JP5468720B2 - X線システムにおける適応形x線ビームのシステム及び方法 - Google Patents

X線システムにおける適応形x線ビームのシステム及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、X線イメージング・システムに関する。具体的には、本発明は、X線ビームの空間変調を用いるX線イメージングのためのシステム及び方法に関する。
従来のX線イメージング・システムは、対象物を本質的に均一なX線ビームに曝露するX線源からなる。ビームが対象物を透過するときに、対象物全体にわたり放射線濃度が変化することにより、対象物においてX線束の変化する部分が減弱(例えば吸収又は散乱)されることになる。対象物を透過後、残りのビームは検出器に衝突する。検出器が様々な強度を有するビームを受信すると、検出器はビーム強度を計測してデータ収集システムに伝達する。次に、データ収集システムはビーム強度を用いて、陰影画像を生成することができる。
この従来の手法には多くの基本的問題が存在する。例えば、撮像対象物の全体は、撮像対象物の運動の存在及び/又は様々な対象物ボリュームが観察者にとってどの程度関心があるかにかかわらず、対象物全体にわたって変化する放射線厚みとは関係なく比較的高いX線量を受ける。
最大量のビームを減弱する対象物ボリュームが、これらのボリュームの画像を形成するのに十分なフォトン束を確実に受信するように、多量の線量が一般に用いられる。放射線厚みの大きい対象物ボリュームに衝突するビームが、十分な数のX線フォトンを検出器に到達させることを可能とするのに不十分な強度を有する場合には、結果として得られる陰影画像は、対象物ボリュームの特徴部に十分なコントラストを生成することができない。検出されたフォトン数の変動による対象物の放射線厚みの変化を識別可能とするためには、十分な数のフォトンが検出器に到達しなければならない。これらの変動は、量子ノイズ又はモトルとして公知である。
しかしながら、高いX線量はまた、放射線厚みが小さい対象物ボリュームにも衝突し、この放射線厚みの小さい対象物ボリュームでは、適切に撮像するために必要な線量が極めて少ない。薄い対象物ボリュームの過度の照射は有害な場合がある。加えて、これらのことは、例えば(a)X線散乱の増加、(b)ベイリング・グレアの増加、及び(c)検出器飽和などといった、別のイメージング問題を生じる可能性がある。最新の高性能X線検出器により、飽和することなく大小両方の放射線厚みを有する対象物ボリュームのイメージングを可能にすることができる。しかしながら、かかるシステムはやはり、放射線濃度が小さい対象物ボリュームを大きなX線量に不必要に曝露する場合がある。加えて、かかる高性能検出器は、X線システムにかなりのコストを付加する。
従来のX線イメージングの別の問題は、高い空間分解能及びグレイスケール分解能を必要とせずに基準に対してだけ撮像される対象物ボリュームへの線量が高いことである。これらのボリュームは、低減された線量率で撮像することができ、それでも適切な情報を提供するが、一方、高いグレイスケール及び空間分解能を要する対象物ボリュームは、依然として通常の線量で曝露されることを必要とする可能性がある。
従来のフルオロスコピーに関する別の問題は、フレーム毎に変化がほとんど生じることがなく、従って新しい情報がほとんど存在しない対象物ボリュームに対して照射線量率が過剰なことである。撮像領域が対象物運動をほとんど含まないことが既知である場合には、線量を低減し且つこれまでのフレームからの情報再利用を増やして、対象物の正確に表示することができるようになる。対象物ボリュームを移動又は変化させるには、適切な画質を得るために正規の線量率に曝露することが必要な場合が依然としてある。
幾つかのビーム変調技法がすでに提案されている。これらの技法は、達成しようとする目標により、2つの一般的なカテゴリー:(a)検出器曝露を空間的に等化又は均質化しようとするビーム等化方法、及び(b)臨床的関心の少ない解剖学的ボリュームへの曝露を低減しようとする関心領域放射線撮影及びフルオロスコピー法に分類することができる。各々の幾つかの実施例を以下に示す。
ビーム変調方法の別のカテゴリー化は、表示された画像が、導入された輝度変調について補正されるか否かに基づくものである。多くの用途においては、未補正画像は、ユーザにとって補正画像以上の価値があるので、この補正は不必要である。他の用途においては、撮像対象物の本来の放射線厚みを正確に表示する画像強度を提示することを必要とする場合があり、出力画像を提示する前に、システムはX線ビームに導入された強度変動の反転を必要とする場合がある。
ビーム変調方法はまた、ビーム変調が自動的又は手動的のいずれで構成し且つ生じるかに基づいて分類することができる。従って、自動及び手動のビーム変調方法は区別される。
線量低減、X線散乱低減、或いは検出器飽和を防止するために、X線検出器への照射を等化又は均一にする幾つかの技法が提案されている。これらの技法は通常、X線源と撮像対象物との間に等化ビーム・フィルタを配置することから構成される。例えば、Sirvinに付与された「均質化フィルタを含むX線装置」という名称の米国特許第5,185,775号において、撮像対象物の形態に適合するフィルタが、X線源と撮像対象物との間に配置され、検出器曝露を均質化して血管造影画像の品質を改善する。
任意の対象物の形態に適合するフィルタを迅速に生成するための幾つかの技法が提案されてきた。かかる技法の1つは、Booneに付与された「放射線等化装置及び方法」という名称の米国特許第5,107,529号に開示されている。Booneは、X線ビームのフィルタ処理で用いられる複数の並置ディスクの利用を説明している。各ディスクは、複雑な減弱パターンを含み、多くの減弱パターンを得るために別個に回転可能である。単一のスカウト画像に基づき、ディスクは最適な減弱パターンを生成するように回転する。減弱パターンは、事前画像の過剰照射領域に相当する撮像対象物の領域においてビーム減弱の増加を生じる。このようにBooneは、検出器で受信されるX線ビーム強度を等化するX線フィルタ装置及び方法について説明している。
別の提案された解決策が、Edholmらに付与された「放射線機器のための照射補正装置」という名称の米国特許第3,755,672号で開示されている。Edholmは、X線吸収量を変化させることができるX線フィルタについて説明している。フィルタは、フィルタの異なる部分におけるX線吸収量を独立して変更することが可能な可変形状である。加えて、フィルタの一部のX線吸収量は、イメージング平面の下に配置される放射線検出手段により検出される事前すなわちスカウト画像に基づく信号に応答して自動的に調整される。このように、Edholmは、事前画像中に検出されるX線強度に基づくX線源弱量を自動的に変化させることができるX線フィルタについて説明している。
