JP5924070B2 - ボイラシステム - Google Patents
ボイラシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5924070B2 JP5924070B2 JP2012074119A JP2012074119A JP5924070B2 JP 5924070 B2 JP5924070 B2 JP 5924070B2 JP 2012074119 A JP2012074119 A JP 2012074119A JP 2012074119 A JP2012074119 A JP 2012074119A JP 5924070 B2 JP5924070 B2 JP 5924070B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boiler
- combustion
- steam
- steaming
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 213
- 238000010025 steaming Methods 0.000 claims description 54
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 claims description 14
- 238000010926 purge Methods 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 16
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 238000009530 blood pressure measurement Methods 0.000 description 4
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
また、ボイラ群において、要求される負荷が増加したことに伴って燃焼停止位置にあるボイラを起動する場合に、この燃焼停止位置にあるボイラが給蒸を開始するまでの間、既に給蒸を行っているボイラの燃焼位置を一時的に上位の燃焼位置に移行させてバックアップすることで、要求される負荷に対する追従性を向上させる技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
まず、本発明のボイラシステム1の全体構成につき、図1を参照しながら説明する。
ボイラシステム1は、複数(3台)のボイラ20を含むボイラ群2と、これら複数のボイラ20において生成された蒸気を集合させる蒸気ヘッダ6と、この蒸気ヘッダ6の内部の圧力を測定する蒸気圧センサ7と、ボイラ群2の燃焼状態を制御する制御部4を有する台数制御装置3と、を備える。
蒸気ヘッダ6は、蒸気管11を介してボイラ群2を構成する複数のボイラ20に接続されている。この蒸気ヘッダ6の下流側は、蒸気管12を介して蒸気使用設備18に接続されている。
蒸気ヘッダ6は、ボイラ群2で生成された蒸気を集合させて貯留することにより、複数のボイラ20の相互の圧力差及び圧力変動を調整し、圧力が調整された蒸気を蒸気使用設備18に供給する。
ボイラシステム1において要求される負荷(要求負荷)は、蒸気使用設備18における蒸気消費量である。台数制御装置3は、この蒸気消費量の変動に対応して生じる蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧の変動を、蒸気圧センサ7が測定する蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧(物理量)に基づいて算出し、ボイラ群2を構成する各ボイラ20の燃焼量を制御する。
本実施形態のボイラ20は、複数の段階的な燃焼位置を有する段階値制御ボイラからなる。段階値制御ボイラとは、燃焼を選択的にオン/オフしたり、炎の大きさを調整したりすること等により燃焼量を制御して、選択された燃焼位置に応じて燃焼量を段階的に増減可能なボイラである。
(1)連続パイロット燃焼状態:燃料としてガスを用い、パイロットバーナ及びメインバーナを有して構成されるガス焚きボイラにおいて、パイロットバーナを燃焼させることでボイラ20の内部における未燃ガスの滞留を防ぎ、燃焼指示を受けた場合に速やかにメインバーナに着火可能とされた状態。尚、連続パイロット燃焼状態は、少なくともメインバーナの燃焼が停止されている場合にパイロットバーナを燃焼させる状態をいう。即ち、連続パイロット燃焼状態は、メインバーナが燃焼しているときには、パイロットバーナの燃焼を停止させる場合を含む。
(2)微風パージ状態:燃料として油を用いる油焚きボイラにおいて、送風機を連続して駆動させてボイラ20(缶体)の内部への空気の供給を維持することで、ボイラ20の内部における気化した油成分の滞留を防ぎ、燃焼指示を受けた場合に速やかにバーナに着火可能とされた状態。尚、微風パージ状態には、バーナの燃焼時よりも弱い状態で送風機を運転する場合、及びバーナの燃焼時と同状態で送風機を運転する場合が含まれる。
(3)圧力保持状態:給蒸は行っていないがボイラ20の内部の圧力を保持し、燃焼指示を受けた場合に、速やかに給蒸を開始可能とされた状態。
本実施形態においては、図3に示すように、燃焼パターンは、ボイラを高燃焼位置で燃焼させる状態(高燃焼状態)にする場合を「H」、低燃焼位置で燃焼させる状態(低燃焼状態)にする場合を「L」、燃焼停止状態にする場合を「−」として示す。
燃焼パターンは、蒸気圧センサ7にて検出される蒸気圧が高くなるほど燃焼量が小さいパターンが選択され、蒸気圧が低下するほど燃焼量が大きいパターンが選択される。図3に示すように、本実施形態では、蒸気圧制御範囲は、A〜Gの7つの蒸気圧帯に区分される。そして、ボイラシステム1は、蒸気圧帯ごとに、対応する燃焼パターン、即ち、燃焼状態(燃焼位置)を設定しておき、蒸気圧がどの圧力帯に対応するかによって燃焼量を決定する。燃焼パターンは、7つの蒸気圧帯に対応して、7つ設定される。
