JP5465075B2 - 多缶設置ボイラシステムの制御方法 - Google Patents

多缶設置ボイラシステムの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5465075B2
JP5465075B2 JP2010099315A JP2010099315A JP5465075B2 JP 5465075 B2 JP5465075 B2 JP 5465075B2 JP 2010099315 A JP2010099315 A JP 2010099315A JP 2010099315 A JP2010099315 A JP 2010099315A JP 5465075 B2 JP5465075 B2 JP 5465075B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
boiler
combustion state
facility
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010099315A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011226747A (ja
Inventor
貞芳 伊藤
大助 田端
晃 磯見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010099315A priority Critical patent/JP5465075B2/ja
Publication of JP2011226747A publication Critical patent/JP2011226747A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5465075B2 publication Critical patent/JP5465075B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

本発明は、多缶設置ボイラシステムの制御方法に関し、特に、低燃焼状態を優先しながら、蒸気を安定供給することができる多缶設置ボイラシステムの制御方法に関する。
一般に、蒸気ボイラを低負荷で運転する割合が高い場合には、1台の大型ボイラよりも、複数台の小型ボイラを台数制御するシステムの方が、総合的なボイラ効率が良いとされる。また、昨今、省エネルギーの観点から、生産待機時に、設備がこまめに停止され、蒸気使用設備(不図示)を起動・停止させる機会が増加している。
例えば、図9に示すように、特許文献1に開示されている多缶設置ボイラシステム10は、複数台のボイラ11を制御装置12で制御するシステムである。図10に示す制御パターンテーブルに基づいて、各ボイラ11が制御装置12で制御される。
具体的には、多缶設置システム10では、各ボイラ11で発生した蒸気が蒸気ヘッダ16に集合する。蒸気ヘッダ16内の蒸気圧力が蒸気圧力計14で計測される。計測結果に基づいて、図10に示す制御パターンテーブルから、蒸気ヘッダ16内の蒸気圧力が所定の圧力範囲内になるように、各ボイラ11の燃焼状態が制御装置12で特定される。特定された燃焼状態になるように、各ボイラ11が制御装置12で制御される。
ここで、各ボイラ11は、高燃焼状態、低燃焼状態、停止状態の3つの燃焼状態を有する3位置制御方式のボイラである。図10に示す制御パターンテーブルでは、ボイラ11ごとに、高燃焼状態を「H」と標記し、低燃焼状態を「L」と標記し、停止状態を「−」と標記している。
また、蒸気使用設備(不図示)の起動時では、蒸気使用設備(不図示)を構成する部材や配管を所定の温度まで加熱する。このため、一時的に、定格よりも多くの蒸気を消費し、ボイラ11の負荷が急激に増加する。このとき、制御装置12では、図10に示す制御パターンテーブルにおける負荷追従優先パターンの急負荷モード、または運転効率優先パターンの低燃焼優先モードのように、低燃焼状態のボイラ11を多く確保するモードで、各ボイラ11を制御する。
特開2008−170114号公報
しかしながら、従来の多缶設置ボイラシステム10では、蒸気使用設備(不図示)の起動時に発生する急激な負荷増加に対応するために、ボイラ11の燃焼台数を新たに1台増やすと、一時的に、蒸気使用設備に供給される蒸気圧力が低下するという問題がある。