別の提案される解決策が、Dobbins IIIに付与された「放射線画像のための可変補正方法及び装置」という名称の米国特許第4,868,857号及び第5,081,659号において開示されている。Dobbinsは、事前すなわちスカウト低線量X線画像に基づくX線ビームの変調について説明している。従って、Boone及びEdholmに関して上述したのと同様に、Dobbinsは静止型X線フィルタ処理方法及び装置について説明している。変調は、検出器で受信されると等化されるX線ビームをもたらすデジタル・ビーム減弱器マスクに基づいている。Dobbinsのデジタル・ビーム減弱マスクは、検出されたX線強度とデジタル処理で組み合わされて最終的なX線画像を形成する。
あまり重要でない対象物ボリュームに対する過度の照射の問題に対処するために、関心領域フルオロスコピー(「ROIF」)が提案されている(例えば、Rudinらの「関心領域フルオロスコピー」J.of Med.Phys.1992年9月−10月、19(5)、1183−9ページ)。ROIFにおいて、手順特定フィルタがX線源と撮像対象物との間に配置され、臨床的関心の少ない領域におけるX線ビームを選択的に減弱する。処置の前に、減弱フィルタのみの画像を撮像することにより補正マスク画像が収集される。処置中、マスク画像は、デジタル・サブトラクション血管造影法と同様にデジタル処理で差し引かれ、撮像対象物の本来の減弱を復元する。
提案されたシステムの多くは、ビーム・フィルタを生成又は選択し、これらをビーム内に位置決めして、画像補正を実行するために人の介入を必要とする。ビーム等化処理の一部又は全体を自動化するための幾つかの解決策が提案されてきた。これらの解決策は、全体的にコンピュータ等化放射線撮影法として公知である。このような解決策の幾つかのカテゴリーは、(a)スキャン又はラスター・システム(例えば、Vlasbloemらの「AMBER、胸部X線撮影のためのスキャン多重ビーム等化システム」Radiology、169巻1号29−34ページ)、(b)そのボリューム形状が機械的又は電子的に制御されるX線吸収液又は可変物質を用いる解決法(例えば、Tang、Mather及びZhouの「デジタル血管造影法のための領域X線ビーム等化」J.of Med.Phys.1999年、26(12)、2684−92ページ)、(c)所要の減弱パターンをX線吸収インクで印刷(Hasegawaらの「デジタル・ビーム減弱システムの幾何学的特性」Med.Phys.14、1987年5月−6月号の3、314−21)、(d)厚みを変化させる多重リーフ又は多重層の半透明フィルタを用いる解決法であり、フィルタの位置は所要の減弱パターンを生成するように独立して調整される(例えば、Booneに付与された「放射線等化装置及び方法」という名称の米国特許第5,107,529号)である。
上記の引例は、ビーム変調法を説明しており、ここで必要とされるX線強度場は、事前スカウト画像から算出され、或いは手動でプログラムされる。しかしながら、多くのX線処置は、複数のビューから何百又は何千の連続するフレームを必要とする場合があるので、これらの解決法は、中断しないオートフォーカス・イメージングの機構に最適なビーム変調をもたらさない。
X線ビームの小部分のみが常に使用されるので、ラスター・ビーム又はスリット・ビームのスキャン・システム(AMBERなど)のような提案の解決策の一部は、X線管のローディング要件を有意に増大させる。
ビームを選択的に減弱するために半透明物質を用いる解決法は、X線ビームのフォトンエネルギーに対して敏感である。35keV前後の有効なX線フォトンエネルギーを有するX線ビームを減弱するように設計されたフィルタは、有効なフォトンエネルギーが、例えば20keVにまで低下すると有効なビーム変調には不透明すぎ、或いは有効なフォトンエネルギーが、例えば70keVにまで上昇すると透明すぎるようになる。低エネルギー及び高エネルギーのビームで動作する専用フィルタに関する問題に対処するには、かかるシステムの複雑性が実質的に増大することが必要となる。これらX線吸収物質の量又は厚みは、X線技法が有意な変化を受けるときには、重大な要因により変更する必要がある。広範なX線技法における有効なビーム変調要因をもたらすかかるシステムにおいて、これらの設計は極めて複雑となる可能性がある。
加えて、上記引例で提案される自動化されたビーム変調システムは、広いスペクトルのイメージング用途で有用となるような高速、分解能、及びダイナミックレンジをもたらすためには、大型であり、緩慢且つ高価すぎる可能性がある。
米国特許第5,185,775号公報 米国特許第5,107,529号公報 米国特許第3,755,672号公報 米国特許第4,868,857号公報 米国特許第5,081,659号公報 Rudinらの「関心領域フルオロスコピー」J.of Med.Phys.1992年9月−10月、19(5)、1183−9ページ Vlasbloemらの「AMBER、胸部X線撮影のためのスキャン多重ビーム等化システム」Radiology、169巻1号29−34ページ Tang、Mather及びZhouの「デジタル血管造影法のための領域X線ビーム等化」J.of Med.Phys.1999年、26(12)、2684−92ページ Hasegawaらの「デジタル・ビーム減弱システムの幾何学的特性」Med.Phys.14、1987年5月−6月号の3、314−21
医療インターベンショナル・イメージングなどのダイナミック・イメージング環境でビーム変調システムを有用にするために、ユーザ介入がなくスカウト・ショットを必要としない連続的なX線ビームの変調が可能な、改善されたシステム及び方法の必要性がある。かかるシステム及び方法は、撮像対象物にX線ビームが衝突する前に撮像領域全体のX線ビーム強度を制御することができる。変化の程度は、広範なX線技法における十分な数の中間強度値を分解すると共に、例えば最大で1又は2桁の大きさのように十分に高いことが必要な場合がある。システム及び方法はまた、例えば放射線撮影上薄く、静止しており、又は関心の少ない領域などの関心特性を適切に与えるため、低線量で十分な撮像対象物の領域に対してX線照射を自動的に低減することができる。システムはまた、画質の様々な態様を損なうこと、観察者を混乱させること、又は表示画像を歪曲することがなく、表示された画像をレンダリングすることができる。要するに、かかるシステムは、ビーム等化及び関心領域フルオロスコピーの利点(例えば、線量低下、X線散乱低下、光グレアの低下、飽和の低下など)を提供することができると共に、表示された画像をあたかも均一な高照射ビームで生成したように見せる。加えて、かかるシステム及び方法は、関心のある対象物ボリューム、放射線厚みが大きな対象物ボリューム、及び予測運動のある対象物ボリュームを高線量で照射することにより改善された画質をもたらすことができる。
本発明は、X線ビームの空間変調を用いて、引き続き、ビーム変調により導入される輝度又はノイズ歪みを出力画像からデジタル除去することができるX線システムを提供する。システムは、X線源、X線検出器、ビーム・プロセッサ及び画像プロセッサを含む。線源は、撮像対象物に向かってX線ビームを送信する。ビームは、少なくとも1つのビーム強度信号に基づくビーム強度場を含む。検出器はビームを受信し、ビームの複数の強度を計測する。検出器はまた、少なくとも計測された強度に基づいて残留画像信号を発生する。ビーム・プロセッサは、ビーム強度信号を連続的又は周期的に更新して、最適なビーム強度場を維持する。画像プロセッサは、残留画像信号及びビーム強度信号のうちの1つ又はそれ以上に基づいて出力画像を生成する。
本発明はまた、X線ビームの空間変調を用いたX線イメージング方法を提供する。方法は、撮像対象物に向かって空間変調されたX線ビームを送信する段階と、X線検出器でビームを受信する段階と、検出器で複数のビーム強度を計測する段階と、少なくとも計測された強度に基づいて残留画像信号を生成する段階と、及び出力画像信号を生成する段階を含む。初期ビームにわたるX線強度に少なくとも1つのビーム強度信号に基づいて空間的に変化するようにさせる。ビーム強度信号は、(a)最新の残留画像及びビーム強度場から決定することができる、撮像対象物の計測された又は予測された放射線厚み、(b)撮像対象物の計測された又は予測された放射線厚み、及び(c)検出され又は予測された対象物運動のうちの少なくとも幾つかに基づく。出力画像信号は、残留画像信号及びビーム強度信号のうちの1つ又はそれ以上に基づく。
本発明はまた、ビーム強度信号に基づくX線ビームの自動的及び動的な空間変調の技法である「X線覆い焼き処理」のシステム及び方法を提供する。X線覆い焼き処理は、ビームにX線遮断素子の配列を配置することから構成される。素子の幾つかは、様々な程度まで重複することができ、従って、ビームの遮断部分の領域が変化する。次に、全体の配列に高周波周期運動を受けさせると共に、ビーム強度に、周期運動との同期化において時間的に変化させる。この処理の組み合わされた効果は、ビームの遮断部分を平滑化し、グラデーション・レベルが高く広範な滑らかな半透明減弱パターンを連続的に変化させるようにする。
上記要約並びに本発明の幾つかの実施形態の以下の詳細な説明は、添付の図面と共に読むとよりよく理解される。本発明の例証として、幾つかの実施形態が図面において示されている。しかしながら、本発明は、添付図面に示される構成及び手段に限定されるものではない点を理解されたい。
図1は、本発明の実施形態によるX線ビーム変調を用いるX線システム100の概略図を示す。システム100は、空間変調ビーム110を生成するX線源105、撮像対象物120、X線検出器140、X線ビーム・プロセッサ160、画像プロセッサ170、及び表示装置195を含む。変調ビーム110は、撮像対象物120を透過して、対象物の特徴により種々の程度に減弱され、残留ビーム130を形成する。検出器140は、残留ビーム130内のビーム強度を計測し、残留画像150をビーム・プロセッサ160及び画像プロセッサ170に伝達する。ビーム強度信号180は、ビーム・プロセッサ160からX線源105及び画像プロセッサ170に伝達されることができる。画像プロセッサは、表示画像信号190を生成して表示装置195に伝達する。
上述のように、線源105は、空間変調ビーム110を撮像対象物120に向かって送信することができる。より具体的には、線源105は、ビーム強度信号に応じて、ビーム110にわたるX線強度を不均一に変更可能とすることができる。ビーム強度信号は、空間変調されたX線ビーム110の強度場のデジタル表示である。
線源105は、幾つかの実施形態の任意の1つによって、ビーム110のX線強度場を変化させることができる。例えば、システム100は、ナロービーム110を対象物120の特定の領域にわたってラスター・パターンで前後に動かしながら、ビーム強度を時間的に変化させて検出器140において画像を統合することにより、ラスター・ビーム110を用いることができる。別の実施形態において、線源105は、多重ビーム線源を含むことができ、その各々は撮像対象物120の異なる部分を照射する。次いで、線源105は、個々のX線源の出力を制御することによりビーム110を空間的に変調することができる。
空間変調されたX線ビーム110は、対象物120の放射線厚みの分布に適合するように構成することができる。例えば、対象物120は、既知の計測又は予測厚み分布(例えば、フルオロスコピー・シーケンスの以前のフレームに基づく)を有することができる。少なくともこの分布に基づき、撮像対象物120の放射線厚みが厚い領域への照射を増大させ、及び/又は撮像対象物120の放射線厚みが薄い領域への照射を減少させるようにビーム強度信号を生成して、これにより、例えば残留ビーム130の強度がほぼ均一になると思われる。残留ビーム130は、例えば、少なくとも撮像対象物120により減弱された後のX線ビームを含むことができる。
空間変調されたX線ビーム110は、対象物120の関心領域の分布に適合するように構成することができる。関心領域は、システム100のユーザがイメージングを望む対象物120の区域又はボリュームとすることができる。対象物120の関心領域は、プログラムされ、推察され、又は予測された、以前のスキャン又は全体的な図から先験的に知ることができる。少なくともこれらの関心領域の分布に基づき、例えば、非常に関心のある領域への線照射を増加させ、及び/又は関心の少ない領域へのX線曝露を低減させる結果となるビーム強度信号を生成することができる。
空間変調されたX線ビーム110はまた、対象物120の持続的な運動領域分布に適合するように設定することができる。対象物120は、イメージング・システム100に対して移動すると考えられる領域又はボリュームを有することができる。他の領域は静止したままである可能性が高い。例えば、対象物120が患者の胸腔である場合には、胸腔の静止状態に対して動く患者の心臓を含むことができる。対象物120の運動領域は、ユーザがプログラムする、先験的に既知である、計測する、或いは予測することができる。運動がほとんどない領域では照射をあまり必要とせず、ここでは、これまでのフレームからの情報を再利用してこれらの静止領域の高画質表示を生成するように画像処理法を利用することができる。少なくとも運動の予測分布に基づいてビーム強度信号を生成することができ、結果として運動を伴う領域へのX線照射が増加し、及び/又は運動がほとんどないか又は全くない領域へのX線照射が低減されることになる。
最終的に、空間変調されたX線ビーム110は、上述の3つの分布の組合せに適合するように設定することができ、例えば、(a)放射線厚み、(b)関心領域、及び(c)対象物の運動領域を組み合わせて改善されたビーム強度信号を生成することができる。
ビーム110が対象物120を透過すると、検出器140が残留ビーム130を受信する。検出器140は、残留画像130によって投影された強度パターンを計測又は記録することができる装置である。例えば、検出器140は、電荷結合素子デジタルビデオカメラに結合された固体X線検出器又は画像倍増管とすることができる。
残留ビーム130の少なくとも計測された強度に基づき、検出器140は残留画像150を生成することができる。例えば、残留画像150は、検出器140により受信された様々な残留ビーム130の強度を表す電子データを含むことができる。検出器140は、ビーム・プロセッサ160及び画像プロセッサ170の少なくとも一方に残留画像150を伝達する。
ビーム・プロセッサ160は、システム100の画像処理構成要素である。ビーム・プロセッサ160は、検出器140から残留画像150を受信し、ビーム強度信号180を生成して、ビーム強度信号180を線源105及び画像プロセッサ170の少なくとも一方に伝達することが可能な任意のプロセッサとすることができる。ビーム・プロセッサ160は、例えば、コンピュータの汎用マイクロプロセッサ、ソフトウェア・コンポーネント、又は専用デジタル信号処理(「DSP」)回路で具現化することができる。ビーム・プロセッサ160は、システム100の処理を与えるシステムにおいて具現化することができ、これはまた画像プロセッサ170で実行されるようなシステム100用の追加タスクを実行することができる。
ビーム・プロセッサ160は、残留画像150を受信した後、残留画像150を検査して、ビーム強度信号180をどのように変更する必要があるかを求める。従って、ビーム・プロセッサ160は、少なくとも撮像対象物120の変化に基づきビーム110強度場を周期的又は連続的に更新することができるフィードバック・ループを完成する。ビーム・プロセッサ160は、受信した残留画像150を生成するためにビーム110強度場が適用されたものを「認識する」ことができるので、ビーム・プロセッサ160は、撮像対象物120の放射線厚みを推定するための均一ビームのスカウト・ショットは必要ではなく、更に、撮像対象物120がイメージング・セッション全体を通して移動又は変化するときに、ビーム強度信号180を周期的及び/又は連続的に更新することができる。
ビーム強度信号180が、主に撮像対象物120の放射線厚みに基づく場合には、フィードバック・ループは、X線源105のビーム変調性能限界内で本質的に均一な残留画像150を生じることができる。すなわち場合によっては、X線源105のビーム変調の空間分解能限界、ダイナミックレンジ限界、又はグレイスケール分解能限界により、部分的なビーム等化のお陰で有意な改善をもたらすことができたとしても、ビーム等化を完全に行うことは可能とはならない。これらの限界には、空間分解能、強度分解能、及びダイナミックレンジが含まれる。残留画像は、対象物の運動又は他の変化の情報、並びにX線源105のビーム変調器で解像されない詳細を含むことができる。X線源105のビーム変調性能が、対応するX線検出器140の画像収集性能に近づくと、残像画像150は、もしあれば、ノイズと運動のみを含むことができる。従って、撮像対象物に関する相当の有用な情報は、ビーム強度信号180に含まれる可能性がある。
ビーム強度信号180がまた、対象物120の運動予測領域及び関心領域に基づく場合には、ビーム・プロセッサ160は、これらの領域のビーム強度の増大を生じさせるようなビーム強度信号180を生成することができる。従って、残留画像140が不均一となる可能性があり、撮像対象物120の放射線厚みを正確に表すことができない。
上述のように、ビーム・プロセッサ160はまた、ビーム強度信号180を画像プロセッサ170に伝達することができる。画像プロセッサ170は、2つ又はそれ以上の画像信号を、画像代数演算子を用いる第3の画像信号と組み合わせることが可能な任意のプロセッサとすることができる。例えば、画像プロセッサ170は、専用ハードウェア構成要素、プログラマブルデバイス、又は汎用マイクロプロセッサ上で動作する埋め込みソフトウェア・コンポーネントとすることができる。
画像プロセッサ170は、残留画像150からビーム強度信号180を差し引いて出力画像190を生成する。このサブトラクションは、例えば、ピクセル毎のベースで行うことができる。サブトラクション操作の具体的な意味は、構成画像に適用されるグレイスケール変換に依存する。例えば、対数グレイスケール変換が残留画像及びビーム強度信号に適用される場合には、単純な算術減算を用いることができる。次いで、組み合わされた画像190は、例えば均一なX線ビームで収集されたような、対象物120の本来の放射線厚みを正確に表すことができる。ビーム強度信号180が適合する残留画像150と確実に結合されるように、システムに信号遅延を設定しなければならない場合がある。
画像プロセッサ170はまた、ビーム・プロセッサ160のビーム強度信号180を生成するのに用いられる、同じ関心領域情報及び運動領域情報に従って、画像プロセッサの処理を適応させることができる。これらの適応は、空間フィルタ処理、時間的フィルタ処理、特徴強調、ノイズ抑制、及びその他を含むことができる。例えば、ビーム・プロセッサ160が関心の少ない領域に対して線量を減少させる場合には、画像プロセッサ170は、対応する画像領域におけるノイズ低減を高めることができる。別の実施例のように、ビーム・プロセッサ160が、対象物の運動がほとんどないことが予測される領域に対して線量を減少させる場合には、時間的フィルタ処理を増大して用いて以前のフレームの再利用を増やし、高品質の画像を提示することができる。多重スケール画像処理法は、これらの解決策を促進することができる。
本発明の別の実施形態において、本発明は、既存のイメージング・システムへの外付けアドオン装置として具現化することができる。図11において、システム1100は、破線の箱で区切られた既存の従来システム1105を含み、これは同様に、X線源405及びX線検出器140を含む。外付けビーム変調装置は、外付けアドオン・プロセッサ1130、ビーム変調器1115、及び表示装置1140を備える。従来のシステムのビデオ出力1110は、アドオン・プロセッサ1130に接続される。ビーム変調器1115は、従来のシステム1105のX線源405に取り付けられる。アドオン・プロセッサ1130は、図4におけるビーム・プロセッサ160及び画像プロセッサ170の役割を果たす。ビーム構成信号420は、変調器接続1120に沿ってビーム変調器1115に送られる。ビデオ信号1110は、残留画像信号をアドオン・プロセッサ1130に送る。
従来のデジタルフルオロスコピーX線イメージング・システムは通常、X線源105、検出器140を含み、ビデオ出力信号1110を生成することができる。動作中、線源105は、X線ビーム110を対象物120に向けて送信する。ビーム110が対象物120を透過し、残留ビーム130となった後(上述のように)、検出器140は、残留ビーム130のX線強度を計測する。システム1105は次に、この残留ビームを他のシステムに供給することができるビデオ信号1110に変換する。
しかしながら、この実施形態において、このようなシステムに外付けビーム変調装置1115を付加して、本発明の機能性を既存のイメージング・システムに加えることができる。装置1115は、アドオン・プロセッサ1130によって制御される。
動作中、処理ブロックは、従来のシステム1105からビデオ出力1110を受信する。次に、アドオン・プロセッサ1130は、上述のようにビーム・プロセッサ160及び画像プロセッサ170と同様の機能性を達成するように作動する。例えば、アドオン・プロセッサ1130が残留画像1110を受信すると、ビーム・プロセッサ160と同様のビーム・プロセッサが、残留画像ビデオ信号1120を検査して、ビーム110のビーム強度をどのように変更する必要があるかを決定する。アドオン・プロセッサ1130のビーム・プロセッサは、上述のように、少なくとも撮像対象物120の変化に基づいてビーム110強度場を周期的又は連続的に更新することができるフィードバック・ループを完成する。次いで、装置1120は、ビーム強度信号180をビーム変調接続1120を介してビーム変調器に伝達することができる。