ローカル制御部25は、要求負荷に応じてボイラ20の燃焼位置(燃焼状態)を変更させる。具体的には、ローカル制御部25は、信号線16を介して台数制御装置3から送信される台数制御信号に基づいて、又はローカル蒸気圧測定部27により測定されたボイラ20の内部の蒸気圧に基づいて、ボイラ20の燃焼状態を制御する。
また、ローカル制御部25は、台数制御装置3で用いられる信号を、信号線16を介して台数制御装置3に送信する。台数制御装置3で用いられる信号としては、ボイラ20の内部の蒸気圧、ボイラ20の実際の燃焼状態、及びその他のデータ等が挙げられる。
台数制御装置3は、蒸気圧センサ7からの蒸気圧信号に基づいて、要求負荷に応じたボイラ群2の必要燃焼量及び必要燃焼量に対応する各ボイラ20の燃焼位置(燃焼状態)を算出し、各ボイラ20のローカル制御部25に台数制御信号を送信する。
この台数制御装置3は、図1に示すように、記憶部5と、制御部4と、を備える。
ローカル制御部25は、制御部3から送信された台数制御信号に基づいて、対象ボイラ20の燃焼を開始させる。これにより、対象ボイラ20は、給蒸準備状態となる。
即ち、制御部4は、バックアップボイラ20のバックアップ燃焼により蒸気が供給されることにより、対象ボイラ20が給蒸を開始する前(低燃焼位置に移行する前)に蒸気圧センサ7にて測定される蒸気ヘッダ6の蒸気圧が閾値を上回った場合には、対象ボイラ20のローカル制御部25に、対象ボイラ20の燃焼を停止させる指示に代えて給蒸準備状態を保持させる指示を出す。これにより、対象ボイラ20は、燃焼停止状態とはならず、給蒸準備状態に維持される。
制御部4により、対象ボイラ20のローカル制御部25に圧力保持状態を維持させる指示が出された場合、ローカル制御部25は、対象ボイラ20のローカル蒸気圧測定部27により測定される蒸気圧が所定の範囲の正圧に維持されるように、対象ボイラ20の燃焼状態を制御する。尚、対象ボイラ20を圧力保持状態とする場合には、対象ボイラ20の蒸気圧は、給蒸が可能となる蒸気圧に近い圧力に維持されることが好ましい。
ここでは、図4(A)に示すように、ボイラ20の1号機〜3号機のそれぞれに「1」〜「3」の優先順位が割り当てられている場合において、1号機のボイラ20が低燃焼位置で燃焼し、2号機及び3号機のボイラ20が燃焼停止位置に位置している状態から、図4(B)に示すように、1号機〜3号機それぞれの優先順位が「3」、「1」、「2」の順に変更された場合に、要求負荷が増加した場合のボイラシステム1の動作について説明する。この状態では、蒸気圧センサ7により測定される蒸気ヘッダ6の蒸気圧は、図3に示す蒸気圧帯Bの範囲に位置している。
特に、ボイラ20において、高燃焼位置における燃焼量が低燃焼位置における燃焼量よりも大きく設定されている場合(ターンダウン比が大きい場合)、バックアップボイラ20によるバックアップ燃焼により短時間で蒸気ヘッダ6の蒸気圧が上昇するため、対象ボイラ20の起動及び停止の繰り返しが発生しやすい。そのため、ターンダウン比の大きいボイラ20によりボイラシステム1を構成した場合に、本実施形態の制御を適用することで、対象ボイラ20が給蒸状態に達することなく起動及び停止を繰り返すことを効果的に防げる。
例えば、本実施形態では、本発明のボイラシステム1を、3位置制御のボイラ20に適用したが、これに限らない。即ち、本発明のボイラシステム1を、4位置制御のボイラに適用してもよい。この場合、第1燃焼位置は、低燃焼位置に対応し、第2燃焼位置は、中燃焼位置に対応する。
2 ボイラ群
4 制御部
20 ボイラ
L 低燃焼位置(第1燃焼位置)
H 高燃焼位置(第2燃焼位置)
Claims (2)
- 第1燃焼位置及び該第1燃焼位置よりも高い燃焼位置である第2燃焼位置を含む複数の段階的な燃焼位置で燃焼可能なボイラを複数備え、複数の前記ボイラに優先順位が設定されたボイラ群と、該ボイラ群の燃焼状態を制御する制御部と、を備えるボイラシステムであって、
前記制御部は、
前記ボイラ群のうちのいずれかのボイラが前記第1燃焼位置に位置し、いずれかのボイラが給蒸を行っていない状態において、前記ボイラ群から発生する蒸気の圧力が所定の閾値を下回った場合に、給蒸を行っていない前記ボイラのうち前記優先順位の最も高いボイラに給蒸開始指示を出し、
前記給蒸開始指示を受けたボイラが給蒸を開始する前に前記ボイラ群から発生する蒸気の圧力が前記閾値を上回った場合に、前記給蒸開始指示が出されたボイラを、連続パイロット燃焼状態、微風パージ状態、圧力保持状態を含む給蒸準備状態に保持させるボイラシステム。 - 前記制御部は、前記給蒸開始指示を出した場合に、前記第1燃焼位置に位置しているボイラを前記第2燃焼位置に移行させ、
前記ボイラ群から発生する蒸気の圧力が前記閾値を上回った場合、又は前記給蒸開始指示を受けたボイラからの給蒸が開始された場合に、前記第2燃焼位置に位置しているボイラを前記第1燃焼位置に移行させる請求項1に記載のボイラシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012074119A JP5924070B2 (ja) | 2012-03-28 | 2012-03-28 | ボイラシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012074119A JP5924070B2 (ja) | 2012-03-28 | 2012-03-28 | ボイラシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013204906A JP2013204906A (ja) | 2013-10-07 |
JP5924070B2 true JP5924070B2 (ja) | 2016-05-25 |
Family