これは、停止状態のボイラ11を起動して蒸気発生量を増加させる場合には、起動予定のボイラ11に対して、防爆対策として、燃焼前に燃焼室内を掃気するプレパージ工程が必要である。これに伴い、蒸気発生可能状態となるまでに、数分程度の時間が必要になる。このため、蒸気の消費に対して蒸気の発生が追いつかず、蒸気圧力が低下してしまうからである。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、蒸気使用設備の起動時の急激な負荷増加に対して、低燃焼状態を優先しながら、蒸気使用設備に蒸気を安定供給することができる多缶設置ボイラシステムの制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係わる多缶設置ボイラシステムの制御方法は、下記に示す特徴を備える。
燃焼状態、低燃焼状態、プレパージ状態、停止状態の各燃焼状態に応じた量の蒸気を発生させるボイラを複数有し、蒸気ヘッダを介して複数のボイラと接続されている複数の蒸気使用設備に、複数のボイラで発生させた蒸気を供給する多缶設置ボイラシステムの制御方法であって、前記蒸気使用設備の起動開始時に、蒸気使用設備ごとに、起動中の最大蒸気消費量、起動時間、定常時の蒸気消費量が登録された蒸気消費特性テーブルに基づいて、前記蒸気使用設備の起動終了後の総蒸気消費量を算出し、算出した前記蒸気使用設備の起動終了後の総蒸気消費量を充足する各ボイラの燃焼状態を、定常時の各ボイラの燃焼状態が定義された制御パターンテーブルから特定し、前記蒸気使用設備の起動開始時の各ボイラの燃焼状態と、特定した前記蒸気使用設備の起動終了後の各ボイラの燃焼状態とに基づいて、停止状態のボイラの中から起動対象のボイラを特定し、蒸気使用設備の起動に伴い停止状態のボイラを起動させる場合には、前記蒸気使用設備の起動開始時に、複数のボイラの中に低燃焼状態のボイラが存在すれば、低燃焼状態のボイラを高燃焼状態に移行させて、前記起動対象のボイラをプレパージ状態で待機させる。
また、前記蒸気使用設備の起動終了後、定常時の各ボイラの燃焼状態が定義された制御パターンテーブルに従って各ボイラを制御しても良い
また、前記蒸気使用設備の起動終了後、低燃焼状態を優先した燃焼状態で各ボイラを制御しても良い
また、前記蒸気使用設備の起動中、前記蒸気ヘッダ内の蒸気圧力が所定の範囲を上回るタイミングで、前記蒸気ヘッダ内の蒸気圧力が所定の範囲内になるように、高燃焼状態のボイラを低燃焼状態に移行させても良い
また、前記蒸気使用設備の起動中、前記蒸気ヘッダ内の蒸気圧力が所定の範囲を下回るタイミングで、前記蒸気ヘッダ内の蒸気圧力が所定の範囲内になるように、プレパージ状態のボイラを低燃焼状態に移行させても良い
本発明によれば、停止状態のボイラを起動させるときは、低燃焼状態のボイラを高燃焼状態に移行させて、起動対象のボイラをプレパージ状態で待機させる。これによって、蒸気圧力の低下を発生させずに、総蒸気発生量を迅速に確保することができる。これに伴い、一時的に蒸気圧力が低下することを回避することができる。結果、蒸気使用設備の起動時の急激な負荷増加に対して、低燃焼状態を優先しながら、蒸気使用設備に蒸気を安定供給することができる。
また、プレパージ状態で待機させるボイラの台数を最小限に抑えることができる。このため、ボイラをプレパージ状態にさせることで発生するボイラの放熱ロスを抑制することができる。
実施の形態における多缶設置ボイラシステムの構成を示す図 実施の形態における多缶設置ボイラシステムの蒸気使用設備の蒸気消費量の推移を示す図 実施の形態における多缶設置ボイラシステムの各蒸気使用設備の蒸気消費特性テーブルを示す図 実施の形態における多缶設置ボイラシステムの制御処理を示す第1の図 実施の形態における多缶設置ボイラシステムの制御処理を示す第2の図 実施の形態における多缶設置ボイラシステムの制御処理を示す第3の図 実施の形態における多缶設置ボイラシステムの各ボイラの制御の第1の例を示す図 実施の形態における多缶設置ボイラシステムの各ボイラの制御の第2の例を示す図 従来の多缶設置ボイラシステムの構成を示す図 従来の多缶設置ボイラシステムで使用される制御パターンテーブルを示す図
(実施の形態)
以下、本発明に係わる実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<概要>
本実施の形態における多缶設置ボイラシステムの制御方法では、蒸気使用設備の起動を制御装置が検出すると同時に、複数のボイラの中に低燃焼状態のボイラが存在すれば、低燃焼状態のボイラを高燃焼状態に移行させて、起動対象のボイラをプレパージ状態で待機させる。蒸気使用設備の起動時間が経過すると、制御パターンテーブルに従って、各ボイラを制御する。
<構成>