加えて、アドオン・プロセッサ1130のビーム・プロセッサがビーム強度信号を求めると、アドオン・プロセッサ1130はまた、ビーム強度信号をシステム100の画像プロセッサ170と同様の内部画像プロセッサに伝達することができる。次に、アドオン1130の画像プロセッサは、残留画像150からビーム強度信号180を差し引き、出力画像190を生成する。このサブトラクションは、例えばピクセル毎のベースで行うことができる。次いで、装置1120は、システム1100のユーザに表示するために画像190を外付け表示装置1140に伝達することができる。従って、現在記載されている実施形態は、本発明の機能性を達成するために、既存のX線イメージング・システムにビーム変調装置1120を単なる追加をもたらす。
図2は、本発明の実施形態による上述のフィードバック・ループに基づいて、出力画像信号190を発生する方法200によるフローチャートを示す。まず、ステップ210において、X線源105が対象物120に向かってX線ビーム110を送信する。次に、ステップ220において、空間変調ビーム110が対象物120を透過して該対象物120により減弱される。対象物120の反対側に存在する、結果として得られたビームが残留ビーム130である。ステップ230において、検出器140が、残留画像150を生成するために残留ビーム130のX線強度を計測する。次いで、ステップ240において、検出器140は、残留画像150をビーム・プロセッサ160及び画像プロセッサ170に伝達する。次に、ステップ250において、ビーム・プロセッサ160は、ビーム強度信号180を発生し、信号180を線源105及び画像プロセッサ170に伝達する。次いで、ステップ260において、画像プロセッサ170が、画像出力信号190を生成するために残留画像150をビーム強度信号180と結合する。次に、この出力信号190は、例えば表示装置195に表示することができる。次いで、方法200は、ステップ210に戻ることができる。このようにして、方法200はフィードバック・ループ方式で進むことができる。
ビーム・プロセッサ160は、毎秒30、15、又は7.5フレームのフルオロスコピー・フレームレートなどの規則的に反復又は連続してビーム強度信号180を生成し伝達することができる。
出力画像に2つの成分を組み合わせることに加えて、画像プロセッサ170はまた、例えば特徴強調、ダイナミックレンジ抑制、ノイズ低減、デジタル・サブトラクション血管造影(「DSA」)、及びグレイスケール変換などの他の画像処理タスクを実行することもできる。画像プロセッサ170におけるこれらの処理タスクは、ビーム・プロセッサ160のビーム変調タスクと相関付けることができる。例えば、運動を含むようには予測されない領域は、ビーム・プロセッサ160で制御された少ないX線照射を受信することができるが、この領域はまた、画像プロセッサ170における画像ノイズを低減するようにより強く時間平均することができる。別の実施例として、関心の少ない領域は、少ないX線照射を受信することができるが、例えば、画像プロセッサ170におけるノイズを低減するようにより多く空間平均することもできる。
表示装置195は、画像プロセッサ170から出力画像190を受信し、観察者にこれを提示する。
図3は、本発明の実施形態による空間変調ビーム110、残留画像150、及びフィードバック・ループが最適なビーム強度場近くに生成された後の表示画像信号190の実施例を示す。図3において、ビーム・プロセッサは、関心領域又は予測される対象物運動を考慮せずに残留画像を等化するようにプログラムされる。加えて、ビーム変調器の空間分解能は、図3において制限され、そのためビーム強度信号は低周波画像情報しか含まず、残留画像が残りの高周波画像情報を含む。結合された出力画像190は、均一なビーム・システムを用いて高線量及び高分解能で収集されたように見えるが、このとき、実際には撮像対象物に対する平均線量は有意に低減されている。
図4は、本発明の実施形態により用いられるX線ビーム110の空間変調を使用するX線システム400の概略図である。システム400は、本質的に均一なX線ビーム410を照射するX線源405、ビーム変調フィルタ415、撮像対象物120、X線検出器140、ビーム・プロセッサ160、画像プロセッサ170、及び表示装置195を含む。初期ビーム410は、例えばヒール効果により完全に均一とすることはできない。ビーム変調フィルタ415がX線源405と撮像対象物120との間に配置される。X線源405は、変調フィルタ415、撮像対象物120、及び検出器140に向かって本質的に均一なX線ビーム410を送信する。均一なビーム410の少なくとも一部は、変調フィルタ415を透過して変調ビーム110を形成する。変調ビーム110は、撮像対象物120を透過して、その特徴部により様々な程度まで減弱され、残留ビーム130を形成する。X線検出器140は残留ビーム130の強度を計測し、残留画像150を形成して、これをビーム・プロセッサ160及び画像プロセッサ170に伝達する。ビーム・プロセッサ160は、ビーム強度信号180を形成し、信号180を画像プロセッサ170に伝達する。次に、ビーム・プロセッサ160は、ビーム強度信号180を変調器構成信号420に変換し、これをビーム変調フィルタ415に伝達する。このようにして、ビーム強度信号180及び変調器構成信号420の両方がX線ビームの空間変調を決定するよう機能する。画像プロセッサ170は、出力画像190を生成し、これを表示装置195に伝達する。画像プロセッサ170は、図1に関して上述したのと同様に、強度信号180及び変調器構成信号420を統合することにより出力画像190を生成することができる。
ビーム変調フィルタ415は、変調器構成信号420に応じて初期ビーム410をビーム領域にわたり様々な程度まで減弱することができる。ビーム変調フィルタ415は、初期ビーム410の減弱量をビーム領域にわたり様々な程度まで選択的に変更し、これにより空間変調ビーム110を生成することが可能な任意の装置とすることができる。図1の空間変調ビーム110と同様に、ビーム変調フィルタ415は、上述のように所要のビーム110の強度場を生成するように初期ビーム410を減弱することができる。
1つの実施例において、ビーム領域にわたるビーム減弱を選択的に変更するビーム変調フィルタ415の能力は、液晶表示(「LCD」)装置と比較することができる。例えば、LCD装置は、液晶のマトリクスに電流を印加することにより、ピクセルを通る光の透過を制御することができる。適切な電流の印加によりLCDの個々のピクセルが変化し、LCDを透過する光の量を可変とすることができる。同様に、ビーム変調フィルタ415は、変調構成信号420に基づき、例えば、可変量のX線ビーム410を透過させることを可能とするように変更することができる、ピクセルのマトリクスを利用することができる。
システム400の残りの構成要素の機能は、図1に示されるシステム100のものと同様であり、上記で説明されている。システム400の機能性、用途、及び利点は、図1のシステム100の機能性と同様である。例えば、線源105及び405、対象物120、検出器140、ビーム・プロセッサ160、画像プロセッサ170、及び表示装置195は、図1及び図4の双方で同様に動作することができる。
図5は、本発明の実施形態によるビーム変調フィルタを用いる上述のフィードバック・ループに基づく、出力画像信号190を発生する方法500によるフローチャートを示す。まずステップ505において、X線源405が、上述のようにフィルタすなわちビーム減弱器415に向かってX線ビーム410を送信する。次に、ステップ510において、ビーム減弱器(すなわちフィルタ)415が、上述のようにビーム410を減弱する。例えば、減弱器415は、変調構成信号420に応じて不均一にビーム410を減弱することができる。ビーム410が減弱器415を出ると、ビーム410は上述のように変調ビーム110になる。次に、変調ビーム110は、ステップ520に示されるように、撮像対象物120を透過して残留ビーム130になる。次いで、残留ビーム130は、検出器140に衝突する。ステップ530において、検出器140は、残留画像150を生成するために残留ビーム130のX線強度を計測する。次に、ステップ540において、検出器140は、上述のように残留画像150をビーム・プロセッサ160及び画像プロセッサ170に伝達する。ステップ550において、ビーム・プロセッサ160は、ビーム強度信号180を発生し、強度信号180を画像プロセッサ170に伝達する。次いで、ステップ560において、ビーム・プロセッサ160は、上述のようにビーム強度信号180を構成信号420に変換し、信号420をビーム減弱器415に伝達する。次に、ステップ570において、画像プロセッサ170は、上述のように出力画像信号190を生成するために残留画像150をビーム強度信号180と統合する。次いで、この画像信号190を表示のため表示装置195に伝達することができる。次に、方法500は、ステップ505に進むことができる。このようにして、方法500は、フィードバック・ループ方式で進むことができる。
本発明によるビーム変調フィルタの実用的な実施形態のベースは、「X線覆い焼き処理」と呼ばれる。この用語は、暗室光写真における覆い焼き処理及び焼付け法に由来する。写真の一部分への露光を制御するために、撮像者は、計算された露光時間の間、光ビームに不透明マスクを導入することができる。写真に鋭いマスク・エッジをフェザーリングするために、撮像者は、マスクを水平又は垂直方向に揺動することができる。印画紙は、経時的に露光を蓄積し、その結果、印画紙への合計露光の変化は、領域がマスクにより遮られたままである持続時間により画像全体にわたって制御することができる。
これまでに開示された(例えば上述の)ビーム変調フィルタは、X線ビームに配置された半透明の物質の厚みを変化させることによりビームを変調する。対照的に、X線覆い焼き処理は、放射線撮影上不透明な素子を用いてビームを完全に遮断するが、フレーム蓄積期間の制御された部分についてだけである。この方法は、ビーム変調に柔軟性、高いグラデーション・レベル、高空間分解能、及び高いダイナミックレンジを与える。加えて、これまでに試みられた解決法(上述のようなもの)とは異なり、X線覆い焼き処理を用いるビーム変調は、X線遮断素子が放射線撮影上不透明性を維持する限り、X線フォトンエネルギーに対してそれほど敏感でない。インターベンショナル医療フルオロスコピー及び診断用放射線撮影法に用いられるX線技法の範囲において、0.8−1.5mmのタングステンで作られた素子がX線ビームを効果的に遮断するのに十分とすることができる。
照射時間を制御するために、X線遮断素子は、高速又は高周波で高精度に移動、回転、及び/又は振動することができる。運動の複雑性を低減するのを助けるために、均一なビームの強度は、X線遮断素子の運動に同期して変化することができる。実際、これらの運動及びビーム強度を適切に周期的に変化させることはより容易とすることができる。従って、X線覆い焼き処理法は、X線ビームのX線遮断素子の制御された配列を使用することにより、周期的な時間的X線ビーム変調及び検出器フレーム蓄積期間と同期する高周波の周期的運動を受けて、所要のX線ビームの空間的変調を生成するものとして定義することができる。
図8は、本発明の実施形態によるX線覆い焼き処理の効果を示す。この実施形態において、照射領域615は、画像セル720に分割される。放射線撮影上不透明な素子710を任意の画像セルに導入することができる。素子710が、ほぼ1つのセル幅の振幅でX線ビームに垂直な面において高周波の振動運動810を受けるときに、半透明の不鮮明な減弱パターン800が生成される可能性がある。ここで振動810は、調波又は正弦波と仮定する。振動運動810は、減弱パターン800から鮮鋭な特徴部を完全に除去することはできない。これらの鮮鋭な特徴部は、出力画像190にアーチファクトをもたらす可能性がある。これらの鮮鋭な特徴部を除去するために、システムは、振動運動810の位相と同期される初期均一ビーム410の強度を変化させることができる。
例えば、ディスク回転630の中心がp=0の場合であるように極座標θ、pで定義される、k番目のベースディスクの減弱関数をφ(θ、p)∈[0、1]とする。次にシステムは、各ディスクkの位相640を適切な角度オフセット値ψだけオフセットさせて、スタック全体の所要の組合された減弱関数
を生成する。1つ又はそれ以上の位相シフトを表す指標640は、例証の目的で図6に含まれる。ディスク・スタック全体610に回転振動を受けさせ、これによりその角度オフセットεは、ε=λcos(2πt/T)で変化し、ここで、tは時間、Tは振動周期、及びλは角振動振幅(例えば、λ=π/64)である。次に、ディスク・スタックの一部は、時間可変強度I(t)を有する均一ビームに照射される。次いで、時間tの任意の時点で、変調ビームの強度は、
I(θ、p、t)=I(t)・Φ(θ+ε(t)、p)
となる。各半周期の間の平均強度は、
である。積分変数をεに代入すると、この数式は、
となる。これは畳込み積分I(θ、p)=h(θ)Φ(θ、p)として記述することができ、ここで、
である。次に、均一なX線ビーム410の時間強度波形I(t)を変更することにより、減弱パターンΦ(θ、p)をθ軸に沿った任意の関数g(θ)で効果的に畳込むことができることが示される。例えば、g(θ)をガウシアン又はハニングカーネルなどの平滑化帯域制限カーネルとして選択することができる。すなわち、h(θ)=g(θ)であり、ビーム強度波形は、t=[0、T/2]に対して、
(t)=g(λcos2πt/T)・2πλ/T・sin2πt/T
(単一パルス)として計算することができる。パルスは、イメージング用途による要求に応じて、互いに順次展開又は続くことができる。
図9は、上述の調波振動関数ε(t)に対応することができる振動オフセット関数910、及び上述のように比例均一ビーム410強度I(t)を生成するX線管電流波形920(mA)の実施例を示す。X線管波形920は、平滑カーネルh(θ)をガウシアン・カーネルにして、図8に示されるような平滑化効果をもたらす。
図8における運動ぼけは、振動方向810に沿ってのみ減弱パターンを平滑化する点に留意されたい。半径方向軸に沿った平滑さは、X線遮断素子710の幅の円滑な変動により達成される。X線遮断素子の縦列830が、図9のビーム強度変調920と同期される振動810により平滑化されるときに、結果として得られたビーム変調パターン840は、少なくとも部分的に帯域制限畳込みカーネルh(x)により振動810の方向に沿って完全に均一にすることができる。ビーム遮断素子の横列850は、少なくとも部分的にX線遮断素子710の帯域制限幅変動により振動810に直交する均一な減弱をもたらすことができる。このようにして、周期運動810及び時間的なビーム強度変調と組み合わされるX線遮断素子710を用いて、滑らかに変化する減弱パターンをもたらすことができる。これらのパターンは、画像アーチファクトを排除し、又は完全なビームの位置合わせの必要性を回避するために重要とすることができる。
運動ぼけ及び時間的ビーム変調は、減弱パターンから鮮鋭な特徴部を除去する。ビーム遮断素子710によって遮断される領域は、該素子が配置された画像セルにおいて生成される減弱に寄与する。システムは、様々な幅の可能性のあるビーム遮断素子のセットから選択することにより局所的減弱を調整することができる。図10は、本発明の実施形態による素子間の閉塞を用いて局所的減弱レベルを調整する、より柔軟な方法を示す。2つのビーム遮断素子1001及び1002をビーム内に配置することができる。素子1001、1002は、大きさ及び/又は形状が異なることができる。これらの素子1001、1002が、異なる平面に配置される場合には、これらは互いに閉塞することができる。その結果、全体のビーム遮断領域は、機械的精度によってのみ制限される減弱レベルの数に伴い漸次的に変えることができる。
例えば、2つの素子1001、1002が、素子配列1010におけるように互いに閉塞してないときには、結果として得られる減弱セル1020は、素子配列1030と1050及び対応する減弱セル1040と1060におけるように、素子1001、1002が互いに閉塞しているときよりも、様々な程度まで暗くなる可能性がある。加えて、素子の回転、或いは素子を焦点により近づける、又は焦点から離すなど、ビーム遮断素子の投影領域を変更する他の方法を用いることができる。
X線遮断素子の設計はまた、隣接するセルがどのように相互作用するかを考慮することができる。例えば、X線ビームの一部を完全に遮断する能力があることが望ましいとすることができる。そのため、素子の横列及び/又は縦列は、X線ビームが完全に遮断されるようにしっかりとかみ合うことができる。ビーム遮断素子は、ギャップなしに領域全体を遮断するよう構成可能とするために、隣接する横列から素子間を連結するように設計される。例えば、最大の減弱に設定された素子のセル1070及び1075の2つの隣接する縦列は、組み合わされると、配列1080のようにしっかりと固定することができる。これらが運動によりぼかされた後、平滑化された減弱パターン1085は、ビームが完全に遮断される領域を含む。
素子間閉塞は、1つ又は幾つかのビーム遮断素子を用いてX線ビームの変化する部分を遮断する幾つかの可能な手法のうちの1つに過ぎない。例えば、素子の回転又はローリング、或いは線源に向かう又は線源から離れる素子の移動を用いることができる。また、素子間閉塞は2つの素子に制限される必要もない。様々な配置で互いに閉塞する複数の素子は、所要の減弱パターンを生成する際に、より大きな柔軟性をもたらすことができる。
図6及び図7は各々、本発明の実施形態によるビーム変調フィルタ415の実施形態を示す。X線源105は、上述のように本質的に均一なX線ビーム410を生成する。均一なX線ビーム410は、ディスク状のベースフィルタ620のスタックを横切る。ベースフィルタ620は、放射線撮影上半透明な材料で作られ、X線遮断素子710の配列を含む。
ベースディスクの相対的角度オフセット640は、各ディスクの異なる部分を照射領域615内に設置する。例えば、所与のディスクの角度オフセット640は、特定のX線遮断素子710又は指標635により示される他の公知の位置決めマーカの角度オフセット640により求めることができる。ディスクの角度オフセットは、独立して制御することができる。ディスク620の数、素子710の様々な配列、及び様々なディスク620の様々な角度変位を変更することにより、照射領域615におけるX線遮断素子の多数の可能性のある配列が可能である。
ディスク・スタック全体に、均一ビーム410の周期的な時間変調と同期した軸630の周りの高周波回転振動を受けさせることができる。
ベースディスクの回転オフセットは、上述のようにビーム・プロセッサ160から発生する変調器構成信号420により制御することができる。これらのオフセットを生じさせるモータ及び機械は図6に示されてないが、例えば、当業者には公知のステッピング・モータ構造で具現化することができる。
本発明の実施形態の1つの実施例において、ベースフィルタ620の円形照射領域615は、図7に示されるようにセル720の縦列及び横列に分割することができる。例えば、図7において、円形照射領域615は、5つの7セル中心縦列及び2つの3セル境界横列に分割される。41セルの各々のビーム減弱レベルは、これらの間の円滑な遷移により独立して制御することができる。
2つのベースディスクが、画像セルの5つの中心縦列の各々に割り当てられる(総数で10個のベースディスク)。各ディスク620は、照射される縦列の各セル720がX線遮断素子を含むか又は含まないかのいずれかである位置まで回転することができる。1つの7セル縦列について、2=128のこうした7個組みが可能である。1がX線遮断素子の存在することを表し、0がX線遮断素子のないことを表すとすると、128素子パターン
0 0 0 0 1 1 1 0 0 0 0 1 1 0 1 1 1 1 1 0 1 1 0 0 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 0 0 0 1 0 1 0 1 0 1 1 1 1 0 0 0 1 1 0 0 1 1 1 0 1 0 1 1 0 1 1 0 1 0 1 0 0 1 1 0 1 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 1 1 1 1 0 1 0 0 1 0 1 1 1 0 1 1 1 0 0 1 0 1 0 0 0 0 1 0 1 1 0 0 0 0 0 1 0 0
によるベースディスク周りの素子の円形配列により、ディスク620をこうした任意の可能な7個組を生成する配置まで回転させることができる。各縦列に2つのディスクを割り当てることができるので、35個の中心セルの各々に対して、4つの可能性のある構成が可能であり、すなわち、(1)X線遮断素子が存在しない、(2)第1のベースディスクから1つのX線遮断素子が存在する、(3)第2のベースディスクから1つのX線遮断素子が存在する、及び(4)1つは第1のベースディスクから、1つは第2のベースディスクからの2つのX線遮断素子が存在する。例えば、第1のディスクからの素子により結果として得られるセル減弱が0.33で、第2のディスクからのものが0.67である場合には、双方の素子がセルに存在すると、減弱は、素子間の閉塞の程度を調整することにより0.67から1.0の連続するグラデーションで変化することができる。