ID=49524191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012074119A Active JP5924070B2 (ja) | 2012-03-28 | 2012-03-28 | ボイラシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5924070B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11371238B2 (en) | 2017-12-06 | 2022-06-28 | Vector Foiltec | Device for draining a liquid, and building cladding element comprising such a device |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6220256B2 (ja) * | 2013-12-16 | 2017-10-25 | 株式会社サムソン | 多缶設置ボイラ |
JP6390154B2 (ja) * | 2014-05-02 | 2018-09-19 | 三浦工業株式会社 | ボイラシステム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0718527B2 (ja) * | 1989-12-15 | 1995-03-06 | 川重冷熱工業株式会社 | ボイラの制御方法 |
JPH06272802A (ja) * | 1993-03-25 | 1994-09-27 | Miura Co Ltd | 熱機器の台数制御装置 |
JP2002081605A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-22 | Miura Co Ltd | 熱機器の台数制御方法 |
JP4059728B2 (ja) * | 2002-08-01 | 2008-03-12 | 株式会社サムソン | 多缶設置ボイラ |
JP5465075B2 (ja) * | 2010-04-23 | 2014-04-09 | パナソニック株式会社 | 多缶設置ボイラシステムの制御方法 |
-
2012
- 2012-03-28 JP JP2012074119A patent/JP5924070B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11371238B2 (en) | 2017-12-06 | 2022-06-28 | Vector Foiltec | Device for draining a liquid, and building cladding element comprising such a device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013204906A (ja) | 2013-10-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5774381B2 (ja) | 排熱回収ボイラおよび発電プラント | |
JP6119505B2 (ja) | ボイラシステム | |
WO2014178410A1 (ja) | ボイラシステム | |
JP5924070B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP5665621B2 (ja) | 排熱回収ボイラおよび発電プラント | |
JP5534055B1 (ja) | ボイラシステム | |
JP5534062B1 (ja) | ボイラシステム | |
JP5942531B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP5838885B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP6550999B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP4529731B2 (ja) | ボイラ制御方法 | |
JP6194634B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP6142667B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP6102357B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP5537475B2 (ja) | 排熱回収ボイラおよび発電プラント | |
JP6028608B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP6303543B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP6528494B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP4326459B2 (ja) | バーナ制御装置 | |
JP6115093B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP5410921B2 (ja) | 多缶設置ボイラ | |
JP6330417B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP6314502B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP6743525B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP2014228170A (ja) | ボイラシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151006 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160322 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160404 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5924070 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |