JP5464179B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ミラーユニットおよび撮像装置に関する。
往復回動する可動ミラーを付勢する付勢部材に付勢力を蓄積した上で、可動ミラーを駆動する場合に付勢力を開放して回動速度を向上させる駆動機構がある(特許文献1参照)。
[特許文献1]特開2005−134765号公報
しかしながら、駆動力となるエネルギーを付勢部材に抗して蓄積するには、より出力が大きい駆動力源を用いることを余儀なくされる。
一態様においては、撮像装置は、観察位置と撮影位置との間を往復回動する可動ミラーと、回転アクチュエータの駆動力により付勢力を蓄積し、蓄積した付勢力を開放することにより、可動ミラーを観察位置から撮影位置へ回動させる第1駆動ばねと、可動ミラーの周囲を包囲する遮光壁と、遮光壁に設けられた開口を外部に対して連通させる開放位置と、開口を閉塞する閉塞位置との間を移動する遮光板と、遮光壁の外側に配され、遮光板が開放位置に移動した場合に、開口において可動ミラーに向かって露出する光学系と、遮光壁の外側に配され、遮光板が開放位置に移動した場合に、可動ミラーに入射した光の一部が光学系を通じて入射し、焦点位置を検出するためのセンサと、可動ミラーが観察位置にある場合に、入射した像光を撮像する撮像部と、回転アクチュエータの駆動力により付勢力を蓄積し、蓄積した付勢力を開放することにより、遮光板を閉塞位置から開放位置へ駆動する第2駆動ばねと、第1駆動ばねと第2駆動ばねとが付勢力を相補的に蓄積または開放するように第1駆動ばねおよび第2駆動ばねを連動させて、第1駆動ばねが付勢力を解放する期間に第2駆動ばねに付勢力を蓄積させ、第1駆動ばねが付勢力を蓄積する期間に第2駆動ばねに付勢力を開放させる連動部とを備え、連動部は、回転アクチュエータの駆動力により回動する第1ギアと、第1ギアに設けられた第1カムと、第1カムから駆動力を受ける第1カムフォロワが設けられ、回動することにより可動ミラーを回動させる第1レバーと、回転アクチュエータの駆動力により回動する第1ギアと連動して回動する第2ギアと、第2ギアに設けられた第2カムと、第2カムから駆動力を受ける第2カムフォロワが設けられ、回動することにより遮光板を移動させる第2レバーとを有し、第1駆動ばねが可動ミラーを観察位置から撮影位置に回動させる期間内に、遮光板は開放位置から閉塞位置に移動し、第2駆動ばねが遮光板を閉塞位置から開放位置に移動させる期間内に、可動ミラーは撮影位置から観察位置に回動し、第1カムは、第1ギアの回転軸を中心とするカムプロファイルを有し、第1カムのカムプロファイル表面と第1カムフォロワとが当接する位置と第1ギアの回転軸との間隔は、可動ミラーが観察位置にある状態から回転アクチュエータが第1方向に回動した場合に漸減し、可動ミラーが撮影位置にある状態から回転アクチュエータが第1方向とは反対の第2方向に回動した場合に漸増し、第2カムは、第2ギアの回転軸を中心とするカムプロファイルを有し、第2カムのカムプロファイル表面と第2カムフォロワとが当接する位置と第2ギアの回転軸との間隔は、可動ミラーが観察位置にある状態から回転アクチュエータが第1方向に回動した場合に漸増し、可動ミラーが撮影位置にある状態から回転アクチュエータが第2方向に回動した場合に漸減し、可動ミラーが観察位置にある場合に、第1レバーは、可動ミラーを観察位置から撮影位置に回動させる方向に第1駆動ばねによって付勢され、第1カムフォロワは、第1駆動ばねの付勢力によって第1カムに当接し、第1駆動ばねは引き延ばされることで、第1駆動ばねは第1レバーを付勢する付勢力を蓄積した状態にあり、可動ミラーが撮影位置にある場合に、第1駆動ばねは収縮することで第1駆動ばねは付勢力を開放した状態にあり、第1カムフォロワは、第1カムから離間しており、可動ミラーが撮影位置にある場合に、第2レバーは、遮光板を閉塞位置から開放位置に移動させる方向に第2駆動ばねによって付勢され、第2カムフォロワは、第2駆動ばねの付勢力によって第2カムに当接し、第2駆動ばねは、第2レバーを付勢する付勢力を蓄積した状態にあり、可動ミラーが観察位置にある場合に、第2駆動ばねは、付勢力を開放した状態にあり、第2カムフォロワは、第1カムから離間しており、回転アクチュエータは、可動ミラーを観察位置から撮影位置に回動させる場合に第1方向に回動し、可動ミラーが観察位置にある状態から回転アクチュエータが第1方向に回動することによって、第1駆動ばねは付勢力を開放しつつ第1カムフォロワを第1カムの漸減するカムプロファイル表面に当接させ、第1レバーは第1駆動ばねが開放する付勢力によって回動されて可動ミラーを撮影位置に向けて回動させ、可動ミラーが観察位置にある状態から回転アクチュエータが第1方向に回動することによって、第2カムフォロワが第2カムのカムプロファイル表面に当接した後、第1駆動ばねが可動ミラーを撮影位置に回動させる期間に、第2レバーは、第2カムフォロワが第2カムの漸増するカムプロファイル表面に当接しながら第2カムによって回動されて、第2駆動ばねに付勢力を蓄積させつつ、遮光板を閉塞位置に向けて回動させ、回転アクチュエータは、可動ミラーを撮影位置から観察位置に回動させる場合に第2方向に回動し、可動ミラーが観察位置にある状態から回転アクチュエータが第2方向に回動することによって、第2駆動ばねは付勢力を開放しつつ第2カムフォロワを第2カムの漸減するカムプロファイル表面に当接させ、第2レバーは第2駆動ばねが開放する付勢力によって回動されて遮光板を開放位置に向けて移動させ、可動ミラーが撮影位置にある状態から回転アクチュエータが第2方向に回動することによって、第1カムフォロワが第1カムのカムプロファイル表面に当接した後、第2駆動ばねが遮光板を開放位置に回動させる期間に、第1レバーは、第1カムフォロワが第1カムの漸増するカムプロファイル表面に当接しながら第1カムによって駆動され、第1駆動ばねを引き延ばして第1駆動ばねに付勢力を蓄積させつつ、可動ミラーを観察位置に向けて回動させ、第1駆動ばねに付勢力を蓄積させる期間に場合に回転アクチュエータが受ける負荷は、第2駆動ばねに付勢力を蓄積させる期間に回転アクチュエータが受ける負荷と等しく、遮光板が開放位置から閉塞位置に移動するまでの期間において、第2カムに生じるカムトルクは第1カムにおいて生じるカムトルクと平衡し、可動ミラーが撮影位置から観察位置に回動するまでの期間において、第1カムに生じるカムトルクは第2カムにおいて生じるカムトルクと平衡する。
上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。これら特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
一眼レフカメラ100の断面図である。 ミラーユニット401の部分的分解斜視図である。 ミラーユニット401の部分的斜視図である。 遮光板312周辺の斜視図である。 駆動部400の動作を説明する図である。 駆動部400の動作を輪列450の他方の面から示す図である。 駆動部400の動作を説明する図である。 駆動部400の動作を輪列450の他方の面から示す図である。 駆動部400の動作を説明する図である。 駆動部400の動作を輪列450の他方の面から示す図である。 カム回転角度とカムトルクの関係を示すグラフである。 ミラーユニット402の部分的斜視図である。 ミラーユニット402の部分的斜視図である。