ここでは、一例として、図1に示すように、本実施の形態における多缶設置ボイラシステム100では、1号機から4号機までのボイラ101が設置されている。1号機から4号機までの蒸気使用設備107が設置されている。各ボイラ101が、配管を介して、蒸気ヘッダ106に接続されている。各蒸気使用設備107が、配管を介して、蒸気ヘッダ106に接続されている。各ボイラ101で発生した蒸気が、一旦、蒸気ヘッダ106に集合した後に、各蒸気使用設備107に供給される。
ここで、ボイラ101は、高燃焼状態、低燃焼状態、プレパージ状態、停止状態の各燃焼状態を有するボイラである。蒸気使用設備107は、空調設備や加熱乾燥炉などの生産設備である。さらに、ボイラ101は、低燃焼状態の蒸気発生量が高燃焼状態の蒸気発生量の半分であるボイラであり、高燃焼状態で2t/hの蒸気を発生させ、低燃焼状態で1t/hの蒸気を発生させる。多缶設置ボイラシステム100は、1号機から4号機までのボイラ101を制御することで、1t/h刻みで、0t/hから8t/hまでの蒸気を発生させる。
また、多缶設置ボイラシステム100では、蒸気ヘッダ106に蒸気圧力計104が取り付けられている。蒸気圧力計104が、通信可能な状態で、制御装置102と接続されている。制御装置102が、通信可能な状態で、各ボイラ101と接続されている。蒸気ヘッダ106内の蒸気圧力が蒸気圧力計104で計測される。蒸気圧力計104で計測されたデータ(以下、計測データと呼称する。)が、蒸気圧力計104から制御装置102に送信される。計測データに基づいて、蒸気ヘッダ106内の蒸気圧力が所定の範囲内を維持するように、各ボイラ101が制御装置102で制御される。
このとき、制御装置102は、各ボイラ101の運転状態(起動・停止など)や各ボイラ101の燃焼状態(高燃焼状態・低燃焼状態)などを示す信号を、各ボイラ101に送信する。これによって、例えば、制御装置102から停止状態のボイラ101に、起動信号が送信されると、停止状態のボイラ101がプレパージ状態に移行する。制御装置102からプレパージ状態のボイラ101に、低燃焼状態移行信号が送信されると、プレパージ状態のボイラ101が低燃焼状態に移行する。制御装置102から低燃焼状態のボイラ101に、高燃焼状態移行信号が送信されると、低燃焼状態のボイラ101が高燃焼状態に移行する。制御装置102から高燃焼状態のボイラ101に、低燃焼状態移行信号が送信されると、高燃焼状態のボイラ101が高燃焼状態に移行する。制御装置102から低燃焼状態または高燃焼状態のボイラ101に、停止信号が送信されると、低燃焼状態または高燃焼状態のボイラ101が停止状態に移行する。
ここで、制御装置102は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、通信ユニットなどを備えるコンピュータシステムである。さらに、制御装置102を制御するプログラムがHDDなどにインストールされており、当該プログラムが実行されることによって、制御装置102の各機能が実現される。
さらに、多缶設置ボイラシステム100では、制御装置102が、通信可能な状態で、各蒸気使用設備107と接続されている。蒸気使用設備107の運転状態(起動・停止など)を示す信号が、各蒸気使用設備107から制御装置102に送信される。
<蒸気消費量の推移>
次に、蒸気使用設備107の蒸気消費量の推移について説明する。ここでは、n(n:1以上の自然数)号機の蒸気使用設備107(以下、蒸気使用設備107(n号機)と呼称する。)を例に説明する。
<起動前>
図2に示すように、時間Oから時間Aまでの間、蒸気使用設備107(n号機)が停止状態である。このとき、蒸気使用設備107(n号機)の蒸気消費量がゼロである。蒸気使用設備107(n号機)が冷却されている。
<起動中>
時間Aにおいて、蒸気使用設備107(n号機)の起動が開始する。時間Aから時間Bにかけて、蒸気使用設備107(n号機)の蒸気消費量が急激に増加する。時間Bにおいて、蒸気使用設備107(n号機)の蒸気消費量が起動中の最大蒸気消費量QS(n)になる。時間Bを過ぎると、蒸気使用設備107(n号機)の温度が所定の温度に近づくに従い、蒸気使用設備107(n号機)の蒸気消費量が減少する。
<起動後>
時間Aから起動時間TS(n)が経過した時間Cにおいて、蒸気使用設備107(n号機)の起動が終了し、蒸気使用設備107(n号機)の蒸気消費量が定常時の蒸気消費量QC(n)に落ち着く。時間Dにおいて、蒸気使用設備107(n号機)が停止すると、蒸気使用設備107(n号機)の蒸気消費量がゼロになる。
<蒸気消費特性テーブル>
なお、制御装置102には、予め、蒸気消費特性テーブルが記憶されている。ここで、蒸気消費特性テーブルとは、図3に示すように、蒸気使用設備107ごとに、起動中の最大蒸気消費量と、起動時間と、定常時の蒸気消費量とが登録されているテーブルである。
例えば、蒸気使用設備107(1号機)については、起動中の最大蒸気消費量QS(1)が3.5t/hであり、起動時間TS(1)が30minであり、定常時の蒸気消費量QC(1)が2.0t/hである。蒸気使用設備107(2号機)については、起動中の最大蒸気消費量QS(2)が1.7t/hであり、起動時間TS(2)が20minであり、定常時の蒸気消費量QC(2)が0.8t/hである。蒸気使用設備107(3号機)については、起動中の最大蒸気消費量QS(3)が2.3t/hであり、起動時間TS(3)が25minであり、定常時の蒸気消費量QC(3)が1.6t/hである。
また、起動中の最大蒸気消費量と、起動時間と、定常時の蒸気消費量とについては、実際に蒸気使用設備107を稼動させることで求める方法が一般的である。しかしながら、蒸気使用設備107や蒸気配管の仕様などから計算することで求めるとしてもよい。また、簡易的には、蒸気使用設備107から排出されるドレン量を計測することで求めるとしてもよい。
また、蒸気使用設備107から排出されるドレン量が適切であるために、起動中の最大蒸気消費量が定常時の蒸気消費量の数倍程度を上限としておくことが望ましい。
<制御パターンテーブル>
なお、制御装置102には、予め、制御パターンテーブルが記憶されている。ここで、制御パターンテーブルとは、図10に示すように、定常時の1号機から4号機までのボイラ101の燃焼状態が定義されたテーブルである。
例えば、運転効率優先パターンの低燃焼優先モードについては、総蒸気発生量が0t/hである場合には、1号機から4号機までのボイラ101の燃焼状態(以下、燃焼状態セットと略称する。)が「−−−−」である。以降、1t/h刻みで、燃焼状態セットが、「L−−−」、「LL−−」、「LLL−」、「LLLL」、「HLLL」、「HHLL」、「HHHL」、「HHHH」である。
ここでは、ボイラ101ごとに、高燃焼状態を「H」と標記し、低燃焼状態を「L」と標記し、停止状態を「−」と標記している。例えば、「LL−−」とは、2台のボイラ101が低燃焼状態であり、2台のボイラ101が停止状態であることを示している。
すなわち、運転効率優先パターンの低燃焼優先モードでは、総蒸気発生量を増加させる場合には、低燃焼状態のボイラを高燃焼状態に移行させるよりも、停止状態のボイラを低燃焼状態に移行させる方を優先し、総蒸気発生量を減少させる場合には、低燃焼状態のボイラを停止状態に移行させるよりも、高燃焼状態のボイラを低燃焼状態に移行させる方を優先する。
<制御処理>
次に、多缶設置ボイラシステム100の制御処理について説明する。
図4に示すように、制御装置102は、蒸気使用設備107の起動を示す信号(以下、起動信号と略称する。)を受信すると(S101:YES)、起動信号の受信時(以下、起動開始時と呼称する。)の燃焼状態セットである起動開始前の燃焼状態セットから、1号機から4号機までのボイラ101の中に低燃焼状態のボイラ101が存在するか否かを判定する(S102)。判定した結果、1号機から4号機までのボイラ101の中に低燃焼状態のボイラ101が存在しない場合には(S102:NO)、制御パターンテーブルに従って、各ボイラ101を制御する(S103)。
一方、制御装置102は、1号機から4号機までのボイラ101の中に低燃焼状態のボイラ101が存在する場合には(S102:YES)、低燃焼状態のボイラ101を高燃焼状態に移行させた場合の総蒸気発生量の増加分を算出する(S111)。蒸気消費特性テーブルに基づいて、起動中の蒸気使用設備107における起動中の最大蒸気消費量を特定する(S112)。算出した総蒸気発生量の増加分が、特定した起動中の最大蒸気消費量以上になるか否かを判定する(S113)。
判定した結果、算出した総蒸気発生量の増加分が、特定した起動中の最大蒸気消費量以上になる場合には(S113:YES)、図5に示すように、制御装置102は、低燃焼状態のボイラ101を高燃焼状態に移行させる(S121)。
さらに、制御装置102は、蒸気消費特性テーブルに基づいて、起動中の蒸気使用設備107が起動した後の総蒸気消費量を算出する(S122)。制御パターンテーブルから、算出した総蒸気消費量を充足する起動終了後の燃焼状態セットを特定する(S123)。起動開始時の燃焼状態セットと起動終了後の燃焼状態セットとから、停止状態のボイラ101の中から起動対象のボイラ101を特定する(S124)。起動対象のボイラ101をプレパージ状態で待機させる(S125)。
さらに、制御装置102は、蒸気ヘッド106内の蒸気圧力が所定の範囲を上回るタイミングで(S131:YES)、蒸気ヘッド106内の蒸気圧力が所定の範囲内になるように、高燃焼状態のボイラ101を低燃焼状態に移行させる(S132)。
また、制御装置102は、起動信号を受信してから起動中の蒸気使用設備107における起動時間が経過すると(S133:YES)、プレパージ状態のボイラ101を低燃焼状態に移行させる(S134)。起動終了後の燃焼状態セットになるように、各ボイラ101を制御する(S135)。
一方、算出した総蒸気発生量の増加分が、特定した起動中の最大蒸気消費量未満になる場合には(S113:NO)、図6に示すように、制御装置102は、低燃焼状態のボイラ101を高燃焼状態に移行させる(S141)。
さらに、制御装置102は、蒸気消費特性テーブルに基づいて、起動中の蒸気使用設備107が起動した後の総蒸気消費量を算出する(S142)。制御パターンテーブルから、算出した総蒸気消費量を充足する起動終了後の燃焼状態セットを特定する(S143)。起動開始時の燃焼状態セットと起動終了後の燃焼状態セットとから、停止状態のボイラ101の中から起動対象のボイラ101を特定する(S144)。起動対象のボイラ101をプレパージ状態で待機させる(S145)。
さらに、制御装置102は、蒸気ヘッド106内の蒸気圧力が所定の範囲を下回るタイミングで(S151:YES)、蒸気ヘッド106内の蒸気圧力が所定の範囲内になるように、プレパージ状態のボイラ101を低燃焼状態に移行させる(S152)。
また、制御装置102は、蒸気ヘッド106内の蒸気圧力が所定の範囲を上回るタイミングで(S153:YES)、蒸気ヘッド106内の蒸気圧力が所定の範囲内になるように、高燃焼状態のボイラ101を低燃焼状態に移行させる(S154)。
また、制御装置102は、起動信号を受信してから起動中の蒸気使用設備107における起動時間が経過すると(S155:YES)、プレパージ状態のボイラ101を低燃焼状態に移行させる(S156)。起動終了後の燃焼状態セットになるように、各ボイラ101を制御する(S157)。
<具体例1>
ここで、蒸気使用設備107(1号機)のみを運転している状態で、蒸気使用設備107(2号機)を新たに起動する場合について説明する。なお、話を簡略化するために、定常時では、運転効率優先パターンの低燃焼優先モードで、各ボイラ101が制御されるとする。また、時間C1以降、制御パターンテーブルに従って、各ボイラ101を制御することで、新たな蒸気使用設備107の起動に備えた状態になる。
<起動前>
図7に示すように、時間O1から時間A1までの間、蒸気使用設備107(1号機)のみが運転されている。
このとき、制御装置102は、蒸気消費特性テーブルに基づいて、1号機から4号機までの蒸気使用設備107の総蒸気消費量を算出する。制御パターンテーブルに基づいて、算出した総蒸気消費量(2.0t/h)を充足する起動開始前の燃焼状態セットを特定する。起動開始前の燃焼状態セット(「LL−−」)になるように、各ボイラ101を制御する。
<起動中>
時間A1において、蒸気使用設備107(2号機)の起動が開始する。蒸気使用設備107(2号機)の起動と同時に、蒸気使用設備107(2号機)の起動信号が制御装置102に送信される。
このとき、制御装置102は、蒸気使用設備107(2号機)の起動信号を受信する。起動開始時の燃焼状態セットである起動開始前の燃焼状態セット(「LL−−」)から、1号機から4号機までのボイラ101の中に低燃焼状態のボイラ101が存在すると判定する。低燃焼状態のボイラ101を高燃焼状態に移行させた場合の総蒸気発生量の増加分を算出する。蒸気消費特性テーブルに基づいて、蒸気使用設備107(2号機)における起動中の最大蒸気消費量を特定する。算出した総蒸気発生量の増加分(2.0t/h)が、特定した起動中の最大蒸気消費量(1.7t/h)以上になると判定する。低燃焼状態のボイラ101を高燃焼状態に移行させる。
これに伴い、燃焼状態セットが「LL−−」から「HH−−」になる。これによって、蒸気圧力の低下を発生させずに、4t/hの総蒸気発生量を迅速に確保することができる。
さらに、制御装置102は、蒸気消費特性テーブルに基づいて、蒸気使用設備107(2号機)が起動した後の総蒸気消費量を算出する。制御パターンテーブルから、算出した総蒸気消費量(2.8t/h)を充足する起動終了後の燃焼状態セットを特定する。起動開始時の燃焼状態セット(「LL−−」)と起動終了後の燃焼状態セット(「LLL−」)とから、停止状態のボイラ101の中から起動対象のボイラ101を特定する。起動対象のボイラ101(1台のボイラ101)をプレパージ状態で待機させる。
これに伴い、燃焼状態セットが「HH−−」から「HHP−」になる。ここで、パージ状態を「P」と標記している。
時間A1から時間B1にかけて、蒸気使用設備107(2号機)の蒸気消費量が急激に増加する。時間B1において、蒸気使用設備107(2号機)の蒸気消費量が起動中の最大蒸気消費量になる。このとき、総蒸気発生量が4t/hであり、総蒸気消費量が3.7t/hである。
時間B1を過ぎると、次第に、蒸気使用設備107(2号機)の蒸気消費量が減少する。総蒸気消費量が減少し、総蒸気発生量が過剰になる。これに伴い、蒸気ヘッド106内の蒸気圧力が上昇する。
このとき、制御装置102は、蒸気ヘッド106内の蒸気圧力が所定の範囲を上回るタイミング(時間P1)で、高燃焼状態のボイラ101を低燃焼状態に移行させる。
これに伴い、燃焼状態セットが「HHP−」から「HLP−」になる。
<起動後>
蒸気使用設備107(2号機)の起動信号を受信してから蒸気使用設備107(2号機)の起動時間(20分)が経過した時間C1において、蒸気使用設備107(2号機)の起動が終了する。
このとき、制御装置102は、プレパージ状態のボイラ101を低燃焼状態に移行させる。起動終了後の燃焼状態セット(「LLL−」)になるように、各ボイラ101を制御する。
これに伴い、燃焼状態セットが「HLP−」から「LLL−」になる。
<具体例2>
ここで、蒸気使用設備107(1号機)のみを運転している状態で、蒸気使用設備107(3号機)を新たに起動する場合について説明する。なお、話を簡略化するために、定常時では、運転効率優先パターンの低燃焼優先モードで、各ボイラ101が制御されるとする。また、時間C2以降、制御パターンテーブルに従って、各ボイラ101を制御することで、新たな蒸気使用設備107の起動に備えた状態になる。
<起動前>
図8に示すように、時間O2から時間A2までの間、蒸気使用設備107(1号機)のみが運転されている。
このとき、制御装置102は、上記の具体例1における起動前と同様に、起動開始前の燃焼状態セット(「LL−−」)になるように、各ボイラ101を制御する。
<起動中>
時間A2において、蒸気使用設備107(3号機)の起動が開始する。蒸気使用設備107(3号機)の起動と同時に、蒸気使用設備107(3号機)の起動信号が制御装置102に送信される。
このとき、制御装置102は、蒸気使用設備107(3号機)の起動信号を受信する。起動開始時の燃焼状態セットである起動開始前の燃焼状態セット(「LL−−」)から、1号機から4号機までのボイラ101の中に低燃焼状態のボイラ101が存在すると判定する。低燃焼状態のボイラ101を高燃焼状態に移行させた場合の蒸気発生量の増加分を算出する。蒸気消費特定テーブルに基づいて、蒸気使用設備107(3号機)における起動中の最大蒸気消費量を特定する。算出した総蒸気発生量の増加分(2.0t/h)が、特定した起動中の最大蒸気消費量(2.3t/h)未満になると判定する。低燃焼状態のボイラ101を高燃焼状態に移行させる。
これに伴い、燃焼状態セットが「LL−−」から「HH−−」になる。
さらに、制御装置102は、蒸気消費特性テーブルに基づいて、蒸気使用設備107(3号機)が起動した後の総蒸気消費量を算出する。制御パターンテーブルから、算出した総蒸気消費量(3.6t/h)を充足する起動終了後の燃焼状態セットを特定する。起動開始時の燃焼状態セット(「LL−−」)と起動終了後の燃焼状態セット(「LLLL」)とから、停止状態のボイラ101の中から起動対象のボイラ101を特定する。起動対象のボイラ101(2台のボイラ101)をプレパージ状態で待機させる。
これに伴い、燃焼状態セットが「HH−−」から「HHPP」になる。
時間A2から時間B2にかけて、蒸気使用設備107(3号機)の蒸気消費量が急激に増加する。これに伴い、蒸気使用設備107(3号機)の蒸気消費量が、算出した総蒸気発生量の増加分(2.0t/h)に近付くに従い、蒸気ヘッド106内の蒸気圧力が減少する。
このとき、制御装置102は、蒸気ヘッド106内の蒸気圧力が所定の範囲を下回るタイミング(時間P2)で、プレパージ状態のボイラ101を低燃焼状態に移行させる。
これに伴い、燃焼状態セットが「HHPP」から「HHLP」になる。
時間B2において、蒸気使用設備107(3号機)の蒸気消費量が起動中の最大蒸気消費量になる。このとき、総蒸気発生量が5t/hであり、総蒸気消費量が4.3t/hである。
時間B2を過ぎると、次第に、蒸気使用設備107(3号機)の蒸気消費量が減少する。総蒸気消費量が減少し、総蒸気発生量が過剰になる。これに伴い、蒸気ヘッド106内の蒸気圧力が上昇する。
このとき、制御装置102は、蒸気ヘッド106内の蒸気圧力が所定の範囲を上回るタイミング(時間Q2)で、高燃焼状態のボイラ101を低燃焼状態に移行させる。
これに伴い、燃焼状態セットが「HHLP」から「HLLP」になる。
<起動後>
蒸気使用設備107(3号機)の起動信号を受信してから蒸気使用設備107(3号機)の起動時間(25分)が経過した時間C2において、蒸気使用設備107(3号機)の起動が終了する。
このとき、制御装置102は、プレパージ状態のボイラ101を低燃焼状態に移行させる。起動終了後の燃焼状態セット(「LLLL」)になるように、各ボイラ101を制御する。
これに伴い、燃焼状態セットが「HLLP」から「LLLL」になる。
<まとめ>
以上、本実施の形態では、停止状態のボイラ101を起動させるときは、低燃焼状態のボイラ101を高燃焼状態に移行させて、起動対象のボイラ101をプレパージ状態で待機させる。これによって、蒸気圧力の低下を発生させずに、総蒸気発生量を迅速に確保することができる。これに伴い、一時的に蒸気圧力が低下することを回避することができる。結果、蒸気使用設備107の起動時の急激な負荷増加に対して、低燃焼状態を優先しながら、蒸気使用設備107に蒸気を安定供給することができる。
また、プレパージ状態で待機させるボイラの台数を最小限に抑えることができる。このため、ボイラ101をプレパージ状態にさせることで発生するボイラの放熱ロスを抑制することができる。
なお、図10に示すように、総蒸気発生量が4t/h(最大値の50%)を超えると、各ボイラ101の燃焼状態が高燃焼状態と低燃焼状態との切り替えだけで済む。このことから、総蒸気発生量が4t/h(最大値の50%)以上では、ボイラ101の起動・運転・停止の繰り返しによるパージ損失が発生しない。
本発明は、多缶設置ボイラシステムの制御方法などとして、特に、低燃焼状態を優先しながら、蒸気を安定供給することができる多缶設置ボイラシステムの制御方法などとして、利用することができる。
10 多缶設置ボイラシステム
11 ボイラ
12 制御装置
14 蒸気圧力計
16 蒸気ヘッダ
100 多缶設置ボイラシステム
101 ボイラ
102 制御装置
104 蒸気圧力計
106 蒸気ヘッダ
107 蒸気使用設備

Claims (5)

  1. 高燃焼状態、低燃焼状態、プレパージ状態、停止状態の各燃焼状態に応じた量の蒸気を発生させるボイラを複数有し、蒸気ヘッダを介して複数のボイラと接続されている複数の蒸気使用設備に、複数のボイラで発生させた蒸気を供給する多缶設置ボイラシステムの制御方法であって、
    前記蒸気使用設備の起動開始時に、
    蒸気使用設備ごとに、起動中の最大蒸気消費量、起動時間、定常時の蒸気消費量が登録された蒸気消費特性テーブルに基づいて、前記蒸気使用設備の起動終了後の総蒸気消費量を算出し、
    算出した前記蒸気使用設備の起動終了後の総蒸気消費量を充足する各ボイラの燃焼状態を、定常時の各ボイラの燃焼状態が定義された制御パターンテーブルから特定し、
    前記蒸気使用設備の起動開始時の各ボイラの燃焼状態と、特定した前記蒸気使用設備の起動終了後の各ボイラの燃焼状態とに基づいて、停止状態のボイラの中から起動対象のボイラを特定し、
    蒸気使用設備の起動に伴い停止状態のボイラを起動させる場合には、前記蒸気使用設備の起動開始時に、複数のボイラの中に低燃焼状態のボイラが存在すれば、低燃焼状態のボイラを高燃焼状態に移行させて、前記起動対象のボイラをプレパージ状態で待機させる
    ことを特徴とする多缶設置ボイラシステムの制御方法。
  2. 前記蒸気使用設備の起動終了後、定常時の各ボイラの燃焼状態が定義された制御パターンテーブルに従って各ボイラを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の多缶設置ボイラシステムの制御方法。
  3. 前記蒸気使用設備の起動終了後、低燃焼状態を優先した燃焼状態で各ボイラを制御する ことを特徴とする請求項2に記載の多缶設置ボイラシステムの制御方法。
  4. 前記蒸気使用設備の起動中、前記蒸気ヘッダ内の蒸気圧力が所定の範囲を上回るタイミングで、前記蒸気ヘッダ内の蒸気圧力が所定の範囲内になるように、高燃焼状態のボイラを低燃焼状態に移行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の多缶設置ボイラシステムの制御方法。
  5. 前記蒸気使用設備の起動中、前記蒸気ヘッダ内の蒸気圧力が所定の範囲を下回るタイミングで、前記蒸気ヘッダ内の蒸気圧力が所定の範囲内になるように、プレパージ状態のボイラを低燃焼状態に移行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の多缶設置ボイラシステムの制御方法。
JP2010099315A 2010-04-23 2010-04-23 多缶設置ボイラシステムの制御方法 Expired - Fee Related JP5465075B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010099315A JP5465075B2 (ja) 2010-04-23 2010-04-23 多缶設置ボイラシステムの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010099315A JP5465075B2 (ja) 2010-04-23 2010-04-23 多缶設置ボイラシステムの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011226747A JP2011226747A (ja) 2011-11-10
JP5465075B2 true JP5465075B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=45042291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010099315A Expired - Fee Related JP5465075B2 (ja) 2010-04-23 2010-04-23 多缶設置ボイラシステムの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5465075B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5924070B2 (ja) * 2012-03-28 2016-05-25 三浦工業株式会社 ボイラシステム
CN102734784B (zh) * 2012-06-21 2014-09-24 中国石油化工股份有限公司 一种超高压蒸汽管网的压力控制方法
JP6330417B2 (ja) * 2014-03-27 2018-05-30 三浦工業株式会社 ボイラシステム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0692804B2 (ja) * 1988-04-04 1994-11-16 三浦工業株式会社 ボイラー自動台数制御装置
JPH09159103A (ja) * 1995-12-06 1997-06-20 Kawaju Reinetsu Kogyo Kk ボイラ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011226747A (ja) 2011-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104296386B (zh) 燃气热水器的控制方法、控制系统及燃气热水器
JP5251356B2 (ja) 制御システム、制御システム用プログラム、燃焼制御方法及びボイラシステム
WO2015083394A1 (ja) 熱源機運転台数制御装置、熱源システム、制御方法及びプログラム
JP5465075B2 (ja) 多缶設置ボイラシステムの制御方法
JP5542974B2 (ja) 大型蒸気タービンの起動方法
JP2015227630A (ja) プラント制御装置、及びプラント起動方法
JP5343935B2 (ja) ボイラシステム
JP6345397B2 (ja) 制御装置及び方法並びにプログラム、それを備えた空気調和装置
JP5916194B2 (ja) 多缶設置ボイラ
JP5534062B1 (ja) ボイラシステム
JP2017025819A (ja) 発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法
JP6550999B2 (ja) ボイラシステム
JP5668807B2 (ja) ボイラシステム
JP5692807B2 (ja) 多缶設置ボイラ
JP5678614B2 (ja) プログラム、制御器、ボイラ及びボイラシステム
JP6220256B2 (ja) 多缶設置ボイラ
JP6220255B2 (ja) 多缶設置ボイラ
JP6115093B2 (ja) ボイラシステム
JP5672314B2 (ja) ボイラシステム
JP7140356B2 (ja) 多缶設置ボイラ
JP6289119B2 (ja) 送気弁を持った多缶設置ボイラ
JP6102505B2 (ja) ボイラシステム
JP6028608B2 (ja) ボイラシステム
JP2011179730A (ja) ボイラの多缶設置システム
JP5835842B2 (ja) 多缶設置ボイラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5465075

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees