JP5470946B2 - スターリングエンジンの熱交換器 - Google Patents
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Description
特許文献3では、例えば当該文献の図1に示すように、供給された作動ガスを加熱する複数のヒータチューブの外周壁に同一ピッチでフィンを設けた加熱器が開示されている。
特許文献4では、例えば当該文献の図20に示すように、複数の伝熱管に対して、気筒延伸方向に突出するとともに、伝熱管に沿って延伸するフィンを設けた加熱器が開示されている。
低温側シリンダ32の上部空間は圧縮空間となっている。圧縮空間には冷却器45で冷却された作動流体が流入する。
再生器46は、膨張空間、圧縮空間の間を往復する作動流体との間で熱の授受を行う。再生器46は具体的には、作動流体が膨張空間から圧縮空間へと流れる時には作動流体から熱を受け取り、作動流体が圧縮空間から膨張空間へと流れる時には蓄えられた熱を作動流体に放出する。
作動流体には空気が適用されている。但しこれに限られず、作動流体には例えばHe、H2、N2等の気体を適用することができる。
ここで、冷却器45、再生器46および加熱器47Aからなる熱交換器構成体のスペースは、出力に直接的には関与しない無効容積となっている。そして無効容積が増えると、スターリングエンジン10Aの出力は減少する。このためスターリングエンジン10Aでは、必要な熱交換能力が得られる範囲内で熱交換器構成体をコンパクトにすることが望まれる。
一方、熱交換器構成体をコンパクトにすると熱交換が困難になる。そしてこの結果、受熱量が減少する場合にもスターリングエンジン10Aの出力が減少する。
したがって、無効容積の減少と受熱量の増加とを両立させるためには、熱交換器構成体の効率を上げる必要がある。そしてそのためには、加熱器47Aが効率的に受熱する必要がある。
また、排気管100の内部のような限られた空間内で加熱器47Aが効率的に受熱するためには、加熱器47Aにおいて、排気ガスとの接触面積である伝熱面積を大きく確保することが望ましい。
そしてこれらのことから加熱器47Aは、その全体が過不足なく受熱空間内に収容されることで、最大限の伝熱面積の確保が可能となるように形成されるとともに、流路抵抗が最小となる形状に形成されることが最も望ましい。
第1のフィン72Aは、プレス加工により各伝熱管71Aそれぞれと一体成型されている。第1のフィン72Aは各伝熱管71Aのうち、排気ガスの流通方向V1に沿って隣接する伝熱管71Aそれぞれの間の部分に設けられている。
また第1のフィン72Aは、排気ガスの流通方向V1に沿って隣接する伝熱管71A同士の集合である隣接伝熱管群Gそれぞれの両端を構成する伝熱管71A各々の外側の部分にも設けられている。
第1のフィン72Aは、各伝熱管71Aそれぞれの全長に亘って設けられている。
また加熱器47Aでは、排気ガスの流通方向V1と平行になるように第1のフィン72Aを設けている。したがって、流通する排気ガスは第1のフィン72Aに沿って一様に、且つスムースに流通することができる。このため、加熱器47Aではこれによっても受熱の効率を高めることができる。
第1のフィン72Bは、各伝熱管71Aが構成する伝熱管群に対して設けられている。具体的には第1のフィン72Bは、各隣接伝熱管群Gそれぞれに対して設けられている。第1のフィン72Bは排気ガスの流通方向V1と平行になるように設けられている。具体的には第1のフィン72Bは、対応する隣接伝熱管群Gそれぞれの延伸方向R(図6において図示省略)に沿って延伸するとともに、排気ガスの流通方向V1に沿って設けられている。
第2のフィン73は、各伝熱管71Aが構成する伝熱管群に対して設けられている。具体的には第2のフィン73は、各隣接伝熱管群Gそれぞれに対して設けられている。第2のフィン73は、各隣接伝熱管群Gそれぞれの間の部分に設けられている。また第2のフィン73は、各隣接伝熱管群Gのうち、両端に位置する隣接伝熱管群Gそれぞれの外側の部分にも設けられている。
また、第2のフィン73は対応する隣接伝熱管群Gそれぞれの延伸方向Rと排気ガスの流通方向V1とに直交する方向V2に沿って突出するように設けられている。具体的には第2のフィン73は、各隣接伝熱管群Gそれぞれを互いに接続しないように所定の長さだけ、方向V2に沿って突出するように設けられている。
さらに、第2のフィン73は対応する隣接伝熱管群Gそれぞれの全長に対して部分的に設けられている。具体的には第2のフィン73は、対応する隣接伝熱管群Gそれぞれのうち、加熱器47Cの中間部に対応する直線状に形成された中間部のみに設けられている。
このように加熱器47Dは加熱器47Aと比較して、さらに各伝熱配管71Bそれぞれの熱伝達能力の均一化を図ることができる。
例えば上述した実施例では、より大きな伝熱面積を確保できる点で好適であることから、伝熱管71の全長に亘って第1のフィン72を設けた場合について説明した。しかしながら、本発明においては必ずしもこれに限られず、第1のフィンは例えば複数の配管の全長に対して部分的に設けられてもよく、また第1のフィンにはスリットが設けられてもよい。かかるスリットは、具体的には例えば複数の配管の延伸方向に直交する方向に延伸するように、且つ複数の配管に到達するように設けることができる。この場合には、スリットを設けた分だけ伝熱面積が減少するものの、剛性が高まることをさらに抑制することができる。
また例えば上述した実施例では、複数の伝熱管71が円筒状である場合について説明した。しかしながら、本発明においては必ずしもこれに限られず、複数の配管は例えば断面が楕円状となる配管であってもよい。
20 高温側気筒
21 膨張ピストン
22 高温側シリンダ
30 低温側気筒
31 圧縮ピストン
32 低温側シリンダ
47 加熱器
50 グラスホッパの機構
71 伝熱管
72 第1のフィン
73 第2のフィン
Claims (1)
- 高温熱源を構成する流体の流通方向に対して、クランク軸線の延伸方向が交差するように配置される2気筒α型のスターリングエンジンで、2つの気筒同士を連通し、前記スターリングエンジンの作動流体を流通させる複数の配管を備えるスターリングエンジンの熱交換器において、
各々の前記配管は、前記流通方向と垂直な平面に沿って互いに平行に延び、
前記流通方向が、前記クランク軸線の延伸方向と直交する方向であるとした場合に、前記流通方向および各々の前記配管が延びる方向で構成される平面に沿って延びるように、前記複数の配管のうち、前記流通方向に沿って隣接する配管同士を接続する第1のフィンと、
前記流通方向が、前記クランク軸線の延伸方向と直交する方向であるとした場合に、前記複数の配管のうち、前記第1のフィンが設けられた配管同士に対して、前記流通方向に平行で前記第1のフィンが延びる平面に対して垂直な平面に沿って突出するように設けられた第2のフィンとを備え、
前記複数の配管が、前記複数の配管のうち前記流通方向に沿って隣接する配管同士の集合である隣接伝熱管群を複数有しており、
前記第2のフィンが前記隣接伝熱管群それぞれを互いに接続しないように設けられているスターリングエンジンの熱交換器。
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