下記に、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一眼レフカメラ100の模式的な断面図である。一眼レフカメラ100は、レンズユニット200およびカメラボディ300を含む。
なお、以降の記載では、一眼レフカメラ100において、カメラボディ300に対してレンズユニット200が装着されている側を「前」と記載する。また、カメラボディ300においてレンズユニット200が装着されている側の反対側を「後」と記載する。
レンズユニット200は、固定筒210、レンズ220、230、240、鏡筒CPU250およびレンズ側マウント部260を有する。固定筒210の後端には、レンズ側マウント部260が設けられる。レンズ側マウント部260は、カメラボディ300の前面に配されたボディ側マウント部360と嵌合することにより、レンズユニット200をカメラボディ300に対して結合する。
レンズ側マウント部260およびボディ側マウント部360の結合は予め定められた操作により解除できる。よって、同じ規格のレンズ側マウント部260を有するものであれば、他のレンズユニット200をカメラボディ300に装着できる。
複数のレンズ220、230、240は、固定筒210の内側で光軸Xに沿って配列されて光学系を形成する。レンズ220、230、240の一部または全部は、光軸Xに沿って移動する。これにより、光学系の焦点距離および焦点位置が変化する。
鏡筒CPU250は、レンズユニット200の制御を司ると共に、カメラボディ300の本体CPU322との通信を担う。これにより、カメラボディ300に装着されたレンズユニット200は、カメラボディ300と連携して動作する。
カメラボディ300において、ボディ側マウント部360を挟んでレンズユニット200の後方にはミラーユニット401が配される。ミラーユニット401は、メインミラー保持枠381およびメインミラー382を含む。メインミラー保持枠381は、メインミラー382を保持しつつ、メインミラー回動軸383により後端側を軸支される。
メインミラー保持枠381が図中反時計回りに回動して位置決めピン384に当接した場合、メインミラー382は観察位置に位置決めされる。観察位置にあるメインミラー382は、レンズユニット200の光学系を通じて入射した像光の光軸Xを斜めに横切る。
また、ミラーユニット401は、サブミラー保持枠385およびサブミラー386も含む。サブミラー保持枠385は、サブミラー386を保持しつつ、サブミラー回動軸387によりメインミラー保持枠381から軸支される。
これにより、サブミラー386は、メインミラー保持枠381に対して回動する。メインミラー保持枠381が回動した場合、サブミラー386およびサブミラー保持枠385はメインミラー保持枠381と共に移動しつつ、メインミラー保持枠381に対して回動する。
観察位置にあるメインミラー382に入射した像光の一部は、メインミラー382の一部に形成されたハーフミラー領域を透過して観察位置にあるサブミラー386に入射する。サブミラー386に入射した像光は合焦光学系390に向かって反射され、ミラーユニット401の下方に配された合焦光学系390を通じて合焦位置センサ392に入射する。
合焦位置センサ392は、レンズユニット200の光学系におけるデフォーカス量を検出して、本体CPU322に通知する。本体CPU322は、鏡筒CPU250と通信して、検知されたデフォーカス量を打ち消すように、レンズ220、230、240のいずれかを移動させる。こうして、レンズユニット200は、像光により形成された被写体像を撮像素子370の撮像面に形成できる状態になる。
メインミラー382およびサブミラー386の周囲は、上方のフォーカシングスクリーン346、後方のフォーカルプレーンシャッタ310、および、下方の遮光壁380により包囲される。また、図1の紙面に対して手前側および奥側においても、遮光壁380がメインミラー382およびサブミラー386を包囲する。
これにより、メインミラー382およびサブミラー386に対する入射光束は、ボディ側マウント部360を通じて入射した像光に制限される。遮光壁380の内面は反射防止処理され、ミラーユニット401内で生じた散乱光が撮影画像にフレア等を生じることを防止する。
更に、遮光壁380の底面には遮光板312が配される。遮光板312の前縁は、遮光板回動軸313により回動可能に軸支される。図中に実線で示すように、遮光板312が立ち上がって遮光壁380底面の開口379を開いている場合、合焦光学系390の入射端がサブミラー386に向かって露出する。また、図中に点線で示すように、遮光板312が倒れて水平になった場合、遮光板312は開口379を閉じて、サブミラー386から合焦光学系390を隠蔽する。
観察位置にあるメインミラー382は、入射した像光の多くをフォーカシングスクリーン346に向かって反射する。フォーカシングスクリーン346は、撮像素子370の撮像面と光学的に共役な位置に配され、レンズユニット200の光学系が像光から形成した像を可視化する。
メインミラー382側から見てフォーカシングスクリーン346の更に上方にはペンタプリズム344が配される。ペンタプリズム344の後方にはファインダ光学系342が配される。ファインダ光学系342の後端は、カメラボディ300の背面にファインダ340として露出する。
フォーカシングスクリーン346に結ばれた被写体像は、ペンタプリズム344およびファインダ光学系342を通じてファインダ340から観察される。ペンタプリズム344を通じた被写体像は、ファインダ340から正立正像として観察される。
また、ペンタプリズム344から射出される被写体光束の一部は、ファインダ光学系342の上方に配された測光センサ350に受光される。測光センサ350は、入射光束の輝度、色分布等を検出する。
ミラーユニット401の後方には、フォーカルプレーンシャッタ310、光学フィルタ372および撮像素子370が順次配される。フォーカルプレーンシャッタ310は、個別に開閉する先幕および後幕を有する。
光学フィルタ372は、撮像素子370の直前に設置され、撮像素子370に入射した像光から可視帯域外の成分を除去する。また、光学フィルタ372は、撮像素子370の表面を保護する。
更に、光学フィルタ372は、ローパスフィルタとして像光の空間周波数を低下させる。これにより、撮像素子370のナイキスト周波数を越える空間周波数を有する像光が撮像素子370に入射した場合に生じるモアレが抑制される。
光学フィルタ372の背後に配される撮像素子370は、CCDセンサ、CMOSセンサなどの光電変換素子により形成される。撮像素子370の更に背後には、主基板320、背面表示部330が順次配される。主基板320には、本体CPU322および画像処理部324等が実装される。背面表示部330は、液晶表示板等により形成され、カメラボディ300の背面に露出する。
