    前記アッパレールが傾斜を下る方向に摺動するように前記スクリュシャフト又は前記伝達シャフトが回転するときは、前記ブッシュが前記スクリュシャフト又は前記伝達シャフトと一体回転して前記コイルバネに対し拡径方向の力を作用し、前記被摺動部材の内周面に対する前記コイルバネの外周部の圧接力を高くし、
    前記アッパレールが傾斜を上る方向に摺動するように前記スクリュシャフト又は前記伝達シャフトが回転するときは、前記ブッシュが前記スクリュシャフト又は前記伝達シャフトと一体回転して前記コイルバネに対し縮径方向の力を作用し、前記被摺動部材の内周面に対する前記コイルバネの外周部の圧接力を低くすることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の車両用シートスライド装置。
  7. 前記ブッシュには、前記コイルバネの他端が前記ブッシュに対して所定角度相対回転したときに前記コイルバネの他端に当接する当接部が設けられており、
    前記ブッシュが前記スクリュシャフト又は前記伝達シャフトと一体で所定角度回転した後は前記コイルバネも含めて一体で回転することを特徴とする請求項に記載の車両用シートスライド装置。
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