他の多くのパターン設計が、必ずしもセル・マトリクスに基づかずに可能である。例えば、図7の615などの円形照射領域において、垂直な境界縦列は3つのセルしか含まない。4つの独立した減弱レベルをもたらす、上述の715のようなビーム遮断素子の2進パターンを有する2つのディスクを用いる代わりに、5個組の減弱パターンを用いて、各セルに5つの減弱パターンのいずれかを独立して形成することができる。かかる125セル円形パターンの実施例は、
0 0 1 1 1 2 2 2 3 3 3 4 4 4 1 1 3 3 0 0 2 2 4 4 2 2 0 0 3 3 1 1 4 4 3 3 2 2 1 1 0 0 4 4 0 1 2 3 4 0 2 3 0 1 3 4 1 2 4 0 3 4 3 4 2 3 2 3 1 2 1 2 0 2 4 2 4 1 3 1 3 0 3 0 2 0 1 0 1 4 1 4 2 0 3 1 4 0 4 1 0 2 1 3 2 4 3 0 4 2 1 4 3 1 0 3 2 0 4 3 2 1 0 4 0
である。このパターンにおいて、0から4の数字の任意の連続する3個組を見出すことができる。これらの数字に一致するビーム遮断素子の5つのタイプがディスク上に円形に配列されると、3つの照射セルにかかる素子の任意の組合せを選択することができる。
本発明の特定の要素、実施形態及び用途を示して説明してきたが、当業者であれば、特に前述の教示の観点で修正を行い得ることから、本発明はこれらに限定されないことが理解される。従って、かかる修正を保護し、且つ本発明の精神及び範囲内にあるこれらの特徴を組み込むことは、添付の請求項によって企図される。また、図面の符号に対応する特許請求の範囲中の符号は、単に本願発明の理解をより容易にするために用いられているものであり、本願発明の範囲を狭める意図で用いられたものではない。そして、本願の特許請求の範囲に記載した事項は、明細書に組み込まれ、明細書の記載事項の一部となる。
本発明の実施形態によるX線ビーム変調を用いるX線システムの概略図。 本発明の実施形態による上述のフィードバック・ループに基づく出力画像信号を発生する方法によるフローチャート。 本発明の実施形態によるビーム強度場の実施例。 本発明の実施形態により用いられるX線の空間変調を用いるX線システムの概略図。 本発明の実施形態によるビーム変調フィルタを用いる上述のフィードバック・ループに基づき出力画像信号を発生する方法によるフローチャート。 本発明の実施形態によるビーム変調フィルタの実施形態。 本発明の実施形態によるビーム変調フィルタの実施形態。 本発明の実施形態によるX線覆い焼き処理の効果を示す図。 920などのX線管電流波形を用いて、本発明の実施形態により910などの調波振動により生成される運動ぼけを平滑できることを示す図。 本発明の実施形態による素子間閉塞を用いた局所的減弱レベルを調整するより柔軟な方法を示す図。 本発明の実施形態により用いられる従来のフルオロスコピーイメージング・システム1105と組み合わせて動作するアドオン・ビーム変調システム1100。
符号の説明
100 X線システム
105 X線源
120 撮像対象物
140 X線検出器
160 X線ビーム・プロセッサ
170 画像プロセッサ
180 ビーム強度信号
190 表示画像信号
195 表示装置

Claims (8)

  1. X線ビームの空間変調を用いるX線イメージング・システムであって、
    空間的及び時間的に変化し且つ少なくとも1つのビーム強度信号(180)に基づく複数のX線強度を含む前記ビーム(110)を撮像対象物(120)に向かって送信するX線源(105、405)と、
    前記ビーム(110)と前記対象物(120)との間の相互作用後に前記ビーム(130)を受信し、該ビームの複数の残留強度を計測して、少なくとも前記残留強度に基づき残留画像信号(150)を生成するX線検出器(140)と、
    前記残留強度、前記対象物(120)の関心領域、及び予想される対象物運動の少なくとも1つに基づき空間的に変化する前記ビーム強度信号(180)を生成するビーム・プロセッサ(160)と、
    1つ又はそれ以上の前記残留画像信号(150)及び前記ビーム強度信号(180)に基づく出力画像信号(190)を生成する画像プロセッサ(170)と、
    を含み、
    前記複数のX線強度が、前記撮像対象物(120)における予測される放射線厚みの分布、前記撮像対象物(120)の前記関心領域の分布、及び前記撮像対象物(120)の運動領域の分布のうちの1つ又はそれ以上に適合するよう変更される、
    システム。
  2. 前記複数のX線強度が、残留画像信号(150)に応じて動的に変更される請求項1に記載のシステム。
  3. 前記X線源(105、405)から送信される前記ビームをフィルタリングし、前記ビームの減弱量を変化させるフィルタを含む請求項1に記載のシステム。
  4. X線ビームの空間変調を用いたX線イメージング方法であって、
    撮像対象物(120)に向かって前記ビームを送信して、少なくとも1つのビーム強度信号(180)に基づく、前記X線ビーム(110)のX線強度が該ビーム(110)にわたって変化する段階と、
    X線検出器(140)において前記ビームを受信する段階と、
    前記検出器(140)で前記ビーム(110)の複数の強度を計測する段階と、
    前記検出器(140)で計測された少なくとも前記強度に基づいて残留画像信号(150)を生成する段階と、
    前記残留画像信号(150)及び前記ビーム強度信号(180)に基づいて出力画像信号(190)を生成する段階と、
    を含み、
    前記ビーム強度信号(180)が、前記撮像対象物(120)の予測される放射線厚みの分布と前記検出器(140)で計測された前記強度とのうちの1つ又はそれ以上に基づき、空間的に変更され、
    前記X線強度が、撮像対象物(120)の放射線厚みの分布、関心領域の分布、及び予測される対象物(120)運動領域の分布のうちの1つ又はそれ以上に適合するよう変更されることを特徴とする方法。
  5. 前記X線強度を前記残留画像信号(150)に応じて動的に変更する段階を更に含む請求項4に記載の方法。
  6. ビーム・プロセッサ(160)が、前記ビーム(110)の減弱量を変化させるための制御を行う請求項4に記載の方法。
  7. 前記ビームを送信するX線源(105、405)から送信される前記ビームをフィルタリングし、前記ビームの減弱量を変化させる段階を含む請求項4に記載の方法。
  8. 前記ビーム・プロセッサ(160)及び画像プロセッサ(170)が、外付けビーム変更装置(1130)に含まれることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
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