上記のような一眼レフカメラ100においては、メインミラー382を観察状態にして撮影に待機する。よって、ユーザは、レンズユニット200の光学系を通じて像光が形成する像をファインダ340から観察して撮影対象を決定できる。
この状態からレリーズボタンが半押し状態になると、測光センサ350は、入射光束から被写体輝度を検出する。本体CPU322は、検出された被写体輝度に応じて、絞り値、シャッタ速度、ISO感度等の撮像条件を算出する。
これにより、一眼レフカメラ100は、適切な撮影条件で被写体を撮影できる状態になる。また、一眼レフカメラ100の動作モードによっては、レリーズボタンが半押し状態になったことを契機としてレンズユニット200の光学系を合焦させる場合もある。
レリーズボタンが全押し状態になると、メインミラー保持枠381はメインミラー382と共に図中時計回りに回動し、緩衝部材388に当接して、撮影位置に停止する。緩衝部材388は、弾性を有する材料で形成され、メインミラー保持枠381が当接した場合の衝撃を緩和する。こうして、メインミラー382は、レンズユニット200の光学系を通じて入射した被写体光束の光路から退避する。
メインミラー382が撮影位置に向かって回動する場合、サブミラー保持枠385も、メインミラー保持枠381と共に上昇すると共に、サブミラー回動軸387の回りに回動して、撮影位置において略水平に停止する。これにより、サブミラー386も、被写体光束の光路から退避する。
メインミラー382およびサブミラー386が撮影位置に移動すると、カメラボディ300においてはフォーカルプレーンシャッタ310の先幕が開いて画枠が開放される。これにより、レンズユニット200の光学系を通じて入射した入射光束は、光学フィルタ372を透過して撮像素子370に受光される。
撮影が完了すると、フォーカルプレーンシャッタ310において後幕が画枠を遮蔽し、メインミラー382およびサブミラー386は再び観察位置に復帰する。このように、メインミラー382およびサブミラー386は、観察位置と撮影位置との間を往復回動する。
なお、メインミラー382の撮影位置は、観察位置よりも図中で高い位置にある。よって、メインミラー382が観察位置から撮影位置に向かって回動する動作を、「上昇する」と記載する場合がある。同様の理由で、メインミラー382が撮影位置から観察位置に向かって回動する動作を「降下する」と記載する場合がある。
上記のようなメインミラー382の往復回動に伴い、遮光板312も往復回動する。即ち、メインミラー382が観察位置にある場合、遮光板312は開放位置にあり、開口379の内側に合焦光学系390の一端が露出する。よって、既に説明した通り、合焦位置センサ392が有効になり、レンズユニット200の光学系を合焦させることができる。
一方、メインミラー382が撮影位置にある場合、遮光板312は回動して閉塞位置に移動する。これにより、合焦光学系390の入射端はミラーユニット401内の像光から遮蔽される。よって、合焦光学系390により像光が散乱され、撮影画像に影響を与えることが防止される。
図2は、ミラーユニット401の部分的分解斜視図であり、ミラーユニット401を、一眼レフカメラ100の斜め前方から見た様子を示す。図2において図1と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
ミラーユニット401は、図1に示したメインミラー保持枠381、メインミラー382、遮光板312等に加えて、図1の断面には表れていなかった駆動部400を有する。駆動部400は、図1の紙面に対して手前側であって、メインミラー382の側方に配される。
駆動部400は、回転アクチュエータ430、輪列450、ミラー駆動レバー480および遮光板駆動レバー470を含む。回転アクチュエータ430は、供給する駆動電流の極性に応じて、駆動軸432を正転または逆転させることができる。駆動軸432の先端にはピニオンギヤ434が装着され、回転駆動力を外部に伝達する。
輪列450は、中継ギヤ452、ミラー駆動ギヤ456および付属物駆動ギヤ458を有する。中継ギヤ452、ミラー駆動ギヤ456および付属物駆動ギヤ458は、板金により形成された駆動部フレーム410から、駆動軸432と平行な回転軸により軸支される。
中継ギヤ452は、歯数の多い大径ギヤ451と、歯数の少ない小径ギヤ453とを同軸且つ一体的に有する。駆動軸432の回転駆動力は、ピニオンギヤ434から大径ギヤ451に伝達される。
小径ギヤ453はミラー駆動ギヤ456に噛み合い、ミラー駆動ギヤ456は付属物駆動ギヤ458に噛み合う。よって、中継ギヤ452の回転は、ミラー駆動ギヤ456および付属物駆動ギヤ458に順次伝達される。回転駆動力は、中継ギヤ452で減速されるので、ミラー駆動ギヤ456および付属物駆動ギヤ458は大きな駆動トルクで駆動される。
ここで、ミラー駆動ギヤ456および付属物駆動ギヤ458は互いに直接に噛み合う。よって、ミラー駆動ギヤ456および付属物駆動ギヤ458は、互いに連動して回転する。また、ミラー駆動ギヤ456および付属物駆動ギヤ458の回転方向は互いに反対になる。
なお、ミラー駆動ギヤ456は、側面から隆起したセクタ状のバンパ454を一体的に有する。ミラー駆動ギヤ456の側方には、バンパ454と同軸なセクタ状のストッパ440が配される。ストッパ440はカバー420に対して固定される。
よって、ミラー駆動ギヤ456は、バンパ454がストッパ440に当接した場合に回転を規制される。これにより、ミラー駆動ギヤ456は、バンパ454がストッパ440の図中上面に当接した位置から、ストッパ440の図中下面に当接する位置までの範囲を往復回動する。付属物駆動ギヤ458は、ミラー駆動ギヤ456と噛み合って連動するので、付属物駆動ギヤ458もミラー駆動ギヤ456と連動して回転できる範囲を往復回動する。
付属物駆動ギヤ458は、回転軸方向に離間して、付属物駆動ギヤ458と同軸に配された検出板459を有する。検出板459は、セクタ状の形状を有し、往復回動範囲の両端付近を除いて、付属物駆動ギヤ458の後方に配されたフォトインタラプタ460の検出光を遮断する。よって、フォトインタラプタ460が検出光を検出した場合に回転アクチュエータ430への駆動電流の供給を遮断することにより、無駄な電力消費を防止できる。
これらピニオンギヤ434、中継ギヤ452、ミラー駆動ギヤ456および付属物駆動ギヤ458を含む輪列450は、駆動部フレーム410と共に筐体を形成するカバー420に収容される。回転アクチュエータ430は、カバー420の外面に固定される。
遮光板駆動レバー470は、遮光板312の側方に、一眼レフカメラ100の前後方向に配される。遮光板駆動レバー470は、遮光板回動軸313と平行なレバー回動軸472により前端を軸支される。遮光板駆動レバー470後端の図中上面には、上方に配されたカムから駆動力を受けるカムフォロワ474が設けられる。
また、遮光板駆動レバー470は、レバー回動軸472の回りに装着された遮光板駆動ばね479により、レバー回動軸472の回りを図中反時計回りに回動する方向に付勢される。一方、遮光板312は、遮光板回動軸313に装着された遮光板付勢ばね314により、遮光板312が図中反時計回りに回動して開く方向に付勢されている。
ミラー駆動レバー480は、メインミラー保持枠381の側方に、一眼レフカメラ100の前後方向に配される。ミラー駆動レバー480は、メインミラー回動軸383と平行なレバー回動軸482により前端を軸支される。ミラー駆動レバー480後端の図中上面には、上方に配されたカムから駆動力を受けるカムフォロワ484が設けられる。
また、ミラー駆動レバー480は、ミラー駆動ばね489により、レバー回動軸482の回りを図中反時計回りに回動する方向に付勢される。一方、メインミラー保持枠381は、メインミラー保持枠381の側面からメインミラー回動軸383と平行に突出したミラー駆動ピン391を有する。
ミラー駆動ピン391は、カムフォロワ484に隣接してミラー駆動レバー480に設けられた駆動力伝達部486において、ミラー駆動レバー480と係合する。ミラー駆動ピン391に装着されたミラー付勢ばね389は、メインミラー保持枠381が図中反時計回りに回動して、メインミラー382が降下する方向に、メインミラー保持枠381を付勢する。
よって、メインミラー保持枠381は、ミラー駆動レバー480から駆動力を受けていない場合は、メインミラー382を観察位置に向かって降下させるべく、ミラー付勢ばね389の付勢力に従って図中反時計回りに回動する。これにより、ミラー駆動ピン391は、駆動力伝達部486を通じてミラー駆動レバー480を押し下げる。
しかしながら、ミラー駆動ばね489の付勢力がミラー駆動レバー480に作用した場合、ミラー駆動ばね489は、ミラー付勢ばね389の付勢力に打ち勝ってミラー駆動レバー480を図中時計回りに回動させる。これにより、ミラー駆動ピン391が駆動力伝達部486により押し上げられ、メインミラー保持枠381は、図中時計回りに回動する。換言すれば、ミラー駆動ばね489は、ミラー付勢ばね389の付勢力に抗してミラー駆動レバー480を回動させる付勢力を有する。
図3は、ミラーユニット401の部分的斜視図であり、ミラーユニット401を、一眼レフカメラ100の斜め後方から見た様子を示す。図3において図1および図2と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図2に示した状態に対して、ミラー駆動ギヤ456の裏面にはミラー駆動カム455が配される。ミラー駆動カム455は、ミラー駆動ギヤ456の回転軸を中心とする対数渦巻線様のカムプロファイルを有する。よって、ミラー駆動ギヤ456の回転に応じて、ミラー駆動ギヤ456の回動軸とカムプロファイル表面との径方向の間隔が変化する。
ミラー駆動レバー480の端部に形成されたカムフォロワ474は、ミラー駆動ギヤ456に形成されたミラー駆動カム455に対して下方から当接する。よって、ミラー駆動ギヤ456が回動してカムプロファイルの回動軸に対する間隔が拡がった場合、カムフォロワ474は上方から押し下げられる。
一方、ミラー駆動レバー480の駆動力伝達部486は、メインミラー保持枠381のミラー駆動ピン391に対して下方から当接する。よって、ミラー駆動レバー480は、ミラー付勢ばね389の付勢力に抗して、メインミラー保持枠381を上昇させる方向に駆動する。
よって、ミラー駆動カム455の径が漸増する方向にミラー駆動ギヤ456が回動する場合、メインミラー駆動レバー480のカムフォロワ484は押し下げられる。これにより、メインミラー駆動レバー480は、ミラー駆動ばね489の付勢力に抗して回動する。また、ミラー駆動カム455の径が漸減する方向にミラー駆動ギヤ456が回動する場合、メインミラー駆動レバー480は、ミラー駆動ばね489の付勢力に従って回動する。
なお、図3は、遮光板312が、遮光板回動軸313の周囲から方向に突出する遮光板係合レバー315を有することも示す。また、遮光板係合レバー315が遮光板駆動ピン476に係合することを示す。更に、付属物駆動ギヤ458の側面にも、付属物駆動カム457が設けられていることを示す。
付属物駆動カム457も、ミラー駆動カム455に似たカムプロファイルを有する。これに対して、遮光板駆動レバー470のカムフォロワ474は、付属物駆動カム457の下方に位置する。よって、付属物駆動ギヤ458が回動して付属物駆動カム457の径が増加した場合は、カムフォロワ474の上面に対してカムプロファイルが当接する。
更に、付属物駆動カム457の径が漸増する方向に付属物駆動ギヤ458が回動する場合、遮光板駆動レバー470のカムフォロワ474が押し下げられる。これにより、遮光板駆動レバー470は、遮光板駆動ばね479の付勢力に抗して回動する。
また、付属物駆動カム457の径が漸減する方向に付属物駆動ギヤ458が回動した場合、遮光板駆動レバー470は、遮光板駆動ばね479の付勢力に従って回動する。このように、付属物駆動ギヤ458および付属物駆動カム457は、ミラーユニット401に付属する遮光板312および遮光板駆動レバー470を作動物として駆動する。
図4は、遮光板312および遮光板駆動レバー470を抜き出して示す斜視図であり、一眼レフカメラ100の斜め前方から見た様子を示す。図4において、図1から図3までと共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図示のように遮光板駆動ピン476は、遮光板駆動レバー470から、レバー回動軸472と平行に、遮光板312の中央に向かって突出する。遮光板駆動ピン476の先端部は、遮光板係合レバー315に対して上方から当接する。
遮光板312は、遮光板付勢ばね314により起立して開く方向に付勢される。これに対して、遮光板駆動ピン476は、遮光板付勢ばね314の付勢力に抗して遮光板係合レバー315を押し下げて遮光板312を回動させ、遮光板312を閉鎖する方向に駆動する
図5は、駆動部400の動作を、ミラー駆動ギヤ456、付属物駆動ギヤ458、遮光板駆動レバー470およびミラー駆動レバー480の位置関係により模式的に示す図である。図5は、メインミラー382側から駆動部400を見た様子を示す。図1から図4までに示したミラーユニット401と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図5は、図1に実線で示した状態に対応する。即ち、ミラーユニット401において、メインミラー382は観察位置にある。よって、メインミラー382は、カメラボディ300に対する入射光束に対して斜設される。また、遮光板312は開放位置にあり、合焦光学系390が遮光壁380に対してメインミラー382側に露出する。
このとき、ミラー駆動レバー480は、その回動範囲において、図中反時計回りに回動し切った状態にある。ミラー駆動ばね489は引き延ばされて、ミラー駆動ギヤ456の動作周期内で最大の弾性エネルギーを蓄積した状態にある。これにより、メインミラー保持枠381は、ミラー付勢ばね389の付勢力に抗して降下され、位置決めピン384に当接して観察位置にとどめられる。
引き延ばされたミラー駆動ばね489の付勢力は、ミラー駆動レバー480のカムフォロワ484を押すミラー駆動カム455により保持されている。このため、カムフォロワ484は、ミラー駆動カム455の径が大きい部分に当接している。
一方、遮光板駆動レバー470は、その回動範囲において、図中時計回りに回動し切った状態にある。遮光板駆動ばね479は付勢力を開放した状態にある。
遮光板駆動ばね479の開放された付勢力は、遮光板駆動レバー470を図中時計回りに回動させ、カムフォロワ474を上昇させている。ただし、付属物駆動カム457のカムプロファイルは、最も小径の部分がカムフォロワ484に対面しており、カムフォロワ484は、付属物駆動カム457のカムプロファイルから離間している。
このように、ミラーユニット401において、付属物駆動ギヤ458および付属物駆動カム457は、ミラーユニット401に付属する遮光板312および遮光板駆動レバー470を作動物として駆動する。
図6は、図5に示した状態の駆動部400を、メインミラー382と反対側から見た様子を示す。図5と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図示の状態においては、ミラー駆動ギヤ456の裏面において、バンパ454がストッパ440の上面に当接している。よって、ミラー駆動ギヤ456が、図示の状態よりも図中反時計回りに回動することはない。
また、付属物駆動ギヤ458の裏面においては、検出板459がフォトインタラプタ460から抜け出ており、フォトインタラプタ460は検出光を検出する。このように、バンパ454がストッパ440に当接している場合、フォトインタラプタ460が検出光を検出したことを契機として回転アクチュエータ430への駆動電流の供給を停止することにより、消費電力を抑制できると共に駆動部400への過負荷を防止できる。
図7は、駆動部400の動作を、図5と同じ視点から示す図である。図5および図6と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図7は、図1に点線で示した状態に対応する。即ち、ミラーユニット401において、メインミラー382は撮影位置にあり、遮光板312は閉塞位置に在って合焦光学系390をメインミラー382側から隠蔽している。
このとき、ミラー駆動レバー480は、その回動範囲において、図中時計回りに回動し切った状態にある。ミラー駆動ばね489は付勢力を開放して収縮した状態にある。
ミラー駆動ばね489の開放された付勢力は、ミラー駆動レバー480を図中時計回りに回動させ、カムフォロワ484を上昇させている。ただし、ミラー駆動カム455のカムプロファイルは、最も小径の部分がカムフォロワ474に対面しており、カムフォロワ474は、ミラー駆動カム455のカムプロファイルから離間している。
一方、遮光板駆動レバー470は、その回動範囲において、図中反時計回りに回動し切った状態にある。遮光板駆動ばね479は端部を近接させて付勢力を蓄積した状態にある。これにより、遮光板312は、遮光板付勢ばね314の付勢力に抗して倒され、遮光壁380の底面を閉塞して合焦光学系390を隠蔽する。
蓄積された遮光板駆動ばね479の付勢力は、遮光板駆動レバー470のカムフォロワ474を押す付属物駆動カム457により保持されている。このため、カムフォロワ474は、付属物駆動カム457の径が大きい部分に当接している。
図8は、図7に示した状態の駆動部400を、メインミラー382とは反対側から見た様子を示す。図7と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図示の状態においては、ミラー駆動ギヤ456の裏面において、バンパ454がストッパ440の下面に当接している。よって、ミラー駆動ギヤ456が、図示の状態よりも図中時計回りに回動することはない。
また、付属物駆動ギヤ458の裏面においては、検出板459がフォトインタラプタ460から抜け出ており、フォトインタラプタ460は検出光を検出する。このように、バンパ454がストッパ440に当接している場合、フォトインタラプタ460が検出光を検出したことを契機として回転アクチュエータ430への駆動電流の供給を停止することにより、消費電力を抑制できると共に駆動部400への過負荷を防止できる。
図9は、駆動部400の動作を、図5および図7と同じ視点から示す図である。図5から図8までと共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図9は、図5に示した状態と図7に示した状態との中間の状態を示す。ただし、図9に示す状態は、メインミラー382が観察位置から撮影位置に移動する場合と、撮影位置から観察位置に移動する場合とにそれぞれ出現する。
ミラーユニット401において、メインミラー382が観察位置から撮影位置に移動する過程、即ち、駆動部400が図5に示した状態から図7に示した状態に遷移する場合、矢印Aにより示すように、ミラー駆動ギヤ456は図中反時計回りに回動する。
即ち、ミラー駆動ギヤ456が図中反時計回りに回動する場合、ミラー駆動レバー480のカムフォロワ484が当接するカムプロファイルの径は、ミラー駆動ギヤ456の回動に従って漸減する。これにより、カムフォロワ484が上昇し、ミラー駆動レバー480はミラー駆動ばね489の付勢力を開放しつつ図中時計回りに回動する。よって、メインミラー保持枠381は、ミラー駆動ピン391を押し上げられ、ミラー付勢ばね389の付勢力に抗して、撮影位置に向かって上昇する。
また、ミラー駆動ギヤ456が図中反時計回りに回動する場合、付属物駆動ギヤ458は、連動して時計回りに回動する。これにより、遮光板駆動レバー470のカムフォロワ474が当接するカムプロファイルの径は、付属物駆動ギヤ458の回動に従って漸増する。
よって、カムフォロワ474は、遮光板駆動ばね479の付勢力に抗して押し下げられ、遮光板駆動ピン476が、遮光板係合レバー315を押し下げる。これにより、遮光板312は、遮光板付勢ばね314の付勢力に抗して閉塞位置に移動して合焦光学系390を隠蔽する。
このように、メインミラー382が観察位置から撮影位置に移動する場合、ミラー駆動レバー480は、ミラー駆動ばね489が開放する付勢力によりメインミラー保持枠381を回動させる。また、遮光板駆動レバー470は、ミラー駆動ギヤ456がメインミラー382を上昇させるべく回転している場合に、遮光板駆動ばね479に付勢力を蓄積しつつ遮光板312を閉鎖する。よって、開放されるミラー駆動ばね489の付勢力により、遮光板駆動ばね479に付勢力を蓄積する回転アクチュエータ430の負荷が軽減される。
換言すれば、回転アクチュエータ430にかかる負荷が抑制されるので、より小さく小出力の回転アクチュエータ430を用いることができる。これにより、ミラーユニット401を小型化、低コスト化および静音化できる。
また、ミラーユニット401において、メインミラー382が撮影位置から観察位置に移動する過程、即ち、駆動部400が図7に示した状態から図5に示した状態に遷移する場合、矢印Bにより示すように、ミラー駆動ギヤ456は図中時計回りに回動する。
ミラー駆動ギヤ456が図中時計回りに回動する場合、ミラー駆動レバー480のカムフォロワ484が当接するカムプロファイルの径は、ミラー駆動ギヤ456の回動に従って漸増する。これにより、カムフォロワ484が降下し、ミラー駆動レバー480はミラー駆動ばね489に付勢力を蓄積しつつ図中反時計回りに回動する。よって、メインミラー保持枠381は、ミラー付勢ばね389の付勢力により観察位置に向かって降下する。
また、ミラー駆動ギヤ456が図中時計回りに回動する場合、付属物駆動ギヤ458は、連動して反時計回りに回動する。これにより、遮光板駆動レバー470のカムフォロワ474が当接するカムプロファイルの径は、付属物駆動ギヤ458の回動に従って漸減増する。
よって、カムフォロワ474は、遮光板駆動ばね479の付勢力を開放しつつ上昇する。これにより、遮光板312は、遮光板付勢ばね314の付勢力により開口379を開放させて合焦光学系390をサブミラー386に向かって露出させる。
このように、メインミラー382が観察位置から撮影位置に移動する場合、ミラー駆動レバー480がミラー駆動ばね489の付勢力を開放しつつ、遮光板駆動レバー470が遮光板駆動ばね479の付勢力を蓄積する。ミラー駆動レバー480を駆動するミラー駆動ギヤ456と、遮光板駆動レバー470を駆動する付属物駆動ギヤ458は互いに噛み合って連動するので、遮光板駆動ばね479に付勢力を蓄積する回転アクチュエータ430の負荷は、ミラー駆動ばね489が開放する付勢力により軽減される。
また、メインミラー382が撮影位置から観察位置に移動する場合、ミラー駆動レバー480がミラー駆動ばね489に付勢力を蓄積しつつ、遮光板駆動レバー470が遮光板駆動ばね479の付勢力を開放させる。よって、互いに噛み合って連動する遮光板駆動レバー470および付属物駆動ギヤ458において、ミラー駆動ばね489に付勢力を蓄積する回転アクチュエータ430の負荷は、遮光板駆動ばね479が開放する付勢力により軽減される。
換言すれば、回転アクチュエータ430にかかる負荷が抑制されるので、より小さく小出力の回転アクチュエータ430を用いることができる。これにより、ミラーユニット401を小型化、低コスト化および静音化できる。
図10は、図9に示した状態の駆動部400を、メインミラー382と反対側から見た様子を示す。図9と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図示の状態においては、ミラー駆動ギヤ456の裏面において、バンパ454はストッパ440の上面および下面から離間している。よって、ミラー駆動ギヤ456は、ストッパ440に規制されることなく回動できる。
また、付属物駆動ギヤ458の裏面においては、検出板459がフォトインタラプタ460を遮っている。よって、フォトインタラプタ460は検出光を検出しない。よって、正転または逆転させるべく回転アクチュエータ430に駆動電流の供給することができる。
図11は、ミラー駆動カム455および付属物駆動カム457のそれぞれにおけるカムトルクと回転角度の関係を比較して示すグラフである。ミラー駆動カム455は、メインミラー保持枠381、メインミラー382、サブミラー保持枠385、サブミラー386等の複数の部材を駆動対象とする。これに対して、付属物駆動カム457は、単独の遮光板312を駆動する。よって、それぞれを駆動する場合に駆動部400に求められる仕事量は異なる。
しかしながら、ミラーユニット401を含む駆動部400においては、付属物駆動ばね479とミラー駆動ばね489とが付勢力を相補的に蓄積または開放する。よって、遮光板駆動レバー470およびミラー駆動レバー480の各々のレバー比、付属物駆動ばね479およびミラー駆動ばね489の各々の強さ等を調整して、ミラー駆動カム455のカムトルクと付属物駆動カム457のカムトルクを平衡させることが好ましい。
よって、例えば、まず、ミラー駆動カム455がミラー駆動ばね489に弾性エネルギーを効率よく蓄積するようにミラー駆動カム455のプロファイルを決定する。次いで、ミラー駆動カム455において生じるカムトルクに見合ったカムトルクが付属物駆動カム457において生じるように、遮光板駆動レバー470のレバー比、遮光板駆動ばね479の強さ等を調整する。こうして、ミラー駆動ばね489または遮光板駆動ばね479に弾性エネルギーを蓄積させる場合に、回転アクチュエータ430を効率よく動作させることができる。
図12は、他の構造を有するミラーユニット402を斜め後方から見上げた様子を示す部分的斜視図である。下記に説明する部分を除くと、ミラーユニット402は、ミラーユニット401と同じ構造を有する。また、図12は、図5に示した場合と同様に、ミラー駆動レバー480のカムフォロワ484が下がり切ってメインミラー382が観察位置にある状態を示す。よって、共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
ミラーユニット402は、ミラーユニット401の遮光板312および遮光板駆動レバー470に換えて、位置決めピン駆動レバー490を有する。位置決めピン駆動レバー490は、ミラーユニット402に付属する付属物として、付属物駆動ギヤ458および付属物駆動カム457により駆動される。
位置決めピン駆動レバー490の一端は、遮光板駆動レバー470と同様に、メインミラー回動軸383と平行なレバー回動軸492の回りに回動可能に、駆動部フレーム410から支持される。位置決めピン駆動レバー490は、レバー回動軸492の周囲に装着された位置決めピン駆動ばね499により、図中時計回りに付勢される。
位置決めピン駆動レバー490の他端は、位置決めピン駆動レバー490と一体的に形成されたカムフォロワ494を有する。カムフォロワ494は、付属物駆動ギヤ458と一体的に形成された付属物駆動カム457に対して、図中下方から当接する。位置決めピン駆動レバー490は位置決めピン駆動ばね499により付勢されているので、カムフォロワ494は、付属物駆動カム457のカムプロファイル面に押し付けられる。
また、メインミラー382が観察位置にある場合、位置決めピン駆動レバー490のカムフォロワ494は、付属物駆動カム457のカムプロファイルが小径になる位置に対面する。位置決めピン駆動レバー490が図中時計回りに回り切った場合、カムフォロワ494は偏芯ピン496に当接する。よって、位置決めピン駆動レバー490の停止位置は、偏芯ピン496の周面の位置により規定される。
偏芯ピン496は、円筒状の周面の中心からずれた回動軸の回りに回動させることができ、また、固定することができる。よって、偏芯ピン496を回動させることにより周面を変位させて、位置決めピン駆動レバー490の停止位置を調整することができる。
更に、位置決めピン駆動レバー490においてレバー回動軸492およびカムフォロワ494の中間に位置決めピン384が配される。位置決めピン384は、メインミラー回動軸383と平行に延在し、位置決めピン駆動レバー490の側面から、ミラーユニット402の内側に向かって突出する。
また、位置決めピン384は、位置決めピン駆動レバー490と一体的に形成されており、位置決めピン駆動レバー490がレバー回動軸492の回りに回動した場合に、位置決めピン駆動レバー490の回動量に応じて昇降する。これにより、位置決めピン384は、ミラーユニット402に入射した像光の光路内と光路外との間を移動する。
このように、メインミラー保持枠381が降下してメインミラー382が観察位置にある場合、位置決めピン駆動レバー490は位置決めピン駆動ばね499に付勢力により図中時計回りに回動すべく付勢され、カムフォロワ494を偏芯ピン496に当接させて停止する。このため、位置決めピン384は、像光の光路内であって、偏芯ピン496により予め調整された位置に在って、メインミラー保持枠381の停止位置を規定する。
図13は、ミラーユニット402の他の状態を示す部分的斜視図である。即ち、図13は、図7に示した場合と同様に、ミラー駆動レバー480のカムフォロワ484が上がり切ってメインミラー382が撮影位置にある状態を斜め後方から見上げた様子を示す。図12と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
メインミラー382が撮影位置にある場合、位置決めピン駆動レバー490のカムフォロワ494は、付属物駆動カム457のカムプロファイルが大径になる位置に対面する。よって、カムフォロワ494は図中下方に押し下げられ、位置決めピン駆動レバー490はその回動範囲で反時計回りに回り切った位置にある。
位置決めピン駆動レバー490において、位置決めピン384は、レバー回動軸492およびカムフォロワ494の中間に配される。よって、位置決めピン駆動レバー490が図中反時計回りに回動した場合、位置決めピン384は降下する。よって、メインミラー382が撮影位置に到達した場合、位置決めピン384は、像光の光路の外へ退避する。
このように、メインミラー382が観察位置から撮影位置に向かって移動した場合、位置決めピン384は像光の光路から退避する。これにより、一眼レフカメラ100が撮影動作を実行する期間に、位置決めピン384が像光を散乱させることが防止される。
また、付属物駆動ギヤ458は、付属物として遮光板駆動レバー470を駆動する場合と同様に、メインミラー382が観察位置から撮影位置へ移動する期間、即ち、ミラー駆動ばね489の付勢力が開放される期間に、位置決めピン駆動ばね499の付勢力に抗して位置決めピン駆動レバー490を駆動する。よって、ミラー駆動ばね489の付勢力により、回転アクチュエータ430の負荷が軽減される。
逆に、メインミラー382が撮影位置から観察位置へ移動する期間、即ち、ミラー駆動カム455がミラー駆動レバー480を駆動してミラー駆動ばね489の付勢力、即ち弾性エネルギーを蓄積する期間に、位置決めピン駆動レバー490は、位置決めピン駆動ばね499の付勢力を開放しつつ位置決めピン384を移動させる。よって、位置決めピン駆動ばね499の付勢力により、回転アクチュエータ430の負荷が軽減される。
このように、ミラーユニット402において、付属物駆動ギヤ458および付属物駆動カム457は、ミラーユニット402に付属する位置決めピン384および位置決めピン駆動レバー490を作動物として駆動する。ミラー駆動ばね489と位置決めピン駆動ばね499とが相補的に付勢力を蓄積または開放するので、回転アクチュエータ430の負荷を低減できる。
換言すれば、回転アクチュエータ430にかかる負荷が抑制されるので、より小さく小出力の回転アクチュエータ430を用いることができる。これにより、ミラーユニット402を、小型化、低コスト化および静音化できる。
なお、上記の例では、付属物駆動ギヤ458が遮光板312を駆動する場合と、位置決めピン384を駆動する場合とについてそれぞれ説明した。しかしながら、単一の付属物駆動ギヤ458を用いて、遮光板312および位置決めピン384を両方駆動してもよい。また、ミラー駆動ギヤ456または付属物駆動ギヤ458のいずれかと連動する更に他の駆動ギヤを設けて、更に他の作動部を駆動してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 一眼レフカメラ、200 レンズユニット、210 固定筒、220、230、240 レンズ、250 鏡筒CPU、260 レンズ側マウント部、300 カメラボディ、310 フォーカルプレーンシャッタ、312 遮光板、313 遮光板回動軸、314 遮光板付勢ばね、315 遮光板係合レバー、320 主基板、322 本体CPU、324 画像処理部、330 背面表示部、340 ファインダ、342 ファインダ光学系、344 ペンタプリズム、346 フォーカシングスクリーン、350 測光センサ、360 ボディ側マウント部、370 撮像素子、372 光学フィルタ、379 開口、380 遮光壁、381 メインミラー保持枠、382 メインミラー、383 メインミラー回動軸、384 位置決めピン、385 サブミラー保持枠、386 サブミラー、387 サブミラー回動軸、388 緩衝部材、389 ミラー付勢ばね、390 合焦光学系、391 ミラー駆動ピン、392 合焦位置センサ、400 駆動部、401、402 ミラーユニット、410 駆動部フレーム、420 カバー、430 回転アクチュエータ、432 駆動軸、434 ピニオンギヤ、440 ストッパ、450 輪列、451 大径ギヤ、452 中継ギヤ、453 小径ギヤ、454 バンパ、455 ミラー駆動カム、456 ミラー駆動ギヤ、457 付属物駆動カム、458 付属物駆動ギヤ、459 検出板、460 フォトインタラプタ、470 遮光板駆動レバー、472、482、492 レバー回動軸、474、484、494 カムフォロワ、476 遮光板駆動ピン、479 遮光板駆動ばね、480 ミラー駆動レバー、486 駆動力伝達部、489 ミラー駆動ばね、490 位置決めピン駆動レバー、496 偏芯ピン、499 位置決めピン駆動ばね

Claims (2)

  1. 観察位置と撮影位置との間を往復回動する可動ミラーと、
    回転アクチュエータの駆動力により付勢力を蓄積し、蓄積した付勢力を開放することにより前記可動ミラーを前記観察位置から撮影位置へ回動させる第1駆動ばねと、
    前記可動ミラーの周囲を包囲する遮光壁と、
    前記遮光壁に設けられた開口を外部に対して連通させる開放位置と、前記開口を閉塞する閉塞位置との間を移動する遮光板と、
    前記遮光壁の外側に配され、前記遮光板が開放位置に移動した場合に、前記開口において前記可動ミラーに向かって露出する光学系と、
    前記遮光壁の外側に配され、前記遮光板が開放位置に移動した場合に、前記可動ミラーに入射した光の一部が前記光学系を通じて入射し、焦点位置を検出するためのセンサと、
    前記可動ミラーが前記観察位置にある場合に、入射した像光を撮像する撮像部と
    前記回転アクチュエータの駆動力により付勢力を蓄積し、蓄積した付勢力を開放することにより、前記遮光板前記閉塞位置から前記開放位置へ駆動する第2駆動ばねと、
    前記第1駆動ばねと前記第2駆動ばねとが付勢力を相補的に蓄積または開放するように第1駆動ばねおよび前記第2駆動ばねを連動させて、前記第1駆動ばねが付勢力を解放する期間に前記第2駆動ばねに付勢力を蓄積させ、前記第1駆動ばねが付勢力を蓄積する期間に前記第2駆動ばねに付勢力を開放させる連動部と
    を備え
    前記連動部は、
    前記回転アクチュエータの駆動力により回動する第1ギアと、
    前記第1ギアに設けられた第1カムと、
    前記第1カムから駆動力を受ける第1カムフォロワが設けられ、回動することにより前記可動ミラーを回動させる第1レバーと、
    前記回転アクチュエータの駆動力により回動する前記第1ギアと連動して回動する第2ギアと、
    前記第2ギアに設けられた第2カムと、
    前記第2カムから駆動力を受ける第2カムフォロワが設けられ、回動することにより前記遮光板を移動させる第2レバーと
    を有し、
    前記第1駆動ばねが前記可動ミラーを前記観察位置から前記撮影位置に回動させる期間内に、前記遮光板は前記開放位置から前記閉塞位置に移動し、前記第2駆動ばねが前記遮光板を前記閉塞位置から前記開放位置に移動させる期間内に、前記可動ミラーは前記撮影位置から前記観察位置に回動し、
    前記第1カムは、前記第1ギアの回転軸を中心とするカムプロファイルを有し、前記第1カムのカムプロファイル表面と前記第1カムフォロワとが当接する位置と前記第1ギアの回転軸との間隔は、前記可動ミラーが前記観察位置にある状態から前記回転アクチュエータが第1方向に回動した場合に漸減し、前記可動ミラーが前記撮影位置にある状態から前記回転アクチュエータが前記第1方向とは反対の第2方向に回動した場合に漸増し、
    前記第2カムは、前記第2ギアの回転軸を中心とするカムプロファイルを有し、前記第2カムのカムプロファイル表面と前記第2カムフォロワとが当接する位置と前記第2ギアの回転軸との間隔は、前記可動ミラーが前記観察位置にある状態から前記回転アクチュエータが前記第1方向に回動した場合に漸増し、前記可動ミラーが前記撮影位置にある状態から前記回転アクチュエータが前記第2方向に回動した場合に漸減し、
    前記可動ミラーが前記観察位置にある場合に、前記第1レバーは、前記可動ミラーを前記観察位置から前記撮影位置に回動させる方向に前記第1駆動ばねによって付勢され、前記第1カムフォロワは、前記第1駆動ばねの付勢力によって前記第1カムに当接し、前記第1駆動ばねは引き延ばされることで、前記第1駆動ばねは前記第1レバーを付勢する付勢力を蓄積した状態にあり、
    前記可動ミラーが前記撮影位置にある場合に、前記第1駆動ばねは収縮することで前記第1駆動ばねは付勢力を開放した状態にあり、前記第1カムフォロワは、前記第1カムから離間しており、
    前記可動ミラーが前記撮影位置にある場合に、前記第2レバーは、前記遮光板を前記閉塞位置から前記開放位置に移動させる方向に前記第2駆動ばねによって付勢され、前記第2カムフォロワは、前記第2駆動ばねの付勢力によって前記第2カムに当接し、前記第2駆動ばねは、前記第2レバーを付勢する付勢力を蓄積した状態にあり、
    前記可動ミラーが前記観察位置にある場合に、前記第2駆動ばねは、付勢力を開放した状態にあり、前記第2カムフォロワは、前記第1カムから離間しており、
    前記回転アクチュエータは、前記可動ミラーを前記観察位置から前記撮影位置に回動させる場合に前記第1方向に回動し、
    前記可動ミラーが前記観察位置にある状態から前記回転アクチュエータが前記第1方向に回動することによって、前記第1駆動ばねは付勢力を開放しつつ前記第1カムフォロワを前記第1カムの前記漸減する前記カムプロファイル表面に当接させ、前記第1レバーは前記第1駆動ばねが開放する付勢力によって回動されて前記可動ミラーを前記撮影位置に向けて回動させ、
    前記可動ミラーが前記観察位置にある状態から前記回転アクチュエータが前記第1方向に回動することによって、前記第2カムフォロワが前記第2カムの前記カムプロファイル表面に当接した後、前記第1駆動ばねが前記可動ミラーを前記撮影位置に回動させる期間に、前記第2レバーは、前記第2カムフォロワが前記第2カムの前記漸増する前記カムプロファイル表面に当接しながら前記第2カムによって回動されて、前記第2駆動ばねに付勢力を蓄積させつつ、前記遮光板を前記閉塞位置に向けて回動させ、
    前記回転アクチュエータは、前記可動ミラーを前記撮影位置から前記観察位置に回動させる場合に前記第2方向に回動し、
    前記可動ミラーが前記観察位置にある状態から前記回転アクチュエータが前記第2方向に回動することによって、前記第2駆動ばねは付勢力を開放しつつ前記第2カムフォロワを前記第2カムの前記漸減する前記カムプロファイル表面に当接させ、前記第2レバーは前記第2駆動ばねが開放する付勢力によって回動されて前記遮光板を前記開放位置に向けて移動させ、
    前記可動ミラーが前記撮影位置にある状態から前記回転アクチュエータが前記第2方向に回動することによって、前記第1カムフォロワが前記第1カムの前記カムプロファイル表面に当接した後、前記第2駆動ばねが前記遮光板を前記開放位置に回動させる期間に、前記第1レバーは、前記第1カムフォロワが前記第1カムの前記漸増する前記カムプロファイル表面に当接しながら前記第1カムによって駆動され、前記第1駆動ばねを引き延ばして前記第1駆動ばねに付勢力を蓄積させつつ、前記可動ミラーを前記観察位置に向けて回動させ、
    前記第1駆動ばねに付勢力を蓄積させる期間に場合に前記回転アクチュエータが受ける負荷は、前記第2駆動ばねに付勢力を蓄積させる期間に前記回転アクチュエータが受ける負荷と等しく、
    前記遮光板が前記開放位置から前記閉塞位置に移動するまでの期間において、前記第2カムに生じるカムトルクは前記第1カムにおいて生じるカムトルクと平衡し、前記可動ミラーが前記撮影位置から前記観察位置に回動するまでの期間において、前記第1カムに生じるカムトルクは前記第2カムにおいて生じるカムトルクと平衡する
    撮像装置
  2. 前記可動ミラーを前記撮影位置から前記観察位置に回動させる方向に前記可動ミラーを付勢する第1付勢ばねと、
    前記遮光板を前記閉塞位置から前記開放位置に回動させる方向に前記遮光板を付勢する第2付勢ばねと
    をさらに備え、
    前記可動ミラーが前記観察位置にある状態から前記回転アクチュエータが前記第1方向に回動することによって、前記第1駆動ばねは、前記第1付勢ばねの付勢力に打ち勝って、前記可動ミラーが前記観察位置から前記撮影位置に向かう方向に前記第1レバーを回動させ、
    前記可動ミラーが前記観察位置にある状態から前記回転アクチュエータが前記第1方向に回動することによって、前記遮光板は、前記第2付勢ばねの付勢力に抗して前記閉塞位置に移動する
    請求項1に記載の撮像装置。
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